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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022176870
(43)【公開日】2022-11-30
(54)【発明の名称】プログラム及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/86 20140101AFI20221122BHJP
   A63F 13/30 20140101ALI20221122BHJP
   A63F 13/75 20140101ALI20221122BHJP
   A63F 13/45 20140101ALI20221122BHJP
【FI】
A63F13/86
A63F13/30
A63F13/75
A63F13/45
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021183760
(22)【出願日】2021-11-10
(62)【分割の表示】P 2021082967の分割
【原出願日】2021-05-17
(71)【出願人】
【識別番号】000132471
【氏名又は名称】株式会社セガ
(74)【代理人】
【識別番号】100176072
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 功
(72)【発明者】
【氏名】和田 拓哉
(57)【要約】
【課題】複数の視聴者に対して、ゲーム動画を綺麗に見えるようにするとともに、入力情報を入力することを促進する。
【解決手段】ゲーム動画が配信される通信ネットワークに接続されるコンピュータを、通信ネットワーク上においてゲーム動画に関して入力された入力情報を監視する監視手段52、監視した入力情報に基づき、キーワードが所定回数入力されたという条件、又は/及び、投票内容が所定回数入力されたという条件が成立したか否かを判定する判定手段54、ゲーム動画が再生される第一表示ウィンドウ及び第一表示ウィンドウとは異なる第二表示ウィンドウが表示出力されている場合において、判定手段54が肯定判定した場合は、第二表示ウィンドウにおいて、ゲーム動画を視聴している複数の視聴者共通の共通イベントを制御する制御手段56、として機能させる。
【選択図】図4

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲーム動画が配信される通信ネットワークに接続されるコンピュータを、
前記通信ネットワーク上において前記ゲーム動画に関して入力された入力情報を監視する監視手段、
前記監視手段が監視した入力情報に基づき、設定されたキーワードが所定回数入力されたという条件、又は/及び、設定された投票内容が所定回数入力されたという条件が成立したか否かを判定する判定手段、
前記ゲーム動画が再生される第一表示ウィンドウ及び当該第一表示ウィンドウとは異なる第二表示ウィンドウが視聴者の視聴可能な画面に表示出力されている場合において、前記判定手段が肯定判定した場合は、当該第二表示ウィンドウにおいて、前記ゲーム動画を視聴している複数の視聴者共通の共通イベントを制御し、前記判定手段が否定判定した場合は、当該共通イベントを制御しない制御手段、
として機能させるプログラム。
【請求項2】
前記コンピュータを、
視聴者が操作可能で且つ移動可能なキャラクタが登場するゲームを実行し、前記第二表示ウィンドウに対して実行結果を表示制御する実行手段、
として更に機能させ、
前記制御手段は、前記第二表示ウィンドウに対して、前記監視手段が監視した入力情報をオブジェクトにして表示制御する、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記共通イベントは、前記第二表示ウィンドウに表示されているゲーム内容を現在のゲーム内容とは異なるゲーム内容に変更するイベントを含む、
請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記制御手段は、前記監視手段が監視した入力情報に基づき、前記キャラクタ又は前記オブジェクトを制御する、
請求項2又は3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記通信ネットワークには、前記ゲーム動画を含む複数の動画が配信されており、
前記監視手段は、前記通信ネットワーク上において前記複数の動画に関して入力された入力情報を監視し、
前記判定手段は、前記監視手段が監視した入力情報に基づき、前記複数の動画を通して、前記キーワードが所定回数入力されたか否か、又は/及び、前記投票内容が所定回数入力されたか否かを判定する、
請求項2乃至4の何れか1項に記載のプログラム。
【請求項6】
前記制御手段は、前記判定手段が肯定判定した場合に、前記複数の動画のうち前記ゲーム動画以外の何れか1つの動画を視聴している他の視聴者の画面に前記共通イベントを同時に制御する、
請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
前記コンピュータを、
前記判定手段が肯定判定した場合に、前記視聴者又は前記他の視聴者に対して前記条件を通知する通知手段、
として更に機能させる請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
ゲーム動画が配信される通信ネットワークに接続される情報処理装置であって、
前記通信ネットワーク上において前記ゲーム動画に関して入力された入力情報を監視する監視手段と、
前記監視手段が監視した入力情報に基づき、設定されたキーワードが所定回数入力されたという条件、又は/及び、設定された投票内容が所定回数入力されたという条件が成立したか否かを判定する判定手段と、
前記ゲーム動画が再生される第一表示ウィンドウ及び当該第一表示ウィンドウとは異なる第二表示ウィンドウが視聴者の視聴可能な画面に表示出力されている場合において、前記判定手段が肯定判定した場合は、当該第二表示ウィンドウにおいて、前記ゲーム動画を視聴している複数の視聴者共通の共通イベントを制御し、前記判定手段が否定判定した場合は、当該共通イベントを制御しない制御手段と、
を備える情報処理装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、配信されている動画に対して、視聴者が入力したコメントを付加する技術が知られている。
【0003】
これに関して、例えば非特許文献1には、配信されているゲーム動画に対応するチャット上に入力された、視聴者のコメント(入力情報)に基づき、当該ゲーム動画のゲームにアイテムを反映する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】Yugaming,“とんでもないゲーム実況が誕生! 有栖川ドット、視聴者参加型のゲームを自作”,[online],平成31年1月17日,KAI-YOU.net,[令和3年5月10日検索],インターネット <URL:https://kai-you.net/article/61126>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、非特許文献1の技術では、ゲーム動画が視聴者の入力情報やアイテムによって見え難くなってしまうという問題があった。また、非特許文献1の技術では、他の視聴者の協力が得られなくても、一視聴者の入力情報だけでゲーム動画にアイテムを反映してしまうため、入力情報がほとんど入力されない場合もあった。
【0006】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の視聴者に対して、ゲーム動画を綺麗に見えるようにするとともに、入力情報を入力することを促進するプログラム及び情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の第一態様に係るプログラムは、ゲーム動画が配信される通信ネットワークに接続されるコンピュータを、前記通信ネットワーク上において前記ゲーム動画に関して入力された入力情報を監視する監視手段、前記監視手段が監視した入力情報に基づき、設定されたキーワードが所定回数入力されたという条件、又は/及び、設定された投票内容が所定回数入力されたという条件が成立したか否かを判定する判定手段、前記ゲーム動画が再生される第一表示ウィンドウ及び当該第一表示ウィンドウとは異なる第二表示ウィンドウが視聴者の視聴可能な画面に表示出力されている場合において、前記判定手段が肯定判定した場合は、当該第二表示ウィンドウにおいて、前記ゲーム動画を視聴している複数の視聴者共通の共通イベントを制御し、前記判定手段が否定判定した場合は、当該共通イベントを制御しない制御手段、として機能させる。
【0008】
また、本発明の第二態様に係るプログラムでは、前記コンピュータを、視聴者が操作可能で且つ移動可能なキャラクタが登場するゲームを実行し、前記第二表示ウィンドウに対して実行結果を表示制御する実行手段、として更に機能させ、前記制御手段は、前記第二表示ウィンドウに対して、前記監視手段が監視した入力情報をオブジェクトにして表示制御する。
【0009】
また、本発明の第三態様に係るプログラムでは、前記共通イベントは、前記第二表示ウィンドウに表示されているゲーム内容を現在のゲーム内容とは異なるゲーム内容に変更するイベントを含む。
【0010】
また、本発明の第四態様に係るプログラムでは、前記制御手段は、前記監視手段が監視した入力情報に基づき、前記キャラクタ又は前記オブジェクトを制御する。
【0011】
また、本発明の第五態様に係るプログラムでは、前記通信ネットワークには、前記ゲーム動画を含む複数の動画が配信されており、前記監視手段は、前記通信ネットワーク上において前記複数の動画に関して入力された入力情報を監視し、前記判定手段は、前記監視手段が監視した入力情報に基づき、前記複数の動画を通して、前記キーワードが所定回数入力されたか否か、又は/及び、前記投票内容が所定回数入力されたか否かを判定する。
【0012】
また、本発明の第六態様に係るプログラムでは、前記制御手段は、前記判定手段が肯定判定した場合に、前記複数の動画のうち前記ゲーム動画以外の何れか1つの動画を視聴している他の視聴者の画面に前記共通イベントを同時に制御する。
【0013】
また、本発明の第七態様に係るプログラムでは、前記コンピュータを、前記判定手段が肯定判定した場合に、前記視聴者又は前記他の視聴者に対して前記条件を通知する通知手段、として更に機能させる。
【0014】
また、本発明の第八態様に係る情報処理装置は、ゲーム動画が配信される通信ネットワークに接続される情報処理装置であって、前記通信ネットワーク上において前記ゲーム動画に関して入力された入力情報を監視する監視手段と、前記監視手段が監視した入力情報に基づき、設定されたキーワードが所定回数入力されたという条件、又は/及び、設定された投票内容が所定回数入力されたという条件が成立したか否かを判定する判定手段と、前記ゲーム動画が再生される第一表示ウィンドウ及び当該第一表示ウィンドウとは異なる第二表示ウィンドウが視聴者の視聴可能な画面に表示出力されている場合において、前記判定手段が肯定判定した場合は、当該第二表示ウィンドウにおいて、前記ゲーム動画を視聴している複数の視聴者共通の共通イベントを制御し、前記判定手段が否定判定した場合は、当該共通イベントを制御しない制御手段と、を備える。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、複数の視聴者に対して、ゲーム動画を綺麗に見えるようにするとともに、入力情報を入力することを促進する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本実施形態に係る支援システムの全体構成の一例を概略的に示すブロック図である。
図2図1に示す端末装置のハードウェア構成の一例を概略的に示すブロック図である。
図3図1に示す支援サーバのハードウェア構成の一例を概略的に示すブロック図である。
図4図1に示す支援サーバの機能的構成の一例を概略的に示すブロック図である。
図5図2に示す表示装置に表示される画面の一例を示す説明図である。
図6図4に示す各機能的構成の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図7図2に示す表示装置に表示される画面の変形例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付図面を参照しながら本発明の複数の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素及びステップに対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
【0018】
<全体構成>
図1は、本実施形態に係る支援システム1の全体構成の一例を概略的に示すブロック図である。図1に示すように、支援システム1は、ゲーム動画の視聴を支援するシステムであり、例えば、複数の端末装置10と、配信サーバ12と、SNS(Social Networking Service)サーバ14と、ウェブサーバ16と、本実施形態に係るコンピュータ又は情報処理装置としての支援サーバ18と、を備える。これらの装置は、インターネットや電話回線等の通信ネットワークNTを介して互いに通信可能に接続されている。
【0019】
複数の端末装置10は、ゲーム動画を視聴する視聴者が操作する装置である。この端末装置10としては、パーソナルコンピュータやタブレット、スマートフォン等が挙げられる。
【0020】
配信サーバ12は、ゲーム動画を含む複数の動画を記憶しており、視聴者の要求に応じた動画を当該視聴者の端末装置10に配信する。
【0021】
SNSサーバ14は、配信サーバ12の運営会社とは異なる運営会社が運営しており、複数の視聴者等にSNSを提供する。このSNS上では、複数の視聴者により、コメントや投票等の入力情報が入力可能となっている。
【0022】
ウェブサーバ16は、配信サーバ12の運営会社とは異なる運営会社が運営しており、複数の視聴者に掲示板等のウェブサイトを提供する。このウェブサイト上では、複数の視聴者により入力情報が入力可能となっている。
【0023】
支援サーバ18は、端末装置10の視聴者に対して、ゲーム動画の視聴を支援する。
【0024】
<ハードウェア構成>
図2は、図1に示す端末装置10のハードウェア構成の一例を概略的に示すブロック図である。図2に示すように、端末装置10は、ハードウェア構成として、例えば、CPU(Central Processing Unit)20と、メモリ22と、外部記憶装置24と、入力装置26と、表示装置28と、通信装置30と、を備える。
【0025】
CPU20は、不図示の外部バスを介して、他のハードウェア構成に電気的に接続されている。そして、このCPU20は、プログラムを実行して、他のハードウェア構成を制御する。
【0026】
メモリ22には、データやプログラムが一時的に展開される。
【0027】
外部記憶装置24には、動画を視聴するための視聴プログラムP1等、各種プログラムが記憶されている。視聴プログラムP1としては、ウェブブラウザや動画再生アプリケーション等が挙げられる。
【0028】
入力装置26は、視聴者の操作を端末装置10に入力する。
【0029】
表示装置28は、動画やウィンドウ等を画面に表示する。
【0030】
通信装置30は、ゲーム動画が配信される通信ネットワークNTに接続する。
【0031】
図3は、図1に示す支援サーバ18のハードウェア構成の一例を概略的に示すブロック図である。図3に示すように、支援サーバ18は、制御装置40と、通信装置46と、記憶装置48と、を備える。制御装置40は、CPU42及びメモリ44を主に備えて構成される。
【0032】
制御装置40では、CPU42がメモリ44又は記憶装置48等に格納された支援プログラムP2を実行することにより、各種の機能的構成として機能する。この機能的構成の詳細については後述する。
【0033】
通信装置46は、外部の装置と通信するための通信インターフェース等で構成される。通信装置46は、例えば、端末装置10との間で各種の情報を送受信する。
【0034】
記憶装置48は、ハードディスク等で構成される。この記憶装置48は、支援プログラムP2等、制御装置40における処理の実行に必要な各種プログラムや各種の情報、及び処理結果の情報を記憶する。
【0035】
なお、支援サーバ18は、専用又は汎用のサーバ・コンピュータなどの情報処理装置を用いて実現することができる。また、支援サーバ18は、単一の情報処理装置より構成されるものであっても、通信ネットワークNT上に分散した複数の情報処理装置より構成されるものであってもよい。また、図3は、支援サーバ18が有する主要なハードウェア構成の一部を示しているに過ぎず、支援サーバ18は、サーバが一般的に備える他の構成を備えることができる。
【0036】
<機能的構成>
図4は、図1に示す支援サーバ18の機能的構成の一例を概略的に示すブロック図である。図4に示すように、支援サーバ18は、機能的構成として、例えば、実行手段50と、監視手段52と、判定手段54と、制御手段56と、通知手段58と、を備える。これらの機能的構成は、記憶装置48に記憶されている支援プログラムP2をCPU42がメモリ44に展開して実行することで実現される。また、これらの機能的構成の全部又は一部は、端末装置10が備えていてもよい。
【0037】
実行手段50は、ゲームを実行し、ゲーム動画を含む各種動画が視聴可能な第一表示ウィンドウとは異なる第二表示ウィンドウに対して実行結果を表示制御する機能を有する。このゲームは、例えば、ゲーム動画のゲームとは異なるゲームであって、視聴者が操作可能なキャラクタが登場するゲームである。
【0038】
監視手段52は、通信ネットワークNT上において、例えば、配信サーバ12やSNSサーバ14、ウェブサーバ16等において、ゲーム動画に関して入力された入力情報を監視する機能を有する。この入力情報としては、テキストや、投票、絵文字、スタンプ、画像等が挙げられる。なお、監視手段52は、通信ネットワークNT上において複数の動画に関して入力された入力情報を監視してもよい。
【0039】
判定手段54は、監視手段52が監視した入力情報に基づき、設定されたキーワードが所定回数入力されたという条件、又は/及び、設定された投票内容が所定回数入力されたという条件が成立したか否かを判定する機能を有する。なお、これらの条件(以下、適宜、「判定条件」という。)は、管理者によって、適宜、変更可能である。また、上記キーワードは、興趣性や意外性を高めるという観点から、判定条件が成立するまでは、各視聴者には秘匿にされていることが好ましい。
【0040】
制御手段56は、ゲーム動画が再生される第一表示ウィンドウ及び当該第一表示ウィンドウとは異なる第二表示ウィンドウが視聴者の視聴可能な画面に表示出力されている場合において、判定手段54が肯定判定した場合は、当該第二表示ウィンドウにおいて、ゲーム動画を視聴している複数の視聴者共通の共通イベントを制御し、判定手段54が否定判定した場合は、当該共通イベントを制御しない機能を有する。この共通イベントは、第二表示ウィンドウに表示されているゲーム内容を現在のゲーム内容とは異なるゲーム内容に変更する共通イベントを含む。具体的には、第二表示ウィンドウに表示されているゲームステージを現在のゲームステージとは異なる特別なゲームステージ(特別ステージ)に変更する共通イベントや、現在のゲームステージに登場しているキャラクタの全部又は一部を変更する共通イベント等を含む。特別ステージとしては、花火が打ち上る等の演出効果が高いステージや、視聴者が報酬をより多く取得可能なステージ、視聴者が高品質又はレア度が高い報酬を取得可能なステージ、より強い敵が出現するステージ、より難易度が高いステージ、より難易度が低いステージ等が挙げられる。また、共通イベントは、視聴者が視聴しているゲーム動画とは異なる他の動画に対応する第二表示ウィンドウに当該ゲーム動画に関する入力情報を表示制御するイベントを含んでもよい。また、共通イベントは、抽選ゲームを実施して、ゲーム動画を視聴している視聴者のうち当選者に対して報酬を付与するイベントを含んでもよい。
【0041】
また、制御手段56は、第二表示ウィンドウに対して、監視手段52が監視した入力情報をオブジェクトにして表示制御する。オブジェクトとしては、例えばキャラクタの移動に利用可能なオブジェクト、キャラクタの移動の障害となるオブジェクト、キャラクタを攻撃するために利用可能なオブジェクト、キャラクタを回復するオブジェクト、キャラクタのアイテムに利用可能なオブジェクト、キャラクタの武器に利用可能なオブジェクト、キャラクタの防具に利用可能なオブジェクト等が挙げられる。
また、制御手段56は、監視手段52が監視した入力情報に基づき、キャラクタ又はオブジェクトを制御してもよい。例えば、監視手段52が監視した入力情報に所定のキーワードが含まれている場合、制御手段56は、キャラクタ又はオブジェクトを移動させたり、ダンスやジャンプ、スマイル、ステップ、敬礼、魔法等の特殊な行動をさせたりしてもよい。
また、制御手段56は、判定手段54が肯定判定した場合に、複数の動画のうちゲーム動画以外の何れか1つの動画を視聴している他の視聴者の画面に共通イベントを同時に制御してもよい。
【0042】
通知手段58は、判定手段54が肯定判定した場合に、複数の動画の何れか1つの動画を視聴している各視聴者に対して判定条件を通知する機能を有する。
【0043】
<画面の一例>
図5は、図2に示す表示装置28に表示される画面100の一例を示す説明図である。この画面100は、端末装置10の視聴者全てに共通に視聴されてもよいし、端末装置10の視聴者個別に視聴されてもよい。図5に示すように、画面100には、第一表示ウィンドウ102と、第二表示ウィンドウ104と、が表示されている。
【0044】
第一表示ウィンドウ102には、例えば、表示欄106と、チャット欄108と、が設けられている。
表示欄106には、配信されているゲーム動画が表示される。このゲーム動画では、例えば、一のプレイヤが操作するキャラクタC1と他のプレイヤが操作するキャラクタC2が対戦する対戦ゲームが行われており、その状況を実況者が実況している様子が映されている。
チャット欄108には、表示欄106に表示されているゲーム動画に関する入力情報110を視聴者が入力する欄である。このチャット欄108には、ゲーム動画に関して他の視聴者により入力された入力情報110も表示されている。また、チャット欄108において、所定のキーワードKが入力された場合、強調されて表示されたりしてもよい。強調方法としては、特に限定されないが、太字、下線、色変更等が挙げられる。
【0045】
また、第二表示ウィンドウ104には、ゲーム動画のゲームとは同一又は異なるゲームの実行結果が表示される表示欄120が設けられている。表示欄120には、ゲームステージSと、キャラクタC3と、キャラクタC4と、オブジェクトO1と、リングRと、タイム表示欄122と、リング数表示欄124と、コメント数表示欄126と、が表示されている。
キャラクタC3は、端末装置10の視聴者が操作可能で且つ移動可能なキャラクタである。キャラクタC4は、監視手段52が監視した入力情報110にキーワードKとして登場化のキーワード(登場キーワード)が含まれている場合に登場するものである。キャラクタC4は、ランダムに動作させてもよいし、監視手段52が監視した入力情報110にキーワードKとして動作に関するキーワード(動作キーワード)が含まれている場合に動作させてもよい。また、このキャラクタC4は、キャラクタC3の敵キャラクタとなって、当該キャラクタC3を攻撃してもよい。オブジェクトO1は、監視手段52が監視した入力情報110がオブジェクト化されたものである。これにより、キャラクタC3やキャラクタC4は、オブジェクトO1の上に立ったり、オブジェクトO1を武器にしたり、オブジェクトO1を防具にしたりする等、オブジェクトO1を利用することができるようになる。なお、オブジェクトO1は、チャット欄108に入力されたものだけでなく、他のSNSサーバ14やウェブサーバ16に入力された入力情報110がオブジェクト化されたものを含んでもよい。リングRは、ゲームプレイを評価するための価値媒体であり、オブジェクトO1と接触した際に視聴者により獲得され、表示から消える。
タイム表示欄122には、ゲームが開始されてから経過した時間が表示されている。リング数表示欄124には、視聴者がリングRを獲得した数が表示されている。コメント数表示欄126には、ゲーム動画に関して入力された入力情報110の数、すなわち、ゲーム動画に関してコメントされた数が表示されている。
【0046】
<処理の流れ>
図6は、図4に示す各機能的構成の処理の流れの一例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、支援サーバ18が、端末装置10から第二表示ウィンドウ104の起動要求等を受信した場合に開始される。なお、以下のステップの順番及び内容は、適宜、変更することができる。
【0047】
(ステップSP10)
制御手段56は、要求元の端末装置10における表示装置28の画面100に対して、第二表示ウィンドウ104を表示制御する。この第二表示ウィンドウ104は、予め定められたゲーム動画が対応付けられていてもよいし、本ステップSP10において視聴者の設定により、所定のゲーム動画が対応付けられてもよい。なお、この際、第一表示ウィンドウ102は既に画面100に表示されていても、本ステップSP10にて、表示制御されてもよい。そして、処理は、ステップSP12の処理に移行する。
【0048】
(ステップSP12)
判定手段54は、第一表示ウィンドウ102の表示欄106において、第二表示ウィンドウ104に対応するゲーム動画の配信が開始されたか否かを判定する。そして、当該判定が肯定判定された場合にはステップSP14の処理に移行し、当該判定が否定判定された場合には処理は例えば数秒間待機した後にステップSP12の処理に戻る。
【0049】
(ステップSP14)
監視手段52は、通信ネットワークNT上の少なくとも配信サーバ12、SNSサーバ14、及び、ウェブサーバ16のうち何れか1つのサーバにおいて、第二表示ウィンドウ104に対応するゲーム動画に関して入力された入力情報110を監視する。そして、処理は、ステップSP16の処理に移行する。
【0050】
(ステップSP16)
実行手段50は、例えば、ゲーム動画のゲームとは異なるゲームであって、視聴者が操作可能なキャラクタC3が登場するゲームを実行し、第二表示ウィンドウ104に対して実行結果を表示制御する機能を有する。そして、処理は、ステップSP18の処理に移行する。
【0051】
(ステップSP18)
監視手段52は、通信ネットワークNT上の少なくとも配信サーバ12、SNSサーバ14、及び、ウェブサーバ16のうち何れか1つのサーバにおいて、最新の入力情報110が有るか否かを判定する。そして、当該判定が肯定判定された場合には処理はステップSP20の処理に移行し、当該判定が否定判定された場合には処理はステップSP18の処理に戻る。
【0052】
(ステップSP20)
判定手段54は、最新の入力情報110に動作キーワードが含まれているか否かを判定する。そして、当該判定が肯定判定された場合には処理はステップSP22の処理に移行し、当該判定が否定判定された場合には処理はステップSP24の処理に戻る。
【0053】
(ステップSP22)
制御手段56は、最新の入力情報110に含まれている動作キーワードに基づき、キャラクタC3、キャラクタC4、又は/及び、オブジェクトO1の動作を制御する。そして、処理は、ステップSP30の処理に移行する。
【0054】
(ステップSP24)
ステップSP20で否定判定された場合、判定手段54は、最新の入力情報110に登場キーワードが含まれているか否かを判定する。そして、当該判定が肯定判定された場合には処理はステップSP26の処理に移行し、当該判定が否定判定された場合には処理はステップSP28の処理に戻る。
【0055】
(ステップSP26)
制御手段56は、第二表示ウィンドウ104の表示欄120に対し、最新の入力情報110に含まれている登場キーワードに基づき、キャラクタC3とは異なる他のキャラクタ(例えば、キャラクタC4)の表示制御をし、ゲームステージSに登場させる。また、制御手段56は、第二表示ウィンドウ104の表示欄120に対し、最新の入力情報110に含まれている登場キーワードに基づき、リングR等のアイテムの表示制御をしてもよい。そして、処理は、ステップSP30の処理に移行する。
【0056】
(ステップSP28)
ステップSP24で否定判定された場合、制御手段56は、第二表示ウィンドウ104の表示欄120に対し、最新の入力情報110をオブジェクトに変換して(オブジェクト化)、当該オブジェクトを表示制御する。そして、処理は、ステップSP30の処理に移行する。
【0057】
(ステップSP30)
判定手段54は、視聴者が視聴しているゲーム動画に関して入力された最新の入力情報110、及び、当該ゲーム動画以外の動画に関して入力された入力情報に、設定されたキーワード(特別キーワード)が含まれているか否かを判定する。そして、当該判定が肯定判定された場合には処理はステップSP32の処理に移行し、当該判定が否定判定された場合には処理はステップSP40の処理に移行する。
【0058】
(ステップSP32)
判定手段54は、複数の動画を通して特別キーワードが入力された回数を示す回数iをインクリメントする(i=i+1)。なお、回数iの初期値は、例えばゼロである。そして、処理は、ステップSP34の処理に移行する。
【0059】
(ステップSP34)
判定手段54は、回数iが閾値を示す所定回数Mであるか否かを判定する(i=M?)。そして、当該判定が肯定判定された場合には処理はステップSP36の処理に移行し、当該判定が否定判定された場合には処理はステップSP40の処理に移行する。
【0060】
(ステップSP36)
制御手段56は、要求元の各端末装置10において、入力情報110の表示制御以外の共通イベントを制御、例えば、第二表示ウィンドウ104に表示されているゲームステージを現在のゲームステージとは異なるゲームステージ(特別ステージ)に変更する共通イベントを制御する。この際、制御手段56は、上記ゲーム動画以外の動画を視聴している他の視聴者の各端末装置10の画面100の第二表示ウィンドウ104で上記共通イベントを同時に制御してもよい。なお、この特別ステージは、所定の継続時間が経過すると終了する。そして、処理は、ステップSP38の処理に移行する。
【0061】
(ステップSP38)
通知手段58は、複数の動画を視聴している視聴者及び他の視聴者に対して判定条件、すなわち、特別キーワードが所定回数入力されたという条件を通知する。
【0062】
(ステップSP40)
制御手段56は、ゲームが終了したか否かを判定する。具体的には、制御手段56は、ゲームが開始されてから経過した時間が終了時間になったか否かを判定する。そして、当該判定が肯定判定された場合には図6に示す一連の処理が終了し、当該判定が否定判定された場合には処理はステップSP18の処理に戻る。
【0063】
<効果>
以上、本実施形態では、ゲーム動画が配信される通信ネットワークNTに接続される支援サーバ18を、通信ネットワークNT上においてゲーム動画に関して入力された入力情報110を監視する監視手段52、当該監視手段52が監視した入力情報110に基づき、設定された特別キーワードが所定回数入力されたという条件、又は/及び、設定された投票内容が所定回数入力されたという条件が成立したか否かを判定する判定手段54、ゲーム動画が再生される第一表示ウィンドウ102及び第一表示ウィンドウ102とは異なる第二表示ウィンドウ104が視聴者の視聴可能な画面100に表示出力されている場合において、判定手段54が肯定判定した場合は、当該第二表示ウィンドウ104において、ゲーム動画を視聴している複数の視聴者共通の共通イベントを制御し、判定手段54が否定判定した場合は、当該共通イベントを制御しない制御手段56、として機能させる。
この構成によれば、第一表示ウィンドウ102とは異なる第二表示ウィンドウ104において共通イベントを制御するので、ゲーム動画は共通イベントによって影響を受けず、複数の視聴者に対して、ゲーム動画を綺麗に見えるようにすることができる。また、この構成によれば、設定された特別キーワードが所定回数入力されたという条件、又は/及び、設定された投票内容が所定回数入力されたという条件が肯定判定された場合に、複数の視聴者共通の共通イベントを制御するので、この共通イベントを目当てに複数の視聴者が協力して入力情報110を入力するようになり、もって、複数の視聴者に対して、入力情報110を入力することを促進することができる。
【0064】
また、本実施形態では、支援サーバ18を、視聴者が操作可能で且つ移動可能なキャラクタC3が登場するゲームを実行し、第二表示ウィンドウ104に対して実行結果を表示制御する実行手段50、として更に機能させ、制御手段56は、第二表示ウィンドウ104に対して、監視手段52が監視した入力情報110をオブジェクトO1にして表示制御する。
この構成によれば、入力情報110をオブジェクトO1にして表示制御するので、このオブジェクトO1をキャラクタC3が利用することができるようになり、ゲームの興趣性が向上し、もって、複数の視聴者に対して、入力情報110を入力することを促進することができる。
【0065】
また、本実施形態では、共通イベントは、第二表示ウィンドウ104に表示されているゲーム内容を現在のゲーム内容とは異なるゲーム内容に変更するイベントを含む。
この構成によれば、現在のゲーム内容とは異なるゲーム内容を希望する視聴者が協力して入力情報110を入力するようになり、もって、複数の視聴者に対して、入力情報110を入力することを促進することができる。
【0066】
また、本実施形態では、制御手段56は、監視手段52が監視した入力情報110に基づき、キャラクタC3、C4又はオブジェクトO1を制御する。
この構成によれば、ゲームの興趣性が向上し、もって、複数の視聴者に対して、入力情報110を入力することを促進することができる。
【0067】
また、本実施形態では、通信ネットワークNTには、ゲーム動画を含む複数の動画が配信されており、監視手段52は、通信ネットワークNT上において複数の動画に関して入力された入力情報110を監視し、判定手段54は、監視手段52が監視した入力情報110に基づき、複数の動画を通して、特別キーワードが所定回数入力されたか否か、又は/及び、投票内容が所定回数入力されたか否かを判定する。
この構成によれば、複数の動画を通して特別キーワードの入力を促進することができるので、通信ネットワークNT上で特別キーワードの露出が増え、もって、特別キーワードを社名や商品名、サービス名等の商標に設定すれば、当該商標のブランド価値や認知度を高めることができる。
【0068】
また、本実施形態では、制御手段56は、判定手段54が肯定判定した場合に、複数の動画のうちゲーム動画以外の何れか1つの動画を視聴している他の視聴者の画面に共通イベントを同時に制御する。
この構成によれば、複数の動画全体を盛り上げることができ、また視聴者又は他の視聴者全体に対して特別キーワードで一体感を与えることができる。
【0069】
また、本実施形態では、支援サーバ18を、判定手段54が肯定判定した場合に、視聴者又は他の視聴者に対して上記条件を通知する通知手段58、として更に機能させる。
この構成によれば、視聴者又は他の視聴者が特別キーワードを、条件が成立した後で通知されることで、入力情報110を入力するということ自体にクイズのようなゲーム性を付与することができ、もって、入力情報110の入力を通して、視聴者又は他の視聴者を楽しませることができる。
【0070】
<変形例>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。すなわち、上記実施形態に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。また、上記実施形態及び後述する変形例が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
【0071】
例えば、上記実施形態では、表示装置28に表示される画面として、図5に示す画面100を一例に挙げたが、例えば、図7に示すような画面100であってもよい。図7に示す画面100では、チャット欄108が省略されている。また、図7に示す画面100では、キャラクタC4が敵キャラクタとなり、キャラクタC3を追いかけるゲームが表示制御される。この画面100には、ゲージ130が表示されており、このゲージ130がゼロになるとゲームクリア又はゲームオーバとなる。このゲージ130は、経過時間を表すゲージであったり、キャラクタC3の体力ゲージであったり、キャラクタC4の体力ゲージであってもよい。例えば、このゲージ130は、キャラクタC4の体力ゲージである場合に、入力情報110にキャラクタC4を攻撃する攻撃キーワードが含まれているとき、制御手段56は、その攻撃キーワードを攻撃オブジェクトO2(図中はチョコ)にして表示制御し、攻撃オブジェクトO2がキャラクタC4に当たると、ゲージ130を下げるように制御する。
【0072】
また、上記実施形態では、制御手段56が、動作キーワードでキャラクタC1等の動作を制御する場合を説明したが、時間キーワードでゲームの終了時間を変更したり、特別ステージの継続時間を変更したりしてもよい。
【0073】
また、上記実施形態では、制御手段56は、第二表示ウィンドウ104に対して、入力情報110をオブジェクトO1にして表示制御する場合を説明したが、その入力情報110が予め定められた回数入力されたという条件が成立した場合に、入力情報110をオブジェクトO1にして表示制御してもよい。また、入力情報110が予め定められた回数入力されたという条件が成立した場合に、制御手段56は、予め定められたSNSにおいて視聴者のアカウントとは異なるアカウント、例えば公式アカウントで、入力情報110を自動的に入力する入力制御をしてもよい。
【0074】
また、上記実施形態では、制御手段56は、ゲーム動画に対応する第二表示ウィンドウ104に対して、ゲーム動画に関する入力情報110をオブジェクトO1にして表示制御する場合を説明したが、特定の日又は特定の時間では、ゲーム動画とは異なる動画に対応する第二表示ウィンドウ104に対して、ゲーム動画に関する入力情報110をオブジェクトO1にして表示制御してもよい。
【0075】
また、上記実施形態では、制御手段56は、第二表示ウィンドウ104に対して、入力情報110をオブジェクトO1にして表示制御する場合を説明したが、第一表示ウィンドウ102に対して、入力情報110をオブジェクトO1にして表示制御してもよい。
【0076】
また、上記実施形態では、第二表示ウィンドウ104は、ある1つの動画に対応付けられる場合を説明したが、特定の日又は特定の時間では、複数の動画に対応付けられていてもよい。この場合、第二表示ウィンドウ104を介して、より多くの視聴者が一同に会することができる。また、より多くの入力情報110が表示されるようになり、場を盛り上げることができる。
【0077】
また、上記実施形態では、制御手段56は、判定手段54が肯定判定した場合は、ゲーム動画を視聴している複数の視聴者共通の共通イベントを制御する場合を説明したが、判定手段54が肯定判定したタイミングで未配信の動画がある場合、未配信の動画が配信されたタイミングで、未配信の動画に対応する第二表示ウィンドウ104において共通イベントを制御してもよい。
【0078】
また、上記実施形態では、制御手段56は、判定手段54の判定結果、すなわち、入力情報110に基づいて第二表示ウィンドウ104に対して制御する場合を説明したが、ゲーム動画のゲーム進捗状況、実況の盛り上がり度合い、ゲーム動画の視聴者数等に基づいて、第二表示ウィンドウ104に対して共通イベントや第二表示ウィンドウ104におけるゲームの進捗や内容等を制御してもよい。
【符号の説明】
【0079】
10:端末装置(情報処理装置、コンピュータ)、18:支援サーバ(情報処理装置、コンピュータ)、52:監視手段、54:判定手段、56:制御手段、58:通知手段

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2021-12-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲーム動画が配信される通信ネットワークに接続されるコンピュータを、
前記通信ネットワーク上において前記ゲーム動画に関して入力された入力情報を監視する監視手段、
前記監視手段が監視した入力情報に基づき、設定されたキーワードが所定回数入力されたという条件が成立したか否かを判定する判定手段、
記判定手段が肯定判定した場合は、前記キーワードの入力回数に基づいて、前記ゲーム動画を視聴している複数の視聴者共通の共通イベントを制御する制御手段、
として機能させるプログラム。
【請求項2】
前記共通イベントは、ーム内容を現在のゲーム内容とは異なるゲーム内容に変更するイベントを含む、
請求項に記載のプログラム。
【請求項3】
前記コンピュータを、
前記判定手段が肯定判定した場合に、前記複数の視聴者に対して前記条件を通知する通知手段、
として更に機能させる請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記コンピュータは、SNS(Social Networking Service)サーバと通信可能であり、
前記監視手段は、前記SNSサーバにおいて前記ゲーム動画に関して入力された入力情報を監視する、
請求項1乃至3の何れか1項に記載のプログラム。
【請求項5】
前記キーワードは、前記複数の視聴者に対して秘匿されている、
請求項1乃至4の何れか1項に記載のプログラム。
【請求項6】
前記監視手段は、前記入力情報として、前記ゲーム動画に関して入力されたコメントを監視し、
前記共通イベントは、前記コメントの入力数に基づいて、ゲーム内容に異なる変化をもたらすイベントを含む、
請求項1乃至5に記載のプログラム。
【請求項7】
ゲーム動画が配信される通信ネットワークに接続される情報処理装置であって、
前記通信ネットワーク上において前記ゲーム動画に関して入力された入力情報を監視する監視手段と、
前記監視手段が監視した入力情報に基づき、設定されたキーワードが所定回数入力されたという条件が成立したか否かを判定する判定手段と、
記判定手段が肯定判定した場合は、前記キーワードの入力回数に基づいて、前記ゲーム動画を視聴している複数の視聴者共通の共通イベントを制御する制御手段と、
を備える情報処理装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
しかしながら、非特許文献1の技術では、他の視聴者の協力が得られなくても、一視聴者の入力情報だけでゲーム動画にアイテムを反映してしまうため、入力情報がほとんど入力されない場合もあった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の視聴者に対して、入力情報を入力することを促進するプログラム及び情報処理装置を提供することにある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
本発明によれば、複数の視聴者に対して、入力情報を入力することを促進する。
【手続補正書】
【提出日】2022-06-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲーム動画が配信される通信ネットワークに接続され、且つ、SNS(Social Networking Service)サーバと通信可能であるコンピュータを、
前記通信ネットワーク上において前記ゲーム動画に関して入力された入力情報を監視する監視手段、
前記監視手段が監視した入力情報に基づき、設定されたキーワードが所定回数入力されたという条件が成立したか否かを判定する判定手段、
前記判定手段が肯定判定した場合は、前記キーワードの入力回数に基づいて、前記ゲーム動画を視聴している複数の視聴者共通の共通イベントを制御する制御手段、
として機能させ
前記監視手段は、前記SNSサーバにおいて前記ゲーム動画に関して入力された入力情報を監視する、
プログラム。
【請求項2】
ゲーム動画が配信される通信ネットワークに接続されるコンピュータを、
前記通信ネットワーク上において前記ゲーム動画に関して入力された入力情報を監視する監視手段、
前記監視手段が監視した入力情報に基づき、設定されたキーワードが所定回数入力されたという条件、又は/及び、設定された投票内容が所定回数入力されたという条件が成立したか否かを判定する判定手段、
前記ゲーム動画が再生される第一表示ウィンドウ及び当該第一表示ウィンドウとは異なる第二表示ウィンドウが視聴者の視聴可能な画面に表示出力されている場合において、前記判定手段が肯定判定した場合は、当該第二表示ウィンドウにおいて、前記ゲーム動画を視聴している複数の視聴者共通の共通イベントを制御し、前記判定手段が否定判定した場合は、当該共通イベントを制御しない制御手段、
として機能させるプログラム。
【請求項3】
前記コンピュータを、
視聴者が操作可能で且つ移動可能なキャラクタが登場するゲームを実行し、前記第二表示ウィンドウに対して実行結果を表示制御する実行手段、
として更に機能させ、
前記制御手段は、前記第二表示ウィンドウに対して、前記監視手段が監視した入力情報をオブジェクトにして表示制御する、
請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記共通イベントは、前記第二表示ウィンドウに表示されているゲーム内容を現在のゲーム内容とは異なるゲーム内容に変更するイベントを含む、
請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記制御手段は、前記監視手段が監視した入力情報に基づき、前記キャラクタ又は前記オブジェクトを制御する、
請求項3又は4に記載のプログラム。
【請求項6】
前記通信ネットワークには、前記ゲーム動画を含む複数の動画が配信されており、
前記監視手段は、前記通信ネットワーク上において前記複数の動画に関して入力された入力情報を監視し、
前記判定手段は、前記監視手段が監視した入力情報に基づき、前記複数の動画を通して、前記キーワードが所定回数入力されたか否か、又は/及び、前記投票内容が所定回数入力されたか否かを判定する、
請求項3乃至5の何れか1項に記載のプログラム。
【請求項7】
前記制御手段は、前記判定手段が肯定判定した場合に、前記複数の動画のうち前記ゲーム動画以外の何れか1つの動画を視聴している他の視聴者の画面に前記共通イベントを同時に制御する、
請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記コンピュータを、
前記判定手段が肯定判定した場合に、前記視聴者又は前記他の視聴者に対して前記条件を通知する通知手段、
として更に機能させる請求項7に記載のプログラム。
【請求項9】
ゲーム動画が配信される通信ネットワークに接続される情報処理装置であって、
前記通信ネットワーク上において前記ゲーム動画に関して入力された入力情報を監視する監視手段と、
前記監視手段が監視した入力情報に基づき、設定されたキーワードが所定回数入力されたという条件、又は/及び、設定された投票内容が所定回数入力されたという条件が成立したか否かを判定する判定手段と、
前記ゲーム動画が再生される第一表示ウィンドウ及び当該第一表示ウィンドウとは異なる第二表示ウィンドウが視聴者の視聴可能な画面に表示出力されている場合において、前記判定手段が肯定判定した場合は、当該第二表示ウィンドウにおいて、前記ゲーム動画を視聴している複数の視聴者共通の共通イベントを制御し、前記判定手段が否定判定した場合は、当該共通イベントを制御しない制御手段と、
を備える情報処理装置。
【手続補正書】
【提出日】2022-10-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲーム動画が配信される通信ネットワークに接続され、且つ、SNS(Social Networking Service)サーバと通信可能であるコンピュータを、
前記通信ネットワーク上において前記ゲーム動画に関して入力された入力情報を監視する監視手段、
前記監視手段が監視した入力情報に基づき、設定されたキーワードが所定回数入力されたという条件が成立したか否かを判定する判定手段、
前記判定手段が肯定判定した場合は、前記キーワードの入力回数に基づいて、前記ゲーム動画を視聴している複数の視聴者共通の共通イベントを制御する制御手段、
として機能させ、
前記監視手段は、前記ゲーム動画が配信される配信サーバにおいて前記ゲーム動画に関して入力された入力情報、及び、前記SNSサーバにおいて前記ゲーム動画に関して入力された入力情報を監視し、
前記判定手段は、前記監視手段が監視した各入力情報に基づき、前記条件が成立したか否かを判定する、
プログラム。
【請求項2】
ゲーム動画が配信される通信ネットワークに接続されるコンピュータを、
前記通信ネットワーク上において前記ゲーム動画に関して入力された入力情報を監視する監視手段、
前記監視手段が監視した入力情報に基づき、設定されたキーワードが所定回数入力されたという条件、又は/及び、設定された投票内容が所定回数入力されたという条件が成立したか否かを判定する判定手段、
前記ゲーム動画が再生される第一表示ウィンドウ及び当該第一表示ウィンドウとは異なる第二表示ウィンドウが視聴者の視聴可能な画面に表示出力されている場合において、前記判定手段が肯定判定した場合は、当該第二表示ウィンドウにおいて、前記ゲーム動画を視聴している複数の視聴者共通の共通イベントを制御し、前記判定手段が否定判定した場合は、当該共通イベントを制御しない制御手段、
として機能させるプログラム。
【請求項3】
前記コンピュータを、
視聴者が操作可能で且つ移動可能なキャラクタが登場するゲームを実行し、前記第二表示ウィンドウに対して実行結果を表示制御する実行手段、
として更に機能させ、
前記制御手段は、前記第二表示ウィンドウに対して、前記監視手段が監視した入力情報をオブジェクトにして表示制御する、
請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記共通イベントは、前記第二表示ウィンドウに表示されているゲーム内容を現在のゲーム内容とは異なるゲーム内容に変更するイベントを含む、
請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記制御手段は、前記監視手段が監視した入力情報に基づき、前記キャラクタ又は前記オブジェクトを制御する、
請求項3又は4に記載のプログラム。
【請求項6】
前記通信ネットワークには、前記ゲーム動画を含む複数の動画が配信されており、
前記監視手段は、前記通信ネットワーク上において前記複数の動画に関して入力された入力情報を監視し、
前記判定手段は、前記監視手段が監視した入力情報に基づき、前記複数の動画を通して、前記キーワードが所定回数入力されたか否か、又は/及び、前記投票内容が所定回数入力されたか否かを判定する、
請求項3乃至5の何れか1項に記載のプログラム。
【請求項7】
前記制御手段は、前記判定手段が肯定判定した場合に、前記複数の動画のうち前記ゲーム動画以外の何れか1つの動画を視聴している他の視聴者の画面に前記共通イベントを同時に制御する、
請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記コンピュータを、
前記判定手段が肯定判定した場合に、前記視聴者又は前記他の視聴者に対して前記条件を通知する通知手段、
として更に機能させる請求項7に記載のプログラム。
【請求項9】
ゲーム動画が配信される通信ネットワークに接続される情報処理装置であって、
前記通信ネットワーク上において前記ゲーム動画に関して入力された入力情報を監視する監視手段と、
前記監視手段が監視した入力情報に基づき、設定されたキーワードが所定回数入力されたという条件、又は/及び、設定された投票内容が所定回数入力されたという条件が成立したか否かを判定する判定手段と、
前記ゲーム動画が再生される第一表示ウィンドウ及び当該第一表示ウィンドウとは異なる第二表示ウィンドウが視聴者の視聴可能な画面に表示出力されている場合において、前記判定手段が肯定判定した場合は、当該第二表示ウィンドウにおいて、前記ゲーム動画を視聴している複数の視聴者共通の共通イベントを制御し、前記判定手段が否定判定した場合は、当該共通イベントを制御しない制御手段と、
を備える情報処理装置。