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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022184601
(43)【公開日】2022-12-13
(54)【発明の名称】ルアー
(51)【国際特許分類】
   A01K 85/00 20060101AFI20221206BHJP
【FI】
A01K85/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021092546
(22)【出願日】2021-06-01
(71)【出願人】
【識別番号】000002495
【氏名又は名称】グローブライド株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】弁理士法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】早川 賢
【テーマコード(参考)】
2B307
【Fターム(参考)】
2B307BA70
2B307BB01
2B307BB10
(57)【要約】
【課題】釣り人の操作により反射する光を制御することができるルアーを提供する。
【解決手段】光を透過するように形成されたルアー本体1aと、ルアー本体1aの内部に揺動可能に取り付けられた揺動体2と、を備え、揺動体2は、光を反射しない基体部20と、基体部20に設けられ光を反射する反射部21と、を備え、ルアーアクション時には揺動体2の揺動により反射部21で光が反射してキラキラし、ルアー静止時には揺動体2が揺動せず光が反射してキラキラしないように構成されていることを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を透過するように形成されたルアー本体と、
前記ルアー本体の内部に揺動可能に取り付けられた揺動体と、を備え、
前記揺動体は、光を反射しない基体部と、前記基体部に設けられ光を反射する反射部と、を備え、
ルアーアクション時には前記揺動体の揺動により前記反射部で光が反射してキラキラし、ルアー静止時には前記揺動体が揺動せず光が反射してキラキラしないように構成されていることを特徴とするルアー。
【請求項2】
前記ルアー本体は、前記揺動体を支持するとともに前後方向に延在する軸部を備え、
前記基体部は、
前記ルアー本体の前後方向及び左右方向に延在する第一板材と、
前記第一板材と交差するように上下方向に延在する第二板材と、を備え、前記軸部回りに揺動することを特徴とする請求項1に記載のルアー。
【請求項3】
前記ルアー本体は、前記揺動体を吊るして支持するバネ部材を備え、
前記基体部は、
前記ルアー本体の前後方向及び左右方向に延在する第一板材と、
前記第一板材と交差するように上下方向に延在する第二板材と、を備え、前記バネ部材の伸縮によって揺動することを特徴とする請求項1に記載のルアー。
【請求項4】
前記反射部は、前記揺動体の上面に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のルアー。
【請求項5】
前記揺動体の下端に錘が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のルアー。
【請求項6】
前記揺動体の下端と前記ルアー本体とを連結する連結部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のルアー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚釣り用のルアーに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に係る発明のように、ルアーを光らせて魚へのアピールを高める技術が知られている。特許文献1のルアーは、内部に中空部を備えたルアー本体と、ルアー本体内に設けられ、外部からの光を反射する揺動体と、を備えている。当該ルアーは、揺動体が揺動することで周囲に光が反射し、魚の興味を引くことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-187246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のルアーは、ルアーアクション時だけでなく、ルアー静止時にも揺動体が揺動し、光を反射してキラキラする形態となっている。そのため、釣り人は、当該ルアーが放つ光を制御することができないという問題がある。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、釣り人の操作により反射する光を制御することができるルアーを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るルアーは、光を透過するように形成されたルアー本体と、前記ルアー本体の内部に揺動可能に取り付けられた揺動体と、を備え、前記揺動体は、光を反射しない基体部と、前記基体部に設けられ光を反射する反射部と、を備え、ルアーアクション時には前記揺動体の揺動により前記反射部で光が反射してキラキラし、ルアー静止時には前記揺動体が揺動せず光が反射してキラキラしないように構成されていることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、釣り人の操作によるルアーアクション時には揺動体の揺動により光を反射してキラキラし、ルアー静止時には揺動体が揺動しないためキラキラしない。これにより、釣り人の操作により反射する光を制御することができる。
【0008】
また、前記ルアー本体は、前記揺動体を支持するとともに前後方向に延在する軸部を備え、前記基体部は、前記ルアー本体の前後方向及び左右方向に延在する第一板材と、前記第一板材と交差するように上下方向に延在する第二板材と、を備え、前記軸部回りに揺動することが好ましい。
【0009】
本発明によれば、軸部回りに揺動体を揺動させることができる。従来では、ルアー静止時にも揺動体が揺動し、光を反射してキラキラさせていたが、本発明では、軸部回りの揺動に制限することで、揺動体の揺動を制御し易くなる。つまり、ルアー静止時には、揺動体の揺動を止め、キラキラするのを防ぐことができる。
【0010】
また、前記ルアー本体は、前記揺動体を吊るして支持するバネ部材を備え、前記基体部は、前記ルアー本体の前後方向及び左右方向に延在する第一板材と、前記第一板材と交差するように上下方向に延在する第二板材と、を備え、前記バネ部材の伸縮によって揺動することが好ましい。
【0011】
本発明によれば、バネ部材が伸縮することで、揺動体を揺動させることができる。従来では、ルアー静止時にも揺動体が揺動し、光を反射してキラキラさせていたが、本発明では、バネ部材のバネ定数を調整することで、揺動体の揺動を制御し易くなる。つまり、ルアー静止時には、揺動体の揺動を止め、キラキラするのを防ぐことができる。
【0012】
また、前記反射部は、前記揺動体の上面に設けられていることが好ましい。
【0013】
本発明によれば、ルアーアクション時には側方や下方に向けて反射してキラキラさせることができる。また、ルアー静止時には上方のみに反射するため、当該反射による光は魚には伝達しない。
【0014】
また、前記揺動体の下端に錘が設けられていることが好ましい。また、前記揺動体の下端と前記ルアー本体とを連結する連結部材が設けられていることが好ましい。
【0015】
本発明によれば、錘や連結部材を設けることで、反応性を高めることができる。つまり、本発明によれば、揺動させやすくかつ静止させやすくなるため、光をより容易に制御することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、釣り人の操作により反射する光を制御することができるルアーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の第1実施形態に係るルアーの側断面図である。
図2図1のA-A線に沿うルアー静止時を示す断面図である。
図3図1のA-A線に沿うルアーアクション時を示す断面図である。
図4】第2実施形態に係るルアーの断面図である。
図5】第3実施形態に係るルアーの側断面図である。
図6】第4実施形態に係るルアーの断面図である。
図7】第5実施形態に係るルアーの揺動体を示す斜視図である。
図8】第6実施形態に係るルアーの揺動体を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
[第一実施形態]
以下、添付した図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。なお、図面の説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は、適宜省略する。以下の説明において、「前後」、「左右」、「上下」は、ルアーの遊泳方向を基準とし、図1,2の矢印に従う。なお、当該方向は、説明の便宜上用いるものであって、本発明の方向を限定するものではない。
【0019】
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るルアー1は、ルアー本体1aと、揺動体2と、釣糸用アイ10と、前側釣針用アイ11と、後側釣針用アイ12と、前側釣針13と、後側釣針14と、軸部22とを備えている。ルアー1は、内部の揺動体2が揺れ動くことで周囲に光を拡散するルアーである。
【0020】
(ルアー本体1a)
ルアー本体1aは、魚を模した形状であり、内部が中空となっている。ルアー本体1aの中央部分(お腹部分)の高さ寸法が最も大きくなっており、後部に向かうにつれて高さ寸法が徐々に小さくなるようになっている。ルアー本体1aは、例えば、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)、ポリカーボネート、塩化ビニルなどの合成樹脂材料によって形成されている。ルアー本体1aは、光が透過するように一部又は全部が透明になっている。
【0021】
釣糸用アイ10は、ルアー本体1aの前端に設けられ、釣糸が連結されるリング状の部位である。前側釣針用アイ11は、ルアー本体1aの下側の前部に設けられ、前側釣針13が取り付けられる部位である。後側釣針用アイ12は、ルアー本体1aの下側の後部に設けられ、後側釣針14が取り付けられる部位である。
【0022】
軸部22は、揺動体2を揺動可能に支持する軸状の部材である。軸部22は、ルアー本体1aの前後方向に沿って備えられているが、揺動体2を揺動可能に支持できればこれに限定されるものではない。軸部22は、例えば、左右方向、上下方向又は斜め方向に設けてもよい。また、後記するように、揺動体2は別の手段で支持してもよい。
【0023】
(揺動体2)
図1及び図2に示すように、揺動体2は、基体部20と、反射部21とを備えている。基体部20は、光を反射しない非反射素材によって形成されている。基体部20は、例えば、金属、樹脂、木又はゴムで形成されていてもよいし、各素材に黒い塗料を塗ることで光を吸収するようにしてもよい。
【0024】
(基体部20)
基体部20は、図2に示すように、第一板材20aと、第二板材20bとを備えている。第一板材20aは、ルアー本体1aの前後方向及び左右方向に延在しており、左右方向の幅が上下方向の幅よりも大きく形成されている。第二板材20bは、第一板材20aと交差するように上下方向に延在しており、上下方向の幅が左右方向の幅よりも大きく形成されている。第一板材20aの中央部には、ルアー本体1aの前後方向に沿って第一板材20aを貫通する貫通孔20cが形成されている。軸部22を貫通孔20cに挿通させることにより、揺動体2が軸部22回りに揺動可能になっている。第二板材20bの下端には、延長方向に沿って錘Wが設けられている。本実施形態の基体部20は、第一板材20a及び第二板材20bを組み合わせてT字形状としているが、他の形状であってもよい。
【0025】
(反射部21)
反射部21は、光を反射する反射体である。反射部21は、例えば、鏡、アルミニウム、光を反射する反射シート、ホログラム等を用いることができる。反射部21は、第一板材20aの表面(上面)20a1の全部又は一部に設置されている。反射部21が設置される場所は第一板材20aの表面20a1に限定されるものではない。反射部21は、ルアー静止時に光を側方又は下方に反射してキラキラしないような位置であればどこに設けてもよい。なお、本発明において「キラキラする」とは、揺動体2が揺動して反射部21の角度が変わることにより、反射部21に当たった光が複数方向に反射することを意味する。
【0026】
図2に示すように、揺動体2は、ルアー静止時に第一板材20aの表面20a1が上向き(水平方向と実質的に平行)の状態で静止する。ルアー静止時に、反射部21が上方を向いた状態となるため、上方からの光を上方へ反射し、側方や下方には光を拡散しない状態(反射部21によって側方や下方にキラキラしない状態)を維持している。
【0027】
一方、図3に示すように、揺動体2は、ルアーアクション時に軸部22を中心に時計回り又は反時計回りに揺れ動く。これにより、反射部21に当たった光がルアー本体1aの側方や下方に拡散しキラキラする。
【0028】
(作用効果)
ここで、前記した特許文献1のルアーは、ルアーアクション時だけでなく、ルアー静止時にも揺動体が揺動し、光を反射してキラキラすることを特徴としている。しかし、当該ルアーのように常にキラキラしていると、メリハリやギャップがなく単調になり、魚へのアピール性が低下する。また、アピールが単調になると、魚に飽きや、警戒心が生まれ、ルアーへの反応が鈍くなると言われている(いわゆるスレた状態となる)。
【0029】
この点、以上説明した本実施形態のルアー1によれば、揺動体2は、光を反射しない基体部20と、光を反射する反射部21とを備えており、ルアー静止時には揺動体2が揺動しないため、反射部21が側方又は下方に光を反射せずキラキラしない。一方、ルアーアクション時には、釣人の操作によって揺動体2が揺動することで、反射部21が側方又は下方に光を反射してキラキラする。つまり、釣り人の操作で、ルアー1がキラキラする時としない時を制御することができる。これにより、魚へのアピールの低下を防ぐことができる。
【0030】
また、T字形状の基体部20が軸部22に貫通して取り付けられているので、軸部22回りに揺動体2を揺らすことができる。また、軸部22回りの揺動に制限することで、揺動方向が一定となり、揺動体2の揺動を制御し易くなる。つまり、ルアー静止時には、揺動体2の揺動を止め、キラキラするのを防ぎ易くすることができる。換言すると、揺動体2は、ルアー静止時に光が反射して側方又は下方にキラキラしないように、支持方法、形状、錘Wの重さ等を調整することが好ましい。なお、本実施形態の軸部22は、基体部20を貫通して支持しているが、貫通せずに基体部20を支持してもよい。つまり、軸部22は、基体部20の前部から前方に延在する部分と、基体部20の後部から後方へ延在する部分とに分かれて形成されていてもよい。
【0031】
また、反射部21は第一板材20aの表面(上面)20a1に設けられているため、ルアー1が静止している時には、反射部21は、上方を向いているため光が側方又は下方に拡散せず、ルアーアクション時のみルアー本体1aの周囲に光を拡散させることができる。
【0032】
また、第二板材20bの下端に錘Wが設けられているため、操作性を高めることができる。つまり、錘Wにより、ルアーアクション時には揺動体2を揺動させやすく、ルアー静止時には錘による復元力により静止させやすくなる。これにより、釣り人は、揺動体2の揺動や反射する光をより容易に制御することができる。なお、錘Wは省略してもよい。
【0033】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るルアーについて説明する。図4に示すように、第2実施形態に係るルアー1Aは、錘Wの代わりに弾性部材Mを備えている。弾性部材Mは、本実施形態では、バネ部材(コイルバネ)を用いている。弾性部材Mは、一端がルアー本体1aの内面の下部に固定され、他端が第二板材20bの下部に固定されている。これにより、左右に揺れた揺動体2は、弾性部材Mの弾性力により元の位置に復帰しやすくなり、揺動体2を効率的に動かすことができる。なお、本実施形態では、連結部材として弾性部材Mを設けたが、揺動体2の下端とルアー本体1aとを連結し、揺動体2の復原性を高める部材であれば他の部材であってもよい。第2実施形態の他の構成及び効果は、第1実施形態と同じであるため説明を省略する。
【0034】
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係るルアーについて説明する。図5に示すように、第3実施形態に係るルアー1Bは、軸部22の代わりにバネ部材(コイルバネ)23を備えている。バネ部材23は、一端がルアー本体1aの内面の上部に固定されており、他端が揺動体2の上部に固定されている。つまり、バネ部材23は揺動体2を吊るして支持している。バネ部材23は、ルアー静止時に揺動体2の揺動を無くすようにバネ定数を調整する。バネ部材23の本数は、一本でも複数本でもよい。バネ部材23のバネ定数を調整することで、揺動体2が揺動しない(速やかに揺動が止まる)ようにすることができるため、ルアー静止時には側方又は下方に反射してキラキラするのを防ぐことができる。第3実施形態の他の構成及び効果は、第1実施形態と同じであるため説明を省略する。
【0035】
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係るルアーについて説明する。本実施形態では、図6に示すように、揺動体2A(基体部20A)の形状が第1実施形態と異なっている。第一板材20aは、ルアー本体1aの中央部から左右方向に向かうほど下側に傾斜するような形状となっている。このような形状とすることで、少しの揺れで反射部21が周囲に光を拡散させることができる。第4実施形態の他の構成及び効果は、第1実施形態と同じであるため説明を省略する。
【0036】
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係るルアーについて説明する。図7に示すように、本実施形態では、揺動体2B(基体部20B)の形状及び軸部22の延在方向が第1実施形態とは異なっている。基体部20Bは、第一板材20a及び第二板材20bが交差する十字形状となっている。本実施形態では、第一板材20aは、上下方向の幅が左右方向の幅よりも大きく形成されている。
【0037】
本実施形態の軸部22は、上下方向に延在している。基体部20Bは、軸部22に基体部20Bの上下方向を貫通するように取り付けられている。第一板材20a及び第二板材20bのうち、少なくとも一部に反射部が設けられている。基体部20Bは、ルアーアクション時には軸部22回りに揺動し、ルアー静止時には揺動しないようになっている。つまり、ルアーアクション時には、揺動体2B(基体部20B)が軸部22回りに揺動することで、光が側方に反射してキラキラするようになっている。一方、ルアー静止時には、揺動体2B(基体部20B)が軸部22回りに揺動しないため、光が側方に反射してキラキラしない(側方の一方向に反射はするが、キラキラはしない)ようになっている。第5実施形態の他の構成及び効果は、第1実施形態と同じであるため説明を省略する。
【0038】
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態に係るルアーについて説明する。図8に示すように、本実施形態では、揺動体2C(基体部20C)の形状が第5実施形態とは異なっている。本実施形態の基体部20Cは、第二板材20bを省略して、第一板材20aの1枚のみとしている。第一板材20aの少なくとも一部に反射部が設けられている。基体部20Cは、ルアーアクション時には軸部22回りに揺動し、ルアー静止時には揺動しないようになっている。つまり、ルアーアクション時には、揺動体2C(基体部20C)が軸部22回りに揺動することで、光が側方に反射してキラキラするようになっている。一方、ルアー静止時には、揺動体2C(基体部20C)が軸部22回りに揺動しないため、光が側方に反射してキラキラしない(側方の一方向に反射はするが、キラキラはしない)ようになっている。このような構成であっても第1実施形態と同様の効果を奏する。第6実施形態の他の構成及び効果は、第1実施形態と同じであるため説明を省略する。
【0039】
以上、本願発明に係る実施形態について説明した。しかし、本発明は前述の実施形態に限らず各構成要素については本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。例えば、基体部の形状は、X字形状、Y字形状としてもよいし、その他の形状としてもよい。また、揺動体を効率的に揺らすために、錘や、弾性部材を取り付けたが、他の部材を用いて、揺動体を揺動可能に支持してもよい。
【符号の説明】
【0040】
1 ルアー
1a ルアー本体
2 揺動体
20 基体部
20a 第一板材
20b 第二板材
21 反射部
22 軸部
W 錘
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8