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特開2022-177765招待状データの管理システム、及び管理プログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022177765
(43)【公開日】2022-12-01
(54)【発明の名称】招待状データの管理システム、及び管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20221124BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021084235
(22)【出願日】2021-05-18
(71)【出願人】
【識別番号】521083544
【氏名又は名称】株式会社HDフラワーホールディングス
(74)【代理人】
【識別番号】100129986
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 拓生
(72)【発明者】
【氏名】呉 竜一
(72)【発明者】
【氏名】森本 幸子
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC14
(57)【要約】
【課題】
システムの活用性や、システム利用の継続性、再編集や検閲管理の手間の低減、活用上の安全性の確保を果たすシステムを提供する。
【解決手段】
対象人格に関連した招待イベントの主催者に帰属する主催者端末と、複数の招待先端末と、各端末の各ログイン認証を行うと共に各端末からの入力データを処理する処理サーバーと、から構成される。処理サーバーにて招待状データを作成し、主催者端末にて発信し、処理サーバーにて各招待先端末から受信した回答データを管理する。処理サーバーは、対象人格に関する人格情報データを作成し、各招待先端末へ投稿データの投稿を受け付ける。投稿された投稿データを、特定される年月日、及び各招待先端末の識別符号と共に紐付けして保存し、人格情報データ及び投稿データを統合した人格情報統合データを作成し、許可端末に表示可能とする。
【選択図】図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データの表示機能、入力機能、及び送受信機能を少なくとも有した、
特定の対象人格(団体、機関、作品を含む)に関連した招待状を作成する主催者に帰属する主催者端末と、
主催者端末内に送信先としての各情報が記録された、複数の招待先端末と、
前記各端末からの入力データを処理する処理サーバーと、から構成され、
処理サーバーにて、主催者端末からの入力データに基づいて前記対象人格に関連した招待状データを作成し、
主催者端末にて、前記作成された招待状データ又は招待状データのアップロード情報を複数の招待先端末へ発信することで、
発信先の各招待先端末にて、前記発信した招待状データを閲覧可能とすると共に、
招待状データに関する各招待先端末からの回答データを主催者端末にて受信可能とし、
処理サーバーにて、各招待先端末から受信した回答データを管理する招待管理システムにおいて、
処理サーバーは、
主催者端末からの入力データに基づいて前記対象人格に関する人格情報データを作成し、
作成した人格情報データを前記招待状データに紐付けして保存すると共に、
各招待先端末からの、前記人格情報データに関する投稿データの投稿を受け付け、
各招待先端末から投稿された投稿データを、特定される年月日、及び各招待先端末の識別符号と共に人格情報データに紐付けして保存し、
さらに、前記紐付け保存した人格情報データ及び投稿データを統合した人格情報統合データを作成し、
この人格情報統合データを招待先端末に表示可能とすることを特徴とする、招待状データの管理システム。
【請求項2】
前記人格情報データ及び人格情報統合データは、前記対象人格に関連する、年月日付情報付きの文字、画像ないし映像の投稿データを含み、
人格情報統合データは、前記対象人格の経歴に対応させて、各文字・各画像ないし映像を時系列順に並べた経歴表示、又は、各画像ないし映像のみを並べたアルバム表示、又は、各文字のみを並べたメッセージ表示、のいずれかを、主催者端末からの設定、或いは、主催者端末又は招待先端末からの切り替えによって、招待先端末にて表示可能であることを特徴とする、請求項1に記載の招待状データの管理システム。
【請求項3】
前記処理サーバーは、
主催者端末からの入力データに基づいて、
特定の対象人格に関連した招待状データを作成可能であると共に、
一の対象人格の招待状データと紐づけて、当該対象人格に関連した、複数の関連イベントデータを作成可能であり、
主催者端末にて、前記作成された招待状データ又は招待状データのアップロード情報を複数の招待先端末へ発信することで、
発信先の各招待先端末にて、
前記発信した招待状データを閲覧可能とし、さらに招待状データの閲覧表示から誘導するかリンクさせて、前記複数の関連イベントデータを閲覧可能とすると共に、
各招待先端末からの、各関連イベントデータへの出欠に関する関連イベントごとの回答データを主催者端末にて受信可能とし、
処理サーバーにて、各招待先端末から受信した回答データを管理することを特徴とする、請求項1又は2に記載の招待管理システム。
【請求項4】
前記処理サーバーは、
主催者端末からの入力データに基づいて、
前記関連イベントデータ毎に、各招待先端末からの回答データの受け付け先着人数、又は回答データの回答期日を設定可能であり、
各招待先端末からの、各関連イベントデータへの出欠に関する回答データを、主催者端末にて、受け付け先着人数の制限付き、又は回答データの回答期日の制限付きで受信可能とすることを特徴とする、請求項3に記載の招待管理システム。
【請求項5】
前記処理サーバーは、
主催者端末において、投稿された全ての投稿データを、各投稿データの掲載の許可/拒否ボタンと共に、検閲入力用として表示し、
主催者端末からの許可/拒否ボタンの入力によって、主催者端末から許可ボタンが入力された各投稿データのみ、或いは主催者端末から拒否ボタンが入力されなかった各投稿データのみを、前記人格情報データに統合した「一般公開用の人格情報統合データ」を作成して、
この「一般公開用の人格情報統合データ」を招待先端末にて表示可能とすることを特徴とする、請求項1又は2記載の招待状データの管理システム。
【請求項6】
処理サーバーは、
主催者端末において、投稿された全ての投稿データを、各投稿データの掲載の許可/拒否ボタンと共に、前記人格情報データ上へ(検閲用に)統合表示し、
主催者端末から許可ボタンが入力された各投稿データのみ、或いは主催者端末から拒否ボタンが入力されなかった各投稿データのみを、前記人格情報データに統合した「一般公開用の人格情報統合データ」を作成すると共に、
主催者端末からの拒否ボタンが入力された「拒否投稿データ」、及びこれに紐付け保存された「拒否投稿者」を特定し、
作成した「一般公開用人格情報統合データ」を、拒否投稿者以外の招待先端末にて表示可能とすると共に、
主催者端末からの否ボタンの選択入力による各投稿データを投稿者ごとに選択して前記「一般公開用人格情報統合データ」に統合した、「拒否投稿者用人格情報統合データ」を作成し、
作成した「拒否投稿者用人格情報統合データ」を、拒否投稿者の招待先端末にて表示可能とすることを特徴とする、請求項1または2記載の招待状データの管理システム。
【請求項7】
処理サーバーは、
前記招待状データを作成する際、或いは、前記招待状データ又は招待状データのアップロード情報を複数の招待先端末へ発信する際に、
主催者端末の操作者本人の確認入力を促す追加のログイン認証を行うものであり、
主催者端末からの入力によって追加のログイン認証がされた場合にのみ、
発信後の各招待先端末における、招待状データ又は招待状データのアップロード情報の表示において、主催者による追加のログイン認証がされた旨を識別可能に表示するか、
或いは、
招待状データ又は招待状データのアップロード情報を複数の招待先端末へ発信可能とすることを特徴とする、請求項1~4の何れかに記載の招待状データの管理システム。
【請求項8】
処理サーバーは、
主催者端末において、投稿された全ての投稿データを、各投稿データの掲載の許可/拒否ボタンと共に検閲入力用として表示する際、
各投稿データに含まれている、掲載拒否の可能性を有する「検閲文字・映像」を、予め記録ないし追加記録された検閲文字・映像データと照合して検出し、
各投稿データに含まれる、検閲文字・映像の検出箇所を識別可能に表示することを特徴とする、前記請求項2または3のいずれか記載の招待状データの管理システム。
【請求項9】
主催者端末は、招待先端末の連絡先情報を、主催者端末の入力による分類カテゴリごとに記録するものであり、
処理サーバーは、
主催者端末の入力に基づき、招待先端末の検閲危険度を、招待先端末の分類カテゴリごとに紐付けて保存し、
主催者端末において、投稿された全ての投稿データを、各投稿データの掲載の許可/拒否ボタンと共に、前記人格情報データ上へ各投稿データの投稿者名と共に(検閲用に)統合表示する際、
各投稿データに含まれている、掲載拒否の可能性を有する「特定の検閲危険度」を、当該投稿データの投稿者の招待先端末の検閲危険度と照合して検出し、
「特定の検閲危険度」に該当する各投稿データを、当該投稿者である招待先端末の検閲危険度の表示と共に、識別可能に表示することを特徴とする、請求項1、2,3、または4のいずれか記載の招待状データの管理システム。
【請求項10】
データの表示機能、入力機能、及び送受信機能を少なくとも有した主催者端末に、実行可能にインストールされるプログラムであって、
プログラムの実行によって、
主催者端末からの入力データに基づいて対象人格に関連した招待状データを作成する「招待状データ作成画面」と、
主催者端末にて、前記作成された招待状データ又は招待状データのアップロード情報を複数の招待先端末へ発信する「発信確認画面」と、
処理サーバーにて、各招待先端末から受信した回答データを管理する「管理画面」と、をそれぞれ表示する「表示処理部」を有し、さらに、
主催者端末からの入力データに基づいて前記招待状データを作成する「招待状作成処理部」と、
主催者端末からの入力データに基づいて前記対象人格に関する人格情報データを作成し、作成した人格情報データを前記招待状データに紐付けして、主催者端末又は指定される他の端末へ保存する「データベース処理部」と、
各招待先端末からの、前記人格情報データに関する投稿データの投稿を受け付けて受信可能とし、各招待先端末から投稿された投稿データを、特定される年月日情報、及び各招待先端末の識別符号と共に人格情報データに紐付けして保存する「受け付け処理部」と、
さらに、前記紐付け保存した人格情報データ及び各投稿データを統合した人格情報統合データを作成し、この人格情報統合データを招待先端末に表示可能とする「統合データ処理部」と、を有することを特徴とする、招待状データの管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
招待状データの管理システム、招待状データの管理プログラム及び招待状管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
招待状データの管理システムとして、従来、種々のものが考案され、或いは開示される。
【0003】
例えば、特許文献1の結婚式等のイベントのためのイベント情報提供装置及びシステムは、結婚式場共通情報に含まれる標準的な招待状の文面のフォーマット情報、招待状の用紙、絵柄等の封筒の種類が顧客に提示されることで、顧客はこれを基にして任意の文面を作成するができる、とされる。
【0004】
また例えば、特許文献2のイベント管理システム、イベント管理サーバー装置、及びイベント管理プログにおいては、ゲストの情報として、ゲストからもらったご祝儀の金額やお祝い品、それに対するお返しの要否、お返しが必要である場合のお返しの実施状況やお返しで渡した品など、ゲストからの贈与やそれに対する返礼に関する情報が含まれる。これらの情報は、贈与/返礼管理手段により、ユーザ端末からの操作を受けることによって管理される。このような内容の含まれる招待状は、まずテンプレートを用いてWeb招待状管理手段によって生成され、ユーザによるユーザ端末の操作による設定の入力を受け、Web招待状に表示する画像の選択や、使用する文字のフォントや線の色、太さといったデザインに関する変更、メッセージの変更などが行われ、Web招待状記憶部へと記録される。
【0005】
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005-190115号公報
【特許文献2】特開2019-096091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前記従来のシステムはいずれも、招待状データの送信と、送信を受けた各招待者からの出欠応答の回答の管理をするだけであり、招待状に関する思い出、或いは、招待状の主役が存在する場合の、主役の経歴や思い出を共有するシステムは存在しなかった。このため招待状システムの活用性や、システム利用の継続性に欠ける面があった。
【0008】
また一方で、社会事象などと連動させて、実在する人格の経歴データを共同作成するシステムが開示されるが、不特定多数の投稿や追加編集を自由に受け付けると、無関係の内容が含まれたり、或いは支離滅裂な内容になったり、修正が繰り返されたり、虚偽又は風評に基づく内容ないしは悪意のある内容でかき乱されたりするおそれがあり、再編集や検閲管理の手間を多大に要するという問題があった。
【0009】
また、個人の経歴データは個人秘密情報が含まれるため閲覧管理が困難であり、不要なデータ流出による情報漏洩問題が生じるおそれがあった。これらの点で、実在する人格の経歴データの共同編集システムは、活用上の安全性に欠ける面があった。
【0010】
そこで本発明は、招待状データの管理システムにおいて、システムの活用性や、システム利用の継続性を保つものを提供すること、或いは、招待状に関するデータの共同作成において、再編集や検閲管理の手間の低減、活用上の安全性の確保を果たすものを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決すべく、以下の手段を採用している。
(1)まず本発明の管理システムは、招待状データの発信と回答データの受信を行う招待状データの管理システムにおいて、人格情報データ及び各投稿データを統合した人格情報統合データを作成して各端末で閲覧可能とすることを特徴とする。
すなわち、データの表示機能、入力機能、及び送受信機能を少なくとも有した、
対象人格に関連した招待イベントの主催者に帰属する主催者端末と、
主催者端末内に送信先としての情報が記録された、複数の招待先端末と、
(前記主催者端末の個人認証番号の送付を経て本人確認のログイン認証を行うと共に)主催者端末、招待先端末の各端末からの入力データを処理する処理サーバーと、から構成され、
処理サーバーにて、主催者端末からの入力データに基づいて前記対象人格に関連した招待状データを作成し、
主催者端末にて、前記作成された招待状データ又は招待状データのアップロード情報を複数の招待先端末へ発信し、
処理サーバーにて、各招待先端末から受信した回答データを管理する招待状データの管理システムにおいて、
処理サーバーは、
主催者端末からの入力データに基づいて前記対象人格に関する人格情報データを作成し、
作成した人格情報データを前記招待状データに紐付けして保存すると共に、
各招待先端末からの、前記人格情報データに関する投稿データの投稿を受け付け、
各招待先端末から投稿された投稿データを、特定される年月日情報、及び各招待先端末の識別符号と共に人格情報データに紐付けして保存し、
さらに、前記紐付け保存した人格情報データ及び各投稿データを統合した人格情報統合データを作成し、
この人格情報統合データを招待先端末に表示可能とすることを特徴とする、招待状データの管理システム。
【0012】
本構成によれば、特定人格の年表形式の経歴(ヒストリー)やアルバムなど、特定人格に関わる情報を招待状データの招待者間で共有し、投稿データを共同で補充して統合データを作成するシステムとなっている。このようなシステムであれば、送信した招待状データに関する応答の管理と合わせて、招待状データの送り先である複数の招待先端末から投稿データを受け付けて、特定人格の人格情報統合データを共同作成して、特定人格に関わる情報を招待形式によって共有することができる。
【0013】
また、投稿者が保有する招待先の情報に基づいて招待する招待状データシステムにおいて、当該特定人格に関する情報を、主催者及び各招待者で共同作成するものとなっている。身元不明の不特定多数が投稿可能なシステムではなく、招待状データを送信された招待者のみが共同作成し、主催者端末によって許可された招待先端末のみで表示可能とするため、無関係な情報や不適切な情報の混入の可能性を抑えることができる。
【0014】
ここで、前記対象人格とは、自然人、法人格を有する団体のほか、所属団体、チーム等、所属する団体を特定できる任意の法人/非法人グループを言う。また招待イベントとは、葬儀や告別式といったお悔やみの会や儀式の他、結婚式や結婚披露宴といったお祝いの会や儀式、或いは、学校や部活、塾、会社、スポーツないし技能、芸能のチーム、同窓会、或いは音楽や芸術等の活動団体における集会や発表会などのイベント、出品会や出店会、映画・演劇・演奏の上映や上演会、ないしその打ち合わせ会や打上げ会、その他食事会を含む。
【0015】
対象人格に関連した招待イベントとは例えば、お祝いの場合、結婚式の主役である結婚当事者に関連した結婚披露宴が挙げられ、お悔やみの場合、主役である故人に関連した告別式やお別れの会や法事が挙げられる。またその他イベントの場合、特定年度に入学・卒業したクラスの同窓会、或いは、芸術団体や音楽活動グループの打合せや顔合わせ会などが挙げられる。
【0016】
対象人格に関する人格情報データとは、例えば、お祝いの場合、結婚式の主役である結婚当事者2人各々の、出生から結婚までの人生史を、出来事の記事と、写真ないし動画によって年ごと・当事者人格ごと(1人毎)に編集したデータベースが挙げられる。
【0017】
(2)また、前記システムにおいては、「人格情報データ」ないし/および「人格情報統合データ」が、複数の表示モードの候補から選択されたいずれかの表示モードへ切り替え可能であることを特徴とする。ここで複数の表示モードとは、例えば、時系列要素を含む経歴表示モード、又は、画像ないし映像を並べたアルバム表示モードが含まれる。
すなわち、前記人格情報データ及び人格情報統合データは、前記対象人格に関連する、年月日付情報付きの文字、画像ないし映像の投稿データを含み、
人格情報統合データは、前記対象人格の経歴に対応させて、各文字、画像、ないし映像を時系列順に並べた経歴表示、又は、各画像ないし映像を集めたアルバム表示のいずれかを、主催者端末からの設定、或いは、主催者端末又は招待先端末からの切り替えによって招待先端末にて表示可能であることを特徴とする。
【0018】
本構成によれば、特定人格の年表形式の経歴(ヒストリー)表示やアルバム表示など、特定人格の思い出に関わる情報を招待者で共同作成して共有するシステムとなっている。このようなシステムであれば、送信した招待状データに関する応答の管理と合わせて、招待状データの送り先である複数の招待先端末から投稿データを受け付けて、特定人格の人格情報統合データを共同作成して、特定人格の思い出に関わる情報を、経歴年表やアルバムなどの形で共有することができる。
【0019】
人格情報統合データの一の形態例として、人格対象者の経歴を示す作成年月日付情報付きの文字(対象者の「誕生」「○学校 入学」「卒業」「○試験 合格」「○会社 就職」「結婚」のようなテキスト情報)と、作成年月日付データ付きの画像ないし写真とを時系列表示する経歴表示(ヒストリー表示)が挙げられる。この経歴表示(ヒストリー表示)は年月経過を示すタイムラインバーや、各該当年に起きた社会情勢や地域ニュースの情報を含むものとしてもよい。
【0020】
また、人格情報統合データの他の形態例として、作成年月日データ付きの画像や写真のみを並べて表示するアルバム表示が挙げられる。
【0021】
これら各モードを切り替え表示するか、或いは招待状データの発信時までに、どちらのモードにするか選択設定しておくこともできる。
人格情報統合データは、管理者端末及び許可された一部の招待先端末のみで閲覧可能としており、データ閲覧者を管理でき、不要なデータ流出を抑制することができる。具体的には、管理者端末にて、人格情報データ(アルバム)の閲覧者を指定するボタンを設けるか、或いはアルバムの公開の有無を指定するボタンを設けると共に公開者を指定するボタンを設け、指定された招待者にのみ、アルバムボタンの押し下げによる人格情報統合データ(アルバム)のアルバム表示を許可するものとしている。
【0022】
(3)前記システムにおいては、一招待状データと紐づけた複数の関連イベントデータを閲覧可能とし、これら関連イベントデータそれぞれの回答データを管理することを特徴とする。
すなわち、前記処理サーバーは、
主催者端末からの入力データに基づいて、
特定の対象人格に関連した招待状データを作成可能であると共に、
一の対象人格の招待状データと紐づけて、当該対象人格に関連した、(一または)複数の関連イベントデータを作成可能であり、
主催者端末にて、前記作成された招待状データ又は招待状データのアップロード情報を複数の招待先端末へ発信することで、
発信先の各招待先端末にて、
前記発信した招待状データを閲覧可能とし、さらに招待状データの閲覧表示から誘導するかリンクさせて、前記(一または)複数の関連イベントデータを閲覧可能とすると共に、
各招待先端末からの、各関連イベントデータへの出欠に関する関連イベントごとの回答データを主催者端末にて受信可能とし、
処理サーバーにて、各招待先端末から受信した回答データを管理することを特徴とする。
本構成によれば、一の招待状データと紐づけて複数の関連イベントデータを作成できる。例えば対象人格の結婚によるお祝いの招待状データの場合、結婚を知らせる内容の招待状データに紐づけて、「挙式」「披露宴」「二次会」といった複数の関連イベントデータを作成できる。また、例えば対象人格の死去によるお悔やみの招待状データの場合、死去を知らせる内容の招待状データに紐づけて、「通夜」「告別式」「法事」「お別れの会」といった複数の関連イベントデータを作成できる。また、例えば対象人格のイベント開催に伴う一般の招待状データの場合、イベント開催を知らせる内容の招待状データに紐づけて、「第一部」「第二部」「第三部」「撮影会」といった複数の関連イベントデータを作成できる。例えば図3(右図)は、実施例における、一の関連イベントデータ(実施例では「催しもの」と表示している)の入力画面であるところ、右下の追加ボタン103ADを押し下げることで、追加の他の関連イベントデータの入力を行うことができる。
そして、作成した複数の関連イベントそれぞれについて、招待先端末からの出欠の回答データを受け付け、回答データの結果を管理するシステムとしている。例えば図7(b)は、実施例における、列席予定の管理画面である。
【0023】
(4)また、前記関連イベントデータは、先着人数/回答期日の制限を設定可能とすることを特徴とする。
すなわち、前記処理サーバーは、
主催者端末からの入力データに基づいて、
前記関連イベントデータ毎に、各招待先端末からの回答データの受け付け先着人数、又は回答データの回答期日を設定可能であり、
各招待先端末からの、各関連イベントデータへの出欠に関する回答データを、主催者端末にて、受け付け先着人数の制限付き、又は/及び、回答データの回答期日の制限付きで受信可能とすることを特徴とする。例えば図3(右図)は、実施例における、関連イベントデータ(実施例では「催しもの」と表示している)の入力設定画面であるところ、人数上限の設定スイッチ103S9をオンにすることで、受付先着人数を設定することができる。例えば図4(右図)は、実施例における、関連イベントデータ(「催しもの」)の表示プレビュー画面であるところ、主催者端末からの入力データに基づいて「定員50名」という定員表示1059が表示されている。
【0024】
(5)また、主催者端末において、投稿データの掲載可否を選択して検閲する検閲機能を有することを特徴とする。
すなわち前記処理サーバーは、
主催者端末において、投稿された全ての投稿データを、各投稿データの掲載の許可/拒否ボタンと共に、検閲入力用として表示して、主催者端末からの掲載の許可/拒否の入力を促すものであり、
主催者端末からの許可/拒否ボタンの入力によって、主催者端末から許可ボタンが入力された各投稿データのみ、或いは主催者端末から拒否ボタンが入力されなかった各投稿データのみを、前記人格情報データに統合した「一般公開用の人格情報統合データ」を作成して、
この「一般公開用の人格情報統合データ」を招待先端末にて表示可能とすることを特徴とする、前記(1)又は(2)記載の招待状データの管理システム。
【0025】
許可ボタン・拒否ボタンは、投稿された投稿データ毎に、投稿された投稿データの表示部の近傍に、主催者端末によって選択可能に表示する。許可ボタンと拒否ボタンの両方を表示してもよいし、いずれかのみを表示してもよい。さらに、投稿者の名前や送信先情報を合わせて表示するものでもよい。また、許可ボタンの許可又は拒否レベルを設定できるように、段階選択可能に表示にしてもよい。例えば後述する実施例の図10の符号HM(網掛け部)は、主催者端末によって掲載拒否された拒否投稿データを示している。
作成される「一般公開用の人格情報統合データ」は、主催者端末から拒否ボタンが入力されなかった各投稿データのみを前記人格情報データに統合したもの、
或いは、主催者端末から許可ボタンが入力された各投稿データのみを前記人格情報データに統合したもの、のいずれかからなる。
【0026】
このようなものであれば、一般公表に適さない不適切な投稿を主催者端末にて予め検閲して、主催者端末の検閲を経た、一般公表に適するデータのみを「一般公開用の人格情報統合データ」として一般公開することができる。
【0027】
(6)また前記システムの何れかにおいては、主催者端末において掲載拒否された投稿データを、拒否された端末にのみ表示することを特徴とする。
すなわち、前記処理サーバーは、
主催者端末において、投稿された全ての投稿データを、各投稿データの掲載の許可/拒否ボタンと共に、検閲入力用として表示して、主催者端末からの掲載の許可/拒否の入力を促すものであり、
主催者端末から許可ボタンが入力された各投稿データのみを前記人格情報データに統合した、「一般公開用の人格情報統合データ」を作成すると共に、
主催者端末からの拒否ボタンが入力された「拒否投稿データ」、及びこれに紐付け保存された「拒否投稿者」を特定し、
作成した「一般公開用人格情報統合データ」を、拒否投稿者以外の招待先端末にて表示可能とすると共に、
主催者端末からの否ボタンの選択入力による各投稿データを投稿者ごとに選択して前記「一般公開用人格情報統合データ」に統合した、「拒否投稿者用人格情報統合データ」を作成し、
作成した「拒否投稿者用人格情報統合データ」を、拒否投稿者の招待先端末にて表示可能とすることを特徴とする、前記(1)記載の招待状データの管理システム。
【0028】
このようなものであれば、一般公表に適さない不適切投稿を主催者端末にて予め検閲して、一般公開用の人格情報統合データのみを一般公開するとともに、当該不適切投稿の投稿者(拒否投稿者)に対してのみ、不適切投稿を含めた「拒否投稿者用の人格情報統合データ」を特定公開することとなる。
【0029】
これにより、拒否投稿者自身は掲載を拒否されたことを認識することなく「拒否投稿者用人格情報統合データ」を閲覧することとなり、検閲によるトラブルを回避することができる。
【0030】
すなわち、主催者の権限によって一般公開の可否を検閲することで拒否投稿者からの抗議、質問といった検閲に関するトラブルが発生する場合があると考えられるところ、上記「拒否投稿者用の人格情報統合データ」を拒否投稿者の招待先端末にのみ表示することとし、他の招待先端末では「一般公開用の人格情報統合データ」を表示することとした。
【0031】
これにより、一般公開にそぐわない不適切な投稿データが公開されるのを防ぐと共に、不適切投稿を行った拒否投稿者はその事実を知ることなく、当該投稿者の投稿内容が投稿データとして投稿された「拒否投稿者用人格情報統合データ」を、「一般公開用の人格情報統合データ」であるかのように閲覧することとなる。拒否投稿者の招待先端末からは「拒否投稿者用人格情報統合データ」であることを識別できないため、通常は(他の招待先端末と比べることが無ければ)、投稿の掲載が拒否された事実が拒否投稿者に知られることはない。このように、拒否投稿者の招待先端末とその他の招待先端末とで、閲覧可能な人格情報統合データの表示を変えることによって、主催者の検閲(掲載の拒否)に基づくトラブルを回避することができる。
【0032】
(7)また前記システムにおいては、主催者端末へ追加のログイン認証を求め、この追加のログイン認証の有無を招待状データのトップ画面に表示することを特徴とする。
すなわち前記処理サーバーは、
前記招待状データを作成する際、或いは、前記招待状データ又は招待状データのアップロード情報を複数の招待先端末へ発信する際に、
主催者端末の操作者本人の確認入力を促す追加のログイン認証を行うものであり、
主催者端末からの入力によって追加のログイン認証がされた場合にのみ、
発信後の各招待先端末における、招待状データ又は招待状データのアップロード情報の表示において、主催者による追加のログイン認証がされた旨を識別可能に表示するか、
或いは、
招待状データ又は招待状データのアップロード情報を複数の招待先端末へ発信可能とすることを特徴とする、(1)~(4)の何れかに記載の招待状データの管理システム。
【0033】
上記構成であれば、招待状データの作成の際、又は招待状データないしリンクデータの発信の際に、処理サーバーが、前記主催者端末の個人認証番号の送付を経た本人確認の追加のログイン認証を促し、追加のログイン認証の有無を判別し、招待状データの送信先端末にて、この追加のログイン認証の有無を表示するものとしている。そして、招待状データを受け取った招待先端末にて、主催者本人が追加のログイン認証を経て送った信頼性のある招待状かどうかを識別することができる。これにより、システムの運用の安全性を確保することができ、安全性を確保した招待状であることを識別できるようにして、安全なシステム運用であることを確認できる。
なお、追加のログイン認証は必須ではなく、主催者端末から任意選択可能なオプション入力事項としておき、追加のログイン認証を行わずに招待状の作成やデータ送信を行うことができるシステムにしてもよい。
【0034】
(8)また前記検閲機能に伴い、検閲対象となり得る文字・映像をシステム上で自動検出して、主催者端末にてハイライト表示することを特貯とする。
すなわち前記処理サーバーは、
主催者端末において、投稿された全ての投稿データを、各投稿データの掲載の許可/拒否ボタンと共に検閲入力用として表示する際、
各投稿データに含まれている、掲載拒否の可能性を有する「検閲文字・映像」を、予め記録ないし追加記録された検閲文字・映像データと照合(類似度照合)して検出し、
各投稿データに含まれる、検閲文字・映像の検出箇所を識別可能に(例えば、文字の色つき表示またはポップアップ模様の付加表示などによって)表示することを特徴とする、前記(2)(3)のいずれか記載の招待状データの管理システムとすることができる。
【0035】
検閲文字・映像の検出箇所を識別可能に表示することで、検閲の手間を省くことができる。
【0036】
(9)また、前記いずれかの検閲機能に伴い、主催者端末にて招待先端末の検閲危険度の表示を段階的に行うことを特徴とする。
すなわち前記主催者端末は、招待先端末の連絡先情報を、主催者端末の入力による分類カテゴリごとに記録するものであり、
処理サーバーは、
主催者端末の入力に基づき、招待先端末の検閲危険度を、招待先端末の分類カテゴリごとに紐付けて保存し、
主催者端末において、投稿された全ての投稿データを、各投稿データの掲載の許可/拒否ボタンと共に、前記人格情報データ上へ各投稿データの投稿者名と共に(検閲用に)統合表示する際、
各投稿データに含まれている、掲載拒否の可能性を有する「特定の検閲危険度」を、当該投稿データの投稿者の招待先端末の検閲危険度と照合して検出し、
「特定の検閲危険度」に該当する各投稿データを、当該投稿者である招待先端末の検閲危険度の表示と共に、識別可能に表示することを特徴とする、前記(2)(3)(4)のいずれか記載の招待状データの管理システムとすることができる。
【0037】
例えば、招待先端末の記録を、カテゴリ(家族、親族、友人、同僚、その他)ごとに属性指定して保存し、各属性に応じた投稿者の閲覧危険度を、S/A/B/C/Xなどのように、主催者端末によって属性ごとに段階的に設定しておくことができる。閲覧危険度が高いC/Xに属する招待先端末から投稿データの投稿があった場合、当該投稿データの検閲用表示において、閲覧危険度が高い旨の表示を行うことで、検閲の手間を省くことができる。
【0038】
(10)また、本発明は招待状データの実行可能な管理プログラムとしても成り立つ。
すなわち、データの表示機能、入力機能、及び送受信機能を少なくとも有した主催者端末に、実行可能にインストールされるプログラムであって、
プログラムの実行によって、
主催者端末からの入力データに基づいて対象人格に関連した招待状データを作成する「招待状データ作成画面」と、
主催者端末にて、前記作成された招待状データ又は招待状データのアップロード情報を複数の招待先端末へ発信する「発信確認画面」と、
処理サーバーにて、各招待先端末から受信した回答データを管理する「管理画面」と、をそれぞれ表示する「表示処理部」を有し、さらに、
主催者端末からの入力データに基づいて前記招待状データを作成する「招待状作成処理部」と、
主催者端末からの入力データに基づいて前記対象人格に関する人格情報データを作成し、作成した人格情報データを前記招待状データに紐付けして、主催者端末又は指定される他の端末へ保存する「データベース処理部」と、
各招待先端末からの、前記人格情報データに関する投稿データの投稿を受け付けて受信可能とし、各招待先端末から投稿された投稿データを、特定される年月日情報、及び各招待先端末の識別符号と共に人格情報データに紐付けして保存する「受け付け処理部」と、
さらに、前記紐付け保存した人格情報データ及び各投稿データを統合した人格情報統合データを作成し、この人格情報統合データを招待先端末に表示可能とする「統合データ処理部」と、を有することを特徴とする、招待状データの管理プログラムからなる。
【発明の効果】
【0039】
上記手段を講じることで、対象人格に関する招待状データの送信と、送信を受けた各招待者からの回答の管理をするシステムにおいて、当該招待状データの対象人格に関する人格情報データや人格情報統合データを作成、閲覧することが可能となった。
【0040】
このため、単なる招待状のやりとりに留まらず、情報の発展や発展情報の共有を促すことで、システムの活用性や、システム利用の継続性に優れたシステムを構築できるものとなった。
【0041】
また一方で、複数の編集者による投稿データを受け付けても、編集者が招待先に限られていると共に、表示対象者が許可者に限られているため、再編集や検閲管理の手間や、データ流出による情報漏洩問題の発生を抑制でき、比較的安全なシステムとして活用できるものとなった。
【図面の簡単な説明】
【0042】
図1】本発明の招待状管理システムの、主催者端末における設定処理プログラムの表示画面のマップ例。
図2】本発明の招待状管理システムの、主催者端末における管理処理プログラムの表示画面のマップ例。
図3】主催者端末における設定処理プログラムの起動時処理(a)及び招待状データ設定処理(b)の表示画面例。
図4】主催者端末における招待状データ設定時の例文選択処理(a)及びイベントデータ設定処理(b)の表示画面例。
図5】主催者端末における招待状データのプレビュー処理(a)及びイベントデータのプレビュー処理(b)の表示画面例。
図6】主催者端末における人格情報データの投稿受付処理(a)及び表示モード切替え処理(b)の表示画面例。
図7】主催者端末における人格情報データの投稿受付処理(a)及び投稿受付画面のプレビュー処理(b)の表示画面例。
図8】主催者端末における招待状データ・イベントデータの管理処理(a)及び削除確認処理(b)の表示画面例。
図9】主催者端末における招待状データの送信処理(a)及び各イベントデータの回答管理処理(b)の表示画面例。
図10】主催者端末における各イベントデータの出席者の管理処理(a)及び欠席者の管理処理(b)の表示画面例。
図11】主催者端末における人格情報統合データ(メッセージ表示)の検閲用の管理処理(a)、表示処理(b)の表示画面例。
図12】主催者端末における人格情報統合データ(経歴表示)の検閲用の管理処理(a)(b)(c)の表示画面例。
図13】主催者端末における人格情報統合データ(アルバム表示)の検閲用の管理処理(a)(b)(c)の表示画面例。
図14】主催者端末における贈り物手配の管理処理(a)及び表示処理(b)の表示画面例。
図15】主催者端末における招待状データの一覧管理処理(a)(b)の表示画面例。
図16】主催者端末における回答管理処理による新着情報の表示画面例。
図17】主催者端末におけるログイン認証の登録処理(a)及びログイン認証処理(b)の表示画面例。
図18】主催者端末におけるログイン認証の操作者情報登録処理(a)及び追加認証処理(b)の表示画面例。
図19】本発明の招待状管理システムの、招待先端末における受信/送信処理プログラムの表示画面のマップ例。
図20】招待先端末における招待状データ(追加認証済み(a)、追加認証無し(b))の受信処理の表示画面例。
図21】招待先端末における招待状データ(招待状表紙(a)、招待状本文(b))の受信処理の表示画面例。
図22】招待先端末におけるイベントデータの受信処理(a)、回答の送信処理(b)の表示画面例。
図23】招待先端末における回答データの送信確認処理(a)、送信完了処理(b)の表示画面例。
図24】招待先端末における投稿データ(メッセージ)の送信処理(投稿データ作成処理(a)(b))の表示画面例。
図25】招待先端末における投稿データ(メッセージ)設定時の例文選択処理(a)及びプレビュー処理(b)の表示画面例。
図26】招待先端末における人格情報統合データ(メッセージ表示)の受信処理(一覧表示(a)及び選択表示(b))の表示画面例。
図27】招待先端末における投稿データ(アルバム/経歴表示)の送信処理(投稿データ作成処理(a)(b))の表示画面例。
図28】招待先端末における人格情報統合データ(経歴表示)の受信処理(非投稿者用の表示処理(a)(b))の表示画面例。
図29】招待先端末における人格情報統合データ(アルバム表示)の受信処理(投稿者用の表示処理)の表示画面例。
図30】招待先端末における贈り物手配処理(贈り物選択処理(a)(b))の表示画面例。
図31】招待先端末における贈り物手配処理(贈り物選択処理(a)(b))の表示画面例。
【発明を実施するための最良の形態】
【0043】
本発明の管理システムは、データの表示機能、入力機能、及び送受信機能を少なくとも有した、
対象人格に関連した招待イベントの主催者に帰属する主催者端末と、
主催者端末内に送信先としての各情報が記録された、複数の招待先端末と、
前記各端末の各ログイン認証を行うと共に各端末からの入力データを処理する処理サーバーと、から構成される。
【0044】
上記処理サーバー、主催者端末、招待先端末の処理は、主催者端末、招待先端末それぞれで動作可能な実行プログラムによって実行される。
【0045】
具体的な設定、表示、投稿内容は、主催者端末、招待先端末からの入力処理によって入力される。
【0046】
本発明の招待状データの管理システムは、招待状データの作成、送信、これに基づく招待先端末からの回答の受信管理と共に人格情報統合データを作成し、
この人格情報統合データを、主催者端末、及び、主催者端末によって許可された一部の招待先端末に表示可能とすることを特徴とする。
処理サーバーにて、主催者端末からの入力データに基づいて前記対象人格に関連した招待状データを作成し、
主催者端末にて、前記作成された招待状データ又は招待状データのアップロード情報を複数の招待先端末へ発信し、
処理サーバーにて、各招待先端末から受信した回答データを管理する招待管理システムからなる。
【0047】
(基本構成)
招待者のイベント設定入力データに基づいてWEB招待状ファイルを自動作成し、作成したWEB招待状ファイル又はURLリンクの一斉送信を行い、受信者の既読/回答アクションによって出欠管理を行うシステムであって、特に下記を特徴とする。
【0048】
(1)イベント種別に応じた自動ピックアップ
1-1:イベント種別(祝い/お悔やみ/学術/サークル/一般)に応じて、招待状の背景、色、デザインの選択候補と購入グッズを自動ピックアップする点。
例えば、弔事の場合はグレー/パステル、毛筆/細字フォント基調の招待状デザイン候補、供花、花かご、電報、塩などの贈り物候補をグループ作成し、おすすめ(過去の選択頻度)順にリスト提案する。
【0049】
1-2:参加属性に応じた自動ピックアップ
参加費と参加者の属性(男女比、年齢、地域)に応じて、グッズ/贈り物購入候補、参加特典候補を自動ピックアップする点。
【0050】
(2)アルバムの共同編集機能
2-1:イベント主役(個人または団体)の時系列の歴史アルバムを、参加者の写真/コメント/画像投稿によって共同編集する点。
2-2:イベント主役の時系列の横に個人史枠を付加作成し、参加許可者の写真/コメント/画像投稿によって個人史枠内を共同編集する点。
2-3:編集中/編集後のアルバムデータを、追加招待状によって再編集/閲覧可能とする点。
【0051】
(3)WEB招待状システムでのアクセス認証とアクセスレベル
イベント編集者/参加者をアクセス認証し、認証レベルを自動管理する点。イベント作成/編集/参加にはメールアドレス登録、パスコード入力の、アクセス認証を必要とする。アクセス認証後、操作可能なアクセスレベルが設定されており、アクセスレベルは、予め設定された条件によって自動設定されている。
例:イベントの管理者が、安全度・編集許可の条件項目
「○の家族親戚」「○中学第○期卒業生」「○年〇組関係者」を予め設定する。設定に基づいて、イベント編集者/参加者のアクセスレベルS-A-B-Cが自動で設定される。アクセスレベルに応じて、編集可能な部分のみ機能開放する。
【0052】
S:すべてアクセス&編集可能
A:アルバムのみ編集可能
B:アルバム付属枠のみ補足編集可能
C:アクセス閲覧のみ
【0053】
(処理サーバーの説明)
処理サーバーは、
主催者端末からの入力データに基づいて前記対象人格に関する人格情報データを作成し、
作成した人格情報データを前記招待状データに紐付けして保存すると共に、
各招待先端末からの、前記人格情報データに関する投稿データの投稿を受け付け、
各招待先端末から投稿された投稿データを、特定される年月日、及び各招待先端末の識別符号と共に人格情報データに紐付けして保存し、
さらに、前記紐付け保存した人格情報データ及び投稿データを統合した人格情報統合データを作成し、
この人格情報統合データを、主催者端末、及び、主催者端末によって許可された一部の招待先端末に表示可能とすることを特徴とする。
【0054】
すなわち、人格情報データを元に、各招待先端末からの回答データによって追記して人格情報統合データを作成し、主催者端末及び各招待先端末にて、追記後の人格情報データを表示できることを特徴とする。
【0055】
(招待状データの管理方法)
主催者端末からのデータ入力データに基づいて、処理サーバーにて招待状データを作成する招待状データ作成ステップと、
前記作成した招待状データを、主催者端末にて複数の招待先端末へ送信する送信ステップと、
前記招待状データに対する、複数の招待先端末からの回答データを、処理サーバー及び主催者端末にて管理する回答データ管理ステップと、の各ステップを順に行うものであり、
回答データ管理ステップにおいては、
主催者端末からの入力データに基づいて作成された前記対象人格に関する人格情報データを、各招待先端末からの回答データによって追記してなり、
主催者端末及び各招待先端末にて、追記後の人格情報データを表示できることを特徴とする。
【0056】
(主催者端末の各処理部)
本システムのプログラムには、下記の各処理部(設定処理部10、管理処理部11、)が主催者端末にて実行可能に含まれる。
・主催者端末にて、起動時に行う起動時処理部01(図2
・主催者端末にて、招待先端末へ送信するための、招待状データID、イベントデータED、の各データ作成及び設定を行う設定処理部10(図1
・主催者端末にて、各データの公開ないし送信、招待先端末から受信した出欠回答ないし投稿ないし贈り物手配の各種管理を行う管理処理部11(図1B
・主催者端末にて、招待先端末から受信した出欠回答ないし投稿ないし贈り物手配の各種新着情報の通知を行う新着処理部12(図15
・主催者端末にて、端末操作者のログイン認証及び追加認証を行う認証処理部13(図17(a)(b))
(招待先端末の各処理部)
また本システムのプログラムには、下記の各処理部(設定処理部10、管理処理部11、)が各招待先端末にて実行可能に含まれる。
・招待先端末にて、主催者端末から受信した招待状データID、イベントデータED、人格情報データ1PDの各表示を行う受信処理部20(図30
・招待先端末にて、主催者端末へ送信するための回答データ2AD、投稿データ2PDの各データ作成及び設定を行う送信処理部21(図30
・招待先端末にて、主催者端末から受信した招待状データ、イベントデータ、人格情報データ1PD/人格情報データ3PDの各種新着情報の通知を行う新着処理部22(図示せず)
【0057】
以下、各処理部による画面表示について図示する実施例と共に説明する。
(起動時処理部(図2))
起動時処理部01は、TOP画面の表示といったプログラムの起動時処理を行う処理部である。更新プログラムや更新データのチェック及びインストールによる更新処理を含むものとしてもよい。主催者端末又は招待先端末にて、初回起動時、又は認証処理の後に実行可能なプログラムとして備えられる。
【0058】
図2aは、起動時処理部01による起動時処理の表示画面101である。祝いごと、お悔やみごと、その他お報せ の3カテゴリをお報せメニューとして選択可能に表示している。本表示は、お報せ設定処理部(10)によるお報せ設定処理の初期メニュー画面を兼ねている。
【0059】
(設定処理部10(図1))
設定処理部10(図1)は、招待先端末へ送信するための、招待状データID、イベントデータED、の各データ作成及び設定といった設定処理を行う処理部である。主催者端末にて、起動時処理又は認証処理の後に実行可能なプログラムとして備えられる。設定処理部10による設定処理は具体的には、お報せ設定処理102と、催しもの設定処理103と、投稿設定処理106と、これら各種の設定処理による送信画像をプレビューするプレビュー処理104,105,107の一つ以上からなる(図1図2図4図6b)。
【0060】
図2bは、設定処理部10によるお報せの設定処理の表示画面例である。本表示は、お報せの種別のプルダウン選択、表示名の記入、お報せ内容のテキスト入力と例文選択オプション、差出人の記入、デザイン選択を求める内容からなる。図2aのメニュー表示によるカテゴリ選択操作に続いて表示される。
【0061】
ここで、図2bの表示のうち、102S1,102S3,102S5は、複数の選択候補を表示すると共にいずれかを選択可能とする選択候補表示部である。この選択候補表示部には、予め登録された例文パーツS3、背景パーツS5から複数の選択候補がピックアップされる。この選択候補のピックアップは、図2aのカテゴリ操作によって選択入力されたカテゴリに応じてピックアップされる。
【0062】
図3aは、ピックアップされた選択候補の例文を並べて表示した、選択候補表示部による選択候補表示の表示画面例である。招待者ないし催しもの種別に応じた各種カテゴリごとの例文の掲示及び選択ボタンの表示がなされている。
【0063】
図3bは、催しもの設定処理の選択ないし入力を求める、催しもの設定の表示画面である。なお、招待状データのみを設定し、催しものを設定しないで送信することも可能である。催しものを設定しないときは、催しもの開催の日時、住所などを設定せずにお報せのみを行う処理ルートとなる。
【0064】
図4aは招待状データの中身である、お報せ設定後の表示画面のプレビュー表示である。送信によって招待先端末へ表示される表示画面を、主催者端末にて送信前にプレビュー確認するために表示する。
【0065】
図4bは催しものデータの中身である、催しもの設定後の表示画面のプレビュー表示である。送信によって招待先端末へ表示される表示画面を、主催者端末にて送信前にプレビュー確認するために表示する。
【0066】
図6bは人格情報統合データの一部として用いる、投稿データの投稿を求める表示画面のプレビュー表示である。送信によって招待先端末へ表示される表示画面を、主催者端末にて送信前にプレビュー確認するために表示する。
【0067】
(管理処理部11(図1B))
管理処理部11(図1B)は、各データの公開ないし送信、招待先端末から受信した出欠回答ないし投稿ないし贈り物手配の各種管理といった管理処理を行う処理部である。主催者端末にて実行可能なプログラムとして備えられる。管理処理部11による管理処理は具体的には、公開管理処理111と、送信管理処理112と、出欠の回答管理処理115と、人格情報の表示管理処理であるメッセージ表示116と、同じく人格情報の表示管理処理である経歴表示117と、贈り物管理処理と、お報せ一覧処理の一つ以上からなる(図1B図5図14)。
【0068】
図5は、管理処理部11による、招待先端末からの投稿データの受け付け有無の選択、及び「経歴表示」「アルバム表示」の各表示モードの選択を求める表示画面例である。この設定が、人格情報統合データ3IDの内容や表示に関連する。選択画面を別の画面で表示してもよい。また、「経歴表示」「アルバム表示」「メッセージ表示」の3つの表示モードの選択としてもよい。
【0069】
図6(a)は、管理処理部11による、招待先端末から投稿データの投稿を受け付けるか否かの選択106S1、及び、投稿データを受け付ける場合の投稿のお願いの文章の入力106L2を求める表示画面例である。この設定によって、図6(b)でプレビューされるような、投稿データを求めると共に人格情報統合データを共有できる旨の表示画面が作成される。
図7(a)は、管理処理部11による、イベントデータの公開の有無の選択、イベントデータの送信又はそのWEBアドレスのリンク先の送信の選択、イベントデータのプレビューによる確認、イベントデータの内容の再編集といった、設定処理部による招待状データないしイベントデータの再確認ないし再設定に関する管理入力部が表示される(図7a上半部)。
また図7(a)は、管理処理部11による、送信後のイベントデータについて、出欠の可否に関する招待先端末からの回答状況、招待先端末からのメッセージ表示(お祝いメッセージ等)の投稿データの投稿状況、招待先端末からのアルバム表示や経歴表示の投稿データの投稿状況、招待先端末からの贈り物(お祝い品)の手配状況、のそれぞれを表示する、招待先端末からの受信状況表示部が表示される(図7a下半部)。
また、図7a下半部の受信状況表示部には、招待先端末からの投稿データの自動公開の有無について、主催者端末からの選択入力を求めるボタンが表示される。
図7bは招待状データ(お報せ)ないしイベントデータを削除する選択入力がされた場合の、確認ダイアログの表示画面である。
図8aは、図7aにおいて送信の選択111S2が入力された場合の、送付メッセージの確認表示及び送信方法の選択入力画面である。連動するアプリケーションンS121,S122,S123のいずれを使用して送信するかを選択式にボタン表示している。これらのボタン表示の押し下げによって、連動するアプリケーションが起動し、送信先の選択ないし送信が可能となる。
なお、送信するデータは、特定の(一又は複数の)人格/団体に関する招待状データ、一の招待状データに紐付された一つ以上のイベントデータ、及び、前記特定の(一又は複数の)人格/団体に関する人格情報データに関する情報である。データ自体を送信してもよいし、WEB公開された招待状データ、イベントデータ、人格情報データの公開先のURLを文字列表示またはバーコードないし二次元コード表示した形で送信してもよい。
図8b、図9a、図9bは、招待先端末から受信した出欠回答の集計結果を、イベントデータとして設定されたイベントごとに表示した表示画面である。図8bでは、一つの招待状に紐付けて、二次会、披露宴、結婚式の各イベントが設定されている場合の、3つのイベントそれぞれについて招待先端末からの出血の可否の回答データの受信件数が並べて表示されている。
図9aは、複数のイベントデータのうち一つのイベントについて、出席の回答データを受信した送信先端末の端末名リストATLの表示画面である。この表示画面においては「ご列席6名」との出席回答者数1153ATがハイライトで表示されている。この表示画面においてはまた、出席(列席)の回答データの送信を行った送信先端末それぞれを選択して、追加の一斉連絡を行う追加連絡ボタン1153Sが入力可能に表示されている。
図9bは、複数のイベントデータのうち一つのイベントについて、欠席の回答データを受信した送信先端末の端末名リストABLの表示画面である。この表示画面においては「ご辞退3名」との欠席回答者数1153ABがハイライトで表示されている。
図10aは、一つの招待状データについて、複数の招待先端末から受信したメッセージ表示の投稿データを検閲用に表示した、人格情報統合データの表示画面例である。LA61に重なる半透明の覆い部HMのように、投稿データ毎に投稿内容を確認したうえで選択して、一般公開しないように検閲設定することができる。
図10bはメッセージ表示モードにおける人格情報データの検閲用の表示例であって、主催者端末にて受信した一つの投稿データを全文表示した表示画面である。
図11abcは経歴表示モードにおける人格情報データの検閲用の表示例であって、一つの招待状データについて、複数の招待先端末から受信した経歴表示の投稿データを検閲用に表示した、人格情報統合データの表示画面例である。PA72に重なる半透明の覆い部HMのように、投稿データ毎に投稿内容を確認したうえで選択して、一般公開しないように検閲設定することができる。
図12はアルバムモードにおける人格情報データの検閲用の表示例であって、一つの招待状データについて、複数の招待先端末から受信したアルバム表示の投稿データを検閲用に表示した、人格情報統合データの表示画面例である。PA74に重なる半透明の覆い部HMのように、投稿データ毎に投稿内容を確認したうえで選択して、一般公開しないように検閲設定することができる。
図13abは招待先端末から手配された贈り物(お祝い品)のリストとその各贈り物の選択表示である。
図14は、一の主催者端末から招待先端末へ送信した、招待状データ、イベントデータの一覧とこれに対して受信した閲覧数データ及び回答データの一覧である。
【0070】
(新着処理部12(図15
新着処理部12(図15)は、招待先端末から受信した出欠回答ないし投稿ないし贈り物手配の各種新着情報の通知といった新着処理を行う処理部である。主催者端末にて実行可能なプログラムとして備えられる。図15の新著悪情報一覧は、図14のお報せ一覧に反映される。
【0071】
(認証処理部13(図17(a)(b)))
認証処理部13(図17(a)(b))は、端末操作者のログイン認証及び追加認証といった認証処理を行う処理部である。主催者端末にて、初回起動時、又は起動処理の前又は後に実行可能なプログラムとして備えられる。図16はメールアドレス、パスワードの入力による認証処理の操作画面例、図17はログイン情報の設定画面及び携帯番号による追加認証の選択画面例である。図7bのように、システムから認証用携帯番号へ認証コードを送信し、認証コードを入力することで、操作者の追加認証を行うものとしている。この操作者の追加認証は選択式となっている。
このように操作者の追加認証を経た招待状データは、図18aの右上のような、追加認証済み表示203Rを併表示する。一方操作者の追加認証を行わなかった招待状データは、図18bの右上のような、追加認証の未認証表示203Nを併表示する。
【0072】
〔招待先端末の各処理部〕
(受信処理部20(図30))
受信処理部20(図30)は、主催者端末から受信した招待状データID、イベントデータED、人格情報データ1PDの各表示を行う処理部である。招待先端末にて、プログラムの起動時処理に続いて、或いは受信操作入力によって実行可能なプログラムとして備えられる。
【0073】
(送信処理部21(図30))
送信処理部21(図30)は、招待先端末にて、主催者端末へ送信するための回答データ2AD、投稿データ2PDの各データ作成及び設定を行う処理部である。招待先端末にて、受信処理の後に実行可能なプログラムとして備えられる。
【0074】
(新着処理部22(図示せず))
新着処理部22(図示せず)は、招待先端末にて、主催者端末から受信した招待状データ、イベントデータ、人格情報データ1PD/人格情報データ3PDの各種新着情報の通知を行う処理部である。招待先端末にて実行可能なプログラムとして備えられる。
【0075】
図16は、主催者端末における回答管理処理による新着情報の表示画面例。
【0076】
図17は、主催者端末におけるログイン認証の登録処理(a)及びログイン認証処理(b)の表示画面例。
【0077】
図18は、主催者端末におけるログイン認証の操作者情報登録処理(a)及び追加認証処理(b)の表示画面例。
【0078】
図19は、本発明の招待状管理システムの、招待先端末における受信/送信処理プログラムの表示画面のマップ例。
【0079】
図20は、招待先端末における招待状データ(追加認証済み(a)、追加認証無し(b))の受信処理の表示画面例。
【0080】
図21は、招待先端末における招待状データ(招待状表紙(a)、招待状本文(b))の受信処理の表示画面例。
【0081】
図22は、招待先端末におけるイベントデータの受信処理(a)、回答の送信処理(b)の表示画面例。
【0082】
図23は、招待先端末における回答データの送信確認処理(a)、送信完了処理(b)の表示画面例。
【0083】
図24は、招待先端末における投稿データ(メッセージ)の送信処理(投稿データ作成処理(a)(b))の表示画面例。
【0084】
図25は、招待先端末における投稿データ(メッセージ)設定時の例文選択処理(a)及びプレビュー処理(b)の表示画面例。
【0085】
【0086】
図26は、招待先端末における人格情報統合データ(メッセージ表示)の受信処理(一覧表示(a)及び選択表示(b))の表示画面例。
【0087】
図27は、招待先端末における投稿データ(アルバム/経歴表示)の送信処理(投稿データ作成処理(a)(b))の表示画面例。
【0088】
図28は、招待先端末における人格情報統合データ(経歴表示)の受信処理(非投稿者用の表示処理(a)(b))の表示画面例。
【0089】
図29は、招待先端末における人格情報統合データ(アルバム表示)の受信処理(投稿者用の表示処理)の表示画面例。
【0090】
図30は、招待先端末における贈り物手配処理(贈り物選択処理(a)(b))の表示画面例。
【0091】
図31は、招待先端末における贈り物手配処理(贈り物選択処理(a)(b))の表示画面例。
【0092】
(人格情報データ)
人格情報データ1PDは対象人格に関するデータであって、主催者端末からの入力データに基づいて、設定処理部10にて、招待状データ及びイベントデータの作成の際に自動作成される。一の人格情報データ1PDと一の招待状データIDとが必ず関連付けされる。例えば結婚に関するお祝いのお報せ招待の場合、人格情報データは、結婚当事者本人の映像(顔写真又は動画)、音声、名前、年齢、生年月日、出身地、学歴、職歴などの、当事者のパーソナルデータが含まれる。作成された人格情報データ1PDは、サーバー或いは主催者端末にて保存される。
【0093】
(人格情報データ3PDの各端末表示)
人格情報統合データは、主催者端末からの入力データに基づいて作成された人格情報データと、各招待先端末から投稿された投稿データそれぞれとを統合させたデータである。
人格情報統合データは、端末によって表示する内容を変えて変更表示するように設定されている。
人格情報統合データの変更表示は、主催者端末にて表示する「検閲入力用の人格情報統合データ」と、拒否投稿者端末を除く複数の招待先端末にて表示する「一般公開用の人格情報統合データ」と、拒否投稿者の招待先端末専用で表示する「拒否投稿者用の人格情報統合データ」とがある。
【0094】
その他、本発明は実施例として示す例に限定されない。発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更、一部構成の省略、システム構成における各要素の集約ないし省略、一部要素の抽出、実行可能な一部のプログラムの設定、又はダウンロード可能な処理データの作成、データ保管場所及びデータ保管構造の変更、公知の要素または技術への置換、他の技術との集約、組合せが可能である。
【符号の説明】
【0095】
起動時処理部01

設定処理部10
お報せ設定処理102
催しもの設定処理103
投稿設定処理106

管理処理部11
公開管理処理111
送信管理処理112
回答管理処理115
メッセージ表示116
経歴表示117

贈り物手配
新着処理部12
認証処理部13

招待状データID
イベントデータED
人格情報データ1PD
回答データ2AD
投稿データ2PD

受信処理部20
追加認証済み表示203R
追加未認証表示203N

送信処理部21

人格情報データ3PD
人格情報統合データ3ID
検閲用の人格情報統合データ31ID
非投稿者用の人格情報統合データ32ID
投稿者用の人格情報統合データ33ID

贈り物管理処理
図1
図2
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図30
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