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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022180965
(43)【公開日】2022-12-07
(54)【発明の名称】情報表示装置
(51)【国際特許分類】
   B65G 43/02 20060101AFI20221130BHJP
   B65G 43/08 20060101ALI20221130BHJP
【FI】
B65G43/02 Z
B65G43/08 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021087767
(22)【出願日】2021-05-25
(71)【出願人】
【識別番号】398040158
【氏名又は名称】株式会社ビジュアルジャパン
(74)【代理人】
【識別番号】100134832
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 文雄
(74)【代理人】
【識別番号】100165308
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100115048
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 康弘
(72)【発明者】
【氏名】山田 徳廣
【テーマコード(参考)】
3F027
【Fターム(参考)】
3F027AA02
3F027AA03
3F027CA05
3F027DA19
3F027DA21
3F027DA32
3F027EA09
3F027FA01
3F027FA12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】異常個所のうち優先的に確認する箇所の特定を容易にする。
【解決手段】搬送装置で構成された搬送経路の搬送時の加速度情報に基づく搬送経路上の振動の大きさを示す絶対移動量を取得する絶対移動量取得部と、搬送経路上の異常箇所に関する情報である異常情報を取得する異常情報取得部と、異常情報と絶対移動量とを重ねて表示する表示部84とを備えたタブレット端末80は、通信部81がコンベア装置で構成された搬送経路の搬送時の加速度情報を取得し、処理部82が加速度情報に基づいて絶対移動量を算出する。そして、表示部84が絶対移動量を表示する。
【選択図】図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送装置で構成された搬送経路の搬送時の加速度情報に基づく前記搬送経路上の振動の大きさを示す絶対移動量を取得する絶対移動量取得部と、
前記搬送経路上の異常箇所に関する情報である異常情報を取得する異常情報取得部と、
前記異常情報と前記絶対移動量とを重ねて表示する表示部と、
を備えたことを特徴とする情報表示装置。
【請求項2】
前記加速度情報を取得する加速度取得部と、
前記加速度情報に基づいて前記絶対移動量を算出する算出部と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項3】
前記加速度情報は3軸の加速度情報であって、
前記絶対移動量は、前記3軸の各加速度の絶対値を加算して算出されたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の情報表示装置。
【請求項4】
前記表示部は、前記絶対移動量を経時変化として表示することを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載の情報表示装置。
【請求項5】
前記異常情報には、前記搬送経路上をカメラで撮像した撮像画像情報も含み、
前記表示部には、前記異常情報と前記絶対移動量とが重ねて表示されるタイムライン部と、前記搬送経路のレイアウトが表示されるマップ部と、前記撮像画像情報を表示するビデオ部と、が表示されていることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか一項に記載の情報表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば倉庫等に設置されている搬送装置について収集されたデータを表示する情報表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、倉庫等において入出庫等のために搬送装置としてコンベア装置が用いられることが多い。この種のコンベア装置では、コンベア装置を構成する部品やコンベア装置の周囲にセンサ等の検出部を固定的に設置して故障検出を行っている。
【0003】
センサ等の検出部を固定的に設置した場合、検出範囲が限定されてしまうという問題がある。そこで本出願人は、特許文献1のようにカメラやセンサモジュール等を備えたコンテナを搬送物としてコンベア装置上を搬送することで、搬送経路全体の異常を低コストで検出することができる異常検出システムを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2020-142928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載のシステムによって収集された蓄積情報はコンピュータ等で解析されて、例えば搬送経路のどこで異常が検出されたか等を作業者等が所持する端末装置等に表示できるようになる。
【0006】
しかしながら、異常個所が複数発見された場合、単に異常個所を表示するだけでは、どこを優先的に確認すればよいか分からないといった問題があった。
【0007】
本発明は、上記のような問題点を解決しようとするものであり、異常個所のうち優先的に確認する箇所の特定を容易にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載された発明は、搬送装置で構成された搬送経路の搬送時の加速度情報に基づく前記搬送経路上の振動の大きさを示す絶対移動量を取得する絶対移動量取得部と、前記搬送経路上の異常箇所に関する情報である異常情報を取得する異常情報取得部と、前記異常情報と前記絶対移動量とを重ねて表示する表示部と、を備えたことを特徴とする情報表示装置である。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように本発明によれば、絶対移動量と異常情報とを取得して、異常情報と絶対移動量とを重ねて表示させるので、絶対移動量が大きい箇所は、振動が大きく重大な故障が発生している可能性がある箇所と判断して、優先して確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施形態にかかる情報処理装置で処理されるデータを収集するコンテナの上面図である。
図2図1に示されたコンテナのA-A線に沿う断面図である。
図3図1に示されたコンテナのブロック図である。
図4図1に示されたコンテナで収集されたデータに基づく地図情報生成動作のフローチャートである。
図5図1に示されたコンテナで収集されたデータに基づく学習済みモデル生成動作のフローチャートである。
図6図1に示されたコンテナで収集されたデータに基づく異常検出動作のフローチャートである。
図7】本発明の一実施形態にかかる情報処理装置としてのコンピュータのブロック図である。
図8】図面データと実測データとのズレが生じた場合の図である。
図9図7に示されたコンピュータにおける補正動作のフローチャートである。
図10】図面データを基にした搬送経路に、補正動作を行った後のトラッキングデータに基づく異常個所を表示したマップである。
図11】本発明の一実施形態にかかる情報表示装置としてのタブレット端末ブロック図である。
図12】本発明の一実施形態にかかる情報表示装置における表示例である。
図13図12において、タイムラインを右にスライドさせた状態の表示例である。
図14図12において、マップエリアを右にスライドさせた状態の表示例である。
図15図12において、ビデオエリアを左にスライドさせた状態の表示例である。
図16図12に示した表示例の変形例である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の一実施形態にかかる情報処理装置及び情報表示装置を図1図16を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる情報処理装置が処理するデータを収集するコンテナの上面図である。図2は、図1に示されたコンテナのA-A線に沿う断面図である。
【0012】
コンテナ1は、搬送装置としてのコンベア装置50上に載置されてコンベア装置50によって搬送される。図1では矢印の方向に搬送される。なお、図1及び図2では搬送装置としてローラコンベアを示しているがベルトコンベア等他の搬送装置であってもよい。また、図1及び図2では、コンベア装置50の一部のみを示すが、コンベア装置50は、例えば倉庫内に設置され、直線や曲線或いは傾斜路等から構成される搬送経路を有するものである。そのため、コンベア装置50は、複数のコンベア装置から構成されていてもよい。
【0013】
図1及び図2に示したコンテナ1は、略直方体状の箱型に形成され、収容部11を構成している。収容部11は、物品等を出し入れ可能とするために上方に開口部が形成されている。また、収容部11は、4つの側面部11a、11b、11c、11dと、底面部11eと、から構成されている。
【0014】
図1及び図2に示したように、側面部11a、11bは、直方体の短手方向の側面となり、側面部11c、11dは、直方体の長手方向の側面となる。本実施形態では、側面部11aを前側、即ち搬送方向(進行方向)側とする。したがって、側面部11bが後側、側面部11cが進行方向に向かって左側、側面部11dが進行方向に向かって右側となる。
【0015】
コンテナ1は、カメラ2と、制御部3と、センサモジュール4L、4Rと、バッテリ5と、を備えている。
【0016】
カメラ2は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子を有するカメラモジュールである。
【0017】
カメラ2は、カメラ2a、2b、2c、2d、2eから構成されている。カメラ2a~2cは側面部11aに設けられ、コンテナ1の前方を撮影する。カメラ2a~2cは、コンテナ1の前方下側を中心に撮影するように設けられている(図2を参照)。カメラ2dは、側面部11cに設けられている。カメラ2eは、側面部11dに設けられている。
【0018】
カメラ2aはコンテナ1の搬送方向で左前方を撮影する。カメラ2bはコンテナ1の搬送方向で中央前方を撮影する。カメラ2cはコンテナ1の搬送方向で右前方を撮影する。カメラ2dは、コンテナ1の搬送方向で左側を撮影する。カメラ2eは、コンテナ1の搬送方向で右側を撮影する。また、カメラ2a及び2cは周知のサーモカメラ(赤外線サーモグラフィ)となっている。また、カメラ2b、2d、2eは広角カメラとなっている。
【0019】
本実施形態では、カメラ2a、2cにより、搬送方向におけるコンベア装置50の温度を検出することができる。即ち、カメラ2a、2cは、搬送装置の進行方向に対して前方方向の状態を検出する状態検出部として機能する。また、カメラ2bは、ステレオカメラとしてもよい。
【0020】
制御部3は、底面部11eのさらに下側に設けられている。つまり、コンテナ1は二重底となっている。制御部3は、振動吸収マット等の振動を吸収する部材8に直接又は間接的に設置されている。振動を吸収する部材8によって、搬送されることにより発生する振動の影響を制御部3等が受けにくくすることができる。
【0021】
制御部3は、カメラ2が撮影した画像に基づいてコンテナ1の現在位置(自己位置)を推定する。また、制御部3は、センサモジュール4L、4Rで検出された結果をディープラーニングにより学習するとともに、その学習結果に基づいてセンサモジュール4L、4Rで検出された結果が正常の範囲にあるか否かを判定することで異常の有無を判定する。詳細は後述する。
【0022】
センサモジュール4Lは、音センサ4aと、振動センサ4cと、を備えている。センサモジュール4Lは、側面部11c側に寄せて設けられている。また、音センサ4aは、振動を吸収する部材8に直接又は間接的に設置され、振動センサ4cは、振動を吸収する部材8よりも下側のコンテナ1の底面に直接設置されている。
【0023】
センサモジュール4Rは、構成は基本的にセンサモジュール4Lと同様である。センサモジュール4Rは、側面部11d側に寄せて設けられている点がセンサモジュール4Lと異なる。つまり、センサモジュール4Lは、コンテナ1の進行方向向かって左側の状態を検出し、センサモジュール4Rは、コンテナ1の進行方向向かって右側の状態を検出する。
【0024】
音センサ4aは、外部の音を集音して所定のコンベア装置50の発する音を検出する。音センサ4aとしては、例えば単一指向性マイクロフォンと周波数フィルタ等で構成することができる。振動センサ4cは、コンテナ1に加わる振動を検出する。振動センサ4cとしては、加速度センサ等で構成することができる。加速度センサとしては3軸の加速度センサが好適であるが1軸又は2軸であってもよい。また、振動センサ4cはセンサモジュール毎に設けなくてもよく、コンテナ1につき1つであってもよい。なお、本実施形態では、2種類のセンサで構成されているが、例えば光センサや磁気センサ等他のセンサを用いてもよい。即ち、センサモジュール4L、4Rは、コンベア装置50の状態を検出する状態検出部として機能する。
【0025】
バッテリ5は、振動を吸収する部材8に直接又は間接的に設置されている。バッテリ5は、上述したカメラ2、制御部3、センサモジュール4L、4Rへ電力を供給する。またコンテナ1は、バッテリ5を充電するための端子(不図示)を有している。或いはバッテリ5は充電のため着脱自在となっていてもよい。
【0026】
図3に本実施形態にかかるコンテナ(異常検出システム)1のブロック図を示す。図3に示したように、制御部3は、処理部3aと、記憶部3bと、を備えている。
【0027】
処理部3aは、例えばマイクロプロセッサ等で構成され、上述した各種センサの検出値の取得、自己位置推定、ディープラーニング、異常の有無の判定等を行う。即ち、処理部3aは、カメラ2とともに現在位置検出部として機能する。
【0028】
記憶部3bは、例えば、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置で構成され、センサモジュール4L、4Rの検出結果が自己位置推定された位置情報と関連付けて蓄積されて記憶されている。また、記憶部3bには、自己位置推定のための搬送経路のレイアウト(地図)情報も記憶されている。
【0029】
次に、上述した構成のコンテナ1の動作について図4図6のフローチャートを参照して説明する。図4は、カメラ2が撮影した画像から自己位置推定をするための地図情報を生成するフローチャートである。
【0030】
まず、カメラ2bから撮影画像を収集し(ステップS11)、処理部3aは、収集した撮影画像から特徴点を抽出する(ステップS12)。そして、処理部3aは、抽出された特徴点に基づいてコンベア装置50により形成される搬送経路における3次元地図(地図情報)を生成する(ステップS13)。この3次元地図は、カメラ2bがコンベア装置50で搬送される際に撮影された複数の画像からそれぞれ特徴点を抽出して繋ぎ合わせたものであり、搬送経路上の特徴点が含まれる情報となっている。
【0031】
なお、地図情報としては3次元地図でなくてもよい。例えば、直線とカーブ等からなる経路の2次元の情報であってもよい(例えば図8を参照)。この場合特徴点としてはカーブを検出すればよい。
【0032】
図5は、センサモジュール4L、4R及びサーモカメラであるカメラ2a、2cが検出した検出結果に基づいてディープラーニングによる学習済みモデルを生成するフローチャートである。
【0033】
まず、センサモジュール4L、4R及びカメラ2a、2cが検出した検出結果を収集し(ステップS21)、処理部3aは、周知のディープラーニングにより各センサにおける正常な検出結果を学習する(ステップS22)。つまり、コンベア装置50が正常に動作している状態におけるセンサの検出結果を学習する。このとき正常な状態にはある程度の値の幅があってもよい。また、このステップでは、コンベア装置50の位置毎に正常な状態(検出結果)を学習する。これは、コンベア装置50の位置によって、正常な音や温度及び振動の範囲は異なることが多いためである。つまり、3次元地図情報を参照して位置と関連付けて学習する。そして、処理部3aは、所定量の検出結果を学習させた学習済みモデルを生成する(ステップS23)。
【0034】
図6は、図4のフローチャートで生成した地図情報と、図5のフローチャートで生成した学習済みモデルと、を用いて異常を検出するフローチャートである。
【0035】
まず、センサモジュール4L、4R及びカメラ2a、2cが検出した検出結果を収集し(ステップS31)、処理部3aは、カメラ2bが撮影した画像と記憶部3bに記憶されている地図情報とに基づいてコンテナ1の自己位置を推定する(ステップS32)。そして、処理部3aは、ステップS31で収集した検出結果が、ステップS32で推定した自己位置における学習済みモデルにより正常の範囲にあるか否か判定し(ステップS33)、正常な範囲にない場合(ステップS33:NO)は、異常検出として、例えば図示しない報知装置等により報知してもよく、異常検出された位置情報を記憶部3bに記憶する(ステップS34)。一方、正常な範囲にある場合(ステップS33:YES)は、ステップS31に戻る。
【0036】
ここで、ステップS33はセンサ毎に判定する。つまり、センサ毎に検出結果が正常の範囲内にあるか否か判定し、全てのセンサの検出結果が正常の範囲内である場合に正常であるとする。したがって、1つのセンサの検出結果が正常の範囲外である場合は異常と判定する。
【0037】
このようにすることで、例えば次のような故障の兆候を捉えることができる。但し、以下の故障内容の特定まではコンテナ1で行わなくてもよく、少なくとも当該位置で何らかの異常があることを検出すればよい。そして、故障内容の特定は別の測定装置や作業者の点検等により行えばよい。
【0038】
例えば、音センサ4aの検出結果により、コンベア装置50のローラ若しくはシャフトの破損、キャリアローラへの駆動力不伝達、ローラの空回り等を検出することができる。また、振動センサ4cの検出結果により、コンベア装置50のローラ若しくはシャフトの破損、ローラ面の傾き、キャリアローラへの駆動力不伝達、ローラの空回り等を検出することができる。カメラ2a、2cの検出結果により、コンベア装置50の電源の異常発熱等を検出することができる。
【0039】
また、音センサ4aの検出結果と振動センサ4cの判定結果を組み合わせることで、コンベア装置50の電源の故障等を検出することができる。また、音センサ4aの検出結果とカメラ2a、2cの検出結果と振動センサ4cの判定結果を組み合わせることで、コンベア装置50のモータの故障等を検出することができる。
【0040】
例えば、音センサ4aの検出結果単独で、コンベア装置50のローラ若しくはシャフトの破損、キャリアローラへの駆動力不伝達、ローラの空回りのいずれかが発生していることを検出することができ、自己位置推定結果による位置情報と対応付けることで、どこでこのような故障の兆候があったかを特定することができる。
【0041】
ところで、上記の方法でコンテナ1の制御部3では異常個所を特定することができる。しかし、例えば搬送経路をマップとして表示し、そのマップ上に異常個所を表示する際に、コンテナ1で収集した情報から作成した搬送経路(地図情報)は、コンテナ搬送時の振動等による映像のブレの影響により、経路の認識精度が低下して実際の搬送経路のレイアウトとズレが生じる場合がある。そこで、本実施形態では、コンテナ1で収集したデータから作成した地図情報(実測データ)を、予め用意した搬送経路の図面(図面データ)を用いて補正することで、実際の搬送経路に合ったマップ表示ができるようにする。なお、以降に説明するのは実測データとしては、上述した2次元の地図情報を対象とするものである。
【0042】
図7に上述した補正処理を行う情報処理装置としてのコンピュータ70の機能構成を示す。コンピュータ70は、コンベア装置50の近傍に設置されてもよいし、搬送装置とは別の部屋等に設置されてもよい。コンピュータ70は、サーバコンピュータあるいはパーソナルコンピュータで構成すればよく、デスクトップ型、ノート型、タブレット型等であってもよい。
【0043】
コンピュータ70は、通信部71と、処理部72と、記憶部73と、を備えている。通信部71は、例えばWi-Fi(登録商標)等の通信方式により無線通信を行う。通信部71は、コンテナ1が収集された異常個所や実測データ等を受信する。なお、この場合コンテナ1も通信機能を有するのは勿論である。また、図7では無線通信により異常情報(異常個所、異常内容等)や実測データ等を受信するようにしているが、搬送後にUSB(Universal Serial Bus)やLAN(Local Access Network)等により有線接続して取得してもよいし、メモリカード等の記憶媒体を介して取得してもよい。
【0044】
処理部72は、例えばマイクロプロセッサ等で構成され、上述した実測データの補正処理等を行う。記憶部73は、例えば、SSD等の記憶装置で構成され、通信部71が受信した各種データを記憶する。
【0045】
本実施形態では、まず、予め搬送経路を示す図面データを用意する。この図面データは、実測データに基づくものではなく、搬送経路を構築する際に用いた設計データ等から作成されたものである。したがって、図面データは、後述するカーブの角度や直線の長さ等は実際の搬送経路に沿った正確性を有するものである。
【0046】
図8に図面データと実測データとのズレが生じた場合の図を示す。図8において、実線は実測データ(以下トラッキングデータともいう)を示し、破線は図面データを示す。即ち、実測データは搬送経路の形状の情報も含まれる。符号t1~t10はトラッキングデータにおける経路上のカーブ位置を示し、符号d1~d10は図面データにおける経路上のカーブ位置を示している。なお、符号t0、d0は経路の始点、符号t11、d11は経路の終点を示している。
【0047】
図面データには、基準位置としてカーブ位置が登録されている(登録は手動で検出・設定すればよい)。カーブとは一の直線とその一の直線と異なる方向へ向かう直線とを接続するものである。カーブ位置とは、例えばカーブの頂点位置とすればよいが、カーブの始点又は終点であってもよい。一方、トラッキングデータにおいては、カメラ画像から直線を画像認識等に検出することによりカーブも検出が可能となる。トラッキングデータにおいて検出されたカーブ位置は基準位置の対応位置となる。カーブの大小によりカーブと認識する位置が異なる場合があるので、図面データのカーブ位置とトラッキングデータのカーブ位置は同じ判定基準(頂点位置、始点、終点等)とする。
【0048】
上述した振動等の影響により、図8に示したように、トラッキングデータは方向やカーブの角度、直線の長さ等が図面データと異なって取得される場合がある。そこで、本実施形態では、図面データのカーブ位置とトラッキングデータのカーブ位置とを重ね合わせ、カーブ間の直線は、例えば線形補間することで、トラッキングデータを補正する。
【0049】
具体的には、まず、始点t0をd0に重ね合わせ、その後各カーブ位置同士を重ね合わせていく。例えば、トラッキングデータにおける1つ目のカーブ位置であるt1を、対応する図面データにおける1つ目のカーブ位置であるd1に重ね合わせる。以下同様に各カーブ位置の重ね合わせを終点まで行う。この重ね合わせはトラッキングデータを図面データに合わせるように行う。そして、トラッキングデータの重ね合わせたカーブ位置間の直線部分は線形補間を行う。このようにしてトラッキングデータを補正する。
【0050】
上述した補正動作を図9のフローチャートにまとめる。まず、通信部71が図面データとトラッキングデータを取得する(ステップS41、S42)。なお、ステップS41とステップS42は順序が逆であってもよい。そして、処理部72がカーブ位置の重ね合わせ処理を行い(ステップS43)、さらに線形補間をする(ステップS44)。
【0051】
以上の説明から明らかなように、通信部71が、搬送装置で構成された搬送経路上に複数の基準位置が設定された図面データを取得する第1取得部及び、搬送経路上を搬送されて得られた搬送経路の形状である実測データを取得する第2取得部として機能する。また、処理部72が、実測データにおける基準位置の対応位置を検出する検出部及び、図面データの基準位置と、実測データにおける基準位置の対応位置と、を重ね合わせ、実測データにおける基準位置間の経路を補正する補正部として機能する。
【0052】
図10は、図面データを基にした搬送経路に、上述した補正動作を行った後のトラッキングデータに基づく異常個所を表示したマップを示す。図10において、破線はローラコンベア、実線はベルトコンベア、「+」は連結部、「□」は昇降機、「◇」は在荷センサ、「〇」は点検口、「☆」は緊急停止スイッチの位置をそれぞれ示している。また、「×」は異常箇所を示す。異常個所は温度異常、振動異常、音異常等の異常の種類によって色を変更してもよい。
【0053】
上記した破線、実線、「+」、「□」、「◇」、「〇」、「☆」は設備に関する情報であり、図面データに予め登録可能である。「×」はトラッキングデータ(コンテナ1から取得したデータ)から取得したものを上述した補正処理により位置が補正されたものである。図10は、図面データをベースとしているため、搬送経路としての正確性は高い。また、異常個所も上記した方法により補正されているので、異常が発生した位置がより精度良く表示されている。
【0054】
図10に示したマップは端末装置等に単独で表示してもよいが、他の情報と合わせて表示すると、より異常の原因の特定が行い易くなる。図12に本実施形態にかかる情報表示装置における表示例を示す。なお、情報表示装置としては、以下の説明では、タッチパネルを有するディスプレイを備える機器(タブレット端末やスマートフォン等)で説明するが、ノート型のコンピュータやデスクトップ型のコンピュータのモニタ画面でもよい。
【0055】
図11に情報表示装置としてのタブレット端末80の機能構成を示す。タブレット端末80は、通信部81と、処理部82と、記憶部83と、表示部84と、を備えている。通信部71は、例えばWi-Fi(登録商標)等の通信方式により無線通信を行う。通信部81は、コンピュータ70で補正されたデータやコンテナ1で収集された異常情報やカメラ2の撮像画像情報等のデータを受信する。異常情報には異常箇所や異常の内容(音異常、温度異常、振動異常)等が含まれる。コンテナ1で収集されたデータは、コンピュータ70を介して受信してもよいし、直接受信してもよい。また、無線通信に限らずUSBやLAN等により有線接続であってもよいし、メモリカード等の記憶媒体を介して取得してもよい。
【0056】
処理部82は、例えばマイクロプロセッサ等で構成され、上述したタブレット端末80の全体制御を司る。記憶部83は、例えば、SSD等の記憶装置で構成され、通信部81が受信した各種データを記憶する。表示部84は、例えばタッチパネルを有する液晶ディスプレイ等で構成され、後述する各種表示や表示の切替等を行う。
【0057】
図12は、情報表示装置のディスプレイ等の表示部の表示例である。図12の表示例は、表示領域が左から順にタイムライン101、マップエリア102、ビデオエリア103、となっている。
【0058】
タイムライン101は、搬送経路をコンテナ1が移動した際の異常の検出状況を時系列(経時変化)に示した図である。タイムライン101は、時間表示部101aと、情報表示部101bと、を備えている。時間表示部101aは、始点からの移動時間を示している(図12では下から上に向かって時間が進む)。情報表示部101bは、異常部101b1と、絶対移動量101b2と、が表示される。異常部101b1と絶対移動量101b2とは重ねて表示されている。
【0059】
異常部101b1は、異常が検出された時間を示すものであり、上述した異常個所に対応するものである。異常部101b1は、異常個所については赤色で塗りつぶす等判別し易い表示とするのが好ましい。
【0060】
絶対移動量101b2は、トラッキングデータに含まれる加速度センサの検出値に基づいて処理部82で算出される。具体的には3軸の加速度センサの各軸(x、y、z)の加速度の絶対値を加算して算出された値である。このように算出された絶対移動量は、コンテナ1に加わった振動の大きさを示すことができる。つまり、絶対移動量の大きい箇所は大きな振動が加わっていると云える。
【0061】
即ち、タブレット端末80は、通信部81がコンベア装置50で構成された搬送経路の搬送時の加速度情報を取得する加速度取得部として機能し、処理部82が加速度情報に基づく搬送経路上の振動の大きさを示す絶対移動量を算出する算出部及び絶対移動量取得部として機能し、表示部84が絶対移動量を表示する。
【0062】
なお、絶対移動量は、センサのサンプリング周期毎に算出してもよいが、複数のサンプリング周期をまとめて算出してもよい。例えば、サンプリング周期が1000Hzの場合、1ミリ秒毎に算出することとなるが、例えば100サンプル(0.1秒)毎に算出してもよい。これは例えば100サンプル分を加算してもよいし、100サンプルに1回を表示用として使用するようにしてもよい。あるいは100サンプルの平均値であってもよい。
【0063】
また、絶対移動量は、3軸の加速度センサの各軸(x、y、z)の加速度の絶対値を加算して算出するのが好ましいが、使用している加速度センサが2軸又は1軸の場合は、2軸分の加速度の絶対値を加算した値や1軸の加速度の絶対値としてもよい。また、加速度センサが複数ある場合は、全ての加速度センサの検出値を加算してもよいし、平均値としてもよい。
【0064】
タイムライン101は、その領域を右にスライドさせることで図13に示すように各軸の加速度のデータ101cを表示させることができる。なお、加速度以外にもセンサモジュール4L、4Rで取得したデータ(音等)やサーモカメラであるカメラ2a、2cで撮像された映像から判別された温度等を表示させてもよい。各軸の加速度のデータ表示状態で左にスライドさせると図12の状態に戻る。
【0065】
マップエリア102は、図10に示したマップが表示されている。マップエリア102は、その領域を右にスライドさせることで図14に示すようにマップを拡大表示させることができる。なお、図14ではタイムライン101の表示は残しているが、マップを全面表示させてもよい。マップを拡大表示状態で左にスライドさせると図12の状態に戻る。
【0066】
ビデオエリア103は、カメラ2で撮像された映像(撮像画像情報)が表示されている。図12では、ビデオエリア103には3つの映像が表示可能となっている。そのため、例えばカメラ2b、カメラ2d、カメラ2eの映像を同時に表示させることが可能となる。図12では、ビデオ103aがカメラ2bの映像、ビデオ103bがカメラ2dの映像、ビデオ103cがカメラ2eの映像となっている。
【0067】
また、ビデオエリア103の表示される映像は、その時間がタイムライン101上に表示される。図12では、タイムライン101上の符号Lで表示される線の位置を示す時間の映像がビデオエリア103に表示される。
【0068】
ビデオエリア103は、いずれかの映像について、その領域を左にスライドさせることで図15に示すように拡大表示させることができる。なお、図15ではタイムライン101の表示は残しているが、映像を全面表示させてもよい。映像を拡大表示状態で右にスライドさせると図12の状態に戻る。
【0069】
なお、図12に示した表示例は、例えば図16に示したような変形例であってもよい。図16に示した変形例は、図12と同様に表示領域が左から順にタイムライン101、マップエリア102、ビデオエリア103となっている。
【0070】
タイムライン101は、図12と同様に、時間表示部101aと、情報表示部101bと、を備えている。情報表示部101bは、異常部101b1と、絶対移動量101b2と、が表示される。異常部101b1と絶対移動量101b2とは重ねて表示されている。
【0071】
図16では、異常部101b1は、サーモカメラである左右のカメラ2a、2c毎に表示されている。図16において、左側のカメラ2aにより検出された温度異常を示す異常部101b1は符号101c1で示した領域に表示され、右側のカメラ2cにより検出された温度異常を示す異常部101b1は符号101c2で示した領域に表示される。このようにすると、どちら側で異常が検出されたかが表示されるので、異常個所の特定がより容易になる。
【0072】
また、図16のタイムライン101には、ジャンプボタン101d1、101d2が追加されている。ジャンプボタン101d1、101d2は、ラインLの位置を次の異常部101b1にジャンプ(遷移)させるボタンである。ジャンプボタン101d1は、図中上方向の次の異常部101b1にジャンプさせ、ジャンプボタン101d2は、図中下方向の次の異常部101b1にジャンプさせる。
【0073】
また、図16のタイムライン101には、スクロールボタン101e1、101e2が追加されている。スクロールボタン101e1、101e2は、タイムライン101を時間軸方向に(上下方向)にスクロールさせるボタンである。スクロールボタン101e1は、図中上方向にスクロールさせ、スクロールボタン101e2は、図中下方向にスクロールさせる。
【0074】
さらに図16のタイムライン101には、温度表示部101fと、合計異常数101gと、がそれぞれ追加されている。温度表示部101fは、カメラ2a、2cにより検出された温度値を表示するものであり、各異常部101b1に対応して表示される。合計異常数101gは、カメラ2aで検出された異常部101b1の合計数と、カメラ2cで検出された異常部101b1の合計数と、をそれぞれ表示したものである。
【0075】
図16のマップエリア102は、基本的に図12と同様であるが、異常個所「×」の横に異常時の数値が表示されている。図16の「L52」との表示の場合、左側のカメラ2aにより検出された異常であり、検出された温度が52℃であったことを示している。なお、この異常時の数値は全ての異常個所「×」に表示する必要はなく例えば選択された1か所のみでよい。選択された1か所の場合、数値を表示する異常個所は「×」を他よりも大きくかつ太くするのが好ましい(表示色を変更してもよい)。
【0076】
また、図16のマップエリア102は、タイムライン101のラインLと対応する箇所がプレビューポイントPとして表示される。このようにすることにより、位置と時間とをリンクさせて確認することが可能となる。なお、ラインLが移動するとプレビューポイントPも移動するのは勿論であるが、このプレビューポイントPは常にマップエリア102の中央に表示されるようにしてもよい。さらに、プレビューポイントPはビデオエリア103に表示される映像の時間とリンクさせてもよい(プレビューポイントPで撮像された映像がビデオエリア103に表示される)。
【0077】
図16のビデオエリア103は、基本的には図12と同様である。なお、図12と異なりビデオ103bにはカメラ2aの映像、ビデオ103cにはカメラ2cの映像を表示させてもよい。
【0078】
以上説明した本実施形態によれば、コンピュータ70は、通信部71がコンベア装置50で構成された搬送経路上に複数のカーブ位置が設定された図面データと搬送経路上を搬送されて得られた当該搬送経路の形状であるトラッキングデータとを取得する。そして、処理部72がトラッキングデータにおけるカーブ位置を検出して、図面データのカーブ位置と、そのカーブ位置に対応するトラッキングデータにおけるカーブ位置と、を重ね合わせて、トラッキングデータにおけるカーブ位置間の経路を補正する。
【0079】
このようにすることにより、図面データのカーブ位置と、その図面データのカーブ位置に対応するトラッキングデータのカーブ位置と、を重ね合わせ、トラッキングデータにおけるカーブ位置間の経路を補正するので、実際のレイアウトである図面データとトラッキングデータがずれた場合であっても補正することができ、異常個所の特定を精度向上させることができる。
【0080】
また、カーブ位置を基準位置としているので、基準位置の設定が容易となる。また、基準位置間も直線となるため、線形補間をすることができ、補正処理が容易となる。
【0081】
また、トラッキングデータは、コンベア装置50の状態を検出するカメラ2a、2cやセンサモジュール4L、4Rを有するコンテナ1が搬送経路を搬送されることで得られるため、コンテナ1を搬送すれば自動的にトラッキングデータを取得することができる。
【0082】
また、タブレット端末80は、通信部81がコンベア装置50で構成された搬送経路の搬送時の加速度情報を取得し、処理部82が加速度情報に基づいて絶対移動量を算出する。そして、表示部84が絶対移動量を表示する。このようにすることにより、絶対移動量が大きい箇所は、振動が大きく重大な故障が発生している可能性がある箇所と判断して、優先して確認することができる。
【0083】
また、加速度情報は3軸の加速度情報であって、算出部は、3軸の各加速度の絶対値を加算して絶対移動量を算出するので、コンテナ1に上下、前後、左右の各方向から加わる振動を絶対移動量に反映させることができ、より精度良く異常個所を検出することができる。
【0084】
また、表示部84は、絶対移動量を経時変化として表示するので、どの時点で大きな振動が加わったかを特定することができ、迅速に異常個所を特定することができる。
【0085】
また、タブレット端末80は、搬送経路上の異常発生箇所に関する情報である異常発生情報を取得し、表示部84は、異常発生情報と絶対移動量とを重ねて表示するので、異常発生箇所と振動の大きな箇所との関係を示すことができる。また、振動系の異常と、振動系以外の異常との切り分けも容易にできる。
【0086】
また、異常発生情報には、搬送経路上をカメラで撮像した撮像画像情報も含み、表示部84には、異常発生情報と絶対移動量とが重ねて表示されるタイムライン101と、搬送経路のレイアウトが表示されるマップエリア102と、撮像画像情報を表示するビデオエリア103と、が表示されている。このようにすることにより、3種類の情報を同時に表示することができる。また、タイムラインとマップと撮像画像情報とをリンクさせて表示させることも可能となり、より異常の原因等の探索が容易となる。
【0087】
なお、上述した情報表示装置は、図12等に示したような表示ができるデータを取得できれば、コンピュータ70で行った補正処理は必須ではない。また、情報表示装置は、絶対移動量の算出も必須ではなく、外部で算出されたものを取得してもよい。つまり、情報表示装置は、少なくとも絶対補正量と異常情報を取得して重ねて表示させればよい。
【0088】
また、タイムライン101は、時間ではなく距離に換算して表示してもよい。この場合、異常個所の経路の始点からの距離が明確になる。
【0089】
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の情報処理装置、情報表示装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
【符号の説明】
【0090】
1 コンテナ(搬送物)
2a カメラ(状態検出部)
2b カメラ
2c カメラ(状態検出部)
2d カメラ
2e カメラ
3 制御部
4L センサモジュール(状態検出部)
4R センサモジュール(状態検出部)
50 搬送装置
70 コンピュータ(情報処理装置)
71 通信部(第1取得部、第2取得部)
72 処理部(検出部、補正部)
80 タブレット端末(情報表示装置)
81 通信部(取得部)
82 処理部(算出部)
84 表示部
101 タイムライン(タイムライン部)
102 マップエリア(マップ部)
103 ビデオエリア(ビデオ部)
図1
図2
図3
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