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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022179269
(43)【公開日】2022-12-02
(54)【発明の名称】噴出装置
(51)【国際特許分類】
   B23K 9/32 20060101AFI20221125BHJP
   B05B 15/52 20180101ALI20221125BHJP
【FI】
B23K9/32 E
B05B15/52
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021123729
(22)【出願日】2021-05-19
(71)【出願人】
【識別番号】392014760
【氏名又は名称】新光機器株式会社
(72)【発明者】
【氏名】蕗澤 武夫
(72)【発明者】
【氏名】浅井 直樹
【テーマコード(参考)】
4D073
【Fターム(参考)】
4D073AA01
4D073BB01
4D073CA16
4D073CC07
4D073CC13
(57)【要約】      (修正有)
【課題】スパッタ付着防止液の飛散を防止することにより、スパッタ付着防止液の噴出装置を小型にでき、周囲を汚す恐れを無くし、また、スパッタを除去するため、圧縮空気を噴出する場合には、全ての圧縮空気をシールドノズル内に噴出することによりスパッタ除去力を強くした噴出装置を提供すること。
【解決手段】上下方向に貫通孔を形成した基台と上下方向に貫通した保持孔を形成した可動部材と該可動部材の保持孔に挿入して上端を固定し、下端を基台の貫通孔に挿通した筒状の排水部材と上方に行くにつれて大径となるラッパ状の貫通孔を形成し、可動部材の保持孔に篏合固定され、排水部材の上端がラッパ状の貫通孔に下方から差し込まれた受部材と可動部材を基台から離す方向に付勢する付勢機構と基台と可動部材との間隔が一定以下となると出力するセンサーとからなる。
【選択図】図4A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下方向に貫通孔を形成した基台と、上下方向に貫通した保持孔を形成した可動部材と、該可動部材の保持孔に挿入して可動部材に上端を固定し、下端を基台の貫通孔に挿通した筒状の排水部材と、上方に行くにつれて大径となるラッパ状の貫通孔を形成し、可動部材の保持孔に篏合固定され、排水部材の上端がラッパ状の貫通孔に下方から差し込まれた受部材と、可動部材を基台から離す方向に付勢する付勢機構と、基台と可動部材との間隔が一定以下となると出力するセンサーとからなり、受部材のラッパ状の貫通孔の周壁が溶接トーチのシールドノズルの先端により押圧され、基台と可動部材の間隔が一定以下となるとセンサーが出力し、可動部材に供給される噴出物を排出部材の外周と受部材のラッパ状の貫通孔の周壁との間を通って噴出し、排出部材の貫通孔を通して外部に排出することを特徴とした噴出装置。
【請求項2】
上記排出部材の外周面に上下方向の傾斜した溝を複数設け、該溝を通して噴出物を噴出することを特徴とした請求項1記載の噴出装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスアーク溶接に用いられる溶接トーチのシールドノズルやコンタクトチップにスパッタ付着防止液を塗布するためのスパッタ付着防止液やシールドノズルやコンタクトチップに付着したスパッタを剥離するための圧縮空気を噴出する噴出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の噴出装置としては、図7に示すように、回転駆動させるアクチェータ51の上面に開口されたノズル孔52から溶接トーチのシールドノズル53に向かってミスト状のスパッタ付着防止液を噴出してシールドノズル53やコンタクトチップ54にスパッタ付着防止液を塗布、及びノズル孔52から圧縮空気を噴出してシールドノズル53やコンタクトチップ54に付着したスパッタを除去する噴出装置があった。(例えば、特許文献1を参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7-314142号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記のものでは、スパッタ付着防止液を塗布する場合、ミスト状のスパッタ付着防止液が飛散して周囲を汚すのを防止するとともに、余分のスパッタ付着防止液を回収するため、上部を開口した容器55にアクチュエータ51を設置していたので、噴出装置が大きくなり、また、容器55の上部が開口しているので充分な飛散防止効果がなく装置の周囲を汚す恐れがあり、また、スパッタを除去するため、圧縮空気を噴出する場合には、噴出する圧縮空気はシールドノズル53の内部だけではなく、シールドノズル53外部にも噴出されるため、シールドノズル53内の噴出力が弱くなるという問題があった。
【0005】
本発明は、前記の問題を解決し、スパッタ付着防止液の飛散を防止することにより、スパッタ付着防止液の噴出装置を小型にでき、周囲を汚す恐れを無くし、また、スパッタを除去するため、圧縮空気を噴出する場合には、全ての圧縮空気をシールドノズル内に噴出することによりスパッタ除去力を強くした噴出装置を提供することを目的になされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためになされた本発明の噴出装置は、上下方向に貫通孔を形成した基台と、上下方向に貫通した保持孔を形成した可動部材と、該可動部材の保持孔に挿入して可動部材に上端を固定し、下端を基台の貫通孔に挿通した筒状の排水部材と、上方に行くにつれて大径となるラッパ状の貫通孔を形成し、可動部材の保持孔に篏合固定され、排水部材の上端がラッパ状の貫通孔に下方から差し込まれた受部材と、可動部材を基台から離す方向に付勢する付勢機構と、基台と可動部材との間隔が一定以下となると出力するセンサーとからなり、受部材のラッパ状の貫通孔の周壁が溶接トーチのシールドノズルの先端により押圧され、基台と可動部材の間隔が一定以下となるとセンサーが出力し、可動部材に供給される噴出物を排出部材の外周と受部材のラッパ状の貫通孔の周壁との間を通って噴出し、排出部材の貫通孔を通して外部に排出することを特徴とするものである。
【0007】
上記排出部材の外周面に上下方向の傾斜した溝を複数設け、該溝を通して噴出物噴出するものであることが好ましく、これを請求項2に係る発明とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1の発明では、上下方向に貫通孔を形成した基台と上下方向に貫通した保持孔を形成した可動部材と、該可動部材の保持孔に挿入して可動部材に上端を固定し、下端を基台の貫通孔に挿通した筒状の排水部材と、上方に行くにつれて大径となるラッパ状の貫通孔を形成し、可動部材の保持孔に篏合固定され、排水部材の上端がラッパ状の貫通孔に下方から差し込まれた受部材と、可動部材を基台から離す方向に付勢する付勢機構と、基台と可動部材との間隔が一定以下となると出力するセンサーとからなり、受部材のラッパ状の貫通孔の周壁が溶接トーチのシールドノズルの先端により押圧され、基台と可動部材の間隔が一定以下となるとセンサーが出力し可動部材に供給される噴出物を排出部材の外周と受部材のラッパ状の貫通孔の周壁との間を通って噴出し、排出部材の貫通孔を通して外部に排出したので、スパッタ付着防止液の噴出装置を小型にでき、周囲を汚す恐れを無くし、また、スパッタを除去するため、圧縮空気を噴出する場合には、全ての圧縮空気をシールドノズル内に噴出することによりスパッタ除去力を強くできるという効果がある。
【0009】
請求項2の発明では、上記排出部材の外周面に上下方向の傾斜した溝を複数設け、該溝を通して噴出物を噴出するようにしたので、スパッタ付着防止液を満遍なく塗布することができ、またスパッタの除去も均一にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
図2図1の平面図である。
図3図1の底面図である。
図4図1の噴出装置の動作を説明する断面図であり、(イ)はトーチが噴出装置の上方に移動した図であり、(ロ)はトーチで可動部材を押圧した状態である。
図5】他の実施の形態の平面図である。
図6図5の正面断面図である。
図7】従来例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の第1の実施の形態について図1図4に基づいて説明する。
【0012】
1は円柱形の基台であり、基台1の中央には上下方向に貫通する貫通孔2が形成されるとともに、中間に細径部3aを形成した上下方向に貫通する3個の挿通孔3が、各挿通孔3を結んだ線が正三角形となるように形成され、また、センサーを取り付けるための凹部4が上面外周部に形成されている。尚、5は底面から上方に向けて設けられた基台1の取付け用のネジ孔である。
【0013】
6は基台1と略同径の可動部材であり、可動部材6の中央には上下方向に貫通し、上から大径部7a、中継部7b、小径部7cの3段の保持孔7が形成されるとともに、側面が開口した横孔8aと、横孔8aの先端に上方の大径部7aと中継部7bとの段差部7dに開口した縦孔8bとからなる鉤状の貫通孔8が形成され、また、前記基台1の3個の貫通孔3に対応する位置に、上方に向けてネジ孔9が形成されている。
【0014】
10は可動部材6の3段の保持孔6の大径部6aと同径の受部材であり、受部材10の中央には上方に行くにつれて大径となるラッパ状の貫通孔11が形成され、貫通孔11の周囲の底面には外周から中央に向けて4個の切欠き部12aを設けた足部12が形成されている。
【0015】
13は筒状の排出部材であり、排出部材の上端部には、可動部材6の3段の保持孔6の中段の中径部6bと同径で高さも同じ大径部14を形成するとともに、大径部14の上部には受部材10のラッパ状の貫通孔11の下端部より小径の突起15が形成されている。
【0016】
16は、可動部材6の底面のネジ孔9に螺合されるネジ部16aを先端に形成したボルトであり、18は圧縮コイルバネであり、ボルト16と圧縮コイルバネ18とで可動部材6を常に基台1から離す方向(上方向)に付勢する付勢機構を構成している。
【0017】
19は基台1の上面外周部の凹部に取付けられたファイバセンサーであり、ファイバセンサー19は基台1と可動部材6との間隔を測り基台1と可動部材6との間隔が一定以下となると信号を出力する。
【0018】
20は可動部材6の横孔8に取付けられたミスト状のスパッタ付着防止液や圧縮空気である噴出物を外部より供給するための図示しないチューブを接続する接続具であり、21は排出部材13の貫通孔22の下部に取付けられた噴出物を排出する図示しないチューブを接続するための接続具であり、23、24はパッキン、25はEリングである。
【0019】
次に、前記実施の形態の組立方法について説明すると、可動部材6の3段の保持孔7にパッキン23を取付けた排出部材13を上方より挿入し、上端部の大径部14を可動部材の保持孔7の中径部7bに篏合したのち、可動部材6にパッキン24を取付け、受部材10を保持孔7の大径部7aに篏合し、Eリング25を取付けて可動部材16に排出部材13と受部材10を取付け固定する。
【0020】
これにより、可動部材6の鍵状の貫通孔8から受部材10の底面と、保持孔7の大径部7aと中径部7bとの間の段差部7dと排出部材13の大径部14の上面との間に外周の全周から受部材10の足部12に設けた切欠き部12aを通り、排出部材13突起の外周と受部材10のラッパ状の貫通孔11の周壁との間を通って上方に開口する噴出物の通路が形成される。
【0021】
さらに、センサー19を凹部4に取付けた基台1の3個の挿通孔3の各々に上方より圧縮コイルバネ18を挿入して圧縮コイルバネ18の端部を挿通孔3の細径部3aの上面に当接し、下方よりボルト16を軸部が圧縮コイルバネ18の内部に位置するように挿通し先端のネジ部17を可動部材6のネジ孔9に螺号して付勢機構を可動部材6に固定する。尚、ボルト16の頭部は挿通孔3の細径部3aの下面に当接する。
【0022】
前記のような噴出装置のスパッタ付着防止液の塗布方法について図4(イ)、(ロ)に基づいて説明すると、図4(イ)に示すように溶接トーチ26をシールドノズル27が可動部材6の中心位置に来るように移動し、図4(ロ)に示すように溶接トーチ26を下降して、溶接トーチ26のシールドノズル27を受部材10のラッパ状の貫通孔11に当接して可動部材6を押し下げ、基台1と可動部材6との間隔が一定以下になったことをセンサー19が感知すると信号を出力し、この出力信号を受けて、図示されていないミスト状スパッタ防止液供給装置から、ミスト状のスパッタ付着防止液が可動部材6の接続具20に接続されたチューブを介して供給され、鉤状の貫通孔8から受部材10の底面と、保持孔7の大径部7aと中径部7bとの間の段差部7dと排出部材13の大径部14の上面との間の全周から受部材10の足部12に設けた切欠き部12aを通り、排出部材13の突起15の外周と受部材10のラッパ状の貫通孔11の周壁の間を通って排出部材13の突起15の周囲からミスト状のスパッタ付着防止液を上方に噴出してシールドノズル27、コンタクトチップ28にスパッタ付着防止液を塗布する。
【0023】
このとき、受部材10のラッパ状の貫通孔11にシールドノズル27の先端が当接しているので、噴出されたスパッタ付着防止液は周囲に飛散することがなく、余分のスパッタ付着防止液と空気は排出部材13の貫通孔22を通って図示されていないフィルターを介して回収される。
【0024】
この後、溶接トーチ26が上昇すると圧縮コイルバネ18の付勢力により可動部材6は押し上げられ、図4(イ)の状態に復帰する。
【0025】
次に、圧縮空気によりシールドノズル27とコンタクトチップ28に付着したスパッタの除去方法については、前記スパッタ付着防止液の塗布方法の説明のスパッタ付着防止液を圧縮空気に置き換えればよいので説明を省略するが、排出部材13の突起15の外周と受部材10のラッパ状の貫通孔11の周壁との間を通って噴出した圧縮空気の噴出力によりシールドノズル27、コンタクトチップ28に付着したスパッタを除去し、スパッタを除去した圧縮空気は図示されていないフィルターにてスパッタを除去したのち外部に放出される。
【0026】
また、基台1と可動部材6との間隔が一定の距離になったことをセンサー19が感知し信号を出力すると、まず圧縮空気を供給してスパッタを除去したのち、続いてミスト状のスパッタ付着防止液を供給してスパッタ付着防止液を塗布するようにしてもよい。
【0027】
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、図5図6に示すように排出部材33の突起35の外周と受部材30のラッパ状の貫通孔31の周壁との間の通路を、排出部材33の外周面に上下方向の傾斜した溝36を複数設けて、溝36によりミスト状のスパッタ付着防止液、圧縮空気をトルネード状に噴出してもよい。
【0028】
以上のように本発明によれば、上下方向に貫通孔2を形成した基台1と、上下方向に貫通した保持孔7を形成した可動部材6と、該可動部材6の保持孔7に挿通して可動部材6に上端を固定し、下端を基台の貫通孔2に挿通した筒状の排水部材13と、上方に行くにつれて大径となるラッパ状の貫通孔を11形成し、可動部材6の保持孔7に篏合固定され、排水部材13の上端がラッパ状の貫通孔11に下方から差し込まれた受部材10と、可動部材6を基台1から離す方向に付勢する付勢機構と、基台1と可動部材6との間隔が一定以下となると出力するセンサー19とからなり、受部材10のラッパ状の貫通孔11の周壁が溶接トーチ26のシールドノズル27の先端により押圧され、基台1と可動部材6との間隔が一定以下となるとセンサー19が出力し、可動部材6に供給される噴出物を排出部材13の外周と受部材10のラッパ状の貫通孔11の周壁との間を通って噴出し、排出部材13の貫通孔22を通して外部に排出したので、噴出物は全てシールドノズル27内に噴出するため噴出装置を小型にでき、かつスパッタ付着防止液を噴出しても周囲を汚す恐れが無く、また、スパッタを除去するため、圧縮空気を噴出する場合には、全ての圧縮空気をシールドノズル27内に噴出することによりスパッタ除去力を強くできる
【0029】
また、排出部材33の外周に上下方向の傾斜した溝36を複数設け、該溝36を通して噴出物を噴出するようにしたので、スパッタ付着防止液を満遍なく塗布することができ、またスパッタの除去も均一にできる
【符号の説明】
【0030】
1 基台
2 貫通孔
3 挿通孔
6 可動部材
7 保持孔
8 貫通孔
10 受部材
11 貫通孔
13 排出部材
14 大径部
15 突起
16 ボルト
22 貫通孔
26 溶接トーチ
27 シールドノズル
28 コンタクトチップ
30 受部材
31 貫通孔
33 排出部材
35 突起
36 溝
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2021-08-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
図2図1の平面図である。
図3図1の底面図である。
図4A噴出装置の動作を説明するためのトーチが噴出装置の上方に移動した状態の断面図である。
図4B図4Aのトーチで可動部材を押圧した状態の断面図である。
図5】他の実施の形態の平面図である。
図6図5の正面断面図である。
図7】従来例を示す断面図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
以下、本発明の第1の実施の形態について図1図4A図4Bに基づいて説明する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】
前記のような噴出装置のスパッタ付着防止液の塗布方法について図4A図4Bに基づいて説明すると、図4Aに示すように溶接トーチ26をシールドノズル27が可動部材6の中心位置に来るように移動し、図4Bに示すように溶接トーチ26を下降して、溶接トーチ26のシールドノズル27を受部材10のラッパ状の貫通孔11に当接して可動部材6を押し下げ、基台1と可動部材6との間隔が一定以下になったことをセンサー19が感知すると信号を出力し、この出力信号を受けて、図示されていないミスト状スパッタ防止液供給装置から、ミスト状のスパッタ付着防止液が可動部材6の接続具20に接続されたチューブを介して供給され、鉤状の貫通孔8から受部材10の底面と、保持孔7の大径部7aと中径部7bとの間の段差部7dと排出部材13の大径部14の上面との間の全周から受部材10の足部12に設けた切欠き部12aを通り、排出部材13の突起15の外周と受部材10のラッパ状の貫通孔11の周壁の間を通って排出部材13の突起15の周囲からミスト状のスパッタ付着防止液を上方に噴出してシールドノズル27、コンタクトチップ28にスパッタ付着防止液を塗布する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】
この後、溶接トーチ26が上昇すると圧縮コイルバネ18の付勢力により可動部材6は押し上げられ、図4Aの状態に復帰する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4A
【補正方法】変更
【補正の内容】
図4A
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4B
【補正方法】変更
【補正の内容】
図4B