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特開2022-181138トイレットペーパーホルダ及びトイレットペーパーホルダ用追加カバー
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  • 特開-トイレットペーパーホルダ及びトイレットペーパーホルダ用追加カバー 図1
  • 特開-トイレットペーパーホルダ及びトイレットペーパーホルダ用追加カバー 図2
  • 特開-トイレットペーパーホルダ及びトイレットペーパーホルダ用追加カバー 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022181138
(43)【公開日】2022-12-07
(54)【発明の名称】トイレットペーパーホルダ及びトイレットペーパーホルダ用追加カバー
(51)【国際特許分類】
   A47K 10/32 20060101AFI20221130BHJP
   A47K 10/34 20060101ALI20221130BHJP
【FI】
A47K10/32
A47K10/34 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021088010
(22)【出願日】2021-05-25
(71)【出願人】
【識別番号】521205386
【氏名又は名称】TIM合同会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149261
【弁理士】
【氏名又は名称】大内 秀治
(72)【発明者】
【氏名】相原 ティム 敬雄
(57)【要約】
【課題】衛生面を向上可能なトイレットペーパーホルダ及びトイレットペーパーホルダ用カバーを提供する。
【解決手段】トイレットペーパーホルダ10は、トイレットペーパーロール100を回転可能に支持するロール支持棒20と、ロール支持棒20を少なくともその一端側で支持する側方支持部22と、トイレットペーパーロール100の上方に配置されるロールカバー26と、ロールカバー26又は側方支持部22に取り付けられてトイレットペーパーロール100の少なくとも前側を覆う追加カバー28とを有する。追加カバー28は、透明又は半透明の合成樹脂製であり且つ厚みが0.01~0.1mmの範囲である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トイレットペーパーロールを回転可能に支持するロール支持棒と、
前記ロール支持棒を少なくともその一端側で支持する側方支持部と、
前記トイレットペーパーロールの上方に配置されるロールカバーと、
前記ロールカバー又は前記側方支持部に取り付けられて前記トイレットペーパーロールの少なくとも前側を覆う追加カバーと
を有し、
前記追加カバーは、透明又は半透明の合成樹脂製であり且つ厚みが0.01~0.1ミリメートルの範囲である
ことを特徴とするトイレットペーパーホルダ。
【請求項2】
請求項1に記載のトイレットペーパーホルダにおいて、
前記追加カバーは、テープで前記ロールカバー又は前記側方支持部に固定されている
ことを特徴とするトイレットペーパーホルダ。
【請求項3】
請求項1に記載のトイレットペーパーホルダにおいて、
前記追加カバーは、前記追加カバーの一部に塗布された粘着剤により前記ロールカバー又は前記側方支持部に固定されており、
前記粘着剤は、前記追加カバーを前記ロールカバー又は前記側方支持部に対して再配置可能な粘着性を有する
ことを特徴とするトイレットペーパーホルダ。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載のトイレットペーパーホルダにおいて、
前記追加カバーは、塩化ビニル製又はポリエチレン製である
ことを特徴とするトイレットペーパーホルダ。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載のトイレットペーパーホルダにおいて、
前記追加カバーの内面側には、前記追加カバーを前記ロールカバー又は前記側方支持部から取り外す際に利用されるつまみ部が形成されている
ことを特徴とするトイレットペーパーホルダ。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載のトイレットペーパーホルダにおいて、
前記追加カバーは、帯電防止シートで構成されている
ことを特徴とするトイレットペーパーホルダ。
【請求項7】
トイレットペーパーロールの上方に配置されるロールカバー又は前記ロールカバーの側方に配置される側方支持部に取り付けられて前記トイレットペーパーロールの少なくとも前面を覆うトイレットペーパーホルダ用追加カバーであって、
前記追加カバーは、透明又は半透明の合成樹脂製であり且つ厚みが0.01~0.1mmの範囲である
ことを特徴とするトイレットペーパーホルダ用追加カバー。
【請求項8】
請求項7に記載のトイレットペーパーホルダ用追加カバーにおいて、
前記追加カバーの一部に塗布されて前記追加カバーと前記ロールカバー又は前記側方支持部とを粘着させる粘着剤と、
前記粘着剤を覆う粘着剤カバーと
を有することを特徴とするトイレットペーパーホルダ用追加カバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新型コロナウイルス等の感染症ウイルスの感染防止等に用いることが可能なトイレットペーパーホルダ及びトイレットペーパーホルダ用追加カバーに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1では、ユニットバスのシャワーによりトイレットペーパーロールが濡れてしまうといった事態を確実に防止すると共に、トイレットペーパーロールの使用を妨げることがないトイレットペーパーホルダ用カバー部材を提供することを課題としている(要約、[0006])。当該課題を解決するため、特許文献1(要約)のトイレットペーパーホルダ用カバー部材(10)は、トイレットペーパーロール(11)を保持するトイレットペーパーホルダ(12)を被覆する。また、カバー部材(10)は、トイレットペーパーホルダのフラップ部(13)上面に固定され、トイレットペーパーロールを被覆する平面長方形状の上部被覆部(14)と、上部被覆部の幅方向両端部(15)に配設され、トイレットペーパーロールの両側部(16)を被覆する両側部被覆部(17)とを備える。上部被覆部の幅方向両端部(15)は、トイレットペーパーロールの引き出し方向に沿って両側部被覆部(17)と接合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】登録実用新案第3208423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、特許文献1では、ユニットバスのシャワーによりトイレットペーパーロールが濡れることの防止に着目している。そのため、トイレットペーパーホルダ用カバー部材(10)は、交換なしに用いられることが前提とされているものと解される。しかしながら、カバー部材(10)を交換なしに用いると、新型コロナウイルス等の感染症ウイルスがカバー部材(10)等に付着したままとなり、ウイルス感染のリスクが高くなるため、衛生面で改善の余地がある。
【0005】
本発明は上記のような課題を考慮してなされたものであり、衛生面を向上可能なトイレットペーパーホルダ及びトイレットペーパーホルダ用カバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るトイレットペーパーホルダは、
トイレットペーパーロールを回転可能に支持するロール支持棒と、
前記ロール支持棒を少なくともその一端側で支持する側方支持部と、
前記トイレットペーパーロールの上方に配置されるロールカバーと、
前記ロールカバー又は前記側方支持部に取り付けられて前記トイレットペーパーロールの少なくとも前側を覆う追加カバーと
を有し、
前記追加カバーは、透明又は半透明の合成樹脂製であり且つ厚みが0.01~0.1ミリメートル(mm)の範囲である
ことを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、ロールカバー又は側方支持部に取り付けられた合成樹脂製の追加カバーにより、トイレットペーパーロールの少なくとも前側を覆うことで、感染症ウイルス等からトイレットペーパーロールを保護できる。従って、トイレの衛生面を向上可能となる。また、追加カバーは、厚みが比較的薄く構成される。これにより、追加カバーの交換が作業面及び価格面から容易となり、衛生面を向上可能となる。
【0008】
前記追加カバーは、テープ(セロハンテープ等)で前記ロールカバー又は前記側方支持部に固定されてもよい。追加カバーをテープで固定可能であることにより、追加カバーの交換が作業面から容易となる。
【0009】
或いは、前記追加カバーは、前記追加カバーの一部に塗布された粘着剤により前記ロールカバー又は前記側方支持部に固定されてもよい。また、前記粘着剤は、前記追加カバーを前記ロールカバー又は前記側方支持部に対して再配置可能な粘着性を有してもよい。これにより、追加カバーの取付位置の調整又は追加カバーの交換が容易となる。
【0010】
前記追加カバーは、例えば、塩化ビニル製又はポリエチレン製とすることができる。塩化ビニル又はポリエチレンは比較的安価に入手可能なものであり、追加カバーを塩化ビニル製又はポリエチレン製とすることで、追加カバーを安価に構成することが可能となる。
【0011】
前記追加カバーの内面側には、前記追加カバーを前記ロールカバー又は前記側方支持部から取り外す際に利用されるつまみ部が形成されてもよい。これにより、ユーザは、感染症ウイルスが付着し易い追加カバーの外面側に触れずに又は触れ難い状態で追加カバーを交換することが可能となる。
【0012】
前記追加カバーは、帯電防止シートで構成されてもよい。これにより、静電気により追加カバーがトイレットペーパーロールにくっつくこと又は引き寄せられることを防止可能となる。
【0013】
本発明に係るトイレットペーパーホルダ用追加カバーは、トイレットペーパーロールの上方に配置されるロールカバー又は前記ロールカバーの側方に配置される側方支持部に取り付けられて前記トイレットペーパーロールの少なくとも前面を覆うものであって、
前記追加カバーは、透明又は半透明の合成樹脂製であり且つ厚みが0.01~0.1mmの範囲である
ことを特徴とする。
【0014】
前記トイレットペーパーホルダ用追加カバーは、前記追加カバーの一部に塗布されて前記追加カバーと前記ロールカバー又は前記側方支持部とを粘着させる粘着剤と、前記粘着剤を覆う粘着剤カバーとを有してもよい。これにより、ユーザは、粘着剤カバーを剥がして粘着剤部分をロールカバー又は側方支持部に取り付け可能となり、追加カバーの取付け又は交換を容易化することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、トイレットペーパーホルダに関する衛生面を向上可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の第1実施形態に係るトイレットペーパーホルダの第1状態を示す斜視図である。
図2】第1実施形態に係る前記トイレットペーパーホルダの第2状態を示す側面図である。
図3】本発明の第2実施形態に係るトイレットペーパーホルダ用追加カバーの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
<A.第1実施形態>
[A-1.構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係るトイレットペーパーホルダ10の第1状態を示す斜視図である。図2は、第1実施形態に係るトイレットペーパーホルダ10の第2状態を示す側面図である。図1及び図2に示すように、トイレットペーパーホルダ10は、ロール支持棒20と、側方支持部22と、背面支持部24と、ロールカバー26と、追加カバー28とを有する。
【0018】
ロール支持棒20は、側方支持部22に対して上下方向に対して回動する2本の部材として構成され、トイレットペーパーロール100を回転可能に支持する。或いは、ロール支持棒20は、その他の構成(例えば、トイレットペーパーロール100を貫通する1本の棒状部材)として構成されてもよい。側方支持部22は、ロール支持棒20を回転可能に支持する。背面支持部24は、両方の側方支持部22を連結すると共に、トイレットペーパーホルダ10全体を図示しない壁に固定するために用いられる。
【0019】
ロールカバー26は、トイレットペーパーロール100の上方に配置されてトイレットペーパーロール100の上側を覆う。ロールカバー26は、ヒンジ構造により、その根元側を中心に側方支持部22に対して回動可能である(図2参照)。ロール支持棒20、側方支持部22、背面支持部24及びロールカバー26は、硬質の合成樹脂又は金属で構成することができる。ロール支持棒20、側方支持部22、背面支持部24及びロールカバー26の素材は同一であっても、異なるものであってもよい。
【0020】
図1及び図2に示すように、追加カバー28は、ロールカバー26に取り付けられてトイレットペーパーロール100の前側を覆う。追加カバー28は、透明な合成樹脂製(例えば、塩化ビニル製又はポリエチレン製)であり、セロハンテープ30によりロールカバー26(例えば手前側)に固定されている。追加カバー28は、略矩形状であり、その上端は、ロールカバー26の幅に合わせて幅が狭くなっている一方、上端から下に向かって幅が広くなり、側方支持部22の端と合うような幅となっている。換言すると、追加カバー28は、その上側の両方の隅部が取り除かれた形状となっている。また、追加カバー28は、未使用のトイレットペーパーロール100(例えば直径約11cm)の下端よりも下方に突出している。未使用のトイレットペーパーロール100の下端よりも突出する長さは、例えば、未使用のトイレットペーパーロール100が0.2~1個分の長さである。
【0021】
また、追加カバー28の厚みは、0.01~0.1mmの範囲であり、高度の柔軟性を有する(換言するとフニャフニャな状態である。)。従って、図2に示すように、ロールカバー26を上げた状態では、追加カバー28は、自重により下方に向かう姿勢となる。
【0022】
[A-2.第1実施形態の効果]
第1実施形態によれば、ロールカバー26に取り付けられた合成樹脂製の追加カバー28により、トイレットペーパーロール100の前側を覆うこと(図1)で、感染症ウイルス、ユニットバスのシャワー水等からトイレットペーパーロール100を保護できる。従って、トイレの衛生面を向上可能となる。また、追加カバー28は、厚みが比較的薄く構成される。これにより、追加カバー28の交換が作業面及び価格面から容易となり、衛生面を向上可能となる。
【0023】
第1実施形態において、追加カバー28は、セロハンテープ30でロールカバー23に固定される(図1)。追加カバー28をセロハンテープ30で固定可能であることにより、追加カバー28の交換が作業面から容易となる。
【0024】
第1実施形態において、追加カバー28は、塩化ビニル製又はポリエチレン製とすることができる。塩化ビニル又はポリエチレンは比較的安価に入手可能なものであり、追加カバー28を塩化ビニル製又はポリエチレン製とすることで、追加カバー28を安価に構成することが可能となる。
【0025】
<B.第2実施形態>
[B-1.構成]
図3は、本発明の第2実施形態に係るトイレットペーパーホルダ用追加カバー28aの斜視図である。第2実施形態の追加カバー28aは、第1実施形態と同様のロール支持棒20、側方支持部22、背面支持部24及びロールカバー26の組合せと一緒に利用可能である。図3の追加カバー28aは、ロールカバー26に取り付ける前の状態を示しており、内側面(トイレットペーパーロール100に面する側の面)が見えている。
【0026】
第1実施形態の追加カバー28は、略矩形状であった(図1)。これに対し、第2実施形態の追加カバー28aは、トイレットペーパーロール100の前側を覆う略矩形状の中央部分280と、中央部分280の側方に配置されてトイレットペーパーロール100の側方を覆う略矩形状の側方部分282とを有する。
【0027】
第1実施形態の追加カバー28は、セロハンテープ30でロールカバー26に固定された(図1)。これに対し、第2実施形態の追加カバー28aは、予め追加カバー28aに粘着剤50が塗布されている。ロールカバー26に取り付ける前の粘着剤50には、粘着剤カバー52が取り付けられている。従って、ユーザは、粘着剤カバー52を取り外して粘着剤50の部分をロールカバー26に取り付けることで、追加カバー28aをロールカバー26に取り付けることができる。粘着剤50の位置は、ロールカバー26の根元側とすることができる。また、粘着剤50は、追加カバー28aをロールカバー26に対して再配置可能な粘着性を有する(ロールカバー26に対して、いわゆるポスト・イット(登録商標)と同様の利用が可能である。)。
【0028】
第2実施形態の追加カバー28aは、帯電防止シートで構成される。さらに、追加カバー28aの内面側には、追加カバー28aをロールカバー26から取り外す際に利用されるつまみ部54が形成されている。従って、追加カバー28aの取り外し時には、ユーザは、つまみ部54をつまんで追加カバー28aをロールカバー26から取り外すことができる。
【0029】
[B-2.第2実施形態の効果]
以上のような第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて又はこれに代えて、以下の効果を奏することができる。
【0030】
第2実施形態において、追加カバー28aは、追加カバー28aの一部に塗布されて追加カバー28aとロールカバー26を粘着させる粘着剤50と、粘着剤50を覆う粘着剤カバー52とを有する(図3)。これにより、ユーザは、粘着剤カバー52を剥がして粘着剤50の部分をロールカバー26に取り付けることが可能となり、追加カバー28aの取付け又は交換を容易化することができる。
【0031】
第2実施形態において、追加カバー28aは、追加カバー28aの一部に塗布された粘着剤50(図3)によりロールカバー26に固定される。粘着剤50は、追加カバー28aをロールカバー26に対して再配置可能な粘着性を有する。これにより、追加カバー28aの取付位置の調整又は追加カバー28の交換が容易となる。
【0032】
第2実施形態において、追加カバー28aの内面側には、追加カバー28aをロールカバー26から取り外す際に利用されるつまみ部54が形成されている(図3)。これにより、ユーザは、感染症ウイルスが付着し易い追加カバー28aの外面側を触れずに又は触れ難い状態で追加カバー28aを交換することが可能となる。
【0033】
第2実施形態において、追加カバー28aは、帯電防止シートで構成されている。これにより、静電気により追加カバー28aがトイレットペーパーロール100にくっつくこと又は引き寄せられることを防止可能となる。
【0034】
<C.変形例>
なお、本発明は、上記各実施形態に限らず、本明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
【0035】
第1実施形態では、トイレットペーパーホルダ10は、1つのトイレットペーパーロール100を保持するものであった(図1)。しかしながら、例えば、追加カバー28により衛生面を向上する点に着目すれば、これに限らない。例えば、トイレットペーパーホルダ10が保持可能なトイレットペーパーロール100の数は、2個以上であってもよい。第2実施形態も同様である。
【0036】
第1実施形態では、ロール支持棒20の両端側に側方支持部22を設けた(図1)。しかしながら、例えば、追加カバー28により衛生面を向上する点に着目すれば、これに限らず、ロール支持棒20の一端側のみに側方支持部22を設けることも可能である。この場合、ロール支持棒20は、1つの側方支持部22にのみ支持され、トイレットペーパーロール100の全部又は大部分の内部に挿入される1本の棒状部材となる。第2実施形態も同様である。
【0037】
第1実施形態のロールカバー26は、側方支持部22に対して回動可能なものであった(図2)。しかしながら、例えば、追加カバー28により衛生面を向上する点に着目すれば、これに限らず、ロールカバー26は側方支持部22に対して回動しないものであってもよい。第2実施形態も同様である。
【0038】
第1実施形態の追加カバー28は、透明であった。しかしながら、例えば、追加カバー28を介してのトイレットペーパーロール100の視認性を確保する観点からすれば、これに限らず、追加カバー28を半透明としてもよい。第2実施形態も同様である。
【0039】
第1実施形態の追加カバー28は、ロールカバー26の手前側に取り付けた(図1)が、ロールカバー26の根元側等に取り付けてもよい。また、例えば、ロールカバー26が側方支持部22に対して回動しない構成では、ロールカバー26に代えて又はロールカバー26に加えて、側方支持部22に取り付けることも可能である。
【符号の説明】
【0040】
10…トイレットペーパーホルダ 20…ロール支持棒
22…側方支持部 26…ロールカバー
28、28a…追加カバー 30…セロハンテープ(テープ)
50…粘着剤 52…粘着剤カバー
54…つまみ部 100…トイレットペーパーロール
図1
図2
図3