(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022184661
(43)【公開日】2022-12-13
(54)【発明の名称】下水道塩化ビニル管切断カッター
(51)【国際特許分類】
B26B 25/00 20060101AFI20221206BHJP
【FI】
B26B25/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021113827
(22)【出願日】2021-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】514004138
【氏名又は名称】株式会社水口建設
(72)【発明者】
【氏名】水口 大輔
【テーマコード(参考)】
3C061
【Fターム(参考)】
3C061AA05
3C061AA26
(57)【要約】
【課題】下水道マンホール内における塩化ビニル管(下水道管)をすばやく安全に、かつきれいに切断する工具を提供する。
【解決手段】工具本体1をマンホール躯体に押し当て、カッター4を挟み込み、塩化ビニル管6の周囲を回転させることによって切断する。
また、調節ネジ5を徐々に締め付け、塩化ビニル管6の周囲を複数回回転させることによって手動で安全に切断する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
工具本体1及びローラー3とカッター4を挟み込むことによって塩化ビニル管の内側からの切断を可能にした。
【請求項2】
前項1によって、マンホール曲面の複雑な切断を可能とした。
【請求項3】
前項2同様ローラー2をマンホール躯体7に押し当てて回転させることによって、マンホール内壁面に沿って切断でき、個人差なく仕上げることを可能にした。
【請求項4】
手動によって切断することにより、安全に粉じん被害もなく作業することを可能にした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、下水道マンホールに塩化ビニル管を接続する際に、マンホール内に突き出た部分8をマンホール内壁に沿って切断する工具である。
【背景技術】
【0002】
従来はマンホール内壁曲面に沿って安全に切断できる工具がなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来はグラインダー等の電動工具で切断していたが、マンホール内という狭所作業のため危険性や粉じん被害があった。また、グラインダー等で削り取るため、仕上がりに個人差があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
切断する塩化ビニル管6を調節ネジ5でローラー3とカッター4で挟み込み、塩化ビニル管周を複数回回転させことによって手動で切断できるようにした。また、ローラー2をマンホール躯体7に押し当てて回転させることにより、マンホール内壁に沿って切断できるようにした。
【発明の効果】
【0006】
手動工具にすることで安全に作業ができ、怪我や粉じん被害がなくなる。
マンホール内壁に沿って切断することによって、個人差無くきれいに切断できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ).マンホール内壁及び塩化ビニル管6に沿ってスムーズに回転させるため、ローラー2、3を設ける。
(ロ).調節ネジ5を徐々に締めることによって塩化ビニル管周を複数回回転させて切断する。
【符号の説明】
【0009】
1 工具本体
2 ローラー
3 ローラー
4 カッター
5 調節ネジ
6 塩化ビニル管
7 マンホール躯体
8 マンホール断面姿図