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特開2022-18366殺菌済空気供給システム及び対面空気遮蔽テーブル
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022018366
(43)【公開日】2022-01-27
(54)【発明の名称】殺菌済空気供給システム及び対面空気遮蔽テーブル
(51)【国際特許分類】
   A62B 18/02 20060101AFI20220120BHJP
   A62B 29/00 20060101ALI20220120BHJP
   A61M 16/10 20060101ALI20220120BHJP
   C01B 13/02 20060101ALI20220120BHJP
   C01B 13/10 20060101ALI20220120BHJP
   A47B 13/08 20060101ALI20220120BHJP
【FI】
A62B18/02 A
A62B29/00
A61M16/10 Z
C01B13/02 B
C01B13/10 D
A47B13/08 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020121429
(22)【出願日】2020-07-15
(71)【出願人】
【識別番号】303002055
【氏名又は名称】白川 利久
(72)【発明者】
【氏名】白川利久
【テーマコード(参考)】
2E185
3B053
4G042
【Fターム(参考)】
2E185AA07
2E185CB04
2E185CC06
2E185CC16
3B053PC07
4G042BA01
4G042BA02
4G042BA11
4G042BB01
4G042BB06
4G042CA03
4G042CE02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】病原菌で汚染された空気の中を個人が活動できることを特徴とする殺菌済空気供給システムを提供する。
【解決手段】殺菌済空気充填ボンベと、気密マスクと、前記殺菌済空気充填ボンベと前記気密マスクに開口端を持つ接続管からなる個人が携行可能な殺菌済空気供給システムであって、殺菌済空気充填ボンベに多重殺菌済空気を装荷することにより十分に殺菌された空気を供給する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
殺菌済空気供給システムは、殺菌済空気充填ボンベ(1)と、気密マスク(2)と、前記ボンベ側と前記マスク側に開口端を持つ接続管(3)からなり、
殺菌済空気充填ボンベ(1)は、気密容器(11)と、前記気密容器(11)に敷設した自転車タイヤ用バルブ(12)と、前記気密容器(11)に充填した殺菌済空気からなり、
気密マスク(2)は、ゴム紐で口鼻の周りに密着された不織布(21)と、前記不織布(21)鼻腔出口部分を覆う逆止フィルム(22)と、接続管挿し込み部(4)からなり、
開閉コック(31)を敷設した接続管(3)端を殺菌済空気充填ボンベ(1)側出口に挿し込み、接続管(3)他端を接続管挿し込み部(4)に固着してなり、
病原菌で汚染された空気の中を個人が活動できることを特徴とする殺菌済空気供給システム。
【請求項2】
請求項1における殺菌済空気は、細菌で汚染された外気を多重に殺菌したことを特徴とする多重殺菌済空気。
【請求項3】
殺菌済空気充填ボンベ(1)と、気密マスク(2)と、接続管(3)からなる請求項1の殺菌済空気供給システムにおいて、
酸化マグネシウム格子(50)を装荷した殺菌済空気充填ボンベ(1)に過酸化水素を充填し、
自転車タイヤ用バルブ(12)内部に窒素吸着済ゼオライト円筒(40)を装着し。
酸素と窒素からなる人工空気を放出させ、
病原菌で汚染された空気の中を個人が活動できることを特徴とする人工空気供給システム。
【請求項4】
対面空気遮蔽テーブルは、テーブルの対面者との間に具備した上昇気流吹出口(51)と、テーブル下に具備した請求項1の殺菌済空気充填ボンベ(1)からなり、
対面者の吐息を遮蔽できることを特徴とする対面空気遮蔽テーブル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
酸素吸入器ボンベをキャリアに載せて移動する人はいる。
ペットボトルを携行している人はいる。
高級料理店ではテーブルチャージ料金を取る所がある。 電車運賃に殺菌空気ボトル料金を含める。
酸素ガス発生装置は、空気を圧縮して吸着剤(合成ゼオライト)により空気中の窒素を吸着除去して、酸素を得る。合成ゼオライトは、ある一定の窒素を吸着すると、それ以上窒素を吸着できなくなるから、窒素を十分吸着した合成ゼオライトを減圧して合成ゼオライトから窒素を脱着させる。そうすると合成ゼオライトは再び窒素を吸着する。脱着した窒素は空気中に放出するか、別途ボンベに充填する。
【背景技術】
【0002】
新型コロナウイルスで大騒ぎしている。重症または死亡に至るのは、持病のある高齢者のようである。持病を持った高齢者はインフルエンザやノロウイルスやその他伝染病で重症または死亡した。エクモの様な多数の医療従事者がいないと稼働できないような機器を、持病のある高齢者に適用するのは問題である。
新型コロナウイルスが怖くて、これまで通院していた病院に行かなくなったようである。それなら、今まで通院していたのは何のためだったのか。恐らく、心配事がなさ過ぎて不安のあまり、通院でもするしかなくなったのだろう。新型コロナウイルスと言う心配事が明白になったため漠然とした不安から解放された。通院する必要がない人々が何らかの病気を見つけて1週間に6~7回通院していた節がある。
新型コロナウイルス騒動が沈静化しても通院しなくなり、健康保険赤字が解消するかというと、そうはならない。新型コロナウイルス込みで通院する。厚生省が通院自粛の広報活動をすると医師会が黙ってはいない。
コロナ感染者の2/3は、20代~30代で、無症状者であるようだ。それも長時間濃厚接触を前提としたホストクラブとかキャバクラで重点的に検査しての話である。多くの人はホストクラブとかキャバクラとかには行かないし、通勤も満員電車でなければ長時間濃厚接触はしない(電車は換気を心がけている。車内壁に除菌コート)。
1日当たり感染者数が千人規模で、100日程度経過してもインフルエンザ並みの街である。人々の意識が慣れっこになることが望ましい。ただし、免疫期間は長くて4か月程度だろう。インフルエンザワクチンは、毎年射つが効果は3か月程度である。
問題は、長時間濃厚接触をした人が街中を移動することである。すると、街中の歩行者道路や街中の店の空気中にはコロナウイルスが漂い続けていることを前提に街中の生活を楽しまねばならない。持病持ちの高齢者も街中の生活を楽しむことが街の活性化に寄与する。
今後、毎年新型ウイルスが出てくるだろうから、積極的に発祥地に人(戦争カメラマン等紛争地に行く1発家。彼等をマスコミで持ち上げる)を派遣して周辺空気・下水を採取させて高価買取し培養しワクチン製造までをシステム化する必要がある。時間が掛かるから、それまでの即効的技術が待たれる。
在宅働き、人口の地方分散もあるだろうが難しい。コロナ以前から仙台や博多や札幌や八王子からデパートは撤退している(過疎地の小学校は廃校になっている)。分散は非効率で稠密は効率がよい。空襲に遭った都市部から千万が鄙に逃れたが、戦後すぐに都市部に戻った。広島では、1年も経たないうちに闇市が立ち利権をめぐってヤクザ戦争が起きた。
昔は、革新進歩的とされる人が「労働者の生き血を吸う経営者は悪」と言っていたのをマスコミ業者が囃したが、今回のコロナ禍で経営者こそ大事で救済しなければならないということが分かった。英国は、役者・俳優・タレント救済のために文化部門支援を表明し、VAT減税も表明している。革新進歩的とされる人やマスコミ業者の言うことと反対の事を心がけておくことが大事である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
酸素ガス発生装置で発生させた酸素の中に新型コロナウイルスが混じっていることである。
新型コロナウイルスを殺菌するには、「オゾンの中に長時間晒す」、「320ナノメートルの紫外線を発光するLEDランプ中に長時間晒す」、「高温の中に長時間晒す」ことが考えられる。
問題は、酸素だけだと火災が大規模になる恐れが有ることである。
空気は、酸素の他に炭酸ガス、水蒸気、窒素、アルゴン、その他微量気体成分を含有する。炭酸ガス、水蒸気、窒素は自分の呼気から供給して長時間長期間酸素を吸い続けるとアルゴン、その他微量気体成分が不足する。場合によっては無害な細菌やカビも不足するかもしれない。人の健康や遺伝に何らかの不都合が生じるかもしれない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
手段1は殺菌済空気供給システムである。
殺菌済空気供給システムは、殺菌済空気充填ボンベ(1)と、気密マスク(2)と、前記ボンベ側と前記マスク側に開口端を持つ接続管(3)からなる。
殺菌済空気充填ボンベ(1)は、気密容器(11)と、前記気密容器(11)に敷設した自転車タイヤ用バルブ(12)と、前記気密容器(11)に充填した殺菌済空気からなる。
気密マスク(2)は、ゴム紐で口鼻の周りに密着された不織布(21)と、前記不織布(21)鼻腔出口部分を覆う逆止フィルム(22)と、接続管挿し込み部(4)からなる。
開閉コック(31)を敷設した接続管(3)端を殺菌済空気充填ボンベ(1)側出口に挿し込み、接続管(3)他端を接続管挿し込み部(4)に固着してなる。
病原菌で汚染された空気の中を個人が活動できることを特徴とする殺菌済空気供給システム。
自転車タイヤ用バルブ(12)は通常の自転車タイヤのチューブ空気入口器具である。JISD9422には主に、英米仏の3種類が規定されている。
【0005】
手段2は多重殺菌済空気である。
手段1における殺菌済空気は、細菌で汚染された外気を多重に殺菌したことを特徴とする多重殺菌済空気。
高温と、オゾンと、活性酸素と、260nm(ナノメートル)紫外線で殺菌すれば四重殺菌済空気になる。
知見が乏しい、珍しいウイルスや珍しいバクテリアや珍しいカビや珍しい細菌を殺菌するには、1種類の殺菌では心もとない。
300℃にもなる噴煙を上げる深海熱鉱床の近傍にも貝やエビやカニの類が生息する。噴煙の吹出口にはバクテリアが付着しているかも知れない。地上の温泉湧き出し口周辺にも色々な細菌の類がいそうである。何かの拍子に人体に有害になるかもしれない。
高温殺菌の他にオゾンや活性酸素や紫外線でも殺菌すれば、大抵の細菌の類は死滅する。細胞が無くなればウイルシは自己複製できなくなる。
手段1における殺菌済空気充填ボンベ(1)での殺菌済空気を充填する例の一つは次の様にする。
細菌で汚染された外気をオゾンと、活性酸素と、260nm(ナノメートル)紫外線で三重殺菌済殺菌した空気を殺菌済空気充填ボンベ(1)に密閉してから、大きな密封タンクの中に装荷して当該密封タンクを高温にし、十分時間が経ってから徐々に室温に戻し、四重殺菌済空気にする。
もう1つの例は次の様にする。
細菌で汚染された外気を高温殺菌した後、オゾンと、活性酸素と、260nm(ナノメートル)紫外線にさらして、高温から室温に至るまでの間に殺菌効果を高めた四重殺菌済空気を、殺菌済空気充填ボンベ(1)に加圧充填する。
【0006】
手段3は人工空気供給システムである。
殺菌済空気充填ボンベ(1)と、気密マスク(2)と、接続管(3)からなる手段1の殺菌済空気供給システムに手を加える。
酸化マグネシウム格子(50)を装荷した殺菌済空気充填ボンベ(1)に過酸化水素を充填する。
自転車タイヤ用バルブ(12)内部に窒素吸着済ゼオライト円筒(40)を装着する。
酸素と窒素からなる人工空気を放出させる。
病原菌で汚染された空気の中を個人が活動できることを特徴とする人工空気供給システムである。
酸化マグネシウムは過酸化水素から酸素を放出させるための触媒である。
酸素が窒素吸着済ゼオライト円筒(40)を通過する時圧力が下がるから、窒素吸着済ゼオライトから窒素が離れる。酸素と窒素からなる人工空気が接続管(3)を通って気密マスク(2)に流入する。
酸素も窒素も汚染されていないと思われるから人工空気は無菌である。
【0007】
手段4は対面空気遮蔽テーブルである。
対面空気遮蔽テーブルは、テーブルの対面者との間に具備した上昇気流吹出口(51)と、テーブル下に具備した手段1の殺菌済空気充填ボンベ(1)からなり、
対面者の吐息を遮蔽できることを特徴とする対面空気遮蔽テーブルである。
【発明の効果】
【0008】
“いざなぎ時代”以来、不要不急のものでGDPが上昇してきた。餌からグルメレストランで生活に潤いが持てた。コロナ禍で今は不要不急なものは控えているが長くは続けられない。“いざなぎ時代”に戻る過程で楢山の様な事が起きる。老人・弱者は捨てられる。
インフルエンザでも毎年ワクチンは射っているし、それも内容が少しずつ違っている。そのことには馴れている。新型コロナも毎年コロナになる。それまでの繋ぎとして本発明はある。
本発明を使えば、通勤やイベント会場で一時的にコロナ感染を緩和できる。
地球からコロナウイルスを撲滅するのではなく、自分のみをコロナウイルスから守れれば、それでよしとする。一つ事を一生懸命やっていれば褒められ・自己満足もできる完璧主義は楽な生き方ではあるが効率が悪い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
都市空間がウイルスや細菌に汚染されたとしても個人が活動ができる殺菌処理済空気システムが提供できた。
【実施例0010】
実施例1は殺菌済空気供給システムである。
図1は本発明の殺菌済空気供給システムの概観図である。
殺菌済空気充填ボンベ(1)は、アルミニウム製の気密容器(11)と、前記気密容器(11)に敷設した自転車タイヤ用バルブ(12)と、前記気密容器(11)に充填した殺菌済空気からなる。
自転車用タイヤと同様に、自転車タイヤ用バルブ(12)から殺菌済空気を充填する。
気密マスク(2)は、ゴム紐で口鼻の周りに密着された不織布(21)と、前記不織布(21)鼻腔出口部分に貼り付けた逆止フィルム(22)と、接続管挿し込み部(4)からなる。鼻腔出口部分の不織布(21)に穴を設け、そこを逆止フィルム(22)で覆う。
開閉コック(31)を敷設した接続管(3)端を殺菌済空気充填ボンベ(1)側出口に挿し込み、接続管(3)他端をマスクの接続管挿し込み部(4)に挿し込む。開閉コック(31)で殺菌済空気放出流量を調節する。
逆止フィルム(22)は、フィルム接続ゴム紐(221)で不織布(21)に接続されている。
殺菌済空気充填ボンベ(1)からの殺菌済空気流出が少ない場合は、息を吸うと気密マスク(2)の内側は外気よりも圧力が低下するため、逆止フィルム(22)は鼻腔出口部分の不織布(21)の穴を塞ぐ。息を吐きだすと、気密マスク(2)の内側は外気よりも圧力が高くなるため、逆止フィルム(22)は鼻腔出口部分の不織布(21)の穴から離れ、吐息は前記穴から外気に放出される。
殺菌済空気充填ボンベ(1)からの殺菌済空気流出が多い場合は、逆止フィルム(22)が鼻から常時離れているため、吐息は放出され易い。殺菌済空気は吸いたいときに吸い込める。すなわち、気密マスク(2)の内側は常時殺菌済空気で満たされている。
気密マスク(2)は、首から上を透明フィルムで覆うヘルメットでもよい。逆止フィルム(22)と接続管挿し込み部(4)は具備している。
【0011】
清涼飲料水自動販売機から買った殺菌済空気充填ボンベ(1)は、開閉コック(31)部で随時交換できる。使用済殺菌済空気充填ボンベ(1)は、清涼飲料水自動販売機横の空き缶収集箱に投函する。
【実施例0012】
実施例2は本発明2の多重殺菌済空気である。
オゾンと、活性酸素と、260nm(ナノメートル)紫外線と高温で殺菌すれば四重殺菌済空気になる。
手段1における殺菌済空気充填ボンベ(1)での殺菌済空気を充填する例の一つは次の様にする。図2は殺菌済空気充填ボンベ(1)に四重殺菌済空気を充填する概観図を示す。
細菌で汚染された外気をオゾン・活性酸素・260nm(ナノメートル)紫外線で殺菌済空気を充填した殺菌済空気充填ボンベ(1)に密閉してから、過熱水蒸気タンク(41)に装荷して高温にし、十分時間が経ってから徐々に室温に戻し、殺菌済空気充填ボンベ(1)を取り出す。殺菌済空気充填ボンベ(1)の中は四重殺菌済空気になる。
殺菌済空気充填ボンベ(1)内の圧力と過熱水蒸気タンク(41)の圧力がほぼ等しいようにすれば、殺菌済空気充填ボンベ(1)内の初期圧力を大気圧力よりも高めても昇温中に当該ボンベが破損することはない。
酸素雰囲気中で放電(交流)させると酸素はオゾンに変換する。オゾンは殺菌作用が高い。
LED 等から放射される254nm(ナノメートル)紫外線は、オゾンを活性酸素にする。活性酸素は殺菌力が高い。活性酸素は時間が経てば酸素に戻る。
LED 等から放射される260nm(ナノメートル)紫外線は、病原菌のDNAを破壊して殺菌する。周囲にDNAを持った生物がいなくなればウイルスは自己複製が出来なくなる。
LED 等から放射される320nm(ナノメートル)以下の紫外線は、残留オゾンを酸素に還元する。オゾンが残留しないようにする。
【実施例0013】
実施例3は人工空気供給システムである。
図3は人工空気供給システムの概観図である。
殺菌済空気充填ボンベ(1)と、気密マスク(2)と、接続管(3)からなる手段1の殺菌済空気供給システムに手を加える。
酸化マグネシウム格子(50)を装荷した殺菌済空気充填ボンベ(1)の気密容器(11)に過酸化水素を充填する。
自転車タイヤ用バルブ(12)内部に窒素吸着済ゼオライト円筒(40)を装着する。
気密マスク(2)には酸素と窒素からなる人工空気を放出させる。
病原菌で汚染されていない人工空気を吸い込んで個人が活動できる。
吐息の1部は気密マスク(2)の内側に留まるから、吐息の窒素分が使える。したがって、窒素吸着済ゼオライト円筒(40)は無くても良い。
【0014】
図4は殺菌済空気充填ボンベ(1)に酸素吸収放出物質を装荷した概観図である。
殺菌済空気充填ボンベ(1)に酸素吸収放出物質を搭載し、酸素を放出させてもよい。
酸素吸収放出物質には、南デンマーク大学が開発したコバルトと有機物からなる物質が有望である。
【0015】
人工空気の他の作成例を示す。
酸素放出物質には、過塩素酸カリウム(KClO4)、過塩素酸リチウム(LiClO4)があり、400℃で分解して酸素を放出する。
殺菌済空気充填ボンベ(1)に過塩素酸カリウムまたは過塩素酸リチウムといった酸素放出剤を装荷する。
殺菌済空気充填ボンベ(1)上部にヒータを敷設する。電源は電池とする。
ヒータには直流金属ヒータがある。1センチメートルのニクロム線をU字型の石英ガラス管内に装荷する。
ダイオードを使って直流を交流に変換すれば交流ヒータが使える。
ダイヤモンド半導体を使えば小型化できる。
ハロゲンランプでもよい。
ただし、酸素に高温が絡んでくると個人の携行用には危険である。
【0016】
実施例4は対面空気遮蔽テーブルである。
図5は対面空気遮蔽テーブルの概観図である。
テーブルの対面者との間に具備した上昇気流吹出口(51)と、テーブル下に具備した手段1の殺菌済空気充填ボンベ(1)からなる。
上昇気流吹出口(51)は、テーブル中央と対面者の直前に具備すると効果が上がる。
各人の横にクシャミ等吐き出し口を設け、換気煙突から天井に向かって吐息やクシャミ等を排出し、室外に排気する。
【産業上の利用可能性】
【0017】
コロナ災害に端を発するマイナポイント制度により、自由民主党はあらゆる選挙で苦戦もしくは敗北する。使わせたくないから申込にくくしているかチャランポランである。4000万人は救うが残り8000万人は自己責任に委ねることに与野党が賛成した。世界的に経済成長が望めず、経済がグローバル化した現在は日本も弱者を支える余裕がなくなった。弱者救済は建前で本音は与野党とも弱者切り捨てである。ただ、公明党や共産党は残り8000万人を救っている節がある。1度、立憲民主党に政権を委ねて、弱者救済はどの程度すればいいのかの与野党全国民的コンサンサスを見定めることが重要になる。現政権を過大評価・期待し過ぎている。あれもこれも要望を出し過ぎている。将棋だっていい手はそんなには無いらしい。
米国と対等な関係が持てる位の自衛力を持つ覚悟が大多数の国民にあるとは思えない。米国は武器輸出できるから賛成し、そんな人を総理にする後押しはするだろう。
需要落ち込みによる企業を救済する1つに小規模石炭火力の廃止が有効だろう。廃止を強要してその代わりに救助資金を渡せば企業は助かる。炭酸ガスが温暖化の元凶だとするマスコミ産業や地球に優しくあろうとする人々から賛成が得られよう。もっとも、人間が地球に優しくしても、地球は人間に害を与えることはしばしばである。地震は地面を閉単位する働きがあるが家屋を倒壊させる。火山は肥沃な土壌をもたらすが、大量の噴煙は地球寒冷化を誘い、冷害による飢饉をもたらす。太陽は、地球にエネルギーを恵んでくれるが、時たま大規模磁気嵐が電気機器に破滅的災害をもたらす。
地球環境汚染は、自然林や野原に人が入り込むことである。農業が環境を破壊する。農業が環境汚染を齎す。田舎暮らしは自動車排ガス汚染をもたらす。洪水災害等は起こりそうな所で起きている。木曽福島近郊の様な山間地畑は野獣の食害を防ぎきれずに(狩猟は禁止されている)放棄された。駅周辺には怪しげなパブが出来た。
災害復興・復旧をしても災害を繰り返す。シャッター街はいくらでもあるのだから、県庁や急行停車場近くに引っ越すのが地球に優しい。災害に遭った所が好きならそこに小さな別荘地や作業小屋を国の金で建ててやればいい。建設需要が起きる。地方の都市化が地球環境を救う。本発明により都市の密集弊害を緩和する。
表面由来発電の中で比較的安い太陽光発電を積極的に推進した方が良さそうである。輸出が滞り外貨が不足し石油やLNG輸入が出来なくなった時に備えなければならない。電子機器用半導体の余りから作るのではなく、珪素中に微量に含有しているトリウムやウランを減らすべく珪素純度向上を中途半端にすればシリコンは安くなる。太陽電池の敷設を整然と並べることなく中途半端に敷き詰めれば設置費用は安くなる。引き取り手のない土地は膨大であり、使ってやろうと言えば金をくれる。太陽光発電の最もよい所は、自然災害で数年のうちに泥まみれになることである。その上をローダで地均しをして新規に敷き詰めるという需要の循環が期待できる。
それにしても風力発電原価は高すぎる。総務省あたりが音頭をとって地元政財界行政と外国資本が結託しなければ設置できていない。環境省か経産省は、国産風力発電価格低減研究に補助金位はだしてもいいのではないか。夕張地区のようなことが続出してきそうである。
コロナ災害などの時には今の総務省はそのままにして緊急時対応用の総務省が必要だろう。JRの様に総務省九州・総西九州・総務省東・総務省東海・・・に分割して、総務省九州大臣・総西九州大臣・総務省東大臣・総務省東海大臣を置いて、維新の会や国民党から大臣を毎年新規招聘しないと今後も出てくるコロナ様災害に対処できないだろう。
大きな組織には天下りが付きものである。急に変革しようとすると失敗する。どんな組織も新入社員(正規、不正規)を10年採用しなければ縮小する。現行の護送船団方式組織は大多数の民と職員の幸せ感をもたらしてくれるから維持すべきものである。一方、内外緊急時には機能しない。官邸主導の組織(波乱が好きな人の集まり)に活躍してもらう。本発明を携行して活発に動いてもらう。
かつての人口増時代において不足する住宅地対策として、河川敷や土砂災害地にも住宅建設を許可した。復興・復旧しても被災を繰り返す。県庁や村役場周辺の比較的災害に遭っていなかった地域の公有地(民有地にすると土地代が高くなる。固定資産税を上げても追いつかない)や捨て置かれている工業団地の周辺を改良地盤で小高くして被災者を密集して住まわせることになる。そこで、本発明が役に立つ。
近隣国指導者の動向が聞かれなくなった。武田信玄みたいなことは覚悟しておく。日本海を渡って来られる難民や軍隊は丈夫であろう。人口減の日本に住み着いてもらいたい。しばらくの間は本発明を使用して生活してもらい、日本に馴染んでから日本社会に融け込んでもらう。その際、マイナスメートル地帯には住まわせてはならない。下水・湿地帯に多い様に見受けられる新型コロナウイルスに警戒する。その他に水溶性可燃ガスの汲み取りが行われていないから可燃ガスが蓄積されている。大地震で揺さぶられればガスが噴出し火災旋風(対象関東大震災)が発生する。コロナ焼却には効果がありそうだが避難民も巻き込まれる。
大陸側で逃げ遅れた邦人救出は、渡洋救助飛行機用にF35垂直離着陸機から爆装を除去し、代わりに本発明のシステム一式と人格納容器を積載して日本海を往復する。
鄙にとって、観光資源は重要な収入源である。マホメットの時代でもそうであったように、今迄の慣習になかった事とか物とか、慣習を変える事とかを非常に恐れる。新たな事を改善するとか、新たなことに自らを変えて順応するとかはしない。其のままじっとしているか、鄙が今迄通りやっていけるように票によって政治家に圧力を掛ける。しかし、過疎化は鄙の票の威力を下げるから、中央政治家はあてにならない。人口の80%程度は県庁所在地のような都市に住んでいるだろう。国民実現党や令和新撰組が受け皿になる。共産党の国会議員は都会育ちが少なくないから鄙の泥濘に入るのを嫌がるだろう。
法律は省・官僚が責任を問われないようにできている。省・官僚の責任が問われない水位情報の監視や伝達にはカネを出す。一方、民は情報を知ろうともしないし、知ったとて何の行動もしない。したがって、金を官邸が出し、知事が新規採用女性を指揮して民を救助するしかない。水没しやすい老人・介護施設で予定していた高台避難場所に新たに老人・介護施設を建設しておけばいいだろう。一般民の瓦礫の分だけ新規需要が出現し、供給力は他県で有り余っているから、官邸がお札を刷れば収まる。できれば復旧・復興は控えて、被災一般民の居住施設は県庁近くに建設し、今までの労働作業施設に車や低空移動体で通勤すればいいだろう。県庁近くは密になるから本発明を使って生活してもらう。
県民が都市からの旅行者を受け入れたくないなら、当該地方自治体が老舗旅館に補助金を出すしかないだろうが、直ぐに財源が底を着く。奇手ではあるが藩札のようなものを発行するしかないだろう。終戦直後の様に次男三男を都市へ出すことはできない(次男三男は判っていたから、2月もすると就職先を離脱し街中に漂っていった。金の卵は嘘)。神奈川県には大都市と観光資源があるから、本発明を使って県内を旅行・繁華街ウロツキをしてもらう。大野外コンサートは小クラスターに分けて、2週間陰性だったクラスターは本発明を使った移動は許可する。米国には地域通貨を発行する場所がある。
知事同士が交流を認め合った県同士が旅行をすることになる。ただし、独自志向知事にも反撃手段が在って国がお札を刷ってくれないなら県有地でも水源地でも何でも外国に売ればいい。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の殺菌済空気供給システムの概観図。
図2】殺菌済空気充填ボンベ(1)に四重殺菌済空気を充填する概観図。
図3】人工空気供給システムの概観図。
図4】殺菌済空気充填ボンベ(1)に酸素吸収放出物質を装荷した概観図。
図5】対面空気遮蔽テーブルの概観図。
【符号の説明】
【0019】
1は殺菌済空気充填ボンベ。
2は気密マスク。
3は接続管。
11は気密容器。
12は自転車タイヤ用バルブ。
13は流量調節ネジ。
21は不織布。
22は逆止フィルム。
31は開閉コック。
40は窒素吸着済ゼオライト円筒。
41は過熱水蒸気タンク。
50は酸化マグネシウム格子。
51は上昇気流吹出口。
221は逆止フィルム接続ゴム紐。
図1
図2
図3
図4
図5