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▶ 田畑 貴美子の特許一覧

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  • 特開-飛沫をガード「会食きーぱー」 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022184673
(43)【公開日】2022-12-13
(54)【発明の名称】飛沫をガード「会食きーぱー」
(51)【国際特許分類】
   A47G 21/00 20060101AFI20221206BHJP
   A41D 13/11 20060101ALI20221206BHJP
【FI】
A47G21/00 Z
A41D13/11 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021116736
(22)【出願日】2021-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】521310439
【氏名又は名称】田畑 貴美子
(72)【発明者】
【氏名】田畑 貴美子
【テーマコード(参考)】
3B115
【Fターム(参考)】
3B115AA25
3B115DA09
3B115DB13
(57)【要約】
【課題】コロナ変異株は、ヒトの罹患免疫・ワクチンによる抗体をも躱し、さらなる侵蝕が社会を疲弊させる。飲食での飛沫感染が大きな要因とされるが、人の“慣れ”が収束を阻む。命の尊厳と感染防止への再認識が不可欠であり、解りやすい媒体として、「会食きーぱー」の活用を提示する。
【解決手段】感染防止の機能必須に併行して、海洋汚染マイクロプラスチックの課題により、自然還元に特化したコーティング素材を選択。(該当企業に製品化を交渉中)形状は、「誰もが使いやすい、使いたくなる」をコンセプトに、簡易な折り紙仕様とし、快適さを損なわない会食を目指す。販路拡充及び量産移行によりローコストを実現。「会食きーぱー」の有効性・利便性の周知は、起こり得る感染症への事前対策であり、会食習慣のマナーとして、定着を推進する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
「会食きーぱー」は、飲食の営みにおいて、飛沫感染防止を実践するとともに、快適な会食の維持を目的とする。
【請求項2】
形状は折り紙仕様(図面)であり、A5又はB6サイズを用いて、白色を基本とするが、用途需要に応じて、色、柄、ロゴ・マーク、広告文字の記載バージョン等、応用範囲とする。
【請求項3】
安全・衛生事由による使い捨てに伴う、海洋汚染マイクロプラスチック対策について、自然還元に特化したコーティング素材を使用することを、製作の前提とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
折り紙は、英語表記もOrigamiとされ、外国人を含む人の感性に、親和性が高く、会食時の違和感を軽減すると考え、形状を折り紙仕様とした。
一枚の面から簡易な折り順により、接着剤を用いることなく形を固定できる。手に馴染み良く、口・鼻にフィットさせる。顔に触れる点を考慮しまた、主要部分の強度、重なり、廃棄の形態についても工夫した。
【文献引用】
【0002】
三菱ケミカル株式会社「地球環境に優しいモノづくり」
生分解性プラスチックは植物由来→土に埋めると分解される。
紙コップの内側コーティング、ストロー等の実用化
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)及び変異株へのさまざまな施策の中、飲食に関してはマスク会食が提唱された。マスクの有効性を認知するものの、屋外で使用したマスクのそのまま流用も目立ち、ウイルス付着が懸念された。また、耳ヒモの掛け外し、特にメガネの場合不都合とされ、店側からの注意喚起はトラブルにも連なった。
何れも、会食専用でない利用に起因する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
「会食きーぱー」の存在、利点について、まず店舗側に理解・導入を促す。配膳の際、ナプキンやおしぼりと同様に、個々にテーブルセッティングしてもらうことにより、これからの会食習慣として周知、速やかに定着を図る。
【0005】
社食学食、公的機関会食、イベント、ブライダル、個人購入用etc.販路拡張と量産移行により、ローコスト・コストダウンを実現する。
【発明の効果】
【0006】
コロナ禍にあって、世界的に不織布の大量使用を余儀なくされ、海洋汚染マイクロプラスチックの課題に逆行する実状には、環境・人体への影響が憂慮される。
素材について、生分解性プラスチック内側コーティングの選択は必然であり、飛沫防止効果及び、プラスチックごみを「増やさない」解決策として、ソリューションを提供できる。
【0007】
「会食きーぱー」、会食習慣の円滑な推進は、この後起こり得る、あらゆる飛沫感染症への事前予防対策となり、末然の効果に期待するものである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】折り図1.▲1▼▲2▼の方向順に折る。2.4つ折り、上辺の両角を切り取る(顔周りの安全のため) 3.▲1▼上辺まで、三角に折り上げる。▲2▼さらに、三角折りの内側に深く折り込む(三角折りを固定) 4.3、を左右に開き、▲1▼右側も同様(3.▲1▼▲2▼)に三角折り、▲2▼上辺のポケットを開きながら、▲3▼左右を折り合わせる。三角折りは、互い違いになり均等な厚さ。5.先端部を1cm山折りにして、頂点の強度保護及び形状安定。○使用は、内側コーティング面を開き、利き手でない方の片手で操作。鼻・口を覆い、内外からの飛沫をガード、快適な会食をキープ。○使用後は、安全・衛生面を配慮し、形状をさらに2つに折りたたみ、コンパクトに使い捨てる。なお、折り紙の説明は困難であるため、形状のみの試作を、参考資料として、添付した。
図1