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  • 特開-ライン追跡のためのセンサー融合 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022179366
(43)【公開日】2022-12-02
(54)【発明の名称】ライン追跡のためのセンサー融合
(51)【国際特許分類】
   B25J 13/08 20060101AFI20221125BHJP
   B25J 13/00 20060101ALI20221125BHJP
【FI】
B25J13/08 A
B25J13/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022071436
(22)【出願日】2022-04-25
(31)【優先権主張番号】17/326,841
(32)【優先日】2021-05-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】390008235
【氏名又は名称】ファナック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100112357
【弁理士】
【氏名又は名称】廣瀬 繁樹
(74)【代理人】
【識別番号】100169856
【弁理士】
【氏名又は名称】尾山 栄啓
(72)【発明者】
【氏名】キアーラ タリニャーニ ランディ
(72)【発明者】
【氏名】リン シェン-チュン
(72)【発明者】
【氏名】加藤 哲朗
(72)【発明者】
【氏名】チー-コン ツァイ
【テーマコード(参考)】
3C707
【Fターム(参考)】
3C707AS13
3C707AS23
3C707KS03
3C707KT03
3C707KT06
3C707KT11
3C707KV01
3C707LT11
3C707NS02
(57)【要約】
【課題】コンベヤー・ベルトに沿って移動する物体の位置を決定するための方法を提供する。
【解決手段】方法は、モーター・エンコーダを使用してコンベヤー・ベルトが移動している間にコンベヤー・ベルトの位置を計測し、コンベヤー・ベルトの計測された位置に基づいて物体の位置の計測された位置信号を提供することを含む。また、方法は、コンベヤー・ベルトが停止したことを決定し、物体のCADモデルを提供し、3D視覚システムを使用して物体の点群表現を生成することを含む。次いで、方法はモデルと点群をマッチさせて物体の位置を決定し、マッチしたモデルと点群に基づいて物体の位置のモデル位置信号を提供し、また、モデル位置信号を使用してコンベヤー・ベルトが停止した結果として発生する計測された位置信号の誤差を修正する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンベヤー・ベルトに沿って移動する物体の位置を識別するための方法であって、
前記コンベヤー・ベルトが移動している間に前記コンベヤー・ベルトの前記位置を計測し、
前記コンベヤー・ベルトの前記計測された位置に基づいて、前記物体の前記位置の計測された位置信号を提供し、
前記コンベヤー・ベルトが停止したことを決定し、
前記物体のモデルを提供し、
視覚システムを使用して前記物体の点群表現を生成し、前記点群は前記物体上の特徴の前記位置を識別する点を含み、
前記物体の前記モデルと前記点群をマッチさせて、前記物体の前記位置を決定し、
前記マッチしたモデルと点群に基づいて、前記物体の前記位置のモデル位置信号を提供し、及び
前記モデル位置信号を使用して、前記コンベヤー・ベルトが停止した結果として発生する前記計測された位置信号の誤差を修正することを含む、方法。
【請求項2】
前記コンベヤー・ベルトが移動している間に前記コンベヤー・ベルトの前記位置を計測することは、モーター・エンコーダを使用することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記物体のモデルを提供することは、CADモデルを提供することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記物体の点群表現を生成することは、3D視覚システムを使用することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記3D視覚システムは少なくとも1つの3Dカメラを備える、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つの3Dカメラは複数の3Dカメラである、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記物体の前記モデルと前記点群をマッチさせることは、点群マッチング・アルゴリズムを使用することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記点群マッチング・アルゴリズムは反復最近傍点アルゴリズムである、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記物体の前記モデルと前記点群をマッチさせることは、前記モデルを並進させ、かつ回転させて、前記点群における特徴点をマッチさせることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記方法はロボット・システムで実行される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
コンベヤー・ベルトに沿って移動する物体の位置を識別するための方法であって、前記方法はロボット・システムによって実行され、
前記コンベヤー・ベルトがモーター・エンコーダを使用して移動する間に前記コンベヤー・ベルトの前記位置を計測し、
前記コンベヤー・ベルトの前記計測された位置に基づいて、前記物体の前記位置の計測された位置信号を提供し、
前記コンベヤー・ベルトが停止したことを決定し、
前記物体のCADモデルを提供し、
3D視覚システムを使用して前記物体の点群表現を生成し、前記点群は前記物体上の特徴の前記位置を識別する点を含み、
前記物体の前記モデルと前記点群をマッチさせて、前記モデルを並進させ、かつ回転させることにより前記物体の前記位置を決定し、前記点群における特徴点をマッチさせ、
前記マッチしたモデルと点群に基づいて、前記物体の前記位置のモデル位置信号を提供し、及び
前記モデル位置信号を使用して、前記コンベヤー・ベルトが停止した結果として発生する前記計測された位置信号の誤差を修正することを含む、方法。
【請求項12】
前記物体の前記モデルと前記点群をマッチさせることは、反復最近傍点アルゴリズムを使用することを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
コンベヤー・ベルトに沿って移動する物体の位置を識別するためのシステムであって、
前記コンベヤー・ベルトが移動している間に前記コンベヤー・ベルトの前記位置を計測するための手段と、
前記コンベヤー・ベルトの前記計測された位置に基づいて、前記物体の前記位置の計測された位置信号を提供するための手段と、
前記コンベヤー・ベルトが停止したことを決定するための手段と、
前記物体のモデルを提供するための手段と、
視覚システムを使用して前記物体の点群表現を生成するための手段と、前記点群は前記物体上の特徴の前記位置を識別する点を含み、
前記物体の前記モデルと前記点群をマッチさせて、前記物体の前記位置を決定するための手段と、
前記マッチしたモデルと点群に基づいて、前記物体の前記位置のモデル位置信号を提供するための手段と、
前記モデル位置信号を使用して、前記コンベヤー・ベルトが停止した結果として発生する前記計測された位置信号の誤差を修正するための手段とを含む、システム。
【請求項14】
前記コンベヤー・ベルトが移動している間に前記コンベヤー・ベルトの前記位置を計測するための前記手段は、モーター・エンコーダを使用することを含む、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記物体のモデルを提供するための前記手段はCADモデルを提供する、請求項13に記載のシステム。
【請求項16】
視覚システムを使用して前記物体の点群表現を生成するための前記手段は3D視覚システムを使用する、請求項13に記載のシステム。
【請求項17】
前記3D視覚システムは少なくとも1つの3Dカメラを備える、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記少なくとも1つの3Dカメラは複数の3Dカメラである、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記物体の前記モデルと前記点群をマッチさせるための前記手段は反復最近傍点アルゴリズムを使用する、請求項13に記載のシステム。
【請求項20】
前記物体の前記モデルと前記点群をマッチさせるための前記手段は、前記モデルを並進させ、かつ回転させて、前記点群における特徴点をマッチさせる、請求項13に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、コンベヤー・ベルトに沿って移動する物体の位置を決定するためのロボット・システム及び方法に関し、より具体的には、コンベヤー・ベルトに沿って移動する物体の位置を決定するためのロボット・システム及び方法であって、方法は、物体のCADモデルと3D視覚センサーからの物体の点群をマッチさせて、物体の位置を決定し、コンベヤー・ベルトが停止したときのコンベヤー・ベルトのバックラッシュに起因するモーター・エンコーダ計測値からの誤差を修正することを含む。
【背景技術】
【0002】
さまざまな製造、組み立て、及び材料移動動作を実行するための産業用ロボットの使用はよく知られている。多くのロボット作業スペース環境には、障害物が存在し、ロボットの移動する経路にあることがある。障害物は、機械や備品などの恒久的な構造物であることがあるし、あるいは、障害物は一時的な又は可動的なことがある。ロボットは溶接などの動作を実行している間、物体の内部又は周囲で作動しなければならないので、ロボットによって作動されている物体それ自体が障害物となることがある。そのため、ロボットの動作中には、さまざまなタイプの衝突回避及び干渉チェック・プロセスが実行される。
【0003】
たとえば、ロボットは、物体がコンベヤー・ベルトに沿って移動するときに、物体にねじ込み、溶接、又は塗装などのある生産動作を実行していることがある。コンベヤー・ベルト上の物体の位置は、ロボットと物体の間の衝突を防ぎ、物体上で動作を効果的に実行するために、知らなければならない。現在、モーター・エンコーダは、コンベヤー・ベルトの位置、たとえば、物体の位置を識別するために、たびたび使用される。ここで、モーター・エンコーダは、モーター・シャフトの速度及び/又は位置を追跡することによって閉ループ・フィードバック信号を提供する電気モーターに取り付けられるロータリー・エンコーダである。しかし、これらのタイプの生産動作のための一般的なコンベヤー・ベルトは、さまざまな理由で動作の間は停止及び開始されることが多く、そのことにより、コンベヤー・ベルトが突然揺れたり、反発したりして、次々にエンコーダからの位置計測値に誤差を発生させ、それ故にコンベヤー・ベルト上の物体の追跡を困難にさせている。
【0004】
モーター・エンコーダを使用して、説明されているようなコンベヤー・ベルト上の物体の位置を決定する1つの既知のロボット・システムにおいて、またそのシステムは、コンベヤー・ベルト上を移動する物体に対応する特徴を捉える画像を提供するカメラを使用し、またシステムは、連続する画像間の位置の違いに基づいて特徴の移動を追跡する。物体のこの追跡された移動から、エミュレートされた出力信号はモーター・エンコーダによって生成される信号に対応して生成され、ここでエミュレートされた信号は、ロボットの動作を管理するためにロボット制御装置に伝達される。ただし、視覚情報は2D画像で構成され、画像の特徴は検出しなければならない、ここで、追跡機能は視覚システムの出力のみに依存する。さらに、基準点は、コンベヤー・ベルト上の物体の位置及び/又は方位を定義するために使用される。移動する基準点を既知の位置を有する固定基準点と同期させるとき、処理システムは、既知の物体形状における物体の位置を計算上決定することができる。
【0005】
モーター・エンコーダを使用して、説明されているようなコンベヤー・ベルト上の物体の位置を決定する別の既知のロボット・システムにおいて、また、そのシステムは箱、球、又はカプセルなどの単純な形状で物体の形状を近似する。コンベヤー・ベルト上を移動する車体の例では、車体は2つの箱で近似され、そのことにより、ねじ込み、溶接、又は内部塗装のような動作が行われないようにする。
【発明の概要】
【0006】
以下の議論は、コンベヤー・ベルトに沿って移動する物体の位置を決定するためのロボット・システム及び方法を開示し、かつ説明する。方法は、コンベヤー・ベルトがモーター・エンコーダを使用して移動している間にコンベヤー・ベルトの位置を計測し、コンベヤー・ベルトの計測された位置に基づいて物体の位置の計測された位置信号を提供することを含む。また、方法は、コンベヤー・ベルトが停止したことを決定し、物体のCADモデルを提供し、3D視覚システムを使用して物体の点群表現を生成することを含み、ここで、点群は物体上の特徴の位置を識別する点を含む。次いで、方法は、物体のCADモデルと点群をマッチさせて、物体の位置を決定し、マッチしたモデルと点群に基づいて物体の位置のモデル位置信号を提供し、モデル位置信号を使用して、コンベヤー・ベルトが停止した結果として発生する計測された位置信号の誤差を修正する。
【0007】
本開示の追加の特徴は、添付の図面と併せて、以下の説明及び添付の特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、コンベヤー・ベルトに沿って移動する車体に塗装動作を行うロボットを備えるロボット・システムの説明図である。
図2図2は、ロボット・システムにおけるコンベヤー・ベルトのバックラッシュの誤差を補正する物体の位置を決定するための物体位置システムの概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
コンベヤー・ベルトが停止したときのバックラッシュの誤差を補正する、コンベヤー・ベルトに沿って移動する物体の位置を決定するためのロボット・システム及び方法に対する本開示の実施形態の以下の議論は、事実上単なる例示であり、本発明又はその用途又は使用を制限することは少しも意図されない。
【0010】
図1は、車体がコンベヤー・ベルト18に沿って移動するときに車体16を塗装している塗装ノズル14を有するロボット12を備えるロボット・システム10の例示的な説明図である。システム10は、本明細書の議論から利益となり得る任意のタイプのロボット・システムを表すことが意図され、ここで、ロボット12はその目的に適した任意のロボットであってもよい。さらに、塗装動作及び車体16は、単に説明の目的だけであり、ここで、車体16は任意の適切な物体を表すことが意図され、塗装は、溶接及び締めることを含む任意の適切なロボット動作を表すことが意図される。ロボット12が車体16を効果的に塗装し、ロボット12と車体16の衝突を防止するために、ロボット12は、コンベヤー・ベルト18に沿って移動するときの車体16の正確な位置を知る必要がある。これを達成するために、コンベヤー・ベルト・モーター・エンコーダ20は、コンベヤー・ベルト18の近くに設けられ、ベルト18が移動している速度を示す信号をロボット制御装置24に提供する。また、システム10は、コンベヤー・ベルト18及びロボット12に対して所望の位置に提供される1つ又は複数の3Dカメラ22を備え、当該1つ又は複数の3Dカメラ22は、塗装ノズル14を移動させるようにロボット12を制御するロボット制御装置24に点群データを提供する。ここで、点群は、特定の座標システムによって定義される空間内のデータポイントを収集したものであり、点群内の各点にはx、y、zの値がある。また、レーザー・センサー26は、車体16の追跡はいつ開始するべきかを示す信号を制御装置24に提供する。
【0011】
コンベヤー・ベルト18が移動している間、車体16の位置は、エンコーダ20からの情報を使用して継続的に更新されている。コンベヤー・ベルト18が停止すると、ベルト18のバックラッシュにより、エンコーダ20からの計測値に誤差が生じ、それは修正されなければならない。コンベヤー・ベルト18が停止している間、3Dカメラ22は、制御装置24に記憶される車体16のCADモデルとマッチする、又は比較される点群を生成し、欠落した点を補正し、車体16の正確な位置を決定する。ベルト18が移動している間のエンコーダ20からの高周波物体位置データとベルト18が停止している間の3Dカメラ22からの点群と車体16のCADモデルをマッチさせることによる低周波物体位置データの組み合わせにより、ベルト・バックラッシュに起因するエンコーダ20からの計測値の修正が可能になり、したがって、コンベヤー・ベルト18上の車体16の正確な追跡が可能になる。
【0012】
図2は、上記のように、コンベヤー・ベルト18に沿って移動する車体16の位置を決定し、コンベヤー・ベルトのバックラッシュの誤差を補正する物体位置検出システム30の概略ブロック図である。システム30は、車体16のCADモデル32、及び車体16の点群を提供する3D視覚システム34を備え、ここで、視覚システム34は1つ又は複数の3Dカメラ又は他の3D光学検出器を備えることができる。CADモデル32及び点群は、任意の適切な点群マッチング・アルゴリズムを作動して、欠落している雲り点を補正し、車体16の正確な位置を決定する点群マッチング・プロセッサ36でマッチする。1つの適切なアルゴリズムは、CADモデルのメッシュ形状を回転させ、かつ並進させて、点群内の点とマッチさせ又は位置合わせする、当業者によく知られている反復最近傍点アルゴリズムとして知られ、ここで、マッチしたCADモデルは車体16の方位及び位置を示す。次いで、その位置は誤差補正プロセッサ38に送られ、また、誤差補正プロセッサ38は、エンコーダ20を表すコンベヤー・ベルト・モーター・エンコーダ40から計測値を受信し、その計測値を修正して、ライン42上に位置信号を提供し、車体16の正確な位置を識別する、そのことは、ロボット12を正確に制御するために使用することができる。
【0013】
点群マッチング・プロセッサ36は、コンベヤー・ベルト18が停止したときに得られる車体16の低周波位置データを提供し、エンコーダ40からの計測値は、コンベヤー・ベルト18が移動している間の車体16の高周波位置データを提供する。したがって、コンベヤー・ベルト18が移動しているとき、マッチング・プロセッサ36から誤差補正プロセッサ38にデータは提供されず、エンコーダ計測値のみが、コンベヤー・ベルト18上の車体16の位置を提供する。コンベヤー・ベルト18が止まるとき、そのことは制御装置24によって任意の適切な方法で識別でき、エンコーダ計測値によって提供されるコンベヤー・ベルト18の最後の位置は、ベルト18が停止するとき急に傾くために正確ではない。点群マッチングプロセスはエンコーダ40からの計測値を修正するために実行され、その結果、ベルト18が再び移動を始めるときは、エンコーダ40からの計測値は正確であるだろう。このように、コンベヤー・ベルト18上の物体はそれらの複雑な形状によって表され、また、それらは単純な形状で近似されない、それ故、内部塗装、溶接、又はねじ込みのような動作は正確に実行することができる。
【0014】
前述の議論は、本開示の単なる例示的な実施形態を開示し、かつ説明する。当業者は、そのような議論並びに添付の図面及び特許請求の範囲から、以下の特許請求の範囲で定義される開示の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変更、修正及び変形を行うことができることを容易に認識するであろう。
図1
図2
【外国語明細書】