(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022181184
(43)【公開日】2022-12-07
(54)【発明の名称】端子およびコネクタ
(51)【国際特許分類】
H01R 13/11 20060101AFI20221130BHJP
H01R 13/42 20060101ALI20221130BHJP
H01R 13/187 20060101ALI20221130BHJP
【FI】
H01R13/11 A
H01R13/42 H
H01R13/187 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022082716
(22)【出願日】2022-05-20
(31)【優先権主張番号】202121127578.5
(32)【優先日】2021-05-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】508079120
【氏名又は名称】タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100100077
【弁理士】
【氏名又は名称】大場 充
(74)【代理人】
【識別番号】100136010
【弁理士】
【氏名又は名称】堀川 美夕紀
(74)【代理人】
【識別番号】100130030
【弁理士】
【氏名又は名称】大竹 夕香子
(74)【代理人】
【識別番号】100203046
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 聖子
(72)【発明者】
【氏名】ディンピン フランク ファン
(72)【発明者】
【氏名】ミィン シィー
(72)【発明者】
【氏名】レェイ ルイス リウ
(72)【発明者】
【氏名】シィアォヂィー ジョージ フゥー
(72)【発明者】
【氏名】ウェイ ヂァン
【テーマコード(参考)】
5E087
【Fターム(参考)】
5E087FF08
5E087GG17
5E087RR25
(57)【要約】 (修正有)
【課題】上壁と側壁とを備える打抜き端子において、上壁と側壁との間の湾曲部に亀裂が発生することを防止する。
【解決手段】端子は、上壁10と、側壁11と、上壁10と側壁11との間に接続された湾曲部111とを備える。少なくとも1つの切欠き101が湾曲部111に形成されて、湾曲部111を形成するための曲げ力を低減し、湾曲部111の形成中に湾曲部111に亀裂が発生することを防止する。したがって、本発明により、端子の製造の困難さを軽減し、端子の製造品質を向上させることができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上壁(10)と、
側壁(11、12)と、
前記上壁(10)と前記側壁(11、12)との間に接続された湾曲部(111、121)とを備える端子であって、
少なくとも1つの切欠き(101)が前記湾曲部(111、121)に形成されて、前記湾曲部(111、121)を形成するための曲げ力を低減し、前記湾曲部(111、121)の形成中に前記湾曲部(111、121)に亀裂が発生することを防止する、端子。
【請求項2】
複数の切欠き(101)が前記湾曲部(111、121)に形成され、前記複数の切欠き(101)は互いに離間して、前記端子の長さ方向に沿って延びている、請求項1に記載の端子。
【請求項3】
前記長さ方向に沿った前記複数の切欠き(101)の延在長さの合計が、前記長さ方向に沿った前記湾曲部(111、121)の延在長さの4分の1以上であり、前記長さ方向に沿った前記湾曲部(111、121)の前記延在長さの4分の3以下である、請求項2に記載の端子。
【請求項4】
前記複数の切欠き(101)の前記延在長さは、同一である、または互いに異なっている、請求項3に記載の端子。
【請求項5】
単一の切欠き(101)が前記湾曲部(111、121)に形成され、前記単一の切欠きは前記端子の長さ方向に沿って所定の長さだけ延びている、請求項1に記載の端子。
【請求項6】
前記長さ方向に沿った前記単一の切欠き(101)の延在長さが、前記長さ方向に沿った前記湾曲部(111、121)の延在長さの4分の1以上であり、前記長さ方向に沿った前記湾曲部(111)の前記延在長さの4分の3以下である、請求項5に記載の端子。
【請求項7】
前記側壁(11、12)は、前記上壁(10)の幅方向の両側にそれぞれ位置する第1の側壁(11)および第2の側壁(12)を含み、
前記湾曲部(111、121)は、前記上壁(10)と前記第1の側壁(11)との間に接続された第1の湾曲部(111)と、前記上壁(10)と前記第2の側壁(12)との間に接続された第2の湾曲部(121)とを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の端子。
【請求項8】
複数の切欠き(101)が、前記第1の湾曲部(111)および前記第2の湾曲部(121)にそれぞれ形成され、または、
単一の切欠き(101)が、前記第1の湾曲部(111)および前記第2の湾曲部(121)にそれぞれ形成され、または、
複数の切欠き(101)が、前記第1の湾曲部(111)および前記第2の湾曲部(121)の一方に形成され、単一の切欠き(101)が、前記第1の湾曲部(111)および前記第2の湾曲部(121)の他方に形成されている、請求項7に記載の端子。
【請求項9】
前記第1の側壁(11)に接続された弾性ラッチ(112)をさらに備え、
前記弾性ラッチ(112)は、コネクタのハウジングにロックされて、前記コネクタの前記ハウジングにおいて前記端子をロックするように構成されている、請求項7に記載の端子。
【請求項10】
前記第2の側壁(12)に接続され、かつ前記上壁(10)に対向する弾性アーム(122)をさらに備え、
前記弾性アーム(122)は、前記弾性アーム(122)と前記上壁(10)との間に挿入された相手側端子に電気的に接触するように構成されている、請求項7に記載の端子。
【請求項11】
前記弾性アーム(122)に向かって突出する第1の電気コンタクト(10a)が前記上壁(10)に形成され、前記第1の電気コンタクト(10a)に向かって突出する第2の電気コンタクト(122a)が前記弾性アーム(122)に形成され、
前記第1の電気コンタクト(10a)および前記第2の電気コンタクト(122a)は、前記弾性アーム(122)と前記上壁(10)との間に挿入された前記相手側端子の上側および下側に同時に電気的に接触するように構成されている、請求項10に記載の端子。
【請求項12】
前記上壁(10)および前記側壁(11、12)に接続されたワイヤ接続部(130)をさらに備える、請求項1に記載の端子。
【請求項13】
前記ワイヤ接続部(130)は、
ワイヤの導体コアに圧着されるように構成されている1対の第1のウィング(131)と、
前記ワイヤの外層に圧着されるように構成されている1対の第2のウィング(132)とを含む、請求項12に記載の端子。
【請求項14】
前記端子は、単一の端子材料板をスタンピングすることによって形成された一体型端子である、請求項1に記載の端子。
【請求項15】
ハウジングと、
前記ハウジングに設置された、請求項1から14のいずれか一項に記載の前記端子と
を備えるコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、開示全体が参照により本明細書に組み込まれている、2021年5月25日に中国国家知識産権局に出願された中国実用新案登録出願第CN202121127578.5号の優先権を主張する。
【0002】
本発明は、端子および端子を備えるコネクタに関する。
【背景技術】
【0003】
上壁と側壁とを備える打抜き端子(stamping terminal)の場合、側壁を上壁に対して所定の角度だけ曲げる必要がある。従来技術では、上壁と側壁との間の湾曲部に切欠きが形成されていないため、湾曲部の形成に必要な曲げ力(曲げる力、bending force)が大きくなり、湾曲部の曲げが非常に困難である。加えて、湾曲部の形成中に湾曲部に亀裂が発生しやすいため、端子の品質および電気接続の信頼性が低下する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の欠点のうちの少なくとも1つの局面を克服または軽減するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の態様によれば、上壁と、側壁と、上壁と側壁との間に接続された湾曲部とを備える端子が提供される。少なくとも1つの切欠きが湾曲部に形成されて、湾曲部を形成するための曲げ力を低減し、湾曲部の形成中に湾曲部に亀裂が発生することを防止する。
【0006】
本発明の例示的な実施形態によれば、複数の切欠きが湾曲部に形成され、複数の切欠きは互いに離間して、端子の長さ方向に沿って延びている。
【0007】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、長さ方向に沿った複数の切欠きの延在長さ(extension lengths)の合計が、長さ方向に沿った湾曲部の延在長さの4分の1以上であり、長さ方向に沿った湾曲部の延在長さの4分の3以下である。
【0008】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、複数の切欠きの延在長さは、同一である、または互いに異なっている。
【0009】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、単一の切欠きが湾曲部に形成され、単一の切欠きは端子の長さ方向に沿って所定の長さだけ延びている。
【0010】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、長さ方向に沿った単一の切欠きの延在長さが、長さ方向に沿った湾曲部の延在長さの4分の1以上であり、長さ方向に沿った湾曲部の延在長さの4分の3以下である。
【0011】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、側壁は、上壁の幅方向の両側にそれぞれ位置する第1の側壁および第2の側壁を含み、湾曲部は、上壁と第1の側壁との間に接続された第1の湾曲部と、上壁と第2の側壁との間に接続された第2の湾曲部とを含む。
【0012】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、複数の切欠きが、第1の湾曲部および第2の湾曲部にそれぞれ形成され、または、単一の切欠きが、第1の湾曲部および第2の湾曲部にそれぞれ形成され、または、複数の切欠きが、第1の湾曲部および第2の湾曲部の一方に形成され、単一の切欠きが、第1の湾曲部および第2の湾曲部の他方に形成されている。
【0013】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、端子は、第1の側壁に接続された弾性ラッチをさらに備え、弾性ラッチは、コネクタのハウジングにロックされて、コネクタのハウジングにおいて端子をロックするように構成されている。
【0014】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、端子は、第2の側壁に接続され、かつ上壁に対向する弾性アームをさらに備え、弾性アームは、弾性アームと上壁との間に挿入された相手側端子に電気的に接触するように構成されている。
【0015】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、弾性アームに向かって突出する第1の電気コンタクトが上壁に形成され、第1の電気コンタクトに向かって突出する第2の電気コンタクトが弾性アームに形成され、第1の電気コンタクトおよび第2の電気コンタクトは、弾性アームと上壁との間に挿入された相手側端子の上側および下側に同時に電気的に接触するように構成されている。
【0016】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、端子は、上壁および側壁に接続されたワイヤ接続部をさらに備える。
【0017】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、ワイヤ接続部は、ワイヤの導体コアに圧着されるように構成されている1対の第1のウィングと、ワイヤの外層に圧着されるように構成されている1対の第2のウィングとを含む。
【0018】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、端子は、単一の端子材料板をスタンピングすることによって形成された一体型端子である。
【0019】
本発明の他の態様によれば、ハウジングと、ハウジングに設置された上記の端子とを備えるコネクタが提供される。
【0020】
本発明による上記の例示的な実施形態において、切欠きが端子の湾曲部に形成されているので、湾曲部の形成に必要な曲げ力を低減することができ、形成中の湾曲部の亀裂を防止することができる。
【0021】
添付図面を参照しながら例示的な実施形態を詳細に説明することによって、本発明の上記その他の特徴がより明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本発明の例示的な実施形態による端子を一側から見たときの例示的な斜視図である。
【
図2】
図1に示す端子を他側から見たときの例示的な斜視図である。
【
図4】本発明の別の例示的な実施形態による端子の例示的な斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下で、添付図面を参照しながら、本開示の例示的な実施形態について詳細に説明する。添付図面において、同一の参照符号は同一の要素を指す。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に記載の実施形態に限定されるものと解釈すべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全であり、本開示の概念を当業者に完全に伝えるように提供される。
【0024】
以下の詳細な説明では、説明の目的で、開示する実施形態の徹底的な理解をもたらすために、多数の具体的な詳細について述べる。しかしながら、これらの具体的な詳細がなくても1つまたは複数の実施形態を実施することができることが明らかであろう。他の場合、図面を簡略化するために、周知の構造および装置は概略的に示す。
【0025】
本発明の一般的な概念によれば、上壁と、側壁と、上壁と側壁との間に接続された湾曲部とを備える端子が提供される。少なくとも1つの切欠きが湾曲部に形成されて、湾曲部を形成するための曲げ力を低減し、湾曲部の形成中に湾曲部に亀裂が発生することを防止する。
【0026】
図1は、本発明の例示的な実施形態による端子を一側から見たときの例示的な斜視図であり、
図2は、
図1に示す端子を他側から見たときの例示的な斜視図である。
【0027】
図1および
図2に示すように、図示の実施形態において、端子は、上壁10と、側壁11、12と、湾曲部111、121とを主に備える。湾曲部111、121は、上壁10と側壁11、12との間に接続されている。少なくとも1つの切欠き101が湾曲部111、121に形成されて、湾曲部111、121の形成に必要な曲げ力を低減し、湾曲部111、121の形成中に湾曲部111、121に亀裂が発生することを防止する。したがって、本発明により、端子の製造の困難さを軽減し、端子の製造品質を向上させることができる。
【0028】
図1および
図2に示すように、図示の実施形態において、複数の切欠き101が湾曲部111、121に形成され、切欠き101は互いに離間して、それぞれ端子の長さ方向に沿って延びている。
【0029】
図1および
図2に示すように、本発明の例示的な実施形態において、長さ方向に沿った複数の切欠き101の延在長さの合計が、長さ方向に沿った湾曲部111、121の延在長さの4分の1以上であり、長さ方向に沿った湾曲部111、121の延在長さの4分の3以下である。本発明はこれに限定されるものではなく、複数の切欠き101の延在長さの合計を、実際の必要に応じて適宜調整することができることに留意されたい。
【0030】
図1および
図2に示すように、図示の実施形態において、湾曲部111、121の複数の切欠き101の延在長さは、同一であっても互いに異なっていてもよい。
【0031】
図1および
図2に示すように、図示の実施形態において、端子の側壁11、12は、上壁10の幅方向の両側にそれぞれ位置する第1の側壁11および第2の側壁12を含む。湾曲部111、121は、上壁10と第1の側壁11との間に接続された第1の湾曲部111と、上壁10と第2の側壁12との間に接続された第2の湾曲部121とを含む。しかしながら、本発明は、図示の実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明の別の例示的な実施形態において、端子は単一の側壁を含んでもよい。
【0032】
図1および
図2に示すように、図示の実施形態において、複数の切欠き101が、第1の湾曲部111および第2の湾曲部121にそれぞれ形成されている。
【0033】
図1および
図2に示すように、本発明の例示的な実施形態において、端子の長さ方向に沿った第1の湾曲部111の複数の切欠き101の延在長さの合計が、端子の長さ方向に沿った第1の湾曲部111の延在長さの4分の1以上であり、端子の長さ方向に沿った第1の湾曲部111の延在長さの4分の3以下である。
【0034】
【0035】
図1~
図3に示すように、図示の実施形態において、端子は、第1の側壁11に接続された弾性ラッチ112も備える。弾性ラッチ112は、コネクタのハウジング(図示せず)にロックされて、コネクタのハウジングにおいて端子をロックするように構成されている。
【0036】
図1~
図3に示すように、図示の実施形態において、端子は、第2の側壁12に接続され、かつ上壁10に対向する弾性アーム122も備える。弾性アーム122は、弾性アーム122と上壁10との間に挿入された相手側端子(図示せず)に電気的に接触するように構成されている。
【0037】
図1~
図3に示すように、図示の実施形態において、弾性アーム122に向かって突出する第1の電気コンタクト10aが上壁10に形成され、第1の電気コンタクト10aに向かって突出する第2の電気コンタクト122aが弾性アーム122に形成されている。第1の電気コンタクト10aおよび第2の電気コンタクト122aは、弾性アーム122と上壁10との間に挿入された相手側端子の上側および下側に同時に電気的に接触するのに適している。
【0038】
図1~
図3に示すように、図示の実施形態において、端子は、上壁10および第1の側壁11および第2の側壁12の一端に接続されたワイヤ接続部130も備える。図示の実施形態において、ワイヤ接続部130は、1対の第1のウィング131と1対の第2のウィング132とを含む。1対の第1のウィング131は、ワイヤ(図示せず)の導体コアに圧着されるように構成されている。1対の第2のウィング132は、導体の外層に圧着されるように構成されている。
【0039】
図1~
図3に示すように、図示の実施形態において、端子は、単一の端子材料板をスタンピング(打抜き、stamping)することによって形成された一体型端子である。このようにして、端子の製造コストを低減することができる。
【0040】
図4は、本発明の別の例示的な実施形態による端子の例示的な斜視図である。
【0041】
図4に示す端子の実施形態と
図1~
図3に示す端子の実施形態との主な違いは、湾曲部に形成される切欠きの数および延在長さが異なることである。
【0042】
図4に示すように、図示の実施形態において、単一の切欠き101が、第1の湾曲部111および第2の湾曲部121のいずれかに形成されている。単一の切欠き101は、端子の長さ方向に沿って所定の長さだけ延びている。図示の実施形態において、端子の長さ方向に沿った単一の切欠き101の延在長さは、端子の長さ方向に沿った湾曲部111、121の延在長さの4分の1以上であり、端子の長さ方向に沿った湾曲部111の延在長さの4分の3以下である。
【0043】
本発明は、
図1~
図4に示す実施形態に限定されるものではないことに留意されたい。例えば、本発明の別の例示的な実施形態において、複数の切欠き101が、第1の湾曲部111および第2の湾曲部121の一方に形成されていてもよく、単一の切欠き101が、第1の湾曲部111および第2の湾曲部121の他方に形成されていてもよい。
【0044】
図示しないが、本発明の別の例示的な実施形態において、ハウジングと前述の端子とを備えるコネクタも開示され、この端子は、相手側コネクタの相手側端子に嵌合するようにハウジングに設置される。
【0045】
本発明における切欠き101は、湾曲部111、121を曲げる前に湾曲部111、121に形成されており、切欠き101は、湾曲部111、121のみに位置し、上壁10および側壁11、12まで延びておらず、これは、端子の側壁または上壁に形成される開口部とは異なることに留意されたい。
【0046】
上記の実施形態は例示的なものであり、限定的なものであることは意図していないことを当業者には理解されたい。例えば、当業者であれば、構成上または原理上矛盾することなく、上記の実施形態に多くの修正を加えることができ、異なる実施形態に記載する様々な特徴を互いに自由に組み合わせることができる。
【0047】
いくつかの例示的な実施形態について図示し説明したが、本開示の原理および趣旨から逸脱することなく、これらの実施形態に様々な変更または修正を加えてもよいことが、当業者には理解されよう。本開示の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物により定義される。
【0048】
本明細書で使用される場合、単数形で列挙され、単語「a」または「an」の後に続く要素は、明示的な記載がない限り、複数の前記要素またはステップを除外しないものとして理解すべきである。さらに、本発明の「一実施形態」への言及は、列挙された特徴も組み込む追加の実施形態の存在を除外するものとして解釈されることは意図していない。さらに、特定の特性を有する要素または複数の要素を「含む」または「有する」実施形態は、それに反する明示的な記載がない限り、その特性を有してない追加のそのような要素を含んでもよい。
【外国語明細書】