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特開2022-18056情報処理サーバ、情報処理方法及び情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022018056
(43)【公開日】2022-01-26
(54)【発明の名称】情報処理サーバ、情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 40/08 20120101AFI20220119BHJP
   H04N 7/15 20060101ALI20220119BHJP
   G16Y 10/50 20200101ALI20220119BHJP
【FI】
G06Q40/08
H04N7/15
G16Y10/50
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020186583
(22)【出願日】2020-11-09
(62)【分割の表示】P 2020120422の分割
【原出願日】2020-07-14
(71)【出願人】
【識別番号】518401731
【氏名又は名称】SEIMEI株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002516
【氏名又は名称】特許業務法人白坂
(72)【発明者】
【氏名】津崎 桂一
【テーマコード(参考)】
5C164
5L055
【Fターム(参考)】
5C164FA10
5C164VA13P
5C164VA23P
5L055BB61
(57)【要約】
【課題】テレビ会議を行う場合に第1ユーザに無駄な時間が生じるのを抑制する情報処理サーバ、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理サーバは、第1ユーザが使用する第1端末と、第2ユーザが使用する第2端末との間で通信を可能にする情報処理サーバであって、保険に関する保険コンテンツを記憶する記憶部と、第1端末及び第2端末それぞれとの間でデータの送受信を行うことが可能な通信部と、第1端末が通信部に接続し、且つ、第2端末が通信部に接続していない場合、記憶部から保険コンテンツを読み出して、通信部を介して当該保険コンテンツを第1端末に送信するよう制御する通信制御部と、を備え、通信制御部は、第1端末及び第2端末の両方が通信部に接続した場合、第1端末に対する保険コンテンツの送信を停止して、通信部を介して第1端末と第2端末との間で通信が可能なように制御する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザが使用する第1端末と、第2ユーザが使用する第2端末とが接続した場合に、前記第1端末と前記第2端末との間で通信を可能にする情報処理サーバであって、
保険に関する保険コンテンツを記憶する記憶部と、
前記第1端末及び前記第2端末それぞれとの間でデータの送受信を行うことが可能な通信部と、
前記第1端末が前記通信部に接続し、且つ、前記第2端末が前記通信部に接続していない場合、前記記憶部から保険コンテンツを読み出して、前記通信部を介して当該保険コンテンツを前記第1端末に送信するよう制御する通信制御部と、を備え、
前記通信制御部は、前記第1端末及び前記第2端末の両方が通信部に接続した場合、前記第1端末に対する保険コンテンツの送信を停止して、前記通信部を介して前記第1端末と前記第2端末との間で通信が可能なように制御する
情報処理サーバ。
【請求項2】
前記第1端末において、少なくとも1つの保険コンテンツが表示された第1時間を計時する計時部と、
前記計時部によって計時された第1時間が予め設定された第2時間以上の場合、前記第1端末に表示される保険コンテンツに対応する保険を提供する保険会社に対して利用料金を請求する請求部と、
を備える請求項1に記載の情報処理サーバ。
【請求項3】
前記第1端末は複数有り、
前記通信制御部は、複数の前記第1端末それぞれに異なる保険コンテンツを送信することが可能である
請求項2に記載の情報処理サーバ。
【請求項4】
前記通信制御部は、前記第1ユーザを識別する識別情報が前記第1端末に入力された場合、前記識別情報に応じて前記第1端末に送信する保険コンテンツを変更する
請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理サーバ。
【請求項5】
第1ユーザを識別する前記識別情報と、第1ユーザが閲覧した保険コンテンツとしての閲覧保険コンテンツとに基づく、第1ユーザに関係する保険の保険情報を取得部と、
前記取得部によって取得した保険情報に基づいて、前記記憶部に記憶される複数の保険コンテンツのうち、第1ユーザに関連する保険に応じた保険コンテンツを選択する選択部と、を備え、
前記通信制御部は、前記選択部によって選択された保険コンテンツを前記第1端末に送信するよう制御する
請求項4に記載の情報処理サーバ。
【請求項6】
保険コンテンツは、保険の内容を説明する説明コンテンツであり、
前記通信制御部は、前記第1端末において説明コンテンツの全てが閲覧された場合、説明コンテンツの内容を第1ユーザが理解できたかを確認する確認コンテンツを前記第1端末に送信する
請求項1~5のいずれか1項に記載の情報処理サーバ。
【請求項7】
前記通信部は、保険会社の従業員が使用する第3端末、及び、第1ユーザが所属する企業の従業員が使用する第4端末それぞれと通信が可能であり、
前記通信制御部は、前記第1端末に送信された確認コンテンツによって第1ユーザが説明コンテンツの内容が理解できたと確認されたことに基づいて、前記第3端末及び前記第4端末によって第1ユーザが説明コンテンツを閲覧したか否かに関する閲覧情報を閲覧可能にする
請求項6に記載の情報処理サーバ。
【請求項8】
保険に関する保険コンテンツを記憶する記憶部と、第1ユーザが使用する第1端末及び第2ユーザが使用する第2端末それぞれとの間でデータの送受信を行うことが可能な通信部とを備えるコンピュータが、第1端末と第2端末とが前記通信部に接続した場合に、前記第1端末と前記第2端末との間で通信を可能にする情報処理方法であって、
前記コンピュータが、
前記第1端末が前記通信部に接続し、且つ、前記第2端末が前記通信部に接続していない場合、前記記憶部から保険コンテンツを読み出して、前記通信部を介して当該保険コンテンツを前記第1端末に送信するよう制御する第1通信制御ステップと、
前記第1端末及び前記第2端末の両方が通信部に接続した場合、前記第1端末に対する保険コンテンツの送信を停止して、前記通信部を介して前記第1端末と前記第2端末との間で通信が可能なように制御する第2通信制御ステップと、
を実行する情報処理方法。
【請求項9】
第1ユーザが使用する第1端末と、第2ユーザが使用する第2端末とが接続した場合に、前記第1端末と前記第2端末との間で通信を可能にする情報処理プログラムであって、
コンピュータに、
保険に関する保険コンテンツを記憶する記憶機能と、
前記第1端末及び前記第2端末それぞれとの間でデータの送受信を行うことが可能な通信機能と、
前記第1端末が前記通信機能に接続し、且つ、前記第2端末が前記通信機能に接続していない場合、前記記憶機能から保険コンテンツを読み出して、前記通信機能を介して当該保険コンテンツを前記第1端末に送信するよう制御する通信制御機能と、を実現させ、
前記通信制御機能は、前記第1端末及び前記第2端末の両方が通信機能に接続した場合、前記第1端末に対する保険コンテンツの送信を停止して、前記通信機能を介して前記第1端末と前記第2端末との間で通信が可能なように制御する
情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理サーバ、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、テレビ会議システムが存在する。特許文献1に記載された技術は、複数の拠点それぞれに配されるテレビ会議装置が通信回線を介して接続される。テレビ会議装置は、カメラによって撮像したテレビ会議の参加者の画像、及び、マイクによって取得した参加者の音声を、通信回線を介して他のテレビ会議装置に送信する。また、テレビ会議装置は、他のテレビ会議装置によって取得された参加者の画像及び音声を、通信回線を介して受信すると、画像を表示部に表示すると共に、音声をスピーカから出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-053741号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された技術は、複数の拠点それぞれに配されるテレビ会議装置を通信回線で接続する技術が開示されている。しかしながら、テレビ会議は全ての参加者が参加するまで開始されない場合がある。例えば、ある1つのテレビ会議装置Aが通信回線に接続している場合でも、テレビ会議の相手方となる他のテレビ会議装置Bが通信回線に接続してないと、テレビ会議を開始することができない。この場合、テレビ会議装置Aを使用する参加者は、テレビ会議装置Bが通信回線に接続するまで待っている必要がある。
【0005】
本発明は、一方の側と他方の側とがテレビ会議を行う場合に、一方の側が他方の側を待っている際の無駄な時間が発生するのを抑制することが可能な情報処理サーバ、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様の情報処理サーバは、第1ユーザが使用する第1端末と、第2ユーザが使用する第2端末とが接続した場合に、第1端末と第2端末との間で通信を可能にする情報処理サーバであって、保険に関する保険コンテンツを記憶する記憶部と、第1端末及び第2端末それぞれとの間でデータの送受信を行うことが可能な通信部と、第1端末が通信部に接続し、且つ、第2端末が通信部に接続していない場合、記憶部から保険コンテンツを読み出して、通信部を介して当該保険コンテンツを第1端末に送信するよう制御する通信制御部と、を備え、通信制御部は、第1端末及び第2端末の両方が通信部に接続した場合、第1端末に対する保険コンテンツの送信を停止して、通信部を介して第1端末と第2端末との間で通信が可能なように制御する。
【0007】
一態様の情報処理サーバは、第1端末において、少なくとも1つの保険コンテンツが表示された第1時間を計時する計時部と、計時部によって計時された第1時間が予め設定された第2時間以上の場合、第1端末に表示される保険コンテンツに対応する保険を提供する保険会社に対して利用料金を請求する請求部と、を備えることとしてもよい。
【0008】
一態様の情報処理サーバでは、第1端末は複数有り、通信制御部は、複数の第1端末それぞれに異なる保険コンテンツを送信することが可能であってもよい。
【0009】
一態様の情報処理サーバでは、通信制御部は、第1ユーザを識別する識別情報が第1端末に入力された場合、識別情報に応じて第1端末に送信する保険コンテンツを変更することとしてもよい。
【0010】
一態様の情報処理サーバは、第1ユーザを識別する識別情報と、第1ユーザが閲覧した保険コンテンツとしての閲覧保険コンテンツとに基づく、第1ユーザに関係する保険の保険情報を取得部と、取得部によって取得した保険情報に基づいて、記憶部に記憶される複数の保険コンテンツのうち、第1ユーザに関連する保険に応じた保険コンテンツを選択する選択部と、を備え、通信制御部は、選択部によって選択された保険コンテンツを第1端末に送信するよう制御することとしてもよい。
【0011】
一態様の情報処理サーバでは、保険コンテンツは、保険の内容を説明する説明コンテンツであり、通信制御部は、第1端末において説明コンテンツの全てが閲覧された場合、説明コンテンツの内容を第1ユーザが理解できたかを確認する確認コンテンツを第1端末に送信することとしてもよい。
【0012】
一態様の情報処理サーバでは、通信部は、保険会社の従業員が使用する第3端末、及び、第1ユーザが所属する企業の従業員が使用する第4端末それぞれと通信が可能であり、通信制御部は、第1端末に送信された確認コンテンツによって第1ユーザが説明コンテンツの内容が理解できたと確認されたことに基づいて、第3端末及び第4端末によって第1ユーザが説明コンテンツを閲覧したか否かに関する閲覧情報を閲覧可能にすることとしてもよい。
【0013】
一態様の情報処理方法は、保険に関する保険コンテンツを記憶する記憶部と、第1ユーザが使用する第1端末及び第2ユーザが使用する第2端末それぞれとの間でデータの送受信を行うことが可能な通信部とを備えるコンピュータが、第1端末と第2端末とが通信部に接続した場合に、第1端末と第2端末との間で通信を可能にする情報処理方法であって、コンピュータが、第1端末が通信部に接続し、且つ、第2端末が通信部に接続していない場合、記憶部から保険コンテンツを読み出して、通信部を介して当該保険コンテンツを第1端末に送信するよう制御する第1通信制御ステップと、第1端末及び第2端末の両方が通信部に接続した場合、第1端末に対する保険コンテンツの送信を停止して、通信部を介して第1端末と第2端末との間で通信が可能なように制御する第2通信制御ステップと、を実行する。
【0014】
一態様の情報処理プログラムは、第1ユーザが使用する第1端末と、第2ユーザが使用する第2端末とが接続した場合に、第1端末と第2端末との間で通信を可能にする情報処理プログラムであって、コンピュータに、保険に関する保険コンテンツを記憶する記憶機能と、第1端末及び第2端末それぞれとの間でデータの送受信を行うことが可能な通信機能と、第1端末が通信機能に接続し、且つ、第2端末が通信機能に接続していない場合、記憶機能から保険コンテンツを読み出して、通信機能を介して当該保険コンテンツを第1端末に送信するよう制御する通信制御機能と、を実現させ、通信制御機能は、第1端末及び第2端末の両方が通信機能に接続した場合、第1端末に対する保険コンテンツの送信を停止して、通信機能を介して第1端末と第2端末との間で通信が可能なように制御する。
【発明の効果】
【0015】
一態様の情報処理サーバは、第1端末が通信部に接続し、且つ、第2端末が通信部に接続していない場合、記憶部から保険コンテンツを読み出して、通信部を介して当該保険コンテンツを第1端末に送信するよう制御し、第1端末及び第2端末の両方が通信部に接続した場合、第1端末に対する保険コンテンツの送信を停止して、通信部を介して第1端末と第2端末との間で通信が可能なように制御する通信制御部を備えるので、テレビ会議を行う際にコンテンツを提供することができる。また、情報処理サーバは、第1端末を使用する第1ユーザが第2端末の接続を待つ際の時間の無駄が発生するのを抑制することができる。
一態様の情報処理方法及び情報処理プログラムは、上述した一態様の情報処理サーバと同様の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】一実施形態に係る情報処理システムについて説明するための図である。
図2】第1端末の表示部に表示される画面の一例について説明するための図である。
図3】一実施形態に係る情報処理サーバについて説明するためのブロック図である。
図4】保険情報の一例について説明するための図である。
図5】一実施形態に係る情報処理方法の全体の処理の流れについて説明するためのフローチャートである。
図6】一実施形態に係る情報処理方法の細部について説明するための第1のフローチャートである。
図7】一実施形態に係る情報処理方法の細部について説明するための第2のフローチャートである。
図8】一実施形態に係る情報処理方法の細部について説明するための第3のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の一実施形態について説明する。
本明細書では、「情報」及び「データ」の文言を使用しているが、「情報」の文言は「データ」と言い換えることができ、「データ」の文言は「情報」と言い換えることができる。
【0018】
図1は、一実施形態に係る情報処理システム1について説明するための図である。
図2は、第1端末20の表示部21に表示される画面の一例について説明するための図である。
【0019】
図1に示すように、情報処理システム1は、情報処理サーバ10、第1端末20、第2端末30、第3端末40及び第4端末50を備える。情報処理サーバ10は、第1~4端末それぞれとの間で通信を行うことが可能である。情報処理サーバ10と第1~4端末20,30,40,50との間の通信には、種々の通信回線を利用することができる。ここで、情報処理サーバ10と第1~4端末20,30,40,50との間の音声通話には、例えば、電話回線を利用することとしてもよい。テレビ会議に参加する第1端末20及び第2端末30は、それぞれ1台に限定あれることはなく、少なくとも一方が複数台有ってもよい。また、第3端末40は、1台であってもよく、複数台であってもよい。第4端末50は、1台であってもよく、複数台であってもよい。
第1~4端末20,30,40,50は、例えば、パーソナルコンピュータ、ラップトップ、タブレット及びスマートフォン等の種々の端末であってもよい。
【0020】
情報処理サーバ10は、第1ユーザが使用する第1端末20と、第2ユーザが使用する第2端末30とが接続した場合に、第1端末20と第2端末30との間で通信を可能にする。
第1ユーザは、例えば、保険代理店の募集人等であってもよい。すなわち、第1ユーザは、例えば、保険加入者(保険加入希望者)との間で打合せ等を行う保険会社等の従業員であってもよい。第2ユーザは、例えば、保険に既に加入している者(保険加入者)、及び、保険に加入を希望する者(保険加入希望者)(保険の加入を希望する見込客)であってもよい。
又は、第1ユーザは、例えば、保険会社のソリシタ(営業担当者)等であってもよい。この場合、第2ユーザは、例えば、保険代理店の募集人等であってもよい。
第3端末40は、例えば、保険会社の従業員が使用する端末である。第4端末50は、例えば、第1ユーザが所属する企業(例えば、保険代理店)の従業員が使用する端末である。
【0021】
情報処理サーバ10は、第1端末20が接続し、且つ、第2端末30が接続していない場合、所定のコンテンツを第1端末20に送信する。第1端末20のみが情報処理サーバ10に接続する場合、図2(a)に一例を示すように、まず第1端末20の表示部21には、第1端末20のみが情報処理サーバ10に接続していることを示す画面が表示される。次に、図2(b)に一例を示すように、第1端末20の表示部21には、情報処理サーバ10から送信される所定のコンテンツが表示される。次に、第2端末30が情報処理サーバ10に接続した場合、図3(c)に一例を示すように、第1端末20の表示部21には、第1端末20と第2端末30との間でテレビ会議を行う画面が表示される。
【0022】
第1ユーザ及び第2ユーザがそれぞれ単数いる場合(第1端末20及び第2端末30それぞれ1台が情報処理サーバ10に接続する場合)には、テレビ会議の画面には、相手側の画像を自分側の画像よりも大きく表示することとしてもよい(図3(c)参照)。又は、第1ユーザ及び第2ユーザがそれぞれ単数いる場合には、テレビ会議の画面には、相手側の画像と自分側の画像とを同じ又は略同じ大きさで表示することとしてもよい。又は、第1ユーザ及び第2ユーザの少なくとも一方が複数いる場合(第1端末20及び第2端末30のうち少なくとも一方が情報処理サーバ10に接続する場合)には、テレビ会議の画面には、全員の画像のサイズを相対的に小さく表示することとしてもよい。テレビ会議の画面は、上述した例示に限定されることはなく、種々のサイズによって第1ユーザ及び第2ユーザを表示することとしてもよい。
【0023】
所定のコンテンツは、例えば、保険に関する保険コンテンツである。保険コンテンツは、具体的な一例として、保険内容を説明するためのコンテンツである。すなわち、保険コンテンツは、例えば、新商品の保険を説明するためのコンテンツ、保険の加入条件を説明するためのコンテンツ、保険の支払条件を説明するためのコンテンツ、複数の種類の保険を比較するためのコンテンツ等を始めとする種々のコンテンツであってもよい。保険コンテンツは、例えば、動画、音声、静止画、並びに、文字及び画像を含むパンフレット等を始めとした種々の物(情報)であってよい。
【0024】
所定のコンテンツは、上述した保険コンテンツに限定されることはなく、お金に関するコンサルティング(例えば、ファイナンシャル・プランニング等)に関するコンテンツ、航空機をリースする際の航空機及びリース条件等に関するコンテンツ、及び、不動産の賃貸及び売買を行う際の不動産、賃貸条件及び売買条件等に関するコンテンツ等を始めとする種々のコンテンツであってもよい。
【0025】
図3は、一実施形態に係る情報処理サーバ10について説明するためのブロック図である。
情報処理サーバ10は、記憶部16、通信部17、計時部18、通信制御部12、請求部13、取得部14及び選択部15を備える。通信制御部12、請求部13、取得部14及び選択部15は、情報処理サーバ10の制御部11(例えば、演算処理装置等)の一機能として実現されてもよい。
【0026】
記憶部16は、種々のデータ及びプログラムを記憶することが可能である。例えば、記憶部16は、保険に関する保険コンテンツを記憶する。
【0027】
通信部17は、第1端末20、第2端末30、第3端末40及び第4端末50それぞれと通信が可能である。すなわち、通信部17は、第1端末20、第2端末30、第3端末40及び第4端末50それぞれとの間でデータの送受信を行うことが可能である。
【0028】
取得部14は、第1ユーザを識別する識別情報と、第1ユーザが閲覧した保険コンテンツとしての閲覧保険コンテンツとに基づく、第1ユーザに関係する保険の保険情報を取得する。取得部14は、例えば、第1端末20が通信部17に接続した場合、第1端末20から送信される保険情報(識別情報、及び、閲覧保険コンテンツの内容(例えば、保険の種類))を取得する。
【0029】
図4は、保険情報の一例について説明するための図である。
保険情報は、例えば、識別情報と、閲覧保険コンテンツの内容の情報とを含む。
識別情報は、図4に一例を示す場合では「×××」であり、第1ユーザを識別するための情報である。
閲覧保険コンテンツは、図4に一例を示す場合では「〇〇〇」」、「〇△〇」、「×〇〇」、…であり、第1ユーザが過去に閲覧した保険コンテンツを示す。
【0030】
第1端末20には、例えば、テレビ会議用の保険アプリがインストールされている。
保険アプリは、例えば、情報処理サーバ10を介して、第2端末30との間でテレビ会議を行う機能を第1端末20に実現させる。また、保険アプリは、例えば、情報処理サーバ10から送信される保険コンテンツを受け付けて、第1端末20の表示部21に表示させる機能を第1端末20に実現させる。そのような保険アプリには、第1ユーザを識別する識別情報が入力及び保存されている。
【0031】
保険アプリは、例えば、後述するように、第2端末30との間でテレビ会議を行う場合において、第2端末30が情報処理サーバ10に接続していないと(第1端末20のみが情報処理サーバ10に接続し、第1端末20が第2端末30の接続を待っていると)、情報処理サーバ10から送信される保険コンテンツを表示部21に表示する。この場合に、保険アプリは、第1ユーザが閲覧した保険コンテンツ(閲覧保険コンテンツ)、すなわち、例えば、第1ユーザによって全て又は予め設定された所定時間以上閲覧された保険コンテンツ(閲覧保険コンテンツ)の内容(例えば、保険の種類)を取得する。保険の種類の一例は、生命保険、がん保険、損害保険及び養老保険等であってよい。保険アプリは、例えば、第1ユーザが閲覧した閲覧保険コンテンツに基づいて、閲覧保険コンテンツの種類を取得することとしてもよい。保険アプリは、例えば、閲覧保険コンテンツに属性情報として保険の種類が記録されている場合、その属性情報(保険の種類)を取得することとしてもよい。
保険アプリは、例えば、閲覧保険コンテンツの内容(例えば、保険の種類)を保存する。
【0032】
また、保険アプリは、例えば、第1端末20と第2端末30との間でテレビ会議を行う場合において、第1端末20と第2端末30とがテレビ会議を行っている際に、又は、テレビ会議が終了して第2端末30と情報処理サーバ10との接続が切断された後に、第1ユーザの操作に基づいて、第1ユーザが必要とする保険コンテンツを取得してもよい。この場合、保険アプリは、その保険コンテンツを第1ユーザが閲覧した場合に、その保険コンテンツ(閲覧保険コンテンツ)に基づいて、その閲覧保険コンテンツに対応する保険の内容(例えば、保険の種類)を取得し、保存することが可能である。
【0033】
また、保険アプリは、例えば、第1端末20と第2端末30とがテレビ会議を行わない場合、第1ユーザの操作に基づいてその第1ユーザが必要とする保険コンテンツを取得し、その保険コンテンツを第1ユーザが閲覧した場合に、その保険コンテンツ(閲覧保険コンテンツ)に基づいて、その閲覧保険コンテンツに対応する保険の内容(例えば、保険の種類)を取得し、保存することが可能である。この場合、保険アプリは、第1端末20と第2端末30との間でテレビ会議を行わない場合、及び、第1端末20と第2端末30との間でテレビ会議を行っている途中の場合に、第1ユーザの操作に基づいて保険コンテンツを取得することが可能である。
【0034】
選択部15は、取得部14によって取得した保険情報に基づいて、記憶部16に記憶される複数の保険コンテンツのうち、第1ユーザに関連する保険に応じた保険コンテンツを選択する。選択部15は、保険情報に基づいて、第1ユーザに閲覧させる保険コンテンツ(保険の種類)を選択する。一例として、選択部15は、保険情報に基づき第1ユーザが過去に生命保険に関する保険コンテンツ(閲覧保険コンテンツ)を閲覧していた場合、第1ユーザに関連する保険として生命保険を特定し、生命保険に関する保険コンテンツを選択する。
ここで、選択部15は、保険情報に基づき第1ユーザが頻繁に閲覧する保険の種類(例えば、予め設定された回数以上閲覧した保険の種類)を特定し、特定した保険の種類に応じた保険コンテンツを選択することとしてもよい。一例として、選択部15は、保険情報に基づき第1ユーザが過去に生命保険に関する保険コンテンツを頻繁に閲覧していた場合には、新たに保険コンテンツを第1端末20に送信する場合に、生命保険に関する保険コンテンツを選択することとしてもよい。
【0035】
ここで、特定の保険の種類の保険コンテンツについても複数ある。一例として、生命保険に関する保険コンテンツについても複数ある。選択部15は、複数の保険コンテンツに優先順位を設定し、優先順位順に保険コンテンツを選択することとしてもよい。一例として、選択部15は、特定の保険の種類のうち、新商品の保険の保険コンテンツについては優先順位を高く設定してもよく、保険の販売数順に保険コンテンツの優先順位を設定してもよく、又は、閲覧数の多い保険コンテンツについては優先順位を高く設定してもよい。
【0036】
通信制御部12は、第1端末20が通信部17に接続し、且つ、第2端末30が通信部17に接続していない場合、記憶部16から保険コンテンツを読み出して、通信部17を介してその保険コンテンツを第1端末20に送信するよう制御する。すなわち、第1端末20と第2端末30との間でテレビ会議を行う場合において、テレビ会議が始まる前の段階では、第1端末20のみが情報処理サーバ10(通信部17)に接続していることがある。このような場合、通信制御部12は、記憶部16から保険コンテンツを読み出して、通信部17によって第1端末20に送信させる。
【0037】
この場合、例えば、第1端末20(保険アプリ)は、テレビ会議の日時を指定した会議予約を情報処理サーバ10に対して行う場合がある。情報処理サーバ10は、例えば、会議予約で指定された日時において、第1端末20と第2端末30との間でテレビ会議を可能にする。
通信制御部12は、例えば、会議予約で指定された日時の開始時間前に第1端末20のみが通信部17に接続する場合、保険コンテンツを第1端末20に送信することとしてもよい。また、通信制御部12は、例えば、会議予約で指定された日時の開始時間後であっても第1端末20のみが通信部17に接続する場合、保険コンテンツを第1端末20に送信することとしてもよい。また、通信制御部12は、例えば、第1端末20が会議予約をした場合において、第1端末20が通信部17に接続してから予め設定された時間以上経過しても第2端末30が通信部17に接続しないと、保険コンテンツを第1端末20に送信することとしてもよい。
【0038】
なお、上述したように、第2端末30は複数有ってもよい。この場合、1つの第1端末20と複数の第2端末30との間でテレビ会議を行う際には、通信制御部12は、少なくとも1つの第2端末30が通信部17に接続してないと、第1端末20に保険コンテンツを送信することとしもよい。
【0039】
通信制御部12は、第1端末20は複数有る場合、複数の第1端末20それぞれに異なる保険コンテンツを送信することが可能であってもよい。上述したように、第1端末20は、複数有ってもよい。この場合、一例として、通信制御部12は、第1端末Aには保険コンテンツBを送信し、第1端末Cには、保険コンテンツDを送信することとしてもよい。
【0040】
通信制御部12は、第1ユーザを識別する識別情報が第1端末20に入力された場合、識別情報に応じて第1端末20に送信する保険コンテンツを変更することとしてもよい。すなわち、通信制御部12は、選択部15によって選択された保険コンテンツを第1端末20に送信するよう制御することとしてもよい。上述したように、取得部14は、保険情報を取得する。保険情報には、識別情報と、閲覧保険コンテンツの内容(例えば、保険の種類)とが記録されている。上述したように、選択部15は、通信部17に接続した第1端末20を所有する第1ユーザが過去に閲覧した閲覧保険コンテンツに対応する保険の種類に基づいて保険コンテンツを選択することが可能である。通信部17は、通信制御部12の制御に基づいて、選択部15によって選択された保険コンテンツを第1端末20に送信する。
【0041】
また、情報処理サーバ10は、例えば、第1ユーザに対するeラーニング用のコンテンツ(例えば、後述する説明コンテンツ及び確認コンテンツ)を提供することとしてもよい。
第1ユーザは、複数のeラーニング用のコンテンツ(複数の説明コンテンツ)のうち、必要なコンテンツを選択して視聴することが可能である。この場合、例えば、情報処理サーバ10は、複数のeターニング用のコンテンツ(複数のコンテンツ)それぞれに対して、視聴が必修であること(必修科目)、及び、視聴が必修でないこと(選択科目)を設定することとしてもよい。この場合、第1ユーザは、必修科目については必ず視聴しなければならない。
また、情報処理サーバ10は、複数の異なる保険会社が販売する保険商品についての説明コンテンツであっても、1人の第1ユーザに視聴させることが可能である。すなわち、第1ユーザは、複数の異なる保険会社が提供する説明コンテンツを視聴することが可能である。
また、情報処理サーバ10は、第1ユーザが所属する企業(例えば、保険代理店等)毎にカスタマイズしたeラーニングシステム又はeラーニング用のコンテンツ(説明コンテンツ)を第1端末20に提供することが可能である。
また、情報処理サーバ10は、第1端末20における検索条件の入力に基づいて、複数のeラーニング用のコンテンツ(複数の説明コンテンツ)の中から検索条件に応じたコンテンツを検索し、検索結果を第1端末20の表示部21に表示することとしてもよい。
【0042】
すなわち、通信制御部12は、保険コンテンツが保険の内容を説明する説明コンテンツである場合、第1端末20において説明コンテンツの全てが閲覧されると、説明コンテンツの内容を第1ユーザが理解できたかを確認する確認コンテンツを第1端末20に送信することとしてもよい。一例として、説明コンテンツは、新商品の保険の内容(例えば、加入条件及び支払条件等)を説明するコンテンツである。一例として、確認コンテンツは、説明コンテンツの内容を理解できたかを確認するためのテストに関するコンテンツである。
【0043】
通信部17は、例えば、通信制御部12の制御に基づいて説明コンテンツを第1端末20に送信した場合、第1端末20において説明コンテンツの全てが閲覧されると、全ての閲覧が終了したことを示す閲覧終了情報を第1端末20から受け付ける。
通信制御部12は、例えば、通信部17によって閲覧終了情報を受け付けると、確認コンテンツを第1端末20に送信するよう通信部17を制御する。第1端末20は、第1ユーザによる確認コンテンツの確認作業が終了した場合、例えば、確認コンテンツのテスト内容のうち所定数以上の正答が有った場合、確認が終了したことを示す確認終了情報を情報処理サーバ10に送信する。
通信制御部12は、例えば、通信部17によって確認終了情報を受け付けると、第1ユーザが説明コンテンツの閲覧を終了したことを示す情報(閲覧情報)を記憶部16に記憶する。
なお、確認コンテンツは、上述したように、説明コンテンツの視聴が全て終了した場合に第1端末20に送信されるばかりでなく、例えば、説明コンテンツの再生の途中で(説明コンテンツの視聴が全て終了する前に)1又は複数回、第1端末20に送信されてもよい。
【0044】
また、第1端末20は、第1ユーザが説明コンテンツ及び確認コンテンツの内容について質問がある場合のために、例えば、「質問ボタン」を表示部21に表示することとしてもよい。情報処理サーバ10は、第1端末20において「質問ボタン」が操作された場合、その操作がされた旨の情報(質問情報)と、第1端末20を識別する識別情報を受け付けてもよい。質問情報には、第1ユーザが視聴した説明コンテンツ及び確認コンテンツを特定する情報(特定情報)が含まれていてもよい。情報処理サーバ10は、質問情報及び識別情報を受け付けると、それらの情報を後述する第3端末40及び第4端末50の少なくとも一方に送信する。情報処理サーバ10は、上述したように質問情報には特定情報が含まれるため、特定情報に基づいて、複数の保険会社の中から説明コンテンツ及び確認コンテンツを提供する保険会社を特定し、特定した保険会社の端末(第3端末40)に対して、質問情報及び識別情報を送信することとしてもよい。第3端末又は第4端末50を操作する従業員は、質問情報に基づいて第1ユーザに質問があることを知ることができると共に、識別情報に基づいて第1ユーザを特定することができる。これにより、その従業員は、例えば、電話又は電子メール等で第1端末20にアクセスし、第1端末20のユーザから質問を受け付け、その質問に回答することが可能になる。
【0045】
通信制御部12は、第1端末20に送信された確認コンテンツによって第1ユーザが説明コンテンツの内容が理解できたと確認されたことに基づいて、第3端末40及び第4端末50によって第1ユーザが説明コンテンツを閲覧したか否かに関する閲覧情報を閲覧可能にすることとしてもよい。
保険会社の従業員(例えば、管理ユーザ)は、第3端末40を利用して第1ユーザの閲覧情報を閲覧することが可能である。
また、第1ユーザが所属する企業の従業員(例えば、管理ユーザ)は、第4端末50を利用して第1ユーザの閲覧情報を閲覧することが可能である。
これにより、各従業員は、第1ユーザが説明コンテンツを閲覧したか否かをリアルタイムで確認することが可能になる。また、各従業員は、第1ユーザがいつどのような説明コンテンツを視聴したか、及び、どの確認コンテンツを解いたか(例えば、テスト問題のうちどの問題を正答したか)を確認することとしてもよい。また、各従業員は、第1ユーザが視聴した説明コンテンツのジャンル(例えば、どの保険会社が提供する説明コンテンツを視聴したのか、説明コンテンツで説明される保険商品の種類等)を確認することができる。
【0046】
なお、情報処理サーバ10は、第1端末20の第1ユーザが視聴しなければならないeラーニング用のコンテンツ(必修科目)の視聴が終わっていない場合、第1端末20に対して、電子メール又はSNS(Social Networking Service)等の連絡手段によって、視聴を促す内容を送信することとしてもよい。この場合、情報処理サーバ10は、例えば、第1ユーザが必修科目の視聴が終わるまで定期的に視聴を促す内容を第1端末20に送信することとしてもよい。
【0047】
また、情報処理サーバ10は、第1ユーザがeラーニング用のコンテンツ(説明コンテンツ及び確認コンテンツ)を視聴した場合、第1端末20に対して所定額のポイントに関する情報(ポイント情報)を送信することとしてもよい。第1ユーザは、第1端末20に送信されたポイント情報に基づくポイントに基づいて、例えば、商品を購入する際などに、ポイントの提携店舗においてポイント額に対応する金額の割引を受けることが可能になる。また、情報処理サーバ10は、第1ユーザが希望する場合には、ポイントに応じた金額を、例えば、国際機関又はNPO法人等の第1ユーザが選択した団体に対して寄付をすることとしてもよい。
【0048】
上述したように、通信制御部12は、第1端末20と第2端末30との間でテレビ会議を行う場合において、第1端末20に保険コンテンツを送信している際でも、第2端末30が通信部17に接続すると、第1端末20と第2端末30との間でテレビ会議ができるようにすることができる。すなわち、通信制御部12は、第1端末20及び第2端末30の両方が通信部17に接続した場合、第1端末20に対する保険コンテンツの送信を停止して、通信部17を介して第1端末20と第2端末30との間で通信が可能なように制御する。
【0049】
計時部18は、第1端末20において、少なくとも1つの保険コンテンツが表示された第1時間を計時する。すなわち、計時部18は、第1ユーザが保険コンテンツを閲覧した時間(第1時間)を計時する。
【0050】
請求部13は、計時部18によって計時された第1時間が予め設定された第2時間以上の場合、第1端末20に表示される保険コンテンツに対応する保険を提供する保険会社に対して利用料金(保険コンテンツを第1端末20に配信した手数料等)を請求する。請求部13は、第1ユーザが保険コンテンツを閲覧した時間(第1時間)が第2時間以上の場合、第1ユーザが閲覧した保険コンテンツに対応する保険を提供する保険会社に対して料金を請求する。一例として、第1ユーザが閲覧した保険コンテンツEは、保険会社Fが販売する保険を説明するコンテンツである。すなわち、保険会社Fは、特定の保険の販売目的のために、保険コンテンツEを提供する場合がある。この場合、請求部13は、第1ユーザが保険コンテンツEを第2時間以上閲覧した場合、保険会社Fに対して料金を請求する。第2時間は、例えば、適宜設定される時間である。
また、請求部13は、複数の第1端末20によって保険コンテンツが閲覧された回数が予め設定された閾値以上の場合に、保険コンテンツに対応する保険を提供する保険会社に対して利用料金を請求することとしてもよい。
なお、請求部13は、上述した一例の条件に該当する場合に利用料金を請求する場合に限らず、種々の条件に該当する場合に利用料金を請求することとしてもよい。
【0051】
上述した情報処理システム1では、以下のような機能を実装し、又は、機能を実装しなくともよい。
情報処理システム1は、上述したように、第1端末20と第2端末30とがテレビ会議を行う場合、第1端末20のみが情報処理サーバ10に接続していると、情報処理サーバ10が第1端末20に保険コンテンツを送信する機能を実装する。これに加えて、情報処理システム1は、第1端末20と第2端末30との間でテレビ会議を行っている途中で、第1ユーザの操作に基づいて、第1ユーザが希望する保険コンテンツを情報処理サーバ10から第1端末20に送信する機能を実装してもよい。さらに、情報処理システム1は、第1端末20と第2端末30との間のテレビ会議が終了した後、第1端末20のみが情報処理サーバ10に接続する場合、第1ユーザの操作に基づいて、第1ユーザが希望する保険コンテンツを情報処理サーバ10から第1端末20に送信する機能を実装してもよい。
【0052】
情報処理システム1は、第1端末20と第2端末30との間でテレビ会議を行う場合、例えば、テレビ会議を録画する機能を実装しなくともよい。
情報処理システム1は、第1端末20と第2端末30との間でテレビ会議を行う場合、テレビ会議を開始する際にパスワードの入力を促してもよい。この場合、情報処理システム1は、第1端末20によってテレビ会議の予約が行われた場合には、テレビ会議を行うURL(Uniform Resource Locator)及びパスワードを生成して、第1端末20に送信することとしてもよい。
【0053】
情報処理システム1は、第1端末20と第2端末30との間でテレビ会議を行う場合、例えば、第1端末20において任意の資料を共有し、その資料を第2端末30で閲覧することができるようにする共有機能を実装することとしてもよい。この場合、情報処理システム1は、例えば、第1ユーザの操作ミスで、第2ユーザに共有してはいけない資料を見せてしまうことを防ぐため、第1ユーザが所属する企業(例えば、保険代理店等)によって、その企業毎に共有できない資料を第1端末20に設定してもよい。
情報処理システム1は、テレビ会議の画面を保険セールスに特化してカスタマイズすることとしてもよい。この場合、情報処理システム1は、テレビ会議中に次のようなことができる機能を実装してもよい。すなわち、情報処理システム1は、画面の共有機能、画面の共有中に第1端末20から第2端末30に資料を送る機能、及び、選択形式で保険コンテンツ(例えば、動画)を閲覧できる機能を実装してもよい。
【0054】
情報処理システム1は、第2ユーザが所有する運転免許証等の証明書及び健康診断書を第2端末30で撮像する機能を実装しなくともよい。
情報処理システム1は、第1端末20と第2端末30との間のテレビ会議において、第2ユーザが保険の申し込みに至った場合、第1端末20から2端末に保険申込書(入力フォーム)を送付する機能を実装してもよい。この場合、情報処理システム1は、第1端末20及び第2端末30それぞれで保険申込書(入力フォーム)を操作できる機能を実装してもよい。
情報処理システム1は、第1ユーザの操作に基づいて、第1ユーザの業務の情報を検索する機能、及び、保険の既契約の一覧表を作成する機能を第1端末20に実装してもよい。
情報処理システム1は、既存のスケジュール管理機能(例えば、カレンダー機能等)と連携する機能を実装してもよい。この場合、情報処理システム1は、例えば、第1端末20によってテレビ会議を予約した場合、予約した日時をスケジュールに追加する機能を実装してよい。
【0055】
また、情報処理システム1は、第1端末20と第2端末30との間でテレビ会議を行う場合、第1ユーザと第2ユーザとが少なくとも1回は実際に会って会議を行う必要があるかの警告を第1端末20に対して送信することとしてもよい。
具体的には、例えば、情報処理サーバ10は、第1ユーザと第2ユーザとが実際に1度も会わずに保険の商談をするか(保険の新契約から申込手続まで全処理をオンラインで且つ非対面で完結させるか)、第1ユーザと第2ユーザとが少なくとも1回は実際に会って保険の商談をするか、保険商談のパターンを選択させる画面を第1端末20に表示させるよう制御する。なお、例えば、保険会社は、保険の種類(保険商品)に応じて、第1ユーザと第2ユーザとが少なくとも1回は実際に会う必要があるか否かを設定している。情報処理サーバ10は、第1端末20において、第1ユーザと第2ユーザとが実際に会わずに保険の商談をすることが選択された場合、例えば、第1ユーザが所属する保険代理店が扱う保険商品Gのうち、第1ユーザと第2ユーザとが実際に会わずに保険の商談を行うことが可能な1又は複数の保険商品H(例えば、種類及び各種条件等)を第1端末20に表示させる。この場合、第1ユーザは、第1端末20に表示される保険商品Hを確認した上で、第2ユーザに保険商品Hの商談を始めることが可能になる。
また、情報処理サーバ10は、第1ユーザと第2ユーザとが保険の商談中に、第1ユーザが第2ユーザに薦める保険商品について確認するための「確認ボタン」を第1端末20に表示するよう制御してもよい。この場合、情報処理サーバ10は、第1ユーザによって第1端末20が操作されるのに応じて、第1ユーザが第2ユーザに薦める保険商品が選択された場合、「確認ボタン」を表示することとしてもよい。情報処理サーバ10は、第1端末20において「確認ボタン」が操作された場合、第1ユーザが第2ユーザに薦める保険商品が、第1ユーザと第2ユーザとが少なくとも1回は実際に会って保険の商談をする必要がある否かの情報を第1端末20に送信することとしてもよい。
【0056】
また、情報処理サーバ10は、第1ユーザと第2ユーザとが保険の商談中に、第1ユーザが第2ユーザに提案する保険商品の一覧について確認するための「推奨商品提示ボタン」を第1端末20に表示するよう制御してもよい。情報処理サーバ10は、第1端末20において「推奨商品提示ボタン」が操作された場合、第1ユーザが所属する保険代理店が推奨する保険商品(推奨保険商品)の一覧を第1端末20に表示することとしてもよい。この場合、情報処理サーバ10は、第1ユーザが第2ユーザに少なくとも1回は実際に会って保険の商談をする必要があるか否かに応じて、第1端末20に表示する推奨保険商品を変えてもよい。
また、情報処理サーバ10は、第1ユーザと第2ユーザとの保険の商談中に、「第1ユーザと第2ユーザとが実際に会わずに商談を行う」ことと、「第1ユーザと第2ユーザとが少なくとも1回は実際に会って商談を行う」こととの間で商談パターンを切り替えるための「切り替えボタン」を第1端末20に表示することとしてもよい。情報処理サーバ10は、第1端末20における「切り替えボタン」の操作に応じて、切り替え後の商談パターンに基づいた推奨保険商品の一覧を第1端末20に表示することとしてもよい。
【0057】
また、情報処理サーバ10は、第1ユーザと第2ユーザとの保険の商談後(テレビ会議後)に、第1ユーザが第2ユーザに薦めた保険商品を選択させる画面を第1端末20に表示するよう制御してもよい。情報処理サーバ10は、第1ユーザの操作に基づいて第1端末20において保険商品が選択された場合、その選択された保険商品が、第1ユーザと第2ユーザとが少なくとも1回は実際に会って商談を行う必要があるか否かの情報を第1端末20に表示させてもよい。この場合、情報処理サーバ10は、第1端末20において選択された保険商品が、第1ユーザと第2ユーザとが少なくとも1回は実際に会って商談を行う必要がある商品であった場合、第2ユーザに少なくとも1回は実際に会って商談を行う必要がある旨の警告を第1端末20に表示することとしてもよい。
【0058】
また、情報処理サーバ10は、上述した「確認ボタン」、「推奨商品提示ボタン」及び「切り替えボタン」の操作履歴、第1端末20における商談後の保険商品の選択履歴、並びに、上述した「警告」の表示履歴を記憶することとしてもよい。この場合、情報処理サーバ10は、操作履歴、保険選択履歴及び表示履歴と、第1端末20(第1ユーザ)とを対応付けて記憶することとしてもよい。情報処理サーバ10、上述したように記憶した複数の履歴を、保険代理店の従業員及び保険会社の従業員(管理ユーザ)が確認できるようにしてもよい。これにより、情報処理システム1は、第1ユーザが無意識に「第2ユーザと少なくとも1回は実際に会う必要があった保険商品を非対面で販売してしまった」という無面接募集コンプライアンス違反になるリスクを抑制することができる。
【0059】
次に、一実施形態に係る情報処理方法について説明する。
まず、一実施形態に係る情報処理方法の全体の処理の流れについて説明する。
図5は、一実施形態に係る情報処理方法の全体の処理の流れについて説明するためのフローチャートである。
図5に例示する処理は、第1端末20と第2端末30との間でテレビ会議を行う際の処理を示す。
【0060】
ステップST101において、情報処理サーバ10の通信制御部12は、第1端末20が情報処理サーバ10(通信部17)に接続したかを判断する。第1端末20が情報処理サーバ10に接続した場合(Yes)、処理は、ステップST102に進む。第1端末20が情報処理サーバ10に接続してない場合(No)、再度、ステップST101の判断が行われる。
【0061】
ステップST102において、通信制御部12は、第2端末30が情報処理サーバ10(通信部17)に接続したかを判断する。第2端末30が情報処理サーバ10に接続していない場合(No)、処理は、ステップST103に進む。第2端末30が情報処理サーバ10に接続した場合(Yes)、処理は、ステップST108に進む。
なお、ステップST101及びステップST102の処理の順番は逆であってもよい。例えば、第2端末30が第1端末20よりも先に情報処理サーバ10に説明した場合には、第2端末30(第2ユーザ)は、第1端末20の接続を待ち、その後、第1端末20が接続するとテレビ会議が開始される。
【0062】
ステップST103において、通信制御部12は、記憶部16に記憶される保険コンテンツを読み出して、通信部17によってその保険コンテンツを第1端末20に送信させる。
【0063】
ステップST104において、計時部18は、ステップST103で送信される保険コンテンツが第1端末20において表示された第1時間(例えば、保険コンテンツが動画の場合には再生時間等)を計時する。
なお、情報処理サーバ10は、第1端末20に配される端末計時部(図示せず)によって保険コンテンツが第1端末20で表示された時間(第1時間)を計時してもよい。この場合、第1端末20は、保険コンテンツの表示が終了すると、第1時間を情報処理サーバ10に送信してもよい。
【0064】
ステップST105において、請求部13は、ステップST104で計時された第1時間が予め設定された第2時間以上かを判断する。第1時間が第2時間以上の場合(Yes)、処理は、ステップST105に進む。第1時間が第2時間以上でない場合(No)、処理は、ステップST107に進む。
【0065】
ステップST106において、請求部13は、ステップST103で送信された保険コンテンツに対応する保険を提供する保険会社に対して利用料金を請求する。
【0066】
ステップST107において、通信制御部12は、第2端末30が情報処理サーバ10(通信部17)に接続したかを判断する。第2端末30が情報処理サーバ10に接続していない場合(No)、処理は、ステップST103に戻る。第2端末30が情報処理サーバ10に接続した場合(Yes)、処理は、ステップST108に進む。
【0067】
ステップST108において、通信制御部12は、情報処理サーバ10(通信部17)を介して第1端末20と第2端末30とを接続し、第1端末20と第2端末30との間でテレビ会議を実施させる。
【0068】
次に、一実施形態に情報処理方法の細部について説明する。
図6は、一実施形態に係る情報処理方法の細部について説明するための第1のフローチャートである。
図6に例示する処理は、情報処理サーバ10から第1端末20に保険コンテンツが送信される場合に、保険情報を記憶する際の処理を示す。
【0069】
ステップST201において、第1端末20は、第2端末30との間でテレビ会議を行う際、又は、第1ユーザの操作に基づいて保険コンテンツを取得する際、情報処理サーバ10に接続する。
【0070】
ステップST202において、第1端末20は、第2端末30との間でテレビ会議を行う場合に第2端末30が情報処理サーバ10に接続してないと、又は、第1ユーザが保険コンテンツを取得する操作を行うと、情報処理サーバ10から送信される保険コンテンツを受け付けて、その保険コンテンツを表示部21に表示する。すなわち、第1ユーザは、保険コンテンツ(閲覧保険コンテンツ)を閲覧する。
【0071】
ステップST203において、第1端末20は、ステップST202で閲覧した保険コンテンツ(閲覧保険コンテンツ)に基づく保険情報を記憶する。保険情報は、ステップST202で保険コンテンツ(閲覧保険コンテンツ)を閲覧した第1ユーザを識別する識別情報、及び、ステップST202で第1端末20に表示された保険コンテンツ(例えば、閲覧保険コンテンツ)を内容に関する情報を含む。
【0072】
図7は、一実施形態に係る情報処理方法の細部について説明するための第2のフローチャートである。
図7に例示する処理は、情報処理サーバ10から第1端末20に保険コンテンツを送信する際の処理を示す。
【0073】
ステップST301において、第1端末20は、情報処理サーバ10に接続する。
【0074】
ステップST302において、情報処理サーバ10の取得部14は、ステップST301で接続した第1端末20から、図6のステップST203の処理で記憶された保険情報を取得する。
【0075】
ステップST303において、情報処理サーバ10の選択部15は、ステップST302で取得した保険情報に基づいて、例えば、第1ユーザが頻繁に閲覧する保険の種類を特定し、特定した種類に応じた保険コンテンツを選択する。
【0076】
ステップST304において、情報処理サーバ10の通信制御部12は、ステップST303で選択した保険コンテンツを、ステップST301で接続した第1端末20に送信する。
【0077】
図8は、一実施形態に係る情報処理方法の細部について説明するための第3のフローチャートである。
図8に例示する処理は、情報処理サーバ10から第1端末20に保険コンテンツ(説明コンテンツ及び確認コンテンツ)を送信する際の処理を示す。情報処理サーバ10は、第1端末20と第2端末30とがテレビ会議を行う場合に限らず、第1ユーザの操作に基づいて、保険コンテンツ(説明コンテンツ及び確認コンテンツ)を送信することが可能である。
【0078】
ステップST401において、第1端末20は、情報処理サーバ10に接続する。
【0079】
ステップST402において、情報処理サーバ10の通信制御部12は、第1端末20に説明コンテンツを送信する。
【0080】
ステップST403において、通信制御部12は、第1端末20において説明コンテンツの全てが閲覧されたかを判断する。具体的な一例として、通信制御部12は、第1端末20から送信された閲覧終了情報を受け付けたかを判断する。第1端末20において説明コンテンツの全てが閲覧された場合(Yes)、処理は、ステップST404に進む。第1端末20において説明コンテンツの全てが閲覧されていない場合(No)、処理は、ステップST403の判断を再度行う。
【0081】
ステップST404において、通信制御部12は、第1端末20に確認コンテンツを送信する。
【0082】
ステップST405において、通信制御部12は、第1端末20において確認コンテンツが終了したかを判断する。具体的な一例として、通信制御部12は、第1端末20から送信された確認終了情報を受け付けたかを判断する。第1端末20において確認コンテンツが終了した場合(Yes)、処理は、ステップST406に進む。第1端末20において確認コンテンツが終了していない場合(No)、処理は、ステップST405の判断を再度行う。
【0083】
ステップST406において、通信制御部12は、第1ユーザが説明コンテンツの全てを閲覧し、確認コンテンツによる確認が終了したことを示す閲覧情報を設定する。これにより、情報処理サーバ10は、第3端末40又は第4端末50が接続した場合に閲覧情報を第3端末40又は第4端末50に開示して、第1ユーザが説明コンテンツを閲覧し、確認コンテンツが終了していることを第3端末40又は第4端末50に示すことが可能になる。
【0084】
次に、本実施形態の効果について説明する。
情報処理サーバ10は、保険に関する保険コンテンツを記憶する記憶部16と、第1端末20及び第2端末30それぞれとの間でデータの送受信を行うことが可能な通信部17と、第1端末20が通信部17に接続し、且つ、第2端末30が通信部17に接続していない場合、記憶部16から保険コンテンツを読み出して、通信部17を介して当該保険コンテンツを第1端末20に送信するよう制御する通信制御部12と、を備える。この場合、通信制御部12は、第1端末20及び第2端末30の両方が通信部17に接続した場合、第1端末20に対する保険コンテンツの送信を停止して、通信部17を介して第1端末20と第2端末30との間で通信が可能なように制御する。
情報処理サーバ10は、テレビ会議に関するシステムを第1端末20及び第2端末30に提供することができる。
また、情報処理サーバ10は、保険コンテンツを第1端末20に提供することができる。特に、情報処理サーバ10は、第1端末20と第2端末30との間でテレビ会議を行う際に、第1端末20のみが接続している場合(第1ユーザが、第2ユーザのテレビ会議への接続を待っている場合)の第1ユーザの待ち時間に保険コンテンツを提供することにより、時間の効率的な利用を第1ユーザに提供することができる。
【0085】
情報処理サーバ10は、第1端末20において、少なくとも1つの保険コンテンツが表示された第1時間を計時する計時部18と、計時部18によって計時された第1時間が予め設定された第2時間以上の場合、第1端末20に表示される保険コンテンツに対応する保険を提供する保険会社に対して利用料金を請求する請求部13と、を備えることとしてもよい。
これにより、情報処理サーバ10は、例えば、保険会社の保険商品の内容を保険コンテンツとして第1ユーザに提供することにより、保険会社に利用料金を請求することができる。
【0086】
情報処理サーバ10では、第1端末20は複数有ってもよい。この場合、通信制御部12は、複数の第1端末20それぞれに異なる保険コンテンツを送信することが可能であってもよい。
これにより、情報処理サーバ10は、複数の第1ユーザそれぞれに応じた保険コンテンツを、第1ユーザが使用するそれぞれの第1端末20に送信することができる。
【0087】
情報処理サーバ10では、通信制御部12は、第1ユーザを識別する識別情報が第1端末20に入力された場合、識別情報に応じて第1端末20に送信する保険コンテンツを変更することとしてもよい。
これにより、情報処理サーバ10は、第1ユーザに応じた保険コンテンツを、その第1ユーザが使用する第1端末20に送信することができる。
【0088】
情報処理サーバ10は、第1ユーザを識別する識別情報と、第1ユーザが閲覧した保険コンテンツとしての閲覧保険コンテンツとに基づく、第1ユーザに関係する保険の保険情報を取得部14と、取得部14によって取得した保険情報に基づいて、記憶部16に記憶される複数の保険コンテンツのうち、第1ユーザに関連する保険に応じた保険コンテンツを選択する選択部15と、を備えてもよい。この場合、通信制御部12は、選択部15によって選択された保険コンテンツを第1端末20に送信するよう制御することとしてもよい。
これにより、情報処理サーバ10は、例えば、第1ユーザが過去に頻繁に閲覧していた保険コンテンツに対応する保険の種類を取得し、その第1ユーザが使用する第1端末20に新たに保険コンテンツを送信する場合に、取得した保険の種類に対応する保険コンテンツを送信することができる。
【0089】
情報処理サーバ10では、保険コンテンツは、保険の内容を説明する説明コンテンツであってもよい。この場合、通信制御部12は、第1端末20において説明コンテンツの全てが閲覧された場合、説明コンテンツの内容を第1ユーザが理解できたかを確認する確認コンテンツを第1端末20に送信することとしてもよい。
これにより、情報処理サーバ10は、例えば、e-ラーニングのコンテンツを第1端末20に送信することができる。
【0090】
情報処理サーバ10では、通信部17は、第3端末40及び第4端末50それぞれと通信が可能であってもよい。この場合、通信制御部12は、第1端末20に送信された確認コンテンツによって第1ユーザが説明コンテンツの内容が理解できたと確認されたことに基づいて、第3端末40及び第4端末50によって第1ユーザが説明コンテンツを閲覧したか否かに関する閲覧情報を閲覧可能にすることとしてもよい。
これにより、情報処理サーバ10は、例えば、第1ユーザがe-ラーニングのコンテンツを受講したか否かを第3端末40及び第4端末50に提供することができる。
【0091】
情報処理方法は、コンピュータが、第1端末20が通信部17に接続し、且つ、第2端末30が通信部17に接続していない場合、記憶部16から保険コンテンツを読み出して、通信部17を介して当該保険コンテンツを第1端末20に送信するよう制御する第1通信制御ステップと、第1端末20及び第2端末30の両方が通信部17に接続した場合、第1端末20に対する保険コンテンツの送信を停止して、通信部17を介して第1端末20と第2端末30との間で通信が可能なように制御する第2通信制御ステップと、を実行する。
情報処理方法は、テレビ会議に関するシステムを第1端末20及び第2端末30に提供することができる。
また、情報処理方法は、保険コンテンツを第1端末20に提供することができる。特に、情報処理方法は、第1端末20と第2端末30との間でテレビ会議を行う際に、第1端末20のみが接続している場合(第1ユーザが、第2ユーザのテレビ会議への接続を待っている場合)の第1ユーザの待ち時間に保険コンテンツを提供することにより、時間の効率的な利用を第1ユーザに提供することができる。
【0092】
情報処理プログラムは、コンピュータに、保険に関する保険コンテンツを記憶する記憶機能と、第1端末20及び第2端末30それぞれとの間でデータの送受信を行うことが可能な通信機能と、第1端末20が通信機能に接続し、且つ、第2端末30が通信機能に接続していない場合、記憶機能から保険コンテンツを読み出して、通信機能を介して当該保険コンテンツを第1端末20に送信するよう制御する通信制御機能と、を実現させる。この場合、通信制御機能は、第1端末20及び第2端末30の両方が通信機能に接続した場合、第1端末20に対する保険コンテンツの送信を停止して、通信機能を介して第1端末20と第2端末30との間で通信が可能なように制御する。
情報処理プログラムは、テレビ会議に関するシステムを第1端末20及び第2端末30に提供することができる。
また、情報処理プログラムは、保険コンテンツを第1端末20に提供することができる。特に、情報処理プログラムは、第1端末20と第2端末30との間でテレビ会議を行う際に、第1端末20のみが接続している場合(第1ユーザが、第2ユーザのテレビ会議への接続を待っている場合)の第1ユーザの待ち時間に保険コンテンツを提供することにより、時間の効率的な利用を第1ユーザに提供することができる。
【0093】
上述した情報処理サーバ10の各部は、コンピュータの演算処理装置等の機能として実現されてもよい。すなわち、情報処理サーバ10の通信制御部12、請求部13、取得部14及び選択部15は、コンピュータの演算処理装置等による通信制御機能、請求機能、取得機能及び選択機能としてそれぞれ実現されてもよい。
情報処理プログラムは、上述した各機能をコンピュータに実現させることができる。情報処理プログラムは、外部メモリ又は光ディスク等の、コンピュータで読み取り可能な非一時的な記録媒体に記録されていてもよい。
また、上述したように、情報処理サーバ10の各部は、コンピュータの演算処理装置等で実現されてもよい。その演算処理装置等は、例えば、集積回路等によって構成される。このため、情報処理サーバ10の各部は、演算処理装置等を構成する回路として実現されてもよい。すなわち、情報処理サーバ10の通信制御部12、請求部13、取得部14及び選択部15は、コンピュータの演算処理装置等を構成する通信制御回路、請求回路、取得回路及び選択回路として実現されてもよい。
また、情報処理サーバ10の記憶部16、通信部17及び計時部18は、例えば、演算処理装置等の機能を含む記憶機能、通信機能及び計時機能能として実現されもよい。また、情報処理サーバ10の記憶部16、通信部17及び計時部18は、例えば、集積回路等によって構成されることにより記憶回路、通信回路及び計時回路として実現されてもよい。また、情報処理サーバ10の記憶部16、通信部17及び計時部18は、例えば、複数のデバイスによって構成されることにより記憶装置、通信装置及び計時装置として構成されてもよい。
【符号の説明】
【0094】
1 情報処理システム
10 情報処理サーバ
11 制御部
12 通信制御部
13 請求部
14 取得部
15 選択部
16 記憶部
17 通信部
18 計時部
20 第1端末
21 表示部
30 第2端末
40 第3端末
50 第4端末
図1
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