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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022183647
(43)【公開日】2022-12-13
(54)【発明の名称】通知処理装置および通知方法
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/16 20060101AFI20221206BHJP
   G08B 21/24 20060101ALI20221206BHJP
   G08G 1/09 20060101ALI20221206BHJP
   G16Y 10/40 20200101ALI20221206BHJP
   G16Y 40/10 20200101ALI20221206BHJP
【FI】
G08G1/16 A
G08B21/24
G08G1/09 H
G16Y10/40
G16Y40/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021091082
(22)【出願日】2021-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】308036402
【氏名又は名称】株式会社JVCケンウッド
(72)【発明者】
【氏名】酒井 康利
【テーマコード(参考)】
5C086
5H181
【Fターム(参考)】
5C086AA47
5C086AA60
5C086BA22
5C086DA40
5C086FA02
5C086FA06
5C086FA17
5C086FA18
5H181AA01
5H181BB04
5H181BB05
5H181CC02
5H181CC04
5H181DD10
5H181EE07
5H181FF04
5H181FF10
5H181FF13
5H181FF22
5H181FF33
5H181LL01
5H181LL02
5H181LL04
5H181LL07
5H181LL08
5H181MC04
5H181MC19
(57)【要約】
【課題】通知対象となる車両の情報を、周囲の車両に適切に通知する、通知処理装置および通知方法を提供すること。
【解決手段】本発明に係る通知処理装置100は、複数の車両の各々から位置情報および自車両特定情報を取得する自車両情報取得部220と、複数の車両の各々から周囲に存在する他車両を特定する情報である他車両特定情報を取得する他車両情報取得部230と、通知対象状態が検出された車両から通知情報を取得する通知情報取得部240と、通知情報を取得した車両の位置情報および自車両特定情報に基づき、通知情報を取得した車両から所定範囲内に存在する車両から、通知情報を取得した車両を特定する他車両特定情報を取得しているか否かを判断する判断部250と、通知情報を取得した車両を特定する他車両特定情報を取得していると判断した車両を被通知車両として、被通知車両に注意情報を通知する通知制御部260と、を備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の車両から、前記複数の車両の各々における位置情報および自車両特定情報を取得する自車両情報取得部と、
前記複数の車両の各々から、前記複数の車両の周囲に存在する他車両を特定する情報である他車両特定情報を取得する他車両情報取得部と、
前記複数の車両のうち通知対象状態が検出された車両から通知情報を取得する通知情報取得部と、
前記通知情報取得部が前記通知情報を取得した場合、前記通知情報を取得した車両の位置情報および自車両特定情報に基づき、前記通知情報を取得した車両から所定範囲内に存在する車両から前記他車両情報取得部が、前記通知情報を取得した車両を特定する前記他車両特定情報を取得しているか否かを判断する判断部と、
前記通知情報を取得した車両から所定範囲内に存在する車両のうち、前記判断部が前記通知情報を取得した車両を特定する前記他車両特定情報を取得していると判断した車両を被通知車両として、前記被通知車両に注意情報を通知する通知制御部と、
を備える、通知処理装置。
【請求項2】
前記他車両情報取得部は、前記複数の車両において撮影された映像に基づき、前記他車両特定情報を取得する、
請求項1に記載の通知処理装置。
【請求項3】
前記通知制御部は、前記被通知車両に、前記他車両情報取得部が前記被通知車両から取得した前記他車両情報と、前記通知情報を取得した車両から前記自車両情報取得部が取得した自車両特定情報とを対応付ける情報を前記注意情報として通知する、
請求項1または2に記載の通知処理装置。
【請求項4】
前記通知制御部は、前記被通知車両に、前記通知情報を取得した車両と前記被通知車両との位置関係に対応して、異なる注意レベルの注意情報を通知する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の通知処理装置。
【請求項5】
複数の車両から、前記複数の車両の各々における位置情報および自車両特定情報を取得するステップと、
前記複数の車両の各々から、前記複数の車両の周囲に存在する他車両を特定する情報である他車両特定情報を取得するステップと、
前記複数の車両のうち通知対象状態が検出された車両から通知情報を取得するステップと、
前記通知情報を取得した場合、前記通知情報を取得した車両の位置情報および自車両特定情報に基づき、前記通知情報を取得した車両から所定範囲内に存在する車両から前記通知情報を取得した車両を特定する前記他車両特定情報を取得しているか否かを判断するステップと、
前記通知情報を取得した車両から所定範囲内に存在する車両のうち、前記通知情報を取得した車両を特定する前記他車両特定情報を取得していると判断した車両を被通知車両として、前記被通知車両に注意情報を通知するステップと、
を通知処理装置が実行する通知方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通知処理装置および通知方法に関し、特に詳しくは、車両において用いられる通知処理装置および通知方法に関する。
【背景技術】
【0002】
危険運転などの特定の運転傾向で走行している車両の周囲を走行する車両に対して、注意喚起を行うシステムが提案されている。例えば、特許文献1には、特定の運転傾向の有無を判定した要注意車両の周囲の通知領域に位置する車両に通知を行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-117249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に例示される技術においては、特定の運転傾向にある車両により影響のある範囲が通知される範囲として設定されているが、この範囲に位置する車両の全てが、通知を必要とする車両とは限らない。また、通知を受けた車両においても、周囲に存在する車両のうち、どの車両が特定の運転傾向にある車両であるのか判断できない場合もある。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑み、通知対象となる車両の情報を、周囲の車両に適切に通知する、通知処理装置および通知方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る通知処理装置は、複数の車両から、前記複数の車両の各々における位置情報および自車両特定情報を取得する自車両情報取得部と、前記複数の車両の各々から、前記複数の車両の周囲に存在する他車両を特定する情報である他車両特定情報を取得する他車両情報取得部と、前記複数の車両のうち通知対象状態が検出された車両から通知情報を取得する通知情報取得部と、前記通知情報取得部が前記通知情報を取得した場合、前記通知情報を取得した車両の位置情報および自車両特定情報に基づき、前記通知情報を取得した車両から所定範囲内に存在する車両から前記他車両情報取得部が、前記通知情報を取得した車両を特定する前記他車両特定情報を取得しているか否かを判断する判断部と、前記通知情報を取得した車両から所定範囲内に存在する車両のうち、前記判断部が前記通知情報を取得した車両を特定する前記他車両特定情報を取得していると判断した車両を被通知車両として、前記被通知車両に注意情報を通知する通知制御部と、を備える。
【0007】
本発明に係る通知方法は、複数の車両から、前記複数の車両の各々における位置情報および自車両特定情報を取得するステップと、前記複数の車両の各々から、前記複数の車両の周囲に存在する他車両を特定する情報である他車両特定情報を取得するステップと、前記複数の車両のうち通知対象状態が検出された車両から通知情報を取得するステップと、前記通知情報を取得した場合、前記通知情報を取得した車両の位置情報および自車両特定情報に基づき、前記通知情報を取得した車両から所定範囲内に存在する車両から前記通知情報を取得した車両を特定する前記他車両特定情報を取得しているか否かを判断するステップと、前記通知情報を取得した車両から所定範囲内に存在する車両のうち、前記通知情報を取得した車両を特定する前記他車両特定情報を取得していると判断した車両を被通知車両として、前記被通知車両に注意情報を通知するステップと、を通知処理装置が実行する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、通知対象となる車両の情報を、周囲の車両に適切に通知することができ、公共の安心、安全に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明に係る通知処理装置を用いた通知システムの構成を示す概念図である。
図2】本発明の第1実施形態に係る通知処理装置の構成を示す概念図である。
図3】本発明の第1実施形態に係る車両側装置の構成を示す概念図である。
図4】本発明の第1実施形態に係る通知処理装置の処理例を示すフローチャートである。
図5】本発明の第1実施形態に係る車両側装置の処理例を示すフローチャートである。
図6】本発明の第1実施形態に係る複数の車両の状態例を示す概念図である。
図7】本発明の第2実施形態に係る通知処理装置の処理例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明に係る通知処理装置と複数の車両とからなる通知システムの構成を示す概念図である。通知処理装置100は、ネットワークNWを介して、複数の車両と常時接続されている。通知処理装置100が接続されている車両の数は制限されないが、少なくとも数km単位の区画内で稼働している車両毎に通知処理装置100に接続される。図1においては、説明を簡略化するために、通知処理装置100に、ネットワークNWを介して、車両C1、車両C2および車両C3が接続されていることとして説明する。
【0011】
通知処理装置100は、所謂サーバ装置であって、単一のサーバ装置、複数のサーバ装置、クラウド型のサーバ装置など、構成は限定されない。通知処理装置100は、例えば国や自治体、サービスを提供する法人等が管理し、所定区画内で稼働している車両と接続される。通知処理装置100に接続される各車両には、車両側装置500が搭載されている。
[第一実施形態]
次に、図2から図7を用いて、本発明の第一実施形態について説明する。図2は、第一実施形態に係る通知処理装置100の構成を示す概念図である。通知処理装置100は、通信部110および通知処理制御部200を備える。
【0012】
通信部110は、ネットワークNWと通信を行うための装置であり、通信は有線、無線問わない。通信部110の具体例としては、Wi-Fi(登録商標)や、携帯電話用通信回線などの通信を行うための通信装置である。通信部110は、複数の通信方式を使い分ける装置であってもよい。
【0013】
通知処理制御部200は、通知処理装置100における各種データ処理を行う単数または複数のCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、バッファメモリなどで構成され、プログラムによって様々な処理を実行する。通知処理制御部200は、その構成およびプログラムによって実現される機能として、通信制御部210、自車両情報取得部220、他車両情報取得部230、通知情報取得部240、判断部250および通知制御部260を備える。通知処理制御部200は、通知処理装置100における本発明にかかる動作を実行する装置であり、本発明にかかる通知方法を実行する。また、通知処理制御部200は、本発明にかかるプログラムを実行するコンピュータである。
【0014】
通信制御部210は、通信部110による通信を制御する。通信制御部210は、具体的には、通信部110を用いた複数の車両との通信を制御し、通信を行っている複数の車両との間における、各種データの送受信を制御する。
【0015】
自車両情報取得部220は、ネットワークNWを介して接続されている複数の車両の各々から、各々の車両の位置情報および各々の車両の自車両特定情報を、通信部110による通信を用いて取得する。複数の車両の位置情報とは、複数の車両の各々における現在位置情報である。複数の車両の自車両特定情報とは、例えは、車両の各々を一意に特定することができる、ナンバープレートを示す情報である。ナンバープレートを示す情報とは、ナンバープレートに記載された文字や数字を示す情報、ナンバープレートの色、文字色などが含まれる。自車両情報取得部220は、稼働中の車両から、例えば数秒毎など所定時間毎に、位置情報を取得する。取得する位置情報には、自車両特定情報が対応付けられている。
【0016】
他車両情報取得部230は、ネットワークNWを介して接続されている複数の車両の各々から、複数の車両の各々の周囲に存在する他車両を特定する情報である他車両特定情報を、通信部110による通信を用いて取得する取得する。他車両情報取得部230が取得する他車両特定情報とは、ネットワークNWを介して接続されている複数の車両の各々に搭載されたカメラが撮影した映像から検出された、ナンバープレートを示す情報である。
【0017】
他車両情報取得部230が取得する他車両特定情報は、例えば、ネットワークNWを介して接続されている複数の車両の各々で撮影された映像である。この場合、他車両情報取得部230は、映像から画像認識処理を行い、ナンバープレートを検出する。他車両情報取得部230が取得する他車両特定情報の他の例は、ネットワークNWを介して接続されている複数の車両の各々で撮影され、撮影された映像から検出されたナンバープレートを示す情報である。つまり、他車両情報取得部230は、ネットワークNWを介して接続されている複数の車両の各々の周囲に存在する車両のナンバープレートを示す情報を取得する。
【0018】
通知情報取得部240は、ネットワークNWを介して接続されている複数の各々の車両のうち、通知を行う必要のある通知対象状態が検出されたことを示す通知情報を、通信部110による通信を用いて取得する。通知対象状態とは、稼働中の周囲の車両に通知が必要な状態である。通知対象状態の具体例は、後述する。
【0019】
判断部250は、通知情報取得部240が通知情報を取得した車両(以下、通知車両)の位置情報および自車両特定情報に基づき、他車両情報取得部230が、通知車両から所定範囲内に存在する各車両から通知車両を特定する他車両特定情報を取得しているか否かを判断する。判断部250は、通知情報取得部240が通知車両から通知情報を取得した場合に、上述した判断を行う。
【0020】
具体的には、判断部250は、通知情報取得部240が通知車両から通知情報を取得した場合、通知車両の位置情報と他車両特定情報としてのナンバープレートを示す情報を特定する。また、自車両情報取得部220が取得した複数の車両の位置情報から、通知車両から、例えば半径30mの範囲内に存在している車両を特定し、特定した車両から取得した他車両特定情報に、通知車両を特定する情報が含まれているか否か、つまり、特定した車両から取得した他車両特定情報に、通知車両のナンバープレートを示す情報が含まれているか否かを判断する。
【0021】
判断部250は、通知車両のナンバープレートを示す情報が含まれている他車両特定情報を送信した車両は、位置情報によらず、通知車両から所定範囲内に存在する車両であると判断してもよい。
【0022】
通知制御部260は、判断部250が通知車両を特定する他車両特定情報を取得していると判断した車両(以下、被通知車両)に、注意情報を通知する。具体的には、通知車両のナンバープレートを示す情報を取得している車両を被通知車両として、被通知車両に対し、通信部110による通信を用いて、通知車両が存在することを注意情報として通知する。注意情報は、通知車両を特定する情報、例えばナンバープレートを示す情報を含めて通知してもよい。
【0023】
次に、図3を用いて、車両に搭載される車両側装置500の構成について説明する。図3は、車両側装置500の構成を示す概念図である。車両側装置500は、例えば、車両のインフォテインメントシステムやナビゲーションシステムにおける機能として実現されてもよく、独立した装置であってもよい。また、車両側装置500は、ドライブレコーダやスマートフォンなどの機能として実現されてもよい。
【0024】
車両側装置500は、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信部510、撮影部520、I/F530、表示部540、通信部550および車両側制御部600を備える。
【0025】
GNSS受信部510は、GNSS衛星からの信号を受信するGNSSアンテナを含む受信装置である。GNSS受信部510は、受信した信号を位置情報取得部610に出力する。
【0026】
撮影部520は、所謂カメラであり、車両側装置500が備えられている車両の周囲を撮影するように配置されている。撮影部520は、撮影制御部620の制御により映像を撮影し、撮影した映像を撮影制御部620に出力する。撮影部520には、図示しないが、レンズ、撮像素子、A-D(Analog to Digital)変換素子等が含まれる。撮影部520は、車両側装置500が備えられている車両の前方および後方を撮影できることが好ましい。また、撮影部520は、車両側装置500が備えられている車両の近傍であって、前方および後方を走行する車両のナンバープレートに記載されている情報を判別可能な解像度で映像を撮影する。撮影部520は、可視光カメラ、赤外光カメラ、または可視光と赤外光を撮影できるカメラなどである。
【0027】
I/F530は、車両側装置500が備えられている車両の動作や車両を制御するシステムの状況を取得するためのインターフェースである。I/F530は、例えば、CAN(Controller Area Network)と接続するインターフェースや、車載イーサネットに接続するインターフェース、各種センサなどと接続されるインターフェースである。
【0028】
表示部540は、表示制御部650の制御により各種情報を表示する表示装置である。表示部540は、例えば液晶パネルや有機ELパネルなどの表示パネルを備える。表示部540は、表示制御部650から出力される映像を表示する。
【0029】
通信部550は、ネットワークNWと無線通信を行うための装置である。通信部550の具体例としては、Wi-Fi(登録商標)や、携帯電話用通信回線などの通信を行うための通信装置である。通信部550は、複数の通信方式を使い分ける装置であってもよい。
【0030】
車両側制御部600は、車両側装置500における各種データ処理を行う単数または複数のCPU、GPU、バッファメモリなどで構成され、プログラムによって様々な処理を実行する。車両側制御部600は、その構成およびプログラムによって実現される機能として、位置情報取得部610、撮影制御部620、車両情報取得部630、通知対象状態検出部640、表示制御部650および通信制御部660、を備える。
【0031】
位置情報取得部610は、GNSS受信部510が受信したGNSS衛星からの信号に基づき現在位置を特定する。位置情報取得部610は、特定した現在位置を示す位置情報を、通信制御部660に出力する。
【0032】
撮影制御部620は、撮影部520による映像の撮影を制御する。撮影制御部620は、撮影部520が撮影した映像を取得し通信制御部660に出力する。撮影制御部620は、通知処理装置100における他車両情報取得部230で画像認識処理が可能な場合は、撮影部520が撮影した映像を他車両特定情報として通信制御部660に出力する。撮影制御部620は、通知処理装置100における他車両情報取得部230で画像認識処理が行われない場合は、撮影制御部620に含まれる画像認識処理によって検出した、ナンバープレートを示す情報を他車両特定情報として通信制御部660に出力する。また、撮影制御部620は、撮影部520が撮影した映像を、通知対象状態検出部640に出力する。
【0033】
車両情報取得部630は、CAN、車載イーサネット、各種センサなどから、車両に関する様々な情報を取得する。車両情報取得部630は、取得した情報を通知対象状態検出部640に出力する。言い換えると、車両情報取得部630は、通知対象状態検出部640が、通知対象となる状態を検出するために必要な情報を取得する。
【0034】
通知対象状態検出部640は、車両情報取得部630が取得した様々な情報や、撮影制御部620が取得した映像などに基づき、車両が通知対象となっていることを検出する。車両が通知対象となっていることとは、車両が稼働中に、周囲の他の車両に対して注意情報を通知する必要が生じた状態である。
【0035】
通知対象状態検出部640が検出する通知対象状態とは、例えば、危険運転、車両の故障や不具合などである。通知対象状態検出部640が検出する危険運転は、例えば、煽り運転、速度超過、ふらつき、急停止傾向などであり、車両の運転者の操作に基づいて生じ、事故等に結び付きやすく周囲の車両に通知されることが必要な状態である。通知対象状態検出部640が検出する車両の故障や不具合は、例えば、衝突低減用センサの故障、灯火器類の故障、ブレーキの利き具合の不具合、タイヤ空気圧の不具合など、事故等に結び付きやすく周囲の車両に通知されることが必要な状態である。通知対象状態検出部640が検出する通知対象状態は、上述した例に限定されない。
【0036】
通知対象状態検出部640は、撮影制御部620が撮影部520から取得した映像、I/F530を介して車両情報取得部630が各種センサから取得した各種情報などを分析することで、通知対象状態であることを検出する。
【0037】
通知対象状態検出部640による煽り運転の検出は、I/F530がCAN等を介して取得した車速センサによる車速情報に加えて、車間センサなどによる周辺車両との距離情報、または撮影制御部620が取得した車両前方または後方の映像から検出した他の車両との距離情報などから検出する。煽り運転の検出は、一時的な煽り運転の検出に加えて、煽り運転が繰り返し検出されることにより、煽り運転を行う傾向が高いことを検出してもよい。
【0038】
通知対象状態検出部640による速度超過の検出は、I/F530がCAN等を介して取得した車速センサによる車速情報に加えて、図示しない地図情報または撮影制御部620が取得した映像から検出した走行路の制限速度情報などから検出する。通知対象状態検出部640は、速度超過の検出は、一時的な速度超過の検出に加えて、速度超過が繰り返し検出されることにより、速度超過を行う傾向が高いことを検出してもよい。
【0039】
通知対象状態検出部640による車両の走行中のふらつきの検出は、撮影制御部620が取得した車両前方または後方の映像から検出した車線情報と車両の位置関係の変動、またはI/F530がCAN等を介して取得した加速度センサによる車両の横方向の加速度情報などから検出する。車両の走行中のふらつきの検出は、一時的なふらつきの検出に加えて、ふらつきが繰り返し検出されることにより、ふらつき走行を行う傾向が高いことを検出してもよい。
【0040】
通知対象状態検出部640による急停止傾向の検出は、I/F530がCAN等を介して取得したブレーキ操作の情報や、加速度センサによる車両の前後方向の加速度情報などから、急停止が繰り返し検出されることにより、急停止を行う傾向が高いことを検出する。
【0041】
通知対象状態検出部640による衝突低減用センサの故障、灯火器類の故障、ブレーキの利き具合の不具合、タイヤ空気圧の不具合などは、I/F530がCAN等を介して取得した車両の情報に基づいて検出する。
【0042】
表示制御部650は、表示部540を制御して、表示部540に様々な情報を表示させる。表示制御部650は、撮影制御部620が取得した撮影部520が撮影した映像を表示部540に表示させる。表示制御部650は、通信制御部660が通信部550を用いて、他の車両における注意情報を通知処理装置100から取得した場合、注意情報を表示部540に表示させる。このとき、撮影部520が撮影した映像から取得した他車両特定情報と、取得した注意情報に含まれている通知車両を特定する情報とが一致する場合、撮影部520が撮影した映像に対して、通知車両が特定されるように表示する。
【0043】
通信制御部660は、通信部550による通信を制御する。通信制御部660は、具体的には、通信部550を用いた通知処理装置100との通信を制御し、通知処理装置100との間における、各種データの送受信を制御する。通信制御部660は、位置情報取得部610が取得した位置情報に加え、自車両を特定する自車両情報である自車両のナンバープレートを示す情報を、自車両特定情報として、通信部550を用いて通知処理装置100に送信する。また、通信制御部660は、撮影制御部620が取得した他車両特定情報を、通信部550を用いて通知処理装置100に送信する。通信制御部660は、自車両特定情報および他車両特定情報を、車両または車両側装置500が動作している間は、例えば5秒毎など所定時間毎に送信する。
【0044】
通信制御部660は、通知対象状態検出部640が、車両が通知対象になっていることを検出した場合に、通信部550を用いて通知情報を通知処理装置100に送信する。通知処理装置100に送信する通知情報には、自車両特定情報を含めて送信する。また、通信制御部660は、車両側装置500を備えた他の車両が通知処理装置100に送信した通知情報に基づく注意情報を、通知処理装置100から受信する。
【0045】
次に、図4を用いて、通知処理装置100が実行する処理について説明する。図4の処理は、サーバ装置である通知処理装置100が実行する処理であるため、開始から終了までの処理が常時繰り返し実行されている。先ず、通知処理装置100は、ネットワークNWを介して接続されている複数の車両のうち任意の車両から、通知情報を取得したか否かを判断する(ステップS01)。ステップS01で通知情報を取得したということは、その時点で、ネットワークNWを介して接続されている複数の車両のいずれかが、通知対象状態を検出し、通知処理装置100に通知情報を送信したことである。
【0046】
ステップS01で、通知情報を取得したと判断した場合(ステップS01:Yes)、ステップS02に推移する。ステップS02においては、通知処理装置100は、通知情報を送信してきた車両である通知車両の自車両特定情報および、通知車両以外の車両から取得した自車両特定情報に基づき、通知車両が通知情報を送信したときにおける通知車両から所定範囲内に存在する車両を特定する。具体的には、判断部250は、通知車両から通知情報を取得したときにおける通知車両の位置情報および通知車両から通知情報を取得したときにおける通知車両以外の車両の位置情報に基づき、通知車両から所定範囲内の車両を特定する。ステップS02において、通知車両の所定範囲内の車両を特定した後、ステップS03に推移する。ステップS02で特定される車両は、複数の車両であっても単数の車両であってもよい。
【0047】
ステップS03においては、通知処理装置100は、ステップS02で特定した車両の他車両特定情報に、通知車両が含まれるか否かを判断する。具体的には、判断部250は、ステップS02で特定した車両から取得した他車両特定情報であるナンバープレートを示す情報に、ステップS01で通知情報を取得した通知車両のナンバープレートを示す情報と同一の情報が含まれるか、つまり、通知車両のナンバープレートを示す情報と一致するものがあるか否かを判断する。言い換えると、通知車両の周囲に存在する車両のうち、通知車両のナンバープレートを撮影した車両が存在するか否かを判断することを意味する。
【0048】
ステップS03で、ステップS02で特定した車両の他車両特定情報に、通知車両が含まれると判断した場合、つまり、通知車両のナンバープレートを撮影した車両が存在すると判断した場合(ステップS03:Yes)、ステップS04に推移する。ステップS02で特定した車両の他車両特定情報に、通知車両が含まれないと判断した場合、つまり、通知車両のナンバープレートを撮影した車両が存在しない判断した場合(ステップS03:No)、本処理を終了する。
【0049】
ステップS04においては、通知処理装置100は、ステップS02で他車両特定情報に通知車両を含むと判断された車両を被通知車両とし、被通知車両に対して注意情報を通知し、本処理を終了する。具体的には、ステップS02で通知車両のナンバープレートを撮影した車両を被通知車両とし、通知制御部260は、被通知車両に対して注意情報を通知する。ステップS04で通知される注意情報は、ステップS01で取得した通知情報に基づく内容を通知する情報である。また、注意情報には、通知車両を特定するための情報、つまり通知車両のナンバープレートを示す情報が含まれていてもよい。
【0050】
次に、図5を用いて、車両側装置500が実行する処理について説明する。図5の処理は、車両側装置500において、通知対象状態を検出する処理である。図5における処理の開始とは、例えば、車両のエンジンまたは電源等がオンとなること、つまり、車両が可動状態となったことによって開始される。図5における処理の開始は、車両側装置500に対するユーザの操作によって開始されてもよい。
【0051】
図5の処理の開始に伴い、車両側装置500は、自車両特定情報および他車両特定情報の送信を開始する(ステップS10)。具体的には、通信制御部660は、位置情報取得部610が取得した現在位置情報および、予め記憶されている自車両のナンバープレートを示す情報を、自車両特定情報として送信を開始する。また、通信制御部660は、撮影制御部620が取得した他車両特定情報の送信を開始する。
【0052】
ステップS10の開始後または開始と同時に、車両側装置500は、通知対象状態が検出されたか否かを判断する(ステップS11)。具体的には、通知対象状態検出部640が、車両における様々な情報に基づき、車両に対して通知対象状態が検出されたか否かを判断する。ステップS11において、通知対象状態が検出されていないと判断された場合(ステップS11:No)、ステップS15に推移する。ステップS11において、通知対象状態が検出されたと判断された場合(ステップS11:Yes)、ステップS12に推移する。
【0053】
ステップS12においては、車両側装置500は通知情報を送信する。具体的には、通信制御部660は、ステップS11で検出した通知対象状態に基づく通知情報を通知処理装置100に送信する。通知情報とは、具体的にどのような通知対象状態かを示す情報である。通知情報を送信する場合、通知情報を自車両特定情報とともに送信することで、通知情報を取得する通知処理装置100において、通知情報を送信した通知車両とその位置を特定できる。
【0054】
また、ステップS10の開始後または開始と同時に、車両側装置500は、注意情報を受信したか否かを判断する(ステップS13)。具体的には、通信制御部660は、通知処理装置100から注意情報を受信したか否かを判断する。ステップS13において、注意情報を受信していないと判断した場合(ステップS13:No)、ステップS15に推移する。ステップS13において、注意情報を受信したと判断した場合(ステップS13:Yes)、ステップS14に推移する。
【0055】
ステップS14においては、車両側装置500は、注意情報を表示する。具体的には、表示制御部650は、ステップS13で受信した注意情報を、車両の運転者に通知するために、表示部540に表示する。ステップS14における注意情報の表示による通知に代えて、注意情報を、音声を用いて、または表示に音声を加えて、車両の運転者に通知してもよい。
【0056】
また、表示制御部650は、撮影部520が撮影している映像を表示部540に表示するとともに、撮影制御部620において通知車両のナンバープレートを示す情報と同一のナンバープレートが検出されている場合、映像における通知車両を示す表示とともに、注意情報を表示してもよい。
【0057】
ステップS14における注意情報を表示する期間は、注意情報の表示を開始してから、例えば60秒間などの所定の期間や、撮影部520が撮影している映像に通知車両が含まれている期間であってよく、必要な期間、注意情報が表示された後、ステップS15に推移する。
【0058】
ステップS15においては、車両側装置500は、処理を終了するか否かを判断する。ステップS15において、処理の終了とは、車両のエンジンまたは電源等がオフとなること、つまり、車両が可動しない状態となったことによって終了する。または、車両側装置500に対するユーザの操作によって処理が終了されてもよい。ステップS15で、処理を終了しないと判断された場合(ステップS15:No)、ステップS11およびステップS13に推移し、処理を終了すると判断された場合(ステップS15:Yes)、図5の処理を終了する。
【0059】
上述した処理を、図6を用いて説明する。図6は、複数の車両の状態を示す例である。図6においては、道路Rに対する各車両の位置と各車両の進行方向を矢印で示している。矢印が付加されていない車両は、停止している車両である。図6においては、車両C11に搭載されている車両側装置500が、車両C11における通知対象状態を検出した場合について説明する。車両C11からの所定範囲を、図6においては、範囲Aとして破線で示す。
【0060】
図6において、車両C11における車両側装置500が、通知対象状態を検出したとき、通知処理装置100は、車両C11から通知情報を取得する。通知処理装置100は、通知車両である車両C11からの通知情報を受け、車両C11の現在位置情報に基づいて、車両C11からの所定範囲である範囲Aに存在する車両を特定する。図6においては、範囲Aには、車両C11に加えて、車両C12から車両C16が含まれる。ここで特定される車両においては、各々、車両側装置500が搭載されており、自車両特定情報および他車両特定情報を通知処理装置100に送信している。
【0061】
図6において、通知車両である車両C11が通知情報を通知処理装置100に送信したときに、他車両特定情報に車両C11が含まれる状態の車両は、車両C12、車両C13および車両C15である。車両C12は、車両C11の前方を走行しているため、車両C12の後方カメラには、車両C11のナンバープレートが撮影されている。車両C13は、車両C11の後方を走行しているため、車両13の前方カメラには、車両C11のナンバープレートが撮影されている。車両C15は、車両C11の反対車線側を反対方向に走行しているが、車両15の後方カメラには、車両C11のナンバープレートが撮影されている。このため、車両C12、車両C13および車両C15が、被通知車両であると判断され、注意情報が送信される。
【0062】
車両C14は、前方を道路Rに向けて停止しており、車両C14の前方カメラは、車両C11のナンバープレートを撮影可能な位置にあるが、車両C14は稼働状態ではなく、通知処理装置100に自車両特定情報および他車両特定情報を送信していないため、通知処理装置100から注意情報は送信されない。また、車両C16は、稼働状態で交差点に停止している。車両C16のカメラには、車両C11のナンバープレートが撮影されていないため、通知処理装置100から注意情報は送信されない。このため、車両C14および車両C16は、被通知車両と判断されない。
【0063】
このように、第一実施形態に係る通知処理装置100は、通知対象となる車両の注意情報を必要とする車両に適切に注意情報を通知する。
[第二実施形態]
次に、図7を用いて、本発明の第二実施形態について説明する。図7は、第二実施形態に係る通知処理装置100が実行する処理例を示している。第二実施形態に係る通知処理装置100および車両側装置500の構成は、第一実施形態に係る通知処理装置100車両側装置500の構成と同一であり、処理がことなるため、構成の説明は省略する。
【0064】
図7におけるステップS51からステップS53の処理は、図4におけるステップS01からステップS03の処理と同一であるため、説明を省略する。図7におけるステップS54においては、通知処理装置100は、ステップS52で他車両特定情報に通知車両を含むと判断された車両を被通知車両とし、通知車両と被通知車両との位置関係に応じて、異なるレベルの注意情報を通知する。
【0065】
具体的には、例えば、通知車両と被通知車両との進行方向に基づき、通知車両の進行方向に存在する被通知車両に対する注意情報の注意レベルを、通知車両の進行方向に存在しない被通知車両に対する注意情報の注意レベルより高いレベルの注意情報として通知する。
【0066】
図6を用いて説明すると、通知車両である車両C11に対し、通知車両C11の進行方向に存在する被通知車両である車両C12が取得する注意情報は、通知車両C11の進行方向に存在しない被通知車両である車両C13および車両C15が取得する注意情報より注意レベルの高い注意情報である。注意レベルの高い注意情報とは、例えば、注意表示に加えて警告音を付加した注意情報である。注意レベルの高い注意情報とは、例えば、表示時間の長い注意情報である。また、注意レベルの高い注意情報とは、視覚的により目立つ注意情報である。注意レベルの高い注意情報とは、上述した態様に限らず、被通知車両の運転者により強い警告を与える態様である。
【0067】
また、通知車両と被通知車両との位置関係に応じて、異なるレベルの注意情報を通知する他の例として、通知車両の被通知車両の相対的な位置関係の推移により、異なるレベルの注意情報を通知してもよい。図6を用いて説明すると、通知車両である車両C11に対し、被通知車両である車両C12および車両C13は、車両C11と同一方向に走行しているため、相対的な位置関係の変化が小さい。これに対し、被通知車両であるC15は、車両C11とは逆方向に走行しているため、相対的な位置関係の変化が大きく、車両C11から離間している。このため、車両C12および車両C13が取得する注意情報は、車両C15が取得する注意情報より注意レベルの高い注意情報である。
【0068】
また、通知車両と被通知車両との位置関係に応じて、異なるレベルの注意情報を通知する他の例として、通知車両の被通知車両との距離に応じて、異なるレベルの注意情報を通知してもよい。図6を用いて説明すると、通知車両である車両C11と被通知車両である車両C12との距離は、通知車両である車両C11と被通知車両である車両C13または車両C15との距離より短い。このため、車両C12が取得する注意情報は、車両13または車両C15が取得する注意情報より注意レベルの高い注意情報である。また、通知車両と被通知車両との距離と通知レベルとが、予め定められていてもよい。例えば、通知車両から10m未満に位置する被通知車両が取得する注意情報は、通知車両から10m以上に位置する被通知車両が取得する注意情報より注意レベルの高い注意情報としてもよい。
【0069】
また、通知車両における通知情報に対応し、通知車両と被通知車両との位置関係に応じて、異なるレベルの注意情報を通知することとしてもよい。例えば、通知情報が、速度超過や急停止傾向、衝突低減用センサの故障、ブレーキの利き具合の不具合などの場合は、通知車両の前方に位置する被通知車両が取得する注意情報は、通知車両の後方に位置する被通知車両が取得する注意情報より注意レベルの高い注意情報としてもよい。
【0070】
このように、第二実施形態に係る通知処理装置100は、通知対象となる車両の注意情報を必要とする車両に適切に注意情報を通知する。
【0071】
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。上述した実施の形態においては、通知車両において通知対象状態が検出され、通知車両とは異なる車両が被通知車両として注意情報を取得している。このような態様に代えて、通知車両の通知対象状態が外部から判別可能な状態である場合、通知車両ではない他の車両が通知車両の通知対象状態を検出してもよい。この場合における通知車両の位置情報は、通知車両の通知対象状態を検出した車両の位置情報から算出される。また、通知車両の自車両特定情報は、通知の通知対象状態を検出した車両において通知車両を撮影した映像に基づく他車両特定情報である。このような場合、通知車両の通知対象状態を検出した車両が被通知車両となることもある。
【0072】
上述した処理をコンピュータに実行させるためのプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体を用いて格納され、通知処理装置100および車両側装置500として動作するコンピュータに供給することができる。
【0073】
上述した実施形態においては、車両の走行に危険が生じる可能性のある運転を行う傾向のある運転者が運転する車両や、車両の安全運航に支障が生じる故障のある車両など、潜在的に危険となる可能性のある通知車両を、周囲の被通知車両に適切に通知することができる。本開示は、SDGs(Sustainable Development Goals)の「住み続けられるまちづくりを」の実現に貢献し、公共施設の安心・安全に寄与する事項を含む。
【符号の説明】
【0074】
100 通知処理装置
110 通信部
200 通知処理制御部
210 通信制御部
220 自車両情報取得部
230 他車両情報取得部
240 通知情報取得部
250 判断部
260 通知制御部
500 車両側装置
510 GNSS受信部
520 撮影部
530 I/F
540 表示部
550 通信部
600 車両側制御部
610 位置情報取得部
620 撮影制御部
630 車両情報取得部
640 通知対象状態検出部
650 表示制御部
660 通信制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7