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特開2022-176861獣類捕獲用くくり罠(支点付跳ね上げU字アーム式)
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  • 特開-獣類捕獲用くくり罠(支点付跳ね上げU字アーム式) 図1
  • 特開-獣類捕獲用くくり罠(支点付跳ね上げU字アーム式) 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022176861
(43)【公開日】2022-11-30
(54)【発明の名称】獣類捕獲用くくり罠(支点付跳ね上げU字アーム式)
(51)【国際特許分類】
   A01M 23/34 20060101AFI20221122BHJP
【FI】
A01M23/34
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021105220
(22)【出願日】2021-05-17
(71)【出願人】
【識別番号】521233297
【氏名又は名称】▲高▼橋 弥之
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼橋 弥之
【テーマコード(参考)】
2B121
【Fターム(参考)】
2B121AA01
2B121BA32
2B121FA05
(57)【要約】
【課題】対象獣類が踏板(4)を踏んだ際、跳ね上げU字アーム部(2)が浅い角度でしか立ち上がらない為、高さが確保出来ず、捕獲率が低かった。一定以上の台座枠(3)の深さも必要で、薄型化にも限界があった。薄い台座枠(3)で踏み込み量が少なくとも、跳ね上げU字アーム部(2)がほぼ垂直に高く作動するくくり罠を提供する。
【解決手段】跳ね上げU字アーム部(2)根元に、台座枠(3)部分外側に向けて、台座枠(3)部分と交わるように、支点ピン(1)を取り付けることにより、その支点ピン(1)を作動時の支点として、跳ね上げU字アーム部(2)を、薄い台座枠(3)を使用しても、ほぼ垂直に高く立ち上げることができる。よって、対象獣類の捕獲率向上が見込まれる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
獣類捕獲用くくり罠であって、本獣類捕獲用くくり罠は台座枠、踏板、跳ね上げU字アーム部、支点ピンから構成され、跳ね上げU字アーム部根元に、台座枠部分外側に向けて、台座枠部分と交わるように、支点ピンが有り、その支点ピンを作動時の支点として、跳ね上げU字アーム部が立ち上がる機構を特徴とする獣類捕獲用くくり罠。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、対象獣類がくくり罠の踏板を踏んだ際、跳ね上げU字アーム部の機構により、対象獣類を高確率に捕獲することを可能とする、跳ね上げ式くくり罠に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、対象獣類を捕獲する際、跳ね上げU字アーム部が台座枠部分の淵によって押し上げられ、対象獣類を捕獲するくくり罠があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の獣類捕獲用くくり罠は、対象獣類が踏板を踏んだ際、跳ね上げU字アーム部が浅い角度でしか立ち上がらない為、高さが確保出来ず、捕獲率が低かった。獣類捕獲用くくり罠は一定以上の台座枠の深さも必要であるが、従来の獣類捕獲用くくり罠は薄型化にも限界があった。本発明はこの課題を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明にかかる獣類捕獲用くくり罠は、台座枠、踏板、跳ね上げU字アーム部、支点ピンから構成され、跳ね上げU字アーム部(2)根元に、台座枠(3)部分外側に向けて、台座枠(3)部分と交わるように、支点ピン(1)が有り、その支点ピン(1)を作動時の支点として、跳ね上げU字アーム部(2)が立ち上がる機構を特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明においては、従来よりも薄い台座枠(3)と組み合わせた使用においても、対象獣類の捕獲に十分な、跳ね上げU字アーム部(2)の作動時高さを確保できる。それにより、捕獲率の向上が見込まれる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本発明に係るくくり罠の平面図(作動前状態)
図2】本発明に係るくくり罠の正面図(作動前状態)
図3】本発明に係るくくり罠の正面図(作動後状態)
図4】本発明に係るくくり罠の斜視図(作動後状態)
図5】本発明に係るくくり罠の実施例(作動前)
図6】本発明に係るくくり罠の実施例(作動後)
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の一実施例を図5図6に基づいて説明する。本発明に係るくくり罠は、本くくり罠及びバネ格納部(5)並びにワイヤー部(6)により構成される。
【実施例0008】
図5に基づき作動前状態を説明する。本発明に係るくくり罠の、跳ね上げU字アーム部(2)外周に、バネ格納部(5)と一体のワイヤー部(6)を取り付け、地表に設置する。この状態に対し、対象獣類の脚部(7)がくくり罠の踏板(4)を踏み込むことにより、踏板(4)が下降する。同時に、バネ格納部(5)内のバネが伸びる。その際、支点ピン(1)が台座枠(3)の淵を支点とし、跳ね上げU字アーム部(2)が立ち上がり、ワイヤー部(6)のワイヤーが、跳ね上げU字アーム部(2)より外れ、対象獣類の脚部(7)の高位置を捉え、図6の状態になる。
【符号の説明】
(1)支点ピン
(2)跳ね上げU字アーム部
(3)台座枠
(4)踏板
(5)バネ格納部
(6)ワイヤー部
(7)対象獣類の脚部
図1
図2
図3
図4
図5
図6