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特開2022-183326無線通信におけるフィードバック信号のサイズを決定する方法、装置、およびシステム
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  • 特開-無線通信におけるフィードバック信号のサイズを決定する方法、装置、およびシステム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022183326
(43)【公開日】2022-12-08
(54)【発明の名称】無線通信におけるフィードバック信号のサイズを決定する方法、装置、およびシステム
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/04 20090101AFI20221201BHJP
【FI】
H04W28/04 110
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022168226
(22)【出願日】2022-10-20
(62)【分割の表示】P 2020527062の分割
【原出願日】2017-11-17
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ゴウ ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ハオ ペン
(72)【発明者】
【氏名】ビ フェン
(57)【要約】
【課題】無線通信におけるフィードバック信号のサイズを決定する方法、装置およびシステムの提供。
【解決手段】無線通信におけるフィードバック信号のサイズを決定する方法、装置およびシステムが、開示される。一実施形態において無線通信デバイスによって実施される方法が開示される。方法は、無線通信ノードから第1のフォーマットを有する第1のダウンリンク制御情報および第2のフォーマットを有する第2のダウンリンク制御情報を受信することと、無線通信ノードから複数のトランスポートブロックを受信することと、複数のフィードバック信号を無線通信ノードに伝送することとを含む。複数のトランスポートブロックの各々は第1のダウンリンク制御情報および第2のダウンリンク制御情報のうちの1つによってスケジューリングされる。複数のフィードバック信号の各々は、同じサイズを有し複数のトランスポートブロックのうちのそれぞれのものに対応する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
明細書に記載された発明。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、無線通信に関し、より具体的には、無線通信におけるフィードバック信号のサイズを決定する方法、装置、およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
無線ネットワーキングシステムは、普及した手段となっており、世界中の人々の大多数が、それによって通信するようになってきている。典型的な無線通信ネットワーク(例えば、周波数、時間、および/またはコード分割技法を採用する)は、各々が地理的無線カバレッジを提供する1つ以上の基地局(典型的に、「BS」として公知である)と、無線カバレッジ内でデータを伝送および受信し得る1つ以上の無線ユーザ機器デバイス(典型的に、「UE」として公知である)とを含む。そのようなBSとUEとの間の通信は、チャネル変動および/または干渉、および電力変動に起因して価値を下げ得る。この点で、UEは、典型的に、BSにフィードバックされる「チャネル状態情報(CSI)」として表されるチャネル条件を推定するために、所定のプロトコルを使用し、および/または、より上層の命令に従い、対応する基準信号を測定し得る。UEからのCSI報告に従って、BSは、チャネルおよびUE能力のより深い知識を有することができる。
【0003】
次世代の無線通信技術、例えば、第5世代(5G)新無線(NR)ネットワークにおいて、コードブロックグループ(CBG)再伝送機構が、サポートされる。すなわち、UEは、トランスポートブロックにおける各CBGに従ってフィードバックを実施することができ、BSは、トランスポートブロック全体を再伝送することなく、正しくデコードされないCBGを再伝送し、それは、再伝送されるデータの量を低減させることに役立つ。
【0004】
加えて、NRシステムにおいて、UEがCBG再伝送機構で構成されると、BSがフォールバックDCI(ダウンリンク制御情報)を使用することによってUEに関するトランスポートブロック(TB)をスケジューリングした後、TBに対応するフィードバック信号が、UEからの他のフィードバック信号と多重化されていない場合、UEは、TBレベルフィードバック信号を伝送するように要求される。しかし、それは、問題をもたらす。UEがCBG再伝送機構で構成され、BSがフォールバックDCIを使用することによってUEに関するTBをスケジューリングし、TBに対応するフィードバック信号がUEからの他のフィードバック信号と多重化されるべきである場合、UEが、BSを混乱させることなく、TBに関するフィードバック信号を形成するためのいかなる既存の方法も存在しない。したがって、無線通信におけるフィードバック信号のサイズを決定するための既存のシステムおよび方法は、完全には満足の行くものではない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書に開示される例示的実施形態は、従来技術において提示される問題のうちの1つ以上のものに関連する問題を解決することのみならず、付随の図面と併せて検討されるとき、以下の詳細な説明を参照することによって容易に明白となるであろう追加の特徴を提供することも対象とする。種々の実施形態に従って、例示的システム、方法、デバイス、およびコンピュータプログラム製品が、本明細書に開示される。しかしながら、これらの実施形態は、限定ではなく、例として提示されることを理解されたく、開示される実施形態の種々の修正が、本開示の範囲内に留まりながら行われ得ることが、本開示を熟読する当業者に明白となるであろう。
【0006】
一実施形態において、無線通信デバイスによって実施される方法が、開示される。方法は、無線通信ノードから第1のフォーマットを有する第1のダウンリンク制御情報および第2のフォーマットを有する第2のダウンリンク制御情報を受信することと、無線通信ノードから複数のトランスポートブロックを受信することと、複数のフィードバック信号を無線通信ノードに伝送することとを含む。複数のトランスポートブロックの各々は、第1のダウンリンク制御情報および第2のダウンリンク制御情報のうちの1つによってスケジューリングされる。複数のフィードバック信号の各々は、同じサイズを有し、複数のトランスポートブロックのうちのそれぞれのものに対応する。
【0007】
さらなる実施形態において、無線通信ノードによって実施される方法が、開示される。方法は、第1のフォーマットを有する第1のダウンリンク制御情報および第2のフォーマットを有する第2のダウンリンク制御情報を無線通信デバイスに伝送することと、複数のトランスポートブロックを無線通信デバイスに伝送することと、無線通信デバイスから複数のフィードバック信号を受信することとを含む。複数のトランスポートブロックの各々は、第1のダウンリンク制御情報および第2のダウンリンク制御情報のうちの1つによってスケジューリングされる。複数のフィードバック信号の各々は、同じサイズを有し、複数のトランスポートブロックのうちのそれぞれのものに対応する。
【0008】
異なる実施形態において、いくつかの実施形態において開示される方法を実行するように構成された無線通信デバイスが、開示される。
【0009】
さらに別の実施形態において、いくつかの実施形態において開示される方法を実行するように構成された無線通信ノードが、開示される。
【0010】
なおも別の実施形態において、いくつかの実施形態において開示される方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶している非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体が、開示される。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
無線通信デバイスによって実施される方法であって、前記方法は、
無線通信ノードから第1のフォーマットを有する第1のダウンリンク制御情報および第2のフォーマットを有する第2のダウンリンク制御情報を受信することと、
前記無線通信ノードから複数のトランスポートブロックを受信することであって、前記複数のトランスポートブロックの各々は、前記第1のダウンリンク制御情報および前記第2のダウンリンク制御情報のうちの1つによってスケジューリングされている、ことと、
複数のフィードバック信号を前記無線通信ノードに伝送することと
を含み、
前記複数のフィードバック信号の各々は、同じサイズを有し、前記複数のトランスポートブロックのうちのそれぞれのものに対応している、方法。
(項目2)
前記複数のフィードバック信号は、同じ伝送リソースを使用して多重化される、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記第1のフォーマットは、フォールバックモードダウンリンク制御情報を示し、前記第1のフォーマットによってスケジューリングされたトランスポートブロックは、第1のサイズを有するフィードバックをトリガするように要求され、
前記第2のフォーマットは、非フォールバックモードダウンリンク制御情報を示し、前記第2のフォーマットによってスケジューリングされたトランスポートブロックは、第2のサイズを有するフィードバックをトリガするように要求される、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記第2のダウンリンク制御情報によってスケジューリングされた各トランスポートブロックは、同じ数のコードブロックグループを含み、
前記第1のダウンリンク制御情報によってスケジューリングされた各トランスポートブロックに対応するフィードバック信号は、前記コードブロックグループの数と同じ数のフィードバックビットを含む、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記フィードバックビットの各々は、前記無線通信デバイスが前記トランスポートブロックを検出し、正しくデコードすることに従って、前記トランスポートブロックの肯定応答を示し、
前記フィードバックビットの各々は、前記無線通信デバイスが前記トランスポートブロックを検出するが、正しくデコードしないことに従って、前記トランスポートブロックの否定応答を示し、
前記フィードバックビットの各々は、前記無線通信デバイスが前記トランスポートブロックの検出に失敗することに従って、前記トランスポートブロックの否定応答を示す、
項目4に記載の方法。
(項目6)
前記フィードバックビットのうちの1つは、前記無線通信デバイスが前記トランスポートブロックを検出し、正しくデコードすることに従って、前記トランスポートブロックの肯定応答を示し、前記無線通信デバイスが前記トランスポートブロックを検出するが、正しくデコードしないことに従って、前記トランスポートブロックの否定応答を示し、前記無線通信デバイスが前記トランスポートブロックの検出に失敗することに従って、前記トランスポートブロックの否定応答を示し、
残りのフィードバックビットは、前記無線通信デバイスおよび前記無線通信ノードによって設定された所定のパターンを有する、項目4に記載の方法。
(項目7)
前記フィードバックビットの各々は、前記無線通信デバイスが前記トランスポートブロックを検出することに従って、前記それぞれのコードブロックグループのデコード結果に応じて、前記トランスポートブロックにおける前記コードブロックグループのうちのそれぞれのものの肯定応答または否定応答を示し、
前記フィードバックビットの各々は、前記無線通信デバイスが前記トランスポートブロックの検出に失敗することに従って、前記トランスポートブロックにおける前記コードブロックグループのうちのそれぞれのものの否定応答を示す、項目4に記載の方法。
(項目8)
前記複数のトランスポートブロックは、少なくとも1つのキャリアによって搬送され、
同じキャリアによって搬送されるトランスポートブロックは、同じ数のコードブロックグループを有し、
前記第1のダウンリンク制御情報によってスケジューリングされた第1のトランスポートブロックに対応するフィードバック信号は、前記第2のダウンリンク制御情報によってスケジューリングされ、前記第1のトランスポートブロックと同じキャリアによって搬送される第2のトランスポートブロックにおけるコードブロックグループの数と同じ数のフィードバックビットを含む、項目3に記載の方法。
(項目9)
前記第1のダウンリンク制御情報によってスケジューリングされた第1のトランスポートブロックに対応するフィードバック信号は、前記第2のダウンリンク制御情報によってスケジューリングされた第2のトランスポートブロックにおけるコードブロックグループの数と同じ数のフィードバックビットを含み、
前記数は、前記無線通信デバイスによって受信された最新の上層信号によって構成される、項目3に記載の方法。
(項目10)
各トランスポートブロックに対応するフィードバック信号は、前記無線通信デバイスおよび前記無線通信ノードによって設定された同じ数かつ固定された数のビットを含む、項目1に記載の方法。
(項目11)
前記複数のフィードバック信号の各々は、異なる伝送リソースを使用して伝送される、項目1に記載の方法。
(項目12)
前記第1のフォーマットは、フォールバックモードダウンリンク制御情報を示し、
前記第1のダウンリンク制御情報によってスケジューリングされた各トランスポートブロックに対応するフィードバック信号は、前記無線通信デバイスが前記トランスポートブロックを検出し、正しくデコードすることに従って、前記トランスポートブロックの肯定応答を示す1ビットを含み、前記無線通信デバイスが前記トランスポートブロックを検出するが、正しくデコードしないことに従って、前記トランスポートブロックにおけるコードブロックグループの数と同じ数のフィードバックビットを含む、項目11に記載の方法。
(項目13)
無線通信ノードによって実施される方法であって、前記方法は、
第1のフォーマットを有する第1のダウンリンク制御情報および第2のフォーマットを有する第2のダウンリンク制御情報を無線通信デバイスに伝送することと、
複数のトランスポートブロックを前記無線通信デバイスに伝送することであって、前記複数のトランスポートブロックの各々は、前記第1のダウンリンク制御情報および前記第2のダウンリンク制御情報のうちの1つによってスケジューリングされている、ことと、
前記無線通信デバイスから複数のフィードバック信号を受信することと
を含み、
前記複数のフィードバック信号の各々は、同じサイズを有し、前記複数のトランスポートブロックのうちのそれぞれのものに対応している、方法。
(項目14)
前記複数のフィードバック信号は、同じ伝送リソースを使用して前記無線通信デバイスによって多重化される、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記第1のフォーマットは、フォールバックモードダウンリンク制御情報を示し、前記第1のフォーマットによってスケジューリングされたトランスポートブロックは、第1のサイズを有するフィードバックをトリガするように要求され、
前記第2のフォーマットは、非フォールバックモードダウンリンク制御情報を示し、前記第2のフォーマットによってスケジューリングされたトランスポートブロックは、第2のサイズを有するフィードバックをトリガするように要求される、項目13に記載の方法。
(項目16)
前記第2のダウンリンク制御情報によってスケジューリングされた各トランスポートブロックは、同じ数のコードブロックグループを含み、
前記第1のダウンリンク制御情報によってスケジューリングされた各トランスポートブロックに対応するフィードバック信号は、前記コードブロックグループの数と同じ数のフィードバックビットを含む、項目15に記載の方法。
(項目17)
前記フィードバックビットの各々は、前記無線通信デバイスが前記トランスポートブロックを検出し、正しくデコードすることに従って、前記トランスポートブロックの肯定応答を示し、
前記フィードバックビットの各々は、前記無線通信デバイスが前記トランスポートブロックを検出するが、正しくデコードしないことに従って、前記トランスポートブロックの否定応答を示し、
前記フィードバックビットの各々は、前記無線通信デバイスが前記トランスポートブロックの検出に失敗することに従って、前記トランスポートブロックの否定応答を示す、
項目16に記載の方法。
(項目18)
前記フィードバックビットのうちの1つは、前記無線通信デバイスが前記トランスポートブロックを検出し、正しくデコードすることに従って、前記トランスポートブロックの肯定応答を示し、前記無線通信デバイスが前記トランスポートブロックを検出するが、正しくデコードしないことに従って、前記トランスポートブロックの否定応答を示し、前記無線通信デバイスが前記トランスポートブロックの検出に失敗することに従って、前記トランスポートブロックの否定応答を示し、
残りのフィードバックビットは、前記無線通信デバイスおよび前記無線通信ノードによって設定された所定のパターンを有する、項目16に記載の方法。
(項目19)
前記フィードバックビットの各々は、前記無線通信デバイスが前記トランスポートブロックを検出することに従って、前記それぞれのコードブロックグループのデコード結果に応じて、前記トランスポートブロックにおける前記コードブロックグループのうちのそれぞれのものの肯定応答または否定応答を示し、
前記フィードバックビットの各々は、前記無線通信デバイスが前記トランスポートブロックの検出に失敗することに従って、前記トランスポートブロックにおける前記コードブロックグループのうちのそれぞれのものの否定応答を示す、項目16に記載の方法。
(項目20)
前記複数のトランスポートブロックは、少なくとも1つのキャリアによって搬送され、
同じキャリアによって搬送されるトランスポートブロックは、同じ数のコードブロックグループを有し、
前記第1のダウンリンク制御情報によってスケジューリングされた第1のトランスポートブロックに対応するフィードバック信号は、前記第2のダウンリンク制御情報によってスケジューリングされ、前記第1のトランスポートブロックと同じキャリアによって搬送される第2のトランスポートブロックにおけるコードブロックグループの数と同じ数のフィードバックビットを含む、項目15に記載の方法。
(項目21)
前記第1のダウンリンク制御情報によってスケジューリングされた第1のトランスポートブロックに対応するフィードバック信号は、前記第2のダウンリンク制御情報によってスケジューリングされた第2のトランスポートブロックにおけるコードブロックグループの数と同じ数のフィードバックビットを含み、
前記数は、前記無線通信デバイスによって受信された最新の上層シグナリングによって構成される、項目15に記載の方法。
(項目22)
各トランスポートブロックに対応するフィードバック信号は、前記無線通信デバイスおよび前記無線通信ノードによって設定された同じ数かつ固定された数のビットを含む、項目13に記載の方法。
(項目23)
前記複数のフィードバック信号の各々は、異なる伝送リソースを使用して伝送される、項目13に記載の方法。
(項目24)
前記第1のフォーマットは、フォールバックモードダウンリンク制御情報を示し、
前記第1のダウンリンク制御情報によってスケジューリングされた各トランスポートブロックに対応するフィードバック信号は、前記無線通信デバイスが前記トランスポートブロックを検出し、正しくデコードすることに従って、前記トランスポートブロックの肯定応答を示す1ビットを含み、前記無線通信デバイスが前記トランスポートブロックを検出するが、正しくデコードしないことに従って、前記トランスポートブロックにおけるコードブロックグループの数と同じ数のフィードバックビットを含む、項目23に記載の方法。
(項目25)
第1のフィードバック信号が伝送リソースを使用して前記無線通信デバイスによって伝送されるように、前記第1のフィードバック信号に対応する前記複数のトランスポートブロックのうちの第1のトランスポートブロックをスケジューリングすることと、
前記複数のトランスポートブロックのうちの第2のトランスポートブロックに対応する第2のフィードバック信号が同じ伝送リソースを使用して前記第1のフィードバック信号と多重化されるべきであることに応答して、前記第1のトランスポートブロックと同じダウンリンク制御情報によって前記第2のトランスポートブロックをスケジューリングすることと、
前記第2のフィードバック信号が前記第1のフィードバック信号と多重化されるべきでないことに応答して、前記第1のトランスポートブロックと異なるダウンリンク制御情報によって前記第2のトランスポートブロックをスケジューリングすることと
をさらに含む、項目15に記載の方法。
(項目26)
項目1-12のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成された無線通信デバイス。
(項目27)
項目13-25のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成された無線通信ノード。
(項目28)
項目1-25のいずれか1項に記載の方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶している非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本開示の種々の例示的実施形態が、以下の図を参照して、下で詳細に説明される。図面は、図示のみを目的として提供され、単に、本開示の読者の理解を促進するために、本開示の例示的実施形態を描写する。したがって、図面は、本開示の範疇、範囲、または可用性の限定と見なされるべきではない。明確化および容易な図示のために、これらの図面は、必ずしも縮尺通りに描かれないことに留意されたい。
【0012】
図1図1は、本開示のある実施形態による本明細書に開示される技法が実装され得る例示的通信ネットワークを図示する。
【0013】
図2図2は、本開示のいくつかの実施形態によるユーザ機器(UE)のブロック図を図示する。
【0014】
図3図3は、本開示のいくつかの実施形態による無線通信におけるフィードバック信号のサイズを決定するためにUEによって実施される方法に関するフローチャートを図示する。
【0015】
図4図4は、本開示のいくつかの実施形態による基地局(BS)のブロック図を図示する。
【0016】
図5図5は、本開示のいくつかの実施形態による無線通信におけるフィードバック信号のサイズを決定するためにBSによって実施される方法に関するフローチャートを図示する。
【0017】
図6図6は、本開示のいくつかの実施形態によるトランスポートブロックに対応するフィードバック信号の例示的構造を図示する。
【0018】
図7図7は、本開示のいくつかの実施形態によるトランスポートブロックに対応するフィードバック信号の別の例示的構造を図示する。
【0019】
図8図8は、本開示のいくつかの実施形態によるトランスポートブロックに対応するフィードバック信号のさらに別の例示的構造を図示する。
【0020】
図9図9は、本開示のいくつかの実施形態によるトランスポートブロックに対応するフィードバック信号の異なる例示的構造を図示する。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本開示の種々の例示的実施形態が、当業者が本開示を作製および使用することを可能にするために、付随の図を参照して、下で説明される。当業者に明白であろうように、本開示の熟読後、本明細書に説明される例の種々の変更または修正が、本開示の範囲から逸脱することなく行われることができる。したがって、本開示は、本明細書に説明および例証される例示的実施形態および用途に限定されない。加えて、本明細書に開示される方法におけるステップの具体的順序および/または階層は、単に、例示的アプローチである。設計選好に基づいて、開示される方法またはプロセスのステップの具体的順序もしくは階層は、本開示の範囲内に留まりながら再配列されることができる。したがって、当業者は、本明細書に開示される方法および技法が、サンプル順序における種々のステップまたは行為を提示し、本開示は、明確に別様に記載されない限り、提示される具体的順序または階層に限定されないことを理解するであろう。
【0022】
次世代の無線通信技術、例えば、第5世代(5G)新無線(NR)ネットワークにおいて、データ再伝送効率を改良するために、コードブロックグループ(CBG)再伝送機構が、導入される。すなわち、UEがフィードバック信号、例えば、ハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ-ACK)を伝送するとき、それは、トランスポートブロック(TB)内の各CBGに従ってフィードバックを実施し得る。BSは、TB全体を再伝送することなく、正しくデコードされないCBGを再伝送し、それは、再伝送されるデータの量を低減させるために有益である。例えば、各CBGは、1ビットHARQ-ACK情報に対応する。一例において、TBが分割され得るCBGの最大数は、8であり、BSは、特定の数の分割されたCBGをUEに通知し得る。TBが複数のCBGに分割される場合、UEは、複数のCBGに関して別個にHARQ-ACKをフィードバックすることができる。CBGに基づくそのようなHARQ-ACKは、CBG HARQ-ACKと称され得る。TB HARQ-ACKと称されるTBに基づくHARQ-ACKと比較して、CBG HARQ-ACKは、TB HARQ-ACKより多くのHARQ-ACKビットをフィードバックする。
【0023】
加えて、NRシステムにおいて、UEがCBG再伝送機構で構成されるとき、BSがフォールバックDCIを使用することによってUEに関するTBをスケジューリングした後、TBに対応するフィードバック信号が、UEからの他のフィードバック信号と多重化されていない場合、UEは、TBレベルフィードバック信号を伝送するように要求される。しかし、それは、TBに対応するフィードバック信号が、UEからの他のフィードバック信号と多重化されるべきである場合、問題をもたらす。この場合、BSは、UEがDCIを正しく受信したかどうか分からないので、BSは、UEによってフィードバックされる多重化信号、例えば、HARQ-ACKの合計ビット数を正確に決定することができない。したがって、BSは、HARQ-ACKを検出することができないか、または、検出は、複雑すぎる。
【0024】
本開示は、(a)UEがCBG再伝送機構で構成され、(b)複数のTBがUEに関してスケジューリングされ、および、(c)複数のTBに関するHARQ-ACKがフィードバック中に多重化されることが要求される場合、フィードバック信号のサイズを決定する方法を提供する。TBのいくつかまたは全てがフォールバックDCIを使用してスケジューリングされるとき、UEは、以下の様式においてこれらのTBに関するフィードバックビット数を決定し得る:TBに対応するフィードバック信号におけるビット数は、TBが各CBGに従ってフィードバックされるときのHARQ-ACKビット数に等しい。
【0025】
さらに、TB HARQ-ACKは、TBのために形成され、コーディング規則によって要求されるビット数に拡張される。本明細書における要求されるビット数は、TBが各CBGに従ってフィードバックされるときのHARQ-ACKビット数であり得る。さらに、コーディング規則による拡張は、以下を含み得る:UEがTBのためのTB HARQ-ACKを形成し、要求されるビット数まで繰り返し様式で拡張すること;または、UEがTBのためのTB HARQ-ACKを形成し、次いで、TB HARQ-ACKを予備ビットで埋め、それを要求されるビット数に拡張すること。例えば、第1のビットは、TB HARQ-ACKであり、次いで、TB HARQ-ACKは、8ビットになるように7ビットで埋め直され、CBG HARQ-ACKフィードバックビット数は、8であると仮定される。
【0026】
フォールバックDCIが、複数のTBによって多重化されたフィードバック信号、例えば、HARQ-ACKをスケジューリングするために使用されるとき、開示される方法は、UEがフォールバックDCIの検出に失敗したときにUEがフィードバックしたHARQ-ACKビット数についてのBSとUEとの間での一貫性のない理解を回避することができる。
【0027】
本教示に開示される方法は、無線通信ネットワークにおいて実装されることができ、BSおよびUEは、通信リンクを介して、例えば、BSからUEへのダウンリンク無線フレームを介して、またはUEからBSへのアップリンク無線フレームを介して互いに通信することができる。種々の実施形態において、本開示におけるBSは、次世代Node B(gNB)、E-UTRAN Node B(eNB)、送受信ポイント(TRP)、アクセスポイント(AP)等を含むか、または、それとして実装されることができる一方、本開示におけるUEは、移動局(MS)、無線局(STA)等を含むか、または、それとして実装されることができる。BSおよびUEは、それぞれ、「無線通信ノード」および「無線通信デバイス」の非限定的例として本明細書に説明され得、BSおよびUEは、本開示の種々の実施形態に従って、本明細書に開示される方法を実践することができ、無線および/または有線通信が可能であり得る。
【0028】
図1は、本開示のある実施形態による本明細書に開示される技法が実装され得る例示的通信ネットワーク100を図示する。図1に示されるように、例示的通信ネットワーク100は、基地局(BS)101と、複数のUEであるUE1 110、UE2 120・・・UE3 130とを含み、BS101は、いくつかの無線プロトコルに従ってUEと通信することができる。例えば、ダウンリンク伝送前、BS101は、ダウンリンク制御情報(DCI)をUE、例えば、UE1 110に伝送し、BS101からUE1 110にトランスポートブロック(TB)が伝送されるようにスケジューリングする。CBG再伝送がネットワークにおいてサポートされるとき、TBは、複数のCBGに分割される。
【0029】
BS101がトランスポートブロックをUE1 110に伝送した後、UE1 110は、トランスポートブロックに対応するフィードバック信号をBS101に伝送することができる。フィードバック信号は、TVレベルまたはCBGレベルにおける肯定応答(ACK)もしくは否定応答(NACK)を示し得る。TB全体の否定応答がBS101にフィードバックされる場合、BS101は、TBをUE1 110に再伝送し得る。CBGの否定応答がBS101にフィードバックされる場合、そのCBGをUE1 110に再伝送し得、BS101は、TB内の他のCBGがUE1 110によって肯定応答されている場合、TB内の他のCBGを再伝送しない。
【0030】
BSがDCIを用いてUEに関するTBをスケジューリングするとき、DCIは、TBに対応するフィードバック信号、例えば、HARQ-ACKを伝送するために使用されるべき伝送リソースについてUEに通知することができる。伝送リソース情報は、フィードバックのために使用されるべきスロットに関する識別、スロットにおける物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソース(例えば、周波数リソース、コードリソース等)を含み得る。異なるTBに対応するフィードバック信号は、同じ伝送リソースを使用して多重化されるか、または、異なる(または別個の)伝送リソースを使用して別個に伝送され得る。例えば、BSは、UEに関してスロットnにおいてTB1をスケジューリングし、TB1に対応するフィードバック信号がPUCCHリソース1を使用してスロットn+8において伝送されるべきであることをUEに通知し、次いで、UEに関してスロットn+1においてTB2をスケジューリングし、TB2に対応するフィードバック信号もPUCCHリソース1を使用してスロットn+8において伝送されるべきであることをUEに通知し得る。したがって、BSは、TB1およびTB2に対応するフィードバック信号が同じ伝送リソースを使用して多重化されることをUEに要求する。
【0031】
TBをスケジューリングするために使用されるDCIは、異なるフォーマット、例えば、フォールバックモードDCIまたは非フォールバックモードDCIを有し得る。フォールバックモードDCIがTBをスケジューリングするために使用されるとき、TBに対応するフィードバック信号は、それが他のフィードバック信号と多重化されることが要求されない場合、TBレベルにあるであろう。非フォールバックモードDCIが、TBをスケジューリングするために使用されるとき、TBに対応するフィードバック信号は、それが他のフィードバック信号と多重化されることが要求されない場合、CBGレベルにあるであろう。本開示の種々の実施形態によると、フィードバック信号が他のフィードバック信号と多重化されることが要求され、フォールバックモードDCIがTBをスケジューリングするために使用される場合、UEは、TBに関するフィードバックビット数が、TBがCBGレベルにおいてフィードバックされるときのフィードバックビット数に等しく、このフィードバック信号と多重化され、非フォールバックDCIによってスケジューリングされたTBに対応するフィードバック信号におけるフィードバックビット数と同一であると決定し得る。
【0032】
図2は、本開示のいくつかの実施形態によるユーザ機器(UE)200のブロック図を図示する。UE200は、本明細書に説明される種々の方法を実装するように構成され得るデバイスの例である。図2に示されるように、UE200は、システムクロック202と、プロセッサ204と、メモリ206と、送信機212および受信機214を備える送受信機210と、電力モジュール208と、制御情報分析器220と、トランスポートブロック分析器222と、フィードバック信号サイズ決定器224と、フィードバック信号発生器226とを含む筐体240を含む。
【0033】
本実施形態において、システムクロック202は、UE200の全ての動作のタイミングを制御するために、タイミング信号をプロセッサ204に提供する。プロセッサ204は、UE200の一般的動作を制御し、中央処理ユニット(CPU)および/または汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、状態マシン、ゲーテッド論理、別々のハードウェアコンポーネント、専用ハードウェア有限状態マシン、またはデータの計算もしくは他の操作を実施し得る任意の他の好適な回路、デバイス、および/または構造の任意の組み合わせ等の1つ以上の処理回路またはモジュールを含むことができる。
【0034】
読み取り専用メモリ(ROM)およびランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含み得るメモリ206は、命令およびデータをプロセッサ204に提供することができる。メモリ206の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)も含むことができる。プロセッサ204は、典型的に、メモリ206内に記憶されるプログラム命令に基づいて、論理および算術演算を実施する。メモリ206内に記憶される命令(ソフトウェアとしても公知である)は、本明細書に説明される方法を実施するようにプロセッサ204によって実行されることができる。プロセッサ204およびメモリ206は、ソフトウェアを記憶および実行する処理システムを一緒に形成する。本明細書に使用されるように、「ソフトウェア」は、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード等と称されるかどうかにかかわらず、1つ以上の所望の機能またはプロセスを実施するように機械またはデバイスを構成し得る任意のタイプの命令を意味する。命令は、コード(例えば、ソードコードフォーマット、バイナリコードフォーマット、実行可能コードフォーマット、またはコードの任意の他の好適なフォーマットにおける)を含むことができる。命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、処理システムに本明細書に説明される種々の機能を実施させる。
【0035】
送信機212および受信機214を含む送受信機210は、UE200が、遠隔デバイス(例えば、BSまたは別のUE)に、およびそれからデータを伝送および受信することを可能にする。アンテナ250が、典型的に、筐体240に取り付けられ、送受信機210に電気的に結合される。種々の実施形態において、UE200は、(図示せず)複数の送信機と、複数の受信機と、複数の送受信機とを含む。一実施形態において、アンテナ250は、それらの各々が異なる方向に向く複数のビームを形成し得るマルチアンテナアレイ250と置換される。送信機212は、異なるパケットタイプまたは機能を有するパケットを無線で伝送するように構成されることができ、そのようなパケットは、プロセッサ204によって発生させられる。同様に、受信機214は、異なるパケットタイプまたは機能を有するパケットを受信するように構成され、プロセッサ204は、複数の異なるパケットタイプのパケットを処理するように構成される。例えば、プロセッサ204は、パケットのタイプを決定し、それに応じて、パケットおよび/またはパケットのフィールドを処理するように構成されることができる。
【0036】
無線通信において、UE200は、BSから制御情報を受信し得る。制御情報は、異なるフォーマットを伴うDCIであり得る。例えば、制御情報分析器220は、受信機214を介して、BSから第1のフォーマットを有する第1のDCIおよび第2のフォーマットを有する第2のDCIを受信し、DCIを分析し得る。DCIは、BSからUE200に複数のTBが伝送されるようにスケジューリングするために使用され得る。分析に基づいて、制御情報分析器220は、複数のTBに対応するフィードバック信号が、同じ伝送リソースを使用して多重化されるべきか、または、異なる伝送リソースを使用して別個に伝送されるべきかを決定することができる。一例において、第1のフォーマットは、フォールバックモードDCIを示し、第1のフォーマットによってスケジューリングされたトランスポートブロックは、他のトランスポートブロックと多重化されていないとき、第1のサイズを有するフィードバックをトリガするように要求され;第2のフォーマットは、非フォールバックモードDCIを示し、第2のフォーマットによってスケジューリングされたトランスポートブロックは、他のトランスポートブロックと多重化されていないとき、第2のサイズを有するフィードバックをトリガするように要求される。第2のサイズは、第1のサイズと異なる。制御情報分析器220は、分析されたDCIをフィードバック信号のサイズを決定するためのフィードバック信号サイズ決定器224に、および、フィードバック信号を発生させるためのフィードバック信号発生器226に送信し得る。
【0037】
この例におけるトランスポートブロック分析器222は、受信機214を介して、BSから複数のトランスポートブロックを受信する。複数のトランスポートブロックの各々は、第1のDCIおよび第2のDCIのうちの1つによってスケジューリングされている。トランスポートブロック分析器222は、例えば、BSからダウンリンクデータを取得するためにそれらの各々を検出およびデコードすることによって、受信されたトランスポートブロックを分析し得る。トランスポートブロック分析器222におけるトランスポートブロックの検出および/またはデコード結果は、フィードバック信号のサイズを決定するためのフィードバック信号サイズ決定器224に、およびトランスポートブロックに対応するフィードバック信号を発生させるためのフィードバック信号発生器226に送信され得る。
【0038】
この例におけるフィードバック信号サイズ決定器224は、制御情報分析器220から分析されたDCIを受信し、トランスポートブロック分析器222からトランスポートブロックの検出および/またはデコード結果を受信することができる。フィードバック信号サイズ決定器224は、トランスポートブロックをスケジューリングする分析されたDCIおよび/またはトランスポートブロックの検出およびデコード結果に基づいて、トランスポートブロックの各々に対応するフィードバック信号のサイズを決定する。一例において、非フォールバックDCIによってスケジューリングされた各トランスポートブロックは、同じ数のコードブロックグループを含み;フィードバック信号サイズ決定器224は、フォールバックDCIによってスケジューリングされた各トランスポートブロックに対応するフィードバック信号が、フィードバック信号が非フォールバックDCIによってスケジューリングされたトランスポートブロックに対応する別のフィードバック信号と多重化されたときのコードブロックグループの数と同じ数のフィードバックビットを含むと決定する。
【0039】
一実施形態において、複数のトランスポートブロックは、少なくとも1つのキャリアによって搬送され、同じキャリアによって搬送されるトランスポートブロックは、同じ数のコードブロックグループを有する。次いで、フィードバック信号サイズ決定器224は、フォールバックDCIによってスケジューリングされた第1のトランスポートブロックに対応するフィードバック信号が、非フォールバックDCIによってスケジューリングされ、第1のトランスポートブロックと同じキャリアによって搬送される第2のトランスポートブロックにおけるコードブロックグループの数と同じ数のフィードバックビットを含むと決定することができる。
【0040】
別の実施形態において、フィードバック信号サイズ決定器224は、フォールバックDCIによってスケジューリングされた第1のトランスポートブロックに対応するフィードバック信号が、第2のダウンリンク制御情報によってスケジューリングされた第2のトランスポートブロックにおけるコードブロックグループの数と同じ数のフィードバックビットを含むと決定することができ;数は、最新の上層信号、例えば、無線リソース制御(RRC)信号によって構成され、UE200によって正しく受信される。
【0041】
さらに別の実施形態において、フィードバック信号サイズ決定器224は、各トランスポートブロックに対応するフィードバック信号が、UE200およびBSによって設定された同一かつ固定されたビット数を含むと決定することができ、数は、上層信号のキャリア情報または構成情報にかかわらず固定される。
【0042】
この例におけるフィードバック信号発生器226は、制御情報分析器220から分析されたDCIを受信し、トランスポートブロック分析器222からトランスポートブロックの検出および/またはデコード結果を受信し、フィードバック信号サイズ決定器224からフィードバック信号サイズを受信し得る。情報に基づいて、フィードバック信号発生器226は、それらの各々が複数のトランスポートブロックのうちのそれぞれのものに対応する複数のフィードバック信号を発生させ、送信機212を介して、複数のフィードバック信号をBSに伝送することができる。一例において、フィードバック信号は、トランスポートブロックをスケジューリングするDCIのフォーマットにかかわらず、同じサイズを有する。フォールバックDCIによってスケジューリングされた各トランスポートブロックに関して、トランスポートブロックに関してフィードバック信号発生器226によって発生させられるフィードバック信号は、種々の実施形態によるトランスポートブロック分析器222からのトランスポートブロックの検出および/またはデコード結果と、フィードバック信号サイズ決定器224からのフィードバック信号サイズとに基づく構造を有し得る。
【0043】
一実施形態において、フィードバックビットの各々は、トランスポートブロック分析器222がトランスポートブロックを検出し、正しくデコードしたとき、トランスポートブロックの肯定応答を示す。図6は、本実施形態によるトランスポートブロックに対応するフィードバック信号の例示的構造を図示する。図6に示されるように、フィードバック信号の第1のビット610が、1であり、TBレベルにおける肯定応答を示す一方、残りのビット620、630、640は、第1のビット610を繰り返すことによって埋められる。
【0044】
一実施形態において、フィードバックビットの各々は、トランスポートブロック分析器222がトランスポートブロックを検出するが、正しくデコードしないとき、または、トランスポートブロック分析器222がトランスポートブロックの検出に失敗すると、トランスポートブロックの否定応答を示す。トランスポートブロック分析器222がトランスポートブロックの検出に失敗すると、UE200は、機構、例えば、ダウンリンク割り当てインデックス(DAI)機構を使用し、見逃されたトランスポートブロックおよび複数のトランスポートブロックにおける見逃されたトランスポートブロックの場所を識別し得る。図7は、本実施形態によるトランスポートブロックに対応するフィードバック信号の例示的構造を図示する。図7に示されるように、トランスポートブロックの検出エラーまたは検出失敗が存在するとき、フィードバック信号の第1のビット710は、0であり、TBレベルにおける否定応答を示す一方、残りのビット720、730、740は、第1のビット710を繰り返すことによって埋められる。
【0045】
別の実施形態において、フィードバックビットのうちの1つは、トランスポートブロック分析器222がトランスポートブロックを検出し、正しくデコードしたとき、トランスポートブロックの肯定応答を示し、トランスポートブロック分析器222がトランスポートブロックを検出するが、正しくデコードしないとき、トランスポートブロックの否定応答を示し、トランスポートブロック分析器222がトランスポートブロックの検出に失敗すると、トランスポートブロックの否定応答を示し、残りのフィードバックビットは、UE200およびBSによって設定された所定のパターンを有する。図8は、本実施形態によるトランスポートブロックに対応するフィードバック信号の例示的構造を図示する。図8に示されるように、フィードバック信号の第1のビット810は、検出およびデコード結果に応じて、TBレベルにおける肯定応答または否定応答を示す1または0であり得る一方、残りのビット820、830、840、850、860は、所定のビットパターンによって埋められる。この例において、所定のビットパターンは、第2のビット820および最後のビット860における1と、他のビット830、840、850における0とを含む。
【0046】
さらに別の実施形態において、フィードバックビットの各々は、トランスポートブロック分析器222がトランスポートブロックを検出すると、それぞれのCBGのデコード結果に応じて、トランスポートブロックにおけるコードブロックグループ(CBG)のうちのそれぞれのものの肯定応答または否定応答を示し、フィードバックビットの各々は、トランスポートブロック分析器222がトランスポートブロックの検出に失敗すると、トランスポートブロックにおけるCBGのうちのそれぞれのものの否定応答を示す。図9は、本実施形態によるトランスポートブロックに対応するフィードバック信号の例示的構造を図示する。図9に示されるように、フィードバック信号の各ビット910、920、930、940は、それぞれのCBGの検出およびデコード結果に応じて、それぞれのCBGのCBGレベルにおける肯定応答または否定応答を示す1または0であり得る。
【0047】
なおも別の実施形態において、複数のフィードバック信号の各々は、異なる伝送リソースを使用して伝送される。すなわち、フィードバック信号は、多重化されない。この場合、フォールバックDCIによってスケジューリングされた各トランスポートブロックに対応するフィードバック信号は、トランスポートブロック分析器222がトランスポートブロックを検出し、正しくデコードしたとき、トランスポートブロックの肯定応答を示す単一のフィードバックビットを含み、トランスポートブロック分析器222がトランスポートブロックを検出するが、正しくデコードしないとき、トランスポートブロックにおけるコードブロックグループの数と同じ数のフィードバックビットを含む。
【0048】
電力モジュール208は、1つ以上のバッテリ等の電源と、電力調整器とを含み、調整された電力を図2の上で説明されるモジュールの各々に提供することができる。いくつかの実施形態において、UE200が、専用外部電源(例えば、壁電気コンセント)に結合される場合、電力モジュール208は、変圧器と、電力調整器とを含むことができる。
【0049】
上で議論される種々のモジュールは、バスシステム230によって一緒に結合される。バスシステム230は、データバス、および、例えば、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、および/またはステータス信号バスを含むことができる。UE200のモジュールは、任意の好適な技法および媒体を使用して互いに動作可能に結合され得ることを理解されたい。
【0050】
いくつかの別個のモジュールまたはコンポーネントが、図2に図示されるが、当業者は、モジュールのうちの1つ以上のものが、組み合わせられ得ること、または一般的に実装され得ることを理解するであろう。例えば、プロセッサ204は、プロセッサ204に関して上で説明される機能性のみを実装するのではなく、トランスポートブロック分析器222に関して上で説明される機能性も実装することができる。逆に、図2に図示されるモジュールの各々は、複数の別個のコンポーネントまたは要素を使用して実装されることができる。
【0051】
図3は、本開示のいくつかの実施形態による無線通信におけるフィードバック信号のサイズを決定するために、UE、例えば、図2のUE200によって実施される方法300に関するフローチャートを図示する。動作302において、UEは、BSから第1のフォーマットを有する第1のダウンリンク制御情報および第2のフォーマットを有する第2のダウンリンク制御情報を受信する。動作304において、UEは、BSから複数のトランスポートブロックを受信し、分析する。UEは、動作306において、複数のトランスポートブロックのうちのそれぞれのものに対応する各フィードバック信号のためのサイズを決定する。UEは、動作308において、同じサイズを有し、複数のトランスポートブロックに対応する複数のフィードバック信号を発生させる。動作310において、UEは、複数のフィードバック信号をBSに伝送する。
【0052】
図4は、本開示のいくつかの実施形態によるBS400のブロック図を図示する。BS400は、本明細書に説明される種々の方法を実装するように構成され得るデバイスの例である。図4に示されるように、BS400は、システムクロック402と、プロセッサ404と、メモリ406と、送信機412および受信機414を備える送受信機410と、電力モジュール408と、制御情報発生器420と、トランスポートブロック発生器422と、フィードバック信号サイズ識別器424と、フィードバック信号分析器426とを含む筐体440を含む。
【0053】
本実施形態において、システムクロック402、プロセッサ404、メモリ406、送受信機410、および電力モジュール408は、UE200におけるシステムクロック202、プロセッサ204、メモリ206、送受信機210、および電力モジュール208と同様に機能する。アンテナ450またはマルチアンテナアレイ450が、典型的に、筐体440に取り付けられ、送受信機410に電気的に結合される。
【0054】
制御情報発生器420は、第1のフォーマットを有する第1のDCIおよび第2のフォーマットを有する第2のDCIを発生させ、送信機412を介して、UE、例えば、UE200に伝送し得る。DCIは、BS400からUE200に複数のTBが伝送されるようにスケジューリングするために使用され得る。DCIは、複数のTBに対応するフィードバック信号が、同じ伝送リソースを使用して多重化されるべきか、または異なる伝送リソースを使用して別個に伝送されるべきかを示すことができる。一例において、第1のフォーマットは、フォールバックモードDCIを示し;第1のフォーマットによってスケジューリングされたトランスポートブロックは、他のトランスポートブロックと多重化されていないとき、第1のサイズを有するフィードバックをトリガするように要求され、第2のフォーマットは、非フォールバックモードDCIを示し、第2のフォーマットによってスケジューリングされたトランスポートブロックは、他のトランスポートブロックと多重化されていないとき、第2のサイズを有するフィードバックをトリガするように要求される。第2のサイズは、第1のサイズと異なる。
【0055】
一実施形態において、制御情報発生器420は、伝送リソースを使用してUEによって伝送されるべき第1のフィードバック信号に対応する複数のトランスポートブロックのうちの第1のトランスポートブロックをスケジューリングする。次いで、制御情報発生器420は、複数のトランスポートブロックのうちの第2のトランスポートブロックをスケジューリングするためのDCIを決定する。第2のトランスポートブロックに対応する第2のフィードバック信号が、同じ伝送リソースを使用して第1のフィードバック信号と多重化されるべきである場合、制御情報発生器420は、第1のトランスポートブロックと同じDCIによって第2のトランスポートブロックをスケジューリングする。第2のフィードバック信号が、第1のフィードバック信号と多重化されるべきではない場合、制御情報発生器420は、第1のトランスポートブロックと異なるDCIによって第2のトランスポートブロックをスケジューリングする。制御情報発生器420は、発生させられたDCIをトランスポートブロックを発生させるためのトランスポートブロック発生器422に、およびフィードバック信号サイズを識別するためのフィードバック信号サイズ識別器424に送信し得る。
【0056】
この例におけるトランスポートブロック発生器422は、制御情報発生器420から発生させられたDCIを受信し、それらの各々が第1のDCIおよび第2のDCIのうちの1つによってスケジューリングされた複数のトランスポートブロックを発生させる。トランスポートブロック発生器422は、送信機412を介して、複数のトランスポートブロックをUE200に伝送し得る。トランスポートブロック発生器422は、伝送されたトランスポートブロックについての情報をフィードバック信号サイズを識別するためのフィードバック信号サイズ識別器424に、および伝送されたトランスポートブロックに対応するフィードバック信号を分析するためのフィードバック信号分析器426に送信し得る。
【0057】
この例におけるフィードバック信号サイズ識別器424は、制御情報発生器420から発生させられたDCIを受信し、トランスポートブロック発生器422から伝送されたトランスポートブロックについての情報を受信することができる。フィードバック信号サイズ識別器424は、トランスポートブロックをスケジューリングする発生させられたDCIおよび/またはトランスポートブロックの情報に基づいて、トランスポートブロックの各々に対応するUEから受信されるべきフィードバック信号のサイズを決定する。一例において、非フォールバックDCIによってスケジューリングされた各トランスポートブロックは、同じ数のコードブロックグループを含み、フィードバック信号サイズ識別器424は、フォールバックDCIによってスケジューリングされた各トランスポートブロックに対応するフィードバック信号が、フィードバック信号が非フォールバックDCIによってスケジューリングされたトランスポートブロックに対応する別のフィードバック信号と多重化されるときのコードブロックグループの数と同じ数のフィードバックビットを含むであろうと決定する。
【0058】
種々の実施形態において、フィードバック信号サイズ識別器424は、UE200におけるフィードバック信号サイズ決定器224と同じ様式でフィードバック信号のサイズを決定し得る。一実施形態において、複数のトランスポートブロックは、少なくとも1つのキャリアによって搬送され;同じキャリアによって搬送されるトランスポートブロックは、同じ数のコードブロックグループを有する。次いで、フィードバック信号サイズ識別器424は、フォールバックDCIによってスケジューリングされた第1のトランスポートブロックに対応するフィードバック信号が、非フォールバックDCIによってスケジューリングされ、第1のトランスポートブロックと同じキャリアによって搬送される第2のトランスポートブロックにおけるコードブロックグループの数と同じ数のフィードバックビットを含むと決定することができる。別の実施形態において、フィードバック信号サイズ識別器424は、フォールバックDCIによってスケジューリングされた第1のトランスポートブロックに対応するフィードバック信号が、第2のダウンリンク制御情報によってスケジューリングされた第2のトランスポートブロックにおけるコードブロックグループの数と同じ数のフィードバックビットを含むと決定することができ:数は、最新の上層信号、例えば、無線リソース制御(RRC)信号によって構成され、RRC信号の肯定応答をフィードバックしたUE200によって正しく受信される。さらに別の実施形態において、フィードバック信号サイズ識別器424は、各トランスポートブロックに対応するフィードバック信号が、UE200およびBS400によって設定された同一かつ固定されたビット数を含むと決定することができ、数は、上層信号のキャリア情報または構成情報にかかわらず固定される。
【0059】
上で議論されるように、UEがトランスポートブロックを受信およびデコードした後、UEは、各トランスポートブロックに対応するフィードバック信号を発生させ、BSに伝送する。ここにおいて、フィードバック信号サイズ識別器424が、受信機414を介して、UE200から複数のトランスポートブロックに対応する複数のフィードバック信号を受信した後、フィードバック信号サイズ識別器424は、上で議論されるそのフィードバック信号サイズ決定に基づいて、各フィードバック信号のためのサイズを識別することができる。フィードバック信号サイズ識別器424は、受信されたフィードバック信号に関する識別されたサイズをフィードバック信号を分析するためのフィードバック信号分析器426に送信することができる。
【0060】
この例におけるフィードバック信号分析器426は、受信機414を介して、UE200から複数のトランスポートブロックに対応する複数のフィードバック信号を受信し、フィードバック信号サイズ識別器424からの識別されたサイズに基づいて、それらを分析し得る。一例において、フィードバック信号は、トランスポートブロックをスケジューリングするDCIのフォーマットにかかわらず、同じサイズを有する。フォールバックDCIによってスケジューリングされた各トランスポートブロックに関して、トランスポートブロックに関してフィードバック信号分析器426によって分析されるフィードバック信号は、種々の実施形態によるトランスポートブロックの検出および/またはデコード結果、ならびに識別されたサイズに基づく構造を有し得る。
【0061】
一実施形態において、フィードバックビットの各々は、UEがトランスポートブロックを検出し、正しくデコードしたとき、トランスポートブロックの肯定応答を示す。図6は、本実施形態によるトランスポートブロックに対応するフィードバック信号の例示的構造を図示する。
【0062】
一実施形態において、フィードバックビットの各々は、UEがトランスポートブロックを検出するが、正しくデコードしないとき、またはUEがトランスポートブロックの検出に失敗すると、トランスポートブロックの否定応答を示す。UEがトランスポートブロックの検出に失敗すると、UEは、機構、例えば、ダウンリンク割り当てインデックス(DAI)機構を使用し、見逃されたトランスポートブロックおよび複数のトランスポートブロックにおける見逃されたトランスポートブロックの場所を識別し得る。図7は、本実施形態によるトランスポートブロックに対応するフィードバック信号の例示的構造を図示する。
【0063】
別の実施形態において、フィードバックビットのうちの1つは、UEがトランスポートブロックを検出し、正しくデコードしたとき、トランスポートブロックの肯定応答を示し、UEがトランスポートブロックを検出するが、正しくデコードしないとき、トランスポートブロックの否定応答を示し、UEがトランスポートブロックの検出に失敗すると、トランスポートブロックの否定応答を示し、残りのフィードバックビットは、UE200およびBS400によって設定された所定のパターンを有する。図8は、本実施形態によるトランスポートブロックに対応するフィードバック信号の例示的構造を図示する。
【0064】
さらに別の実施形態において、フィードバックビットの各々は、UEがトランスポートブロックを検出すると、それぞれのCBGのデコード結果に応じて、トランスポートブロックにおけるコードブロックグループ(CBG)のうちのそれぞれのものの肯定応答または否定応答を示し、フィードバックビットの各々は、UEがトランスポートブロックの検出に失敗すると、トランスポートブロックにおけるCBGのうちのそれぞれのものの否定応答を示す。図9は、本実施形態によるトランスポートブロックに対応するフィードバック信号の例示的構造を図示する。
【0065】
なおも別の実施形態において、複数のフィードバック信号の各々は、異なる伝送リソースを使用して伝送される。すなわち、フィードバック信号は、多重化されない。この場合、フォールバックDCIによってスケジューリングされた各トランスポートブロックに対応するフィードバック信号は、UEがトランスポートブロックを検出し、正しくデコードしたとき、トランスポートブロックの肯定応答を示す単一のフィードバックビットを含み、UEがトランスポートブロックを検出するが、正しくデコードしないとき、トランスポートブロックにおけるコードブロックグループの数と同じ数のフィードバックビットを含む。トランスポートブロックに対応するフィードバック信号を分析した後、BS400は、トランスポートブロックにおけるCBGまたはトランスポートブロック全体をUE200に再伝送し得る。
【0066】
上で議論される種々のモジュールは、バスシステム430によって一緒に結合される。バスシステム430は、データバス、ならびに、例えば、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、および/またはステータス信号バスを含むことができる。BS400のモジュールは、任意の好適な技法および媒体を使用して互いに動作可能に結合され得ることを理解されたい。
【0067】
いくつかの別個のモジュールまたはコンポーネントが、図4に図示されるが、当業者は、モジュールのうちの1つ以上のものが、組み合わせられ得ること、または一般的に実装され得ることを理解するであろう。例えば、プロセッサ404は、プロセッサ404に関して上で説明される機能性のみを実装するのではなく、フィードバック信号サイズ識別器424に関して上で説明される機能性も実装することができる。逆に、図4に図示されるモジュールの各々は、複数の別個のコンポーネントまたは要素を使用して実装されることができる。
【0068】
図5は、本開示のいくつかの実施形態による無線通信におけるフィードバック信号のサイズを決定するために、BS、例えば、図4のBS400によって実施される方法500に関するフローチャートを図示する。動作502において、BSは、第1のフォーマットを有する第1のダウンリンク制御情報および第2のフォーマットを有する第2のダウンリンク制御情報をUEに伝送する。動作504において、BSは、各々が第1および第2のダウンリンク制御情報のうちの1つによってスケジューリングされる、複数のトランスポートブロックを発生させる。BSは、動作506において、複数のトランスポートブロックをUEに伝送する。BSは、動作508において、UEから複数のトランスポートブロックに対応する複数のフィードバック信号を受信する。BSは、動作510において、各フィードバック信号のためのサイズを識別する。動作512において、BSは、識別されたサイズに基づいて、各フィードバック信号を分析する。
【0069】
本開示の異なる実施形態が、ここで、それ以降で詳細に説明されるであろう。本開示における実施形態および例の特徴は、矛盾することなく任意の様式で互いに組み合わせられ得ることに留意されたい。
【0070】
NRシステムにおいて、UEがCBG再伝送機構で構成されるとき、BSがフォールバックDCIを使用することによってUEに関するTBをスケジューリングした後、TBに対応するフィードバック信号がUEからの他のフィードバック信号と多重化されていない場合、UEは、TBレベルフィードバック信号を伝送するように要求される。しかし、それは、TBに対応するフィードバック信号が、UEからの他のフィードバック信号と多重化されるべきである場合、問題をもたらす。
【0071】
下記は、問題の原因を分析するために記載される例である。UE1が、CBG再伝送機構で構成され、BSは、フォールバックDCIを使用してUE1に関するスロットnにいてTB1をスケジューリングし、次いで、BSは、非フォールバックDCIを使用してUE1に関してスロットn+1においてTB2をスケジューリングし、UE1は、スロットn+2においてTB1およびTB2のHARQ-ACKをフィードバックするように要求され、2つのTBに関するHARQ-ACKが、多重化されると仮定する。さらに、TBにおけるCBGの構成数は、8であると仮定する。すなわち、1つのTBは、8つのCBGに分割され、1ビットが、各CBGのためにフィードバックされる。下で示されるように、UE側でいくつかの可能な状況が存在する。
【0072】
第1の状況において、UEが、2つのTBのDCIを正しく検出したと仮定する。ここでは4つの事例が存在する:UEが2つのTBを正しくデコードした場合、HARQ-ACKは、合計9ビットの1+11111111としてUEによって形成される;UEがTB1を正しくデコードし、TB2における第2のCBGが正しくデコードされず、TB2における全ての他のCBGが正しくデコードされた場合、HARQ-ACKは、合計9ビットの1+10111111としてUEによって形成される;UEがTB2を正しくデコードし、TB1における第2のCBGが正しくデコードされず、TB1における全ての他のCBGが正しくデコードされた場合、HARQ-ACKは、合計9ビットの0+11111111としてUEによって形成される;UEがTB1を正しくデコードせず、TB2における第2のCBGが正しくデコードされず、全ての他のCBGが正しくデコードされた場合、HARQ-ACKは、合計9ビットの0+10111111としてUEによって形成される。
【0073】
第2の状況において、UEが、TBのうちの1つのDCIを検出しないと仮定する。複数のTBのうちの一続きのTBの不検出およびTBのDCIフォーマットに起因して、いくつかの不確実性がこの状況に存在する。UEは、検出されていないTBのDCIフォーマットがフォールバックDCIであるか、非フォールバックDCIであるかを把握しないので、UEは、このTBに関してTB HARQ-ACKを形成するか、CBG HARQ-ACKを形成するか不明確である。この場合、基地局およびUEは、前もって規則について合意すべきであり、UEは、基地局によるデコードを促進するために、合意された規則に従って対応するHARQ-ACKを形成する。そうでなければ、基地局は、UEによってフィードバックされるHARQ-ACKビットの数、TB1に対応するフィードバックビット、およびTB2に対応するフィードバックビットを把握できない。
【0074】
第3の状況において、UEが、両方のTBのDCIを正しく検出しないと仮定する。この場合、UEは、基地局がUEのデータをスケジューリングすることになると見なし、UEは、HARQ-ACKフィードバックを実施しない。
【0075】
要約すれば、上記の3つの状況は、起こる可能性が高い。TBに関する多重化HARQ-ACKの数が増加するにつれて、種々の可能な状況も、増加し得る。この場合、BSは、UEがDCIを正しく受信したかどうかが不明であるので、BSは、UEによってフィードバックされる多重化信号、例えば、HARQ-ACKの合計ビット数を正確に決定することができない。したがって、BSは、HARQ-ACKを検出することができないか、または、検出は、複雑すぎる。本開示は、上記の問題を簡略化および解決する方法を提供する。
【0076】
第1の実施形態において、基地局は、UEに関するCBG再伝送機構を構成し、UEに関する複数のTBをスケジューリングし、UEが複数のTBのHARQ-ACKを多重化することを要求する。基地局が、フォールバックDCI、またはCBG再伝送機構をサポートしない任意の他のDCIフォーマットを使用していくつかまたは全てのTBをスケジューリングし、かつ、UEが複数のTBに対応するDCIがフォールバックDCIであることを検出した場合、UEは、以下の様式でフォールバックDCIによってスケジューリングされたTBに関するHARQ-ACKを形成する:TBに関して形成される最終フィードバックのビット数は、TBに関するCBG HARQ-ACKのビット数に等しい。例えば、UEのために構成されるCBGの数は、8であり、CBG HARQ-ACKは、8ビットであり、UEがフォールバックDCIによってスケジューリングされたTBをデコードした場合、1ビットTB HARQ-ACKが、最初に形成され、次いで、1ビットHARQ-ACKは、ビット数がCBG HARQ-ACKの8ビットに拡張されるまで繰り返される。別の様式において、例えば、UEは、TBに関する1ビットTB HARQ-ACKを形成し、次いで、予備ビットを埋めることによって要求されるビット数に拡張する。例えば、UEは、最初に、1ビットTB HARQ-ACKを発生させ、次いで、8ビットまで7ビットを埋め直す。ここにおいて、CBG HARQ-ACKのビット数は、8であると仮定される。次いで、CBG HARQ-ACKは、多重化され、他のTBに関するCBG HARQ-ACKとともに伝送される。
【0077】
上で言及される複数のTBに関して、TBのうちの1つ以上のものに対応するDCIが検出されない場合、UEは、ダウンリンク割り当てインデックス(DAI)機構を通して、これらのTBに対応する検出されていないDCIが存在するかどうかを決定することができる。この場合、UEは、DCIのフォーマットを検出することができず、UEが確実に把握しないので、DCIがフォールバックDCIであるか、非フォールバックDCIであるかは問題ではない。一例において、UEは、TB NACKを用いてこれらのTBを処理し、それは、フォールバックDCIによってスケジューリングされたTBのプロセスと一貫する。別の例において、UEは、これらのTBに関してCBG HARQ-ACKを実施する。CBGの数を決定する方法は、フォールバックDCIによってスケジューリングされたTBに関する最終的に送信されるHARQ-ACKのビット数を決定する方法と一貫するか、または、CBGの数は、構成されたCBGの数に等しい。
【0078】
この場合、UEが、フォールバックDCIによってスケジューリングされたTBの検出に失敗した場合、基地局は、UEによって送信される複数のTBに関する多重化されたHARQ-ACKの合計ビット数を誤解しないであろう。フォールバックDCIによってスケジューリングされたTBに関するHARQ-ACKの信頼性も、向上させられる。
【0079】
第2の実施形態において、複数のTBが、1つ以上のキャリア(または部分帯域幅とも呼ばれるサブ帯域幅)からのものであり、各キャリアにおいて構成されるCBGの数が、同一であり、異なるキャリアのTBのCBGの数は、異なるように構成され得ると仮定する。次いで、フォールバックDCIによってスケジューリングされたTBに関するHARQ-ACKを形成する規則は、以下である:TBに関して形成される最終フィードバックのビット数は、非フォールバックDCIによってスケジューリングされ、そのTBと同じキャリアによって搬送されるTBに関するCBG HARQ-ACKのビット数に等しいこと。例えば、基地局が、あるキャリアによって搬送されるTBに対応するCBGの数を4であるように構成する場合、UEは、TBに関する形成された1ビットTB HARQ-ACKを最大4ビットまで繰り返し、次いで、フィードバック中、このTB HARQ-ACKを他のTBに関するHARQ-ACKと多重化する。
【0080】
第3の実施形態において、1つのTBから分割されるCBGの数は、上層シグナリング、例えば、無線リソース制御(RRC)メッセージを通して基地局によって構成されるので、RRCメッセージの可能な再構成に起因して、UEは、この期間中、長時間にわたって新しいRRCメッセージを受信しないこともある。この場合、UEは、時間内に基地局によって構成されたCBGの新しい数を把握しないこともある。したがって、第1の実施形態に基づいて、フォールバックDCIによってスケジューリングされたTBに関して形成される最終フィードバックのビット数は、TBに関するCBG HARQ-ACKのビット数に等しい。この場合、CBGの数は、UEによって以前に受信された上層シグナリングまたはUEが正しく受信した最新の高レベルシグナリング構成によって構成され、それは、UEが上層シグナリングを正しく受信し、上層シグナリングに関するHARQ-ACKを送信しており、基地局がHARQ-ACKを正しく受信した場合を指し得る。
【0081】
第4の実施形態において、1つのTBから分割されるCBGの数は、上層シグナリング、例えば、RRCメッセージを通して基地局によって構成されるので、RRCメッセージの可能な再構成に起因して、UEは、この期間中、長時間にわたって新しいRRCメッセージを受信しないこともある。この場合、UEは、時間内に基地局によって構成されたCBGの新しい数を把握しないこともある。したがって、第2の実施形態に基づいて、フォールバックDCIによってスケジューリングされたTBに関して形成される最終フィードバックのビット数は、非フォールバックDCIによってスケジューリングされ、そのTBと同じキャリアによって搬送されるTBに関するCBG HARQ-ACKのビット数に等しい。この場合、CBGの数は、UEによって以前に受信された上層シグナリング、または、UEが正しく受信した最新の高レベルシグナリング構成によって構成され、それは、UEが上層シグナリングを正しく受信し、上層シグナリングに関するHARQ-ACKを送信しており、基地局がHARQ-ACKを正しく受信した場合を指し得る。
【0082】
第5の実施形態において、第1または第2の実施形態に基づいて、固定コードブックが、複数のTBのHARQ-ACKが多重化されるときに使用されることが要求される。次いで、フォールバックDCIによってスケジューリングされたTBに関して、UEは、第1-第4の実施形態に例証される方法のうちの1つに従い、フィードバックビット数を決定し、対応するフィードバック信号を形成することができるが、フィードバックビット数は、上層シグナリングのキャリア情報または構成情報にかかわらず、固定される。
【0083】
第6の実施形態において、第1-第4の実施形態に基づいて、UEは、UEがTBを検出し、正しくデコードしたとき、フォールバックDCIによってスケジューリングされたTBに関して形成される最終フィードバックのビットを非フォールバックDCIによってスケジューリングされたTBに関するCBG HARQ-ACKのビットと同一であるように発生させる。すなわち、各フィードバックビットは、UEがTBを検出し、正しくデコードしたとき、それぞれのCBGに対応する。UEがTBの検出に失敗したとき、すなわち、UEがTBをスケジューリングするDCIを正しく受信または検出しなかったときも、UEは、フォールバックDCIによってスケジューリングされたTBに関して形成される最終フィードバックのビットを非フォールバックDCIによってスケジューリングされたTBに関するCBG HARQ-ACKのビットと同一であるように発生させるが、各CBGは、この場合、否定応答(NACK)をフィードバックされる。CBGの数は、第1-第4の実施形態に例証される方法のうちのいずれか1つに従って決定され得ることを理解されたい。
【0084】
第7の実施形態において、第1-第4の実施形態に基づいて、基地局がUEに関する複数のTBをスケジューリングし、(複数のTBからの)1つのスケジューリングされたTBに関するHARQ-ACKが以前のTBに関するHARQ-ACKと多重化されることを要求する場合、基地局は、以前のTBと同じDCIフォーマットを使用することによってTBをスケジューリングする。したがって、そのフィードバック信号が多重化される複数のTBに関して、1つの同じDCIフォーマットが、常時使用されるであろう。例えば、CBG再伝送機構をサポートするDCIフォーマットまたはフォールバックDCIフォーマットが、常時使用される。UEは、複数のTBをスケジューリングするためのDCIフォーマットに従って、多重化および伝送されるべき各TBのためのTB HARQ-ACKまたはCBG HARQ-ACKを形成することを決定する。
【0085】
一例において、基地局がUE1に関するTB1をスケジューリングし、あるDCIフォーマット(CBGをサポートするDCIフォーマットまたはCBGをサポートしないDCIフォーマット)を使用する場合、基地局がUE1に関するTB2をスケジューリングするとき、基地局は、以前のTB(すなわち、TB1)フォーマットと同じDCIを使用する。同時に、基地局は、TB2に関するHARQ-ACKがTB1に関するHARQ-ACKと多重化されるべきことを命令することができる。基地局が、UE1に関するTB3をスケジューリングし、以前のTBと同じDCIフォーマットを使用し続けるとき、基地局は、TB3に関するHARQ-ACKもTB1に関するHARQ-ACKおよび/またはTB2に関するHARQ-ACKと多重化されるように命令することができる。
【0086】
別の例において、基地局がUE1に関するTB1をスケジューリングし、あるDCIフォーマット(CBGをサポートするDCIフォーマットまたはCBGをサポートしないDCIフォーマット)を使用し、基地局がUE1に関するTB2をスケジューリングし、以前のTB(すなわち、TB1)をスケジューリングするためのDCIフォーマットと同じフォーマットを使用しない場合、基地局は、TB2に関するHARQ-ACKをTB1に関するHARQ-ACKと多重化されないように構成すべきである。基地局が、UE1に関するTB3をスケジューリングするために、TB1をスケジューリングしたDCIフォーマットと同じDCIフォーマットを使用する場合、基地局は、同時に、TB3に関するHARQ-ACKをTB1に関するHARQ-ACKと多重化されるように構成することができる。基地局が、UE1に関するTB3をスケジューリングするために、TB2をスケジューリングしたDCIフォーマットと同じDCIフォーマットを使用する場合、基地局は、同時に、TB3に関するHARQ-ACKをTB2に関するHARQ-ACKと多重化されるように構成することができる。
【0087】
異なるTBに関するHARQ-ACKを多重化するために、基地局は、同じDCIフォーマット(CBGをサポートするDCIフォーマットまたはCBGをサポートしないDCIフォーマット)によってスケジューリングされるTBに関するHARQ-ACKを多重化されるように構成し、異なるDCIフォーマットによってスケジューリングされたTBに関する別個のHARQ-ACKを個々にフィードバックされるように構成する。
【0088】
第8の実施形態において、UEの複数のTBに対応するHARQ-ACKが一緒に多重化されるように要求される限定が存在する第1-第4の実施形態と異なり、第8の実施形態による以下の方法は、そのような限定を伴わずに使用され得る。
【0089】
基地局は、UEに関するCBG再伝送機構を構成し、CBG HARQ-ACKを送信するようにUEに要求する。UEが、基地局がフォールバックDCI(またはCBG再伝送機構をサポートしない他のDCIフォーマット)を使用し、UEに関するTBをスケジューリングしたことを検出した場合、UEによってフィードバックされるTBに関するHARQ-ACKのビット数は、構成されたCBGの数によって決定される(例えば、両方が、等しい)。構成されたCBGの数は、TBから分割されるCBGの数であり、それは、基地局がUEに関するCBG再伝送機構を構成するときにUEに通知される。UEによってフィードバックされるTBに関するHARQ-ACKは、TB HARQ-ACKとして形成され、次いで、所定のエンコード規約に従って要求されるビット数に拡張され、それは、したがって、信頼性を向上させる。このTB HARQ-ACKに関する伝送リソースは、TBに関するCBG HARQ-ACKの伝送リソースである。
【0090】
代替として、フォールバックDCIを使用して基地局によってスケジューリングされ、UEがTBのDCIを検出したTBに関して、UEがTBを正しくデコードした場合、UEは、TB HARQ-ACKをフィードバックする(またはTB HARQ-ACKに関する上で言及されるエンコード拡張処理を実行し、次いで、TB HARQ-ACKを送信する)。TBが正しくデコードされない場合、UEは、CBG HARQ-ACKをフィードバックする。この場合、UEは、TBに関するCBG HARQ-ACKの伝送リソースを使用する。
【0091】
フォールバックDCIを使用して基地局によってスケジューリングされ、UEがTBのDCIを検出しない単一のTBに関して、いかなるDAI機構も存在しない場合、UEは、TBのDCIフォーマットを把握せず、それがこのTBの検出に失敗したことを把握しないので、UEは、いかなる処理も行わないであろう。
【0092】
本開示の種々の実施形態が、上で説明されたが、それらは、限定としてではなく、例としてのみ提示されたことを理解されたい。同様に、種々の略図は、当業者が本開示の例示的特徴および機能を理解することを可能にするために提供される、例示的アーキテクチャまたは構成を描写し得る。しかしながら、そのような当業者は、本開示が、例証される例示的アーキテクチャまたは構成に制限されず、種々の代替アーキテクチャおよび構成を使用して実装され得ることを理解するであろう。加えて、当業者によって理解されるであろうように、1つの実施形態の1つ以上の特徴は、本明細書に説明される別の実施形態の1つ以上の特徴と組み合わせられることができる。したがって、本開示の範疇および範囲は、上で説明される例示的実施形態のうちのいずれかによって限定されるべきではない。
【0093】
「第1」、「第2」等の指定を使用する本明細書における要素のいずれの言及も、概して、それらの要素の量または順序を限定しないことも理解されたい。むしろ、これらの指定は、2つ以上の要素または要素の事例を区別する便宜的な手段として本明細書に使用されることができる。したがって、第1および第2の要素の言及は、2つの要素のみが採用され得ること、または第1の要素がある様式で第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
【0094】
加えて、当業者は、情報および信号が種々の異なる技術0よび技法のうちのいずれかを使用して表され得ることを理解するであろう。例えば、上記説明において言及され得る、例えば、データ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、および記号は、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光学場または光学粒子、もしくはそれらの任意の組み合わせによって表されることができる。
【0095】
当業者は、本明細書に開示される側面と関連して説明される種々の例証的論理ブロック、モジュール、プロセス、手段、回路、方法、および機能のうちの任意のものが、電子ハードウェア(例えば、デジタル実装、アナログ実装、または2つの組み合わせ)、ファームウェア、命令を組み込むプログラムまたは設計コードの種々の形態(本明細書において、便宜的に、「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と称され得る)、もしくはこれらの技法の任意の組み合わせによって実装され得ることをさらに理解するであろう。
【0096】
ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアのこの適合性を明確に例証するために、種々の例証的コンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概して、それらの機能性の観点から上で説明された。そのような機能性がハードウェア、ファームウェアまたはソフトウェア、もしくはこれらの技法の組み合わせとして実装されるかどうかは、システム全体に課される特定の用途および設計制約に依存する。当業者は、各特定の用途に関して種々の方法で説明される機能性を実装することができるが、そのような実装決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こさない。種々の実施形態によると、プロセッサ、デバイス、コンポーネント、回路、構造、機械、モジュール等が、本明細書に説明される機能のうちの1つ以上のものを実施するように構成されることができる。規定された動作または機能に関して本明細書に使用されるような用語「~するように構成される」または「~のために構成される」は、規定された動作または機能を実施するように物理的に構築、プログラム、および/または配列されるプロセッサ、デバイス、コンポーネント、回路、構造、機械、モジュール等を指す。
【0097】
さらに、当業者は、本明細書に説明される種々の例証的論理ブロック、モジュール、デバイス、コンポーネント、および回路が、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、もしくはそれらの任意の組み合わせを含み得る集積回路(IC)内に実装されるか、または、それによって実施され得ることを理解するであろう。論理ブロック、モジュール、および回路は、ネットワーク内またはデバイス内の種々のコンポーネントと通信するために、アンテナおよび/または送受信機をさらに含むことができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替において、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、または状態マシンであり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPおよびマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併せた1つ以上のマイクロプロセッサ、または本明細書に説明される機能を実施するための任意の他の好適な構成としても実装されることができる。
【0098】
ソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、コンピュータ読み取り可能な媒体上の1つ以上の命令またはコードとして記憶されることができる。したがって、本明細書に開示される方法またはアルゴリズムのステップは、コンピュータ読み取り可能な媒体上に記憶されるソフトウェアとして実装されることができる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータプログラムまたはコードを1つの場所から別の場所に転送することを可能にされ得る任意の媒体を含むコンピュータ記憶媒体および通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。例として、限定ではないが、そのようなコンピュータ読み取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROM、または他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、もしくは命令またはデータ構造の形態において所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を含むことができる。
【0099】
本書において、本明細書に使用されるような用語「モジュール」は、本明細書に説明される関連付けられる機能を実施するためのソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、およびこれらの要素の任意の組み合わせを指す。加えて、議論の目的のために、種々のモジュールが、別々のモジュールとして説明されるが、しかしながら、当業者に明白であろうように、2つ以上のモジュールが、本開示の実施形態による関連付けられる機能を実施する単一のモジュールを形成するために組み合わせられ得る。
【0100】
加えて、メモリまたは他の記憶装置、および通信コンポーネントが、本開示の実施形態において採用され得る。明確化の目的のために、上記説明は、異なる機能ユニットおよびプロセッサを参照して、本開示の実施形態を説明したことを理解されたい。しかしながら、異なる機能ユニット、処理論理要素、または領域の間の機能性の任意の好適な分散が、本開示から逸脱することなく使用され得ることが明白であろう。例えば、別個の処理論理要素またはコントローラによって実施されるように例証される機能性は、同じ処理論理要素またはコントローラによって実施され得る。したがって、具体的機能ユニットの言及は、厳密な論理的または物理的構造もしくは編成を示すのではなく、説明される機能性を提供するための好適な手段の言及にすぎない。
【0101】
本開示に説明される実装の種々の修正が、当業者に容易に明らかであり、本明細書に定義される一般的原理は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の実装に適用されることができる。したがって、本開示は、本明細書に示される実装に限定されることを意図しておらず、下記の請求項に列挙されるように、本明細書に開示される新規の特徴および原理と一貫する最も広い範囲を与えられるものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【外国語明細書】