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特開2022-183915スイッチ装置、及びスイッチ装置を備える充電口ユニット
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022183915
(43)【公開日】2022-12-13
(54)【発明の名称】スイッチ装置、及びスイッチ装置を備える充電口ユニット
(51)【国際特許分類】
   H01H 13/02 20060101AFI20221206BHJP
   B60L 53/16 20190101ALI20221206BHJP
【FI】
H01H13/02 A
B60L53/16
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021091442
(22)【出願日】2021-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】000138462
【氏名又は名称】株式会社ユーシン
(74)【代理人】
【識別番号】100106518
【弁理士】
【氏名又は名称】松谷 道子
(74)【代理人】
【識別番号】100111039
【弁理士】
【氏名又は名称】前堀 義之
(72)【発明者】
【氏名】三浦 玲貴
【テーマコード(参考)】
5G206
5H125
【Fターム(参考)】
5G206AS38H
5G206AS38N
5G206AS45H
5G206AS45N
5G206AS45Z
5G206CS04H
5G206CS04Z
5G206ES03H
5G206GS21
5G206KS03
5G206NS05
5G206QS02
5G206RS05
5G206RS14
5G206RS24
5G206RS32
5G206RS34
5H125AA01
5H125AC12
5H125AC23
5H125AC24
5H125FF12
(57)【要約】
【課題】光源を備えるスイッチ装置の組付作業性を向上する。
【解決手段】スイッチ装置30は、操作部材60と、操作部材60を保持するホルダ70と、スイッチ41、第1光源42、及び第2光源43が取り付けられた回路基板40と、操作部材60を露出させる開口部38d、第1光源42の光を透過させる第1透光部38e、及び第2光源43の光を透過させる第2透光部38hを有するケース35とを備える。ホルダ70は、第2透光部38hに向かう第1光源42の光を遮断するとともに、第1透光部38eに向かう第2光源43の光を遮断する第1遮光部72を有する。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作部材と、
前記操作部材を移動可能に保持するホルダと、
前記操作部材によって操作されるスイッチ、第1光源、及び第2光源が取り付けられ、前記ホルダに対して前記操作部材とは反対側に配置された回路基板と、
前記操作部材を露出させる開口部、前記第1光源の光を透過させる第1透光部、及び前記第2光源の光を透過させる第2透光部を有し、前記操作部材、前記ホルダ、及び前記回路基板を収容するケースと
を備え、
前記ホルダは、前記第2透光部に向かう前記第1光源の光を遮断するとともに、前記第1透光部に向かう前記第2光源の光を遮断する第1遮光部を有する、スイッチ装置。
【請求項2】
前記第1遮光部は、筒状であり、前記第1光源を取り囲み、前記第1光源から前記第1透光部まで延びる光路の少なくとも一部を構成する、請求項1に記載のスイッチ装置。
【請求項3】
前記回路基板には、第3光源が取り付けられ、
前記操作部材は、前記第3光源の光を透過させる第3透光部を有し、
前記ホルダは、前記第1透光部、及び前記第2透光部に向かう前記第3光源の光を遮断するとともに、前記第3透光部に向かう前記第1光源、及び第2光源それぞれの光を遮断する第2遮光部を有する、
請求項1又は2に記載のスイッチ装置。
【請求項4】
前記第2遮光部は、前記第1遮光部に隣接して設けられ、前記操作部材を移動可能に保持する筒状であり、前記操作部材、及び前記第3光源を取り囲み、前記第3光源から前記第3透光部まで延びる光路の少なくとも一部を構成する、請求項3に記載のスイッチ装置。
【請求項5】
車体パネルの充電口の車内側に配置されるベースと、
前記ベースに取り付けられた給電コネクタと、
前記ベースに対して前記充電口とは反対側に取り付けられたスイッチ装置と
を備え、
前記スイッチ装置は、
操作部材と、
前記操作部材を移動可能に保持するホルダと、
前記操作部材によって操作されるスイッチ、第1光源、及び第2光源が取り付けられ、前記ホルダに対して前記操作部材とは反対側に配置された回路基板と、
前記操作部材を露出させる開口部、前記第1光源の光を透過させる第1透光部、及び前記第2光源の光を透過させる第2透光部を有し、前記操作部材、前記ホルダ、及び前記回路基板を収容するケースと
を備え、
前記ホルダは、前記第2透光部に向かう前記第1光源の光を遮断するとともに、前記第1透光部に向かう前記第2光源の光を遮断する第1遮光部を有し、
前記ベースは、前記操作部材、前記第1透光部、及び前記第2透光部を前記充電口側へ露出させる露出孔をそれぞれ有する、
スイッチ装置を備える充電口ユニット。
【請求項6】
前記回路基板には、第3光源が取り付けられ、
前記操作部材は、前記第3光源の光を透過させる第3透光部を有し、
前記ホルダは、前記第1透光部、及び前記第2透光部に向かう前記第3光源の光を遮断するとともに、前記第3透光部に向かう前記第1光源、及び前記第2光源それぞれの光を遮断する第2遮光部を有する、
請求項5に記載のスイッチ装置を備える充電口ユニット。
【請求項7】
前記スイッチ装置は、前記給電コネクタに隣接して配置されており、
前記第1光源の光は、前記第1透光部を透過して前記ベースの外部から視認可能であり、
前記第2光源の光は、前記第2透光部を透過して前記給電コネクタを照らし、
前記第3光源の光は、前記第3透光部を透過して前記ベースの外部から視認可能である、
請求項6に記載のスイッチ装置を備える充電口ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチ装置、及びスイッチ装置を備える充電口ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電気自動車に用いられる充電装置が開示されている。この充電装置は、給電コネクタを露出させるベースの貫通部の周囲に、リッドの開閉状態を検出するスイッチ、給電コネクタを照明するライト、及びバッテリの充電量を表示するインジケータを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012-64504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の充電装置では、ケースに対してスイッチ、インジケータ(第1光源)、及びライト(第2光源)を個別に取り付ける必要がある。また、これらの電気部品は電気的に接続する必要があるため、接続ケーブルの配索も必要である。よって、特許文献1の充電装置に用いるスイッチ装置には組付作業性について改良の余地がある。
【0005】
本発明は、光源を備えるスイッチ装置の組付作業性を向上することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、操作部材と、前記操作部材を移動可能に保持するホルダと、前記操作部材によって操作されるスイッチ、第1光源、及び第2光源が取り付けられ、前記ホルダに対して前記操作部材とは反対側に配置された回路基板と、前記操作部材を露出させる開口部、前記第1光源の光を透過させる第1透光部、及び前記第2光源の光を透過させる第2透光部を有し、前記操作部材、前記ホルダ、及び前記回路基板を収容するケースとを備え、前記ホルダは、前記第2透光部に向かう前記第1光源の光を遮断するとともに、前記第1透光部に向かう前記第2光源の光を遮断する第1遮光部を有する、スイッチ装置を提供する。
【0007】
スイッチ、第1光源、及び第2光源が回路基板に取り付けられ、操作部材、ホルダ、及び回路基板が1つのケース内に収容されている。そのため、個々の電気部品を回路基板に電気的に接続する接続ケーブルが不要であるうえ、接続ケーブルの配索も不要であるため、光源を備えるスイッチ装置の組付作業性を向上できる。また、光源を備えるスイッチ装置がユニット化されているため、このスイッチ装置を充電口ユニットに用いる場合、ベースに対するスイッチ装置の組付作業性を向上できる。
【0008】
回路基板には2つの光源が取り付けられ、ケースには対応する2つの透光部が設けられている。また、ホルダには、第2透光部へ向かう1光源の光を遮断し、第1透光部へ向かう第2光源の光を遮断する第1遮光部が設けられている。そのため、異なる部分を照明する2つの光源がケース内に取り付けられていても、対象部分のみを確実に照明できる。
【0009】
本発明の第2態様は、車体パネルの充電口の車内側に配置されるベースと、前記ベースに取り付けられた給電コネクタと、前記ベースに対して前記充電口とは反対側に取り付けられた第1態様のスイッチ装置とを備え、前記ベースは、前記操作部材、前記第1透光部、及び前記第2透光部を前記充電口側へ露出させる露出孔をそれぞれ有する、充電口ユニットを提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、光源を備えるスイッチ装置の組付作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施形態に係るスイッチ装置を備える充電口ユニットの斜視図。
図2図1のII-II線断面図。
図3】リッドを閉じた充電口ユニットの図2と同様の断面図。
図4】背面側から見た充電口ユニットの分解斜視図。
図5】スイッチ装置の斜視図。
図6】スイッチ装置の分解斜視図。
図7】回路基板、カバー部材、及びベースの分解斜視図。
図8図5のVIII-VIII線断面図。
図9図5のIX-IX線断面図。
図10図5のX-X線断面図。
図11】回路基板とカバー部材の分解斜視図。
図12】操作部材とホルダの分解斜視図。
図13】操作部材とホルダを異なる方向から見た分解斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施形態に係るスイッチ装置30を備える充電口ユニット10を示す。充電口ユニット10は、充電プラグ(図示せず)が着脱可能に接続される給電コネクタ15を備え、電気自動車のサイドパネル(車体パネル)1に取り付けられている。図6を参照すると、スイッチ装置30は、1個のスイッチ41、及び複数(本実施形態では3個)の光源42~44を備え、ユーザによる操作を検出だけでなく、所定の表示、及び給電コネクタ15の照明を行う。
【0014】
以下の説明では、サイドパネル1が延びる方向のうちの前後方向をX方向といい、サイドパネル1に対して交差する方向をY方向といい、サイドパネル1が延びる方向のうちの上下方向をZ方向ということがある。個々の図において、X方向の矢印が示す向きが前側であり、矢印とは逆向きが後側である。Y方向の矢印が示す向きが車内側(内側)であり、矢印とは逆向きが車外側(外側)である。Z方向の矢印が示す向きが上側であり、矢印とは逆向きが下側である。
【0015】
まず、充電口ユニット10の概要を説明する。
【0016】
図1から図3を参照すると、サイドパネル1には、Y方向の内側へ窪む凹部2が設けられ、この凹部2の底に充電口3が形成されている。Y方向から見て充電口3は、本実施形態では概ね楕円形状であるが、その形状は必要に応じて変更可能である。
【0017】
引き続いて図1から図3を参照すると、充電口ユニット10は、サイドパネル1に対して充電口3の車内側に配置されるベース20と、ベース20に回転可能に取り付けられたリッド25とを備える。給電コネクタ15は、接続口16が充電口3と対向するように、ベース20に対して充電口3とは反対側に取り付けられている。スイッチ装置30は、給電コネクタ15に隣接するように、ベース20に対して充電口3とは反対側に取り付けられている。
【0018】
ベース20は、遮光性を有する不透明な樹脂製である。ベース20のY方向の外面側には、充電口3を通して凹部2内に突出するシール部材21が設けられている。シール部材21は、図3に示す閉位置のリッド25とベース20との間を水密にシールする。
【0019】
ベース20のY方向の内面側には、X方向の前側から後側へ順に、リッド25を回転可能に接続するヒンジ接続部22、給電コネクタ15を取り付ける取付部23、及びスイッチ装置30を取り付ける取付部24が設けられている。
【0020】
図4を参照すると、ヒンジ接続部22は、一対の軸受板22aと、一対の軸受板22aを連結する連結板22bとを備える。一対の軸受板22aは、Z方向に間隔をあけて設けられており、いずれもXY平面に沿って延びている。連結板22bは、一対の軸受板22aそれぞれのX方向前端に連なっている。図1から図3を参照すると、一対の軸受板22a間かつ充電口3内に位置するように、ベース20には挿通孔22cが設けられている。
【0021】
図4を参照すると、給電コネクタ15の取付部23は、Y方向の内側へ窪む凹部23aを備え、この凹部23aの底に取付口23bが設けられている。取付口23bに給電コネクタ15の接続口16側を配置することで、接続口16が充電口3側へ露出する(図1参照)。凹部23aの外周壁23cのうち取付部24側には、後述する透光部38hを充電口3側へ露出させる露出孔23dが設けられている。
【0022】
図1及び図4を参照すると、スイッチ装置30の取付部24には、2つの露出孔24a,24bが設けられている。露出孔24aは、円形状であり、後述する操作部材60を充電口3側へ露出させる。露出孔24bは、露出孔24aよりも小径の円形状であり、後述する透光部38eを充電口3側へ露出させる。
【0023】
図1を参照すると、リッド25は、充電口3の形状よりも一回り大きい形状の板体であり、充電口3のY方向外側に配置され、充電口3を開放可能に覆い隠す。リッド25は、軸部材26とアーム27を介してベース20のヒンジ接続部22に回転可能に取り付けられている。
【0024】
図2及び図3を参照すると、軸部材26は、円筒状であり、ヒンジ接続部22の軸受板22a間に取り付けられ、Z方向に延びる回転軸まわりに回転可能である。軸部材26には、径方向外向きに突出する板状の突出部26aが設けられている。
【0025】
アーム27は、挿通孔22cを通してベース20の車外側から車内側に跨がって配置されている。アーム27は円弧状の板体であり、アーム27の軸線は軸部材26の回転軸と合致する。アーム27の外端はリッド25に機械的に接続され、アーム27の内端は軸部材26の突出部26aに機械的に接続されている。
【0026】
このように構成されたリッド25は、軸部材26に機械的に接続された電動モータ28(図1参照)によって開閉される。具体的には、電動モータ28は、電気的に接続された電気自動車のECU(Electronic Control Unit)の指令によって閉駆動又は開駆動される。なお、電動モータ28は、ECUの代わりに、スイッチ装置30に取り付けた専用の制御部によって制御されてもよい。
【0027】
電動モータ28が閉駆動されると、リッド25は、図2に示す開位置から図3に示す閉位置に回転し、給電コネクタ15を覆い隠す。電動モータ28が開駆動されると、リッド25は、図3に示す閉位置から図2に示す開位置に回転し、給電コネクタ15の接続口16を露出させる。
【0028】
次に、スイッチ装置30の構成を具体的に説明する。
【0029】
図5及び図6を参照すると、スイッチ装置30は、スイッチ41の他に3個の光源42~44を備える。そのうち、光源(第1光源)42の光は、露出孔24b(図1参照)を透過してベース20の外部から視認可能であり、電気自動車のバッテリの充電状態を表示する。光源(第2光源)43の光は、露出孔23d(図1参照)を透過してベース20の外部に照射され、給電コネクタ15の接続口16を照らす。光源(第3光源)44の光は、操作部材60を透過してベース20の外部から視認可能であり、操作部材60の位置を表示する。
【0030】
ユーザによる操作の検出、所定の表示、及び所定部位の照明を行う本実施形態のスイッチ装置30は、ケース35内に回路基板40、カバー部材50、操作部材60、及びホルダ70を備え、ユニット化されている。
【0031】
引き続いて図5及び図6を参照すると、ケース35は、ベース36とカバー38を備え、これらがネジ(図示せず)によって連結される。
【0032】
図7を参照すると、ベース36は、遮光性を有する不透明な樹脂によって成形されており、インサート成形によって一体化された複数のバスバー37を備える。図7及び図8を参照すると、個々のバスバー37は、Y方向外側へ突出する接続端子37aと、Y方向内側へ突出する接続端子37bとを備える。
【0033】
図7を参照すると、ベース36には、Y方向外側へ突出する位置決め凸部36a、ボス36b、及び支持部36cが設けられている。位置決め凸部36aは、ベース36のY方向外側に所定間隔をあけて回路基板40を位置決めする。ボス36bは、ベース36に対して回路基板40をネジ止めする。支持部36cは、スイッチ41の背部に位置し、操作部材60の押圧による回路基板40の撓みを抑制する。
【0034】
図4及び図8を参照すると、ベース36には、Y方向内側へ突出するコネクタ部36dが形成されている。コネクタ部36d内には、バスバー37の接続端子37bが配置されている。コネクタ部36dに相手方のコネクタ(図示せず)を接続することで、スイッチ装置30がECUに電気的に接続される。
【0035】
カバー38は、透光性を有する樹脂によって成形されている。図5及び図6を参照すると、カバー38は、ベース20に重ねて配置される端壁部38aと、端壁部38aの外周からY方向内側へ突出する筒状の外壁部38bとを備える。端壁部38aと外壁部38bのうち給電コネクタ15の取付部23と対応する部分には、外周壁23cに沿う形状の曲面部38cが設けられている。
【0036】
図6及び図8を参照すると、端壁部38aには、操作部材60の一部を充電口3(図1参照)側に露出させる円形状の開口部38dが設けられている。開口部38dとベース20の露出孔24aとは同一軸線上に配置される。
【0037】
図6及び図9を参照すると、端壁部38aには、光源42の光を透過させる透光部(第1透光部)38eが設けられている。透光部38eは、Y方向外側へ突出してベース20の露出孔24b内に配置される凸部38fと、光源42に向けてY方向内側へ突出する筒部38gとを備える。凸部38fと筒部38gは同一軸線上に設けられている。
【0038】
図6及び図10を参照すると、曲面部38cには、光源43の光を透過させる透光部(第2透光部)38hが設けられている。透光部38hは曲面部38cからX方向の前側へ突出し、ベース20の露出孔23dを貫通して凹部23a内に先端が位置する。
【0039】
図7を参照すると、回路基板40は、絶縁性を有する基板上に導電性を有する箔状の導電部(図示せず)を敷設したプリント基板である。回路基板40には、接続端子37aが半田付けされる端子接続部40a、位置決め凸部36aに位置決めされる位置決め孔40b、及びボス36bに対応するネジ孔40cが設けられている。また、回路基板40には、前述したスイッチ41、及び3種の光源42~44が実装されている。
【0040】
図7及び図8を参照すると、スイッチ41は、露出孔24a及び開口部38dのY方向に延びる軸線(図示せず)上に位置するように、回路基板40の概ね中央に配置されている。スイッチ41は、例えば常開型のタクトスイッチであり、操作部材60の操作によって押されるとオフ状態からオン状態に切り換わる。スイッチ41のオンオフ状態の切り換わりによって、ECUは操作部材60の操作の有無を検出できる。
【0041】
本実施形態では、ECUは、スイッチ41によって操作部材60の操作を検出すると、電動モータ28を閉駆動させる。また、ECUは、車内の開スイッチ(図示せず)の操作を検出すると、電動モータ28を開駆動させる。但し、ECUは、スイッチ41によって操作部材60の操作を検出すると、充電の停止、急速充電の開始、及び充電プラグのロック解除のいずれかを行ってもよい。
【0042】
図7及び図9を参照すると、光源(第1光源)42は、露出孔24b及び透光部38eのY方向に延びる軸線(図示せず)上に位置するように、回路基板40に配置されている。光源42は、例えば赤色の光と緑色の光を放射可能な二色LEDからなり、ECUによって制御される。具体的には、光源42は、給電コネクタ15への充電プラグの接続状態で点灯され、非接続状態で消灯される。また、充電中には赤色に発光され、満充電状態になると緑色に発光され、充電状態(充電レベル)によって表示状態が切り換えられる。
【0043】
図7及び図10を参照すると、光源(第2光源)43は、回路基板40のうち露出孔23d及び透光部38hに最も近い位置、つまり回路基板40のX方向前側に配置されている。光源43は、例えば昼白色の光を放射可能な2個のLEDからなり、ECUによって制御される。具体的には、光源43は、図2に示すリッド25の開状態で点灯され、給電コネクタ15(凹部23a内)を照明する。図3に示すリッド25の閉状態で光源43は消灯される。
【0044】
図7及び図8を参照すると、光源(第3光源)44は、スイッチ41と隣接するように回路基板40に配置されている。光源44は、光源42,43とは異なる色の光を放射可能なLEDからなり、ECUによって制御される。具体的には、光源44は、図2に示すリッド25の開状態で点灯され、操作部材60の位置を表示する。図3に示すリッド25の閉状態で光源44は消灯される。
【0045】
図6及び図7を参照すると、カバー部材50は、回路基板40を覆うラバーシートである。カバー部材50は、弾性的に変形可能で遮光性を有する不透明なシリコーンゴムによって形成されている。カバー部材50は、Y方向から見た回路基板40の形状に対応する形状の端面部50aと、回路基板40の外周を取り囲む外周部50bと、ベース36とカバー38の間に挟み込まれるシール部50cとを備える。
【0046】
図8から図10を参照すると、端面部50aは、回路基板40のY方向外側の面に面接触するように配置されている。外周部50bは、端面部50aの外周に連なり、回路基板40よりもY方向内側へ突出している。シール部50cは、外周部50bの端面部50aとは反対側の端からXZ平面に沿って外向きに突出している。
【0047】
図6及び図7を参照すると、端面部50aには、回路基板40から突出する接続端子37aを覆う膨出部50dが、Y方向外側へ膨出して設けられている。また、端面部50aには、第1の光源42を露出させる開口部51、第2の光源43を露出させる切欠部52、第3の光源44を露出させる開口部54、及びスイッチ41に対応する可動部55が設けられている。
【0048】
図6図7及び図9を参照すると、開口部51は、端面部50aをY方向に貫通した矩形状の孔からなり、その孔壁によって光源42を取り囲んでいる。図9に最も明瞭に示すように、端面部50aのうち開口部51を形成した部分の厚さは、光源42の厚さよりも厚い。
【0049】
図6を参照すると、切欠部52は、概ね三角形状で、外周部50bを含めて端面部50aをX方向の前側から後側へ切り欠いて形成されている。図11を参照すると、端面部50aの切欠部52の縁には、Y方向内側へ突出する一対の補強リブ52aが設けられている。
【0050】
図7及び図10を参照すると、切欠部52には、光源43の光をX方向前側(給電コネクタ15の接続口16)へ導くレンズ53が取り付けられている。レンズ53の形状は切欠部52の形状と対応しており、補強リブ52aへの圧接によって水密性が確保されている。レンズ53のY方向の厚さはカバー部材50の厚さよりも厚く、レンズ53はカバー部材50からY方向外側へ突出している。
【0051】
図10を参照すると、X方向前側に位置するレンズ53の照射面53aは、カバー38の曲面部38cのうち透光部38hが形成された部分の内面に面接触している。図11を参照すると、レンズ53には、回路基板40に配置するための切り欠き53bと、光源43を収容する収容凹部53cとが、Y方向外側へ窪むように設けられている。
【0052】
図6図7及び図8を参照すると、開口部54は、端面部50aをY方向に貫通した矩形状の孔からなり、その孔壁によって光源44を取り囲んでいる。端面部50aには、開口部54と可動部55を取り囲むように、Y方向外側へ突出する補強リブ56が設けられている。端面部50aのうち補強リブ56を形成した部分の厚さは、光源44の厚さよりも厚い。
【0053】
図6を参照すると、可動部55は、開口部54と隣接して設けられ、補強リブ56によって補強されている。図7及び図11を参照すると、可動部55は、Y方向外側へ突出する第1凸部55aと第2凸部55b、及びY方向外側へ窪む収容凹部55cを備え、第2凸部55がY方向に移動可能である。
【0054】
具体的には、図7及び図8を参照すると、第1凸部55aは補強リブ56よりも小さい円形状である。第1凸部55aのY方向の外端面は、補強リブ56のY方向の外端面よりもY方向内側に位置している。第2凸部55bは、第1凸部55aよりも小さい円形状であり、第1凸部55aからY方向外側へ突出している。第2凸部55bのY方向の外端面は、補強リブ56のY方向の外端面よりもY方向外側に位置している。
【0055】
図8及び図11を参照すると、Y方向から見て収容凹部55cは、第2凸部55bの直径よりも大径で、第1凸部55aの直径よりも小径の円形状の窪みであり、スイッチ41を収容可能である。収容凹部55cの底には、Y方向内側へ突出し、スイッチ41の被操作部を操作する操作凸部55dが設けられている。操作凸部55dは、概ね円錐台形状であり、第2凸部55bと同一軸線上に設けられている。
【0056】
収容凹部55cの形成によって、第1凸部55aと第2凸部55bの間には、弾性的に変形可能な厚さの可撓部55eが形成されている。つまり、第2凸部55bと操作凸部55dは、可撓部55eを介して第1凸部55aに連なり、第1凸部55aに対してY方向に移動可能となっている。
【0057】
図6及び図8を参照すると、操作部材60は、スライダ61と防水カバー62によって構成されている。スライダ61はホルダ70に移動可能に保持されている。防水カバー62は、カバー38の開口部38dに配置され、スライダ61を覆うとともにカバー38とホルダ70の間を通したケース35内への浸水を防止する。
【0058】
スライダ61は、透光性を有する樹脂によって成形されており、照明レンズとしての機能を兼ね備えている。図6及び図12を参照すると、スライダ61は、操作受部61aと、光源44の光を受ける受光部61eと、カバー部材50の可動部55を押圧する押圧部61gとを備える。
【0059】
図8、及び図12を参照すると、操作受部61aは円柱状で、一部が開口部38dを貫通してY方向外側へ突出している。操作受部61aは、防水カバー62を介してユーザによる操作を受け、Y方向内側へ移動する。ユーザの操作が解除されると、操作受部61aは、スイッチ41、及びカバー部材50の復元によってY方向外側へ移動する。
【0060】
操作受部61aのY方向内側の面には、断面三角形状の多数の凹凸を有するレンズ面61bが形成されている。操作受部61aの外周には、一対のガイド溝61cと、一対のガイドリブ61dとが設けられている。一対のガイド溝61cは、操作受部61aの径方向に対向する位置に設けられており、それぞれ径方向内側へ窪み、操作受部61aの軸方向に貫通している。一対のガイドリブ61dは、Z方向に間隔をあけて設けられており、操作受部61aからそれぞれX方向前側へ突出している。
【0061】
受光部61eは、操作受部61aの一対のガイドリブ61d間から光源44に向けて、X方向前側かつY方向内側へ突出している。受光部61eは、光源44のY方向外側に間隔をあけて位置する受光面61fを備える。受光面61fは、XZ平面に沿って延びており、Y方向外側へ照射した光源44の光を受光する。
【0062】
押圧部61gは、連続部61hを介して受光部61eに連なっている。押圧部61gは、受光部61eからX方向後側へ突出し、カバー部材50の第2凸部55bに面接触している。押圧部61gはXZ平面に沿って延びる円形状であり、押圧部61gの直径は第2凸部55bの直径よりも大きい。これにより、ユーザの操作によってスライダ61(操作部材60)がY方向内側へ移動すると、押圧部61gによって可動部55を介してスイッチ41をオン操作できる。
【0063】
引き続いて図8、及び図12を参照すると、防水カバー62は、遮光性を有する不透明なカバー本体63と、透光性を有する透光部(第3透光部)64とを備え、これらが二色成形によって一体に設けられている。
【0064】
カバー本体63は、弾性的に変形可能なシリコーンゴムによって形成されている。カバー本体63は、操作受部61aのY方向の外端面を覆う円形状の外端部63aと、操作受部61aの外周を覆う円筒状の外周部63bと、外周部63bのY方向内端から径方向外向きに突出するフランジ部63cとを備える。フランジ部63cは、カバー38とホルダ70の間に挟み込まれ、これらの間を液密にシールする。ユーザが操作部材60をY方向の外側から内側へ押圧すると、Y方向内側へのスライダ61の移動に従って外端部63aが弾性的に変形する。
【0065】
透光部64は、ゴム又は樹脂からなり、カバー本体63の外端部63aに形成され、スライダ61を透過した光源44の光を透過可能である。本実施形態の透光部64は、操作部材60であることを示すマークとして構成されている。
【0066】
図6及び図8を参照すると、ホルダ70は、遮光性を有する不透明な樹脂によって成形されている。ホルダ70は、操作部材60とカバー部材50(回路基板40)の間に配置され、スライダ61(操作部材60)を移動可能に保持する。具体的には、ホルダ70は、スライダ61を保持する保持部71と、第1の光源42の光と他の光源43,44の光との混合を防ぐ遮光部(第1遮光部)72を備える。
【0067】
図12を参照すると、保持部71は、防水カバー62よりも一回り大きい板状であり、Y方向の外面側に内側へ窪む保持凹部71aを備える。保持凹部71aは、防水カバー62の形状と同等の形状を有し、防水カバー62を嵌め込んで保持する。
【0068】
保持部71は更に、スライダ61の形状に対応する形状の貫通部71bを備える。貫通部71bは、操作受部61aを移動可能に保持する第1部分71cと、受光部61eを移動可能に保持する第2部分71dとを備える。第1部分71cは、概ね円形状であり、保持部71をY方向に貫通している。第2部分71dは、概ね四角形状であり、保持部71をY方向に貫通するとともに、第1部分71cと空間的に連通している。
【0069】
保持部71は更に、スライダ61のガイド溝61cに挿通されるガイドリブ71eと、スライダ61のガイドリブ61dを挿通するガイド溝71fとを備える。ガイドリブ71eは、第1部分71cの孔壁から径方向内向きに突出するとともに、Y方向外側へ突出している。ガイド溝71fは、X方向に延びており、第1部分71cと空間的に連通している。
【0070】
図13を参照すると、保持部71は更に、貫通部71bの縁からY方向外側へ突出する補強リブ71gを備える。Y方向から見た補強リブ71gの形状は、カバー部材50の補強リブ56の形状と対応しており、補強リブ71gのY方向の内端面は、補強リブ56のY方向の外端面に面接触する。保持部71は更に、補強リブ71gからY方向内側へ突出する円環状の位置決めリブ71hを備える。図6及び図8を参照すると、位置決めリブ71hは、カバー部材50の第1凸部55aと補強リブ56の間に圧入される。
【0071】
図8を参照すると、このように構成された保持部71は、貫通部71bの形成によって筒状を呈し、第3の光源44の光と他の光源42,43の光との混合を防ぐ遮光部(第2遮光部)として機能する。
【0072】
具体的には、光源44は、カバー部材50の開口部54の孔壁によって取り囲まれており、この開口部54を保持部71が取り囲んでいる。また、保持部71の内部空間はカバー本体63によって塞がれている。そして、カバー部材50、保持部71、及びカバー本体63は、いずれも遮光性を有している。一方、これらの空間内に配置されたスライダ61と、防水カバー62が備える透光部64とは、透光性を有している。つまり、開口部54の孔壁、保持部71、及びカバー本体63によって、光源44から透光部64まで空間的に連通し、他の部分に対して遮光された光路75が画定されている。
【0073】
光路75を画定する遮光性の壁によって内外双方向の光の透過が遮断されるため、光源44が発した光は透光部64からのみ透過する。また、他の光源42,43が発した光は光路75内の透光部64から照射されることはない。
【0074】
図9、及び図12を参照すると、遮光部(第1遮光部)72は、保持部71に隣接して設けられ、光源42から透光部38eまで延びる筒状である。遮光部72は、保持部71の径方向の外側に配置され、保持部71と一体構造である。遮光部72は、カバー部材50の開口部51(光源42)を取り囲む第1部分72aと、透光部38eの筒部38gを取り囲む第2部分72bとを備える。
【0075】
図9、及び図13を参照すると、第1部分72aは概ね四角筒状であり、第1部分72aのY方向の内端面は、カバー部材50の端面部50aのうち開口部51の周囲に面接触する。図9、及び図12を参照すると、第2部分72bは概ね円筒状であり、内部に透光部38eの筒部38gが挿入される。
【0076】
光源42は、カバー部材50の開口部51の孔壁によって取り囲まれており、この開口部51を遮光部72が取り囲んでいる。また、遮光部72の内部空間は透光部38eによって塞がれている。そして、カバー部材50、及び遮光部72はいずれも遮光性を有し、透光部38e(カバー38)は透光性を有している。つまり、開口部51の孔壁、及び遮光部72によって、光源42から透光部38eまで空間的に連通し、他の部分に対して遮光された光路76が画定されている。
【0077】
光路76を画定する遮光性の壁によって内外双方向の光の透過が遮断されるため、光源42が発した光は透光部38eからのみ透過する。また、他の光源43,44が発した光が光路76内の透光部38eから照射されることはない。
【0078】
以上のように、光路76によって第1の光源42の光は、他の光源43,44の光と混合されることなく透光部38eのみを透過し、ベース20の外部から視認可能である。また、光路75によって第3の光源44の光は、他の光源42,43の光と混合することなく透光部64のみを透過し、ベース20の外部から視認可能である。また、2つの光路75,76によって第2の光源43の光は、他の光源42,44の光と混合することなく、透光部38hのみを透過し、給電コネクタ15を照らす。つまり、光源43については、光路75,76以外のケース35の内部空間が、専用の光路となる。
【0079】
なお、カバー38は全体が透光性を有するため、第2の光源43が発した光は、透光部38h以外の外壁部38bからカバー38外へ透過する可能性がある。しかし、本実施形態では、光源43がレンズ53で覆われているため、透光部38h以外への光源43の光の漏れを最小限に抑えることができる。しかも、スイッチ装置30のベース20の車内側に配置されているため、たとえ光源43の光が多少漏れたとしても、ベース20の外側から視認することはできない。
【0080】
このように構成されたスイッチ装置30は、以下の特徴を有する。
【0081】
スイッチ41、及び光源42,43が回路基板40に取り付けられ、操作部材60、ホルダ70、及び回路基板40が1つのケース35内に収容されている。そのため、個々の電気部品を回路基板40に電気的に接続する接続ケーブルは不要であるうえ、接続ケーブルの配索も不要であるため、光源42,43を備えるスイッチ装置30の組付作業性を向上できる。また、光源42,43を備えるスイッチ装置30がユニット化されているため、このスイッチ装置30を充電口ユニット10に用いる場合、ベース20に対するスイッチ装置30の組付作業性を向上できる。
【0082】
回路基板40には2つの光源42,43が取り付けられ、ケース35には対応する2つの透光部38e,38hが設けられている。また、ホルダ70には、第2の透光部38hへ向かう第1の光源42の光を遮断し、第1の透光部38eへ向かう第2の光源43の光を遮断する遮光部72が設けられている。そのため、異なる部分を照明する2つの光源42,43がケース35内に取り付けられていても、対象部分のみを確実に照明できる。
【0083】
遮光部72は光源42から透光部38eまで延びる筒状の光路76の少なくとも一部を構成するため、他の光源43の光との混合を確実に防止できる。
【0084】
回路基板40には第3の光源44が取り付けられ、操作部材60には第3の透光部64が設けられている。また、ホルダ70は、透光部38e,38hに向かう第3の光源44の光を遮断するとともに、第3の透光部64に向かう光源42,43の光を遮断する第2の遮光部として機能する保持部71を備える。そのため、3つの光源42~44がケース35内に取り付けられていても、対象部分のみを確実に照明できる。
【0085】
第1の光源42を取り囲む筒状の光路76の少なくとも一部を遮光部72が構成し、第3の光源44を取り囲む筒状の光路75の少なくとも一部を保持部71が構成する。そのため、ケース35内の光路76,75(遮光部71,72)以外の空間を第2の光源43用の光路として使用できる。つまり、第2の光源43用の遮光部は設ける必要がないため、個々の光源42~44の遮光部をそれぞれ設ける場合と比較して、スイッチ装置30の構成を簡素化できる。
【0086】
保持部71は操作部材60、及び第3の光源44を取り囲む筒状であるため、第3の光源44以外の光の混合を確実に防止できる。また、保持部(遮光部)71が操作部材60を移動可能に保持するため、ホルダ70の構成を簡素化できる。
【0087】
第1の透光部38eは充電状態を表す表示であり、第2の透光部38hは給電コネクタ15を照らす照明であり、第3の透光部64は操作部材60の位置を表す表示である。そのため、スイッチ装置30を備える充電口ユニット10では、周囲が暗い状態であっても、給電コネクタ15に充電プラグを容易に接続でき、充電状態を容易に確認でき、操作部材60を容易に操作できる。そのため、電気自動車のユーザの利便性を向上できる。
【0088】
なお、本発明は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
【0089】
例えば、スイッチ装置30は、2つの光源42,43のみを備え、第3の光源44は備えない構成であってもよい。
【0090】
遮光部72は、筒状に限られず、第1の光源42の光と他の光源43,44の光の混合を防ぐことが可能な構成であれば、必要に応じて変更が可能である。
【0091】
第2の遮光部は、保持部71を用いる構成に限られず、専用に設けられてもよい。また、第2の遮光部は、筒状に限られず、第3の光源44の光と他の光源42,43の光の混合を防ぐことが可能な構成であれば、必要に応じて変更が可能である。
【0092】
カバー38は、透光部38e,38hのみが透光性を有し、透光部38e,38h以外が遮光性を有するように、二色成形によって構成されてもよい。
【0093】
スイッチ装置30は、充電口ユニット10に限られず、操作検出用のスイッチ41と、表示又は照明用の光源42,43の搭載が必要な機器であれば、いずれでも適用可能である。
【0094】
防水構造が不要の場合、スイッチ装置30には、カバー部材50を設けなくてもよい。この場合、光路75,76を構成する保持部71と遮光部72は、光源44,42を取り囲むように、回路基板40まで延設することが好ましい。また、操作部材60は、スライダ61のみによって構成されてもよい。
【符号の説明】
【0095】
1 サイドパネル(車体パネル)
2 凹部
3 充電口
10 充電口ユニット
15 給電コネクタ
16 接続口
20 ベース
21 シール部材
22 ヒンジ接続部
22a 軸受板
22b 連結板
22c 挿通孔
23 取付部
23a 凹部
23b 取付口
23c 外周壁
23d 露出孔
24 取付部
24a 露出孔
24b 露出孔
25 リッド
26 軸部材
26a 突出部
27 アーム
28 電動モータ
30 スイッチ装置
35 ケース
36 ベース
36a 位置決め凸部
36b ボス
36c 支持部
36d コネクタ部
37 バスバー
37a,37b 接続端子
38 カバー
38a 端壁部
38b 外壁部
38c 曲面部
38d 開口部
38e 透光部(第1透光部)
38f 凸部
38g 筒部
38h 透光部(第2透光部)
40 回路基板
40a 端子接続部
40b 位置決め孔
40c ネジ孔
41 スイッチ
42 光源(第1光源)
43 光源(第2光源)
44 光源(第3光源)
50 カバー部材
50a 端面部
50b 外周部
50c シール部
50d 膨出部
51 開口部
52 切欠部
52a 補強リブ
53 レンズ
53a 照射面
53b 切り欠き
53c 収容凹部
54 開口部
55 可動部
55a 第1凸部
55b 第2凸部
55c 収容凹部
55d 操作凸部
55e 可撓部
56 補強リブ
60 操作部材
61 スライダ
61a 操作受部
61b レンズ面
61c ガイド溝
61d ガイドリブ
61e 受光部
61f 受光面
61g 押圧部
61h 連続部
62 防水カバー
63 カバー本体
63a 外端部
63b 外周部
63c フランジ部
64 透光部(第3透光部)
70 ホルダ
71 保持部(第2遮光部)
71a 保持凹部
71b 貫通部
71c 第1部分
71d 第2部分
71e ガイドリブ
71f ガイド溝
71g 補強リブ
71h 位置決めリブ
72 遮光部
72a 第1部分
72b 第2部分
75 光路
76 光路
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13