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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022185625
(43)【公開日】2022-12-15
(54)【発明の名称】ジョイント端子
(51)【国際特許分類】
   H01R 31/08 20060101AFI20221208BHJP
【FI】
H01R31/08 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021093357
(22)【出願日】2021-06-03
(71)【出願人】
【識別番号】395011665
【氏名又は名称】株式会社オートネットワーク技術研究所
(71)【出願人】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000497
【氏名又は名称】弁理士法人グランダム特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】野崎 新史
(72)【発明者】
【氏名】中村 英人
(72)【発明者】
【氏名】宮村 哲矢
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 大亮
(57)【要約】
【課題】大型化を抑制して嵌合を行うことが可能なジョイント端子を提供する。
【解決手段】ジョイント端子10は、金属製の板材であって、基部26と、基部26から前方に突出する複数の接続部27と、複数の接続部27の周りを囲んで前後方向に延びるガイド部38と、を備える。相手側のコネクタ90は、ガイド部38内に嵌合される。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属製の板材であって、
基部と、
前記基部から前方に突出する複数の接続部と、
複数の前記接続部の周りを囲んで前後方向に延びるガイド部と、
を備えるジョイント端子。
【請求項2】
前記ガイド部は、第1板部と、前記第1板部の両端から起立する一対の第2板部と、一対の前記第2板部のうちの一方から他方に向けて突出する第3板部と、を一体に有している、請求項1に記載のジョイント端子。
【請求項3】
複数の前記接続部は、折り返し形状の前記基部を介して前記第3板部に連結されている、請求項2に記載のジョイント端子。
【請求項4】
前記第3板部は、相手側の弾性ロック部と係止可能な固定のロック部を有している、請求項2または請求項3に記載のジョイント端子。
【請求項5】
全体が単一の前記板材で構成されている、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のジョイント端子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ジョイント端子に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バスバーとハウジングとを備えたジョイントコネクタが開示されている。バスバーは、金属製のジョイント端子であって、本体部と、本体部から前方に突出する複数の分岐端子部と、を有している。ハウジングは、合成樹脂製であって、コネクタ嵌合室とバスバー挿入口とを有している。バスバーは、バスバー挿入口からコネクタ嵌合室に挿入され、ハウジングに収容される。ハウジングのコネクタ嵌合室にはバスバー挿入口とは反対側から他のコネクタが挿入される。他のコネクタには複数の接続端子が収容されている。各接続端子は、各分岐端子部に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005-149934号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の場合、ジョイントコネクタと他のコネクタとの嵌合に際し、バスバーとは別にハウジングが必要であり、その分、大型化するといった問題がある。
【0005】
そこで、本開示は、大型化を抑制して嵌合を行うことが可能なジョイント端子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のジョイント端子は、金属製の板材であって、基部と、前記基部から前方に突出する複数の接続部と、複数の前記接続部の周りを囲んで前後方向に延びるガイド部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、大型化を抑制して嵌合を行うことが可能なジョイント端子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、本実施形態のジョイント端子の斜視図である。
図2図2は、ジョイント端子の並列部に雌ハウジングが嵌合された状態を示す斜視図である。
図3図3は、ジョイント端子の並列部および本体部にそれぞれ雌ハウジングおよび相手側のコネクタが嵌合された状態を示す斜視図である。
図4図4は、ジョイント端子の本体部に相手側のコネクタが嵌合された状態を示す側断面図である。
図5図5は、ジョイント端子の本体部の側面図である。
図6図6は、ジョイント端子の本体部の正面図である。
図7図7は、ジョイント端子の本体部の平面図である。
図8図8は、ジョイント端子の本体部の展開図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のジョイント端子は、
(1)金属製の板材であって、基部と、前記基部から前方に突出する複数の接続部と、複数の前記接続部の周りを囲んで前後方向に延びるガイド部と、を備える。
このジョイント端子は、各接続部の周りがガイド部で囲まれるため、ガイド部に相手側のコネクタを嵌合させ、相手側のコネクタに収容された各相手端子を各接続部に接続させることができる。この構成によれば、各接続部の周りがハウジングで囲まれる場合に比べて小型化を実現することが可能となる。
【0010】
(2)前記ガイド部は、第1板部と、前記第1板部の両端から起立する一対の第2板部と、一対の前記第2板部のうちの一方から他方に向けて突出する第3板部と、を一体に有しているのが好ましい。
このジョイント端子は、板材の折り曲げ加工によってガイド部を容易に形成することができる。
【0011】
(3)複数の前記接続部は、折り返し形状の前記基部を介して前記第3板部に連結されていると良い。
このジョイント端子は、板材の折り曲げ加工によって基部および各接続部を容易に形成することができる。また、相手側のコネクタが第3板部に対向して配置されることにより、コネクタの浮き上がりや傾きを防止することができる。
【0012】
(4)前記第3板部は、相手側の弾性ロック部と係止可能な固定のロック部を有していると良い。
このジョイント端子は、ロック部が弾性ロック部を係止することで、弾性ロック部を有する相手側のコネクタとの嵌合状態を維持することができる。特に、金属製の固定のロック部であれば、弾性ロック部の弾性力を安定して受けることができる。
【0013】
(5)全体が単一の前記板材で構成されていると良い。
このジョイント端子は、複数の接続部の周りをガイド部で囲むといった構造であっても、部品点数を増加させることがない。
【0014】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0015】
本実施形態のジョイント端子10は、例えば、車両における導電路の分岐部分に使用される。このジョイント端子10は、全体が導電金属製の板材によって形成されている。なお、以下のジョイント端子10の具体的な構造の説明において、前後方向Xについては、ジョイント端子10が相手側のコネクタ90と対向する側を前側とし、その反対側を後側とする。上下方向Zは、高さ方向と同義であって、図1図6の上下方向を基準とする。左右方向Yは、幅方向と同義であって、図6および図8の左右方向を基準とする。本実施形態の場合、ジョイント端子10を正面視した場合における図6の右側を、「一側」と称し、図6の左側を、「他側」と称する。これらの方向は、説明の便宜上定めたものに過ぎず、使用時の態様を限定するわけではない。
【0016】
ジョイント端子10は、図1に示すように、本体部11と、並列部12と、本体部11および並列部12を連結する連結部13と、を有している。本体部11と並列部12とは連結部13から分岐される。連結部13は、平板状をなし、板面を上下方向に向けて配置されている。連結部13には、取付片14が後方に突出して形成されている。取付片14は、車体に固定される。
【0017】
並列部12は、左右方向において本体部11と並んで配置されている。並列部12は、連結部13の前縁の他側から立ち上がる付け根部15と、付け根部15の上縁に連なって左右方向に延びる下板部16と、下板部16の上方において下板部16と平行に対向する上板部17と、上板部17および下板部16のそれぞれの他側縁をつなぐ側板部18と、を有している。さらに、並列部12は、上板部17および下板部16のそれぞれから前方に突出する複数の接続片19を有している。各接続片19は、上板部17および下板部16のそれぞれの前縁において一定間隔で左右方向に並んで配置されている。
【0018】
並列部12には、図2に示すように、ジョイント端子10とは別体の雌ハウジング80が嵌合される。雌ハウジング80は、合成樹脂製であって、扁平矩形状の外観をなしている。雌ハウジング80の内側には、装着部81と図示しない複数の端子収容部とが互いに連通して形成されている。装着部81は、雌ハウジング80の後面に開口し、各端子収容部は、雌ハウジング80の前面に開口している。下板部16および上板部17は、雌ハウジング80の装着部81に後方から挿入されて抜け止めされる。各接続片19は、雌ハウジング80の各端子収容部に突出して配置される。なお、雌ハウジング80の各端子収容部には、前方から図示しない雌端子が挿入されて収容される。各接続片19は各雌端子に接続される。各雌端子は電線100の端末部に接続されている。
【0019】
本体部11は、連結部13の前縁の一側から立ち上がる根元部21と、根元部21の上縁から前方に延びる第1板部22と、第1板部22の左右両縁からそれぞれ起立する、一側および他側の第2板部23、24と、一側の第2板部23から他側の第2板部24に向けて突出する第3板部25と、を一体に有している。さらに、本体部11は、第3板部25の後縁から下方に突出する基部26と、基部26の前下縁から前方に突出する複数の接続部27と、を一体に有している。根元部21は、付け根部15と同様、左右方向に幅広の形状であって、板面を前後方向に向けて配置されている。
【0020】
第1板部22は、左右方向に沿った平板状をなし、板面を上下方向に向けて配置されている。第1板部22は、根元部21を介して連結部13よりも一段高く配置されている。なお、ジョイント端子10は、連結部13の一側部から根元部21を経て第1板部22の後端部に至る部分と、連結部13の他側部から付け根部15を経て下板部16の後端部に至る部分と、に複数の突条部28が延びるように形成されている。
【0021】
一側の第2板部23は、図6に示すように、第1板部22の一側縁に対し、折り曲げ部29を介して直交して立ち上がるように連結されている。一側の第2板部23は、上下方向に沿った平板状をなし、板面を左右方向に向けて配置されている。
【0022】
一側の第2板部23の上縁には、図1および図5に示すように、上下方向に沿った段差32が形成されている。一側の第2板部23の上縁のうち、段差32を介して後側に位置する後部上縁は、前側に位置する前部上縁よりも一段低い位置に配置されている。
【0023】
他側の第2板部24は、図6に示すように、第1板部22の他側縁における後部を除く部分に対し、折り曲げ部31を介して直交して立ち上がるように連結されている。他側の第2板部24は、一側の第2板部23と同様、上下方向に沿った平板状をなし、板面を左右方向に向けて配置されている。他側の第2板部24は、図1および図5に示すように、前後方向において、一側の第2板部23よりも短く形成されている。他側の第2板部24の上縁は、前後方向に沿って配置され、一側の第2板部23の前部上縁よりも低い位置に配置されている。
【0024】
第3板部25は、図1に示すように、一側の第2板部23の後部上縁となる曲げ縁35から他側に延びる連結端部33と、連結端部33から前方に突出する覆い部34と、を有している。連結端部33の他側縁は、左右方向において他側の第2板部24よりも一側に控えて配置されている。また、連結端部33と他側の第2板部24とは、前後方向に位置ずれしている。連結端部33の上面は、図6に示すように、連結端部33の厚み分、他側の第2板部24の上縁よりも高い位置に配置されている。
【0025】
覆い部34は、図7に示すように、平板状をなし、連結端部33の左右方向の中間部から前方に延び、板面を上下方向に向けて配置されている。覆い部34と第1板部22とは、上下方向に間隔を置いて平行に配置されている。
【0026】
覆い部34は、左右方向の中間部に、上方に膨出するように屈曲するロック部36を有している。ロック部36は、図6に示すように、正面視台形状をなし、左右方向に沿った上壁部分に、上下方向に貫通するロック孔37を有している。ロック孔37は、図1に示すように、ロック部36の上壁部分に平面視矩形に開口している。
【0027】
第1板部22、各第2板部23、24および第3板部25は、相手側のコネクタ90を案内可能なガイド部38として構成される。ガイド部38は、連結端部33の他側縁と他側の第2板部24との間に隙間が存在するものの、全体として見れば、断面矩形のフード状をなしている。
【0028】
基部26は、図5に示すように、第3板部25に連なる前上縁から各接続部27に連なる前下縁にかけて後方に湾曲しつつ断面U字形に折り返された形状になっている。基部26は、連結端部33の後縁における一側の端部を除く部分に連なり、連結端部33の下方において、連結端部33と平行に対向する平板部39を有している。各接続部27は、タブ状をなし、図6に示すように、基部26の平板部39の前縁において一定間隔で左右方向に並んだ状態で、平板部39の前縁から前方に突出している。
【0029】
相手側のコネクタ90は、図4に示すように、相手ハウジング91と、相手端子99と、を備えている。相手ハウジング91は、合成樹脂製であって、扁平矩形状の外観をなしている。相手ハウジング91には、相手端子99を収容可能な複数のキャビティ92が形成されている。また、相手ハウジング91は、各キャビティ92の上壁部分に、前後方向に貫通するロック空間部93と、ロック空間部93の上方において左右方向に架け渡される梁部94と、梁部94から後方に突出する弾性ロック部95と、を有している。弾性ロック部95は、梁部94との連結部位を支点として上下方向に撓み変形可能とされている。弾性ロック部95の先端部には、ロック空間部93側に突出する爪状のロック突起96が形成されている。相手ハウジング91には、図3に示すように、他側の第2板部24と対応する側面に、前後方向に長く延びるリブ97が形成されている。相手端子99は、導電金属製の雌型端子であって、筒状の箱部98を有している。箱部98には、対応する接続部27が挿入されて接続される。そして、相手端子99は、電線100の端末部に接続されている。
【0030】
次に、本実施形態のジョイント端子10の製造方法および組み付け方法を説明する。
ジョイント端子10は、図8に示すように、展開状態にある一枚の板材を折り曲げて形成される。本体部11を形成する際には、基部26と対応する部分を折り曲げて、第3板部25と各接続部27とを形成し、次いで、折り曲げ部29,31および曲げ縁35を境として順次折り曲げることで、第1板部22、各第2板部23、24および第3板部25からなるガイド部38をフード状に形成する。
【0031】
並列部12には、図2に示すように、予め雌ハウジング80が嵌合される。各接続片19は、雌ハウジング80によって周囲を取り囲まれた状態になる。これに対し、各接続部27は、ガイド部38の内側に配置され、第1板部22、各第2板部23、24および第3板部25によって周囲を取り囲まれている。
【0032】
続いて、図3に示すように、本体部11のガイド部38に前方から相手側のコネクタ90が嵌合される。ここで、相手ハウジング91には予め相手端子99が収容されている。コネクタ90の嵌合過程において、相手ハウジング91は、一側または他側の第2板部23、24に接することによって左右方向への動きが規制される。また、相手ハウジング91は、第1板部22に接することによって下方への動きが規制され、第3板部25に接することによって上方への動きが規制される。このようにしてコネクタ90の嵌合動作がガイド部38によって案内される。
【0033】
相手ハウジング91のリブ97は、他側の第2板部24の上縁に沿って接触するように配置される。仮に、コネクタ90が正規とは反対側の嵌合姿勢をとっていると、リブ97が一側の第2板部23の前縁に突き当たり、コネクタ90の嵌合動作が停止される。よって、コネクタ90が誤った嵌合姿勢でガイド部38に挿入される事態を回避することができる。
【0034】
また、コネクタ90がガイド部38に挿入されるときには、第3板部25も相手ハウジング91のロック空間部93に挿入されて嵌合される。コネクタ90の挿入過程において、ロック突起96がロック部36の上壁部分の上面を摺動し、弾性ロック部95が撓み変形させられる。コネクタ90の挿入完了時に、弾性ロック部95が弾性復帰し、図4に示すように、ロック突起96がロック孔37に嵌まり込む。これにより、コネクタ90は、ガイド部38に嵌合状態に保持される。コネクタ90がガイド部38に正規に嵌合されると、各相手端子99が各接続部27に電気的に接続されて短絡される。
【0035】
ここで、本実施形態とは違って、本体部11と並列部12とが連結部13に連なる共通の付け根部分を有する構造を想定する。その場合、コネクタ90および雌ハウジング80から引き出された各電線100の振動力が共通の付け根部分に直接伝わり、付け根部分に応力が集中する懸念がある。その点、本実施形態の場合、本体部11と並列部12とがそれぞれに対応する根元部21と付け根部15とを介して連結部13に個別に連結されている。このため、本実施形態のジョイント端子10は、設置安定性に優れたものとなる。
【0036】
以上説明したように、本実施形態によれば、相手側のコネクタ90がジョイント端子10のガイド部38に嵌合され、各相手端子99が各接続部27に接続されるので、各接続部27を包囲するハウジングが不要となり、ガイド部38を有する本体部11側の構造を小型化することができる。また、ガイド部38が第1板部22と各第2板部23、24と第3板部25とを一体に有しているため、ガイド部38を折り曲げ加工によって容易に形成することができる。さらに、ジョイント端子10の全体が単一の板材で構成されているため、複数の接続部27の周りをガイド部38で囲むといった構造であっても、部品点数を増加させることがない。
【0037】
また、第3板部25が相手ハウジング91のロック空間部93に挿入され、相手ハウジング91の上壁部分が第3板部25に対向して配置されるため、コネクタ90の浮き上がりや傾きを防止することができる。
さらに、弾性ロック部95が第3板部25に形成された固定のロック部36に係止されるため、弾性ロック部95の弾性力がロック部36に安定して受け止められる。
【0038】
[本開示の他の実施形態]
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。
上記実施形態の場合、ガイド部は、第1板部、各第2板部および第3板部によって全体としてフード状に形成されていた。しかし、他の実施形態として、ガイド部は、相手側のコネクタを案内可能な形状であれば良く、例えば、各第2板部のうちの一方を省略しても良い。
上記実施形態の場合、ジョイント端子は、連結部から本体部と並列部とが分岐して形成される構造であった。しかし、他の実施形態として、ジョイント端子は、並列部を有しない構造であっても良い。
上記実施形態の場合、ロック部は、第3板部に一体に設けられていた。しかし、他の実施形態として、ロック部は、第3板部とは別体または別の部位に設けられていても良い。
上記実施形態の場合、ジョイント端子の全体が単一の板材で構成されていた。しかし、他の実施形態として、ジョイント端子は、2部材以上の部材を組み合わせて構成されるものであっても良い。例えば、各接続部を有する部材とガイド部を有する部材とが別々に設けられていても良い。
【符号の説明】
【0039】
10…ジョイント端子
11…本体部
12…並列部
13…連結部
14…取付片
15…付け根部
16…下板部
17…上板部
18…側板部
19…接続片
21…根元部
22…第1板部
23…一側の第2板部
24…他側の第2板部
25…第3板部
26…基部
27…接続部
28…突条部
29,31…折り曲げ部
32…段差
33…連結端部
34…覆い部
35…曲げ縁
36…ロック部
37…ロック孔
38…ガイド部
39…平板部
80…雌ハウジング
81…装着部
90…相手側のコネクタ
91…相手ハウジング
92…キャビティ
93…ロック空間部
94…梁部
95…弾性ロック部
96…ロック突起
97…リブ
98…箱部
99…相手端子
100…電線
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8