(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022180269
(43)【公開日】2022-12-06
(54)【発明の名称】飲料用演出グラス及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
A47G 19/22 20060101AFI20221129BHJP
【FI】
A47G19/22 S
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021110391
(22)【出願日】2021-05-24
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-01-25
(71)【出願人】
【識別番号】510286433
【氏名又は名称】株式会社ネットアプリ
(74)【代理人】
【識別番号】100154966
【弁理士】
【氏名又は名称】海野 徹
(72)【発明者】
【氏名】西田 誠
【テーマコード(参考)】
3B001
【Fターム(参考)】
3B001AA02
3B001BB10
3B001CC35
3B001DA01
3B001DA02
3B001DB20
(57)【要約】 (修正有)
【課題】本発明はグラス本体傾斜時に水面が反射鏡と映像表示装置の間に位置した際にでも反射像の一部又は全部が欠損する事が無い飲料用演出グラス及び、飲料用演出グラスで用いるコンピュータプログラムを保存した記憶媒体を提供する。
【解決手段】本発明の飲料用演出グラス1は、上下反転画像を映像表示装置80の映像表示面81に出力又は表示する上下反転画像出力部102と、グラス本体10の傾斜を検知するセンサー101と、映像表示面81内における前記上下反転画像82の表示位置を前記センサー101の値により変更する画像表示位置制御部100とを備え、前記上下反転画像82が前記グラス本体10側面の透明部12を通過し反射鏡30で反射されグラス本体10の上部開口11の方向に反射することを特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部開口を有する有底の筒状体であるグラス本体と、
前記グラス本体の側面に映像表示装置を固定するための固定機構と、
前記グラス本体の内部又は外壁面に配置される反射鏡と、
前記グラス本体の側面に位置する透明部と、
上下反転画像を前記映像表示装置の映像表示面に出力又は表示する上下反転画像出力部と、
前記グラス本体の傾斜を検知するセンサーと、
前記映像表示面内における前記上下反転画像の表示位置を前記センサーの値により変更する画像表示位置制御部と
を備え、
前記反射鏡は前記グラス本体の底面に対して傾斜しており、
前記映像表示面に表示されている前記上下反転画像が前記透明部と前記グラス本体内部の飲料を通過して前記反射鏡により前記上部開口の方向に反射することを特徴とする飲料用演出グラス。
【請求項2】
前記グラス本体傾斜時に前記上下反転画像の表示位置を前記上部開口の方向にシフト又は移動させることを特徴とする請求項1に記載の飲料用演出グラス。
【請求項3】
前記画像表示位置制御部がコンピュータソフトウェア又はコンピュータプログラムであることを特徴とする請求項1~2のいずれか一項に記載の飲料用演出グラス。
【請求項4】
前記上下反転画像出力部がコンピュータソフトウェア又はコンピュータプログラムであることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の飲料用演出グラス。
【請求項5】
前記センサーが前記映像表示装置の筐体又は前記グラス本体に内蔵されたカメラセンサー、加速度センサー、音センサー、GPSセンサー、圧電センサー、タッチパネルセンサーのいずれかであることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の飲料用演出グラス。
【請求項6】
前記画像表示位置制御部と前記上下反転画像出力部がコンピュータソフトウェア又はコンピュータプログラムとして前記映像表示装置の筐体の内部又は外部のコンピュータに実装されていることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の飲料用演出グラス。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の飲料用演出グラスで用いるコンピュータプログラムを保存した記憶媒体であり、
前記コンピュータプログラムが前記グラス本体の傾斜状態を前記センサーより取得し、
前記コンピュータプログラムが前記傾斜状態に応じて前記映像表示面内における前記上下反転画像の表示位置を変更し、
前記コンピュータプログラムが前記上下反転画像を前記映像表示面に表示又は出力することを特徴とする記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料用演出グラス及びその飲料用演出グラスに使用する記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
飲料を入れる機能以外に様々な機能を持ったグラスが開発されている。
例えば特許文献1には本願発明者が発明した飲料用演出グラスが開示されている。この飲料用演出グラスは、グラス側面に固定された映像表示装置と、グラス本体内部に配置された反射鏡とを備えてりおり、映像表示装置の映像を疑似的にグラス内部に投影する演出が可能なグラスである。
特許文献2には本願発明者が発明した飲料用演出グラスが開示されている。この飲料用演出グラスは、グラス側面に固定された映像表示装置と、グラス本体内部に配置されたビームスプリッターとを備えてりおり、映像表示装置の映像を疑似的にグラス内部に投影する演出が可能なグラスである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6488049号
【特許文献2】特許第6528162号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記特許文献1及び上記特許文献2にはグラス本体傾斜時に傾斜した水面(グラス内飲料と空気の境界面)が反射鏡(又はビームスプリッター)と映像表示装置の間に位置してしまい、その結果、その水面での光の屈折が原因で映像表示装置の画像の反射像の一部が欠損するという問題がある。
【0005】
本発明は上記問題を鑑み、グラス本体傾斜時に水面(グラス内飲料と空気の境界面)が反射鏡(又はビームスプリッター)と映像表示装置の間に位置した際にでも映像表示装置の画像の反射像の一部が欠損する事が無い飲料用演出グラスを提供することを課題とする。
また、その飲料用演出グラスに使用するプログラムを収録した記憶媒体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の飲料用演出グラスは、上部開口を有する有底の筒状体であるグラス本体と、前記グラス本体の側面に映像表示装置を固定するための固定機構と、前記グラス本体の内部又は外壁面に配置される反射鏡と、前記グラス本体の側面に位置する透明部と、上下反転画像を前記映像表示装置の映像表示面に出力又は表示する上下反転画像出力部と、前記グラス本体の傾斜を検知するセンサーと、前記映像表示面内における前記上下反転画像の表示位置を前記センサーの値により変更する画像表示位置制御部とを備え、前記反射鏡は前記グラス本体の底面に対して傾斜しており、前記映像表示面に表示されている前記上下反転画像が前記透明部と前記グラス本体内部の飲料を通過して前記反射鏡により前記上部開口の方向に反射することを特徴とする。
また、前記グラス本体傾斜時に前記上下反転画像の表示位置を前記上部開口の方向にシフト又は移動させることを特徴とする。
また、前記画像表示位置制御部がコンピュータソフトウェア又はコンピュータプログラムであることを特徴とする。
また、前記上下反転画像出力部がコンピュータソフトウェア又はコンピュータプログラムであることを特徴とする。
また、前記センサーが前記映像表示装置の筐体又は前記グラス本体に内蔵されたカメラセンサー、加速度センサー、音センサー、GPSセンサー、圧電センサー、タッチパネルセンサーのいずれかであることを特徴とする。
また、前記画像表示位置制御部と前記上下反転画像出力部がコンピュータソフトウェア又はコンピュータプログラムとして前記映像表示装置の筐体の内部又は外部のコンピュータに実装されていることを特徴とする。
本発明の記録媒体は、上記飲料用演出グラスで用いるコンピュータプログラムを保存した記憶媒体であり、前記コンピュータプログラムが前記グラス本体の傾斜状態を前記センサーより取得し、前記コンピュータプログラムが前記傾斜状態に応じて前記映像表示面内における前記上下反転画像の表示位置を変更し、前記コンピュータプログラムが前記上下反転画像を前記映像表示面に表示又は出力することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の飲料用演出グラスは、グラス本体傾斜時に傾斜した水面(グラス内飲料と空気の境界面)が反射鏡(又はビームスプリッター)と映像表示装置の間に位置した際にでも映像表示装置の画像の反射像の一部(又は全部)が欠ける事が無い。
本発明の飲料用演出グラスは、グラス本体の傾斜又は傾斜状態を検知するセンサーと画像表示位置制御部を備えておりグラス本体傾斜時に(自動で)上下反転画像の表示位置をY方向又はグラスの上部開口の方向にシフト(又は移動)させることが出来るため、グラス本体傾斜時にユーザーの指で上下反転画像の位置を反射鏡に反射される位置にマニュアルで調整する必要が一切無い。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】第1の実施の形態の飲料用演出グラスの構成を示す図
【
図2】水面での反射による反射像の欠損を説明した図
【
図3】第1の実施の形態の飲料用演出グラスの構成を示す斜視図(a)及び上方断面図(b)
【
図4】グラス本体の壁面に反射鏡を設置した例を示す斜視図(a)及び断面図(b)
【
図5】飲料用演出グラスで用いるコンピュータプログラムのフローチャート図
【発明を実施するための形態】
【0009】
[飲料用演出グラスの第1の実施の形態]
以下、本発明の飲料用演出グラスの第1の実施の形態を図面を用いて示す。
図1又は
図3(a)に示すように、飲料用演出グラス1は上部開口11を有する有底の筒状体であるグラス本体10と、映像表示装置80をグラス本体10に固定する固定機構15と、グラス本体10側面に位置する透明部12と、グラス本体10の内部又は外壁面に配置される反射鏡30、上下反転画像82を映像表示装置80の映像表示面81に出力又は表示する上下反転画像出力部102と、グラス本体10の傾斜(又は傾斜状態)を検知するセンサー101と、映像表示面81内における上下反転画像82の表示位置をセンサー101の値により変更する画像表示位置制御部100とから概略構成される。
グラス本体10は上部開口11を有する有底の筒状体であり、グラス本体10の形状の例としては、
図1又は
図3(a)のように通常のコップ型の形状もしくは取っ手を備えたビールジョッキ型(又はマグカップ型)の形状等が挙げられる。グラス本体10の材質としてはガラスや透明な樹脂等が挙げられる。グラス本体10の内部には飲料Lが充填される。
固定機構15は映像表示装置80をグラス本体10の側面(又は側面近傍)に固定するための固定機構であり、固定機構15により映像表示装置80は(その映像表示面81をグラス本体10側に向けた状態で)グラス側面に固定される。
図1又は
図3(a)の例では固定機構15としてグラス本体10に設けられた格納部を用いている。固定機構15は映像表示装置80をグラス本体10に固定さえ出来ればどのような種類の固定機構を用いても良く、固定機構15はネジ機構や吸盤機構等を組み合わせた物を用いても良い。固定機構15の材料は特に制限は無いが映像表示装置80の位置が微調整がし易いように透明の材料が望ましい。
透明部12は(グラス本体10側面の)映像表示面81に表示されている上下反転画像82をグラス本体10の外部から内部へ透過(又は通過)させるためにグラス本体10の側面に設けた透明なエリアである。通常のガラス製コップや透明樹脂製のコップと同じくグラス本体10の全体が透明部12でも構わない。透明部12の素材としては透明なガラスやアクリル等の透明な樹脂が挙げられる。ユーザーUは
図1又は
図3(a)のように透明部12を通過(又は透過)した上下反転画像82を反射鏡30で反射することによりグラス本体10の上部開口11方向より視認する。なお、
図1内の実践矢印Wや
図3(a)内の破線矢印Wは映像表示面81から投射された上下反転画像82の光の光路Wのイメージを説明のために図示した物であり、光路Wのように映像表示面81に表示されている上下反転画像82はグラス本体10内の飲料Lと透明部12を通過(又は透過)した後に反射鏡30によりグラス本体10の上部開口11の方向へ反射される。
反射鏡30は映像表示装置80の映像表示面81に映った画像(正確には上下反転画像82)をグラス本体10の上部開口11の方向に向けて反射するための部材であり、反射鏡30は
図1又は
図4(a)のようにグラス本体10の内部又はグラス本体10の側面の外壁面に配置される。
図1のようにユーザーUは反射鏡30により反射された上下反転画像82(反射像83)を上部開口11より視認する事が出来る。反射鏡30は映像表示面81に表示されている画像(上下反転画像82)を上部開口11方向に反射するために(
図1のように)グラス本体10の底面又は映像表示面81に対して(鉛直方向に)傾斜していなければならない。反射鏡30は通常の鏡と同じくアルミやステンレス等を用いた物を用いても良いし半透明なハーフミラーやビームスプリッターを用いても良い。なお。反射鏡30は
図4(a)や
図4(b)のようにグラス本体10側面の(傾斜した)外壁面13の外側に密着配置しても良いし、外壁面13の内側に密着配置してもよい、また同外壁面内部に埋め込んでも構わない。
【0010】
上下反転画像出力部102は(上部開口11からの)ユーザーUの視点において映像表示面81の画像(反射像83)が上下反転する事を防ぐための機構である。本発明の飲料用演出グラス1では
図3(a)或いは
図3(b)のように上下反転画像出力部102により予め上下反転させた画像(つまり上下反転画像82)を映像表示面81に表示又は出力するため、反射鏡30で反射した画像(反射像83)はユーザーUの視点から見て上下反転する事は無い。なお、上下反転画像出力部102はグラス本体10の内部又は映像表示装置80筐体の内部に専用チップやASIC等の形態で実装しても良いし、映像表示装置80の筐体内のコンピュータにソフトウェアの形態で実装(又はインストール)しても構わない(極端な話、上下反転画像出力部102はグラス本体10や映像表示装置80の外部の遠隔クラウドサーバー内にコンピュータソフトウェアとして実装又はインストールされていても構わない)。
センサー101はグラス本体10の傾斜(又は傾斜状態や傾斜角度)を検知するためのセンサーである、センサー101はグラス本体10の内部に埋め込んでも良いし映像表示装置80に取り付けても良い(映像表示装置80の筐体内部に埋め込まれているセンサーを用いても良い)。センサー101はグラス本体10の傾斜を検知出来るセンサーならどの方式のセンサーを用いても良い。センサー101の例としては加速度センサー、ジャイロセンサー、カメラセンサー等が挙げられる(加速度センサー、ジャイロセンサー、カメラセンサーは物体の傾斜を検知するセンサーとして航空機、船舶、携帯電話等で頻繁に用いられている)。また、グラス本体10傾斜時にグラス本体10と映像表示面81が接触する事により発生する音や衝撃を感知できるセンサー(具体的にはマイクロフォン等の音センサー、圧電センサー、タッチパネルセンサー等)をセンサー101として用いても良い。
【0011】
画像表示位置制御部100はグラス本体10内部の飲料Lと空気の境界面の屈折に起因する(上下反転画像82の)反射像83の欠損を(映像表示面81内における)上下反転画像82の表示位置をセンサー101の値により変更することにより防止する機構である。
水の光の屈折率は約1.33であり空気の光の屈折率に比して大きい為、
図2のように飲料Lの水面(飲料Lと空気の境界面)が映像表示面81と反射鏡30の間に位置する場合にはその水面による光の屈折作用により上下反転画像82のグラス本体10の底部に近い部分のエリア(
図2においてはY1と表記したエリア)の光が反射鏡30に入射しなくなるため反射像83の一部が欠損してしまう事象が発生する。別の言い方をすれば、(飲料行為等で)グラス本体10傾斜時には水面が映像表示面81と反射鏡30の間に配置されるため本来なら反射鏡30に打ち込まれるはずの上下反転画像82の光がその水面の光の屈折により
図2のようにグラス本体10の底面方向にシフトしてしまいその結果として反射像83に欠損が発生する。これは飲料時にはユーザーUから見える反射像83が欠損する事を意味する。そのため本発明の飲料用演出グラス1では(
図1のように)センサー101によりグラス本体10の傾斜を検知した際に画像表示位置制御部100を用いて上下反転画像82の表示位置(又は座標)を変更する事により(より厳密には上下反転画像82の表示位置を上部開口11の方向にシフト又は移動する事により)反射像83の欠損の発生を防いでいる(早い話が飲料用演出グラス1では水面での光の屈折による上下反転画像82の光のグラス底面方向へのシフトを
図1のように上下反転画像82の表示位置を上部開口11の方向にシフトする事により相殺し上下反転画像82の光が反射鏡30に正しく入射されるようにしている)。
なお、画像表示位置制御部100によりセンサー101で検知した値(傾斜状態を示すON-OFFデータや傾斜角度の大きさを示すデータ)に応じて上下反転画像82の表示位置(又は座標)の移動量を自動調整出来るようにしても良い。
画像表示位置制御部100はグラス本体10の内部又は映像表示装置80筐体の内部に専用チップやASIC等の形態で実装しても良いし、映像表示装置80の筐体内のコンピュータにソフトウェアの形態で実装(又はインストール)しても構わない(極端な話、画像表示位置制御部100はグラス本体10や映像表示装置80の外部の遠隔クラウドサーバー内にコンピュータソフトウェアとして実装又はインストールされていても構わない)。
【0012】
図5に本発明の飲料用演出グラス1で用いるコンピュータプログラムのフローチャートを示す。
STEP1においてグラス本体10の傾斜状態(より具体的には傾斜状態を示すデータ或いは傾斜角度の大きさのデータ等)をセンサー101より取得する。
STEP2において傾斜状態に応じて映像表示面81内における上下反転画像82の表示位置を変更する(より具体的には傾斜状態を示すデータ或いは傾斜角度の大きさのデータにより上下反転画像82の座標を変更する)
STEP3において上下反転画像82を映像表示面81に表示又は出力した後にプログラムを終了する。
なお、
図5に示したフローチャートのコンピュータプログラムはフラッシュメモリ、DRAM、磁気記憶媒体、光記憶媒体等の既知の記憶媒体に保存しても良い。また、映像表示装置80内のコンピュータやクラウドサーバーコンピューター、又は携帯型通信装置内のメモリにアプリケーションソフトウェアの形態でインストール(保存)しても良い。
また、
図5に示したフローチャートのコンピュータプログラムのアルゴリズムは一例に過ぎず他のアルゴリズムを用いても構わない。また、通常の画像(又はオリジナル画像)を上下反転することにより上下反転画像82を生成又は出力するアルゴリズムはコンピューターゲームソフトウェアやコンピュータフォトレタッチソフト等に使用される既知のアリゴリズムを用いれば良い。
【産業上の利用可能性】
【0013】
本発明は、グラス本体内部の飲料と空気の境界面による光の屈折に起因する反射鏡の反射像の欠損を防止出来る飲料用演出グラスであり、グラス本体傾斜時に水面(グラス内飲料と空気の境界面)が反射鏡と映像表示装置の間に位置した際にでも反射像の欠損が発生する事は無い。以上より本発明は産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0014】
U ユーザー
L 飲料(液体)
W 光路
a なす角(反射鏡とグラス底面のなす角)
Y1 エリア(上下反転画像の一部のエリア)
Y2 エリア(上下反転画像の一部のエリア)
Y3 エリア(上下反転画像の一部のエリア)
1 飲料用演出グラス
10 グラス本体
11 上部開口
12 透明部
13 外壁面(透明で傾斜した外壁面)
30 反射鏡
31 反射鏡支持機構
80 映像表示装置
81 映像表示面
82 上下反転画像
100 画像表示位置制御部
101 センサー
102 上下反転画像出力部