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特開2022-179945情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022179945
(43)【公開日】2022-12-06
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20221129BHJP
   G06Q 30/04 20120101ALI20221129BHJP
   G07F 17/00 20060101ALI20221129BHJP
   G07B 15/00 20110101ALI20221129BHJP
   G16Y 10/40 20200101ALI20221129BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q30/04
G07F17/00 Z
G07B15/00 510
G16Y10/40
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021086772
(22)【出願日】2021-05-24
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】平田 正保
【テーマコード(参考)】
3E048
3E127
5L049
【Fターム(参考)】
3E048AA10
3E127AA16
3E127BA11
3E127CA04
3E127CA47
3E127DA17
3E127EA01
3E127EA03
5L049BB11
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】貸し出しに関する料金を適切に精算できるようにすること。
【解決手段】情報処理装置(10)が、有料道路の通行料金を支払う媒体がユーザに貸し出された期間を示す情報を取得する取得部(11)と、前記媒体から読み取られた前記通行料金の支払い状況を示す情報と、前記期間とに基づいて、前記ユーザへ請求する料金を決定する制御部(12)と、前記制御部により決定された前記料金が支払われた場合、前記料金が支払われたことを示す情報を出力させる出力部(13)と、を有する。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
有料道路の通行料金を支払う媒体がユーザに貸し出された期間を示す情報を取得する取得部と、
前記媒体から読み取られた前記通行料金の支払い状況を示す情報と、前記期間とに基づいて、前記ユーザへ請求する料金を決定する制御部と、
前記制御部により決定された前記料金が支払われた場合、前記料金が支払われたことを示す情報を出力させる出力部と、
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記制御部は、
前記媒体が前記ユーザに貸し出されている場合、前記媒体に記録されている情報を読み取る読み取り装置を起動し、
前記媒体が前記ユーザに貸し出されていない場合、前記媒体に記録されている情報を読み取る読み取り装置を起動しない、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記媒体の読み取り装置に前記媒体が前記ユーザにより置かれた場合、前記ユーザへ請求する料金を決定するまでの間、前記媒体の読み取り装置に前記媒体を固定する固定機構を動作させる、
請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記期間において前記ユーザに貸し出された貸出車両が走行した経路と、前記媒体から読み取られた通行日時及び通行区間とが整合していない場合、その旨を示す情報を出力させる、
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記期間において前記ユーザに貸し出された貸出車両が走行した経路と、前記媒体から読み取られた前記通行料金が支払われた場所とを、地図上に重畳させて表示させる、
請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記媒体が前記ユーザに貸し出された期間における前記通行料金の少なくとも一部の額の電子マネーが前記有料道路の事業者から前記媒体を貸し出す事業者に還元された場合、還元された電子マネーの額に応じた特典を前記ユーザに付与する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記出力部は、
前記制御部により決定された前記料金が支払われた場合、前記料金が支払われたことを示す情報を、前記媒体が前記ユーザにより返却された店舗の端末への送信、及び印刷の少なくとも一方により出力する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記期間よりも前に前記ユーザに貸し出された貸出車両が走行した経路と、前記期間よりも前に有料道路の通行料金を支払う各媒体から読み取られた前記通行料金の支払い状況を示す情報とに基づいて、前記各媒体から前記ユーザに貸し出される媒体を決定する、
請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
有料道路の通行料金を支払う媒体がユーザに貸し出された期間を示す情報を取得し、
前記媒体から読み取られた前記通行料金の支払い状況を示す情報と、前記期間とに基づいて、前記ユーザへ請求する料金を決定し、
決定した前記料金が支払われた場合、前記料金が支払われたことを示す情報を出力させる、処理を実行する情報処理方法。
【請求項10】
情報処理装置に、
有料道路の通行料金を支払う媒体がユーザに貸し出された期間を示す情報を取得する処理と、
前記媒体から読み取られた前記通行料金の支払い状況を示す情報と、前記期間とに基づいて、前記ユーザへ請求する料金を決定する処理と、
決定した前記料金が支払われた場合、前記料金が支払われたことを示す情報を出力させる処理と、
を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、身分証明書の顔写真情報と、実際に撮影した顔写真情報とを照合して本人を認証するレンタカー等のレンタル機器の自動貸出返却装置が記載されている。特許文献1に記載の自動貸出返却装置は、レンタルキーが返却され、規定のレンタル利用料金が支払われて精算が終了すると、精算内容を印字したレシートを発行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002-203244号公報
【特許文献2】特開2018-190308号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載の技術では、例えば、貸し出し(レンタル)に関する料金を適切に精算できない場合があるという問題点がある。
【0005】
本開示の目的は、上述した課題を鑑み、貸し出しに関する料金を適切に精算できる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る第1の態様では、情報処理装置が、有料道路の通行料金を支払う媒体がユーザに貸し出された期間を示す情報を取得する取得部と、前記媒体から読み取られた前記通行料金の支払い状況を示す情報と、前記期間とに基づいて、前記ユーザへ請求する料金を決定する制御部と、前記制御部により決定された前記料金が支払われた場合、前記料金が支払われたことを示す情報を出力させる出力部と、を有する。
【0007】
また、本開示に係る第2の態様では、有料道路の通行料金を支払う媒体がユーザに貸し出された期間を示す情報を取得し、前記媒体から読み取られた前記通行料金の支払い状況を示す情報と、前記期間とに基づいて、前記ユーザへ請求する料金を決定し、決定した前記料金が支払われた場合、前記料金が支払われたことを示す情報を出力させる、処理を実行する情報処理方法が提供される。
【0008】
また、本開示に係る第3の態様では、情報処理装置に、有料道路の通行料金を支払う媒体がユーザに貸し出された期間を示す情報を取得する処理と、前記媒体から読み取られた前記通行料金の支払い状況を示す情報と、前記期間とに基づいて、前記ユーザへ請求する料金を決定する処理と、決定した前記料金が支払われた場合、前記料金が支払われたことを示す情報を出力させる処理と、を実行させるプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0009】
一側面によれば、貸し出しに関する料金を適切に精算できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示す図である。
図2】実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図3】実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
図4】実施形態に係る貸出返却端末の構成の一例を示す図である。
図5】実施形態に係る情報処理装置の貸し出し処理の一例を示すフローチャートである。
図6】実施形態に係るユーザDBの一例を示す図である。
図7】実施形態に係る貸出DBの一例を示す図である。
図8】実施形態に係る貸出返却端末の表示画面の一例を示す図である。
図9】実施形態に係る情報処理装置の返却処理の一例を示すフローチャートである。
図10】実施形態に係る貸出返却端末の表示画面の一例を示す図である。
図11】実施形態に係るETCカードDBの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本開示の原理は、いくつかの例示的な実施形態を参照して説明される。これらの実施形態は、例示のみを目的として記載されており、本開示の範囲に関する制限を示唆することなく、当業者が本開示を理解および実施するのを助けることを理解されたい。本明細書で説明される開示は、以下で説明されるもの以外の様々な方法で実装される。
【0012】
以下の説明および特許請求の範囲において、他に定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。
【0013】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(実施の形態1)
<構成>
図1を参照し、実施形態に係る情報処理装置10の構成について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理装置10の構成の一例を示す図である。情報処理装置10は、取得部11、制御部12、及び出力部13を有する。これら各部は、情報処理装置10にインストールされた1以上のプログラムと、情報処理装置10のプロセッサ101、及びメモリ102等のハードウェアとの協働により実現されてもよい。
【0014】
取得部11は、情報処理装置10内部の記憶部、及び外部装置から各種の情報を取得する。取得部11は、例えば、ETC(Electronic Toll Collection System)カード(「有料道路の通行料金を支払う媒体」の一例。)等がユーザに貸し出された期間を示す情報を取得する。なお、例えば、レンタカー(貸出車両)の貸し出しに付随してETCカードが貸し出される等の場合には、ETCカードがユーザに貸し出された期間は、レンタカーが貸し出された期間と称することもできる。なお、有料道路には、例えば、高速自動車国道、都市高速道路、一般有料道路、有料橋、及び有料渡船施設等が含まれてもよい。
【0015】
制御部12は、取得部11により取得された情報等に基づいて、レンタカー(貸出車両)のレンタルサービスを提供するための各種の処理を行う。制御部12は、例えば、ETCカードから読み取られた通行料金の支払い状況を示す情報と、ETCカードがユーザに貸し出された期間とに基づいて、ユーザへ請求する料金を決定する。なお、ETCカードから読み取られる通行料金の支払い状況を示す情報には、例えば、通行日時、通行区間、及び通行料金の組み合わせのデータ(レコード)が含まれてもよい。
【0016】
出力部13は、制御部12からの指示に従い、各種の情報を出力する。出力部13は、例えば、制御部12により決定された料金がユーザから支払われた場合、当該料金が支払われたことを示す情報を出力させる。
【0017】
(実施の形態2)
次に、図2を参照し、実施形態に係る情報処理システム1の構成について説明する。
<システム構成>
図2は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図2の例では、情報処理システム1は、情報処理装置10、貸出返却端末20、店員端末30、及びユーザ端末40を有する。図2の例では、情報処理装置10、貸出返却端末20、店員端末30、及びユーザ端末40は、ネットワークNにより通信できるように接続されている。なお、情報処理装置10、貸出返却端末20、店員端末30、及びユーザ端末40の数は図2の例に限定されない。
【0018】
ネットワークNの例には、例えば、インターネット、移動通信システム、無線LAN(Local Area Network)、LAN、及びバス等が含まれる。移動通信システムの例には、例えば、第5世代移動通信システム(5G)、第4世代移動通信システム(4G)、第3世代移動通信システム(3G)等が含まれる。
【0019】
情報処理装置10は、例えば、サーバ、クラウド、パーソナルコンピュータ、スマートフォン等の装置である。情報処理装置10は、例えば、レンタカー等の貸し出し等の各種サービスをユーザに提供する。
【0020】
貸出返却端末20は、例えば、レンタカー事業者の店舗等に設置される端末である。貸出返却端末20は、ユーザがレンタカーを借りる際、及び返却する際に、各種の情報の入力等をユーザから受け付ける。これにより、例えば、店員の業務の負荷を低減できる。また、例えば、ユーザは、レンタカーを借りる際、及び返却する際の各種の手続きをより容易に行うことができる。
【0021】
店員端末30は、例えば、タブレット、パーソナルコンピュータ、スマートフォン等の端末である。店員端末30は、例えば、レンタカー事業者の店舗の店員により用いられる。店員端末30は、例えば、情報処理装置10、及び貸出返却端末20から取得した情報を表示する。
【0022】
ユーザ端末40は、例えば、タブレット、パーソナルコンピュータ、スマートフォン等の端末である。ユーザ端末40は、例えば、レンタカーのサービスを利用するユーザにより用いられる。ユーザ端末40は、例えば、レンタカーを予約する操作をユーザから受け付け、情報処理装置10に予約を登録する。
【0023】
<情報処理装置10のハードウェア構成>
図3は、実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成例を示す図である。図3の例では、情報処理装置10(コンピュータ100)は、プロセッサ101、メモリ102、通信インターフェイス103を含む。これら各部は、バス等により接続されてもよい。メモリ102は、プログラム104の少なくとも一部を格納する。通信インターフェイス103は、他のネットワーク要素との通信に必要なインターフェイスを含む。
【0024】
プログラム104が、プロセッサ101及びメモリ102等の協働により実行されると、コンピュータ100により本開示の実施形態の少なくとも一部の処理が行われる。メモリ102は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプのものであってもよい。メモリ102は、非限定的な例として、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体でもよい。また、メモリ102は、半導体ベースのメモリデバイス、磁気メモリデバイスおよびシステム、光学メモリデバイスおよびシステム、固定メモリおよびリムーバブルメモリなどの任意の適切なデータストレージ技術を使用して実装されてもよい。コンピュータ100には1つのメモリ102のみが示されているが、コンピュータ100にはいくつかの物理的に異なるメモリモジュールが存在してもよい。プロセッサ101は、任意のタイプのものであってよい。プロセッサ101は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、および非限定的な例としてマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサの1つ以上を含んでよい。コンピュータ100は、メインプロセッサを同期させるクロックに時間的に従属する特定用途向け集積回路チップなどの複数のプロセッサを有してもよい。
【0025】
本開示の実施形態は、ハードウェアまたは専用回路、ソフトウェア、ロジックまたはそれらの任意の組み合わせで実装され得る。いくつかの態様はハードウェアで実装されてもよく、一方、他の態様はコントローラ、マイクロプロセッサまたは他のコンピューティングデバイスによって実行され得るファームウェアまたはソフトウェアで実装されてもよい。
【0026】
本開示はまた、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に有形に記憶された少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、プログラムモジュールに含まれる命令などのコンピュータ実行可能命令を含み、対象の実プロセッサまたは仮想プロセッサ上のデバイスで実行され、本開示のプロセスまたは方法を実行する。プログラムモジュールには、特定のタスクを実行したり、特定の抽象データ型を実装したりするルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造などが含まれる。プログラムモジュールの機能は、様々な実施形態で望まれるようにプログラムモジュール間で結合または分割されてもよい。プログラムモジュールのマシン実行可能命令は、ローカルまたは分散デバイス内で実行できる。分散デバイスでは、プログラムモジュールはローカルとリモートの両方のストレージメディアに配置できる。
【0027】
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書かれてもよい。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、またはその他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはコントローラに提供される。プログラムコードがプロセッサまたはコントローラによって実行されると、フローチャートおよび/または実装するブロック図内の機能/動作が実行される。プログラムコードは、完全にマシン上で実行され、一部はマシン上で、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして、一部はマシン上で、一部はリモートマシン上で、または完全にリモートマシンまたはサーバ上で実行される。
【0028】
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例には、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、光ディスク媒体、半導体メモリ等が含まれる。磁気記録媒体には、例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ等が含まれる。光磁気記録媒体には、例えば、光磁気ディスク等が含まれる。光ディスク媒体には、例えば、ブルーレイディスク、CD(Compact Disc)-ROM(Read Only Memory)、CD-R(Recordable)、CD-RW(ReWritable)等が含まれる。半導体メモリには、例えば、ソリッドステートドライブ、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))等が含まれる。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0029】
<貸出返却端末20の構成>
図4は、実施形態に係る貸出返却端末20の構成の一例を示す図である。図4の例では、貸出返却端末20は、二次元バーコードリーダ21、運転免許証リーダ22、カメラ23、決済装置24、プリンタ25、ETCカードリーダ26、及びタッチパネルディスプレイ27を有している。また、タッチパネルディスプレイ27の背後等に、図視しないコンピュータ28を有している。なお、タッチパネルディスプレイ27及びコンピュータ28は一体の装置(例えば、タブレット)でもよい。
【0030】
決済装置24は、例えば、クレジットカード、またはスマートフォン等のユーザ端末40で表示された二次元バーコードの情報を読み取り、キャッシュレス決済の事業者のサーバを用いて決済を行う機能を有してもよい。また、決済装置24は、例えば、現金での決済を行う機能を有してもよい。
【0031】
<処理>
<<貸し出し処理>>
次に、図5から図8を参照し、実施形態に係る情報処理装置10のレンタカーが貸し出される際の処理の一例について説明する。図5は、実施形態に係る情報処理装置10の貸し出し処理の一例を示すフローチャートである。図6は、実施形態に係るユーザDB601の一例を示す図である。図7は、実施形態に係る貸出DB701の一例を示す図である。図8は、実施形態に係る貸出返却端末20の表示画面の一例を示す図である。
【0032】
なお、情報処理装置10は、レンタカー等の予約用のWebサイトまたは貸出返却端末20にて、ユーザからのレンタカー等の予約を受け付けていてもよい。また、情報処理装置10は、ユーザ端末40からの予約を受け付けた場合、貸出IDが符号化された2次元バーコードまたは予約IDの文字列をユーザ端末40に配信していてもよい。
【0033】
ステップS101において、情報処理装置10は、ユーザからの貸し出しの申し込み(予約)内容を確認する。ここで、情報処理装置10は、例えば、貸出返却端末20の二次元バーコードリーダ21等にて貸出IDが読み取られた場合、当該貸出IDに基づいて、ユーザDB(Database)601及び貸出DB701に登録されている予約内容を取得してもよい。そして、情報処理装置10は、ユーザの予約内容を貸出返却端末20に表示させ、貸出返却端末20にユーザからの確認の操作を受け付けさせてもよい。
【0034】
図6の例では、ユーザDB601には、ユーザIDに対応付けて、ユーザ情報、貸し出し履歴、及び特典情報が記録されている。ユーザIDは、ユーザの識別情報である。ユーザ情報は、ユーザに関する各種の情報である。ユーザ情報には、例えば、ユーザの氏名、住所、生年月日、運転免許証の番号等が含まれてもよい。貸し出し履歴は、ユーザがレンタカー等をレンタルした履歴である。貸し出し履歴には、貸し出しの識別情報である貸出IDが含まれてもよい。特典情報は、ユーザに付与されている特典を示す情報である。
【0035】
図7の例では、貸出DB701には、貸出IDに対応付けて、貸出状態、ユーザID、及び貸し出し内容が記録されている。貸出状態は、貸し出しの状態である。貸出状態には、「貸し出し前」、「貸し出し中」、「返却済み」等の状態が含まれてもよい。
【0036】
貸し出し内容には、ETCカードID、車両ID、車種、出発店舗、貸し出し予定日時、貸し出し日時、返却店舗、返却予定日時、及び返却日時等の情報が含まれてもよい。ETCカードIDは、ユーザに貸し出したETCカードの識別情報である。ETCカードIDは、ユーザからETCカードをレンタルする場合に、ユーザがレンタカーを受け取る店舗にて貸出可能なETCカードから情報処理装置10または店員に選択されたETCカードのETCカードIDでもよい。
【0037】
車両IDは、ユーザに貸し出したレンタカーの識別情報である。車両IDは、ユーザから指定された車種及び出発店舗に基づいて情報処理装置10に選択されたレンタカーの車両IDでもよい。出発店舗は、レンタカー事業者の店舗のうち、ユーザがレンタカーを借り受ける店舗である。貸し出し予定日時は、レンタカー等のレンタルが開始される予定日時である。貸し出し日時は、レンタカー等のレンタルが開始された日時である。返却店舗は、レンタカー事業者の店舗のうち、ユーザがレンタカーを返却する店舗である。返却予定日時は、レンタカー等のレンタルが終了される予定日時である。返却日時は、レンタカー等のレンタルが終了された日時である。出発店舗、貸し出し予定日時、返却店舗、及び返却予定日時は、ユーザによりレンタカー等が予約される際に、ユーザにより指定されてもよい。
【0038】
図8の例では、情報処理装置10は、貸出返却端末20の表示画面801の領域802において、ユーザの氏名、貸し出し予定日時と返却予定日時、出発店舗、車種、ETCカードをレンタルする旨等の情報を表示させている。「次へ」ボタン803がユーザに押下された場合、以下の処理が実行される。
【0039】
続いて、情報処理装置10は、ユーザの本人確認を行う(ステップS102)。ここで、情報処理装置10は、貸出返却端末20のカメラ23で撮影されたユーザの顔画像と、貸出返却端末20の運転免許証リーダ22で読み取られた運転免許証の顔画像とを照合して、本人確認を行ってもよい。これにより、レンタカー等を受け取りに来店したユーザの本人確認を行うことができる。なお、情報処理装置10は、例えば、公知の技術を用いて顔画像の照合を実行することができる。
【0040】
続いて、情報処理装置10は、レンタカーの貸し渡し時の料金をユーザに請求する(ステップS103)。ここで、情報処理装置10は、貸出DB701に記録されているユーザの貸し出し内容に基づいて、貸し渡し時の料金を算出する。そして、情報処理装置10は、算出した貸し渡し時の料金を示す情報を貸出返却端末20に表示させる。なお、貸し渡し時の料金には、例えば、ETCカードのレンタルを利用する場合の手数料、及び保険料等が含まれてもよい。また、貸し渡し時の料金には、チャイルドシート、ベビーシート、旅行パンフレット等の、レンタカーの店舗で貸し出しまたは販売する商品の料金が含まれてもよい。
【0041】
続いて、情報処理装置10は、貸し渡し時の料金の支払いを受ける(ステップS104)。ここで、情報処理装置10は、貸出返却端末20の決済装置24からの情報に基づいて、貸し渡し時の料金をユーザから領収する。
【0042】
続いて、情報処理装置10は、レンタルの契約が完了したことを示す情報を出力させる(ステップS105)。ここで、情報処理装置10は、貸出返却端末20のプリンタ25から、貸渡証を印刷させてもよい。また、情報処理装置10は、ユーザ端末40に貸渡証のデータを送信してもよい。
【0043】
なお、ユーザは、受け取った貸渡証を貸出返却端末20が設置されている店舗の店員に提示すること等により、レンタカーの鍵、及びETCカードを店員から受け取ってもよい。また、レンタカーは、当該店舗の駐車場に駐車されていてもよい。
【0044】
続いて、情報処理装置10は、貸し出し内容を記録する(ステップS106)。ここで、情報処理装置10は、貸し出し日時等を貸出DB701に記録する。
【0045】
<<返却処理>>
次に、図9から図11を参照し、実施形態に係る情報処理装置10のレンタカーが返却される際の処理の一例について説明する。図9は、実施形態に係る情報処理装置10の返却処理の一例を示すフローチャートである。図10は、実施形態に係る貸出返却端末20の表示画面の一例を示す図である。図11は、実施形態に係るETCカードDB1101の一例を示す図である。
【0046】
ステップS201において、情報処理装置10は、ユーザへの貸し出し内容を確認する。ここで、情報処理装置10は、例えば、貸出返却端末20の二次元バーコードリーダ21等にて貸出IDが読み取られた場合、当該貸出IDに基づいて、ユーザDB601及び貸出DB701に登録されている貸し出し内容を取得してもよい。そして、情報処理装置10は、ユーザの貸し出し内容を貸出返却端末20に表示させ、貸出返却端末20にユーザからの確認の操作を受け付けさせてもよい。
【0047】
また、情報処理装置10は、貸出DB701に登録されている貸し出し内容を参照し、ユーザにETCカードが貸し出されているか否かを判定する。そして、ユーザにETCカードが貸し出されていない場合は、情報処理装置10は、貸出返却端末20のETCカードリーダ26の電源を起動させない。一方、ユーザにETCカードが貸し出されている場合は、情報処理装置10は、貸出返却端末20のETCカードリーダ26の電源を起動させる。これにより、例えば、貸出返却端末20の省電力化を図ることができる。
【0048】
続いて、情報処理装置10は、ETCカードから読み取られた情報に基づいて、ユーザによるETCカード等の利用料金を決定する(ステップS202)。ここで、情報処理装置10は、貸出DB701に記録されているユーザの貸し出し内容に基づいて、レンタカー等の料金を算出する。
【0049】
また、情報処理装置10は、図10に示すように、ETCカードリーダ26へのETCカードの差し込み等をユーザに促す表示画面を貸出返却端末20に表示させる。図10の例では、情報処理装置10は、貸出返却端末20の表示画面1001の領域1002において、ETCカードリーダ26へのETCカードのセットをユーザに促す画像を表示させている。「次へ」ボタン1003がユーザに押下された場合、以下の処理が実行される。
【0050】
続いて、情報処理装置10は、ユーザによるETCカード等の利用料金をユーザに請求する(ステップS203)ここで、情報処理装置10は、ETCカードから読み取られた通行料金の支払い状況を示す情報と、ETCカードがユーザに貸し出されていた期間とに基づいて、ユーザへ請求する料金を決定する。この場合、情報処理装置10は、ETCカードから読み取られた1以上の通行料金のうち、ETCカードがユーザに貸し出されていた期間における通行料金の合計額を、ユーザに請求する額として決定してもよい。
【0051】
また、情報処理装置10は、ETCカードリーダ26へのETCカードがユーザによりセットされた(置かれた)場合、ユーザへ請求する料金を決定するまでの間、ETCカードリーダ26にETCカードを固定する固定機構を動作させてもよい。これにより、例えば、ETCカードからの情報の読み取りが完了する前にETCカードをETCカードリーダ26からユーザに引き抜かれること等を低減できる。そのため、ETCカードの利用料金の請求漏れを低減できる。この場合、情報処理装置10は、例えば、図10の「次へ」ボタン1003がユーザに押下された場合、ETCカードリーダ26の固定機構(例えば、ETCカードの取り出し口の蓋を開けられないように固定する電子錠)を起動させてもよい。
【0052】
また、情報処理装置10は、ETCカードがユーザに貸し出されていた期間においてレンタカーが走行した経路と、ETCカードから読み取られた通行料金が支払われた場所(位置)とを、地図上に重畳させて貸出返却端末20に表示させてもよい。これにより、例えば、ユーザは、ETCカードによる通行料金の支払いが自身によるものであるか否かを容易に認識することができる。この場合、情報処理装置10は、例えば、ユーザに貸し出されたレンタカーのカーナビゲーション装置から、レンタカーが走行した経路の履歴の情報を無線通信等により取得してもよい。
【0053】
続いて、情報処理装置10は、ETCカード等の利用料金の支払いを受ける(ステップS204)。ここで、情報処理装置10は、貸出返却端末20の決済装置24により、レンタカー等の料金と、ETCカード等の利用料金との合計額の支払いをユーザから受ける。
【0054】
続いて、情報処理装置10は、ETCカード等の利用料金の支払いが完了したことを示す情報(領収証データ)を出力させる(ステップS205)。ここで、情報処理装置10は、ETCカードがユーザにより返却された店舗の店員端末30へ、領収証データを送信してもよい。また、情報処理装置10は、貸出返却端末20のプリンタ25に領収証データを印刷させてもよい。
【0055】
また、情報処理装置10は、ETCカードがユーザに貸し出されていた期間においてユーザに貸し出されたレンタカーが走行した経路と、ETCカードから読み取られた通行日時及び通行区間とが整合していない場合、その旨を示す情報を出力させてもよい。これにより、例えば、ETCカードからの情報の読み取りが完了する前にETCカードをETCカードリーダ26からユーザに引き抜かれること等による、ETCカードの利用料金の請求漏れを低減できる。この場合、情報処理装置10は、例えば、レンタカーが走行した経路上に有料道路の料金所があり、かつETCカードに当該料金所での支払い履歴が記録されていない場合、その旨を示すメッセージを出力させてもよい。
【0056】
なお、ユーザは、出力された領収証を貸出返却端末20が設置されている店舗の店員に提示し、レンタカーの鍵、及びETCカードを店員に返却してもよい。また、ユーザは、レンタカーの鍵、及びETCカードを返却ボックス等の返却用の装置に返却(投函、収納)してもよい。また、レンタカーは、当該店舗の駐車場に駐車されていてもよい。
【0057】
続いて、情報処理装置10は、返却内容を記録する(ステップS206)。ここで、情報処理装置10は、貸出DB701に返却日時を記録させる。また、情報処理装置10は、ETCカードDB1101に、ETCカードによる支払いの履歴を記録する。
【0058】
図11の例では、ETCカードDB1101には、ETCカードIDとユーザIDとの組に対応付けて、支払い履歴(「通行料金の支払い状況を示す情報」の一例。)が記録されている。ETCカードIDとユーザIDは、ETCカードがユーザに貸し出される際に、情報処理装置10により記録されてもよい。図11の例では、支払い履歴には、支払い日時、入口料金所、出口料金所、及び料金を示す情報の組み(レコード)が含まれている。なお、入口料金所の情報と出口料金所の情報との組み合わせのデータは、通行区間の情報の一例である。
【0059】
情報処理装置10は、ETCカードがユーザに貸し出されていた期間に支払われた通行料金の少なくとも一部の額の電子マネーが有料道路の事業者からレンタカー事業者に還元された場合、還元された電子マネーの額に応じた特典をユーザに付与してもよい。これにより、例えば、有料道路の事業者により、ETCカードの利用が所定の条件に合致すると割引等のサービスを受けられる場合に、ETCカードの利用を当該所定の条件に合致させた1以上のユーザに、割引額を還元することができる。そのため、例えば、平日の所定時間帯に所定の区間を複数回通行したことにより通行料金の少なくとも一部(例えば、20%)の電子マネーが後日に還元された場合に、当該所定の区間を通行した各ユーザに特典を付与することができる。
【0060】
この場合、情報処理装置10は、有料道路の事業者から還元された電子マネーの額に応じた額のポイント(例えば、1ポイントで1円分)を付与し、ユーザが次回レンタカーサービスの利用料金の支払いで利用可能としてもよい。また、情報処理装置10は、当該ポイントを、ユーザ端末40等で利用可能な各種決済サービスのポイントに所定の比率で交換できるようにしてもよい。
【0061】
(ユーザに貸し出すETCカードを決定する例)
情報処理装置10は、ユーザの過去のレンタルでの走行経路の履歴と、各ETCカードの支払い履歴とに基づいて、当該ユーザに今回貸し出すETCカードを決定してもよい。これにより、例えば、今回のレンタルにて、有料道路の事業者から還元等を受けるための所定の条件に合致する確率を向上させることができる。この場合、情報処理装置10は、例えば、AIにより、ユーザの過去のレンタルでの走行経路の履歴に基づいて、今回のレンタルでのユーザの走行経路を予想(推論)してもよい。そして、情報処理装置10は、予想した走行経路にて、有料道路の事業者から還元等を受けるための所定の条件に合致するETCカードを、当該ユーザに貸し出すETCカードとして決定してもよい。
【0062】
<変形例>
情報処理装置10は、一つの筐体に含まれる装置でもよいが、本開示の情報処理装置10はこれに限定されない。情報処理装置10の各部は、例えば1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。また、情報処理装置10と、貸出返却端末20または店員端末30とを同一の筐体内に収容し、一体の情報処理装置として構成してもよい。また、情報処理装置10の各機能部の少なくとも一部の処理を、貸出返却端末20または店員端末30が実行するようにしてもよい。これらのような情報処理装置10についても、本開示の「情報処理装置」の一例に含まれる。
【0063】
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
【0064】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
[付記1]
有料道路の通行料金を支払う媒体がユーザに貸し出された期間を示す情報を取得する取得部と、
前記媒体から読み取られた前記通行料金の支払い状況を示す情報と、前記期間とに基づいて、前記ユーザへ請求する料金を決定する制御部と、
前記制御部により決定された前記料金が支払われた場合、前記料金が支払われたことを示す情報を出力させる出力部と、
を有する情報処理装置。
[付記2]
前記制御部は、
前記媒体が前記ユーザに貸し出されている場合、前記媒体に記録されている情報を読み取る読み取り装置を起動し、
前記媒体が前記ユーザに貸し出されていない場合、前記媒体に記録されている情報を読み取る読み取り装置を起動しない、
付記1に記載の情報処理装置。
[付記3]
前記制御部は、
前記媒体の読み取り装置に前記媒体が前記ユーザにより置かれた場合、前記ユーザへ請求する料金を決定するまでの間、前記媒体の読み取り装置に前記媒体を固定する固定機構を動作させる、
付記1または2に記載の情報処理装置。
[付記4]
前記制御部は、
前記期間において前記ユーザに貸し出された貸出車両が走行した経路と、前記媒体から読み取られた通行日時及び通行区間とが整合していない場合、その旨を示す情報を出力させる、
付記1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
[付記5]
前記制御部は、
前記期間において前記ユーザに貸し出された貸出車両が走行した経路と、前記媒体から読み取られた前記通行料金が支払われた場所とを、地図上に重畳させて表示させる、
付記1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
[付記6]
前記制御部は、
前記媒体が前記ユーザに貸し出された期間における前記通行料金の少なくとも一部の額の電子マネーが前記有料道路の事業者から前記媒体を貸し出す事業者に還元された場合、還元された電子マネーの額に応じた特典を前記ユーザに付与する、
付記1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
[付記7]
前記出力部は、
前記制御部により決定された前記料金が支払われた場合、前記料金が支払われたことを示す情報を、前記媒体が前記ユーザにより返却された店舗の端末への送信、及び印刷の少なくとも一方により出力する、
付記1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
[付記8]
前記制御部は、
前記期間よりも前に前記ユーザに貸し出された貸出車両が走行した経路と、前記期間よりも前に有料道路の通行料金を支払う各媒体から読み取られた前記通行料金の支払い状況を示す情報とに基づいて、前記各媒体から前記ユーザに貸し出される媒体を決定する、
付記1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
[付記9]
有料道路の通行料金を支払う媒体がユーザに貸し出された期間を示す情報を取得し、
前記媒体から読み取られた前記通行料金の支払い状況を示す情報と、前記期間とに基づいて、前記ユーザへ請求する料金を決定し、
決定した前記料金が支払われた場合、前記料金が支払われたことを示す情報を出力させる、処理を実行する情報処理方法。
[付記10]
情報処理装置に、
有料道路の通行料金を支払う媒体がユーザに貸し出された期間を示す情報を取得する処理と、
前記媒体から読み取られた前記通行料金の支払い状況を示す情報と、前記期間とに基づいて、前記ユーザへ請求する料金を決定する処理と、
決定した前記料金が支払われた場合、前記料金が支払われたことを示す情報を出力させる処理と、
を実行させるプログラム。
[付記11]
端末、及び情報処理装置を有する情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
有料道路の通行料金を支払う媒体がユーザに貸し出された期間を示す情報を取得する取得部と、
前記端末により前記媒体から読み取られた前記通行料金の支払い状況を示す情報と、前記期間とに基づいて、前記ユーザへ請求する料金を決定する制御部と、
前記制御部により決定された前記料金が支払われた場合、前記料金が支払われたことを示す情報を前記端末に出力させる出力部と、
を有する情報処理システム。
[付記12]
前記制御部は、
前記媒体が前記ユーザに貸し出されている場合、前記媒体に記録されている情報を読み取る読み取り装置を起動し、
前記媒体が前記ユーザに貸し出されていない場合、前記媒体に記録されている情報を読み取る読み取り装置を起動しない、
付記11に記載の情報処理システム。
【符号の説明】
【0065】
1 情報処理システム
10 情報処理装置
11 取得部
12 制御部
13 出力部
20 貸出返却端末
21 二次元バーコードリーダ
22 運転免許証リーダ
23 カメラ
24 決済装置
25 プリンタ
26 ETCカードリーダ
27 タッチパネルディスプレイ
30 店員端末
40 ユーザ端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11