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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022182992
(43)【公開日】2022-12-08
(54)【発明の名称】補整用ショーツ
(51)【国際特許分類】
   A41C 1/00 20060101AFI20221201BHJP
   A41B 9/04 20060101ALI20221201BHJP
【FI】
A41C1/00 F
A41B9/04 G
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022043127
(22)【出願日】2022-03-17
(31)【優先権主張番号】P 2021090677
(32)【優先日】2021-05-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】521235497
【氏名又は名称】赤坂 桃果
(74)【代理人】
【識別番号】100105614
【弁理士】
【氏名又は名称】児島 敦
(72)【発明者】
【氏名】赤坂 桃果
【テーマコード(参考)】
3B128
3B131
【Fターム(参考)】
3B128EA01
3B128EB11
3B128EB19
3B128EC11
3B128EC12
3B131AA07
3B131AB15
3B131AB16
3B131AB23
3B131BA11
3B131BA21
3B131BA41
(57)【要約】
【課題】簡易な構成でヒップアップ機能を向上することができ、立体的で美しいヒップラインを実現できる。
【解決手段】実施形態の補整用ショーツは、腹部を被覆する腹部被覆部と、臀部を被覆する臀部被覆部と股部を被覆する股部被覆部と、を有し、臀部被覆部は、装着時に臀部の一部が突出可能な左右一対の開口部を備え、簡易な構成でヒップアップ機能を向上することができ、立体的で美しいヒップラインを実現できる。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
腹部被覆部、臀部被覆部及び股部被覆部を有する補整用ショーツであって、
前記臀部被覆部には、装着時に装着者の臀部の一部が突出可能な左右一対の開口部が設けられている、
補整用ショーツ。
【請求項2】
前記開口部は、装着時に装着者の大臀筋に対向する位置に形成されている、
請求項1に記載の補整用ショーツ。
【請求項3】
前記開口部のそれぞれの周囲には、前記臀部被覆部を装着者の臀部に、より一層密着させる高伸縮部材が縫い合わせられ、あるいは、貼り付けられている、
請求項1又は請求項2に記載の補整用ショーツ。
【請求項4】
前記左右一対の開口部は、円形状あるいは楕円形状とされている、
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の補整用ショーツ。
【請求項5】
腹部被覆部、臀部被覆部及び股部被覆部を有する補整用ショーツであって、
第1の伸縮性を有し、前記装着者の大臀筋を下方から支持する臀部下部サポート部と、
前記第1の伸縮性よりも高い第2の伸縮性を有し、前記装着者の大臀筋を上方から支持する臀部上部サポート部と、
を備えた補整用ショーツ。
【請求項6】
前記装着者の臀溝部に対向する位置に少なくとも一部が配置され、前記第1の伸縮性よりも低い第3の伸縮性を有する臀部下部固定部を備えた、
請求項5記載の補整用ショーツ。
【請求項7】
前記臀部下部サポート部及び前記臀部上部サポート部は、装着者の左右の大臀筋に対向する位置に一体に設けられている、
請求項5又は請求項6記載の補整用ショーツ。
【請求項8】
前記臀部下部サポート部及び前記臀部上部サポート部は、円形状あるいは楕円形状に一体に形成されている、
請求項7に記載の補整用ショーツ。
【請求項9】
前記臀部下部サポート部は、三日月形状とされている、
請求項8に記載の補整用ショーツ。
【請求項10】
前記臀部下部サポート部と、前記臀部上部サポート部との間に、前記第1の伸縮性よりも高く、前記第2の伸縮性よりも低い第5の伸縮性を有する臀部中間部サポート部を備えた、
請求項5乃至請求項9のいずれか一項に記載の補整用ショーツ。
【請求項11】
前記臀部下部サポート部は、装着者の背後から見た場合に、当該装着者の背骨の延在方向と交差する方向に前記装着者の大臀筋を下方から支持する、
請求項5乃至請求項10のいずれか一項に記載の補整用ショーツ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、補整用ショーツに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、補整機能を持つ補整用ショーツが知られている。
このようなショーツの補整機能としては、ヒップアップ効果、小尻効果、シルエット美化効果等の効果が挙げられる。
【0003】
例えば、ヒップアップ機能を実現するために、ショーツ本体の外側に、伸縮力を有するヒップアップ当て布を取り付けたショーツが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】登録実用新案第3117774号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ショーツの裁断形状及び縫製形状によっては、装着者の身体を必要以上に締め付けてしまったり、人の体型は様々であるにも拘わらず、体型をショーツの形状に強制的に合わせることとなったり、装着者の装着感を損ねる可能性があった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、簡易な構成でヒップアップ機能を向上することができ、立体的で美しいヒップラインを実現できる補整用ショーツを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の補整用ショーツは、腹部を被覆する腹部被覆部と、臀部を被覆する臀部被覆部と股部を被覆する股部被覆部と、を有し、臀部被覆部は、装着時に臀部の一部が突出可能な左右一対の開口部を備える。
また、他の実施形態の補整用ショーツは、腹部被覆部、臀部被覆部及び股部被覆部を有し、第1の伸縮性を有し、前記装着者の大臀筋を下方から支持する臀部下部サポート部と、第1の伸縮性よりも高い第2の伸縮性を有し、前記装着者の大臀筋を上方から支持する臀部上部サポート部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、簡易な構成でヒップアップ機能を向上することができ、立体的で美しいヒップラインを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、第1実施形態の補整用ショーツの背面図である。
図2図2は、第1実施形態の補整用ショーツの正面図である。
図3図3は、左右を縫合する前の補整用ショーツの部材の説明図である。
図4図4は、補整用ショーツの装着時の説明背面図である。
図5図5は、補整用ショーツの装着時の説明斜視図である。
図6図6は、第2実施形態の補整用ショーツの背面図である。
図7図7は、第3実施形態の補整用ショーツの背面図である。
図8図8は、第3実施形態の補整用ショーツの正面図である。
図9図9は、左右を縫合する前の第3実施形態の補整用ショーツの部材の説明図である。
図10図10は、第3実施形態の補整用ショーツの装着時の説明背面図である。
図11図11は、第3実施形態の補整用ショーツの装着時の説明斜視図である。
図12図12は、第4実施形態の補整用ショーツの背面図である。
図13図13は、第5実施形態の補整用ショーツの背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に図面を参照して実施形態について詳細に説明する。
[1]第1実施形態
図1は、第1実施形態の補整用ショーツの背面図である。
補整用ショーツ10は、左右対称の形状を有しており、全体が適度な伸縮性を有する材料(例えば、ラッセル、パワーネット、トリコット等であって、端部がほつれない素材)で形成されている。
【0011】
したがって、補整用ショーツ10は、全体として、装着者の身体にぴったりと密着してフィットする構成となっている。
【0012】
補整用ショーツ10は、臀部被覆部11と、開口部12と、上部サポート部13と、股部被覆部14と、下部サポート部15と、筒状部16と、腹部被覆部21と、を備えている。
臀部被覆部11は、臀部を被覆する。また臀部被覆部11は、装着者の右側の臀部を被覆する右側臀部被覆部11Rと、装着者usの左側の臀部を被覆する左側臀部被覆部11Lと、を備えている。
【0013】
また、右側臀部被覆部11Rは、腹部被覆部21を構成している右側腹部被覆部21Rと一体に形成されている。同様に左側臀部被覆部11Lは、腹部被覆部21を構成している左側腹部被覆部21Lと一体に形成されている。
【0014】
そして、右側臀部被覆部11R及び左側臀部被覆部11Lが互いに縫い合わされ、右側腹部被覆部21R及び左側腹部被覆部21Lが互いに縫い合わされ、さらに股部被覆部14が右側臀部被覆部11R、左側臀部被覆部11L、右側腹部被覆部21R及び左側腹部被覆部21Lのそれぞれと縫い合わされることにより、補整用ショーツ10の本体部を構成している。
【0015】
開口部12は、右側臀部被覆部11R及び左側臀部被覆部11Lのそれぞれの中央部分に左右一対で設けられ、非装着時には腹部被覆部21が視認可能な状態となっている。この場合において、開口部12は、装着者usの右側の臀部の大臀筋に対向する位置に形成された右側開口部12Rと、装着者usの左側の臀部の大臀筋に対向する位置に形成された左側開口部12Lと、を備えている。
【0016】
右側開口部12R及び左側開口部12Lは、円形状あるいは楕円形状とされており、その周囲は伸縮性を阻害しないように一定の幅でほつれ止め12Sがそれぞれ形成されている。
【0017】
上部サポート部13は、伸縮性を有し、装着者usの腹部に密着する適度な弾力性を有している。ここで、上部サポート部13は、右側臀部被覆部11R及び右側腹部被覆部21Rと一体に形成された右側上部サポート部13Rと、左側臀部被覆部11L及び左側腹部被覆部21Lと一体に形成された左側上部サポート部13Lと、を備えている。
【0018】
股部被覆部14は、平面視船型形状を有しており、装着者usに沿って股部を覆うようにされている。
下部サポート部15は、上部サポート部13と同様に、伸縮性を有し、装着者の脚部に密着する適度な弾力性を有している。この場合において、下部サポート部15は、環状(筒状)に形成され、装着者usの右脚部に密着する右側下部サポート部15R及び環状(筒状)に形成され、装着者usの左脚部に密着する左側下部サポート部15Lを備えている。
【0019】
また右側臀部被覆部11R及び右側腹部被覆部21Rの下方は、立体成型により筒形状を有する右側筒状部16Rが形成されている。
同様に左側臀部被覆部11L及び左側腹部被覆部21Lの下方は、立体成型により筒形状を有する左側筒状部16Lが形成されている。
【0020】
図2は、第1実施形態の補整用ショーツの正面図である。
図2において、図1と同様の部分には同一の符号を付すものとする。
補整用ショーツ10の正面側中央部には、より伸縮性及び密着性が臀部被覆部11、股部被覆部14あるいは腹部被覆部21よりも高い材料で形成され、装着者に対して補整用ショーツ10のフィット感がより向上するフィット部22が設けられている。
【0021】
ここで、フィット部22は、右側フィット部22R及び左側フィット部22Lが設けられている。右側フィット部22R及び左側フィット部22Lは、互いに縫い付けられた状態で、一体にフィット部22として機能し、腹部及び臀部に対する補整用ショーツ10の密着性を確保する。
【0022】
さらに、臀部被覆部11が装着者usの臀部に確実に密着して、右側開口部12Rあるいは左側開口部12Lから装着者の臀部を確実に突出させて、ヒップアップ効果が得られるようにしている。
【0023】
図3は、左右を縫合する前の補整用ショーツの部材の説明図である。
上述したように補整用ショーツ10は、左右対称であるので、図3においては、右側用部材10Rのみを示している。
【0024】
右側用部材10Rは、右側臀部被覆部11R、右側開口部12R、右側上部サポート部13R、右側下部サポート部15R、右側筒状部16R、右側腹部被覆部21R及び右側フィット部22Rを備えている。
【0025】
さらに右側用部材10Rと、左側用部材10Lとの間の縫い合わせ部分には、股部被覆部14を縫い付けるための股部被覆部縫付用切欠き部25が設けられている。
【0026】
上記構成において、右側筒状部16Rは、立体縫製により縫い合わせることなく筒状に形成されている。
さらに右側用部材10Rと、左側用部材10Lとの縫合わせ部SLは、装着者usの腹部正面から装着者usの臀部の臀裂正面を経由して腰部に向かうラインに沿った部分だけであるため、装着者usの側面側に補整用ショーツのラインが可能な限り現れないようになっている。
【0027】
図4は、補整用ショーツの装着時の説明背面図である。
補整用ショーツ10を装着者usが装着した場合には、図4に示すように、右側開口部12R及び左側開口部12Lから装着者usの臀部BUの大臀筋GMの一部に対応する部分が突出することとなる。
【0028】
そして補整用ショーツ10の伸縮性により、装着者臀部に密着することにより、右側開口部12R及び左側開口部12Lから装着者usの臀部BUの大臀筋GMの一部に対応する部分を周囲から押圧して突出させるとともに、当該部分を下方から上方へ持ち上げるようにしている。
【0029】
図5は、補整用ショーツの装着時の説明斜視図である。
右側開口部12R及び左側開口部12Lから装着者usの臀部BUの大臀筋GMの一部に対応する部分が突出する場合において、上部サポート部13、下部サポート部15及びフィット部22は協働して、装着者usの臀部BUを下方から上方に押し上げる。
【0030】
加えて、適度な密着力により、臀部BUの大臀筋に対向する部分を上方向、かつ、後ろ方向に突出させるように作用する。
【0031】
この結果、ヒップアップ効果を容易に得ることができる。
また、最も突出した部分は、補整用ショーツ10ではなく、装着者usの臀部となるので、補整用ショーツのラインが浮き出ることがなく、丸みを帯びた自然なヒップラインを形成することができる。
【0032】
すなわち、本実施形態の補整用ショーツ10によれば、装着者usの身体を必要以上に締め付けることなく、様々な体型に合わせて、自然な装着が行え、体型、特に、ヒップラインを綺麗に補整することが可能となる。したがって、装着者usの装着感を損ねることがない。
【0033】
[2]第2実施形態
図6は、第2実施形態の補整用ショーツの背面図である。
本第2実施形態の補整用ショーツ10Aが、第1実施形態の補整用ショーツと異なる点は、開口部12を構成している右側開口部12R及び左側開口部12Lの周囲には、臀部被覆部11より伸縮性及び密着性が高い材料で形成された高伸縮部材31が臀部側に縫い合わせ、あるいは、貼り付けられている。そして、高伸縮部材31によれば、装着者usに対して開口部12周囲の臀部被覆部11が装着者usの臀部により一層密着してフィット感が向上するようにされている。
【0034】
また、補整用ショーツ10Aが装着者usの臀部により密着する結果、開口部12を構成している右側開口部12R及び左側開口部12Lから臀部BUの大臀筋に対向する部分を上方向、かつ、後ろ方向に突出させることができ、さらなるヒップアップ効果を得ることができるようになっている。
【0035】
以下、詳細に説明する。
補整用ショーツ10Aは、補整用ショーツ10と同様に、左右対称の形状を有しており、全体が適度な伸縮性を有する材料で形成されている。
【0036】
補整用ショーツ10Aは、臀部被覆部11と、開口部12と、上部サポート部13と、股部被覆部14と、下部サポート部15と、筒状部16と、腹部被覆部21と、を備えている。
臀部被覆部11は、臀部を被覆する。また臀部被覆部11は、装着者usの右側の臀部を被覆する右側臀部被覆部11Rと、装着者usの左側の臀部を被覆する左側臀部被覆部11Lと、を備えている。
【0037】
また、右側臀部被覆部11Rは、腹部被覆部21を構成している右側腹部被覆部21Rと一体に形成されている。同様に左側臀部被覆部11Lは、腹部被覆部21を構成している左側腹部被覆部21Lと一体に形成されている。
【0038】
そして、右側臀部被覆部11R及び左側臀部被覆部11Lが互いに縫い合わされ、右側腹部被覆部21R及び左側腹部被覆部21Lが互いに縫い合わされ、さらに股部被覆部14が右側臀部被覆部11R、左側臀部被覆部11L、右側腹部被覆部21R及び左側腹部被覆部21Lのそれぞれと縫い合わされることにより、補整用ショーツ10の本体部を構成している。
【0039】
開口部12は、臀部被覆部11の中央部分に左右一対で設けられ、非装着時には腹部被覆部21が視認可能な状態となっている。この場合において、開口部12は、装着者の右側の臀部の大臀筋に対向する位置に形成された右側開口部12Rと、装着者usの左側の臀部の大臀筋に対向する位置に形成された左側開口部12Lと、を備えている。
【0040】
さらに、開口部12を構成している右側開口部12R及び左側開口部12Lの周囲には、それぞれ、臀部被覆部11より伸縮性及び密着性が高い材料で形成された高伸縮部材31が位置するように、補整用ショーツ10Aの臀部に接する側に縫い合わせ、あるいは、貼り付けられている。
【0041】
この場合において、高伸縮部材31の伸縮は、方向性を有さない材料がより好ましいが、ヒップアップ効果の観点からは、装着時に少なくとも上下方向に伸縮性を有する材料が好ましい。
【0042】
そして、この高伸縮部材31によれば、右側開口部12R及び左側開口部12Lのそれぞれの周囲の臀部被覆部11が装着者usの臀部に、より一層密着することとなる。
この結果、右側開口部12R及び左側開口部12Lに対応する装着者usの臀部をより一層、右側開口部12R及び左側開口部12Lから突出させることができ、ヒップアップ効果をより高く発揮できる。また、フィット感が向上するため、長時間の装着がより容易となる。
【0043】
右側開口部12R及び左側開口部12Lは、円形状あるいは楕円形状とされており、その周囲は伸縮性を阻害しないようにほつれ止めが形成されている。
【0044】
上部サポート部13は、伸縮性を有し、装着者usの腹部に密着する適度な弾力性を有している。ここで、上部サポート部13は、右側臀部被覆部11R及び右側腹部被覆部21Rと一体に形成された右側上部サポート部13Rと、左側臀部被覆部11L及び左側腹部被覆部21Lと一体に形成された左側上部サポート部13Lと、を備えている。
【0045】
股部被覆部14は、平面視船型形状を有しており、装着者usに沿って股部を覆うようにされている。
下部サポート部15は、上部サポート部13と同様に、伸縮性を有し、装着者usの脚部に密着する適度な弾力性を有している。この場合において、下部サポート部15は、環状(筒状)に形成され、装着者usの右脚部に密着する右側下部サポート部15R及び環状(筒状)に形成され、装着者usの左脚部に密着する左側下部サポート部15Lを備えている。
【0046】
また右側臀部被覆部11R及び右側腹部被覆部21Rの下方は、立体成型により筒形状を有する右側筒状部16Rが形成されている。
同様に左側臀部被覆部11L及び左側腹部被覆部21Lの下方は、立体成型により筒形状を有する左側筒状部16Lが形成されている。
【0047】
以上の説明のように、本第2実施形態の補整用ショーツ10Aによれば、第1実施形態の効果に加えて、さらなるヒップアップ効果を長時間にわたって容易に得ることが可能となる。
【0048】
[3]第3実施形態
本第3実施形態が、第1実施形態と異なる点は、開口部12に代えて、臀部上部サポート部52、臀部下部サポート部53及び臀部下部固定部56を備えた点である。
図7は、第3実施形態の補整用ショーツの背面図である。
第3実施形態の補整用ショーツ50も、第1実施形態と同様に、左右対称の形状を有しており、全体が適度な伸縮性を有する材料で形成されており、全体として、装着者の身体にぴったりと密着してフィットする構成となっている。
【0049】
補整用ショーツ50は、臀部被覆部51と、臀部上部サポート部52と、臀部下部サポート部53と、サポート部固定部54と、上部サポート部55と、臀部下部固定部56と、筒状部57と、股部被覆部58と、を備えている。
【0050】
臀部被覆部51は、臀部を被覆する。また臀部被覆部51は、装着者の右側の臀部を被覆する右側臀部被覆部51Rと、装着者usの左側の臀部を被覆する左側臀部被覆部51Lと、を備えている。
【0051】
また、右側臀部被覆部51Rの上端部は、上部サポート部55を構成している右側上部サポート部55Rと一体に形成されている。同様に左側臀部被覆部51Lの上端部は、上部サポート部55を構成している左側上部サポート部55Lと一体に形成されている。
【0052】
さらに、右側臀部被覆部51Rの側部及び下端部は、臀部下部固定部56を構成している右側臀部下部固定部56Rと一体に形成されている。同様に左側臀部被覆部51Lの側部及び下端部は、臀部下部固定部56を構成している左側臀部下部固定部56Lと一体に形成されている。
【0053】
図8は、第3実施形態の補整用ショーツの正面図である。
そして、右側臀部被覆部51R及び左側臀部被覆部51Lが互いに縫い合わされ、右側腹部被覆部61R及び左側腹部被覆部61Lが互いに縫い合わされ、さらに股部被覆部58が右側臀部被覆部51R、左側臀部被覆部51L、右側臀部下部固定部56R、左側臀部下部固定部56L、右側腹部被覆部61R及び左側腹部被覆部61Lのそれぞれと縫い合わされることにより、補整用ショーツ10の本体部を構成している。
【0054】
臀部上部サポート部52は、サポート部固定部54を介して右側臀部被覆部51Rに取り付けられた右側臀部上部サポート部52R及びサポート部固定部54を介して左側臀部被覆部51Lに取り付けられた左側臀部上部サポート部52Lを備えている。
臀部下部サポート部53は、両側部がサポート部固定部54を介して右側臀部被覆部51Rに取り付けられ、かつ、下端部がサポート部固定部54を介して右側臀部下部固定部56Rに取り付けられた右側臀部下部サポート部53R及び両側部がサポート部固定部54を介して左側臀部被覆部51Lに取り付けられ、かつ、下端部がサポート部固定部54を介して左側臀部下部固定部56Lに取り付けられた左側臀部下部サポート部53Lを備えている。
【0055】
この場合において、右側臀部上部サポート部52R及び右側臀部下部サポート部53Rは一体として、略円形状あるいは略楕円形状をなして、右側臀部サポート部SPRを構成している。また、右側臀部上部サポート部52Rと右側臀部下部サポート部53Rとの境界は、図7において、下に凸な曲線とされて、右側臀部下部サポート部53Rの形状は、三日月形状となっている。
【0056】
さらに、右側臀部上部サポート部52Rが右側臀部サポート部SPRにおいて占める面積は、右側臀部下部サポート部53Rが右側臀部サポート部SPRにおいて占める面積よりも大きくなっている。
【0057】
同様に、左側臀部上部サポート部52L及び左側臀部下部サポート部53Lは一体として、略円形状あるいは略楕円形状をなして、左側臀部サポート部SPLを構成している。また、左側臀部上部サポート部52Lと左側臀部下部サポート部53Lとの境界は、図7において、下に凸な曲線とされて、左側臀部下部サポート部53Lの形状は、三日月形状となっている。ここで、三日月形状とは、広義の三日月の形状であり、新月と上弦の月との間の広い範囲の月相に相当する形状のことをいう。
【0058】
さらに、左側臀部上部サポート部52Lが左側臀部サポート部SPLにおいて占める面積は、左側臀部下部サポート部53Lが左側臀部サポート部SPLにおいて占める面積よりも大きくなっている。
【0059】
上記構成において、右側臀部サポート部SPRは、装着者usの右側の臀部の大臀筋に対向する位置に形成され、左側臀部サポート部SPLは、装着者usの左側の臀部の大臀筋に対向する位置に形成されている。
【0060】
サポート部固定部54は、右側臀部サポート部SPRの周囲に形成された右側サポート部固定部54Rと、左側臀部サポート部SPLの周囲に形成された左側サポート部固定部54Lと、を備えている。
【0061】
そして、右側サポート部固定部54Rは、右側臀部上部サポート部52R及び右側臀部下部サポート部53Rの伸縮性を阻害しないように一定の幅で形成されている。
同様に、左側サポート部固定部54Lは、左側臀部上部サポート部52L及び左側臀部下部サポート部53Lの伸縮性を阻害しないように一定の幅で形成されている。
【0062】
なお、サポート部固定部54は、必ずしも設ける必要はなく、臀部被覆部51に対し、臀部上部サポート部52及び臀部下部サポート部53が直接設けられている構成とすることも可能である。
【0063】
上部サポート部55は、伸縮性を有し、装着者usの腹部及び腰部に密着する適度な弾力性を有している。ここで、上部サポート部55は、右側臀部被覆部51R、右側臀部下部固定部56R及び右側腹部被覆部61Rと一体に形成された右側上部サポート部55Rと、左側臀部被覆部51L、左側臀部下部固定部56L及び左側腹部被覆部61Lと一体に形成された左側上部サポート部55Lと、を備えている。
【0064】
臀部下部固定部56は、右側臀部下部固定部56R及び左側臀部下部固定部56Lを備えている。
右側臀部下部固定部56Rは、臀部側において、装着者の臀溝部GFに対向する位置に配置されて右側臀部被覆部51Rの下端部及び右側サポート部固定部54Rの下端部に接するように形成され、腹部側において右側腹部被覆部61Rの側部側及び下端部に接するように形成されている。
そして、右側臀部下部固定部56Rの下端部は、ユーザusの脚部を一周するように筒形状とされている。
【0065】
同様に、左側臀部下部固定部56Lは、臀部側において、左側臀部被覆部51Lの下端部及び左側サポート部固定部54Lの下端部に接するように形成され、腹部側において左側腹部被覆部61Lの側部側及び下端部に接するように形成されている。
そして、左側臀部下部固定部56Lの下端部は、ユーザusの脚部を一周するように筒形状とされている。すなわち、左側臀部下部固定部56Lは、臀部側の股部被覆部58から側部を通って、腹部側の股部被覆部58まで股部被覆部58を除いてぐるりと一周して右の大腿部に固定される。
【0066】
また右側臀部下部固定部56Rの下方は、立体成型により筒形状を有する右側筒状部57Rが形成されている。
同様に左側臀部下部固定部56Lの下方は、立体成型により筒形状を有する左側筒状部57Lが形成されている。
【0067】
股部被覆部58は、平面視船型形状を有しており、装着者usに沿って股部を覆うようにされている。
【0068】
次に各部の伸縮性(着圧)の関係について説明する。
以下、臀部被覆部51、臀部上部サポート部52、臀部下部サポート部53及び臀部下部固定部56の伸縮性(着圧)の関係について述べる。
臀部被覆部51、臀部上部サポート部52、臀部下部サポート部53及び臀部下部固定部56は編み組織と素材の伸縮性で着圧が異なるようにされている。
【0069】
より詳細には、臀部上部サポート部52、臀部下部サポート部53及び臀部下部固定部56のうち、臀部下部固定部56が縦及び横の伸縮性(=第3の伸縮性)が最も低くなるようにされている。
これにより臀部下部固定部56は、臀部下部(アンダーヒップ)をきっちりと所定位置に固定することとなる。
【0070】
そして、臀部下部サポート部53は、臀部下部固定部56の部分よりも1.5~2倍の縦及び横の伸縮性(=第1の伸縮性、すなわち、第1の伸縮性>第3の伸縮性)を有するようにされている。
さらに臀部上部サポート部52は、臀部下部サポート部53の部分よりも、2倍以上の縦及び横の伸縮性(=第2の伸縮性、すなわち、第2の伸縮性>第1の伸縮性)を有するようにされている。
【0071】
また、臀部被覆部51は、臀部下部サポート部53の伸縮性と臀部下部固定部56の伸縮性との間の値の縦及び横の伸縮性(=第4の伸縮性、すなわち、第1の伸縮性>第4の伸縮性>第3の伸縮性)を有するようにされている。
これらの結果、臀部上部サポート部52及び下部サポート部53は、協働して臀部の大臀筋部分を持ち上げるように機能するので、ヒップアップ効果を高くすることができる。
【0072】
この際に、臀部下部固定部56により、臀部下部(アンダーヒップ)が所定位置に確実に固定されている。したがって、臀部上部サポート部52及び下部サポート部53は、協働して臀溝部GF近傍の脂肪を上方に移動させるように機能するので、臀溝部GF近傍に脂肪が多いことに起因して、臀部が垂れたように見えるのを防止して、すっきりとした外観とすることができ、外観的にもヒップアップ効果をより一層、高くすることができる。
【0073】
図9は、左右を縫合する前の第3実施形態の補整用ショーツの部材の説明図である。
上述したように補整用ショーツ50は、左右対称であるので、図9においては、右側用部材50Rのみを示している。
【0074】
右側用部材50Rは、右側臀部被覆部51R、右側上部サポート部52R、右側下部サポート部53R、右側筒状部57R及び右側腹部被覆部61Rを備えている。
ここで、右側上部サポート部52R及び右側下部サポート部53Rは、右側臀部サポート部SPRを構成している。
【0075】
さらに右側用部材50Rと、左側用部材50Lとの間の縫い合わせ部分には、股部被覆部58を縫い付けるための股部被覆部縫付用切欠き部62が設けられている。
【0076】
上記構成において、右側筒状部57Rは、立体縫製により縫い合わせることなく筒状に形成されている。
さらに右側用部材50Rと、左側用部材50Lとの縫合わせ部SLは、装着者usの腹部正面から装着者usの臀部の臀裂正面を経由して腰部に向かうラインに沿った部分だけであるため、装着者usの側面側に補整用ショーツのラインが可能な限り現れないようになっている。
【0077】
図10は、第3実施形態の補整用ショーツの装着時の説明背面図である。
補整用ショーツ50を装着者usが装着した場合には、図10に示すように、右側臀部サポート部SPR及び左側臀部サポート部SPLは、装着者usの臀部BUの大臀筋GMの一部に対応する部分が突出することとなる。
【0078】
そして補整用ショーツ10の伸縮性により、装着者usの臀部に密着することにより、右側臀部サポート部SPR及び左側臀部サポート部SPLは、装着者usの臀部BUの大臀筋GMの一部に対応する部分を周囲から押圧して、後ろ方向(図10における手前方向)に突出させるとともに、当該部分を下方から上方へ持ち上げるようにしてヒップアップ効果を高めている。
この場合において、補整用ショーツ10は、装着者usの臀溝部GFに対向する位置に少なくとも一部が配置され、臀部下部サポート部53の伸縮性(=第1の伸縮性)よりも低い伸縮性(=第3の伸縮性)を有する臀部下部固定部56を備えている。
【0079】
図11は、第3実施形態の補整用ショーツの装着時の説明斜視図である。
より詳細には、図11に示すように、右側臀部サポート部SPR及び左側臀部サポート部SPLにおいて、装着者usの臀部BUの大臀筋GMの一部に対応する部分が突出する場合において、上部サポート部52、下部サポート部53及び臀部下部固定部56は協働して、装着者usの臀部BUを下方から上方に押し上げる。
【0080】
加えて、適度な密着力により、臀部BUの大臀筋に対向する部分を上方向、かつ、後ろ方向(図10における手前方向)に突出させるように作用する。
この結果、ヒップアップ効果を容易に得ることができる。
【0081】
また、最も突出した部分は、最も伸縮性の高い、すなわち、着圧が最も低い上部サポート部52部分となるので、補整用ショーツのラインが不自然に浮き出ることがなく、丸みを帯びた自然なヒップラインを形成することができる。
【0082】
すなわち、本第3実施形態の補整用ショーツ50によれば、装着者usの身体を必要以上に締め付けることなく、様々な体型に合わせて、自然な装着が行え、体型、特に、ヒップラインを綺麗に補整することが可能となる。したがって、装着者usの装着感を損ねることがない。
【0083】
[3.1]第3実施形態の変形例
以上の説明においては、右側臀部上部サポート部52Rが右側臀部サポート部SPRにおいて占める面積は、右側臀部下部サポート部53Rが右側臀部サポート部SPRにおいて占める面積よりも大きくなっており、左側臀部上部サポート部52Lが左側臀部サポート部SPLにおいて占める面積は、左側臀部下部サポート部53Lが左側臀部サポート部SPLにおいて占める面積よりも大きくなっている場合について説明した。
【0084】
これに対して、右側臀部上部サポート部52Rが右側臀部サポート部SPRにおいて占める面積は、右側臀部下部サポート部53Rが右側臀部サポート部SPRにおいて占める面積よりも小さくなっており、左側臀部上部サポート部52Lが左側臀部サポート部SPLにおいて占める面積は、左側臀部下部サポート部53Lが左側臀部サポート部SPLにおいて占める面積よりも小さくなっているように構成することも可能である。
【0085】
この場合には、上述した第3実施形態の場合よりも、ヒップアップ効果は小さくなると考えられるが、よりヒップラインを安定して保持することが可能となる。
大きくなっている。
【0086】
[4]第4実施形態
次に第4実施形態について説明する。
図12は、第4実施形態の補整用ショーツの背面図である。
図12において、図7の第3実施形態と同様の部分には同一の符号を付すものとする。
【0087】
本第4実施形態が、第3実施形態と異なる点は、臀部上部サポート部52A及び臀部下部サポート部53Aにおいて、臀部下部サポート部53Aの配置位置に対して、臀部上部サポート部52Aが配置されている方向(図12において、一点鎖線矢印に沿った方向)が、第3実施形態のように縫合わせ部SL(背骨の延在方向)と略平行となっている場合と比較して上部が縫合わせ部SL側に傾いて、縫合わせ部SL(背骨の延在方向)と交差する方向とされている点である。
【0088】
この場合において、臀部上部サポート部52A及び臀部下部サポート部53Aの伸縮方向は、一点鎖線矢印方向が縦方向、この縦方向と直交する方向が横方向となっている。
【0089】
第4実施形態の補整用ショーツ50Aも、第3実施形態と同様に、左右対称の形状を有しており、全体が適度な伸縮性を有する材料で形成されており、全体として、装着者の身体にぴったりと密着してフィットする構成となっている。
【0090】
本第4実施形態の構成によれば、右側臀部サポート部SPRA及び左側臀部サポート部SPLAにおいて、装着者usの臀部BUの大臀筋GMの一部に対応する部分が突出する場合において、上部サポート部52、下部サポート部53及び臀部下部固定部56は協働して、装着者usの臀部BUを下方から上方、かつ、一点鎖線矢印方向に沿って中央に寄せるように押し上げる。
【0091】
加えて、適度な密着力により、臀部BUの大臀筋に対向する部分を上方向、かつ、後ろ方向(図10における手前方向)に突出させるように作用する。
この結果、より引き締まった形状のヒップアップ効果を容易に得ることができる。
【0092】
[5]第5実施形態
図13は、第5実施形態の補整用ショーツの背面図である。
図13において、図7の第3実施形態と同様の部分には同一の符号を付すものとする。
本第5実施形態が、第3実施形態と異なる点は、臀部上部サポート部52B及び臀部下部サポート部53Bにおいて、臀部上部サポート部52Bと臀部下部サポート部53Bとの間の部分に帯状の臀部中間部サポート部59を設けた点である。
【0093】
上記構成において、臀部中間部サポート部59は、右側臀部中間部サポート部59BR及び左側臀部中間部サポート部59BLを備えている。
また、臀部中間部サポート部59の縦及び横の伸縮性は、臀部下部サポート部53Bの伸縮性(=第1の伸縮性)よりも高く、臀部上部サポート部52Bの伸縮性(=第2の伸縮性)よりも低く設定されて、ちょうど両者の中間程度の伸縮性(第5の伸縮性:すなわち、第2の伸縮性>第5の伸縮性>第1の伸縮性)とされている。
【0094】
第5実施形態の補整用ショーツ50Bも、第3実施形態と同様に、左右対称の形状を有しており、全体が適度な伸縮性を有する材料で形成されており、全体として、装着者の身体にぴったりと密着してフィットする構成となっている。
【0095】
本第5実施形態の構成によれば、右側臀部サポート部SPRB及び左側臀部サポート部SPLBにおいて、装着者usの臀部BUの大臀筋GMの一部に対応する部分が突出する場合において、上部サポート部52B、下部サポート部53B、及び臀部下部固定部56は協働して、装着者usの臀部BUを下方から上方に押し上げる。
【0096】
加えて、密着力が第3実施形態の場合よりも、よりなめらかに変化して、臀部BUの大臀筋に対向する部分を上方向に突出させるように作用する。
この結果、より綺麗な形状となるヒップアップ効果を容易に得ることができる。
【0097】
[5.1]第5実施形態の変形例
本第5実施形態においても、第4実施形態と同様に臀部サポート部SPRB及び左側臀部サポート部SPLBにおいて、臀部下部サポート部53Aの配置位置に対して、臀部上部サポート部52Aが配置されている方向において、第4実施形態と同様に、上部が縫合わせ部SL側に傾くように配置することも可能である。
この構成によれば、第5実施形態の効果に加えて、第4実施形態の効果を得ることができる。
【0098】
[6]実施形態の変形例
以上の各実施形態においては、ショートスタイルのショーツを例として説明したが、ロングスタイルのショーツであっても同様に適用が可能である。
【符号の説明】
【0099】
10、10A、50、50A、50B 補整用ショーツ
10L 左側用部材
10R 右側用部材
11 臀部被覆部
11L 左側臀部被覆部
11R 右側臀部被覆部
12 開口部
12L 左側開口部
12R 右側開口部
12S ほつれ止め
14 股部被覆部
15 下部サポート部
16 筒状部
21 腹部被覆部
22 フィット部
31 高伸縮部材
51 臀部被覆部
52 臀部上部サポート部
53 臀部下部サポート部
54 サポート部固定部
55 上部サポート部
56 臀部下部固定部
57 筒状部
58 股部被覆部
BU 臀部
GM 大臀筋
GF 臀溝部
SL 縫い合わせ部
SPL 左側臀部サポート部
SPR 右側臀部サポート部
us 装着者


図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13