(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022185536
(43)【公開日】2022-12-14
(54)【発明の名称】プログラム、コンピュータ装置、及び制御方法。
(51)【国際特許分類】
G06T 11/60 20060101AFI20221207BHJP
G06T 19/00 20110101ALI20221207BHJP
G06T 7/11 20170101ALI20221207BHJP
G06T 5/50 20060101ALI20221207BHJP
【FI】
G06T11/60 100A
G06T19/00 600
G06T7/11
G06T5/50
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021093304
(22)【出願日】2021-06-02
(71)【出願人】
【識別番号】308033283
【氏名又は名称】株式会社スクウェア・エニックス
(74)【代理人】
【識別番号】100209886
【弁理士】
【氏名又は名称】金森 寛
(72)【発明者】
【氏名】津田 真
(72)【発明者】
【氏名】ドリアンクール レミ
【テーマコード(参考)】
5B050
5B057
5L096
【Fターム(参考)】
5B050AA09
5B050BA06
5B050BA12
5B050BA18
5B050BA20
5B050CA07
5B050CA08
5B050DA04
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5B050FA02
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5B057BA02
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5B057DC36
5L096CA04
5L096DA01
5L096DA04
5L096FA02
5L096FA19
5L096FA52
5L096FA76
5L096MA03
(57)【要約】
【課題】
新たな趣向性を提供するプログラムを提供する。
【解決手段】
撮像部を備えるコンピュータ装置において実行されるプログラムであって、コンピュータ装置に、撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する識別機能、識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する画像生成機能を実現させるプログラム。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像部を備えるコンピュータ装置において実行されるプログラムであって、
前記コンピュータ装置に、
前記撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する識別機能、
識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する画像生成機能
を実現させるプログラム。
【請求項2】
前記識別機能が、前記第一画像から二以上の被写体のそれぞれの形状を識別し、
前記画像生成機能が、識別した被写体それぞれの形状が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記識別機能が、前記第一画像から二以上の被写体のそれぞれの形状を識別するものであって、
前記コンピュータ装置にさらに、
所定の形状を有する被写体を計数する計数機能
を実現させ、
前記画像生成機能が、識別した二以上の被写体の形状が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に、計数した数に応じた所定の効果を重畳した画像を生成する、請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記画像生成機能が、画像内の被写体の位置関係に基づいて、前記第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する、請求項1~3のいずれかに記載のプログラム。
【請求項5】
前記コンピュータ装置が音出力部を備え、
前記コンピュータ装置にさらに、
識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、所定の音を発音する発音機能
を実現させる、請求項1~4のいずれかに記載のプログラム。
【請求項6】
前記コンピュータ装置が複数の撮像部を備えるものであり、
前記識別機能が、複数の撮像部により撮像した複数の画像のうち一以上の画像から二以上の被写体を識別し、
前記画像生成機能が、識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、撮像したいずれかの画像、又は、撮像したいずれかの画像とは異なる、複数の撮像部により撮像した画像のうち一以上の画像に所定の効果を重畳した画像を生成する、請求項1~5のいずれかに記載のプログラム。
【請求項7】
撮像部を備えるコンピュータ装置であって、
前記撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する識別手段と、
識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する画像生成手段と
を備えるコンピュータ装置。
【請求項8】
撮像部を備えるコンピュータ装置において実行する制御方法であって、
前記撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する工程と、
識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する工程と
を有する制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、コンピュータ装置、及び制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、AR(Augmented Reality、拡張現実)技術を用いて、現実空間内に仮想オブジェクトを表示させる技術がある。仮想オブジェクトの表示は、所定のマーカ(ARマーカともいう)の認識をトリガとするマーカ型、物体の立体的形状の認識をトリガとする立体認識型、GPSにより取得した位置情報をトリガとする位置認識型、スマートフォン等端末装置に現実世界の空間を認識させ、端末装置への操作をトリガとする空間認識型等がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来のARコンテンツは一人で楽しむものばかりであり、ユーザは新しい楽しみ方を望んでいた。
【0004】
本発明の少なくとも1つの実施の形態の目的は、従来にない新しい趣向性を生むプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
非限定的な観点によると、本発明に係るプログラムは、撮像部を備えるコンピュータ装置において実行されるプログラムであって、前記コンピュータ装置に、前記撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する識別機能、識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する画像生成機能を実現させるプログラムである。
【0006】
非限定的な観点によると、本発明に係るコンピュータ装置は、撮像部を備えるコンピュータ装置であって、前記撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する識別手段と、識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する画像生成手段とを備えるコンピュータ装置である。
【0007】
非限定的な観点によると、本発明に係る制御方法は、撮像部を備えるコンピュータ装置において実行する制御方法であって、前記撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する工程と、識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する工程とを有する制御方法である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の各実施形態により1または2以上の不足が解決される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンピュータ装置の構成を示すブロック図である。
【
図2】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【
図3】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンピュータ装置の構成を示すブロック図である。
【
図4】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【
図5】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンピュータ装置の構成を示すブロック図である。
【
図6】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【
図7】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、撮像した画像を説明する図である。
【
図8】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【
図9】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、撮像した画像を説明する図である。
【
図10】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【
図11】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、撮像した画像を説明する図である。
【
図12】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【
図13】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【
図14】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、撮像した画像を説明する図である。
【
図15】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、システムの構成を示すブロック図である。
【
図16】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、実行処理のフローチャートである。
【
図17】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、システムの構成を示すブロック図である。
【
図18】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、システムの構成を示すブロック図である。
【
図19】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、実行処理のフローチャートである。
【
図20】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、実行処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。以下、効果に関する記載は、本発明の実施の形態の効果の一側面であり、ここに記載するものに限定されない。また、以下で説明するフローチャートを構成する各処理の順序は、処理内容に矛盾や不整合が生じない範囲で順不同である。
【0011】
[第一の実施の形態]
本発明の第一の実施の形態の概要について説明する。以下では、第一の実施の形態として、撮像部を備えるコンピュータ装置において実行されるプログラムを例示して説明する。
【0012】
図1は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンピュータ装置の構成を示すブロック図である。コンピュータ装置1は、識別部101、及び画像生成部102を少なくとも備える。
【0013】
識別部101は、前記撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する機能を有する。画像生成部102は、識別部101により識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する機能を有する。
【0014】
次に、本発明の第一の実施の形態における実行処理について説明する。
図2は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【0015】
コンピュータ装置1は、識別部101により、撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する(ステップS1)。次に、コンピュータ装置1は、識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成し(ステップS2)、終了する。
【0016】
第一の実施の形態の一側面として、従来にない新しい趣向性を生むプログラムを提供することができる。
【0017】
第一の実施の形態において、「コンピュータ装置」とは、例えば、据置型ゲーム機、携帯型ゲーム機、ウェアラブル型端末、デスクトップ型又はノート型パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、又は、PDA等をいい、表示画面にタッチパネルセンサを備えるスマートフォン等の携帯型端末であってもよい。「撮像部」とは、例えば、画像を撮影する機能を有するものをいう。「撮像部を備える」とは、例えば、撮像機能を提供できる状態をいい、より具体的には、コンピュータ装置に撮影装置を内蔵する、あるいはコンピュータ装置と撮影装置とを通信可能に接続するような場合が挙げられる。「画像」とは、例えば、図形や写真、イメージ、グラフィックス等であり、静止画、動画のいずれであってもよい。
【0018】
第一の実施の形態において、「被写体」とは、例えば、撮像部により撮像される対象をいい、視認可能か否かを問わない。「効果」とは、例えば、画像に対する視認可能な表示的加工をいう。「重畳」とは、例えば、二以上のものが重なっていることを視認可能な状態をいう。
【0019】
[第二の実施の形態]
次に、本発明の第二の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第二の実施の形態として、撮像部を備えるコンピュータ装置において実行されるプログラムを例示して説明する。
【0020】
第二の実施の形態におけるコンピュータ装置の構成は、
図1に示すコンピュータ装置の構成に関する内容を必要な範囲で採用できる。プログラム実行処理のフローチャートは、
図2に示すプログラム実行処理に関する内容を必要な範囲で採用できる。
【0021】
識別部101は、第一画像から二以上の被写体のそれぞれの形状を識別することが好ましい。画像生成部102は、識別した被写体それぞれの形状が所定の条件を満たした場合に、第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成することが好ましい。
【0022】
第二の実施の形態の一側面として、従来にない新しい趣向性を生むプログラムを提供することができる。
【0023】
第二の実施の形態の一側面として、識別した二以上の被写体の形状が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成することで、被写体の形状を組み合わせたときに予測できない効果を生じさせることができ、従来にない趣向性を提供することができる。
【0024】
第二の実施の形態において、「コンピュータ装置」、「撮像部」、「撮像部を備える」、「画像」、「被写体」、「効果」、及び「重畳」は、それぞれ第一の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0025】
第二の実施の形態において、「形状」とは、例えば、ものの形の様子をいい、具体的には、文字、図形、記号、若しくは立体的形状又はこれらの結合であって視認可能なものが挙げられる。
【0026】
[第三の実施の形態]
次に、本発明の第三の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第三の実施の形態として、撮像部を備えるコンピュータ装置において実行されるプログラムを例示して説明する。
【0027】
図3は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンピュータ装置の構成を示すブロック図である。コンピュータ装置1は、識別部111、計数部112、及び画像生成部113を少なくとも備え得る。
【0028】
識別部111は、前記撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体のそれぞれの形状を識別する機能を有する。計数部112は、所定の形状を有する被写体を計数する機能を有する。画像生成部113は、識別部111により識別した二以上の被写体の形状が所定の条件を満たした場合に、前記第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に、計数した数に応じた所定の効果を重畳した画像を生成する機能を有する。
【0029】
次に、本発明の第三の実施の形態における実行処理について説明する。
図4は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【0030】
コンピュータ装置1は、識別部111により、撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体のそれぞれの形状を識別する(ステップS11)。次に、コンピュータ装置1は、識別した形状から所定の形状を有する被写体を計数する(ステップS12)。識別した二以上の被写体の形状が所定の条件を満たした場合に、前記第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に、ステップS12において計数した数に応じた所定の効果を重畳した画像を生成し(ステップS13)、終了する。
【0031】
第三の実施の形態の一側面として、従来にない新しい趣向性を生むプログラムを提供することができる。
【0032】
第三の実施の形態の一側面として、計数部112を備え、計数した数に応じた所定の効果を重畳した画像を生成することで、被写体の数量を増減させたときに予測できない効果を生じさせることができ、従来にない趣向性を提供することができる。
【0033】
第三の実施の形態において、「コンピュータ装置」、「撮像部」、「撮像部を備える」、「画像」、「被写体」、「効果」、及び「重畳」は、それぞれ第一の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0034】
[第四の実施の形態]
次に、本発明の第四の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第四の実施の形態として、撮像部を備えるコンピュータ装置において実行されるプログラムを例示して説明する。
【0035】
[コンピュータ装置構成]
図示しないが、コンピュータ装置1は、一例として、制御部、RAM、ストレージ部、サウンド処理部、グラフィックス処理部、撮像部、通信インタフェース、インタフェース部を備え、それぞれ内部バスにより接続されている。グラフィックス処理部は表示部に接続されている。表示部は、表示画面と、表示部に対する、プレイヤによる接触により入力を受け付けるタッチ入力部とを有し得る。
【0036】
撮像部は、レンズを介して撮像する機能を有する。撮像部は、制御部及びグラフィックス処理部に接続され、撮像した画像はRAMやストレージ部に保存され得る。
【0037】
サウンド処理部は、スピーカであるサウンド出力装置に接続されている。制御部がサウンド出力の指示をサウンド処理部に出力すると、サウンド処理部はサウンド出力装置にサウンド信号を出力する。
【0038】
タッチ入力部は、例えば、タッチパネルに用いられる抵抗膜方式、静電容量方式、超音波表面弾性波方式、光学方式、又は、電磁誘導方式等、いずれの方式を用いて、接触した位置を検知できるものであってよく、ユーザのタッチ操作により操作を認識できれば方式は問わない。タッチ入力部の上面を指やスタイラス等により押圧や移動等の操作をした場合に、指等の位置を検知可能である。
【0039】
インタフェース部には外部メモリ(例えば、SDカード等)が接続され得る。外部メモリから読み込まれたデータはRAMにロードされ、制御部により演算処理が実行される。
【0040】
通信インタフェースは無線又は有線により通信ネットワークに接続が可能であり、通信ネットワークを介してデータを受信することが可能である。通信インタフェースを介して受信したデータは、外部メモリから読み込まれたデータと同様に、RAMにロードされ、制御部により演算処理が行われる。
【0041】
コンピュータ装置1は、近接センサ、赤外線センサ、ジャイロセンサ、又は、加速度センサ等のセンサを備えるものであってもよい。さらに、コンピュータ装置1は、身体に装着可能(ウェアラブル)な装置であってもよい。コンピュータ装置1と表示部とが有線又は無線により通信可能であり、表示部を身体に装着可能であってもよい。
【0042】
[プログラム機能構成]
図5は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンピュータ装置の構成を示すブロック図である。コンピュータ装置1は、撮像部201、識別部202、効果適用判定部203、効果適用部204、画像生成部205、画像表示部206、計数部207、発音部208、条件入力部209、及び画像記憶部210を備え得る。
【0043】
撮像部201は、現実空間を撮像する機能を有する。識別部202は、撮像部201により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する機能を有する。効果適用判定部203は、効果を適用する場合に該当するか否かを判定する機能を有する。効果適用部204は、前記第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に効果を適用する機能を有する。
【0044】
画像生成部205は、前記第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する機能を有する。画像表示部206は、画像生成部205により生成された画像を表示部に表示する機能を有する。計数部207は、所定の形状を有する被写体を計数する機能を有する。発音部208は、識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、所定の音を発音する機能を有する。条件入力部209は、所定の条件に関する入力を受け付ける機能を有する。画像記憶部210は、撮像部201により所定の期間内に撮像した画像を時系列順に記憶する機能を有する。
【0045】
[プログラム概要]
第四の実施の形態におけるプログラムは、例えば、コンピュータ装置が備える撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体の形状を識別し、識別した被写体それぞれの形状が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成するプログラムである。より具体的には、人間の手部を被写体とし、複数の手部の形状に基づいて、撮像した画像に所定の効果を重畳した画像を生成するプログラムについて説明する。
【0046】
コンピュータ装置1は、複数の手部の形状に対応する効果を予め記憶しているものとする。図示しないが、例えば、左の手のひらと、右の手のひらとを識別した場合に、対応する文字(効果)が記憶され得る。
【0047】
[プログラム実行処理]
図6は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。最初に、コンピュータ装置1は、現実空間を撮像する(ステップS101)。次に、撮像した画像から二以上の被写体のそれぞれの形状を識別する(ステップS102)。
【0048】
次に、コンピュータ装置1は、ステップS102において識別した被写体それぞれの形状が効果を適用する場合に該当するか否かを判定する(ステップS103)。該当する場合(ステップS103にてYES)には、コンピュータ装置1は、撮像した画像に効果を適用する(ステップS104)。次に、コンピュータ装置1は、撮像した画像に所定の効果を重畳した画像を生成する(ステップS105)。
【0049】
次に、コンピュータ装置1は、ステップS105において生成した画像を表示部に表示し(ステップS106)、終了する。また、ステップS102において識別した被写体それぞれの形状が効果を適用する場合に該当しない場合(ステップS103にてNO)には、撮像した画像に対して変更を加えず、そのまま表示部に表示し(ステップS106)、終了する。
【0050】
[効果適用(形状)]
図7は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、撮像した画像を説明する図である。
図7(A)は、ステップS101において撮像した現実空間の画像を表す図である。撮像した画像1000には二人の人物が写り、二人とも手でポーズを作っている。
【0051】
コンピュータ装置1は、識別部202により、人間の手指を識別する。すなわち、
図7(A)に示すように、左側の人物の右手1001a、及び右型の人物の左手1001bを識別する。
【0052】
コンピュータ装置1が、右手1001aの形状及び左手1001bの形状に関連付けて、出力する効果を記憶している場合に、
図7(B)に示すように、効果1010が適用される。第四の実施の形態における効果は、文字、図形、記号、その他これらの組み合わせ、フィルタ等視認可能な表示的加工であり得る。
【0053】
第四の実施の形態では形状を識別するものであるので、
図7(A)及び(B)に示すように二人の手部を識別してもよいし、
図7(C)及び(D)に示すように一人の手部を識別してもよい。いずれの場合であっても、効果1010が適用され、元の撮影画像に対して効果を重畳させた画像を生成し、表示する。
【0054】
上記では、手部を使った人間のポーズについて説明したが、これに限定されない。例えば、服の形状、服の柄(プリント等)、人間や動物等が装着可能な所定の模様又は形状を有するゼッケン、複数のぬいぐるみ、身体に装着可能なもの等、形状を識別できるものであれば、組み合わせは問わない。また、手部同士という限定もされない。すなわち、手の形状及び服の形状の組み合わせというように、組み合わせ方に制限はない。
【0055】
上記では、左右の手部を使った人間のポーズについて説明したが、これに限定されない。例えば、所定の人数で同じポーズを作り上げ、撮像した場合に、所定の効果を重畳した画像を生成するようにしてもよい。
【0056】
また、ポーズの組み合わせに制限はない。例えば、5人で作る決めポーズが登録されている場合には、5人のポーズを撮像した場合に、爆発エフェクトを適用した画像を生成するようにしてもよい。
【0057】
また、決めポーズのうち、決めポーズの作成に必要な所定の人数に満たない場合であっても、満たない人に対応する画像を効果として表示するようにしてもよい。例えば、5人で作る決めポーズがあるとき、4人しか人数が揃わない場合であっても、4人がそれぞれの決めポーズをとって撮像すると、5人目の決めポーズをした画像を効果として重畳した画像を生成するようにしてもよい。
【0058】
また、撮像した画像が動画であってもよい。例えば、複数人が同じ振り付けで15秒間のダンスを行う場合に、複数人の形状を識別し、予め登録された形状の変化と一致していれば「GOOD」の文字を表示し、一致していない場面があれば、正しい動作をする人型の効果を映像に付加して表示してもよい。効果は、被写体の位置を正しい位置に移動させるよう促す画像であってもよい。
【0059】
上記の説明では、コンピュータ装置1が撮像した画像から被写体を識別したが、これに限定されない。例えば、コンピュータ装置1が事前に、ユーザから被写体及び/又は効果の選択を受け付ける、条件入力部209を備えていてもよい。このようにすることで、被写体を識別する精度を高めることができ、かつ、ユーザが好む効果を主体的に生じさせることができ、満足度を高めることができる。
【0060】
上記の説明では、コンピュータ装置1が撮像した画像から識別した被写体について判定していたが、これに限定されない。例えば、所定の期間内に撮影された複数の画像に含まれる被写体について効果を生じるか否か判定するようにしてもよい。所定の期間内に、ポーズA→ポーズB→ポーズCの順に撮像されたとする。コンピュータ装置1は、A、B、Cの順にポーズを決めた場合に所定の効果が生じるように記憶していたとする。この場合に、例えばポーズCが撮像された画像に、所定の効果を付与した新たな画像を生成することができる。
【0061】
上記の説明では、コンピュータ装置1が撮像した画像から被写体を識別し、同じ画像に対して所定の効果を重畳した画像を生成したが、これに限定されない。例えば、被写体を識別した画像と、所定の効果を重畳する画像とが異なる画像であってもよい。
【0062】
第四の実施の形態の一側面として、従来にない新しい趣向性を生むプログラムを提供することができる。
【0063】
第四の実施の形態の一側面として、識別した二以上の被写体の形状が所定の条件を満たした場合に、第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成することで、被写体の形状を組み合わせたときに予測できない効果を生じさせることができ、従来にない趣向性を提供することができる。
【0064】
第四の実施の形態の一側面として、所定の効果が、前記被写体の位置を移動させるように促す画像であることで、被写体を誘導することができ、正しい位置を直感的に理解できる。
【0065】
第四の実施の形態において、「コンピュータ装置」、「撮像部」、「撮像部を備える」、「画像」、「被写体」、「効果」、及び「重畳」は、それぞれ第一の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。「形状」は、第二の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0066】
[第五の実施の形態]
次に、本発明の第五の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第五の実施の形態として、撮像部を備えるコンピュータ装置において実行されるプログラムを例示して説明する。
【0067】
第五の実施の形態におけるコンピュータ装置の構成は、第四の実施の形態におけるコンピュータ装置の構成に関する内容を必要な範囲で採用できる。第五の実施の形態におけるプログラム機能図は、第四の実施の形態におけるプログラム機能図に関する内容を必要な範囲で採用できる。
【0068】
[プログラム概要]
第五の実施の形態におけるプログラムは、例えば、コンピュータ装置が備える撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体の形状を識別し、所定の形状を有する被写体を計数し、識別した被写体それぞれの形状が所定の条件を満たした場合に、第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に、計数した数に応じた所定の効果を重畳した画像を生成するプログラムである。
【0069】
より具体的には、両手を挙げたポーズをする人数に応じて変化する効果を、撮影した画像に重畳した画像を生成するプログラムについて説明する。コンピュータ装置1は、両手を天に向けて挙げた形状に対応する効果を予め記憶しているものとする。
【0070】
[プログラム実行処理]
図8は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。最初に、コンピュータ装置1は、現実空間を撮像する(ステップS121)。次に、撮像した第一画像から二以上の被写体のそれぞれの形状を識別する(ステップS122)。
【0071】
次に、コンピュータ装置1は、ステップS122において識別した被写体それぞれの形状が効果を適用する場合に該当するか否かを判定する(ステップS123)。該当する場合(ステップS123にてYES)には、コンピュータ装置1は、所定の形状を有する被写体を計数する(ステップS124)。次にコンピュータ装置1は、第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に、計数した数に応じた効果を適用する(ステップS125)。
【0072】
次に、コンピュータ装置1は、撮像した画像に所定の効果を重畳した画像を生成する(ステップS126)。次に、コンピュータ装置1は、ステップS126において生成した画像を表示部に表示し(ステップS127)、終了する。また、ステップS123において識別した被写体それぞれの形状が効果を適用する場合に該当しない場合(ステップS123にてNO)には、撮像した画像に対して変更を加えず、そのまま表示部に表示し(ステップS127)、終了する。
【0073】
[効果適用(数量依存)]
図9は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、撮像した画像を説明する図である。
図9(A)は、ステップS121において撮像した現実空間の画像を表す図である。撮像した画像1000には二人の人物が写り、二人とも両手を天に向けて挙げている。
【0074】
コンピュータ装置1は、識別部202により、人間の腕部を識別する。すなわち、
図9(A)に示すように、左側の人物の左腕1011a、右腕1011b、及び右型の人物の左腕1012a、右腕1012bを識別する。
【0075】
コンピュータ装置1が、両腕を挙げた形状に関連付けて出力する効果を記憶している場合に、
図9(B)に示すように、効果1020が適用される。第五の実施の形態における効果は、文字、図形、記号、その他これらの組み合わせ、フィルタ等視認可能な表示的加工であり得る。
【0076】
第五の実施の形態では形状を識別し、識別した形状の数量に応じて効果を変容させるものである。
図9(A)に示すように両腕を挙げた人が二人であれば、一例として、
図9(B)に示す大きさの、太陽のような記号が表示され得る。表示される効果は視認可能であれば形状や色彩等に限定はなく、魔法弾、爆弾、岩等であってもよい。
【0077】
一方、
図9(C)に示すように、両腕を挙げた人が三人であれば、
図9(D)に示す大きさの、太陽のような記号が表示され得る。人数に応じて、効果1020の大きさを変化させてもよい。大きさではなく、色彩を変更するようにしてもよい。
【0078】
上述の例では、効果適用判定部による判定後に計数部により計数をするように説明したが、これに限定されない。すなわち、計数した後に、効果を適用する場合に該当するか否かを判定するようにしてもよい。
【0079】
上記の説明では、コンピュータ装置1が撮像した画像から被写体を識別し、同じ画像に対して所定の効果を重畳した画像を生成したが、これに限定されない。例えば、被写体を識別した画像と、所定の効果を重畳する画像とが異なる画像であってもよい。
【0080】
上記の例に限らず、例えば、同じ色のパネルを保持する生徒たちが人文字を作成するような場合でも適用し得る。パネルの数に応じて、効果1020を表示することができる。
【0081】
上記の例に限らず、例えば、団体のダンスにおいてしゃがんだ人数を計数し、効果を表示するような場合にも適用し得る。ダンスのパフォーマンス中にリアルタイムに演出をすることができ、趣向性を高めることができる。
【0082】
上記の例に限らず、例えば、所定の衣装、アクセサリ、あるいは持ち物を身体に装着している人数を計数し、所定の人数以上だった場合に所定の効果を表示するような場合にも適用し得る。
【0083】
第五の実施の形態の一側面として、従来にない新しい趣向性を生むプログラムを提供することができる。
【0084】
第五の実施の形態の一側面として、計数部207を備え、計数した数に応じた所定の効果を重畳した画像を生成することで、被写体の数量を増減させたときに予測できない効果を生じさせることができ、従来にない趣向性を提供することができる。
【0085】
第五の実施の形態において、「コンピュータ装置」、「撮像部」、「撮像部を備える」、「画像」、「被写体」、「効果」、及び「重畳」は、それぞれ第一の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0086】
[第六の実施の形態]
次に、本発明の第六の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第六の実施の形態として、撮像部を備えるコンピュータ装置において実行されるプログラムを例示して説明する。
【0087】
第六の実施の形態におけるコンピュータ装置の構成は、第四の実施の形態におけるコンピュータ装置の構成に関する内容を必要な範囲で採用できる。第六の実施の形態におけるプログラム機能図は、第四の実施の形態におけるプログラム機能図に関する内容を必要な範囲で採用できる。
【0088】
[プログラム概要]
第六の実施の形態におけるプログラムは、例えば、コンピュータ装置が備える撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別し、撮像した画像内における被写体の位置関係に基づいて、前記第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成するプログラムである。
【0089】
より具体的には、識別部が基準位置及び人間の頭部を識別し、基準位置より所定の方向に頭部が多い場合に、撮影した画像に所定の効果を重畳した画像を生成するプログラムについて説明する。コンピュータ装置1は、基準位置を識別するための情報、及び、基準位置に対していずれの方向に頭部が位置した場合に生じさせる効果を予め記憶しているものとする。
【0090】
[プログラム実行処理]
図10は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。最初に、コンピュータ装置1は、現実空間を撮像する(ステップS141)。次に、撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する(ステップS142)。具体的には、基準位置となる被写体と、位置関係を判定する一以上の被写体を識別する。
【0091】
次に、コンピュータ装置1は、ステップS142において識別した被写体のうち、所定の方向に頭部が有るか否かを判定する(ステップS143)。頭部が有る場合(ステップS143にてYES)には、コンピュータ装置1は、前記第一画像に効果を適用する(ステップS144)。
【0092】
次に、コンピュータ装置1は、第一画像に所定の効果を重畳した画像を生成する(ステップS145)。次に、コンピュータ装置1は、ステップS145において生成した画像を表示部に表示し(ステップS146)、終了する。また、ステップS143において所定の方向に頭部がない場合(ステップS143にてNO)には、撮像した画像に対して変更を加えず、そのまま表示部に表示し(ステップS146)、終了する。
【0093】
[効果適用(位置関係)]
図11は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、撮像した画像を説明する図である。
図11(A)は、ステップS141において撮像した現実空間の画像を表す図である。撮像した画像1000には三人の人物が写り、一人(図中1031)は目印となる帽子をかぶっているものとする。
【0094】
コンピュータ装置1は、識別部202により、基準位置及び頭部を識別する。すなわち、
図11(A)に示すように、基準位置となる基準人物1031、及び、頭部1033a、1033bを識別する。具体的には、基準人物1031を識別して、基準線1032を規定する。基準線1032は領域を区別可能な線分であってもよいし、図示する幅αのように領域を有していてもよい。
【0095】
図11(A)においては、基準人物1031以外の頭部1033a及び1033bは基準線1032の領域内に位置している。この場合に、ステップS143において、所定の方向に頭部が存在しないと判定するものとする。
【0096】
時間が経過して、頭部1033a及び1033bを有する人物が寝ころんだとする。この場合には、基準線1032の領域外に頭部1033a及び1033bが位置することとなり、基準位置から所定の方向である画像下方向に頭部1033a及び1033bが位置しているといえる。
【0097】
その結果、コンピュータ装置1が、基準位置に対して所定の方向に頭部が位置した場合に生じさせる効果を記憶している場合に、
図11(B)に示すように、効果1034が適用される。第六の実施の形態における効果は、文字、図形、記号、その他これらの組み合わせ、フィルタ等視認可能な表示的加工であり得る。
【0098】
第六の実施の形態では、基準となる位置と他の被写体の位置とを比較して、所定の位置関係にある場合に、効果を生じさせた画像を生成し得るものである。
【0099】
上記の例に限らず、例えば、計数部を用いて、基準位置から見て所定の方向に頭部が位置する割合が所定の割合以上である場合に、効果を生じさせるものとしてもよい。
【0100】
上記の例に限らず、例えば、医療の教育現場に適用してもよい。例えば、複数の臓器を被写体とし、手術対象の臓器を基準として、他の臓器との位置関係に基づいて、手術の手順を示す画像を効果として出力するようにしてもよい。より具体的には、ある臓器と、メスなどの手術器具の形状とを識別し、当該手術器具の正しい位置や移動軌跡に関する画像を効果として出力するようにしてもよい。また、複数の臓器の形状を識別して手術器具の正しい位置や移動軌跡に関する画像を効果として出力するようにしてもよい。
【0101】
上記の例に限らず、例えば、工業の教育現場に適用してもよい。例えば、ロボットアームのオンラインティーチングに適用してもよい。ロボットアームの先端部を基準位置とし、他の被写体である被支持物との位置関係に基づいて、いずれの方向にアームや関節を動かせばよいかを教示する画像を効果として出力するようにしてもよい。
【0102】
上記の例に限らず、例えば、スポーツに適用してもよい。例えば、野球に適用し得る。バットの位置を基準位置とした場合に、他の被写体であるボールとの位置関係に基づいて、効果を出力してもよい。より具体的には、バット及びボールが衝突したと判定された場合に、飛行方向や距離を推測する情報を出力したり、花火等の画像を出力した演出をするようにしてもよい。
【0103】
上記の説明では 、コンピュータ装置1が撮像した画像から被写体を識別し、同じ画像に対して所定の効果を重畳した画像を生成したが、これに限定されない。例えば、被写体を識別した画像と、所定の効果を重畳する画像とが異なる画像であってもよい。
【0104】
第六の実施の形態の一側面として、従来にない新しい趣向性を生むプログラムを提供することができる。
【0105】
第六の実施の形態の一側面として、画像内の被写体の位置関係に基づいて、撮像した画像に所定の効果を重畳した画像を生成することで、被写体の位置を変更したときに予測できない効果を生じさせることができ、従来にない趣向性を提供することができる。
【0106】
第六の実施の形態において、「コンピュータ装置」、「撮像部」、「撮像部を備える」、「画像」、「被写体」、「効果」、及び「重畳」は、それぞれ第一の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0107】
[第七の実施の形態]
次に、本発明の第七の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第七の実施の形態として、撮像部及び音出力部を備えるコンピュータ装置において実行されるプログラムを例示して説明する。
【0108】
第七の実施の形態におけるコンピュータ装置の構成は、第四の実施の形態におけるコンピュータ装置の構成に関する内容を必要な範囲で採用できる。第七の実施の形態におけるプログラム機能図は、第四の実施の形態におけるプログラム機能図に関する内容を必要な範囲で採用できる。
【0109】
[プログラム概要]
第七の実施の形態におけるプログラムは、例えば、コンピュータ装置が備える撮像部により撮像した画像から二以上の被写体を識別し、識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、所定の音を発音するプログラムである。発音の条件は、第四の実施の形態の効果適用(形状)の内容及び
図7の内容を必要な範囲で採用できる。
【0110】
[プログラム実行処理]
図12は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。最初に、コンピュータ装置1は、現実空間を撮像する(ステップS161)。次に、撮像した画像から二以上の被写体を識別する(ステップS162)。
【0111】
次に、コンピュータ装置1は、ステップS162において識別した被写体が、所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS163)。所定の条件とは、例えば、いずれの被写体も所定の形状である、いずれの被写体も所定の色彩である、いずれの被写体も所定の模様を有する等であり、矛盾が生じない範囲で制限なくいろいろな条件を適用し得る。
【0112】
所定の条件を満たす場合(ステップS163にてYES)には、コンピュータ装置1は、音発生部から発音し(ステップS164)、終了する。所定の条件を満たさない場合(ステップS163にてNO)には、コンピュータ装置1は何もしないで終了する。
【0113】
上記の例に限らず、例えば、発音に加えて、撮像した画像に所定の効果を重畳した画像を生成してもよい。すなわち、他の実施の形態の例に、発音部を備えていてもよい。
【0114】
第七の実施の形態の一側面として、従来にない新しい趣向性を生むプログラムを提供することができる。
【0115】
第七の実施の形態の一側面として、識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、所定の音を発音することで、予測できない効果を生じさせ、従来にない趣向性を提供することができる。
【0116】
第七の実施の形態において、「コンピュータ装置」、「撮像部」、「撮像部を備える」、「画像」、「被写体」、「効果」、及び「重畳」は、それぞれ第一の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0117】
[第八の実施の形態]
次に、本発明の第八の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第八の実施の形態として、複数の撮像部を備えるコンピュータ装置において実行されるプログラムを例示して説明する。
【0118】
第八の実施の形態におけるコンピュータ装置の構成は、第四の実施の形態におけるコンピュータ装置の構成に関する内容を必要な範囲で採用できる。第八の実施の形態におけるプログラム機能図は、第四の実施の形態におけるプログラム機能図に関する内容を必要な範囲で採用できる。
【0119】
[プログラム概要]
第八の実施の形態におけるプログラムは、例えば、コンピュータ装置が備える複数の撮像部により撮像した複数の画像のうち一以上の画像から二以上の被写体を識別し、識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、撮像したいずれかの画像、又は、撮像したいずれかの画像とは異なる、複数の撮像部により撮像した画像のうち一以上の画像に所定の効果を重畳した画像を生成するプログラムである。
【0120】
より具体的には、一例として、前面と背面とを撮影可能な二つのカメラを備える携帯端末装置において実行されるプログラムであって、人間の手部を被写体とし、複数の手部の形状に基づいて撮像した画像に所定の効果を重畳した画像を生成するプログラムについて説明する。コンピュータ装置1は、複数の手部の形状に対応する効果を予め記憶しているものとする。
【0121】
[プログラム実行処理]
図13は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。最初に、コンピュータ装置1は、複数の撮像部により現実空間を撮像する(ステップS181)。次に、撮像した複数の画像のうち一以上の画像から二以上の被写体を識別する(ステップS182)。
【0122】
次に、コンピュータ装置1は、ステップS182において識別した二以上の被写体が所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS183)。所定の条件を満たす場合(ステップS183にてYES)には、コンピュータ装置1は、撮像したいずれかの画像、又は、撮像したいずれかの画像とは異なる、複数の撮像部により撮像した画像のうち一以上の画像に、所定の効果を適用する(ステップS184)。所定の条件とは、例えば、いずれの被写体も所定の形状である、いずれの被写体も所定の色彩である、いずれの被写体も所定の模様を有する等であり、矛盾が生じない範囲で制限なくいろいろな条件を適用し得る。
【0123】
次に、コンピュータ装置1は、所定の効果を重畳した画像を生成する(ステップS185)。次に、コンピュータ装置1は、ステップS185において生成した画像を表示部に表示し(ステップS186)、終了する。また、ステップS183において所定の条件を満たさない場合(ステップS183にてNO)には、撮像した画像に対して変更を加えず、そのまま表示部に表示し(ステップS186)、終了する。
【0124】
[効果適用(形状その2)]
図14は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、撮像した画像を説明する図である。
図14(A)は、ステップS181において撮像した現実空間の複数の画像を表す図である。一例として、撮像した画像1500a及び1500bには一人ずつ人物が写り、手部が所定の形状(半分のハート)を作っている。
【0125】
コンピュータ装置1は、識別部202により、人間の手部を識別する。すなわち、
図14(A)に示すように、画像1500aの人物の右手1501a、画像1500bの人物の左手1501bを識別する。
【0126】
コンピュータ装置1が、右手1501aの形状及び左手1501bの形状に関連付けて、出力する効果を記憶している場合に、
図14(B)に示すように、効果1502a及び1502bが適用される。出力する効果は、効果1502a又は1502bのいずれか一方であってもよい。第八の実施の形態における効果は、文字、図形、記号、その他これらの組み合わせ、フィルタ等視認可能な表示的加工であり得る。
【0127】
上記では、手部を使った人間のポーズについて説明したが、これに限定されない。例えば、服の形状、服の柄(プリント等)、人間や動物等が装着可能な所定の模様又は形状を有するゼッケン、複数のぬいぐるみ、身体に装着可能なもの等、形状を識別できるものであれば、組み合わせは問わない。また、手部同士という限定もされない。すなわち、手の形状及び服の形状の組み合わせというように、組み合わせ方に制限はない。
【0128】
上記では、左右の手部を使った人間のポーズについて説明したが、これに限定されない。例えば、所定の人数で同じポーズを作り上げ、複数の撮像部で撮像した場合に、所定の効果を重畳した画像を生成するようにしてもよい。
【0129】
上記の説明では、コンピュータ装置1が撮像した複数の画像から被写体を識別したが、これに限定されない。例えば、コンピュータ装置1が事前に、ユーザから被写体及び/又は効果の選択を受け付ける、条件入力部209を備えていてもよい。このようにすることで、被写体を識別する精度を高めることができ、かつ、ユーザが好む効果を主体的に生じさせることができ、満足度を高めることができる。
【0130】
上記の説明では 、コンピュータ装置1が撮像したいずれかの画像から被写体を識別し、同じ画像に対して所定の効果を重畳した画像を生成したが、これに限定されない。例えば、被写体を識別した画像と、所定の効果を重畳する画像とが異なる画像であってもよい。
【0131】
第八の実施の形態の一側面として、従来にない新しい趣向性を生むプログラムを提供することができる。
【0132】
第八の実施の形態の一側面として、識別した二以上の被写体の形状が所定の条件を満たした場合に、撮影した画像、又は、撮像したいずれかの画像とは異なる、複数の撮像部により撮像した画像のうち一以上の画像に所定の効果を重畳した画像を生成することで、被写体の形状を組み合わせたときに予測できない効果を生じさせることができ、従来にない趣向性を提供することができる。
【0133】
第八の実施の形態において、「コンピュータ装置」、「撮像部」、「撮像部を備える」、「画像」、「被写体」、「効果」、及び「重畳」は、それぞれ第一の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。「形状」は、第二の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0134】
[第九の実施の形態]
本発明の第九の実施の形態の概要について説明する。以下では、第九の実施の形態として、撮像部を備える端末装置と、該端末装置と通信により接続可能なサーバ装置とを備えるシステムを例示して説明する。
【0135】
図15は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、システムの構成を示すブロック図である。システム4は、識別部301、及び画像生成部302を少なくとも備える。
【0136】
識別部301は、前記撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する機能を有する。画像生成部302は、識別部301により識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、前記第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する機能を有する。
【0137】
次に、本発明の第九の実施の形態における実行処理について説明する。
図16は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、実行処理のフローチャートである。
【0138】
システム4は、識別部301により、撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する(ステップS301)。次に、システム4は、識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、前記第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成し(ステップS302)、終了する。
【0139】
第九の実施の形態の一側面として、従来にない新しい趣向性を生むプログラムを提供することができる。
【0140】
第九の実施の形態において、「撮像部」、「撮像部を備える」、「画像」、「被写体」、「効果」、及び「重畳」は、それぞれ第一の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。「形状」は、第二の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0141】
第九の実施の形態において、「端末装置」とは、例えば、据置型ゲーム機、携帯型ゲーム機、ウェアラブル型端末、デスクトップ型又はノート型パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、又は、PDA等をいい、表示画面にタッチパネルセンサを備えるスマートフォン等の携帯型端末であってもよい。「サーバ装置」とは、例えば、端末装置からの要求に応じて処理を実行する装置をいう。
【0142】
[第十の実施の形態]
次に、本発明の第十の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第十の実施の形態として、撮像部を備える端末装置と、該端末装置と通信により接続可能なサーバ装置とを備えるシステムを例示して説明する。
【0143】
第十の実施の形態における端末装置の構成は、第四の実施の形態におけるコンピュータ装置の構成に関する内容を必要な範囲で採用できる。
【0144】
[システム構成]
図17は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、システムの構成を示すブロック図である。図示するように、システム4は、複数のユーザ(ユーザA、B・・・)によって操作される複数の端末装置5(端末装置5a、5b・・・)と、通信ネットワーク2と、サーバ装置3とから構成される。端末装置5は、通信ネットワーク2を介してサーバ装置3と接続されている。なお、端末装置5とサーバ装置3とは常時接続していなくてもよく、必要に応じて、接続が可能であればよい。
【0145】
サーバ装置3は、制御部、RAM、ストレージ部及び通信インタフェースを少なくとも備え、それぞれ内部バスにより接続されている。制御部は内部タイマーを備え得る。また、通信インタフェースにより、外部のサーバと同期し得る。これにより現実の時刻を取得し得る。
【0146】
[システム機能構成]
図18は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、システムの構成を示すブロック図である。システム4は、撮像部501、識別部502、効果適用判定部503、効果適用部504、画像生成部505、画像表示部506、計数部507、発音部508、条件入力部509、及び画像記憶部510を備え得る。
【0147】
撮像部501は、現実空間を撮像する機能を有する。識別部502は、撮像部501により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する機能を有する。効果適用判定部503は、効果を適用する場合に該当するか否かを判定する機能を有する。効果適用部504は、前記第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に効果を適用する機能を有する。
【0148】
画像生成部505は、前記第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する機能を有する。画像表示部506は、画像生成部505により生成された画像を表示部に表示する機能を有する。計数部507は、所定の形状を有する被写体を計数する機能を有する。発音部508は、識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、所定の音を発音する機能を有する。条件入力部509は、所定の条件に関する入力を受け付ける機能を有する。画像記憶部510は、撮像部501により所定の期間内に撮像した画像を時系列順に記憶する機能を有する。
【0149】
[システム概要]
第十の実施の形態におけるシステムは、例えば、端末装置5が備える撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別し、識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、前記第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成するシステムである。
【0150】
より具体的には、人間の手部を被写体とし、複数の手部の形状に基づいて、撮像した画像に所定の効果を重畳した画像を生成するプログラムについて説明する。システム4は、複数の手部の形状に対応する効果を予め記憶しているものとする。
【0151】
[実行処理]
図19は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、実行処理のフローチャートである。最初に、システム4は、撮像部により現実空間を撮像する(ステップS501)。次に、撮像した画像から二以上の被写体を識別する(ステップS502)。
【0152】
次に、システム4は、ステップS502において識別した二以上の被写体が所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS503)。所定の条件を満たす場合(ステップS503にてYES)には、システム4は、撮像した画像に、所定の効果を適用する(ステップS504)。所定の条件とは、例えば、いずれの被写体も所定の形状である、いずれの被写体も所定の色彩である、いずれの被写体も所定の模様を有する等であり、矛盾が生じない範囲で制限なくいろいろな条件を適用し得る。
【0153】
次に、システム4は、所定の効果を重畳した画像を生成する(ステップS505)。次に、システム4は、ステップS505において生成した画像を表示部に表示し(ステップS506)、終了する。また、ステップS503において所定の条件を満たさない場合(ステップS503にてNO)には、撮像した画像に対して変更を加えず、そのまま表示部に表示し(ステップS506)、終了する。
【0154】
第十の実施の形態における効果の適用については、第四の実施の形態の[効果適用(形状)]に示した内容及び
図7に示した内容を必要な範囲で採用できる。
【0155】
上記では、手部を使った人間のポーズについて説明したが、これに限定されない。例えば、服の形状、服の柄(プリント等)、人間や動物等が装着可能な所定の模様又は形状を有するゼッケン、複数のぬいぐるみ、身体に装着可能なもの等、形状を識別できるものであれば、組み合わせは問わない。また、手部同士という限定もされない。すなわち、手の形状及び服の形状の組み合わせというように、組み合わせ方に制限はない。
【0156】
上記では、左右の手部を使った人間のポーズについて説明したが、これに限定されない。例えば、所定の人数で同じポーズを作り上げ、複数の撮像部で撮像した場合に、所定の効果を重畳した画像を生成するようにしてもよい。
【0157】
上記の説明では、システム4が撮像した複数の画像から被写体を識別したが、これに限定されない。例えば、システム4が事前に、ユーザから被写体及び/又は効果の選択を受け付ける、条件入力部509を備えていてもよい。このようにすることで、被写体を識別する精度を高めることができ、かつ、ユーザが好む効果を主体的に生じさせることができ、満足度を高めることができる。
【0158】
上記の説明では 、システム4が撮像した画像から被写体を識別し、同じ画像に対して所定の効果を重畳した画像を生成したが、これに限定されない。例えば、被写体を識別した画像と、所定の効果を重畳する画像とが異なる画像であってもよい。
【0159】
第十の実施の形態の一側面として、従来にない新しい趣向性を生むプログラムを提供することができる。
【0160】
第十の実施の形態の一側面として、識別した二以上の被写体の形状が所定の条件を満たした場合に撮影した画像に所定の効果を重畳した画像を生成することで、被写体の形状を組み合わせたときに予測できない効果を生じさせることができ、従来にない趣向性を提供することができる。
【0161】
第十の実施の形態において、「撮像部」、「撮像部を備える」、「画像」、「被写体」、「効果」、及び「重畳」は、それぞれ第一の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。「形状」は、第二の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。第十の実施の形態において、「端末装置」及び「サーバ装置」は、第九の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0162】
[第十一の実施の形態]
次に、本発明の第十一の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第十一の実施の形態として、撮像部を備える複数の端末装置と、該端末装置と通信により接続可能なサーバ装置とを備えるシステムを例示して説明する。
【0163】
第十一の実施の形態におけるシステム構成は、第十の実施の形態におけるシステム構成に関する内容を必要な範囲で採用できる。第十一の実施の形態におけるシステム機能構成は、第十の実施の形態におけるシステム機能構成に関する内容を必要な範囲で採用できる。
【0164】
[システム概要]
第十一の実施の形態におけるシステムは、例えば、複数の端末装置が備える撮像部により撮像した複数の画像のうち一以上の画像から二以上の被写体を識別し、識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、撮像したいずれかの画像、又は、前記撮像したいずれかの画像とは異なる、複数の端末の撮像部により撮像した画像のうち一以上の画像に所定の効果を重畳した画像を生成するシステムである。すなわち、互いに離れた位置にある複数の端末装置の撮像部により撮像された画像を、通信ネットワーク2を経由してサーバ装置3へ集約させ、所定の効果を適用した新たな画像を生成するシステムである。
【0165】
より具体的には、一例として、人間の手部を被写体とし、複数の手部の形状に基づいて撮像した画像に所定の効果を重畳した画像を生成するプログラムについて説明する。システム4は、複数の手部の形状に対応する効果を予め記憶しているものとする。
【0166】
[実行処理]
図20は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、実行処理のフローチャートである。最初に、システム4は、複数の端末装置の撮像部により現実空間を撮像する(ステップS511)。次に、撮像した複数の画像のうち一以上の画像から二以上の被写体を識別する(ステップS512)。
【0167】
次に、システム4は、ステップS512において識別した二以上の被写体が所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS513)。所定の条件を満たす場合(ステップS513にてYES)には、システム4は、撮像したいずれかの画像、又は、前記撮像したいずれかの画像とは異なる、複数の端末の撮像部により撮像した画像のうち一以上の画像に、所定の効果を適用する(ステップS514)。所定の条件とは、例えば、いずれの被写体も所定の形状である、いずれの被写体も所定の色彩である、いずれの被写体も所定の模様を有する等であり、矛盾が生じない範囲で制限なくいろいろな条件を適用し得る。
【0168】
次に、システム4は、所定の効果を重畳した画像を生成する(ステップS515)。次に、システム4は、ステップS515において生成した画像を表示部に表示し(ステップS516)、終了する。また、ステップS513において所定の条件を満たさない場合(ステップS513にてNO)には、撮像した画像に対して変更を加えず、そのまま表示部に表示し(ステップS516)、終了する。
【0169】
第十一の実施の形態における効果適用に関する内容は、第八の実施の形態に示す[効果適用(形状その2)]や
図14に示す内容を必要な範囲で採用できる。
【0170】
上記では、手部を使った人間のポーズについて説明したが、これに限定されない。例えば、服の形状、服の柄(プリント等)、人間や動物等が装着可能な所定の模様又は形状を有するゼッケン、複数のぬいぐるみ、身体に装着可能なもの等、形状を識別できるものであれば、組み合わせは問わない。また、手部同士という限定もされない。すなわち、手の形状及び服の形状の組み合わせというように、組み合わせ方に制限はない。
【0171】
上記では、左右の手部を使った人間のポーズについて説明したが、これに限定されない。例えば、所定の人数で同じポーズを作り上げ、複数の撮像部で撮像した場合に、所定の効果を重畳した画像を生成するようにしてもよい。
【0172】
上記の説明では、システム4が撮像した複数の画像から被写体を識別したが、これに限定されない。例えば、システム4が事前に、ユーザから被写体及び/又は効果の選択を受け付ける、条件入力部509を備えていてもよい。このようにすることで、被写体を識別する精度を高めることができ、かつ、ユーザが好む効果を主体的に生じさせることができ、満足度を高めることができる。
【0173】
上記の説明では、人間の手部を使って説明したが、これに限定されない。例えば、異なる競泳会場において実施される水泳大会に適用してもよい。各競泳会場において端末装置5は、プールの形状及び競泳選手を撮像する。撮像した画像をサーバ装置3へ送信する。サーバ装置3は、集まった複数の画像からプールの形状及び競泳選手を識別し、いずれかの撮像画像に、競泳選手のゴースト画像を重畳して表示してもよい。すなわち、集合することなく同一の大会を開催することができ、すべての競泳選手が集まっているかのようにユーザに画像を提供することができる。
【0174】
上記の説明では 、システム4が撮像した画像から被写体を識別し、同じ画像に対して所定の効果を重畳した画像を生成したが、これに限定されない。例えば、被写体を識別した画像と、所定の効果を重畳する画像とが異なる画像であってもよい。
【0175】
第十一の実施の形態の一側面として、従来にない新しい趣向性を生むプログラムを提供することができる。
【0176】
第十一の実施の形態の一側面として、識別した二以上の被写体の形状が所定の条件を満たした場合に撮影した画像に所定の効果を重畳した画像を生成することで、被写体の形状を組み合わせたときに予測できない効果を生じさせることができ、従来にない趣向性を提供することができる。
【0177】
第十一の実施の形態の一側面として、複数の端末の撮像部により撮像した複数の画像から二以上の被写体を識別し、かつ、識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、撮像したいずれかの画像に所定の効果を重畳した画像を生成することで、離れた場所の画像同士を組み合わせたときに予測できない効果を生じさせることができ、従来にない趣向性を提供することができる。
【0178】
第十一の実施の形態において、「撮像部」、「撮像部を備える」、「画像」、「被写体」、「効果」、及び「重畳」は、それぞれ第一の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。「形状」は、第二の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。「端末装置」及び「サーバ装置」は、第九の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0179】
[第十二の実施の形態]
本発明の第十二の実施の形態の概要について説明する。以下では、第十二の実施の形態として、撮像部と、マイク又は受信機を含む入力部とを備えるコンピュータ装置において実行されるプログラムを例示して説明する。
【0180】
第十二の実施の形態におけるコンピュータ装置の構成は、第一の実施の形態におけるコンピュータ装置の構成に関する内容及び
図1に示す内容を必要な範囲で採用できる。第十二の実施の形態におけるプログラム実行処理は、第一の実施の形態におけるプログラム実行処理に関する内容及び
図2に示す内容を必要な範囲で採用できる。
【0181】
識別部は、入力部による入力から二以上の対象を識別する機能を有する。画像生成部は、識別した二以上の対象が所定の条件を満たした場合に、撮像部により撮像した画像に所定の効果を重畳した画像を生成する機能を有する。
【0182】
上述の説明では入力部による入力から二以上の対象を識別する例を挙げたが、これに限定されない。例えば、撮像部により撮像された画像と、入力部により入力された音とを識別し、所定の効果を重畳出力するようにしてもよい。すなわち、入力は撮像部による画像情報以外の形態であってよい。例えば、受信機により受信した情報と、周囲の音声とを組み合わせて識別して、所定の効果を生じさせるようにしてもよい。
【0183】
第十二の実施の形態の一側面として、従来にない新しい趣向性を生むプログラムを提供することができる。
【0184】
第十二の実施の形態において、「コンピュータ装置」、「撮像部」、「撮像部を備える」、「画像」、「被写体」、「効果」、及び「重畳」は、それぞれ第一の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0185】
[第十三の実施の形態]
本発明の第十三の実施の形態の概要について説明する。以下では、第十三の実施の形態として、撮像部と、マイク又は受信機を含む入力部とを備える端末装置と、該端末装置と通信により接続可能なサーバ装置とを備えるシステムを例示して説明する。
【0186】
第十三の実施の形態におけるシステム構成は、第九の実施の形態におけるシステム構成に関する内容及び
図15に示す内容を必要な範囲で採用できる。第十三の実施の形態における実行処理は、第九の実施の形態における実行処理に関する内容及び
図16に示す内容を必要な範囲で採用できる。
【0187】
識別部は、入力部による入力から二以上の対象を識別する機能を有する。画像生成部は、識別した二以上の対象が所定の条件を満たした場合に、撮像部により撮像した画像に所定の効果を重畳した画像を生成する機能を有する。
【0188】
上述の説明では入力部による入力から二以上の対象を識別する例を挙げたが、これに限定されない。例えば、撮像部により撮像された画像と、入力部により入力された音とを識別し、所定の効果を重畳出力するようにしてもよい。すなわち、入力は撮像部による画像情報以外の形態であってよい。例えば、受信機により受信した情報と、周囲の音声とを組み合わせて識別して、所定の効果を生じさせるようにしてもよい。
【0189】
第十三の実施の形態の一側面として、従来にない新しい趣向性を生むプログラムを提供することができる。
【0190】
第十三の実施の形態において、「撮像部」、「撮像部を備える」、「画像」、「被写体」、「効果」、及び「重畳」は、それぞれ第一の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0191】
[付記]
上で述べた実施の形態の説明は、下記の発明を、発明の属する分野における通常の知識を有する者がその実施をすることができるように記載した。
【0192】
[1] 撮像部を備えるコンピュータ装置において実行されるプログラムであって、
前記コンピュータ装置に、
前記撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する識別機能、
識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する画像生成機能
を実現させるプログラム。
【0193】
[2] 前記識別機能が、前記第一画像から二以上の被写体のそれぞれの形状を識別し、
前記画像生成機能が、識別した被写体それぞれの形状が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する、[1]に記載のプログラム。
【0194】
[3] 前記識別機能が、前記第一画像から二以上の被写体のそれぞれの形状を識別するものであって、
前記コンピュータ装置にさらに、
所定の形状を有する被写体を計数する計数機能
を実現させ、
前記画像生成機能が、識別した二以上の被写体の形状が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に、計数した数に応じた所定の効果を重畳した画像を生成する、[1]又は[2]に記載のプログラム。
【0195】
[4] 前記画像生成機能が、画像内の被写体の位置関係に基づいて、前記第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する、[1]~[3]のいずれかに記載のプログラム。
【0196】
[5] 前記コンピュータ装置が音出力部を備え、
前記コンピュータ装置にさらに、
識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、所定の音を発音する発音機能
を実現させる、[1]~[4]のいずれかに記載のプログラム。
【0197】
[6] 前記コンピュータ装置が複数の撮像部を備えるものであり、
前記識別機能が、複数の撮像部により撮像した複数の画像のうち一以上の画像から二以上の被写体を識別し、
前記画像生成機能が、識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、撮像したいずれかの画像、又は、撮像したいずれかの画像とは異なる、複数の撮像部により撮像した画像のうち一以上の画像に所定の効果を重畳した画像を生成する、[1]~[5]のいずれかに記載のプログラム。
【0198】
[7] 前記所定の効果が、前記被写体の位置を移動させるように促す画像である、[1]~[6]のいずれかに記載のプログラム。
【0199】
[8] 前記被写体が、人が装着可能な物体である、[1]~[7]のいずれかに記載のプログラム。
【0200】
[9] 前記コンピュータ装置にさらに、
前記撮像部により所定の期間内に撮像した画像を時系列順に記憶する画像記憶機能
を実現させ、
前記画像生成機能が、記憶した複数の画像のうち一以上の画像において、識別した二以上の被写体が所定の条件を満たす場合に、前記記憶した画像、又は、記憶した画像とは異なる、前記撮像部により撮像した画像に所定の効果を重畳した画像を生成する、[1]~[8]のいずれかに記載のプログラム。
【0201】
[10] 前記コンピュータ装置にさらに、
前記所定の条件に関する入力を受け付ける条件入力機能
を実現させる、[1]~[9]のいずれかに記載のプログラム。
【0202】
[11] [1]~[10]のいずれかのプログラムをインストールしたコンピュータ装置。
【0203】
[12] 撮像部を備えるコンピュータ装置において実行する制御方法であって、
前記撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する工程と、
識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する工程と
を有する制御方法。
【0204】
[13] 撮像部を備える端末装置と、該端末装置と通信により接続可能なサーバ装置とを備えるシステムにおけるサーバ装置において実行されるプログラムであって、
前記サーバ装置に、
前記撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する識別機能、
識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する画像生成機能
を実現させるプログラム。
【0205】
[14] 前記システムは、複数の端末装置を備えるものであり、
前記識別機能が、複数の端末の撮像部により撮像した複数の画像のうち一以上の画像から二以上の被写体を識別し、
前記画像生成機能が、識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、撮像したいずれかの画像、又は、前記撮像したいずれかの画像とは異なる、複数の端末の撮像部により撮像した画像のうち一以上の画像に所定の効果を重畳した画像を生成する、[13]に記載のプログラム。
【0206】
[15] [13]又は[14]のプログラムをインストールしたサーバ装置。
【0207】
[16] 撮像部を備える端末装置と、該端末装置と通信により接続可能なサーバ装置とを備えるシステムであって、
前記撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する識別機能と、
識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する画像生成機能と
を備えるシステム。
【0208】
[17] 撮像部を備える端末装置と、該端末装置と通信により接続可能なサーバ装置とを備えるシステムにおける端末装置において実行されるプログラムであって、
前記端末装置に、
前記撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する識別機能、
識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する画像生成機能
を実現させるプログラム。
【0209】
[18] [17]のプログラムをインストールした端末装置。
【0210】
[19] 撮像部を備える端末装置と、該端末装置と通信により接続可能なサーバ装置とを備えるシステムにおけるサーバ装置において実行する制御方法であって、
前記撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する工程と、
識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する工程と
を有する制御方法。
【0211】
[20] 撮像部を備える端末装置と、該端末装置と通信により接続可能なサーバ装置とを備えるシステムにおいて実行する制御方法であって、
前記撮像部により撮像した第一画像から二以上の被写体を識別する工程と、
識別した二以上の被写体が所定の条件を満たした場合に、該第一画像、又は、第一画像とは異なる、前記撮像部により撮像した第二画像に所定の効果を重畳した画像を生成する工程と
を有する制御方法。
【0212】
[21] 撮像部と、マイク又は受信機を含む入力部とを備えるコンピュータ装置において実行されるプログラムであって、
前記コンピュータ装置に、
前記入力部による入力から二以上の対象を識別する識別機能、
識別した二以上の対象が所定の条件を満たした場合に、撮像部により撮像した画像に所定の効果を重畳した画像を生成する画像生成機能
を実現させるプログラム。
【0213】
[22] 撮像部と、マイク又は受信機を含む入力部とを備えるコンピュータ装置であって、
前記入力部による入力から二以上の対象を識別する識別手段と、
識別した二以上の対象が所定の条件を満たした場合に、撮像部により撮像した画像に所定の効果を重畳した画像を生成する画像生成手段と
を備えるコンピュータ装置。
【0214】
[23] 撮像部と、マイク又は受信機を含む入力部とを備えるコンピュータ装置において実行される制御方法であって、
前記入力部による入力から二以上の対象を識別する工程と、
識別した二以上の対象が所定の条件を満たした場合に、撮像部により撮像した画像に所定の効果を重畳した画像を生成する工程と
を有する制御方法。
【0215】
[24] 撮像部と、マイク又は受信機を含む入力部とを備える端末装置と、該端末装置と通信により接続可能なサーバ装置とを備えるシステムにおけるサーバ装置において実行されるプログラムであって、
前記サーバ装置に、
前記入力部による入力から二以上の対象を識別する識別機能、
識別した二以上の対象が所定の条件を満たした場合に、撮像部により撮像した画像に所定の効果を重畳した画像を生成する画像生成機能
を実現させるプログラム。
【0216】
(low)
[25] [24]のプログラムをインストールしたサーバ装置。
【0217】
[26] 撮像部と、マイク又は受信機を含む入力部とを備える端末装置と、該端末装置と通信により接続可能なサーバ装置とを備えるシステムであって、
前記入力部による入力から二以上の対象を識別する識別手段と、
識別した二以上の対象が所定の条件を満たした場合に、撮像部により撮像した画像に所定の効果を重畳した画像を生成する画像生成手段と
を備えるシステム。
【0218】
[27] 撮像部と、マイク又は受信機を含む入力部とを備える端末装置と、該端末装置と通信により接続可能なサーバ装置とを備えるシステムにおける端末装置において実行されるプログラムであって、
前記端末装置に、
前記入力部による入力から二以上の対象を識別する識別機能、
識別した二以上の対象が所定の条件を満たした場合に、撮像部により撮像した画像に所定の効果を重畳した画像を生成する画像生成機能
を実現させるプログラム。
【0219】
(low)
[28] [27]のプログラムをインストールした端末装置。
【0220】
[29] 撮像部と、マイク又は受信機を含む入力部とを備える端末装置と、該端末装置と通信により接続可能なサーバ装置とを備えるシステムにおけるサーバ装置において実行する制御方法であって、
前記入力部による入力から二以上の対象を識別する工程と、
識別した二以上の対象が所定の条件を満たした場合に、撮像部により撮像した画像に所定の効果を重畳した画像を生成する工程と
を有する制御方法。
【0221】
[30] 撮像部と、マイク又は受信機を含む入力部とを備える端末装置と、該端末装置と通信により接続可能なサーバ装置とを備えるシステムにおいて実行する制御方法であって、
前記入力部による入力から二以上の対象を識別する工程と、
識別した二以上の対象が所定の条件を満たした場合に、撮像部により撮像した画像に所定の効果を重畳した画像を生成する工程と
を有する制御方法。
【符号の説明】
【0222】
1 :コンピュータ装置
2 :通信ネットワーク
3 :サーバ装置
4 :システム
5 :端末装置