(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022181781
(43)【公開日】2022-12-08
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20221201BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021088939
(22)【出願日】2021-05-27
(71)【出願人】
【識別番号】520488285
【氏名又は名称】株式会社Tributer
(74)【代理人】
【識別番号】110002516
【氏名又は名称】特許業務法人白坂
(72)【発明者】
【氏名】兼元 謙任
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】複数の人物間の関係を良好なものにする情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、情報を記憶する記憶部と、複数のユーザ端末と通信可能な通信部と、通信部を介して、第1ユーザが使用する第1ユーザ端末において第2ユーザに対する感謝を示す第1感謝の値の入力操作が行われることに基づいて、第1ユーザ端末から第1感謝の値に関する感謝の値情報を受け付ける第1受付部と、第1受付部によって感謝の値情報を受け付けた場合に、第2感謝の値と、第1ユーザとを対応付けた結果である第1対応情報を記憶するよう記憶部を制御する第1対応制御部と、第1受付部によって感謝の値情報を受け付けた場合に、感謝の値情報に記録される第1感謝の値を第2ユーザに対応付けて、対応付けた結果である第2対応情報を記憶するよう記憶部を制御する第2対応制御部と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報を記憶する記憶部と、
複数のユーザ端末と通信可能な通信部と、
前記通信部を介して、第1ユーザが使用する第1ユーザ端末において第2ユーザに対する感謝を示す第1感謝の値の入力操作が行われることに基づいて、前記第1ユーザ端末から第1感謝の値に関する感謝の値情報を受け付ける第1受付部と、
前記第1受付部によって感謝の値情報を受け付けた場合に、第2感謝の値と、第1ユーザとを対応付けた結果である第1対応情報を記憶するよう前記記憶部を制御する第1対応制御部と、
前記第1受付部によって感謝の値情報を受け付けた場合に、感謝の値情報に記録される第1感謝の値を第2ユーザに対応付けて、対応付けた結果である第2対応情報を記憶するよう前記記憶部を制御する第2対応制御部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記第1ユーザ端末から、第1ユーザに関連する第3ユーザを招待することに関する招待情報を受け付ける第2受付部と、
前記第2受付部によって招待情報を受け付けた場合に、招待情報に記録される第3ユーザと、第3感謝の値と対応付けて、対応付けた結果である第3対応情報を記憶するよう前記記憶部を制御する第3対応制御部と、
前記第2受付部によって招待情報を受け付けた場合に、第1ユーザと、第4感謝の値とを対応付けて、対応付けた結果を第1対応情報に含ませて記憶するよう前記記憶部を制御する第4対応制御部と、
を備える請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第1ユーザ端末に対して、第1ユーザに対応付けられる第1対応情報に基づく感謝の値を閲覧可能にすると共に、第2ユーザが使用する第2ユーザ端末に対して、第2ユーザに対応付けられる第2対応情報に基づく第1感謝の値を閲覧可能にする第1閲覧制御部を備える
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
第3ユーザが使用する第3ユーザ端末に対して、第3ユーザに対応付けられる第3対応情報に基づく第3感謝の値を閲覧可能にする第2閲覧制御部を備える
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
第2対応情報に基づく第2ユーザの感謝の値が予め設定される閾値以上になるかを判定する判定部と、
前記判定部によって第2ユーザの感謝の値が閾値以上の場合、第2ユーザが使用する第2ユーザ端末に対して評価を付与する第1付与部と、
前記第1付与部によって前記第2ユーザ端末に対して評価を付与した場合、前記第2ユーザ端末から評価に応じた第1金額の第1金額情報を取得する取得部と、
前記取得部によって第1金額情報を取得する場合、第1金額情報に基づく第1金額のうち少なくとも一部の第2金額の第2金額情報を前記第1ユーザ端末に付与する第2付与部と、
を備える請求項1~4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
情報を記憶する記憶部と、複数のユーザ端末と通信可能な通信部とを備える情報処理装置が、
前記通信部を介して、第1ユーザが使用する第1ユーザ端末において第2ユーザに対する感謝を示す第1感謝の値の入力操作が行われることに基づいて、前記第1ユーザ端末から第1感謝の値に関する感謝の値情報を受け付ける第1受付ステップと、
前記第1受付ステップによって感謝の値情報を受け付けた場合に、第2感謝の値と、第1ユーザとを対応付けた結果である第1対応情報を記憶するよう前記記憶部を制御する第1対応制御ステップと、
前記第1受付ステップによって感謝の値情報を受け付けた場合に、感謝の値情報に記録される第1感謝の値を第2ユーザに対応付けて、対応付けた結果である第2対応情報を記憶するよう前記記憶部を制御する第2対応制御ステップと、
を実行する情報処理方法。
【請求項7】
情報処理装置に、
情報を記憶する記憶機能と、
複数のユーザ端末と通信可能な通信機能と、
前記通信機能を介して、第1ユーザが使用する第1ユーザ端末において第2ユーザに対する感謝を示す第1感謝の値の入力操作が行われることに基づいて、前記第1ユーザ端末から第1感謝の値に関する感謝の値情報を受け付ける第1受付機能と、
前記第1受付機能によって感謝の値情報を受け付けた場合に、第2感謝の値と、第1ユーザとを対応付けた結果である第1対応情報を記憶するよう前記記憶機能を制御する第1対応制御機能と、
前記第1受付機能によって感謝の値情報を受け付けた場合に、感謝の値情報に記録される第1感謝の値を第2ユーザに対応付けて、対応付けた結果である第2対応情報を記憶するよう前記記憶機能を制御する第2対応制御機能と、
を実現させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ユーザに対する所定の行動に対して特典を付与することが行われている。例えば、特許文献1に記載される技術では、クライアントがアンケートを取りたい場合、そのクライアントがユーザ端末に対してアンケートの申請を行う。特許文献1に記載される技術は、ユーザ端末がアンケートについて許可する場合、ユーザ端末によるアンケートの質問を閲覧可能にし、その質問に対する回答を受け付ける。また、特許文献1に記載される技術は、ユーザ端末がアンケートについて許可する場合、そのユーザ端末に対して、仮想通貨等の報酬を付与する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、ユーザは、他人から感謝の意が示されると、他人に対して貢献できていること等を理解することができ、ユーザ自身のモチベーション等が向上する。その感謝の意は、他人がユーザから報酬を得るために発する可能性は少なく、ユーザが他人(自身)に対して貢献等をしてくれたために他人(自身)の誠意を表す意で使用されることがある。感謝の意をより多くの人に伝えることができれば、複数の人物間の関係がより良いものとなる。
【0005】
本発明は、複数の人物間の関係を良好なものにする情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様の情報処理装置は、情報を記憶する記憶部と、複数のユーザ端末と通信可能な通信部と、通信部を介して、第1ユーザが使用する第1ユーザ端末において第2ユーザに対する感謝を示す第1感謝の値の入力操作が行われることに基づいて、第1ユーザ端末から第1感謝の値に関する感謝の値情報を受け付ける第1受付部と、第1受付部によって感謝の値情報を受け付けた場合に、第2感謝の値と、第1ユーザとを対応付けた結果である第1対応情報を記憶するよう記憶部を制御する第1対応制御部と、第1受付部によって感謝の値情報を受け付けた場合に、感謝の値情報に記録される第1感謝の値を第2ユーザに対応付けて、対応付けた結果である第2対応情報を記憶するよう記憶部を制御する第2対応制御部と、を備える。
【0007】
一態様の情報処理方法では、情報を記憶する記憶部と、複数のユーザ端末と通信可能な通信部とを備える情報処理装置が、通信部を介して、第1ユーザが使用する第1ユーザ端末において第2ユーザに対する感謝を示す第1感謝の値の入力操作が行われることに基づいて、第1ユーザ端末から第1感謝の値に関する感謝の値情報を受け付ける第1受付ステップと、第1受付ステップによって感謝の値情報を受け付けた場合に、第2感謝の値と、第1ユーザとを対応付けた結果である第1対応情報を記憶するよう記憶部を制御する第1対応制御ステップと、第1受付ステップによって感謝の値情報を受け付けた場合に、感謝の値情報に記録される第1感謝の値を第2ユーザに対応付けて、対応付けた結果である第2対応情報を記憶するよう記憶部を制御する第2対応制御ステップと、を実行する。
【0008】
一態様の情報処理プログラムは、情報処理装置に、情報を記憶する記憶機能と、複数のユーザ端末と通信可能な通信機能と、通信機能を介して、第1ユーザが使用する第1ユーザ端末において第2ユーザに対する感謝を示す第1感謝の値の入力操作が行われることに基づいて、第1ユーザ端末から第1感謝の値に関する感謝の値情報を受け付ける第1受付機能と、第1受付機能によって感謝の値情報を受け付けた場合に、第2感謝の値と、第1ユーザとを対応付けた結果である第1対応情報を記憶するよう記憶機能を制御する第1対応制御機能と、第1受付機能によって感謝の値情報を受け付けた場合に、感謝の値情報に記録される第1感謝の値を第2ユーザに対応付けて、対応付けた結果である第2対応情報を記憶するよう記憶機能を制御する第2対応制御機能と、を実現させる。
【発明の効果】
【0009】
一態様の情報処理装置は、第1ユーザ端末において第2ユーザに対する感謝を示す第1感謝の値の入力操作が行われることに基づいて、第1ユーザ端末から第1感謝の値に関する感謝の値情報を受け付け、その感謝の値情報を受け付けた場合に、第2感謝の値と、第1ユーザとを対応付けた結果である第1対応情報を記憶するよう記憶部を制御し、感謝の値情報に記録される第1感謝の値を第2ユーザに対応付けた結果である第2対応情報を記憶するよう記憶部を制御するので、複数の人物間の関係を良好なものにすることができる。
一態様の情報処理方法及び情報処理プログラムは、上述した一態様の情報処理装置と同様の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】一実施形態に係る情報処理システムの概要について説明する。
【
図2】一実施形態に係る情報処理装置について説明するためのブロック図である。
【
図3】情報処理装置が提供するサービスの一例について説明するための図である。
【
図4】一実施形態に係る情報処理方法について説明するためのタイミングチャートである。
【
図5】一実施形態に係る情報処理方法について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の一実施形態について説明する。
【0012】
[情報処理システム1(情報処理装置100)の概要]
まず、一実施形態に係る情報処理システム1の概要について説明する。
図1は、一実施形態に係る情報処理システム1の概要について説明する。
【0013】
情報処理システム1は、1人のユーザ(例えば、第1ユーザ)が他のユーザ(例えば、第2ユーザ)に対して感謝の意を示す場合に使用される。その情報処理システム1は、複数のユーザ端末200(201,202,203)及び情報処理装置100を備える。
【0014】
ユーザ端末200は、ユーザが使用する端末である。ユーザ端末200は、例えば、スマートフォン、タブレット、ラップトップ及びデスクトップ等であってもよい。ユーザ端末200は、情報処理装置100との間で通信を行うことが可能である。第1ユーザ端末201(第1ユーザが使用する端末)は、第1ユーザが第2ユーザに感謝の意を示すことにより、感謝の意に応じた感謝の値(第1感謝の値)に関する情報(感謝の値情報)を情報処理装置100に送信する。
【0015】
情報処理装置100は、例えば、コンピュータ(サーバ、デスクトップ、ラップトップ及びタブレット等)であってもよい。情報処理装置100は、第1ユーザ端末201から感謝の値情報を受け付けると、その感謝の値情報に基づく第1感謝の値を第2ユーザに対応付け、その対応付けの結果(第2対応情報)を記憶部131に記憶する。また、情報処理装置100は、第1ユーザ端末201から感謝の値情報を受け付けると、第1感謝の値と同じ又は異なる第2感謝の値を第1ユーザに対応付け、その対応付けの結果(第1対応情報)を記憶部131(
図2参照)に記憶する。
【0016】
その後、情報処理装置100は、第1ユーザ端末201から第三者に対する感謝の値情報を受け付ける。また、情報処理装置100は、第1ユーザ端末201と同様に、第2ユーザ端末202(第2ユーザが使用する端末)から第三者に対する感謝の値情報を受け付ける。情報処理装置100は、受け付ける感謝の値情報に基づく感謝の値を第三者に対応付ける。情報処理装置100は、これを繰り返すことにより、ユーザ間での感謝の輪を広げ、ユーザ間の関係を良好なものにすることが可能である。
【0017】
[情報処理装置100の詳細]
次に、一実施形態に係る情報処理装置100の詳細について説明する。
図2は、一実施形態に係る情報処理装置100について説明するためのブロック図である。
【0018】
情報処理装置100は、制御部110、記憶部131及び通信部132を備える。制御部110は、第1受付部111、第1対応制御部112、第2対応制御部113、第2受付部114、第3対応制御部115、第4対応制御部116、第1閲覧制御部117、第2閲覧制御部118、判定部119、第1付与部120、取得部121及び第2付与部122として機能してもよい。制御部110は、例えば、情報処理装置100の演算処理装置等の一機能として実現されてもよい。
【0019】
記憶部131は、例えば、種々の情報及びプログラムを記憶する。記憶部131は、例えば、制御部110の制御に基づいて、第1対応情報、第2対応情報及び第3対応情報を記憶してもよい。第1対応情報、第2対応情報及び第3対応情報の詳細については、後述する。
【0020】
通信部132は、複数のユーザ端末と通信可能である。すなわち、通信部132は、複数のユーザ端末200それぞれとの間で情報の送受信が可能である。
【0021】
第1受付部111は、通信部132を介して、第1ユーザが使用する第1ユーザ端末201において第2ユーザに対する感謝を示す第1感謝の値の入力操作が行われることに基づいて、第1ユーザ端末201から第1感謝の値に関する感謝の値情報を受け付ける。すなわち、第1ユーザは、第2ユーザに対して感謝の意を示す場合、第1ユーザ端末201を使用して、第2ユーザに対する感謝の意を示す数値(第1感謝の値)の入力操作を行う。第1ユーザ端末201は、第1感謝の値が入力されると、第1感謝の値に関する感謝の値情報を情報処理装置100に送信する。
【0022】
図3は、情報処理装置100が提供するサービスの一例について説明するための図である。
一例として、情報処理装置100は、SNS(Social Networking Service)のように、ユーザ毎に自身の任意の内容を投稿できるようになっている場合、各ユーザの複数の投稿それぞれに対して、感謝の意を示すことができるようになっていてもよい。この場合、情報処理装置100は、ユーザ自身が各投稿に対してその投稿の内容を分類するハッシュタグを付与できるようになっていてもよい。
【0023】
第1ユーザ端末201は、例えば、第1ユーザの操作に基づいて、第2ユーザのページを表示部201a(
図1参照)に表示することが可能になる。第1ユーザ端末201は、第2ユーザのいずれかの投稿に対して感謝の意を示す場合、その投稿に対する所定の操作(一例として、「感謝」ボタンの操作)を受け付けることにより、第2ユーザに対して感謝の意を示すことができる。この場合、第1ユーザ端末201は、感謝の値情報を情報処理装置100に送信する。
なお、第1ユーザ端末201(第1ユーザ)は、複数の第2ユーザに対して感謝の意を示すことが可能である。また、第2ユーザは、複数の第1ユーザ端末201(第1ユーザ)から感謝の意を受けることが可能である。
第1受付部111は、その感謝の値情報を受け付ける。
【0024】
第1対応制御部112は、第1受付部111によって感謝の値情報を受け付けた場合に、第2感謝の値と、第1ユーザとを対応付けた結果である第1対応情報を記憶するよう記憶部131を制御する。第2感謝の値は、例えば、第1ユーザが第2ユーザに対して感謝の意を示す場合、情報処理装置100から第1ユーザに対しても感謝の意を示す数値(ポイント)であってもよい。
第2感謝の値は、例えば、第1感謝の値に所定の数値を加算した数値であってもよい。この場合、一例として、第1感謝の値が「1」ポイントであり、所定の数値が「1」ポイントの場合、第2感謝の値は「2」ポイントであってもよい。すなわち、一例として、所定の数値は、第2感謝の値が第1感謝の値の2倍になる値であってもよい。
又は、第2感謝の値は、例えば、予め設定される数値であってもよい。
又は、第2感謝の値は、例えば、第1感謝の値と同じ数値であってもよい。この場合、一例として、第1感謝の値が「1」ポイントの場合、第2感謝の値は「1」ポイントであってもよい。
【0025】
第1対応制御部112は、感謝の値情報を受け付けると、第2感謝の値を第1ユーザに対応付ける。この場合、第1対応制御部112は、第1ユーザが予め情報処理装置100にユーザ登録をして情報処理装置100が提供するサービスを利用できる状態のため、第1ユーザと第2感謝の値と対応付けることが可能である。第1対応制御部112は、その対応付けの結果として、第1対応情報を記憶部131に記憶する。この場合、第1対応制御部112は、第1対応情報が既に記憶部131に記憶される場合には、新たな第2感謝の値を、その第1対応情報に記録される感謝の値に加算するように対応付けてもよい。
【0026】
第2対応制御部113は、第1受付部111によって感謝の値情報を受け付けた場合に、感謝の値情報に記録される第1感謝の値を第2ユーザに対応付けて、対応付けた結果である第2対応情報を記憶するよう記憶部131を制御する。第2対応制御部113は、第1ユーザが第2ユーザに第1感謝の値によって感謝の意が示される場合、その第1感謝の値を第2ユーザに対応付ける。この場合、第2対応制御部113は、第2ユーザが予め情報処理装置100にユーザ登録をして情報処理装置100が提供するサービスを利用できる状態のため、第2ユーザと第1感謝の値と対応付けることが可能である。第2対応制御部113は、その対応付けの結果として、第2対応情報を記憶部131に記憶する。この場合、第2対応制御部113は、第2対応情報が既に記憶部131に記憶される場合には、新たな第1感謝の値を、その第2対応情報に記録される感謝の値に加算するように対応付けてもよい。
【0027】
なお、制御部110(例えば、第1対応制御部112及び第2対応制御部113)は、第1ユーザが1又は複数の第2ユーザに対して、所定の期間内に少なくとも1回の感謝の意を示さない場合、所定の期間内に第1受付部111によって第1ユーザ端末201から感謝の値情報を受け付けない場合、第1対応情報に記録される感謝の値(感謝の値の総計)の全て又は一部(例えば、所定のポイント数)を削除してもよい。すなわち、制御部110は、第1ユーザが所定の期間内に少なくとも1回の感謝の意を示さない場合、第1ユーザに対応付けられる感謝の値の全て又は一部を失効させてもよい。
【0028】
第2受付部114は、第1ユーザ端末201から、第1ユーザに関連する第3ユーザを招待することに関する招待情報を受け付ける。すなわち、第1ユーザは、第3ユーザが情報処理装置100を利用することができるように、第1ユーザ端末201を使用して、第3ユーザを招待するための入力操作を行う。第1ユーザ端末201は、例えば、第1ユーザの操作に基づいて、第3ユーザが使用する第3ユーザ端末203の連絡先(例えば、メールアドレス及び電話番号等)を受け付ける場合、その連絡先を、第3ユーザを情報処理装置100が提供するサービスに招待するための招待情報に含ませて情報処理装置100に送信する。制御部110は、第2受付部114によって招待情報を受け付けると、その招待情報に含まれる連絡先に対して、情報処理装置100が提供するサービスに招待する通知を送信する。制御部110は、その通知に、情報処理装置100が提供するサービスに関するURL(Uniform Resource Locator)、及び、そのサービスを利用するためのアプリをダウンロード可能なURL等を始めとするサービス提供に関するサイト等の情報を含ませてもよい。第3ユーザ端末203は、例えば、その通知を受け付けると、第3ユーザの操作に基づいて、情報処理装置100に第3ユーザのユーザ登録を行うことが可能である。
【0029】
第3対応制御部115は、第2受付部114によって招待情報を受け付けた場合に、招待情報に記録される第3ユーザと、第3感謝の値と対応付けて、対応付けた結果である第3対応情報を記憶するよう記憶部131を制御する。第3感謝の値は、例えば、第3ユーザが情報処理装置100にユーザ登録をした場合、情報処理装置100が第3ユーザに対して感謝の意を示す数値(ポイント)であってもよい。
第3感謝の値は、例えば、予め設定される数値であってもよい。
【0030】
第3対応制御部115は、第3ユーザが情報処理装置100にユーザ登録をして情報処理装置100が提供するサービスを利用できる状態のため、第3ユーザと第3感謝の値とを対応付けることが可能である。第3対応制御部115は、その対応付けの結果として、第3対応情報を記憶部131に記憶する。
【0031】
第4対応制御部116は、第2受付部114によって招待情報を受け付けた場合に、第1ユーザと、第4感謝の値とを対応付けて、対応付けた結果を第1対応情報に含ませて記憶するよう記憶部131を制御する。第4感謝の値は、例えば、第1ユーザが第3ユーザを招待することに関して、情報処理装置100から第1ユーザに対しても感謝の意を示す数値(ポイント)であってもよい。
第4感謝の値は、例えば、第3感謝の値に所定の数値を加算した数値であってもよい。この場合、一例として、第3感謝の値が「1」ポイントであり、所定の数値が「1」ポイントの場合、第4感謝の値は「2」ポイントであってもよい。すなわち、一例として、予め設定される数値は、第4感謝の値が第3感謝の値の2倍になる値であってもよい。
又は、第4感謝の値は、例えば、予め設定される数値であってもよい。
又は、第4感謝の値は、例えば、第3感謝の値と同じ数値であってもよい。この場合、一例として、第3感謝の値が「1」ポイントの場合、第4感謝の値は「1」ポイントであってもよい。
【0032】
第4対応制御部116は、第1ユーザが予め情報処理装置100にユーザ登録をして情報処理装置100が提供するサービスを利用できる状態のため、第1ユーザと第4感謝の値と対応付けることが可能である。第4対応制御部116は、その対応付けの結果を第1対応情報に含ませて記憶部131に記憶する。この場合、第4対応制御部116は、第4感謝の値を、その第1対応情報に記録される感謝の値に加算するように対応付けてもよい。
【0033】
第1閲覧制御部117は、第1ユーザ端末201に対して、第1ユーザに対応付けられる第1対応情報に基づく感謝の値を閲覧可能にすると共に、第2ユーザ端末202に対して、第2ユーザに対応付けられる第2対応情報に基づく第1感謝の値を閲覧可能にする。記憶部131は、上述したように、第1ユーザに対応付けられる第1対応情報、及び、第2ユーザに対応付けられる第2対応情報を記憶する。
【0034】
第1閲覧制御部117は、例えば、第1ユーザ端末201が情報処理装置100に接続する場合、第1対応情報に基づいて第1ユーザに対応付けられる感謝の値(例えば、上述した第1感謝の値及び第4感謝の値の合計)を第1ユーザ端末201の表示部201aに表示させるよう、その感謝の値に関する文字、記号及び画像等を含む画像情報を第1ユーザ端末201に送信するよう制御する。これにより、第1ユーザ端末201は、第1ユーザに対応付けられる感謝の値を表示部201aに表示して、その感謝の値を第1ユーザに閲覧させることが可能になる。
【0035】
第1閲覧制御部117は、例えば、第2ユーザ端末202が情報処理装置100に接続する場合、第2対応情報に基づいて第2ユーザに対応付けられる感謝の値(例えば、上述した第1感謝の値)を第2ユーザ端末202の表示部202a(
図1参照)に表示させるよう、その感謝の値に関する文字、記号及び画像等を含む画像情報を第2ユーザ端末202に送信するよう制御する。これにより、第2ユーザ端末202は、第2ユーザに対応付けられる感謝の値を表示部202aに表示して、その感謝の値を第2ユーザに閲覧させることが可能になる。
【0036】
情報処理装置100は、例えば、各ユーザが使用するユーザ端末200に、
図3に一例を示すような自身のページを表示させることにより、そのユーザに対する感謝の値を閲覧させることができる。
図3に一例を示す場合では、「2.2million」がユーザに対する感謝の値を示す。また、情報処理装置100は、
図3に一例を示すように、各ユーザのページの下欄に、他のユーザから感謝された内容(一例として、コメント等)を表示することが可能である。
【0037】
第2閲覧制御部118は、第3ユーザが使用する第3ユーザ端末203に対して、第3ユーザに対応付けられる第3対応情報に基づく第3感謝の値を閲覧可能にする。記憶部131は、上述したように、第3ユーザに対応付けられる第3対応情報を記憶する。
第2閲覧制御部118は、例えば、第3ユーザ端末203が情報処理装置100に接続する場合、第3対応情報に基づいて第3ユーザに対応付けられる感謝の値(例えば、上述した第3感謝の値)を第3ユーザ端末203の表示部203a(
図1参照)に表示させるよう、その感謝の値に関する文字、記号及び画像等を含む画像情報を第3ユーザ端末203に送信するよう制御する。これにより、第3ユーザ端末203は、第3ユーザに対応付けられる感謝の値を表示部203aに表示して、その感謝の値を第3ユーザに閲覧させることが可能になる。
【0038】
判定部119は、第2対応情報に基づく第2ユーザの感謝の値が予め設定される閾値以上になるかを判定する。判定部119は、第2対応情報に基づいて、第2ユーザに対応付けられる感謝の値の合計が閾値以上かを判定する。閾値は、適宜設定される値であってもよい。また、閾値は、多段階に設定されていてもよい。一例として、判定部119には、閾値として、第1閾値、第2閾値及び第3閾値(第3閾値>第2閾値>第1閾値)が設定されてもよい。
【0039】
この場合、判定部119は、第2ユーザの感謝スコアーを算出し、その感謝スコアーが閾値以上になるかを判定してもよい。
感謝スコアーは、例えば、各ユーザの総合感謝スコアー、及び、各ユーザのハッシュタグ毎の感謝スコアーのうち、いずれかであってもよい。ここで、ハッシュタグは、例えば、第2ユーザの投稿内容、すなわち、情報処理装置100が提供するサービス内で第2ユーザが公開する内容を分類するためのものであり、第2ユーザによって指定される内容であってもよい。
【0040】
各ユーザ(一例としてユーザA)の総合感謝スコアーは、例えば、以下のように算出されてもよい。
各ユーザ(一例として、ユーザA)の総合感謝スコアー=(各ユーザ(一例として、ユーザA)に対応付けられる感謝の値)/(情報処理装置に登録する全てのユーザ(全ユーザ)に対応付けられる合計感謝の値(総感謝の値)
【0041】
又は、各ユーザ(一例として、ユーザA)の総合感謝スコアーは、例えば、以下のように算出されてもよい。
各ユーザ(一例として、ユーザA)の総合感謝スコアー=((各ユーザ(一例として、ユーザA)に対応付けられる感謝の値)/(情報処理装置に登録する全てのユーザ(全ユーザ)に対応付けられる合計感謝の値(感謝の値総量))×(情報処理装置が提供するサービス(コミュニティ)に対するユーザ(一例として、ユーザA)の貢献度)
貢献度は、指数として予め又は後から設定されてもよい。
【0042】
また、各ユーザ(一例として、ユーザA)のハッシュタグ毎の感謝スコアーは、例えば、以下のように算出されてもよい。
各ユーザ(一例として、ユーザA)のハッシュタグ毎の感謝スコアー=(各ユーザ(一例として、ユーザA)のハッシュタグ毎に対応付けられる感謝の値)/(情報処理装置に登録される各ハッシュタグに対応付けられる合計感謝の値(ハッシュタグ毎の感謝の値総量)
【0043】
又は、各ユーザ(一例として、ユーザA)のハッシュタグ毎の感謝スコアーは、例えば、以下のように算出されてもよい。
各ユーザ(一例として、ユーザA)のハッシュタグ毎の感謝スコアー=((各ユーザ(一例として、ユーザA)のハッシュタグ毎に対応付けられる感謝の値)/(情報処理装置に登録される各ハッシュタグに対応付けられる合計感謝の値(ハッシュタグ毎の感謝の値総量))×(情報処理装置が提供するサービス(コミュニティ)に対するユーザ(一例として、ユーザA)の貢献度)
貢献度は、指数として予め又は後から設定されてもよい。
【0044】
第1付与部120は、判定部119によって第2ユーザの感謝の値が閾値以上の場合、第2ユーザ端末202に対して評価を付与する。この場合、第1付与部120は、例えば、感謝スコアーの高い利用者、専門家、又は、多数の一般利用者の評価によって感謝認定を付与するかどうかを判定してもよい。第1付与部120は、例えば、感謝認定をとりたいと思ったユーザ(個人・企業)が申請を行い、感謝スコアーに加え、ユーザ、外部専門家などからランダム若しくは任意に選定された審査員の評価を加味、又は、感謝スコアーを鑑みた審査員の評価だけを持って感謝認定を付与する仕様であってもよい。
評価は、例えば、種々の評価であってもよく、「ゴールド」評価であってもよい。すなわち、一例として、第1付与部120は、第2ユーザ端末202(第2ユーザ)に対して、「ゴールド」評価を付与してもよい。この場合、第1付与部120は、例えば、第2ユーザと、その第2ユーザに対する評価(一例として、「ゴールド」評価)とを対応付けた結果を第2対応情報に記録してもよい。
【0045】
また、評価は、例えば、上述したように閾値が多段階に設定される場合には、閾値に応じた種々の評価(一例として、「ゴールド」評価、「シルバー」評価及び「ブロンズ」評価等)であってもよい。すなわち、一例として、第1付与部120は、第2ユーザの感謝の値が第1閾値以上第2閾値未満の場合に、第2ユーザ端末202(第2ユーザ)に対して「ブロンズ」評価を付与してもよい。同様に、一例として、第1付与部120は、第2ユーザの感謝の値が第2閾値以上第3閾値未満の場合に、第2ユーザ端末202(第2ユーザ)に対して「シルバー」評価を付与してもよい。同様に、一例として、第1付与部120は、第2ユーザの感謝の値が第3閾値以上の場合に、第2ユーザ端末202(第2ユーザ)に対して「ゴールド」評価を付与してもよい。この場合についても、第1付与部120は、例えば、第2ユーザと、その第2ユーザに対する評価とを対応付けた結果を第2対応情報に記録してもよい。
【0046】
なお、第1付与部120は、第1ユーザ端末201及び第3ユーザ端末203についても、上述した第2ユーザ端末202の場合と同様に評価を付与してもよい。
【0047】
取得部121は、第1付与部120によって第2ユーザ端末202に対して評価を付与した場合、第2ユーザ端末202から評価に応じた第1金額の第1金額情報を取得する。すなわち、第2ユーザ端末202は、第2ユーザに評価が付与される場合、その第2ユーザが評価されたことに関する第2ユーザからの感謝の意として、第1金額の第1金額情報を情報処理装置100に送信する。第1金額は、例えば、評価(一例として、「ゴールド」評価、「シルバー」評価及び「ブロンズ」評価等)に応じて変更されてもよい。第1金額情報は、例えば、お金、仮想通貨、種々の商品券、並びに、店舗及び通信ネットワーク(種々のサービス)等で利用可能な種々のポイント等に関する情報であってもよい。
【0048】
第2付与部122は、取得部121によって第1金額情報を取得する場合、第1金額情報に基づく第1金額のうち少なくとも一部の第2金額の第2金額情報を第1ユーザ端末201に付与する。第2付与部122は、取得部121によって第2ユーザ端末202から第1金額情報を取得すると、第2ユーザに対して感謝の意を示した第1ユーザ(第1ユーザ端末201)に対して、第2金額の第2金額情報を付与する。第2付与部122は、第2ユーザに対して感謝の意を示した第1ユーザが複数いる場合、複数の第1ユーザ(第1ユーザ端末201)それぞれに対して、第2金額の第2金額情報を付与してもよい。この場合、第2付与部122は、第1金額の全部又は第1金額の一部を複数の第1ユーザの人数で等分した金額(第2金額)の第2金額情報を、複数の第1ユーザ端末201それぞれに送信してもよい。又は、第2付与部122は、第1金額の全部又は第1金額の一部を、複数の第1ユーザそれぞれが第2ユーザに感謝の意を示した第1感謝の値に応じて分け、その第1感謝の値に応じた金額(第2金額)の第2金額情報を、各第1ユーザ端末201に送信してもよい。第2金額情報は、例えば、お金、仮想通貨、種々の商品券、並びに、店舗及び通信ネットワーク(種々のサービス)等で利用可能な種々のポイント等に関する情報であってもよい。
【0049】
また、制御部110(例えば、第2付与部122等)は、第1金額のうちの一部となる第2金額の第2金額情報を第1ユーザ端末201に付与した場合、第1金額から第2金額を除いた残りの金額(残金)の全部又は一部を種々の団体等に寄付してもよい、
【0050】
[情報処理方法]
次に、一実施形態に係る情報処理方法について説明する。
【0051】
まず、一実施形態に係る情報処理方法として、感謝の値を付与する処理方法について説明する。
図4は、一実施形態に係る情報処理方法について説明するためのタイミングチャートである。
【0052】
ステップST101において、第1ユーザ端末201は、第2ユーザに対する感謝の意(第1感謝の値)の入力を受け付ける。
【0053】
ステップST102において、第1ユーザ端末201は、ステップST101に応じて、感謝の値情報を情報処理装置100に送信する。
【0054】
ステップST103において、情報処理装置100は、ステップST102で送信される感謝の値情報を受け付ける場合に、第2感謝の値と、第1ユーザとを対応付けた結果である第1対応情報を記憶部131に記憶する。第2感謝の値は、例えば、情報処理装置100から第1ユーザに対しても感謝の意を示す数値(ポイント)であってもよい。
【0055】
ステップST104において、情報処理装置100は、ステップST102で送信される感謝の値情報を受け付ける場合に、感謝の値情報に記録される第1感謝の値を第2ユーザに対応付けて、対応付けた結果である第2対応情報を記憶部131に記憶する。
【0056】
ステップST105において、情報処理装置100は、ステップST103で記憶される第1対応情報に基づく感謝の値を第1ユーザに閲覧可能にする。
【0057】
ステップST106において、第1ユーザ端末201は、第1ユーザに対応付けられる感謝の値(第2感謝の値等)を表示する。
【0058】
ステップST107において、情報処理装置100は、ステップST104で記憶される第2対応情報に基づく感謝の値を第2ユーザに閲覧可能にする。
【0059】
ステップST108において、第2ユーザ端末202は、第2ユーザに対応付けられる感謝の値(第1感謝の値)を表示する。
【0060】
ステップST109において、第1ユーザ端末201は、第3ユーザを招待することに関する入力操作を受け付ける。
【0061】
ステップST110において、第1ユーザ端末201は、ステップST109の招待に応じて、招待情報を情報処理装置100に送信する。
【0062】
ステップST111において、情報処理装置100は、ステップST110の招待情報の送信に応じて、その招待情報に記録される第3ユーザと、第3感謝の値と対応付けて、対応付けた結果である第3対応情報を記憶部131に記憶する。第3感謝の値は、例えば、第3ユーザに対して感謝の意を示す数値(ポイント)であってもよい。
【0063】
ステップST112において、情報処理装置100は、ステップST110の招待情報の送信に応じて、第1ユーザと、第4感謝の値とを対応付けて、対応付けた結果を第1対応情報に含ませて記憶部131に記憶する。第4感謝の値は、例えば、情報処理装置100から第1ユーザに対しても感謝の意を示す数値(ポイント)であってもよい。
【0064】
ステップST113において、情報処理装置100は、ステップST111で記憶される第3対応情報に基づく感謝の値を第3ユーザに閲覧可能にする。
【0065】
ステップST114において、第3ユーザ端末203は、第3ユーザに対応付けられる感謝の値(第3感謝の値)を表示する。
【0066】
ステップST115において、情報処理装置100は、ステップST112で記憶される第1対応情報に基づく感謝の値を第1ユーザに閲覧可能にする。
【0067】
ステップST116において、第1ユーザ端末201は、第1ユーザに対応付けられる感謝の値(第2感謝の値及び第4感謝の値の合計)を表示する。
【0068】
次に、一実施形態に係る情報処理方法として、評価を付与する処理方法について説明する。
図5は、一実施形態に係る情報処理方法について説明するための図である。
【0069】
ステップST201において、第1ユーザ端末201は、第2ユーザに対する感謝の意(第1感謝の値)TKUを示す。
【0070】
ステップST202において、情報処理装置100は、ステップST201に応じて、第1ユーザ端末201に対して感謝の意(第2感謝の値)TKUを付与する。
【0071】
ステップST203において、情報処理装置100は、第2ユーザの感謝の値が予め設定される閾値以上になるかを判定し、第2ユーザの感謝の値が閾値以上と判定する場合に第2ユーザ端末202に対して評価を付与する。
【0072】
ステップST204において、情報処理装置100は、第2ユーザ端末202から評価に応じた第1金額の第1金額情報を取得する。
【0073】
ステップST205において、情報処理装置100は、ステップST204に応じて、第1金額情報に基づく第1金額のうち少なくとも一部の第2金額の第2金額情報を第1ユーザ端末201に付与する。
【0074】
本明細書では、「情報」の文言を使用しているが、「情報」の文言は「データ」と言い換えることができ、「データ」の文言は「情報」と言い換えることができる。
【0075】
上述した情報処理装置100の各部は、コンピュータの演算処理装置等の機能として実現されてもよい。すなわち、情報処理装置100の、第1受付部111、第1対応制御部112、第2対応制御部113、第2受付部114、第3対応制御部115、第4対応制御部116、第1閲覧制御部117、第2閲覧制御部118、判定部119、第1付与部120、取得部121及び第2付与部122(制御部110)は、コンピュータの演算処理装置等による第1受付機能、第1対応制御機能、第2対応制御機能、第2受付機能、第3対応制御機能、第4対応制御機能、第1閲覧制御機能、第2閲覧制御機能、判定機能、第1付与機能、取得機能及び第2付与機能(制御機能)としてそれぞれ実現されてもよい。
情報処理プログラムは、上述した各機能をコンピュータに実現させることができる。情報処理プログラムは、外部メモリ又は光ディスク等の、コンピュータで読み取り可能な非一時的な記録媒体に記録されていてもよい。
また、上述したように、情報処理装置100の各部は、コンピュータの演算処理装置等で実現されてもよい。その演算処理装置等は、例えば、集積回路等によって構成される。このため、情報処理装置100の各部は、演算処理装置等を構成する回路として実現されてもよい。すなわち、情報処理装置100の、第1受付部111、第1対応制御部112、第2対応制御部113、第2受付部114、第3対応制御部115、第4対応制御部116、第1閲覧制御部117、第2閲覧制御部118、判定部119、第1付与部120、取得部121及び第2付与部122(制御部110)は、コンピュータの演算処理装置等を構成する第1受付回路、第1対応制御回路、第2対応制御回路、第2受付回路、第3対応制御回路、第4対応制御回路、第1閲覧制御回路、第2閲覧制御回路、判定回路、第1付与回路、取得回路及び第2付与回路(制御回路)として実現されてもよい。
また、情報処理装置100の記憶部131及び通信部132は、例えば、演算処理装置等の機能を含む記憶機能及び通信機能として実現されもよい。また、情報処理装置100の記憶部131及び通信部132は、例えば、集積回路等によって構成されることにより記憶回路及び通信回路として実現されてもよい。また、情報処理装置100の記憶部131及び通信部132は、例えば、複数のデバイスによって構成されることにより記憶装置及び通信装置として構成されてもよい。
【0076】
[本実施形態の態様及び効果]
次に、本実施形態の態様及び各態様の効果について説明する。
【0077】
(態様1)
一態様の情報処理装置は、情報を記憶する記憶部と、複数のユーザ端末と通信可能な通信部と、通信部を介して、第1ユーザが使用する第1ユーザ端末において第2ユーザに対する感謝を示す第1感謝の値の入力操作が行われることに基づいて、第1ユーザ端末から第1感謝の値に関する感謝の値情報を受け付ける第1受付部と、第1受付部によって感謝の値情報を受け付けた場合に、第2感謝の値と、第1ユーザとを対応付けた結果である第1対応情報を記憶するよう記憶部を制御する第1対応制御部と、第1受付部によって感謝の値情報を受け付けた場合に、感謝の値情報に記録される第1感謝の値を第2ユーザに対応付けて、対応付けた結果である第2対応情報を記憶するよう記憶部を制御する第2対応制御部と、を備える。
これにより、情報処理装置は、第1ユーザが第2ユーザに対して感謝の意を示すことができ、第1ユーザに対しても感謝の意を示すことができるので、複数の人物間の関係を良好なものにすることができる。
【0078】
(態様2)
一態様の情報処理装置は、第1ユーザ端末から、第1ユーザに関連する第3ユーザを招待することに関する招待情報を受け付ける第2受付部と、第2受付部によって招待情報を受け付けた場合に、招待情報に記録される第3ユーザと、第3感謝の値と対応付けて、対応付けた結果である第3対応情報を記憶するよう記憶部を制御する第3対応制御部と、第2受付部によって招待情報を受け付けた場合に、第1ユーザと、第4感謝の値とを対応付けて、対応付けた結果を第1対応情報に含ませて記憶するよう記憶部を制御する第4対応制御部と、を備えることとしてもよい。
これにより、情報処理装置は、第1ユーザが第3ユーザを感謝の輪に招待することができ、これに応じて第1ユーザに対して感謝の意を示すことができるので、複数の人物間の関係を良好なものにすることができる。
【0079】
(態様3)
一態様の情報処理装置は、第1ユーザ端末に対して、第1ユーザに対応付けられる第1対応情報に基づく感謝の値を閲覧可能にすると共に、第2ユーザが使用する第2ユーザ端末に対して、第2ユーザに対応付けられる第2対応情報に基づく第1感謝の値を閲覧可能にする第1閲覧制御部を備えることとしてもよい。
これにより、情報処理装置は、第1ユーザ及び第2ユーザに対して、自身に対する感謝の意を感謝の値として閲覧させることができると共に、自身の感謝の値がより高くなるように、他人に対して感謝の意をより多く示すよう促すことができる。
【0080】
(態様4)
一態様の情報処理装置は、第3ユーザが使用する第3ユーザ端末に対して、第3ユーザに対応付けられる第3対応情報に基づく第3感謝の値を閲覧可能にする第2閲覧制御部を備えることとしてもよい。
これにより、情報処理装置は、第3ユーザに対して、自身に対する感謝の値がより高くなるように、他人に対して感謝の意をより多く示すよう促すことができる。
【0081】
(態様5)
一態様の情報処理装置は、第2対応情報に基づく第2ユーザの感謝の値が予め設定される閾値以上になるかを判定する判定部と、判定部によって第2ユーザの感謝の値が閾値以上の場合、第2ユーザ端末に対して評価を付与する第1付与部と、第1付与部によって第2ユーザ端末に対して評価を付与した場合、第2ユーザ端末から評価に応じた第1金額の第1金額情報を取得する取得部と、取得部によって第1金額情報を取得する場合、第1金額情報に基づく第1金額のうち少なくとも一部の第2金額の第2金額情報を第1ユーザ端末に付与する第2付与部と、を備えることとしてもよい。
これにより、情報処理装置は、第2ユーザに対して適切な評価を行うので、第2ユーザに対して他人からより感謝されるように行動するよう促すことができる。また、情報処理装置は、第1ユーザに対しても、金銭面において感謝の意を示すことができる。
【0082】
(態様6)
一態様の情報処理方法では、情報を記憶する記憶部と、複数のユーザ端末と通信可能な通信部とを備える情報処理装置が、通信部を介して、第1ユーザが使用する第1ユーザ端末において第2ユーザに対する感謝を示す第1感謝の値の入力操作が行われることに基づいて、第1ユーザ端末から第1感謝の値に関する感謝の値情報を受け付ける第1受付ステップと、第1受付ステップによって感謝の値情報を受け付けた場合に、第2感謝の値と、第1ユーザとを対応付けた結果である第1対応情報を記憶するよう記憶部を制御する第1対応制御ステップと、第1受付ステップによって感謝の値情報を受け付けた場合に、感謝の値情報に記録される第1感謝の値を第2ユーザに対応付けて、対応付けた結果である第2対応情報を記憶するよう記憶部を制御する第2対応制御ステップと、を実行する。
これにより、情報処理方法は、上述した情報処理装置と同様の効果を奏することができる。
【0083】
(態様7)
一態様の情報処理プログラムは、情報処理装置に、情報を記憶する記憶機能と、複数のユーザ端末と通信可能な通信機能と、通信機能を介して、第1ユーザが使用する第1ユーザ端末において第2ユーザに対する感謝を示す第1感謝の値の入力操作が行われることに基づいて、第1ユーザ端末から第1感謝の値に関する感謝の値情報を受け付ける第1受付機能と、第1受付機能によって感謝の値情報を受け付けた場合に、第2感謝の値と、第1ユーザとを対応付けた結果である第1対応情報を記憶するよう記憶機能を制御する第1対応制御機能と、第1受付機能によって感謝の値情報を受け付けた場合に、感謝の値情報に記録される第1感謝の値を第2ユーザに対応付けて、対応付けた結果である第2対応情報を記憶するよう記憶機能を制御する第2対応制御機能と、を実現させる。
これにより、情報処理プログラムは、上述した情報処理装置と同様の効果を奏することができる。
【0084】
[変形例]
なお、上述した実施形態では、個人が個人に対して感謝の意を表す例について説明した。しかし、本発明は、この実施形態に限定されることはない。例えば、個人が、企業、団体、国、国の機関、地方自治体、及び、地方の機関等を始めとする種々のグループに対して感謝ンお意を表してもよく、上述したグループが、他のグループ及び個人に対して、感謝の意を表してもよい。また、国及び公共団体が個人等に送る「感謝状」についても、本実施形態の情報処理装置等を利用して、個人等に対して感謝の意を表してもよい。
【0085】
また、上述した感謝の意(感謝の値及びスコア)は、個人等が、進学、就職、結婚、及び、賃貸契約を結ぶ際などにおいて、その個人の良さを評価する指標として利用されてもよい。
【0086】
また、情報処理装置100は、上述した対応情報等を記憶する記憶部131として、ブロックチェーンを利用してもよい。
【符号の説明】
【0087】
1 情報処理システム
100 情報処理装置
110 制御部
111 第1受付部
112 第1対応制御部
113 第2対応制御部
114 第2受付部
115 第3対応制御部
116 第4対応制御部
117 第1閲覧制御部
118 第2閲覧制御部
119 判定部
120 第1付与部
121 取得部
122 第2付与部
131 記憶部
132 通信部
200 ユーザ端末
201 第1ユーザ端末
202 第2ユーザ端末
203 第3ユーザ端末