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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022186040
(43)【公開日】2022-12-15
(54)【発明の名称】棚部材
(51)【国際特許分類】
   A47F 5/00 20060101AFI20221208BHJP
   A47B 96/02 20060101ALI20221208BHJP
   A47B 57/42 20060101ALI20221208BHJP
【FI】
A47F5/00 C
A47F5/00 B
A47B96/02 J
A47B57/42 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021094057
(22)【出願日】2021-06-04
(71)【出願人】
【識別番号】000209223
【氏名又は名称】棚橋工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】森 浩司
(72)【発明者】
【氏名】川合 省司
【テーマコード(参考)】
3B118
【Fターム(参考)】
3B118AA14
3B118BA08
3B118BB04
3B118BB11
3B118BB15
3B118CA10
3B118CA12
(57)【要約】
【課題】スライド解除部を棚板部の下方へ飛び出させにくい構造を備えた棚部材を提供する。
【解決手段】
ブラケット100と、レール部材600と、棚板部400を取り付ける棚板取付部500とを備えた棚部材700であって、両側のブラケット100の末端101側に掛け渡されて、当該末端101側を互いに連結して固定する連結部200と、両側のブラケット100の先端102側に掛け渡されて、当該先端102側に回動可能に連結されたスライド解除部300と、を備え、前記スライド解除部300を操作することによって、前記棚板取付部500に取り付けられる前記棚板部400を前記レール部材600に沿ってスライド可能な状態と、スライド出来ないように固定した状態と、に変更できることを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブラケットと、レール部材と、棚板部を取り付ける棚板取付部とを備えた棚部材であって、
両側のブラケットの末端側に掛け渡されて、当該末端側を互いに連結して固定する連結部と、
両側のブラケットの先端側に掛け渡されて、当該先端側に回動可能に連結されたスライド解除部と、を備え、
前記スライド解除部を操作することによって、前記棚板取付部に取り付けられる前記棚板部を前記レール部材に沿ってスライド可能な状態と、スライド出来ないように固定した状態とに変更できることを特徴とする棚部材。
【請求項2】
前記スライド解除部は、前記棚板取付部に取り付けられる棚板部の下端よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の棚部材。
【請求項3】
前記棚板取付部は、前記棚板部を取り付けるための取付溝を複数備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の棚部材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、店舗等で商品を陳列するための陳列棚に用いられる棚部材に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、特許文献1に示すような商品を陳列するための商品陳列棚は、ブラケットと、当該ブラケットに支持される棚板部とを備えた棚部材を、支柱に取り付けて設置していた。また、棚部材がぐらつかないように剛性を持たせるため、両側のブラケットの先端側に掛け渡されて、当該先端側を互いに連結して固定する連結部が設けられていた。さらに、棚板部とブラケットの間にはレール部材が設けられており、棚板部を前後方向にスライド可能に構成されていた。
【0003】
ところで、従業員等が棚板部の上に商品の陳列等を行う場合は、棚板部を前後方向にスライドする必要があり、その際は、棚部材の前端側に設けられたスライド解除部を解除していた。このスライド解除部は、連結部を利用して取り付けられており、従業員等が回動させる等の操作を行うことで、ロックを解除できる。ただ、スライド解除部は、棚板部の裏側の連結部周辺の狭い空間に取り付けられているため、棚板部の裏側から下側に飛び出している場合がある。すると、複数段の棚部材を備えた商品陳列棚では、下側の棚部材の陳列スペースを、上側の棚板部の裏側から下方に飛び出したスライド解除部が狭めてしまうという問題があった。また、スライド解除部が棚板部の裏側から下方に飛び出しているため、見た目が悪いという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009-273858号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本願発明は上記問題に鑑み、スライド解除部を棚板部の下方へ飛び出させにくい構造を備えた棚部材を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明の棚部材は、ブラケットと、レール部材と、棚板部を取り付ける棚板取付部とを備えた棚部材であって、両側のブラケットの末端側に掛け渡されて、当該末端側を互いに連結して固定する連結部と、両側のブラケットの先端側に掛け渡されて、当該先端側に回動可能に連結されたスライド解除部と、を備え、前記スライド解除部を操作することによって、前記棚板取付部に取り付けられる前記棚板部を前記レール部材に沿ってスライド可能な状態と、スライド出来ないように固定した状態とに変更できることを特徴とする。
【0007】
上記特徴によれば、連結部がブラケットの末端側に設けられたことで、ブラケットの先端側には、スライド解除部を配置するためのスペースが十分に確保される。そのため、スライド解除部を棚板部の下方へ飛び出ないように配置しやすく、棚部材の下側の陳列スペースを狭くすることがない。また、スライド解除部を、棚板部の前面に隠して、棚部材の正面側からは見えないように配置しやすく、見栄えもよいのである。さらに、スライド解除部は両側のブラケットに掛け渡される構成をしているので、店員等は棚板部の正面側のどの部分からでも、スライド解除部に手指で触れて操作することができ、利便性が高いのである。
【0008】
本願発明の棚部材は、前記スライド解除部は、前記棚板取付部に取り付けられる棚板部の下端よりも上方に配置されていることを特徴とする。
【0009】
上記特徴によれば、より確実に、棚部材の下側の陳列スペースを狭くすることがなく、見栄えもよいのである。
【0010】
本願発明の棚部材は、前記棚板取付部は、前記棚板部を取り付けるための取付溝を複数備えることを特徴とする。
【0011】
上記特徴によれば、サイズや形状が異なる棚板部であっても、いずれかの取付溝を利用して取り付けることが出来るのである。
【発明の効果】
【0012】
上記に記したように、本願発明の棚部材は、スライド解除部を棚板部の下方へ飛び出させにくい構造を備えている。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本願発明の棚部材を支柱に取り付けた状態の全体斜視図である。
図2】(a)はスライド解除部の平面図、(b)はスライド解除部の正面図、(c)はスライド解除部の側面図である。
図3】(a)は棚板取付部の平面図、(b)は棚板取付部の正面図、(c)は棚板取付部の側面図である。
図4】(a)は、棚部材が支柱に取り付けられた状態の側面図、(b)は、棚部材が支柱に取り付けられた状態の正面図である。
図5】(a)は、棚板部が棚部材に取り付けられた状態の側面図、(b)は、棚板部が棚部材に取り付けられた状態の正面図である。
図6】(a)は、棚板部が前方へ引き出された状態の側面図、(b)は、棚板部が前方へ引き出された状態の正面図である。
【符号の説明】
【0014】
100 ブラケット
101 末端
102 先端
200 連結部
300 棚板取付部
400 棚板部
500 棚板取付部
600 レール部材
700 棚部材

【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本願発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照する各図の形状は、好適な形状寸法を説明する上での概念図又は概略図であり、寸法比率等は実際の寸法比率とは必ずしも一致しない。つまり、本願発明は、図面における寸法比率に限定されるものではない。
【0016】
まず、図1に本願発明の棚部材700を支柱Xに取り付けた状態について説明する。なお、図1は、棚部材700を支柱Xに取り付けた全体斜視図である。また、本明細書における上下方向とは、図1に示すように、垂直方向に設置された支柱Xに沿った上下方向を意味する。
【0017】
図1に示すように、店内の床面等に2本の支柱Xが垂直に設置されている。この支柱Xには、上下方向に複数の固定孔が形成されているので、任意の位置の係合孔にブラケット100の係止爪120を係止させて、ブラケット100を支柱Xに取り付ける。そして、長尺状の板状の連結部200が、両側のブラケット100の末端101側に掛け渡されて、末端101は互いに連結されている。この連結部200は、ブラケット100に対して動かないように(または、回動しないように)、両側のブラケット100の末端101に、しっかりと固定されており、両側のブラケット100と連結部200は、平面視略コ字状に強固に固定されている。
【0018】
また、長尺状のスライド解除部300が、両側のブラケット100の先端102側に掛け渡されている。そして、このスライド解除部300はブラケット100の先端102に回動可能に連結されている。このように、棚部材700は、両側のブラケット100と末端側の連結部200と先端側のスライド解除部300によって、枠状に組まれた基部701を備える。そして、この基部701の上から、任意の形状の棚板部400を載せて取り付ければ、棚部材700の設置が完了する。
【0019】
また、棚板部400は、ブラケット100側に固定された棚板取付部500によって固定されており、さらに、棚板取付部500とブラケット100は、レール部材600を介して連結されているので、棚板部400を、ブラケット100の長尺方向に沿って前後にスライドできるようになっている。以下では、棚部材700を構成するスライド解除部300及び棚板取付部500の構造について、詳しく説明する。
【0020】
まず、スライド解除部300の構造について、図2を参照して説明する。なお、図2(a)はスライド解除部300の平面図、図2(b)はスライド解除部300の正面図、図2(c)はスライド解除部300の側面図である。
【0021】
図2に示すように、スライド解除部300は直線状に延びる長尺状の板部材であり、両側のブラケット100の間に掛け渡すことができる長さの本体部310を備える。さらに、本体部310の両側の端部311には、後述するブラケット100の一部に係合する係合部320を備え、本体部310の前端312は、人の指を掛けることができるように、平坦面となっている。また、本体部310の前端312には、前端312から上方へ折れ曲がった屈曲面313が設けられている。
【0022】
また、本体部310の両側には軸孔330が設けられており、後述する棚板取付部500の軸部と連結されて、スライド解除部300は棚板取付部500に回動可能に連結される。なお、係合部320は爪状に尖った形状をしているが、これに限定されず、後述するブラケット100の一部に係合できるのであれば、任意の形状であってもよい。また、スライド解除部300を棚板取付部500に回動可能に連結するために、スライド解除部300は軸孔330を備えているが、これに限定されず、スライド解除部300が棚板取付部500に回動可能に連結できるのであれば、スライド解除部300が軸部を備えるなど、任意の構成であってもよい。
【0023】
次に、棚板取付部500の構造について、図3を参照して説明する。なお、図3(a)は棚板取付部500の平面図、図3(b)は棚板取付部500の正面図、図3(c)は棚板取付部500の側面図である。
【0024】
図3に示すように、棚板取付部500はブラケット100の長尺方向に沿って延びる板部材であり、上端側に棚板部400を取り付けるための取付溝510を複数備える。また、棚板取付部500の先端側には挿通孔520が設けられており、この挿通孔520には、スライド解除部300の爪状の係合部320が挿通可能になっている。さらに、挿通孔520に隣接する位置に、後述する軸部531を取り付ける取付孔532が形成されている。
【0025】
また、棚板取付部500の下端側は、上端側より内側に窪んでおり、この窪んだ箇所が、後述するレール部材600を収容して固定するレール取付部540となっている。また、レール部材600は、固定孔541に取り付けられたネジ等の固定部材によって、レール取付部540に固定される。
【0026】
では次に、スライド解除部300及び棚板取付部500を備えた棚部材700が、支柱Xに取り付けられた状態について、図4から図6を参照して詳しく説明する。なお、図4(a)は、棚部材700が支柱Xに取り付けられた状態の側面図、図4(b)は、棚部材700が支柱Xに取り付けられた状態の正面図、図5(a)は、棚板部400が棚部材700に取り付けられた状態の側面図、図5(b)は、棚板部400が棚部材700に取り付けられた状態の正面図、図6(a)は、棚板部400が前方へ引き出された状態の側面図、図6(b)は、棚板部400が前方へ引き出された状態の正面図である。
【0027】
図4に示すように、支柱Xの任意の位置の係合孔にブラケット100の係止爪120を係止させて、ブラケット100を支柱Xに取り付けている。そして、長尺状の板状の連結部200が、両側のブラケット100の末端101側に掛け渡されて、末端101側は互いに連結されている。また、棚板取付部500とブラケット100との間には、レール部材600が取り付けられている。
【0028】
さらに、長尺状のスライド解除部300が、両側のブラケット100の先端102側に掛け渡されており、スライド解除部300はブラケット100の先端102側に回動可能に連結されている。具体的には、ブラケット100に取り付けられた棚板取付部500の取付孔532に、ネジ等の軸部531を挿入し、その軸部531の先端をスライド解除部300の軸孔330に挿通させる。これにより、スライド解除部300はブラケット100の先端102側に回動可能に連結された状態となる。また、棚板取付部500は、レール部材600によってブラケット100に対して前後方向にスライド可能に構成されているが、図4に示すように、スライド解除部300の係合部320が、ブラケット100の先端102側に設けられた凹状の係合部105に係合しているため、棚板取付部500はスライド出来ないように、固定されているのである。
【0029】
また、図4に示すように、棚板取付部500がスライド出来ないように固定されている状態では、スライド解除部300の平坦な本体部310が略水平の姿勢となるように構成されている。つまり、スライド解除部300の本体部310が下方へ過度に飛び出ないように、略水平に配置されているのである。また、屈曲面313も、本体部310の前端312から上方へ向いており、下方に飛び出ないようになっている。
【0030】
なお、スライド解除部300の係合部320は、棚板取付部500の挿通孔520に挿通しているため、外力によって係合部320がズレることを防止できる。これにより、スライド解除部300の係合部320がブラケット100の係合部105に係合した状態をより確実に維持でき、外力等によって不用意に棚板取付部500がスライドしないようになっている。
【0031】
次に図5に、本願発明の棚部材700に、別途準備した棚板部400を取り付けた状態を示す。図5に示すように、棚板部400の上面401の両側から下方へ垂下した側面420の内側に、棚板取付部500の上端を宛がい、棚板部400を棚部材700に取り付けている。その際、棚板部400が棚部材700からズレないように、棚板部400の裏面側に設けられた差込部430が、取付溝510に差し込まれて嵌合している。なお、棚板部400は、用途や各製造メーカーによって、サイズや形状が異なっている。そこで、棚板取付部500は複数の取付溝510を備えることで、サイズや形状が異なる棚板部400であっても、いずれかの取付溝510に差込部430を差し込んで取り付けることが出来るようにしたのである。さらに、各取付溝510ごとに、深さや幅等の形状を変えることで、サイズや形状が異なる棚板部400に更に柔軟に対応できる。
【0032】
このように、本願発明の棚部材700では、連結部200をブラケット100の末端101側に備えている。この連結部200は、棚部材700が横方向に揺れないように剛性を持たせる役割(いわゆる、梁部材としての役割)を担うもので、両側のブラケット100に掛け渡されて互いに連結固定するものである。そして、連結部200がブラケット100の末端101側に設けられたことで、ブラケット100の先端102側には、スライド解除部300を配置するためのスペースが十分に確保される。そのため、図5に示すように、スライド解除部300を棚板部400の下方へ飛び出ないように配置しやすく、棚部材700の下側の陳列スペースYを狭くすることがない。また、スライド解除部300を、棚板部400の前面410に隠して、棚部材700の正面側からは見えないように配置しやすく、見栄えもよいのである。
【0033】
特に、スライド解除部300は、棚板部400の前面410の下端411よりも上方に配置されているため、より確実に、棚部材700の下側の陳列スペースYを狭くすることがなく、見栄えもよいのである。なお、スライド解除部300は、棚板部400に隠れるように、棚板部400の前面410の下端411よりも上方に配置されているが、これに限定されず、スライド解除部300は棚板部400から下方へ僅かに飛び出ても良い。ただ、本願発明の棚部材700では、連結部200をブラケット100の末端101側に設けたことで、ブラケット100の先端102側には、スライド解除部300を配置するためのスペースが十分に確保されているため、スライド解除部300が棚板部400から下方へ飛び出る程度が、従来よりも抑えられるのである。
【0034】
さらに、本願発明の棚部材700では、連結部200をブラケット100の末端101側のみに備えているが、これに限定されない。例えば、ブラケット100の先端102側に、スライド解除部300を配置するためのスペースが十分に確保されるのであれば、ブラケット100の先端102側であっても、スライド解除部300の後側に連結部200を更に設けるなど、適宜任意の構成を採用できる。
【0035】
では次に、棚板部400を前方へスライドさせた状態について説明する。まず、棚板部400をスライドさせる際は、スライド解除部300を操作して、棚板部400をレール部材600に沿ってスライド可能な状態にする必要がある。具体的には、店員等は指をスライド解除部300の前端312の裏面に掛けて、スライド解除部300を軸部531周りに上方へ回動させる。すると、係合部105に係合していた係合部320が、係合部105から外れるので、棚板部400をレール部材600に沿ってスライド可能な状態となるのである。そして、店員等は棚板部400の前面410側を手前に引っ張れば、図6に示すように、棚板部400はレール部材600に沿って手前にスライドするのである。なお、上方へ回動したスライド解除部300は自重により下方へ下がり、再び略水平の姿勢となっている。その状態で、棚板部400上に商品を補充するなどした後、再び、棚板部400をレール部材600に沿って後方にスライドさせる。その後方へのスライドに伴って、スライド解除部300の係合部320が、ブラケット100の先端102の上端側に当接し、スライド解除部300が軸部531周りに上方へ回動する。すると、スライド解除部300の係合部320が、ブラケット100の先端102を乗り越え、その後、自重で下方へ回動して係合部105に再び係合する。その結果、図5に示すように、棚板部400がスライド出来ないように固定された状態となるのである。
【0036】
また、図5に示すように、棚板部400を後方へスライドさせた状態では、スライド解除部300は、棚板部400の前面410に隠れて棚部材700の正面側からは見えないように配置されているので、店員等はスライド解除部300を認識することが難しく操作しにくい虞がある。しかしながら、スライド解除部300は両側のブラケット100に掛け渡される構成をしているので、店員等は棚板部400の正面側のどの部分からでも、スライド解除部300に手指で触れて操作することができ、利便性が高いのである。
【0037】
なお、本願発明の棚部材は、上記の実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲、実施形態の範囲で、種々の変形例、組み合わせが可能であり、これらの変形例、組み合わせもその権利範囲に含むものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6