(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022182483
(43)【公開日】2022-12-08
(54)【発明の名称】ブックメーカシステム、および、アカウント管理方法
(51)【国際特許分類】
G06F 21/45 20130101AFI20221201BHJP
G06F 21/31 20130101ALI20221201BHJP
G06Q 50/34 20120101ALI20221201BHJP
【FI】
G06F21/45
G06F21/31
G06Q50/34
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021090069
(22)【出願日】2021-05-28
(71)【出願人】
【識別番号】598098526
【氏名又は名称】株式会社ユニバーサルエンターテインメント
(74)【代理人】
【識別番号】110001841
【氏名又は名称】弁理士法人ATEN
(72)【発明者】
【氏名】富士本 淳
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC54
(57)【要約】
【課題】放置されたアカウントが悪用されることを防止する。
【解決手段】ブックメーカシステム1は、時間経過によりオッズが変化するイベント中に発生し得る複数のベット対象に対してベットが可能に構成される。ブックメーカシステム1は、ユーザによるアカウントへのログインがあった場合、アカウントに対応付けてログインが行われた日時を最終ログイン日時として記憶し、最終ログイン日時から現在日時までの期間が所定期間を越える場合にアカウントへのログインに制限を掛け、ユーザによって本人確認情報が登録されることを条件に、アカウントへのログインの制限を解除する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
時間経過によりオッズが変化する、イベント中に発生し得る複数のベット対象に対して任意のタイミングでベットが可能なブックメーカシステムであって、
ユーザによるアカウントへのログインがあった場合、前記アカウントに対応付けて前記ログインが行われた日時を最終ログイン日時として記憶する記憶部と、
前記最終ログイン日時から現在日時までの期間が所定期間を越える場合、前記アカウントへのログインに制限を掛ける制限部と、
前記ユーザによって本人確認情報が登録されることを条件に、前記アカウントへのログインの制限を解除する制限解除部と、
を有していることを特徴とするブックメーカシステム。
【請求項2】
前記制限部は、制限された前記アカウントへのログインがあった場合、当該アカウントに関連付けられる個人情報の参照を制限することを特徴とする請求項1に記載のブックメーカシステム。
【請求項3】
前記制限部は、前記制限された前記アカウントへのログインがあった場合、当該アカウントに関連付けられる資金の操作を制限することを特徴とする請求項1に記載のブックメーカシステム。
【請求項4】
前記本人確認情報は、公的機関から発行されるID情報であることを特徴とする請求項1に記載のブックメーカシステム。
【請求項5】
前記本人確認情報は、前記アカウントの新規登録時に必要な情報の少なくとも一部を示す情報であることを特徴とする請求項1に記載のブックメーカシステム。
【請求項6】
ユーザによるアカウントへのログインがあった場合、前記アカウントに対応付けて前記ログインが行われた日時を最終ログイン日時として記憶することと、
前記最終ログイン日時から現在日時までの期間が所定期間を越える場合、前記アカウントへのログインに制限を掛けることと、
前記ユーザによって本人確認情報が登録されることを条件に、前記アカウントへのログインの制限を解除することと、
を含むことを特徴とするアカウント管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブックメーカシステム、および、アカウント管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、スポーツの試合や選挙等のイベントにおいて生じ得る事象の複数の最終結果をそれぞれベット対象とし、イベント終了後の最終結果に合致するベット対象にベットしたユーザへ配当を付与するブックメーカシステムが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1のブックメーカシステムには、イベントの進行状況に応じて各ベット対象のオッズを変動させることで、イベント開始前だけでなくイベントの実施中においてもベットを行うことを可能とした構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、このようなブックメーカシステムにおいて、ユーザは、個人情報を入力してアカウントを作成し、作成したアカウントにログインすることを前提として、ベットを行うことが一般的である。しかしながら、使用されずに放置されたままであるアカウントは、不正利用されることが想定される。例えば、アカウントがハッキングされた場合、アカウントに入力されている個人情報が悪用されてしまう、或いは、そのアカウントの使用者に成りすました他人がプレイしてしまうという虞が想定される。
【0006】
そこで、本発明は、上記課題を解決するブックメーカシステム、および、アカウント管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のブックメーカシステムは、
時間経過によりオッズが変化する、イベント中に発生し得る複数のベット対象に対して任意のタイミングでベットが可能なブックメーカシステムであって、
ユーザによるアカウントへのログインがあった場合、前記アカウントに対応付けて前記ログインが行われた日時を最終ログイン日時として記憶する記憶部と、
前記最終ログイン日時から現在日時までの期間が所定期間を越える場合、前記アカウントへのログインに制限を掛ける制限部と、
前記ユーザによって本人確認情報が登録されることを条件に、前記アカウントへのログインの制限を解除する制限解除部と、
を有していることを特徴とする。
【0008】
上記構成によれば、ユーザがアカウントに最終にログインした日時から所定期間が経過した場合には、このアカウントへのログインに制限が掛けられる。そして、ユーザによって本人確認情報が登録されることで、このアカウントへのログインに対する制限が解除される。これにより、所定期間放置されたアカウントはログインに制限が掛けられてセキュリティ性が向上されるため、放置されたアカウントが悪用されることを防止することができる。
【0009】
本発明のブックメーカシステムにおいて、
前記制限部は、制限された前記アカウントへのログインがあった場合、当該アカウントに関連付けられる個人情報の参照を制限してもよい。
【0010】
上記構成によれば、なりすましによりログインが行われた場合であっても個人情報が参照できないので、個人情報の悪用を防止することができる。
【0011】
本発明のブックメーカシステムにおいて、
前記制限部は、前記制限された前記アカウントへのログインがあった場合、当該アカウントに関連付けられる資金の操作を制限してもよい。
【0012】
上記構成によれば、なりすましによりログインが行われた場合であっても資金の操作が行われないので、資金が勝手にしようされてしまうことを防止することができる。
【0013】
本発明のブックメーカシステムにおいて、
前記本人確認情報は、公的機関から発行されるID情報であってもよい。
【0014】
上記構成によれば、本人確認情報は、公的機関から発行されるID情報であるので、確実に本人の確認を行うことができる。
【0015】
本発明のブックメーカシステムにおいて、
前記本人確認情報は、前記アカウントの新規登録時に必要な情報の少なくとも一部を示す情報であってもよい。
【0016】
上記構成によれば、再登録に入力される本人確認情報と、アカウントの新規登録時に入力された本人確認情報とで認証を行うことが可能となる。
【0017】
本発明のアカウント管理方法は、
ユーザによるアカウントへのログインがあった場合、前記アカウントに対応付けて前記ログインが行われた日時を最終ログイン日時として記憶することと、
前記最終ログイン日時から現在日時までの期間が所定期間を越える場合、前記アカウントへのログインに制限を掛けることと、
前記ユーザによって本人確認情報(氏名/住所/生年月日等)が登録されることを条件に、前記アカウントへのログインの制限を解除することと、
を含ことを特徴とする。
【0018】
上記構成によれば、ユーザがアカウントに最終にログインした日時から所定期間が経過した場合には、このアカウントへのログインに制限が掛けられる。そして、ユーザによって本人確認情報が登録されることで、このアカウントへのログインに対する制限が解除される。これにより、所定期間放置されたアカウントはログインに制限が掛けられてセキュリティ性が向上されるため、放置されたアカウントが悪用されることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図2】ブックメーカシステムの電気構成を示すブロック図である。
【
図3】ユーザ端末装置の表示画面の一例を示す図である。
【
図5】アカウント判定処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明のブックメーカシステムを図面に基づいて説明する。
【0021】
図1に示すように、本実施形態のブックメーカシステム1は、ユーザが指定期間ユーザカウントにログインしなかった場合、当該ユーザカウントが制限されるように構成されている。
【0022】
本実施形態において、「イベント」は、サッカーの試合を一例に挙げているがこれに限定されない。例えば、野球等の他のスポーツの試合等であってもよい。イベントは、サッカーや野球等の人間やコンピュータが実行する試合やゲームの他、国政選挙や地方選挙のように人間の行動、動植物の動作、人間やコンピュータが介在しない事象である自然界等の変化であってもよい。なお、イベントとは、上述したようなイベント内で発生し得る事象であってもよい。このようなイベント内で発生し得る事象は、例えば、サッカーのイベントであれば、PKが発生するか否か、発生したPKが成功するか否か、得点を先取するのはいずれのチームであるか、といったイベントとなるゲーム内で随時に発生する事象であり、このような事象が、ユーザがベットを行うベット対象となる。
【0023】
具体的に、ブックメーカシステム1は、複数のユーザ管理端末20と、ブックメーカ管理サーバ680と、イベント情報提供サーバ710と、アカウント管理サーバ690とを有しており、これらが通信網400を介してデータ通信可能に接続されている。また、アカウント管理サーバ690は、外部の監査機関サーバ720とデータ通信可能に接続されている。監査機関サーバ720は、ブックメーカやオンラインゲームの業務内容についての監査を行う監査機関が所有するサーバであり、アカウント管理サーバ690に対して、除外ユーザリストを提供する。除外ユーザリストは、何らかの理由によりブックメーカやオンラインゲームへのアカウント作成が禁止されているユーザのリストである。アカウント管理サーバ690は、除外ユーザリストに含まれるユーザのアカウント作成や、アカウントへのログインを制限するように構成される。
【0024】
イベント情報提供サーバ710は、ベット対象が設定されたイベントのイベント情報を取得し、このイベント情報をブックメーカ管理サーバ680へ提供する機能を有している。イベント情報は、イベントの最終結果に関連する情報である。イベント情報は、例えば、サッカーの試合であれば、チームごとの得点や、選手ごとのゴール数、PKの発生、PKの成否等であり、このようなイベント関連情報が逐次にブックメーカ管理サーバ680に提供されることになる。
【0025】
ユーザ端末装置20は、ブックメーカシステム1が提供する各種の手続きやコンテンツを利用するための装置である。ユーザは、ユーザ端末装置20により、通信網400を介して、ブックメーカ管理サーバ680へ接続することで、イベントに設定されたベット対象へのベット等の各種の手続きやコンテンツ視聴等を行うことが可能にされている。
【0026】
尚、本実施形態のユーザ端末装置20は、ディスプレイ201を有するスマートフォンを例示するが、携帯型および据置型のいずれであってもよい。ディスプレイ201には、ユーザインターフェースとして、タッチパネルが設けられ、入力装置として機能する。携帯型のユーザ端末装置20としては、ポータブルコンピュータやラップトップコンピュータ、タブレット型パソコン、ハンドヘルド型パソコン、PDA(PersonalData Assistant)、スマートウォッチ等の携帯情報機器が例示される。
【0027】
ブックメーカ管理サーバ680は、イベント設定部686と、オッズ管理部687と、ユーザ管理部688と、コンテンツ提供部689と、を有している。イベント設定部686は、賭けの対象となるイベントにベット対象を設定する機能を有している。ベット対象は、ブックメーカを運営する運営者により、ベット対象やベット対象に対するオッズが設定される。イベント設定部686が設定するオッズは、オッズ管理部687により提供される。
【0028】
オッズ管理部687は、ベット対象に対するオッズを管理する機能を有している。オッズ管理部687は、イベントに属する事象であるベット対象ごとに、ベット対象の状況に応じて、それぞれ個別にオッズを決定する。例えば、オッズは、過去の戦績、選手の状況、ベット状況(ベット対象へのベット数やベット額の合計)、ホームかアウェーか、試合状況(得点、怪我人、退場者など)など、過去・リアルタイムの情報を踏まえて、独自のプログラムによりリアルタイムで変動する。具体的に、オッズ管理部687は、イベントの開始前にベット対象のオッズを決定し、さらに上記のようなイベントの進行状況に応じてオッズを決定する。例えば、オッズ管理部687は、サッカーの試合のイベントである場合、シュートチャンス、シュート数、得点等に応じて、試合中も、このイベントに属するベット対象のオッズを変動させることになる。勿論、オッズの変動は、運営者によって決定され、手動で設定するようにしても良いが、予め定められた計算式を実行するプログラムにより自動的に行われることが好ましい。さらに、一部のオッズを自動的に決定し、他のオッズを運営者によって決定されるように構成してもよい。オッズ管理部687は、変動するオッズの情報を、逐次イベント設定部686に提供する。
【0029】
なお、オッズ管理部687は、ブックメーカシステム1とは異なる他のシステムから提供されるオッズを管理するものであってもよい。すなわち、オッズ管理部687は、イベント前からイベント中にかけて、オッズを決定する機能を有した外部システムから提供されるオッズを逐次累積的に記憶し、イベント設定部686に逐次に提供するものであってもよい。
【0030】
なお、ユーザがユーザ端末装置20を用いてベットを行う場合、ベットを行ったタイミングでのベット対象のオッズがユーザ端末装置20に記憶される。ベット対象が入賞である場合、ユーザ端末装置20に記憶されたオッズがオッズ管理部687によって承認されることで、入賞額が計算され当該ユーザへ払い出されることになる。
【0031】
コンテンツ提供部689は、イベント設定部686が設定するイベントのベット対象や映像データを、ユーザ端末装置20に提供する機能を有している。ユーザ端末装置20に提供されるイベントのベット対象は、ユーザ端末装置20のタッチパネル等を介して、イベントの開始前からイベント中までベットタイムラインとして設定され、ベットや当該ベットのキャンセルが可能に提供される。具体的に、ユーザ端末装置20には、ベット対象ごとのオッズが、オッズ管理部687によって提供されるオッズと同期してリアルタイムに変動して表示される。これにより、ブックメーカシステム1は、時間経過によりオッズが変化するイベント中に任意のタイミングでベット可能に構成されることになる。
【0032】
また、ブックメーカ管理サーバ680は、受付部682と、記憶部685と、を有している。受付部682は、ユーザ端末装置20からのベットを受け付ける。記憶部685は、複数のベット対象に対してベットされたベット額をそれぞれ記憶する。具体的には、ユーザID、ベット対象、ベット額、ベット日時、オッズ等がベットごとに記憶される。
【0033】
ブックメーカシステム1は、上記のような各機能を実行する処理部が実現されるようなプログラムを非一過性の記録媒体に備える。すなわち、各処理部が実行する処理がブックメーカシステム1(コンピュータ)により実行されるブックメーカ制御方法が実現されている。
【0034】
アカウント管理サーバ690は、ユーザ端末装置20によりログインするユーザを管理する機能を有している。例えば、アカウント管理サーバ690は、ユーザがログインするためのログイン情報、ユーザの資金、等を管理する。ユーザの資金は、ユーザがベットを行う元手となる金額を示す情報である。ユーザがベットを行うことで、資金からベット額が減算され、ユーザがベットしたベット対象が入賞となることで、入賞に応じた入賞額が資金に加算される。資金の入出金は、図示しない、金融機関、カード決済事業者、仮想通貨取引事業者、及び、電子財布事業者等のシステムを介して行われる。
【0035】
具体的に、アカウント管理サーバ690は、ログイン受付部691と、ログイン制限部692と、ログイン制限解除部693と、記憶部694と、計時部695と、を有している。ログイン受付部691は、ユーザによるアカウントへのログインを受け付ける機能を有している。ログイン受付部691は、ユーザによるアカウントへのログインがあった場合、当該ユーザのアカウントに対応付けて、ログインが行われた日時を最終ログイン日時として、記憶部694に記憶する。すなわち、記憶部694は、ユーザのアカウントと、最終ログイン日時とを対応付けて記憶する。計時部695は、システムクロックに基づき、現在時刻を提供する。
【0036】
ログイン制限部692は、最終ログイン日時から現在日時までの期間が所定期間(本実施形態では、30日)を越える場合、アカウントへのログインに制限を掛ける。本実施形態において、この「制限」は、ログインを禁止するものであるがこれに限定されない。例えば、アカウントへのログイン後のユーザのアクセス権に制限を掛けるものであってもよい。例えば、ユーザのアクセス権とは、アカウントに登録された個人情報の参照、資金の操作が挙げられる。資金の操作とは、新たなベット、入賞したベットの払い戻し、アカウントにある資金の出金、アカウントへの資金の入金等である。本実施形態では、制限がかけられたアカウントにおいて、個人情報の参照、資金の操作のアクセス権が禁止されるがこれに限定されない。
【0037】
また、アカウント管理サーバ690が、複数のシステムに共通するアカウントを管理する場合、これらの複数のシステムについて、同様にログインに制限を掛けてもよいし、個別にログインに制限を掛けてもよい。例えば、アカウント管理サーバ690が、第1のシステムおよび第2のシステムに共通するアカウントを管理する場合、第1のシステムでアカウントのログインに制限がかけられたとしても、第2のシステムでのログインに制限を掛けなくてもよいし、いずれかで制限がかけられた場合にはいずれものログインに制限を掛けてもよい。
【0038】
ログイン制限解除部693は、ユーザによって本人確認情報が登録されることを条件に、アカウントへのログインの制限を解除する。本実施形態において、本人確認情報とは、氏名、住所、及び、生年月日であるが、これに限定されない。例えば、本人確認情報は、公的機関から発行されるID情報であってもよい。ログイン制限解除部693は、登録された本人確認情報が、アカウント登録時に登録された本人確認情報と一致した場合に、このアカウントのログインの制限を解除する。このように、ログインの制限を解除する際に必要な本人確認情報は、アカウントの新規登録時に必要な情報の少なくとも一部を示す情報である。
【0039】
このように、時間経過によりオッズが変化する、イベント中に発生し得る複数のベット対象に対して任意のタイミングでベットが可能なブックメーカシステム1は、ユーザによるアカウントへのログインがあった場合、アカウントに対応付けてログインが行われた日時を最終ログイン日時として記憶する記憶部694と、最終ログイン日時から現在日時までの期間が所定期間を越える場合、アカウントへのログインに制限を掛けるログイン制限部692と、ユーザによって本人確認情報が登録されることを条件に、アカウントへのログインの制限を解除するログイン制限解除部693と、を有している。
【0040】
このような構成によって、ユーザがアカウントに最終にログインした日時から所定期間が経過した場合には、このアカウントへのログインに制限が掛けられる。そして、ユーザによって本人確認情報が登録されることで、このアカウントへのログインに対する制限が解除される。これにより、所定期間放置されたアカウントはログインに制限が掛けられてセキュリティ性が向上されるため、放置されたアカウントが悪用されることを防止することができる。
【0041】
アカウント管理サーバ690は、上記のような各機能を実行する処理部が実現されるようなプログラムを非一過性の記録媒体に備える。すなわち、各処理部が実行する処理が、アカウント管理サーバ690が適用されるシステム(ブックメーカシステム1、後述のオンラインゲーム管理システム1001)により実行されるアカウント管理方法が実現されている。
【0042】
すなわち、ユーザによるアカウントへのログインがあった場合、アカウントに対応付けてログインが行われた日時を最終ログイン日時として記憶することと、最終ログイン日時から現在日時までの期間が所定期間を越える場合、前記アカウントへのログインに制限を掛けることと、ユーザによって本人確認情報が登録されることを条件に、アカウントへのログインの制限を解除することと、を含むアカウント管理方法が実現されている。
【0043】
また、本実施形態では、アカウント管理サーバ690を含むオンラインゲーム管理システム1001が構成されている。オンラインゲーム管理システム1001は、ユーザ管理端末20から、遠隔地にあるゲーミングマシンをプレイすることが可能に構成される。具体的に、オンラインゲーム管理システム1001は、複数のユーザ管理端末20と、アカウント管理サーバ690と、オンラインゲーム管理サーバ700とを有しており、これらが通信網400を介してデータ通信可能に接続されている。本実施形態では、主に、ブックメーカシステム1の説明を行うが、これに限定されず、このようなオンラインゲーム管理システム1001に適用されてもよいし、ブックメーカシステム1のみに適用されていてもよい。
【0044】
オンラインゲーム管理サーバ700について簡易に説明する。オンラインゲーム管理サーバ700は、アカウント管理サーバ690が管理するアカウントへのログインを前提に、ユーザ管理端末20からの遠隔地のゲーミングマシンのプレイを提供する。オンラインゲーム管理サーバ700は、ゲーミングマシン制御部701と、ゲーミングマシン情報管理部702と、ゲーミングマシン映像提供部703と、を有している。
【0045】
ゲーミングマシン制御部701は、例えば、ゲーミングマシンにプログラム等によりゲーム結果を出力させ配当を決定させる制御を行ったり、対象となるゲーミングマシンがディーラーによる進行を伴うカードゲーム等である場合にはベット完了をディーラーへ報知させ、ディーラーによる配当を読み取らせたりする制御を行う。
【0046】
ゲーミングマシン情報管理部702は、ユーザ端末装置20からの操作情報を受け付ける機能、アカウント管理サーバ690からのアカウントの資金からのクレジット追加を受け付ける機能、ユーザ管理端末20からのベットによるクレジットの減算を行う機能、配当があった場合のクレジットの加算を行う機能、クレジットをアカウント管理サーバ690の資金に追加する機能等を有している。また、ゲーミングマシンがプレイ人数を制限するようなものである場合には、アカウントの割り当てや排他制御を行う機能を有している。ゲーミングマシン映像提供部703は、ゲーミングマシンごとに備えられたカメラからの映像を受け付け、ユーザ管理端末20へプレイ中のゲーミングマシンの映像を送出する。
【0047】
図2に示すように、ユーザ端末装置20は、CPU101、ROM102、RAM103、フラッシュメモリ104、操作ボタン108、電源スイッチ109、バスライン110、ネットワークI/F111、カメラ112、撮像素子I/F113、マイク114、スピーカ115、音入出力I/F116、ディスプレイI/F117、センサーコントローラ118、近距離通信回路119、近距離通信回路119のアンテナ119aを、筐体11内に備えている。
【0048】
また、ブックメーカ管理サーバ680、アカウント管理サーバ690、オンラインゲーム管理サーバ700、および、イベント情報提供サーバ710は、CPU1101、ROM1102、RAM1103、ハードディスクドライブ等の記憶装置1104、ネットワークI/F1111を備える所謂コンピュータである。
【0049】
CPU(Central Processing Unit)101・CPU1101は、コントローラの主たる構成として機能し、第1アプリケーションシステム100全体の動作を制御する。ROM(Read Only Memory)102・ROM1102は、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101・CPU1101の駆動に用いられるプログラムを記憶する。
【0050】
RAM(Random Access Memory)103・RAM1103は、CPU101・CPU1101のワークエリアとして使用される。フラッシュメモリ104は、アプリケーションプログラム、通信用プログラム、画像データ、及び音データ等の各種データを記憶する。操作ボタン108は、ユーザ端末装置20を初期設定する場合などに操作されるボタンである。電源スイッチ109は、ユーザ端末装置20の電源のON/OFFを切り換えるためのスイッチである。
【0051】
記憶装置1104は、データベースとして機能し、複数のユーザ端末装置20毎のアプリケーションデータを記憶する。ブックメーカ管理サーバ680は、ユーザ端末装置20のアプリケーションプログラムからの要求に対して、適宜に記憶装置1104のデータベースを参照して応答を返す。イベント情報提供サーバ710は、ブックメーカ管理サーバ680からの要求に対して逐次にイベント情報の応答を返す。
【0052】
ネットワークI/F(Interface)111・ネットワークI/F1111は、インターネット等の通信ネットワークを利用してデータ通信をするためのインターフェースである。カメラ112は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。撮像素子I/F113は、カメラ112の駆動を制御する回路である。マイク114は、音声を入力する内蔵型の集音手段の一種である。音入出力I/F116は、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音信号の入出力を処理する回路である。ディスプレイI/F117は、CPU101の制御に従ってディスプレイ2に画像データを送信する回路である。ディスプレイ2は、筐体11の前面に設けられている。センサーコントローラ118は、ディスプレイ2に設けられたタッチパネル5からの入力を受け付ける回路である。近距離通信回路119は、NFC(Near Field Communication)(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。バスライン110は、CPU101等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
【0053】
なお、図示しないが、上記各サーバは、ハードウェアクロックを有し、ネットワークI/F111を介した通信により、ハードウェアクロックにより管理されるシステムクロックは適宜正確な時刻に訂正される。
【0054】
次に、ブックメーカシステム1におけるユーザ端末装置20のディスプレイ201に表示される表示態様の一例について説明する。
【0055】
図3は、ユーザがログインを試行した際に、ユーザ端末装置20のディスプレイ201に表示される表示画面である。まず、ユーザ端末装置20にはログイン画面2010が表示される(
図3左上部)。ログイン画面2010には、ユーザIDと、パスワードとを入力する入力領域2010a・2010bが表示される。ユーザがユーザ端末装置20を操作してユーザIDとパスワードとが入力されると、警告画面2011が表示される(
図3中央上部)。警告画面2011には、最終ログイン日時から所定期間が経過していることと、ログインするためには本人確認情報の再登録が必要であることと、を示す警告情報2011aが表示される。また、警告画面2011には、本人確認情報の入力画面2013(
図3右上部)へのリンク2011bと、ログイン不可画面2012へのリンク2011cと、が表示される。
【0056】
ログイン不可画面2012では、ログインできなかった旨と、ログインするためには本人確認情報の再登録が必要である旨とを示すログイン不可情報2012aが表示される。本人確認情報の入力画面2013では、本人確認情報である氏名、住所、および、生年月日を入力する入力領域2013a・2013b・2013cが表示される。これらの入力領域に入力された情報が、アカウント登録時の情報と同じである場合には、ログイン制限が解除されログインが行われる。
【0057】
次に、ブックメーカシステム1において、アカウント管理サーバ690の記憶装置1104に記憶されるデータテーブルについて説明する。
【0058】
図4は、アカウント管理テーブルを示す図である。アカウント管理テーブルは、最終ログイン日時を記憶し、最終ログイン日時から所定期間が経過しているか否かの判定に用いられる。
【0059】
具体的に、アカウント管理テーブルは、ユーザID欄と、パスワード欄と、ユーザ名欄と、メールアドレス欄と、氏名欄と、住所欄と、生年月日欄と、最終ログイン日時欄と、ステータス欄と、除外/制限開始日時欄と、を有している。ユーザID欄には、ユーザを識別するユーザIDが格納される。ユーザIDはログイン時に使用される。パスワード欄には、ログイン時に使用されるパスワードが格納される。ユーザ名欄には、表示用に用いられるユーザ名が格納される。メールアドレス欄には、各種の通知や2段階認証等で用いるためのメールアドレスが格納される。氏名欄、住所欄、生年月日欄には、それぞれ、ユーザの氏名、住所、生年月日が格納され、アカウントへのログインが制限された場合の再登録時の認証に用いられる。最終ログイン日時欄には、ユーザがアカウントへ最後にログインした日時が格納される。ステータス欄には、ログインの制限やアカウントの除外を示すデータが格納される。なお、制限や除外が行われていない場合には、有効を示すデータが格納される。除外/制限開始日時欄には、アカウントのステータスが、制限や除外となった日時が格納される。アカウントが有効である場合には、除外/制限開始日時欄には日時が格納されない。
【0060】
次に、
図5を参照して、ブックメーカシステム1におけるアカウント管理サーバ690のCPU1101により実行されるアカウント判定処理のプログラムについて説明する。アカウント判定処理は、所定のタイミング(例えば、毎日所定時刻)に実行されるプログラムである。
【0061】
先ず、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、アカウント管理テーブル(
図4参照)を参照し、1データを取得する(S1)。なお、取得したデータのステータス欄が、「制限」、または、「除外」である場合には、当該データをスキップして次のデータを取得してもよい。次に、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、現在時刻を取得し(S2)、ステップS1で取得したデータの最終ログイン日時と比較する(S3)。そして、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、最終ログイン日時から所定期間が経過しているか否かを判定する(S4)。
【0062】
所定期間が経過している場合(S4:YES)、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、アカウント管理テーブルの当該データのステータス欄を「制限」に変更する(S5)。ステップS5の後、または、ステップS4にて所定期間が経過していない場合(S4:NO)、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、除外ユーザリストに当該データのユーザが含まれているか否かを判定する(S6)。除外ユーザリストは、監査機関サーバ720から逐次提供されるものであり、ステップS6では最新の除外ユーザリストに基づいて判定が行われる。
【0063】
除外ユーザリストに含まれる場合、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、アカウント管理テーブルの当該データのステータス欄を「除外」に変更する(S7)。ステップS7の後、または、ステップS6にて除外ユーザリストに該当しない場合(S6:NO)、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、アカウント管理テーブルの全データを判定したか否かを判定する(S8)。全データを判定していない場合(S8:NO)、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、処理をステップS1に移行する。全データを判定した場合(S8:YES)、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、本ルーチンを終了する。
【0064】
次に、
図6を参照して、ブックメーカシステム1におけるアカウント管理サーバ690のCPU1101により実行されるログイン処理のプログラムについて説明する。
【0065】
まず、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、ユーザ端末装置20に表示されたログイン画面2010からログイン要求があったか否かを判定する(S11)。ログイン要求は、ユーザがユーザ端末装置20でログイン画面を表示してユーザIDとパスワードを入力した場合に、ユーザ端末装置20からアカウント管理サーバ690へ送信される。なお、ログイン画面は、ユーザがログイン中に所定時間(例えば、30分)ユーザ端末装置20を操作せず、アカウント管理サーバ690や、ブックメーカ管理サーバ680に対して何も要求を行わない場合にも表示されてもよい。すなわち、この場合、ユーザは、所定時間操作しない場合には、再度の認証を行う必要がある。ログイン要求がない場合(S11:NO)、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、ステップS11を繰り返し実行する。ログイン要求があった場合(S11:YES)、ログイン要求に含まれるユーザIDとパスワードとを、ユーザIDをキーにアカウント管理テーブル(
図4参照)を参照して認証する。そして、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、認証が正常に完了したか否かを判定する(S13)。認証が正常に完了しない場合(S13:NO)、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、本ルーチンを終了する。なお、この際、エラー画面を表示するようにユーザ端末装置20に応答してもよい。
【0066】
さらに、ステップS13において、認証が正常に完了しない場合、パスワードを失念したユーザに対して、パスワードのリセットオプションを提供してもよい。例えば、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、アカウント管理テーブル(
図4参照)のメールアドレスに対して、パスワードのリセットを提供するWEBサイト(不図示)への案内を送信する。当該WEBサイトでは、例えば、指紋、虹彩、静脈形状、声紋、顔形、筆跡等の特徴を、アカウントを作成した際に登録したものと比較して認証を行うバイオメトリクス認証や、PIN(Personal Identification Number)コードによる認証等を前提に、パスワードのリセットをユーザに行わせる。アカウント管理サーバ690のCPU1101は、新たなパスワードをアカウント管理テーブルに行わせる。
【0067】
さらに、ステップS13において、認証が正常に完了しない回数が所定回数(例えば、3回)を越える場合、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、一定期間当該ユーザによるログインをロックするものであってもよい。すなわち、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、ステップS13においてログインが失敗する毎にカウントする項目と、ログインの失敗が所定回数を越えた際の日時を記憶する項目とを、アカウント管理テーブルにさらに設けてもよい。ログインのロックの解除には、上述に挙げたバイオメトリクス認証やPINコードによる認証、および、後述のワンタイムパスワード認証等による多要素認証をユーザに課してもよい。
【0068】
また、ステップS13において、認証が正常に完了した場合、さらにワンタイムパスワードによる認証をさらにユーザに課してもよい。すなわち、ステップS13において、認証が正常に完了した場合、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、アカウント管理テーブルに登録されるメールアドレスに対して、生成したワンタイムパスワードを送信し、そのワンタイムパスワードを入力させることで、ログインを許可するものであってもよい。なお、ワンタイムパスワードの送信はメールに限定されず、携帯電話番号が登録されている場合には、SMS(Short Message Service)によって送信されてもよい。ワンタイムパスワードの1日の試行回数にも制限を設けてもよい。
【0069】
次に、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、ログイン要求のユーザIDのステータスが「制限」であるか否かを判定する(S14)。すなわち、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、当該ユーザIDのアカウントのログインが制限されているか否かを判定する。当該ユーザIDのアカウントのログインが制限されている場合(S14:YES)、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、警告画面2011(
図3参照)を表示するようにユーザ端末装置20に応答する(S15)。そして、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、再登録要求があったか否かを判定する(S16)。すなわち、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、警告画面2011において、本人確認情報の入力画面2013へのリンク2011bが操作されたのか、ログイン不可画面2012へのリンク2011cが操作されたのか、を判定する。
【0070】
再登録要求があった場合(S16:YES)、入力画面2013(
図3参照)を応答し(S17)、ユーザ端末装置20からの本人確認情報を認証できたか否かを判定する(S18)。本人確認情報を認証できた場合(S18:YES)、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、アカウントを有効化し(S19)、最終ログイン日時登録を行った後(S22)、ログイン後の画面情報を応答し、本ルーチンを終了する。なお、ステップS19のアカウントの有効化において、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、アカウント管理テーブルのステータス欄を「有効」に変更する。また、ステップS22の終ログイン日時登録において、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、アカウント管理テーブルの最終ログイン日時欄をシステムクロックに基づく現在日時で更新する。
【0071】
ステップS16において、再登録要求がない場合(S16:NO)、すなわち、キャンセルが操作された場合や、本人確認情報を認証できなかった場合(S18:NO)には、ログイン不可画面2012を応答し(S20)、本ルーチンを終了する。
【0072】
ステップS14において、ログイン要求のユーザIDのステータスが「制限」でない場合(S14)、すなわち、アカウントが制限されていない場合、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、当該アカウントのステータスが「除外」であるか否かを判定する(S21)。すなわち、アカウント管理サーバ690のCPU1101は、当該アカウントが、監査機関サーバ720から提供される除外ユーザリストに含まれているか否かを判定する。当該アカウントが、除外ユーザリストに含まれている場合(S21:YES)、本ルーチンを終了する。なお、この際、除外ユーザリストに含まれていることを示すエラー画面を表示するようにユーザ端末装置20に応答してもよい。
【0073】
ステップS21において、アカウントが除外ユーザリストに含まれていない場合(S21:NO)、当該アカウントは有効なアカウントであるとして、ステップS22の最終ログイン日時登録を実行した後、ログイン後の画面情報を応答し、本ルーチンを終了する。
【0074】
このように、時間経過によりオッズが変化する、イベント中に発生し得る複数のベット対象に対して任意のタイミングでベットが可能なブックメーカシステム1において、ユーザによるアカウントへのログインがあった場合、アカウントに対応付けてログインが行われた日時を最終ログイン日時として記憶し、最終ログイン日時から現在日時までの期間が所定期間を越える場合、アカウントへのログインに制限を掛け、ユーザによって本人確認情報が登録されることを条件に、アカウントへのログインの制限が解除される。
【0075】
なお、上述したように、ログインの制限は、ログインの禁止に限定されず、ログイン後のユーザのアクセス権に制限を掛けるものであってもよい。この場合、制限対象となる操作が要求された場合に、ログインが制限されている旨の報知、制限解除には本人確認情報の再登録が必要であることの報知、入力画面2013(
図3参照)のような画面への移行、を行ってもよい。
【0076】
この場合、さらに、最終ログイン日時からの経過期間に応じて、アクセス権の制限の範囲を異ならせるものであってもよい。例えば、経過期間が30日以上の場合には、資金操作に関する操作に制限を掛け、経過期間が1年以上の場合には、さらに個人情報の参照を行う操作に制限を掛ける等をおこなってもよい。
【符号の説明】
【0077】
1 ブックメーカシステム
20 ユーザ端末装置
201 ディスプレイ
680 ブックメーカ管理サーバ
710 イベント情報提供サーバ