(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022179937
(43)【公開日】2022-12-06
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
G02F 1/1343 20060101AFI20221129BHJP
G02F 1/1368 20060101ALI20221129BHJP
【FI】
G02F1/1343
G02F1/1368
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021086760
(22)【出願日】2021-05-24
(71)【出願人】
【識別番号】502356528
【氏名又は名称】株式会社ジャパンディスプレイ
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】弁理士法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】木村 駿一
(72)【発明者】
【氏名】松島 寿治
【テーマコード(参考)】
2H092
2H192
【Fターム(参考)】
2H092GA14
2H092GA17
2H092GA29
2H092HA04
2H092JA24
2H092NA05
2H092NA25
2H092QA06
2H192AA24
2H192BB04
2H192BB12
2H192BB13
2H192BB21
2H192BB52
2H192BB73
2H192BC31
2H192DA32
2H192DA65
2H192EA22
2H192EA43
2H192EA53
2H192EA54
2H192FA73
2H192FB03
2H192FB05
2H192FB27
2H192JA33
(57)【要約】
【課題】 容易に製造可能で、且つ高品位な画像表示を可能とする。
【解決手段】 一実施形態に係る表示装置は、第1基板と、第2基板と、液晶層と、を備え、第1基板は、第1電極と、第1画素電極と、第1画素電極から間隔を置いて配置されている第2画素電極と、第2電極とを有し、第2基板は、遮光層を有し、第1画素電極及び第2画素電極は、第1電極に重畳し、第1電極は、第1画素電極と第2画素電極との間から露出する第1枝部を有し、第2電極は、第1幹部と、第1幹部から延出している第2枝部と、第1幹部から間隔を置いて配置されている第2幹部と、を有し、第2枝部は、第1画素電極に重畳し、遮光層は、第1開口部と、第1開口部から間隔を置いて設けられた第2開口部と、第1開口部及び第2開口部の間に位置する遮光部とを有し、第1開口部は、第2枝部に重畳し、遮光部は、第1枝部に重畳している。
【選択図】
図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1基板と、
前記第1基板と対向する第2基板と、
前記第1基板及び前記第2基板の間に位置する液晶層と、を備え、
前記第1基板は、第1電極と、第1画素電極と、前記第1画素電極から第1方向に間隔を置いて配置されている第2画素電極と、第2電極とを有し、
前記第2基板は、遮光層を有し、
前記第1画素電極及び前記第2画素電極は、前記第1電極に重畳し、
前記第1電極は、前記第1画素電極と前記第2画素電極との間から露出し、前記第1方向に交差する第2方向に延出する第1枝部を有し、
前記第2電極は、前記第1方向に延出する第1幹部と、前記第1幹部から前記第2方向に延出している第2枝部と、前記第1幹部から前記第2方向に間隔を置いて配置され、前記第1方向に延出する第2幹部と、を有し、
前記第2枝部は、前記第1画素電極に重畳し、
前記遮光層は、第1開口部と、前記第1開口部から前記第1方向に間隔を置いて設けられた第2開口部と、前記第1開口部及び前記第2開口部の間に位置する遮光部とを有し、
前記第1開口部は、前記第2枝部に重畳し、
前記遮光部は、前記第1枝部に重畳している、表示装置。
【請求項2】
前記第1基板は、第1絶縁層と、前記第1絶縁層の上に位置する第2絶縁層と、前記第2絶縁層の上に位置する第3絶縁層と、を有し、
前記第1電極は、前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層の間に位置し、
前記第1画素電極及び第2画素電極は、前記第2絶縁層及び前記第3絶縁層の間に位置し、
前記第2電極は、前記第3絶縁層の上に位置する、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第2枝部の前記第2方向の前記第2幹部側の先端部は、前記第2幹部から離れている、請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記第2枝部の前記第2方向の前記第2幹部側の先端部は、前記第2幹部に接触している、請求項2に記載の表示装置。
【請求項5】
前記第2枝部は、前記第1方向において対向し、平行な2つの辺を有する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項6】
前記第2枝部は、矩形形状に形成されている、請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記第2枝部は、前記第1方向において対向し、非平行な2つの辺を有する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項8】
前記第2枝部は、前記第1方向Xに向かって先細る台形形状に形成されている、請求項7に記載の表示装置。
【請求項9】
前記第1枝部は、矩形形状に形成されている、請求項5乃至8のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項10】
前記第1開口部の前記第1方向の幅は、前記第1画素電極の前記第1方向の幅以下である、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項11】
前記第1枝部の前記第2方向の前記第2幹部側の先端部は、前記第2幹部から離れている、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項12】
前記第1枝部の前記第2方向の前記第1幹部側の先端部は、前記第1幹部から離れている、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項13】
前記第1電極及び前記第2電極は、同電位である、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項14】
前記第1画素電極及び第2画素電極は、前記第1電極及び前記第2電極と異なる電位である、請求項13に記載の表示装置。
【請求項15】
第1基板と、
前記第1基板と対向する第2基板と、
前記第1基板及び前記第2基板の間に位置する液晶層と、を備え、
前記第1基板は、第1電極と、第1画素電極と、前記第1画素電極から第1方向に間隔を置いて配置されている第2画素電極と、第2電極とを有し、
前記第2基板は、遮光層を有し、
前記第1画素電極及び前記第2画素電極は、前記第1電極に重畳し、
前記第1電極は、前記第1画素電極と前記第2画素電極との間から露出し、前記第1方向に交差する第2方向に延出する第1枝部を有し、
前記第2電極は、前記第2方向に延出している第2枝部を有し、
前記第2枝部は、前記第1画素電極に重畳し、
前記遮光層は、第1開口部と、前記第1開口部から前記第1方向に間隔を置いて設けられた第2開口部と、前記第1開口部及び前記第2開口部の間に位置する遮光部とを有し、
前記第1開口部は、前記第2枝部に重畳し、
前記遮光部は、前記第1枝部に重畳している、表示装置。
【請求項16】
第1基板と、
前記第1基板と対向する第2基板と、
前記第1基板及び前記第2基板の間に位置する液晶層と、を備え、
前記第1基板は、第1電極と、第1画素電極と、第2電極とを有し、
前記第2基板は、遮光層を有し、
前記第1画素電極は、前記第1電極に重畳し、
前記第1画素電極は、第1部と、前記第1部から第1方向に離れて配置された第2部と、前記第1部及び前記第2部の間で前記第1方向に交差する第2方向に延出するスリットを有し、
前記第1電極は、前記スリットから露出し、前記第2方向に延出している第1枝部を有し、
前記第2電極は、前記第1方向に延出する第1幹部と、前記第1幹部から前記第2方向に延出している第2枝部と、前記第2枝部から第1方向に間隔を置いて配置され、前記第1幹部から前記第2方向に延出している第3枝部と、前記第1幹部から前記第2方向Xに間隔を置いて配置され、前記第1方向に延出する第2幹部と、を有し、
前記第2枝部は、前記第1部に重畳し、
前記第3枝部は、前記第2部に重畳し、
前記遮光層は、開口部を有し、
前記開口部は、前記第1枝部、前記第2枝部、及び前記第3枝部に重畳している、表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この高速応答モードを有する表示装置は、画素電極及び共通電極を異なる層に配置するとともに、液晶層に近い側の電極にスリットを設け、このスリットの幅方向における両辺の近傍の液晶分子を互いに逆方向に回転させる表示装置が考えられている。この表示装置は、FFSモードとは明確に異なる方式であり、従来のFFS(Fringe Filed Switching)モードに比べて応答を高速化できる。この表示装置をさらに高精細化する場合、スリットを挟んで隣接する電極の間隔が狭くなり、短絡等が生じる可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本実施形態の目的は、容易に製造可能で、且つ高品位な画像表示を可能な表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態に係る表示装置は、第1基板と、前記第1基板と対向する第2基板と、前記第1基板及び前記第2基板の間に位置する液晶層と、を備え、前記第1基板は、第1電極と、第1画素電極と、前記第1画素電極から第1方向に間隔を置いて配置されている第2画素電極と、第2電極とを有し、前記第2基板は、遮光層を有し、前記第1画素電極及び前記第2画素電極は、前記第1電極に重畳し、前記第1電極は、前記第1画素電極と前記第2画素電極との間から露出し、前記第1方向に交差する第2方向に延出する第1枝部を有し、前記第2電極は、前記第1方向に延出する第1幹部と、前記第1幹部から前記第2方向に延出している第2枝部と、前記第1幹部から前記第2方向に間隔を置いて配置され、前記第1方向に延出する第2幹部と、を有し、前記第2枝部は、前記第1画素電極に重畳し、前記遮光層は、第1開口部と、前記第1開口部から前記第1方向に間隔を置いて設けられた第2開口部と、前記第1開口部及び前記第2開口部の間に位置する遮光部とを有し、前記第1開口部は、前記第2枝部に重畳し、前記遮光部は、前記第1枝部に重畳している。
【0006】
他の実施形態に係る表示装置は、第1基板と、前記第1基板と対向する第2基板と、前記第1基板及び前記第2基板の間に位置する液晶層と、を備え、前記第1基板は、第1電極と、第1画素電極と、前記第1画素電極から第1方向に間隔を置いて配置されている第2画素電極と、第2電極とを有し、前記第2基板は、遮光層を有し、前記第1画素電極及び前記第2画素電極は、前記第1電極に重畳し、前記第1電極は、前記第1画素電極と前記第2画素電極との間から露出し、前記第1方向に交差する第2方向に延出する第1枝部を有し、前記第2電極は、前記第2方向に延出している第2枝部を有し、前記第2枝部は、前記第1画素電極に重畳し、前記遮光層は、第1開口部と、前記第1開口部から前記第1方向に間隔を置いて設けられた第2開口部と、前記第1開口部及び前記第2開口部の間に位置する遮光部とを有し、前記第1開口部は、前記第2枝部に重畳し、前記遮光部は、前記第1枝部に重畳している。
【0007】
他の実施形態に係る表示装置は、第1基板と、前記第1基板と対向する第2基板と、前記第1基板及び前記第2基板の間に位置する液晶層と、を備え、前記第1基板は、第1電極と、第1画素電極と、第2電極とを有し、前記第2基板は、遮光層を有し、前記第1画素電極は、前記第1電極に重畳し、前記第1画素電極は、第1部と、前記第1部から第1方向に離れて配置された第2部と、前記第1部及び前記第2部の間で前記第1方向に交差する第2方向に延出するスリットを有し、前記第1電極は、前記スリットから露出し、前記第2方向に延出している第1枝部を有し、前記第2電極は、前記第1方向に延出する第1幹部と、前記第1幹部から前記第2方向に延出している第2枝部と、前記第2枝部から第1方向に間隔を置いて配置され、前記第1幹部から前記第2方向に延出している第3枝部と、前記第1幹部から前記第2方向Xに間隔を置いて配置され、前記第1方向に延出する第2幹部と、を有し、前記第2枝部は、前記第1部に重畳し、前記第3枝部は、前記第2部に重畳し、前記遮光層は、開口部を有し、前記開口部は、前記第1枝部、前記第2枝部、及び前記第3枝部に重畳している。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、第1実施形態に係る液晶表示装置の概略的な構成の一例を示す斜視図である。
【
図2】
図2は、表示装置の概略的な等価回路の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、第1実施形態に係る表示装置の一例を模式的に示す断面図である。
【
図4】
図4は、第1実施形態に係る表示装置の一例を模式的に示す断面図である。
【
図5】
図5は、高速応答モードに関連する共通電極及び画素電極に電圧を印加していないオフ状態における液晶層に含まれる液晶分子の初期配向状態の一例を模式的に示す平面図である。
【
図6】
図6は、
図5の共通電極及び画素電極の間に電圧を印加したオン状態における液晶分子の配向状態の一例を模式的に示す平面図である。
【
図7】
図7は、高速応答モードに関連する共通電極及び画素電極に電圧を印加していないオフ状態における液晶層に含まれる液晶分子の初期配向状態の一例を模式的に示す平面図である。
【
図8】
図8は、
図7の共通電極及び画素電極の間に電圧を印加したオン状態における液晶分子の配向状態の一例を示す平面図である。
【
図9】
図9は、第1実施形態に係る第1基板の構成例を模式的に示す平面図である。
【
図10】
図10は、第1実施形態に係る第2基板の構成例を模式的に示す平面図である。
【
図11】
図11は、変形例1の表示装置に係る第1基板の構成例を模式的に示す平面図である。
【
図12】
図12は、変形例1に係る第2基板の構成例を模式的に示す平面図である。
【
図13】
図13は、変形例2の表示装置に係る第1基板の構成例を模式的に示す平面図である。
【
図14】
図14は、副画素の一例を概略的に示す模式図である。
【
図15】
図15は、変形例2の非表示領域の共通電極の構成例を模式的に示す平面図である。
【
図16】
図16は、変形例2に係る第2基板の構成例を模式的に示す平面図である。
【
図17】
図17は、変形例2に係る第2基板の構成例を模式的に示す平面図である。
【
図18】
図18は、
図16のB-Bに沿って切断した表示装置の構成例を模式的に示す断面図である。
【
図19】
図19は、変形例3の表示装置に係る第1基板の構成例を模式的に示す平面図である。
【
図20】
図20は、変形例4の表示装置に係る第1基板の構成例を模式的に示す平面図である。
【
図21】
図21は、変形例4に係る第2基板の構成例を模式的に示す平面図である。
【
図22】
図22は、
図21のC-Cに沿って切断した表示装置の構成例を模式的に示す断面図である。
【
図23】
図23は、変形例5の表示装置に係る第1基板の構成例を模式的に示す平面図である。
【
図24】
図24は、変形例5に係る第2基板の構成例を模式的に示す平面図である。
【
図25】
図25は、
図24のD―Dに沿って切断した表示装置の構成例を模式的に示す断面図である。
【
図26】
図26は、変形例6の表示装置に係る第1基板の構成を模式的に示す平面図である。
【
図27】
図27は、変形例6に係る第2基板の構成例を模式的に示す平面図である。
【
図28】
図28は、
図27のE-Eに沿って切断した表示装置の構成例を模式的に示す断面図である。
【
図29】
図29は、
図27のF-Fに沿って切断した表示装置の構成例を模式的に示す断面図である。
【
図30】
図30は、
図27のH-Hに沿って切断した表示装置の構成例を模式的に示す断面図である。
【
図31】
図31は、変形例7の表示装置に係る第1基板の構成を模式的に示す平面図である。
【
図32】
図32は、
図31のF-Fに沿って切断した表示装置の構成例を模式的に示す断面図である。
【
図33】
図33は、
図31のF-Fに沿って切断した表示装置の構成例を模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
【0010】
実施形態においては、電子機器の一例として表示装置を開示する。この表示装置は、例えば、VR(Virtual Reality)ビュアー、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話端末、パーソナルコンピュータ、テレビ受像装置、車載装置、ゲーム機器、及びウェアラブル端末等の種々の装置に用いることができる。
【0011】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る液晶表示装置DSPの概略的な構成の一例を示す斜視図である。第1方向X、第2方向Y、及び、第3方向Zは、互いに直交しているが、90度以外の角度で交差していてもよい。第1方向X及び第2方向Yは、液晶表示装置(以下、単に、表示装置と称する)DSPを構成する基板の主面と平行な方向に相当し、第3方向Zは、表示装置DSPの厚さ方向に相当する。本明細書において、第1基板SUB1から第2基板SUB2に向かう方向を「上側」(あるいは、単に上)と称し、第2基板SUB2から第1基板SUB1に向かう方向を「下側」(あるいは、単に下)と称する。「第1層の上の第2層」及び「第1層の下の第2層」とした場合、第2層は、第1層に接していてもよいし、第1層から離間していてもよい。また、第3方向Zを示す矢印の先端側に表示装置DSPを観察する観察位置があるものとし、この観察位置から、第1方向X及び第2方向Yで規定されるX-Y平面に向かって観ることを平面視という。また、“所定の物質、物体、空間、又は領域の第1方向Xの幅(又は長さ)”を“横幅”と称し、“所定の物質、物体、空間、又は領域の第2方向Yの幅(又は長さ)”を“縦幅”と称する場合もある。
【0012】
表示装置DSPは、表示パネルPNLと、表示パネルPNLに対向する照明装置BLと、表示パネルPNLを駆動するドライバIC4と、表示パネルPNL及び照明装置BLの動作を制御する制御モジュール5と、表示パネルPNL及び照明装置BLへ制御信号を伝達するフレキシブル回路基板FPC1、及びFPC2と、を備えている。
図1に示す例では、表示装置DSPの短辺は、第1方向Xに沿って延出し、表示装置DSPの長辺は、第2方向Yに沿って延出している。なお、表示装置DSPの長辺は、第1方向Xに沿って延出し、表示装置DSPの短辺は、第2方向Yに沿って延出していてもよい。
【0013】
表示パネルPNLは、互いに対向する第1基板SUB1及び第2基板SUB2と、各基板SUB1及びSUB2の間に保持された表示機能層(本実施形態では、後述する液晶層LC)と、を備えている。表示パネルPNLは、表示領域DA及び非表示領域NDAを有している。表示領域DAは、画像を表示する領域である。表示領域DAは、第1基板SUB1と第2基板SUB2とが対向する領域のほぼ中央に位置している。非表示領域NDAは、画像が表示されない領域であり、表示領域DAの外側に位置している。表示パネルPNLは、例えば、表示領域DAにおいて、X-Y平面にマトリクス状に並ぶ複数の画素PXを備えている。
【0014】
ドライバIC4は、非表示領域NDAに位置している。
図1に示した例では、ドライバIC4は、第2基板SUB2の1つの基板側縁(又は、基板端部と称する場合もある)よりも外側に延出した第1基板SUB1の実装部MTに実装されている。なお、ドライバIC4は、フレキシブル回路基板FPC1に設けられていてもよい。
【0015】
図1に示した例では、フレキシブル回路基板FPC1は、表示パネルPNLと制御モジュール5とを電気的に接続している。例えば、フレキシブル回路基板FPC1は、第1基板SUB1の実装部MTに設けられた図示しない端子と制御モジュール5に設けられた図示しない端子とに電気的に接続されている。
【0016】
図1に示した例では、フレキシブル回路基板FPC2は、照明装置BLと制御モジュール5とを電気的に接続している。例えば、フレキシブル回路基板FP2は、照明装置BLに設けられた図示しない端子と制御モジュール5に設けられた図示しない端子とに電気的に接続されている。
【0017】
図2は、表示装置DSPの概略的な等価回路の一例を示す図である。表示装置DSPは、第1ドライバDR1と、第2ドライバDR2と、第1ドライバDR1に接続された複数の走査線(走査信号線)Gと、第2ドライバDR2に接続された複数の信号線Sとを備えている。各走査線Gは、表示領域DAにおいて第1方向Xに延出し、第2方向Yに間隔を置いて並んでいる。各信号線Sは、表示領域DAにおいて第2方向Yに延出し、第1方向Xに間隔を置いて並び、各走査線Gと交差している。
【0018】
画素PXは、複数の副画素SPを有している。本実施形態においては、1つの画素PXが赤色、緑色、青色をそれぞれ表示する副画素SPR、SPG、SPBを1つずつ含む場合を想定する。但し、画素PXは、白色を表示する副画素SPなどをさらに含んでもよいし、同一の色に対応する複数の副画素SPを含んでもよい。なお、副画素SPを単に画素SPと称する場合もある。
【0019】
図2において、副画素SPは、第1方向Xで隣り合う2本の走査線Gと第2方向Yで隣り合う2本の信号線Sによって区画される領域に相当する。各副画素SPは、スイッチング素子SW、画素電極PE、画素電極PEに対向する共通電極CE、及び液晶層LCなどを備えている。共通電極CEは、複数の副画素SPに亘って形成されている。共通電極CEには共通電位が印加される。スイッチング素子SWは、例えば、薄膜トランジスタ(TFT)によって構成され、走査線G、信号線S、及び画素電極PEと接続されている。より具体的には、スイッチング素子SWは、ゲート電極、ソース電極、ドレイン電極、及び半導体層等を有している。例えば、ゲート電極は、走査線Gと電気的に接続され、ソース電極は、信号線Sと電気的に接続され、ドレイン電極は、画素電極PE及び半導体層と電気的に接続される。
【0020】
走査線Gは、第1方向Xに並んだ画素SPの各々におけるスイッチング素子SWと接続されている。信号線Sは、第2方向Yに並んだ画素SPの各々におけるスイッチング素子SWと接続されている。画素電極PEの各々は、共通電極CEと対向し、画素電極PEと共通電極CEとの間に生じる電界によって液晶層LCを駆動している。例えば、共通電極CEと画素電極PEとの間には、保持容量が形成される。
【0021】
第1ドライバDR1は、各走査線Gに対して走査信号を順次供給する。第2ドライバDR2は、各信号線Sに対して映像信号を選択的に供給する。あるスイッチング素子SWに対応する走査線Gに走査信号が供給され、且つこのスイッチング素子SWに接続された信号線Sに映像信号が供給されると、この映像信号に応じた画素電位が画素電極PEに印加される。このとき画素電極PEと共通電極CEとの間に生じる電界によって、液晶層LCの液晶分子の配向が電圧の印加されていない初期配向状態から変化する。このような動作により、表示領域DAに画像が表示される。
【0022】
図3は、本実施形態に係る表示装置DSPの一例を模式的に示す断面図である。
図3では、1つの副画素SPの概略的な断面を示している。なお、
図3には、表示装置DSPの主要部のみを示している。
【0023】
第1基板SUB1は、絶縁基板10、絶縁層(又は、誘電体層)11、12、13、14、15、16、信号線S、共通電極CE(共通電極CE1、共通電極CE2)、画素電極PE、及び配向膜AL1などを備えている。偏光板PL1を含む光学素子OD1は、絶縁基板10の下に設けられている。なお、第1基板SUB1は、絶縁基板10、絶縁層11乃至16、信号線S、共通電極CE、画素電極PE、及び配向膜AL1以外の層、膜、及び電極を含んでいてもよい。また、第1基板SUB1は、絶縁基板10、絶縁層11乃至16、信号線S、共通電極CE、画素電極PE、及び配向膜AL1の内の少なくとも1つの層、膜、及び電極を含んでいなくてもよい。
【0024】
絶縁基板10は、透明であり、一例ではホウケイ酸ガラス等のガラス製であるが、プラスチック等の樹脂製であってもよい。絶縁基板10は、第2基板SUB2と対向する主面10Aと、主面10Aの反対側の対向面10Bとを有している。
【0025】
絶縁層11乃至16は、いずれも透明である。絶縁層11、12、13、15、及び16は、無機絶縁層であり、一例では、窒化ケイ素製あるいは酸化ケイ素製である。絶縁層14は、有機絶縁層であり、一例では、アクリル樹脂などの樹脂製である。絶縁層11は、絶縁基板10の上に位置し、絶縁基板10の主面10Aに接触している。絶縁層12は、絶縁層11の上に位置し、絶縁層11に接触している。絶縁層13は、絶縁層12の上に位置し、絶縁層12に接触している。信号線Sは、絶縁層13の上に位置し、絶縁層13に接触している。言い換えると、信号線Sは、絶縁層13及び14の間に位置している。
図3に示した例では、2つの信号線Sは、絶縁層13の上に位置し、第1方向Xに間隔を置いて配置されている。絶縁層14は、絶縁層13及び信号線Sの上に位置し、絶縁層13及び信号線Sに接触している。
【0026】
共通電極CE1は、絶縁層14の上に位置し、絶縁層14に接触している。言い換えると、共通電極CE1は、絶縁層14及び絶縁層15の間に位置している。共通電極CE1は、ベタ状に配置されている。共通電極CE1は、信号線Sに重畳している。共通電極CE1は、複数の画素電極PEに亘って延在している。一例では、共通電極CE1は、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、IGO(indium gallium oxide)等の透明な導電材料製である。なお、共通電極CE1は、表示に寄与する領域と重なる部分が透明であればよく、その他の部分については透明でない材料製であってもよい。絶縁層15は、共通電極CE1の上に位置し、共通電極CE1を覆っている。
【0027】
画素電極PEは、例えば、共通電極CE1と異なる電位を有している。画素電極PEは、透明な導電材料製である。例えば、画素電極PEは、共通電極CE1と同じ材料で形成されていてもよい。なお、「同じ」、「同一」、及び「同等」とは、複数の対象となる物体、空間又は領域等の物理量、材料、又は構成(構造)等が全く同じであることはもちろん、実質的に同じであると見做せる程度にわずかに異なることも含む。画素電極PEは、絶縁層15の上に位置し、絶縁層15に接触している。言い換えると、画素電極PEは、絶縁層15及び絶縁層16の間に位置している。画素電極PEは、共通電極CE1に重畳している。なお、画素電極PEは、表示に寄与する領域と重なる部分が透明であればよく、その他の部分については透明でない材料製であってもよい。絶縁層16は、絶縁層15及び画素電極PEの上に位置し、絶縁層15及び画素電極PEを覆っている。
【0028】
共通電極CE2は、絶縁層16の上に位置し、絶縁層16に接触している。共通電極CE2は、画素電極PE及び共通電極CE1に重畳している。共通電極CE2は、透明な導電材料製であり、例えば、共通電極CE1と同じ材料で形成されている。
図3に示した例では、共通電極CE2は、第1方向Xに延出している。第1方向Xで隣接している2つの共通電極CE2は、接触している。なお、第1方向Xで隣接している2つの共通電極CE2は、第1方向Xに間隔を置いて配置されていてもよい。共通電極CE1と共通電極CE2とは、同電位であり、例えば、同じ共通電位が印加されている。図示していないが、共通電極CE1と共通電極CE2とは、例えば、非表示領域NDAで電気的に接続されている。なお、共通電極CE2は、表示に寄与する領域と重なる部分が透明であればよく、その他の部分については透明でない材料製であってもよい。
【0029】
配向膜AL1は、共通電極CE2を覆っている。なお、配向膜AL1は、絶縁層16及び共通電極CE2を覆っていてもよい。配向膜AL1は、例えば、ポリイミド膜である。なお、第1基板SUB1において、各層の間には、前述した層以外の層が位置していてもよい。
【0030】
液晶層LCは、第1基板SUB1の上に位置している。液晶層LCは、正の誘電率異方性を有するポジ型であってもよいし、負の誘電率異方性を有するネガ型であってもよい。
第2基板SUB2は、液晶層LCの上に位置している。第2基板SUB2は、絶縁基板20、遮光層BM、カラーフィルタCF、オーバーコート層OC、及び配向膜AL2などを備えている。なお、遮光層BM及びカラーフィルタCFの少なくとも一方は、第1基板SUB1に備えられていてもよい。偏光板PL2を含む光学素子OD2は、絶縁基板20の上に設けられている。偏光板PL1の吸収軸と偏光板PL2の吸収軸とは、平面視した場合に互いに直交するように設定されている。なお、第2基板SUB2は、絶縁基板20、遮光層BM、カラーフィルタCF、オーバーコート層OC、及び配向膜AL2以外の層、膜、及び電極を含んでいてもよい。また、第2基板SUB2は、絶縁基板20、遮光層BM、カラーフィルタCF、オーバーコート層OC、及び配向膜AL2の内の少なくとも1つの層、膜、及び電極を含んでいなくてもよい。
【0031】
絶縁基板20は、透明であり、一例ではホウケイ酸ガラス等のガラス製であるが、プラスチック等の樹脂製であってもよい。絶縁基板20は、第1基板SUB1と対向する対向面20Aと、対向面20Aの反対側の主面20Bとを有している。
【0032】
遮光層BMは、絶縁基板20の下に位置し、絶縁基板20の対向面20Aに接触している。遮光層BMは、信号線Sの直上に位置している。遮光層BMは、副画素SPの境界に配置されている。このように配置された遮光層BMにより、実質的に画像表示に寄与する画素開口部(以下、単に、開口部と称する場合もある)OPが形成される。開口部OPは、画素電極PEに対向している。
【0033】
カラーフィルタCFは、絶縁基板20及び遮光層BMの下に位置し、絶縁基板20及び遮光層BMを覆っている。カラーフィルタCFは、画素電極PEに対向している。カラーフィルタCFは、絶縁基板20の対向面20A及び遮光層BMを覆っている。カラーフィルタCFは、赤色カラーフィルタ、緑色カラーフィルタ、及び青色カラーフィルタなどを含む。また、カラーフィルタCFは、4色以上のカラーフィルタを含んでいてもよい。白色を表示する副画素SPには、白色のカラーフィルタが配置されてもよいし、無着色の樹脂材料が配置されてもよいし、カラーフィルタを配置せずにオーバーコート層OCを配置してもよい。
【0034】
オーバーコート層OCは、透明な有機絶縁層であり、一例ではアクリル樹脂などの樹脂製である。オーバーコート層OCは、カラーフィルタCFの下に位置し、カラーフィルタCFを覆っている。オーバーコート層OCは、カラーフィルタCFの表面を平坦化する。
配向膜AL2は、オーバーコート層OCの下に位置し、オーバーコート層OCを覆っている。配向膜AL2は、例えば、光配向性のポリイミド膜である。なお、第2基板SUB2において、各層の間には、前述した層以外の層が位置していてもよい。
【0035】
図4は、本実施形態に係る表示装置DSPの一例を模式的に示す断面図である。ここでは、主に
図3に示した構成とは異なる構成について説明する。なお、
図4には、説明に必要な構成のみを示している。
【0036】
第1基板SUB1は、コンタクトホールCH1、及びスイッチング素子SWなどを備えている。コンタクトホールCH1は、絶縁層12、13、14、及び15を貫通して形成され、共通電極CE1に形成された貫通孔CAを通っている。スイッチング素子SWは、絶縁層11の上に設けられている。例えば、スイッチング素子SWは、絶縁層11の上に位置し、絶縁層11に接触している。言い換えると、スイッチング素子SWは、絶縁層11及び絶縁層12の間に位置している。スイッチング素子SWは、コンタクトホールCH1を介して画素電極PEに電気的に接続されている。
図4においては、スイッチング素子SWを簡略化して示している。実際には、絶縁層12が複数の層を含み、スイッチング素子SWはこれらの層に形成された半導体層や各種電極を含む。
【0037】
図5、
図6、
図7、及び
図8を参照して高速応答モードの動作原理について説明する。
図5は、高速応答モードに関連する共通電極CE及び画素電極PEに電圧を印加していないオフ状態における液晶層LCに含まれる液晶分子LMの初期配向状態の一例を模式的に示す平面図である。
【0038】
画素電極PE(PEex1、PEex2)は、共通電極CE1(CE1ex)に重畳している。
図5に示した例では、画素電極PEは、画素電極PEex1及び画素電極PEex2を有している。画素電極PEex1及びPEex2は、共通電極CE1exに重畳している。画素電極PEex1及びPEex2は、第2方向Yの矢印の先端側に間隔を置いて配置されている。画素電極PEex1及びPEex2の大きさは、同じである。なお、画素電極PEex1及びPEex2は、異なっていてもよい。
【0039】
共通電極CE2(CE2ex)は、幹部(又は軸部)TR(TRex)と、枝部BR2(BR2ex)とを有している。なお、共通電極CE2は、幹部TRを有していなくともよい。共通電極CE2(CE2ex)は、画素電極(PEex1、PEex2)と共通電極CE1(CE1ex)とに重畳している。
【0040】
図5に示した例では、共通電極CE2は、共通電極CE2exを有している。共通電極CE2exは、幹部TRexと、枝部BR2exとを有している。幹部TRexは、第2方向Yに延出している。幹部TRexは、例えば、画素電極PEex1及びPEex2と共通電極CE1exとに重畳している。枝部BR2exは、幹部TRexに接続している。枝部BR2exは、幹部TRexから第1方向Xの矢印の先端側に延出している。枝部BR2exは、画素電極PEex1と共通電極CE1exとに重畳している。
【0041】
枝部BR2exは、幹部TRexに接続している根本の角部CR1と、第1方向Xの矢印の先端側の先端の角部CR2と、第1方向Xの矢印の先端側の先端において第2方向Yで角部CR2に対して反対側に位置する角部CR3と、幹部TRexに接続している根本において第2方向Yで角部CR1に対して反対側に位置する角部CR4と、を有している。枝部BR2exは、角部CR1及びCR4を接続する底辺SD0と、角部CR1及びCR2を接続する辺SD1と、角部CR2及びCR3を接続する頂辺SD2と、角部CR3及びCR4を接続する辺SD3と、を有している。底辺SD0と頂辺SD2とは、第1方向Xで対向している。辺SD1とSD3とは、第2方向Yで対向している。辺SD1は、幹部TRexに対して傾いている。なお、辺SD1は、幹部TRexに対して傾いていなくてもよい。言い換えると、幹部TRexに対して直交していてもよい。辺SD3は、幹部TRexに対して傾いている。なお、辺SD3は、幹部TRexに対して傾いていなくてもよい。言い換えると、幹部TRexに対して直交していてもよい。辺SD1及びSD3は、非平行である。なお、辺SD1及びSD3は、平行であってもよい。枝部BR2exは、平面視した場合、底辺SD0を下底とし、頂辺SD2を上底とする台形形状に形成されている。枝部BR2exの形状は、台形形状以外の形状、例えば、矩形形状(四角形状又は長方形形状)に形成されていてもよい。
【0042】
共通電極CE1(CE1ex)は、共通電極CE2(CE2ex)及び画素電極PE(PEex1、PEex2)に重畳している。
図5に示した例では、共通電極CE1は、共通電極CE1exを有している。共通電極CE1exは、共通電極CE2ex、画素電極PEex1、及び画素電極PEex2に重畳している。共通電極CE1exは、第2方向Yで隣接する2つの画素電極PEex1及びPEex2の間(隙間又はスリット)から露出している。以下、隣接する2つの画素電極PEの間から露出している共通電極CE1を枝部BR1と称する場合もある。共通電極CE1exは、枝部BR1exを有している。枝部BR1exは、第2方向Yにおいて隣接する2つの画素電極PEex1及びex2の間から露出している共通電極CE1exの一部に相当する。枝部BR1exは、幹部TRexから第1方向Xに延出している。枝部BR1exの横幅は、枝部BR2の横幅と同じである。なお、枝部BR1exの横幅は、枝部BR2の横幅と異なっていてもよい。
【0043】
枝部BR1exは、平面視で幹部TRexに交差する根本の角部CR5と、第1方向Xの矢印の先端側の先端の角部CR6と、第1方向Xの矢印の先端側の先端において第2方向Yで角部CR6に対して反対側に位置する角部CR7と、平面視で幹部TRexに交差する根本において第2方向Yで角部CR5に対して反対側に位置する角部CR8と、を有している。枝部BR1exは、角部CR5及びCR8を接続する底辺SD4と、角部CR5及びCR6に接続する辺SD5と、角部CR6及びCR7に接続する頂辺SD6と、角部CR7及びCR8に接続する辺SD7と、を有している。底辺SD4と頂辺SD6とは、第1方向Xで対向している。辺SD5とSD7とは、第2方向Yで対向している。辺SD5は、幹部TRexに対して傾いている。なお、辺SD5は、幹部TRexに対して直交していてもよい。辺SD7は、幹部TRexに対して傾いている。なお、辺SD7は、幹部TRexに対して直交していてもよい。辺SD5及びSD7は、非平行である。なお、辺SD5及びSD7は、平行であってもよい。枝部BR1exは、平面視した場合、底辺SD4を下底として、頂辺SD6を上底とする台形形状に形成されている。枝部BR1exの形状は、台形形状以外の形状、例えば、矩形形状(四角形状又は長方形形状)に形成されていてもよい。
【0044】
画素電極PEex1及びPEex2と共通電極CE1exと共通電極CE2exとの間に電圧が印加されていないオフ状態において、液晶分子LMは、
図5に示すようにその長軸が初期配向方向、例えば、第1方向Xに平行に配置されている。一般的に広く使用されているFFS(Fringe Filed Switching)モードにおいて、2つの電極間にフリンジ電界が形成された場合、液晶分子は全て同一の方向に回転する。これに対し、本実施形態の液晶モードにおける液晶分子LMの回転は、FFSモードの液晶分子の回転とは異なっている。
【0045】
図6は、
図5の共通電極CE及び画素電極PEの間に電圧を印加したオン状態における液晶分子LMの配向状態の一例を模式的に示す平面図である。
図6における液晶分子LMは、誘電率異方性が正(ポジ型)である。そのため、
図5に示した共通電極CE及び画素電極PEの間に電圧を印加することにより生じる電界の方向に対して長軸が平行となる(又は等電位線に直交する)ように液晶分子LMを回転する力が働く。
【0046】
図6に示した例では、角部CR1及びCR2の近傍においては、液晶分子LMは、回転方向R1に回転する。角部CR3及びCR4の近傍においては、液晶分子LMは、回転方向R2に回転する。回転方向R1と回転方向R2とは、互いに異なる方向(反対の回転方向)である。
【0047】
図6に示した例では、角部CR1及びCR2は、辺SD1の近傍における液晶分子LMへの回転方向R1を制御し、配向を安定化する機能を有している。すなわち、辺SD1の近傍の液晶分子LMは、角部CR1及びCR2における液晶分子LMの回転の影響を受けて、回転方向に回転する。角部CR3及びCR4は、辺SD3の近傍における液晶分子LMへの回転方向R2を制御し、配向を安定化する機能を有している。すなわち、辺SD3の近傍の液晶分子LMは、角部CR3及びCR4における液晶分子LMの回転の影響を受けて、回転方向に回転する。
【0048】
図6に示した例では、角部CR5及びCR6の近傍においては、液晶分子LMは、回転方向R1に回転する。角部CR7及びCR8の近傍においては、液晶分子LMは、回転方向R2に回転する。
【0049】
図6に示した例では、角部CR5及びCR6は、辺SD5の近傍における液晶分子LMへの回転方向R1を制御し、配向を安定化する機能を有している。すなわち、辺SD5の近傍の液晶分子LMは、角部CR5及びCR6における液晶分子LMの回転の影響を受け、回転方向に回転する。角部CR7及びCR8は、辺SD7の近傍における液晶分子LMへの回転方向R2を制御し、配向を安定化する機能を有している。すなわち、辺SD7の近傍の液晶分子LMは、角部CR7及びCR8における液晶分子LMの回転の影響を受けて、回転方向に回転する。
【0050】
第2方向Yの枝部BR2exの中心CT1と第2方向Yの枝部BR1ex及び枝部BR2exの間の中心CT2と第2方向Yの枝部BR1exの中心CT3との近傍においては、回転方向R1に回転する液晶分子LMと回転方向R2に回転する液晶分子LMとが拮抗している。このため、このような領域の液晶分子LMは、初期配向状態に維持され、ほとんど回転しない。
【0051】
このように、高速応答モードにおいて、辺SD1及びSD3の近傍で、底辺SD0から頂辺SD2まで液晶分子LMの回転方向R1及びR2が揃う。また、高速応答モードにおいて、辺SD5及びSD7の近傍で、底辺SD4から頂辺SD6まで液晶分子LMの回転方向R1及びR2が揃う。これにより、共通電極CE1ex、CE2exと画素電極PEex1、PEex2とに電圧を印加した際における応答速度を速めるとともに、液晶分子LMの回転方向R1及びR2のばらつきを抑えて配向安定性を高めることが可能となる。
【0052】
図7は、高速応答モードに関連する共通電極CE及び画素電極PEに電圧を印加していないオフ状態における液晶層LCに含まれる液晶分子LMの初期配向状態の一例を模式的に示す平面図である。
画素電極PEex1及びPEex2と共通電極CE1ex及びCE2exとの間に電圧が印加されていないオフ状態において、液晶分子LMは、
図7に示すようにその長軸が初期配向方向、例えば、第2方向Yに平行に配置されている。
【0053】
図8は、
図7の共通電極CE及び画素電極PEの間に電圧を印加したオン状態における液晶分子LMの配向状態の一例を示す平面図である。
図8における液晶分子LMは、誘電率異方性が負(ネガ型)である。そのため、
図7に示した共通電極CE及び画素電極PEの間に電圧を印加することにより生じる電界の方向に対して長軸が平行となる(又は等電位線に直交する)ように液晶分子LMを回転する力が働く。
【0054】
図8に示した例では、角部CR1及びCR2の近傍においては、液晶分子LMは、回転方向R3に回転する。角部CR3及びCR4の近傍においては、液晶分子LMは、回転方向R4に回転する。回転方向R3と回転方向R4とは、互いに異なる方向(反対の回転方向)である。
【0055】
図8に示した例では、角部CR1及びCR2は、辺SD1の近傍における液晶分子LMへの回転方向R3を制御し、配向を安定化する機能を有している。すなわち、辺SD1の近傍の液晶分子LMは、角部CR1及びCR2における液晶分子LMの回転の影響を受けて、回転方向に回転する。角部CR3及びCR4は、辺SD3の近傍における液晶分子LMへの回転方向R4を制御し、配向を安定化する機能を有している。すなわち、辺SD3の近傍の液晶分子LMは、角部CR3及びCR4における液晶分子LMの回転の影響を受けて、回転方向に回転する。
【0056】
図8に示した例では、角部CR5及びCR6の近傍においては、液晶分子LMは、回転方向R3に回転する。角部CR7及びCR8の近傍においては、液晶分子LMは、回転方向R4に回転する。
【0057】
図8に示した例では、角部CR5及びCR6は、辺SD5の近傍における液晶分子LMへの回転方向R3を制御し、配向を安定化する機能を有している。すなわち、辺SD5の近傍の液晶分子LMは、角部CR5及びCR6における液晶分子LMの回転の影響を受け、回転方向に回転する。角部CR7及びCR8は、辺SD7の近傍における液晶分子LMへの回転方向R4を制御し、配向を安定化する機能を有している。すなわち、辺SD7の近傍の液晶分子LMは、角部CR7及びCR8における液晶分子LMの回転の影響を受けて、回転方向に回転する。
【0058】
第2方向Yの枝部BR2exの中心CT1と第2方向Yの枝部BR1ex及び枝部BR2exの間の中心CT2と第2方向Yの枝部BR1exの中心CT3との近傍においては、回転方向R1に回転する液晶分子LMと回転方向R2に回転する液晶分子LMとが拮抗している。このため、このような領域の液晶分子LMは、初期配向状態に維持され、ほとんど回転しない。
【0059】
このように、高速応答モードにおいて、辺SD1及びSD3の近傍で、底辺SD0から頂辺SD2まで液晶分子LMの回転方向R3及びR4が揃う。また、高速応答モードにおいて、辺SD5及びSD7の近傍で、底辺SD4から頂辺SD6まで液晶分子LMの回転方向R3及びR4が揃う。これにより、共通電極CE1ex、CE2exと画素電極PEex1、PEex2とに電圧を印加した際における応答速度を速めるとともに、液晶分子LMの回転方向R1及びR2のばらつきを抑えて配向安定性を高めることが可能となる。
【0060】
図9は、本実施形態に係る第1基板SUB1の構成例を模式的に示す平面図である。
図9には、説明に必要な構成のみを示している。
第1基板SUB1は、共通電極CE1、共通電極CE2(CE211、CE212、CE213…)、及び複数の画素電極PE(PE11、PE12、PE13、PE14、PE15、PE16…)などを備えている。
【0061】
画素電極PE(PE11、PE12、PE13、PE14、PE15、PE16…)は、各副画素SP(SP11、SP12、SP13、SP14、SP15、SP16…)に配置されている。
【0062】
図9に示した例では、画素電極PEは、画素電極PE11、PE12、PE13、PE14、PE15、及びPE16などを有している。画素電極PE11乃至PE16は、矩形形状に形成されている。なお、画素電極PE11乃至PE16は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。また、画素電極PE11乃至PE16は、スリット等を有していてもよい。画素電極PE11乃至PE16の大きさは、同じである。なお、画素電極PE11乃至PE16の大きさは、異なっていてもよい。画素電極PE11、PE12、及びPE13は、第2方向Yの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて配置されている。言い換えると、画素電極PE11、PE12、及びPE13は、第2方向Yの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。画素電極PE14、PE15、及びPE16は、第2方向Yの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて配置されている。言い換えると、画素電極PE14、PE15、及びPE16は、第2方向Yの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。画素電極PE14は、画素電極PE11の第1方向Xの矢印の先端側に間隔を置いて配置されている。言い換えると、画素電極PE11及びPE14は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。画素電極PE15は、画素電極PE12の第1方向Xの矢印の先端側に間隔を置いて配置されている。言い換えると、画素電極PE12及びPE15は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。画素電極PE16は、画素電極PE13の第1方向Xの矢印の先端側に間隔を置いて配置されている。言い換えると、画素電極PE13及びPE16は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。画素電極PE11は、副画素SP11に配置されている。画素電極PE12は、副画素SP12に配置されている。画素電極PE13は、副画素SP13に配置されている。画素電極PE14は、副画素SP14に配置されている。画素電極PE15は、副画素SP15に配置されている。副画素SP16は、副画素SP16に配置されている。
【0063】
共通電極CE2は、複数の副画素SPに亘って配置されている。共通電極CE2(CE211、CE212,CE213)は、複数の幹部TR(TR11、TR12、TR13…)と、複数の枝部BR(BR211、BR212、BR213、BR214、BR215、BR216…)とを有している。
【0064】
図9に示した例では、共通電極CE2は、共通電極CE211、CE212、及びCE213などを有している。共通電極CE211、CE212、及びCE213は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で配置されている。
【0065】
共通電極CE211は、幹部TR11と、枝部BR211、BR212、及びBR213を有している。幹部TR11は、第2方向Yに延出している。枝部BR211、BR212、及びBR213は、第2方向Yに記載の順番で間隔を置いて並んでいる。枝部BR211、BR212、及びBR213は、第1方向Xに延出している。枝部BR211乃至BR213は、矩形形状に形成されている。なお、枝部BR211乃至BR213は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。枝部BR211乃至BR213の横幅は、同じである。なお、枝部BR211乃至BR213の横幅は、異なっていてもよい。
【0066】
枝部BR211は、幹部TR11に接続している。枝部BR211は、幹部TR11から第1方向Xの矢印の先端側に延出している。枝部BR211は、第1方向Xの矢印の先端側の先端部が共通電極CE212、例えば、共通電極CE212の幹部TR12に接触している。なお、枝部BR211は、第1方向Xの矢印の先端側の先端部が共通電極CE212、例えば、共通電極CE212の幹部TR12から離れていてもよい。枝部BR211は、副画素SP11に配置されている。枝部BR211は、画素電極PE11に重畳している。例えば、枝部BR211は、画素電極PE11の縦幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR211は、第2方向Yにおいて画素電極PE11の縦幅の中心部に対してずれて重畳していてもよい。
【0067】
枝部BR212は、幹部TR11に接続している。枝部BR212は、幹部TR11から第1方向Xの矢印の先端側に延出している。枝部BR212は、第1方向Xの矢印の先端側の先端部が幹部TR12に接触している。なお、枝部BR212は、第1方向Xの矢印の先端側の先端部が幹部TR12から離れていてもよい。枝部BR212は、副画素SP12に配置されている。枝部BR212は、画素電極PE12に重畳している。例えば、枝部BR212は、画素電極PE12の縦幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR212は、第2方向Yにおいて画素電極PE12の縦幅の中心部に対してずれて重畳していてもよい。
【0068】
枝部BR213は、幹部TR11に接続している。枝部BR213は、幹部TR11から第1方向Xの矢印の先端側に延出している。枝部BR213は、第1方向Xの矢印の先端側の先端部が共通電極CE212、例えば、共通電極CE212の幹部TR12に接触している。なお、枝部BR213は、第1方向Xの矢印の先端側の先端部が共通電極CE212、例えば、共通電極CE212の幹部TR12から離れていてもよい。枝部BR213は、副画素SP13に配置されている。枝部BR213は、画素電極PE13に重畳している。例えば、枝部BR213は、画素電極PE13の縦幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR213は、第2方向Yにおいて画素電極PE13の縦幅の中心部に対してずれて重畳していてもよい。
共通電極CE212は、幹部TR12を有している。幹部TR12は、第2方向Yに延出している。
【0069】
共通電極CE213は、幹部TR13と、枝部BR214、BR215、及びBR216を有している。幹部TR13は、第2方向Yに延出している。枝部BR214、BR215、及びBR216は、第2方向Yに記載の順番で間隔を置いて並んでいる。枝部BR214、BR215、及びBR216は、第1方向Xに延出している。枝部BR214乃至BR216は、矩形形状に形成されている。なお、枝部BR214乃至BR216は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。枝部BR214乃至BR216の横幅は、同じである。なお、枝部BR214乃至BR216の横幅、異なっていてもよい。
【0070】
枝部BR214は、幹部TR13に接続している。枝部BR214は、幹部TR13から第1方向Xの矢印の先端側と反対側に延出している。枝部BR214は、第1方向Xの矢印の先端側と反対側の先端部が共通電極CE212、例えば、共通電極CE212の幹部TR12に接触している。なお、枝部BR214は、第1方向Xの矢印の先端側と反対側の先端部が共通電極CE212、例えば、共通電極CE212の幹部TR12から離れていてもよい。枝部BR214は、副画素SP14に配置されている。枝部BR214は、画素電極PE14に重畳している。例えば、枝部BR214は、画素電極PE14の縦幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR214は、第2方向Yにおいて画素電極PE14の縦幅の中心部に対してずれて重畳していてもよい。
【0071】
枝部BR215は、幹部TR13に接続している。枝部BR215は、幹部TR13から第1方向Xの矢印の先端側と反対側に延出している。枝部BR215は、第1方向Xの矢印の先端側と反対側の先端部が共通電極CE212、例えば、共通電極CE212の幹部TR12に接触している。なお、枝部BR215は、第1方向Xの矢印の先端側と反対側の先端部が共通電極CE212、例えば、共通電極CE212の幹部TR12から離れていてもよい。枝部BR215は、副画素SP15に配置されている。枝部BR215は、画素電極PE15に重畳している。例えば、枝部BR215は、画素電極PE15の縦幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR215は、第2方向Yにおいて画素電極PE15の縦幅の中心部に対してずれて重畳していてもよい。
【0072】
枝部BR216は、幹部TR13に接続している。枝部BR216は、幹部TR13から第1方向Xの矢印の先端側と反対側に延出している。枝部BR216は、第1方向Xの矢印の先端側と反対側の先端部が共通電極CE212、例えば、共通電極CE212の幹部TR12に接触している。なお、枝部BR216は、第1方向Xの矢印の先端側と反対側の先端部が共通電極CE212、例えば、共通電極CE212の幹部TR12から離れていてもよい。枝部BR216は、副画素SP16に配置されている。枝部BR216は、画素電極PE16に重畳している。例えば、枝部BR216は、画素電極PE16の縦幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR216は、第2方向Yにおいて画素電極PE16の縦幅の中心部に対してずれて重畳していてもよい。
【0073】
共通電極CE1は、複数の副画素SPに亘って配置されている。
図9に示した例では、共通電極CE1は、X-Y平面に広がっている。言い換えると、共通電極CE1は、X-Y平面にベタ状に配置されている。共通電極CE1は、複数の副画素SP11乃至SP16に亘って配置されている。共通電極CE1は、各副画素SP(SP11乃至SP16)で各画素電極PE(PE11乃至PE16)及び各共通電極CE2(BR211乃至BR216)に重なっている。共通電極CE1は、複数の画素電極PEの間から露出している。共通電極CE1は、第2方向Yで隣接する2つの画素電極PEの間から露出している枝部BR1(BR111、BR112、BR113、BR114)を有している。
図9に示した例では、枝部BR1及び枝部BR2は、第2方向Yに交互に配置されている。言い換えると、枝部BR1及び枝部BR2は、第2方向Yで隣り合っている。
【0074】
図9に示した例では、共通電極CE1は、枝部BR111、BR112、BR113、及びBR114を有している。枝部BR111及びBR112は、第2方向Yの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。枝部BR113及びBR114は、第2方向Yの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。枝部BR111及びBR113は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で並んでいる。枝部BR112及びBR114は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で並んでいる。枝部BR111乃至BR114は、第1方向Xに延出している。枝部BR111乃至BR114は、矩形形状に形成されている。なお、枝部BR111乃至BR114は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。また、枝部BR111乃至BR114の形状は、枝部BR211乃至BR216の形状と同じであってもよいし、異なっていてもよい。枝部BR111乃至BR114の横幅は、同じである。なお、枝部BR111乃至BR114の横幅は、異なっていてもよい。
【0075】
枝部BR111は、幹部TR11及びTR12と画素電極PE11及びPE12との間から露出している。枝部BR111は、幹部TR11からTR12まで第1方向Xに延出している。枝部BR111は、第2方向Yにおいて枝部BR211及びBR212の間に配置されている。例えば、枝部BR111は、第2方向Yにおいて枝部BR211及びBR212の間の中心部に位置している。なお、枝部BR111は、第2方向Yにおいて枝部BR211及びBR212の間の中心部に対してずれて位置していてもよい。
【0076】
枝部BR112は、幹部TR11及びTR12と画素電極PE12及びPE13との間から露出している。枝部BR112は、幹部TR11からTR12まで第1方向Xに延出している。枝部BR112は、第2方向Yにおいて枝部BR212及びBR213の間に配置されている。例えば、枝部BR112は、第2方向Yにおいて枝部BR212及びBR213の間の中心部に位置している。なお、枝部BR112は、第2方向Yにおいて枝部BR212及びBR213の間の中心部に対してずれて位置していてもよい。
【0077】
枝部BR113は、幹部TR12及びTR13と画素電極PE14及びPE15との間から露出している。枝部BR113は、幹部TR13からTR12まで第1方向Xに延出している。枝部BR113は、第2方向Yにおいて枝部BR214及びBR215の間に配置されている。例えば、枝部BR113は、第2方向Yにおいて枝部BR214及びBR215の間の中心部に位置している。なお、枝部BR113は、第2方向Yにおいて枝部BR214及びBR215の間の中心部に対してずれて位置していてもよい。
【0078】
枝部BR114は、幹部TR12及びTR13と画素電極PE15及びPE16との間から露出している。枝部BR114は、幹部TR13からTR12まで第1方向Xに延出している。枝部BR114は、第2方向Yにおいて枝部BR215及びBR216の間に配置されている。例えば、枝部BR114は、第2方向Yにおいて枝部BR215及びBR216の間の中心部に位置している。なお、枝部BR114は、第2方向Yにおいて枝部BR215及びBR216の間の中心部に対してずれて位置していてもよい。
【0079】
図10は、本実施形態に係る第2基板SUB2の構成例を模式的に示す平面図である。なお、
図10には、説明に必要な構成のみを示している。
図10に示した構成は、
図9に示した構成に対応している。
【0080】
第2基板SUB2は、遮光層BMを有している。遮光層BMは、遮光性を有している。
図10に示した例では、遮光層BMは、格子状に形成されている。なお。遮光層BMは、はしご状やストライプ状などの格子状以外の構成であってもよい。例えば、遮光層BMは、縦部分BMYと、横部分BMXとを備えている。縦部分BMYは、間隔をおいて第1方向Xに並び、第2方向Yに延出している。平面視した場合、縦部分BMYは、幹部TRに重畳している。縦部分BMYは、第1方向Xにほぼ一定の幅を有する帯状に形成されている。横部分BMXは、間隔をおいて第2方向Yに並び、第1方向Xに延出している。平面視した場合、横部分BMXは、枝部BR1に重畳している。横部分BMXは、第2方向Yにほぼ一定の幅を有する帯状に形成されている。
【0081】
図10に示した例では、遮光層BMは、縦部分BMY11、BMY12、BMY13と、横部分BMX11、BMX12、BMX13、BMX14とを有している。縦部分BMY11、BMY12、及びBMY13は、ほぼ同じ横幅を有し、第1方向Xに等間隔で並んでいる。縦部分BMY11乃至BMY13は、それぞれ、幹部TR11乃至TR13に沿って第2方向Yに延出し、幹部TR11乃至TR13に重畳している。
【0082】
横部分BMX11、BMX12、BMX13、及びBMX14は、ほぼ同じ縦幅を有し、第2方向Yに等間隔で記載の順番で並んでいる。横部分BMX11は、第1方向Xに延出している。横部分BMX12は、枝部BR111及びBR113に沿って延出し、枝部BR111及びBR113に重畳している。横部分BMX13は、枝部BR112及びBR114に沿って延出し、枝部BR112及びBR114に重畳している。横部分BMX14は、第1方向Xに延出している。
【0083】
遮光層BMは、複数の開口部OP(OP11、OP12、OP13、OP14、OP15、OP16…)を有している。複数の開口部OPは、遮光層BMによって区画され表示に寄与する領域である。複数の開口部OPは、X―Y平面でマトリクス状に並んでいる。複数の開口部OPは、同じ形状で、同じ大きさに形成されている。なお、複数の開口部OPは、異なる形状で、異なる大きさに形成されていてもよい。
【0084】
図10に示した例では、遮光層BMは、開口部OP11、OP12、OP13、OP14、OP15、及びOP16などを有している。開口部OP(OP11、OP12、OP13、OP14、OP15、及びOP16…)は、矩形形状に形成されている。なお、開口部OP(OP11、OP12、OP13、OP14、OP15、及びOP16…)は、矩形形状以外の形状に形成されていなくてもよい。開口部OP(OP11、OP12、OP13、OP14、OP15、及びOP16…)の横幅は、枝部BR2の横幅以下である。例えば、開口部OP(OP11、OP12、OP13、OP14、OP15、及びOP16…)の横幅は、枝部BR2の横幅とほぼ同じである。開口部OP(OP11、OP12、OP13、OP14、OP15、及びOP16…)の縦幅は、枝部BR2の縦幅よりも大きく、画素電極PEの縦幅以下である。
【0085】
図10に示した例では、開口部OP11、OP12、OP13、OP14、OP15、及びOP16は、マトリクス状に並んでいる。開口部OP11、OP12、及びOP13は、第2方向Yに等間隔で記載の順番で並んでいる。開口部OP14、OP15、及びOP16は、第2方向Yの矢印の先端側に等間隔で記載の順番で並んでいる。開口部OP11及びOP14は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。開口部OP12及びOP15は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。開口部OP13及びOP16は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。
【0086】
開口部OP11は、縦部分BMY11及びBMY12と横部分BMX11及びBMX12とで区画されている。開口部OP11は、副画素SP11に配置されている。開口部OP11は、共通電極CE1、枝部BR211、及び画素電極PE11などと重畳している。開口部OP12は、縦部分BMY11及びBMY12と横部分BMX12及びBMX13とで区画されている。開口部OP12は、副画素SP12に配置されている。開口部OP12は、共通電極CE1、枝部BR212、及び画素電極PE12などと重畳している。開口部OP13は、縦部分BMY11及びBMY12と横部分BMX13及びBMX14とで区画されている。開口部OP13は、副画素SP13に配置されている。開口部OP13は、共通電極CE1、枝部BR213、及び画素電極PE13などと重畳している。開口部OP14は、縦部分BMY12及びBMY13と横部分BMX11及びBMX12とで区画されている。副画素SP14は、副画素SP14に配置されている。開口部OP14は、共通電極CE1、枝部BR214、及び画素電極PE14などと重畳している。開口部OP15は、縦部分BMY12及びBMY13と横部分BMX12及びBMX13とで区画されている。副画素SP15は、副画素SP15に配置されている。開口部OP15は、共通電極CE1、枝部BR215、及び画素電極PE15などと重畳している。開口部OP16は、縦部分BMY12及びBMY13と横部分BMX13及びBMX14とで区画されている。副画素SP16は、副画素SP16に配置されている。開口部OP16は、共通電極CE1、枝部BR216、及び画素電極PE16などと重畳している。
【0087】
本実施形態によれば、表示装置DSPは、第1基板SUB1と、第1基板SUB1に対向する第2基板SUB2とを備えている。第1基板SUB1は、画素電極PE、共通電極CE1、及び共通電極CE2を有している。共通電極CE2は、第2方向Yに延出している幹部TRと、幹部TRから第1方向Xに延出している複数の枝部BR2とを有している。複数の枝部BR2は、第2方向Yに所定の間隔を置いて並んでいる。枝部BR2は、画素電極PE、及び共通電極CE1に重なっている。共通電極CE1は、第2方向Yで隣接する2つの画素電極PEから露出する枝部BR1を有している。枝部BR1は、幹部TRから第1方向Xに延出している。枝部BR1及び枝部BR2は、第2方向Yで交互に配置されている。言い換えると、枝部BR1及び枝部BR2は、第2方向Yにおいて隣接している。第2基板SUB2は、開口部OPを有する遮光層BMを有している。開口部OPは、枝部BR2、画素電極PE、及び共通電極CE1に重畳している。枝部BR1及び枝部BR2が交互に配置されているため、高精細化する場合に、共通電極CE2の枝部BR2を容易にパターニングできる。隣接する2つの画素電極PEの間から露出している枝部BR1は、パターニングを省略又は簡素化できる。したがって、枝部BR1及び枝部BR2を交互に配置することで、高速応答モードを実現する構成を省スペース化することができる。また、表示装置DSPは、高精細化、且つ応答速度を向上することができる。そのため、容易に製造可能で、且つ高品位な画像を表示することができる表示装置DSPを提供できる。
【0088】
次に、変形例や他の実施形態に係る表示装置DSPについて説明する。以下に説明する変形例や他の実施形態において、前述した第1実施形態の表示装置DSPと同一の部分には、同一の参照符号を付しその詳細な説明を省略あるいは簡略化し、第1実施形態の表示装置DSPと異なる部分を中心に詳細に説明する。なお、変形例や他の実施形態においても、前述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(変形例1)
第1実施形態の変形例1に係る表示装置DSPは、第1基板SUB1及び第2基板SUB2の構成が第1実施形態の表示装置DSPと相違する。
図11は、変形例1の表示装置DSPに係る第1基板SUB1の構成例を模式的に示す平面図である。
図11には、説明に必要な構成のみを示している。
【0089】
画素電極PE(PE21、PE22、PE23、PE24、PE25、PE26…)は、各副画素SP(SP21、SP22、SP23、SP24、SP25、SP26…)に配置されている。
【0090】
図11に示した例では、画素電極PEは、画素電極PE21、PE22、PE23、PE24、PE25、及びPE26などを有している。画素電極PE21乃至PE26は、矩形形状に形成されている。なお、画素電極PE21乃至PE26は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。また、画素電極PE21乃至PE26は、スリット等を有していてもよい。画素電極PE21乃至PE26の大きさは、同じである。なお、画素電極PE21乃至PE26の大きさは、異なっていてもよい。画素電極PE21、PE22、及びPE23は、第2方向Yの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて配置されている。言い換えると、画素電極PE21、PE22、及びPE23は、第2方向Yの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。画素電極PE24、PE25、及びPE26は、第2方向Yの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて配置されている。言い換えると、画素電極PE24、PE25、及びPE26は、第2方向Yの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。画素電極PE21及びPE24は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。画素電極PE22及びPE25は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。画素電極PE23及びPE26は、第2方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。画素電極PE21は、副画素SP21に配置されている。画素電極PE22は、副画素SP22に配置されている。画素電極PE23は、副画素SP23に配置されている。画素電極PE24は、副画素SP24に配置されている。画素電極PE25は、副画素SP25に配置されている。画素電極PE26は、副画素SP26に配置されている。
【0091】
図11に示した例では、共通電極CE2は、共通電極CE221、CE222、及びCE223などを有している。共通電極CE221、CE222、及びCE223は、第2方向Yの矢印の先端側に記載の順番で配置されている。共通電極CE221乃至CE223は、延出する帯状形状に形成されている。なお、共通電極CE221乃至CE223は、延出する帯状形状以外の形状に形成されていてもよい。
【0092】
共通電極CE221は、第1方向Xに延出している。共通電極CE221は、枝部BR221及びBR224を有している。枝部BR221及びBR224は、第1方向Xに記載の順番で並んでいる。言い換えると、枝部BR221及びBR224は、第1方向Xの直線上に連続して配置されている。枝部BR221は、副画素SP21に配置されている。枝部BR221は、画素電極PE21に重畳している。例えば、枝部BR221は、画素電極PE21の縦幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR221は、第2方向Yにおいて画素電極PE21の縦幅の中心部に対してずれて重畳していてもよい。枝部BR224は、副画素SP24に配置されている。枝部BR224は、画素電極PE24に重畳している。例えば、枝部BR224は、画素電極PE24の縦幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR224は、第2方向Yにおいて画素電極PE24の縦幅の中心部に対してずれて重畳していてもよい。
【0093】
共通電極CE222は、第1方向Xに延出している。共通電極CE222は、枝部BR222及びBR225を有している。枝部BR222及びBR225は、第1方向Xに記載の順番で並んでいる。言い換えると、枝部BR222及びBR225は、第1方向Xの直線上に連続して配置されている。枝部BR222は、副画素SP22に配置されている。枝部BR222は、画素電極PE22に重畳している。例えば、枝部BR222は、画素電極PE22の縦幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR222は、第2方向Yにおいて画素電極PE22の縦幅の中心部に対してずれて重畳していてもよい。枝部BR225は、副画素SP25に配置されている。枝部BR225は、画素電極PE25に重畳している。例えば、枝部BR225は、画素電極PE25の縦幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR225は、第2方向Yにおいて画素電極PE25の縦幅の中心部に対してずれて重畳していてもよい。
【0094】
共通電極CE223は、第1方向Xに延出している。共通電極CE223は、枝部BR223及びBR226を有している。枝部BR223及びBR226は、第1方向Xに記載の順番で並んでいる。言い換えると、枝部BR223及びBR226は、第1方向Xの直線上に連続して配置されている。枝部BR223は、副画素SP23に配置されている。枝部BR223は、画素電極PE23に重畳している。例えば、枝部BR223は、画素電極PE23の縦幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR223は、第2方向Yにおいて画素電極PE23の縦幅の中心部に対してずれて重畳していてもよい。枝部BR226は、副画素SP26に配置されている。枝部BR226は、画素電極PE26に重畳している。例えば、枝部BR226は、画素電極PE26の縦幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR226は、第2方向Yにおいて画素電極PE26の縦幅の中心部に対してずれて重畳していてもよい。
【0095】
図11に示した例では、共通電極CE1は、枝部BR121、BR122、BR123、及びBR124を有している。枝部BR121及びBR122は、第2方向Yの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。枝部BR123及びBR124は、第2方向Yの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。枝部BR121及びBR123は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で並んでいる。言い換えると、枝部BR121及びBR123は、第1方向Xの直線上に連続して配置されている。枝部BR122及びBR124は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で並んでいる。言い換えると、枝部BR122及びBR124は、第1方向Xの直線上に連続して配置されている。
【0096】
枝部BR121は、画素電極PE21及びPE22の間から露出している。枝部BR
121は、画素電極PE21及びPE22に沿って第1方向Xに延出している。枝部BR121は、第2方向Yにおいて枝部BR221及びBR222の間に配置されている。例えば、枝部BR121は、第2方向Yにおいて枝部BR221及びBR222の間の中心部に位置している。なお、枝部BR121は、第2方向Yにおいて枝部BR221及びBR222の間の中心部に対してずれて位置していてもよい。枝部BR121は、枝部BR221及びBR222に沿って第1方向Xに延出している。
【0097】
枝部BR122は、画素電極PE22及びPE23の間から露出している。枝部BR
122は、画素電極PE22及びPE23に沿って第1方向Xに延出している。枝部BR122は、第2方向Yにおいて枝部BR222及びBR223の間に配置されている。例えば、枝部BR122は、第2方向Yにおいて枝部BR222及びBR223の間の中心部に位置している。なお、枝部BR122は、第2方向Yにおいて枝部BR222及びBR223の間の中心部に対してずれて位置していてもよい。枝部BR122は、枝部BR222及びBR223に沿って第1方向Xに延出している。
【0098】
枝部BR123は、画素電極PE24及びPE25の間から露出している。枝部BR
123は、画素電極PE24及びPE25に沿って第1方向Xに延出している。枝部BR123は、第2方向Yにおいて枝部BR224及びBR225の間に配置されている。例えば、枝部BR123は、第2方向Yにおいて枝部BR224及びBR225の間の中心部に位置している。なお、枝部BR123は、第2方向Yにおいて枝部BR224及びBR225の間の中心部に対してずれて位置していてもよい。枝部BR123は、枝部BR224及びBR225に沿って第1方向Xに延出している。
【0099】
枝部BR124は、画素電極PE25及びPE26の間から露出している。枝部BR
124は、画素電極PE25及びPE26に沿って第1方向Xに延出している。枝部BR124は、第2方向Yにおいて枝部BR225及びBR226の間に配置されている。例えば、枝部BR124は、第2方向Yにおいて枝部BR225及びBR226の間の中心部に位置している。なお、枝部BR124は、第2方向Yにおいて枝部BR225及びBR226の間の中心部に対してずれて位置していてもよい。枝部BR124は、枝部BR225及びBR226に沿って第1方向Xに延出している。
【0100】
図12は、変形例1に係る第2基板SUB2の構成例を模式的に示す平面図である。なお、
図12には、説明に必要な構成のみを示している。
図12に示した構成は、
図11に示した構成に対応している。
【0101】
図12に示した例では、遮光層BMは、縦部分BMY21、BMY22、及びBMY23と、横部分BMX21、BMX22、BMX23、及びBMX24とを有している。縦部分BMY21、BMY22、及びBMY23は、ほぼ同じ横幅を有し、第1方向Xに等間隔で並んでいる。縦部分BMY21は、第2方向Yに延出し、画素電極PE21、PE22、及びPE23の第1方向Xの矢印の先端側と反対側の端部に重畳している。縦部分BMY22は、第2方向Yに延出し、画素電極PE21、PE22、及びPE23の第1方向Xの矢印の先端側の端部と画素電極PE24、PE25、及びPE26の第1方向Xの矢印の先端側と反対側の端部とに重畳している。縦部分BMY23は、第2方向Yに延出し、画素電極PE24、PE25、及びPE26の第1方向Xの矢印の先端側の端部に重畳している。縦部分BMY21乃至BMY23は、共通電極CE221、CE222、及びCE223に亘って重畳している。
【0102】
横部分BMX21、BMX22、BMX23、及びBMX24は、ほぼ同じ縦幅を有し、第2方向Yに等間隔で記載の順番で並んでいる。横部分BMX21は、第1方向Xに延出している。横部分BMX22は、枝部BR121及びBR123に沿って第1方向Xに延出し、枝部BR121及びBR123に重畳している。横部分BMX23は、枝部BR122及びBR124に沿って第1方向Xに延出し、枝部BR122及びBR124に重畳している。横部分BMX24は、第1方向Xに延出している。
【0103】
図12に示した例では、遮光層BMは、開口部OP21、OP22、OP23、OP24、OP25、及びOP26などを有している。開口部OP(OP21、OP22、OP23、OP24、OP25、及びOP26…)は、矩形形状に形成されている。なお、開口部OP(OP21、OP22、OP23、OP24、OP25、及びOP26…)は、矩形形状以外の形状に形成されていなくてもよい。開口部OP(OP21、OP22、OP23、OP24、OP25、及びOP26…)の横幅は、枝部BR2の横幅以下である。例えば、開口部OP(OP21、OP22、OP23、OP24、OP25、及びOP26…)の横幅は、枝部BR2の横幅とほぼ同じである。開口部OP(OP21、OP22、OP23、OP24、OP25、及びOP26…)の縦幅は、枝部BR2の縦幅よりも大きく、画素電極PEの縦幅以下である。
【0104】
図12に示した例では、開口部OP21、OP22、OP23、OP24、OP25、及びOP26は、マトリクス状に並んでいる。開口部OP21、OP22、及びOP23は、第2方向Yに等間隔で記載の順番で並んでいる。開口部OP24、OP25、及びOP26は、第2方向Yの矢印の先端側に等間隔で記載の順番で並んでいる。開口部OP21及びOP24は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。開口部OP22及びOP25は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。開口部OP23及びOP26は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。
【0105】
開口部OP21は、縦部分BMY21及びBMY22と横部分BMX21及びBMX22とで区画されている。開口部OP21は、副画素SP21に配置されている。開口部OP21は、共通電極CE1、枝部BR221、及び画素電極PE21などと重畳している。開口部OP22は、縦部分BMY21及びBMY22と横部分BMX22及びBMX23とで区画されている。開口部OP22は、副画素SP22に配置されている。開口部OP22は、共通電極CE1、枝部BR222、及び画素電極PE22などと重畳している。開口部OP23は、縦部分BMY21及びBMY22と横部分BMX23及びBMX24とで区画されている。開口部OP23は、副画素SP23に配置されている。開口部OP23は、共通電極CE1、枝部BR223、及び画素電極PE23などと重畳している。開口部OP24は、縦部分BMY22及びBMY23と横部分BMX21及びBMX22とで区画されている。開口部OP24は、副画素SP24に配置されている。開口部OP24は、共通電極CE1、枝部BR224、及び画素電極PE24などと重畳している。開口部OP25は、縦部分BMY22及びBMY23と横部分BMX22及びBMX23とで区画されている。開口部OP25は、副画素SP25に配置されている。開口部OP25は、共通電極CE1、枝部BR225、及び画素電極PE25などと重畳している。開口部OP26は、縦部分BMY22及びBMY23と横部分BMX23及びBMX24とで区画されている。開口部OP26は、副画素SP26に配置されている。開口部OP26は、共通電極CE1、枝部BR226、及び画素電極PE26などと重畳している。
【0106】
このような変形例1においても、第1実施形態と同様の効果がある。加えて、変形例1の表示装置DSPは、第1実施形態の表示装置DSPと比較して容易に製造することができる。
【0107】
(変形例2)
第1実施形態の変形例2に係る表示装置DSPは、第1基板SUB1及び第2基板SUB2の構成が前述した第1実施形態及び変形例1の表示装置DSPと相違する。
図13は、変形例2の表示装置DSPに係る第1基板SUB1の構成例を模式的に示す平面図である。
図13には、説明に必要な構成のみを示している。
【0108】
図13に示した例では、画素電極PEは、画素電極PE31、PE32、PE33、PE34、PE35、及びPE36などを有している。画素電極PE31乃至PE36は、矩形形状に形成されている。なお、画素電極PE31乃至PE36は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。また、画素電極PE31乃至PE36は、スリット等を有していてもよい。画素電極PE31、PE32、及びPE33は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて配置されている。言い換えると、画素電極PE31、PE32、及びPE33は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。画素電極PE34、PE35、及びPE36は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて配置されている。言い換えると、画素電極PE34、PE35、及びPE36は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。画素電極PE31及びPE34は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。画素電極PE32及びPE35は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。画素電極PE33及びPE36は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。画素電極PE31は、副画素SP31に配置されている。画素電極PE32は、副画素SP32に配置されている。画素電極PE33は、副画素SP33に配置されている。画素電極PE34は、副画素SP34に配置されている。画素電極PE35は、副画素SP35に配置されている。画素電極PE36は、副画素SP36に配置されている。
【0109】
図13に示した例では、共通電極CE2は、共通電極CE231、及びCE232などを有している。共通電極CE231、及びCE232は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側に記載の順番で配置されている。
【0110】
共通電極CE231は、幹部TR31と、枝部BR231、BR232、及びBR233を有している。幹部TR31は、第1方向Xに延出している。枝部BR231、BR232、及びBR233は、第1方向Xに記載の順番で間隔を置いて並んでいる。一例として、枝部BR232は、辺SD31及びSD32を有している。辺SD31及びSD32は、幹部TR31に交差している。
図13に示した例では、辺SD31及びSD32は、平行である。枝部BR232は、第1方向Xに延出している。例えば、枝部BR232は、矩形形状に形成されている。枝部BR231及びBR233は、第1方向Xに延出している。枝部BR232と同様に、枝部BR231及びBR233も、矩形形状に形成されている。なお、枝部BR231乃至BR233は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。枝部BR231乃至BR233の横幅は、同じである。なお、枝部BR231乃至BR233の横幅は、異なっていてもよい。
【0111】
枝部BR231は、幹部TR31に接続している。枝部BR231は、幹部TR31から第2方向Yの矢印の先端側と反対側に延出している。枝部BR231は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側の先端部が共通電極CE232、例えば、共通電極CE232の幹部TR32から離れている。なお、枝部BR231は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側の先端部が共通電極CE232、例えば、共通電極CE232の幹部TR32に接触していてもよい。枝部BR231は、副画素SP31に配置されている。枝部BR231は、画素電極PE31に重畳している。例えば、枝部BR231は、画素電極PE31の横幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR231は、第1方向Xにおいて画素電極PE31の横幅の中心部に対してずれて重畳していてもよい。
【0112】
枝部BR232は、幹部TR31に接続している。枝部BR232は、幹部TR31から第2方向Yの矢印の先端側と反対側に延出している。枝部BR232は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側の先端部が共通電極CE232、例えば、共通電極CE232の幹部TR32から離れている。なお、枝部BR232は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側の先端部が共通電極CE232、例えば、共通電極CE232の幹部TR32に接触していてもよい。枝部BR232は、副画素SP32に配置されている。枝部BR232は、画素電極PE32に重畳している。例えば、枝部BR232は、画素電極PE32の横幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR232は、第1方向Xにおいて画素電極PE32の横幅の中心部に対してずれて重畳していてもよい。
【0113】
枝部BR233は、幹部TR31に接続している。枝部BR233は、幹部TR31から第2方向Yの矢印の先端側と反対側に延出している。枝部BR233は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側の先端部が共通電極CE232、例えば、共通電極CE232の幹部TR32から離れている。なお、枝部BR233は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側の先端部が共通電極CE232、例えば、共通電極CE232の幹部TR32に接触していてもよい。枝部BR233は、副画素SP33に配置されている。枝部BR233は、画素電極PE33に重畳している。例えば、枝部BR233は、画素電極PE33の横幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR233は、第1方向Xにおいて画素電極PE33の横幅の中心部に対してずれて重畳していてもよい。
【0114】
共通電極CE232は、幹部TR32と、枝部BR234、BR235、及びBR236とを有している。幹部TR32は、第1方向Xに延出している。枝部BR234、BR235、及びBR236は、第1方向Xに記載の順番で間隔を置いて並んでいる。枝部BR234乃至BR236は、第1方向Xに延出している。枝部BR232と同様に、枝部BR234乃至BR236も、矩形形状に形成されている。なお、枝部BR234乃至BR236は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。枝部BR234乃至BR236の横幅は、同じである。なお、枝部BR234乃至BR236の横幅、異なっていてもよい。
【0115】
枝部BR234は、幹部TR32に接続している。枝部BR234は、幹部TR32から第2方向Yの矢印の先端側と反対側に延出している。枝部BR234は、副画素SP34に配置されている。枝部BR234は、画素電極PE34に重畳している。例えば、枝部BR234は、画素電極PE34の横幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR234は、第1方向Xにおいて画素電極PE34の横幅の中心部に対してずれて重畳していてもよい。
【0116】
枝部BR235は、幹部TR32に接続している。枝部BR235は、幹部TR32から第2方向Yの矢印の先端側と反対側に延出している。枝部BR235は、副画素SP35に配置されている。枝部BR235は、画素電極PE35に重畳している。例えば、枝部BR235は、画素電極PE35の横幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR235は、第1方向Xにおいて画素電極PE35の横幅の中心部に対してずれて重畳していてもよい。
【0117】
枝部BR236は、幹部TR32に接続している。枝部BR236は、幹部TR32から第2方向Yの矢印の先端側と反対側に延出している。枝部BR236は、副画素SP36に配置されている。枝部BR236は、画素電極PE36に重畳している。例えば、枝部BR236は、画素電極PE36の横幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR236は、第1方向Xにおいて画素電極PE36の横幅の中心部に対してずれて重畳していてもよい。
【0118】
図13に示した例では、枝部BR1及び枝部BR2は、第1方向Xに交互に配置されている。言い換えると、枝部BR1及び枝部BR2は、第1方向Xで隣り合っている。
図13に示した例では、共通電極CE1は、枝部BR131、BR132、BR133、及びBR134を有している。枝部BR131及びBR132は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。枝部BR133及びBR134は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。枝部BR131及びBR133は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側に記載の順番で並んでいる。枝部BR132及びBR134は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側に記載の順番で並んでいる。枝部BR131乃至BR134は、第1方向Xに延出している。枝部BR131乃至BR134は、矩形形状に形成されている。なお、枝部BR131乃至BR134は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。また、枝部BR131乃至BR134の形状は、枝部BR231乃至BR236の形状と同じであってもよいし、異なっていてもよい。枝部BR131乃至BR134の横幅、同じである。なお、枝部BR131乃至BR134の横幅は、異なっていてもよい。
【0119】
枝部BR131は、幹部TR31及びTR32と画素電極PE31及びPE32との間から露出している。言い換えると、枝部BR131は、幹部TR31及びTR32と画素電極PE31及びPE32との間から露出している共通電極CE1に相当する。枝部BR131は、幹部TR31からTR32まで第2方向Yに延出している。枝部BR131は、第1方向Xにおいて枝部BR231及びBR232の間に配置されている。例えば、枝部BR131は、第1方向Xにおいて枝部BR231及びBR232の間の中心部に位置している。なお、枝部BR131は、第1方向Xにおいて枝部BR231及びBR232の間の中心部に対してずれて位置していてもよい。
【0120】
枝部BR132は、幹部TR31及びTR32と画素電極PE32及びPE33との間から露出している。言い換えると、枝部BR132は、幹部TR31及びTR32と画素電極PE32及びPE33との間から露出している共通電極CE1に相当する。枝部BR132は、幹部TR31から幹部TR32まで第2方向Yに延出している。枝部BR132は、第1方向Xにおいて枝部BR232及びBR233の間に配置されている。例えば、枝部BR132は、第1方向Xにおいて枝部BR232及びBR233の間の中心部に位置している。なお、枝部BR132は、第1方向Xにおいて枝部BR232及びBR233の間の中心部に対してずれて位置していてもよい。
【0121】
枝部BR133は、幹部TR32と画素電極PE34及びPE35との間から露出している。言い換えると、枝部BR133は、幹部TR32と画素電極PE34及びPE35との間から露出している共通電極CE1に相当する。枝部BR133は、幹部TR32から第2方向Yに延出している。枝部BR133は、第1方向Xにおいて枝部BR234及びBR235の間に配置されている。例えば、枝部BR133は、第1方向Xにおいて枝部BR234及びBR235の間の中心部に位置している。なお、枝部BR133は、第1方向Xにおいて枝部BR234及びBR235の間の中心部に対してずれて位置していてもよい。
【0122】
枝部BR134は、幹部TR32と画素電極PE35及びPE36との間から露出している。言い換えると、枝部BR134は、幹部TR32と画素電極PE35及びPE36との間から露出している共通電極CE1に相当する。枝部BR134は、幹部TR32から第2方向Yの矢印の先端側と反対側に延出している。枝部BR134は、第1方向Xにおいて枝部BR235及びBR236の間に配置されている。例えば、枝部BR134は、第1方向Xにおいて枝部BR235及びBR236の間の中心部に位置している。なお、枝部BR134は、第1方向Xにおいて枝部BR235及びBR236の間の中心部に対してずれて位置していてもよい。
【0123】
図14は、副画素SPの一例を概略的に示す模式図である。
図14には、一例として、副画素SP32を示している。
副画素SPは、隣接する2つの信号線Sと隣接する2つの走査線Gとで区画されている。副画素SPは、スイッチング素子SW、画素電極PE,共通電極CE1、及び共通電極CE2などを有している。共通電極CE1の枝部BR1は、信号線Sに重畳している。共通電極CE2の幹部TRは、走査線Gに重畳している。スイッチング素子SWは、半導体層SCを有している。半導体層SCは、コンタクトホールCH2(CH231)を介して画素電極PEに接続され、コンタクトホールCH3(CH331)を介して信号線Sに接続されている。
【0124】
図14に示した例では、信号線S31及びS32は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて配置されている。信号線S31及びS32は、第1方向Xで互いに隣接している。走査線G31及びG32は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側に記載の順番で間隔を置いて配置されている。走査線G31及びG32は、第2方向Yで互いに隣接している。副画素SP32は、信号線S31及びS32と走査線G31及びG32とで区画されている。副画素SP32は、スイッチング素子SW31、画素電極PE32、共通電極CE1(BR131及びBR132)、及び共通電極CE2(CE231及びCE232)などを有している。共通電極CE1は、枝部BR131及びBR132を有している。枝部BR131は、信号線S31に重畳している。枝部BR132は、信号線S32に重畳している。共通電極CE231は、幹部TR31と、枝部BR232とを有している。幹部TR31は、走査線G31に重畳している。共通電極CE232は、幹部TR32を有している。幹部TR32は、走査線G32に重畳している。スイッチング素子SW31は、半導体層SC31を有している。半導体層SC31は、コンタクトホールCH231を介して画素電極PE32に接続され、コンタクトホールCH331を介して信号線S31に接続されている。
【0125】
図14に示す例では、スイッチング素子SWが、半導体層SCが走査線Gと二回交差するダブルゲート型である。なお、スイッチング素子SWは、走査線Gと一回のみ交差するシングルゲート型であってもよい。
【0126】
図15は、変形例2の非表示領域NDAの共通電極CE2の構成例を模式的に示す平面図である。
図15には、説明に必要な構成のみを示している。
図15に示した構成は、
図13に示した構成に対応している。
【0127】
図15に示した例では、画素電極PEは、画素電極PE37、及びPE38などを有している。画素電極PE37及びPE38は、矩形形状に形成されている。なお、画素電極PE37及びPE38は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。また、画素電極PE37及びPE38は、スリット等を有していてもよい。画素電極PE37及びPE38は、表示領域DAの第1方向Xの矢印の先端側の端部に配置されている。画素電極PE37及びPE38は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。画素電極PE37は、副画素SP37に配置されている。画素電極PE38は、副画素SP38に配置されている。
【0128】
図15に示した例では、共通電極CE2は、共通電極CE231、及びCE232などを有している。共通電極CE231は、枝部BR237を有している。枝部BR237は、矩形形状に形成されている。なお、枝部BR237は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。
【0129】
枝部BR237は、幹部TR31に接続している。枝部BR237は、幹部TR31から第2方向Yの矢印の先端側と反対側に延出している。枝部BR237は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側の先端部が共通電極CE232、例えば、共通電極CE232の幹部TR32から離れている。なお、枝部BR237は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側の先端部が共通電極CE232、例えば、共通電極CE232の幹部TR32に接触していてもよい。枝部BR237は、副画素SP37に配置されている。枝部BR237は、画素電極PE37に重畳している。例えば、枝部BR237は、画素電極PE37の横幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR237は、第1方向Xにおいて画素電極PE37の横幅の中心部に対してずれて重畳していてもよい。
【0130】
共通電極CE232は、枝部BR238を有している。枝部BR238は、矩形形状に形成されている。なお、枝部BR238は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。
枝部BR238は、幹部TR32に接続している。枝部BR238は、幹部TR32から第2方向Yの矢印の先端側と反対側に延出している。枝部BR238は、副画素SP38に配置されている。枝部BR238は、画素電極PE38に重畳している。例えば、枝部BR238は、画素電極PE38の横幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR238は、第1方向Xにおいて画素電極PE38の横幅の中心部に対してずれて重畳していてもよい。
図15に示した例では、共通電極CE231と共通電極CE232は、非表示領域NDAにおいて、互いに第2方向Yに延出して接続されている。
【0131】
図15に示した例では、共通電極CE1は、枝部BR135、及びBR136を有している。枝部BR135及びBR136は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。枝部BR135及びBR136は、矩形形状に形成されている。なお、枝部BR135及びBR136は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。また、枝部BR135及びBR136の形状は、枝部BR237及びBR238の形状と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
【0132】
枝部BR135は、幹部TR31及びTR32の間で画素電極PE37の第1方向Xの先端側と反対側に隣接する領域で露出している。枝部BR135は、幹部TR31から幹部TR32まで第2方向Yに延出している。
【0133】
枝部BR136は、幹部TR32の第2方向Yの矢印の先端側と反対側に隣接する領域、且つ画素電極PE38の第1方向Xの矢印の先端側と反対側に隣接する領域で露出している。枝部BR136は、幹部TR32から第2方向Yの矢印の先端側と反対側に延出している。
【0134】
図16は、変形例2に係る第2基板SUB2の構成例を模式的に示す平面図である。なお、
図16には、説明に必要な構成のみを示している。
図16に示した構成は、
図13に示した構成に対応している。
【0135】
図16に示した例では、遮光層BMは、縦部分BMY31、BMY32、BMY33、BMY34と、横部分BMX31、BMX32とを有している。縦部分BMY31、BMY32、BMY33、及びBMY34は、ほぼ同じ横幅を有し、第1方向Xに等間隔で並んでいる。縦部分BMY31は、第2方向Yに延出し、画素電極PE31及びPE34の第1方向Xの矢印の先端側と反対側の端部に重畳している。縦部分BMY32は、第2方向Yに延出し、枝部BR131及びBR133に重畳している。縦部分BMY33は、第2方向Yに延出し、枝部BR132及びBR134に重畳している。縦部分BMY34は、第2方向Yに延出し、画素電極PE33及びPE36の第1方向Xの矢印の先端側の端部に重畳している。
【0136】
横部分BMX31、及びBMX32は、ほぼ同じ縦幅を有し、第2方向Yに等間隔で記載の順番で並んでいる。横部分BMX31は、第1方向Xに延出し、幹部TR31に重畳している。横部分BMX32は、第1方向Xに延出し、幹部TR32に重畳している。
【0137】
図16に示した例では、遮光層BMは、開口部OP31、OP32、OP33、OP34,OP35、及びOP36などを有している。開口部OP31、OP32、OP33、OP34,OP35、及びOP36は、マトリクス状に並んでいる。開口部OP31、OP32、及びOP33は、第1方向Xに等間隔で記載の順番で並んでいる。開口部OP34、OP35、及びOP36は、第1方向Xに等間隔で記載の順番で並んでいる。開口部OP31及びOP34は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。開口部OP32及びOP35は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。開口部OP33及びOP36は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。
【0138】
開口部OP31は、縦部分BMY31及びBMY32と横部分BMX31及びBMX32とで区画されている。開口部OP31は、副画素SP31に配置されている。開口部OP31は、共通電極CE1、枝部BR231、及び画素電極PE31などと重畳している。開口部OP32は、縦部分BMY32及びBMY33と横部分BMX31及びBMX32とで区画されている。開口部OP32は、副画素SP32に配置されている。開口部OP32は、共通電極CE1、枝部BR232、及び画素電極PE32などと重畳している。開口部OP33は、縦部分BMY33及びBMY34と横部分BMX31及びBMX32とで区画されている。開口部OP33は、副画素SP33に配置されている。開口部OP33は、共通電極CE1、枝部BR233、及び画素電極PE33などと重畳している。開口部OP34は、縦部分BMY31及びBMY32と横部分BMX32とで区画されている。開口部OP34は、副画素SP34に配置されている。開口部OP34は、共通電極CE1、枝部BR234、及び画素電極PE34などと重畳している。開口部OP35は、縦部分BMY32及びBMY33と横部分BMX32とで区画されている。開口部OP35は、副画素SP35に配置されている。開口部OP35は、共通電極CE1、枝部BR235、及び画素電極PE35などと重畳している。開口部OP36は、縦部分BMY33及びBMY34と横部分BMX32で区画されている。開口部OP36は、副画素SP36に配置されている。開口部OP36は、共通電極CE1、枝部BR236、及び画素電極PE36などと重畳している。
【0139】
図17は、
図16のA-Aに沿って切断した表示装置DSPの構成例を模式的に示す断面図である。なお、
図17には、説明に必要な構成のみを示している。
信号線Sは、絶縁層13の上に位置し、絶縁層13に接触している。
図17に示した例では、2つの信号線S31及びS32は、絶縁層13の上に位置し、第1方向Xに間隔を置いて配置されている。絶縁層14は、絶縁層13及び信号線S31及びS32の上に位置し、絶縁層13と信号線S31及びS32とに接触している。
【0140】
画素電極PE32は、絶縁層15の上に位置し、絶縁層15に接触している。絶縁層16は、絶縁層15及び画素電極PE32の上に位置し、絶縁層15及び画素電極PE32を覆っている。画素電極PE32は、開口部OP32に重畳している。画素電極PE32の横幅は、開口部OP32の横幅とほぼ同じ長さである。なお、画素電極PE32の横幅は、開口部OP32の横幅よりも大きくてもよい。
【0141】
共通電極CE231は、枝部BR232を有している。枝部BR232は、絶縁層16の上に位置し、絶縁層16に接触している。枝部BR232は、第1方向Xに延出している。枝部BR232の横幅は、画素電極PE32の横幅よりも小さい。例えば、枝部BR232は、画素電極PE23の横幅の中心部に重畳している。なお、枝部BR232は、画素電極PE23の横幅の中心部から第1方向にずれた位置に重畳していてもよい。
【0142】
図18は、
図16のB-Bに沿って切断した表示装置DSPの構成例を模式的に示す断面図である。なお、
図18には、説明に必要な構成のみを示している。枝部BR232は、開口部OP32に重畳している。
【0143】
第1基板SUB1は、共通電極CE2(CE231(TR31)、CE232(TR32))、コンタクトホールCH3(CH331)、及びスイッチング素子SW(SW31)などを備えている。共通電極CE2は、共通電極CE231及びCE232を有している。共通電極CE231は、幹部TR31を有している。共通電極CE232は、幹部TR32を有している。幹部TR31及びTR32は、絶縁層16の上に位置し、絶縁層16に接触している。幹部TR31及びTR32は、第2方向Yにおいて間隔を置いて配置されている。コンタクトホールCH331は、絶縁層12及び13を貫通して形成されている。スイッチング素子SW31は、半導体層SC31を有している。スイッチング素子SW31は、コンタクトホールCH331に介して信号線S31に電気的に接続されている。走査線G(G31及びG32)は、絶縁層12の上に位置し、絶縁層12に接触している。言い換えると、走査線G(G31及びG32)は、絶縁層12及び13の間に位置している。走査線G(G31及びG32)は、他の層に位置されていてもよい。例えば、走査線G(G31及びG32)は、共通電極CE1よりも下に位置している。
このような変形例2においても、第1実施形態と同様の効果がある。
【0144】
(変形例3)
第1実施形態の変形例3に係る表示装置DSPは、共通電極CE2の構成が前述した第1実施形態、変形例1、及び変形例2の表示装置DSPと相違する。
図19は、変形例3の表示装置DSPに係る第1基板SUB1の構成例を模式的に示す平面図である。
図19には、説明に必要な構成のみを示している。
図19に示した構成は、
図13に示した構成に対応している。
【0145】
図19に示した例では、辺SD31及びSD32は、非平行である。例えば、枝部BR232は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側に向かって先細る台形形状に形成されている。同様に、枝部BR231、BR233乃至BR236も、第2方向Yの矢印の先端側と反対側に向かって先細る台形形状に形成されている。なお、枝部BR231乃至BR236は、台形形状以外の形状に形成されていてもよい。
【0146】
このような変形例3においても、第1実施形態と同様の効果がある。加えて、変形例3の表示装置DSPの枝部BR2の形状は、前述した実施形態及び変形例の枝部BR2の形状と比較して配向安定性を向上し得る。
【0147】
(変形例4)
第1実施形態の変形例4に係る表示装置DSPは、共通電極CE1の構成が前述した変形例3の表示装置DSPと相違する。
図20は、変形例4の表示装置DSPに係る第1基板SUB1の構成例を模式的に示す平面図である。
図20には、説明に必要な構成のみを示している。
図20に示した構成は、
図19に示した構成に対応している。
【0148】
図20に示した例では、共通電極CE1は、共通電極CE131を有している。共通電極CE131は、第1方向Xに延出している。共通電極CE131は、枝部BR231、BR232、及びBR233に亘って重畳している。また、共通電極CE131は、画素電極PE31、PE32、及びPE33に亘って重畳している。共通電極CE131は、幹部TR31に対して第2方向Yの矢印の先端側と反対側に離れて配置されている。言い換えると、共通電極CE131は、幹部TR31に対して第2方向Yの矢印の先端側と反対側に間隔を置いて配置されている。例えば、共通電極CE131は、辺SD31及びSD32の一部と重畳していない。共通電極CE131は、辺SD31及びSD32の第2方向Yの矢印の先端側の一部と重畳していない。
【0149】
共通電極CE131は、枝部BR131及びBR132を有している。枝部BR131は、幹部TR31から第2方向Yの矢印の先端側と反対側に離れた領域で露出している。言い換えると、枝部BR131は、幹部TR31から第2方向Yの矢印の先端側と反対側に間隔を置いて位置している。枝部BR132も、幹部TR31から第2方向Yの矢印の先端側と反対側に離れた領域で露出している。言い換えると、枝部BR132も、幹部TR31から第2方向Yの矢印の先端側と反対側に間隔を置いて位置している。
【0150】
図21は、変形例4に係る第2基板SUB2の構成例を模式的に示す平面図である。なお、
図21には、説明に必要な構成のみを示している。
図21に示した構成は、
図20に示した構成に対応している。
【0151】
図21に示した例では、開口部OP31乃至OP33の一部は、それぞれ、共通電極CE131に重畳していない。例えば、開口部OP31乃至OP33の第2方向Yの矢印の先端側の一部は、それぞれ、共通電極CE131に重畳していない。
【0152】
図22は、
図21のC-Cに沿って切断した表示装置DSPの構成例を模式的に示す断面図である。なお、
図22には、説明に必要な構成のみを示している。
第1基板SUB1は、共通電極CE1(CE131、CE132)を有している。
図22に示した例では、共通電極CE1は、共通電極CE131及びCE132を有している。共通電極CE131及びCE132は、絶縁層14の上に位置し、絶縁層14に接触している。共通電極CE131及びCE132は、第2方向Yにおいて間隔を置いて配置されている。共通電極CE132は、共通電極CE131から第2方向Yと矢印の先端側に離れている。言い換えると、共通電極CE132は、第2方向Yにおいて共通電極CE131に対して幹部TR31側に離れている。
このような変形例4においても、第1実施形態と同様の効果がある。
【0153】
(変形例5)
第1実施形態の変形例5に係る表示装置DSPは、共通電極CE1の構成が前述した変形例4の表示装置DSPと相違する。
図23は、変形例5の表示装置DSPに係る第1基板SUB1の構成例を模式的に示す平面図である。
図23には、説明に必要な構成のみを示している。
図23に示した構成は、
図19に示した構成に対応している。
【0154】
図23に示した例では、共通電極CE131は、幹部TR32に対して第2方向Yの矢印の先端側に離れて配置されている。言い換えると、共通電極CE131は、幹部TR32に対して第2方向Yの矢印の先端側に間隔を置いて配置されている。例えば、共通電極CE131は、辺SD31及びSD32の全部と重畳している。
【0155】
枝部BR131は、幹部TR32から第2方向Yの矢印の先端側に離れた領域で露出している。言い換えると、枝部BR131は、幹部TR32から第2方向Yの矢印の先端側に間隔を置いて位置している。枝部BR132も、幹部TR32から第2方向Yの矢印の先端側に離れた領域で露出している。言い換えると、枝部BR132も、幹部TR32から第2方向Yの矢印の先端側に間隔を置いて位置している。
【0156】
図24は、変形例5に係る第2基板SUB2の構成例を模式的に示す平面図である。なお、
図24には、説明に必要な構成のみを示している。
図24に示した構成は、
図23に示した構成に対応している。
【0157】
図24に示した例では、開口部OP31乃至OP33は、それぞれ、共通電極CE131に重畳している。なお、開口部OP31乃至OP33の一部は、それぞれ、共通電極CE131に重畳していなくてもよい。例えば、開口部OP31乃至OP33の第2方向Yの矢印の先端側と反対側の一部は、それぞれ、共通電極CE131に重畳していなくてもよい。
【0158】
図25は、
図24のD―Dに沿って切断した表示装置DSPの構成例を模式的に示す断面図である。なお、
図25には、説明に必要な構成のみを示している。
第1基板SUB1は、共通電極CE1(CE131、CE133)を有している。
図25に示した例では、共通電極CE1は、共通電極CE131及びCE133を有している。共通電極CE131及びCE133は、絶縁層14の上に位置し、絶縁層14に接触している。共通電極CE131及びCE133は、第2方向Yにおいて間隔を置いて配置されている。共通電極CE133は、共通電極CE131から第2方向Yと矢印の先端側と反対側に離れている。言い換えると、共通電極CE133は、第2方向Yにおいて共通電極CE131に対して幹部TR32側に離れている。
このような変形例5においても、第1実施形態と同様の効果がある。
【0159】
(変形例6)
第1実施形態の変形例6に係る表示装置DSPは、第1基板SUB1及び第2基板SUB2の構成が前述した第1実施形態、変形例1乃至変形例5の表示装置DSPと相違する。
図26は、変形例6の表示装置DSPに係る第1基板SUB1の構成を模式的に示す平面図である。
図26には、説明に必要な構成のみを示している。
【0160】
図26に示した例では、画素電極PEは、画素電極PE41、PE42、及びPE43などを有している。画素電極PE41乃至PE43は、第1方向Xに延出しているスリットを有している。例えば、画素電極PE41乃至PE43は、第2方向Yの縦幅の中心部にスリットを有している。画素電極PE41、PE42、及びPE43は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて配置されている。言い換えると、画素電極PE41、PE42、及びPE43は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。画素電極PE41乃至PE43の大きさは、同じである。なお、画素電極PE41乃至PE43の大きさは、異なっていてもよい。画素電極PE41は、副画素SP41に配置されている。画素電極PE42は、副画素SP42に配置されている。画素電極PE43は、副画素SP43に配置されている。
【0161】
画素電極PE41は、電極PP11及びPP12と、幅狭部NR1とを有している。電極PP11及びPP12は、矩形形状に形成されている。なお、電極PP11及びPP12は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。例えば、電極PP11及びPP12の横幅は、同じである。幅狭部NR1の横幅は、電極PP11及びPP12の横幅よりも小さい。電極PP11及びPP12は、幅狭部NR1を介して接続されている。幅狭部NR1は、電極PP11及びPP12の第1方向Xの矢印の先端側と反対側の端部を接続している。言い換えると、幅狭部NR1は、第1方向Xにおいて、後述する共通電極CE2の幹部TR41側の電極PP11及びPP12の端部を接続している。画素電極PE41おいて、電極PP11及び電極PP12の間で幅狭部NR1以外の部分が、スリットに相当する。つまり、画素電極PE41において、スリットは、幅狭部NR1よりも第1方向Xの矢印の先端側に形成されている。
【0162】
画素電極PE42は、電極PP21及びPP22と、幅狭部NR2とを有している。電極PP21及びPP22は、矩形形状に形成されている。なお、電極PP21及びPP22は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。例えば、電極PP21及びPP22の横幅は、同じである。幅狭部NR2の横幅は、電極PP21及びPP22の横幅よりも小さい。電極PP21及びPP22は、幅狭部NR2を介して接続されている。幅狭部NR2は、電極PP21及びPP22の第1方向Xの矢印の先端側と反対側の端部を接続している。言い換えると、幅狭部NR2は、第1方向Xにおいて、後述する共通電極CE2の幹部TR42側の電極PP21及びPP22の端部を接続している。画素電極PE42において、電極PP21及び電極PP22の間で幅狭部NR2以外の部分が、スリットに相当する。つまり、画素電極PE42において、スリットは、幅狭部NR2よりも第1方向Xの矢印の先端側に形成されている。
【0163】
画素電極PE43は、電極PP31及びPP32と、幅狭部NR3とを有している。電極PP31及びPP32は、矩形形状に形成されている。なお、電極PP31及びPP32は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。例えば、電極PP31及びPP32の横幅は、同じである。幅狭部NR3の横幅は、電極PP31及びPP32の横幅よりも小さい。電極PP31及びPP32は、幅狭部NR3を介して接続されている。幅狭部NR3は、電極PP31及びPP32の第1方向Xの矢印の先端側と反対側の端部を接続している。言い換えると、幅狭部NR3は、第1方向Xにおいて、後述する共通電極CE2の幹部TR43側の電極PP31及びPP32の端部を接続している。画素電極PE43において、電極PP31及び電極PP32の間で幅狭部NR3以外の部分が、スリットに相当する。つまり、画素電極PE43において、スリットは、幅狭部NR3よりも第1方向Xの矢印の先端側に形成されている。
【0164】
図26に示した例では、共通電極CE2は、共通電極LCE21と、共通電極LCE22と、幹部TR41、TR42、及びTR43と、枝部BR2411、BR2412、BR2421、BR2422、BR2431、及びBR2432とを有している。共通電極LCE21及びLCE22は、第1方向Xに延出している。共通電極LCE21及びLCE22は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。共通電極LCE21は、画素電極PE41、PE42、及びPE43の第2方向Yの矢印の先端側の端部に重畳している。共通電極LCE22は、画素電極PE41、PE42、及びPE43の第2方向Yの矢印の先端側と反対側の端部に重畳している。
【0165】
幹部TR41、TR42、及びTR43は、第2方向Yに延出している。幹部TR41、TR42、及びTR43は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。幹部TR41、TR42、及びTR43は、共通電極LCE21及びLCE22の少なくとも一方に接続されている。なお、幹部TR41乃至TR43は、共通電極LCE21及びLCE22に接続されていなくてもよい。幹部TR41は、副画素SP41に配置されている。幹部TR42は、副画素SP42に配置されている。幹部TR43は、副画素SP43に配置されている。
【0166】
枝部BR2411、BR2412、BR2421、BR2422、BR2431、及びBR2432は、第1方向Xに延出している。枝部BR2411、BR2412、BR2421、BR2422、BR2431、及びBR2432は、例えば、矩形形状に形成されている。なお、枝部BR2411、BR2412、BR2422、BR2431、及びBR2422は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。枝部BR2411、BR2412、BR2421、BR2422、BR2431、及びBR2432の横幅は、同じである。なお、枝部BR2411、BR2412、BR2421、BR2422、BR2431、及びBR2432の横幅は、異なっていてもよい。
【0167】
枝部BR2411及びBR2412は、幹部TR41に接続している。枝部BR2411及びBR2412は、幹部TR41から第1方向Xの矢印の先端側に延出している。例えば、枝部BR2411及びBR2412は、平行である。なお、枝部BR2411及びBR2412は、非平行であってもよい。枝部BR2411及びBR2412は、第1方向Xの矢印の先端側の先端部が幹部TR42から離れている。なお、枝部BR2411及びBR2412は、第1方向Xの矢印の先端側の先端部が幹部TR42に接触していてもよい。枝部BR2411及びBR2412は、第2方向Yに記載の順番で間隔を置いて並んでいる。枝部BR2411及びBR2412は、副画素SP41に配置されている。枝部BR2411は、電極PP11に重畳している。枝部BR2412は、電極PP12に重畳している。
【0168】
枝部BR2421及びBR2422は、幹部TR42に接続している。枝部BR2421及びBR2422は、幹部TR42から第1方向Xの矢印の先端側に延出している。例えば、枝部BR2421及びBR2422は、平行である。なお、枝部BR2421及びBR2422は、非平行であってもよい。枝部BR2421及びBR2422は、第1方向Xの矢印の先端側の先端部が幹部TR43から離れている。なお、枝部BR2421及びBR2422は、第1方向Xの矢印の先端側の先端部が幹部TR42に接触していてもよい。枝部BR2421及びBR2422は、第2方向Yに記載の順番で間隔を置いて並んでいる。枝部BR2421及びBR2422は、副画素SP42に配置されている。枝部BR2421は、電極PP21に重畳している。枝部BR2422は、電極PP22に重畳している。
【0169】
枝部BR2431及びBR2432は、幹部TR43に接続している。枝部BR2431及びBR2432は、幹部TR43から第1方向Xの矢印の先端側に延出している。例えば、枝部BR2431及びBR2432は、平行である。なお、枝部BR2431及びBR2432は、非平行であってもよい。枝部BR2431及びBR2432は、第2方向Yに記載の順番で間隔を置いて並んでいる。枝部BR2431及びBR2432は、副画素SP43に配置されている。枝部BR2431は、電極PP31に重畳している。枝部BR2432は、電極PP32に重畳している。
【0170】
図26に示した例では、共通電極CE1は、枝部BR141、BR142、及びBR143を有している。枝部BR141、BR142、及びBR143は、第1方向Xの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。枝部BR141乃至BR143は、第1方向Xに延出している。枝部BR141乃至BR143は、矩形形状に形成されている。なお、枝部BR141乃至BR143は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。また、枝部BR141乃至BR143の形状は、枝部BR2411、BR2412、BR2421、BR2422、BR2431、及びBR2432の形状と同じであってもよいし、異なっていてもよい。枝部BR141乃至BR143の横幅は、同じである。なお、枝部BR141乃至BR143の横幅は、異なっていてもよい。
【0171】
枝部BR141は、副画素SP41に配置されている。枝部BR141は、電極PP11及びPP12と幅狭部NR1との間から露出している。言い換えると、枝部BR141は、画素電極PE41のスリットから露出する共通電極CE1に相当する。枝部BR141は、幹部TR41から第1方向Xの矢印の先端側に延出している。枝部BR141は、第2方向Yにおいて、枝部BR2411及びBR2412の間に配置されている。つまり、副画素SP41において、枝部BR2411、枝部BR141、及びBR2412は、第2方向Yの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて配置されている。
【0172】
枝部BR142は、副画素SP42に配置されている。枝部BR142は、電極PP21及びPP22と幅狭部NR2との間から露出している。言い換えると、枝部BR142は、画素電極PE42のスリットから露出する共通電極CE1に相当する。枝部BR142は、幹部TR42から第1方向Xの矢印の先端側に延出している。枝部BR142は、第2方向Yにおいて、枝部BR2421及びBR2422の間に配置されている。つまり、副画素SP42において、枝部BR2421、枝部BR142、及びBR2422は、第2方向Yの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて配置されている。
【0173】
枝部BR143は、副画素SP43に配置されている。枝部BR143は、電極PP31及びPP32と幅狭部NR3との間から露出している。言い換えると、枝部BR143は、画素電極PE43のスリットから露出する共通電極CE1に相当する。枝部BR143は、幹部TR43から第1方向Xの矢印の先端側に延出している。枝部BR143は、第2方向Yにおいて、枝部BR2431及びBR2432の間に配置されている。つまり、副画素SP43において、枝部BR2431、枝部BR143、及びBR2432は、第2方向Yの矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて配置されている。
【0174】
図27は、変形例6に係る第2基板SUB2の構成例を模式的に示す平面図である。なお、
図27には、説明に必要な構成のみを示している。
図27に示した構成は、
図26に示した構成に対応している。
【0175】
図27に示した例では、遮光層BMは、縦部分BMY41、BMY42、BMY43、及びBMY44と、横部分BMX41、及びBMX42とを有している。縦部分BMY41、BMY42、BMY43、及びBMY44は、ほぼ同じ横幅を有し、第1方向Xに等間隔で並んでいる。縦部分BMY41は、第2方向Yに延出し、幹部TR41に重畳している。縦部分BMY42は、第2方向Yに延出し、幹部TR42に重畳している。縦部分BMY43は、第2方向Yに延出し、幹部TR43に重畳している。縦部分BMY44は、第2方向Yに延出し、画素電極PE43の第1方向Xの矢印の先端側に位置している。
【0176】
横部分BMX41、及びBMX42は、ほぼ同じ縦幅を有し、第2方向Yに等間隔で記載の順番で並んでいる。横部分BMX41は、共通電極LCE21に沿って第1方向Xに延出し、共通電極LCE21に重畳している。横部分BMX42は、共通電極LCE22に沿って第1方向Xに延出し、共通電極LCE22に重畳している。
【0177】
図27に示した例では、遮光層BMは、開口部OP41、OP42、及びOP43などを有している。開口部OP41、OP42、及びOP43は、マトリクス状に並んでいる。開口部OP41、OP42、及びOP43は、第1方向Xに等間隔で記載の順番で並んでいる。
【0178】
開口部OP41は、縦部分BMY41及びBMY42と横部分BMX41及びBMX42とで区画されている。開口部OP41は、副画素SP41に配置されている。開口部OP41は、枝部BR141、枝部BR2411、BR2412、及び画素電極PE41などと重畳している。開口部OP42は、縦部分BMY42及びBMY43と横部分BMX41及びBMX42とで区画されている。開口部OP42は、副画素SP42に配置されている。開口部OP42は、枝部BR142、枝部BR2421、BR2422、及び画素電極PE42などと重畳している。開口部OP43は、縦部分BMY43及びBMY44と横部分BMX41及びBMX42とで区画されている。開口部OP43は、副画素SP43に配置されている。開口部OP43は、枝部BR143、枝部BR2431、BR2432、及び画素電極PE43などと重畳している。
【0179】
図28は、
図27のE-Eに沿って切断した表示装置DSPの構成例を模式的に示す断面図である。なお、
図28には、説明に必要な構成のみを示している。
画素電極PE42の電極PP21は、絶縁層15の上に位置し、絶縁層15に接触している。絶縁層16は、絶縁層15及び電極PP21の上に位置し、絶縁層15及び電極PP21を覆っている。電極PP21の横幅は、枝部BR2421の横幅と幹部TR42の横幅との和とほぼ同じである。なお、電極PP21の横幅は、枝部BR2421の横幅と幹部TR42の横幅との和よりも小さくてもよいし、大きくてもよい。電極PP21は、開口部OP42に重畳している。
【0180】
幹部TR42及び枝部BR2421は、絶縁層16の上に位置し、絶縁層16に接触している。幹部TR42及び枝部BR2421は、第1方向Xの矢印の先端側に連続して配置されている。幹部TR42及び枝部BR2421は、接続されている。幹部TR42は、開口部OP42に重畳していない。なお、幹部TR42は、開口部OP42と重畳していてもよい。枝部BR2421は、幹部TR42から第1方向Xの矢印の先端側に延出している。枝部BR2421は、開口部OP42に重畳している。
【0181】
図29は、
図27のF-Fに沿って切断した表示装置DSPの構成例を模式的に示す断面図である。なお、
図29には、説明に必要な構成のみを示している。
枝部BR142は、共通電極CE1の開口部OP42に重畳している部分に相当する。
【0182】
画素電極PE42の幅狭部NR2は、絶縁層15の上に位置し、絶縁層15に接触している。絶縁層16は、絶縁層15及び幅狭部NR2の上に位置し、絶縁層15及び幅狭部NR2を覆っている。幅狭部NR2は、例えば、開口部OP42に重畳していない。なお、幅狭部NR2は、開口部OP42に重畳していてもよい。幅狭部NR2は、枝部BR142に重畳していない。幹部TR42は、幅狭部NR2に重畳している。幹部TR42は、枝部BR142に重畳していない。
【0183】
図30は、
図27のH-Hに沿って切断した表示装置DSPの構成例を模式的に示す断面図である。なお、
図30には、説明に必要な構成のみを示している。
画素電極PE42の電極PP21及びPP22は、絶縁層15の上に位置し、絶縁層15に接触している。絶縁層16は、絶縁層15及び電極PP21及びPP22の上に位置し、絶縁層15及び電極PP21及びPP22を覆っている。電極PP21及びPP22は、第1方向Xで間隔(スリット)を置いて離れている。電極PP21及びPP22の間から共通電極CE1の枝部BR142が露出している。
【0184】
共通電極LCE21、枝部BR2421、枝部BR2422、及び共通電極LCE22は、絶縁層16の上に位置し、絶縁層16に接触している。共通電極LCE21、枝部BR2421、枝部BR2422、及び共通電極LCE22は、第2方向Yの矢印の先端側と反対側に記載の順番で間隔を置いて配置されている。共通電極LCE21及びLCE22は、例えば、開口部OP42に重畳していない。なお、共通電極LCE21及びLCE22は、開口部OP42に重畳していてもよい。枝部BR2421及び枝部BR242は、開口部OP42に重畳している。枝部BR2421は、電極PP21に重畳し、枝部BR2422は、電極PP22に重畳している。枝部BR2421及びBR2422は、枝部BR142に重畳していない。枝部BR2421、枝部BR142、及び枝部BR2422は、第2方向Yにおいて記載の順番で間隔を置いて配置されている。
このような変形例6においても、第1実施形態と同様の効果がある。
【0185】
(変形例7)
第1実施形態の変形例7に係る表示装置DSPは、第1基板SUB1の構成が前述した変形例6の表示装置DSPと相違する。
図31は、変形例7の表示装置DSPに係る第1基板SUB1の構成を模式的に示す平面図である。
図31には、説明に必要な構成のみを示している。
【0186】
図31に示した例では、共通電極CE1は、共通電極CE141、CE142、及びCE143を有している。共通電極CE141、CE142、及びCE143は、第1方向の矢印の先端側に記載の順番で間隔を置いて並んでいる。共通電極CE141乃至CE143は、第2方向Yに延出している。
【0187】
共通電極CE141は、副画素SP41に配置されている。共通電極CE141は、幹部TR42から第1方向の矢印の先端側と反対側に離れている。例えば、共通電極CE141の第1方向Xの端部と枝部BR2411、及びBR2412の第1方向Xの端部とは、第1方向Xにおいて揃っている。言い換えると、共通電極CE141の第1方向Xの端部と枝部BR2411、及びBR2412の第1方向Xの端部とは、第1方向Xにおいて同じ位置である。共通電極CE141は、画素電極PE41に重畳している。また、共通電極CE141は、幹部TR41、枝部BR2411、及びBR2412に重畳している。共通電極CE141は、枝部BR141を有している。枝部BR141は、第1方向Xに延出している。枝部BR141は、矩形形状に形成されている。なお、枝部BR141は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。枝部BR141の横幅は、例えば、枝部BR2411及び枝部BR2412の横幅と同じである。なお、枝部BR141の横幅は、例えば、枝部BR2411及び枝部BR2412の横幅と異なっていてもよい。
【0188】
共通電極CE142は、副画素SP42に配置されている。共通電極CE142は、幹部TR43から第1方向の矢印の先端側と反対側に離れている。例えば、共通電極CE143の第1方向Xの端部と枝部BR2431、及びBR2432の第1方向Xの端部とは、第1方向Xにおいて揃っている。言い換えると、共通電極CE142の第1方向Xの端部と枝部BR2431、及びBR2432の第1方向Xの端部とは、第1方向Xにおいて同じ位置である。共通電極CE142は、画素電極PE42に重畳している。また、共通電極CE142は、幹部TR42、枝部BR2421、及びBR2422に重畳している。共通電極CE142は、枝部BR142を有している。枝部BR142は、第1方向Xに延出している。枝部BR142は、矩形形状に形成されている。なお、枝部BR142は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。枝部BR142の横幅は、例えば、枝部BR2421及び枝部BR2422の横幅と同じである。なお、枝部BR142の横幅は、例えば、枝部BR2421及び枝部BR2422の横幅と異なっていてもよい。また、枝部BR142の横幅は、例えば、枝部BR141の横幅と同じである。なお、枝部BR142の横幅は、枝部BR141の横幅と異なっていてもよい。
【0189】
共通電極CE143は、副画素SP43に配置されている。例えば、共通電極CE143の第1方向Xの端部と枝部BR2431、及びBR2432の第1方向Xの端部とは、第1方向Xにおいて揃っている。言い換えると、共通電極CE143の第1方向Xの端部と枝部BR2431、及びBR2432の第1方向Xの端部とは、第1方向Xにおいて同じ位置である。共通電極CE143は、画素電極PE43に重畳している。また、共通電極CE143は、幹部TR43、枝部BR2431、及びBR2432に重畳している。共通電極CE143は、枝部BR143を有している。枝部BR143は、第1方向Xに延出している。枝部BR143は、矩形形状に形成されている。なお、枝部BR143は、矩形形状以外の形状に形成されていてもよい。枝部BR143の横幅は、例えば、枝部BR2431及び枝部BR2432の横幅と同じである。なお、枝部BR143の横幅は、例えば、枝部BR2431及び枝部BR2432の横幅と異なっていてもよい。また、枝部BR143の横幅は、例えば、枝部BR141及び枝部BR142の横幅と同じである。なお、枝部BR143の横幅は、枝部BR141及び枝部BR142の横幅と異なっていてもよい。
【0190】
図32は、
図31のF-Fに沿って切断した表示装置DSPの構成例を模式的に示す断面図である。なお、
図32には、説明に必要な構成のみを示している。
共通電極CE142は、絶縁層14の上に位置し、絶縁層14に接触している。絶縁層15は、絶縁層14及び共通電極CE142の上に位置し、絶縁層14及び共通電極CE142を覆っている。共通電極CE142の横幅は、例えば、幹部TR42及び枝部BR2421の横幅の和と同じである。なお、共通電極CE143の横幅は、例えば、幹部TR42及び枝部BR2421の横幅の和と異なっていてもよい。共通電極CE142の横幅は、例えば、画素電極PE42の横幅と同じである。なお、共通電極CE142の横幅は、例えば、画素電極PE42の横幅と異なっていてもよい。共通電極CE142は、開口部OP42に重畳している。共通電極CE142は、画素電極PE42に重畳している。共通電極CE142は、枝部BR2421に重畳している。
【0191】
図33は、
図31のF-Fに沿って切断した表示装置DSPの構成例を模式的に示す断面図である。なお、
図33には、表示装置DSPの主要部のみを示している。
枝部BR142の横幅は、例えば、開口部OP42の横幅と同じである。なお、枝部BR142の横幅は、開口部OP42の横幅と異なっていてもよい。共通電極CE142は、幅狭部NR2に重畳している。なお、共通電極CE142は、幅狭部NR2に重畳していなくてもよい。
このような変形例7においても、第1実施形態と同様の効果がある。
【0192】
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0193】
DSP…表示装置 PNL…表示パネル BL…照明装置
SUB1…第1基板 SUB2…第2基板
10…絶縁基板 20…絶縁基板 DA…表示領域 NDA…非表示領域
PE…画素電極 S…信号線 G…走査線 BM…遮光層
CE、CE1、CE2…共通電極。