(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022183081
(43)【公開日】2022-12-08
(54)【発明の名称】コネクタおよびコネクタアセンブリ
(51)【国際特許分類】
H01R 13/639 20060101AFI20221201BHJP
【FI】
H01R13/639 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022084960
(22)【出願日】2022-05-25
(31)【優先権主張番号】202121175669.6
(32)【優先日】2021-05-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】508079120
【氏名又は名称】タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100100077
【弁理士】
【氏名又は名称】大場 充
(74)【代理人】
【識別番号】100136010
【弁理士】
【氏名又は名称】堀川 美夕紀
(74)【代理人】
【識別番号】100130030
【弁理士】
【氏名又は名称】大竹 夕香子
(74)【代理人】
【識別番号】100203046
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 聖子
(72)【発明者】
【氏名】ディンピン フランク ファン
(72)【発明者】
【氏名】ミィン シィー
(72)【発明者】
【氏名】ペェイペェイ ヂィン
(72)【発明者】
【氏名】シィアォヂィー ジョージ フゥー
(72)【発明者】
【氏名】ウェイ ヂァン
【テーマコード(参考)】
5E021
【Fターム(参考)】
5E021FA05
5E021FA09
5E021FA14
5E021FA16
5E021FC09
5E021FC31
5E021FC36
5E021HC09
5E021HC35
(57)【要約】 (修正有)
【課題】大きなロック力を必要とする特殊な用途に対処することができる弾性ラッチの接続構造を提供する。
【解決手段】コネクタは、ハウジングと、弾性カンチレバー123を含む弾性ラッチとを備える。弾性カンチレバーは、自由端と、ハウジングに接続された固定端124、125と、自由端と固定端との間に延びる主要部とを有する。弾性カンチレバー123の固定端124、125は、ハウジングの表面111aまで延びる傾斜面125aを有し、傾斜面125aとハウジングの表面111aとの間の角度が90度より大きい。弾性カンチレバーの固定端は、ハウジングの表面に対して90度より大きい角度でハウジングの表面まで延びる傾斜面を有する。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング(110)と、
弾性カンチレバー(123)を含む弾性ラッチ(120)とを備えるコネクタであって、
前記弾性カンチレバー(123)は、自由端と、前記ハウジング(110)に接続された固定端(124、125)と、前記自由端と前記固定端との間に延びる主要部とを有し、
前記弾性カンチレバー(123)の前記固定端(124、125)は、前記ハウジング(110)の表面(111a)まで延びる傾斜面(125a)を有し、前記傾斜面(125a)と前記ハウジング(110)の前記表面(111a)との間の角度が90度より大きい、コネクタ。
【請求項2】
前記弾性カンチレバー(123)の前記固定端(124、125)は、
前記ハウジング(110)に形成された四角錐部(125)と、
前記四角錐部(125)の上面と前記弾性カンチレバー(123)の前記主要部との間に接続された円弧移行部(124)とを含み、
前記傾斜面(125a)は、前記弾性カンチレバー(123)の前記主要部に対向する前記四角錐部(125)の一側面であり、
前記傾斜面(125a)は、前記円弧移行部(124)から離れる方向に、前記円弧移行部(124)から斜め下方に延びている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記コネクタ(100)の高さ方向に垂直な水平面に対する前記傾斜面(125a)の傾斜角度が、90度より大きく、180度未満である、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記水平面に対する前記傾斜面(125a)の前記傾斜角度は、135度~155度の範囲内である、請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記弾性カンチレバー(123)の前記円弧移行部(124)は、所定の半径を有する四半円環状である、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記四角錐部(125)の高さは、前記円弧移行部(124)の前記半径以下である、請求項5に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記傾斜面(125a)を除く前記四角錐部(125)の他の3つの側面のうちの少なくとも1つが、前記コネクタ(100)の高さ方向に平行な鉛直方向に延びている、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記傾斜面(125a)を除く前記四角錐部(125)の他の3つの側面のうちの少なくとも1つが、前記円弧移行部(124)から離れる方向に、前記円弧移行部(124)から斜め下方に延びている、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記弾性ラッチ(120)は、前記弾性カンチレバー(123)に形成された突起(121)を含み、前記突起(121)は、相手側コネクタ(200)の相手側ハウジング(210)に形成された段部(221)に係合して、前記コネクタ(100)を前記相手側コネクタ(200)にロックするように構成されている、請求項1から8のいずれか一項に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記弾性ラッチ(120)は、前記弾性カンチレバー(123)の前記自由端に形成されたロック解除部(122)を含み、前記弾性ラッチ(120)は、前記ロック解除部(122)を押すことによって前記段部(221)からロック解除されるように構成されている、請求項9に記載のコネクタ。
【請求項11】
前記コネクタ(100)の前記ハウジング(110)は、前記相手側コネクタ(200)の前記相手側ハウジング(210)に挿入されるように構成され、
前記コネクタ(100)と前記相手側コネクタ(200)とが互いに嵌合すると、前記ロック解除部(122)は前記相手側コネクタ(200)の前記ハウジング(210)の外側に位置する、請求項10に記載のコネクタ。
【請求項12】
前記コネクタ(100)の長手方向に沿って延びるスロット(111)が、前記コネクタ(100)の前記ハウジング(110)に形成され、
前記弾性カンチレバー(123)の前記固定端(124、125)は前記スロット(111)の底面(111a)に接続され、前記弾性ラッチ(120)は前記スロット(111)に収容される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項13】
前記弾性カンチレバー(123)と前記スロット(111)の内側面との間に間隙が形成され、前記相手側ハウジング(210)の内壁に形成されたガイドリブ(222)が、前記弾性カンチレバー(123)と前記スロット(111)の前記内側面との間の前記間隙に挿入されるように構成されている、請求項12に記載のコネクタ。
【請求項14】
前記コネクタ(100)の長手方向に沿って延びる複数の端子スロット(112)が、前記コネクタ(100)の前記ハウジング(110)に形成され、
前記コネクタ(100)は、前記複数の端子スロット(112)にそれぞれ挿入される複数の端子も含み、前記複数の端子は、前記相手側コネクタ(200)の複数の相手側端子(230)にそれぞれ嵌合するように構成されている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項15】
前記コネクタ(100)の横方向に沿って前記複数の端子スロット(112)を貫通する底部スロット(113)が、前記コネクタ(100)の前記ハウジング(110)の底面に形成され、
前記コネクタ(100)は、前記コネクタ(100)の前記複数の端子を前記複数の端子スロット(112)にロックするための、前記底部スロット(113)に挿入されたロック部材(140)をさらに備える、請求項14に記載のコネクタ。
【請求項16】
前記ハウジング(110)と前記弾性ラッチ(120)とは一体に形成されている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項17】
請求項1から16のいずれか一項に記載の前記コネクタ(100)と、
前記コネクタ(100)に嵌合するのに適した相手側コネクタ(200)とを備える、コネクタアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、開示全体が参照により本明細書に組み込まれている、2021年5月28日に中国国家知識産権局に出願された中国実用新案登録出願第CN202121175669.6号の優先権を主張する。
【0002】
本発明は、コネクタおよびコネクタを含むコネクタアセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
従来技術において、コネクタを相手側コネクタにロックするために、通常、弾性ラッチがコネクタのハウジングに形成されている。弾性ラッチは、弾性カンチレバーと、弾性カンチレバーに形成された突起とを含む。この突起は、相手側コネクタの相手側ハウジングに形成された段部に係合して、コネクタのハウジングと相手側コネクタの相手側ハウジングとをロックするのに適している。
【0004】
従来技術において、通常、弾性ラッチの弾性カンチレバーの固定端は、半円環形状であり、半円環の固定端は、ハウジングの表面に直接接続されている。この弾性ラッチの接続構造の強度は不十分であり、大きなロック力を必要とする特殊な用途に対処することができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の欠点のうちの少なくとも1つの局面を克服または軽減するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様によれば、ハウジングと、弾性カンチレバーを含む弾性ラッチとを備えるコネクタが提供される。弾性カンチレバーは、自由端と、ハウジングに接続された固定端と、自由端と固定端との間に延びる主要部とを有する。弾性カンチレバーの固定端は、ハウジングの表面まで延びる傾斜面を有し、傾斜面とハウジングの表面との間の角度が90度より大きい。
【0007】
本発明の例示的な実施形態によれば、弾性カンチレバーの固定端は、ハウジングに形成された四角錐部と、四角錐部の上面と弾性カンチレバーの主要部との間に接続された円弧移行部(arc transition part)とを含み、傾斜面は、弾性カンチレバーの主要部に対向する四角錐部の一側面であり、傾斜面は、円弧移行部から離れる方向に、円弧移行部から斜め下方に延びている。
【0008】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、コネクタの高さ方向に垂直な水平面に対する傾斜面の傾斜角度が、90度より大きく、180度未満である。
【0009】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、水平面に対する傾斜面の傾斜角度は、135度~155度の範囲内である。
【0010】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、弾性カンチレバーの円弧移行部は、所定の半径を有する四半円環(quarter circular ring)状である。
【0011】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、四角錐部の高さは、円弧移行部の半径以下である。
【0012】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、傾斜面を除く四角錐部の他の3つの側面のうちの少なくとも1つが、コネクタの高さ方向に平行な鉛直方向に延びている。
【0013】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、傾斜面を除く四角錐部の他の3つの側面のうちの少なくとも1つが、円弧移行部から離れる方向に、円弧移行部から斜め下方に延びている。
【0014】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、弾性ラッチは、弾性カンチレバーに形成された突起を含み、この突起は、相手側コネクタの相手側ハウジングに形成された段部に係合して、コネクタを相手側コネクタにロックするように構成されている。
【0015】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、弾性ラッチは、弾性カンチレバーの自由端に形成されたロック解除部を含み、この弾性ラッチは、ロック解除部を押すことによって段部からロック解除されるように構成されている。
【0016】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、コネクタのハウジングは、相手側コネクタの相手側ハウジングに挿入されるように構成され、コネクタと相手側コネクタとが互いに嵌合すると、ロック解除部は相手側コネクタのハウジングの外側に位置する。
【0017】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、コネクタの長手方向に沿って延びるスロットが、コネクタのハウジングに形成され、弾性カンチレバーの固定端はスロットの底面に接続され、弾性ラッチはスロットに収容される。
【0018】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、弾性カンチレバーとスロットの内側面との間に間隙が形成され、相手側ハウジングの内壁に形成されたガイドリブが、弾性カンチレバーとスロットの内側面との間の間隙に挿入されるように構成されている。
【0019】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、コネクタの長手方向に沿って延びる複数の端子スロットが、コネクタのハウジングに形成され、コネクタは、複数の端子スロットにそれぞれ挿入される複数の端子も含み、複数の端子は、相手側コネクタの複数の相手側端子にそれぞれ嵌合するように構成されている。
【0020】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、コネクタの横方向に沿って複数の端子スロットを貫通する底部スロットが、コネクタのハウジングの底面に形成され、コネクタは、コネクタの複数の端子を複数の端子スロットにロックするための、底部スロットに挿入されたロック部材をさらに備える。
【0021】
本発明の別の態様によれば、上記のコネクタと、コネクタに嵌合するのに適した相手側コネクタとを備えるコネクタアセンブリが提供される。
【0022】
本発明による上記の例示的な実施形態において、弾性カンチレバーの固定端は、ハウジングの表面に対して90度より大きい角度でハウジングの表面まで延びる傾斜面を有し、これにより、ハウジングとの弾性カンチレバーの接続強度が向上し、大きなロック力を必要とする特殊な用途に対処することができる。
【0023】
添付図面を参照しながら例示的な実施形態を詳細に説明することによって、本発明の上記およびその他の特徴がより明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】コネクタおよび相手側コネクタが互いに嵌合していない、本発明の例示的な実施形態によるコネクタおよび相手側コネクタの例示的な斜視図である。
【
図2】
図1に示すコネクタおよび相手側コネクタの長手方向断面図である。
【
図3】コネクタおよび相手側コネクタが互いに嵌合している、本発明の例示的な実施形態によるコネクタおよび相手側コネクタの例示的な斜視図である。
【
図4】
図3に示すコネクタおよび相手側コネクタの長手方向断面図である。
【
図5】
図1に示すコネクタの長手方向断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下で、添付図面を参照しながら、本開示の例示的な実施形態について詳細に説明する。添付図面において、同一の参照符号は同一の要素を指す。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に記載の実施形態に限定されるものと解釈すべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全であり、本開示の概念を当業者に完全に伝えるように提供される。
【0026】
以下の詳細な説明では、説明の目的で、開示する実施形態の徹底的な理解をもたらすために、多数の具体的な詳細について述べる。しかしながら、これらの具体的な詳細がなくても1つまたは複数の実施形態を実施することができることが明らかであろう。他の場合、図面を簡略化するために、周知の構造および装置は概略的に示す。
【0027】
本発明の一般的な概念によれば、ハウジングと、弾性カンチレバーを含む弾性ラッチとを備えるコネクタが提供される。弾性カンチレバーは、自由端と、ハウジングに接続された固定端と、自由端と固定端との間に延びる主要部とを有する。弾性カンチレバーの固定端は、ハウジングの表面まで延びる傾斜面を有し、傾斜面とハウジングの表面との間の角度が90度より大きい。
【0028】
図1は、コネクタ100および相手側コネクタ200が互いに嵌合していない、本発明の例示的な実施形態によるコネクタ100および相手側コネクタ200の例示的な斜視図である。
図5は、
図1に示すコネクタ100の長手方向断面図である。
【0029】
図1および
図5に示すように、図示の実施形態において、コネクタ100は、ハウジング110と弾性ラッチ120とを含む。弾性ラッチ120は、弾性カンチレバー123を含む。弾性カンチレバー123は、自由端と、ハウジング110に接続された固定端124、125と、自由端と固定端との間に延びる主要部とを有する。
【0030】
図1および
図5に示すように、図示の実施形態において、弾性カンチレバー123の固定端124および125は、ハウジング110の表面111aまで延びる傾斜面125aを有し、傾斜面125aとハウジング110の表面111aとの間の角度が90度より大きい。すなわち、傾斜面125aは、ハウジング110の表面111aに対して90度より大きい角度でハウジング110の表面111aまで延びている。
【0031】
図1および
図5に示すように、図示の実施形態において、弾性カンチレバー123の固定端124および125は、四角錐部125と円弧移行部124とを含む。四角錐部125は、ハウジング110に形成されている。円弧移行部124は、四角錐部125の上面と弾性カンチレバー123の主要部の端面との間に接続されている。傾斜面125aは、弾性カンチレバー123の主要部に対向する四角錐部125の一側面であり、傾斜面125aは、円弧移行部124から離れる方向に、円弧移行部124から斜め下方に延びている。
【0032】
図に示すように、コネクタ100の高さ方向に垂直な水平面に対する傾斜面125aの傾斜角度が、90度より大きく、180度未満である。本発明の例示的な実施形態において、水平面に対する傾斜面125aの傾斜角度は、135度~155度の範囲であってよい。
【0033】
図1および
図5に示すように、図示の実施形態において、弾性カンチレバー123の円弧移行部124は、所定の半径を有する四半円環状である。四角錐部125の高さは、弾性カンチレバー123の円弧移行部124の半径以下である。
【0034】
図1および
図5に示すように、本発明の例示的な実施形態において、傾斜面125aを除く四角錐部125の他の3つの側面のうちの少なくとも1つが、コネクタ100の高さ方向に平行な鉛直方向に延びている。
【0035】
図1および
図5に示すように、本発明の別の例示的な実施形態において、傾斜面125aを除く四角錐部125の他の3つの側面のうちの少なくとも1つが、円弧移行部124から離れる方向に、円弧移行部124から斜め下方に延びている。
【0036】
図2は、
図1に示すコネクタ100および相手側コネクタ200の長手方向断面図である。
図3は、コネクタ100および相手側コネクタ200が互いに嵌合している様子を示す例示的な斜視図である。
図4は、
図3に示すコネクタ100および相手側コネクタ200の長手方向断面図である。
【0037】
図1~
図5に示すように、図示の実施形態において、弾性ラッチ120は、弾性カンチレバー123に形成された突起121も含み、この突起は、相手側コネクタ200の相手側ハウジング210に形成された段部221に係合して、コネクタ100を相手側コネクタ200にロックするのに適している。
【0038】
図1~
図5に示すように、図示の実施形態において、弾性ラッチ120は、弾性カンチレバー123の自由端に形成されたロック解除部122も含む。弾性ラッチ120は、ロック解除部122を押すことによって段部221からロック解除されるように構成されている。このようにして、コネクタ100を相手側コネクタ200から引き抜くことができる。
【0039】
図1~
図5に示すように、図示の実施形態において、コネクタ100のハウジング110は、相手側コネクタ200の相手側ハウジング210に挿入される。コネクタ100と相手側コネクタ200とが互いに嵌合すると、ロック解除部122は相手側コネクタ200のハウジング210の外側に位置する。このようにして、押込部122を指で容易に押すことができ、コネクタ100と相手側コネクタ200との間のロック解除を容易に実現することができる。
【0040】
図1~
図5に示すように、図示の実施形態において、コネクタ100の長手方向に沿って延びるスロット111が、コネクタ100のハウジング110に形成されている。四角錐部125はスロット111の底面111aに形成され、弾性ラッチ120はスロット111に収容される。
【0041】
図1~
図5に示すように、図示の実施形態において、ハウジング110と弾性ラッチ120とは、例えば射出成形によって一体に形成されている。
【0042】
図1~
図5に示すように、図示の実施形態において、弾性カンチレバー120とスロット111の内側面との間に間隙が形成されている。ガイドリブ222が、相手側ハウジング210の内壁に形成されている。ガイドリブ222は、弾性カンチレバー123とスロット111の内側面との間の間隙に挿入されるように構成されている。
【0043】
図1~
図5に示すように、図示の実施形態において、コネクタ100の長手方向に沿って延びる複数の端子スロット112が、コネクタ100のハウジング110に形成されている。コネクタ100は、複数の端子スロット112にそれぞれ挿入される複数の端子(図示せず)も含む。複数の端子は、相手側コネクタ200の複数の相手側端子230にそれぞれ嵌合するように構成されている。
【0044】
図1~
図5に示すように、図示の実施形態において、コネクタ100の横方向に沿って複数の端子スロット112を貫通する底部スロット113が、コネクタ100のハウジング110の底面に形成されている。コネクタ100は、コネクタ100の複数の端子を複数の端子スロット112にロックするための、底部スロット113に挿入されたロック部材140も含む。
【0045】
図1~
図5に示すように、本発明の例示的な実施形態において、コネクタアセンブリも提供される。コネクタアセンブリは、上記のコネクタ100と、コネクタ100に嵌合するのに適した相手側コネクタ200とを備える。
【0046】
上記の実施形態は例示的なものであり、限定的なものではないことを当業者には理解されたい。例えば、当業者であれば、構成上または原理上矛盾することなく、上記の実施形態に多くの修正を加えることができ、異なる実施形態に記載する様々な特徴を互いに自由に組み合わせることができる。
【0047】
いくつかの例示的な実施形態について図示し説明したが、本開示の原理および趣旨から逸脱することなく、これらの実施形態に様々な変更または修正を加えてもよいことが、当業者には理解されよう。本開示の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物により定義される。
【0048】
本明細書で使用される場合、単数形で列挙され、単語「a」または「an」の後に続く要素は、明示的な記載がない限り、複数の前記要素またはステップを除外しないものとして理解すべきである。さらに、本発明の「一実施形態」への言及は、列挙された特徴も組み込む追加の実施形態の存在を除外するものとして解釈されることは意図していない。さらに、特定の特性を有する要素または複数の要素を「含む」または「有する」実施形態は、それに反する明示的な記載がない限り、その特性を有してない追加のそのような要素を含んでもよい。
【外国語明細書】