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特開2022-178341進入制限システムおよび進入統括管理システム
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  • 特開-進入制限システムおよび進入統括管理システム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022178341
(43)【公開日】2022-12-02
(54)【発明の名称】進入制限システムおよび進入統括管理システム
(51)【国際特許分類】
   G08B 21/00 20060101AFI20221125BHJP
   A61B 5/01 20060101ALI20221125BHJP
【FI】
G08B21/00 A
A61B5/01 100
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021085082
(22)【出願日】2021-05-20
(71)【出願人】
【識別番号】591036457
【氏名又は名称】三菱電機エンジニアリング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100147566
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100161171
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 潤一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100188514
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 隆裕
(72)【発明者】
【氏名】麦島 一輝
【テーマコード(参考)】
4C117
5C086
【Fターム(参考)】
4C117XB01
4C117XB04
4C117XB07
4C117XD16
4C117XJ45
4C117XJ52
4C117XK05
4C117XP11
5C086AA09
5C086AA22
5C086CA30
5C086FA02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】より簡素な処理により、手洗い状況をチェックして目的エリアへの進入可否を判定する進入制限システムおよび進入統括管理システムを提供する。
【解決手段】進入制限システム10は、手洗い場への通行者の進入状態および退出状態を検知する入出検知センサ11と、入出領域の温度分布を検知する温度検知センサ12と、入出検知センサ11による検知結果および温度検知センサ12による検知結果に基づいて算出した通行者の進入時体温と退出時体温との差分から、通行者が手洗い場において手を洗ったか否かを定量的に判定し、通行者が手洗い場において手を洗わなかったとの判定した場合には、不正通行アラーム出力部14を介してブザー等による警報出力を発報させる制御部13と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通行者が手洗い場に出入りする入出領域に設置され、前記通行者が前記入出領域に進入する進入状態、および前記通行者が前記入出領域から退出する退出状態を検知する入出検知センサと、
前記入出領域に設置され、前記入出領域の温度分布を検知する温度検知センサと、
前記入出検知センサによる検知結果、および前記温度検知センサによる検知結果に基づいて、前記通行者が前記手洗い場において手を洗ったか否かを判定する制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記入出検知センサにより前記進入状態が検知された場合には、前記温度検知センサにより検知された前記温度分布から、前記入出領域における通行者の手洗い部分の領域を特定し、特定した前記手洗い部分の領域の温度を進入時体温とし、
前記入出検知センサにより前記退出状態が検知された場合には、前記温度検知センサにより検知された前記温度分布から、前記入出領域における通行者の手洗い部分の領域を特定し、特定した前記手洗い部分の領域の温度を退出時体温とし、
前記進入時体温と前記退出時体温との差分を算出し、前記退出時体温が前記進入時体温と比較して、あらかじめ設定された差分温度以上の低下がない場合には、手を洗っていないとの判定結果を生成する
進入制限システム。
【請求項2】
前記入出領域に設置され、前記通行者の個人情報を読み取る個人ID読取部
をさらに有し、
前記制御部は、
前記入出検知センサにより前記進入状態が検知された場合には、前記個人ID読取部によって読み取られて前記個人情報を取得し、前記個人情報と前記進入時体温とを関連付けて記憶し、
前記入出検知センサにより前記退出状態が検知された場合には、前記個人ID読取部によって読み取られて前記個人情報を取得し、前記個人情報と前記退出時体温とを関連付けて記憶し、
同一の個人情報に関連付けられた前記進入時体温と前記退出時体温との差分を算出し、前記退出時体温が前記進入時体温と比較して、あらかじめ設定された差分温度以上の低下がない場合には、個人情報に対応する通行者が手を洗っていないとの判定結果を生成する
請求項1に記載の進入制限システム。
【請求項3】
前記制御部による前記判定結果を発報するアラーム出力部をさらに有し、
前記制御部は、手を洗っていないとの前記判定結果を生成した場合には、前記通行者に対して前記アラーム出力部を介して前記判定結果を発報する
請求項1または2に記載の進入制限システム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の進入制限システムを複数の手洗い場の入出領域のそれぞれに設置することで構成された複数の進入制限システムと、
前記複数の進入制限システムのそれぞれから前記判定結果を取得し、前記複数の手洗い場における手洗い状況を統括管理する統括制御部と
を備える進入統括管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この開示は、通行者の手洗い状況をチェックして目的エリアへの進入可否を判定する進入制限システムおよび進入統括管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
目的エリアに進入する通行者の手洗い状況をモニタするために、手洗い場付近にカメラ等の画像による撮影部を設置し、その撮影結果により通行者の手洗い状況をチェックする従来技術がある。このような従来技術では、手洗い動作の時間を計測し、通行者が規定の手洗い動作を行なったか否かを判定している。その後、従来技術では、通行者の手洗い動作結果をゲートの通行者検知部に判定結果として送信し、ゲートの通過可否を判別していた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013―17631号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術には以下のような課題がある。
特許文献1では、手洗い場付近に撮影部を設置する必要があった。また、特許文献1では、カメラによる手洗い動作手順の識別するために、あるいは手洗い動作時間が規定値に達したか否か等を判別するために、複雑な処理が必要であった。さらに、撮影部が画像による判別を行うため、通行者の秘匿性が守られていなかった。
【0005】
この開示は、上記した問題点を解決するためになされたものであり、従来技術と比較してより簡素な処理により、通行者の秘匿性を守った上で、手洗い状況を定量的にチェックして目的エリアへの進入可否を判定することのできる進入制限システムおよび進入統括管理システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る進入制限システムは、通行者が手洗い場に出入りする入出領域に設置され、通行者が入出領域に進入する進入状態、および通行者が入出領域から退出する退出状態を検知する入出検知センサと、入出領域に設置され、入出領域の温度分布を検知する温度検知センサと、入出検知センサによる検知結果、および温度検知センサによる検知結果に基づいて、通行者が手洗い場において手を洗ったか否かを判定する制御部とを備え、制御部は、入出検知センサにより進入状態が検知された場合には、温度検知センサにより検知された温度分布から、入出領域における通行者の手洗い部分の領域を特定し、特定した手洗い部分の領域の温度を進入時体温とし、入出検知センサにより退出状態が検知された場合には、温度検知センサにより検知された温度分布から、入出領域における通行者の手洗い部分の領域を特定し、特定した手洗い部分の領域の温度を退出時体温とし、進入時体温と退出時体温との差分を算出し、退出時体温が進入時体温と比較して、あらかじめ設定された差分温度以上の低下がない場合には、手を洗っていないとの判定結果を生成するものである。
【0007】
また、本開示に係る進入統括管理システムは、本開示の進入制限システムを複数の手洗い場の入出領域のそれぞれに設置することで構成された複数の進入制限システムと、複数の進入制限システムのそれぞれから判定結果を取得し、複数の手洗い場における手洗い状況を統括管理する統括制御部とを備えるものである。
【発明の効果】
【0008】
この開示によれば、従来技術と比較してより簡素な処理により、通行者の秘匿性を守った上で、手洗い状況を定量的にチェックして目的エリアへの進入可否を判定することのできる進入制限システムおよび進入統括管理システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本開示の実施の形態1に係る進入制限システムの構成図である。
図2】本開示の実施の形態1に係る制御部が、入出検知センサによる検知結果、および温度検知センサによる検知結果に基づいて、全体の温度分布の中から通行者の領域および手洗い部分の領域を特定する機能を説明するための図である。
図3】本開示の実施の形態2に係る進入制限システムの構成図である。
図4】本開示の実施の形態3に係る進入統括管理システムの全体構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示に係る進入制限システムおよび進入統括管理システムの実施の形態に関し、図面を用いて説明する。本開示に係る進入制限システムおよび進入統括管理システムは、目的エリアを利用する前の通行者に対して、手洗い場での手洗いの励行を促す際に、手洗い状況を定量的に把握し、手洗い状況が不十分の場合を、通行者の秘匿性を守った上で、簡素な構成で容易に検出できる点を技術的特徴としている。
【0011】
実施の形態1.
図1は、本開示の実施の形態1に係る進入制限システムの構成図である。本実施の形態1に係る進入制限システム10は、手洗い判別機能を有しており、入出検知センサ11、温度検知センサ12、制御部13、およびアラーム出力部14を備えている。
【0012】
入出検知センサ11、温度検知センサ12、および不正通行を発報するアラーム出力部14は、手洗い場の出入り口である入出領域に設置される。
【0013】
入出検知センサ11は、通行者が手洗い場の入出領域に進入する進入状態、および通行者が入出領域から退出する退出状態を検知するセンサである。例えば、入出検知センサ11は、通行者の進行方向に個別の通過センサを設け、それぞれの通過センサによる通過検出の時間差から、進入状態であるか退出状態であるかを識別することができる。
【0014】
温度検知センサ12は、入出領域に設置され、入出領域の温度分布を検知するセンサである。
【0015】
制御部13は、入出検知センサ11による検知結果、および温度検知センサ12による検知結果に基づいて、通行者が手洗い場において手を洗ったか否かを判定する。
【0016】
図2は、本開示の実施の形態1に係る制御部13が、入出検知センサ11による検知結果、および温度検知センサ12による検知結果に基づいて、全体の温度分布の中から通行者の領域および手洗い部分の領域を特定する機能を説明するための図である。
【0017】
図2において、領域A1は、入出検知センサ11によって通行者の進入状態あるいは退出状態が検知された際に、温度検知センサ12によって検知された温度分布の全体領域を示している。領域A2は、領域A1内の温度分布において、通行者とその周囲との温度差から、通行者が含まれているとして抽出された領域を示している。
【0018】
さらに、領域A3は、領域A2の中で、通行者として検知された部分の形から、手洗い部分の領域として抽出された領域を示している。すなわち、手洗い部分の領域として抽出された領域A3は、手洗い場において手洗いを要求される通行者の手の部分に相当する。
【0019】
このような抽出方法に従って、制御部13は、入出検知センサ11によって進入状態が検出された際の、温度検知センサ12で検知された温度分布から、手洗い部分の領域A3の温度を進入時体温T1として特定することができる。
【0020】
また、制御部13は、入出検知センサ11によって退出状態が検出された際の、温度検知センサ12で検知された温度分布から、手洗い部分の領域A3の温度を退出時体温T2として特定することができる。
【0021】
そして、制御部13は、進入時体温T1と退出時体温T2との差分ΔTを
ΔT=T1-T2
として算出する。さらに、制御部13は、退出時体温T2が進入時体温T1と比較して、あらかじめ設定された差分温度以上の低下がない場合には、通行者が手洗い場において手を洗わなかったとする判定結果を生成する。
【0022】
なお、制御部13は、あらかじめ設定された差分温度を用いて手洗い実施の有無を判定する際に、進入時体温T1を測定した時刻Aと退出時体温T2を測定した時刻Bとの時間差(=時刻B-時刻A)を係数にして、あらかじめ設定された差分温度を変動させてもよい。
【0023】
通行者の掌の温度は、手洗い実施後に時間の経過とともに上昇する。このため、通行者が手洗い場において手を洗ったか否かについての判定値は、例えば、進入時の時刻Aと退出時の時刻Bとの時間差が1分以上である場合には、あらかじめ設定された差分温度に0.8の係数を積算した値に修正することが考えられる。
【0024】
進入制限システムは、進入時刻と退出時刻との時間差を考慮した係数を積算して、あらかじめ設定された差分温度を修正することにより、通行者の手洗い判定精度を向上させる効果を奏する。
【0025】
さらに、制御部13は、通行者が手洗い場において手を洗わなかったとの判定結果を生成した場合には、不正通行アラーム出力部14を介してブザー等による警報出力を発報させることもできる。
【0026】
なお、制御部13は、通行者が手洗い場において手を洗わなかったとの判定結果を生成した場合には、不正通行アラーム出力部14による発報を行わずに、あるいは発報を行うとともに、目的エリアに進入するためのゲート等を解錠させないように制御するなど、その他の進入制限制御を行うことも可能である。
【0027】
以上のように、実施の形態1によれば、入出検知センサによる検知結果、および温度検知センサによる検知結果に基づいて、進入時体温T1と退出時体温T2とを特定し、これらの温度差から、手洗い状況が十分であるか否かを定量的に判定することができる。さらに、通行者の画像を用いることなく、体温(手の温度)から手洗い状況が十分であるか否かを定量的に判定することで、通行者の秘匿性を守ることも可能となる。
【0028】
実施の形態2.
本実施の形態2では、入室状態と退出状態とにおいて、通行者が同一人物であるか否かを判定する機能を付加する場合について説明する。
【0029】
図3は、本開示の実施の形態2に係る進入制限システムの構成図である。本実施の形態2に係る進入制限システム10は、先の実施の形態1における図1の構成に対して、さらに、個人情報識別機能を有しており、情報ID読取部15、および記憶部16をさらに備えている。そこで、新たに追加されたこれらの構成を中心に、個人情報識別機能について説明する。
【0030】
先の実施の形態1では、制御部13は、入出検知センサ11で通行者が検知されたタイミングで、温度検知センサ12によって検知された温度分布を取得し、通行者の体温を検知していた。これに対して、本実施の形態2では、このタイミングで、制御部13は、さらに、情報ID読取部15によって読み取られた通行者の個人情報を取得し、個人情報と体温とを関連付けて記憶部16に記録させることで、個人情報識別機能を実現している。
【0031】
本実施の形態2において、制御部13は、入出検知センサ11によって進入状態が検出された際の、温度検知センサ12で検知された温度分布から、手洗い部分の領域A3の温度を進入時体温T1として特定し、進入状態において情報ID読取部15により読み取られた通行者の個人情報と関連付けて、記憶部16に記憶させることができる。
【0032】
また、制御部13は、入出検知センサ11によって退出状態が検出された際の、温度検知センサ12で検知された温度分布から、手洗い部分の領域A3の温度を退出時体温T2として特定し、退出状態において情報ID読取部15により読み取られた通行者の個人情報と関連付けて、記憶部16に記憶させることができる。
【0033】
そして、制御部13は、同一の個人情報に関連付けられて記憶された進入時体温T1と退出時体温T2との差分ΔTを
ΔT=T1-T2
として算出する。さらに、制御部13は、退出時体温T2が進入時体温T1と比較して、あらかじめ設定された差分温度以上の低下がない場合には、通行者が手洗い場において手を洗わなかったとする判定結果を生成する。
【0034】
この結果、複数の通行者が手洗い場を利用する状況において、同一人物であることを特定した上で、手洗い状況をチェックすることができる。
【0035】
なお、制御部13は、あらかじめ設定された差分温度を用いて手洗い実施の有無を判定する際に、進入時体温T1を測定した時刻Aと退出時体温T2を測定した時刻Bとの時間差(=時刻B-時刻A)を係数にして、あらかじめ設定された差分温度を変動させてもよい。
【0036】
通行者の掌の温度は、手洗い実施後に時間の経過とともに上昇する。このため、通行者が手洗い場において手を洗ったか否かについての判定値は、例えば、進入時の時刻Aと退出時の時刻Bとの時間差が1分以上である場合には、あらかじめ設定された差分温度に0.8の係数を積算した値に修正することが考えられる。
【0037】
進入制限システムは、進入時刻と退出時刻との時間差を考慮した係数を積算して、あらかじめ設定された差分温度を修正することにより、通行者の手洗い判定精度を向上させる効果を奏する。
【0038】
以上のように、実施の形態2によれば、先の実施の形態1の効果に加え、個人情報識別機能を持たせることができる。この結果、複数の通行者が手洗い場を利用する状況においても、個々の通行者の手洗い状況が十分であるか否かを定量的に判定することができる。
【0039】
実施の形態3.
本実施の形態3では、複数箇所に設けられた個々の手洗い場に対応して、個別の進入制限システムを設置する場合について説明する。
【0040】
図4は、本開示の実施の形態3に係る進入統括管理システム1の全体構成図である。本実施の形態3に係る進入統括管理システム1は、2つの進入制限システム10(1)、10(2)を有するととともに、統括制御部21、記憶部22、不正通行履歴表示出力部23をさらに備えている。そこで、新たに追加されたこれらの構成を中心に説明する。
【0041】
実施の形態3では、手洗い判別付き進入制限システムを複数用意しており、図4では、先の実施の形態2で説明した進入制限システム10を2つの進入制限システム10(1)、10(2)として設けている。
【0042】
統括制御部21は、それぞれの進入制限システム10(1)、10(2)を統括管理し、それぞれの手洗い場において、手洗い状況が不十分な通行者が検知された場合には、アラーム情報として収集し、記憶部22に記憶させる。
【0043】
さらに、統括制御部21は、収集したアラーム情報を、必要に応じて、不正通行履歴表示出力部23を介して画面等に表示させることができる。
【0044】
この結果、複数の手洗い場に対応して個々に進入制限システムを設け、統括制御を行うことのできる進入統括管理システムを実現できる。なお、図4においては、先の実施の形態2で説明した進入制限システム10を複数有する場合の統括制御について例示したが、先の実施の形態1で説明した進入制限システム10を複数有する場合の統括制御も、同様に実施することができる。
【0045】
以上のように、実施の形態3によれば、先の実施の形態1または実施の形態2に係る進入制限システムを複数設置し、統括制御するシステムを実現できる。この結果、複数の手洗い場を有する施設に対しても、本開示の進入制限システムを適用することができる。
【符号の説明】
【0046】
1 進入統括管理システム、10 進入制限システム、11 入出検知センサ、12 温度検知センサ、13 制御部、14 不正通行アラーム出力部(アラーム出力部)、15 情報ID読取部、16 記憶部、21 統括制御部、22 記憶部、23 不正通行履歴表示出力部。
図1
図2
図3
図4