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特開2022-184659傾斜地を両輪に力を加え進める車椅子
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  • 特開-傾斜地を両輪に力を加え進める車椅子 図1
  • 特開-傾斜地を両輪に力を加え進める車椅子 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022184659
(43)【公開日】2022-12-13
(54)【発明の名称】傾斜地を両輪に力を加え進める車椅子
(51)【国際特許分類】
   A61G 5/02 20060101AFI20221206BHJP
   A61G 5/10 20060101ALN20221206BHJP
【FI】
A61G5/02 701
A61G5/10
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021113166
(22)【出願日】2021-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】513029264
【氏名又は名称】石川 英右
(72)【発明者】
【氏名】石川 英右
(57)【要約】      (修正有)
【課題】舗装道路は中央から左右へ傾斜しており車椅子の前輪は道路が傾斜し下がっている側へ方向が変わり前進できない欠点があった。前後のみに動く新たな車輪を取付けることで傾斜地で前輪の方向が変わることを防ぎ、自走者の思う方向へ進める車椅子を提供する。
【解決手段】前輪3の更に前に車輪1を新たに付ける事で両後輪4に力を加え進めるようになる。それ迄は舗装道路を直進するには主に傾斜している方の片側車輪に片手で力を加え続け進んでいたが、本発明は両後輪4に力を加え進めるようになる車椅子である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ひざの痛みなどで外出できずにいる人は実に多く車椅子での外出がむずかしいのはなぜなのかを調べてみた
舗装道路は道路中央から左右へ傾斜しており、その為平らな所で左後輪に前進する力を加えると右へ曲がり右後輪へはその逆である、両輪に等しく力を加えると左右の力が相殺し合い直進できるが傾斜地で左右どちらかへ下っている方へも前輪の向きが変わりその方へも進む欠点がある、そのため新たに前後のみに動く車輪(符号1)を後輪からなるべくはなれた所に取付け押し具(符号2)のスプリングで地面へ押し続け走行し、傾斜で下っている方へ向かってしまう前輪の動きを封じ一般の車椅子と同じ操作で思い通り動かせる新しいタイプの車椅子である
現在公道を自走するには傾斜し下っている側の車輸に片手のみで力を加え続け進んでいる.片手を使えなくなる事で50%、片手で傾斜の坂を克服しながら前進する事で更に50%、計75%もの力が削がれていたが両手を使えることで傾斜地も平地と同じに走行できる車椅子である
尚、この車椅子で右左折する時は(符号1)の車輪を(符号2)の押し具を引き上げ地面から離す方法と、引き上げずにそのまま曲る2つの方法があり、引き上げず横へすべらし曲がるものである(符号1)の車輪には大きな重力はかかっていないので軽くまわれる一般の車椅子と同じ操作でスムーズに曲れる車椅子である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
舗装道路は左右どちらかへ傾斜しており、その道を車椅子の両輪に力を加え直進することはできない、理由は前輪が左右に360度のどの方向へも向き曲がりやすい反面傾斜地では傾斜している方へも前輪が向いてしまいその方向へも進む欠点がある。
本発明は新たに「符号1」の車輪を前輪の更に前へ取付けることで前輪の向きを気にせず自走者の両輪に加える力加減で思うように操作し前進できるものである。
【背景技術】
【0002】
傾斜した舗装道路を車椅子の両後輪に力を加え進めるなら、でも実際は傾斜した方へ向きが変り傾斜した側の片側車輪に片手で力を加え続けての走行であり車椅子での外出が少ない原因でもあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
舗装道路は中央から左右へ傾斜しており車椅子の前輪は道路が傾斜し下がっている側へ方向が変わり側溝へつき当たり前進できない欠点があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
車椅子前輪の便に前の位置に「符号1」の前後のみに動く新たな車輪を取付けることで傾斜地で前輪の方向が変わることを防ぎ自走者の思う方へ向け進める車椅子である
【発明の効果】
【0005】
舗装道路の傾斜した路面で車椅子の両輪に力を加え前進できるため従来の車椅子で片側車輪に片手のみで力を加え続け前進していた時に比べ約4倍の力で自走でき自転車ではむずかしいと思える上り坂を人手を借りずに比較的楽に自走できる車椅子である
【実施例0006】
車椅子に付いている前輪の更に前の位置に「符号1」の新たな車輪を取り付け「符号2」の押し付け具で地面に押し付ることで初めから付いている前輪の向きが変ることなく傾斜地でもまっすぐに直進できるものであるそしてこの「符合1」の新たな車輪は左右に曲る時は引き上げ地面から離すか、あるいはそのまま地面に接地した状態で一般の車椅子と同じに曲る操作することで「符号1」の新たな車輪は路上を軽く滑る形で右や左へ横へ曲ることができ、屋内では「符号1」の車輪は常に引き上げ他の車椅子と同じに走行できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】側面斜視図
図2】傾斜地曲がり防止車輪
【符号の説明】
1 傾斜地曲がり防止車輪
2 押し付け操作部分(押し具)
3 前輪
4 後輪
5 軸支え
6 車輪軸押付スプリング
7 車体直結部
図1
図2