(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022179280
(43)【公開日】2022-12-02
(54)【発明の名称】食品切断器
(51)【国際特許分類】
B26D 3/24 20060101AFI20221125BHJP
A47J 43/20 20060101ALI20221125BHJP
【FI】
B26D3/24 H
B26D3/24 G
A47J43/20
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021156213
(22)【出願日】2021-09-25
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-09-08
(31)【優先権主張番号】202121096065.2
(32)【優先日】2021-05-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】518140106
【氏名又は名称】双馬塑業有限公司
【氏名又は名称原語表記】Shuangma Plastic Manufacturing Inc
【住所又は居所原語表記】Shangjin Village, Yanjiang Town, Linhai, Taizhou, Zhejiang 317022, China
(74)【代理人】
【識別番号】100216471
【弁理士】
【氏名又は名称】瀬戸 麻希
(72)【発明者】
【氏名】陳翠虹
【テーマコード(参考)】
4B053
【Fターム(参考)】
4B053AA03
4B053CA30
4B053CD01
(57)【要約】 (修正有)
【課題】構造が簡単で合理的な、操作が便利で、多様な機能を持つ食品切断機を提供する。
【解決手段】操作部1、押し引き機構及び弾性接続部4を含む食品切断器であって、操作部には装着チャンバー10と仕込み口8が設けられ、装着チャンバーに押し引き機構が装着され、操作部と摺動接続する。押し引き機構は、押し引き台20、固定刃及び着脱可能な可動刃を含み、可動刃は固定刃の下方に位置する。弾性接続部の一端が前記操作部に固定に接続し、もう一端が前記押し引き台に固定に接続する。前記押し引き台を押す、引くことで、仕込み口に位置する食品の切断を実現し、切断用刃の設置により、食品を多種の形状に切断することが実現でき、切断が簡単で、製品自身の洗浄も便利である。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装着チャンバーと仕込み口が設けられる操作部と;
前記装着チャンバーに装着され、前記操作部と摺動接続し、押し引き台、固定刃及び可動
刃を含み、前記固定刃は前記押し引き台に装着され、前記可動刃は着脱可能に前記押し引
き台に装着され、前記可動刃は前記固定刃の下方に位置する;前記押し引き台に、前記仕
込み口と装着チャンバーと接続する取り出し口が設けられ、
前記操作部の側壁に、スライド溝が設けられ、前記押し引き台の両側にスライドレイルが
設けられ、前記スライドレイルと前記スライド溝が互いに合わせて配置され、前記スライ
ド溝が第一スライド溝と第二スライド溝を含む、押し引き機構と;
一端が前記操作部に固定に接続し、もう一端が前記押し引き台に固定に接続する、弾性接
続部とを含むことを特徴とする、食品切断器。
【請求項2】
前記スライド溝と前記装着チャンバーが接続されていることを特徴とする、請求項1に記
載の食品切断器。
【請求項3】
前記押し引き台の両側に、スライドレイルが設けられ、前記スライドレイルと前記スライ
ド溝が合わせて配置されることを特徴とする、請求項2に記載の食品切断器。
【請求項4】
前記押し引き台に、固定刃の下方に位置し、可動刃が着脱可能に装着された可動刃装着部
が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の食品切断器。
【請求項5】
前記可動刃は、薄切り用刃、短冊切り用刃、及び細切り用刃を含み、前記切り用刃、短冊
切り用刃、及び細切り用刃の仕込み口に向けた側が切断面であり、前記薄切り用刃の切断
面はスムーズ面であり、前記短冊切り用刃、及び細切り用刃の切断面には、歯が設けられ
ることを特徴とする、請求項1に記載の食品切断器。
【請求項6】
前記歯の高さは前記仕込み口より高いであることを特徴とする、請求項5に記載の食品切
断器。
【請求項7】
前記装着チャンバーの内壁に、押し引き溝が設けられ、前記押し引き溝と前記歯が合わせ
て配置されることを特徴とする、請求項5に記載の食品切断器。
【請求項8】
前記操作部の側壁に、貫通溝が設けられ、前記可動刃に柄が設けられ、前記貫通溝と柄が
合わせて配置されることを特徴とする、請求項1に記載の食品切断器。
【請求項9】
前記弾性接続部が引張ばねであることを特徴とする、請求項1に記載の食品切断器。
【請求項10】
前記操作部1と蝶番で接続する脚部を更に含むことを特徴とする、請求項1ないし9に記
載の食品切断器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品切断器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
日常の調理では、通常、食品は例えば片状、細切りなどの形状に切断されてから、焼き、
炒め、揚げ、和えなどの食品加工が行われる。手動用の切断刃で食品をそのまま切断する
ことの他に、市販の食品切断器もある。しかしながら、従来の食品切断器は、構造が簡単
すぎて、切断刃が単に板に装着し、操作が不便で、機能も少なく、あるいは、構造が煩雑
すぎて、操作の過程が面倒でかつ洗浄が不便であり、コストも高くなっている。そこで、
構造が簡単で合理的な、操作が便利であり、多様な機能を持つ食品切断器を設計すること
が必要である。
【発明の概要】
【0003】
従来技術の問題を解決するために、本発明は、切断器の構造を合理的に改善することによ
り、操作が便利であるに加えて、構造が簡単で合理的であり、洗浄が便利である食品切断
器を提供している。
【0004】
上記目的を実現するために、本発明は、下記の構成の食品切断器の発明を採取し、前記食
品切断器は:
装着チャンバーと仕込み口が設けられる操作部と;
前記装着チャンバーに装着され、前記操作部と摺動接続し、押し引き台、固定刃及び可動
刃を含み、前記固定刃は前記押し引き台に装着され、前記可動刃は着脱可能に前記押し引
き台に装着され、前記可動刃は前記固定刃の下方に位置する;前記押し引き台に、前記仕
込み口と装着チャンバーと接続する取り出し口が設けられ、
前記操作部の側壁に、スライド溝が設けられ、前記押し引き台の両側にスライドレイルが
設けられ、前記スライドレイルと前記スライド溝が互いに合わせて配置され、前記スライ
ド溝が第一スライド溝と第二スライド溝を含む、押し引き機構と;
一端が前記操作部に固定に接続し、もう一端が前記押し引き台に固定に接続する、弾性接
続部と、を含む。
【0005】
本発明のある実施例において、前記スライド溝と前記装着チャンバーが接続する。
【0006】
本発明のある実施例において、前記押し引き台の両側に、前記スライド溝と合わせて配置
されたスライドレイルが設けられる。
【0007】
本発明のある実施例において、前記押し引き台に、固定刃の下方に位置し、可動刃が着脱
可能に装着された可動刃装着部が設けられる。前記可動刃装着部は、前記可動刃が介挿さ
れた可動刃装着溝である。前記可動刃の厚さは、前記可動刃装着溝の深さより小さい。
本発明のある実施例において、前記可動刃は、薄切り用刃、短冊切り用刃、及び細切り用
刃を含み、前記切り用刃、短冊切り用刃、及び細切り用刃の仕込み口に向けた側が切断面
であり、前記薄切り用刃の切断面はスムーズ面であり、前記短冊切り用刃、及び細切り用
刃の切断面には、歯が設けられる。
【0008】
本発明のある実施例において、前記歯は前記仕込み口より高さが高い。
【0009】
本発明のある実施例において、前記装着チャンバーの内壁に、前記歯と合わせて配置され
た押し引き溝が設けられる。前記押し引き溝は、歯の移動を便利にするためのものである
。
【0010】
本発明のある実施例において、前記操作部の側壁には貫通溝が設けられ、前記可動刃には
柄が設けられ、前記貫通溝と柄が合わせて配置される。前記貫通溝は、前記柄のスライド
移動を便利にするためのものである。
【0011】
本発明のある実施例において、前記弾性接続部は引張ばねである。前記弾性接続部を覆っ
て、前記操作部と固定に接続するカバーを更に含む。
【0012】
本発明のある実施例において、前記操作部と蝶番で接続する脚部を更に含む。
【0013】
本発明は、下記の有利的な効果がある:
本発明は、切断刃を固定刃と可動刃に分けて設けることで、薄切り、細切りなどの多種の
食品切断の要求に満たすことができつつ、脱着可能な可動刃の設置により、刃物の洗浄が
便利になる。操作部と押し引き機構の間に、弾性接続部で押し引きによる切断と刃物の還
元とを実現し、押し引き台が操作部の装着チャンバーに装着され、スライド溝でスペーシ
ングと案内を行い、これにより押し引き構造の移動を安定させ、切断の過程をスムーズに
し、切断された食品を揃うようにする。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】
図1は本発明のある実施例の構造の模式図である;
【
図3】
図3は本発明のある実施例の構造の模式図である;
【
図5】
図5は本発明のある実施例における押し引き機構の構造の模式図である;
【
図8】
図8は本発明のある実施例における操作部の構造の模式図である;
【
図10】
図10は本発明のある実施例における短冊切り用刃の構造の模式図である;
【
図11】
図11は本発明のある実施例における短冊切り用刃の部分構造の模式図である;
【
図12】
図12は本発明のある実施例における細切り用刃の構造の模式図である;
【
図13】
図13は本発明のある実施例における細切り用刃の部分構造の模式図である;
【
図14】
図14は本発明のある実施例における薄切り用刃の構造の模式図である;
【
図15】
図15は本発明のある実施例における薄切り用刃の部分構造の模式図である;
【
図16】
図16は本発明のある実施例におけるカバーの構造の模式図である。
【0015】
符号の説明:
操作部1、装着チャンバー10、仕込み口11、第一スライド溝101、第二スライド溝
102、貫通溝103、
押し引き機構2、押し引き台20、固定刃21、第一スライドレイル201、第二スライ
ドレイル202、可動刃装着溝200、取り出し口22、押し引き柄23、止め溝24;
薄切り用刃31、短冊切り用刃32、細切り用刃33、切断面300、柄301、歯33
3;引張ばね4、カバー5、脚部6、収容箱7、仕込みホッパー8。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、実施例と
図1ないし16を参照して、本発明について更に説明する。
操作部1、押し引き機構2及び弾性接続部を含む食品切断器であって、前記操作部1には
装着チャンバー10と仕込み口11が設けられ、前記押し引き機構2が前記装着チャンバ
ー10に装着され、しかも前記操作部1と摺動接続する、食品切断器。前記押し引き機構
2は、押し引き台20、固定刃21及び可動刃を含み、前記固定刃21は前記押し引き台
20に装着され、前記可動刃は着脱可能に前記押し引き台20に装着され、前記可動刃は
前記固定刃21の下方に位置する;前記押し引き台20に、前記仕込み口11と装着チャ
ンバー10と接続する取り出し口22が設けられ;前記弾性接続部の一端が前記操作部1
に固定に接続し、もう一端が前記押し引き台20に固定に接続する。前記押し引き台20
を押す、引くことで、仕込み口11に位置する食品の切断を実現する。
【0017】
前記操作部1の内側壁には、前記装着チャンバー10と接続するスライド溝が設けられる
。それに応じて、前記押し引き台20の両側に、前記スライド溝と合わせて配置されたス
ライドレイルが設けられる。前記スライド溝は、第一スライド溝101と第二スライド溝
102を含み、前記スライドレイルは、第一スライドレイル201と第二スライドレイル
202を含む。前記第一スライド溝101と第一スライドレイル201とが嵌り合い、前
記第二スライド溝102と第二スライドレイル202が嵌り合い、これにより前記押し引
き台20の操作部1に対する摺動を実現する。
図6と7に示すように、前記第一スライド
レイル201と第二スライドレイル202はいずれも外側に突出している。前記第一スラ
イドレイル201と第二スライドレイル202は、対称するように前記押し引き台20の
両側に設置され、前記第一スライドレイル201と第二スライドレイル202は平行にな
って、かつ同一線上ではなく、前記第一スライドレイル201は前記押し引き台20の側
面の上部に位置し、前記第二スライドレイル202は前記押し引き台20の側面の下部に
位置する。本実施例において、前記第一スライドレイル201は連続的に突出したブロッ
クであり、前記第二スライドレイル202は断続的に突出したブロックであり、これによ
り、重量が低減されつつ、安定な摺動作用を果たす。
【0018】
前記押し引き台20に、固定刃21の下方に位置し、可動刃が着脱可能に装着された可動
刃装着部が設けられる。前記可動刃装着部は、前記可動刃が介挿された可動刃装着溝20
0である。前記可動刃の厚さは前記可動刃装着溝200の深さより小さいであり、これに
より、切断された片状または細切りの食品を取り出し口22から落ちやすくなる。前記固
定刃21は、前記可動刃装着溝200の上に水平に装着されている。前記可動刃は薄切り
用刃31、短冊切り用刃32及び細切り用刃33を含み、前記薄切り用刃31、短冊切り
用刃32及び細切り用刃33の仕入れ口11に向いている側が切断面300であり、前記
薄切り用刃31の切断面300がスムーズ面であり、前記短冊切り用刃32及び細切り用
刃33の切断面300には、歯333が設けられている。
【0019】
薄切りしようとする時、可動刃装着溝200に薄切り用刃31を介挿し、前記薄切り用刃
31には歯333がなく、切断器を押す、引くと、固定刃21により食品が薄切りされ、
得られた片状の食材が前記薄切り用刃31から前記押し引き台20の底部に落ち、取り出
し口22を出る。短冊切り及び細切りしようとする時、同様に可動刃装着溝200に短冊
切り用刃32または細切り用刃33を介挿し、切断器を押す、引くと、得られた短冊状ま
たは細切りのものが短冊切り用刃32または細切り用刃33から前記押し引き台20の底
部に落ち、取り出し口22を出る。要求に応じて、切断された短冊状または細切りのもの
が望ましい形状になるように、前記短冊切り用刃32及び細切り用刃33の歯333の大
きさやピッチを調節してもよい。
【0020】
前記可動刃には柄301が設けられ、装着する時に可動刃の取り出しまたは取り付けを便
利にするためのものであり、それに応じて、前記操作部1の側壁には前記柄301のスム
ーズな移動のための貫通溝103が設けられる。前記貫通溝103は、操作部1の両側の
いずれも設置され、可動刃の装着に便利する一方で、製品の重量の低減にも有利的である
。前記装着チャンバー10の内壁に、前記歯333と合わせて配置された押し引き溝が設
けられる。前記押し引き溝は、歯の移動がスムーズにするものであり、望ましくない接触
を回避する作用を果たす。
【0021】
前記弾性接続部は引張ばね4である。
図2に示すように、前記引張ばね4の一端は前記第
二スライドレイルの後端に固定され、前記引張ばね4のもう一端は前記操作部1の上部に
固定される。前記押し引き台20を下に押すと、前記引張ばね4が延伸され、押し引き台
20が前記操作部1の底部に押されると、この時は切断の動作が完了し、その後、前記引
張ばね4が復元して、前記押し引き台20を上へ元の位置に弾けて戻るように連れていき
、前記操作部1の頂部も押し引き台20にスペーシング作用があり、引張ばね4の作用に
より前記押し引き台20が元の位置に弾けて戻るように保証する。前記押し引き台20が
上へ復元する間に、切断された薄切りまたは細切りまたは短冊切りの食品が取り出し口2
2から下へ落ちる。
【0022】
更に、前記操作部1には引張ばね4を収容する装着溝が設けられ、前記装着溝にはカバー
5が装着され、前記カバー5は前記引張ばね4を覆い、前記カバー5と前記操作部1が固
定に接続されている。
【0023】
更に、前記押し引き台20には押し引き柄23が設けられ、前記押し引き柄と前記押し引
き台20が固定に接続され、本実施例では一体に成形される。前記押し引き柄23は、使
用者が前記押し引き台20を下へ押すことを便利にするためのものである。
【0024】
更に、前記食品切断器は、脚部6と収容箱7を更に含み、前記脚部6と前記操作部1が蝶
番で接続する。食品を切断する時は、前記操作部1の底部を収容箱7の前側に当てつつ、
前記脚部6を前記収容箱7の後側に当て、前記収容箱7は前記押し引き台20を固定する
作用を果たし、これにより、切断が便利になり、切断された食品もそのまま収容箱7に落
ち、操作の空間の混雑を回避することができる。
【0025】
更に、前記食品切断器は仕込みホッパー8を含み、前記仕込みホッパー8が仕込み口11
に装着されている。前記仕込みホッパー8は食品を置く及び固定するためのものであり、
スムーズな切断に有利的である。前記操作部1の仕込み口11には、前記仕込みホッパー
8が介挿される止め溝24が設けられている。前記止め溝24は上端で口を開けた溝であ
り、前記仕込みホッパー8は口を開けた方向から介挿される。前記歯333の高さは前記
仕込みホッパー8より高くなり、これにより、仕込み口11での食品を完全に切断するこ
とを実現する。
【0026】
本発明は、前記押し引き台20を押す、引くことで、仕込み口11に位置する食品の切断
を実現する;切断用刃の設置により、食品を多種の形状に切断することが実現でき、切断
が簡単で、製品自身の洗浄も便利である。
【0027】
上記具体的な実施例は、単に本発明を解釈、説明するものであり、本発明を制限するもの
ではなく、本発明の趣旨と特許請求の範囲内で、本発明に基づいて行った、いかなる創造
的労働がない変化と置き換えも、本発明の保護請求範囲内にある。
【手続補正書】
【提出日】2022-07-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装着チャンバーと仕込み口が設けられる操作部と、
前記装着チャンバーに装着され、前記操作部と摺動接続し、押し引き台、固定刃及び可
動刃を含み、前記固定刃は前記押し引き台に装着され、前記可動刃は着脱可能に前記押し
引き台に装着され、前記可動刃は前記固定刃の下方に位置し、前記押し引き台に、前記仕
込み口と装着チャンバーと接続する取り出し口が設けられ、
前記操作部の側壁に、スライド溝が設けられ、前記押し引き台の両側にスライドレイルが
設けられ、前記スライドレイルと前記スライド溝が互いに合わせて配置され、前記スライ
ド溝が第一スライド溝と第二スライド溝を含む、押し引き機構と、
一端が前記操作部に固定に接続し、もう一端が前記押し引き台に固定に接続する、弾性
接続部とを含み、
前記スライド溝と前記装着チャンバーが接続されており、
前記押し引き台の両側に、スライドレイルが設けられ、前記スライドレイルと前記スライ
ド溝が合わせて配置され、
前記押し引き台に、固定刃の下方に位置し、可動刃が着脱可能に装着された可動刃装着部
が設けられ、
前記可動刃は、薄切り用刃、短冊切り用刃、及び細切り用刃を含み、前記切り用刃、短冊
切り用刃、及び細切り用刃の仕込み口に向けた側が切断面であり、前記薄切り用刃の切断
面はスムーズ面であり、前記短冊切り用刃、及び細切り用刃の切断面には、歯が設けられ
、
前記歯の高さは前記仕込み口より高く、
前記装着チャンバーの内壁に、押し引き溝が設けられ、前記押し引き溝と前記歯が合わせ
て配置され、
前記操作部の側壁に、貫通溝が設けられ、前記可動刃に柄が設けられ、前記貫通溝と柄が
合わせて配置され、
前記弾性接続部が引張ばねであり、
前記操作部1と蝶番で接続する脚部を更に含み、
前記スライドレイルは、第一スライドレイルと第二スライドレイルを含む。前記第一スラ
イド溝と第一スライドレイルとが嵌り合い、前記第二スライド溝と第二スライドレイルが
嵌り合い、
前記第一スライドレイルと第二スライドレイルは、対称するように前記押し引き台の両側
に設置され、前記第一スライドレイルと第二スライドレイルは平行になって、かつ同一線
上ではなく、前記第一スライドレイルは前記押し引き台の側面の上部に位置し、前記第二
スライドレイルは前記押し引き台の側面の下部に位置し、
前記可動刃装着部は、前記可動刃が介挿された可動刃装着溝であり、前記可動刃の厚さは
前記可動刃装着溝の深さより小さく、
前記引張ばねの一端は前記第二スライドレイルの後端に固定され、前記引張ばねのもう一
端は前記操作部1の上部に固定され、
前記操作部には引張ばねを収容する装着溝が設けられ、前記装着溝にはカバーが装着され
、前記カバーは前記引張ばねを覆い、前記カバーと前記操作部が固定に接続され、
前記押し引き台には押し引き柄が設けられ、前記押し引き柄と前記押し引き台が固定に接
続され、
仕込みホッパーを含み、前記仕込みホッパーが前記仕込み口に装着されている、
ことを特徴とする、食品切断器。