(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022181776
(43)【公開日】2022-12-08
(54)【発明の名称】シュノーケル付き全天候型防護服
(51)【国際特許分類】
A41D 13/00 20060101AFI20221201BHJP
A41D 13/012 20060101ALI20221201BHJP
B63C 11/16 20060101ALI20221201BHJP
【FI】
A41D13/00 112
A41D13/012
B63C11/16
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021088933
(22)【出願日】2021-05-27
(71)【出願人】
【識別番号】000223241
【氏名又は名称】湯浅 岩雄
(72)【発明者】
【氏名】湯浅岩雄
【テーマコード(参考)】
3B011
【Fターム(参考)】
3B011AA04
3B011AB03
3B011AC09
3B011AC10
3B011AC13
3B011AC14
3B011AC15
3B011AC26
(57)【要約】 (修正有)
【課題】屋外で体温保持や防毒ガスなどから体を保護する全天候型衣服を提供する。
【解決手段】頭部、胴部、手部、足部の不透過水、不透過ガス、防熱性、防放射性、防化学物質性、防塵性、耐衝撃性、防穿孔性のような体への防護機能を持った生地からなり、それらを概体形型に密閉、密着し、頭部の頂部に貫通穴を開け、呼吸器用ハ゜イフ゜を貫通し、水、ガスのようなものが入らないように頭部と密閉、密着させ、つなぎ式の防護服の人体の出入り口の開口部を頭部の首辺りから胴部の股下までと又は尻まで伸びた、その開口部の周囲に付けたひだに設定したプラスチック又はゴムのような一方に他方を圧入する、磁石のようなもので挟む、防水ジッパーのような手繰るもの、防水粘着テープのような粘着する密閉、密着する開閉具を開くなどして体全体に被り、閉める全天候型防護服。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本案は頭部、胴部、手部、足部の不透過水、不透過ガス、防熱性、防放射性、防化学物質性、防塵性、耐衝撃性、防穿孔性のような体への防護機能を持った生地からなり、それらを概体形型に密閉、密着し、頭部の頂部に貫通穴を開け、呼吸器用ハ゜イフ゜を貫通し、水、ガスのようなものが入らないように頭部と密閉、密着させ、つなぎ式の防護服の人体の出入り口の開口部を頭部の首辺りから胴部の股下3-3までと又は尻まで伸びた、その開口部の周囲に付けたひだに設定したプラスチック又はゴムのような一方に他方を圧入する、磁石のようなもので挟む、防水ジッパーのような手繰るもの、防水粘着テープのような粘着する密閉、密着する開閉具を開くなどして体全体に被り、閉める全天候型防護服
【請求項2】
防護服内に収納バックのようなものの装着や手足を動かして、飲食や排 泄のような操作が出来る容積を持った請求項1の全天候型防護服
【請求項3】
人体の出入り口の開口部を上衣、下衣に分かれる防護服の胴回りの横方 向に設定した請求項1、請求項2の全天候型防護服
【請求項4】
呼吸器用ハ゜イフ゜内に有毒ガス、化学物質、塵のようなものを濾すフィル ターを設置した請求項1、請求項2、請求項3の全天候型防護服
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、屋外で体温保持や防毒ガスなどから体を保護する全天候型衣服に関する。
【背景技術】
【0002】
山での遭難、海上での難破、津波、川の氾濫、雨に濡れる、風などのように体温を下げる現象は多くある。また放射能のような毒ガス、化学物質を浴びる事もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009-219865 防護装備
【先行技術】
【0004】
構造、構成が複雑で高価で、咄嗟に装着出来ず、水中には潜れない、防護服内で食料などが手を使って食べれない、排泄も出来ない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
高価で重たく、着用に手間、時間が掛かり、避難まで一時的にしかその服の中で生活出来ない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
市販等されているビニールなど、水、ガスなどの不透過性などの目的に合った概体形型の袋状の生地で全身を密閉覆い、それに呼吸用の穴、出入り用の穴を設ける。生地の機能が足りない場合、目的に合うようにその生地を複数枚重ねあわせてもよい。出入り用の穴はつなぎ服の体前面の縦方向の他、上衣、下衣に分かれる服の胴回りの横方向でもよい。服内の手足が自由に移動できて、収納バッグ内の食料、飲料水を食せるように、また簡易トイレなどで排泄もできるような大きさの容積にする。顔面の生地は透明の他、色つきでも視界があればよい。
【発明の効果】
【0007】
遭難しても本服を着用すれば安心して救助を待てる。船の沈没などで海に飛び込む場合、海水が入らないように呼吸用のハ゜イフ゜穴を一時的に手などで塞げばよい。川の氾濫や津波で追いつかれても避難出来る。救命ベスト、浮き輪を装着すれば尚よい。有害な物質を除く、例えば毒ガス除去フィルターを設ければ毒ガスなどからも逃れる。火災でも防熱性を持つ生地なら逃れる。放射能でも防放射性能を持つ生地なら逃れる。食事、排泄もできるので安心して救助を待てる。空調を設置の場合、小さい防護服容積なので簡易空調で済み省エネである。一人一着災害に備えて備蓄すれば安心である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図2】人体の出入り口を密接、密着させる方法である。
【
図3】腕部、胴体部、足部などで伸びにくい生地の使用のばあい、広がるように 生地を蛇腹状に折り曲げたものである。矢印の方向に拡げら れる。
【
図4】水中で休んでいる図で、有毒ガスなどを濾すフィルターをハ゜イフ゜内 に設置したものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
安価、汎用な部品、最少な部品点数、簡易な構造で容易な操作を実現した。
【実施例0010】
本案は頭部1-1、胴部1-2、手部1-3、足部1-4の部位の不透過水、不透過ガスその他、防熱性、防放射性、防化学物質性、防塵性、耐衝撃性、防穿孔性などの体への防護機能を持った生地からなる。 胴部、手部、足部はその内部で手足が動作、操作出来るような十分な容積を持つ。
図1はつなぎ式の防護服1、足での歩行しやすいように2又に別れた足部のズボン、手で外の物を操作出来るように、2本の腕を持つ手部、その頭部の首辺りから胴部の股下3-3までと又は尻3-4まで伸びた開口部3、これらを密着、密閉に接続した概体型の仕様である。頭部1-1の頂部1-6の生地に貫通穴を開け、その貫通穴周囲にひだなどを設け、呼吸器用ハ゜イフ゜2-1を貫通し、水などが入らないように輪ゴムなどでひだとハ゜イフ゜2-1を密着させ、人体の出入り口の開口部3の周囲に付けたひだ3-1、3-2に設定した防水ジッパー7などの開閉具を開くなどして体全体に被る。開口部3は胴1-2の周囲に設定してもよい。そのハ゜イフ゜2-1の伸びた下先端2-2は確実に呼吸出来るように、口でくわえたほうがよい。吐く息の結露でくもりにくい。またハ゜イフ゜2-2は位置調整出来るように曲げられる物がよい。ハ゜イフ゜2-1の上先端は雨などが入らないように曲げる。ハ゜イフ゜2-2は防護服の外側に設けて、貫通穴は側面に設けてもよい。また頭部に安全ヘルメット1-7を被ってもよい。腰などに巻いたバンドなどと弛んだ防護服1の足部などに付けたタブ1-5をサスペンダー、ひもなどで繋いでずれ防止してもよい。物を入れる収納バック4-1などをサスペンダー、ひもなどで繋いで胴部腹側に設置すれば、内部の物を手で食せる。防護服1内の他の部位でもよい。排泄も立ったままかしゃがんで出来る。尻3-4まで伸びた開口部からしてもよい。足部1-4には靴や下駄類1-8のはきものをはかせる。釘などの踏み抜き防止にその底は堅牢な金属などがよい
丸数字1は正面図。丸数字2は側面図である。
出入り用の穴はつなぎ服の体前面の縦方向の他、上衣、下衣に分かれる服の胴回りの横方向1-9でもよい・・・丸数字3
【0011】
図2は人体の出入り口の開口部3の周囲に付けたひだ3-1、3-2同士の密着方法を示したものである。
固めの断面がU字型状プラスチック5-1などの保持具にひだ3-1、3-2を重ね、断面が円状のゴムなどの挿入圧入具5-2で押し込む・・丸数字1
ひだ3-1、3-2を重ね、両側を磁石6-1,6-2などではさみこむ・・丸数字2
ひだ3-1、3-2に防水フアスナー7などで設定し手繰りよせる・・丸数字3
ひだ3-1、3-2の一方に防水粘着テープ8-1を設定し、他方のひだを粘着接続す る ・・丸数字4
【0012】
図3は防護服の胴、腕、足部など伸ばせたい、拡げたい部分に伸びない生地を使用した場合の伸ばす、拡げる方法である
生地の断面を星型状に折り曲げ、矢印の方向に拡げられる・・丸数字1
生地をランタン、袋状に折り曲げる、矢印の方向に拡げられる・・丸数字2
【0013】
図4は川底などで寝て休む
図3である
有毒ガスなどを超すフィルター9をパイプ2-1内に設置したもので、パイプは水面に出るように伸ばして曲げられるようにしてある。