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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022180897
(43)【公開日】2022-12-07
(54)【発明の名称】コネクタ付き電線
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/52 20060101AFI20221130BHJP
   H01R 13/58 20060101ALI20221130BHJP
【FI】
H01R13/52 301H
H01R13/52 D
H01R13/58
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021087654
(22)【出願日】2021-05-25
(71)【出願人】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】橋詰 卓朗
(72)【発明者】
【氏名】松田 俊幸
【テーマコード(参考)】
5E021
5E087
【Fターム(参考)】
5E021FB07
5E021FB20
5E021FB21
5E021FC02
5E021GA05
5E021GB01
5E087EE11
5E087FF12
5E087LL04
5E087LL12
5E087MM06
5E087QQ03
5E087QQ04
5E087RR12
(57)【要約】
【課題】埃の端子への付着を抑制可能としたコネクタ付き電線を提供すること。
【解決手段】コネクタ付き電線11は、端子17と、電線14と、ハウジング部材12と、グロメット13とを備える。グロメット13は、グロメット本体部31と、排出管部とを有する。グロメット本体部31は、ハウジング部材12と対向する第1面36aを有し、排出管部は、グロメット本体部31の内部とグロメット本体部31の外部とを連通させる連通孔と、連通孔におけるグロメット本体部31側の開口である第1開口部とを有する。ハウジング部材12は、第1面36aに向かって突出する遮蔽壁40を有し、遮蔽壁40は、遮蔽壁40が突出する方向から見て第1開口部と端子17とを結ぶ線分と交差している第1遮蔽壁を有し、第1遮蔽壁は、第1面36aに接触する接触部を有する。ハウジング部材12は、電線14を保持する電線保持部50を有する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端子と、
前記端子に接続される電線と、
前記端子を保持するハウジング部材と、
前記ハウジング部材に取り付けられるグロメットと、
を備え、
前記グロメットは、前記ハウジング部材を覆うグロメット本体部と、前記グロメット本体部から突出する排出管部と、を有し、
前記グロメット本体部は、前記ハウジング部材と対向する第1面を有し、
前記排出管部は、前記グロメット本体部の内部と前記グロメット本体部の外部とを連通させる連通孔と、前記連通孔における前記グロメット本体部側の開口である第1開口部と、を有し、
前記ハウジング部材は、前記第1面に向かって突出する遮蔽壁を有し、
前記遮蔽壁は、前記遮蔽壁が突出する方向から見て前記第1開口部と前記端子とを結ぶ線分と交差している第1遮蔽壁を有し、
前記第1遮蔽壁は、前記第1面に接触する接触部を有し、
前記ハウジング部材は、前記電線を保持する電線保持部を有する、
コネクタ付き電線。
【請求項2】
前記電線は、前記端子に接続される電線端部と、前記グロメット本体部から外部に導出される電線導出部とを有し、
前記電線端部は、前記第1面から離れる方向に向かって延びており、
前記電線導出部は、前記第1面に沿った方向に向かって延びており、
前記電線保持部は、前記電線の前記第1面側への移動を抑えるように前記電線を保持する、
請求項1に記載のコネクタ付き電線。
【請求項3】
前記電線保持部は、前記ハウジング部材から突出する一対のガイド壁を有し、
少なくとも一方の前記ガイド壁の少なくとも一部は、可撓性を有する弾性片とされ、
前記弾性片は、相対向する前記ガイド壁側に突出して一対の前記ガイド壁の間に収容された前記電線を保持する保持突起を有する、
請求項1または請求項2に記載のコネクタ付き電線。
【請求項4】
前記弾性片及び前記保持突起は、一対の前記ガイド壁にそれぞれ設けられ、
一方の前記ガイド壁の前記保持突起と他方の前記ガイド壁の前記保持突起とは、前記電線の長さ方向に並んでいる、
請求項3に記載のコネクタ付き電線。
【請求項5】
前記電線保持部は、一対の前記ガイド壁の間に収容された前記電線を覆うカバーを有する、
請求項3または請求項4に記載のコネクタ付き電線。
【請求項6】
前記カバーは、前記弾性片の弾性変形を抑制するように前記弾性片の外側を覆う変形抑制部を有する、
請求項5に記載のコネクタ付き電線。
【請求項7】
前記ガイド壁は、被係止部を有し、
前記カバーは、前記被係止部に係止される係止部を有し、
前記ハウジング部材は、前記係止部を覆う被覆部を有する、
請求項5または請求項6に記載のコネクタ付き電線。
【請求項8】
前記電線保持部は、前記グロメット本体部に覆われている、
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のコネクタ付き電線。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタ付き電線に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両に搭載されるコネクタとしては、例えば、充電用の外部コネクタを接続するための充電用インレットがある。このようなコネクタは、外部コネクタが接続される際等に外部に露出することがあり、被水する虞がある。そこで、コネクタとしては、端子を保持するハウジング部材と、ハウジング部材に取り付けられるグロメットとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。グロメットは、ハウジング部材における車両内部側の端部から露出する端子を覆うとともにハウジング部材における車両内部側の端部を覆うグロメット本体部と、グロメット本体部から重力方向に向かって突出する排出管部とを有する。そして、例えば、コネクタのグロメットに覆われていない部位であってハウジング部材における車両外部側の端部が被水した場合、水は端子等を伝ってハウジング部材における車両内部側の端部に到達することがある。しかし、ハウジング部材における車両内部側の端部に到達した水は、グロメット本体部によって更なる車両内部側への浸入が防止されるとともに、排出管部によって下方に流れて速やかに外部の被水しても問題の無い部位に排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014-53091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のようなコネクタと電線とを備えたコネクタ付き電線では、排出管部を介してグロメット本体部の内部に埃が入り込み、その埃が端子に付着してしまうという虞があるため、何らかの対策が必要であった。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、埃の端子への付着を抑制可能としたコネクタ付き電線を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタ付き電線は、端子と、前記端子に接続される電線と、前記端子を保持するハウジング部材と、前記ハウジング部材に取り付けられるグロメットと、を備え、前記グロメットは、前記ハウジング部材を覆うグロメット本体部と、前記グロメット本体部から突出する排出管部と、を有し、前記グロメット本体部は、前記ハウジング部材と対向する第1面を有し、前記排出管部は、前記グロメット本体部の内部と前記グロメット本体部の外部とを連通させる連通孔と、前記連通孔における前記グロメット本体部側の開口である第1開口部と、を有し、前記ハウジング部材は、前記第1面に向かって突出する遮蔽壁を有し、前記遮蔽壁は、前記遮蔽壁が突出する方向から見て前記第1開口部と前記端子とを結ぶ線分と交差している第1遮蔽壁を有し、前記第1遮蔽壁は、前記第1面に接触する接触部を有し、前記ハウジング部材は、前記電線を保持する電線保持部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示のコネクタ付き電線によれば、埃の端子への付着を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、一実施形態におけるコネクタ付き電線の斜視図である。
図2図2は、一実施形態におけるコネクタ付き電線の一部断面図である。
図3図3は、図2における3-3線に沿った断面図である。
図4図4は、一実施形態における電線保持部の一部を示す正面図である。
図5図5は、一実施形態における電線保持部の一部を示す斜視図である。
図6図6は、一実施形態における電線保持部を示す正面図である。
図7図7は、一実施形態における電線保持部を示す斜視図である。
図8図8は、一実施形態における電線保持部を示す斜視図である。
図9図9は、別例における電線保持部を示す正面図である。
図10図10は、別例におけるコネクタ付き電線の一部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタ付き電線は、
[1]端子と、前記端子に接続される電線と、前記端子を保持するハウジング部材と、前記ハウジング部材に取り付けられるグロメットと、を備え、前記グロメットは、前記ハウジング部材を覆うグロメット本体部と、前記グロメット本体部から突出する排出管部と、を有し、前記グロメット本体部は、前記ハウジング部材と対向する第1面を有し、前記排出管部は、前記グロメット本体部の内部と前記グロメット本体部の外部とを連通させる連通孔と、前記連通孔における前記グロメット本体部側の開口である第1開口部と、を有し、前記ハウジング部材は、前記第1面に向かって突出する遮蔽壁を有し、前記遮蔽壁は、前記遮蔽壁が突出する方向から見て前記第1開口部と前記端子とを結ぶ線分と交差している第1遮蔽壁を有し、前記第1遮蔽壁は、前記第1面に接触する接触部を有し、前記ハウジング部材は、前記電線を保持する電線保持部を有する。
【0010】
同構成によれば、第1遮蔽壁は、遮蔽壁が突出する方向から見て排出管部の第1開口部と端子とを結ぶ線分と交差し、グロメット本体部の第1面に接触する接触部を有する。言い換えると、第1遮蔽壁は、グロメット本体部の第1面と接触する接触部を有しつつ、排出管部の第1開口部から端子へ向かう最短経路の間に位置する。よって、排出管部を介してグロメット本体部の内部に侵入した埃は、例えば、第1遮蔽壁が無い場合と比べて、端子に到達し難くなり、埃の端子への付着が抑制される。また、ハウジング部材は、電線を保持する電線保持部を有するため、例えば、曲げられた電線が真っ直ぐの状態に戻ろうとしてグロメット本体部の第1面を押してしまうことが抑えられ、第1面が第1遮蔽壁の接触部から離れることが抑制される。よって、埃の端子への付着を安定して抑制できる。
【0011】
[2]前記電線は、前記端子に接続される電線端部と、前記グロメット本体部から外部に導出される電線導出部とを有し、前記電線端部は、前記第1面から離れる方向に向かって延びており、前記電線導出部は、前記第1面に沿った方向に向かって延びており、前記電線保持部は、前記電線の前記第1面側への移動を抑えるように前記電線を保持することが好ましい。
【0012】
同構成によれば、電線は、電線端部から電線導出部までの間で曲げられており、固定された電線端部を基準として真っ直ぐの状態に戻ろうとするが、電線保持部によって第1面側への移動が抑えられる。よって、電線が第1面を押してしまうことが抑えられ、第1面が第1遮蔽壁の接触部から離れることが抑制される。
【0013】
[3]前記電線保持部は、前記ハウジング部材から突出する一対のガイド壁を有し、少なくとも一方の前記ガイド壁の少なくとも一部は、可撓性を有する弾性片とされ、前記弾性片は、相対向する前記ガイド壁側に突出して一対の前記ガイド壁の間に収容された前記電線を保持する保持突起を有することが好ましい。
【0014】
同構成によれば、一対のガイド壁の間に収容された電線は、ガイド壁の弾性片が有する保持突起によって保持される。また、電線は、弾性片を弾性変形させることで、一対のガイド壁の間に収容させることができる。
【0015】
[4]前記弾性片及び前記保持突起は、一対の前記ガイド壁にそれぞれ設けられ、一方の前記ガイド壁の前記保持突起と他方の前記ガイド壁の前記保持突起とは、前記電線の長さ方向に並んでいることが好ましい。
【0016】
同構成によれば、一方のガイド壁の保持突起と他方のガイド壁の保持突起とは、電線の長さ方向に並んでいるため、例えば、電線の長さ方向に広範囲で電線を保持することができる。
【0017】
[5]前記電線保持部は、一対の前記ガイド壁の間に収容された前記電線を覆うカバーを有することが好ましい。
同構成によれば、電線保持部は、一対のガイド壁の間に収容された電線を覆うカバーを有するため、電線が一対のガイド壁の間から外れてしまうことがより抑制される。
【0018】
[6]前記カバーは、前記弾性片の弾性変形を抑制するように前記弾性片の外側を覆う変形抑制部を有することが好ましい。
同構成によれば、カバーは、弾性片の弾性変形を抑制するように弾性片の外側を覆う変形抑制部を有するため、弾性片の弾性変形が抑制され、電線が一対のガイド壁の間から外れてしまうことがより抑制される。
【0019】
[7]前記ガイド壁は、被係止部を有し、前記カバーは、前記被係止部に係止される係止部を有し、前記ハウジング部材は、前記係止部を覆う被覆部を有することが好ましい。
同構成によれば、ハウジング部材は、カバーの係止部を覆う被覆部を有するため、例えば、作業者等が誤って係止部を操作してしまうことが抑制され、係止部が被係止部に係止された状態を解除してしまうことが抑制される。
【0020】
[8]前記電線保持部は、前記グロメット本体部に覆われていることが好ましい。
同構成によれば、電線保持部は、グロメット本体部に覆われているため、例えば、作業者が誤って、電線が電線保持部に保持された状態を解除してしまうことが抑制される。
【0021】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタ付き電線の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。本明細書における「平行」や「直交」は、厳密に平行や直交の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね平行や直交の場合も含まれる。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0022】
[コネクタ付き電線11の構成]
図1図3に示すように、コネクタ付き電線11は、ハウジング部材12と、グロメット13と、3本の電線14~16とを備える。また、図2に示すように、コネクタ付き電線11は、3つの端子17~19を備える。本実施形態のコネクタ付き電線11は、車両に搭載される。図3に示すように、ハウジング部材12は、充電用の外部コネクタGが接続される充電用インレット部材である。
【0023】
[ハウジング部材12の構成]
図1及び図3に示すように、ハウジング部材12は、コネクタハウジング21と、コネクタハウジング21に固定されるリテーナ22とを有する。コネクタハウジング21は、円筒状に形成されている。図3に示すように、コネクタハウジング21の先端側は、外部コネクタGが嵌着可能に構成されている。また、コネクタハウジング21は、先端側から径方向外側に突出するフランジ部21aを有している。フランジ部21aは、固定孔21bを有している。コネクタハウジング21は、固定孔21bを貫通する図示しない固定ボルトによって車両のボディ等に固定される。リテーナ22は、円板状の基部23を有する。リテーナ22は、基部23がコネクタハウジング21の後端側に固定される。ハウジング部材12は、コネクタハウジング21とリテーナ22との間に各端子17~19の一部を挟むことで各端子17~19を保持している。3つの端子17~19は、1つのグランド用の端子17と、一対の電力用の端子18,19である。端子17~19は、リテーナ22の後端側からコネクタハウジング21の先端側に向かって延びており、コネクタハウジング21に嵌着される外部コネクタGの図示しない端子と電気的に接続可能とされている。
【0024】
[電線14~16の構成]
電線14~16は、導体よりなる芯線14a~16aと、芯線14a~16aの外周を被覆する絶縁被覆14b~16bとを有する被覆電線である。3本の電線14~16は、1つのグランド用の電線14と、一対の電力用の電線15,16である。
【0025】
図3に示すように、グランド用の電線14において、絶縁被覆14bから露出した芯線14aの端部である電線端部14cにはグランド用の端子17が固定されている。詳しくは、グランド用の端子17は、かしめ部17aを有している。電線端部14cは、リテーナ22の後端側からコネクタハウジング21の先端側に向かって延びている。そして、電線端部14cは、かしめ部17aにかしめられて固定されている。
【0026】
図2に示すように、一対の電力用の電線15,16において、絶縁被覆15b,16bから露出した芯線15a,16aの端部である電線端部15c,16cには電線側端子24,25が固定されている。なお、電線端部15c,16cは、リテーナ22の基部23の端面23aに沿った方向に向かって延びている。そして、電線側端子24,25は、電力用の端子18,19にそれぞれ接続されている。本実施形態では、電線側端子24,25は、ネジ26によって、電力用の端子18,19にそれぞれ固定されている。電線14~16は、端子17~19から基部23における径方向外側に向かって延びるように配置される。
【0027】
[グロメット13の構成]
グロメット13は、ゴム材やエラストマ材等から構成され、弾性変形可能である。グロメット13は、ハウジング部材12に取り付けられる。グロメット13は、ハウジング部材12を覆うグロメット本体部31と、グロメット本体部31から突出する排出管部32とを有する。グロメット本体部31は、コネクタハウジング21の後端側の外周の半分とリテーナ22の基部23の外周の半分とを覆う円弧部33と、円弧部33の両端から平行に延びる平行部34と、平行部34の先端同士を繋ぐ連結部35とを有する。また、グロメット本体部31は、円弧部33と平行部34と連結部35と連なりリテーナ22の基部23と対向する第1閉塞部36を有する。また、グロメット本体部31は、第1閉塞部36とは反対側で平行部34と連結部35と連なりコネクタハウジング21の外周に接する第2閉塞部37を有する。また、グロメット本体部31は、円弧部33と第2閉塞部37から筒状に延びてコネクタハウジング21の外周の全体を覆う筒部38を有する。図3に示すように、第1閉塞部36は、ハウジング部材12のリテーナ22の基部23と対向する第1面36aと、第1面36aと反対側に位置する第2面36bとを有する。
【0028】
図2に示すように、排出管部32は、グランド用の端子17に近い側の平行部34と円弧部33との境目から外側に突出している。排出管部32は、コネクタ付き電線11が車両に取り付けられた状態で重力方向に向かって突出するように設けられている。排出管部32は、グロメット本体部31の内部とグロメット本体部31の外部とを連通させる連通孔32aと、連通孔32aにおけるグロメット本体部31側の開口である第1開口部32bとを有する。
【0029】
また、グロメット13は、グロメット本体部31から突出する電線管部39を有する。電線管部39は、連結部35から外側に突出している。電線管部39は、コネクタ付き電線11が車両に取り付けられた状態で車両の前後方向に向かって突出するように設けられている。本実施形態の電線管部39は、連結部35に3つ並んで設けられている。電線管部39は、電線14~16をグロメット13の外部に導出するための電線貫通孔39aを有する。電線14~16は、電線貫通孔39aを通ってグロメット本体部31から外部に導出された電線導出部14d~16dを有する。
【0030】
[遮蔽壁40の構成]
ハウジング部材12は、グロメット本体部31の第1閉塞部36における第1面36aに向かって突出する遮蔽壁40を有する。遮蔽壁40は、リテーナ22の基部23から突出している。
【0031】
図2に示すように、遮蔽壁40は、遮蔽壁40が突出する方向から見て第1開口部32bとグランド用の端子17とを結ぶ線分X1と交差している第1遮蔽壁41を有する。言い換えると、第1遮蔽壁41は、遮蔽壁40が突出する方向から見て、第1開口部32bとグランド用の端子17との最短距離の間に位置する。第1遮蔽壁41は、グロメット本体部31の第1閉塞部36における第1面36aに接触する接触部42を有する。
【0032】
また、遮蔽壁40は、遮蔽壁40が突出する方向から見て、電線貫通孔39a側を除いて各端子17~19を囲んでいる。
詳しくは、遮蔽壁40は、前記第1遮蔽壁41と、基部壁43と、第2遮蔽壁44と、第3遮蔽壁45と、第4遮蔽壁46とを有する。基部壁43は、リテーナ22において、電線貫通孔39aが位置する側とは反対側に位置している。第1遮蔽壁41は、基部壁43の一端部から基部壁43と直交する方向に延びている。第2遮蔽壁44及び第3遮蔽壁45は、基部壁43の中間部から基部壁43と直交する方向に延びている。第4遮蔽壁46は、基部壁43の他端部から基部壁43と直交する方向に延びている。第1遮蔽壁41と第2遮蔽壁44と第3遮蔽壁45と第4遮蔽壁46とは、平行に延びており、基部壁43から電線貫通孔39a側に向かって延びている。そして、遮蔽壁40が突出する方向から見て、第1遮蔽壁41と第2遮蔽壁44と基部壁43とで囲われる範囲内にグランド用の端子17が配置されている。また、第1遮蔽壁41と第2遮蔽壁44と基部壁43とによって、グランド用の電線14の向きが電線貫通孔39aに向かう方向から逸脱しないように規制されている。また、遮蔽壁40が突出する方向から見て、第2遮蔽壁44と第3遮蔽壁45と基部壁43とで囲われる範囲内に電力用の一方の端子18が配置されている。また、第2遮蔽壁44と第3遮蔽壁45と基部壁43とによって、電力用の一方の電線15の向きが電線貫通孔39aに向かう方向から逸脱しないように規制されている。また、遮蔽壁40が突出する方向から見て、第3遮蔽壁45と第4遮蔽壁46と基部壁43とで囲われる範囲内に電力用の他方の端子19が配置されている。また、第3遮蔽壁45と第4遮蔽壁46と基部壁43とによって、電力用の他方の電線16の向きが電線貫通孔39aに向かう方向から逸脱しないように規制されている。
【0033】
基部壁43と第2遮蔽壁44と第3遮蔽壁45と第4遮蔽壁46とは、第1遮蔽壁41と同じ高さまで突出している。言い換えると、基部壁43と第2遮蔽壁44と第3遮蔽壁45と第4遮蔽壁46とは、リテーナ22の基部23からの突出量が、第1遮蔽壁41と同じとされている。すなわち、遮蔽壁40は、全体が同じ高さまで突出している。そして、基部壁43と第2遮蔽壁44と第3遮蔽壁45と第4遮蔽壁46とは、第1遮蔽壁41と同様に第1閉塞部36における第1面36aに接触する。
【0034】
[電線保持部50の構成]
ハウジング部材12は、グランド用の電線14を保持する電線保持部50を有する。電線保持部50は、電線14の第1面36a側への移動を抑えるように電線14を保持する。すなわち、図3に示すように、電線14は、電線端部14cが第1面36aから離れる方向に向かって延びており、電線導出部14dが第1面36aに沿った方向に向かって延びているため、電線端部14cと電線導出部14dとの間で曲げられている。この構成では、電線14は、曲げられている部位が真っ直ぐの状態に戻ろうとするが、電線保持部50によって第1面36a側への移動が抑えられており、曲げられた状態が保持されている。
【0035】
詳述すると、図3に示すように、コネクタハウジング21は、外周の一部から外側に延出する延出部54を有する。電線保持部50は、延出部54の先端部に設けられている。なお、延出部54及び電線保持部50は、グロメット本体部31に覆われている。
【0036】
図6図8に示すように、電線保持部50は、一対のガイド壁51,52と、カバー53とを有する。
図4及び図5に示すように、一対のガイド壁51,52は、延出部54から突出している。一対のガイド壁51,52は、第1面36aに向かって突出している。一対のガイド壁51,52は、延出部54の突出する方向に沿って平行に延び、互いの間に電線14が収容可能に並設されている。
【0037】
各ガイド壁51,52の一部は、可撓性を有する弾性片55,56とされている。言い換えると、各ガイド壁51,52は、弾性片55,56を有している。詳しくは、図5に示すように、一方のガイド壁51は、延出部54の先端側に切り欠き57を有する。切り欠き57は、ガイド壁51が突出している側の先端から基端側に向かって延びている。そして、ガイド壁51において、切り欠き57よりも延出部54の先端側は、弾性片55とされている。すなわち、弾性片55は、切り欠き57によってガイド壁51全体に比べて小さい片として区画され、他方のガイド壁52から離れる方向に撓み易くされている。また、他方のガイド壁52は、延出部54の基端側に切り欠き58を有する。切り欠き58は、ガイド壁52が突出している側の先端から基端側に向かって延びている。そして、ガイド壁52において、切り欠き58よりも延出部54の基端側は、弾性片56とされている。すなわち、弾性片56は、切り欠き58によってガイド壁52全体に比べて小さい片として区画され、一方のガイド壁51から離れる方向に弾性変形し易くされている。
【0038】
弾性片55,56は、相対向するガイド壁51,52側に突出して一対のガイド壁51,52の間に収容された電線14を保持する保持突起59,60を有する。保持突起59,60は、弾性片55,56の先端側に設けられている。一方の保持突起59の先端と、相対向するガイド壁52との間隔は、電線14の直径よりも小さく設定されている。他方の保持突起60の先端と、相対向するガイド壁51との間隔は、電線14の直径よりも小さく設定されている。電線14は、弾性片55,56を弾性変形させることで、一対のガイド壁51,52の間に収容させることが可能とされている。
【0039】
また、一対のガイド壁51,52は、相対向する方向とは反対方向に向かって突出する被係止部61,62を有する。
図6図8に示すように、カバー53は、一対のガイド壁51,52の間に収容された電線14を覆っている。詳しくは、カバー53は、一対のガイド壁51,52の先端同士によって構成される開口端を覆う板状のカバー本体部63と、カバー本体部63の両側から屈曲しつつ延びて被係止部61,62に係止される一対の係止部64,65とを有する。一対の係止部64,65は、可撓性を有し、互いに離れる方向に弾性変形し易く構成されている。一対の係止部64,65は、一対のガイド壁51,52に対してカバー53を被せるように移動させると、被係止部61,62によって互いに離れる方向に弾性変形し、さらに被係止部61,62を越えた位置で元の状態となり、被係止部61,62に係止される。
【0040】
また、カバー53は、弾性片55,56の弾性変形を抑制するように弾性片55,56の外側を覆う変形抑制部66,67を有する。図7に示すように、一方の変形抑制部66は、カバー本体部63の一側から屈曲しつつ延びて一方の弾性片55の外側を覆う。図8に示すように、他方の変形抑制部67は、カバー本体部63の他側から屈曲しつつ延びて他方の弾性片56の外側を覆う。変形抑制部66,67は、補強リブ68,69を有している。
【0041】
また、ハウジング部材12は、係止部64を覆う被覆部70を有する。被覆部70は、延出部54から突出して一方の係止部64を覆っている。被覆部70は、係止部64と離間した位置で係止部64を覆っている。すなわち、被覆部70は、係止部64が被係止部61に係止される際の係止部64の弾性変形を許容する位置で係止部64を覆っている。なお、被覆部70は、一対の係止部64,65の内、外側に他の部材が配置されない一方の係止部64に対してのみ設けられている。すなわち、被覆部70は、外側に電線15が配置されている他方の係止部65に対しては設けられていない。
【0042】
次に、上記のように構成されたコネクタ付き電線11の作用について説明する。
例えば、コネクタ付き電線11におけるハウジング部材12の一部は、外部コネクタGが接続される際等に外部に露出することがあり、降雨時等、被水する虞がある。そして、ハウジング部材12における車両外部側の端部が被水し、例えば、水が端子17~19を伝ってきたとしても、グロメット本体部31によって車両の内部への水の浸入が防止される。また、端子17~19を伝ってきた水は、排出管部32によって下方に流れて速やかに外部の被水しても問題の無い部位に排出される。
【0043】
また、コネクタ付き電線11の外部の埃は、排出管部32を介してグロメット本体部31の内部に侵入する虞があるが、遮蔽壁40によって端子17~19に到達することが抑えられる。
【0044】
次に、上記実施形態の効果を以下に記載する。
(1)第1遮蔽壁41は、遮蔽壁40が突出する方向から見て排出管部32の第1開口部32bと端子17とを結ぶ線分X1と交差し、グロメット本体部31の第1面36aに接触する接触部42を有する。言い換えると、第1遮蔽壁41は、グロメット本体部31の第1面36aと接触する接触部42を有しつつ、排出管部32の第1開口部32bから端子17へ向かう最短経路の間に位置する。よって、排出管部32を介してグロメット本体部31の内部に侵入した埃は、例えば、第1遮蔽壁41が無い場合と比べて、端子17に到達し難くなり、埃の端子17への付着が抑制される。
【0045】
また、ハウジング部材12は、電線14を保持する電線保持部50を有する。よって、例えば、電線14がグロメット本体部31の第1面36aを押してしまうことが抑えられ、第1面36aが第1遮蔽壁41の接触部42から離れることが抑制される。具体的には、グランド用の電線14は、電線端部14cから電線導出部14dまでの間で曲げられており、固定された電線端部14cを基準として真っ直ぐの状態に戻ろうとするが、電線保持部50によって第1面36a側への移動が抑えられる。よって、電線14が第1面36aを押してしまうことが抑えられ、第1面36aが第1遮蔽壁41の接触部42から離れることが抑制される。よって、埃が端子17に到達することを安定して抑制できる。
【0046】
(2)電線保持部50は、一対のガイド壁51,52を有する。そして、一対のガイド壁51,52の間に収容された電線14は、ガイド壁51,52の弾性片55,56が有する保持突起59,60によって保持される。また、電線14は、弾性片55,56を弾性変形させることで、一対のガイド壁51,52の間に収容させることができる。
【0047】
(3)一方のガイド壁51の保持突起59と他方のガイド壁52の保持突起60とは、電線14の長さ方向に並んでいるため、例えば、電線14の長さ方向に広範囲で電線14を保持することができる。
【0048】
(4)電線保持部50は、一対のガイド壁51,52の間に収容された電線14を覆うカバー53を有するため、電線14が一対のガイド壁51,52の間から外れてしまうことがより抑制される。
【0049】
(5)カバー53は、弾性片55,56の弾性変形を抑制するように弾性片55,56の外側を覆う変形抑制部66,67を有するため、弾性片55,56の弾性変形が抑制され、電線14が一対のガイド壁51,52の間から外れてしまうことがより抑制される。
【0050】
(6)ハウジング部材12は、カバー53の係止部64を覆う被覆部70を有するため、例えば、作業者等が誤って係止部64を操作してしまうことが抑制され、係止部64が被係止部61に係止された状態を解除してしまうことが抑制される。
【0051】
(7)電線保持部50は、グロメット本体部31に覆われているため、例えば、作業者が誤って、電線14が電線保持部50に保持された状態を解除してしまうことが抑制される。
【0052】
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、電線保持部50は、一対のガイド壁51,52とカバー53とを有する構成としたが、電線14を保持することができれば、他の構成や他の形状に変更してもよい。
【0053】
例えば、図9に示すように、電線14を保持する電線保持部としての保持片80としてもよい。保持片80は、延出部54からグロメット本体部31の第1面36a側に延びる第1片81と、第1片81の先端から屈曲して延びる第2片82と、第2片82の先端から突出する突起83とを有する。突起83の先端と、相対向する延出部54との間隔は、電線14の直径よりも小さく設定されている。保持片80は、延出部54と第1片81と第2片82とで囲まれた範囲に電線14を保持可能とされている。このようにしても、保持片80によって電線14を保持することができる。
【0054】
・上記実施形態では、グランド用の電線14のみが曲げられる構成であり、グランド用の電線14のみを保持する電線保持部50を有する構成としたが、これに限定されず、複数の電線を保持する構成としてもよい。
【0055】
例えば、図10に示すように、変更してもよい。この例では、一対の電力用の電線90,91及び一対の電力用の端子92,93が、グランド用の電線14及びグランド用の端子17と同様の構成とされている。そして、ハウジング部材12は、電線14,90,91をそれぞれ保持する電線保持部50を有する。このようにしても、電線14,90,91がグロメット本体部31の第1面36aを押してしまうことが抑えられ、第1面36aが第1遮蔽壁41の接触部42から離れることが抑制される。
【0056】
・上記実施形態では、一対のガイド壁51,52がそれぞれ弾性片55,56を有する構成としたが、これに限定されず、一方のガイド壁51のみが弾性片55を有する構成としてもよいし、他方のガイド壁52のみが弾性片56を有する構成としてもよい。
【0057】
・上記実施形態では、弾性片55,56は、ガイド壁51,52の一部であるとしたが、これに限定されず、ガイド壁全体が弾性片である構成に変更してもよい。
・上記実施形態では、一方のガイド壁51の保持突起59と他方のガイド壁52の保持突起60とは、電線14の長さ方向に並んでいるとしたが、これに限定されず、電線14の長さ方向の同じ位置に設けられていてもよい。
【0058】
・上記実施形態では、電線保持部50は、一対のガイド壁51,52の間に収容された電線14を覆うカバー53を有するとしたが、これに限定されず、一対のガイド壁51,52を有しつつカバー53を有していない構成としてもよい。
【0059】
・上記実施形態では、カバー53は、弾性片55,56の外側を覆う変形抑制部66,67を有する構成としたが、これに限定されず、変形抑制部66,67を有していない構成としてもよい。
【0060】
・上記実施形態では、ハウジング部材12は、カバー53の係止部64を覆う被覆部70を有する構成としたが、これに限定されず、被覆部70を有していない構成としてもよい。
【0061】
・上記実施形態では、電線保持部50は、グロメット本体部31に覆われている構成としたが、これに限定されず、グロメット本体部31に覆われていない構成としてもよい。すなわち、電線保持部は、グロメット本体部31の外側で電線を保持する構成としてもよい。
【0062】
・上記実施形態では、電線保持部50は、ハウジング部材12のコネクタハウジング21に設けられている構成としたが、これに限定されず、ハウジング部材12のリテーナ22に設けられている構成としてもよい。
【0063】
・上記実施形態の遮蔽壁40は、少なくとも第1遮蔽壁41を有していれば、他の構成の遮蔽壁に変更してもよい。
・上記実施形態のコネクタ付き電線11が有する電線14~16の本数は、他の本数に変更してもよく、例えば、信号用の電線を有する構成としてもよい。
【0064】
・上記実施形態では、排出管部32は、1つ設けられるとしたが、これに限定されず、例えば、2つ以上設けられた構成としてもよい。
・上記実施形態では、グロメット13の排出管部32は、液体を排出するためのものとしたが、これに限定されず、例えば、高温となった気体を排出するためのものとしてもよい。
【0065】
・上記実施形態では、ハウジング部材12は、コネクタハウジング21とリテーナ22とを有するとしたが、これに限定されず、例えば、更に他の部材を有する等、他の構成に変更してもよい。
【0066】
・上記実施形態では、ハウジング部材12は、充電用の外部コネクタGが接続される充電用インレット部材であるとしたが、これに限定されず、他の用途の外部コネクタが接続されるものとしてもよい。
【符号の説明】
【0067】
11 コネクタ付き電線
12 ハウジング部材
13 グロメット
14 電線
14a 芯線
14b 絶縁被覆
14c 電線端部
15 電線
15a 芯線
15b 絶縁被覆
15c 電線端部
16 電線
16a 芯線
16b 絶縁被覆
16c 電線端部
17 端子
17a かしめ部
18 端子
19 端子
21 コネクタハウジング
21a フランジ部
21b 固定孔
22 リテーナ
23 基部
23a 端面
24 電源側端子
25 電源側端子
26 ネジ
31 グロメット本体部
32 排出管部
32a 連通孔
32b 第1開口部
33 円弧部
34 平行部
35 連結部
36 第1閉塞部
36a 第1面
36b 第2面
37 第2閉塞部
38 筒部
39 電線管部
39a 電線貫通孔
40 遮蔽壁
41 第1遮蔽壁
42 接触部
43 基部壁
44 第2遮蔽壁
45 第3遮蔽壁
46 第4遮蔽壁
50 電線保持部
51 ガイド壁
52 ガイド壁
53 カバー
54 延出部
55 弾性片
56 弾性片
57 切り欠き
58 切り欠き
59 保持突起
60 保持突起
61 被係止部
62 被係止部
63 カバー本体部
64 係止部
65 係止部
66 変形抑制部
67 変形抑制部
68 補強リブ
69 補強リブ
70 被覆部
80 保持片
81 第1片
82 第2片
83 突起
90 電線
91 電線
92 端子
93 端子
G 外部コネクタ
X1 線分
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10