(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022179257
(43)【公開日】2022-12-02
(54)【発明の名称】アクセサリーノーズフィッター
(51)【国際特許分類】
A41D 13/11 20060101AFI20221125BHJP
A62B 18/08 20060101ALI20221125BHJP
【FI】
A41D13/11 Z
A62B18/08 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021109621
(22)【出願日】2021-05-21
(71)【出願人】
【識別番号】598036517
【氏名又は名称】相澤 利夫
(72)【発明者】
【氏名】相澤 利夫
【テーマコード(参考)】
2E185
【Fターム(参考)】
2E185AA07
2E185BA20
2E185CC36
(57)【要約】
【課題】アルミなど柔らかい金属で厚さの薄いテープ状の板を、不織布マスクの横幅と同じ長さにとり、その上辺に、金属の小さな輪を複数付け、このアルミ板の形にあわせて両面テープをカットし、一面にハクリ紙を付けたままの両面テープの粘着面を、アルミ板に張り付けると完成し、これを使用するときは、はくり紙をはがして不織布マスクの内側の上辺に、金属の輪が上に向きになるように貼り付け、その輪にアクセサリーのチェーンなどを掛け、アルミの薄い板を鼻や顔の凹凸に合わせて曲げて、マスクを顔に付けて使用する、アクセサリーノーズフィッター。
【解決手段】本発明の製造と実施。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アルミなど柔らかい金属で厚さの薄いテープ状の板を、不織布マスクの横幅と同じ長さにとり、その上辺に、金属の小さな輪を複数付け、このアルミ板の形にあわせて両面テープをカットし、一面にハクリ紙を付けたままの両面テープの粘着面を、アルミ板に張り付けると完成し、これを使用するときは、はくり紙をはがして不織布マスクの内側の上辺に、金属の輪が上に向きになるように貼り付け、その輪にアクセサリーのチェーンなどを掛け、アルミの薄い板を鼻や顔の凹凸に合わせて曲げて、マスクを顔に付けて使用する、アクセサリーノーズフィッター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、不織布マスクの上辺にアルミ等の金属を用いたテープを張り付けることで、鼻の両脇の隙間がマスクでしっかり塞がれ、マスクからの息漏れを防止するもので、しかもその動機付けとして、かわいらしいアクセサリーをマスクに付けられ、楽しめることを特徴とする。
【背景技術】
【0002】
従来、不織布マスクにはノーズフィッターがあるが、曲げる力が弱く、鼻の両脇に隙間が出来、そこを息が通過する。息漏れを防止することはできていない。電車の乗客の様子を観察すると、ほぼ全員といっていいほど、マスクと鼻の両脇に隙間があり、そこから外気が行き来している。韓国製のKN95は優れたマスクであるが、価格が非常に高い。今日マスクは一個数円で買えるのである。そこでこのような安く日常的に使い捨てられるマスクでも、後付けで複数回簡単に安く使えるアルミなど柔らかい金属によるノーズフィッターが求められる。この形状保持力は優秀で、各人の鼻やホホの形状に自由に合わせられるので、顔とマスクの間の隙間はほぼ埋められるのである。
【発明の開示】
【発明が開示しようとする課題】
【0003】
マスクの使用では、不織布マスクからの息漏れがコロナウイルスとの関係で問題となっている。現在では、専門家によれば性能については不織布マスクだけで十分で、ただ、息漏れしない物がもとめられている。新型コロナウイルスは変異型を生み出し感染力が強くなり、さらなるマスクの機能の性能強化が求められ、本発明はこの点を解決するものである。また、マスクの着用でアセモが出来たり、蒸れたりするなど否定的なイメージがあるが、こうしたマイナスイメージを取り除くきっかけとして、かわいらしいアクセサリーをマスクの前に付けて楽しめるマスク補助具が本発明である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
アルミなど柔らかい金属で厚さの薄いテープ状の板を、不織布マスクの横幅と同じ長さにとり、その上辺に、金属の小さな輪を複数付け、このアルミ板の形にあわせて両面テープをカットし、一面にハクリ紙を付けたままの両面テープの粘着面を張り付けると完成し、これを使用するときは、はくり紙をはがして不織布マスクの内側の上辺に、金属の輪が上に向きになるように貼り付け、その輪にアクセサリーのチェーンなどを掛け、アルミの薄い板を鼻や顔の凹凸に合わせて曲げて、マスクを顔に付けて使用する、アクセサリーノーズフィッター。
【発明の効果】
【0005】
本発明を使用することで、呼吸は不織布マスクだけを通過し、直接外気とのやり取りがなくなるため、ウイルスを含む外気は不織布マスクにより濾過されて、安全が保たれる。KN95などは一個300円前後しており価格が高く、一般に使用されている不織布マスクは一枚数円と安く使い捨てであり、このマスクが多く使用されている。そこで、このマスクにいかに安く簡単にマスクの機能を高める素材を提供するかが課題で、本発明はこの要請に応えるものである。本発明の大きさは、例えていえば、アイスクリームバーの持ち手の木の棒と同じような長さと厚さで、価格の安さもうかがえ、また使用の手軽さはハクリ紙を剥がして不織布マスクの裏側の上辺に張り付けるだけでよいので簡単である。アルミの薄板は簡単に曲がりしかもその形状を維持する力が強く、一度顔の凹凸に合わせて曲げた場合、その形状を、マスクを外す数時間後でも維持し続けているので、最適な素材なのである。これにより、他のマスクを使うより、鼻の両脇の隙間を良くふさいでいる。
また、マスク使用に伴うアセモなどマイナスイメージを取り除くものとして、マスクをつけることが一面楽しくなるよう、本発明の輪に細いアクセサリーのチェーンや飾りを吊り下げ、外出が楽しくなるように工夫してある。
マスクを捨てるときは、本発明を剥がせば簡単に剥がれ、新たに両面テープを本発明に貼り付けそれをマスクに貼れば、繰り返し数回本発明は使えるのである。
【発明を実施すべき最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施形態について説明する。
アルミのテープ状の薄い板(1)の上辺に金属の小さい輪(2)を付け、アルミ薄板(1)の裏側に同形の両面テープ(3)の粘着面を貼り付け、はくり紙(4)が付いた状態にする。これを使用する時は、アクセサリートップやチェーン(6)を用意して、チェーンの端に掛け金を付け、それを輪(2)に掛けて飾り、続いてハクリ紙(4)をはがしてマスク(5)裏側の上辺に貼り付け、鼻とほほの形にアルミ(1)を曲げ、顔に当てさらにピタリ合うように顔に押し当てて調整する。これでほとんど空気が鼻の両脇から出ることはなくなり、さらにマスク前面に付けられたチェーンやペンダントトップで、華やかな気分が盛り上がる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図2】 アクセサリーノーズフィッター着用時の斜視図
【符号の説明】
【0008】
1 アルミ薄板
2 小さい金属の輪
3 両面テープの粘着部分
4 ハクリ紙
5 マスク
6 アクセサリーのチェーン