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特開2022-185307アプリケータヘッドおよびそれを含むアプリケータ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022185307
(43)【公開日】2022-12-14
(54)【発明の名称】アプリケータヘッドおよびそれを含むアプリケータ
(51)【国際特許分類】
   A45D 34/04 20060101AFI20221207BHJP
【FI】
A45D34/04 510A
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021092902
(22)【出願日】2021-06-02
(71)【出願人】
【識別番号】391023932
【氏名又は名称】ロレアル
【氏名又は名称原語表記】L’OREAL
【住所又は居所原語表記】14 Rue Royale,75008 PARIS,France
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133086
【弁理士】
【氏名又は名称】堀江 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】アレクシ・レオナール
(72)【発明者】
【氏名】エノラ・マナック
(57)【要約】
【課題】処方物を対象に塗布するための新規なアプリケータヘッドおよびアプリケータを提供する。
【解決手段】アプリケータヘッド(10)は、長手方向中心軸(X)と、当該軸(X)を間に挟んで互いに略反対方向に向くように配置されている、第1の領域(110)および第1の領域(110)と異なる機能を有する第2の領域(210)とを含む。第1の領域(110)は軸(X)に沿って離間されている複数の薄板(112)を含み、各薄板(112)は軸(X)を中心として径方向外向きに延在している。第2の領域(210)はフロック面(212)を含む。第1の領域(110)と第2の領域(210)とはヒンジシステムによって互いに接続されている。アプリケータ(1)は、アプリケータヘッド(10)と、遠位端(22)を含むシャンク(20)を含む。アプリケータヘッド(10)はシャンク(20)の遠位端(22)に配置されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
製品を対象に塗布するためのアプリケータヘッド(10)であって、
長手方向中心軸(X)と、
前記長手方向中心軸(X)を間に挟んで互いに略反対方向に向くように配置されている、第1の領域(110)、および前記第1の領域(110)と異なる機能を有する第2の領域(210)と
を含む、アプリケータヘッド(10)。
【請求項2】
前記第1の領域(110)は、前記長手方向中心軸(X)に沿って離間されている複数の薄板(112)を含み、各薄板(112)は前記長手方向中心軸(X)を中心として径方向外向きに延在しており、
前記第2の領域(210)はフロック面(212)を含み、
前記第1の領域(110)と前記第2の領域(210)とはヒンジシステム(600)によって互いに接続されている、
請求項1に記載のアプリケータヘッド(10)。
【請求項3】
各薄板(112)は、各薄板(112)が前記長手方向中心軸(X)に対して略直交するように配向されており、かつ/または各薄板(112)は略弓形形状を有する、請求項2に記載のアプリケータヘッド(10)。
【請求項4】
前記アプリケータヘッド(10)は、シャンク(20)の遠位端(22)に配置されている状態で使用されることが意図されており、前記アプリケータヘッド(10)は、前記シャンク(20)に接続するための接続端部(300)をさらに含む、請求項2または3に記載のアプリケータヘッド(10)。
【請求項5】
前記アプリケータヘッド(10)は細長い溝部(400)をさらに含み、前記細長い溝部(400)は前記長手方向中心軸(X)に平行に延在しており、前記複数の薄板(112)よりも前記長手方向中心軸(X)に近接して配置されており、2つの隣接した薄板(112)間に画定されている各空間(114)は前記細長い溝部(400)に接続されている、請求項2から4のいずれか一項に記載のアプリケータヘッド(10)。
【請求項6】
前記アプリケータヘッド(10)は少なくとも1つの側部スリット(500)をさらに含み、前記少なくとも1つの側部スリット(500)は前記長手方向中心軸(X)に平行に延在しており、前記細長い溝部(400)の内部空間(400a)を外部に接続している、請求項5に記載のアプリケータヘッド(10)。
【請求項7】
前記アプリケータヘッド(10)は、少なくとも
前記長手方向中心軸(X)に沿って延在しており、前記第1の領域(110)を含む第1の半体(100)と、
前記長手方向中心軸(X)に沿って延在しており、前記第2の領域(210)を含む第2の半体(200)と
で構成されており、
前記第1の半体(100)は、
第1のベース(120)と、
前記第1のベース(120)上に配設されている前記複数の薄板(112)と
を含み、
前記第2の半体(200)は、
第2のベース(220)と、
前記第2のベース(220)の外面(222)を覆い、前記第2の領域(210)の前記フロック面(212)を形成するフロック繊維層(230)と
を含む、
請求項2から6のいずれか一項に記載のアプリケータヘッド(10)。
【請求項8】
前記第1の半体(100)と前記第2の半体(200)とは前記ヒンジシステム(600)によって互いに接続されており、前記アプリケータヘッド(10)は、前記第1の半体(100)と前記第2の半体(200)とを前記ヒンジシステム(600)の周りで曲げ、次いでそれらを互いに重ね合わせることによって完成される、請求項7に記載のアプリケータヘッド(10)。
【請求項9】
前記第1の半体(100)と前記第2の半体(200)とは前記ヒンジシステム(600)によって互いに一体的に接続される、請求項8に記載のアプリケータヘッド(10)。
【請求項10】
前記第1の半体(100)の前記第1のベース(120)は、前記長手方向中心軸(X)に平行に延在している細長いスロット(130)を有し、前記第1のベース(120)の前記細長いスロット(130)と、フロック加工されていない前記第2の半体(200)の前記第2のベース(220)の内面(224)とは協働して前記細長い溝部(400)を画定する、請求項5に従属する場合に請求項7から9のいずれか一項に記載のアプリケータヘッド(10)。
【請求項11】
前記第2のベース(220)の前記内面(224)は、前記長手方向中心軸(X)に平行に延在している細長い畝部(250)を含み、前記細長い畝部(250)は前記第1のベース(120)の前記細長いスロット(130)内に貫入するように構成されている、請求項10に記載のアプリケータヘッド(10)。
【請求項12】
前記アプリケータヘッド(10)は睫毛アプリケータヘッドであり、前記対象はユーザ自身の睫毛または別の人の睫毛である、請求項1から11のいずれか一項に記載のアプリケータヘッド(10)。
【請求項13】
製品を対象に塗布するためのアプリケータ(1)であって、
請求項1から12のいずれか一項に記載のアプリケータヘッド(10)と、
遠位端(22)を含むシャンク(20)であり、前記アプリケータヘッド(10)は前記シャンク(20)の前記遠位端(22)に配置されている、シャンク(20)と
を含む、アプリケータ(1)。
【請求項14】
前記アプリケータヘッド(10)は、前記アプリケータヘッド(10)と前記シャンク(20)とが直線上で整列するように、前記シャンク(20)の前記遠位端(22)に配置されている、請求項13に記載のアプリケータ(1)。
【請求項15】
前記アプリケータヘッド(10)は前記シャンク(20)の前記遠位端(22)に取外し可能に取り付けられている、請求項13または14に記載のアプリケータ(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製品または処方物を対象または対象部位に塗布するためのアプリケータヘッドに関する。詳細には、本発明は、化粧製品または化粧処方物、たとえばセラムをユーザ自身の睫毛もしくは別の人の睫毛に塗布するためのアプリケータヘッドに関する。もちろん、本発明は、頭髪、眉、唇、またはコンシーラを含むすべての美容上の目的に適用可能である。本発明は、そのようなアプリケータヘッドを含むアプリケータにさらに関する。
【0002】
本明細書において、「化粧製品」または「化粧処方物」という用語は、化粧製品もしくは化粧処方物に関連する、2009年11月30日に発行された欧州理事会および議会規則1223/2009に規定されている製品または処方物を意味すると理解されるべきである。
【背景技術】
【0003】
一般にセラムと呼ばれる化粧製品または化粧処方物をユーザ自身の睫毛もしくは別の人の睫毛に塗布するための様々な睫毛アプリケータが知られている。典型的な睫毛アプリケータが、アプリケータシャフトの周囲に半径方向に広がるように、睫毛アプリケータシャフトの先端部に多数の剛毛が植え付けられている構造を有する。
【0004】
セラムを睫毛に塗布する場合、ユーザは、最初に、その容器またはボトル内に満たされたセラム中に睫毛アプリケータの先端部を浸す。ユーザは、次いで、適量のセラムが睫毛アプリケータの先端部に残っているように、睫毛アプリケータの先端部から過剰なセラムを除去する。その後、ユーザは、その先端部に適量のセラムを保持している睫毛アプリケータを使用して睫毛をとかしながら、セラムを睫毛に塗布する。
【0005】
睫毛へのセラムの塗布では、塗布されたセラムの均一性、セラムの良好な堆積、および塗布後の睫毛の分離が特に重要である。しかし、現時点で、これらの塗布要件のすべてを十分に満たす睫毛アプリケータは知られていない。したがって、塗布されたセラムの均一性、セラムの良好な堆積、および塗布後の睫毛の分離を容易に実現することができる新規のアプリケータが必要である。
【0006】
本発明に多少関連していると考えられる従来の技法は、たとえば、特許文献1ないし特許文献9に開示されている。特許文献1は、2つの反対面を有するアプリケータヘッドを含むアプリケータ部材を開示している。特許文献2は、塗布部と、塗布部を支持するためのロッドとを含むアプリケータを開示している。特許文献3は、畝縁部が突出している保持部を有する第1のアプリケータ部と、第1のアプリケータ上に一体的に保持されている分離体としての第2のアプリケータ部とを含むアプリケータを開示している。特許文献4は、ブラシ部とブラシ部に直交交差して形成されている陥凹溝部とを有するアプリケータ分割体を開示している。特許文献4において開示されているアプリケータでは、ブラシ部は一群の薄板と交換可能であり得る。特許文献5は、シャフト部分に固定して保持されている板状塗布部を有するアプリケータを開示している。特許文献6は、熱溶解性材料で作製されている一連の剛毛を含む塗布部材を含むアプリケータを開示している。特許文献7は、棒状の丸いブラシヘッドを含む睫毛マスカラブラシを開示している。特許文献8は、一面にディスク型の櫛歯が形成されておりかつ別の面に全方向にゴム製の毛が形成されている、マスカラブラシを開示している。特許文献9は、形成時に実質的にモールドプレーン(mold plane)内にありかつアプリケータが組み立てられる時にモールドプレーンから外へ曲げられて、伸ばされた長手方向軸を包囲するプラスチックパネルを含む、成形プラスチックアプリケータを開示している。しかしながら、先行技術に関連するこれらの物品は塗布に関する上記の要件を完全には満たさない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許出願公開第2017/0290411号明細書
【特許文献2】国際公開第2014/054814号パンフレット
【特許文献3】特許第6152967号公報
【特許文献4】特許第5945884号公報
【特許文献5】特許第5704482号公報
【特許文献6】仏国特許発明第2955017号明細書
【特許文献7】韓国特許出願公開第200454723号明細書
【特許文献8】米国特許出願公開第2010/0212097号明細書
【特許文献9】米国特許第8,746,258号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記を考慮して、本発明の目的は、先行技術の論文に関連して前述されている問題を克服するかまたは少なくとも軽減することができる、製品または処方物を対象に塗布するための、新規のアプリケータヘッドおよびそれを含む新規のアプリケータを提供することである。具体的には、本発明の目的は、塗布された製品の均一性、製品の良好な堆積、および塗布後の睫毛の分離を容易に実現し得る、新規の睫毛アプリケータヘッドおよびそれを含む新規の睫毛アプリケータを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
これらの目的を達成するために、本発明は、長手方向中心軸と、長手方向中心軸を間に挟んで互いに実質的に反対方向に向くように配置されている、第1の領域、および第1の領域と異なる機能を有する第2の領域とを含む、対象または対象部位に製品を塗布するためのアプリケータヘッドを提供する。具体的には、本発明では、第1の領域は、長手方向中心軸に沿って離間されている複数の薄板を含んでいてもよく、各薄板は長手方向中心軸を中心として径方向外向きに延在していてもよい。他方、第2の領域はフロック面を含み得る。これら第1の領域と第2の領域とはヒンジシステムによって互いに接続され得る。ここで、ヒンジシステムは、必ずしも長手方向中心軸上に設置されなければならない訳ではない。
【0010】
本発明によれば、製品を対象に塗布するためのアプリケータヘッドが、具体的には、長手方向中心軸の各側に、異なる機能を有する2つの領域を含む。したがって、本発明によるアプリケータヘッドは「二面」アプリケータヘッドとして構成されている。第1の領域は十分な量の製品を対象、たとえば睫毛、に与えるのに役立ち、同時に、対象、たとえば睫毛、を梳くのに役立つ。他方、第2の領域は製品を広げ、対象、たとえば睫毛、から過剰な製品を除去するのに役立つ。これら2つの領域は、アプリケータヘッドの長手方向中心軸を間に挟んで互いに実質的に反対方向に向くように、アプリケータヘッド上に配置されているので、アプリケータヘッドを使用する場合、ユーザは、ただアプリケータヘッドの配向を変えて、第1の領域の代わりに第2の領域を速やかに使用することができ、逆の場合も同様である。したがって、本発明によれば、従来の物品と異なり、第1の領域と第2の領域とを適切に交互に使用することによって、塗布された製品の均一性、製品の良好な堆積、および塗布後の対象、たとえば睫毛、の分離を容易に実現することが可能である。具体的には、塗布対象が睫毛である場合、本アプリケータヘッドの第2の領域は睫毛に柔らかさを与えるのに役立つ。したがって、本発明によるアプリケータヘッドはより良好な仕上がりを実現することができる。
【0011】
本発明の好適な態様によれば、各薄板は、各薄板が長手方向中心軸に対してほぼ直交するように配向され得る。これにより、対象、特に睫毛を特に適切な方向に梳くことが可能になる。あるいは、塗布対象が睫毛である場合、睫毛が互いに完全に平行でなくかつその先端部間の距離がその根元間の距離よりも僅かに長いように伸びることを考慮して、各薄板は、各薄板が長手方向中心軸に対してそれぞれの所定の角度を作るように配向され得る。
【0012】
本発明の好適な態様によれば、各薄板は実質的に弓形形状を有し得る。各薄板のこの形状は特に良好な製品保持能力および扱いやすさ(すなわち対象、特に睫毛の梳きやすさ)の両方を達成する。しかし、角度先端部の有無にかかわらず、所望に応じて、弓形形状以外の任意の形状が採用され得る。
【0013】
本発明の好適な態様によれば、アプリケータヘッドは、シャンクの遠位端に配置されている状態で使用されることが意図され得、アプリケータヘッドは、シャンクに接続するための接続端部をさらに含み得る。本態様は、アプリケータの製造または組立ての観点から有利であるが、所望に応じて、アプリケータヘッドとシャンクとは、アプリケータヘッドがシャンクから連続して延在するように統合され得る。
【0014】
本発明の好適な態様によれば、アプリケータヘッドは細長い溝部をさらに含んでいてもよく、細長い溝部は長手方向中心軸に平行に延在しかつ複数の薄板よりも長手方向中心軸に近接して配置されていてもよく、2つの隣接した薄板間に画定されている各空間が細長い溝部に接続されていてもよい。本態様では、細長い溝部は製品のリザーバとしての機能を果たすことができる。したがって、本態様により、アプリケータヘッド内により多くの製品を保持することが可能になる。
【0015】
本発明の好適な態様によれば、アプリケータヘッドが細長い溝部を含む場合、アプリケータヘッドは、少なくとも1つの側部スリットをさらに含んでいてもよく、少なくとも1つの側部スリットは長手方向中心軸に平行に延在しており、細長い溝部の内部空間をアプリケータヘッドの外部に接続し得る。このスリットは、細長い溝部から、2つの隣接した薄板間に画定されている各空間への、製品の円滑な供給に寄与し得る。
【0016】
本発明の好適な態様によれば、アプリケータヘッドは、少なくとも: (i)長手方向中心軸に沿って延在しており、第1の領域を含む第1の半体と、(ii)長手方向中心軸に沿って延在しており、第2の領域を含む第2の半体とで構成されていてもよく、第1の半体は: (i)第1のベースと、(ii)第1のベース上に配設されている複数の薄板とを含んでいてもよく、第2の半体は: (i)第2のベースと、(ii)第2のベースの外面を覆い、第2の領域のフロック面を形成するフロック繊維層とを含んでいてもよい。本態様は、アプリケータヘッドの製造の観点から特に好ましい。すなわち、少なくとも2つの半体で構成されている組立体としてアプリケータヘッドを作製することによって、アプリケータヘッドの複雑な形状、具体的にはその複雑な内側形状を容易に実現することが可能である。
【0017】
本発明の好適な態様によれば、少なくとも2つの半体で構成されている組立体としてアプリケータヘッドが具現化される場合、第1の半体と第2の半体とはヒンジシステムによって互いに接続されてもよく、アプリケータヘッドは、第1の半体と第2の半体とをヒンジシステムの周りで曲げ(または回転させ)、および次いでそれらを互いに重ね合わせることによって、完成され得る。さらに、本発明の好適な態様によれば、第1の半体と第2の半体とはヒンジシステムによって互いに一体的に接続され得る。これらの態様により、アプリケータヘッドの特に効率的な製造が可能になる。より具体的には、これらの態様により、たとえば射出成形技術を用いて、容易に製造され得るプラスチック材料の一体的に成形された部品から、アプリケータヘッドを効率的に得ることが可能になる。
【0018】
本発明の好適な態様によれば、少なくとも2つの半体で構成されている組立体としてアプリケータヘッドが具現化されかつアプリケータヘッドが細長い溝部を含む場合、第1の半体の第1のベースは、長手方向中心軸に平行に延在する細長いスロットを有していてもよく、第1のベースの細長いスロットと、フロック加工されていない第2の半体の第2のベースの内面とは協働して細長い溝部を画定し得る。また、本態様により、細長い溝部を含むアプリケータヘッドの特に効率的な製造が可能になる。
【0019】
本発明の好適な態様によれば、アプリケータヘッドが、少なくとも2つの半体で構成されている組立体として具現化される場合、第2のベースの内面は、長手方向中心軸に平行に延在している細長い畝部を含んでいてもよく、細長い畝部は第1のベースの細長いスロット内に貫入するように構成され得る。本態様では、第2のベースの細長い畝部も第1のベースの細長いスロットと協働して、アプリケータヘッド内により適切な横断面形状を有する、製品のリザーバを画定する。さらに、また、この細長い畝部は、2つの半体を組み合わせる時、ガイドとしての機能を果たす。
【0020】
本発明の好適な態様によれば、アプリケータヘッドは睫毛アプリケータヘッドであってもよく、対象はユーザ自身の睫毛または別の人の睫毛であってもよい。この場合、製品は化粧製品または化粧処方物、たとえばセラム、であってもよい。もちろん、本発明によるアプリケータヘッドは、そのような製品を睫毛に塗布すること以外の目的のために使用され得る。
【0021】
前述されている目的を達成するために、本発明は、(i)前述されているアプリケータヘッドと、(ii)遠位端を含むシャンクであり、アプリケータヘッドはシャンクの遠位端に配置される、シャンクとを含む、製品を対象または対象部位に塗布するためのアプリケータをさらに提供する。このアプリケータの好適な態様では、シャンクは、アプリケータヘッドの近位端を収容するために、その遠位端に中空部を有していてもよく、アプリケータヘッドの近位端はシャンクの中空部内に堅く嵌合され得る。
【0022】
本発明のアプリケータの好適な態様によれば、アプリケータヘッドは、アプリケータヘッドとシャンクとが直線上に整列するように、シャンクの遠位端に配置され得る。あるいは、アプリケータヘッドは、アプリケータヘッドがシャンクに対して一定の角度を成すように、シャンクの遠位端に配置され得る。
【0023】
アプリケータの好適な態様によれば、アプリケータヘッドはシャンクの遠位端に取外し可能に取り付けられ得る。あるいは、アプリケータヘッドはシャンクの遠位端に固定して取り付けされてもよいか、または一体的に設けられてもよい。
【0024】
ここで、本発明の非制限的で代表的な実施形態を、添付図面を参照して、以下に詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の一実施形態によるアプリケータの外観斜視図であり、アプリケータのシャンクとアプリケータヘッドとが互いに組み合わせられている図である。
図2】本発明の一実施形態によるアプリケータの外観斜視図であり、アプリケータのシャンクとアプリケータヘッドとが互いに分離されている図である。
図3】ひっくり返された、図1および図2に示されているアプリケータヘッドを示す外観斜視図である。
図4図1から図3までに示されているアプリケータヘッドの側面図である。
図5図4の線A-Aによる、アプリケータヘッドの断面図である。
図6】曲げることによってアプリケータヘッドになるプラスチック成形部品を示す外観斜視図であり、アプリケータヘッドを構成する、第1の半体および第2の半体が折り曲げられておらず真っ直ぐである図である。
図7図6に示されているプラスチック成形部品の平面図であり、アプリケータヘッドを構成する、第1の半体および第2の半体が折り曲げられておらず真っ直ぐである図である。
図8図7の線B-Bによる、プラスチック成形部品の断面図である。
図9】最初に直線に沿って整列する第1の半体と第2の半体とが、アプリケータヘッドになるために、ヒンジシステムの周りで折り曲げられている状態を示す図である。
図10】ヒンジシステムの代替的形態の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
ここで、本発明のいくつかの好適な実施形態について、図1から図9までを参照して説明する。各図では、各要素の幅、長さ、高さ、直径等の縮尺比率は一定でない可能性があり、実際のものと異なる可能性がある。ある図では、ある要素または特徴が、強調のために実際よりも大きくまたは小さく描かれていることに留意されたい。
【0027】
本明細書で使用する「上」、「下」、「上に」、「下に」、「上方」、「下方」、「上部」、「下部」、「右」、「左」等の方向に関連する用語は、図中の装置の配向に関連して理解されるべきであり、その配向は使用時の実際の配向に一致するかまたは一致しない可能性がある。さらに、当業者には明らかであるように、本明細書では、「近位の」または「近位に」という用語は、製品を塗布するためのアプリケータヘッド(またはその先端部)と反対の位置を意味する。他方、「遠位の」または「遠位に」という用語は、アプリケータヘッド(またはその先端部)により近接した位置を意味する。言い換えれば、ユーザが典型的な仕方でアプリケータを把持する時、ユーザの指先によって指される方向は「遠位」方向であり、その反対方向は「近位」方向である。
【0028】
本発明の次の例示的実施形態は、化粧製品または化粧処方物、たとえばセラム、をユーザ自身の睫毛もしくは別の人の睫毛に塗布するための睫毛アプリケータヘッドに関する。たとえば、セラムは、ケア用原料を含みかつ1.0Pa・sと6.0Pa・sとの間の粘度を有する水性処方物であってもよい。本発明の次の例示的実施形態も、そのような睫毛アプリケータヘッドを含む睫毛アプリケータに関する。しかしながら、本発明は、化粧製品または化粧処方物以外の様々なタイプの製品を塗布するために使用され得る。
【0029】
図1は、化粧製品すなわちセラム(図示せず)を対象すなわちユーザ自身の睫毛または別の人の睫毛に塗布するための、本発明の一実施形態によるアプリケータ1を示す。図1は、本発明の一実施形態によるアプリケータヘッド10も示す。図1では、アプリケータ1は、アプリケータヘッド10と、やはりアプリケータ1の一部を成すシャンク20とが互いに組み合わされている状態で示されている。したがって、本例示的実施形態では、アプリケータ1がアプリケータヘッド10と、遠位端22を含むシャンク20とを含むことがわかる。
【0030】
アプリケータヘッド10は、アプリケータヘッド10とシャンク20とが直線(図示されていないが、これは、後述されるアプリケータヘッド10の長手方向中心軸Xと同一である)上に整列するように、シャンク20の遠位端22に配置されている。図2は、アプリケータヘッド10とシャンク20とが互いに分離されている状態におけるアプリケータ1を示す。図2を見てわかるように、本実施形態では、アプリケータヘッド10はシャンク20の遠位端22に取外し可能に取り付けられる。より具体的には、シャンク20は、アプリケータヘッド10の(以下に詳細に説明される)近位端を収容するために、その遠位端22に中空部24を有する。アプリケータヘッド10の近位端はシャンク20の中空部24内に堅く、しかし取外し可能に嵌合される。
【0031】
本実施形態では、(後述されるフロック繊維層を除く)アプリケータヘッド10およびシャンク20は適切なプラスチック材料、特に熱可塑性材料、から製造される。具体的には、アプリケータヘッド10は、(限定されないが)ハイトレル(Hytrel)(登録商標)などの熱可塑性ポリエステルから製造され得る。
【0032】
以下、対象すなわちユーザ自身の睫毛または別の人の睫毛に製品を塗布するためのアプリケータヘッド10を詳細に説明する。図1および図2、ならびにひっくり返されたアプリケータヘッド10を示す外観斜視図である図3を見てわかるように、アプリケータヘッド10は、長手方向中心軸Xと、第1の領域110および第2の領域210とを含む。第1の領域110および第2の領域210はそれぞれ、第1の処理部および第2の処理部とも呼ばれる可能性がある。第1の領域110と第2の領域210とは、長手方向中心軸Xを間に挟んで互いに実質的に反対方向に向くように配置されている。すなわち、アプリケータヘッド10の横断面において見た場合、第1の領域110は長手方向中心軸Xを中心に約180°の角度範囲を占め、一方、第2の領域210は残りの約180°の角度範囲を占める。本実施形態では、第1の領域110と第2の領域210とは、後述されるヒンジシステムによって互いに接続されている。
【0033】
第1の領域110は、長手方向中心軸Xに沿って離間されている複数の薄板(ラメラ)112を含む。第1の領域110の各薄板112は長手方向中心軸Xを中心として径方向外向きに延在しているか、または突出している。アプリケータヘッド10の側面図である図4を見てわかるように、各薄板112は、各薄板112が長手方向中心軸Xに対してほぼ直交するように配向されている。本実施形態では、各薄板112は、そのチップ側が根元部側よりも少ない厚さ(ここで、厚さは薄板112の2つの薄板側面112aと112bとの間の距離を意味する)を有するように、僅かにテーパが付けられている(図4参照、先端部側厚さD1<根元部側厚さD2)。さらに、本実施形態では、各薄板112は(限定されないが)実質的に弓形形状すなわちD字形を有する。
【0034】
第2の領域210はフロック面212を含む。第2の領域210は、詳細に後述されるように、非常に短いフロック繊維で構成されている層によって形成されている。本実施形態では、フロック繊維は、たとえば(限定されないが)ポリアミドで作製されている繊維である。当業者にはよく知られているように、フロック面212は、化粧製品または化粧処方物などの製品を保持する機能を有し、したがって第2の領域210は、対象すなわちユーザ自身の睫毛または別の人の睫毛に付着する過剰な製品を除去するために使用されることが意図されている。
【0035】
前述されているように、アプリケータヘッド10は、シャンク20の遠位端22に配置されている状態で使用されることが意図されている。したがって、アプリケータヘッド10は、シャンク20に接続するための接続端部300をさらに含む。本実施形態では、接続端部300は、アプリケータヘッド10の本体から延在している移行区分310と、移行区分310の端面から延在しているボス320とを含む。ボス320は、前述されているアプリケータヘッド10の近位端に相当し、それはシャンク20の中空部24内に収容されることが意図されている。
【0036】
図4の線A-Aによる、アプリケータヘッド10の断面図である図5を見て最もよくわかるように、アプリケータヘッド10は細長い溝部400をさらに含む。細長い溝部400は長手方向中心軸Xに平行に延在しており、複数の薄板112よりも長手方向中心軸Xに近接して配置されている。2つの隣接した薄板112間に画定されている各空間114は細長い溝部400に接続されている。これに加えて、アプリケータヘッド10は、長手方向中心軸Xに平行に延在している2つの側部スリット500をさらに含む。これらスリット500の開口幅は図5に「W」で示されている。これら2つのスリット500は、第1の領域110と第2の領域210との間の境界を画定するために、長手方向中心軸Xを間に挟んで反対位置に配置されている。各スリット500は細長い溝部400の内部空間400aをアプリケータヘッド10の外部に接続する。必要に応じて、第2の領域210の直径は、たとえば組立てやすさのために、図5に示されているものよりもさらに小さくされることが可能である。
【0037】
本実施形態では、アプリケータヘッド10は、図6から図8までに示されているプラスチック成形部品Fを変形させることによって得られる。図6および図7は、アプリケータヘッド10を構成する(以下に詳細に説明される)第1の半体と第2の半体とが折り畳まれておらず真っ直ぐである状態のプラスチック成形部品Fを示す。図8は、図7の線B-Bによる、プラスチック成形部品Fの横断面を示す。この線形プラスチック成形部品Fは、適切なプラスチック材料、特に熱可塑性ポリエステルを一体的に成形することによって得られる。図6から図8までに示されているプラスチック成形部品Fは、アプリケータヘッド10の第2の領域210のフロック面212を形成する短いフロック繊維で構成されている層をすでに備え付けられていることに留意されたい。実際、短いフロック繊維で構成されている層は、プラスチック成形部品Fが一体的成形、たとえば射出成形、によって得られた後、第2の半体の半円筒形外面に貼付される。
【0038】
やはり図6および図7を見てわかるように、プラスチック成形部品F、およびしたがってアプリケータヘッド10は、第1の半体100と第2の半体200とで構成されている。第1の半体100はアプリケータヘッド10の長手方向中心軸Xに沿って延在しており、前述されている第1の領域110を含む。同様に、第2の半体200はアプリケータヘッド10の長手方向中心軸Xに沿って延在しており、前述されている第2の領域210を含む。第1の半体100は、第1のベース120と、第1のベース120上に配設されている複数の薄板112とを含む。本実施形態では、第1のベース120は、互いに平行に延在している2つの区分120a、120bを含む。これらの区分120aと120bとは両端で互いに接続されて、略細長い環状構造物すなわち第1のベース120を形成する。2つの区分120aと120bとの間の間隙が、後述されている細長いスロット130を形成する。他方、第2の半体200は第2のベース220と、フロック繊維層230とを含む。第2の半体200の第2のベース220は、(後述される畝部を除いて)実質的にD形の断面を有するプラスチック成形部である。第2の半体200のフロック繊維層230は第2のベース220の外面222(図8参照)を覆い、第2の領域210のフロック面212を形成する。フロック繊維層230を形成するフロック繊維は、当業者によく知られている適切な方法によって、たとえば接着によって、第2のベース220の外面222に設けられる。
【0039】
図8を見て最もよくわかるように、第1の半体100と第2の半体200とはヒンジシステム600によって互いに接続されている。言い換えれば、ヒンジシステム600は第1の半体100と第2の半体200とを一体的に接続する。したがって、第1の半体100と第2の半体200とがヒンジシステム600の周りで折り畳まれている状態を示す図9を見てもわかるように、前述されているアプリケータヘッド10は、第1の半体100と第2の半体200とをヒンジシステム600の周りで曲げ、次いでそれらを互いに重ね合わせることによって、完成される。第2の半体200の半円筒形外面222への、短いフロック繊維で構成されている層230の付加は、この曲げ工程後、実施され得る。代替的実施形態では、ヒンジシステムの別の形態が採用され得る。図10は、ヒンジシステムのそのような代替的形態を示す。前述されているヒンジシステム600(すなわちモノヒンジ(mono-hinge))と異なり、図10に示されているヒンジシステム600'は2つの変曲点600a、600bを有する。したがって、図10に示されているヒンジシステム600'はダブルヒンジ(double-hinge)と呼ばれる。これは、プラスチック成形部品Fが曲げられる時にそれを再膨張させようとする望ましくない内部応力を低減するのに特に効果的である。
【0040】
第1の半体100は、第1の半体100の一方の端部(すなわち根元端部)から延在している第1の延長部140をさらに含む。同様に、第2の半体200は、第2の半体200の一方の端部(すなわち根元端部)から延在している第2の延長部240をさらに含む。これらの延長部140および240はそれらの自由端に向かって僅かにテーパを付けられている。さらに、これらの延長部140および240はそれぞれ、それらの自由端の近傍に段140aおよび240aを設けられている。第1の半体100と第2の半体200とがヒンジシステム600の周りで折り畳まれ、その後互いに重ね合わせられる場合、これらの延長部140および240は、最終的に、アプリケータヘッド10をシャンク20に接続するための接続端部300を形成する。上記の説明から明らかであるように、延長部140および240を含む線形構造物すなわち(フロック繊維層230を除く)プラスチック成形部品Fは、たとえば射出成形技術を用いて製造され得る、適切なプラスチック材料の一体成形構造物である。
【0041】
前述されているように、第1の半体100の第1のベース120は細長いスロット130を有する。図8に示されているように、この細長いスロット130は長手方向中心軸Xに平行に延在している。第1のベース120の細長いスロット130と第2の半体200の第2のベース220の内面224(フロック加工されていない、図5参照)とは協働して、前述されている、アプリケータヘッド10の細長い溝部400を画定している。これに加えて、本実施形態では、第2のベース220の内面224は、長手方向中心軸Xに平行に延在している細長い畝部250を含む(図5参照)。この細長い畝部250は第2のベース220上に一体的に形成されている。細長い畝部250は、第1のベース120の細長いスロット130内に貫入するように構成されており、アプリケータヘッド10の細長い溝部400を部分的に画定している(図5参照)。
【0042】
前述されているように、本発明の例示的実施形態では、アプリケータヘッド10、およびしたがってアプリケータ1は、長手方向中心軸Xの各側に、異なる機能を有する2つの領域110、210を含む。この「両面」アプリケータヘッドでは、第1の領域110は睫毛に十分な量の化粧製品を与えるのに役立ち、同時に睫毛を梳くのに役立つ。他方、第2の領域210は、製品を広げ、睫毛から過剰な製品を除去するのに役立つ。長手方向中心軸Xを間に挟んで互いに実質的に反対方向を向くように、これら2つの領域がアプリケータヘッド10上に配置されているので、アプリケータヘッド10を使用する場合、ユーザは、ただその配向を変えることによって、第1の領域110の代わりに第2の領域210を速やかに使用することができ、逆の場合も同様である。したがって、アプリケータヘッド10の第1の領域110および第2の領域210を適正に使用することによって、塗布された製品の均一性、製品の良好な堆積、および塗布後の睫毛の分離を容易に実現することが可能である。さらに、第2の領域210は睫毛に柔らかさを与えるのに役立つので、アプリケータヘッド10、およびしたがってアプリケータ1はより良好な仕上げを実現することができる。
【0043】
本発明の好適な実施形態について、図面を参照して前段で説明した。しかしながら、本発明はこれらの実施形態に限定されず、本発明の主旨および範囲から逸脱することなく、様々な修正および変更が前述の実施形態に施される可能性があり、そのような修正および変更は本発明の範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0044】
1 アプリケータ
10 アプリケータヘッド
20 シャンク
22 (シャンク20の)遠位端
24 (遠位端22の)中空部
100 第1の半体
110 (アプリケータヘッド10の)第1の領域、第1の処理部
112 複数の薄板
112a、112b 薄板側面
114 空間
120 第1のベース
120a、120b 区分
130 細長いスロット
140 (第1の半体100の)第1の延長部
140a、240a 段
200 第2の半体
210 (アプリケータヘッド10の)第2の領域、第2の処理部
212 フロック面
220 第2のベース
222 (第2のベース220の)外面、半円筒形外面
224 (第2のベース220の)内面
230 フロック繊維層
240 (第2の半体200の)第2の延長部
250 (内面224の)細長い畝部
300 (アプリケータヘッド10の)接続端部
310 移行区分
320 ボス
400 (アプリケータヘッド10の)細長い溝部
400a 内部空間
500 側部スリット
600 ヒンジシステム、モノヒンジ
600' ヒンジシステム、ダブルヒンジ
600a、600b 変曲点
A-A、B-B 線
D1 先端部側厚さ
D2 根元部側厚さ
F プラスチック成形部品
W (側部スリット500の)開口幅
X 長手方向中心軸
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【外国語明細書】