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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022178257
(43)【公開日】2022-12-02
(54)【発明の名称】回路基板組立体
(51)【国際特許分類】
   H05K 1/14 20060101AFI20221125BHJP
   H01R 12/52 20110101ALI20221125BHJP
【FI】
H05K1/14 H
H01R12/52
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021084915
(22)【出願日】2021-05-19
(71)【出願人】
【識別番号】000227995
【氏名又は名称】タイコエレクトロニクスジャパン合同会社
(74)【代理人】
【識別番号】100094330
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 正紀
(72)【発明者】
【氏名】土橋 大亮
(72)【発明者】
【氏名】木村 毅
【テーマコード(参考)】
5E223
5E344
【Fターム(参考)】
5E223AA01
5E223AB21
5E223AC12
5E223AC21
5E223BA27
5E223BB01
5E223CD15
5E223DA19
5E223DB01
5E223DB13
5E344AA07
5E344AA12
5E344BB02
5E344CC13
5E344CD13
5E344DD02
5E344EE21
(57)【要約】
【課題】回路基板間の角度や回路基板どうしの位置関係が厳密に調整されるとともに低コストを実現した回路基板組立体を提供する。
【解決手段】
回路基板組立体100は、第1回路基板10と、第2回路基板20と、金具50とを有する。金具50は、金属平板を短冊形状に打ち抜き、その両端部をスルーホール13,23に差し込むように折り曲げたものである。ここでは、金具50として、一旦折り曲げたら、この回路基板組立体100の、重力方向に対する姿勢を変えても、第1回路基板10と第2回路基板20との間の角度が予め定められた公差を維持する程度の剛性を持った材料や寸法などからなる金具50が採用されている。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1回路基板と、
第1辺が前記第1回路基板の第1辺に隣接して互いに平行に延び、該第1回路基板との間に180°を除く角度を有する姿勢にある第2回路基板と、
前記角度に応じた角度に屈曲した部分を有し前記第1回路基板と前記第2回路基板との双方の前記第1辺を跨いで該第1回路基板と該第2回路基板との双方に固定された金具とを備え、
前記金具が、重力に対する、前記第1回路基板および前記第2回路基板の姿勢によらず、屈曲した姿勢を維持する剛性を有することを特徴とする回路基板組立体。
【請求項2】
第1回路基板と、
第1辺が前記第1回路基板の第1辺に隣接して互いに平行に延び、該第1回路基板との間に180°を除く角度を有する姿勢にある第2回路基板と、
前記角度に応じた角度に屈曲した部分を有し前記第1回路基板と前記第2回路基板との双方の前記第1辺を跨いで該第1回路基板と該第2回路基板との双方に固定された、折れ曲がった板形状の金具とを備えたことを特徴とする回路基板組立体。
【請求項3】
前記第1回路基板および前記第2回路基板双方が、サポート部に搭載される各第2辺を有するとともに該各第2辺から突き出て該サポート部に形成された各差込部に差し込まれる各突起部を有し、
前記金具が、前記サポート部への差込み前において、前記第1回路基板と前記第2回路基板との間の角度を、前記各差込み部への前記各突起部の差込みを可能とする角度に維持するだけの剛性を有することを特徴とする請求項1または2に記載の回路基板組立体。
【請求項4】
前記第1回路基板、前記第2回路基板、および前記サポート部によって一つの回路が形成されることを特徴とする請求項3に記載の回路基板組立体。
【請求項5】
前記第1回路基板と前記第2回路基板が、互いに電気的に接続されることにより作用を成す、それぞれ第1回路部分および第2回路部分を有し、
前記金具が、前記第1回路基板と前記第2回路基板の機械的な固定とともに前記第1回路部分と前記第2回路部分との間の電気的な接続を担うことを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の回路基板組立体。
【請求項6】
前記第1回路部分と前記第2回路部分の双方が、アンテナを構成する回路部分であることを特徴とする請求項4に記載の回路基板組立体。
【請求項7】
前記第1回路基板と前記第2回路基板が前記金具を受け入れる各受入部を有し、
前記金具が、前記各受入部に圧入されていることを特徴とする請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の回路基板組立体。
【請求項8】
前記金具が、前記第1回路基板と前記第2回路基板の双方にはんだ付けされていることを特徴とする請求項1から7のうちのいずれか1項に記載の回路基板組立体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数枚の回路基板が互いに接続された回路基板組立体に関する。
【背景技術】
【0002】
全体として途中で折れ曲がった形状を有し互いに接続された複数枚の回路基板からなる構造が知られている。
【0003】
例えば、先行文献1には、ジャンパー線で互いに接続された2枚の回路基板が開示されている。この先行文献1では、2枚の回路基板間の折曲げに伴う、ジャンパー線と回路基板の接続部にかかる負荷の軽減を目的として、ジャンパー線の長さに余裕を持たせている。
【0004】
また、先行文献2、3には、2枚の回路基板のうちの一方の回路基板の端面に突出部を形成し、もう一方の回路基板にその突出部を差し込む差込穴を形成して、その差込穴に突出部を差し込むことにより全体として90°に折れ曲がった形状の回路基板が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004―311813号公報
【特許文献2】特開2019―134081号公報
【特許文献3】特開2020―025012号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
接続された複数枚の回路基板からなる回路基板組立体を、例えばさらに第3の回路基板に組み立てる場合など、回路基板間の折れ曲がりの角度や回路基板どうしの相対的な位置関係が厳密に調整された回路基板組立体を必要とする場合がある。
【0007】
ここで、上掲の特許文献1に開示されたジャンパー線で接続された回路基板組立体の場合、ジャンパー線以外の支えがないと、回路基板間の角度や回路基板どうしの位置関係が不正確となり、厳密な角度や位置関係が求められる回路基板組立体としては不向きである。
【0008】
また、上掲の特許文献2、3に開示された、一方の回路基板およびもう一方の回路基板にそれぞれ突出部および差込穴を設けて突出部を差込穴に差し込んだ構造の回路基板組立体の場合、回路基板を組み合わせて例えばはんだ付け等により固定した後は、回路基板間の角度や回路基板どうしの位置関係は容易には変化することはない。しかしながら、この構造の回路基板組立体を実現するためには、大寸法の回路基板から回路基板をそれぞれ切り出し、その後、回路基板どうしを組み合わせる必要がある。このため、組み合わせの段階で、回路基板間の角度や回路基板どうしの位置関係を厳密に調整してから固定する必要があり、その調整に時間とコストがかかる。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑み、回路基板間の角度や回路基板どうしの位置関係が厳密に調整されるとともに低コストを実現した回路基板組立体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成する本発明の第1の回路基板組立体は、
第1回路基板と、
第1辺が第1回路基板の第1辺に隣接して互いに平行に延び、第1回路基板との間に180°を除く角度を有する姿勢にある第2回路基板と、
上記角度に応じた角度に屈曲した部分を有し第1回路基板と第2回路基板との双方の第1辺を跨いで第1回路基板と第2回路基板との双方に固定された金具とを備え、
上記金具が、重力に対する、第1回路基板および第2回路基板の姿勢によらず、屈曲した姿勢を維持する剛性を有することを特徴とする。
【0011】
本発明の第1の回路基板組立体によれば、上掲の特許文献1-3に開示された回路基板組立体と比べ、低コストで厳密に調整された回路基板組立体が実現する。
【0012】
また、上記目的を達成する本発明の第2の回路基板組立体は、
第1回路基板と、
第1辺が前記第1回路基板の第1辺に隣接して互いに平行に延び、第1回路基板との間に180°を除く角度を有する姿勢にある第2回路基板と、
上記角度に応じた角度に屈曲した部分を有し第1回路基板と第2回路基板との双方の第1辺を跨いで第1回路基板と第2回路基板との双方に固定された、折れ曲がった板形状の金具とを備えたことを特徴とする。
【0013】
本発明の第2の回路基板組立体によれば、相応の力で曲げることができ、曲げた形状が維持される程度の剛性の金具を採用することにより、曲げの角度のみの調整で調整が完了する、低コストで厳密に調整された回路基板組立体が実現する。
【0014】
ここで、本発明の第1の回路基板組立体および第2の回路基板組立体のいずれにおいても、
第1回路基板および第2回路基板双方が、サポート部に搭載される各第2辺を有するとともに各第2辺から突き出てサポート部に形成された各差込部に差し込まれる各突起部を有し、
上記金具が、サポート部への差込み前において、第1回路基板と第2回路基板との間の角度を、各差込部への各突起部の差込みを可能とする角度に維持するだけの剛性を有することが好ましい。
【0015】
上記金具として、例えば後述するレベルの精度を持った差込部への差込みを可能とする角度に維持するだけの剛性を備えた金具を採用することが好ましい。
【0016】
この場合に、第1回路基板、第2回路基板、およびサポート部によって一つの回路が形成されることも好ましい態様である。
【0017】
また、本発明の第1の回路基板組立体および第2の回路基板組立体のいずれにおいても、第1回路基板と第2回路基板が、互いに電気的に接続されることにより作用を成す、それぞれ第1回路部分および第2回路部分を有し、
上記金具が、第1回路基板と第2回路基板の機械的な固定とともに第1回路部分と第2回路部分との間の電気的な接続を担うことが好ましい。
【0018】
この場合に、第1回路部分と第2回路部分の双方が、アンテナを構成する回路部分であってもよい。
【0019】
上記金具として、機械的な剛性とともに電気的特性も考慮した金具を採用し、その金具に、機械的な固定と電気的な接続との双方を担わせる。こうすることにより、機械的な固定のための金具とその金具とは別の電気配線とを組み合わせるよりも簡易な構造の回路基板組立体が実現し、これを例えばアンテナに採用すると、金具と電気配線とを組み合わせるよりも安定した性能のアンテナが実現する。
【0020】
ここで、本発明の第1の回路基板組立体および第2の回路基板組立体のいずれにおいても、
第1回路基板と第2回路基板が上記金具を受け入れる各受入部を有し、上記金具が、各受入部に圧入されていることが好ましい。
【0021】
圧入を採用すると、その後の接続工程を不要とし、さらに低コストな回路基板組立体が実現する。
【0022】
あるいは、本発明の第1の回路基板組立体および第2の回路基板組立体のいずれにおいても、上記金具が、第1回路基板と第2回路基板の双方にはんだ付けされていることも好ましい形態である。
【0023】
はんだ付けの場合も、回路基板上の他の回路部品のはんだ付けと同時に行うなど、特別な工程を不要とし、確実な接続と低コスト化が実現する。
【発明の効果】
【0024】
以上の本発明によれば、回路基板間の角度や回路基板どうしの位置関係が厳密に調整されるとともに低コストを実現した回路基板組立体が実現する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の回路基板組立体の製造に適用可能な製造方法の一例を示した工程図である。
図2】回路基板上の一般的なスルーホールの精度を示した図である。
図3】端子をスルーホールにスムーズに差し込むための端子間相対位置の必要精度を例示した図である。
図4】本発明の第1実施形態としての回路基板組立体を示した図である。
図5】本発明の第2実施形態としての回路基板組立体を示した図である。
図6】本発明の第3実施形態としての回路基板組立体を示した図である。
図7】本発明の第4実施形態としての回路基板組立体を示した図である。
図8】本発明の第5実施形態としての回路基板組立体を示した図である。
図9】本発明の第6実施形態としての回路基板組立体を示した図である。
図10】本発明の第7実施形態としての回路基板組立体を示した図である。
図11】本発明の第8実施形態としての回路基板組立体を示した図である。
図12】本発明の第9実施形態としての回路基板組立体を示した図である。
図13】本発明の第10実施形態としての回路基板組立体を示した図である。
図14】本発明の第11実施形態としての回路基板組立体を示した図である。
図15】本発明の第12実施形態としての回路基板組立体を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0027】
ここでは先ず、本発明の回路基板組立体の製造方法として採用し得る好ましい製造方法の一例について説明する。ただし、本発明の回路基板組立体は、その製造方法を問うものではない。
【0028】
図1は、本発明の回路基板組立体の製造に適用可能な製造方法の一例を示した工程図である。
【0029】
図1(A)には、大サイズの回路基板1が示されている。
【0030】
また、図1(B)は、図1(A)に点線で示した楕円Oの部分の拡大図である。
【0031】
ここでは、大サイズの回路基板1から、8個の回路基板組立体100が製造される。なお、ここでの説明にあたっては、回路基板組立体として完成する前の段階であっても、製造後に回路基板組立体となる部分について、製造後と同じ符号を付して回路基板組立体100と称する。製造後に第1回路基板10あるいは第2回路基板20となる部分についても同様である。
【0032】
図1(A),(B)では、既に回路パターンが印刷され、さらに打ち抜き加工がなされて、第1回路基板10および第2回路基板20の原型が形成されている。第1回路基板10および第2回路基板20には、互いに電気的に接続されてアンテナとして作用する第1回路部分11と第2回路部分21を有する。また、第2回路基板20には、さらに第3回路部分22も形成されている。
【0033】
この図1(A),(B)に示した段階の第1回路基板10および第2回路基板20は、大サイズの回路基板1上の位置が維持されるように、大サイズの回路基板1の、第1回路基板10および第2回路基板20を打ち抜いた後のフレーム1Aと部分的につながった状態となっている。また、第1回路基板10と第2回路基板20の双方には、金具50を差し込むスルーホール13,23が形成されている。これらのスルーホール13,23は、本発明にいう受入部の一例に相当する。なお、受入部は、必ずしも貫通している孔(スルーホール)である必要はない。
【0034】
図1(C)は、図1(A),(B)に示す1回路基板10および第2回路基板20のスルーホール13,23に金具50が差し込まれた状態を示した図である。
【0035】
金具50は、この図1に示す第1回路基板10および第2の回路基板20とは別途に製造される。具体的には、この金具50は、例として金属平板を短冊形状に打ち抜き、その両端部をスルーホール13,23に差し込むように折り曲げたもの、あるいはそれを含むものである。例えば金具50には、折り曲げた金属平版に一部絶縁被膜のような被膜や、強度を全体的にあげるための非金属の構造体等、金属平版以外の要素が更に組み合わさってもよい。この金具50は、第1回路基板10と第2回路基板20との間の機械的な結合を担うとともに、電気的な接続も担うように、その剛性や導電性が考慮されている。この図1に示す例では、金具50は、その両端部がスルーホール13,23に差し込まれ、さらにそれらのスルーホール13,23と金具端部との隙間に半田を流し込むようにして半田付けされる。
【0036】
この段階で、第1回路基板10と第2回路基板20との間の相対位置は固定される。この段階では、第1回路基板10と第2回路基板20の双方が、大サイズの回路基板1のフレーム1Aにつながったままの状態にあり、特段の調整を行うことなく、第1回路基板10と第2回路基板20が高精度な相対位置関係をもって固定される。
【0037】
図1(D)は、回路基板組立体100を大サイズの回路基板1のフレーム1Aから切り離した状態を示した図である。
【0038】
この図1(D)に示した回路基板組立体100は、第1回路基板10と第2回路基板20が同一平面となっている。そこで、回路基板組立体100は、この図1(D)に示したようにフレーム1Aから切り離したのち、金具50の部分で折り曲げられる。ここでは、一例として、角度90°に折り曲げられる。
【0039】
図1(E)は、折り曲げ後の回路基板組立体100と第3回路基板30とを示した斜視図である。第3回路基板30は、本発明にいうサポート部の一例に相当する。
【0040】
第2回路基板20の第1辺201は、第1回路基板10の第1辺101に隣接して互いに平行に延びている。また、第1回路基板1には、その第2辺102から第3回路基板30に向かって突き出た突起部14が形成されている。また、これと同様に、第2回路基板20にも、その第2辺202から第3回路基板30に向かって突き出た突起部24,25が形成されている。
【0041】
一方、第3回路基板30には、これらの突起部14,24,25に対応する位置に、スルーホール31,32,33が形成されている。回路基板組立体100は、図1(E)に示すように折り曲げられたのち、各突起部14,24,25が各スルーホール31,32,33に差し込まれてはんだ付けされる。各突起部14,24,25および各スルーホール31,32,33は、第1回路基板10および第2回路基板20と、第3回路基板30との間の機械的な結合とともに、電気的な接続を担っている。そして、このはんだ付けにより、第1回路基板10、第2回路基板20、および第3回路基板30に形成されている各部分回路がつながって一つの回路が形成される。ここで、各突起部14,24,25は、本発明にいう突起部の一例に相当し、各スルーホール31,32,33は、本発明にいう差込部の一例に相当する。
【0042】
ここで、回路基板組立体100は、各突起部14,24,25は、各スルーホール31,32,33にスムーズに差し込むことができる程度に厳密に調整された、第1回路基板10と第2回路基板20の相対位置および開き角度に仕上がっている必要がある。ここでは、第1回路基板10と第2回路基板20の相対位置は、大サイズの回路基板1から切り出す前の高精度の相対位置がそのまま保たれているため、金具50の折り曲げ角度のみ、既定の精度を満足するように折り曲げればよい。
【0043】
仮に、例えば前掲の特許文献3のように、第1回路基板10に相当する回路基板と第2回路基板20に相当する回路基板を別々に切り出し、切り出した後の2枚の回路基板を組み合させることを考える。この場合、2枚の回路基板の相対位置と開き角度との双方が各既定精度となるように慎重に組み合わせて固定する必要を生じ、多大な時間とコストがかかることになる。
【0044】
これに対し、以下に説明する各実施形態の回路基板組立体は、この図1に示した製造方法を採用することができ、製造に要する時間とコストを削減することができる。
【0045】
ここで、参考のために、一般的なスルーホールの精度と2枚の回路基板の必要な組立精度を挙げておく。
【0046】
図2は、回路基板上の一般的なスルーホールの精度を示した図である。
【0047】
図2(A)は、回路基板上の一般的なスルーホールどうしの位置関係の精度を示している。2つのスルーホールの真の相対距離Xに対し、±0.1mm~±0.25mm程度の公差を有する。
【0048】
また、図2(B)は、回路基板上の一般的なスルーホールの径の精度を示している。真の径φxに対し、±0.05mm~±0.15mmの公差を有する。このスルーホールの径の精度を考慮して2枚の回路基板の組立精度を設定する必要がある。
【0049】
さらに、図2(C)は、回路基板上の一般的なスルーホールとそのスルーホールに差し込まれる端子との間の設計上のすき間を示している。一般的には、このすき間は、0.1mm~0.5mmに設定される。すき間が大きいほど2枚の回路基板の組立精度を緩くできるが、すき間が大きすぎると、半田による回路基板の固定力が不足したり不安定になる可能性が高くなる。
【0050】
図3は、端子をスルーホールにスムーズに差し込むための端子間相対位置の必要精度を例示した図である。ここでは、前掲の特許文献3および図3(A)に示されているように、第1回路基板10と第2回路基板20を別々に切り出してから組み立てることを想定している。また、端子とは各回路基板の突起部に相当し、突起部は回路基板の一部であるから、端子間相対位置の精度は2枚の回路基板の組み立て精度とみなすことができる。
【0051】
図3において、第1回路基板10の突起部13と第2回路基板20の突起部23との位置関係は2つの方向で規定している。図3(B)に示すように、第1回路基板10に沿った方向において、第1回路基板10の突起部13の幅の中心と第2回路基板20の突起部23の厚さの中心とは15mmの距離にあり、その公差は±0.25mmである。つまり、距離は14.75mm~15.25mmの範囲内であるべきことが規定されている。また、第1回路基板10に沿った方向と垂直の方向において、第1回路基板10の突起部13の厚さの中心と第2回路基板23の突起部23の幅の中心とは5mmの距離にあり、その公差は±0.25mmである。つまり、距離は4.75mm~5.25mmの範囲内であるべきことが規定されている。
【0052】
図1に示した製造方法の場合、第1回路基板10と第2回路基板20との間の相対位置は正確に保たれていることから、この組立精度はほぼ無視することができる。言い換えると、第1回路基板10と第2回路基板20を大サイズの回路基板1から切り出した後、この組立精度が維持される程度の剛性を持つ、折れ曲がった板形状の金具50が採用されている。
【0053】
以下、本発明の回路基板組立体の各種の実施形態について説明する。なお、以下に説明する各実施形態では、分かり易さのため、形態の相違があっても、図1に示した回路基板組立体100で採用した符号をそのまま採用して説明する。また、図1を参照して説明した内容についての重複説明、および後に挙げる実施形態における、先に挙げる実施形態で説明した内容についての重複説明については、省略することがある。
【0054】
図4は、本発明の第1実施形態としての回路基板組立体を示した図である。ここで、図3(A)、(B)、(C)は、それぞれ、回路基板組立体100の斜視図、図3(A)に点線で示した円Rの部分の拡大図、および、円Rの部分の裏側を示した拡大図である。
【0055】
この図4に示した第1実施形態の回路基板組立体100は、図1に示した回路基板組立体100と同一のものであり、第1回路基板10と、第2回路基板20と、それらを連結する金具50とを有する。
【0056】
第1回路基板10には、第1回路部分11が形成されていて、第2回路基板10には、第2回路部分21および第3回路部分22が形成されている。そして、第1回路部分11と第2回路部分21は、金具50で電気的にも接続されて1つのアンテナを構成している。
【0057】
また、第1回路基板10および第2回路基板20には、各スルーホール13,23が形成され、それらのスルーホール13,23に金具50の各端部51,52が差し込まれている。金具50は、その両端部51,52がスルーホール13,23に差し込まれ、さらに、各スルーホール13,23と、そのスルーホール13,23に差し込まれた金具50の各端部51,52との隙間に半田が流し込まれてはんだ付けされている。これにより、金具50は、第1回路基板10と第2回路基板20を機械的に連結している。また、2つ示されている金具50のうちの上側に示されている金具50は、第1回路部分11と第2回路部分21を電気的にも接続している。また、第1回路基板10には、突起部14が形成され、第2回路基板20には突起部24,25が形成されている。
【0058】
金具50は、金属平板を短冊形状に打ち抜き、その両端部をスルーホール13,23に差し込むように折り曲げたものである。こ金具50は、その両端部51,52がスルーホール13,23に差し込まれてはんだ付けされていて、さらにその中央部53が予め決められた角度(ここでは90°)に折り曲げられている。
【0059】
仮に、この金具50に代わり、第1回路基板10と第2回路基板20がジャンパー線で接続されているとする。ジャンパー線は電気的に接続するためのものであり、取り扱いやすいように比較的剛性の低い柔らかい材料が使用されている。このため、第1回路基板10と第2回路基板20をジャンパー線で接続して第1回路基板10と第2回路基板20が所定の角度となるようにジャンパー線を一旦折り曲げても、取り扱いの途中における重力の作用などにより第1回路基板10と第2回路基板20の相対的な姿勢が変化してしまうことになる。
【0060】
ここでは、金具50として、一旦折り曲げたら、この回路基板組立体100の、重力方向に対する姿勢を変えても、第1回路基板10と第2回路基板20との間の角度が予め定められた公差を維持する程度の剛性を持った材料や寸法などからなる金具50が採用されている。
【0061】
したがって、このような金具50を採用することによって、組立の作業時間やコストが削減された回路基板組立体100が実現する。
【0062】
図5は、本発明の第2実施形態としての回路基板組立体を示した図である。ここで、図5(A)、(B)、(C)は、それぞれ、回路基板組立体100の斜視図、図5(A)に点線で示した円Rの部分の拡大図、および、円Rの部分の裏側を示した拡大図である。
【0063】
この図5に示した第2実施形態の、図4に示した第1実施形態との相違点は、金具50の両端部51,52の形状である。金具50の両端部51,52には孔511,521が設けられていて、各端部51,52は、その孔511,521を押し潰すようにして、各スルーホール13,23に差し込まれる。すなわち、各端部51,52は、各スルーホール13,23に圧入される。このように、金具50は、圧入により、第1回路基板10と第2回路基板20を連結してもよい。この金具50も、金属平板が短冊形状に打ち抜かれ、その両端部51,52が折り曲げられ、さらに中央部53が折り曲げられたものであり、本発明にいう折れ曲がった板形状の金具の一例に相当する。
【0064】
なお、この第2実施形態は、金具50の両端部51,52の圧入のみで第1回路基板10と第2回路基板20を連結したものであるが、圧入と半田付けとの双方により、より強固に連結してもよい。
【0065】
図6は、本発明の第3実施形態としての回路基板組立体を示した図である。ここで、図6(A)、(B)、(C)は、それぞれ、回路基板組立体100の斜視図、図6(A)に点線で示した円Rの部分の拡大図、および、円Rの部分の裏側を示した拡大図である。
【0066】
この図6に示した第3実施形態の、図4に示した第1実施形態との相違点は、金具50の両端部51,52とスルーホール13,23の相対的な寸法と金具50の中央部53の幅である。
【0067】
図4に示した第1実施形態の場合、金具50の幅wはスルーホール13,23の直径よりも狭く、両端部51,52がスルーホール13,23に差し込まれた後の半田付けにより固定されている。これに対し、この図6に示す第3実施形態の場合、金具50の両端部51,52の断面形状は、第1実施形態の場合と同じく矩形のままであるが、その幅wはスルーホール13,23の直径よりも広めに形成されており、両端部51,52がスルーホール13,23に圧入されている。圧入とはんだ付けとを併用してさらに強固に固定してもよい
また、この図6に示す第3実施形態における金具50は、その中央部53の幅w2が両端部51,52の幅w1と比べ狭幅となっている。これは、第1回路基板10と第2回路基板20との間に角度を付けるときに、金具50の折れ曲がる位置を中央部53に誘導し、中央部53が正しい角度に折れ曲がり易くするためである。
【0068】
この図6に示す金具50も、金属平板が短冊形状に打ち抜かれ、その両端部51,52が折り曲げられ、さらに中央部53が折り曲げられたものであり、本発明にいう折れ曲がった板形状の金具の一例に相当する。
【0069】
なお、金具50の両端部51,52は、これまでの例に示したように、スルーホール13,23に差し込まれて半田付けされていてもよく、スルーホール13,23に圧入されていてもよく、それらが併用されていてもよい。この点は、以下に説明する各実施形態でも同様であり、以下に説明する各実施形態における説明では、金具50の両端部51,52の、スルーホール13,23への固定方法についての言及は省略する。
【0070】
図7は、本発明の第4実施形態としての回路基板組立体を示した図である。ここで、図7(A)、(B)、(C)は、それぞれ、回路基板組立体100の斜視図、図7(A)に点線で示した円Rの部分の拡大図、および、円Rの部分の裏側を示した拡大図である。
【0071】
この図7に示した第3実施形態における金具50は、両端部51,52と比べ中央部53の肉厚が薄くなっている。これも、図6に示した第3実施形態の場合と同じく、中央部53を曲がり易くするためである。
【0072】
この図7に示す金具50も、金属平板が短冊形状に打ち抜かれ、その打ち抜きの際に肉厚が薄くなるように中央部53が押し潰され、その両端部51,52が折り曲げられ、さらに中央部53が折り曲げられたものであり、本発明にいう折れ曲がった板形状の金具の一例に相当する。
【0073】
図8は、本発明の第5実施形態としての回路基板組立体を示した図である。ここで、図8(A)、(B)、(C)は、それぞれ、回路基板組立体100の斜視図、図8(A)に点線で示した円Rの部分の拡大図、および、円Rの部分の裏側を示した拡大図である。
【0074】
この図8に示した第5実施形態における金具50は、両端部51,52の幅w1よりも中央部53の幅w2が狭く、両端部51,52に行くにしたがって幅広となっている。これも、図6図7に示した第3実施形態および第4実施形態の場合と同じく、中央部53を曲がり易くするためである。
【0075】
この図8に示す金具50も、金属平板が短冊形状に打ち抜かれて両端部51,52が折り曲げられ、さらに中央部53が折り曲げられたものであり、本発明にいう折れ曲がった板形状の金具の一例に相当する。
【0076】
図9は、本発明の第6実施形態としての回路基板組立体を示した図である。ここで、図9(A)、(B)、(C)は、それぞれ、回路基板組立体100の斜視図、図9(A)に点線で示した円Rの部分の拡大図、および、円Rの部分の裏側を示した拡大図である。
【0077】
この図9に示した第6実施形態における金具50は、両端部51,52がそれぞれ二股に分かれている。これに対応して、第1回路基板10のスルーホール13および第2回路基板20のスルーホール23も、1つの金具50につき、2つずつ形成されている。そして、それぞれ二股に分かれた両端部51,52が、その2つずつのスルーホール13,23に1本ずつ差し込まれている。このように、両端部51,52を二股にすると、第1回路基板10や第2回路基板20と金具50との接触点が増え、機械的にも強固に固定され、また電気的にもより確実に接続される。
【0078】
この図9に示す金具50も、金属平板が打ち抜かれて両端部51,52が折り曲げられ、さらに中央部53が折り曲げられたものであり、本発明にいう折れ曲がった板形状の金具の一例に相当する。
【0079】
図10は、本発明の第7実施形態としての回路基板組立体を示した図である。ここで、図10(A)、(B)、(C)は、それぞれ、回路基板組立体100の斜視図、図10(A)に点線で示した円Rの部分の拡大図、および、円Rの部分の裏側を示した拡大図である。
【0080】
この図10に示した第7実施形態における金具50は、両端部51,52がそれぞれ三股に分かれている。これに対応して、第1回路基板10のスルーホール13および第2回路基板20のスルーホール23も、1つの金具50につき3つずつ形成されている。そして、それぞれ三股に分かれた両端部51,52が、その3つずつのスルーホール13,23に1本ずつ差し込まれている。両端部51,52を三股に分けてある理由も、図9に示した、両端部51,を二股に分けた理由と同じである。すなわち、両端部51,52を三股にすると、第1回路基板10や第2回路基板20と金具50との接触点が増え、機械的にも強固に固定され、また電気的にもより確実に接続される。
【0081】
この図10に示す金具50も、金属平板が打ち抜かれて両端部51,52が折り曲げられ、さらに中央部53が折り曲げられたものであり、本発明にいう折れ曲がった板形状の金具の一例に相当する。
【0082】
図11は、本発明の第8実施形態としての回路基板組立体を示した図である。ここで、図11(A)、(B)、(C)は、それぞれ、回路基板組立体100の斜視図、図11(A)に点線で示した円Rの部分の拡大図、および、円Rの部分の裏側を示した拡大図である。
【0083】
図4図10に示した第1~第7実施形態の場合、金具50は、第1回路基板10と第2回路基板20を、鈍角側(角度270°に開いた側)を経由して結合している。これに対し、この図11に示す第8実施形態の回路基板組立体100は、第1回路基板10と第2回路基板20を、鋭角側(角度90°に開いた側)を経由して結合している。
【0084】
この図11に示す金具50も、金属平板が打ち抜かれて両端部51,52が折り曲げられ、さらに中央部53が折り曲げられたものであり、本発明にいう折れ曲がった板形状の金具の一例に相当する。
【0085】
図12は、本発明の第9実施形態としての回路基板組立体を示した図である。ここで、図12(A)、(B)、(C)は、それぞれ、回路基板組立体100の斜視図、図12(A)に点線で示した円Rの部分の拡大図、および、円Rの部分の裏側を示した拡大図である。
【0086】
図4図11に示した第1~第9実施形態の場合、第1回路基板10と第2回路基板20にはスルーホール13,23が形成されていて、金具50は、その両端部51,52がスルーホール13,23に差し込まれた状態で、第1回路基板10と第2回路基板20を結合している。これに対し、この図12に示す第9実施形態の回路基板組立体100は、その金具50の両端部51,52が第1回路基板10および第2回路基板20の表面に沿う向きに折り曲げられていて、第1回路基板10および第2回路基板20の表面に半田付けされている。
【0087】
このように、金具50は、第1回路基板10および第2回路基板20の表面に半田付けされていてもよい。
【0088】
この図12に示す金具50も、金属平板が打ち抜かれて両端部51,52が折り曲げられ、さらに中央部53が折り曲げられたものであり、本発明にいう折れ曲がった板形状の金具の一例に相当する。
【0089】
図13は、本発明の第10実施形態としての回路基板組立体を示した図である。ここで、図13(A)、(B)、(C)は、それぞれ、回路基板組立体100の斜視図、図13(A)に点線で示した円Rの部分の拡大図、および、円Rの部分の裏側を示した拡大図である。
【0090】
図4図12に示した第1~第9実施形態の場合、第1回路基板10と第2回路基板20は、2つの金具50で固定されている。これに対し、この図13に示す第10実施形態の場合は、第1回路基板10と第2回路基板20は、幅wが広い1つの金具50で連結されている。金具50は1つだが、第1回路基板10および第2回路基板20には、スルーホール13,23が2つずつ形成されている。これに合わせて、金具50の両端部51,52には、2本ずつの脚部512,522が形成されて、各スルーホール13,23に脚部512,522が1本ずつ差し込まれている。
【0091】
またこの金具50の中央部53を適度な力で折り曲げることができるように、中央部53には孔531が形成されている。
【0092】
このように、第1回路基板10と第2回路基板20を結合する金具50は、2つである必要はなく、この図14に示すように1つであってもよく、あるいは、図示は省略するが3つ以上であってもよい。
【0093】
この図13に示す金具50も、金属平板が打ち抜かれて両端部51,52が折り曲げられ、さらに中央部53が折り曲げられたものであり、本発明にいう折れ曲がった板形状の金具の一例に相当する。
【0094】
図14は、本発明の第11実施形態としての回路基板組立体を示した図である。ここで、図14(A)、(B)、(C)は、それぞれ、回路基板組立体100をおもて面側から見た斜視図、回路基板組立体100をうら面側から見た斜視図、および側面図である。
【0095】
図4図13に示した第1~第10実施形態の場合、金具50は、第1回路基板10と第2回路基板20が90°に開いた姿勢を維持するように、第1回路基板10と第2回路基板20を結合している。これに対し、この図14に示す第11実施形態の回路基板組立体100は、第1回路基板10と第2回路基板20が、90°ではなく例えば120°に開いた姿勢を維持するように、第1回路基板10と第2回路基板20を結合している。
【0096】
この図14に示すように、第1回路基板10と第2回路基板20とのなす角度は、90°である必要はなく、180°を除く、どのような角度であってもよい。
【0097】
この図14に示す金具50も、金属平板が打ち抜かれて両端部51,52が折り曲げられ、さらに中央部53が折り曲げられたものであり、本発明にいう折れ曲がった板形状の金具の一例に相当する。
【0098】
図15は、本発明の第12実施形態としての回路基板組立体を示した図である。ここで、図15(A)、(B)は、回路基板組立体100を、それぞれ、おもて面側から見た斜視図、およびうら面側から見た斜視図である。
【0099】
図4図14に示した第1~第11実施形態の場合、第1回路基板10と第2回路基板20との2枚の回路基板が金具50で連結された構造の回路基板組立体100であるが、この図15に示した回路基板組立体100は、さらに、第4回路基板40と、金具60とを備えている。第4回路基板40は、金具60により、第1回路基板10に連結されている。
【0100】
このように、本発明の回路基板組立体は、3枚以上の回路基板が連結された構造体であってもよい。
【0101】
ここで、金具60も、金具50と同様、金属平板が打ち抜かれて両端部が折り曲げられ、さらに中央部が折り曲げられたものであり、本発明にいう折れ曲がった板形状の金具の一例に相当する。
【0102】
以上、第1~第12実施形態を示した通り、本発明によれば、回路基板間の角度や回路基板どうしの位置関係が厳密に調整されるとともに低コストを実現した回路基板組立体が実現する。
【符号の説明】
【0103】
1 大サイズの回路基板
1A 大サイズの回路基板のフレーム
10 第1回路基板
101 第1辺
102 第2辺
11 第1回路部分
13 スルーホール
14 突起部
20 第2回路基板
201 第1辺
202 第2辺
21 第2回路部分
22 第3回路部分
23 スルーホール
24 突起部
25 突起部
30 第3回路基板
31,32,33 スルーホール
40 第4回路基板
50 金具
51,52 端部
511,521 孔
512,522 脚部
53 中央部
531 孔
60 金具
100 回路基板組立体
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
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