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特開2022-179689画像識別レジ装置、画像識別レジシステム、情報提示方法、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022179689
(43)【公開日】2022-12-02
(54)【発明の名称】画像識別レジ装置、画像識別レジシステム、情報提示方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G07G 1/01 20060101AFI20221125BHJP
   G07G 1/00 20060101ALI20221125BHJP
【FI】
G07G1/01 301E
G07G1/00 311D
G07G1/00 311E
G07G1/01 301D
G07G1/01 301Z
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022163937
(22)【出願日】2022-10-12
(62)【分割の表示】P 2020508769の分割
【原出願日】2018-03-29
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110928
【弁理士】
【氏名又は名称】速水 進治
(72)【発明者】
【氏名】白石 壮馬
(72)【発明者】
【氏名】岩元 浩太
(72)【発明者】
【氏名】横井 秀雄
(72)【発明者】
【氏名】高田 二徳
(72)【発明者】
【氏名】北川 恵美
(57)【要約】
【課題】レジカウンターでの接客サービスの質を向上させる技術を提供する。
【解決手段】画像識別レジシステム(1)は、画像識別レジ装置(10)、撮像装置(30)、およびディスプレイ(40)を含んで構成される。ディスプレイ(40)は、商品の載置面としても利用される。撮像装置(30)は、ディスプレイ(40)上に載置された商品(P)を撮影してその商品(P)の画像を生成する。画像識別レジ装置(10)は、商品識別部(110)および表示制御部(120)を備える。商品識別部(110)は、ディスプレイ(40)上に載置された商品(P)の画像を用いて、商品(P)を識別する。表示制御部(120)識別された商品(P)に対して店員が行うべき作業を示す店員用表示情報をディスプレイ(40)上に出力する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ上に載置された商品の画像を用いて、前記商品を識別する商品識別手段と、
識別された前記商品に対して店員が行うべき作業を示す店員用表示情報を前記ディスプレイ上に出力する表示制御手段と、
を備え、
前記店員用表示情報は、前記商品の温めを行うか否かを顧客に確認するように促す指示、及び保冷剤の要否を顧客に確認するように促す指示の少なくとも一つを含む画像識別レジ装置。
【請求項2】
前記店員の位置を示す店員位置情報を取得する店員位置取得手段を更に備え、
前記表示制御手段は、
前記店員位置情報によって示される位置に基づいて前記店員用表示情報を出力する向きを決定する、
請求項1に記載の画像識別レジ装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、前記商品の識別結果に基づく顧客用表示情報を前記ディスプレイ上に更に出力する、
請求項1または2に記載の画像識別レジ装置。
【請求項4】
顧客の位置を示す顧客位置情報を取得する顧客位置取得手段を更に備え、
前記表示制御手段は、
前記顧客位置情報によって示される位置に基づいて前記顧客用表示情報を出力する向きを決定する、
請求項3に記載の画像識別レジ装置。
【請求項5】
表示面が商品の載置面として利用されるディスプレイと、
前記ディスプレイ上に載置された商品を撮影し、前記商品の画像を生成する撮像装置と、
前記商品の画像を用いて、前記商品を識別する商品識別手段と、
識別された前記商品に対して店員が行うべき作業を示す店員用表示情報を前記ディスプレイ上に出力する表示制御手段と、
を備え、
前記店員用表示情報は、前記商品の温めを行うか否かを顧客に確認するように促す指示、及び保冷剤の要否を顧客に確認するように促す指示の少なくとも一つを含む画像識別レジシステム。
【請求項6】
コンピュータが、
ディスプレイ上に載置された商品の画像を用いて、前記商品を識別し、
識別された前記商品に対して店員が行うべき作業を示す店員用表示情報を前記ディスプレイ上に出力する、
ことを含み、
前記店員用表示情報は、前記商品の温めを行うか否かを顧客に確認するように促す指示、及び保冷剤の要否を顧客に確認するように促す指示の少なくとも一つを含む情報提示方法。
【請求項7】
コンピュータに、請求項6に記載の情報提示方法を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、店舗業務を支援する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、レジカウンター上に店員用の表示器と顧客用の表示器とを設け、顧客用の表示器に、登録された商品に関する情報やその他の広告情報を出力する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008-217488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
店舗は、より多くの顧客を獲得するために、質の高い接客サービスを提供して顧客満足度の向上に努める必要がある。ここで、レジカウンターでの接客サービスの質は、顧客満足度への影響度合いが特に高いと言える。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的の一つは、レジカウンターでの接客サービスの質を向上させる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の画像識別レジ装置は、
ディスプレイ上に載置された商品の画像を用いて、前記商品を識別する商品識別手段と、
識別された前記商品に対して店員が行うべき作業を示す店員用表示情報を前記ディスプレイ上に出力する表示制御手段と、
を備え、
前記店員用表示情報は、前記商品の温めを行うか否かを顧客に確認するように促す指示、及び保冷剤の要否を顧客に確認するように促す指示の少なくとも一つを含む。
【0007】
本発明の画像識別レジシステムは、
表示面が商品の載置面として利用されるディスプレイと、
前記ディスプレイ上に載置された商品を撮影し、前記商品の画像を生成する撮像装置と、
前記商品の画像を用いて、前記商品を識別する商品識別手段と、
識別された前記商品に対して店員が行うべき作業を示す店員用表示情報を前記ディスプレイ上に出力する表示制御手段と、
を備え、
前記店員用表示情報は、前記商品の温めを行うか否かを顧客に確認するように促す指示、及び保冷剤の要否を顧客に確認するように促す指示の少なくとも一つを含む。
【0008】
本発明の情報提示方法は、
コンピュータが、
ディスプレイ上に載置された商品の画像を用いて、前記商品を識別し、
識別された前記商品に対して店員が行うべき作業を示す店員用表示情報を前記ディスプレイ上に出力する、
ことを含み、
前記店員用表示情報は、前記商品の温めを行うか否かを顧客に確認するように促す指示、及び保冷剤の要否を顧客に確認するように促す指示の少なくとも一つを含む。
【0009】
本発明のプログラムは、コンピュータに上述の情報提示方法を実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、レジカウンターでの接客サービスの質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
【0012】
図1】第1実施形態における画像識別レジシステムの構成例を示す図である。
図2】画像識別レジシステム1のハードウエア構成を例示するブロック図である。
図3】第1実施形態の画像識別レジシステムにより実行される処理の流れを例示するシーケンス図である。
図4】商品情報記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。
図5】画像識別レジ装置のメモリに記憶される購入商品リストの一例を示す図である。
図6】店員用表示情報記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。
図7】第2実施形態の画像識別レジシステムにより実行される処理の流れを例示するシーケンス図である。
図8】第3実施形態における画像識別レジシステムの構成例を示す図である。
図9】店員用表示情報および顧客用表示情報を出力する向きの一例を示す図である。
図10】第3実施形態の画像識別レジシステムにより実行される処理の流れを例示するフローチャートである。
図11】店員用表示情報および顧客用表示情報の出力例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。また、特に説明する場合を除き、各ブロック図において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
【0014】
[第1実施形態]
〔システム構成〕
図1は、第1実施形態における画像識別レジシステム1の構成例を示す図である。なお、図1はあくまで例示であり、本発明に係る画像識別レジシステム1は図1に描かれる構成に限定されない。図1に示されるように、画像識別レジシステム1は、画像識別レジ装置10、撮像装置30、およびディスプレイ40を含んで構成される。画像識別レジ装置10は、図示しない配線等によって撮像装置30、およびディスプレイ40と接続されている。また、画像識別レジ装置10には、会計処理を行うための会計処理用機器(図示せず)が接続されている。会計処理機器は、例えば、バーコードスキャナ、キャッシャ、ドロワ、自動釣銭機、レシートプリンタ、キーボードやマウスなどの入力機器、スピーカーなどの出力機器などである。
【0015】
ディスプレイ40は、店舗の業務(例えば、商品の精算業務など)で利用する様々な画像をその表示面上に表示する。なお、ディスプレイ40は、指やタッチペンなどを用いたタッチ操作による入力を受け付ける機能を有するタッチパネルディスプレイであってもよい。ディスプレイ40の表示面は、図示されるように、商品Pを載置する載置面としても利用される。ここで、商品Pは、購入対象の商品である。
【0016】
図1に示されるように、撮像装置30は、ディスプレイ40を撮像範囲に含むように配置されている。撮像装置30は、ディスプレイ40の表示面上に載置された商品Pを撮影して、商品Pが写っている画像を生成する。撮像装置30により生成された画像は、画像識別レジ装置10に送信される。
【0017】
図1に例示されるように、本実施形態の画像識別レジ装置10は、商品識別部110および表示制御部120を備える。
【0018】
商品識別部110は、ディスプレイ40上に載置された商品Pの画像を撮像装置30から取得する。また、商品識別部110は、ディスプレイ上に載置された商品Pの画像を用いて、商品Pを識別する。具体的には、表示制御部120は、ディスプレイ上に載置された商品Pの画像解析することにより、当該商品Pの識別結果および当該商品Pの位置の識別結果などを取得することができる。ここで、商品識別部110は、既知の物体認識技術(例えば、パターンマッチングや機械学習により構築された識別器など)を用いて、撮像装置30により生成された画像に写っている商品およびその商品の位置を識別することができる。また、撮像装置30により生成された画像に複数の商品が写っている場合であっても、商品識別部110は、既知の物体認識アルゴリズムを用いて、それらの商品をそれぞれ個別に識別することができる。そして、商品識別部110は、識別した商品に関する情報(商品情報)を、各商品の商品情報を記憶する商品情報記憶部112から取得する。そして、商品識別部110は、商品の識別結果に基づいて取得される商品情報を用いて、購入対象商品のリストを生成する。商品識別部110により生成される購入対象商品のリストは、画像識別レジ装置10のメモリなどに記憶される。
【0019】
表示制御部120は、商品識別部110による商品の識別結果に基づいて、店員向けの表示情報(以下、「店員用表示情報」と表記)をディスプレイ40上に出力する。店員用表示情報は、商品識別部110により識別された単体の商品または複数の商品の組み合わせに応じて店員が行うべき作業を示す情報を含んでいる。
【0020】
一例として、店員用表示情報は、電子レンジなどを使って商品の温めを行うか否かを顧客に確認するように促す指示を含む。表示制御部120は、例えばお弁当といった温めが必要な商品が商品識別部110により識別された場合に、このような店員用表示情報を店員用表示情報記憶部122から取得してディスプレイ40上に出力する。他の一例として、店員用表示情報は、保冷剤の要否を顧客に確認するように促す指示を含む。表示制御部120は、例えばアイスなどの熱に弱いなど商品が商品識別部110により識別された場合に、このような店員用表示情報を店員用表示情報記憶部122から取得してディスプレイ40上に出力する。また、他の一例として、店員用表示情報は、顧客が購入した商品を複数の袋に分けて入れるか否かを顧客に確認するように促す指示を含む。表示制御部120は、例えば、食品と共に非食品が商品識別部110により識別された場合、このような店員用表示情報を店員用表示情報記憶部122から取得してディスプレイ40上に出力する。また、表示制御部120は、例えば、アイスなどの熱に弱い商品と共にホットドリンクなどの熱を持った商品が商品識別部110により識別された場合に、このような店員用表示情報を店員用表示情報記憶部122から取得してディスプレイ40上に出力してもよい。なお、これらはあくまで一例であり、店員用表示情報はここで挙げた例に制限されない。
【0021】
〔ハードウエア構成例〕
画像識別レジシステム1は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。以下、画像識別レジシステム1がハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで実現される場合について、さらに説明する。
【0022】
図2は、画像識別レジシステム1のハードウエア構成を例示するブロック図である。
【0023】
画像識別レジ装置10は、バス1010、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、及びネットワークインタフェース1060を有する。
【0024】
バス1010は、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、及びネットワークインタフェース1060が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1020などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
【0025】
プロセッサ1020は、CPU(Central Processing Unit) やGPU(Graphics Processing Unit)などで実現されるプロセッサである。
【0026】
メモリ1030は、RAM(Random Access Memory)などで実現される主記憶装置である。
【0027】
ストレージデバイス1040は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、又はROM(Read Only Memory)などで実現される補助記憶装置である。ストレージデバイス1040は画像識別レジ装置10の各機能(商品識別部110および表示制御部120など)を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1020がこれら各プログラムモジュールをメモリ1030上に読み込んで実行することで、そのプログラムモジュールに対応する各機能が実現される。
【0028】
入出力インタフェース1050は、画像識別レジ装置10と各種入出力デバイスとを接続するためのインタフェースである。図2では、画像識別レジ装置10は、撮像装置30およびディスプレイ40と、入出力インタフェース1050を介して接続されている。撮像装置30は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサを搭載するカメラである。撮像装置30は、図示されるように、ディスプレイ40(およびディスプレイ40上に載置される商品P)を撮像範囲に含むように設置される。撮像装置30は、ディスプレイ40上に載置された商品Pを撮影して、その商品Pが写る画像を生成する。ディスプレイ40は、一般的な表示用のデバイスである。ディスプレイ40は、タッチ機能付きのディスプレイ(タッチパネルディスプレイ)であってもよい。なお、ディスプレイ40は、商品Pの載置面としても利用される。そのため、ディスプレイ40の表示面としては、好ましくは、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、有機EL(Electro Luminescence)などの平面型ディスプレイが利用される。また、入出力インタフェース1050には、図示しない会計処理用機器が接続されている。会計処理用機器は、例えば、バーコードスキャナ、キャッシャ、ドロワ、自動釣銭機、レシートプリンタ、キーボードやマウスなどの入力機器、スピーカーなどの出力機器を含む。また、会計処理用機器として、店員専用または顧客専用のディスプレイ(ディスプレイ40とは異なるディスプレイ)が、入出力インタフェース1050を介して画像識別レジ装置10と接続されていてもよい。
【0029】
ネットワークインタフェース1060は、画像識別レジ装置10をネットワークに接続するためのインタフェースである。このネットワークは、例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)である。ネットワークインタフェース1060がネットワークに接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。
【0030】
図2は、あくまで一例であり、画像識別レジシステム1のハードウエア構成は図2の例に制限されない。例えば、画像識別レジ装置10は、ネットワークインタフェース1060を介して、撮像装置30およびディスプレイ40と接続されていてもよい。
【0031】
〔処理の流れ〕
図3を用いて、本実施形態の画像識別レジシステム1により実行される処理の流れを説明する。図3は、第1実施形態の画像識別レジシステム1により実行される処理の流れを例示するシーケンス図である。
【0032】
まず、商品識別部110は、撮像装置30により生成された撮影画像を取得する(S102)。例えば、撮像装置30は、イメージセンサのセンシング結果(撮影画像)を、商品識別部110に常時出力している。また、撮像装置30は、商品識別部110の指示に応じて、画像を生成するように構成されていてもよい。そして、商品識別部110は、撮像装置30から取得した撮影画像の中に商品が存在するか否かを判定する(S104)。例えば、商品識別部110は、取得された撮影画像(または撮影画像から抽出される特徴量)を商品識別エンジン(図示せず)に入力して得られる出力結果に基づいて、撮影画像の中に商品が存在するか否かを判定することができる。その他にも、商品識別部110は、エッジ特徴量などを用いて撮影画像の中から物体の領域を検出した後、テンプレートマッチングなどを行って当該物体が商品か否かを判定してもよい。
【0033】
撮影画像の中に商品が存在しない場合(S104:NO)、商品識別部110は、撮像装置30により生成される新たな撮影画像を取得し、その新たな撮影画像の中に商品が存在する否かを判定する。
【0034】
一方、撮影画像の中に商品が存在する場合(S104:YES)、商品識別部110は、商品識別エンジンから、撮影画像内の商品の識別結果(例えば、商品ID(Identifier)や商品名など)と、当該商品の位置の識別結果を取得することができる。更に、商品識別部110は、商品の識別結果に基づいて、その商品の商品情報を取得することができる(S106)。商品識別部110は、例えば図4に示すような商品情報記憶部112から、識別した商品の商品情報を取得することができる。
【0035】
図4は、商品情報記憶部112が記憶する情報の一例を示す図である。図4の例では、商品情報記憶部112は、商品ID、商品名、商品の価格、および商品のカテゴリ(分類)を含む商品情報を記憶している。なお、図4に例示される商品情報はあくまで一例である。商品情報は、例えば、商品に適用される特典に関する情報(値引きの額やロイヤリティプログラムのポイント数など)などを更に含んでいてもよい。具体的な例として、S106の処理で、商品識別エンジンを用いた商品の識別結果として、商品ID「000101」および商品ID「100001」が取得できたとする。この場合、商品識別部110は、これらの商品IDに基づいて、商品名「焼肉弁当」、価格「500円」、カテゴリ「食品/弁当類」という商品情報と、商品名「食器用洗剤」、価格「250円」、カテゴリ「日用品」という商品情報と、を取得することができる。
【0036】
そして、商品識別部110は、S106で取得した商品情報を、メモリ1030などに保持されている購入商品リストに追加する(S108)。メモリ1030には、例えば図5に例示されるような購入商品リストが記憶される。図5は、メモリ1030に記憶される購入商品リストの一例を示す図である。図5に例示されるように、購入商品リストは、商品の識別結果に基づいて取得された商品情報を含んでいる。
【0037】
表示制御部120は、メモリ1030などに記憶されている購入商品リストに含まれている商品情報に基づいて、ディスプレイ40上に出力すべき店員用表示情報を選択する(S110)。表示制御部120は、例えば、図6に例示されるような店員用表示情報記憶部122から、店員用表示情報を取得することができる。
【0038】
図6は、店員用表示情報記憶部122が記憶する情報の一例を示す図である。図6の例では、店員用表示情報記憶部122は、各種店員用表示情報と対応付けて、その店員用表示情報の選択条件に関する情報を記憶している。図6において、選択条件は、「温めが必要」、「熱に弱い」、「食品と非食品」といった、商品の属性に基づいて設定されている。つまり、図6の例において、各々の店員用表示情報は、商品の属性に関連付けて記憶されていると言える。
【0039】
図6に例示されている店員用表示情報Aは、商品の温めの要否を顧客に確認するように促す指示に関する情報である。この店員用表示情報Aの選択条件は「温めが必要な商品が購入商品リストに含まれている」である。なお、表示制御部120は、「温めが必要な商品が購入商品リストに含まれているか否か」について、例えば、S106の処理で取得された商品情報に含まれる、商品のカテゴリに関する情報に基づいて判断できる。例えば、図5に示される購入商品リストがメモリ1030に記憶されている場合、表示制御部120は、商品名「焼肉弁当」のカテゴリ「食品/弁当類」に基づいて、当該商品を温めが必要な商品と判断することができる。この場合、表示制御部120は、店員用表示情報Aを店員用表示情報記憶部122から取得する。
【0040】
また、図6に例示されている店員用表示情報Bは、保冷剤の要否を顧客に確認するように促す指示に関する情報である。この店員用表示情報Bの選択条件は「熱に弱い商品が購入商品リストに含まれている」である。表示制御部120は、店員用表示情報Aの場合と同様に、店員用表示情報Bの選択要否を、商品のカテゴリに関する情報に基づいて判断できる。例えば、図5に示される購入商品リストがメモリ1030に記憶されている場合、表示制御部120は、選択条件が満たされないため、店員用表示情報Bは不要と判断できる。
【0041】
また、図6に例示されている店員用表示情報Cは、食品と非食品で袋を分けるかを顧客に確認するように促す指示に関する情報である。この店員用表示情報Cの選択条件は「食品および非食品が購入商品リストに含まれている」である。なお、表示制御部120は、「食品および非食品が購入商品リストに含まれているか否か」について、例えば、S106の処理で取得された商品情報に含まれる、商品のカテゴリに関する情報に基づいて判断できる。例えば、図5に示される購入商品リストがメモリ1030に記憶されている場合、表示制御部120は、商品名「焼肉弁当」のカテゴリ「食品/弁当類」と、商品名「食器用洗剤」のカテゴリ「日用品」に基づいて、食品および非食品が購入リストに含まれていると判断することができる。この場合、表示制御部120は、店員用表示情報Cを店員用表示情報記憶部122から取得する。
【0042】
ディスプレイ40上に出力すべき店員用表示情報を選択する流れは、上述の例に限定されない。例えば、店員用表示情報記憶部122は、各店員用表示情報と商品IDとを互いに関連付けて記憶していてもよい。この場合、表示制御部120は、購入商品リストに含まれる個々の商品ID、および、個々の商品IDの組み合わせに基づいて、ディスプレイ40上に出力すべき店員用表示情報を特定することができる。
【0043】
図3に戻り、表示制御部120は、選択した店員用表示情報の出力指示をディスプレイ40に送信する(S112)。ディスプレイ40は、S112の出力指示に応じて、店員用表示情報を出力する(S114)。
【0044】
店員は、このようにディスプレイ40上に出力される店員用表示情報を確認することにより、自身が行うべき作業を容易に把握することができる。そして、店員が、ディスプレイ40上の情報に従って作業を適切に行うことにより、店員の作業漏れを防止して、質の高い接客サービスを顧客に提供することができる。
【0045】
[第2実施形態]
図1にされるような画像識別レジシステム1において、顧客もディスプレイ40を視認可能な位置に立つ。本実施形態の画像識別レジシステム1は、顧客に有用な表示情報(以下、「顧客用表示情報」と表記)をディスプレイ40上に表示させる構成を更に備える。
【0046】
〔システム構成〕
本実施形態の画像識別レジシステム1は、第1実施形態と同様の構成(例:図1)を有する。本実施形態において、表示制御部120は、商品識別部110による商品の識別結果に基づいて、顧客用表示情報をディスプレイ40上に更に出力する。
【0047】
ここで、顧客用表示情報は、レジ業務の状況を示す情報を含む。具体的には、顧客用表示情報は、商品識別部110による商品の識別結果(例えば、商品名、商品の数、商品の価格、商品の数、商品に適用される特典に関する情報など)を含む。また、顧客用表示情報は、顧客の購買意欲を促進する情報を含む。具体的には、顧客用表示情報は、商品識別部110により識別された商品の関連商品の広告などを含む。
【0048】
〔処理の流れ〕
図7を用いて本実施形態の画像識別レジシステム1により実行される処理の流れを説明する。図7は、第2実施形態の画像識別レジシステム1により実行される処理の流れを例示するシーケンス図である。
【0049】
S202からS210までの処理は、図3のS102からS110までの処理と同様である。本実施形態の表示制御部120は、図3のS102からS110までの処理と同様の処理に加えて、次の処理を実行する。すなわち、表示制御部120は、商品識別部110による商品の識別結果に基づいて、顧客用表示情報を生成する(S212)。一例として、表示制御部120は、商品識別部110による商品の識別結果を用いて、購入対象の商品として識別された商品のリストおよびそれら商品の合計金額を含む顧客用表示情報を生成する。他の一例として、表示制御部120は、商品識別部110による商品の識別結果を用いて、その商品に関連する商品の広告情報を含む顧客用表示情報を生成する。なお、商品の広告情報は、例えば、ストレージデバイス1040などに、各商品の識別情報と関連付けて記憶されている。
【0050】
そして、表示制御部120は、S210の処理で選択された店員用表示情報およびS212で生成された顧客用表示情報の出力指示をディスプレイ40に送信する(S214)。ディスプレイ40は、S214の出力指示に応じて、店員用表示情報および顧客用表示情報を出力する(S216)。
【0051】
本実施形態では、商品識別部110の識別結果に基づく顧客用表示情報がディスプレイ40上に更に出力される。一例として、レジ業務の状況(例えば、購入対象として識別された商品など)を示す顧客用表示情報が、ディスプレイ40上に表示される。このような顧客用表示情報によって顧客はレジ業務の状況を把握できる。そのため、店員のレジ業務に誤りがあっても即座に気づくことができるという点で、顧客に安心感を与えることができる。他の一例として、顧客の購買意欲を促進する情報(例えば、関連商品の広告情報)を含む顧客用表示情報が、ディスプレイ40上に表示される。このような顧客用表示情報を介して顧客に対してお薦め商品などをアピールすることにより、店舗の売上を増加させる効果が期待できる。
【0052】
[第3実施形態]
図1にされるような画像識別レジシステム1では、店員と顧客はそれぞれ異なる位置に立った状態でレジ業務が進むと想定される。例えば、店員と顧客が、ディスプレイ40が設けられたカウンターを介して対面した状態で、レジ業務が進むと想定される。この場合において、視認性の観点から、店員用表示情報および顧客用表示情報を適切な向きでディスプレイ40上に出力すべきである。
【0053】
〔システム構成例〕
図8は、第3実施形態における画像識別レジシステム1の構成例を示す図である。本実施形態において、画像識別レジ装置10は、店員位置取得部130および顧客位置取得部140を更に有する。
【0054】
店員位置取得部130は、店員の位置を示す情報(以下、「店員位置情報」と表示)を取得する。一例として、店員位置取得部130は、撮像装置30または図示しない他の撮像装置により生成された画像を解析し、店員位置情報を取得することができる。具体的には、店員位置取得部130は、まず、既知の物体認識アルゴリズムを用いて、画像の中から人物と認識される領域(人物領域)を検出する。そして、店員位置取得部130は、検出された人物領域の中から、予め登録された店員の特徴(店員の顔の特徴または店舗の制服の特徴など)にマッチする領域を特定する。そして、店員位置取得部130は、特定された領域に対応する位置の情報を店員位置情報として取得することができる。なおこの場合において、店員の特徴は、ストレージデバイス1040などに予め登録されている。或いは、画像識別レジシステム1において、店員の作業場所が予め定められている場合、店員位置取得部130は、その作業場所の内部または近傍に存在する人物領域に対応する位置の情報を、店員位置情報として取得してもよい。他の一例として、店員位置取得部130は、図示しないセンサ(例えば、赤外線センサ)などを用いて、店員位置情報を取得することができる。なおこの場合において、店員位置情報を取得するためのセンサは、店員がいると想定される位置をセンシング範囲に含むように設けられる。例えば、店員位置情報を取得するためのセンサは、ディスプレイ40が設けられたカウンターの縁部のうち、店員の作業場所側の縁部に設置される。
【0055】
顧客位置取得部140は、顧客の位置を示す情報(以下、「顧客位置情報」と表示)を取得する。一例として、顧客位置取得部140は、撮像装置30または図示しない他の撮像装置により生成された画像を解析し、顧客位置情報を取得することができる。具体的には、顧客位置取得部140は、店員位置取得部130と同様に、まず、既知の物体認識アルゴリズムを用いて、画像の中から人物と認識される領域(人物領域)を検出する。そして、顧客位置取得部140は、検出された人物領域の中から、予め登録された店員の特徴(店員の顔の特徴または店舗の制服の特徴など)にマッチしない領域を特定する。そして、顧客位置取得部140は、特定された領域に対応する位置の情報を顧客位置情報として取得することができる。或いは、画像識別レジシステム1において、顧客の待機場所が予め定められている場合、顧客位置取得部140は、その待機場所の内部または近傍に存在する人物領域に対応する位置の情報を、顧客位置情報として取得してもよい。他の一例として、顧客位置取得部140は、図示しないセンサ(例えば、赤外線センサ)などを用いて、顧客位置情報を取得することができる。なおこの場合において、顧客位置情報を取得するためのセンサは、顧客がいると想定される位置をセンシング範囲に含むように設けられる。例えば、顧客位置情報を取得するためのセンサは、ディスプレイ40が設けられたカウンターの縁部のうち、顧客の待機場所側の縁部に設置される。
【0056】
本実施形態の表示制御部120は、店員位置情報によって示される店員の位置に基づいて、店員用表示情報を出力する向きを決定する。また、本実施形態の表示制御部120は、顧客位置情報によって示される顧客の位置に基づいて、顧客用表示情報を出力する向きを決定する。例えば、店員用表示情報および顧客用表示情報を出力する向きは、ディスプレイ40が設けられたカウンターの周囲の領域毎に決められている(例:図9)。図9は、店員用表示情報および顧客用表示情報を出力する向きの一例を示す図である。図9の例では、ディスプレイ40が設けられたカウンターの周囲に4つ領域(領域A~D)が設定されている。領域Aに対応する向きは、図面で上に向かう方向dである。また、領域Bに対応する向きは、図面で右に向かう方向dである。また、領域Cに対応する向きは、図面で下に向かう方向dである。また、領域Dに対応する向きは、図面で左に向かう方向dである。このような情報の出力方向を特定する情報は、例えば、ストレージデバイス1040に記憶されている。表示制御部120は、店員位置情報が示す位置に基づいて、店員が存在する領域を識別することができる。そして、表示制御部120は、店員が存在する領域として識別した領域に対応する方向を、店員用表示情報を出力する方向として決定することができる。同様に、表示制御部120は、顧客位置情報が示す位置に基づいて、顧客が存在する領域を識別することができる。そして、表示制御部120は、顧客が存在する領域として識別した領域に対応する方向を、顧客用表示情報を出力する方向として決定することができる。
【0057】
〔ハードウエア構成例〕
本実施形態の画像識別レジシステム1は、第1実施形態と同様のハードウエア構成(例:図2)を有する。本実施形態のストレージデバイス1040は、上述の店員位置取得部130および顧客位置取得部140の機能を実現するプログラムモジュールを更に記憶している。プロセッサ1020が、これらのプログラムモジュールをメモリ1030上に読み出して実行することにより、本実施形態の店員位置取得部130および顧客位置取得部140の機能が実現される。
【0058】
〔処理の流れ〕
図10を用いて本実施形態の画像識別レジシステム1により実行される処理の流れを説明する。図10は、第3実施形態の画像識別レジシステム1により実行される処理の流れを例示するフローチャートである。
【0059】
店員位置取得部130および顧客位置取得部140は、それぞれ、店員位置情報および顧客位置情報を取得する(S302)。表示制御部120は、店員位置情報が示す位置に基づいて、店員用表示情報の出力位置および向きを決定する(S304)。また、表示制御部120は、顧客位置情報が示す位置に基づいて、顧客用表示情報の出力位置および向きを決定する(S306)。そして、表示制御部120は、これらの処理の結果に基づいて、店員用表示情報および顧客用表示情報の出力指示を生成し、当該出力指示をディスプレイ40に送信する。そして、店員用表示情報および顧客用表示情報が、それぞれ決定され向きでディスプレイ40上に出力される(例:図11)。図11は、店員用表示情報および顧客用表示情報の出力例を示す図である。図11の例では、店員用表示情報が図中dで示す向きで出力され、かつ、顧客用表示情報が図中dの向きで出力されている様子が描かれている。
【0060】
以上、本実施形態によれば、ディスプレイ40が設けられたカウンターに対する店員および顧客の位置に応じて、店員用表示情報および顧客用表示情報をそれぞれ適切な向きでディスプレイ40上に出力することができる。これにより、店員用表示情報および顧客用表示情報の視認性が低下することを防止できる。
【0061】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
【0062】
例えば、本発明は、店員用のディスプレイと顧客用のディスプレイがそれぞれ備えられた、従来のレジ端末にも適用可能である。この場合、表示制御部120は、店員用表示情報および顧客用表示情報を、それぞれ、店員用のディスプレイおよび顧客用のディスプレイに出力すればよい。なお、店員用のディスプレイおよび顧客用のディスプレイがそれぞれ備えられている従来のレジに本発明を適用する場合には、表示制御部120は、上述の1枚のディスプレイ40が利用される場合と異なり、それぞれの情報の出力向きを特定する必要はない。
【0063】
また、上述の説明で用いたシーケンス図およびフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、複数の工程(処理)の実行順序はその記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
【0064】
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
1.
ディスプレイ上に載置された商品の画像を用いて、前記商品を識別する商品識別手段と、
識別された前記商品に対して店員が行うべき作業を示す店員用表示情報を前記ディスプレイ上に出力する表示制御手段と、
を備える画像識別レジ装置。
2.
前記店員の位置を示す店員位置情報を取得する店員位置取得手段を更に備え、
前記表示制御手段は、
前記店員位置情報によって示される位置に基づいて前記店員用表示情報を出力する向きを決定する、
1.に記載の画像識別レジ装置。
3.
前記表示制御手段は、前記商品の識別結果に基づく顧客用表示情報を前記ディスプレイ上に更に出力する、
1.または2.に記載の画像識別レジ装置。
4.
顧客の位置を示す顧客位置情報を取得する顧客位置取得手段を更に備え、
前記表示制御手段は、
前記顧客位置情報によって示される位置に基づいて前記顧客用表示情報を出力する向きを決定する、
3.に記載の画像識別レジ装置。
5.
表示面が商品の載置面として利用されるディスプレイと、
前記ディスプレイ上に載置された商品を撮影し、前記商品の画像を生成する撮像装置と、
前記商品の画像を用いて、前記商品を識別する商品識別手段と、
識別された前記商品に対して店員が行うべき作業を示す店員用表示情報を前記ディスプレイ上に出力する表示制御手段と、
を備える画像識別レジシステム。
6.
前記店員の位置を示す店員位置情報を取得する店員位置取得手段を更に備え、
前記表示制御手段は、
前記店員位置情報によって示される位置に基づいて前記店員用表示情報を出力する向きを決定する、
5.に記載の画像識別レジシステム。
7.
前記表示制御手段は、前記商品の識別結果に基づく顧客用表示情報を前記ディスプレイ上に更に出力する、
5.または6.に記載の画像識別レジシステム。
8.
顧客の位置を示す顧客位置情報を取得する顧客位置取得手段を更に備え、
前記表示制御手段は、
前記顧客位置情報によって示される位置に基づいて前記顧客用表示情報を出力する向きを決定する、
7.に記載の画像識別レジシステム。
9.
コンピュータが、
ディスプレイ上に載置された商品の画像を用いて、前記商品を識別し、
識別された前記商品に対して店員が行うべき作業を示す店員用表示情報を前記ディスプレイ上に出力する、
ことを含む情報提示方法。
10.
前記コンピュータが、
前記店員の位置を示す店員位置情報を取得し、
前記店員位置情報によって示される位置に基づいて前記店員用表示情報を出力する向きを決定する、
ことを含む9.に記載の情報提示方法。
11.
前記コンピュータが、
前記商品の識別結果に基づく顧客用表示情報を前記ディスプレイ上に更に出力する、
ことを含む9.または10.に記載の情報提示方法。
12.
前記コンピュータが、
顧客の位置を示す顧客位置情報を取得し、
前記顧客位置情報によって示される位置に基づいて前記顧客用表示情報を出力する向きを決定する、
ことを含む11.に記載の情報提示方法。
13.
コンピュータに、9.から12のいずれか1つに記載の情報提示方法を実行させるプログラム。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11