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特開2022-183663情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022183663
(43)【公開日】2022-12-13
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/34 20120101AFI20221206BHJP
【FI】
G06Q50/34
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021091100
(22)【出願日】2021-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】500033117
【氏名又は名称】株式会社MIXI
(74)【代理人】
【識別番号】100166006
【弁理士】
【氏名又は名称】泉 通博
(74)【代理人】
【識別番号】100154070
【弁理士】
【氏名又は名称】久恒 京範
(74)【代理人】
【識別番号】100153280
【弁理士】
【氏名又は名称】寺川 賢祐
(72)【発明者】
【氏名】杉山 潤
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC55
(57)【要約】      (修正有)
【課題】競技に投票する人が、投票内容を参考にしたい他の投票者の投票内容を参照しやすくする情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】複数の情報端末と、情報処理装置がネットワークを介して互いに通信可能に接続されている情報処理システムにおいて、情報処理装置10は、競技に投票する投票ユーザの操作に基づいて、投票ユーザと異なるユーザを、投票ユーザと所定関係を有する登録ユーザとして登録する登録部113と、投票ユーザが複数の競技のうち第1競技を指定した場合に、複数の登録ユーザのうち、第1競技に対して投票した第1登録ユーザの投票内容を投票ユーザが投票に使用する情報端末に表示させる表示処理部114と、を有する。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
競技に投票する投票ユーザの操作に基づいて、前記投票ユーザと異なるユーザを、前記投票ユーザと所定関係を有する登録ユーザとして登録する登録部と、
前記投票ユーザが複数の競技のうち第1競技を指定した場合に、複数の前記登録ユーザのうち、前記第1競技に対して投票した第1登録ユーザの投票内容を前記投票ユーザが投票に使用する情報端末に表示させる表示処理部と、
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記表示処理部は、前記情報端末が有する複数の表示領域のうち、一以上の前記登録ユーザの投票内容を一覧表示可能な第1領域に前記第1登録ユーザの投票内容を表示させる、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記表示処理部は、前記情報端末が有する複数の表示領域のうち、前記投票ユーザが指定していない前記第1競技と異なる第2競技に対して投票した第2登録ユーザの投票内容を、前記複数の表示領域のうち前記第1領域と異なる第2領域に表示させる、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記表示処理部は、前記第2領域に前記第2登録ユーザの投票内容を表示させる時間よりも長い時間にわたって、前記第1領域に前記第1登録ユーザの投票内容を表示させる、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記表示処理部は、前記投票ユーザが前記第1競技を指定した場合に、複数の前記登録ユーザのうち、前記投票ユーザが前記第1登録ユーザの投票対象を閲覧可能な閲覧条件を満たすことを条件として、前記第1登録ユーザの投票内容を前記情報端末に表示させ、前記投票ユーザが前記閲覧条件を満たしていない場合、前記第1登録ユーザの投票対象を前記情報端末に表示させない、
請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記表示処理部は、前記第1登録ユーザが複数いる場合、複数の前記第1登録ユーザが過去に投票した競技のうち、前記投票ユーザが投票した過去競技に関する情報に基づく順番に、複数の前記第1登録ユーザに対応する複数の投票内容を前記情報端末に表示させる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記表示処理部は、前記過去競技における投票結果が示す成績の順番に、複数の前記第1登録ユーザに対応する複数の投票内容を前記情報端末に表示させる、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記表示処理部は、前記第1競技の属性と共通する属性を有する前記過去競技における投票結果が示す成績の順番に、複数の前記第1登録ユーザに対応する複数の投票内容を前記情報端末に表示させる、
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記表示処理部は、前記第1登録ユーザが過去に投票した複数の過去競技における投票結果のうち、前記投票ユーザが、複数の前記第1登録ユーザの投票内容を参照した後に当該投票内容と少なくとも一部が共通する投票内容の投票をした一以上の前記過去競技に関する情報に基づく順番に、複数の前記第1登録ユーザに対応する複数の投票内容を前記情報端末に表示させる、
請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記表示処理部は、前記投票ユーザが前記過去競技における前記第1登録ユーザの投票内容を参照した後に当該投票内容と少なくとも一部が共通する投票内容の投票をした回数に対応する順番に、複数の前記第1登録ユーザに対応する複数の投票内容を前記情報端末に表示させる、
請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記表示処理部は、前記投票ユーザが前記過去競技における前記第1登録ユーザの投票内容を参照した後に当該投票内容と少なくとも一部が共通する投票内容の投票をした際の成績に基づく順番に、複数の前記第1登録ユーザに対応する複数の投票内容を前記情報端末に表示させる、
請求項9又は10に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記表示処理部は、複数の前記第1登録ユーザの前記第1競技における投票内容に含まれる共通の投票対象を示す情報を前記情報端末に表示させる、
請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項13】
コンピュータが実行する、
競技に投票する投票ユーザの操作に基づいて、前記投票ユーザと異なるユーザを、前記投票ユーザと所定関係を有する登録ユーザとして登録するステップと、
前記投票ユーザが複数の競技のうち第1競技を指定した場合に、複数の前記登録ユーザのうち、前記第1競技に対して投票した第1登録ユーザの投票内容を前記投票ユーザが投票に使用する情報端末に表示させるステップと、
を有する情報処理方法。
【請求項14】
コンピュータに、
競技に投票する投票ユーザの操作に基づいて、前記投票ユーザと異なるユーザを、前記投票ユーザと所定関係を有する登録ユーザとして登録するステップと、
前記投票ユーザが複数の競技のうち第1競技を指定した場合に、複数の前記登録ユーザのうち、前記第1競技に対して投票した第1登録ユーザの投票内容を前記投票ユーザが投票に使用する情報端末に表示させるステップと、
を実行させるためのプログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、競技の結果を予想した人が予想した内容を、競技に投票しようとする閲覧者に公開するシステムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-160612号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
競技に投票しようとする閲覧者が、他の投票者が予想した内容又は投票した内容を参考にして投票する場合、多数の他の投票者による予想結果が表示されてしまうと、閲覧者が予想結果を参照したい他の投票者による予想結果を見つけることが困難であるという問題が生じていた。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、競技に投票する人が、投票内容を参考にしたい他の投票者の投票内容を参照しやすくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の情報処理装置は、競技に投票する投票ユーザの操作に基づいて、前記投票ユーザと異なるユーザを、前記投票ユーザと所定関係を有する登録ユーザとして登録する登録部と、前記投票ユーザが複数の競技のうち第1競技を指定した場合に、複数の前記登録ユーザのうち、前記第1競技に対して投票した第1登録ユーザの投票内容を前記投票ユーザが投票に使用する情報端末に表示させる表示処理部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、競技に投票する人が、投票内容を参考にしたい他の投票者の投票内容を参照しやすくなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成の一例を示す図である。
図2】情報処理装置10のハードウェア構成例を示す図である。
図3】情報端末20のハードウェア構成例を示す図である。
図4】他のユーザが公開している投票内容が表示された画面の一例を示す図である。
図5】他のユーザの投票内容が詳細に表示された画面の一例を示す図である。
図6】登録ユーザが公開している投票内容が表示された画面の一例を示す図である。
図7】登録ユーザの投票内容が詳細に表示された画面の一例を示す図である。
図8】情報処理装置10の機能ブロック構成例を示す図である。
図9】記憶部12に記憶されたユーザデータの一例を示す図である。
図10】情報処理装置10の動作のフローチャートである。
図11】情報処理システム1における処理シーケンスの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成の一例を示す図である。図1に示す情報処理システム1は、情報処理装置10と、一以上の情報端末20(第1情報端末20-1、第2情報端末20-2、第3情報端末20-3)とを備える。情報処理装置10及び複数の情報端末20は、インターネット、イントラネット、無線LAN(Local Area Network)、又は移動通信網等のネットワークNを介して互いに通信可能に接続されている。
【0010】
情報処理装置10は、複数の競技体が参加する競技への投票を受け付ける投票サービスを管理するために用いられる装置である。競技への投票は、情報端末20を使用するユーザが競技に勝つと予想した投票対象の競技体を選択し、情報端末20が、ユーザにより選択された競技体を示す情報を情報処理装置10に通知することにより行われる。
【0011】
競技は、例えば、競輪、オートレース、競馬、競艇、サッカー、テニス、又はエレクトロニック・スポーツ等である。競技体は、例えば、競技者、競技車体、競走馬、又は競技チーム等である。投票対象は、ユーザが所定価値を投票する対象であり、投票対象の候補となる複数の競技体(競技者、競技車体、又は動物を含む)のうち、勝利するとユーザが予想する競技体と賭け式(投票方式)との組み合わせにより定められる。所定価値は、金銭、電子通貨又はポイントのように、ユーザが物品又はサービスを得るために使用可能な有形物又は無形物である。本実施形態において、ユーザが投票した所定価値の大きさを投票額という場合がある。
【0012】
情報処理システム1を用いて提供される投票サービスでは、投票を受け付けることの他に、さまざまなサービスが提供される。例えば、投票サービスでは、あるユーザによる投票内容、又はあるユーザが競技の結果について予想した内容を他のユーザに公開するサービスが提供される。投票内容は、投票した競技名及び投票した対象の競技体を示す情報を含む。投票内容は投票額を示す情報を含んでもよい。このようなサービスが提供されることにより、ユーザは、他のユーザの投票内容を参考にして投票することができるので、投票の経験が少ないユーザにとって好適である。
【0013】
情報処理システム1においては、サービスを利用するユーザが、投票内容を参考にしたい他のユーザを予め登録することができる。投票内容を公開しているユーザが多数いる場合、ユーザが参考にしたいと思っている他のユーザの投票内容を見つけることが困難である。これに対して、情報処理システム1においては、ユーザが、お気に入りの他のユーザを登録しておくことができる。ユーザが他のユーザを登録しておくことで、お気に入りの他のユーザの投票内容を容易に参照することができる。
【0014】
情報処理装置10は、例えば一又は複数の物理的なサーバから構成されている。情報処理装置10は、ハイパーバイザー(hypervisor)上で動作する仮想的なサーバを用いて構成されていてもよく、クラウドサーバを用いて構成されていてもよい。
【0015】
情報端末20は、ユーザが利用する装置であり、例えば、携帯電話(スマートフォンを含む)、タブレット端末又はパーソナルコンピュータ等の装置である。情報端末20には、例えば、ユーザに投票サービスを提供するための専用のアプリケーションプログラム(以下、「専用アプリ」という)がインストールされている。ユーザは、専用アプリを介して、投票対象に投票したり、配信される配信動画を視聴したり、他のユーザが投票した内容を閲覧したりすることができる。
【0016】
情報端末20は、専用アプリを起動させる操作を受け付けると、投票サービスの表示画面を表示する。表示画面は、例えば、他のユーザの投票内容若しくは予想内容を表示する画面、又は競技に投票する操作を受け付けるための画面である。
【0017】
情報端末20は、ユーザが気に入った他のユーザを登録する操作を受け付ける画面を表示してもよい。情報端末20は、例えば、他のユーザの投票内容又は予想内容を表示する画面において、ユーザが気に入った他のユーザに対応する投票内容又は予想内容が表示された状態で所定の操作が行われたことにより、ユーザと所定の関係(第1関係)を有する登録ユーザとして他のユーザを登録することを情報処理装置10に要求する。
【0018】
情報処理装置10は、情報端末20からの要求に応じて、ユーザに関連付けて登録ユーザを登録する。登録ユーザが登録された後に、ユーザは、登録ユーザの投票内容又は予想内容を優先的に情報端末20に表示させることができる。情報処理装置10は、例えば、登録ユーザの投票内容又は予想内容を閲覧するための操作が情報端末20において行われた場合に、多数のユーザによる多数の投票内容又は予想内容から、登録ユーザによる投票内容又は予想内容を抽出し、抽出した投票内容又は予想内容を情報端末20に表示させる。
【0019】
情報処理装置10及び情報端末20がこのように動作することで、競技に投票しようとするユーザが参考にしたい他のユーザの投票内容又は予想内容を参照しやすくなる。以下の説明においては、情報端末20が他のユーザの投票内容を表示する場合を例示するが、情報端末20は、投票内容とともに、又は投票内容に代えて予想内容を表示してもよい。
【0020】
本明細書において、他のユーザを登録するユーザを投票ユーザ、登録されたユーザを登録ユーザという場合がある。また、登録ユーザと第1関係を有するユーザを第1投票ユーザ、登録ユーザと第2関係を有するユーザを第2投票ユーザという場合がある。詳細については後述するが、第1関係は、上記のとおり、第1投票ユーザが登録ユーザをお気に入りのユーザとして登録したという関係である。第2関係は、第2投票ユーザが登録ユーザと相互に承認したという関係(いわゆるフレンド関係)である。また、第1競技に投票した登録ユーザを第1登録ユーザ、第2競技に投票した登録ユーザを第2登録ユーザという場合がある。
【0021】
図1に示した第1情報端末20-1は、第1投票ユーザが使用する情報端末20であり、第2情報端末20-2は、第2投票ユーザが使用する情報端末20であり、第3情報端末20-3は、登録ユーザが使用する情報端末20である。本明細書において、第1情報端末20-1、第2情報端末20-2及び第3情報端末20-3を区別する必要がない動作の説明においては、これらを情報端末20と称する場合がある。
以下、情報処理装置10及び情報端末20の構成及び動作を詳細に説明する。
【0022】
<ハードウェア構成>
図2は、情報処理装置10のハードウェア構成例を示す図である。情報処理装置10は、プロセッサ11、記憶部12、通信IF(Interface)13、入力デバイス14、及び出力デバイス15を有する。
【0023】
プロセッサ11は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はGPU(Graphical Processing Unit)であり、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
【0024】
記憶部12は、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶媒体を有する。記憶部12は、プロセッサ11が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部12は、ユーザの投票内容、又は競技の勝敗に関するユーザの予想の少なくともいずれかを、ユーザIDに関連付けて記憶する。
【0025】
通信IF13は、ネットワークNを介して情報端末20との間で有線通信又は無線通信を行うための通信コントローラを有する。通信IF13は、情報端末20から受信したデータをプロセッサ11に通知する。また、通信IF13は、プロセッサ11から入力されたデータを情報端末20に送信する。
【0026】
入力デバイス14は、例えば情報処理装置10の管理者から入力操作を受け付ける。入力デバイス14は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス又はマイクである。出力デバイス15は、例えば情報処理装置10の管理者に対して情報を出力する。出力デバイス15は、例えば、ディスプレイ又はスピーカ等である。
【0027】
図3は、情報端末20のハードウェア構成例を示す図である。情報端末20は、プロセッサ21、記憶部22、通信IF23、入力デバイス24、及び出力デバイス25を有する。
【0028】
プロセッサ21は、例えばCPUであり、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
【0029】
記憶部22は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体を有する。記憶部22は、プロセッサ21が実行するプログラムを記憶する。
【0030】
通信IF23は、ネットワークNを介して情報処理装置10との間で有線通信又は無線通信を行うための通信コントローラを有する。通信IF23は、情報処理装置10から受信したデータをプロセッサ21に通知する。また、通信IF23は、プロセッサ21から入力されたデータを情報処理装置10に送信する。
【0031】
入力デバイス24は、例えばユーザから入力操作を受け付ける。入力デバイス24は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス又はマイクである。出力デバイス25は、例えばユーザに対して情報を出力する表示部及び音声出力部等である。出力デバイス25は、例えば、ディスプレイ又はスピーカ等である。
【0032】
<情報端末20の表示画面の例>
図4から図7は、情報端末20に表示される画面の例を示す図である。図4は、他のユーザが公開している投票内容が表示された画面の一例を示す図である。図4に示す画面には、表示領域251、表示領域252、表示領域253及び表示領域254が含まれている。
【0033】
表示領域251は、他のユーザの投票内容を一覧表示するための第1領域である。表示領域251には、表示領域253に表示された複数の競技からユーザによって選択された競技への他のユーザの複数の投票内容のうち、表示領域254に表示された複数の条件からユーザによって選択された条件に基づいて選択された一以上の投票内容が表示される。
【0034】
一例として、表示領域251には、他のユーザの氏名又はニックネームと、投票額と、回収率とが表示されている。回収率は、投票による的中額/投票額により算出される値である。ユーザが100円投票して200円が的中した場合の回収率は200%となる。前日の回収率は、画面の表示日の前日に行われた競技におけるそのユーザの回収率であり、当日の回収率は、画面の表示日の当日に行われる競技のうち現時点で終了した競技における回収率である。ユーザは、投票額及び回収率を見ることにより、投票内容の詳細を確認する価値があるユーザであるかどうかを判断することができる。
【0035】
表示領域252は、表示領域251に表示された投票内容と異なる投票内容を表示領域251と異なる態様で表示するための第2領域である。表示領域252には、例えば、表示領域251に投票内容が表示される対象となる競技と異なる競技への他のユーザの複数の投票内容が順次表示される。表示領域252には、例えば、複数の投票内容が、順次所定の向きに移動しながら表示される。表示領域251及び表示領域252に表示される投票内容の詳細については後述する。
【0036】
表示領域253は、他のユーザの投票内容を表示させたい競技をユーザが選択するための領域である。図4においては「広島7R」という競技及び「取手6R」という競技が表示されており、太線で示す「取手6R」が選択されている。ユーザは、表示領域253において指をスライドさせることで、表示される競技名を切り替えることができる。
【0037】
表示領域254は、表示領域251に表示させる投票内容を選択する条件をユーザが入力するための領域である。図4においては、「人気」、「新着」及び「登録者」という3つの条件が表示されているが、表示領域254に他の条件が表示されてもよい。
【0038】
「人気」は、投票内容が表示される頻度が高いユーザ、又は投票内容を参照したユーザが投票内容と同じ投票内容の投票をした頻度が高いユーザを優先的に表示させるという条件である。「新着」は、投票内容を公開するという設定がされてから経過した時間が短い順に投票内容を表示させるという条件である。「登録者」は、情報端末20を使用しているユーザがお気に入りの他のユーザとして登録した登録ユーザを優先的に表示させるという条件である。図4においては、人気があるユーザによる「取手6R」への投票内容から順番に表示されている。
【0039】
図5は、他のユーザの投票内容が詳細に表示された画面の一例を示す図である。図5に示す画面は、図4における表示領域251に表示された複数の他のユーザのうち一人の他のユーザが選択されたことにより表示される。表示領域255には、図4に示されていたユーザ名と投票額とが表示されている。
【0040】
表示領域256には、表示領域255に表示された他のユーザによる投票内容とオッズとが表示されている。投票内容は、投票対象(すなわち競技体)を示す数字の組み合わせ(例えば、2番、3番、4番)により表されている。他のユーザが複数の投票をした場合、表示領域256には複数の投票内容が表示される。
【0041】
操作用画像257は、他のユーザの投票内容を参照した後に当該投票内容と少なくとも一部が共通する投票内容の投票をする「乗っかり投票」をするための操作用画像である。ユーザは、表示領域256に表示された複数の投票内容のうち、自身も投票したい投票内容を選択した状態で「乗っかり投票」の操作用画像を選択することにより、選択した投票内容で投票することができる。情報端末20は、操作用画像257がユーザにより選択された場合、ユーザを識別するためのユーザ識別情報(以下、「ユーザID」という)と、競技を識別するための競技IDと、ユーザが選択した投票内容とを含む投票データを情報処理装置10に送信する。情報端末20は、情報処理装置10から投票を受け付けたことを示す通知を受信すると、投票が完了したことを表示する。
【0042】
操作用画像258は、表示領域255に表示されている他のユーザをお気に入りの登録ユーザとして登録するための操作用画像である。ユーザが操作用画像258を選択したことに応じて、情報端末20は、情報端末20を使用するユーザIDと、他のユーザのユーザIDと、登録を要求することを示す登録要求メッセージと、を情報処理装置10に送信する。
【0043】
図6は、登録ユーザが公開している投票内容が表示された画面の一例を示す図である。図6に示す画面は、表示領域254において「登録者」が選択されており、図5に示した画面で登録ユーザとして登録された「鈴木」、「安藤」、「木村」の3名の投票内容が表示領域251に表示されているという点で図4に示した画面と異なる。ユーザは、「登録者」を選択することで、多数の他のユーザの投票内容のうち自身が投票内容を参照したい登録ユーザの投票内容を優先的に見ることができるので、所望の投票内容を見るまでに要する時間を短縮することができる。
【0044】
図7は、登録ユーザの投票内容が詳細に表示された画面の一例を示す図である。図7に示す画面は、図6に示した画面において「鈴木」が選択されたことにより表示される。図7に示す画面においては、図5に示した画面における操作用画像258の代わりに操作用画像259が表示されているという点で、図5に示した画面と異なる。操作用画像259は、お気に入りとして登録された登録ユーザを、登録されていない非登録ユーザに変更するための操作用画像である。
【0045】
ユーザが操作用画像259を選択したことに応じて、情報端末20は、情報端末20を使用するユーザのユーザIDと、登録ユーザのユーザIDと、登録の取り消しを要求することを示す登録取消要求メッセージと、を情報処理装置10に送信する。情報処理装置10は、登録取消要求メッセージを受信すると、登録ユーザを非登録の状態に変更する。
【0046】
<機能ブロック構成>
図8は、情報処理装置10の機能ブロック構成例を示す図である。プロセッサ11は、投票受付部111と、公開操作受付部112と、登録部113と、表示処理部114と、を有する。プロセッサ11は、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、投票受付部111、公開操作受付部112、登録部113及び表示処理部114として機能する。
【0047】
記憶部12は、ユーザIDに関連付けて、投票内容又は予想内容の少なくともいずれかを含むユーザデータを記憶する。図9は、記憶部12に記憶されたユーザデータの一例を示す図である。図9に示すユーザデータにおいては、ユーザIDと、投票内容(競技ID、投票対象、投票額)と、公開フラグと、登録ユーザIDとが関連付けられている。公開フラグが〇になっているユーザは、自身の投票内容を公開していることを示している。登録ユーザIDは、ユーザがお気に入りの他のユーザとして登録している登録ユーザのユーザIDである。ユーザデータにおいては、一つのユーザIDに複数の投票内容が関連付けられていてもよい。この場合、それぞれの投票内容に対して公開フラグが関連付けられていてもよい。
【0048】
投票受付部111は、ユーザが競技に投票するための操作を受け付ける。投票受付部111は、情報端末20におけるユーザが投票するための画面において投票操作が行われた場合、又は図5若しくは図7に示した画面において操作用画像257が選択された場合に、情報端末20が送信した投票データを受信することにより、投票するための操作を受け付ける。
【0049】
本実施形態において、投票受付部111は、競技に投票する第1投票ユーザの操作により第1投票ユーザと第1関係を有するユーザとして登録されている登録ユーザから、第1競技への投票を受け付ける。この場合、投票受付部111は、登録ユーザのユーザIDに関連付けて、受け付けた投票内容を記憶部12に記憶させる。具体的には、投票受付部111は、登録ユーザのユーザIDと、第1競技の競技IDと、投票対象と、投票額と、を関連付けて記憶部12に記憶させる。
【0050】
投票受付部111は、投票を受け付けた後に、登録ユーザが投票内容を公開する操作をすることができる画面を登録ユーザが使用する第3情報端末20-3に表示させる。投票受付部111は、例えば、投票が行われた直後に、投票を行うための画面に、公開する操作をするための操作用画像を表示させる。投票受付部111は、登録ユーザが投票した競技に投票できる期間にわたって、投票を行うための画面と異なる、投票内容を公開する操作をするための画面を登録ユーザが使用する第3情報端末20-3に表示させてもよい。
【0051】
公開操作受付部112は、競技に投票したユーザの投票内容を公開するための公開操作を受け付ける。公開操作受付部112は、投票受付部111が、第3情報端末20-3を介して登録ユーザから第1競技への投票を受け付けた場合、その後、登録ユーザの投票内容を公開するための公開操作を受け付ける。公開操作受付部112は、公開操作を受け付けた場合、例えば、記憶部12に記憶された投票内容に関連付けて、図9に示したユーザデータにおける公開フラグを、公開されていることを示す状態に変更することにより、投票内容が公開された状態に設定する。
【0052】
登録部113は、競技に投票する投票ユーザの操作に基づいて、投票ユーザと異なるユーザを、投票ユーザと所定関係(すなわち第1関係)を有する登録ユーザとして登録する。本実施形態における第1関係は、投票ユーザが第1情報端末20-1において所定の操作(例えば図4に示した画面において「登録者」を選択する操作)をすることで、投票内容が情報端末20に優先的に表示される関係である。
【0053】
登録部113は、第1情報端末20-1において投票ユーザが「お気に入り登録」をするための操作用画像258を選択したことを示す登録要求を第1情報端末20-1から受信した場合に、操作用画像258が表示されている画面に表示されているユーザを登録ユーザとして登録する。登録部113は、記憶部12が記憶しているユーザデータにおける投票ユーザのユーザIDに関連付けて、登録ユーザとして登録するユーザのユーザIDを記憶させる。
【0054】
表示処理部114は、各種の情報を情報端末20に表示させるための処理を実行する。表示処理部114は、例えば、図4から図7に示した各種の画面を情報端末20に表示させる。以下、表示処理部114の各種の動作を説明する。
【0055】
[登録ユーザの投票内容の表示]
表示処理部114は、投票ユーザが複数の競技のうち第1競技を指定した場合に、複数の登録ユーザのうち、第1競技に対して投票した第1登録ユーザの投票内容を投票ユーザが投票に使用する第1情報端末20-1に表示させる。表示処理部114は、公開操作受付部112が公開操作を受け付けた場合に、第1投票ユーザが使用する第1情報端末20-1に、登録ユーザの投票内容を表示させる。表示処理部114は、公開操作受付部112が公開操作を受け付けていない登録ユーザの投票内容を第1情報端末20-1に表示させない。
【0056】
図6に示した例において、表示処理部114は、第1情報端末20-1を使用する投票ユーザが表示領域253に表示された「取手6R」を第1競技として選択し、表示領域254に表示された「登録者」を選択した場合に、第1情報端末20-1を使用する投票ユーザが登録した複数の登録ユーザのうち、「取手6R」に対して投票した第1登録ユーザを選択する。表示処理部114は、選択した第1登録ユーザのうち、「取手6R」への投票内容を公開している第1登録ユーザの投票内容を第1情報端末20-1に送信することにより、当該投票内容を第1情報端末20-1の表示領域251に表示させる。
【0057】
表示処理部114は、第1情報端末20-1が有する複数の表示領域のうち、一以上の登録ユーザの投票内容を一覧表示可能な第1領域(例えば図6における表示領域251)に第1登録ユーザの投票内容を表示させる。第1領域は、第1情報端末20-1の表示領域において最も大きな割合を占めている。表示処理部114が、このような第1領域に複数の投票内容を一覧表示させることで、投票ユーザが参照したいと思っている複数の登録ユーザの投票内容の概要を容易に見ることができる。
【0058】
表示処理部114は、第1情報端末20-1が有する複数の表示領域のうち、投票ユーザが指定していない第1競技と異なる第2競技に対して投票した第2登録ユーザの投票内容を、複数の表示領域のうち第1領域と異なる第2領域に表示させてもよい。図6に示した例において、表示処理部114は、第1情報端末20-1を使用する投票ユーザが登録した複数の登録ユーザのうち、投票ユーザが選択している「取手6R」と異なる競技(例えば「広島7R」)に対して投票した第2登録ユーザの「広島7R」への投票内容を第1情報端末20-1に送信することにより、当該投票内容を第1情報端末20-1の表示領域252に表示させる。表示処理部114がこのように動作することで、投票ユーザが他の競技に関する情報を得ることができるので、投票ユーザが他の競技にも投票するように動機づけられる。
【0059】
表示処理部114は、第1情報端末20-1の第2領域に第2登録ユーザの投票内容を表示させる時間よりも長い時間にわたって、第1情報端末20-1の第1領域に第1登録ユーザの投票内容を表示させる。表示処理部114は、例えば、第1領域に表示された投票内容を、投票ユーザが他の画面に遷移する操作をするまで継続して表示させ、第2領域に表示された投票内容を、投票ユーザの操作の有無によらず一定時間が経過した後に表示させない状態にする。表示処理部114は、例えば、予めユーザにより設定された時間ごとに、第2競技に対する複数の投票内容を切り替えながら表示させる。
【0060】
表示処理部114が、このように投票ユーザが選択している競技の投票内容を第1領域に長時間表示させ、投票ユーザが選択していない競技の投票内容を第2領域に短時間表示させることで、投票ユーザは、投票を検討中の競技に関する情報を、十分に時間をかけて確認することができるとともに、検討中でない競技に関する情報も得ることが可能になる。
【0061】
表示処理部114は、投票ユーザが第1競技を指定した場合に、複数の登録ユーザのうち、投票ユーザが第1登録ユーザの投票対象を閲覧可能な閲覧条件を満たすことを条件として、第1登録ユーザの投票内容を第1情報端末20-1に表示させてもよい。この場合、表示処理部114は、投票ユーザが閲覧条件を満たしていない場合、第1登録ユーザの投票対象を第1情報端末20-1に表示させない。
【0062】
閲覧条件は、例えば投票ユーザが第1登録ユーザを自身の登録ユーザとして登録していることである。閲覧条件は、投票ユーザが、第1登録ユーザの投票内容を確認するために要する所定の対価を支払っていることであってもよい。所定の対価は、情報処理装置10を用いて投票サービスを提供する事業者に支払われる対価であり、対価の一部が、投票内容を公開した第1登録ユーザに支払われてもよい。対価の一部は、投票内容を公開した第1登録ユーザのうち、投票ユーザが投票内容を確認した第1登録ユーザ、又は投票ユーザが乗っかり投票をした第1登録ユーザに支払われてもよい。表示処理部114がこのような閲覧条件に基づいて投票内容を第1情報端末20-1に表示させることで、投票内容を公開する価値が高まり、ユーザが投票内容を公開するように動機づけられる。
【0063】
閲覧条件は、投票ユーザが、投票に使用する所定価値として閾値以上の額を予め登録していることであってもよい。所定価値として、無料で投票ユーザに提供される電子通貨(例えばポイント)と、投票ユーザの現金とがある場合、表示処理部114は、閾値以上の現金が投票に使用できるように登録されていることを条件として投票内容を第1情報端末20-1に表示させてもよい。
【0064】
投票に使用する所定価値は、例えばユーザの操作に応じてユーザデータにおいてユーザIDに関連付けられる。この場合、表示処理部114は、ユーザデータを参照し、投票ユーザが閾値以上の額を投票に使用できる状態である場合に、投票内容を第1情報端末20-1に表示させる。表示処理部114は、投票ユーザが閾値未満の額しか投票に使用できない状態である場合、投票内容を第1情報端末20-1に表示させず、「投票に使用する額を登録してください」といったように、所定価値を登録することを促すメッセージを表示する。表示処理部114がこのように動作することで、ユーザが投票内容を見た後に投票する確率が高まる。
【0065】
表示処理部114は、第1登録ユーザが複数いる場合、複数の第1登録ユーザが過去に投票した競技のうち、投票ユーザが投票した過去競技に関する情報に基づく順番に、複数の第1登録ユーザに対応する複数の投票内容を第1情報端末20-1に表示させてもよい。過去競技に関する情報は、例えば、第1登録ユーザが過去に投票した回数、第1登録ユーザが過去に投票した際の投票額、又は第1登録ユーザが過去に投票した際の成績の少なくともいずれかである。
【0066】
表示処理部114は、過去に投票した回数が多い順番、過去に投票した額が多い順番、又は過去競技における投票結果が示す成績の順番に、複数の第1登録ユーザに対応する複数の投票内容を第1情報端末20-1に表示させる。投票結果が示す成績は、投票内容が当たったか否か、当たった投票内容のオッズ、又は投票内容が当たったことにより得られた払戻金の額の少なくともいずれかにより表される。表示処理部114が、このように過去競技に関する情報に基づく順番に複数の投票内容を情報端末20に表示させることで、投票ユーザが、投票経験がより多い登録ユーザ、又は過去の成績がより良い登録ユーザの投票内容を参照しやすいので、投票内容を参照する価値が高まる。
【0067】
表示処理部114は、第1競技の属性と共通する属性を有する過去競技における投票結果が示す成績の順番に、複数の第1登録ユーザに対応する複数の投票内容を第1情報端末20-1に表示させてもよい。第1競技の属性と共通する属性を有する過去競技は、例えば、第1競技に出場する複数の競技体のうち、少なくとも1つの競技体が出場していた競技である。第1競技の属性と共通する属性を有する過去競技は、第1競技が開催される会場と同じ会場で開催された競技であってもよい。表示処理部114がこのように第1競技と類似する属性の過去競技における登録ユーザの成績に基づいて投票内容を表示させることで、ユーザが、第1競技に関して良い投票結果を得られる確率が高まる。
【0068】
表示処理部114は、第1登録ユーザが過去に投票した複数の過去競技における投票結果のうち、投票ユーザが、複数の第1登録ユーザの投票内容を参照した後に当該投票内容と少なくとも一部が共通する投票内容の投票をした一以上の過去競技に関する情報に基づく順番に、複数の第1登録ユーザに対応する複数の投票内容を第1情報端末20-1に表示させてもよい。すなわち、表示処理部114は、投票ユーザが複数の第1登録ユーザに過去に乗っかり投票をした際の実績に基づいて、複数の登録ユーザの投票内容を表示する順番を決定してもよい。
【0069】
表示処理部114は、例えば、投票ユーザが過去競技における第1登録ユーザの投票内容を参照した後に当該投票内容と少なくとも一部が共通する投票内容の投票をした回数に対応する順番に、複数の第1登録ユーザに対応する複数の投票内容を第1情報端末20-1に表示させる。表示処理部114がこのように動作することで、ユーザは、過去に乗っかり投票をした回数が多い第1登録ユーザの投票内容を参照しやすくなる。表示処理部114のこのような動作は、ユーザが同じ第1登録ユーザの投票内容に基づいて乗っかり投票をしたいという場合に好適である。
【0070】
表示処理部114は、投票ユーザが過去競技における第1登録ユーザの投票内容を参照した後に当該投票内容と少なくとも一部が共通する投票内容の投票をした際の成績に基づく順番に、複数の第1登録ユーザに対応する複数の投票内容を第1情報端末20-1に表示させてもよい。すなわち、表示処理部114は、投票ユーザが過去の競技において複数の第1登録ユーザの投票内容を参照してから乗っかり投票をした場合に、乗っかり投票をした際の成績が良かった第1登録ユーザの投票内容を、他の第1登録ユーザの投票内容よりも優先して第1情報端末20-1に表示させる。表示処理部114がこのように動作することで、ユーザは、過去に乗っかり投票をした第1登録ユーザのうち、良い結果を得られた第1登録ユーザの投票内容を参照しやすくなるので、新たな投票においても良い成績を得られる確率が高まる。
【0071】
表示処理部114は、複数の第1登録ユーザの第1競技における投票内容に含まれる共通の投票対象を示す情報を投票ユーザが使用する第1情報端末20-1に表示させてもよい。表示処理部114は、例えば図7に示した投票内容を表示する画面において、他の第1登録ユーザも投票している投票対象と、他の第1登録ユーザが投票していない投票対象とをユーザが識別できるように表示させる。図7に示す例において、他の第1登録ユーザが2番と5番を投票対象に含む投票をしている場合、表示処理部114は、2番と5番の表示態様を他の番号の表示態様と異なる状態で表示させる。
【0072】
表示処理部114は、複数の投票対象の組み合わせのうち、他の第1登録ユーザも投票している組み合わせと、他の第1登録ユーザが投票していない組合せとをユーザが識別できるように表示させてもよい。図7に示す例において、他の第1登録ユーザも「2番-5番-4番」の組み合わせに投票している場合、当該組み合わせの表示態様を他の組み合わせの表示態様と異なる状態で表示させる。
【0073】
表示処理部114は、複数の第1登録ユーザに共通する投票対象(投票対象の組み合わせを含む)をレコメンドする情報を第1情報端末20-1に表示させてもよい。表示処理部114が、このように、複数の第1登録ユーザに共通する投票対象を投票ユーザが認識できるように第1情報端末20-1に表示させることで、投票ユーザが、他の多くの第1登録ユーザが投票している投票対象に投票しやすくなり、全く当たらないという結果になる確率を下げることができる。その結果、投票ユーザの投票に対するモチベーションが下がることを防げる。
【0074】
表示処理部114は、複数の第1登録ユーザの投票内容の概要が一覧表示される図6に示した画面において、複数の第1登録ユーザの間で共通する投票対象を含む投票をしている数が多い第1登録ユーザを、他の第1登録ユーザよりも優先的に第1情報端末20-1に表示させてもよい。表示処理部114がこのように動作することで、投票ユーザが、複数の第1登録ユーザの間で共通する投票対象を含む投票をしている第1登録ユーザの投票内容を参照しやすくなる。その結果、投票ユーザが投票したにもかかわらず全く当たらないという結果になる確率を下げることができるので、投票ユーザの投票に対するモチベーションが下がることを防げる。
【0075】
表示処理部114は、投票受付部111が第1競技に対する登録ユーザの投票を受け付けた後に、第1投票ユーザが第1競技に投票可能な時間内に公開操作受付部112が公開操作を受け付けた場合に投票内容を第1情報端末20-1に表示させる。表示処理部114は、第1投票ユーザが第1競技に投票可能な時間が過ぎてから公開操作受付部112が公開操作を受け付けた場合に投票内容を第1情報端末20-1に表示させない。表示処理部114がこのように動作することで、投票ユーザが投票できない競技に関する投票内容が表示されることを防ぐことができる。
【0076】
ただし、投票ユーザが投票をできないとしても、登録ユーザがどのような内容の投票をしたかを確認したいという場合もある。そこで、表示処理部114は、公開操作受付部112が公開操作を受け付けたタイミングが、第1投票ユーザが第1競技に投票可能な時間内であるか否かによって、投票内容を表示させるために要する操作を切り替えてもよい。
【0077】
具体的には、表示処理部114は、第1投票ユーザが第1競技に投票可能な時間内に公開操作受付部112が公開操作を受け付けた場合には、第1投票ユーザが、投票をできない競技に関する投票内容を表示させるための操作をすることなく、投票内容を表示させる。一方、第1投票ユーザが第1競技に投票可能な時間を過ぎた後に公開操作受付部112が公開操作を受け付けた場合には、第1投票ユーザが投票内容を表示させるための操作をしたことを条件として、投票内容を表示させる。表示処理部114がこのように動作することで、投票ユーザが投票できない競技に関する投票内容が常に表示されてしまうことを防ぎつつ、投票ユーザが登録ユーザの投票内容を参照したい場合に、投票内容を参照することが可能になる。
【0078】
[フレンド関係の登録ユーザ]
投票ユーザは、第1関係の登録ユーザの他に、第1関係と異なる第2関係の他のユーザを登録してもよい。第1関係は、図7を参照しながら説明したように、投票ユーザ(例えば第1投票ユーザ)の操作により、登録ユーザの承認を受けることなく当該投票ユーザと登録ユーザとが関連付けられることにより発生した関係である。これに対して、第2関係は、投票ユーザ(例えば第2投票ユーザ)の操作に応じた登録ユーザの承認を受けることにより当該投票ユーザと登録ユーザとが関連付けられることにより発生した関係である。登録ユーザと第2関係にある第2投票ユーザは、登録ユーザと第1関係にある第1投票ユーザよりも登録ユーザと親しいということが想定される。本明細書においては、第2関係をフレンド関係という場合がある。
【0079】
登録ユーザにとっては、自身が承認することなく所定関係(第1関係)が生じた第1投票ユーザに対しては公開したくない投票内容があるとしても、このようなフレンド関係にある第2投票ユーザに対してであれば、投票内容を公開しても支障がないということが想定される。そこで、表示処理部114は、登録ユーザと第1関係にある第1投票ユーザと、登録ユーザと第2関係にある第2投票ユーザとの間で、登録ユーザの投票内容を公開する条件を変えてもよい。
【0080】
一例として、表示処理部114は、公開操作受付部112が登録ユーザから公開操作を受け付けていない場合に、第1関係にある第1投票ユーザが使用する第1情報端末20-1に、登録ユーザの投票内容を表示させない。一方、表示処理部114は、公開操作受付部112が登録ユーザから公開操作を受け付けていない場合であっても、第1関係と異なる第2関係を登録ユーザと有する第2投票ユーザが使用する第2情報端末20-2に投票内容を表示させる。表示処理部114がこのように動作することで、登録ユーザは、投票内容を公開するための操作を行わなくても、フレンド関係にある第2投票ユーザに対して投票内容を公開することができるので、操作の手間が省ける。その結果、フレンド関係を有するユーザ間で投票内容を共有しやすくなる。
【0081】
表示処理部114は、登録ユーザと第1関係を有するか第2関係を有するかによって、登録ユーザの投票内容に基づく乗っかり投票が行われたことを登録ユーザに通知するか否かを切り替えてもよい。具体的には、表示処理部114は、登録ユーザとフレンド関係にない第1投票ユーザが投票内容に基づいて投票した場合に、第1投票ユーザが投票内容に基づいて投票したことを登録ユーザに通知しない。一方、表示処理部114は、登録ユーザとフレンド関係にある第2投票ユーザが投票内容に基づいて投票した場合に、第2投票ユーザが投票内容に基づいて投票したことを登録ユーザに通知する。表示処理部114がこのように動作することで、登録ユーザは、フレンド関係にあるユーザが投票内容を参考にしてくれたことを把握でき、フレンド関係にあるユーザ間でのコミュニケーションが促進されるので、フレンドとして登録する価値が高まる。
【0082】
[投票内容のプッシュ通知]
上述したように、表示処理部114は、情報端末20の表示領域252(第2領域)に、情報端末20のユーザの操作によらず登録ユーザの投票内容を表示させる。すなわち、表示処理部114は、登録ユーザの投票内容を投票ユーザに対してプッシュ通知する。表示処理部114が複数の投票内容をプッシュ通知する順番は任意であるが、表示処理部114は、複数の競技それぞれの投票締切時刻に基づいて、複数の競技に対応する投票内容をプッシュ通知する優先順位を決定してもよい。
【0083】
一例として、表示処理部114は、第1競技の投票締切時刻まで所定時間よりも前の時刻において、投票受付部111が第1競技に対する登録ユーザの投票を受け付けた場合に、投票内容を第1投票ユーザによる第1競技を指定する操作を受けたことに応じて第1情報端末20-1に表示させる。一方、表示処理部114は、第1競技の投票締切時刻まで所定時間以内の時刻において、投票受付部111が第1競技に対する登録ユーザの投票を受け付けた場合に、投票内容を第1情報端末20-1に表示させる。表示処理部114がこのように動作することで、投票締切時刻までに十分な時間がある間は、投票内容が頻繁に通知され過ぎることを防ぐことができる。さらに、投票締切時刻が近い場合に、ユーザが投票内容に気付きやすくすることができる。
【0084】
表示処理部114は、複数の競技それぞれの投票締切時刻に基づいて、登録ユーザの投票内容を情報端末20にプッシュ通知するための条件を切り替えてもよい。一例として、表示処理部114は、第1競技の投票締切時刻まで所定時間よりも前の時刻において、公開操作受付部112が登録ユーザによる第1競技の投票内容に対する公開操作を受け付けたことに応じて投票内容を第1投票ユーザに通知する。一方、表示処理部114は、第1競技の投票締切時刻まで所定時間以内の時刻において、公開操作受付部112が登録ユーザによる第1競技の投票内容に対する公開操作を受け付けたか否かによらず投票内容を第1情報端末20-1に表示させる。表示処理部114がこのように動作することで、投票締切時刻が近づいている競技に関する投票内容が次々と情報端末20に表示されるので、ユーザが当該競技に投票するように動機づけられる。
【0085】
表示処理部114は、投票受付部111が複数の登録ユーザから第1競技への投票を受け付けた場合に、第1競技への投票を促すための情報を第1情報端末20-1に表示させてもよい。この際、表示処理部114は、第1競技に投票した登録ユーザの人数、氏名又は投票額等の情報を情報端末20にプッシュ通知して、これらの情報を情報端末20に表示させてもよい。表示処理部114は、第1情報端末20-1を使用する第1投票ユーザが、第1競技以外の競技の投票内容を第1情報端末20-1の第1領域に表示させている間に、第1競技への投票を促すための情報を第1情報端末20-1の第2領域に表示させてもよい。複数の登録ユーザが投票をした場合、第1投票ユーザにとっては、複数の登録ユーザの投票内容を参照してから投票をすることができるので、良い投票結果を得られる確率が高まる。その結果、第1投票ユーザが投票するように動機づけられる。
【0086】
表示処理部114は、投票受付部111が複数の登録ユーザから第1競技における同一の投票対象への投票を受け付けた場合に、当該投票対象を示す情報を第1情報端末20-1に表示させてもよい。複数のユーザが同じ投票対象に投票した場合、当該投票対象が競技に勝つ確率が高いと想定される。表示処理部114がこのように動作することで、勝つ確率が高い投票対象がある競技にユーザが投票するチャンスを逃しづらくなる。
【0087】
表示処理部114は、登録ユーザが第1競技に対して投票した金銭価値が所定値以上である場合に、投票内容を第1情報端末20-1に表示させてもよい。登録ユーザが第1競技に対して投票した金銭価値が所定値以上である場合は、登録ユーザが勝つ自信を持っているという状況であることが想定される。表示処理部114がこのように動作することで、投票ユーザが、勝つ確率が高い登録ユーザの投票内容を参照することができるので、勝つ確率が高い投票対象がある競技にユーザが投票するチャンスを逃しづらくなる。
【0088】
ところで、第1投票ユーザが第1競技に投票済である場合、第1投票ユーザは、どの投票対象に投票をするのが望ましいかについては関心がなく、登録ユーザと自身の投票対象との一致点又は相違点に関心があると考えられる。そこで、表示処理部114は、第1投票ユーザが第1競技に投票済である場合と、第1投票ユーザが第1競技に投票していない場合とで、異なる内容の投票内容を第1情報端末20-1に表示させてもよい。
【0089】
表示処理部114は、例えば、第1投票ユーザが第1競技に投票済である場合、第1投票ユーザによる第1競技への投票内容と登録ユーザによる第1競技への投票内容との差に対応する投票内容を第1情報端末20-1に表示させる。具体的には、表示処理部114は、第1投票ユーザ第1競技に投票した後に登録ユーザが第1競技に投票し、両者の投票内容が一致している場合、第1情報端末20-1に「〇〇さんが同じ車券を購入しました」といったメッセージを通知する。表示処理部114がこのようなメッセージを通知することにより、投票済のユーザに安心感を与えることができ、ユーザの満足度を向上させることができる。
【0090】
表示処理部114は、第1投票ユーザによる第1競技への投票内容と登録ユーザによる第1競技への投票内容とが一致していない場合、一致していない投票対象を示す投票内容を第1情報端末20-1に表示させてもよい。表示処理部114は、両者の投票内容が一致している場合、第1情報端末20-1に登録ユーザの投票内容を通知せず、両者の投票内容が一致していない場合に、一致していない投票対象を示す投票内容を第1情報端末20-1に表示させてもよい。表示処理部114がこのようなメッセージを情報端末20に表示させることで、投票済のユーザが登録ユーザの投票内容を参考にして追加の投票をすることができる。
【0091】
このように表示処理部114がユーザの投票状態に応じて情報端末20に表示させるメッセージの内容を切り替えることで、ユーザの投票状態によらず、ユーザに有用な情報を通知することが可能になる。
【0092】
<情報処理装置10の動作フローチャート>
図10は、情報処理装置10の動作のフローチャートである。図10に示すフローチャートは、第1情報端末20-1を使用するユーザが競技に投票するための専用アプリを起動し、他のユーザの投票内容を見るための画面(例えば図4に示した画面)を開いた時点から開始している。
【0093】
第1情報端末20-1において第1競技を指定するための操作が行われると、第1情報端末20-1は、図5に示した画面の表示領域253において第1競技が指定されたことを示すデータを情報処理装置10に送信する。表示処理部114は、第1競技が指定されたことを示すデータを受信することにより第1競技の指定を受け付けると(S11)、登録ユーザを表示することが指定されているか否かを判定する(S12)。すなわち、表示処理部114は、図5に示した画面の表示領域254において、「登録者」が選択されたか否かを判定する。
【0094】
表示処理部114は、登録ユーザを表示することが指定されていない場合(S12においてNO)、投票内容を公開している複数のユーザの複数の投票内容から、第1情報端末20-1の表示領域254において指定された条件に基づいて一以上の投票内容を選択する(S13)。表示処理部114は、例えば投票内容を公開しているユーザの人気順又は投票内容の新着順に、第1情報端末20-1の第1領域に投票内容を表示させる(S14)。
【0095】
第1情報端末20-1において投票内容を表示中のユーザを登録ユーザとして登録する操作が行われると、第1情報端末20-1は、第1情報端末20-1のユーザのユーザIDと、登録する対象のユーザのユーザIDと、登録要求とを情報処理装置10に送信する。登録部113は、登録要求を受信すると(S15)、記憶部12に記憶されたユーザデータにおいて、第1情報端末20-1を使用するユーザのユーザIDと、登録する対象のユーザのユーザIDとを関連付けることにより、選択されたユーザを登録ユーザとして登録する(S16)。
【0096】
その後、投票受付部111は、登録ユーザが第2競技に投票したか否かを監視する(S17)。表示処理部114は、登録ユーザのいずれかが第2競技に投票したと判定すると(S17においてYES)、第2競技への投票内容を第1情報端末20-1の第2領域に表示させる(S18)。表示処理部114は、第1情報端末20-1の表示領域253において第1競技以外の競技が指定されたか否かを判定し(S19)、他の競技が指定されたと判定した場合(S19においてYES)、処理をS12に戻す。表示処理部114は、他の競技が指定されていないと判定した場合(S19においてNO)、第1情報端末20-1の動作が終了したか否かを判定し(S20)し、第1情報端末20-1の動作が終了するまでS19の処理を繰り返す。
【0097】
表示処理部114は、S12において、図5に示した画面の表示領域254において「登録者」が選択され、登録ユーザを表示することが指定されたと判定した場合(S12においてYES)、投票内容を公開している複数の登録ユーザの投票内容を選択する(S21)。表示処理部114は、投票内容を公開している登録ユーザの投票内容のうち、第1競技に対応する投票内容を第1情報端末20-1の第1領域に表示させる(S22)。
【0098】
第1情報端末20-1において登録ユーザの登録を削除する操作が行われると、第1情報端末20-1は、第1情報端末20-1のユーザのユーザIDと、登録を削除する登録ユーザのユーザIDと、登録を削除する要求とを情報処理装置10に送信する。登録部113は、登録を削除する要求を受信すると(S23においてYES)、記憶部12に記憶されたユーザデータにおいて、第1情報端末20-1を使用するユーザのユーザIDに登録ユーザとして関連付けられたユーザのユーザIDを削除することにより、登録ユーザの登録を削除する(S24)。以上の手順により、第1情報端末20-1のユーザは、他のユーザの投票内容を見たり、他のユーザを登録ユーザとして登録したり、登録ユーザから抹消したりすることができる。
【0099】
<情報処理システム1における処理シーケンスの例>
図11は、情報処理システム1における処理シーケンスの例を示す図である。図11は、第1情報端末20-1、第2情報端末20-2、第3情報端末20-3及び情報処理装置10の間で送受信されるデータの一部を示している。既述のとおり、第1情報端末20-1は、第3情報端末20-3を使用する登録ユーザと第1関係を有する第1投票ユーザが使用する情報端末20である。第2情報端末20-2は、第3情報端末20-3を使用する登録ユーザと第2関係(フレンド関係)を有する第2投票ユーザが使用する情報端末20である。
【0100】
図11に示すシーケンス図は、第3情報端末20-3を使用する登録ユーザが第1競技に投票をした時点から開始している(S31)。第3情報端末20-3が投票内容を情報処理装置10に送信すると、情報処理装置10の投票受付部111は、第3情報端末20-3を使用する登録ユーザに関連付けて投票内容を記憶部12に記憶させる(S32)。表示処理部114は、投票受付部111が投票内容を受け付けたことに応じて、第2情報端末20-2に投票内容を送信する。第2情報端末20-2は、受信した投票内容を表示する(S33)。第2情報端末20-2は、受信した投票内容を、例えばリアルタイムで投票内容を表示可能な第2領域に表示する。
【0101】
その後、第3情報端末20-3において、第1競技に関する投票内容を公開する操作が行われると(S34)、第3情報端末20-3は、第3情報端末20-3のユーザのユーザIDと、公開操作が行われた第1競技の競技IDと、公開操作が行われたことを示す公開設定データと、を情報処理装置10に送信する。投票受付部111は、公開設定データを受信すると、ユーザデータにおいて第3情報端末20-3のユーザIDに関連付けられた公開フラグを立てることにより、第3情報端末20-3のユーザの投票内容を公開状態に設定する(S35)。
【0102】
表示処理部114は、投票受付部111が第3情報端末20-3のユーザの投票内容を公開状態に設定すると、当該投票内容を第1情報端末20-1に送信する。第1情報端末20-1は、受信した投票内容を表示する(S36)。表示処理部114は、既に投票内容を送信している第2情報端末20-2には投票内容を送信しないでもよいが、投票内容を再送してもよく、投票内容が公開されたことを第2情報端末20-2に通知してもよい。
【0103】
その後、第1情報端末20-1において、表示した投票内容に基づく乗っかり投票が行われた場合(S37)、第1情報端末20-1は、第1情報端末20-1のユーザのユーザIDと、乗っかり投票が行われた投票内容を特定するための情報とを情報処理装置10に送信する。投票受付部111は、当該情報を受信すると、第1情報端末20-1のユーザのユーザIDに関連付けて投票内容を記憶部12に記憶させることで、第1情報端末20-1のユーザの投票処理を実行する(S38)。
【0104】
同様に、第2情報端末20-2において、表示した投票内容に基づく乗っかり投票が行われた場合(S39)、第2情報端末20-2は、第2情報端末20-2のユーザのユーザIDと、乗っかり投票が行われた投票内容を特定するための情報とを情報処理装置10に送信する。投票受付部111は、当該情報を受信すると、第2情報端末20-2のユーザのユーザIDに関連付けて投票内容を記憶部12に記憶させることで、第2情報端末20-2のユーザの投票処理を実行する(S40)。
【0105】
表示処理部114は、第1情報端末20-1のユーザが乗っかり投票を行った場合には、乗っかり投票が行われたことを第3情報端末20-3に通知しないが、第2情報端末20-2のユーザが乗っかり投票を行った場合には、乗っかり投票が行われたことを第3情報端末20-3に通知する。表示処理部114は、乗っかり投票を行った第2情報端末20-2のユーザ名を第3情報端末20-3に通知してもよい。
【0106】
第3情報端末20-3は、乗っかり投票が行われたという通知を受信すると、乗っかり投票が行われたことを、例えば第2表示領域に表示する(S41)。第3情報端末20-3は、乗っかり投票を行った第2情報端末20-2のユーザ名をさらに表示してもよい。第3情報端末20-3が、乗っかり投票が行われたことを表示したり、乗っかり投票を行ったユーザ名を表示したりすることで、フレンド関係にある第2情報端末20-2のユーザと第3情報端末20-3のユーザとのコミュニケーションが促進され、ユーザが競技に投票する楽しみが増加する。
【0107】
[プログラムによる処理]
以上の説明においては、情報処理装置10が有するプロセッサ11が記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、他のユーザの投票内容を情報端末20に表示させたり、他のユーザを登録ユーザとして登録したりする処理を情報処理装置10が実行する場合を例示した。しかしながら、上記の処理を実行する主体は情報処理装置10が有するプロセッサ11に限らず、上記の処理の一部又は全部の処理を情報端末20が有するプロセッサ21が記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより行ってもよい。
【0108】
すなわち、記憶部22が、競技に投票する投票ユーザの操作に基づいて、投票ユーザと異なるユーザを、投票ユーザと所定関係を有する登録ユーザとして登録するステップと、投票ユーザが複数の競技のうち第1競技を指定した場合に、複数の登録ユーザのうち、第1競技に対して投票した第1登録ユーザの投票内容を投票ユーザが投票に使用する情報端末20に表示させるステップと、をプロセッサ21に実行させるためのプログラムを記憶し、プロセッサ21が当該プログラムを実行してもよい。
【0109】
同様に、記憶部22が、競技に投票する第1投票ユーザの操作により第1投票ユーザと第1関係を有するユーザとして登録されている登録ユーザから第1競技への投票を受け付けるステップと、登録ユーザの投票内容を公開するための公開操作を受け付けるステップと、公開操作を受け付けた場合に、第1投票ユーザが使用する情報端末に、登録ユーザの投票内容を示す投票内容を表示させるステップと、をプロセッサ21に実行させるためのプログラムを記憶し、プロセッサ21が当該プログラムを実行してもよい。
【0110】
[情報処理システム1による効果]
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理システム1においては、情報処理装置10が、競技に投票する投票ユーザの操作に基づいて、投票ユーザと異なるユーザを、投票ユーザと所定関係を有する登録ユーザとして登録する登録部113を有する。そして、表示処理部114は、投票ユーザが複数の競技のうち第1競技を指定した場合に、複数の登録ユーザのうち、第1競技に対して投票した第1登録ユーザの投票内容を投票ユーザが投票に使用する情報端末20(例えば情報端末20の第1領域)に表示させる。情報処理装置10がこのように構成されていることで、公開された投票内容が多数ある場合であっても、競技に投票するユーザが、投票内容を参考にしたい他の投票者の投票内容を参照しやすくなる。
【0111】
また、情報処理装置10は、競技に投票するユーザの操作により当該ユーザと第1関係を有するユーザとして登録されている登録ユーザから競技への投票を受け付ける投票受付部111と、登録ユーザの投票内容を公開するための公開操作を受け付ける公開操作受付部112と、を有する。そして、表示処理部114は、公開操作受付部112が公開操作を受け付けた場合に、登録ユーザと第1関係を有するユーザが使用する第1情報端末20-1に、登録ユーザの投票内容をプッシュ通知して、第1情報端末20-1(例えば第1情報端末20-1の第2領域)に表示させる。情報処理装置10がこのように構成されていることで、競技に投票する人が、投票内容を参考にしたい他の投票者が公開している投票内容を参照しやすくなる。
【0112】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
【0113】
上記実施形態に加えて、さらに以下を付記する。
(付記1)
競技に投票する投票ユーザの操作に基づいて、前記投票ユーザと異なるユーザを、前記投票ユーザと所定関係を有する登録ユーザとして登録する登録部と、
前記投票ユーザが複数の競技のうち第1競技を指定した場合に、複数の前記登録ユーザのうち、前記第1競技に対して投票した第1登録ユーザの投票内容を前記投票ユーザが投票に使用する情報端末に表示させる表示処理部と、
を有する情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、競技に投票するユーザが、投票内容を参考にしたい他の投票者の投票内容を参照しやすくなる。
(付記2)
前記表示処理部は、前記情報端末が有する複数の表示領域のうち、一以上の前記登録ユーザの投票内容を一覧表示可能な第1領域に前記第1登録ユーザの投票内容を表示させる、
付記1に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、情報端末を使用して競技に投票するユーザが、複数の登録ユーザの投票内容を参照しやすくなる。
(付記3)
前記表示処理部は、前記情報端末が有する複数の表示領域のうち、前記投票ユーザが指定していない前記第1競技と異なる第2競技に対して投票した第2登録ユーザの投票内容を、前記複数の表示領域のうち前記第1領域と異なる第2領域に表示させる、
付記2に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、ユーザが他の競技にも投票するように動機づけられる。
(付記4)
前記表示処理部は、前記第2領域に前記第2登録ユーザの投票内容を表示させる時間よりも長い時間にわたって、前記第1領域に前記第1登録ユーザの投票内容を表示させる、
付記3に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、ユーザが、投票を検討中の競技に関する情報を十分な時間をかけて確認できるようにするとともに、他の競技に関する情報も得られることができる。
(付記5)
前記表示処理部は、前記投票ユーザが前記第1競技を指定した場合に、複数の前記登録ユーザのうち、前記投票ユーザが前記第1登録ユーザの投票対象を閲覧可能な閲覧条件を満たすことを条件として、前記第1登録ユーザの投票内容を前記情報端末に表示させ、前記投票ユーザが前記閲覧条件を満たしていない場合、前記第1登録ユーザの投票対象を前記情報端末に表示させない、
付記1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、他のユーザの投票内容を表示すべきではないユーザの情報端末20に他のユーザの投票内容を表示してしまうことを防げる。
(付記6)
前記表示処理部は、前記第1登録ユーザが複数いる場合、複数の前記第1登録ユーザが過去に投票した競技のうち、前記投票ユーザが投票した過去競技に関する情報に基づく順番に、複数の前記第1登録ユーザに対応する複数の投票内容を前記情報端末に表示させる、
付記1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、他の登録ユーザの投票内容に基づいて投票する際に、過去の投票結果を参考にすることができる。
(付記7)
前記表示処理部は、前記過去競技における投票結果が示す成績の順番に、複数の前記第1登録ユーザに対応する複数の投票内容を前記情報端末に表示させる、
付記6に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、過去の成績が良い登録ユーザの投票内容を参考にしやすくなるので、投票した結果が良くなる確率が高まる。
(付記8)
前記表示処理部は、前記第1競技の属性と共通する属性を有する前記過去競技における投票結果が示す成績の順番に、複数の前記第1登録ユーザに対応する複数の投票内容を前記情報端末に表示させる、
付記7に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、類似する過去の競技での成績が良い登録ユーザの投票内容を参考にしやすくなるので、投票した結果が良くなる確率が高まる。
(付記9)
前記表示処理部は、前記第1登録ユーザが過去に投票した複数の過去競技における投票結果のうち、前記投票ユーザが、複数の前記第1登録ユーザの投票内容を参照した後に当該投票内容と少なくとも一部が共通する投票内容の投票をした一以上の前記過去競技に関する情報に基づく順番に、複数の前記第1登録ユーザに対応する複数の投票内容を前記情報端末に表示させる、
付記1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、ユーザが過去に参考にした登録ユーザの過去の結果を考慮しやすくなるので、投票した結果が良くなる確率が高まる。
(付記10)
前記表示処理部は、前記投票ユーザが前記過去競技における前記第1登録ユーザの投票内容を参照した後に当該投票内容と少なくとも一部が共通する投票内容の投票をした回数に対応する順番に、複数の前記第1登録ユーザに対応する複数の投票内容を前記情報端末に表示させる、
付記9に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、ユーザが過去に同等の投票をした回数が多い登録ユーザの投票内容を参考にしやすくなるので、投票した結果が良くなる確率が高まる。
(付記11)
前記表示処理部は、前記投票ユーザが前記過去競技における前記第1登録ユーザの投票内容を参照した後に当該投票内容と少なくとも一部が共通する投票内容の投票をした際の成績に基づく順番に、複数の前記第1登録ユーザに対応する複数の投票内容を前記情報端末に表示させる、
付記9又は10に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、ユーザが過去に同等の投票をした登録ユーザのうち、成績実績が良い登録ユーザの投票内容を参考にしやすくなるので、投票した結果が良くなる確率が高まる。
(付記12)
前記表示処理部は、複数の前記第1登録ユーザの前記第1競技における投票内容に含まれる共通の投票対象を示す情報を前記情報端末に表示させる、
付記1から10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、投票する価値が高い可能性がある投票対象をユーザが把握しやすくなる。
(付記13)
コンピュータが実行する、
競技に投票する投票ユーザの操作に基づいて、前記投票ユーザと異なるユーザを、前記投票ユーザと所定関係を有する登録ユーザとして登録するステップと、
前記投票ユーザが複数の競技のうち第1競技を指定した場合に、複数の前記登録ユーザのうち、前記第1競技に対して投票した第1登録ユーザの投票内容を前記投票ユーザが投票に使用する情報端末に表示させるステップと、
を有する情報処理方法。
このように情報処理方法が構成されていることにより、競技に投票するユーザが、投票内容を参考にしたい他の投票者の投票内容を参照しやすくなる。
(付記14)
コンピュータに、
競技に投票する投票ユーザの操作に基づいて、前記投票ユーザと異なるユーザを、前記投票ユーザと所定関係を有する登録ユーザとして登録するステップと、
前記投票ユーザが複数の競技のうち第1競技を指定した場合に、複数の前記登録ユーザのうち、前記第1競技に対して投票した第1登録ユーザの投票内容を前記投票ユーザが投票に使用する情報端末に表示させるステップと、
を実行させるためのプログラム。
このようにプログラムが構成されていることにより、競技に投票するユーザが、投票内容を参考にしたい他の投票者の投票内容を参照しやすくなる。
(付記15)
競技に投票する第1投票ユーザの操作により前記第1投票ユーザと第1関係を有するユーザとして登録されている登録ユーザから第1競技への投票を受け付ける投票受付部と、
前記登録ユーザの投票内容を公開するための公開操作を受け付ける公開操作受付部と、
前記公開操作受付部が前記公開操作を受け付けた場合に、前記第1投票ユーザが使用する第1情報端末に、前記登録ユーザの前記投票内容を表示させる表示処理部と、
を有する情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、競技に投票するユーザが、投票内容を参考にしたい他のユーザの投票内容を参照しやすくなる。
(付記16)
前記表示処理部は、前記投票受付部が前記第1競技に対する前記登録ユーザの投票を受け付けた後に、前記第1投票ユーザが前記第1競技に投票可能な時間内に前記公開操作受付部が前記公開操作を受け付けた場合に前記投票内容を前記第1情報端末に表示させ、前記第1投票ユーザが前記第1競技に投票可能な時間が過ぎてから前記公開操作受付部が前記公開操作を受け付けた場合に前記投票内容を前記第1情報端末に表示させない、
付記15に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、投票できない競技に関する情報が情報端末20に表示されることを防げる。
(付記17)
前記表示処理部は、前記公開操作受付部が前記公開操作を受け付けていない場合に、前記第1情報端末に表示させず、前記第1関係と異なる第2関係を前記登録ユーザと有する第2投票ユーザが使用する第2情報端末に前記投票内容を表示させる、
付記15又は16に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、登録ユーザが、第2関係(例えば親しい関係)にある人に投票内容を通知するための操作を削減できる。
(付記18)
前記第1関係は、前記第1投票ユーザの操作により、前記登録ユーザの承認を受けることなく前記第1投票ユーザと前記登録ユーザとが関連付けられることにより発生した関係であり、前記第2関係は、前記第2投票ユーザの操作に応じた前記登録ユーザの承認を受けることにより前記第2投票ユーザと前記登録ユーザとが関連付けられることにより発生した関係である、
付記17に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、相互承認した親しい関係にある他のユーザに投票内容を通知するための操作を削減しつつ、それほど親しい関係にない他のユーザに全ての投票内容が通知されてしまうことを防げる。
(付記19)
前記表示処理部は、前記第1投票ユーザが前記投票内容に基づいて投票した場合に、前記第1投票ユーザが前記投票内容に基づいて投票したことを前記登録ユーザに通知せず、前記第2投票ユーザが前記投票内容に基づいて投票した場合に、前記第2投票ユーザが前記投票内容に基づいて投票したことを前記登録ユーザに通知する、
付記17又は18に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、親しい関係にあるユーザが投票内容を参考にしてくれたことを把握できるので、ユーザ間のコミュニケーションが促進される。
(付記20)
前記表示処理部は、前記投票受付部が、前記登録ユーザによる前記第1競技への投票と、前記第1競技の後に開始される第2競技への投票を受け付けた場合、前記第1競技に対応する前記投票内容を前記第2競技に対応する前記投票内容よりも前に前記第1情報端末に表示させる、
付記15から19のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、ユーザが、投票できる時間が過ぎる前に投票しやすくなる。
(付記21)
前記表示処理部は、前記第1競技の投票締切時刻まで所定時間よりも前の時刻において、前記投票受付部が前記第1競技に対する前記登録ユーザの投票を受け付けた場合に、前記投票内容を前記第1投票ユーザによる前記第1競技を指定する操作を受けたことに応じて前記第1情報端末に表示させ、前記第1競技の投票締切時刻まで所定時間以内の時刻において、前記投票受付部が前記第1競技に対する前記登録ユーザの投票を受け付けた場合に、前記投票内容を前記第1情報端末に表示させる、
付記15から20のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、投票内容が頻繁に通知され過ぎることを防ぎつつ、投票締切時刻が近い場合に、ユーザが投票内容に気付きやすくすることができる。
(付記22)
前記表示処理部は、前記第1競技の投票締切時刻まで所定時間よりも前の時刻において、前記公開操作受付部が前記登録ユーザによる前記第1競技の投票内容に対する前記公開操作を受け付けたことに応じて前記投票内容を前記第1投票ユーザに通知し、前記第1競技の投票締切時刻まで所定時間以内の時刻において、前記公開操作受付部が前記登録ユーザによる前記第1競技の投票内容に対する前記公開操作を受け付けたか否かによらず前記投票内容を前記第1情報端末に表示させる、
付記15から20のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、登録ユーザの許可を得ることなく投票内容が長時間表示されることを防ぎつつ、投票を検討中のユーザに有用な情報を提供できる。
(付記23)
前記表示処理部は、前記投票受付部が複数の前記登録ユーザから前記第1競技への投票を受け付けた場合に、前記第1競技への投票を促すための情報を前記第1情報端末に表示させる、
付記15から22のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、ユーザが投票するように動機づけられる。
(付記24)
前記表示処理部は、前記投票受付部が複数の前記登録ユーザから前記第1競技における同一の投票対象への投票を受け付けた場合に、当該投票対象を示す情報を前記第1情報端末に表示させる、
付記23に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、多くのユーザが投票している投票対象に投票しやすくなるので、投票が全く当たらないという結果になる確率を下げることができる。
(付記25)
前記表示処理部は、前記登録ユーザが前記第1競技に対して投票した金銭価値が所定値以上である場合に、前記投票内容を前記第1情報端末に表示させる、
付記15から24のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、投票ユーザが、勝つ確率が高い登録ユーザの投票内容を参照することができるので、勝つ確率が高い投票対象がある競技にユーザが投票するチャンスを逃しづらくなる。
(付記26)
前記表示処理部は、前記第1投票ユーザが前記第1競技に投票済である場合と、前記第1投票ユーザが前記第1競技に投票していない場合とで、異なる内容の前記投票内容を前記第1情報端末に表示させる、
付記15から25のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、ユーザの投票状態によらず、ユーザに有用な情報を通知できる。
(付記27)
前記表示処理部は、前記第1投票ユーザが前記第1競技に投票済である場合、前記第1投票ユーザによる前記第1競技への投票内容と前記登録ユーザによる前記第1競技への投票内容との差に対応する前記投票内容を前記第1情報端末に表示させる、
付記26に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、投票済のユーザに安心感を与えることができ、ユーザの満足度を向上させることができる。
(付記28)
前記表示処理部は、前記第1投票ユーザによる前記第1競技への投票内容と前記登録ユーザによる前記第1競技への投票内容とが一致していない場合、一致していない投票対象を示す前記投票内容を前記第1情報端末に表示させる、
付記27に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、投票済のユーザが登録ユーザの投票内容を参考にして、追加の投票をすることができる。
(付記29)
コンピュータが実行する、
競技に投票する第1投票ユーザの操作により前記第1投票ユーザと第1関係を有するユーザとして登録されている登録ユーザから第1競技への投票を受け付けるステップと、
前記登録ユーザの投票内容を公開するための公開操作を受け付けるステップと、
前記公開操作を受け付けた場合に、前記第1投票ユーザが使用する第1情報端末に、に前記登録ユーザの投票内容を示す投票内容を表示させるステップと、
を有する情報処理方法。
このように情報処理方法が構成されていることにより、競技に投票するユーザが、投票内容を参考にしたい他のユーザの投票内容を参照しやすくなる。
(付記30)
コンピュータに、
競技に投票する第1投票ユーザの操作により前記第1投票ユーザと第1関係を有するユーザとして登録されている登録ユーザから第1競技への投票を受け付けるステップと、
前記登録ユーザの投票内容を公開するための公開操作を受け付けるステップと、
前記公開操作を受け付けた場合に、前記第1投票ユーザが使用する第1情報端末に、前記登録ユーザの投票内容を示す投票内容を表示させるステップと、
を実行させるためのプログラム。
このようにプログラムが構成されていることにより、競技に投票するユーザが、投票内容を参考にしたい他のユーザの投票内容を参照しやすくなる。
【符号の説明】
【0114】
1 情報処理システム
10 情報処理装置
11 プロセッサ
12 記憶部
13 通信IF
14 入力デバイス
15 出力デバイス
20 情報端末
21 プロセッサ
22 記憶部
24 入力デバイス
25 出力デバイス
111 投票受付部
112 公開操作受付部
113 登録部
114 表示処理部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11