(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022180166
(43)【公開日】2022-12-06
(54)【発明の名称】折り畳み式宅配ボックス
(51)【国際特許分類】
A47G 29/12 20060101AFI20221129BHJP
E06B 7/32 20060101ALI20221129BHJP
【FI】
A47G29/12 A
E06B7/32 A
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021087115
(22)【出願日】2021-05-24
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-07-28
(71)【出願人】
【識別番号】521224310
【氏名又は名称】成澤 貢
(74)【代理人】
【識別番号】110003096
【氏名又は名称】弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】成澤 貢
【テーマコード(参考)】
3K100
【Fターム(参考)】
3K100CA02
3K100CA19
3K100CA45
3K100CA48
3K100CC01
3K100CD03
(57)【要約】
【課題】配達先が留守であっても、ドアを開閉することなく、配達人が室外側からの手動操作で室内側に空間を形成し、確実に配達物を室内側に配達する。
【解決手段】折り畳み式宅配ボックス1は、略水平軸心X1周りの回動による天板部50の引き下げと、略水平軸心X2周りの回動による底板部60の引き上げと、左連接体70の折り畳みと、右連接体80の折り畳みと、により、室内側の第2枠体20を室外側の第1枠体10に近接させるコンパクト状態と、前記コンパクト状態から左連接体70の押し伸ばしと右連接体80の押し伸ばしと、略水平軸心X1周りの回動による天板部50の押し上げと、略水平軸心X2周りの回動による底板部60の押し下げとにより、室内側の第2枠体20を室外側の第1枠体10から離間させる展開状態と、を切替可能に構成したものである。
【選択図】
図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
室外と室内とを仕切る取付対象のドアに形成された開口部に設けられる折り畳み式宅配ボックスであって、
前記開口部に取り付けられ、第1左枠部、第1右枠部、第1上枠部、第1下枠部を備えた略四角枠形状の第1枠体と、
前記ドアよりも前記室内側に設けられ、第2左枠部、第2右枠部、第2上枠部、第2下枠部を備えた略四角枠形状の第2枠体と、
前記第1枠体の径方向内側の第1開口を開閉可能に設けられた第1開閉扉と、
前記第2枠体の径方向内側の第2開口を開閉可能に設けられた第2開閉扉と、
前記室外側の前端部が前記第1上枠部に対して略水平軸心周りに回動可能に接続されるとともに、前記室内側の後端部が自由端とされる天板部と、
前記室外側の前端部が前記第1下枠部に対して略水平軸心周りに回動可能に接続されるとともに、前記室内側の後端部が自由端とされる底板部と、
前記第2枠体が前記第1枠体に対し進退可能となるように、前記第1枠体の前記第1左枠部と前記第2枠体の前記第2左枠部とを接続する左連接体と、
前記第2枠体が前記第1枠体に対し進退可能となるように、前記第1枠体の前記第1右枠部と前記第2枠体の前記第2右枠部とを接続する右連接体と、
を有し、
前記左連接体は、
前記室外側の端部が前記第1左枠部に対して略鉛直軸心周りに回動可能に接続される第1左側壁と、
前記室内側の端部が前記第2左枠部に対して略鉛直軸心周りに回動可能に接続される第2左側壁と、
前記第1左側壁の前記室内側の端部と前記第2左側壁の前記ドア側の端部とを回動可能に連結する左連結部と、
を備え、
前記右連接体は、
前記室外側の端部が前記第1右枠部に対して略鉛直軸心周りに回動可能に接続される第1右側壁と、
前記室内側の端部が前記第2右枠部に対して略鉛直軸心周りに回動可能に接続される第2右側壁と、
前記第1右側壁の前記室内側の端部と前記第2右側壁の前記ドア側の端部とを回動可能に連結する右連結部と、
を備え、
前記略水平軸心周りの回動による前記天板部の引き下げと、前記略水平軸心周りの回動による前記底板部の引き上げと、前記左連結部での前記第1左側壁及び前記第2左側壁の回動による前記左連接体の折り畳みと、前記右連結部での前記第1右側壁及び前記第2右側壁の回動による前記右連接体の折り畳みと、により、前記第2枠体を前記第1枠体に近接させるとともに、その近接する当該第1枠体と当該第2枠体との間に当該折り畳まれた左連接体及び右連接体を収納し、当該収納された左連接体及び右連接体よりも前記室外側に、前記引き下げた天板部及び前記引き上げた底板部を位置させる、コンパクト状態と、
前記コンパクト状態から、前記左連結部での前記第1左側壁及び前記第2左側壁の回動による前記左連接体の押し伸ばしと前記右連結部での前記第1右側壁及び前記第2右側壁の回動による前記右連接体の押し伸ばしとにより、前記第2枠体を前記第1枠体から離間させるとともに、それら離間した第1枠体と第2枠体との間の空間内における前記略水平軸心周りの回動による前記天板部の押し上げと前記略水平軸心周りの回動による前記底板部の押し下げとにより、前記空間の上部に前記天板部を略水平に位置させるとともに、前記空間の下部に前記底板部を略水平に位置させる、展開状態と、
を切替可能に構成した
ことを特徴とする折り畳み式宅配ボックス。
【請求項2】
請求項1記載の折り畳み式宅配ボックスにおいて、
前記第1枠体は、
前記コンパクト状態において前記引き下げた天板部を収納する天板収納部と、
前記コンパクト状態において前記引き上げた底板部を収納する底板収納部と、
を備えることを特徴とする折り畳み式宅配ボックス。
【請求項3】
請求項2記載の折り畳み式宅配ボックスにおいて、
前記天板部の回動に係わる前記略水平軸心は、前記底板部の回動に係わる略水平軸心よりも、前記室外側に位置しており、
前記第1枠体において、前記天板収納部は前記底板収納部よりも前記室外側に設けられている
ことを特徴とする折り畳み式宅配ボックス。
【請求項4】
請求項2記載の折り畳み式宅配ボックスにおいて、
前記底板部の回動に係わる略水平軸心は、前記天板部の回動に係わる前記略水平軸心よりも、前記室外側に位置しており、
前記第1枠体において、前記底板収納部は前記天板収納部よりも前記室外側に設けられている
ことを特徴とする折り畳み式宅配ボックス。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の折り畳み式宅配ボックスにおいて、
前記第1左側壁及び前記第2左側壁のうち少なくとも一方と、前記第1右側壁及び前記第2右側壁のうち少なくとも一方とが、前記展開状態において押し上げられた前記天板部を係止する天板係止部を備える
ことを特徴とする折り畳み式宅配ボックス。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の折り畳み式宅配ボックスにおいて、
前記第2枠体に、前記展開状態において押し下げられた前記底板部を載置する底板載置部を設けた
ことを特徴とする折り畳み式宅配ボックス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、留守中に配達される配達物を収納することができ、かつ、未収納時にはスペースを殆どとらないように折り畳みできる折り畳み式宅配ボックスに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、留守中に配達される配達物を収納することができ、かつ、未収納時にはスペースを殆どとらないように折り畳みできるドア装着型荷物受箱(折り畳み式宅配ボックス)が知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術の折り畳み式宅配ボックスでは、ドアの外側に取り付けられる荷物受箱が複数の蝶番を備えており、後板を引き出して収納空間を広げて使用することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7-11850号公報(
図3,4、段落0016等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術の折り畳み式宅配ボックスは、ドアの外側に取り付けられており室外側に収納空間を形成するものであるため、配達人が留守宅に到着したときに、室内側に配達物を届けることができない。
【0005】
本発明の目的は、配達先が留守であっても、ドアを開閉することなく、配達人が室外側からの手動操作で室内側に空間を形成し、確実に配達物を室内側に配達できる折り畳み式宅配ボックスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本願発明は、室外と室内とを仕切る取付対象のドアに形成された開口部に設けられる折り畳み式宅配ボックスであって、前記開口部に取り付けられ、第1左枠部、第1右枠部、第1上枠部、第1下枠部を備えた略四角枠形状の第1枠体と、前記ドアよりも前記室内側に設けられ、第2左枠部、第2右枠部、第2上枠部、第2下枠部を備えた略四角枠形状の第2枠体と、前記第1枠体の径方向内側の第1開口を開閉可能に設けられた第1開閉扉と、前記第2枠体の径方向内側の第2開口を開閉可能に設けられた第2開閉扉と、前記室外側の前端部が前記第1上枠部に対して略水平軸心周りに回動可能に接続されるとともに、前記室内側の後端部が自由端とされる天板部と、前記室外側の前端部が前記第1下枠部に対して略水平軸心周りに回動可能に接続されるとともに、前記室内側の後端部が自由端とされる底板部と、前記第2枠体が前記第1枠体に対し進退可能となるように、前記第1枠体の前記第1左枠部と前記第2枠体の前記第2左枠部とを接続する左連接体と、前記第2枠体が前記第1枠体に対し進退可能となるように、前記第1枠体の前記第1右枠部と前記第2枠体の前記第2右枠部とを接続する右連接体と、を有し、前記左連接体は、前記室外側の端部が前記第1左枠部に対して略鉛直軸心周りに回動可能に接続される第1左側壁と、前記室内側の端部が前記第2左枠部に対して略鉛直軸心周りに回動可能に接続される第2左側壁と、前記第1左側壁の前記室内側の端部と前記第2左側壁の前記ドア側の端部とを回動可能に連結する左連結部と、を備え、前記右連接体は、前記室外側の端部が前記第1右枠部に対して略鉛直軸心周りに回動可能に接続される第1右側壁と、前記室内側の端部が前記第2右枠部に対して略鉛直軸心周りに回動可能に接続される第2右側壁と、前記第1右側壁の前記室内側の端部と前記第2右側壁の前記ドア側の端部とを回動可能に連結する右連結部と、を備え、前記略水平軸心周りの回動による前記天板部の引き下げと、前記略水平軸心周りの回動による前記底板部の引き上げと、前記左連結部での前記第1左側壁及び前記第2左側壁の回動による前記左連接体の折り畳みと、前記右連結部での前記第1右側壁及び前記第2右側壁の回動による前記右連接体の折り畳みと、により、前記第2枠体を前記第1枠体に近接させるとともに、その近接する当該第1枠体と当該第2枠体との間に当該折り畳まれた左連接体及び右連接体を収納し、当該収納された左連接体及び右連接体よりも前記室外側に、前記引き下げた天板部及び前記引き上げた底板部を位置させる、コンパクト状態と、前記コンパクト状態から、前記左連結部での前記第1左側壁及び前記第2左側壁の回動による前記左連接体の押し伸ばしと前記右連結部での前記第1右側壁及び前記第2右側壁の回動による前記右連接体の押し伸ばしとにより、前記第2枠体を前記第1枠体から離間させるとともに、それら離間した第1枠体と第2枠体との間の空間内における前記略水平軸心周りの回動による前記天板部の押し上げと前記略水平軸心周りの回動による前記底板部の押し下げとにより、前記空間の上部に前記天板部を略水平に位置させるとともに、前記空間の下部に前記底板部を略水平に位置させる、展開状態と、を切替可能に構成したことを特徴とする。
【0007】
本願発明の折り畳み式宅配ボックスでは、配達先が留守であっても、配達人が、第1開閉扉を開けて第1開口から手を差し入れ、左連設体及び右連設体を押し伸ばしと、第2枠体を室内側へ移動させることができる。そして、その移動させた第2枠体の手前側に形成された空間において天板部を押し上げるとともに底板部を押し下げることで、左右両側を左連設体及び右連設体で囲われ、かつ上下両側を天板部と底板部で囲われ、かつ奥側を第2枠体の第2開閉扉で塞がれた、略箱型の閉じた空間を形作ることができる。この空間内に配達物を配置し、最初に開けた第1開閉扉を閉じることで、ドアを開閉することなく、無人状態の配達先の室内側に確実に配達物を配達することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、配達先が留守であっても、ドアを開閉することなく、配達人が室外側からの手動操作で室内側に空間を形成し、確実に配達物を室内側に配達できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の一実施形態による折り畳み式宅配ボックスをドアの外側(室外側)から見た状態を表す前面図である。
【
図2】本発明の一実施形態による折り畳み式宅配ボックスをドアの内側(室内側)から見た状態を表す後面図である。
【
図3】本発明の一実施形態による折り畳み式宅配ボックス(コンパクト状態)を表す右側面図である。
【
図4】本発明の一実施形態による折り畳み式宅配ボックス(展開状態)を表す右側面図である。
【
図5】本発明の一実施形態による折り畳み式宅配ボックス(コンパクト状態)を表す平面図である。
【
図6】本発明の一実施形態による折り畳み式宅配ボックス(展開状態)を表す平面図である。
【
図7】本発明の一実施形態による折り畳み式宅配ボックス(コンパクト状態)を表す右側面断面図である。
【
図8】本発明の一実施形態による折り畳み式宅配ボックス(コンパクト状態と展開状態との間の状態)を表す右側面断面図である。
【
図9】本発明の一実施形態による折り畳み式宅配ボックス(展開状態)を表す右側面断面図である。
【
図10】本発明の一実施形態による折り畳み式宅配ボックス(コンパクト状態)を表す平面断面図である。
【
図11】本発明の一実施形態による折り畳み式宅配ボックス(コンパクト状態と展開状態との間の状態)を表す平面断面図である。
【
図12】本発明の一実施形態による折り畳み式宅配ボックス(展開状態)を表す平面断面図である。
【
図13】変形例による折り畳み式宅配ボックス(コンパクト状態)を表す右側面断面図である。
【
図14】変形例による折り畳み式宅配ボックス(展開状態)を表す右側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0011】
<構成>
本実施形態による折り畳み式宅配ボックス1を説明する図を
図1~
図12に示す。なお、以下の説明において、上下方向、前後方向及び左右方向は、折り畳み式宅配ボックス1が設けられる取付対象のドア2の室外側の面を前面とした場合における上下方向(上側、底・下側)、前後方向(前面側、後面側)及び左右方向に相当しており、
図1~
図12の各図中に適宜示される矢印の方向に対応している。
【0012】
本実施形態による折り畳み式宅配ボックス1は、室外と室内とを仕切るドア2に形成された開口部2aに設けられており、配達先が留守であっても、ドア2を開閉することなく、配達人が室外側からの手動操作で室内側に空間Sを形成し、確実に配達物を室内側に配達できるようにするための機器である。開口部2aは、本実施形態において、ドアノブ2bの下方に形成された略四角形状の開口である。ドア2の左端部には、図示しない外壁に対して略鉛直軸心Y9周りに回動可能にするためのヒンジ2cが設けられている。
【0013】
折り畳み式宅配ボックス1は、前枠体10(第1枠体に相当)と、後枠体20(第2枠体に相当)と、荷物差し入れ扉30(第1開閉扉に相当)と、荷物取り出し扉40(第2開閉扉に相当)と、天板部50と、底板部60と、左連接体70と、右連接体80と、を有している。
【0014】
前枠体10は、開口部2aに取り付けられ、第1左枠部11、第1右枠部12、第1上枠部13及び第1下枠部14を有する略四角枠形状の部材である。前枠体10の径方向内側には、第1左枠部11、第1右枠部12、第1上枠部13及び第1下枠部14に囲まれる略四角形状の開口10aが形成されている。
【0015】
後枠体20は、ドア2よりも室内側に設けられ、第2左枠部21、第2右枠部22、第2上枠部23及び第2下枠部24を有する略四角枠形状の部材である。後枠体20の径方向内側には、第2左枠部21、第2右枠部22、第2上枠部23及び第2下枠部24に囲まれる略四角形状の開口20aが形成されている。
【0016】
荷物差し入れ扉30は、前枠体10の径方向内側の第1開口10aを開閉可能に設けられた部材である。荷物差し入れ扉30の左端部には、前枠体10の第1左枠部11に対して略鉛直軸心Y7周りに回動可能にするためのヒンジ30bが設けられている。荷物差し入れ扉30は、ヒンジ30bによって第1開口10aを開閉可能になっている(
図5及び
図6の矢印A参照)。荷物差し入れ扉30の右端部には、荷物差し入れ扉30を開閉する際に掴むことができる持ち手部30aが設けられている。荷物差し入れ扉30は、図示しない公知の電子キーを有しており、配達物の注文時に予め取り決められた暗証番号等を住人が外出時に電子キーに設定してロックされるようになっている。配達人は、設定された暗証番号等を携えて配達に来ることで、住人が不在であっても荷物差し入れ扉30を開けることができ、室外側からの手動操作で室内側に空間Sを形成して配達物を入れた後、荷物差し入れ扉30を閉めることで、荷物差し入れ扉30が再びロックされるようになっている。
【0017】
荷物取り出し扉40は、後枠体20の径方向内側の第2開口20aを開閉可能に設けられた部材である。荷物取り出し扉40の左端部には、後枠体20の第2左枠部21に対して略鉛直軸心Y8周りに回動可能にするためのヒンジ40bが設けられている。荷物取り出し扉40は、ヒンジ40bによって第2開口20aを開閉可能になっている(
図5及び
図6の矢印C参照)。荷物取り出し扉40の右端部には、荷物取り出し扉40を開閉する際に掴むことができる持ち手部40aが設けられている。荷物取り出し扉40には、図示しない適宜のフックが設けられており、不用意に開かないようになっている。住人は、室内側に空間Sが形成されているのを見て配達物の到着を察知でき、ドア2を閉めて室内へ戻った後、フックを外して荷物取り出し扉40を開くことで、配達された配達物を取得できるようになっている。
【0018】
天板部50は、室外側の前端部が第1上枠部13に対して略水平軸心X1周りに回動可能に接続されるとともに、室内側の後端部が自由端とされる部材である。天板部50の室外側の前端部には、第1上枠部13に対して略水平軸心X1周りに回動可能にするためのヒンジ51が設けられている。天板部50は、ヒンジ51によって、その室内側の後端部が後枠部20の第2上枠部23に近接する水平横向き(
図4、
図6、
図9及び
図12参照)と、当該室内側の後端部が前枠部10の第1下枠部14に近接する鉛直下向き(
図7、
図8、
図10及び
図11参照)と、の間で回動可能になっている。
【0019】
底板部60は、室外側の前端部が第1下枠部14に対して略水平軸心X2周りに回動可能に接続されるとともに、室内側の後端部が自由端とされる部材である。底板部60の室外側の前端部には、第1下枠部14に対して略水平軸心X2周りに回動可能にするためのヒンジ61が設けられている。底板部60は、ヒンジ61によって、その室内側の後端部が後枠部20の第2下枠部24に近接する水平横向き(
図4、
図6、
図9及び
図12参照)と、当該室内側の後端部が前枠部10の第1上枠部13に近接する鉛直上向き(
図7、
図8、
図10及び
図11参照)と、の間で回動可能になっている。
【0020】
前枠体10には、室内側の後端部が鉛直下向きになっている天板部50を収納する天板収納部15と、室内側の後端部が鉛直上向きになっている底板部60を収納する底板収納部16と、が設けられている。天板収納部15は、鉛直下向きの天板部50が収納される略四角形状の開口であり、開口部10aの一部をなしている。底板収納部16は、鉛直上向きの底板部60が収納される略四角形状の開口であり、開口部10aの一部をなしている。天板部50の回動に係わる略水平軸心X1は、底板部60の回動に係わる略水平軸心X2よりも、室外側に位置しており、前枠体10において、天板収納部15は底板収納部16よりも室外側に設けられている(
図7~
図12参照)。底板収納部16の開口サイズと天板収納部15の開口サイズはほぼ同じである(
図7~
図9参照)。
【0021】
後枠体20には、室内側の後端部が水平横向きになっている底板部60を載置する底板載置部25が設けられている。底板載置部25は、第2下枠部24の一部をなしており、底板部60の室内側の後端部の下面が接する部分である。底板部60の室内側の後端部が底板載置部25に載置される際は、底板部60の室内側の後端部の後端面が第2下枠部24に当接するようになっている(
図9及び
図12参照)。
【0022】
左連接体70は、後枠体20が前枠体10に対し進退可能となるように、前枠体10の第1左枠部11と後枠体20の第2左枠部21とを接続する部材である。左連接体70は、第1左側壁71と、第2左側壁72と、左連結部73と、を有している。第1左側壁71は、室外側の端部が第1左枠部11に対して略鉛直軸心Y1周りに回動可能に接続されている。第1左側壁71の室外側の端部には、第1左枠部11に対して略鉛直軸心Y1周りに回動可能にするためのヒンジ75が設けられている。第1左側壁71は、ヒンジ75によって、その室内側の端部が水平横向き(
図9及び
図12参照)と、当該室内側の端部が鉛直下向き(
図7及び
図10参照)と、の間で回動可能になっている。第2左側壁72は、室内側の端部が第2左枠部21に対して略鉛直軸心Y2周りに回動可能に接続されている。第2左側壁72の室内側の端部には、第2左枠部21に対して略鉛直軸心Y2周りに回動可能にするためのヒンジ76が設けられている。第2左側壁72は、ヒンジ76によって、そのドア2側の端部が水平横向き(
図9及び
図12参照)と、当該ドア2側の端部が鉛直下向き(
図7及び
図10参照)と、の間で回動可能になっている。左連結部73は、第1左側壁71の室内側の端部と第2左側壁72のドア2側の端部とを回動可能に連結している。左連結部73は、第1左側壁71の室内側の端部及び第2左側壁72のドア2側の端部を6の字形状に巻き、両壁71,72の6の字形状の端部に丸棒を通すことによって構成されたヒンジ構造である。第1左側壁71と第2左側壁72とは、左連結部73によって、略鉛直軸心Y3周りに回動可能になっており、ヒンジ75,76による略鉛直軸心Y1,Y2周りの回動も併用して、左連接体70の折り畳み(
図3、
図5、
図7及び
図10参照)と、左連接体70の展開(
図4、
図6~
図9、
図11及び
図12参照)と、の間で回動可能になっている。
【0023】
右連接体80は、後枠体20が前枠体10に対し進退可能となるように、前枠体10の第1右枠部12と後枠体20の第2左枠部22とを接続する部材である。右連接体80は、第1右側壁81と、第2右側壁82と、右連結部83と、を有している。第1右側壁81は、室外側の端部が第1右枠部12に対して略鉛直軸心Y4周りに回動可能に接続されている。第1右側壁81の室外側の端部には、第1右枠部12に対して略鉛直軸心Y4周りに回動可能にするためのヒンジ85が設けられている。第1右側壁81は、ヒンジ85によって、その室内側の端部が水平横向き(
図9及び
図12参照)と、当該室内側の端部が鉛直下向き(
図7及び
図10参照)と、の間で回動可能になっている。第2右側壁82は、室内側の端部が第2右枠部22に対して略鉛直軸心Y5周りに回動可能に接続されている。第2右側壁82の室内側の端部には、第2右枠部22に対して略鉛直軸心Y6周りに回動可能にするためのヒンジ86が設けられている。第2右側壁82は、ヒンジ86によって、そのドア2側の端部が水平横向き(
図9及び
図12参照)と、当該ドア2側の端部が鉛直下向き(
図7及び
図10参照)と、の間で回動可能になっている。右連結部83は、第1右側壁81の室内側の端部と第2右側壁82のドア2側の端部とを回動可能に連結している。右連結部83は、第1右側壁81の室内側の端部及び第2右側壁82のドア2側の端部を6の字形状に巻き、両壁81,82の6の字形状の端部に丸棒を通すことによって構成されたヒンジ構造である。第1右側壁81と第2右側壁82とは、右連結部83によって、略鉛直軸心Y6周りに回動可能になっており、ヒンジ85,86による略鉛直軸心Y4,Y5周りの回動も併用して、右連接体80の折り畳み(
図3、
図5、
図7及び
図10参照)と、右連接体80の展開(
図4、
図6~
図9、
図11及び
図12参照)と、の間で回動可能になっている。
【0024】
第1左側壁71、第2左側壁72、第1右側壁81及び第2右側壁82には、左右連接体70,80が展開された状態において、水平横向きの状態の天板部50を係止する天板係止部74,84が形成されている。天板係止部74,84は、第1左側壁71、第2左側壁72、第1右側壁81及び第2右側壁82の上端部に形成された凹部である(
図8、
図9、
図11及び
図12参照)。天板部50には、天板係止部74,84の形状に合う爪部52が形成されている。爪部52は、天板部50の左端部及び右端部に形成された凸部であり、天板係止部74,84に嵌ることによって係止される。
【0025】
以上の構成により、本実施形態による折り畳み式宅配ボックス1では、コンパクト状態と、展開状態と、に切り替え可能になっている。コンパクト状態は、略水平軸心X1周りの回動による天板部50の引き下げ(
図9の矢印B2参照)と、略水平軸心X2周りの回動による底板部60の引き上げ(
図9の矢印B1参照)と、左連結部73での第1左側壁71及び第2左側壁72の回動による左連接体70の折り畳み(
図3、
図5、
図7及び
図10の矢印B参照)と、右連結部83での第1右側壁81及び第2右側壁82の回動による右連接体80の折り畳み(
図3、
図5、
図7及び
図10の矢印B参照)と、により、後枠体20を前枠体10に近接させるとともに、その近接する当該前枠体10と当該後枠体20との間に当該折り畳まれた左連接体70及び右連接体80を収納し、当該収納された左連接体70及び右連接体80よりも室外側に、引き下げられた天板部50及び引き上げられた底板部60を位置させた状態である。このとき、引き下げた天板部50及び引き上げた底板部60はそれぞれ、前枠部10の天板収納部15及び底板収納部16に収納される。展開状態は、コンパクト状態から、左連結部73での第1左側壁71及び前記第2左側壁72の回動による左連接体70の押し伸ばし(
図4、
図6、
図8、
図9、
図11及び
図12の矢印B参照)と、右連結部83での第1右側壁82及び第2右側壁82の回動による右連接体70の押し伸ばし(
図4、
図6、
図8、
図9、
図11及び
図12の矢印B参照)と、により、後枠体20を前枠体10から離間させるとともに、それら離間した前枠体10と後枠体20との間の空間S内における略水平軸心X1周りの回動による天板部50の押し上げ(
図9の矢印B2参照)と、略水平軸心X2周りの回動による底板部60の押し下げ(
図9の矢印B1参照)と、により、空間Sの上部に天板部50を略水平に位置させるとともに、空間Sの下部に底板部60を略水平に位置させる状態である。このとき、押し上げられた天板部50の爪部52は、第1左側壁71、第2左側壁72、第1右側壁81及び第2右側壁82に形成された天板係止部74,84に係止され(
図9及び
図12参照)、押し下げられた底板部60の室内側の後端部は、後枠体20の底板載置部25に載置されるとともに、第2下枠部24に当接している(
図9及び
図12参照)。
【0026】
<操作>
本実施形態による折り畳み式宅配ボックス1では、以下に説明する通り、配達人による室外側からの手動操作で配達物を室内側に配達することができ、住人による室内側からの手動操作で配達された配達物を取得することができるようになっている。
【0027】
まず、住人が、室内側からの手動操作によって、折り畳み式宅配ボックス1をコンパクト状態にセットする(
図1~
図3、
図5、
図7及び
図10参照)。具体的には、住人が、天板部50を引き下げて前枠部10の天板収納部15に収納し(
図9の矢印B2参照)、底板部60を引き上げて前枠部10の底板収納部16に収納し(
図9の矢印B1参照)、左・右連接体70,80の折り畳みによって後枠体20を前枠体10に近接させるとともに(
図3、
図5、
図7及び
図10の矢印B参照)、その近接する当該前枠体10と当該後枠体20との間に当該折り畳まれた左連接体70及び右連接体80を収納する(
図3、
図5、
図7及び
図10参照)。なお、折り畳み式宅配ボックス1には、図示しない適宜のストッパーが設けられており、このストッパーによって左・右連接体70,80の折り畳みが解除されずにコンパクト状態が維持されるように図られている。
【0028】
次に、外出時に、住人が、配達物の注文時に予め取り決められた暗証番号等を電子キーに設定して荷物差し入れ扉30をロックし、荷物取り出し扉40を閉じてフックを取り付けておく。
【0029】
次に、住人の不在中に訪れた配達人は、設定された暗証番号等を入力して荷物差し入れ扉30を開ける(
図5の矢印A参照)。
【0030】
次に、配達人は、室外側からの手動操作によって、折り畳み式宅配ボックス1を展開状態にセットして、配達物を室内側に形成された空間Sに入れる(
図4、
図6、
図8、
図9、
図11及び
図12参照)。具体的には、配達人が、第1開口10aから手を入れて、底板部60を押し下げつつ(
図9の矢印B1参照)、左・右連接体70,80の押し伸ばしによって後枠体20を前枠体10から離間させ(
図4、
図6、
図8、
図9、
図11及び
図12の矢印B参照)、左・右連接体70,80が伸び切ったところで底板部60の室内側の後端部を後枠体20の底板載置部25に載置して突っ張らせ(
図9及び
図12参照)、さらに天板部50押し上げ(
図9及び
図12の矢印B2参照)、天板部50の爪部52を左・右側壁71,72,81,82の天板係止部74,84に係止させて室内側に空間Sを形成する(
図6、
図9及び
図12参照)。
【0031】
次に、配達人は、空間S内に配達物を入れ、荷物差し入れ扉30を閉めることで、荷物差し入れ扉30が再びロックされる(
図6の矢印A参照)。
【0032】
次に、外出から帰った住人が、室内側に空間Sが形成されているのを見て、配達物の到着を察知すると、ドア2を閉めて室内へ戻り、室内側からの手動操作によって、フックを外して荷物取り出し扉40を開くことで、配達された配達物を取得する(
図6の矢印C参照)。
【0033】
次に、配達物を取得した後、住人は、室内側からの手動操作によって、折り畳み式宅配ボックス1を再びコンパクト状態にセットしておく(
図1~
図3、
図5、
図7及び
図10参照)。
【0034】
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態の折り畳み式宅配ボックス1では、略水平軸心X1周りの回動による天板部50の引き下げと、略水平軸心X2周りの回動による底板部60の引き上げと、左連接体70の折り畳みと、右連接体80の折り畳みと、により、室内側の第2枠体20を室外側の第1枠体10に近接させるコンパクト状態と、前記コンパクト状態から左連接体70の押し伸ばしと右連接体80の押し伸ばしと、略水平軸心X1周りの回動による天板部50の押し上げと、略水平軸心X2周りの回動による底板部60の押し下げとにより、室内側の第2枠体20を室外側の第1枠体10から離間させる展開状態と、が切替可能に構成されている。
【0035】
このような構成を有する折り畳み式宅配ボックス1では、配達先が留守であっても、配達人が、荷物差し入れ扉30を開けて第1開口10aから手を差し入れ(
図5及び
図6の矢印A参照)、左連設体70及び右連設体80を押し伸ばすと、後枠体20を室内側へ移動させることができる(
図4~
図6,
図8,
図9,
図11及び
図12の矢印B参照)。そして、その移動させた後枠体20の手前側に形成された空間において天板部50を押し上げるとともに底板部60を押し下げることで(
図9の矢印B1,B2参照)、左右両側を左連設体70及び右連設体80で囲われ、かつ上下両側を天板部50と底板部60で囲われ、かつ奥側を後枠体20の荷物取り出し扉40で塞がれた、略箱型の閉じた空間Sを形作ることができる(
図4,
図6,
図9及び
図12参照)。この空間S内に配達物を配置し、最初に開けた荷物差し入れ扉30を閉じることで(
図5及び
図6の矢印A参照)、ドア2を開閉することなく、無人状態の配達先の室内側に確実に配達物を配達することができる。
【0036】
また、本実施形態では特に、前枠体10が、コンパクト状態において引き下げた天板部50を収納する天板収納部15と、コンパクト状態において引き上げた底板部60を収納する底板収納部16と、を有している(
図7~
図12参照)。このため、展開状態において略箱型の空間Sの下部を覆うこととなる底板部60と略箱型の空間Sの上部を覆うこととなる天板部50とを、コンパクト状態において前枠体10内に収納し、邪魔にならないようにすることができる。
【0037】
また、本実施形態では特に、天板部50の回動に係わる略水平軸心X1が、底板部60の回動に係わる略水平軸心X2よりも、室外側に位置しており、前枠体10において、天板収納部15が底板収納部16よりも室外側に設けられている(
図7~
図12参照)。すなわち、配達人が手動操作にてコンパクト状態から展開状態にする際、天板部50のほうが底板部60よりも手前側に位置している。このため、天板部50を室内側へと手で押すことで先に底板部60を倒して略水平にした後、そのままの円滑な動きで天板部50を上へ持ち上げて略水平とすることができる(
図12の矢印B1,B2参照)。またこのとき、底板部60のほうが天板部50よりも手前側に位置している場合のように、底板部60を室内側へ手で押すときに底板部60と天板部50との間に手が挟まるような心配がない。
【0038】
また、本実施形態では特に、第1左側壁71、第2左側壁72、第1右側壁81及び第2右側壁82が展開状態において押し上げられた天板部50を係止する天板係止部74,84を有している。このため、展開状態にする際に押し上げた天板部50が落下しないように係止できる。
【0039】
また、本実施形態では特に、後枠体20に、展開状態において押し下げられた底板部60を載置する底板載置部25が設けられている。このため、展開状態にする際に、押し下げた底板部60を安定的に保持できる。
【0040】
<変形例>
上記実施形態の折り畳み式宅配ボックス1においては、天板部50の回動に係わる略水平軸心X1が、底板部60の回動に係わる略水平軸心X2よりも、室外側に位置しており、前枠体10において、天板収納部15が底板収納部16よりも室外側に設けられている(
図7及び
図9参照)。すなわち、配達人が手動操作にてコンパクト状態から展開状態にする際、天板部50のほうが底板部60よりも手前側に位置している。
【0041】
しかし、上記実施形態とは逆に、底板部60の回動に係わる略水平軸心X2が、天板部50の回動に係わる略水平軸心X1よりも、室外側に位置しており、前枠体10において、底板収納部16が天板収納部15よりも室外側に設けられていてもよい(
図13及び
図14参照)。すなわち、配達人が手動操作にてコンパクト状態から展開状態にする際、底板部60のほうが天板部50よりも手前側に位置していてもよい。
【0042】
この場合には、配達人が手動操作にてコンパクト状態から展開状態にする際、配達人は、手に持った配達物の下部で底板部60を室内側へと押すことで底板部60と配達物とによって天板部50を持ち上げて略水平にした後(
図14の矢印B2参照)、そのまま配達物を押し出す動きで底板部60を下へ押し下げて略水平とすることができる(
図14の矢印B1参照)。
【0043】
<他の変形例>
上記実施形態及び変形例では、第1左側壁71、第2左側壁72、第1右側壁81及び第2右側壁82のすべてが天板係止部74,84を有しているが、これに限定されるものではなく、第1左側壁71及び第2左側壁72のうち少なくとも一方と第1右側壁81及び第2右側壁82の少なくとも一方とが天板係止部74,84を有していてもよい。また、上記実施形態及び変形例では、荷物差し入れ扉30や荷物取り出し扉40の開き方向が左開きであったが、これに限定されるものではなく、右開きや両開きなど別の方向であってもよい。
【0044】
なお、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。
【0045】
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
【0046】
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
【符号の説明】
【0047】
1 折り畳み式宅配ボックス
2 ドア
2a 開口部
10 前枠体(第1枠体)
10a 第1開口
11 第1左枠部
12 第1右枠部
13 第1上枠部
14 第1下枠部
15 天板収納部
16 底板収納部
20 後枠体(第2枠体)
20a 第2開口
21 第2左枠部
22 第2右枠部
23 第2上枠部
24 第2下枠部
25 底板載置部
30 荷物差し入れ扉(第1開閉扉)
40 荷物取り出し扉(第2開閉扉)
50 天板部
60 底板部
70 左連接体
71 第1左側壁
72 第2左側壁
73 左連結部
74 天板係止部
80 右連接体
81 第1右側壁
82 第2右側壁
83 右連結部
84 天板係止部
S 空間
X1,X2 水平軸心
Y1,Y2,Y4,Y5 鉛直軸心