(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022177645
(43)【公開日】2022-12-01
(54)【発明の名称】容器
(51)【国際特許分類】
B65D 25/06 20060101AFI20221124BHJP
B65D 6/16 20060101ALI20221124BHJP
【FI】
B65D25/06
B65D6/16
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021084055
(22)【出願日】2021-05-18
(71)【出願人】
【識別番号】000010054
【氏名又は名称】岐阜プラスチック工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002527
【氏名又は名称】特許業務法人北斗特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】矢崎 義久
【テーマコード(参考)】
3E061
3E062
【Fターム(参考)】
3E061AA02
3E061AA05
3E061AB09
3E061CA02
3E061DA04
3E061DB11
3E061DB20
3E062AA01
3E062AB07
3E062AC02
3E062EB02
3E062EB05
3E062EC04
3E062EC05
(57)【要約】
【課題】容器本体によって支持された仕切部材の端部が非支持状態になり難い運搬容器を提供する。
【解決手段】容器1は、上方に開口した容器本体2と、容器本体2の内側領域23を上下に仕切る仕切部材3とを備える。容器本体2は、対向する一対の側壁21を有する。一対の側壁21の各々は、仕切部材3を支持する支持部25を有する。一対の側壁21のうちの少なくとも一方は、側壁21に形成され、仕切部材3の端部が載せられて支持部25として機能する載置部250と、側壁21に形成されて内側に向かって開口し、仕切部材3の端部31、32を載置部250に載せられた状態よりも上方かつ外側において挿入可能な開口部211とを有する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上方に開口した容器本体と、
前記容器本体の内側領域を上下に仕切る仕切部材とを備え、
前記容器本体は、
対向する一対の側壁を有し、
前記一対の側壁の各々は、
前記仕切部材を支持する支持部を有し、
前記一対の側壁のうちの少なくとも一方は、
前記側壁に形成され、前記仕切部材の端部が載せられて前記支持部として機能する載置部と、
前記側壁に形成されて内側に向かって開口し、前記仕切部材の端部を前記載置部に載せられた状態よりも上方かつ外側において挿入可能な開口部とを有することを特徴とする、
容器。
【請求項2】
前記開口部の下面は、前記載置部の上面よりも上方に位置し、前記開口部の下面と前記載置部の上面との間に段差があることを特徴とする、
請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記一対の側壁の各々は、
前記支持部である第1の支持部と上下方向に間隔をあけて配置された第2の支持部を有し、
前記一対の側壁のうちの少なくとも一方は、
前記側壁に形成され、前記仕切部材の端部が載せられて前記第2の支持部として機能する第2の載置部と、
前記側壁に形成されて内側に向かって開口し、前記仕切部材の端部を前記第2の載置部に載せられた状態よりも上方かつ外側において挿入可能な第2の開口部とを有することを特徴とする、
請求項1~2のいずれか1項に記載の容器。
【請求項4】
前記載置部は、前記側壁である第1側壁の内面に形成された凸部であり、
前記容器本体は、
平面視矩形状の底部と、
前記一対の第1側壁とは異なる一対の第2側壁とを更に有し、
前記底部の対向する一対の辺に前記一対の第1側壁がそれぞれ回転可能に連結されると共に、前記底部の対向する他の一対の辺に前記一対の第2側壁がそれぞれ回転可能に連結され、
前記一対の第2側壁のうちの少なくとも一方は、
前記凸部を有する前記第1側壁側の端部に形成された切欠部を有し、
前記切欠部を有する前記第2側壁が前記底部に対して回転する際の前記切欠部の移動軌跡上に、前記凸部が位置することを特徴とする、
請求項1~3のいずれか1項に記載の容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、容器に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コンテナーが開示されている。このコンテナーは、コンテナー本体と、コンテナー本体に取り付けられる中蓋とを有している。中蓋は、中蓋の周縁部に形成された複数の嵌合突起が、コンテナー本体の側板内側に設けられた中蓋保持用穴に係合した状態で、コンテナー本体に取付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した中蓋は、設置の際に中蓋の嵌合突起がコンテナー本体の側板に当たりやすく、中蓋の設置が容易ではないという問題がある。
【0005】
本開示は上記事由に鑑みてなされており、仕切部材を容器本体に容易に設置できる容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る容器は、上方に開口した容器本体と、前記容器本体の内側領域を上下に仕切る仕切部材とを備える。前記容器本体は、対向する一対の側壁を有する。前記一対の側壁の各々は、前記仕切部材を支持する支持部を有する。前記一対の側壁のうちの少なくとも一方は、前記側壁に形成され、前記仕切部材の端部が載せられて前記支持部として機能する載置部と、前記側壁に形成されて内側に向かって開口し、前記仕切部材の端部を前記載置部に載せられた状態よりも上方かつ外側において挿入可能な開口部とを有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様に係る容器は、仕切部材を容器本体に容易に設置できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、一実施形態に係る容器の斜視図である。
【
図2】
図2は、同上の容器の容器本体の斜視図である。
【
図4】
図4Aは、同上の容器の仕切部材を設置するにあたって、仕切部材の一端部を容器の凹部に挿入した状態を示した断面図であり、
図4Bは、
図4AのX2に示す領域の拡大図である。
【
図5】
図5Aは、同上の仕切部材を設置するにあたって、仕切部材における凹部に挿入された端部とは反対側の端部を容器本体の支持部に載せた状態を示した断面図であり、
図5Bは、
図5AのX3に示す領域の拡大図である。
【
図6】
図6Aは、同上の仕切部材を設置した状態を示した断面図であり、
図6Bは、
図6AのX4に示す領域の拡大図である。
【
図7】
図7は、同上の容器本体の側壁を回転した状態を示した斜視図である。
【
図8】
図8は、同上の容器本体の側壁を
図7に示す状態より更に倒した状態を示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示は、容器に関し、詳しくは、容器本体の内側領域を仕切る仕切部材を備えた容器に関する。
【0010】
(1)実施形態
本実施形態の容器1は、
図1に示すように、容器本体2と、容器本体2に設置可能な仕切部材3とを備えている。
【0011】
(容器本体)
容器本体2は、容器1の主体を構成する。
図2に示すように、容器本体2は、底部20と、複数の側壁21,22とを有している。具体的に容器本体2は、複数の側壁21,22として、対向する一対の側壁21と、対向する他の一対の側壁22とを備えている。以下、必要に応じて、一対の側壁21の各々を第1側壁21といい、他の一対の側壁22の各々を第2側壁22という。
【0012】
本実施形態の容器本体2は、組立状態と、折畳状態とに変形可能な運搬用折畳容器である。容器本体2が
図2に示す組立状態にあるとき、各側壁21,22は、底部20に対して起立する。この場合、容器本体2は、上方に開口した箱状をなし、容器本体2の内側には、一対の第1側壁21及び一対の第2側壁22で囲まれた内側領域23が形成される。この内側領域23は、物品を収容するための収容空間として利用される。容器本体2が折畳状態にあるとき、各側壁21,22は、底部20の上に倒れた状態で重なり、容器本体2は大略板状をなす。
【0013】
なお、本開示では、特に記載する場合を除き、
図1に示すように容器本体2が組立状態にあるときの容器1について説明する。また、本開示では、便宜上、
図1に示すように方向を規定する。すなわち、容器1の中心位置を基準として、底部20に向かう方向を下方とすると共にその反対方向を上方とし、矩形状の底部20の長さ方向と平行な一方向を前方とすると共にその反対方向を後方とする。また、前方より後方を見たときを基準として左右方向を規定する。
【0014】
図2に示す容器本体2の底部20及び複数の側壁21,22の各々は、合成樹脂製であり、例えば、ポリプロピレンから形成される。なお、底部20及び複数の側壁21,22の各々は、ポリプロピレン以外の合成樹脂から形成されてもよいし、合成樹脂以外の材料から形成されてもよい。
【0015】
底部20は、上方から見て矩形状に形成されている。複数の側壁21,22は、底部20に対して回転可能に連結されている。具体的に一対の第1側壁21は、矩形状の底部20の対向する一対の辺にそれぞれ回転可能に取り付けられており、一対の第2側壁22は、矩形状の底部20の対向する他の一対の辺にそれぞれ回転可能に取り付けられている。
【0016】
なお、容器本体2は折畳容器に限定されない。容器本体2は、例えば、各側壁21,22が底部20に対して回転不能に取り付けられた容器であってもよい。また、容器本体2は、各側壁21,22が底部20と一体に形成された一体成形品であってもよい。
【0017】
本実施形態の底部20は、上方から見て一方向に延びた長方形状に形成されており、対向する一対の長辺と、対向する一対の短辺とを有している。底部20は、矩形状の底部20の周縁部から上方に向かって突出した複数の立上部201,202を有している。
【0018】
底部20は、複数の立上部として、一対の第1立上部201と、一対の第2立上部202との計四つの立上部を有している。一対の第1立上部201は、矩形状の底部20の一対の長辺にそれぞれ形成されている。一対の第2立上部202は、矩形状の底部20の対向する一対の短辺にそれぞれ形成されている。各立上部201,202は、底部20から上方に突出している。
【0019】
一対の第1立上部201には、一対の第1側壁21の下端部が、それぞれ、前後方向と平行な回転軸を中心に回転可能に連結されている。一対の第2立上部202には、一対の第2側壁22の下端部が、それぞれ、左右方向と平行な回転軸を中心に回転可能に連結されている。つまり、一対の第1側壁21は、底部20の一対の長辺にそれぞれ回転可能に取り付けられており、一対の第2側壁22は、底部20の一対の短辺にそれぞれ回転可能に取り付けられている。なお、各第1側壁21は、底部20の短辺に回転可能に取り付けられてもよく、各第2側壁22は、底部20の長辺に回転可能に取り付けられてもよい。また、底部20は、上方から見て正方形状に形成されてもよい。
【0020】
容器本体2は、各側壁21,22を底部20に対して回転させることで、組立状態(
図2参照)と、折畳状態とに変形し得る。組立状態にある容器1は、各第2側壁22を底部20に対して回転させて底部20の上に倒し、この後、各第1側壁21を底部20に対して回転させて、一対の第1側壁21を一対の第2側壁22の上に倒すことで、折畳状態に変形させることができる。
【0021】
折畳状態にある容器1は、各第1側壁21を底部20に対して回転して起立させ、この後、各第2側壁22を底部20に対して回転して起立させることにより、組立状態に変形させることができる。
【0022】
容器本体2が組立状態にあるとき、各第1側壁21の上端と、各第2側壁22の上端とは、同じ高さに位置する。各第1側壁21の前後方向の長さは、一方の第2側壁22の上下長さと、他方の第2側壁22の上下長さとを足し合わせた長さよりも長い。このため、折畳状態の容器本体2は、一対の第2側壁22同士は上下に重なり合わず、かつ、上方から見て、各第1側壁21の前後方向の中間部が、一対の第2側壁22と重ならない。
【0023】
図2、
図3A、
図3B及び
図7に示すように、各第2側壁22は、一対の切欠部220を有している。一対の切欠部220は、第2側壁22の左右方向の両側の端部に形成されている。各切欠部220は、第2側壁22を前後方向に貫通している。
【0024】
図2、
図3A及び
図8に示すように、各第1側壁21は、一対の嵌合部210を有している。一対の嵌合部210は、第1側壁21の前後方向の両側の端部にそれぞれ形成されている。各嵌合部210は、第1側壁21の内面に形成された凸部であり、第1側壁21から対応する第2側壁22側(左右方向の内側)に向かって突出している。
図2に示すように容器本体2が組立状態にあるとき、各第1側壁21の一対の嵌合部210は、対応する第2側壁22の切欠部220に嵌合し、この切欠部220を閉塞する。
【0025】
(ロック部材)
容器1は、一対の第2側壁22にそれぞれ設けられた一対のロック部材4を更に備えている。各ロック部材4は、対応する第2側壁22の外面に対して、上下方向に移動可能に取り付けられている。各ロック部材4は、例えば、合成樹脂製である。なお、各ロック部材4の材料は限定されない。
【0026】
ロック部材4は、例えば、第2側壁22にロック部材4とは別に設けられたばね若しくはゴム等の弾性部材、又はロック部材4の一部である板ばね等の弾性部によって、上方に力が加えられている。
【0027】
容器1が折畳状態から
図2に示す組み立て状態に変形した際、底部20に対して起立した各第1側壁21には、各第2側壁22に設けられたロック部材4が引っ掛かる。これにより、底部20に対して起立した各第2側壁22は、底部20に対して回転することが規制されたロック状態になる。
【0028】
ロック状態を解除するには、使用者がロック部材4を第2側壁22に対して下方に移動させればよい。これにより、第2側壁22のロック部材4が対応する第1側壁21から外れ、各第2側壁22は、底部20に対して回転することが規制されないアンロック状態になる。
【0029】
なお、ロック部材4は省略可能である。この場合、例えば、各第2側壁22に、各第1側壁21に着脱可能に係合する係合部を形成することで、組み立て状態における容器1の形状を維持することができる。
【0030】
(仕切部材)
図3Aに示すように、容器1は、少なくとも一つの仕切部材3を更に備えている。本実施形態の容器1は、複数の仕切部材3を備えている。なお、容器1は、仕切部材3を一つだけ備えてもよい。
【0031】
容器本体2には、用途等に応じて、任意の数の仕切部材3を設置し得る。なお、容器1は、容器本体2に仕切部材3が設置されていない状態で用いることも可能である。
【0032】
各仕切部材3は、例えば
図3Aに示すように容器本体2内に設置され、容器本体2の内側領域23を上下に仕切る。各仕切部材3は、一対の第1側壁21によって支持されることで、容器本体2に対して取り外し可能に設置される。各仕切部材3は、容器本体2の内側領域23に収納された物品を下方から支持する。なお、本開示では、特に記載する場合を除き、容器本体2に設置された状態における仕切部材3について説明する。
【0033】
本実施形態の容器本体2には、三つの仕切部材3を設置し得る。
図3Aに示す例では、容器本体2に二つの仕切部材3が上下方向に間隔をあけて設置されている。この場合、容器本体2の内側領域23は、二つの仕切部材3によって上下方向に並んだ三つの収納領域に仕切られる。
【0034】
図6Aに示す例では、容器本体2に仕切部材3が一つだけ設置されている。この場合、容器本体2の内側領域23は、一つの仕切部材3によって上下方向に並んだ二つの収納領域に仕切られる。なお、容器本体2に仕切部材3を設置し得る数は限定されない。例えば、容器本体2に仕切部材3を設置し得る数は、四つ以上、若しくは一つだけ又は二つだけであってもよい。
【0035】
各仕切部材3は、形状及び大きさが互いに同じである。各仕切部材3は、厚み方向が上下方向と平行な平板状に形成されている。各仕切部材3は、全体形状が変形し難い形状に形成されており、容器本体2に設置された状態において、後述の容器本体2の載置部250に載置される左右方向の両端部同士の相対位置が変化し難い。すなわち、各仕切部材3は、特許文献1に示された中蓋のように両側部分がヒンジを介して回転可能に連結されたものではなく、仕切部材3を変形させるためのヒンジを有していない。
【0036】
図1に示すように、各仕切部材3は、上方から見て、容器本体2の内側領域23と略合致する形状を有している。すなわち、各仕切部材3は、上方から見て、前後方向に延びた略矩形状に形成されている。
【0037】
具体的に各仕切部材3は、上方から見て、四隅の角部の各々が切り欠かれたような矩形状に形成されている。このように仕切部材3が形成された場合、容器本体2に仕切部材3が設置された状態で、仕切部材3の切り欠かれた角部を持ち手として利用できる。各仕切部材3の左右方向の長さは、一対の第1側壁21部間の距離と略一致し、各仕切部材3の前後方向の長さは、一対の第2側壁22部間の距離と略一致している。
【0038】
なお、各仕切部材3は剛性を有し、変形し難いが、変形しやすい部材であってもよい。また、各仕切部材3の形状及び大きさは、限定されない。例えば、各仕切部材3は、板状に限定されず、面形状であってもよいし、多数の孔が形成されたメッシュ状であってもよい。また、各仕切部材3の形状及び大きさは、仕切部材3毎に異なっていてもよい。
【0039】
(支持部)
図2に示すように、容器本体2は、仕切部材3を支持する支持構造24を少なくとも一つ有している。一つの支持構造24は、一つの仕切部材3を支持し得る。本実施形態の容器本体2は、上下方向に間隔をあけて位置する複数の支持構造24を有している。仕切部材3は、複数の支持構造24のうちの任意の一つの支持構造24によって支持されることで、任意の高さに設置される。本実施形態の容器本体2は、上下方向に間隔をあけて位置する三つの支持構造24を有している。なお、容器本体2が有する支持構造24の数は、限定されない。例えば、容器本体2は、二つ又は四つ以上の支持構造24を有してもよいし、支持構造24を一つだけ有してもよい。
【0040】
図3Aに示すように、各支持構造24は、一対の第1側壁21にそれぞれ形成された左右一対の支持部25を有している。各支持構造24において、左右一対の支持部25は、同じ高さに位置している。本実施形態の容器本体2は、一対の第1側壁21にそれぞれ形成された左右一対の支持部25の組を3組有している。すなわち、容器本体2は、上下方向に間隔をあけて配置された、第1~第3の支持部25を有している。仕切部材3は、左右方向の両側の端部が一対の支持部25で下方から支持されることにより、容器本体2に設置される。
【0041】
各支持部25は、仕切部材3を支持する載置部250を少なくとも一つ有している。
図2に示すように、本実施形態の各支持部25は、複数の載置部として、同じ高さで前後方向に並んだ複数の凸部250を有している。すなわち、本実施形態の各側壁21,22は、第1~第3の支持部25としてそれぞれ機能する複数の第1の凸部250、複数の第2の凸部250及び複数の第3の凸部250を有している。
【0042】
各凸部250は、第1側壁21の内面に形成されており、第1側壁21の内方に向かって突出している。各支持部25において、各凸部250は、形状及び大きさが互いに同じである。各凸部250は、左右方向(第1側壁21の厚み方向)に直交する断面で見たときの外形が、凸部250の先端に近い部分ほど小さくなる四角錐台状に形成されている。
【0043】
図3Bに示すように、各凸部250は、上面251と下面252とを有している。上面251は、水平である。下面252は、凸部250の先端に近い部分ほど上方に位置するように傾斜している。仕切部材3の左右方向の両側の端部の各々は、対応する第1側壁21が有する複数の凸部250の上面251に載せられて、これら複数の凸部250に下方から支持される。
【0044】
なお、各凸部250の形状は限定されない。また、本実施形態の載置部は、第1側壁21の内面に形成された凸部250であるが、これに限定されない。例えば、載置部は、第1側壁21の内面に形成された凹部の下面又は第1側壁21に形成された孔の下面であってもよい。
図9及び
図10に載置部を凹部215の下面216とした容器1の一例を示す。
図11に載置部を孔217の下面218とした容器1の一例を示す。また、各載置部250の形状及び大きさは、載置部250毎に異なっていてもよい。
【0045】
本実施形態の各支持部25は、
図2に示すように、同じ高さで前後方向に間隔をあけて配置された三つの凸部250を有している。以下、必要に応じて、各支持部25に形成された三つの凸部250のうち、前から数えて1番目、2番目及び3番目に位置する凸部250を、それぞれ、前凸部250a、中間凸部250b及び後凸部250cという。本実施形態の各第1側壁21は、三つの支持部25を有しているため、計三つの前凸部250aと、計三つの中間凸部250bと、計三つの後凸部250cとを有している。
【0046】
なお、各支持部25が有する凸部250の数は、限定されない。各支持部25は、二つ又は四つ以上の凸部250を有してもよいし、凸部250を一つだけ有してもよい。
【0047】
各第1側壁21の三つの前凸部250aは、第1側壁21の前部に形成されている。各第1側壁21の三つの前凸部250aは、下方に位置する前凸部250aほど後方に位置している。各第1側壁21の三つの中間凸部250bは、第1側壁21の前後方向の中央部に形成されており、同じ支持部25に属する前凸部250aの後方に位置している。各第1側壁21の三つの中間凸部250bは、前後方向において同じ位置に形成されている。各第1側壁21の三つの後凸部250cは、第1側壁21の後部に形成されており、同じ支持部25に属する中間凸部250bの後方に位置している。各第1側壁21の三つの後凸部250cは、下方に位置する後凸部250cほど前方に位置している。
【0048】
各第2側壁22が底部20に対して回転するとき、第2側壁22の各切欠部220は、第2側壁22の回転軸線を中心とした円弧状の移動軌跡を描く。
図7及び
図8に示すように、各第1側壁21の三つの後凸部250cは、後側の第2側壁22が底部20に対して回転する際における対応する切欠部220の移動軌跡上に位置している。このため、後側の第2側壁22の回転時には、各第1側壁21の三つの後凸部250cは、後側の第2側壁22の対応する切欠部220を通過して後側の第2側壁22に接触しない。同様に、各第1側壁21の三つの前凸部250aは、前側の第2側壁22が底部20に対して回転する際における対応する切欠部220の移動軌跡上に位置し、前側の第2側壁22の回転時には、各第1側壁21の三つの前凸部250aは対応する切欠部220を通過して前側の第2側壁22に接触しない。また、各第1側壁21の三つの中間凸部250bは、前側の第2側壁22が底部20に対して回転する際における前側の第2側壁22の上端の移動軌跡よりも後方に位置し、かつ、後側の第2側壁22が底部20に対して回転する際における後側の第2側壁22の上端の移動軌跡よりも前方に位置している。したがって、容器本体2を組立状態から折畳状態に変形させる場合及び折畳状態から組立状態に変形させる場合に、各第1側壁21が起立状態にあって各第2側壁22が底部20に対し回転するときには、各第2側壁22はいずれの凸部250にも接触しない。
【0049】
なお、第2側壁22の各切欠部220は、第2側壁22の回転時に凸部250と接触して凸部250を乗り越えるものであってもよい。また、例えば、第2側壁22の回転時に第2側壁22が凸部250に接触しても乗り越えることができる程度に凸部250が小さい場合には、第2側壁22には切欠部220が形成されてなくてもよい。
【0050】
各仕切部材3は、例えば、
図4Aに示すように容器本体2の上端に形成された開口部26を通して容器本体2の内側領域23に挿入され、この後、仕切部材3の左右方向の両側の端部が、
図6Aに示すように、一対の第1側壁21にそれぞれ形成された一対の支持部25に載せられて、容器本体2に設置される。
【0051】
(開口部)
容器本体2は、仕切部材3の設置を容易にするため、少なくとも一つの開口部211を有している。本実施形態では、各第1側壁21が、複数の開口部として、上下方向に間隔をあけて並んだ複数の凹部211を有している。具体的に各第1側壁21は、二つの凹部211を有している。すなわち、本実施形態の各第1側壁21は、第1の凹部211と、第2の凹部211とを有している。一方の第1側壁21に形成された二つの凹部211と、他方の第1側壁21に形成された二つの凹部211とは、それぞれ同じ高さに形成されており、かつ、左右対称形状である。
【0052】
各凹部211は、第1側壁21の内面に形成されている。
図2に示すように、各凹部211は、前後方向に直線状に延びた溝である。各凹部211は、第1側壁21の前部から後部まで延びている。第1側壁21の二つの凹部211のうち、下側に位置する凹部211は、最も下方に位置する支持構造24に仕切部材3を載せる際に用いる凹部211であり、最も下方に位置する支持部25の複数の凸部250と、2番目に下方に位置する支持部25の複数の凸部250との間に位置している。第1側壁21の二つの凹部211のうち、上側に位置する凹部211は、2番目に下方に位置する支持構造24に仕切部材3を載せる際に用いる凹部211であり、2番目に下方に位置する支持部25の複数の凸部250と、3番目に下方に位置する支持部25の複数の凸部250との間に位置している。
【0053】
図3A及び
図3Bに示すように、各凹部211は、直ぐ下に位置する支持部25が有する複数の凸部250の上側かつ外側に位置しており、上方領域に向かって開口している。各凹部211は、凹部211の下側の面である下面212と、凹部211の上側の面である上面213とを有している。
【0054】
下面212は、凹部211の奥面の下縁から内側に向かって延びた面であり、その面の向きは上向き成分を含んでいる。上面213は、凹部211の奥面の上縁から内側に向かって延びた面であり、その面の向きは下向き成分を含んでいる。本実施形態では、下面212が内側に近い部分ほど下方に位置するように傾斜し、上面213が内側に近い部分ほど上方に位置するように傾斜しており、上面213の水平面に対する傾斜角度は、下面212の水平面に対する傾斜角度よりも大きい。
【0055】
なお、凹部211の形状は限定されない。例えば、本実施形態の凹部211の前後方向の両端は、
図2に示すように第1側壁21の前後方向の両端よりも内側に位置しているが、第1側壁21の前後方向の全長にわたって形成されてもよい。また、凹部211の下面212及び上面213の各々の水平面に対する傾斜角度は限定されない。また、本実施形態の開口部は、第1側壁21を左右方向に貫通しない凹部211であって奥面を有しているが、第1側壁21を左右方向に貫通する孔であってもよい。
図11及び
図12に、開口部を孔217とした容器1の一例を示す。なお、
図11に示す例では、第1側壁21に形成された孔217の下面218を載置部としており、
図12に示す例では、第1側壁21に形成された凸部250を載置部としている。
【0056】
図3Bに示すように、各凹部211の下面212は、直ぐ下に位置する複数の凸部250の上面251よりもわずかに上方に位置しており、各凹部211の下面212と、直ぐ下に位置する複数の凸部250の上面251との間には段差がある。すなわち、各凹部211の下面212は、上下方向に延びた段差面214を介して複数の凸部250の上面251に接続されている。段差面214は、鉛直な面である。
【0057】
なお、段差面214は、
図9に示すように載置部が凹部215の下面216で構成される場合に形成されてもよいし、
図11及び
図12に示すように、開口部が孔217で構成される場合も形成されてもよい。各凹部211は、直ぐ下に位置する支持構造24(すなわち、段差面214を介して接続された凸部250を含む支持構造24)に仕切部材3を設置する際に利用される。例えば、
図6Aに示すように、仕切部材3を下から2番目の支持構造24に支持させる場合、
図4A~
図5Bに示すように、二つの凹部211のうちの上側の凹部211が利用される。
【0058】
仕切部材3は、例えば、以下に示すように容器本体2に設置される。なお、以下の説明では、仕切部材3の左右方向の一方の端部を一方端部31といい、他方の端部を他方端部32という。また、仕切部材3が容器本体2に設置された状態で、一方端部31を支持する第1側壁21を一方第1側壁21といい、他方端部32を支持する第1側壁21を他方第1側壁21という。
【0059】
まず、ユーザーは、
図4A及び
図4Bに示すように、仕切部材3を、容器本体2の上方から一方端部31が他方端部32よりも下方に位置するように傾いた状態で容器本体2の内側領域23に入れ、一方端部31を一方第1側壁21の凹部211に挿入する。この場合、一方端部31は、仕切部材3が容器本体2に設置された
図6Aに示す状態よりも上方かつ外側に挿入される。すなわち、凹部211は、一方端部31が容器本体2に設置された
図6Aに示す状態よりも上方かつ外側において挿入される空間を有している。
【0060】
続いてユーザーは、
図4A及び
図4Bに示すように凹部211に嵌め込まれた一方端部31を支点にして、他方端部32が下方に移動するように仕切部材3を回転し、他方端部32を他方第1側壁21の支持部25(複数の凸部250)上に載せる。これにより、仕切部材3は、
図5A及び
図5Bに示すように、一方端部31が一方第1側壁21の凹部211の下面212で支持され、かつ、他方端部32が他方第1側壁22の支持部25上に載った仮支持状態になる。この仮支持状態において、仕切部材3は、一方端部31が他方端部32よりもわずかに上方に位置するように水平面に対して傾く。
【0061】
続いてユーザーは、仕切部材3を他方第1側壁22の支持部25に載せた状態のまま他方第1側壁21側に向かってわずかに動かし、仕切部材3の一方端部31を凹部211から出して一方第1側壁21の支持部25(複数の凸部250)上に載せる。これにより、仕切部材3は、
図6A及び
図6Bに示すように、一方端部31が一方第1側壁21の支持部25に載り、かつ、他方端部32が他方第1側壁22の支持部25に載った水平な状態で、容器本体2に設置される。
【0062】
本実施形態の容器1は、仕切部材3を各第1側壁21の内面に形成された複数の凸部250に載せて容器本体2に設置することができる。この場合、仕切部材3が載せられる一方第1側壁21の凸部250と他方第1側壁21の凸部250との左右方向の間隔は、仕切部材3の左右方向の寸法よりも短くなるため、仕切部材3の左右両側の端部は、左右の凸部250に安定して支持されやすく、左右の凸部250から脱落し難い。したがって、仕切部材3を安定状態で設置することができる。また、仕切部材3を容器本体2に設置する際には、上述したように仕切部材3の一方端部31を一方第1側壁21の凹部211に一旦挿入した後、仕切部材3の左右両側の端部を左右の凸部250に載せることができる。この場合、仕切部材3の一方端部31が凹部211に挿入されることで、仕切部材3の他方端部32が他方第1側壁21に接触し難くなる。このため、仕切部材3の左右方向の長さが、一対の第1側壁21間の距離と略同じであるにもかかわらず、仕切部材3を容器本体2に容易に設置することができる。
【0063】
なお、
図4A~
図5Bに示す例では、仕切部材3の設置にあたって、左側の第1側壁21の凹部211を利用したが、仕切部材3は右側の第1側壁21の凹部211を利用して同様に容器本体2に設置されてもよい。
【0064】
本実施形態の凹部211の上面213は、
図4Bに示すように容器本体2の内側に近い部分ほど上方に位置するように傾斜している。このため、上述した仕切部材3の設置の際には、仕切部材3の一方端部31を凹部211に容易に挿入することができる。また、本実施形態の凸部250の下面252は、容器本体2の内側に近い部分ほど上方に位置している。このため、仕切部材3の一方端部31を凹部211に挿入する際に、凹部211よりも上方の凸部250に仕切部材3の一方端部31が接触することが抑制され、この点でも仕切部材3の一方端部31を凹部211に容易に挿入することができる。また、容器本体2に設置された仕切部材3を取り外す際にも、凸部250の下面252が傾斜面であるため、仕切部材3が凸部250に引っ掛かりにくく、仕切部材3を容器本体2から容易に取り外すことができる。
【0065】
また、仕切部材3を容器本体2に設置した状態では、
図6A及び
図6Bに示すように、仕切部材3の左右両側の端面の各々が、対応する第1側壁21の凸部250の上面251と凹部211の下面212とを接続する段差面214に対向し、これら段差面214によって左右方向の移動が規制される。このため、仕切部材3を一層安定した状態で容器本体2に設置することができる。
【0066】
なお、本実施形態の凹部211の下面212と凸部250の上面251との間には段差があるが、例えば、凹部211の下面212と凸部250の上面251とが連続する等、凹部211の下面212と凸部250の上面251との間には段差が形成されなくてもよい。また、
図10に示すように、載置部が凹部215の下面216で構成される場合にも、段差は形成されなくてもよい。
図10に示す例では、凹部215の奥面と、凹部215の下面216とが、内側に行くほど下方に位置するように傾斜した傾斜面219を介してつながっている。
【0067】
また、例えば、仕切部材3の下面と左側の端面とでなす角部と、仕切部材3の下面と右側の端面とでなす角部との各々は、左右方向において仕切部材3の外側に近い部分ほど上方に位置するように傾斜してもよい。この場合、仕切部材3の傾斜面を利用して、仕切部材3の端部を凹部211に配置された状態から凸部250の上面に容易に移動させることが可能になる。
【0068】
また、各載置部(凸部250)の上面に係合突起が形成されると共に、仕切部材3の下面に各係合突起が係合する係合凹部が形成されてもよい。この場合、仕切部材3が容器本体2に設置された状態で、各係合突起が対応する係合凹部に係合することで、容器本体2の一対の第1側壁21は、仕切部材3を介して接続された状態になる。このため、容器本体2の各第1側壁21に膨れが生じることが抑制され、仕切部材3の端部が載置部から落下することが抑制される。
【0069】
また、第1側壁21の凹部211は、例えば、前後方向に間隔をあけて複数形成されると共に、仕切部材3の左右方向の端面に複数の凹部にそれぞれ挿入可能な複数の凸部が形成されてもよい。この場合、
図2に示すように、凹部211が第1側壁21の前後方向の略全長にわたって形成される場合と比較して、第1側壁21の剛性の低下を抑制することができる。また、この場合、前後方向に間隔をあけて形成された複数の凹部の各々は、第1側壁21を左右方向に貫通する孔であってもよい。
【0070】
また、この他、本実施形態の容器1は適宜設計変更可能である。例えば、容器1の各要素の形状、大きさ、数及び材質等は、適宜変更してもよい。
【0071】
(2)態様
以上説明した実施形態から明らかなように、第1の態様の容器(1)は、以下に示す構成を有する。容器(1)は、上方に開口した容器本体(2)と、容器本体(2)の内側領域(23)を上下に仕切る仕切部材(3)とを備える。容器本体(2)は、対向する一対の側壁(第1側壁21)を有する。一対の側壁(21)の各々は、仕切部材(3)を支持する支持部(25)を有する。一対の側壁(21)のうちの少なくとも一方は、側壁(21)に形成され、仕切部材(3)の端部が載せられて支持部(25)として機能する載置部(凸部250)と、側壁(21)に形成されて内側に向かって開口し、仕切部材(3)の端部(一方端部31、他方端部32)を前記載置部に載せられた状態よりも上方かつ外側において挿入可能な開口部(凹部211)とを有する。
【0072】
この態様によれば、仕切部材(3)を容器本体(2)に設置する際には、仕切部材(3)の端部を開口部(211)に一旦挿入した後、載置部(250)に載せることができる。このため、仕切部材(3)を容器本体(2)に容易に設置することができる。
【0073】
第2の態様の容器(1)は、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第2の態様では、開口部(211)の下面は、載置部(250)の上面(251)よりも上方に位置し、開口部(211)の下面(212)と載置部(250)の上面(251)との間に段差がある。
【0074】
この態様によれば、仕切部材(3)の端部(31,32)が載置部(250)に支持された状態で、仕切部材(3)の端面が、開口部(211)の下面(212)と載置部(250)の上面(251)との間に形成された段差面(214)に対向し、仕切部材(3)の端部(31,32)の開口部(211)側への移動が、段差面(214)によって規制される。このため、仕切部材(3)を一層安定した状態で容器本体(2)に設置することができる。
【0075】
第3の態様の容器(1)は、第1又は第2の態様との組み合わせにより実現され得る。第3の態様は、以下に示す構成を有する。一対の側壁(21)の各々は、支持部(25)である第1の支持部(25)と上下方向に間隔をあけて配置された第2の支持部(25)を有する。一対の側壁(21)のうちの少なくとも一方は、側壁(21)に形成され、仕切部材(3)の端部が載せられて第2の支持部(25)として機能する第2の載置部(250)と、側壁(21)に形成されて内側に向かって開口し、仕切部材(3)の端部(31,32)を第2の載置部(250)に載せられた状態よりも上方かつ外側において挿入可能な第2の開口部(211)とを有する。
【0076】
この態様によれば、支持部(25)と第2の支持部(25)とを利用して、仕切部材(3)を異なる高さに容易に設置することができる。
【0077】
第4の態様の容器(1)は、第1~第3のいずれか一つの態様との組み合わせにより実現され得る。第4の態様は、以下に示す構成を有する。前記載置部は、前記側壁である第1側壁(21)の内面に形成された凸部(250)である。容器本体(2)は、平面視矩形状の底部(20)と、一対の第1側壁(21)とは異なる一対の第2側壁(22)とを更に有する。底部(20)の対向する一対の辺に一対の第1側壁(21)がそれぞれ回転可能に連結されると共に、底部(20)の対向する他の一対の辺に一対の第2側壁(22)がそれぞれ回転可能に連結される。一対の第2側壁(22)のうちの少なくとも一方は、凸部(250)を有する第1側壁(21)側の端部に形成された切欠部(220)を有する。切欠部(220)を有する第2側壁(22)が、底部(20)に対して回転する際の切欠部(220)の移動軌跡上に、凸部(250)が位置する。
【0078】
この態様によれば、仕切部材(3)を側壁(21)の内面に形成された凸部(250)に載せて容器本体(2)に設置できるため、仕切部材(3)を安定した状態で設置することができる。また、第2側壁(22)が底部(20)に対して回転する際に第1側壁(21)に形成された凸部(250)が切欠部(220)を通過して第2側壁(22)に接触せず、第2側壁(22)を底部(20)に対して支障なく回転することができる。
【符号の説明】
【0079】
1 容器
2 容器本体
20 底部
21 第1側壁
211 開口部(凹部)
212 下面
214 段差面
22 第2側壁
220 切欠部
23 内側領域
25 支持部
250 載置部(凸部)
251 上面
3 仕切部材
31 端部(一方端部)
32 端部(他方端部)