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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022184474
(43)【公開日】2022-12-13
(54)【発明の名称】電動弁
(51)【国際特許分類】
   F16K 31/04 20060101AFI20221206BHJP
【FI】
F16K31/04 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021092350
(22)【出願日】2021-06-01
(71)【出願人】
【識別番号】000133652
【氏名又は名称】株式会社テージーケー
(74)【代理人】
【識別番号】110002273
【氏名又は名称】弁理士法人インターブレイン
(72)【発明者】
【氏名】阿部 繁
(72)【発明者】
【氏名】若林 明伸
【テーマコード(参考)】
3H062
【Fターム(参考)】
3H062AA02
3H062BB31
3H062CC02
3H062DD01
3H062EE06
3H062GG06
3H062HH04
3H062HH08
3H062HH09
(57)【要約】
【課題】バルブボディとステータユニットとの組み付けを簡易かつ低コストに実現可能な電動弁を提供する。
【解決手段】電動弁1は、入口ポート26と出口ポート28とを連通させる弁孔22を有するバルブボディ5と、弁孔22に接離して弁部を開閉する弁体34と、弁体34を弁部の開閉方向に駆動するためのロータ60と、バルブボディ5に同軸状に固定され、ロータ60を内包する筒状部材であって、流体の圧力が作用する内部空間と作用しない外部空間とを画定するキャン66と、キャン66に同軸状に外挿されるステータ64を含むステータユニット78と、ステータユニット78とバルブボディ5とを固定するブラケット130と、を備える。ブラケット130は、バルブボディ5に対して軸線方向と直角方向に嵌合する嵌合部と、ステータユニット78と軸線方向に接続される接続部と、を含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体を導入する入口ポートと、流体を導出する出口ポートと、前記入口ポートと前記出口ポートとを連通させる弁孔と、を有するバルブボディと、
前記弁孔に接離して弁部を開閉する弁体と、
前記弁体を前記弁部の開閉方向に駆動するためのロータと、
前記バルブボディに同軸状に固定され、前記ロータを内包する筒状部材であって、流体の圧力が作用する内部空間と作用しない外部空間とを画定するキャンと、
前記キャンに同軸状に外挿されるステータを含むステータユニットと、
前記ステータユニットと前記バルブボディとを固定するブラケットと、
を備え、
前記ブラケットは、
前記バルブボディに対して軸線方向と直角方向に嵌合する嵌合部と、
前記ステータユニットと前記軸線方向に接続される接続部と、
を含むことを特徴とする電動弁。
【請求項2】
前記ブラケットは、金属板からなるプレス成形部品であることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
【請求項3】
前記嵌合部は、
前記バルブボディの側面に向けて開放される二股構造を有し、
前記二股構造が、前記バルブボディの外周面に形成された凹状嵌合部に嵌合することを特徴とする請求項1又は2に記載の電動弁。
【請求項4】
前記嵌合部は、
前記バルブボディへの嵌合方向に延出する第1延在部と、
前記バルブボディを径方向に挟んで前記第1延在部と対向する第2延在部と、
前記第1延在部と前記第2延在部とを基端側において連結する連結部と、
を含み、
前記第1延在部と前記第2延在部との間隔が局部的に狭小化する弾性係合部を有し、
前記弾性係合部が前記バルブボディの横断面を乗り越えることで、前記嵌合部が前記バルブボディに対して嵌着されることを特徴とする請求項3に記載の電動弁。
【請求項5】
前記嵌合部は、前記弾性係合部が前記横断面を乗り越えるときに弾性変形して応力を受け、前記弾性係合部が前記横断面を乗り越えた後に応力が緩和されることを特徴とする請求項4に記載の電動弁。
【請求項6】
前記第1延在部および前記第2延在部は、前記弾性係合部よりも基端側において先端側よりも断面が小さくされた低剛性部をそれぞれ有することを特徴とする請求項4又は5に記載の電動弁。
【請求項7】
前記連結部は、前記第1延在部および前記第2延在部とは反対側の側面に切欠部を有することを特徴とする請求項4~6のいずれかに記載の電動弁。
【請求項8】
前記接続部は、
前記第1延在部と平行に延在する第1接続部と、
前記第1接続部と離隔し、前記第2延在部と平行に延在する第2接続部と、
を含み、
前記ブラケットは、
前記バルブボディの軸線と平行に延び、第1延在部と前記第1接続部とを連結する第1連結部と、
前記第1連結部と離隔して前記バルブボディの軸線と平行に延び、第2延在部と前記第2接続部とを連結する第2連結部と、
をさらに含み、
前記第1連結部および前記第2連結部のそれぞれと前記バルブボディの外周面との間隙に前記ステータユニットの先端開口部がガイドされていることを特徴とする請求項4~7のいずれかに記載の電動弁。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電動弁に関し、特にバルブボディとステータユニットとの組付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車用空調装置は、一般に、圧縮機、凝縮器、膨張装置、蒸発器等を冷凍サイクルに配置して構成される。冷凍サイクルには、膨張装置としての膨張弁など、冷媒の流れを制御するために各種制御弁が設けられている。近年の電気自動車等の普及に伴い、駆動部としてモータを備える電動弁が広く採用されつつある。
【0003】
蒸発器等の熱交換器に電動弁を組み付ける場合、熱交換器側に設けられる配管ボディに対し、電動弁のバルブボディを組み付けて固定する(特許文献1参照)。電動弁は、バルブボディとステータユニットとを軸線方向に組み付けて構成される。
【0004】
特許文献1には、バルブボディと一体に固定部を設け、その固定部にステータユニットを組み付ける構造(第1形態)が開示されている。また、バルブボディとステータとを固定部が一体形成されたフランジ部材を間に挟むよう軸線方向に組み付け、その固定部にステータユニットを組み付ける構造(第2形態)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2019-158150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の第1形態では、固定部を一体に有することでバルブボディの形状が複雑となるため、バルブボディを切削加工で得る場合の工程が増加し、加工コストが嵩む。一方、第2形態では、フランジ部材の嵌合孔にバルブボディを圧入する態様で両者を組み付けるため、高い組付精度を要し、工程の難易度が高い。
【0007】
本発明の目的の一つは、バルブボディとステータユニットとの組み付けを簡易かつ低コストに実現可能な電動弁を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のある態様の電動弁は、流体を導入する入口ポートと、流体を導出する出口ポートと、入口ポートと出口ポートとを連通させる弁孔と、を有するバルブボディと、弁孔に接離して弁部を開閉する弁体と、弁体を弁部の開閉方向に駆動するためのロータと、バルブボディに同軸状に固定され、ロータを内包する筒状部材であって、流体の圧力が作用する内部空間と作用しない外部空間とを画定するキャンと、キャンに同軸状に外挿されるステータを含むステータユニットと、ステータユニットとバルブボディとを固定するブラケットと、を備える。ブラケットは、バルブボディに対して軸線方向と直角方向に嵌合する嵌合部と、ステータユニットと軸線方向に接続される接続部と、を含む。
【0009】
この態様によると、ブラケットをバルブボディに対して軸線方向と直角方向(横断方向)に嵌合させた後、ステータユニットをバルブボディに組み付けつつブラケットと軸線方向に接続することで、バルブボディとステータユニットとを固定できる。バルブボディへのブラケットの嵌合方向に対し、ブラケットへのステータユニットの接続方向が直交する関係にあるため、ステータユニットをバルブボディに組み付ける際に、ブラケットの嵌合が外れることもない。一方、ブラケットをステータユニットに対して軸線方向に直に接続するため、ブラケットをバルブボディの半径方向に大きくする必要性も少ない。したがって、バルブボディとステータユニットとの組み付けを簡易かつ低コストに実現できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、バルブボディとステータユニットとの組み付けを簡易かつ低コストに実現可能な電動弁を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】実施形態に係る電動弁装置を斜め下方からみた斜視図である。
図2】電動弁装置の内部構造を表す断面図である。
図3図2のA-A矢視断面図である。
図4】ブラケットの構成を表す図である。
図5】ブラケットのバルブボディへの組付構造を表す図である。
図6】ブラケットの組み付けの際に生じる応力を表す図である。
図7】電動弁および電動弁装置の組付方法を表す図である。
図8】変形例に係るブラケットの構成を表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。また、以下の実施形態およびその変形例について、ほぼ同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
【0013】
図1は、実施形態に係る電動弁装置を斜め下方からみた斜視図である。
電動弁装置200は、配管ボディ210に電動弁1を組み付けて構成される。電動弁装置200は、図示しない自動車用空調装置の冷凍サイクルに適用される。この冷凍サイクルには、循環する冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器、凝縮された冷媒を絞り膨張させて霧状に送出する膨張弁、霧状の冷媒を蒸発させてその蒸発潜熱により車室内の空気を冷却する蒸発器等が設けられている。
【0014】
配管ボディ210は、蒸発器(熱交換器)と一体に設けられ、凝縮器側から延びる配管が接続される導入ポート212と、蒸発器の入口につながる配管が接続される導出ポート214を有する。電動弁1は、配管ボディ210に組み付けられ、冷凍サイクルの膨張弁として機能する。電動弁1は、配管ボディ210とは独立に市場に流通しうる機器であり、配管ボディ210に対して着脱可能に構成される。
【0015】
図2は、電動弁装置200の内部構造を表す断面図である。
配管ボディ210には、導入ポート212と導出ポート214とをつなぐ通路216が形成されている。配管ボディ210の上部には、取付孔218が上方に向けて開口している。取付孔218は、電動弁1のバルブボディ5と相補形状の段付円孔状をなし、通路216と連通している。
【0016】
図3は、図2のA-A矢視断面図である。
電動弁1を配管ボディ210に組み付ける際には、シールリング14,20を取り付けたバルブボディ5を取付孔218に挿入する。そして、一対のピン220を介して電動弁1を配管ボディ210に固定する(詳細後述)。シールリング14が外部への冷媒漏れを防止し、シールリング20が弁部の上流側通路と下流側通路との間をシールする。
【0017】
電動弁1は、弁本体2とモータユニット3とを組み付けて構成される。弁本体2は、弁部を収容するバルブボディ5を有する。バルブボディ5は、第1ボディ6と第2ボディ8とを同軸状に組み付けて構成される。第1ボディ6および第2ボディ8は、ともにステンレス鋼(以下「SUS」と表記する)からなる。第2ボディ8には弁座24が設けられるため、耐摩耗性に優れた材質が選定されている。第1ボディ6は第2ボディ8よりも溶接性に優れ、第2ボディ8は第1ボディ6よりも加工性に優れている。
【0018】
第1ボディ6は、外径が下方に向けて段階的に縮径する段付円筒状をなす。第1ボディ6の上端部の外径がやや縮径され、段差による係止部52が構成されている。第1ボディ6における下部と上部の外周面には、それぞれ環状溝からなるシール収容部12,80が形成され、シールリング14,82(Oリング)が嵌着されている。
【0019】
第1ボディ6の下部には、円穴状の凹状嵌合部16が設けられている。第2ボディ8は有底円筒状をなし、その上部が凹状嵌合部16に圧入されている。第2ボディ8の下部外周面には環状溝からなるシール収容部18が形成され、シールリング20が嵌着されている。第2ボディ8の底部を軸線方向に貫通するように弁孔22が設けられ、その弁孔22の上端開口部に弁座24が形成されている。
【0020】
第2ボディ8の側部に入口ポート26が設けられ、下部に出口ポート28が設けられている。入口ポート26が導入ポート212に連通し、出口ポート28が導出ポート214に連通する(図2参照)。第1ボディ6および第2ボディ8の内方に弁室30が形成されている。入口ポート26と出口ポート28とは、弁室30を介して連通している。
【0021】
第1ボディ6の外周面におけるシール収容部12のやや上方には、環状の嵌合凹部17が周設されている。一方、取付孔218の内周面における嵌合凹部17に対向する位置には、一対の直線状の嵌合凹部19が設けられている。一対の嵌合凹部19は、配管ボディ210の軸線に対して対称な位置に設けられる。そして図示のように、これら嵌合凹部17,19の間に形成される一対の嵌合孔21にピン220をそれぞれ嵌合させることで、電動弁1と配管ボディ210とが固定される。
【0022】
配管ボディ210における嵌合孔21の延長線上には挿通孔222が設けられ(図1参照)、ピン220は挿通孔222を介して嵌合孔21へと挿入される。バルブボディ5と配管ボディ210との組み付けが安定するよう、嵌合孔21の断面とピン220の断面が概ね相補形状とされている。本実施形態では、ピン220の頭部に雄ねじ部が設けられ、挿通孔222の内周面に雌ねじ部が設けられており、ピン220が配管ボディ210に締結される。変形例においては、そのようなねじ構造を設けることなく、ピン220を挿通孔222に圧入することで配管ボディ210に固定してもよい。また、ピン220を挿通孔222に挿入した後に加締めることにより配管ボディ210に固定してもよい。
【0023】
バルブボディ5の内方には、モータユニット3のロータ60から延びる作動ロッド32が挿通されている。作動ロッド32は、弁室30を貫通する。作動ロッド32は、非磁性金属からなる棒材を切削加工して得られ、その下部にニードル状の弁体34が一体に設けられている。弁体34が弁室30側から弁座24に着脱することにより弁部を開閉する。
【0024】
第1ボディ6の上部中央には、ガイド部材36が立設されている。ガイド部材36は、非磁性金属からなる管材を段付円筒状に切削加工して得られ、その軸線方向中央部の外周面に雄ねじ38が形成されている。ガイド部材36の下端部が大径となっており、その大径部40が第1ボディ6の上部中央に圧入され、同軸状に固定されている。なお、変形例においては、第1ボディ6とガイド部材36とを加締め接合により固定してもよい。ガイド部材36は、その内周面により作動ロッド32を軸線方向に摺動可能に支持する一方、その外周面によりロータ60の回転軸62を回転摺動可能に支持する。回転軸62は非磁性金属からなる。
【0025】
一方、モータユニット3は、ロータ60とステータ64とを含む二相ステッピングモータとして構成されている。モータユニット3は、有底円筒状のキャン66を有し、そのキャン66の内方にロータ60を配置し、外方にステータ64を配置して構成されている。キャン66は、弁体34およびその駆動機構が配置される空間を覆うとともにロータ60を内包する有底円筒状の部材であり、冷媒の圧力が作用する内方の圧力空間(内部空間)と作用しない外方の非圧力空間(外部空間)とを画定する。
【0026】
キャン66は、非磁性金属(本実施形態ではSUS)からなり、その下部が第1ボディ6の上端部に外挿されるようにして同軸状に組み付けられている。キャン66は、その下端が係止部52に係止されることによりその挿入量が規制される。キャン66の下端と第1ボディ6との境界に沿って全周溶接が施されることにより(図示略)、バルブボディ5とキャン66との固定およびシールが実現されている。バルブボディ5とキャン66とに囲まれた空間が、上記圧力空間を形成している。
【0027】
ステータ64は、コイル68が巻回されたボビン70を、複数の極歯を有するヨーク72に組み付けて構成される。ステータ64は、モータユニット3のケース76と一体に設けられている。すなわち、ケース76は、耐食性を有する樹脂材の射出成形(「インサート成形」又は「モールド成形」ともいう)により得られる。ステータ64は、その射出成形によるモールド樹脂によって被覆されている。ケース76は、そのモールド樹脂からなる。以下、ステータ64とケース76との一体部品(本実施形態ではモールド成形品)を「ステータユニット78」とも称する。
【0028】
ステータユニット78は、中空構造を有し、キャン66を同軸状に挿通しつつバルブボディ5に組み付けられている。第1ボディ6における係止部52のやや下方の外周面にシール収容部80が形成され、シールリング82が嵌着されている。第1ボディ6の上部外周面とケース76の下部内周面とに間にシールリング82が介装されることにより、キャン66とステータ64との間隙への外部雰囲気(水など)の侵入が防止されている。
【0029】
ロータ60は、回転軸62に組み付けられた円筒状のロータコア102と、ロータコア102の外周面に設けられたロータマグネット104と、ロータコア102の上端面に設けられたセンサマグネット106を備える。ロータコア102は、回転軸62に組み付けられている。センサマグネット106は、ロータコア102の上端部に同軸状に組み付けられている。ロータマグネット104は、その周方向に複数極に磁化(着磁)されている。センサマグネット106も複数極に磁化(着磁)されている。
【0030】
回転軸62は、有底円筒状の円筒軸であり、その開口端を下にしてガイド部材36に外挿されている。回転軸62の下部内周面に雌ねじ108が形成され、ガイド部材36の雄ねじ38と噛合している。これらのねじ部によるねじ送り機構109によって、ロータ60の回転運動が作動ロッド32の軸線運動に変換される。それにより弁体34が軸線方向、つまり弁部の開閉方向に移動(昇降)する。
【0031】
作動ロッド32の上部が縮径され、その縮径部110が回転軸62の底部112を貫通している。縮径部110の先端部には環状のストッパ114が固定されている。一方、縮径部110の基端と底部112との間には、作動ロッド32を下方(つまり閉弁方向)に付勢するスプリング116が介装されている。このような構成により、開弁時には、ストッパ114が底部112に係止される態様で作動ロッド32がロータ60と一体変位する。一方、閉弁時には、弁体34が弁座24から受ける反力によりスプリング116が押し縮められる。このときのスプリング116の弾性反力により弁体34を弁座24に押し付けることができ、弁体34の着座性能(弁閉性能)を高められる。
【0032】
モータユニット3は、キャン66の外側に回路基板118を有する。回路基板118は、ケース76の内方に固定されている。本実施形態では、回路基板118の下面に制御部や通信部として機能する各種回路が実装されている。具体的には、モータを駆動するための駆動回路、駆動回路に制御信号を出力する制御回路(マイクロコンピュータ)、制御回路が外部装置と通信するための通信回路、各回路およびモータ(コイル)に電力を供給するための電源回路等が実装されている。ケース76の上端は、蓋体77により閉止されている。ケース76における蓋体77の下方の空間に回路基板118が配設されている。
【0033】
回路基板118におけるセンサマグネット106との対向面には、磁気センサ119が設けられている。磁気センサ119は、キャン66の底部端壁を介してセンサマグネット106と軸線方向に対向する。ロータ60の回転に伴ってセンサマグネット106による磁束が変化する。磁気センサ119は、この磁束の変化を捉えることでロータ60の変位量(本実施形態ではロータ60の回転角度)を検出する。制御部は、そのロータ60の変位量に基づいて弁体34の軸線方向位置ひいては弁開度を算出する。
【0034】
図2にも示すように、ボビン70からはコイル68につながる端子120が延出し、回路基板118に接続されている。回路基板118からは電源端子、グランド端子および通信端子(これらを総称して「接続端子122」ともいう)が延出し、それぞれケース76の側壁を貫通して外部に引き出されている。ケース76の側部にコネクタ部124が一体に設けられ、そのコネクタ部124の内方に接続端子122が配置されている。
【0035】
本実施形態では、バルブボディ5とステータユニット78とがブラケット130を介して固定される。バルブボディ5の外周面におけるシール収容部80と嵌合凹部17との間の位置には、環状溝からなる凹状嵌合部90が形成されている。ブラケット130は、凹状嵌合部90に嵌合するようにしてバルブボディ5に組み付けられる一方、ステータユニット78にも固定される。ブラケット130の構造が、バルブボディ5とステータユニット78との組み付けを簡易かつ低コストに実現する。以下、その詳細について説明する。
【0036】
図4は、ブラケット130の構成を表す図である。(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は背面図、(D)は右側面図である。図4(A)には説明の便宜上、バルブボディ5(二点鎖線参照)との位置関係が示されている。
図4(A)に示すように、ブラケット130は、ステンレス等の金属板からなるプレス成形部品であり、平面視における中心線L1に対して左右対称な構造を有する。ブラケット130は、バルブボディ5の側面に嵌合する嵌合部132と、ステータユニット78の下面に接続される左右一対の接続部134を有する。ブラケット130は、単一の金属板をプレス加工により打ち抜き、曲げ成形して得られるため、全体にわたって均一な厚みを有する。
【0037】
嵌合部132は、バルブボディ5の側面に向けて開放される二股構造を有する。以下、嵌合部132における二股構造の開放側を「先端側」、その反対側を「基端側」ともいう。嵌合部132の内方、つまりバルブボディ5を収容する側を「内側」ともいう。
【0038】
嵌合部132は、先端側に向けて延出する左右一対の延在部136と、これらの延在部136を基端側において連結する連結部138を有する。嵌合部132は、所定の外接円を有する半環状をなす。左側の延在部136(第1延在部136a)と、右側の延在部136(第2延在部136b)とは、中心線L1に対して対称な形状を有し、バルブボディ5を径方向(内側)に挟んで対向する。
【0039】
延在部136は、嵌合部132をバルブボディ5に組み付けた際にバルブボディ5の外周面に点接触する当接部140を有する。左右一対の当接部140は、バルブボディ5の直径方向に位置し、両者の間隔w1はその直径とほぼ等しい。左右一対の延在部136は、当接部140から先端側に向けて両者の間隔を微少に広げる二段テーパ形状を有する。
【0040】
その二段テーパ形状を形成する第1テーパ部142と第2テーパ部144との境界に、内側に向けてやや突出する係止部146が設けられている。左右一対の係止部146の間隔w2は、間隔w1よりもやや小さい(つまり、バルブボディ5の直径よりもやや小さい)。一対の係止部146は、第1延在部136aと第2延在部136bとの間隔を局部的に狭小化させる弾性係合部148として機能する。この弾性係合部148を設けたことにより、ブラケット130が図示のようにバルブボディ5に一旦組み付けられると、外れ難い構成となっている(詳細後述)。
【0041】
図4(B)にも示すように、延在部136は、当接部140よりも基端側において内側面が切り欠かれることにより、先端側よりも断面が小さくされた低剛性部150をそれぞれ有する。また、図4(C)にも示すように、連結部138は、基端側の側面(延在部136とは反対側の側面)に切欠部152を有する。このような構成により、ブラケット130をバルブボディ5に組み付ける際に、一対の延在部136が嵌合部132の外側に向けて弾性変形し(半径方向外向きに適度に撓み)、その組み付け作業が容易となる。切欠部152は、延在部136が弾性変形するときに生じる荷重を逃がす役割を有する。
【0042】
連結部138は、先端側面の中央に突出する嵌合突部154を有する。一方、バルブボディ5には、凹状嵌合部90の所定位置の底面にいわゆるDカットによる平坦な係止面92が形成され、その係止面92に嵌合凹部94が設けられている。嵌合凹部94に嵌合突部154を嵌合させることで、バルブボディ5の軸線L2を中心としたブラケット130の取付角度(周方向の位置)について位置決めできる。
【0043】
図4(D)にも示すように、一対の接続部134は、一対の延在部136にそれぞれ連結部156を介して連結されている。接続部134は、延在部136と平行に延在する。連結部156は、バルブボディ5の軸線L2と平行に延び、その上端部が接続部134に連結し、下端部が延在部136に連結する。
【0044】
左側の接続部134(第1接続部134a)は、第1延在部136aにおける低剛性部150に第1連結部156aを介して連結されている。右側の接続部134(第2接続部134b)は、第2延在部136bにおける低剛性部150に第2連結部156bを介して連結されている。
【0045】
接続部134は、平面視にて軸線L2を中心として径方向に所定幅を有する円弧形状をなし、連結部156との連結点の両側に一対の挿通孔158を有する。接続部134は、軸線L2を中心とする内接円および外接円を有する。接続部134の内接円は、嵌合部132の外接円よりもやや大きい。一対の挿通孔158の間には、連結点の両側に一対の切欠部160が設けられている。これらの切欠部160を設けたことにより、接続部134と連結部156との連結点における曲げ加工を容易にしている。
【0046】
図5は、ブラケット130のバルブボディ5への組付構造を表す図である。(A)は図3のB-B矢視断面図である。(B)は(A)のC部拡大図であり、(C)は(A)のD部拡大図である。
図5(A)および(B)に示すように、嵌合部132は、連結部138の先端側面が平坦な当接面153となっている。当接面153の中央に嵌合突部154が設けられている。一方、バルブボディ5の凹状嵌合部90には、部分的に平坦な係止面92が形成されており、嵌合突部154との対向面に嵌合凹部94が設けられている。
【0047】
ブラケット130をバルブボディ5に組み付ける際には、嵌合部132を先端側(開放された側)からバルブボディ5の横断方向(軸線方向と直角方向)に押し込んでいく。このとき、延在部136が凹状嵌合部90にガイドされる。弾性係合部148がバルブボディ5の横断面を乗り越える際に外側に押し広げられて一時的に弾性変形するが、その横断面を乗り越えることで弾性復帰し、嵌合部132がバルブボディ5に対して嵌着される。すなわち、嵌合部132は、いわゆる「スナップフィット」として機能する。
【0048】
このとき、嵌合突部154が嵌合凹部94に嵌合するが、当接面153が係止面92に当接して係止されることにより、その組付方向への移動が規制される。嵌合突部154と嵌合凹部94とは互いに相補形状を有するが、当接面153が係止面92に当接した状態において、嵌合突部154の先端面と嵌合凹部94の底面との間に所定のクリアランスCLが形成される。
【0049】
図5(A)および(C)に示すように、ブラケット130がバルブボディ5に組み付けられた状態において、凹状嵌合部90の底面と係止部146の頂点との間には、十分なクリアランスが形成されるため、延在部136に無用な応力がかかり続けることはない。当接部140はバルブボディ5と当接するが、凹状嵌合部90の底面からの反力は作用しないか、無視できる程度に小さい。この嵌合状態においてバルブボディ5からブラケット130を離脱させようとすると、弾性係合部148が抵抗となってこれを規制する。したがって、外部から意図的に引き抜くなどの行為がない限り、ブラケット130の脱落は防止される。なお、変形例においては、ブラケット130において当接部140に対応する部分(「近接部」ともいう)が、バルブボディ5と当接しない構成としてもよい。
【0050】
図6は、ブラケット130の組み付けの際に生じる応力を表す図である。(A)~(D)はその組付過程における応力解析結果を示す。
この解析結果からも分かるように、ブラケット130の組付過程において、ブラケット130は、弾性係合部148がバルブボディ5の横断面を乗り越えるときに弾性変形して応力を受けるが、弾性係合部148がその横断面を乗り越えた後に応力は作用しなくなるか、少なくとも緩和される。このため、バルブボディ5への組み付け後のブラケット130の変形を防止できる。それにより、ブラケット130とステータユニット78との位置決め精度も確保できる。
【0051】
図7は、電動弁1および電動弁装置200の組付方法を表す図である。(A)~(C)はその組付過程を示す。
図7(A)に示すように、弁部を内蔵するバルブボディ5にロータ60およびキャン66を組み付けた弁組立体250に対し、ブラケット130を横方向(バルブボディ5の軸線方向と直角方向)から組み付ける。このとき、上述のように弾性係合部148がバルブボディ5の横断面を乗り越えることで、ブラケット130が凹状嵌合部90に嵌合した状態で安定に保持される。
【0052】
続いて、ステータユニット78をキャン66に同軸状に外挿させつつ弁組立体250に組み付ける。このとき、一対の連結部156のそれぞれとバルブボディ5の外周面との間隙にステータユニット78の先端開口部81がガイドされつつ挿入される(図3参照)。
【0053】
ステータユニット78の底部には、その先端開口部81を取り囲むように複数の円ボス状の係合部79が突設されている。このうち4つの係合部79をブラケット130の4つの挿通孔158にそれぞれ挿通させ、接続部134をステータユニット78に対して軸線方向に接続する。
【0054】
上述のように、スナップフィット機能により、バルブボディ5への組み付け後のブラケット130の変形が防止されるため、挿通孔158と係合部79とのクリアランスを小さく設定しても、複数の係合部79を複数の挿通孔158に容易に挿通させることができる。結果的に、ブラケット130とステータユニット78との位置決め精度を確保できる。
【0055】
そして、挿通孔158から突出した係合部79をレーザで溶かして加締める。すなわち、接続部134をステータユニット78に溶着させる(熱加締めする)ことで、電動弁1の組み立てが完了する。
【0056】
続いて、図7(B)に示すように、電動弁1を配管ボディ210に組み付ける。既に説明したように、バルブボディ5を取付孔218(図2参照)に挿入する。そして、図7(C)に示すように、一対のピン220を一対の挿通孔222に挿入して嵌合孔21に嵌合させることで、電動弁1と配管ボディ210とを固定する。
【0057】
図3に戻り、以上のように構成された電動弁1は、モータユニット3の駆動制御によってその弁開度を調整可能な電動膨張弁として機能する。すなわち、図示しない外部装置からの指令に基づき、制御部は、目標開度を実現するための制御量(モータの駆動ステップ数)を設定し、これを実現するための駆動信号を駆動回路に出力する。駆動回路は、各コイル68に設定されたタイミングで二相の駆動電流(駆動パルス)を供給する。それにより、ロータ60が高分解能にて回転する。このとき、弁体34が弁座24から離間した開弁状態であれば、スプリング116の付勢力によりストッパ114が回転軸62に当接し、作動ロッド32ひいては弁体34が、ロータ60と一体に動作する。
【0058】
ロータ60は、ガイド部材36との間のねじ送り機構109により上下方向に動作する。つまり、弁体34が弁部の開閉方向に並進し、弁部の開度が設定開度に調整される。このねじ送り機構109は、ロータ60の軸線周りの回転運動を作動ロッド32の軸線運動(直進運動)に変換し、弁体34を弁部の開閉方向に駆動する。電動弁1が配管ボディに取り付けられて膨張弁として機能するとき、弁部は小開度に制御される。
【0059】
制御部は、磁気センサ119の検出信号に基づいてセンサマグネット106の回転角度(ロータ60の回転角度)を検出し、弁開度を算出できる。
【0060】
以上説明したように、本実施形態では、ブラケット130をバルブボディ5に対して横断方向に嵌合させた後、ステータユニット78をバルブボディ5に組み付けつつブラケット130と軸線方向に接続することで、バルブボディ5とステータユニット78とを固定できる。
【0061】
バルブボディ5へのブラケット130の嵌合方向に対し、ブラケット130へのステータユニット78の接続方向が直交する関係にあるため、ステータユニット78をバルブボディ5に組み付ける際に、ブラケット130の嵌合が外れることもない。このため、ブラケット130をバルブボディ5に対して溶接等の固定手段により固定する必要もない。一方、ブラケット130をステータユニット78に対して軸線方向に直に接続するため、ブラケット130をバルブボディ5の半径方向に大きくする必要性も少ない。したがって、バルブボディ5とステータユニット78との組み付けを簡易かつ低コストに実現できる。
【0062】
また、本実施形態では、ブラケット130の嵌合部132をスナップフィットとして機能させるため、バルブボディ5への嵌め込み作業が容易となり、ブラケット130が嵌め込み後に簡単に脱落することもない。このため、後工程である接続部134とステータユニット78との接続作業をスムーズに行うことができ、製造効率が高まる。スナップフィット機能によりブラケット130がバルブボディ5に安定に保持されるため、圧入等を採用する場合のような大きな保持荷重を要しない。このため、ブラケット130を薄板で構成できる。薄板で構成できるため嵌合部132の弾性を確保し易いといった利点もある。
【0063】
さらに、ブラケット130の連結部156とバルブボディ5の外周面との間隙にステータユニット78の先端開口部81がガイドされる構成としたため、ステータユニット78の組み付け時のガタつきを抑えることができ、作業性が向上する。
【0064】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はその特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
【0065】
図8は、変形例に係るブラケットの構成を表す図である。(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は背面図、(D)は右側面図である。
図8(A)に示すように、本変形例のブラケット170には、電動弁1と配管ボディ210との位置決めを行うための嵌合構造が設けられている。すなわち、嵌合部172の連結部138には、嵌合突部154と反対側に延出する嵌合突部174が設けられている。
【0066】
図8(B)~(D)にも示すように、嵌合突部174は、その先端部が下方に折り曲げられ、配管ボディ210の上面に形成された嵌合穴230(図8(A)参照)に嵌合する。すなわち、図7(B)に示されたように電動弁1が組み立てられた後、嵌合突部174を嵌合穴230に嵌合させることで、軸線L2を中心とした電動弁1と配管ボディ210との取付角度を位置決めできる。本変形例によれば、ブラケット170によりステータユニット78とバルブボディ5との位置決めはもちろん、電動弁1と配管ボディ210との位置決めも行えるようになる。
【0067】
上記実施形態では、嵌合部132が平面視半環状をなす構成を例示した。変形例においては、嵌合部を平面視矩形状に構成してもよい。嵌合部については、片側が開放されてバルブボディの側面(凹状嵌合部)に嵌合可能であり、バルブボディからの脱落を防止する弾性係合部を有する構造であれば、適宜選択できる。
【0068】
上記実施形態では、図4に示したように、接続部134と延在部136とが軸線方向に離隔し、両者を連結部156にて連結する構成を例示した。この点につき、ステータユニットの形状(下部構造)によっては、接続部と延在部とが同一平面状に位置する構成も想定される。その場合には、軸線方向に延びる連結部を省略してもよい。
【0069】
上記実施形態では、ブラケット130の接続部134とステータユニット78との接続を溶着により実現する構成を例示した。変形例においては、接続部134とステータユニット78とをねじ接合や圧入その他の固定手段により固定してもよい。
【0070】
上記実施形態では、図4および図5に示したように、凹状嵌合部90をバルブボディ5に周設した環状溝により構成する例を示した。変形例においては、凹状嵌合部をバルブボディの側面に平行に形成した一対の溝により構成してもよい。
【0071】
上記実施形態では、極歯を有するヨークを含むステータとした。変形例においては、積層コアを含むステータなどでもよい。
【0072】
上記実施形態では、モータユニット3を二相ステッピングモータとしたが、三相ステッピングモータとして構成してもよい。
【0073】
上記実施形態では、上記電動弁を膨張弁として構成したが、膨張機能を有しない開閉弁として構成してもよい。
【0074】
上記実施形態の電動弁は、冷媒として代替フロン(HFC-134a)など使用する冷凍サイクルに好適に適用されるが、二酸化炭素のように作動圧力が高い冷媒を用いる冷凍サイクルに適用することも可能である。その場合には、冷凍サイクルにコンデンサに代わってガスクーラなどの外部熱交換器が配置される。
【0075】
上記実施形態では、上記電動弁を自動車用空調装置の冷凍サイクルに適用する例を示したが、車両用に限らず電動膨張弁を搭載する空調装置に適用可能である。また、給湯装置の湯水や油圧制御装置の作動液(作動油)など冷媒以外の流体の流れを制御する電動弁として構成してもよい。
【0076】
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
【符号の説明】
【0077】
1 電動弁、2 弁本体、3 モータユニット、5 バルブボディ、17 嵌合凹部、19 嵌合凹部、21 嵌合孔、22 弁孔、24 弁座、26 入口ポート、28 出口ポート、30 弁室、32 作動ロッド、34 弁体、60 ロータ、62 回転軸、64 ステータ、66 キャン、76 ケース、77 蓋体、78 ステータユニット、79 係合部、81 先端開口部、90 凹状嵌合部、92 係止面、94 嵌合凹部、109 ねじ送り機構、116 スプリング、118 回路基板、119 磁気センサ、130 ブラケット、132 嵌合部、134 接続部、134a 第1接続部、134b 第2接続部、136 延在部、136a 第1延在部、136b 第2延在部、138 連結部、140 当接部、142 第1テーパ部、144 第2テーパ部、146 係止部、148 弾性係合部、150 低剛性部、152 切欠部、153 当接面、154 嵌合突部、156 連結部、156a 第1連結部、156b 第2連結部、158 挿通孔、160 切欠部、200 電動弁装置、210 配管ボディ、212 導入ポート、214 導出ポート、218 取付孔、220 ピン、222 挿通孔、250 弁組立体、CL クリアランス、L1 中心線、L2 軸線。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8