(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022181156
(43)【公開日】2022-12-07
(54)【発明の名称】営業支援システム及び営業支援方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/16 20120101AFI20221130BHJP
G06Q 10/00 20120101ALI20221130BHJP
【FI】
G06Q50/16
G06Q10/00
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021154196
(22)【出願日】2021-09-22
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-06-16
(31)【優先権主張番号】P 2021087283
(32)【優先日】2021-05-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】520195659
【氏名又は名称】株式会社スリーエスリンク
(74)【代理人】
【識別番号】100180079
【弁理士】
【氏名又は名称】亀卦川 巧
(74)【代理人】
【識別番号】230101177
【弁護士】
【氏名又は名称】木下 洋平
(72)【発明者】
【氏名】山田 雅彦
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA02
5L049CC27
(57)【要約】 (修正有)
【課題】不動産の最新の所有権者の情報を取得し易い営業支援システム及び営業支援方法を提供する。
【解決手段】営業支援システム100は、文書読取装置10と、ユーザ端末20と、サーバ装置30と、地図情報42を有する外部サーバと、を備える。文書読取装置10の文書読取手段12は、読取対象である不動産登記情報から、最新の権利者の氏名及び住所を読取る。サーバ装置30の画像合成手段34は、地図情報42に含まれる地図画像の上に、最新の権利者の住所と地図情報42の場所情報が一致する地点に印を表示した権利者住所表示画像を生成する。ユーザ端末20の画像表示手段22は、権利者住所表示画像を表示することで、ユーザ端末20の使用者が、不動産の最新の権利者の情報を取得し易い。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
文書読取手段を有する文書読取装置と、
画像表示手段を有するユーザ端末と、
前記文書読取装置及びユーザ端末と通信可能、且つ、地番又は住居表示の場所情報と地図画像を含む地図情報と連携可能で、記憶手段、画像合成手段、及び画像送信手段を有するサーバ装置を具え、
前記文書読取手段は、読取対象である不動産登記情報から、最新の権利者の氏名及び住所を読取り、文字データとして前記記憶手段に記録させ、
前記画像合成手段は、前記地図画像の上に、前記場所情報と前記住所が一致する地点に印を表示した権利者住所表示画像を生成するように構成され、
前記画像送信手段は、前記権利者住所表示画像を前記ユーザ端末に送信するように構成され、
前記画像表示手段は、前記権利者住所表示画像を表示させることを特徴とする、
営業支援システム。
【請求項2】
前記ユーザ端末が、位置測位手段をさらに具え、該位置測位手段によって測定した前記ユーザ端末の現在位置を前記サーバ装置に送信するように構成され、
前記画像合成手段が、前記現在位置を中心とした前記権利者住所表示画像を生成するように構成されている、請求項1の営業支援システム。
【請求項3】
前記記憶手段が、前記権利者毎にフラグ情報を記録するように構成され、
前記画像合成手段が、前記フラグ情報に基づき前記印の色を変化させるように構成されている、請求項1又は2の営業支援システム。
【請求項4】
前記記憶手段が、
さらに、前記文書読取手段が読取った不動産登記情報から、不動産の所在地を記録するように構成され、
前記記憶手段に記録された前記不動産の所在地が重複するとき、該不動産の所在地と対応する前記権利者の氏名及び住所の内、記憶時が早い方の前記権利者の氏名及び住所を削除するように構成されている、
請求項1から3のいずれかの営業支援システム。
【請求項5】
前記記憶手段が、前記権利者毎に営業情報を記録するように構成され、
前記画像表示手段が、前記営業情報を表示できるように構成されている、請求項1から4のいずれかの営業支援システム。
【請求項6】
前記記憶手段が、前記不動産毎に不動産情報を記録するように構成され、
前記画像表示手段が、前記不動産情報を表示できるように構成されている、請求項1から5のいずれかの営業支援システム。
【請求項7】
前記画像合成手段が、前記地図画像の上に、グリッド線を表示するように構成され、
前記ユーザ端末の操作により、前記グリッド線で分けられた区画範囲が選択されると、前記画像表示手段が前記区画範囲内の前記営業情報又は不動産情報を表示するように構成されている、請求項5又は6の営業支援システム。
【請求項8】
前記画像合成手段が、前記地図画像の少なくとも一部を透過性のある色で塗り潰しできるように構成されている、請求項1から7のいずれかの営業支援システム。
【請求項9】
文書読取手段を有する文書読取装置と、
画像表示手段を有するユーザ端末と、
前記文書読取装置及びユーザ端末と通信可能、且つ、地番又は住居表示の場所情報と地図画像を含む地図情報と連携可能で、記憶手段、画像合成手段、及び画像送信手段を有するサーバ装置を具え、
前記文書読取手段は、読取対象である不動産登記情報から、最新の権利者の氏名及び住所を読取り、文字データとして前記記憶手段に記憶し、
前記画像合成手段は、前記地図画像の上に、前記場所情報と前記住所が一致する地点に印を表示した権利者住所表示画像を生成し、
前記画像送信手段は、前記権利者住所表示画像を前記ユーザ端末に送信し、
前記画像表示手段は、前記権利者住所表示画像表示することを特徴とする、
営業支援方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、不動産の所有権者(以下、単に、「権利者」ということがある。)に対する営業活動を支援する営業支援システム及び営業支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、不動産を購入して運用し、家賃収入や売却益を得ることが一般的になってきている。投資用マンションなども増えてきていることに伴い、1以上の不動産の所有権を有する者も増えてきている。そのような権利者に対し、有益なサービスや情報を提供するべく、営業を行う事業者も多い。しかし、最新の権利者の連絡先や住所といった情報を得ることは容易なことではなく、取得するのに労力が掛かるという問題がある。
【0003】
そこで、既存の情報を効率的に活用し、有力営業先候補を早く、しかも確実に抽出するシステムとして、以下のようなものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の発明によれば、旧住宅地図データ及び新住宅地図データの経年的に異なる差部分を抽出して見込客の位置の算出及び金融機関が所有する外部データベースと連携し、差部分から金融機関の既存取引先を消去して予備的営業先を求め、入力された登記簿や登記簿データ及び現地調査の調査内容を基に予備的営業先の除外を判定して営業先候補を求め、除外判定されない営業先候補のランク付けを行って一覧表示することができるとされている。
【0006】
しかしながら、特許文献1の発明では、旧住宅地図データ及び新住宅地図データの経年的に異なる差部分がない場合には営業先候補として抽出されず、不動産に変化がなくても、権利者が変わっている場合などに対応できないという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、不動産の最新の所有権者の情報を取得し易い営業支援システム及び営業支援方法を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、文書読取手段を有する文書読取装置と、
画像表示手段を有するユーザ端末と、
前記文書読取装置及びユーザ端末と通信可能、且つ、地番又は住居表示の場所情報と地図画像を含む地図情報と連携可能で、記憶手段、画像合成手段、及び画像送信手段を有するサーバ装置を具え、
前記文書読取手段は、読取対象である不動産登記情報から、最新の権利者の氏名及び住所を読取り、文字データとして前記記憶手段に記録させ、
前記画像合成手段は、前記地図画像の上に、前記場所情報と前記住所が一致する地点に印を表示した権利者住所表示画像を生成するように構成され、
前記画像送信手段は、前記権利者住所表示画像を前記ユーザ端末に送信するように構成され、
前記画像表示手段は、前記権利者住所表示画像を表示させることを特徴とする営業支援システム、
又は、
文書読取手段を有する文書読取装置と、
画像表示手段を有するユーザ端末と、
前記文書読取装置及びユーザ端末と通信可能、且つ、地番又は住居表示の場所情報と地図画像を含む地図情報と連携可能で、記憶手段、画像合成手段、及び画像送信手段を有するサーバ装置を具え、
前記文書読取手段は、読取対象である不動産登記情報から、最新の権利者の氏名及び住所を読取り、文字データとして前記記憶手段に記憶し、
前記画像合成手段は、前記地図画像の上に、前記場所情報と前記住所が一致する地点に印を表示した権利者住所表示画像を生成し、
前記画像送信手段は、前記権利者住所表示画像を前記ユーザ端末に送信し、
前記画像表示手段は、前記権利者住所表示画像表示することを特徴とする営業支援方法によって前記課題を解決した。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、文書読取手段が読取対象である不動産登記情報から、最新の権利者の氏名及び住所を読取り、画像合成手段が、地図画像の上に、最新の権利者の住所と地図情報の場所情報が一致する地点に印を表示した権利者住所表示画像を生成し、画像表示手段によって権利者住所表示画像を表示させることができるので、不動産の最新の権利者の情報を取得し易い。
【0010】
また、位置測位手段を具えるユーザ端末の現在位置を中心とした権利者住所表示画像が表示される構成とすれば、権利者住所表示画像を表示するユーザ端末の使用者が、付近の最新の権利者の情報を取得し易くすることができる。
【0011】
さらに、権利者毎に付されたフラグ情報に基づき、印の色が変化するように構成されていれば、ユーザ端末の使用者が、印で示されている権利者について、訪問予定か否か、既存顧客か否か、訪問したことがあるか否か等の情報を、色で即座に把握し易くすることができる。
【0012】
また、記憶手段が、文書読取手段が読取った不動産登記情報から、不動産の所在地を記録するように構成され、記憶手段に記録された不動産の所在地が重複するとき、不動産の所在地と対応する権利者の氏名及び住所の内、記憶時が早い方の権利者の氏名及び住所を削除するように構成されていれば、最新の不動産所有者情報を精度高く表示させることができる。
【0013】
また、権利者毎に営業情報が記録され、これが表示されるように構成されていれば、営業する際に役立つ情報を取得し易い。
【0014】
また、不動産毎に不動産情報が記録され、これが表示されるように構成されていれば、営業の際に不動産情報を把握することができる。
【0015】
また、画像合成手段が、地図画像の上に、グリッド線を表示するように構成され、ユーザ端末の操作により、グリッド線で分けられた区画範囲が選択されると、画像表示手段が区画範囲内の営業情報又は不動産情報を表示するように構成するのがよい。本構成によれば、ユーザが所定の範囲の情報を取得し易い。さらに、画像合成手段が、区画範囲の少なくとも一部を透過性のある色で塗り潰しできるように構成されていれば、例えば、営業担当者ごとのエリアを視認し易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図2】
図1のシステムにより表示される画像の第一例。
【
図3】
図1のシステムにより表示される画像の第二例。
【
図4】
図1のシステムにより表示される画像の第三例。
【
図5】
図1のシステムにより表示される画像の第四例。
【
図6】
図1のシステムにより表示される画像の第五例。
【
図7】
図1のシステムにより表示される画像の第六例。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態を
図1~7を参照して説明する。但し、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
【0018】
本発明の一実施形態である営業支援システム100は、
図1に示されるように、基本的に、文書読取装置10、ユーザ端末20、及びサーバ装置30で構成される。文書読取装置10、ユーザ端末20、及びサーバ装置30は、インターネットや専用回線等の通信回線Nを介して相互に通信可能である。
【0019】
文書読取装置10は、公知のスキャナーとすることができる。文書読取装置10は、少なくとも、不動産登記情報が記載されている登記簿(以下、単に、「登記簿」という。)を読取るように構成されている。文書読取装置10が有する文書読取手段12は、プログラムによって、不動産登記情報が文字情報を含むデータである場合は、該当箇所のデータを読取り、不動産登記情報が画像データである場合には、OCR(光学的文字認識)機能等により、該当箇所の情報を文字データとして読取るように構成されている。
【0020】
ユーザ端末20は、スマートフォン端末、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等とすることができる。ユーザ端末20が具える画像表示手段22は、ユーザ端末20と一体又は別体のディスプレイ装置である。また、ユーザ端末20が具えることができる位置測位手段24は、全地球測位システム(GPS)などの、ユーザ端末20の現在地を測位する機能である。
【0021】
サーバ装置30は、公知のサーバを使用することができる。サーバ装置30は、記憶手段32,画像合成手段34,及び画像送信手段36を具える。記憶手段32は、ハードディスクやソリッドステートドライブ(SSD)などの記録媒体である。画像合成手段34は、複数のデータから1つの画像を生成する機能を具え、画像送信手段36は、通信回線Nを介して、画像データを送信する機能を具える。ユーザ端末20とサーバ装置30は、それぞれ、上述したものの他、演算処理装置や記録媒体、メモリ、入出力手段、通信手段等、これらが通常具える機能を有し、プログラムによって以下に説明する処理を実行する。
【0022】
サーバ装置30は、地番又は住居表示の場所情報と地図画像52(
図2参照)を含む地図情報42を有する外部サーバと通信することによって、地図情報42を取得するなどして、地図情報42と連携可能に構成されている。なお、サーバ装置30の記憶手段32に地図情報42が予め又は事後的に記録されていてもよい。サーバ装置30の記憶手段32には、後述するように、営業情報や不動産情報が記録されるように構成することができる。
【0023】
文書読取装置10の文書読取手段12は、登記簿を読取ったとき、読取対象である不動産登記情報から、その不動産の最新の権利者の氏名及び住所を読取り、文字データとしてサーバ装置30の記憶手段32に記録させるように構成されている。これにより、登記簿毎の最新の権利者の氏名及び住所に関するデータが記憶手段32に蓄積されていく。このようにして、サーバ装置30は、地図情報42と最新の権利者の氏名及び住所の各データを取得する。このとき、文書読取手段12が、登記簿より、登記されている不動産の所在地(地番を含んでもよい。)などの不動産基本情報を読取り、文字データとしてサーバ装置30の記憶手段32に記録させるように構成してもよい。また、読取った登記簿の画像データをサーバ装置30の記憶手段32に記録させるように構成してもよい。
【0024】
ここで、文書読取手段12が、不動産登記情報の内、その不動産の所在地を記憶手段32に記録させるように構成されている場合、文書読取手段12によって複数の登記簿が読込まれ、記憶手段32に記録された不動産の所在地が重複するとき、不動産の所在地と対応する権利者の氏名及び住所の内、記憶時が早い方の権利者の氏名及び住所を削除するように構成するのがよい。これにより、最新の不動産所有者情報を精度高く表示させることができるからである。
【0025】
画像合成手段34は、サーバ装置30が取得した地図情報42の地図画像52上の所定の位置に印を表示する。具体的には、画像合成手段34は、地図情報42の場所情報と権利者の住所が一致する地点に印54を表示し、
図2に示すような、権利者住所表示画像50を生成するように構成されている。
【0026】
画像合成手段34によって生成された権利者住所表示画像50は、画像送信手段36によってユーザ端末20に送信される。この送信処理は、ユーザ端末20の求めに応じて実行されるようにしてもよい。画像送信手段36によってユーザ端末20に送信された権利者住所表示画像50は、ユーザ端末20の画像表示手段22によって表示される。かくして、ユーザ端末20の使用者は、不動産の最新の権利者の住所がどこにあるのかを地図画像32上で、一目で確認することができるので、不動産の最新の権利者の情報を取得し易い。
【0027】
ここで、ユーザ端末20が位置測位手段24を具える場合、ユーザ端末20が、位置測位手段24によって測定したユーザ端末20の現在位置をサーバ装置30に送信するように構成し、画像合成手段34が、ユーザ端末20の現在位置を中心とした権利者住所表示画像50を生成するように構成するのがよい。このとき、権利者住所表示画像50には、画像合成手段34により、ユーザ端末20の現在位置を示すユーザアイコン56が表示されるように構成することもできる。本構成とすることにより、権利者住所表示画像50を表示するユーザ端末20の使用者が、付近の最新の権利者の情報を取得し易くすることができる。
【0028】
権利者住所表示画像50には、印54のそれぞれに対応した権利者の氏名、住所、ユーザ端末20の位置から権利者の住所までの所要時間、後述する権利者毎の営業情報を対象権利者情報欄58に追加的に表示させてもよい。これにより、ユーザ端末20の使用者が、権利者の詳細な情報を取得し易くすることができる。
【0029】
図3は、サーバ装置30の記憶手段32に記録されている権利者に関する情報が一覧で示されている権利者一覧画像60である。権利者一覧画像60は、ユーザ端末20の求めに応じてサーバ装置30から各データが送信され、画像表示手段22によって表示される。
【0030】
権利者一覧画像60は、権利者欄62、権利者所有不動産欄64、及びフラグ欄66を具えるのがよい。権利者欄62には、権利者の氏名、住所、電話番号等の権利者情報が表示され、権利者所有不動産欄64には、当該権利者が所有する不動産の不動産基本情報や、竣工年、築年数、面積、物件名、戸数、人が住んでいるか否かなどの不動産情報が表示されるように構成されている。フラグ欄66では、ユーザ端末20の操作により、権利者毎に、所定のフラグを立てることができる。営業支援システム100の場合、当該フラグは、訪問予定であるか否かのON/OFFであるが、既存顧客であるか否か、又は訪問したことがあるか否かなどのようにフラグはこれに限られず、複数あってもよい。当該フラグのON/OFFは、フラグ情報として、ユーザ端末20からサーバ装置30に送信され、記憶手段32によって記録されるように構成されている。
【0031】
権利者毎のフラグ情報が記憶手段32に記録されている場合、画像合成手段34は、当該フラグ情報に基づき、権利者住所表示画像50の印54の色を変化させるように構成されているとよい。本構成とすることにより、ユーザ端末20の使用者が、印54で示されている権利者について、訪問予定か否か、既存顧客か否か、訪問したことがあるか否か等の情報を、印54の色ですぐに把握することができるようになる。
【0032】
図4は、サーバ装置30の記憶手段32に記録されている権利者に関する情報が個別で示されている権利者個別画像70である。権利者個別画像70は、ユーザ端末20の求めに応じてサーバ装置30から各データが送信され、画像表示手段22によって表示される。
【0033】
権利者個別画像70は、権利者欄72、権利者所有不動産欄74、及び営業情報入力欄76を具えるのがよい。権利者欄72には、権利者の氏名、住所、電話番号等の権利者情報が表示され、権利者所有不動産欄74には、当該権利者が所有する不動産の不動産基本情報や、竣工年、築年数、面積、物件名、戸数、人が住んでいるか否かなどの不動産情報が表示されるように構成されている。権利者が複数の不動産を所有している場合には、権利者所有不動産欄74を複数表示させればよい。以下に説明する権利者毎の営業情報や不動産毎の不動産情報(不動産基礎情報を除く。)が過去に入力されている場合には、その入力された営業情報や不動産情報が表示された状態で権利者個別画像70を生成するのがよい。また、読取った登記簿の画像データをサーバ装置30の記憶手段32に記録させている場合には、当該画像データが表示又はダウンロードできるように構成してもよい。本構成とすることにより、営業の再に役立つ権利者に関する情報やその不動産に関する情報をユーザ端末20の使用者が取得し易くすることができる。
【0034】
権利者個別画像70では、ユーザ端末20の操作により、営業情報入力欄76から権利者毎の営業情報を入力及び表示することができ、入力された結果をサーバ装置30の記憶手段32に記録することができる。営業情報は、権利者についての基本的な情報に関する基本情報、架電したときの反応や対応に関する架電情報、訪問したときの反応や対応に関する訪問情報、及び補足情報などに分類して入力及び確認できるようにするのがよい。権利者個別画像70では、基本情報を基本情報フラグ入力欄76a、架電情報を架電情報フラグ入力欄76b、訪問情報を訪問情報フラグ入力欄76c、補足情報をメモ入力欄76dから入力できるように構成されている。また、権利者一覧画像60のフラグ欄66と同様のフラグ欄76fを設けてもよい。入力された営業情報は、例えば、登録ボタン76eが選択されることにより、サーバ装置30に送信され、記憶手段32に記録される。
【0035】
より具体的には、基本情報フラグ入力欄76aには、権利者が引越しているか否か、成約したか否か、既に死亡しているか否か、架電禁止か否かなどの是非で回答可能な基本情報のON/OFFが切り換えられるフラグが複数設けられている。架電情報フラグ入力欄76bには、不通であったか否か、番号が間違いであったか否かなどの是非で回答可能な架電情報のON/OFFが切り換えられるフラグが複数設けられている。訪問情報フラグ入力欄76cには、不在であったか否か、未訪問であるか否かなどの是非で回答可能な訪問情報のON/OFFが切り換えられるフラグが複数設けられている。このように、営業情報をフラグのON/OFFで入力できるように構成すれば、必要な情報を入力し易くすることができ、また、後述する検索もし易くすることができる。一方で、営業情報の内、是非で回答不能な補足情報は、メモ入力欄76dから入力できるように構成されている。過去に入力された補足情報は、メモ表示欄76gに表示される。
【0036】
権利者個別画像70では、ユーザ端末20の操作により、不動産情報フラグ入力欄74a及び不動産詳細情報入力欄74bから不動産毎の不動産情報も入力及び表示することができ、入力された結果をサーバ装置30の記憶手段32に記録することができる。不動産情報フラグ入力欄74aには、その不動産が売却済であるか否か、人が現に住んでいるか否かなどの是非で回答可能な不動産情報のON/OFFが切り換えられるフラグが複数設けられている。このように、是非で回答可能な不動産情報をフラグのON/OFFで入力できるように構成すれば、必要な情報を入力し易くすることができ、また、後述する検索もし易くすることができる。不動産詳細情報入力欄74bでは、竣工年、築年数、面積、物件名、戸数、家賃、管理費、積立金などの是非で回答不能な不動産情報を入力できるように構成されている。入力された営業情報は、例えば、登録ボタン74cが選択されることにより、サーバ装置30に送信され、記憶手段32に記録される。
【0037】
図5は、サーバ装置30の記憶手段32に記録されている権利者に関する情報や不動産に関する情報を検索するための検索画像80である。検索画像80は、ユーザ端末20の求めに応じてサーバ装置30から各データが送信され、画像表示手段22によって表示される。
【0038】
検索画像80は、文字検索部82とフラグ検索部84を具えるのがよい。文字検索部82では、権利者や権利者が所有する不動産について、是非で回答不能な文字情報や数値情報が入力可能に構成されている。一方、フラグ検索部84では、是非で回答可能な各種フラグが表示されており、検索対象としたいフラグのON/OFFと、検索対象から除外したいフラグのON/OFFが切り換えられるように構成されている。文字検索部82及び/又はフラグ検索部84に情報を入力した後、不動産検索ボタン86又は権利者検索ボタン88を選択することにより、入力された条件に適合した権利者や不動産がサーバ装置30の記憶手段32から抽出され、ユーザ端末20の画像表示手段22によって表示される。このように、営業支援システム100では、サーバ装置30の記憶手段32に蓄積された権利者又はその不動産の情報を検索し易いので、営業活動を行い易くすることができる。
【0039】
図6及び
図7は、権利者住所表示画像50と同様に、画像合成手段34によって生成された権利者住所表示画像90,110である。権利者住所表示画像90,110は、縮尺が異なる。画像合成手段34により、
図6に示す権利者住所表示画像90では、1キロメートル四方のグリッド線94が表示され、
図7に示す権利者住所表示画像110では、10キロメートル四方のグリッド線114が表示されている。グリッド線94,114の大きさは、例えば、縮尺切替ボタン97,117の選択位置によって切り替えられるように構成するのがよい。
【0040】
権利者住所表示画像50(
図2参照)と同様に、権利者住所表示画像90,110においても地図情報42の場所情報と権利者の住所が一致する地点に印96及び印116を表示することができる。ここで、ユーザ端末20の操作により、グリッド線94,114で分けられた区画範囲が選択されると、画像表示手段22が区画範囲内の営業情報又は不動産情報を表示するように構成されている。営業情報又は不動産情報は、権利者住所表示画像90,110の空きスペースや別ページで表示させればよい。
【0041】
このように、グリッド線94,114で分けられた区画範囲を指定して、営業情報や不動産情報最新を検索することが出来れば、ユーザが居る場所を問わず、簡単に営業活動に有益な情報を得ることができるので、営業活動の更なる効率化に繋げることができる。
【0042】
また、画像合成手段34は、地図画像の少なくとも一部、好適には、グリッド線94,114で分けられた区画範囲の少なくとも一部を透過性のある色で塗潰しできるように構成されている。塗潰しされた範囲は、塗潰しエリア92a,92b,112a,112bで示されている。なお、図面では、便宜上、網掛けとしている。本構成によれば、例えば、ユーザ端末20のユーザの担当範囲を塗潰すことにより、ユーザは自己の担当エリアを視認し易くすることができる。
【0043】
また、塗潰しエリア92a,92b,112a,112bを複数の塗潰し方法又は塗潰し色で塗潰しできるように構成するのがよい。複数の塗潰し方法又は塗潰し色には、それぞれの意味合いを持たせることができる。例えば、図示しているように、ユーザ端末20のユーザである「自分」と他のユーザである「他人」、そして、退職者など、以前ユーザであった者(「退職」)で複数の塗潰し方法又は塗潰し色を分けることができる。塗潰しエリア92a,92b,112a,112bの表示・非表示は、塗潰しエリア切替ボタン98,118の選択位置によって切り替えられるように構成するのがよい。本構成により、例えば、営業担当者ごとのエリアを視認し易くすることができる。
【0044】
以上に説明した本発明によれば、不動産の最新の所有権者の情報を取得し易い営業支援システム及び営業支援方法を提供することができる。
【符号の説明】
【0045】
10 文書読取装置
12 文書読取手段
20 ユーザ端末
22 画像表示手段
24 位置測位手段
30 サーバ装置
32 記憶手段
34 画像合成手段
36 画像送信手段
42 地図情報
94,114 グリッド線
100 営業支援システム
【手続補正書】
【提出日】2022-02-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
文書読取手段を有する文書読取装置と、
画像表示手段を有するユーザ端末と、
前記文書読取装置及びユーザ端末と通信可能、且つ、地番又は住居表示の場所情報と地図画像を含む地図情報と連携可能で、記憶手段、画像合成手段、及び画像送信手段を有するサーバ装置を具え、
前記文書読取手段は、読取対象である不動産登記情報から、最新の権利者の氏名及び住所を読取り、文字データとして前記記憶手段に記録させ、
前記画像合成手段は、前記地図画像の上に、前記場所情報と前記住所が一致する地点に印を表示した権利者住所表示画像を生成するように構成され、
前記画像送信手段は、前記権利者住所表示画像を前記ユーザ端末に送信するように構成され、
前記画像表示手段は、前記権利者住所表示画像、及び前記ユーザ端末の操作により入力できる、是非で回答可能なフラグを前記権利者毎に表示させ、
前記記憶手段は、前記フラグのON/OFFを記録するように構成され、
前記フラグのON/OFFに基づいて前記権利者の情報が前記記憶手段から抽出され、前記画像表示手段によって表示されることを特徴とする、
営業支援システム。
【請求項2】
前記フラグが、訪問予定であるか否か、既存顧客であるか否か、又は訪問したことがあるか否かのフラグ情報をさらに含む、請求項1の営業支援システム。
【請求項3】
前記画像合成手段が前記フラグ情報に基づき前記印の色を変化させるように構成されている、請求項2の営業支援システム。
【請求項4】
前記フラグが、前記権利者が引越しているか否か、成約したか否か、既に死亡しているか否か、又は架電禁止か否かを含む基本情報フラグからなる営業情報をさらに含む、請求項1から3のいずれかの営業支援システム。
【請求項5】
前記フラグが、不通であったか否か、又は番号が間違いであったか否かを含む架電情報フラグからなる営業情報をさらに含む請求項1から4のいずれかの営業支援システム。
【請求項6】
前記フラグが、不在であったか否か、又は未訪問であるか否かを含む訪問情報フラグからなる営業情報をさらに含む請求項1から5のいずれかの営業支援システム。
【請求項7】
前記画像表示手段がさらにメモ入力欄を表示させ、前記メモ入力欄に入力された情報が前記記憶手段に記憶される、請求項1から6のいずれかの営業支援システム。
【請求項8】
前記ユーザ端末が、位置測位手段をさらに具え、該位置測位手段によって測定した前記ユーザ端末の現在位置を前記サーバ装置に送信するように構成され、
前記画像合成手段が、前記現在位置を中心とした前記権利者住所表示画像を生成するように構成されている、請求項1から7のいずれかの営業支援システム。
【請求項9】
前記記憶手段が、
さらに、前記文書読取手段が読取った不動産登記情報から、不動産の所在地を記録するように構成され、
前記記憶手段に記録された前記不動産の所在地が重複するとき、該不動産の所在地と対応する前記権利者の氏名及び住所の内、記憶時が早い方の前記権利者の氏名及び住所を削除するように構成されている、
請求項1から8のいずれかの営業支援システム。
【請求項10】
前記記憶手段が、前記不動産毎に不動産情報を記録するように構成され、
前記画像表示手段が、前記不動産情報を表示できるように構成されている、請求項1から9のいずれかの営業支援システム。
【請求項11】
前記画像合成手段が、前記地図画像の上に、グリッド線を表示するように構成され、
前記ユーザ端末の操作により、前記グリッド線で分けられた区画範囲が選択されると、前記画像表示手段が前記区画範囲内の前記営業情報又は不動産情報を表示するように構成されている、請求項4,5,6又は10の営業支援システム。
【請求項12】
前記画像合成手段が、前記地図画像の少なくとも一部を透過性のある色で塗り潰しできるように構成されている、請求項1から11のいずれかの営業支援システム。
【請求項13】
文書読取手段を有する文書読取装置と、
画像表示手段を有するユーザ端末と、
前記文書読取装置及びユーザ端末と通信可能、且つ、地番又は住居表示の場所情報と地図画像を含む地図情報と連携可能で、記憶手段、画像合成手段、及び画像送信手段を有するサーバ装置を具え、
前記文書読取手段は、読取対象である不動産登記情報から、最新の権利者の氏名及び住所を読取り、文字データとして前記記憶手段に記憶し、
前記画像合成手段は、前記地図画像の上に、前記場所情報と前記住所が一致する地点に印を表示した権利者住所表示画像を生成し、
前記画像送信手段は、前記権利者住所表示画像を前記ユーザ端末に送信し、
前記画像表示手段は、前記権利者住所表示画像、及び前記ユーザ端末の操作により入力できる、是非で回答可能なフラグを前記権利者毎に表示し、
前記記憶手段は、前記フラグのON/OFFを記録し、
前記フラグのON/OFFに基づいて前記権利者の情報が前記記憶手段から抽出し、前記画像表示手段によって表示することを特徴とする、
営業支援方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本発明は、文書読取手段を有する文書読取装置と、
画像表示手段を有するユーザ端末と、
前記文書読取装置及びユーザ端末と通信可能、且つ、地番又は住居表示の場所情報と地図画像を含む地図情報と連携可能で、記憶手段、画像合成手段、及び画像送信手段を有するサーバ装置を具え、
前記文書読取手段は、読取対象である不動産登記情報から、最新の権利者の氏名及び住所を読取り、文字データとして前記記憶手段に記録させ、
前記画像合成手段は、前記地図画像の上に、前記場所情報と前記住所が一致する地点に印を表示した権利者住所表示画像を生成するように構成され、
前記画像送信手段は、前記権利者住所表示画像を前記ユーザ端末に送信するように構成され、
前記画像表示手段は、前記権利者住所表示画像、及び前記ユーザ端末の操作により入力できる、是非で回答可能なフラグを前記権利者毎に表示させ、
前記記憶手段は、前記フラグのON/OFFを記録するように構成され、
前記フラグのON/OFFに基づいて前記権利者の情報が前記記憶手段から抽出され、前記画像表示手段によって表示されることを特徴とする営業支援システム、
又は、
文書読取手段を有する文書読取装置と、
画像表示手段を有するユーザ端末と、
前記文書読取装置及びユーザ端末と通信可能、且つ、地番又は住居表示の場所情報と地図画像を含む地図情報と連携可能で、記憶手段、画像合成手段、及び画像送信手段を有するサーバ装置を具え、
前記文書読取手段は、読取対象である不動産登記情報から、最新の権利者の氏名及び住所を読取り、文字データとして前記記憶手段に記憶し、
前記画像合成手段は、前記地図画像の上に、前記場所情報と前記住所が一致する地点に印を表示した権利者住所表示画像を生成し、
前記画像送信手段は、前記権利者住所表示画像を前記ユーザ端末に送信し、
前記画像表示手段は、前記権利者住所表示画像、及び前記ユーザ端末の操作により入力できる、是非で回答可能なフラグを前記権利者毎に表示し、
前記記憶手段は、前記フラグのON/OFFを記録し、
前記フラグのON/OFFに基づいて前記権利者の情報が前記記憶手段から抽出し、前記画像表示手段によって表示することを特徴とする営業支援方法によって前記課題を解決した。
【手続補正書】
【提出日】2022-05-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
文書読取手段を有する文書読取装置と、
画像表示手段を有するユーザ端末と、
前記文書読取装置及びユーザ端末と通信可能、且つ、地番又は住居表示の場所情報と地図画像を含む地図情報と連携可能で、記憶手段、画像合成手段、及び画像送信手段を有するサーバ装置を具え、
前記文書読取手段は、読取対象である不動産登記情報から、最新の権利者の氏名及び住所を読取り、文字データとして前記記憶手段に記録させ、
前記画像合成手段は、前記地図画像の上に、前記場所情報と前記住所が一致する地点に印を表示した権利者住所表示画像を生成するように構成され、
前記画像送信手段は、前記権利者住所表示画像及び画像データを前記ユーザ端末に送信するように構成され、
前記画像表示手段は、前記権利者住所表示画像、及び前記記憶手段に記録されている前記権利者毎の、前記ユーザ端末の操作により入力できる、是非で回答可能なON/OFFが切り換えられるフラグを含む前記画像データを表示させ、
前記記憶手段は、前記ユーザ端末から入力及び送信された前記フラグのON/OFFを記録するように構成され、
前記ユーザ端末の求めに応じて、前記フラグのON/OFFに基づいて前記権利者の情報が前記記憶手段から抽出された前記画像データが、前記画像表示手段によって表示されることを特徴とする、
営業支援システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項13
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項13】
文書読取手段を有する文書読取装置と、
画像表示手段を有するユーザ端末と、
前記文書読取装置及びユーザ端末と通信可能、且つ、地番又は住居表示の場所情報と地図画像を含む地図情報と連携可能で、記憶手段、画像合成手段、及び画像送信手段を有するサーバ装置を具え、
前記文書読取手段は、読取対象である不動産登記情報から、最新の権利者の氏名及び住所を読取り、文字データとして前記記憶手段に記憶し、
前記画像合成手段は、前記地図画像の上に、前記場所情報と前記住所が一致する地点に印を表示した権利者住所表示画像を生成し、
前記画像送信手段は、前記権利者住所表示画像及び画像データを前記ユーザ端末に送信し、
前記画像表示手段は、前記権利者住所表示画像、及び前記記憶手段に記録されている前記権利者毎の、前記ユーザ端末の操作により入力できる、是非で回答可能なON/OFFが切り換えられるフラグを含む前記画像データを表示し、
前記記憶手段は、前記ユーザ端末から入力及び送信された前記フラグのON/OFFを記録し、
前記ユーザ端末の求めに応じて、前記フラグのON/OFFに基づいて前記権利者の情報を前記記憶手段から抽出した前記画像データを、前記画像表示手段によって表示することを特徴とする、
営業支援方法。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本発明は、文書読取手段を有する文書読取装置と、
画像表示手段を有するユーザ端末と、
前記文書読取装置及びユーザ端末と通信可能、且つ、地番又は住居表示の場所情報と地図画像を含む地図情報と連携可能で、記憶手段、画像合成手段、及び画像送信手段を有するサーバ装置を具え、
前記文書読取手段は、読取対象である不動産登記情報から、最新の権利者の氏名及び住所を読取り、文字データとして前記記憶手段に記録させ、
前記画像合成手段は、前記地図画像の上に、前記場所情報と前記住所が一致する地点に印を表示した権利者住所表示画像を生成するように構成され、
前記画像送信手段は、前記権利者住所表示画像及び画像データを前記ユーザ端末に送信するように構成され、
前記画像表示手段は、前記権利者住所表示画像、及び前記記憶手段に記録されている前記権利者毎の、前記ユーザ端末の操作により入力できる、是非で回答可能なON/OFFが切り換えられるフラグを含む前記画像データを表示させ、
前記記憶手段は、前記ユーザ端末から入力及び送信された前記フラグのON/OFFを記録するように構成され、
前記ユーザ端末の求めに応じて、前記フラグのON/OFFに基づいて前記権利者の情報が前記記憶手段から抽出された前記画像データが、前記画像表示手段によって表示されることを特徴とする営業支援システム、
又は、
文書読取手段を有する文書読取装置と、
画像表示手段を有するユーザ端末と、
前記文書読取装置及びユーザ端末と通信可能、且つ、地番又は住居表示の場所情報と地図画像を含む地図情報と連携可能で、記憶手段、画像合成手段、及び画像送信手段を有するサーバ装置を具え、
前記文書読取手段は、読取対象である不動産登記情報から、最新の権利者の氏名及び住所を読取り、文字データとして前記記憶手段に記憶し、
前記画像合成手段は、前記地図画像の上に、前記場所情報と前記住所が一致する地点に印を表示した権利者住所表示画像を生成し、
前記画像送信手段は、前記権利者住所表示画像及び画像データを前記ユーザ端末に送信し、
前記画像表示手段は、前記権利者住所表示画像、及び前記記憶手段に記録されている前記権利者毎の、前記ユーザ端末の操作により入力できる、是非で回答可能なON/OFFが切り換えられるフラグを含む前記画像データを表示し、
前記記憶手段は、前記ユーザ端末から入力及び送信された前記フラグのON/OFFを記録し、
前記ユーザ端末の求めに応じて、前記フラグのON/OFFに基づいて前記権利者の情報を前記記憶手段から抽出した前記画像データを、前記画像表示手段によって表示することを特徴とする営業支援方法によって前記課題を解決した。