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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022179576
(43)【公開日】2022-12-02
(54)【発明の名称】食品掴む具
(51)【国際特許分類】
   B65D 65/04 20060101AFI20221125BHJP
   B65D 85/50 20060101ALI20221125BHJP
【FI】
B65D65/04 A
B65D85/50 100
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2022156748
(22)【出願日】2022-09-29
(71)【出願人】
【識別番号】501095118
【氏名又は名称】上野 昭
(72)【発明者】
【氏名】上野 昭
(57)【要約】
【課題】一般に、消費者は、ファストフードを食べる際に指を汚している。一方、直接掴んで食べる感覚も楽しんでいる。しかし、現在の生活環境は、常に指先が使用され、指先の汚れは歓迎されていない。本発明は、食品を掴んで食べ且つ指を汚さない、この相反する欲求を同時に叶えることを課題とする。
【解決手段】本発明の食品掴む具は、シートを曲げて重ねた重複部分に食品を入れ、重複部分を掴んで食べるので指を汚さないのである。この重複部分は、周囲を湾曲した部分と結合した部分と開口した部分とが曖昧な空間を構成しているので、シートでも袋でも容器でもない、食品を掴かむ新規の具材が課題を解決する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
食品を掴む食品掴む具(1)であって、
前記食品掴む具(1)は、シート部(2)の部分と、前記シート部(2)が曲げられた湾曲部(3)の部分と、前記シート部(2)が重なった重複部(4)の部分と、前記シート部(2)が結合する結合部(5)の部分と、前記シート部(2)が結合しない開口部(6)の部分と、で構成され、
前記食品掴む具(1)は、一枚の前記シート部(2)からなり、
前記食品掴む具(1)は、前記シート部(2)を曲げて重ねて形成され、
前記シート部(2)は、曲げられた部分が前記湾曲部(3)を形成し、
前記シート部(2)は、縁部の線上沿いに前記結合部(5)が形成され、
前記シート部(2)は、前記結合部(5)が結合して前記重複部(4)を形成し、
前記シート部(2)は、前記結合部(5)が結合しない部分である開口部(6)を有し、前記開口部(6)は、前記結合部(5)と、前記結合部(5)と、の間に形成されることを特徴とする前記食品掴む具(1)。
【請求項2】
前記開口部(6)は、前記湾曲部(3)の先端部の左右の端部から、前記結合部(5)に向かって形成されることを特徴とする請求項1記載の前記食品掴む具(1)。
【請求項3】
前記結合部(5)及び前記開口部(6)は、それぞれが交互に複数形成され、前記重複部(4)が蛇腹状態を構成し、前記重複部(4)は、縮むことを特徴とする請求項1記載の前記食品掴む具(1)。
【請求項4】
前記開口部(6)は、前記湾曲部(3)の先端部の左右の端部から、前記結合部(5)に向かって形成され、
前記結合部(5)及び前記開口部(6)は、それぞれが交互に複数形成され、前記重複部(4)が蛇腹状態を構成し、前記重複部(4)は、縮むことを特徴とする請求項1記載の前記食品掴む具(1)。
【請求項5】
前記重複部(4)は、二カ所形成されていることを特徴とする請求項1記載の前記食品掴む具(1)。
【請求項6】
前記重複部(4)は、二カ所形成され、
前記開口部(6)は、前記湾曲部(3)の先端部の左右の端部から、前記結合部(5)に向かって形成されることを特徴とする請求項1記載の前記食品掴む具(1)。
【請求項7】
前記重複部(4)は、二カ所形成され、
前記結合部(5)及び前記開口部(6)は、それぞれが交互に複数形成され、前記重複部(4)が蛇腹状態を構成し、前記重複部(4)は、縮むことを特徴とする請求項1記載の前記食品掴む具(1)。
【請求項8】
前記重複部(4)は、二カ所形成され、
前記開口部(6)は、前記湾曲部(3)の先端部の左右の端部から、前記結合部(5)に向かって形成され、
前記結合部(5)及び前記開口部(6)は、それぞれが交互に複数形成され、前記重複部(4)が蛇腹状態を構成し、前記重複部(4)は、縮むことを特徴とする請求項1記載の前記食品掴む具(1)。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、消費者が食品を掴み食べ、さらに、指を汚すことがない便利性を具現化する具材に関する。
【背景技術】
【0002】
人間が食物を食べる際に東アジア地域では、古くから箸が使用されてきたが、その他の地域では手食がなされていた。
他方、北アフリカや中近東、インドなどの古代文明地帯、南アジア地域では、現在に到るまで主に手食が行われ、現在にいたっているが、次第に西欧風の食器も使用されている。
一方、東南アジア地域では、手食から近年ではスプーンとフォークの使用が一般化している。
近年に到るまでヨーロッパ地域では、長らく手食が続き、次にナイフで取り分け、スプーンでスープを飲み、17世紀頃からフォークが登場し、次第に西欧のテーブルマナーとして変化し、現在に到っている。
しかし、近年に到るまで私達人間は、食べ物を手で掴み食べてきた。
現在、グローバル化の流れは、世界中がヨーロッパ地域の食事作法に集約される傾向を示してきた。
一方、特にファストフードやストリートフードなどの外食の世界では、食品を手に取る食べ方に共感する傾向に移行していると思われる。
【0003】
現在、ファストフードやストリートフード等の安価で便利な食事形態が世界中を席巻し、新しい食事内容の均一化の現象を見せている。
また、消費者は、ファストフードやストリートフードなどを食べる際に、包装から食品取り出して手に取り食べることが好ましい光景として認知し共有する映像に囲まれている。
つまり、近年は、西欧的なテーブルマナーの価値観に対して、消費者の手食に対する抵抗感が薄れ、次第にその感覚が世界中で共有され、手食がファッション化していると思われる。
つまり、消費者は、食品を手で掴み食べたいのであり、美味しさを支える要素であることを再発見し、食品を手で掴み食べることがファッション化されている。
今日、私達は、食品を掴むその感触や温度、質感などの情報を指から入手し、再認識することで美味しさを実感し確認しようとしている、と考察される。
【0004】
現在、ファストフードやストリートフードの包装は、シート形状の薄く柔軟な素材であるパラフィンやーパーやクッキングペーパー、アルミシートや樹脂シートなどが使用されている。
また、シート類の素材の改良著しく、多様な中身に対応する機能や形状を獲得してきた。
また、現在に至るまで、食品の包装の数多くの場面で袋が使用されている。
そもそも、袋は、中身が出ない工夫や飛び出さない工夫を備えた容器の中でも箱と並んで基本的な機能を担い果たしている。
つまり、シートの機能を発展させ、収納する形状の袋を獲得し、袋の開口部から中身を出し入れする便利性を獲得し、あらゆる中身に対応する各種袋が幅広い分野で使用されている。
一方、紙皿や箱などでの包装は、容器としては十分であるが食べる際にスプーンやフォーク、箸などの使用が欠かせず、ファストフードやストリートフードなどの立ち食いに適しているとは言えない。
【0005】
今日、消費者は、ファストフードやストリートフードなどを食べる際には、食品をシートから取りだし、食品を袋から取りだし、直接指で掴んで食べる傾向にあり、食べる際に食品で指を汚し、さらに、シートや袋に付いた油やソース類が指に付いて汚してしまうなどの問題を抱えている。
つまり、ファストフードやストリートフードなど包装は、あくまでも包装する手段に限定され、食べる側の食べ方に配慮した構造ではない。
【0006】
例えば、上部に柔らかい具材が乗せられたピザ、タルト等の食品を収納するための容器として、皿状容器或いは袋状容器がしようされている。
しかし、皿状容器は、食べる際に直接手で掴むかスプーン、フォーク等を使用する必要がある。
一方、袋状容器は、容器内から取り出す操作は食品を掴むが、その際に手が汚れてしまい、さらに、食品と容器が接触することで具材を壊してしまうなどの問題がある。
【0007】
そこで、ピザ、タルト等の食品の上部の柔らかい具材を壊すことがなく、且つ食品を安定に保持しつつ食べることが出来る袋状容器が提案されている。(特公平7-5147号報)。
この提案は、柔軟材から構成された袋状容器であり、側壁の一部が開口部から凹状にカットすることで食品の収容を容易にし、中央部分に横断状の弾力を有する比較的硬質のグリップベルトを設けたので食べる際に握ることで容器を安定に保持し且つ指で容器内の食品を開口部に異動させて安定・容易に食べることが出来るようにしたものである。
【0008】
この提案は、柔軟素材から構成された袋の中央付近に比較的硬質のグリップベルトを設け、クリップベルトを掴み且つ消費者の手は汚さない新規の提案である。
しかし、内部の食品の表面を保つことに捕らわれ、食べる際の楽しさや食べ方の自由さの視点が望まれるところである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特公平7-5147号報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
今日、ファストフードやストリートフード等の包装は、シートで包む或いは袋に収容する手段、又はシートや紙皿に乗せる或いは箱に収容する手段である。
このシート類で覆いの問題点は、入れ物が画一的な体積内に収納され、温湿度が密閉された状態が中身の利益を損なってしまうことである。
一方、袋に入れる形態の利点は、開口部から、出し入れする使用形態が効率的であるが、密閉する使用形態が食品の風味を阻害し開口部の利点を損なっていることである。
また、紙皿や箱類は、スプーンやフォークの等の使用や立ち食いが困難である等の消費者の便利性を損なっている。
【0011】
本発明は、シートで包む形態、袋に収容する形態、シートや紙皿に乗せる形態など、食品の提供手段を問う視点から発想するものである。
既存のファストフードやストリートフードなど包装は、あくまでも提供する側の手段であり、食べる側に配慮した構造ではないのである。
つまり、本発明は、食品を包装して提供する側からの視点ではなく、食品を消費する側、つまり、食べる側が必要とする食品の包装を前提とするものである。
本発明は、消費者が食品を掴み食べる感覚と消費者の指を汚さない手段を同時にかなえることを模索し考察するものである。
【0012】
現在、消費者の手食に対する抵抗感が薄れ、次第に手食の感覚が世界中で共有され、手食がファッション化していると思われる。
つまり、消費者は、食品を手で掴み食べることが、美味しさを支える要素であることを再発見していて、食品を直接掴んで食べる感覚を体現することを望んでいるのであり、手食はある意味ファッション化されている。
一方、昨今は、タッチパネルが多用され、指の使用が不可欠な生活では指の汚れは大問題であり、さらに、紙類の消費は、環境の問題でもある。
つまり、消費者は、食べる際に指を汚したくはないのである。
本発明は、この相反する欲求を同時にかなえることを課題とするものである。
【0013】
本発明は、食品個々の形状に対応出来る簡易で安価な構造を前提とする基本構造を発明することで、解決を図るものである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の食品掴む具(1)は、シート部(2)の部分と、前記シート部(2)が曲げられた湾曲部(3)の部分と、前記シート部(2)が重なった重複部(4)の部分と、前記シート部(2)が結合する結合部(5)の部分と、前記シート部(2)が結合しない開口部(6)の部分と、で構成され、前記食品掴む具(1)は、一枚の前記シート部(2)からなり、前記食品掴む具(1)は、前記シート部(2)を曲げて重ねて形成され、前記シート部(2)は、曲げられた部分が前記湾曲部(3)を形成し、前記シート部(2)は、縁部の線上沿いに前記結合部(5)が形成され、前記シート部(2)は、前記結合部(5)が結合して前記重複部(4)を形成し、前記シート部(2)は、前記結合部(5)が結合しない部分である開口部(6)を有し、前記開口部(6)は、前記結合部(5)と、前記結合部(5)と、の間に形成されることを特徴とする。
【0015】
本発明の食品掴む具(1)は、前記開口部(6)は、前記湾曲部(3)の先端部の左右の端部から、前記結合部(5)に向かって形成されることを特徴とする。
【0016】
本発明の食品掴む具(1)は、前記結合部(5)及び前記開口部(6)が、それぞれが交互に複数形成され、前記重複部(4)が蛇腹状態を構成し、前記重複部(4)は、縮むことを特徴とする。
【0017】
本発明の食品掴む具(1)は、前記開口部(6)は、前記湾曲部(3)の先端部の左右の端部から、前記結合部(5)に向かって形成され、前記結合部(5)及び前記開口部(6)は、それぞれが交互に複数形成され、前記重複部(4)が蛇腹状態を構成し、前記重複部(4)は、縮むことを特徴とする。
【0018】
本発明の食品掴む具(1)は、前記重複部(4)は、二カ所形成されていることを特徴とする。
【0019】
本発明の食品掴む具(1)は、前記重複部(4)は、二カ所形成され、前記開口部(6)は、前記湾曲部(3)の先端部の左右の端部から、前記結合部(5)に向かって形成されることを特徴とする。
【0020】
本発明の食品掴む具(1)は、前記重複部(4)は、二カ所形成され、前記結合部(5)及び前記開口部(6)は、それぞれが交互に複数形成され、前記重複部(4)が蛇腹状態を構成し、前記重複部(4)は、縮むことを特徴とする。
【0021】
本発明の食品掴む具(1)は、前記重複部(4)は、二カ所形成され、前記開口部(6)は、前記湾曲部(3)の先端部の左右の端部から、前記結合部(5)に向かって形成され、前記結合部(5)及び前記開口部(6)は、それぞれが交互に複数形成され、前記重複部(4)が蛇腹状態を構成し、前記重複部(4)は、縮むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
本発明の効果は、消費者がファストフードやストリートフードなどを食べる際の食品を掴む感触を実感出来る共に指を汚さない、新しい食べ方の形態を創造するものである。
つまり、消費者は、食品を掴んで食べても指を汚すことがなく、さらに、余分な包装部分の処理に煩わされることがなく、美味しく食べることを実感できる手段を提供するものである。
本発明の効果は、シートでも袋でも容器でもない新規の構造であり、簡易に安価に製造出来る新規の市場を創造するものである。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1図1は、本発明の食品掴む具1をドーナツ用掴む具10に応用した例を示し説明する斜視図である。
図2図2は、本発明の食品掴む具1をコロッケ用掴む具20に応用した例を示し説明する斜視図である。
図3図3は、本発明の食品掴む具1を春巻き用掴む具30に応用した例を示し説明する斜視図である。
図4図4は、本発明の食品掴む具1をピザ用掴む具40に応用した例を示し説明する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下に、本発明の食品掴む具1の実施の例を、図面を基に詳細に説明する。
図1は、本発明の食品掴む具1をドーナツ用掴む具10に応用した例を示し説明する斜視図である。
図2は、本発明の食品掴む具1をコロッケ用掴む具20に応用した例を示し説明する斜視図である。
図3は、本発明の食品掴む具1を春巻き用掴む具30に応用した例を示し説明する斜視図である。
図4は、本発明の食品掴む具1をピザ用掴む具40に応用した例を示し説明する斜視図である。
【実施例0025】
例えば、ファストフード店では、ドーナツは紙に乗せられ、又は、箱の上に乗せられて提供されている。
一方、袋内に密封されたドーナツは、大量に安価に販売されている。
今日まで、安価に大量に消費されて来たドーナツは、消費者の健康に対する懸念から、ドーナツ自体の大きさが小さくなる傾向を示し、さらに、単価が高くなり、大きな箱に大量に収容する販売の形態に変化が見られている。
一般に、消費者は、ドーナツを食べる際に指で摘まんでいるが、砂糖や油、各種のコーティングが指を汚してしる。
昨今は、タッチパネルが多用され、指の使用が不可欠な生活であり、指の汚れは歓迎されず、さらに、紙類の消費は、環境の問題でもある。
【0026】
次に、実施例1は、図1を用いて本発明の食品掴む具1をドーナツ用掴む具10に応用した例を示し説明する。
また、図1は、ドーナツ用掴む具10の斜視図である。
【0027】
次に、図1に示すドーナツ用掴む具10は、本発明の構成の特徴の例を示し説明するものであり、ここで具体的な数値を記載せずに図面を基に構成と構造を説明するものである。
また、実施例1では、本発明の食品掴む具1をドーナツ用掴む具10として採用しているが、ドーナツに特定するものではない。
【0028】
まず、図1に示す本発明のドーナツ用掴む具10は、シート部2の部分と、シート部2が曲げられた湾曲部3の部分と、シート部2が重なった重複部4の部分と、シート部2が結合する結合部5の部分と、シート部2が結合しない開口部6の部分と、で構成されている例を示すものである。
また図1に示す本発明のドーナツ用掴む具10は、一枚の前記シート部2からなり、シート部2を曲げて重ねて形成され、シート部2が曲げられた部分が湾曲部3を形成し、シート部2の縁部の線上沿いに結合部5が形成され、シート部2が結合部5で結合されて重複部4を形成し、結合部5が結合しない部分である開口部6を有し、開口部6が結合部5と結合部5と、の間に形成されることを特徴とする例を示し説明するものである。
【0029】
次に、図1に示すドーナツ用掴む具10を構成するシート部2は、耐油紙を使用している例を示しているが、既存の食品を包装する素材が使用されることは当然あり、素材に関して特定も限定もするものではなく、ドーナツ11の形状や状態、質感や温度に対応した素材が好適に採用され、ドーナツ11の異なる条件に対応して決定されるものであり、さらに、複数の素材が選択され形成されることは当然であり、特定するものではない。
また、図1に示すドーナツ用掴む具10を構成するシート部2は、一枚のシート部2で形成される本発明の特徴とするものである。
また、図1に示すシート部2は、形状や厚み、数など特定も限定するものではない。
【0030】
次に、図1に示すドーナツ用掴む具10は、例えば略長手方向の長さを約100%とすると、シート部2の長さが約40%であり、重複部4の長さが約60%である。また、重複部4の部分は、開口部6の長さが約30%であり、湾曲部3側の結合部5の長さが約15%であり、挿入部7側の結合部5の長さが約15%であるような比率で構成している例を示すものであるが、特定も限定もするものではなく、収容されるドーナツ11の形状や厚さなどに対応して決定されることは当然である。
【0031】
次に、図1に示す結合部5と開口部6の長さは、一カ所の開口部6の部分の長さが結合部5の部分の長さより長く形成されている例を示しているが、特定するものではない。
また、図1に示す結合部5と開口部6の長さの比率は、本実施例に特定も限定もするものではない。
【0032】
次に、図1に示す重複部4から延長されたシート部2は、重複部4から露出したドーナツ11を保持する部分であり、ドーナツ11が陳列された際に他のドーナツ11と接触させない部分であり、卓上に置いた際のトレーの部分であり、消費者が異動する際にドーナツ用掴む具10を摘まむ部分であるなど、多様な働きを担う部分である。
また、図1に示す重複部4から延長されたシート部2は、両側に形成しても良く或いは形成しなくても良く、特定も限定もするものではない。
【0033】
次に、図1に示す湾曲部3は、シート部2を曲げた部分であり、本発明の特徴を示す部分である。
また、図1に示す湾曲部3は、ドーナツ11の端部分や周辺部分が持つ特有の湾曲した形状に係合するように構成されたものであり、シート部2の持つ柔軟性と湾曲した形状とがドーナツ11の湾曲した形状に合致するのでドーナツ11に対して優しく係合することが出来ることを実現した、本発明の特徴を示すものである。
また、図1に示す湾曲部3は、重複部4にドーナツ11が入れられた際に湾曲するのであり、開口部6と連動して湾曲に変形し、ドーナツ11の形状に係合するように構成したものであり、ドーナツ11を優しく保持する本発明の特徴を示すものである。
また、図1に示す湾曲部3は、消費者が食べる際に湾曲部3の端部分を押して上げてドーナツ11を上に動かすことが出来るので、最後まで指を汚すことがなく食べることを可能とする、本発明の特徴を示すものである。
【0034】
次に、図1に示す重複部4は、シート部2を曲げて重ねたシート部2の縁部の線上沿いに結合部5を形成し、結合部5を結合させて形成される部分である。
また、図1に示す重複部4は、内部にドーナツ11を収容し、消費者がシート部2を介してドーナツ11を掴む部分であり、本発明の特徴を示す部分である。
また、図1に示す重複部4は、ドーナツ11の特徴に対応した面積や厚みの寸法を備えるものであり、結合部5や開口部6の長さや大きさなどを調整してその体積が決定されるものであり、重複部4の体積や形状などの数値をここで特定も限定もするものではない。
また、図1に示す重複部4は、周囲を湾曲部3と結合部5と開口部6と挿入部7とが曖昧な空間を構成するものであり、シートでも袋でも容器でもない空間構造が本発明の特徴を示すものである。
また、図1に示す重複部4は、シート部2で形成されているので、消費者が内部のドーナツ11を掴み保持しても指を汚すことがなく、食べる際にドーナツ11の触感や温度などを感じることが出来、さらに、湾曲部3用いてドーナツ11を動かすことが出来るので、消費者はドーナツ11を掴んで食べる感覚を楽しむことが出来ると共に指を汚さない食べ方を実現出来るように構成された、本発明の特徴を示す部分である。
つまり、消費者は、たべる際の余分な包装部分の処理に煩わされることがなく、さらに、包装内のドーナツ11を食べやすく動かすことが容易であり、さらに、指を汚さないことを同時に実現することが、本発明の特徴である。
【0035】
次に、図1に示す結合部5は、シート部2の縁部の線上沿いに形成され、結合部5が結合して重複部4が形成されるものである。
さらに、図1に示す結合部5は、重複部4の両側の湾曲部3の端部分から挿入部7に向かって形成され、結合部5と結合部5の間に開口部が形成され、開口部6から挿入部7までに結合部5が形成されている例を示すものである。
つまり、図1に示す重複部4は、結合部5が四カ所形成され、開口部6が二カ所形成されて入る例を示すものであるが、特定も限定もするものではない。
【0036】
また、図1に示す結合部5は、幅や長さ、位置や素材、結合手段などここで特定するものではなく、本発明の食品掴み具1の特徴である個々の食品に対応する形状や機能が既存の手段から選択され採用されるものであり、特定も限定もするものではない。
また、図1に示す湾曲部3の端部分に形成されている結合部5は、消費者が重複部4内のドーナツ11を掴む際のドーナツ11から剥がれ落ちた砂糖やデコレーションをとどめる部分として採用されるものであるが、ドーナツ11の湾曲部分に係合する湾曲部3の働きに影響しない程度の長さが採用されることは当然であり、ここで注意するものである。
【0037】
次に、図1に示す開口部6は、シート部2に形成された結合部5が結合して重複部4を形成し、結合部5が結合しない部分であり、本発明の特徴である曖昧な空間の重複部4を構成する部分である。
また、図1に示す開口部6は、湾曲部3の両側の端部分に形成された結合部5と挿入部7から形成された結合部5との間に形成され、両側にそれぞれ一カ所形成された例を示すものであるが、長さなど本実施例に特定も限定もするものではない。
また、図1に示す開口部6は、重複部4の接合部4が接合されていない部分であり、重複部4にドーナツ11が収容された時点に湾曲部と連動して開口するので、消費者がドーナツ11を掴みやすくシート部2を動かしやすくする働くことが、本発明の特徴を示す部分である。
また、図1に示す開口部6は、収容したドーナツ11の湿度を好適に保つので、ドーナツ11のべたつきを防ぐことが出来るので、美味しさを実感出来るものである。
【0038】
次に、図1に示す挿入部7は、湾曲部3と略相対する部分であり、重複部4の二カ所の結合部5の端部分に形成される部分であり、ドーナツ11を挿入させる部分であり、消費者がドーナツ11を食べ、さらに出して食べる部分である。
また、図1に示す挿入部7は、湾曲部3と結合部5と開口部6とで重複部4の曖昧な空間を構成するものであり、シートでも袋でも容器でもない空間構造が本発明の特徴を示すものである。
【0039】
次に、図1に示すドーナツ用掴む具10の使用形態は、挿入部7を上部と前提して説明している。
つまり、消費者は、ドーナツ11を湾曲部3から押し上げて挿入部7から押しだして食べることを前提として説明している。
そもそも、本発明の食品掴む具1は、各食品の状態に対応して形成されることを前提とするものであり、実施例1では基本的な使用例としてドーナツ11を用いて説明している。
そこで、食品掴む具1の他の使用形態の例を説明する。
まず、挿入部7を下部と前提とし、重複部4がドーナツ11よりも大きく形成し、重複部4にドーナツ11を完全に収容する体積に形成し、重複部4を折り曲げ延長させたシート部2を重複部4に重ねて粘着させる。
さらに、予め湾曲部にミシン目をいれておいて、消費者が食べる際にミシン目を破いて食べる。この際に消費者は、上部になる湾曲部3から食べることになるが、ミシン目以外の既存の開口部手段を設けて入ることは当然であり、ここで特定はしない。
また、この使用形態は、水分を含む食品8に対応する形態であり、例えばハンバーガーに好適に対応するものであるが、特定はしない。
本発明の食品掴む具1は、特定の食品に限定されて構成された構造ではなく、食品独自の特性に自在に対応するように構成されているので、実施例1のドーナツ11に限定される物ではない。
【実施例0040】
例えば、マッシュされたポテトをパン粉でまぶして油で上げる食品は、世界中に現存しその地域の名称で広く親しまれ、内容も多種多様な素材が使用されている。
現在、ほとんどの文化圏には、コロッケ状の食品が存在し、それぞれが独自に発展し、地場の食文化に根付いている。
近年では、スタンド形式の販売や一部では自販機で販売され、世界中で広く親しまれている。
現在、ファストフードの世界は、食品の平均化をもたらすと共に新たな食品を生み出し日々進化している。
一般に、ファストフード形式で提供されるコロッケは、シートの乗せられての提供や小さなトレー形状の箱に乗せられ提供、袋に入れられた状態で提供されているが、食べる際には指で掴んでいるので油が消費者の指を汚してしまう。
昨今は、タッチパネルが多用され、指の使用が不可欠な生活では、指の油汚れは歓迎されず、さらに、紙類の消費は、環境の問題でもある。
【0041】
次に、実施例1は、図1を用いて本発明の食品掴む具1をコロッケ用掴む具20に応用した例を示し説明する。
図1は、コロッケ用掴む具20の斜視図である。
【0042】
次に、図2に示すコロッケ用掴む具20は、本発明の構成の特徴の例を示し説明するものであり、ここで具体的な数値を記載せずに図面を基に構成と構造を説明するものである。
また、実施例1では、本発明の食品掴む具1をコロッケ用掴む具20として採用しているが、コロッケ21に特定するものではない。
【0043】
まず、図2に示す本発明のコロッケ用掴む具20は、シート部2の部分と、シート部2が曲げられた湾曲部3の部分と、シート部2が重なった重複部4の部分と、シート部2が結合する結合部5の部分と、シート部2が結合しない開口部6の部分と、で構成されている例を示すものである。
また、図2に示す本発明のコロッケ用掴む具20は、一枚の前記シート部2からなり、シート部2を曲げて重ねて形成され、シート部2が曲げられた部分が湾曲部3を形成し、シート部2が縁部の線上沿いに結合部5を形成し、結合部5が結合して重複部4を形成し、結合部5が結合しない部分である開口部6を有し、開口部6が前記湾曲部3の先端部の左右の端部から、結合部5に向かって形成されることを特徴とする例を示し説明するものである。
【0044】
次に、図2に示すコロッケ用掴む具20を構成するシート部2は、耐油紙を使用している例を示しているが、既存の食品を包装する素材を使用しても良く、素材に関して特定も限定もするものではなく、コロッケ21の形状や状態、質感や温度に対応した素材が好適に採用されコロッケ21の状態や形状に対応して形成され、さらに、複数の素材が選択されて形成されることは当然である。
また、図2に示すコロッケ用掴む具20を構成するシート部2は、一枚の略長方形状が採用されている例を示しているが、形状や厚み、数など特定も限定するものではない。
【0045】
次に、図2に示すコロッケ用掴む具20は、例えば長手方向の長さを約100%とすると、シート部2の長さが約30%であり、重複部4の長さが約70%である。また、開口部6の長さが約20%の長さであり、結合部5の長さは約50%である比率の例を示しているが特定も限定もするものではなく、収容されるコロッケ21の形状や厚さなどに対応して決定されることは当然である。
【0046】
次に、図2に示す結合部5と開口部との長さは、結合部5が開口部より長く形成されている例を示しているが、特定も限定もするものではない。
【0047】
次に、図2に示す重複部4の片側から延長されたシート部2は、重複部4から露出したコロッケ21を保持する部分であり、コロッケ21が陳列された際に他のコロッケ21と接触させない部分であり、卓上に置いた際のトレーの部分であり、消費者が異動する際にコロッケ用掴む具20を摘まむ部分など、便利に使用される部分であるが、両側に形成しても良く或いは形成しなくても良く、特定も限定もするものではない。
【0048】
次に、図2に示す湾曲部3は、シート部2を曲げた部分であり、本発明の特徴を示す部分である。
また、図2に示す湾曲部3は、コロッケ21の端部分や周辺部分が持つ特有の湾曲した形状に係合するように構成されたものである。
また、図2に示す湾曲部3は、シート部2の持つ柔軟性と湾曲した部分とがコロッケ21の湾曲した形状に合致することが出来る、本発明の特徴を示す部分である。
また、図2に示す湾曲部3は、重複部4にコロッケ21が入れられた際に湾曲部3の形状は開口部6と連動して変形し、コロッケ21の形状に係合するように構成したので優しく保持する本発明の特徴を示す部分である。
また、図2に示す湾曲部3は、消費者が食べる際に湾曲部3の端部分を押し上げてコロッケ21を上に動かすことが出来るので、最後まで指を汚すことがなく食べることを可能とする、本発明の特徴を示す部分である。
【0049】
次に、図2に示す重複部4は、シート部2を曲げて重ねたシート部2の縁部の線上沿いに結合部5を形成し、結合部5が結合して形成される部分である。
また、図2に示す重複部4は、内部にコロッケ21を収容し、消費者がシート部2を介してコロッケ21を掴んで食べる部分であり、消費者の指を油まみれにしない、本発明の特徴を示す部分である。
また、図2に示す重複部4は、コロッケ21の特徴に対応した面積や厚みの寸法を備えることは当然であり、結合部5や開口部6の長さや大きさなどを調整してその体積が決定されるものであり、重複部4の体積や形状などの数値をここで特定も限定もするものではない。
また、図2に示す重複部4は、周囲を湾曲部3と結合部5と開口部6と挿入部7とで構成された曖昧な空間を構成するものであり、シートでも袋でも容器でもない曖昧な空間構造を作りだした、本発明の特徴を示す部分である。
また、図2に示す重複部4は、シート部2で形成されているので、消費者が内部のコロッケ21を掴み保持しても指を汚すことがなく、食べる際にコロッケ21の触感や温度などを感じることが出来、さらに、湾曲部3用いてコロッケ21を動かすことが出来るので、消費者はコロッケ21を掴んで食べる感覚を楽しむことが出来ると共に指を汚さないで食べる食べ方を実現出来るように構成された、本発明の特徴を示す部分である。
つまり、消費者は、余分な包装部分の処理に煩わされることがなく、食べる際にコロッケ21を掴んでも指を汚さず、さらに、包装内のコロッケ21を食べやすく動かすことが容易なので指を汚さないことを同時に実現する、本発明の特徴を示すものである。
【0050】
次に、図2に示す結合部5は、シート部2の縁部の線上沿いに形成され、結合部5が結合して重複部4が形成されるものである。
また、図2に示す結合部5は、シート部2に四カ所形成し結合させ結合部分が二カ所である例を示しているが、結合部2の数など限定するものではない。
また、図2に示す結合部5は、幅や長さ、位置や素材、結合手段などここで特定するものではなく、本発明の食品掴み具1の特徴である個々の食品に対応する形状や機能が既存の手段から選択され採用されるものであり、特定も限定もするものではない。
また、図2に示す結合部5は、シート部2を曲げて重ねた重複部4の挿入部7から湾曲部3に向かって形成されている例を示し、湾曲部3と連動する開口部5がコロッケ21の端部分と好適に係合するものであり、本発明の特徴を示す部分である。
【0051】
次に、図2に示す開口部6は、シート部2に形成された結合部5が結合して重複部4を形成するが、結合部5が結合しない部分であり、本発明の特徴である曖昧な空間の重複部4を構成する部分である。
また、図2に示す開口部6は、湾曲部3の両側の端部分から結合部5に向かって形成される部分であり、両側にそれぞれ一カ所形成された例を示すものであるが、長さや数など本実施例に特定も限定もするものではない。
また、図2に示す開口部6は、重複部4の接合部5が接合されていない部分であり、重複部4にコロッケ21が収容された際に湾曲部と連動して開口するので、消費者がコロッケ21を掴みやすく動かしやすくする、本発明の特徴を示す部分である。
また、図2に示す開口部6は、収容したコロッケ21の湿度を好適に保つので、コロッケ21のべたつきを防止し、シート部2とコロッケ21との粘着に対してシート部2を動かしやすくし、美味しさを実感させる部分である。
【0052】
次に、図2に示す挿入部7は、湾曲部3と略相対する部分であり、重複部4の二カ所の結合部5の端部分に形成される部分であり、コロッケ21を挿入させる部分であり、消費者がコロッケ21を食べ、さらに出して食べる部分である。
また、図2に示す挿入部7は、湾曲部3と結合部5と開口部6とで重複部4の曖昧な空間を構成するものであり、シートでも袋でも容器でもない空間構造が本発明の特徴を示すものである。
【0053】
次に、図2に示すコロッケ用掴む具20の使用形態は、挿入部7を上部と前提して説明している。
つまり、消費者は、コロッケ21を湾曲部3から押し上げて挿入部7から押しだして食べることを前提として説明している。
そもそも、本発明の食品掴む具1は、各食品の状態に対応して形成されることを前提とするものであり、実施例2では基本的な使用例としてコロッケ21を用いて説明している。
そこで、食品掴む具1の他の使用形態の例を説明する。
まず、挿入部7を下部と前提とし、重複部4がコロッケ21よりも大きく形成し、重複部4を折り曲げ延長させたシート部2を重複部4に重ねて粘着させる。
さらに、予め湾曲部にミシン目をいれておいて、消費者が食べる際にミシン目を破いて食べる。この際に消費者は、上部になる湾曲部3から食べることになるが、ミシン目以外の既存の開口部手段を設けて入ることは当然であり、ここで特定はしない。
また、この使用形態は、水分を含む食品8に対応する形態であり、例えばハンバーガーに好適に対応するものであるが、特定はしない。
本発明の食品掴む具1は、特定の食品に限定されて構成された構造ではなく、食品独自の特性に自在に対応するように構成されているので、実施例1のコロッケ21に限定される物ではない。
また、以下の実施例では、同様な実施例以外の使用の例の説明はしない。
【実施例0054】
例えば、春巻きやソーセージなどの比較的長い形状の食品は、シートで包まれた状態や袋に入れられた状態や容器に乗せられた状態で提供されいるが、消費者が受け取る際に指や手を汚してしまい、シートとの粘着状態がシートを剥がす際にも指を汚してしまい、残り少なくなった部分を食べる際にも指を汚してしまう。
また、特に袋に収容されて提供される際には、食品と袋が密着しがちであり、春巻きを取り出す際に指を汚してしまう。さらに、残り少ない部分を食べる際の袋の取り扱いがうまく行かずに指を汚してしまう。
また、容器に乗せられて提供される際には、食べる際には指で摘まむので当然指を汚してしまう。
昨今は、スマートフォンなどタッチパネルの利用は常態化し、現在の社会生活では指先の汚れは歓迎されず、汚れを拭き取る手段から防ぐ手段への転換を迎えていると思われる。
【0055】
次に、実施例3は、図3を用いて本発明の食品掴む具1を春巻き用掴む具30に応用
した例を示し説明する。
また、図3は、春巻き用掴む具30の斜視図である。
【0056】
次に、図3に示す春巻き用掴む具30は、本発明が各要素の構成を特徴とするもので具体的な数値を問題にする構造ではなく、ここで具体的な数値を記載するものではなく図面を基に構成と構造を説明するものである。
また、実施例3では、本発明の食品掴む具1を春巻き用掴む具30として採用しているが、春巻き31に特定するものではない。
【0057】
まず、図3に示す本発明の春巻き用掴む具30は、シート部2の部分と、シート部2が曲げられた湾曲部3の部分と、シート部2が重なった重複部4の部分と、シート部2が結合する結合部5の部分と、シート部2が結合しない開口部6の部分と、で構成されている例を示すものである。
また、図3に示す本発明の春巻き用掴む具30は、一枚のシート部2からなり、シート部2を曲げて重ねて形成され、シート部2が曲げられた部分が湾曲部3を形成し、シート部2の縁部の線上沿いに結合部5が形成され、シート部2の結合部5が結合して重複部4を形成し、結合部5が結合しない部分である開口部6を有し、開口部6が結合部5と結合部5と、の間に形成されることを特徴とする例を示すものである。
また、図3に示す本発明の春巻き用掴む具30は、結合部5及び開口部6が、それぞれが交互に複数形成され、重複部4が蛇腹状態を構成し、重複部4が縮むことを特徴とする例を示すものである。
【0058】
次に、図3に示す本発明の春巻き用掴む具30は、開口部5が湾曲部3の先端部の左右の端部から、結合部5に向かって形成される、本発明の異なる開口部5の形成を説明していないが、図3の開口部6に特定も限定もするものではない。
【0059】
次に、図3に示す春巻き用掴む具30を構成するシート部2は、耐油紙を使用している例を示しているが、既存の食品を包装する素材を使用しても良く、素材に関して特定も限定もするものではなく、春巻き31の形状や状態、質感や温度に対応した素材が好適に採用され春巻き31の状態に対応した素材が選択され形成されることは当然である。
また、図3に示す春巻き用掴む具30を構成するシート部2は、一枚の略長方形状が採用されている例を示しているが、形状や厚み、数など特定も限定するものではない。
【0060】
また、図3に示す春巻き用掴む具30は、例えば略長手方向の長さを約100%とすると、シート部2の長さが約10%であり、重複部4の長さが約90%である。また、重複部4の部分は、開口部6が五カ所形成され合計の長さが約50%であり、結合部5が六ヶ所形成され合計の長さが約40%である例を示すものであるが、長さや数など特定も限定もするものではなく、収容される春巻き31の形状や厚さなどに対応して決定されることは当然である。
【0061】
次に、図3に示す結合部5と開口部6の長さは、結合部5の長さより開口部6の長さが長く形成されている例を示しているが、特定も限定もするものではない。
【0062】
次に、図3に示す重複部4から延長されたシート部2は、消費者が食べる際に春巻き31を重複部4から露出させて確認する部分であり、春巻き31を保持する部分であり、春巻き31が陳列された際に他の春巻き31と接触させない部分であり、卓上に置いた際のトレーの部分であり、消費者が異動する際に春巻き用掴む具30を摘まむ部分など、多用される部分であるが、両側に形成しても良く或いは形成しなくても良く、特定も限定もするものではない。
【0063】
次に、図3に示す湾曲部3は、シート部2を曲げた部分であり、本発明の特徴を示す部分である。
また、図3に示す湾曲部3は、春巻き31の端部分や周辺部分が持つ特有の湾曲した形状に係合するように構成されたものであり、シート部2の持つ柔軟性と湾曲した部分とが春巻き31の湾曲した形状に合致するので優しく係合することが出来る、本発明の特徴を示すものである。
また、図3に示す湾曲部3は、重複部4に春巻き31が入れられた際に湾曲部3の形状は開口部6と連動して変形し、春巻き31の形状に係合するように構成したので優しく保持する本発明の特徴を示すものである。
また、図3に示す湾曲部3は、消費者が食べる際に湾曲部3の端部分を押して春巻き31を上に動かすことが出来るので、最後まで指を汚すことがなく食べることを可能とする、本発明の特徴を示すものである。
【0064】
次に、図3に示す重複部4は、シート部2を曲げて重なったシート部2の縁部の線上沿いに結合部5を形成し、結合部5が結合して形成される部分である。
また、図2に示す重複部4は、内部に春巻き31を収容し、消費者がシート部2を介して春巻き31を掴む部分であり、本発明の特徴を示す部分である。
【0065】
また、図3に示す重複部4は、春巻き31の特徴に対応した面積や厚みの寸法を備えるものであり、春巻き31に対応した結合部5や開口部6の長さや大きさなどが調整されて決定されるものであり、重複部4の体積や形状などの数値をここで特定も限定もするものではない。
また、図3に示す重複部4は、周囲を湾曲部3と結合部5と開口部6と挿入部7とで構成された曖昧な空間を構成するものであり、シートでも袋でも容器でもない空間構造が本発明の特徴を示すものである。
また、図3に示す重複部4は、シート部2で形成されているので、消費者が内部の春巻き31を掴み保持しても指を汚すことがなく、食べる際に春巻き31の触感や温度などを感じることが出来、さらに、湾曲部3用いて春巻き31を動かすことが出来るので、消費者は春巻き31を掴んで食べる感覚を楽しむことが出来ると共に指を汚さない食べ方を実現出来るように構成された、本発明の特徴を示す部分である。
【0066】
次に、図3に示す結合部5は、シート部2の縁部の線上沿いに形成され、結合部5が結合して重複部4が形成されるものである。
また、図3に示す結合部5は、湾曲部3の端部の両側部分から形成され、本発明の特徴とするものである。
さらに、図3に示す結合部5は、重複部4の両側の湾曲部3の端部分から挿入部7に向かって六ヶ所形成され、結合部5から開口部6が形成され、開口部6から挿入部7までに結合部5と開口部6交互に形成されている例を示すものであるが、結合部5の数や開口部6との間隔など特定も限定もするものではない。
つまり、図3に示す重複部4に形成される結合部5は、六ヶ所形成され、開口部6が五カ所形成されている例を示すものであるが数や長さなど特定も限定もするものではない。
【0067】
次に、本実施例の特徴は、重複部4の両側側面の結合部5と開口部6とがそれぞれ交互に複数形成し、蛇腹状態を構成したので、消費者が重複部4を掴み縮小させながら食べることが出来るようにした、本発明の特徴を示す部分である。
つまり、図3に示す重複部4は、両側側面に形成した短い結合部5と長い開口部6が蛇腹状態を構成するものであり、消費者が重複部4をスライドさせると開口部6が押しつぶされ結合部5だけが重なった状態の重複部4を作り出すものであり、結果、重複部4が縮んだ状態を形成するものである。
また、図3に示す重複部4は、結合部5と開口部6とがそれぞれ交互に複数形成し、蛇腹状態を構成したので、シート部2と春巻き31十の間に複数の空間が形成され、シート部2と春巻き31が粘着した状態を解消することができるので、消費者は、食べる際に重複部4をスライドさせ縮ませることを実現する、本発明の特徴を示す部分である。
また、図3に示す重複部4の構造は、余分な包装部分がないので、包装部分の処理に煩わされることがなく、さらに、包装内の春巻き31を食べやすく動かすことが容易であり、重複部4を縮ませ春巻き31を露出させながら食べることができるようにしたので、消費者は最後の一片まで指を汚ごさないで食べることを実現する、本発明の特徴を示すものである。
【0068】
また、図3に示す結合部5は、幅や長さ、位置や素材、結合手段などここで特定するものではなく、本発明の食品掴み具1の特徴である個々の食品に対応する形状や機能が既存の手段から選択され採用されるものであり、特定も限定もするものではない。
また、図3に示す湾曲部3の端部分に形成されている結合部5は、消費者が重複部4内の春巻き31を掴むと春巻き31の剥がれ落ちた破片をとどめる部分として採用されるものであるが、春巻き31の湾曲部分に係合する湾曲部3の働きに影響しない程度の長さが採用されることは当然であり、ここで注意するものである。
【0069】
次に、図3に示す開口部6は、シート部2に形成された結合部5が結合して重複部4を形成し、結合部5が結合しない部分であり、本発明の特徴である曖昧な空間の重複部4を構成する部分である。
また、図3に示す開口部6は、重複部4の両側の側面に形成され、湾曲部3の両側の端部分に形成された結合部5と挿入部7との間の部分に五カ所形成された例を示すものであるが、長さなど本実施例に特定も限定もするものではない。
また、図3に示す開口部6は、重複部4の接合部4が接合されていない部分であり、重複部4に春巻き31が収容された時点に湾曲部と連動して開口するので、消費者が春巻き31を掴みやすく動かしやすくするものであり本発明の特徴を示す部分である。
【0070】
次に、図3に示す開口部6は、重複部4の両側の側面に形成され、湾曲部3の両側の端部分に形成された結合部5から挿入部7に向かって五カ所形成している例を示しているが、数や間隔など特定も限定もするものではない。
【0071】
次に、本実施例は、重複部4に短い結合部5と長い開口部6を交互に形成し、重複部4が蛇腹状態を構成し、重複部4を縮ませることが出来るようにしたことを特徴とするものである。
つまり、消費者は、短い結合部5と長い開口部6を交互に形成された重複部4をスライでさせることが出来るので、結合部5と結合部5の間の開口部6を押しつぶすことになり、重複部4の両側側面が結合部5だけの状態を作り出し、春巻き用摘まむ具30を摘まみ食べる際に、重複部4を徐々にスライドさせ、春巻き31を徐々に露出させながら食べることを実現するものであり、この際に消費者は、指をとことがない、本発明の特徴を示す部分である。
また、図3に示す開口部6は、収容した春巻き31の湿度を好適に保つので、春巻き31のべたつきを防ぐことが出来るので、美味しさを実感出来るものである。。
【0072】
次に、図3に示す挿入部7は、湾曲部3と略相対する部分であり、重複部4の二カ所の結合部5の端部分に形成される部分であり、春巻き31を挿入させる部分であり、消費者が食べる際の春巻き31が出てくる部分である。
また、図3に示す挿入部7は、湾曲部3と結合部5と開口部6とで重複部4の曖昧な空間を構成するものであり、シートでも袋でも容器でもない空間構造が本発明の特徴を示すものである。
【実施例0073】
例えば、ファストフード店では、円形状のピザに提供されているが、四角形状のピザも珍しくはない。また、デリバリーでは、切れ目を入れて提供されている。
一方、小規模のピザ店やスーパーマーケット等ではカットされ小分けにされた状態で提供されていている。
この略三角形状のカットピザは、略三角形状の袋に包装されているが、この包装紙での包装はピザの外周部分が上部に位置させる包装が主に採用されている。
しかし、消費者は、食べる際にピザの外周部分から食べはじめるがが、中心部分から食べたい消費者は袋から取りだして食べるので指を汚してしまう。
また、店頭で提供される三角形状のカットピザや四角形状のピザなどは、シートに乗せられた状態を手渡しで提供されるので、受け取る際やたべる際に指を汚してしまう。
つまり、現在の社会生活は、スマートフォンなどのタッチパネルが多用されているので、指先の汚れは歓迎されていない。
【0074】
次に、実施例4は、図4を用いて本発明の食品掴む具1をピザ用掴む具40に応用
した例を示し説明する。
また、図4は、ピザ用掴む具40の斜視図である。
【0075】
次に、図4に示すピザ用掴む具40は、本発明が各要素の構成を特徴とするもので具体的な数値を問題にする構造ではなく、ここで具体的な数値を記載するものではなく図面を基に構成と構造を説明するものである。
【0076】
まず、図4に示す本発明のピザ用掴む具40は、重複部4が二カ所形成されていることを特徴とする例を示すものでる。
また、図4に示す本発明のピザ用掴む具40は、シート部2の部分と、シート部2が曲げられた湾曲部3の部分と、シート部2が重なった重複部4の部分と、シート部2が結合する結合部5の部分と、シート部2が結合しない開口部6の部分と、で構成されている例を示すものである。
また、図4に示す本発明のピザ用掴む具40は、一枚のシート部2からなり、シート部2を曲げて重ねて形成され、シート部2が曲げられた部分が湾曲部3を形成し、シート部2の縁部の線上沿いに結合部5が形成され、シート部2の結合部5が結合して重複部4を形成し、結合部5が結合しない部分である開口部6を有し、開口部6が結合部5と結合部5と、の間に形成される例を示し、開口部6が湾曲部3から結合部5に向かって形成されている二つの例を示し、二カ所の重複部4形成される開口部6に個別に採用している例を示すものであり、本発明の特徴とする例を示すものである。
また、図4に示す本発明のピザ用掴む具40は、結合部5及び開口部6が、それぞれが交互に複数形成され、重複部4が蛇腹状態を構成し、重複部4が縮むことを特徴とする例を示すものである。
【0077】
次に、図4に示すピザ用掴む具40を構成するシート部2は、耐油紙を使用している例を示しているが、既存の食品を包装する素材を使用しても良く、素材に関して特定も限定もするものではなく、ピザ41の形状や状態、質感や温度に対応した素材が好適に採用されそれぞれの状態に対応した素材が選択され形成されることは当然である。
また、図4に示すピザ用掴む具40を構成するシート部2は、一枚の略長方形状が採用されている例を示しているが、形状や厚み、数など特定も限定するものではない。
【0078】
次に、図4に示すピザ用掴む具40は、例えば長手方向の長さを約100%とすると、一方の重複部4の長さが約60%であり、他の一方の重複部4の長さが約10%であり、シート部2の長さが約30%の比率で構成されている例を示すものである。。
また、一方の重複部4は、開口部6の長さが約20%の長さであり、結合部5の長さは合計が約30%の例を示すものである。
また、他の一方の重複部4の結合部5と開口部6の長さはそれぞれが5%であり、シート部2の長さが約30%の例を示すものである。
また、一方の重複部4から延長されてシート部2の長さは約50%の例を示すものである。
また、長さの比率など特定も限定もするものではなく、収容されるピザ41の形状や厚さなどに対応して決定されることは当然である。
【0079】
次に、図4に示すピザ用掴む具40の一方の重複部4から延長されてシート部2は、重複部4に入れられたミシン目42から延長されて形成され、ピザ用掴む具40を重ねて販売する際にピザ41の露出した部分を保護する働きや、持ち運ばれる際のピザ41の保温や保護に利用される部分であるが、形成されなくても良く、特定するものではない。
【0080】
次に、図4に示す結合部5と開口部の長さは、結合部5が開口部6より長く形成されている例と同じ長さの例を示しているが、特定も限定もするものではない。
【0081】
次に、図4に示す一方の重複部4と他の一方の重複部4に挟まれた部分のシート部2は、重複部4から露出したピザ41を保持する部分であり、ピザ41が陳列された際に他のピザ41と接触させない部分であり、卓上に置いた際のトレーの部分であり、シート部2の長ささなど特定も限定もするものではない。
また、図4に示す一方の重複部4から延長されたシート部2は、ピザ41が陳列された際に他のピザ41と接触させない部分である。また、ミシン目42を形成し食べる際に切り離して食べることを想定して形成された部分であるが、形成しなくても良く特定するものではない。
【0082】
次に、図4に示す湾曲部3は、シート部2を曲げた部分であり、本発明の特徴を示す部分である。
また、図4に示す一方の湾曲部3は、ピザ41の外周の端部分が持つ特有の湾曲した形状に係合するように構成されたものであり、シート部2の持つ柔軟性と湾曲した部分とがピザ41の湾曲した形状に合致するので優しく係合することが出来る、本発明の特徴を示すものである。
また、図4に示す一方の湾曲部3は、重複部4にピザ41が入れられた際に湾曲部3の形状は開口部6と連動して変形し、ピザ41の外周部の形状に係合するように構成したので優しく保持する本発明の特徴を示すものである。
また、図1に示す一方の湾曲部3は、消費者が食べる際に湾曲部3の端部分を押してピザ41を上に動かすことが出来るので、最後まで指を汚すことがなく食べることを可能とする、本発明の特徴を示すものである。
【0083】
次に、図4に示す湾曲部3は、シート部2を曲げた部分であり、本発明の特徴を示す部分である。
また、図4に示す他の一方の湾曲部3は、ピザ41の中央部分の薄い形状部分に係合しピザ41がシート部2から滑り出さないように構成されたものであり、本発明の特徴を示すものである。
また、図4に示す他の一方の湾曲部3は、消費者が食べる際に湾曲部3の端部分を摘まんでピザ41を露出させることが出来るので、最後まで指を汚すことがなく食べることを可能とする、本発明の特徴を示すものである。
【0084】
次に、図4に示す一方の重複部4は、シート部2を曲げて重なったシート部2の縁部の線上沿いに結合部5を形成し、結合部5が結合して形成される部分である。
また、図4に示す一方の重複部4は、内部にピザ41を収容し、消費者がシート部2を介してピザ41を掴む部分であり、本発明の特徴を示す部分である。
また、図4に示す一方の重複部4は、ピザ41の特徴に対応した面積や厚みの寸法を備えるものであり、結合部5や開口部6の長さや大きさなどを調整してその体積が決定されるものであり、重複部4の体積や形状などの数値をここで特定も限定もするものではない。
また、図4に示す一方の重複部4は、周囲を湾曲部3と結合部5と開口部6と挿入部7とで構成された曖昧な空間を構成するものであり、シートでも袋でも容器でもない空間構造が本発明の特徴を示すものである。
また、図4に示す一方の重複部4は、シート部2で形成されているので、消費者が内部のピザ41を掴み保持しても指を汚すことがなく、食べる際にピザ41の触感や温度などを感じることが出来、さらに、湾曲部3用いてピザ41を動かすことが出来るので、消費者はピザ41を掴んで食べる感覚を楽しむことが出来ると共に指を汚さない食べ方を実現出来るように構成された、本発明の特徴を示す部分である。
つまり、消費者は、たべる際の余分な包装部分の処理に煩わされることがなく、さらに、包装内のピザ41を食べやすく動かすことが容易であることと指を汚さないことを同時に実現する、本発明の特徴を示すものである。
【0085】
次に、図4に示す他の一方の重複部4は、シート部2を曲げて重なったシート部2の縁部の線上沿いに結合部5を形成し、結合部5が結合して形成される部分である。
また、図4に示す他の一方の重複部4は、内部にピザ41の中央部分を収容し、ピザ41が滑るのを防止する部分であり、本発明の特徴を示す部分である。
また、図4に示す他の一方の重複部4は、ピザ41の特徴に対応した面積や厚みの寸法を備えるものであり、結合部5や開口部6の長さや大きさなどを調整してその体積が決定されるものであり、重複部4の体積や形状などの数値をここで特定も限定もするものではない。
また、図4に示す他の一方の重複部4は、周囲を湾曲部3と結合部5と開口部6と挿入部7とで構成された曖昧な空間を構成するものであり、シートでも袋でも容器でもない空間構造が本発明の特徴を示すものである。
また、図4に示す他の一方の重複部4は、シート部2が重複された構造であり、消費者がピザ41を一方の重複部4を掴み保持し食べる際、薄いシート部21上のピザ41が不安定な状態に置かれることを防止するように働くので、二カ所の重複部4の便利性を証明する、本発明の特徴を示す部分である。
つまり、消費者は、たべる際の余分な包装部分の処理に煩わされることがなく、さらに、包装内のピザ41を食べやすく動かすことが容易であることと指を汚さないことを同時に実現する、本発明の特徴を示すものである。
【0086】
次に、図4に示す結合部5は、シート部2の縁部の線上沿いに形成され、結合部5が結合して二カ所の重複部4に形成されている例を示すものである。
また、図4に示す一方の重複部4に形成されている結合部5は、四カ所形成し、他の一方の重複部4に二カ所形成し結合させた例を示しているが、結合部2の数など限定するものではない。
また、一方の重複部4に形成した結合部5は、湾曲部3の両側の端部分から開口部6に向かって形成された例を示し、他の一方の重複部4に形成した開口部5は、湾曲部3の先端に形成された開口部から結合部5に向かって形成されている例を示している。
また、図4に示す結合部5は、幅や長さ、位置や素材、結合手段などここで特定するものではなく、本発明の食品掴み具1の特徴である個々の食品に対応する形状や機能が既存の手段から選択され採用されるものであり、特定も限定もするものではない。
また、図4に示す一方の重複部4に形成された結合部5は、湾曲部3に向かって形成されている例を示し、湾曲部3と連動する開口部5がピザ41の端部分と好適に係合するものであり、本発明の特徴を示すものである。
【0087】
次に、図4に示す開口部6は、シート部2に形成された結合部5が結合して重複部4を形成し、結合部5が結合しない部分であり、本発明の特徴である曖昧な空間の重複部4を構成する部分である。
また、図4示す一方の重複部4の開口部6は、湾曲部3の両側の端部分から結合部5までに形成される部分であり、両側にそれぞれ二カ所形成され、間に開口部6が形成された例を示すものであるが、長さなど本実施例に特定も限定もするものではない。
また、図4に示す他の一方の重複部4の開口部6は、湾曲部3の先端部の左右の端から結合部5に向かって形成され、両側に二カ所形成され他例を示すものであるが、長さなど本実施例に特定も限定もするものではない。
また、図4に示す開口部6は、重複部4の接合部4が接合されていない部分であり、重複部4にピザ41が収容された時点に湾曲部と連動して開口するので、消費者がピザ41を掴みやすく動かしやすくする、本発明の特徴を示す部分である。
また、図4に示す開口部6は、収容したピザ41の湿度を好適に保つので、ピザ41のべたつきを防ぐことが出来るので、美味しさを実感出来るものである。
【0088】
次に、図4に示す挿入部7は、一方の重複部4と他の一方の重複部4にそれぞれ形成され、湾曲部3と略相対する部分であり、重複部4の二カ所の結合部5の端部分に形成される部分であり、ピザ41を挿入させる部分であり、滑り出したピザ41を湾曲部3止める部分であり、消費者がピザ41を食べ、さらに出して食べる部分である。
また、図4に示すピザ用掴む具40は、消費者が一方の重複部4を掴み食べる際に消費者は指先で一方の重複部4内のピザ41を動かしながら食べることができるので最後の一片を食べきるまで指を汚すことはない、本発明の特徴とするところである。
【符号の説明】
【0089】
1・・食品掴む具
2・・シート部
3・・湾曲部
4・・重複部
5・・結合部
6・・開口部
7・・挿入部
10・ドーナツ用掴む具
11・ドーナツ
20・コロッケ用掴む具
21・コロッケ
30・春巻き用掴む具
31・春巻き
40・ピザ用掴む具
41・ピザ
42・ミシン目
図1
図2
図3
図4