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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022183146
(43)【公開日】2022-12-08
(54)【発明の名称】浮体装置或いはメガフロート浮体装置
(51)【国際特許分類】
   B63B 35/38 20060101AFI20221201BHJP
   B63B 35/00 20200101ALI20221201BHJP
   B63B 35/44 20060101ALI20221201BHJP
   B63B 35/53 20060101ALI20221201BHJP
   F03D 13/25 20160101ALI20221201BHJP
【FI】
B63B35/38 C
B63B35/38 B
B63B35/00 T
B63B35/44 A
B63B35/53
F03D13/25
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022139627
(22)【出願日】2022-09-02
(62)【分割の表示】P 2021088129の分割
【原出願日】2021-05-26
(71)【出願人】
【識別番号】595003967
【氏名又は名称】辻本 嘉義
(72)【発明者】
【氏名】辻本 嘉義
【テーマコード(参考)】
3H178
【Fターム(参考)】
3H178AA20
3H178AA26
3H178AA43
3H178BB90
3H178CC22
3H178DD61X
(57)【要約】
【課題】 本発明の第一の目的は隣接浮体部材により隣接される浮体装置或いはメガフロート浮体装置を提供することである。
本発明の第二の目的は前記浮体装置或いはメガフロート浮体装置を鎖で結合した」鎖状浮体装置或いはメガフロート浮体装置を提供することである。
【解決手段】 本発明の浮体装置或いはメガフロート浮体装置は、水面から一定の深さを有する隣接浮体部材を具備するとともに前記隣接浮体部材の深さと同じ或いはより深い深さで前記隣接浮体部材の側面と接触する下部接触部及び表面或いは裏面又は表面及び裏面に膜体の浮体或いはメガフロート浮体を有する上部浮体部を備えた浮体部材或いはメガフロート浮体部材を具備することを特徴とする。
【選択図】なし

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水面から所定の高さを有するとともに水面から一定の深さを有する隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材を
具備するとともに
前記隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材の内側側面或いは外側側面と接触する同程度の深さ或いはより大きな深さの下部接触部を備えると共に裏面浮体或いはメガフロート裏面浮体を有する上部浮体部或いはメガフロート上部浮体部を前記下部接触部に上部に備え一定重量の荷重が搭載されても前記隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材の側面に沿って上下方向に移動し横揺れしない浮体部材或いはメガフロート浮体部材を
具備することを特徴とする浮体装置或いはメガフロート浮体装置。
【請求項2】
水面から所定の高さを有するとともに水面から一定の深さを有する筒形状隣接浮体部材或いはメガフロート筒形状隣接浮体部材を
具備するとともに
前記筒形状隣接浮体部材或いはメガフロート筒形状隣接浮体部材の筒内側側面と貫通する同程度の深さ或いはより大きな深さの筒状下部接触部を備えると共に前記筒状下部接触部内に裏面浮体或いはメガフロート裏面浮体を内在する上部浮体部或いはメガフロート上部浮体部を備え前記筒状隣接浮体部材或いはメガフロート筒状隣接浮体部材の筒内部を貫通する浮体部材或いはメガフロート浮体部材を
具備することを特徴とする浮体装置或いはメガフロート浮体装置。
【請求項3】
前記浮体部材が洋上風力発電部材或いは洋上浮体住宅であることを特徴とする請求項2記載の浮体装置。
【請求項4】
前記メガフロート筒形状隣接浮体部材が大型内部筒を備えると共に外部航空設備を備えた大型メガフロート隣接浮体部材であり、前記メガフロート浮体部材が洋上飛行場メガフロート浮体部材であることを特徴とする請求項2記載のメガフロート浮体装置。
【請求項5】
水面上高さ5メートル以上(望ましくは15メートル)の空気層を有し水面から所定の高さを備えるとともに底部に一定の重量を有し水面から一定の深さを備え鎖を繋ぐ筒を有する隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材を
具備するとともに
前記隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材の外側側面と接触する同程度の深さ或いはより大きな深さの下部接触部を備えると共に所定の幅或いはメガフロート幅と所定の長さの上部浮体部或いはメガフロート上部浮体部を備え前記隣接浮体部材の筒と前記上部浮体部の先端部が鎖により繋がれた浮体部材或いはメガフロート浮体部材を
具備することを特徴とする浮体装置或いはメガフロート浮体装置。
【請求項6】
水面上高さ5メートル以上(望ましくは15メートル)の空気層を有し水面から所定の高さを備えるとともに底部に一定の重量を有し水面から一定の深さを備え鎖を繋ぐ筒を有する隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材及び
前記隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材の外側側面と接触する同程度の深さ或いはより大きな深さの下部接触部を備えるとともに所定の幅或いはメガフロート幅と所定の長さの上部浮体部或いはメガフロート上部浮体部を備え前記隣接浮体部材の筒と前記上部浮体部の先端部が鎖により繋がれた浮体部材或いはメガフロート浮体部材を
具備するとともに前記上部浮体部或いはメガフロート上部浮体部の幅より短い幅で前記上部浮体部或いはメガフロート上部浮体部の水面上の高さを交互に変更し固定部材により複数の前記隣接浮体部材或いはメガフロート筒形状隣接浮体部材を固定した鎖状浮体部材或いは鎖状メガフロート浮体部材を
具備することを特徴とする鎖状浮体装置或いは鎖状メガフロート鎖状浮体装置。
【請求項7】
海面上高さ5メートル以上(望ましくは15メートル)の空気層を有し水面から所定の高さを備えるとともに底部に一定重量の海水を有し水面から一定の深さを備え鎖を繋ぐ筒を有する隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材を
具備するとともに
前記隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材の外側側面と接触する同程度の深さ或いはより大きな深さで所定の幅の下部垂直底部接触部を備えるとともに所定の幅或いはメガフロート幅と所定の長さの上部浮体部メガフロート上部浮体部を備え前記隣接浮体部材の筒と前記浮体部の先端部とが鎖により繋がれた浮体部材或いはメガフロート浮体部材を
具備することを特徴とする浮体装置或いはメガフロート浮体装置。
【請求項8】
海面上高さ5メートル以上(望ましくは15メートル)の空気層を有し水面から所定の高さを備えるとともに一定の重量の海水を有し水面より一定の深さを備え鎖に繋ぐ筒を有する隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材及び
前記隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材の外側側面と接触する同程度の深さ或いはより大きな深さで所定の幅の下部垂直底部接触部を備えるとともに所定の幅或いはメガフロート幅と所定の長さの上部浮体部メガフロート上部浮体部を備え前記隣接浮体部材の筒と前記上部浮体部メガフロート上部浮体部の先端部とが鎖により繋がれた浮体部材或いはメガフロート浮体部材を
具備し前記浮体部材或いはメガフロート浮体部材の下部垂直底部接触部の位置を交互に変更し前記上部浮体部メガフロート上部浮体部の幅より短い幅で固定部材により複数の前記隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材を固定した鎖状浮体部材或いは鎖状メガフロート浮体部材を
具備することを特徴とする鎖状浮体装置或いは鎖状メガフロート鎖状浮体装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は浮体装置或いはメガフロート浮体装置を提供することを目的とする。
【背景技術】
【0002】
従来の浮体装置或いはメガフロート浮体装置は横揺れ対策が課題となっている。(特開S53-115534等)
【0003】
本出願人は環状漁業浮島(特許5969565号)及び深層水温度差発電環状装置(特許6318328号)をを既に提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開S53-115534号
【特許文献2】特許5969565号
【特許文献3】特許6318328号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の第一の目的は隣接浮体部材により隣接され一定の重量の荷重が搭載されても前記隣接浮体部材に沿って上下方向に移動するのみの浮体装置或いはメガフロート浮体装置を提供することである。
本発明の第二の目的は前記浮体装置或いはメガフロート浮体装置を鎖で結合した」鎖状浮体装置或いは鎖状メガフロート浮体装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の浮体装置或いはメガフロート浮体装置は、水面から一定の深さを有する隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材を具備するとともに前記隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体装置の側面と接触する同程度の深さ或いはより大きな深さの下部接触部と裏面に浮体を内在する上部浮体部或いはメガフロート上部浮体部を備え一定の重量の荷重が搭載されても前記隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体装置に沿って上下方向に移動するのみの浮体部材或いはメガフロート浮体部材を具備することを特徴とする。
本発明の鎖状浮体装置或いは鎖状メガフロート浮体装置は、前記浮体部材の上部浮体部或いはメガフロート上部浮体部の位置を交互に変更し上部浮体部或いはメガフロート上部浮体部の幅より短い幅で固定部材により複数の前記隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材を固定して前記隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材を結合することにより鎖状の前記浮体部材或いはメガフロート浮体部材を具備することを特徴とする。
請求項1の浮体装置或いはメガフロート浮体装置は、水面から所定の高さを有するとともに水面から一定の深さを有する隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材を具備するとともに 前記隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材の内側側面或いは外側側面と接触する同程度の深さ或いはより大きな深さの下部接触部を備えると共に裏面浮体或いはメガフロート裏面浮体を有する上部浮体部或いはメガフロート上部浮体部を前記下部接触部に上部に備え一定重量の荷重が搭載されても前記隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材の側面に沿って上下方向に移動し横揺れしない浮体部材或いはメガフロート浮体部材を 具備することを特徴とする。
請求項2に記載の浮体装置或いはメガフロート浮体装置は、水面から所定の高さを有するとともに水面から一定の深さを有する筒形状隣接浮体部材或いはメガフロート筒形状隣接浮体部材を具備するとともに 前記筒形状隣接浮体部材或いはメガフロート筒形状隣接浮体部材の筒内側側面と貫通する同程度の深さ或いはより大きな深さの筒状下部接触部を備えると共に前記筒状下部接触部内に裏面浮体或いはメガフロート裏面浮体を内在する上部浮体部或いはメガフロート上部浮体部を備え前記筒状隣接浮体部材或いはメガフロート筒状隣接浮体部材の筒内部を貫通する浮体部材或いはメガフロート浮体部材を 具備することを特徴とする。
請求項3に記載の浮体装置は、 前記浮体部材が洋上風力発電部材或いは洋上浮体住宅であることを特徴とする請求項2記載の浮体装置である。
請求項4に記載のメガフロート浮体装置は、前記メガフロート筒形状隣接浮体部材が大型内部筒を備えると共に外部航空設備を備えた大型メガフロート隣接浮体部材であり、前記メガフロート浮体部材が洋上飛行場メガフロート浮体部材であることを特徴とする請求項2記載のメガフロート浮体装置 である。
請求項5に記載の浮体装置或いはメガフロート浮体装置は、水面上高さ5メートル以上(望ましくは15メートル)の空気層を有し水面から所定の高さを備えるとともに底部に一定の重量を有し水面から一定の深さを備え鎖を繋ぐ筒を有する隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材を具備するとともに 前記隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材の外側側面と接触する同程度の深さ或いはより大きな深さの下部接触部を備えると共に所定の幅或いはメガフロート幅と所定の長さの上部浮体部或いはメガフロート上部浮体部を備え前記隣接浮体部材の筒と前記上部浮体部の先端部が鎖により繋がれた浮体部材或いはメガフロート浮体部材を 具備することを特徴とする。
請求項6に記載の鎖状浮体装置或いは鎖状メガフロート鎖状浮体装置は、水面上高さ5メートル以上(望ましくは15メートル)の空気層を有し水面から所定の高さを備えるとともに底部に一定の重量を有し水面から一定の深さを備え鎖を繋ぐ筒を有する隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材及び前記隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材の外側側面と接触する同程度の深さ或いはより大きな深さの下部接触部を備えるとともに所定の幅或いはメガフロート幅と所定の長さの上部浮体部或いはメガフロート上部浮体部を備え前記隣接浮体部材の筒と前記上部浮体部の先端部が鎖により繋がれた浮体部材或いはメガフロート浮体部材を 具備するとともに前記上部浮体部或いはメガフロート上部浮体部の幅より短い幅で前記上部浮体部或いはメガフロート上部浮体部の水面上の高さを交互に変更し固定部材により複数の前記隣接浮体部材或いはメガフロート筒形状隣接浮体部材を固定した鎖状浮体部材或いは鎖状メガフロート浮体部材を 具備することを特徴とする。
請求項7に記載の浮体装置或いはメガフロート浮体装置は、海面上高さ5メートル以上(望ましくは15メートル)の空気層を有し水面から所定の高さを備えるとともに底部に一定重量の海水を有し水面から一定の深さを備え鎖を繋ぐ筒を有する隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材を具備するとともに 前記隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材の外側側面と接触する同程度の深さ或いはより大きな深さで所定の幅の下部垂直底部接触部を備えるとともに所定の幅或いはメガフロート幅と所定の長さの上部浮体部メガフロート上部浮体部を備え前記隣接浮体部材の筒と前記浮体部の先端部とが鎖により繋がれた浮体部材或いはメガフロート浮体部材 を具備することを特徴とする。
請求項8に記載の鎖状浮体装置或いは鎖状メガフロート浮体装置は、海面上高さ5メートル以上(望ましくは15メートル)の空気層を有し水面から所定の高さを備えるとともに一定の重量の海水を有し水面より一定の深さを備え鎖に繋ぐ筒を有する隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材及び前記隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材の外側側面と接触する同程度の深さ或いはより大きな深さで所定の幅の下部垂直底部接触部を備えるとともに所定の幅或いはメガフロート幅と所定の長さの上部浮体部メガフロート上部浮体部を備え前記隣接浮体部材の筒と前記上部浮体部メガフロート上部浮体部の先端部とが鎖により繋がれた浮体部材或いはメガフロート浮体部材を 具備し前記浮体部材或いはメガフロート浮体部材の下部垂直底部接触部の位置を交互に変更し前記上部浮体部メガフロート上部浮体部の幅より短い幅で固定部材により複数の前記隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材を固定した鎖状浮体部材或いは鎖状メガフロート浮体部材を 具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
浮体部材或いはメガフロート浮体部材の下部接触部の水面からの深さが隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材の深さと同程度の深さ或いはより深いので、前記浮体部材或いはメガフロート浮体部材の重心が下方に移動し、前記浮体部材或いはメガフロート浮体部材及び前記隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材の横ぶれに対する復元力効果がある。
また、前記浮体部材或いはメガフロート浮体部材に一定の重量の荷重を搭載されても前記隣接浮体部材或いはメガフロート隣接浮体部材の側面に前記浮体部材或いはメガフロート浮体部材の下部接触部が接触しているので前記浮体部材或いはメガフロート浮体部材が上下に移動するのみである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明による第一の実施形態の実施例である洋上風力発電浮体装置は、海面上高さが5メートル以上(望ましくは15メートル)の空気層を有する水面から所定の高さを備えるとともに底部に一定の重量の水を有し水面から一定の深さ(例えば15メートル)を備える円筒形状隣接浮体部材を具備するとともに前記円筒形状隣接浮体部材の円筒内側面を貫通し同程度の深さ或いはより深い深さの円筒状下部接触部を備えるとともに前記円筒状下部接触部の円筒内側に例えば中空膜体等の裏面浮体を内在する風力発電用ブレード上部浮体部を備える洋上風力発電浮体部材を具備する。
前記洋上風力発電浮体部材の円筒状下部接触部の水面からの深さが前記隣接浮体部材の深さ同程度の深さ或いはより深い深さにより前記洋上風力発電浮体部材の重心が下方に移動しているので前記裏面の前記円筒状下部接触部の円筒内側に例えば中空膜体等の浮体を内在した洋上風力発電浮体部材の横ぶれに対する復元力効果がある。 また、前記洋上風力発電浮体部材に一定の重量の荷重を搭載されても前記円筒形状隣接浮体部材の円筒側面に円筒状下部接触部が貫通接触しているのでいずれの方向からも傾くことなく前記洋上風力発電浮体部材が上下に移動するのみである。
【0009】
本発明による第一の実施形態での他の実施例である洋上浮体住宅は、海面上高さが5メートル以上(望ましくは15メートル)の空気層を有し水面から所定の高さを備えるとともに底部に一定の重量の水を有し水面から一定の深さ(例えば15メートル)を備える円筒形状隣接浮体部材を具備するとともに前記円筒形状隣接浮体部材の円筒内側面を貫通し同程度の深さ或いはより深い深さの円筒状下部接触部を備えると共に前記円筒状下部接触部の円筒内側に例えば中空膜体等の裏面浮体を内在し前記円筒形状隣接浮体部材の円筒内部を貫通するとともに上部に太陽光発電屋根設備を設置された上部浮体部を備えた洋上浮体住宅を具備する。
前記洋上浮体住宅の円筒状下部接触部の水面からの深さが前記隣接浮体部材の深さ同程度の深さ或いはより深い深さにより前記洋上浮体住宅の重心が下方に移動しているので前記裏面の前記円筒状下部接触部に例えば中空膜体等の浮体を内在した洋上浮体住宅の横ぶれに対する復元力効果がある。 また、前記洋上浮体住宅に一定の重量の荷重を搭載されても円筒形状隣接浮体部材の円筒側面に円筒状下部接触部が貫通接触しているのでいずれの方向にも傾くことなく前記洋上浮体住宅が上下に移動するのみである。
【0010】
本発明による第一の実施形態での実施例である洋上飛行場メガフロート浮体装置は、海面上高さが5メートル以上(望ましくは15メートル)の空気層を有し水面から所定の高さを備えるとともに底部に一定の重量の水と水面から一定の深さ(例えば30メートル)を有する大型メガフロート円筒を備えると共に裏面メガフロート外部浮体を内在する大型正方形外部航空設備を備える大型正方形メガフロート隣接浮体部材を具備するとともに前記大型正方形メガフロート隣接浮体部材の大型メガフロート円筒の内側側面を貫通する同程度の深さ或いはより深い深さの円筒状下部接触部を備えるとともに前記円筒状下部接触部の円筒内側に例えば中空膜体等の裏面メガフルート浮体を内在する大型円形上部メガフロート浮体部を備える大型洋上飛行場メガフロート円形浮体部材を具備する。
前記洋上飛行場メガフロート円形浮体部材の円筒状下部接触部の水面からの深さが前記大型正方形メガフロート隣接浮体部材の大型メガフロート円筒の深さと同程度の深さ或いはより深いので、前記洋上飛行場円形メガフロート浮体部材の重心が下方に移動し、前記洋上飛行場円形メガフロート浮体部材の横ぶれに対する復元力効果がある。 また、前記洋上飛行場円形メガフロート浮体部材に一定の重量の飛行機を搭載されても前記大型円筒形状メガフロート隣接浮体部材の大型メガフロート円筒側面に円筒状下部接触部が貫通接触しているので洋上飛行場メガフロート円形浮体部材がいずれの方向からも傾くことなく上下に移動するのみである。また、大型正方形メガフロート隣接浮体部材も前記洋上飛行場メガフロート円形浮体部材に隣接されているので同様の効果がある。
【0011】
本発明による他の浮体装置或いはメガフロート浮体装置は、隣接浮体部材の外側に津波対策浮体部材が位置する第二の実施形態での実施例で、底部に一定の重量の海水を有し水面から一定の深さを備え海面上高さが5メートル以上(望ましくは15メートル)の空気層及び鎖を繋ぐ例えば上面に筒を有する円筒形状隣接浮体部材及び前記円筒形状隣接浮体部材の円筒内側面と接触しより深い深さの円筒状下部接触部を備えるとともに前記円筒状下部接触部内側に例えば中空膜体等の裏面浮体を内在し前記円筒形状隣接浮体部材の円筒内部を貫通する上部浮体部に設置された洋上風力発電浮体部材或いは洋上浮体住宅を具備するとともに前記円筒形状隣接浮体部材の深さより深い深さで前記円筒形状隣接浮体部材の外側側面に接触する下部接触部を備えると共に15メートル以上の長さで表面或いは表面及び裏面に例えば中空膜体等の浮体を有する上部浮体部を備え前記円筒形状隣接浮体部材の前記筒と前記上部浮体部の先端部とが鎖により繋がれた津波対策浮体部材を具備し、前記津波対策浮体部材の上部浮体部の水面上の高さを交互に変更し前記上部浮体部の幅より短い幅で固定部材により複数の前記円筒形状隣接浮体部材を固定した鎖状の円筒形状隣接浮体部材で構成した洋上風力発電浮体部材或いは洋上浮体住宅を具備することを特徴とする。
前記円筒形状隣接浮体部材内部の洋上風力発電浮体部材或いは洋上浮体住宅は前記浮体部材の下部接触部の深さが前記円筒形状隣接浮体部材の深さより深いので,津波になると前記津波対策浮体部材は津波対策浮体部材となり、下部接触部の水面からの深さが前記円筒形状隣接浮体部材の深さより深いので前記下部接触部により前記津波対策浮体部材の重心が下方に移動し、前前記円筒形状隣接浮体部材内部の洋上風力発電浮体部材或いは洋上浮体住宅及び前記津波対策浮体部材の横ぶれに対する復元力効果がある。 また、津波対策浮体部材に一定の重量の荷重を搭載されても先端部の方向からも傾くことなく前記円筒形状隣接浮体部材の外側側面に下部接触部が接触しているので前記津波対策浮体部材が上下に移動するのみである。
前記津波対策浮体部材の下部接触部の深さが前記円筒形状隣接浮体部材の深さより深いので、前記円筒形状隣接浮体部材に津波により誘導され前記下部接触部が海底面と接触すると前記上部浮体部が津波により海面から海上に浮上し、浮上した上部浮体部が津波により前記円筒形状隣接浮体部材の外側側面と接触することにより前記津波対策浮体部材が回転し、岸に近づくと前記上部浮体部が防波堤になり、鎖状の前記円筒形状隣接浮体部材により津波による前記津波対策浮体部材の更なる回転を阻止される。 なお、前記円筒形状隣接浮体部材は津波対策浮体部材の更なる回転を阻止するため例えば大型の円形状で上部浮体部の回転の際中空膜体の前記浮体が緩衝作用をする。
前記津波対策浮体部材の下部接触部を比較的深く設定すると岸に近づく前に津波により上部浮体部が回転し、岸に到達すると円筒形状隣接浮体部材と津波対策浮体部材が岸を乗り上げる。また、前記津波対策部材の下部接触部を500メートル以上の深さに設定すると沖合で上部浮体部が津波により前記円筒形状隣接浮体部材の外側側面と接触して回転する。
前記津波対策浮体部材の上部浮体部の水面上の高さを交互に変更し上部浮体部の幅より小さい幅で円筒形状隣接浮体部材が固定されているので岸に近づくと津波対策浮体部材が回転することにより上部浮体部が交互に重なって防波堤になり、前記円筒形状隣接浮体部材により津波による津波対策浮体部材の更なる回転を阻止される。岸に到達すると円筒形状隣接浮体部材と津波対策浮体部材が岸を乗り上げる。
【0012】
本発明による津波対策浮体装置の他の一実施形態は、水面から一定の深さを有し底部に津波に耐えうる重量の海水と海面上高さが5メートル以上(望ましくは15メートル)の空気層及び鎖を繋ぐ例えば上面に筒を有する円筒形状隣接浮体部材と前記円筒形状隣接浮体部材の円筒内側面と接触しより深い深さの円筒状下部接触部を備えると共に前記円筒状下部接触部内側に例えば中空膜体等の裏面浮体を内在し前記円筒形状隣接浮体部材の円筒内部を貫通するとともに上部に上部浮体部に設置された洋上風力発電浮体部材或いは洋上浮体住宅を備えるとともに前記円筒形状隣接浮体部材の深さより大きな深さの下部接触部と所定の幅と15メートル以上の津波を防止するための深さを有する垂直の底部接触防波堤部を備えると共に所定の幅と更なる回転を阻止するための長さで表面或いは表面及び裏面に例えば中空膜体等の浮体を有する浮体回転阻止部を備え前記円筒形状隣接浮体部材の前記筒と前記浮体回転阻止部の先端部とが鎖により繋がれた津波対策浮体部材を具備する前記津波対策浮体部材の垂直の底部接触防波堤部の位置を交互に変更し前記浮体回転阻止部の幅より短い幅で固定部材により複数の前記円筒形状隣接浮体部材を固定した鎖状の円筒形状隣接浮体部材で構成し洋上風力発電浮体部材或いは洋上浮体住宅を具備することを特徴とする。
前記津波対策浮体部材の下部接触部の深さが前記円筒形状隣接浮体部材の深さより深いので津波により前記円筒形状隣接浮体部材に誘導され下部接触部が海底に接触すると津波により前記浮体回転阻止部が海面上から海上に浮上し、浮上した前記浮体回転阻止部が津波により前記円筒形状隣接浮体部材の外側側面と接触するまで移動することにより前記津波対策浮体部材が回転し、岸に近づくと前記浮体回転阻止部が前記円筒形状隣接浮体部材と共に津波により移動し垂直の前記底部接触防波堤部が防波堤になり、前記浮体回転阻止部の長さが大きいので津波による前記津波対策浮体部材の更なる回転を阻止される。 なお、前記円筒形状隣接浮体部材は津波対策浮体部材の更なる回転を阻止する必要はないので第一の実施形態のように大型でなくてよい。
前記津波対策浮体部材の下部接触部を比較的深く設定すると岸に近づく前に前記浮体回転阻止部が回転し、岸に到達すると円筒形状隣接浮体部材と津波対策浮体部材が岸を乗り上げる。また、前記津波対策浮体部材の下部接触部を500メートル以上の深さに設定し前記前記浮体回転阻止部を例えば前記誘導浮体側に中空膜体等の浮体を有する浮体回転阻止部にすると沖合で津波対策浮体部材の浮体回転阻止部が回転し岸に近づくと津波対策浮体部材が岸に乗り上げる際、浮体回転阻止部が津波により押され底部接触浮体防波堤部が更に回転して防波堤となり、浮体回転阻止部が津波対策浮体部材の更なる回転を阻止する。
本発明による鎖状津波対策浮体装置の第二の実施形態は、前記津波対策浮体部材の底部接触防波堤部の位置を交互に変更し前記浮体回転阻止部の幅より短い幅で固定部材により複数の前記円筒形状隣接浮体部材を固定した鎖状の津波対策浮体部材を備えたことを特徴とする。 前記津波対策浮体部材の底部接触防波堤部の位置を交互に変更し底部接触防波堤部の幅より小さい幅で円筒形状隣接浮体部材が固定されているので岸に近づくと前記津波対策浮体部材が回転することにより底部接触防波堤部が交互に重なって防波堤になり、前記浮体回転阻止部により津波による更なる前記津波対策浮体部材の回転を阻止する。岸に到達すると円筒形状隣接浮体部材と津波対策浮体部材が岸を乗り上げる。
【0013】
本発明による洋上飛行場メガフロート浮体装置は、一端の上部に大きな内外径を有し上部空気層と前記上部空気層の空気を排出する上部の空気排出開口と水面上の水排出用開口とを備え作動の気体凝縮器を内蔵する大型円周状円筒深層水貯蔵槽と前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽の下部に他端の深層水取水ライザー管を備えた深層水取水構造物と前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽の内部を貫通し内部の水面が前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽外の水面と同じである際前記水排出用開口を閉鎖する比重が水より小さな円筒内部貫通部材とを備え前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽内で前記上部空気層の空気を自然エネルギー手段により排気し前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽内の水面を前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽外の水面より上部に移動させることにより前記円筒内部貫通部材を前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽の上部に移動させ前記水排出用開口より前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽に貯蔵された深層水を外部に排出する大型円周状深層水貯蔵浮体部材と、前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽の外側に配置され底部から挿入される表層水を自然エネルギー発電手段により加熱する加熱手段と作動気体の蒸発器を内蔵し水面から一定の深さ(例えば30メートル)を有する大型円筒状表層水貯蔵浮体部材と、前記大型円筒状表層水貯蔵浮体部材の外側円筒側面を貫通し同程度の深さ或いはより深い深さの円筒状下部接触部を備えると共に善意下部接触部の上部に例えば中空膜体等の裏面メガフロート浮体を有する上部正方形部を備える上部正方形メガフロート隣接浮体部材と、前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽の円筒内側側面を貫通する同程度の深さ或いはより深い深さの円筒状下部接触部を備えるとともに前記円筒状下部接触部の円筒内側に例えば中空膜体等の裏面メガフルート浮体を内在する大型円形上部メガフロート浮体部を備える大型洋上飛行場メガフロート円形浮体部材と、前記上部正方形メガフロート隣接浮体部材に備えられた空港施設と、前記大型円筒状表層水貯蔵浮体部材の上部に配置され作動流体の気体を内蔵する内外径の大きい海面と略平行な大型円周型気密空間と、複数個の中間ボール或いは中間円筒コロと前記複数個の中間ボール或いは中間円筒コロと係合する内側壁を有する大型外形支承部材を備えると共に前記複数個の中間ボール或いは中間円筒コロと係合する外側壁と作動気体の流れにより回転するため略等間隔の角度の固定された回転翼を有する大型内側回転部材とを備え前記大型円周型気密空間内に内蔵された大型円周状回転体構造物と、前記大型内側回転部材の回転に連動する磁石及びコイルが配置され電磁効果により公知の如く発電する発電装置と、前記大型円周型気密空間の作動気体空間と前記凝縮器を連結する第一連結管を内蔵する例えば90度の角度で配置された4個の第一の気密性柱部材と、前記回転翼に噴射する先端ノズルを備え前記大型円周型気密空間の作動気体空間と前記蒸発器を連結する第二連結管を内蔵し円周上略等間隔の角度で配置される複数個の第二の気密性柱部材と、前記大型深層水貯蔵浮体部材と前記大型円筒状表層水貯蔵浮体部材を結合する例えば45度の角度で連結する8等分方向の断熱性遮断結合部材と、前記断熱性遮断結合部材の中央部に配置され前記蒸発器と前記凝縮器を連結する作動流体連結管とを具備し、前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽内で前記円筒内部貫通部材の上部の空気を排気し前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽内の水面を前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽外の水面より上部に移動させることにより前記円筒内部貫通部材を上部に移動させ前記水排出用開口より貯蔵された深層水を前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽の外に排出して前記ライザー管内の海水を上部に移動させ前記深層水取水構造物内の海水を循環することにより前記深層水取水開口より深層水を前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽内に取水すると共に前記大型円周型気密空間の作動気体空間と前記凝縮器を連結する前記第一連結管を通過した前記作動気体が前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽内に内蔵する前記凝縮器により液体の作動流体となり、前記液体の作動流体は前記作動流体連結管を介して前記大型円筒状表層水貯蔵浮体部材に内蔵された蒸発器を通過して気体の作動流体となり前記第二連結管に備えられた先端ノズルを介して大型内側回転部材の略等間隔の角度の固定された前記回転翼に噴射することを特徴とする。
前記洋上飛行場メガフロート浮体装置は、深層水発電装置の電力を前記上部正方形メガフロート浮体部材に備えられた空港施設に供給可能となり洋上飛行場メガフロート浮体都市として機能する。
【0014】
本発明によるメガフロート漁業浮体装置は、底部に一定の重量の水を有するとともに海面上高さが5メートル以上(望ましくは15メートル)の空気層及び上面に鎖を繋ぐ筒を有する円筒形状隣接浮体部材と、前記円筒形状隣接浮体部材の円筒内側面を貫通接触し同程度の深さ或いはより深い深さの円筒状下部接触部を備えると共に前記円筒状下部接触部内側に例えば中空膜体等の裏面浮体を内在して風力発電用ブレード上部浮体部を備えた洋上風力発電浮体部材と、複数個の円筒形状隣接浮体部材を環状に結合した環状メガフロート隣接浮体部材と、前記環状メガフロート隣接浮体部材により保持された漁撈装置或いは養殖装置と、前記環状メガフロート隣接浮体部材の環状内に配置された水面上の下部の水排出用開口を上部に有する上部深層水貯蔵管を備え深層水を取水する水面下200メートル以上の水取水開口を下部に備える水循環用管と、前記上部深層水貯蔵管の内部を貫通し内部の水面が前記上部深層水貯蔵管外の水面と同じの際前記水排出用開口を閉鎖する比重が水より小さな環状内部貫通部材と、前記上部深層水貯蔵管内での前記環状内部貫通部材の上部の空気を前記自然エネルギー発電の電力により排気する排気手段と、前記環状メガフロート隣接浮体部材の内部に配置された前記水循環用管を保持し前記水排出用開口より排出された深層水を一時貯水して外部に排出する一時貯水槽を備える浮体構造物と、前記環状メガフロート隣接浮体部材の外部に配置され前記環状メガフロート隣接浮体部材の深さより深い深さで前記環状メガフロート隣接浮体部材の外側側面に接触する下部接触部を備えると共に所定のメガフロート幅と表面或いは裏面に又は表面及び裏面に浮体を有し15メートル以上の長さでのメガフロート上部浮体部を備え前記メガフロート上部浮体部の先端部と前記円筒形状隣接浮体部材の筒と鎖により繋がれた鋼鉄製の津波対策メガフロート浮体部材とを具備し、前記津波対策メガフロート浮体部材のメガフロート上部浮体部の水面上の高さを交互に変更し前記所定のメガフロート幅より狭い幅で例えば金属結合部材で結合された前記環状メガフロート隣接浮体部材を折り曲げ可能に鎖により結合した鎖状環状メガフロート隣接浮体部材を具備する鎖状環状メガフロート漁業浮体装置である。
【0015】
本発明による他のメガフロート漁業浮体装置は、底部に一定の重量の水を有するとともに海面上高さが5メートル以上(望ましくは15メートル)の空気層及び上面に鎖を繋ぐ筒を有する円筒形状隣接浮体部材と、、前記円筒形状隣接浮体部材の円筒内側面を貫通接触し同程度の深さ或いはより深い深さの円筒状下部接触部を備えると共に前記円筒状下部接触部内側に例えば中空膜体等の裏面浮体を内在して風力発電用ブレード上部浮体部を備えた洋上風力発電浮体部材と、複数個の前記円筒形状隣接浮体部材を環状に結合した環状メガフロート隣接浮体部材と、前記環状メガフロート隣接浮体部材により保持された漁撈装置或いは養殖装置と、前記環状メガフロート隣接浮体部材の環状内に配置された水面上の下部の水排出用開口を上部に有する上部深層水貯蔵管を備え深層水を取水する水面下200メートル以上の水取水開口を下部に備える水循環用管と、前記水循環用管の上部深層水貯蔵管内部を貫通し内部の水面が前記上部深層水貯蔵管外の水面と同じの際前記水排出用開口を閉鎖する比重が水より小さな環状内部貫通部材と、前記上部深層水貯蔵管内での前記環状内部貫通部材の上部の空気を前記自然エネルギー発電の電力により排気する排気手段と、前記環状メガフロート隣接浮体部材の内部に配置された前記水循環用管を保持し前記水排出用開口より排出された深層水を一時貯水して外部に排出する一時貯水槽を備える浮体構造物と、前記環状メガフロート隣接浮体部材の深さより大きな深さで前記環状メガフロート隣接浮体部材の外側側面と接触する下部接触部と所定のメガフロート幅と15メートル以上の津波を防止するための深さを有する垂直の底部接触防波堤部を備えると共に所定のメガフロート幅と更なる回転を阻止するための長さで表面或いは表面及び裏面に例えば中空膜体等のメガフロート浮体を有する浮体回転阻止部を備え前記円筒形状隣接浮体部材の前記筒と前記浮体回転阻止部の先端部とが鎖により繋がれた鋼鉄製の津波対策メガフロート浮体部材とを具備し、前記津波対策メガフロート浮体部材の底部接触防波堤部の位置を交互に変更し前記所定のメガフロート幅より狭い幅で例えば金属結合部材で結合した前記環状メガフロート隣接浮体部材を折り曲げ可能に鎖により結合した鎖状環状メガフロート隣接浮体部材を具備する鎖状環状メガフロート漁業浮体装置である。
【0016】
前記多数個の円筒形状隣接浮体部材を結合部材によって結合した環状メガフロート隣接浮体部材の内部に前記水循環用管を保持する浮体構造物を配置しているので水面下200メートル以上の前記水取水開口より未利用の栄養塩を多く含んだ深層水を取水し水面上の下部の前記水排出用開口より深層水を前記一時貯水槽に排出し前記一時貯水槽から前記浮体構造物の付近の海面に貯水水を排出し好漁場となる。
又、前記多数個の円筒形状隣接浮体部材の外界側の外部に前記所定の幅と津波を防止するための長さを有し表面或いは裏面に又は表面及び裏面に浮体を有する上部浮体部或いは浮体回転阻止部を備えると共に前記円筒形状隣接浮体部材の深さより大きな深さで円筒形状隣接浮体部材の外側側面に接触する下部接触部或いは底部接触防波堤部を備えた例えば鋼鉄製の津波対策メガフロート浮体部材の上部浮体部の位置を交互に変更し前記上部浮体部或いは浮体回転阻止部の幅より短い幅で固定部材により前記円筒形状隣接浮体部材が固定され、津波対策メガフロート浮体部材の上部浮体部或いは浮体回転阻止部の長さの先端部と前記円筒形状隣接浮体部材の筒とが鎖により繋がれる。前記環状メガフロート隣接浮体部材を鎖により繋ぎ弓状鎖状環状メガフロート隣接浮体部材を配置すれば、環状メガフロート隣接浮体部材は湾の入口の海岸又は砂浜に到達するまで海面に浮かぶのみで津波により何ら強度的影響を受けることなく移動し、海岸又は砂浜近くに近づくと前記津波対策メガフロート浮体部材の下部接触部が先に底部と接触して津波対策メガフロート浮体部材が回転し、前記円筒形状隣接浮体部材或いは浮体回転阻止部により津波による津波対策メガフロート浮体部材の更なる回転を阻止される。海岸又は砂浜に到達すると前記環状メガフロート隣接浮体部材と前記津波対策メガフロート浮体部材は海岸又は砂浜を乗り上げる。海岸又は砂浜或いは岩礁に到達しない前記環状メガフロート隣接浮体部材は海岸又は砂浜に到達するまで弓状の前記鎖状環状メガフロート隣接浮体部材は前記環状浮体部材相互が前記結合部材で折れ曲がって結合されながら移動する。
前記環状メガフロート隣接浮体部材により保持された漁撈装置或いは養殖装置は本出願人が既に提案している漁撈生簀及び漁撈生簀を兼ねる養殖生簀(特開2011-217615)も一実施例であるがそれに限定されないで公知の漁撈装置或いは養殖装置も実施可能である。
【0017】
大都市及び地下設備が多い東京湾、大阪湾、伊勢湾等の外海では弓状の前記鎖状環状メガフロート隣接浮体部材を配置すれば、環状メガフロート隣接浮体部材は湾の入口の海岸又は砂浜に到達するまで海面に浮かぶのみで津波により何ら強度的影響を受けることなく移動し、海岸又は砂浜に近づくと前記津波対策メガフロート浮体部材が回転して前記環状メガフロート隣接浮体部材と前記津波対策メガフロート浮体部材が海岸又は砂浜を乗り上げ津波の進入を緩和或いは防止すると共に海岸又は砂浜或いは岩礁に到達しない前記環状メガフロート隣接浮体部材は海岸又は砂浜或いは岩礁に到達するまで弓状の前記鎖状環状メガフロート隣接浮体部材は前記環状メガフロート隣接浮体部材相互が前記結合部材で結合されながら折れ曲がって移動する。そして湾の入口の海岸又は砂浜に到達すると前記津波対策メガフロート浮体部材が回転して前記円筒形状隣接浮体部材と前記津波対策メガフロート浮体部材が海岸又は砂浜を乗り上げ湾内への津波の進入を緩和或いは阻止することが可能である。又、例えば前記鎖状環状メガフロート隣接浮体部材を鎖状環状メガフロート隣接浮体部材の端部を重複して複数個の弓状の前記鎖状環状メガフロート隣接浮体部材を配置することにより平時は船の運行に障害を与えることなく津波の際複数個の弓状の前記鎖状環状メガフロート隣接浮体部材が端部が重複しているので前記津波対策メガフロート浮体部材の回転により湾の入口から湾内への津波の進入を緩和若しくは阻止することが可能となる。
東北等湾を構成しない太平洋沿岸或いは日本海沿岸でも前記鎖状環状メガフロート隣接浮体部材を備えた複数個の弓状の前記鎖状環状メガフロート隣接浮体部材を端部に重複して複数個配置すれば平時は船の運行に障害を与えることなく津波の際複数個の弓状の前記鎖状環状メガフロート隣接浮体部材が端部で重複して前記津波対策メガフロート浮体部材の回転により津波を緩和若しくは阻止することが可能である。
本発明による端部を重複して配置された複数個の弓状の前記鎖状環状メガフロート隣接浮体部材により前記沿岸への津波の進入を緩和若しくは阻止すると共に複数個の弓状の前記鎖状環状メガフロート隣接浮体部材に電力ケーブルを敷設し複数個の弓状の前記鎖状環状メガフロート隣接浮体部材の前記端部のメガフロート隣接浮体部材間を電力ケーブルにより海中で接続して電力ケーブル網を構成することも可能である。
【0018】
本発明による深層水温度差発電鎖状メガフロート漁業浮体装置は、一端の上部に大きな内外径の上部空気層と前記上部空気層の空気を排出する上部の空気排出開口と水面上の水排出用開口とを有し作動気体の凝縮器を内蔵する大型円周状円筒深層水貯蔵槽及び前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽の下部に他端の深層水取水ライザー管を有する深層水取水構造物及び前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽の内部を貫通し内部の水面が前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽外の水面と同じである際前記水排出用開口を閉鎖する比重が水より小さな円筒内部貫通部材とを備え前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽内で前記上部空気層の空気を自然エネルギー手段により排気し前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽内の水面を前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽外の水面より上部に移動させることにより前記円筒内部貫通部材を前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽の上部に移動させ前記水排出用開口より前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽に貯蔵された深層水を外部に排出する大型円周状深層水貯蔵浮体部材と、前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽の外側に配置され底部から挿入される表層水を自然エネルギー発電手段により加熱するとともに作動気体の蒸発器を内蔵し水面から一定の深さ(例えば30メートル)を有する大型円筒状表層水貯蔵浮体部材と前記大型円筒状表層水貯蔵浮体部材の上部に配置され作動流体の気体を内蔵する内外径の大きい海面と略平行な大型円周型気密空間と、複数個の中間ボール或いは中間円筒コロと前記複数個の中間ボール或いは中間円筒コロと係合する内側壁を有する大型外形支承部材を備えると共に前記複数個の中間ボール或いは中間円筒コロと係合する外側壁と作動気体の流れにより回転するため略等間隔の角度の固定された回転翼を有する大型内側回転部材とを備え前記大型円周型気密空間内に内蔵された大型円周状回転体構造物と、前記大型内側回転部材の回転に連動する磁石及びコイルが配置され電磁効果により公知の如く発電する発電装置と、前記大型円周型気密空間の作動気体空間と前記凝縮器を連結する第一連結管を内蔵する例えば90度の角度で配置された4個の第一の気密性柱部材と、前記回転翼に噴射する先端ノズルを備え前記大型円周型気密空間の作動気体空間と前記蒸発器を連結する第二連結管を内蔵し円周上略等間隔の角度で配置される複数個の第二の気密性柱部材と、前記大型深層水貯蔵浮前記体部材と前記大型円筒状表層水貯蔵浮体部材を結合する例えば45度の角度で連結する8等分方向の断熱性遮断結合部材と、前記断熱性遮断結合部材の中央部に配置され前記蒸発器と前記凝縮器を連結する作動流体連結管と、前記大型円筒状表層水貯蔵浮体部材の外側に位置し海面上高さが10メートル以上の空気層と津波に耐えうる重量を有し引張力に耐えうる厚みの筒と高さを備えた外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材と、多数個の前記外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材の何れかに備えられ底部に淡水を備える外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材と、前記外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材により保持された漁撈装置或いは養殖装置と、前記外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材の外部に配置され所定のメガフロート幅と津波を防止するための長さを有し前記外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材の筒と先端部が鎖により繋がれ表面或いは裏面に又は表面及び裏面に浮体を有する浮体防波堤部を備えると共に前記メガフロート円筒状隣接浮体の深さより大きな深さで前記外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材の外側側面と接触する下部接触部を備えた鋼鉄製のメガフロート津波対策メガフロート浮体部材と、前記外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材を例えば金属結合部材により前記メガフロート津波対策メガフロート浮体部材の上部浮体部の水面上の高さを交互に変更し前記所定のメガフロート幅より狭い幅で結合した複数個の外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材を鎖により折り曲げ可能に結合した鎖状外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材を具備し、前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽内で前記円筒内部貫通部材の上部の空気を排気し前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽内の水面を前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽外の水面より上部に移動させることにより前記円筒内部貫通部材を上部に移動させ前記水排出用開口より貯蔵された深層水を前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽の外に排出して前記ライザー管内の海水又は湖水を上部に移動させ前記深層水取水構造物内の海水又は湖水を循環することにより前記深層水取水開口より深層水を前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽内に取水すると共に前記大型円周型気密空間の作動気体空間と前記凝縮器を連結する前記第一連結管を通過した前記作動気体が前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽内に内蔵する前記凝縮器により液体の作動流体となり、前記液体の作動流体は前記作動流体連結管を介して前記大型円筒状表層水貯蔵浮体部材に内蔵された蒸発器を通過して気体の作動流体となり前記第二連結管に備えられた先端ノズルを介して大型内側回転部材の略等間隔の角度の固定された前記回転翼に噴射することを特徴とする。
【0019】
本発明による深層水温度差発電鎖状メガフロート漁業浮体装置の第二の実施形態は、一端の上部に大きな内外径を有し上部空気層と前記上部空気層の空気を排出する上部の空気排出開口と水面上の水排出用開口とを備え作動気体の凝縮器を内蔵する大型円周状円筒深層水貯蔵槽と前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽の下部に他端の深層水取水ライザー管を有する深層水取水構造物と前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽の内部を貫通し内部の水面が前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽外の水面と同じである際前記水排出用開口を閉鎖する比重が水より小さな円筒内部貫通部材とを備え記大型円周状円筒深層水貯蔵槽内で前記上部空気層の空気を自然エネルギー手段により排気し前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽内の水面を前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽外の水面より上部に移動させることにより前記円筒内部貫通部材を前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽の上部に移動させ前記水排出用開口より前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽に貯蔵された深層水を外部に排出する大型円周状深層水貯蔵浮体部材と、前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽の外側に配置され底部から挿入される表層水を自然エネルギー発電手段により加熱すると共に作動気体の蒸発器を内蔵し水面から一定の深さ(例えば30メートル)を有する大型円筒状表層水貯蔵浮体部材と、前記大型円筒状表層水貯蔵浮体部材の上部に配置され作動流体の気体を内蔵する内外径の大きい海面と略平行な大型円周型気密空間と、複数個の中間ボール或いは中間円筒コロと前記複数個の中間ボール或いは中間円筒コロと係合する内側壁を有する大型外形支承部材を備えると共に前記複数個の中間ボール或いは中間円筒コロと係合する外側壁と作動気体の流れにより回転するため略等間隔の角度の固定された回転翼を有する大型内側回転部材とを備え前記大型円周型気密空間内に内蔵された大型円周状回転体構造物と、前記大型内側回転部材の回転に連動する磁石及びコイルが配置され電磁効果により公知の如く発電する発電装置と、前記大型円周型気密空間の作動気体空間と前記凝縮器を連結する第一連結管を内蔵する例えば90度の角度で配置された4個の第一の気密性柱部材と、前記回転翼に噴射する先端ノズルを備え前記大型円周型気密空間の作動気体空間と前記蒸発器を連結する第二連結管を内蔵し円周上略等間隔の角度で配置される複数個の第二の気密性柱部材と、前記大型深層水貯蔵浮体部材と前記大型円筒状表層水貯蔵浮体部材を結合する例えば45度の角度で連結する8等分方向の断熱性遮断結合部材と、前記断熱性遮断結合部材の中央部に配置され前記蒸発器と前記凝縮器を連結する作動流体連結管と、前記大型円筒状表層水貯蔵浮体部材の外側に位置し海面上高さが10メートル以上の空気層と津波に耐えうる重量を有し引張力に耐えうる厚みの筒と高さを有する外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材と、多数個の前記外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材の何れかに備えられ底部に淡水を有する外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材と、前外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材により保持された漁撈装置或いは養殖装置と、前記メガフロート円筒状隣接浮体部材の深さより大きな深さで前記メガフロート円筒状隣接浮体部材の外側側面と接触する下部接触部と所定のメガフロート幅と15メートル以上の津波を防止するための深さを有する底部接触防波堤部を備えると共に所定のメガフロート幅と更なる回転を阻止するための長さで表面或いは表面及び裏面に例えば中空膜体等の浮体を有する浮体回転阻止部を備え前記メガフロート円筒状隣接浮体部材の前記筒と前記浮体回転阻止部の先端部とが鎖により繋がれた鋼鉄製のメガフロート津波対策メガフロート浮体部材と、前記外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材を例えば金属結合部材により前記メガフロート津波対策メガフロート浮体部材の底部接触防波堤部の位置を交互に変更し前記所定のメガフロート幅より狭い幅で結合した複数個の外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材を鎖により折り曲げ可能に結合した鎖状外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材を具備し、前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽内で前記円筒内部貫通部材の上部の空気を排気し前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽内の水面を前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽外の水面より上部に移動させることにより前記円筒内部貫通部材を上部に移動させ前記水排出用開口より貯蔵された深層水を前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽の外に排出して前記ライザー管内の海水又は湖水を上部に移動させ前記深層水取水構造物内の海水又は湖水を循環することにより前記深層水取水開口より深層水を前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽内に取水すると共に前記大型円周型気密空間の作動気体空間と前記凝縮器を連結する前記第一連結管を通過した前記作動気体が前記大型円周状円筒深層水貯蔵槽内に内蔵する前記凝縮器により液体の作動流体となり、前記液体の作動流体は前記作動流体連結管を介して前記大型円筒状表層水貯蔵浮体部材に内蔵された蒸発器を通過して気体の作動流体となり前記第二連結管に備えられた先端ノズルを介して大型内側回転部材の略等間隔の角度の固定された前記回転翼に噴射することを特徴とする。
【0020】
本発明による深層水温度差発電鎖状メガフロート漁業装置の以上の実施形態は、鎖状外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材が湾の入口の海岸又は砂浜に到達するまで海面に浮かぶのみで津波により何ら強度的影響を受けることなく移動し、前記鎖状外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材が海岸又は砂浜に近づくと前記津波対策メガフロート浮体部材が回転して海岸又は砂浜に到達すると前記鎖状外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材と前記津波対策メガフロート浮体部材が海岸又は砂浜を乗り上げ、前記メガフロート円筒状隣接浮体部材或いは前記浮体回転阻止部により津波による津波対策メガフロート浮体部材の更なる回転を阻止されると共に海岸又は砂浜或いは岩礁に到達しない前記鎖状外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材は海岸又は砂浜に到達するまで弓状の前記鎖状外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材は前記鎖状外壁メガフロート円筒状隣接浮体部材相互が前記結合部材で結合されながら折れ曲がって移動する。そして湾の入口の海岸又は砂浜に前記鎖状外壁メガフロート隣接浮体部材が近づくと前記津波対策メガフロート浮体部材が回転して海岸又は砂浜に到達すると前記鎖状外壁メガフロート隣接浮体部材と前記津波対策メガフロート浮体部材が海岸又は砂浜を乗り上げ湾内への津波の進入を緩和或いは阻止することが可能である。又、例えば前記鎖状外壁メガフロート隣接浮体部材の端部を重複して複数個の弓状の前記鎖状外壁メガフロート隣接浮体部材を配置することにより平時は船の運行に障害を与えることなく津波の際には端部で前記鎖状外壁メガフロート隣接浮体部材が重複して前記津波対策メガフロート浮体部材が回転して湾の入口から湾内への津波の進入を緩和若しくは阻止することが可能となる。
また、前記多数個の外壁メガフロート隣接浮体部材の何れかに備えられ底部に淡水を備えているので津波が発生時の海岸で淡水を供給できる。
【0021】
大都市及び地下設備が多い東京湾、大阪湾、伊勢湾等の外海では弓状の前記鎖状外壁メガフロート隣接浮体部材を配置すれば、鎖状外壁メガフロート隣接浮体部材は湾の入口の海岸又は砂浜に到達するまで海面に浮かぶのみで津波により何ら強度的影響を受けることなく移動し、前記鎖状外壁メガフロート隣接浮体メガフロート部材が海岸又砂浜に到達すると前記津波対策メガフロート浮体部材が回転して乗り上げ海岸又は砂浜に到達しない前記鎖状外壁メガフロート隣接浮体部材は海岸又は砂浜に到達するまで弓状の前記鎖状外壁メガフロート隣接浮体部材は前記鎖状外壁メガフロート隣接浮体部材相互が前記結合部材で結合されながら折れ曲がって移動する。そして湾の入口の海岸又は砂浜に前記鎖状外壁メガフロート隣接浮体部材が近づくと前記津波対策メガフロート浮体部材が回転して到達すると前記鎖状外壁メガフロート隣接浮体部材と前記津波対策メガフロート浮体部材が海岸又は砂浜を乗り上げ湾内への津波の進入を緩和或いは阻止することが可能である。又、例えば前記鎖状外壁メガフロート隣接浮体部材の端部を重複して複数個の弓状の前記鎖状外壁メガフロート隣接浮体部材を配置することにより平時は船の運行に障害を与えることなく津波の際には端部で前記鎖状外壁メガフロート隣接浮体部材が重複して前記津波対策メガフロート浮体部材が回転して乗り上げ湾の入口から湾内への津波の進入を緩和若しくは阻止することが可能となる。
東北等湾を構成しない太平洋沿岸或いは日本海沿岸でも鎖状外壁メガフロート隣接浮体部材を備えた複数の弓状の前記鎖状外壁メガフロート隣接浮体部材の端部を重複して弓状の前記鎖状外壁メガフロート隣接浮体部材を複数個配置すれば平時は船の運行に障害を与えることなく津波の際前記津波対策メガフロート浮体部材が回転することにより津波を緩和若しくは阻止することが可能である。