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  • 特開-首元保冷・保温スカーフ 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022018041
(43)【公開日】2022-01-26
(54)【発明の名称】首元保冷・保温スカーフ
(51)【国際特許分類】
   A41D 23/00 20060101AFI20220119BHJP
   A61F 7/00 20060101ALI20220119BHJP
【FI】
A41D23/00 E
A61F7/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020133392
(22)【出願日】2020-07-14
(71)【出願人】
【識別番号】514229465
【氏名又は名称】上原 一泰
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 未夏子
【テーマコード(参考)】
4C099
【Fターム(参考)】
4C099AA01
4C099AA02
4C099CA03
4C099GA02
4C099NA03
(57)【要約】
【課題】帯部に保冷剤もしくはカイロのような保温剤を入れ2つ折りにし首元に巻くことにより帯部が襟のように立ち美しく巻くことが出来きるのと同時に季節によって首元を冷却もしくは保温することもでき尚且つやけど防止の為帯部が何層にもなるため安全に装着することができる保冷・保温首元スカーフを提供する。
【解決手段】略二等辺台形の筒状生地帯片と、その下辺に縫合接続又は連続面として下方領域へ伸びた延長生地片とから成るスカーフで、帯部の左右両端を首に巻いて装着するが、帯部に開口部を有し、開口辺を軽く外側へ拡げて開口し小さめの保冷剤又は保温剤を任意個数挿入した上で、開口部を隠す様に帯部を飾り部側へ巻き込む形で折り畳み、飾り部を背中側へ垂らす形になるようにして首に周回させ、左右から結び部を胸前で合わせ結ぶ。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
略二等辺台形の筒状生地帯片と、その下辺に縫合接続又は連続面として下方領域へ伸びた延長生地片とから成るスカーフであって、筒状生地帯片を帯部と称し、延長生地片を飾り部と称し、
上記帯部と飾り部とで構成される生地構成体を横長平面置きした場合において、
帯部の左右両端側の一部領域を、首に巻いた時に結び目を成す結び部と称し、左右の結び部の中間中央域の下辺に沿って開口部を有し、
開口部域に於いて分離した開口片の片側が属する筒面を表(おもて)面とし、表面における左右の結び部に挟まれた領域の下辺を底辺として、二等辺逆三角形状に延長した生地片が形成されて飾り部を成しており、
以上を特徴とする保冷・保温帯スカーフ。
【請求項2】
飾り部も筒状に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の保冷・保温帯スカーフ。
【請求項3】
飾り部が花やキャラクター等のデザイン性に富んだ形状で形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の保冷・保温帯スカーフ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、帯(おび)型のスカーフに関するものである。
【背景技術】
【0002】
首元を冷やすスカーフは従来からいろいろあり、帯状やその他の形状のものもあった。帯状のもので保冷効果のある生地を使っているもの(特許文献1参照)や保冷剤を入れるポケットを設けているものもある(特許文献2参照)。
また、三角状のスカーフを首にすぐに巻きつけられるようにするワンタッチ装着可能なバンダナ又はスカーフといったアイディアもしられている(特許文献3参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014-14393号公報
【特許文献2】実用新案登録第3209287号公報
【特許文献3】実用新案登録第3222392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に示される先行技術は、保冷効果のある生地を使っているものの自分の体温や外気の温度にて温まりやすく冷却効果が低い、又保温効果はない。
【0005】
特許文献2に示される先行技術は、保冷剤を入れるポケットが設置されており保冷剤が解けるまで冷却効果が持続するが、ポケット位置が決まっており冷やせる部分が限定的になることや複数個入れることが難しい。又、保温効果に関しても同様の制限がある。
【0006】
特許文献3に示される先行技術は、スカーフのアイディアではあるが保冷・保温効果を謳っていない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
下辺約76cm、上辺62cmの略二等辺台形の筒状生地帯片と、その下辺に縫合接続又は連続面として下方領域へ伸びた延長生地片とから成るスカーフであって、筒状生地帯片を帯部と称し、延長生地片を飾り部と称する。
上記帯部と飾り部とで構成される生地構成体を横長平面置きした場合において、以下説明する。
帯部の左右両端の約10cm領域を、首に巻いた時に結び目を成す結び部と称し、左右の結び部の中央域の下辺に沿って、約7cm長の開口部を有し、
開口部域に於いて分離した開口片の片側が属する筒面を表(おもて)面とし、表面における左右の結び部に挟まれた領域の下辺を底辺として、上辺から約30cm下方地点で頂角を結ぶ様な二等辺逆三角形状に延長した生地片が形成されて飾り部を成ている。
これを使用する際は、帯部の裏面側の開口辺を軽く外側へ拡げて開口し、そこにせいぜい5cm幅程の小さめの保冷剤又は保温剤を任意個数挿入した上で、開口部を隠す様に帯部を飾り部側へ巻き込む形で折り畳み、飾り部を背中側へ垂らす形になるようにして首に周回させ、左右から結び部を腕前で合わせ結ぶ。
以上を特徴とする保冷・保温帯スカーフである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の基本構成により、帯部開口部から1つから4つ程度の任意の個数の保冷剤または保温剤をスカーフに入れることが出来る。
【0009】
前記帯部を飾り部方向に折ることにより首に巻く部分の生地の厚みを持たせ美しく立たせることが出来るようになるのと共に保冷剤又は保温材が首の側面にあたる面積を調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】 本発明の第一実施形態の裏側平面図
図2】 本発明の第一実施形態の表側平面図
図3】 本発明の第一実施形態の使用説明図斜視図
図4】 本発明の第一実施形態の使用説明図後ろ図
図5】 本発明の第二実施状態の表側表面図
図6】 本発明の第3実施状態の表側表面図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の第一実施形態を図1乃至図7を用いて説明する。
図1は本発明の第一実施形態の裏側平面図である。図2は本発明の第一実施形態の表側平面図である。図3は本発明の第一実施形態の使用説明図斜視図である。図4は本発明の第一実施形態の使用説明図後ろ図である。図5は本発明の第二実施形態の表側表面図である。図6は本発明の第3実施形態の表側表面図である。図7は本発明の第4実施形態の表側表面図である。
本発明は、筒状の帯部(1)と、シート状の飾り部(2)とより構成される。
帯部(1)は、図1の開口部(5)のように筒状で有りながら任意の1か所及び2か所程度縫い目(3)のない部分を設けることにより開口部分を有している形状となっている。開口部(5)は本発明裏面帯のどの部分に設置しても良いが小さ目の保冷剤(保温材)が入る幅5cm程~7cm程度の幅を設ける。図2のように表面はすっきりとしていて保冷剤が入っていることがわかりづらくなっている。帯部(1)先端部分の結び部(4)はデザインの観点で先がとがった形状だけでなく四角や丸などになることがある。又、図6の飾り部(2)の様にデザインの観点で逆三角形だけではなく四角や丸、花やキャラクターデザインなど任意に変わることがある。又、飾り部(2)は1枚である必要はなく場合によっては2枚重ねにすることもあり、図7の飾り部(2)のように縫い目(3)を施すことにより、新たなポケット部(6)を設け任意の数の保冷剤又は保温材を入れる事ができる。
本発明は以上の構造よりなる。
【0012】
図1に示す開口部(5)より1~4個ほどの任意の数の保冷剤もしくは保温材を入れ互いに重ならない様ならし、帯部(1)の下辺(B)を折り、帯部(1)の幅分下辺(B)下へ上辺(A)が来るようにする。任意の回数1回から3回使用者の好みで折り、裏側帯部中央(7)あたりをうなじあたりに置きあご下で結び部(4)結ぶことで図3図4に示すように装着できる。
【符号の説明】
【0013】
1 帯部
2 飾り部
3 縫い目
4 結び部
5 開口部
6 ポケット部
7 裏側帯部中央
A 上辺
B 下辺
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2020-10-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
図1】 本発明の第一実施形態の裏側平面図
図2】 本発明の第一実施形態の表側平面図
図3】 本発明の第一実施形態の使用説明図斜視図
図4】 本発明の第一実施形態の使用説明図後ろ図
図5】 本発明の第二実施形態の表側表面図
図6】 本発明の第3実施形態の表側表面図
図7】 本発明の第4実施形態の表側表面図