(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022181859
(43)【公開日】2022-12-08
(54)【発明の名称】通信ケーブル用コネクタ
(51)【国際特許分類】
H01R 24/62 20110101AFI20221201BHJP
H01R 35/04 20060101ALI20221201BHJP
H01R 13/58 20060101ALI20221201BHJP
H01R 31/06 20060101ALN20221201BHJP
【FI】
H01R24/62
H01R35/04 M
H01R13/58
H01R31/06 M
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021089051
(22)【出願日】2021-05-27
(71)【出願人】
【識別番号】000006666
【氏名又は名称】アズビル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】塚田 貴一
【テーマコード(参考)】
5E021
5E223
【Fターム(参考)】
5E021FA05
5E021FA10
5E021FB10
5E021FB17
5E021FC02
5E021FC31
5E223AA11
5E223AC04
5E223AC23
5E223BA01
5E223BA06
(57)【要約】
【課題】雌コネクタの挿入口が開口する方向と、雄コネクタを有する通信用ケーブルの延びる方向とが交差するような場合であっても、通信用ケーブルを大きく曲げる必要がなく、配線の自由度が高くなる通信ケーブル用コネクタを提供する。
【解決手段】雄コネクタ4が挿入される挿入口8を有し、第2のLANケーブル3(通信ケーブル)の先端に接続された雌コネクタ5と、雌コネクタ5を雄コネクタ4の挿入方向に対して傾斜する方向に揺動自在に支持する支持構造11とを備えている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
雄コネクタが挿入される挿入口を有し、通信ケーブルの先端に接続された雌コネクタと、
前記雌コネクタを前記雄コネクタの挿入方向に対して傾斜する方向に揺動自在に支持する支持構造とを備えたことを特徴とする通信ケーブル用コネクタ。
【請求項2】
請求項1記載の通信ケーブル用コネクタにおいて、
前記支持構造は、
前記雌コネクタが取付けられた球状の可動部と、
前記可動部を収容するとともに回動自在に支持するハウジングとを有し、
前記ハウジングは、
前記雌コネクタの前記挿入口を含む一端部が露出するとともに、前記可動部の回動に伴う前記一端部の移動を許容する第1の穴を有していることを特徴とする通信ケーブル用コネクタ。
【請求項3】
請求項2記載の通信ケーブル用コネクタにおいて、
前記ハウジングは、
前記第1の穴が開口する第1の外壁と、
前記第1の外壁に対して垂直な第2の外壁とを有し、
前記第2の外壁には、前記可動部の球面の一部が摺動自在に嵌まる第2の穴が形成され、
前記可動部における前記第2の穴に露出する部分には、前記第2の穴の穴壁面に当接することにより前記可動部の回動範囲を規定する突起が設けられていることを特徴とする通信ケーブル用コネクタ。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載の通信ケーブル用コネクタにおいて、
前記ハウジングは、前記通信ケーブルの余長部を収容するケーブル室を有していることを特徴する通信ケーブル用コネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、LAN(Local Area Network)コネクタなどの通信ケーブル用コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子機器に通信ケーブルを接続するための外部接続口の一つとして、LANコネクタがある。従来のLANコネクタは、電子機器に設けられた雌コネクタと、電子機器に接続するLANケーブルに設けられた雄コネクタとによって構成されている。雌コネクタには雄コネクタが挿入される挿入口が形成されている。挿入口は、雌コネクタに雄コネクタが正しく接続されるように、雌コネクタに対する雄コネクタの捻り方向の角度(LANケーブルの長手方向の軸線回りの角度)を規制するように形成されている。
【0003】
比較的剛性が高いLANケーブルは、曲げたり捻ることが容易ではないため、余長を長くとって曲げ代、捻れ代を大きくする必要があり、配線の自由度が低い。このような不具合を解消するためには、例えば特許文献1や特許文献2に記載されている通信ケーブル用コネクタを使用することが考えられる。
特許文献1や特許文献2に開示されているコネクタは、雄コネクタを雌コネクタに対して捻り方向に回動自在に支持する支持構造を備えている。この支持構造によれば、雄コネクタの捻り方向の角度を雌コネクタの挿入口に挿入可能な角度となるように調整できるから、LANケーブルを捻る必要がなくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第5478682号公報
【特許文献2】特許第5885283号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1や特許文献2に開示された通信ケーブル用コネクタでは、雌コネクタの差し込み方向と雄コネクタ側の通信ケーブルが延びる方向とが大きく異なるような場合は、通信ケーブルが大きく曲げられることを防ぐことはできないという問題があった。このため、特許文献1や特許文献2に開示されている通信ケーブル用コネクタは、比較的剛性が高いLANケーブルを例えば配線スペースが狭い空調制御盤内で配線するような場合には使用することができない。この種のLANケーブルを無理に曲げて雄コネクタを雌コネクタに接続すると、LANケーブルが損傷する可能性がある。一方、LANケーブルが無理に曲がることがないように余長を長くとると、配線が乱雑になり、取付け、取外し作業も繁雑になる。
【0006】
本発明の目的は、雌コネクタの挿入口が開口する方向と、雄コネクタを有する通信ケーブルの延びる方向とが大きく異なる ような場合であっても、通信ケーブルを大きく曲げる必要がなく、配線の自由度が高くなる通信ケーブル用コネクタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するために、本発明に係る通信ケーブル用コネクタは、雄コネクタが挿入される挿入口を有し、通信ケーブルの先端に接続された雌コネクタと、前記雌コネクタを前記雄コネクタの挿入方向に対して傾斜する方向に揺動自在に支持する支持構造とを備えたものである。
【0008】
本発明は、前記通信ケーブル用コネクタにおいて、前記支持構造は、前記雌コネクタが取付けられた球状の可動部と、前記可動部を収容するとともに回動自在に支持するハウジングとを有し、前記ハウジングは、前記雌コネクタの前記挿入口を含む一端部が露出するとともに、前記可動部の回動に伴う前記一端部の移動を許容する第1の穴を有していてもよい。
【0009】
本発明は、前記通信ケーブル用コネクタにおいて、前記ハウジングは、前記第1の穴が開口する第1の外壁と、前記第1の外壁に対して垂直な第2の外壁とを有し、前記第2の外壁には、前記可動部の球面の一部が摺動自在に嵌まる第2の穴が形成され、前記可動部における前記第2の穴に露出する部分には、前記第2の穴の穴壁面に当接することにより前記可動部の回動範囲を規定する突起が設けられていてもよい。
【0010】
本発明は、前記通信ケーブル用コネクタにおいて、前記ハウジングは、前記通信ケーブルの余長部を収容するケーブル室を有していてもよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、雌コネクタの挿入口が開口する方向と、雄コネクタを有する通信ケーブルの延びる方向とが交差するような場合であっても、通信ケーブルを大きく曲げる必要がなく、配線の自由度が高くなる通信ケーブル用コネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1は、本発明に係る通信ケーブル用コネクタの斜視図である。
【
図2】
図2は、本発明に係る通信ケーブル用コネクタの斜視図である。
【
図3】
図3は、本発明に係る通信ケーブル用コネクタの分解斜視図である。
【
図4】
図4は、本発明に係る通信ケーブル用コネクタの縦断面図である。
【
図5】
図5は、本発明に係る通信ケーブル用コネクタの横断面図である。
【
図6】
図6は、通信ケーブル用コネクタが取付けられた電子機器の斜視図である。
【
図7】
図7は、通信ケーブル用コネクタの動作を説明するための斜視図である。
【
図8】
図8は、通信ケーブル用コネクタの動作を説明するための斜視図である。
【
図9】
図9は、通信ケーブル用コネクタの動作を説明するための斜視図である。
【
図10】
図10は、通信ケーブル用コネクタの動作を説明するための斜視図である。
【
図11】
図11は、通信ケーブル用コネクタの動作を説明するための斜視図である。
【
図12】
図12は、通信ケーブル用コネクタの動作を説明するための斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明に係る通信ケーブル用コネクタの一実施の形態を
図1~
図12を参照して詳細に説明する。
図1および
図2に示す通信ケーブル用コネクタ1は、通信ケーブルとしての第1のLAN(Local Area Network)ケーブル2と第2のLANケーブル3とを接続するためのものである。第1のLANケーブル2の先端には雄コネクタ4が接続され、第2のLANケーブル3の先端には雌コネクタ5が接続されている。この通信ケーブル用コネクタ1は、例えば
図6に示すような電子機器6の筐体7に取付けて使用することができる。
【0014】
雌コネクタ5は、雄コネクタ4が挿入される挿入口8を有している。挿入口8は、詳細には図示してはいないが、雄コネクタ4を接続する際に、第1のLANケーブル2の捻り方向において正しい角度でなければ雄コネクタ4を挿入することができないように構成されている。雄コネクタ4と雌コネクタ5は、
図4に示すように、雄コネクタ4が挿入口8に挿入されることによって、雄コネクタ4の接触端子4aが雌コネクタ5の接触端子5aに接触して導通するように構成されている。
【0015】
また、雌コネクタ5は、雄コネクタ4の挿入方向に対して傾斜する方向(
図4において左右方向や
図4の紙面と直交する方向)に揺動自在となるように、後述する支持構造11に支持されている。
支持構造11は、
図1に示すように、雌コネクタ5が取付けられた可動部12と、可動部12を収容するハウジング13とを有している。
可動部12は、
図3に示すように、球状に形成されている。可動部12には、雌コネクタ5を取付けるための貫通穴14が形成されている。雌コネクタ5は、貫通穴14の一方の開口部に一端部5bが露出する状態で貫通穴14の穴壁面に例えば接着剤によって固着されている。
【0016】
貫通穴14は、
図4に示すように、球状を呈する可動部12を径方向に貫通している。可動部12の外周面には二つの突起15,16が凸設されている。これらの突起15,16は、可動部12を貫通穴14が開口する方向から見て、可動部12の周方向に所定の間隔をおいて離れた位置に設けられている。この実施の形態による二つの突起15,16どうしの間隔は、可動部12を周方向に4等分する長さに相当する間隔である。
【0017】
ハウジング13は、
図3に示すように、可動部12を挟む第1の側壁部材21および第2の側壁部材22と、これらの第1、第2の側壁部材21,22の一端部に取付けられた底壁部材23とによって構成されている。以下において、各部品の方向を示すにあたっては、便宜上、第1の側壁部材21と第2の側壁部材22とが並ぶ方向を左右方向とし、第1、第2の側壁部材22に対して底壁部材23が位置する方向を下方として説明する。また、左右方向および上下方向と直交する方向を前後方向として説明する。
【0018】
第1の側壁部材21と第2の側壁部材22は、
図4および
図5に示すように、球面の一部となる可動部12の外面12aに摺動自在に嵌合する凹曲面21a,22aを有し、互いに組み合わせれることにより可動部12を回動自在に支持する。第1の側壁部材21と第2の側壁部材22は、例えば接着剤によって互いに接着されて分離できないように組み合わせられている。すなわち、ハウジング13は、可動部12を回動自在に支持している。
【0019】
底壁部材23は、上方に向けて開口する箱状に形成されている。この底壁部材23は、例えば接着剤によって第1および第2の側壁部材21,22に接着されている。第1および第2の側壁部材21,22と、底壁部材23とを組み合わせることにより、立方体状のハウジング13が形成される。以下においては、ハウジング13の上端部を構成する部分を第1の外壁24(
図1参照)といい、ハウジング13の左側の端部を構成する部分を第2の外壁25という。
【0020】
また、ハウジング13の前側の端部を構成する部分を第3の外壁26といい、ハウジング13の右側の端部を構成する部分を第4の外壁27(
図2参照)という。さらに、ハウジング13の下端部を構成する部分を第5の外壁28という。
第2~第4の外壁25~27は、それぞれ第1の外壁24に対して垂直になるように形成されている。第5の外壁28は、第1の外壁24と平行になるように形成されている。
【0021】
ハウジング13の上端部となる第1の外壁24には、上方から見て円形の第1の穴31(
図1参照)が形成されている。第1の穴31は、第1の側壁部材21の半円状の凹部32(
図3参照)と、第2の側壁部材22の半円状の凹部33とによって形成されている。この第1の穴31は、
図4に示すように、可動部12の外面12aの一部が摺動自在に嵌まるように形成されている。
【0022】
第1の穴31には、雌コネクタ5の挿入口8を含む一端部5bが露出するとともに、可動部12の回動に伴う雌コネクタ5の一端部5bの移動を許容する大きさに形成されている。
図1および
図2に示すように、ハウジング13の第2~第4の外壁25~27には、第2~第4の穴34~36が形成されている。これらの第2~第4の穴34~36は、
図5に示すように、可動部12の外面12aの一部が摺動自在に嵌まるように形成されている。第3の穴35は、第1の側壁部材21の半円状の凹部37(
図3参照)と、第2の側壁部材22の半円状の凹部38とによって形成されている。
【0023】
可動部12に設けられている二つの突起15,16のうち、一方の突起15は、第2の穴35に露出する位置に配置されている。他方の突起16は、第3の穴35に露出する位置に配置されている。これらの突起15,16は、第2、第3の穴34,35の穴壁面に当接することにより可動部12の回動範囲を規定する。すなわち、これらの突起15,16は、可動部12がハウジング13に対して回動することにより第2、第3の穴34,35内を移動する。そして、これらの突起15,16が第2、第3の穴34,35の穴壁面に当接することにより、可動部12は、それ以上回ることができなくなる。
【0024】
ハウジング13の下端部となる第5の外壁28には、
図2に示すように第5の穴39が形成されている。第5の穴39には、雌コネクタ5に接続された第2のLANケーブル3が通されている。
ハウジング13の下端部内には、
図4に示すように、ケーブル室41が形成されている。ケーブル室41には、第2のLANケーブル3の余長部42が収容されている。余長部42は、雌コネクタ5が可動部12の回動に追従して移動するときに、第2のLANケーブル3のハウジング13から導出されている部分が無理に引っ張られることがないようにするために設けられている。
【0025】
このように構成された通信ケーブル用コネクタ1においては、雌コネクタ5の挿入口8が開口する方向(
図1においては上方)とは例えば垂直な方向から第1のLANケーブル2を導いて雄コネクタ4を雌コネクタ5に接続するような場合は、例えば
図7~
図11に示すように、第1のLANケーブル2に倣うように雌コネクタ5が傾斜する。
図7に示す雌コネクタ5は左側に傾斜している。
図8に示す雌コネクタ5は右側に傾斜している。
図9に示す雌コネクタ5は前側に傾斜している。
図10に示す雌コネクタ5は後側に傾斜している。
図11に示す雌コネクタ5は右斜め前側に傾斜している。
【0026】
また、雌コネクタ5に対して雄コネクタ4が第1のLANケーブル2の長手方向に対して捻れているような場合は、雄コネクタ4を雌コネクタ5に挿入した後に
図12に示すように雌コネクタ5が雄コネクタ4に倣うように回る。
図12に示す雌コネクタ5は、上方から見て時計方向に捻れるように回っている。なお、雄コネクタ4を雌コネクタ5に挿入する際には、雌コネクタ5の挿入口8が雄コネクタ4を指向するように、あるいは雌コネクタ5の捻り方向の角度が雄コネクタ4に適合するように、可動部12をハウジング13に対して回すことができる。このように可動部12を回す際には、二つの突起15,16を指で押して行うことができる。
【0027】
このように雌コネクタ5が傾斜したり捻れたりすることにより、雄コネクタ4を雌コネクタ5に接続した状態で第1のLANケーブル2の負荷を減らすことができる。また、比較的剛性が高い第1のLANケーブル2を使用する場合は、雌コネクタ5を第1のLANケーブル2に向かうように傾斜させたり捻り方向に回すことができるから、接続作業を容易に行うことができる。
【0028】
したがって、この実施の形態によれば、雌コネクタ5の挿入口8が開口する方向と、雄コネクタ4を有する通信ケーブルの延びる方向とが交差するような場合であっても、通信ケーブル(第1のLANケーブル2)を大きく曲げる必要がなく、配線の自由度が高くなる通信ケーブル用コネクタを提供することができる。
【0029】
この実施の形態による支持構造11は、雌コネクタ5が取付けられた球状の可動部12と、可動部12を収容するとともに回動自在に支持するハウジング13とを有している。
ハウジング13は、雌コネクタ5の挿入口8を含む一端部5bが露出するとともに、可動部12の回動に伴う一端部5bの移動を許容する第1の穴31を有している。
このため、雌コネクタ5の傾斜する方向に制約を受けることがないから、雄コネクタ4が接続された第1のLANケーブル2の配線の自由度がより一層高くなる。
【0030】
この実施の形態によるハウジング13は、第1の穴31が開口する第1の外壁24と、前記第1の外壁24に対して垂直な第2、第3の外壁25,26とを有している。第2の外壁25と第3の外壁26には、可動部12の外面12bの一部が摺動自在に嵌まる第2の穴34と第3の穴35とが形成されている。可動部12における第2の穴34と第3の穴35に露出する部分には、第2の穴34の穴壁面、第3の穴35の穴壁面に当接することにより可動部12の回動範囲を規定する突起15,16が設けられている。
このため、可動部12が過度に回って第1のLANケーブル2がハウジング13に押し付けられるようなことを防ぐことができる。この実施の形態においては二つの突起15,16を使用する例を示したが、一つの突起、例えば突起15のみを設けるだけでも可動部12の回動範囲を規制することは可能である。
【0031】
この実施の形態によるハウジング13は、通信ケーブル(第2のLANケーブル3)の余長部42を収容するケーブル室41を有している。このため、可動部12が回るときに雌コネクタ5に接続されている第2のLANケーブル3が無理に引かれるようなことがないから、可動部12の回動が円滑に行われるとともに、第2のLANケーブル3に負荷がかかることを防ぐことができる。
【0032】
上述した実施の形態においては本発明をLANコネクタに適用する例を示した。しかし、本発明の通信ケーブル用コネクタは、LANコネクタに限定されることはなく、通信ケーブルに接続されるコネクタであれば、どのようなコネクタにも適用することができる。
【符号の説明】
【0033】
1…通信ケーブル用コネクタ、2…第1のLANケーブル、3…第2のLANケーブル、4…雄コネクタ、5…雌コネクタ、8…挿入口、11…支持構造、12…可動部、13…ハウジング、15,16…突起、24…第1の外壁、25…第2の外壁、26…第3の外壁、27…第4の外壁、31…第1の穴、34…第2の穴、35…第3の穴、41…ケーブル室、42…余長部。