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特開2022-186530情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022186530
(43)【公開日】2022-12-15
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20221208BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20221208BHJP
   G16Y 10/45 20200101ALI20221208BHJP
   G16Y 20/40 20200101ALI20221208BHJP
   G16Y 40/20 20200101ALI20221208BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q30/02 398
G16Y10/45
G16Y20/40
G16Y40/20
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021094803
(22)【出願日】2021-06-04
(71)【出願人】
【識別番号】505300841
【氏名又は名称】株式会社ZOZO
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】上田 卓矢
(72)【発明者】
【氏名】小野 健吾
(72)【発明者】
【氏名】森田 泰弘
(72)【発明者】
【氏名】安藤 文紀
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】ユーザの目標体型に沿ったサービス向上を促進すること。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、取得部と、算出部と、提供部とを備える。取得部は、ユーザの体型に関する体型情報を取得する。算出部は、取得部により取得されたユーザの体型情報と、ユーザの属性情報に基づく体型情報の統計データとの比較に基づいて、統計データに基づく標準体型との差分を算出する。提供部は、算出部により算出された差分に応じて、ユーザにとって目標となる目標体型に関する情報を提供する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの体型に関する体型情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得されたユーザの体型情報と、前記ユーザの属性情報に基づく体型情報の統計データとの比較に基づいて、当該統計データに基づく標準体型との差分を算出する算出部と、
前記算出部により算出された差分に応じて、前記ユーザにとって目標となる目標体型に関する情報を提供する提供部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記算出部は、
所定の電子商店街を管理するサーバから提供された体型情報の統計データに基づいて、前記差分を算出し、
前記提供部は、
前記所定の電子商店街で購入可能な対象物であって、前記ユーザの体型で着用可能な対象物に関する情報を提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記取得部は、
所定の電子商店街で購入された購買履歴に基づいて、評価の高い対象物を購入したユーザのうち、標準体型のユーザの体型情報を取得し、
前記提供部は、
前記評価の高い対象物と、前記標準体型の体型情報との紐づけに基づいて、前記標準体型で着用可能な評価の高い対象物に関する情報を提供する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記提供部は、
前記ユーザの体型が前記目標体型に近づくよう提案する情報とともに、前記目標体型で着用可能な対象物に関する情報を提供する
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記提供部は、
前記提供された目標体型に関する情報に対する応答結果として、前記ユーザが目標とする目標体型を設定した場合には、設定された目標体型で着用可能な対象物に関する情報を提供する
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記提供部は、
前記提供された目標体型に関する情報に対する応答結果として、前記ユーザが着用したい対象物を設定した場合には、設定された対象物に適した体型を前記ユーザが目標とする目標体型として、当該目標体型に関する情報を提供する
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記提供部は、
所定の電子商店街で利用可能な特典であって、前記ユーザが目標とする目標体型に近づくほど優遇される特典に関する情報を提供する
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
ユーザの体型に関する体型情報を取得する取得工程と、
前記取得工程により取得されたユーザの体型情報と、前記ユーザの属性情報に基づく体型情報の統計データとの比較に基づいて、当該統計データに基づく標準体型との差分を算出する算出工程と、
前記算出工程により算出された差分に応じて、前記ユーザにとって目標となる目標体型に関する情報を提供する提供工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項9】
ユーザの体型に関する体型情報を取得する取得手順と、
前記取得手順により取得されたユーザの体型情報と、前記ユーザの属性情報に基づく体型情報の統計データとの比較に基づいて、当該統計データに基づく標準体型との差分を算出する算出手順と、
前記算出手順により算出された差分に応じて、前記ユーザにとって目標となる目標体型に関する情報を提供する提供手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザに被服などの対象物を提案する技術が知られている。例えば、ユーザの身体情報から、ユーザの体型に合った対象物を提案する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-144503号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、ユーザの目標体型に沿ったサービス向上を促進することができなかった。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの目標体型に沿ったサービス向上を促進することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る情報処理装置は、ユーザの体型に関する体型情報を取得する取得部と、前記取得部により取得されたユーザの体型情報と、前記ユーザの属性情報に基づく体型情報の統計データとの比較に基づいて、当該統計データに基づく標準体型との差分を算出する算出部と、前記算出部により算出された差分に応じて、前記ユーザにとって目標となる目標体型に関する情報を提供する提供部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、ユーザの目標体型に沿ったサービス向上を促進することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る体型情報記憶部の一例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る購買履歴記憶部の一例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。
図8図8は、実施形態に係る管理サーバの構成例を示す図である。
図9図9は、実施形態に係る被服情報記憶部の一例を示す図である。
図10図10は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。
図11図11は、変形例に係る情報処理の一例を示す図である。
図12図12は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
(実施形態)
〔1.情報処理システムの構成〕
図1に示す情報処理システム1について説明する。図1に示すように、情報処理システム1は、端末装置10と、情報処理装置100と、管理サーバ200とが含まれる。端末装置10と、情報処理装置100と、管理サーバ200とは所定の通信網(ネットワークN)を介して、有線または無線により通信可能に接続される。図1は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。なお、図1に示した情報処理システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の情報処理装置100や、複数台の管理サーバ200が含まれてもよい。
【0011】
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、実施形態における処理を実現可能であれば、どのような装置であってもよい。また、端末装置10は、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等の装置であってもよい。図2に示す例においては、端末装置10がスマートフォンである場合を示す。
【0012】
端末装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイスであり、3G(Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。また、端末装置10は、液晶ディスプレイ等の画面であって、タッチパネルの機能を有する画面を有し、ユーザから指やスタイラス等によりタップ操作、スライド操作、スクロール操作等、コンテンツ等の表示データに対する各種の操作を受付けてもよい。
【0013】
図2の例では、端末装置10はユーザU11によって利用される。以下では、端末装置10をユーザU11と表記する場合がある。すなわち、以下では、ユーザU11を端末装置10と読み替えることもできる。
【0014】
情報処理装置100は、ユーザの目標体型に沿ったサービス向上を実現するための情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、情報処理装置100は、ユーザの体型情報と、ユーザの属性情報(例えば、性別や年齢や身長)に基づく体型情報の統計データとに基づいて、ユーザにとって目標となる目標体型に関する情報を提供する機能を有する。情報処理装置100は、例えば、PC、WS(Work Station)等の情報処理装置であり、管理サーバ200等からネットワークNを介して送信されてきた情報に基づいて処理を行う。
【0015】
管理サーバ200は、電子商店街を管理する情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、管理サーバ200は、電子商店街におけるユーザの購買履歴に関する情報(例えば、購入品の品目やサイズや評価)を提供する機能を有する。管理サーバ200は、例えば、PC、WS等の情報処理装置であり、端末装置10等からネットワークNを介して送信されてきた情報に基づいて処理を行う。
【0016】
なお、図1では、端末装置10と情報処理装置100と管理サーバ200とが、別装置である場合を示すが、端末装置10と情報処理装置100と管理サーバ200とが一体であってもよい。また、端末装置10と情報処理装置100と管理サーバ200とのうち、任意のいずれか2つが一体であってもよい。
【0017】
〔2.情報処理の一例〕
以下実施形態では、説明の便宜上、ユーザの目標体型で着用可能な対象物の一例として、被服を例に挙げて説明するが、この例に限られないものとする。ユーザが身に着けるものであって、ユーザの体型に応じて合うサイズが変化するものであれば、被服に限らず、どのようなものであってもよい。例えば、指輪などのジュエリーであってもよい。また、以下実施形態では、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街において、登録された一アカウントに一ユーザが紐づくものとして説明するが、この例に限られない。なお、登録された一アカウントに複数ユーザが紐づく場合の処理は、変形例で後述する。
【0018】
図2は、実施形態に係る情報処理システム1の情報処理の一例を示す図である。図2では、端末装置10を介してユーザU11に提案を行うものとする。
【0019】
情報処理装置100は、ユーザU11の体型に関する体型情報を取得する(ステップS101)。なお、情報処理装置100は、ユーザU11の体型情報をどのように取得してもよい。図2では、情報処理装置100が、ユーザU11の体型情報を、着用することにより体型情報の詳細が計測可能な被服SU11を介して取得する場合を示すが、この例に限られないものとする。例えば、情報処理装置100は、ユーザU11の体型情報を、ユーザU11の登録(入力)に基づいて取得してもよい。なお、情報処理装置100により取得される体型情報には、お腹周り、腕周り、太もも周りなどの詳細な身体サイズに関する情報に限らず、身長や体重などの情報が含まれてもよいものとする。
【0020】
情報処理装置100は、ユーザU11の属性情報に基づく複数ユーザの体型情報を取得する(ステップS102)。例えば、ユーザU11の属性情報に「性別:男性/年齢:30~35歳/身長:170~175cm」を含む場合には、情報処理装置100は、同一の属性情報を含む複数ユーザの体型情報を取得し、統計解析を行う。このように、情報処理装置100は、ユーザU11の属性情報に基づく体型情報の統計データを取得する。図2では、情報処理装置100は、統計データSD11を取得する。なお、図2では、ユーザU11の属性情報に基づく複数ユーザの体型情報が管理サーバ200から取得される場合を示すが、この例に限られず、どのように取得してもよい。また、ユーザU11の属性情報に基づく複数ユーザの体型情報が管理サーバ200から取得されない場合には、ユーザU11の属性情報は、例えば管理サーバ200から取得されてもよい。例えば、ユーザU11の属性情報は、属性データUD11から取得されてもよい。このように、ユーザU11の属性情報は、所定の電子商店街上でユーザU11が登録した登録情報に基づいて特定されてもよい。そして、ユーザU11の属性情報に基づく複数ユーザの体型情報は、例えば情報処理装置100の記憶部から取得されてもよい。
【0021】
ここで、統計データSD11を説明する。統計データSD11は、ユーザU11と同一の「性別:男性/年齢:30~35歳/身長:170~175cm」の属性情報を有するユーザの体重に関する統計データである。統計データSD11の横軸が体重を示す軸であり、縦軸が人数を示す軸である。例えば、統計データSD11では、体重が「61~70kg」のユーザの人数が6人で最も多い。このため、統計データSD11では、「61~70kg」の体重のユーザが、ユーザU11の属性情報において、最も標準的な体型情報を有するユーザとなる。なお、このような標準的な体型情報を有するユーザの体型を、以下適宜、統計データに基づく標準体型とする。情報処理装置100は、統計データSD11に基づいて、標準体型ST11を特定する。なお、図2では、説明の便宜上、統計データSD11が体重に関する統計データである場合を示すが、この例に限られず、例えば、お腹周り、腕周り、太もも周りなどの詳細な身体サイズに関するものや、お腹周り、腕周り、太もも周りなどのそれぞれの体型情報をスコア化して足し合わせた総合スコアに関するものであってもよい。なお、統計データSD11は、図2に示すようなヒストグラムに基づくデータに限らず、どのような統計データであってもよい。
【0022】
情報処理装置100は、ユーザU11の体型情報と、標準体型ST11の体型情報とを比較して、ユーザU11の体型と標準体型ST11との差分を算出する(ステップS103)。例えば、情報処理装置100は、ユーザU11の体重が80kgである場合には、標準体型ST11の「61~70kg」と比較して、差分が10~20kgと算出する。情報処理装置100は、この差分に基づいて、ユーザU11の体型が標準体型ST11と比較して、10~20kgほど重い体型であると算出する。これにより、ユーザU11は、自身の体型情報が統計的にどれくらいなのかを適切に把握することができる。なお、情報処理装置100は、差分が所定の閾値以上であるか否かに基づいて、標準体型ST11との比較を判定してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザU11の体重が72kgであり、所定の閾値が15kgである場合には、標準体型ST11との差分はないと判定してもよい。
【0023】
情報処理装置100は、標準体型ST11との差分に応じて、ユーザU11にとって目標となる目標体型に関する情報を提供する(ステップS104)。図2では、情報処理装置100は、標準体型ST11を目標体型として、標準体型ST11に近づくよう提案する情報を提供する。これにより、情報処理装置100は、現在のユーザU11の体型情報に対する目標とすべき体型情報を適切に提供することができる。
【0024】
画面UI11は、目標体型に近づくよう提案するUI画面の一例である。画面UI11は、情報処理装置100から提供された情報に基づいて表示される。画面UI11では、標準体型ST11に近づくよう提案する情報の一例として、「あなたの情報であれば、これくらいの体型であるべきですよ」といった提案を表示する。また、画面UI11は、標準体型ST11に関する情報を表示する表示項目HK11を有する。図2では、表示項目HK11に、「XXXXXXX AA1」といった概念的な情報が表示されているが、実際には、「標準的な体重は61~70kgです」といった具体的な情報が表示される。また、「あなたの体重は10kgオーバーなので10kgほど痩せましょう」などのユーザU11の体型情報との差分に関する情報が表示されてもよく、標準体型ST11に関する情報であれば、表示内容は特に限定されないものとする。また、表示項目HK11に表示される体型情報は、数値で示す詳細なものに限らず、「もうちょっと痩せましょう」などの概念的なものであってもよく、表示内容は特に限定されないものとする。これにより、情報処理装置100は、ヘルスケアの観点からも、ユーザU11の健康維持を促進することができる。
【0025】
画面UI11は、標準体型ST11に近づくよう提案する情報とともに、現在のユーザU11の体型で着用可能な被服に関する情報を表示する。具体的には、画面UI11では、現在のユーザU11の体型で着用可能な被服を提案する情報の一例として、「あなたのいまの体型で着用可能な被服として、以下の被服がお勧めです」といった提案を表示する。なお、画面UI11で提案される被服は、例えば、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街で購入可能な被服である。
【0026】
画面UI11は、提案する被服に関する情報を表示する表示項目HK12を有する。表示項目HK12は、画像PI11乃至PI13を含む。画像PI11乃至PI13は、例えば、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街で購入可能な被服の画像である。画像PI11乃至PI13は、例えば、所定の電子商店街を管理する管理サーバ200から提供された画像である。また、画像PI11乃至PI13は、例えば、評価が高い順、売れている順、人気が高い順に表示される。なお、図2では、提案する被服の画像の一例として、表示項目HK12に3つの画像が表示される場合を示すが、表示される画像の数は特に限定されないものとする。また、提案する被服の数も特に限定されないものとする。また、表示される画像中に提案される被服の数も特に限定されず、例えば、複数の被服のコーディネートを提案してもよい。すなわち、画像PI11乃至PI13は、被服ごとの画像に限らず、コーディネート画像であってもよい。
【0027】
なお、上記実施形態では、情報処理装置100が、目標体型である標準体型ST11に近づくよう提案する情報とともに、現在のユーザU11の体型で着用可能な被服に関する情報を表示させるための処理を行う場合を示したが、この例に限られない。例えば、情報処理装置100は、目標体型で着用可能な被服に関する情報を表示させるための処理を行ってもよい。具体的には、情報処理装置100は、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街で購入可能な被服であって、目標体型で着用可能な被服に関する情報を表示させるための処理を行ってもよい。例えば、情報処理装置100は、所定の電子商店街で購入可能な「〇〇B」の被服を提案する場合には、「芸能人の〇〇Aが着た被服は〇〇Bですが、あなたの体型は〇〇Cなので、ダイエットしませんか」といった提案を表示させるための処理を行ってもよい。これにより、情報処理装置100は、目標体型で着用可能な被服を着用した際のイメージを鮮明にすることができるため、目標体型に近づくためのモチベーションの向上を促進することができる。また、これにより、情報処理装置100は、目標体型に近づくためのモチベーションの向上を促進することができるため、被服の購入を提案した際の収益や利益の向上を促進することができる。
【0028】
なお、上記実施形態において、情報処理装置100は、目標体型で着用可能な被服であって、評価の高い被服に関する情報を提供してもよい。具体的には、情報処理装置100は、所定の電子商店街で購入された購買履歴に基づいて、評価の高い被服を購入したユーザを特定し、特定されたユーザの体型情報に基づいて、標準体型を特定する。そして、情報処理装置100は、評価の高い被服と、特定された標準体型の体型情報とを予め紐づけておくことで、目標体型で着用可能な評価の高い被服に関する情報を提供してもよい。また、情報処理装置100は、目標体型をユーザ側で設定したユーザに対して、評価の高い被服に関する情報を提供してもよい。
【0029】
なお、上記実施形態において、情報処理装置100は、画面UI11で表示された情報に対する応答結果として、ユーザU11が目標としたい目標体型を設定した場合には、設定された目標体型に近づくよう提案する情報を提供してもよい。以下、この場合の処理を説明する。
【0030】
情報処理装置100は、図示されていないが、例えば、ユーザU11に目標としたい体型の3Dデザインを生成可能なUIを提供して、そのUIに対するユーザU11の操作情報に基づいて、目標体型の設定を可能とするための処理を行ってもよい。具体的には、情報処理装置100は、画面UI11において、標準体型ST11に基づく体型の3Dデザインを表示させるための処理を行い、その3Dデザインに対して加工したユーザU11の操作情報に基づいて、加工された変化量を数値化することにより、目標体型の設定を可能とするための処理を行ってもよい。
【0031】
情報処理装置100は、予め体型をパターン化することにより、画面UI11において、パターン化された複数の体型の3Dデザインを表示させるための処理を行い、複数の中からユーザU11の選択に基づいて、目標体型の設定を可能とするための処理を行ってもよい。このように、情報処理装置100は、目標体型をユーザ側で任意に設定可能とすることができる。
【0032】
情報処理装置100は、目標体型をユーザ側で設定した場合には、システム側で設定した場合と同様に、設定された目標体型で着用可能な被服に関する情報を表示させるための処理を行ってもよい。
【0033】
情報処理装置100は、ユーザU11が着用したい被服を設定することにより、目標体型の設定を可能とするための処理を行ってもよい。具体的には、情報処理装置100は、ユーザU11が着用したい被服を、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街で購入可能な被服の中から選択した場合には、選択された被服に適した体型を目標体型として、目標体型に関する情報を提供してもよい。また、例えばブランドによって、被服の腕部分が細身であるなどの特徴がある場合がある。このため、例えば細身の特徴がなければ着用可能と判定される場合であっても、体型のバランスを考慮すると、ユーザU11が細身のブランドの被服を着用したい場合には痩せないと合わない場合がある。情報処理装置100は、ユーザU11が着用したいブランドなどの被服情報を設定することにより、ブランドなどの被服の属性に基づく特徴を加味して、目標体型の設定を可能とするための処理を行ってもよい。
【0034】
なお、上記実施形態において、情報処理装置100は、ユーザU11の嗜好情報を加味して、ユーザU11にとって目標となる目標体型に関する情報を提供してもよい。例えば、マラソンを趣味とするユーザにとっては細身の体型がよい場合でも、格闘技を趣味とするユーザにとっては重い体型がよい場合がある。このため、情報処理装置100は、ユーザU11の嗜好情報に基づいて、提供する目標体型に関する情報を変更してもよい。例えば、情報処理装置100は、画面UI11において、ユーザU11の嗜好情報を加味しなければ「標準的な体重は61~70kgです」や「あなたの体重は10kgオーバーなので10kgほど痩せましょう」といった情報が表示される場合でも、「標準的な体重は70kgです」や「あなたの体重は5kgオーバーなので5kgほど痩せましょう」といった情報を表示させるための処理を行ってもよい。これは、例えばユーザU11が格闘技を趣味とするため、ある程度重い体型がよいと推定されたからである。また、嗜好情報の一例として、例えばユーザU11が細身のブランドの被服が好きな場合には、情報処理装置100は、ブランドの被服情報に基づいて、提供する目標体型に関する情報を変更してもよい。例えばブランドによって部分的に細身であるなどの特徴があるため、情報処理装置100は、体型のバランスを加味して、被服の属性に基づく特徴に基づいて、提供する目標体型に関する情報を変更してもよい。
【0035】
情報処理装置100は、ユーザU11の嗜好情報を加味するために、例えば購入品に対するユーザU11の評価に基づいてユーザU11の嗜好情報を推定してもよい。これにより、情報処理装置100は、例えばスウェットであれば、ぴったり目が好き、ゆったり目が好き、又は、普通がよいなど、被服ごとの好みを適切に把握することができる。なお、購入品に対するユーザU11の評価はどのように取得されてもよく、例えば、所定の電子商店街で提供されるサービスに対するユーザU11のレビューや、ユーザU11からのアンケート結果などに基づいて取得されてもよいものとする。また、評価は、被服ごとの評価であってもよいし、被服の部分ごと(例えば、パンツであれば、お腹周りがきついなど)の評価であってもよい。
【0036】
なお、上記実施形態において、情報処理装置100は、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街で購入可能な被服の在庫情報を加味して、ユーザU11にとって目標となる目標体型に関する情報を提供してもよい。例えば、情報処理装置100は、ある被服のLサイズの在庫数が所定の閾値以上であり、その他のサイズに比べて売れ残りが多い場合には、画面UI11において、在庫情報を加味しなければ「標準的な体重は61~70kgです」や「あなたの体重は10kgオーバーなので10kgほど痩せましょう」といった情報が表示される場合でも、「標準的な体重は70kgです」や「あなたの体重は5kgオーバーなので5kgほど痩せましょう」といった情報を表示させるための処理を行ってもよい。これは、例えばLサイズの在庫数が、Mサイズよりも多いからである。このように、情報処理装置100は、所定の電子商店街で購入可能な被服の在庫情報に基づいて、提供する目標体型に関する情報を変更してもよい。これにより、情報処理装置100は、所定の電子商店街の在庫情報に応じて、ユーザの体型を変化させることができる。
【0037】
なお、上記実施形態において、情報処理装置100は、ユーザU11が目標とする目標体型に近づいた場合には、所定の電子商店街で利用可能な特典(例えば、ポイント)を付与するための処理を行ってもよい。例えば、情報処理装置100は、目標体型に近づくほど、特典の付与を大きくするなど優遇してもよい。このように、情報処理装置100は、目標体型に近づくほど優遇される特典に関する情報を提供してもよい。また、情報処理装置100は、ユーザU11が目標体型に近づいた度合いを特定して、特定された度合いに関する情報を管理サーバ200に提供し、管理サーバ200が、特典の付与の処理を行ってもよい。また、情報処理装置100は、定期的又は不定期的に体型情報を登録したユーザに対して、特典の付与を大きくするなど優遇してもよい。これにより、情報処理装置100は、ユーザの体型情報を適切に管理することができるため、ユーザに沿ったサービス向上を促進することができる。
【0038】
なお、上記実施形態において、情報処理装置100は、ユーザU11の体型や購買履歴の変化に応じて、動的に提案する被服やサービスを変更してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザU11の体型や購買履歴の変化を判定し、変化が所定の閾値以上と判定された場合には、ユーザU11の体型や購買履歴の変化に応じて目標体型を動的に変更し、画面UI11で表示される被服やサービスを動的に変更してもよい。
【0039】
なお、上記実施形態において、情報処理装置100は、電子商店街で購入可能な被服を提案するサービスに適用される場合に限らず、例えば、古着等の被服を提案するサービスに適用されてもよい。
【0040】
〔3.端末装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。図3は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。図3に示すように、端末装置10は、通信部11と、入力部12と、出力部13と、制御部14とを有する。
【0041】
(通信部11)
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部11は、所定のネットワークNと有線又は無線で接続され、所定のネットワークNを介して、情報処理装置100等との間で情報の送受信を行う。
【0042】
(入力部12)
入力部12は、ユーザからの各種操作を受け付ける。図2に示す例では、ユーザU11からの各種操作を受け付ける。例えば、入力部12は、タッチパネル機能により表示面を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部12は、端末装置10に設けられたボタンや、端末装置10に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
【0043】
(出力部13)
出力部13は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部13は、情報処理装置100から送信された情報を表示する。
【0044】
(制御部14)
制御部14は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、端末装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM(Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムには、端末装置10にインストールされたアプリケーションのプログラムが含まれる。例えば、この各種プログラムには、情報処理装置100から送信された情報を表示させるアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部14は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0045】
図3に示すように、制御部14は、受信部141と、送信部142とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。
【0046】
(受信部141)
受信部141は、各種情報を受信する。受信部141は、外部の情報処理装置から各種情報を受信する。受信部141は、情報処理装置100等の他の情報処理装置から各種情報を受信する。例えば、受信部141は、目標体型に近づくよう提案する情報を受信する。
【0047】
(送信部142)
送信部142は、外部の情報処理装置へ各種情報を送信する。送信部142は、情報処理装置100等の他の情報処理装置へ各種情報を送信する。例えば、送信部142は、ユーザにより入力された体型情報を送信する。
【0048】
〔4.情報処理装置の構成〕
次に、図4を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図4は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図4に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0049】
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、端末装置10等との間で情報の送受信を行う。
【0050】
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図4に示すように、記憶部120は、体型情報記憶部121と、購買履歴記憶部122と、ユーザ情報記憶部123とを有する。
【0051】
体型情報記憶部121は、ユーザの体型情報を記憶する。ここで、図5に、実施形態に係る体型情報記憶部121の一例を示す。図5に示すように、体型情報記憶部121は、「ユーザID」、「体型情報」といった項目を有する。
【0052】
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「体型情報」は、体型情報を示す。図5に示す例では、「体型情報」に「体型情報#11」や「体型情報#12」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、お腹周り、腕周り、太もも周りなどの計測値などが格納される。
【0053】
すなわち、図5では、ユーザID「U11」によって識別されるユーザの体型情報が「体型情報#11」である例を示す。
【0054】
購買履歴記憶部122は、ユーザの購買履歴に関する情報を記憶する。例えば、購買履歴記憶部122は、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街で購入した購買履歴に関する情報を記憶する。ここで、図6に、実施形態に係る購買履歴記憶部122の一例を示す。図6に示すように、購買履歴記憶部122は、「購買履歴ID」、「ユーザID」、「品目」、「サイズ」、「購入時期」、「対象属性」、「評価」といった項目を有する。
【0055】
「購買履歴ID」は、購買履歴を識別するための識別情報を示す。「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「品目」は、購入品の品目を示す。「サイズ」は、購入品のサイズを示す。「購入時期」は、購入品を購入した時期を示す。「対象属性」は、購入品が対象とするユーザの属性を示す。「評価」は、購入品の評価を示す。なお、「評価」は、「ユーザID」により識別されたユーザの評価であってもよいし、購入品を購入したユーザの平均的な評価であってもよい。
【0056】
すなわち、図6では、購買履歴ID「KR11」によって識別される購買を行ったユーザが「U11」であり、購入品の品目が「AA1のTシャツ」であり、サイズが「M」であり、購入時期が「2020年8月30日15:00」であり、対象属性が「大人/男性」であり、評価が「星5つ」である例を示す。
【0057】
ユーザ情報記憶部123は、ユーザ情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部123は、ユーザの属性情報を記憶する。ここで、図7に、実施形態に係るユーザ情報記憶部123の一例を示す。図7に示すように、ユーザ情報記憶部123は、「ユーザID」、「性別」、「年齢」、「身長」、「嗜好情報」といった項目を有する。
【0058】
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「性別」は、ユーザの性別を示す。「年齢」は、ユーザの年齢を示す。「身長」は、ユーザの身長を示す。「嗜好情報」は、ユーザの嗜好情報を示す。図7に示す例では、「嗜好情報」に「嗜好情報#11」や「嗜好情報#12」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、マラソン、細身のブランドの被服が好き、ぴったり目のスウェットが好きなどの情報が格納される。
【0059】
すなわち、図7では、ユーザID「U11」によって識別されるユーザの性別が「男性」であり、年齢が「30~35歳」であり、身長が「170~175cm」であり、嗜好情報が「嗜好情報#11」である例を示す。
【0060】
(制御部130)
制御部130は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0061】
図4に示すように、制御部130は、取得部131と、推定部132と、算出部133と、判定部134と、特定部135と、提供部136とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0062】
(取得部131)
取得部131は、各種情報を取得する。取得部131は、外部の情報処理装置から各種情報を取得する。取得部131は、管理サーバ200等の他の情報処理装置から各種情報を取得する。
【0063】
取得部131は、記憶部120から各種情報を取得する。取得部131は、体型情報記憶部121や購買履歴記憶部122やユーザ情報記憶部123から各種情報を取得する。また、取得部131は、取得した各種情報を記憶部120に格納する。取得部131は、体型情報記憶部121や購買履歴記憶部122やユーザ情報記憶部123に各種情報を格納する。
【0064】
取得部131は、ユーザの体型情報を取得する。例えば、取得部131は、着用することにより体型情報の詳細が計測可能な体型情報計測手段を介して計測された体型情報を取得する。
【0065】
取得部131は、ユーザの購買履歴に関する情報を取得する。例えば、取得部131は、所定の電子商店街で購入した購買履歴に関する情報を取得する。
【0066】
取得部131は、ユーザのユーザ情報を取得する。例えば、取得部131は、所定の電子商店街上で登録された属性情報や、購入品の評価情報を取得する。
【0067】
取得部131は、一アカウントに複数ユーザが紐づく場合には、一のアカウントに紐づく複数ユーザごとに体型情報やユーザ情報を取得する。また、取得部131は、一のアカウントに紐づく複数ユーザのための購買履歴に関する情報を取得する。すなわち、取得部131は、複数ユーザのユーザごとに、複数ユーザのうち一のユーザのために購入された購買履歴に関する情報を取得する。
【0068】
(推定部132)
推定部132は、ユーザの嗜好情報を推定する。例えば、推定部132は、購入品に対するユーザの評価情報に基づいて、ユーザの嗜好情報を推定する。また、例えば、推定部132は、ユーザの操作情報や閲覧情報や検索情報などの所定の情報に基づいて、所定の電子商店街上でユーザが購入を検討している被服を推定し、嗜好情報を推定してもよい。
【0069】
推定部132は、ユーザの体型変化を推定する。例えば、推定部132は、購買履歴に関する情報に基づいて、ユーザの体型変化を推定する。
【0070】
推定部132は、一アカウントに複数ユーザが紐づく場合には、複数ユーザのユーザごとに属性情報を推定してもよい。また、推定部132は、推定結果に基づいて、家族構成などの複数ユーザの関係性を推定してもよい。
【0071】
(算出部133)
算出部133は、ユーザの体型情報と、ユーザの属性情報に基づく体型情報の統計データとに基づいて、ユーザの体型と標準体型との差分を算出する。例えば、算出部133は、ユーザの体重が80kgであり、標準体型の体重が70kgである場合には、差分が10kgと算出する。
【0072】
(判定部134)
判定部134は、ユーザの体型や購買履歴の変化を判定する。また、判定部134は、判定結果に基づいて、目標体型を変更すると判定する。例えば、判定部134は、ユーザの体型や購買履歴の変化に応じて目標体型を動的に変更すると判定する。
【0073】
判定部134は、ユーザの体型情報と、標準体型の体型情報とを比較して、差分が所定の閾値以上か否かを判定する。また、判定部134は、差分が所定の閾値以上と判定された場合には、目標体型に近づくよう提案すると判定する。
【0074】
判定部134は、一アカウントに複数ユーザが紐づくか否かを判定してもよい。また、判定部134は、一アカウントに複数ユーザが紐づく場合には、複数ユーザのユーザごとに体型や購買履歴の変化を判定してもよい。
【0075】
(特定部135)
特定部135は、着用可能な被服やサービスを特定する。例えば、特定部135は、現在のユーザの体型で着用可能な被服やサービスを特定する。また、例えば、特定部135は、目標体型で着用可能な被服やサービスを特定する。
【0076】
特定部135は、所定の電子商店街で購入された購買履歴に基づいて、評価の高い被服を購入したユーザを特定する。そして、特定部135は、特定されたユーザの体型情報に基づいて、標準体型を特定する。
【0077】
特定部135は、一アカウントに複数ユーザが紐づく場合には、一のアカウントに紐づく購買履歴に含まれる購入品の属性に基づいて、複数ユーザのうち、判定部134による判定対象となる一のユーザを特定してもよい。
【0078】
(提供部136)
提供部136は、算出部133により算出された差分に応じた目標体型に関する情報を提供する。例えば、提供部136は、目標体型に近づくよう提案する情報を提供する。
【0079】
〔5.管理サーバの構成〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る管理サーバ200の構成について説明する。図8は、実施形態に係る管理サーバ200の構成例を示す図である。図8に示すように、管理サーバ200は、通信部210と、記憶部220と、制御部230とを有する。なお、管理サーバ200は、管理サーバ200の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0080】
(通信部210)
通信部210は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部210は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理装置100等との間で情報の送受信を行う。
【0081】
(記憶部220)
記憶部220は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図8に示すように、記憶部120は、購買履歴記憶部221と、ユーザ情報記憶部222と、被服情報記憶部223とを有する。
【0082】
購買履歴記憶部221は、購買履歴記憶部122と同様の情報を記憶する。このため、説明を省略する。
【0083】
ユーザ情報記憶部222は、ユーザ情報記憶部123と同様の情報を記憶する。このため、説明を省略する。
【0084】
被服情報記憶部223は、被服情報を記憶する。例えば、被服情報記憶部223は、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街で購入可能な被服に関する情報を記憶する。ここで、図9に、実施形態に係る被服情報記憶部223の一例を示す。図9に示すように、被服情報記憶部223は、「被服ID」、「品目」、「サイズ」、「対象属性」といった項目を有する。
【0085】
「被服ID」は、被服を識別するための識別情報を示す。「品目」は、被服の品目を示す。「サイズ」は、被服のサイズを示す。「対象属性」は、被服が対象とするユーザの属性を示す。
【0086】
すなわち、図9では、被服ID「IT11」によって識別される被服の品目が「AA1のTシャツ」であり、サイズが「M」であり、対象属性が「大人/男性」である例を示す。
【0087】
(制御部230)
制御部230は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、管理サーバ200内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0088】
図9に示すように、制御部230は、取得部231と、提供部232とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部230の内部構成は、図9に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0089】
(取得部231)
取得部231は、ユーザの購買履歴に関する情報を取得する。また、取得部231は、ユーザ情報を取得する。また、取得部131は、被服情報を取得する。
【0090】
(提供部232)
提供部232は、ユーザの購買履歴に関する情報を提供する。また、提供部232は、ユーザ情報を提供する。また、提供部232は、被服情報を提供する。
【0091】
〔6.情報処理のフロー〕
次に、図10を用いて、実施形態に係る情報処理システム1による情報処理の手順について説明する。図10は、実施形態に係る情報処理システム1による情報処理の手順を示すフローチャートである。
【0092】
図10に示すように、情報処理装置100は、ユーザの体型情報を取得する(ステップS201)。
【0093】
情報処理装置100は、ユーザの属性情報に基づく体型情報の統計データを取得する(ステップS202)。
【0094】
情報処理装置100は、取得された統計データに基づいて、目標体型を特定する(ステップS203)。
【0095】
情報処理装置100は、取得されたユーザの体型情報に基づいて、特定された目標体型との差分を算出する(ステップS204)。
【0096】
情報処理装置100は、算出された差分に応じて、目標体型に関する情報を提供する(ステップS205)。
【0097】
〔7.変形例〕
上述した実施形態に係る情報処理システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理システム1の他の実施形態について説明する。
【0098】
(一アカウントに複数ユーザが紐づく場合)
上記実施形態では、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街において、登録された一アカウントに一ユーザが紐づくものとして説明したが、この例に限られない。具体的には、上記実施形態において、登録された一アカウントに複数ユーザが紐づいてもよい。例えば、ユーザに家族がいる場合には、そのユーザが家族(例えば、ユーザの子供など)のために被服を購入する場合が想定される。以下、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街において、登録された一アカウントに複数ユーザが紐づく場合の処理を説明する。なお、図2と同様の説明は適宜省略する。
【0099】
図11では、端末装置10を介してユーザU11に提案を行うものとするが、アカウントを有するユーザU11は、ユーザU12及びユーザU13の家族FA11を有し、ユーザU11のアカウントには、ユーザU12及びユーザU13も紐づくものとする。以下、ユーザU12は、ユーザU11の配偶者であり、ユーザU13は、ユーザU11の子供であるものとして説明する。なお、以下では、説明の便宜上、一アカウントに3人のユーザが紐づく場合を説明するが、この例に限らず、複数ユーザの数は特に限定されないものとする。なお、以下、ユーザU13が被服SU11を着用し、ユーザU13の体型情報を計測するものとして説明する。
【0100】
情報処理装置100は、一アカウントに紐づく複数ユーザのうち、ユーザU13の体型情報を取得する(ステップS301)。なお、情報処理装置100は、被服SU11を着用しているユーザの特定を、例えば、ユーザU11の入力に基づいて行ってもよいし、被服SU11によって計測された計測結果と、家族FA11に含まれるユーザのユーザ情報とに基づいて行ってもよい。例えば、計測結果が子供サイズの体型情報である場合には、情報処理装置100は、被服SU11を着用したユーザを、子供の属性を有するユーザの中から特定する。
【0101】
情報処理装置100は、ユーザU13の属性情報に基づく複数ユーザの体型情報を取得する(ステップS302)。なお、ユーザU13の属性情報は、所定の電子商店街上でユーザU11が登録した登録情報に基づいて特定されてもよい。例えば、ユーザU13の属性情報は、属性データUD12から特定されてもよい。
【0102】
情報処理装置100は、統計データSD12に基づいて、標準体型ST12を特定する。
【0103】
情報処理装置100は、ユーザU13の体型情報と、標準体型ST12の体型情報とを比較して、ユーザU13の体型と標準体型ST12との差分を算出する(ステップS303)。
【0104】
情報処理装置100は、標準体型ST12との差分に応じて、ユーザU13にとって目標となる目標体型に関する情報を提供する(ステップS304)。図11では、情報処理装置100は、標準体型ST12を目標体型として、標準体型ST12に近づくよう提案する情報を提供する。
【0105】
画面UI12は、目標体型に近づくよう提案するUI画面の一例である。画面UI12は、情報処理装置100から提供された情報に基づいて表示される。画面UI12では、標準体型ST12に近づくよう提案する情報の一例として、「あなたの子供の情報であれば、これくらいの体型であるべきですよ」といった提案を表示する。また、画面UI12は、標準体型ST12に関する情報を表示する表示項目HK21を有する。図11では、表示項目HK21に、「XXXXXXX AA2」といった概念的な情報が表示されているが、実際には、「あなたの子供の情報であれば、標準的な体重は51~60kgです」といった具体的な情報が表示される。
【0106】
画面UI12は、標準体型ST12に近づくよう提案する情報とともに、現在のユーザU13の体型で着用可能な被服に関する情報を表示する。具体的には、画面UI12では、現在のユーザU13の体型で着用可能な被服を提案する情報の一例として、「あなたの子供のいまの体型で着用可能な被服として、以下の被服がお勧めです」といった提案を表示する。なお、画面UI12で提案される被服は、例えば、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街で購入可能な被服である。なお、画面UI12には、現在のユーザU13の体型で着用可能な被服に限らず、目標体型で着用可能な被服に関する情報が表示されてもよい。
【0107】
画面UI12は、提案する被服に関する情報を表示する表示項目HK22を有する。表示項目HK22は、画像PI21乃至PI23を含む。画像PI21乃至PI23は、例えば、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街で購入可能な子供用の被服の画像である。画像PI21乃至PI23は、例えば、所定の電子商店街を管理する管理サーバ200から提供された画像である。
【0108】
なお、上記変形例では、説明の便宜上、ユーザU11の家族FA11に子供が1人だけである場合を説明したが、子供が複数いる場合も想定される。例えば、年齢が近く性別が同じ子供が2人以上いる場合である。この場合には、特定部135は、例えばユーザU11から予め受け付けられた情報(例えば、登録情報)に基づいて、目標体型の提案の対象となるユーザや、体型変化の判定の対象となるユーザを特定してもよい。
【0109】
なお、上記変形例において、一アカウントに対する複数ユーザの紐づけは、ユーザU11から受け付けられた情報に基づいて行われてもよいが、この例に限られない。例えば、推定部132は、購買履歴に含まれる購入品に関する情報に基づいて、ユーザU11の家族構成を推定し、推定される複数ユーザの属性情報を推定することにより、推定される複数ユーザとの紐づけを行ってもよい。具体的には、推定部132は、ユーザU11が対象属性の異なる3つの被服を購入していた場合には、ユーザU11の家族構成が3人であると推定し、それぞれの対象属性に基づいて、推定される3人の属性情報を推定することにより、推定される3人のユーザと3つの被服との紐づけをそれぞれ行ってもよい。
【0110】
〔8.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、取得部131と、算出部133と、提供部136とを有する。取得部131は、ユーザの体型に関する体型情報を取得する。算出部133は、取得部131により取得されたユーザの体型情報と、ユーザの属性情報に基づく体型情報の統計データとの比較に基づいて、統計データに基づく標準体型との差分を算出する。提供部136は、算出部133により算出された差分に応じて、ユーザにとって目標となる目標体型に関する情報を提供する。
【0111】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザの体型と目標体型との差分を明確にしつつ、目標体型に近づくよう適切に提案することができるため、ユーザに沿ったサービス向上を促進することができる。
【0112】
また、算出部133は、所定の電子商店街を管理するサーバから提供された体型情報の統計データに基づいて、差分を算出する。また、提供部136は、所定の電子商店街で購入可能な対象物であって、ユーザの体型で着用可能な対象物に関する情報を提供する。
【0113】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザの体型情報をサーバ側で適切に管理することができるため、ユーザに沿ったサービス向上を促進することができる。
【0114】
また、取得部131は、所定の電子商店街で購入された購買履歴に基づいて、評価の高い対象物を購入したユーザのうち、標準体型のユーザの体型情報を取得する。また、提供部136は、評価の高い対象物と、標準体型の体型情報との紐づけに基づいて、標準体型で着用可能な評価の高い対象物に関する情報を提供する。
【0115】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、評価の高い対象物の提案を適切に行うことができるため、ユーザに沿ったサービス向上を促進することができる。
【0116】
また、提供部136は、ユーザの体型が目標体型に近づくよう提案する情報とともに、目標体型で着用可能な対象物に関する情報を提供する。
【0117】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、目標体型で着用可能な被服を着用した際のイメージを鮮明にすることができるため、目標体型に近づくためのモチベーションの向上を促進することができる。
【0118】
また、提供部136は、提供された目標体型に関する情報に対する応答結果として、ユーザが目標とする目標体型を設定した場合には、設定された目標体型で着用可能な対象物に関する情報を提供する。
【0119】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、目標体型をユーザ側で任意に設定可能とすることができる。
【0120】
また、提供部136は、提供された目標体型に関する情報に対する応答結果として、ユーザが着用したい対象物を設定した場合には、設定された対象物に適した体型をユーザが目標とする目標体型として、目標体型に関する情報を提供する。
【0121】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、目標体型のユーザ側での設定が容易になるため、更なるユーザビリティの向上を促進することができる。
【0122】
また、提供部136は、所定の電子商店街で利用可能な特典であって、ユーザが目標とする目標体型に近づくほど優遇される特典に関する情報を提供する。
【0123】
これにより、情報処理装置100は、目標体型に近づくためのモチベーションの向上を促進することができる。
【0124】
〔9.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る端末装置10、情報処理装置100及び管理サーバ200は、例えば、図12に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図12は、端末装置10、情報処理装置100及び管理サーバ200の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0125】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0126】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
【0127】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0128】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0129】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置10、情報処理装置100及び管理サーバ200として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部14、130及び230の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0130】
〔10.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0131】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0132】
また、上述してきた実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0133】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0134】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0135】
1 情報処理システム
10 端末装置
11 通信部
12 入力部
13 出力部
14 制御部
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 体型情報記憶部
122 購買履歴記憶部
123 ユーザ情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 推定部
133 算出部
134 判定部
135 特定部
136 提供部
141 受信部
142 送信部
200 管理サーバ
210 通信部
220 記憶部
221 購買履歴記憶部
222 ユーザ情報記憶部
223 被服情報記憶部
230 制御部
231 取得部
232 提供部
N ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2022-10-31
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの体型に関する体型情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得されたユーザの体型情報と、前記ユーザの属性情報に基づく体型情報の統計データとの比較に基づいて、当該統計データに基づく標準体型との差分を算出する算出部と、
前記算出部により算出された差分と被服に対する前記ユーザの嗜好情報とに応じて、前記ユーザにとって目標となる目標体型に関する情報を提供する提供部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記算出部は、
所定の電子商店街を管理するサーバから提供された体型情報の統計データに基づいて、前記差分を算出し、
前記提供部は、
前記所定の電子商店街で購入可能な対象物であって、前記ユーザの体型で着用可能な対象物に関する情報を提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記取得部は、
所定の電子商店街で購入された購買履歴に基づいて、評価の高い対象物を購入したユーザのうち、標準体型のユーザの体型情報を取得し、
前記提供部は、
前記評価の高い対象物と、前記標準体型の体型情報との紐づけに基づいて、前記標準体型で着用可能な評価の高い対象物に関する情報を提供する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記提供部は、
前記ユーザの体型が前記目標体型に近づくよう提案する情報とともに、前記目標体型で着用可能な対象物に関する情報を提供する
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記提供部は、
前記提供された目標体型に関する情報に対する応答結果として、前記ユーザが目標とする目標体型を設定した場合には、設定された目標体型で着用可能な対象物に関する情報を提供する
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記提供部は、
前記提供された目標体型に関する情報に対する応答結果として、前記ユーザが着用したい対象物を設定した場合には、設定された対象物に適した体型を前記ユーザが目標とする目標体型として、当該目標体型に関する情報を提供する
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記提供部は、
所定の電子商店街で利用可能な特典であって、前記ユーザが目標とする目標体型に近づくほど優遇される特典に関する情報を提供する
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
ユーザの体型に関する体型情報を取得する取得工程と、
前記取得工程により取得されたユーザの体型情報と、前記ユーザの属性情報に基づく体型情報の統計データとの比較に基づいて、当該統計データに基づく標準体型との差分を算出する算出工程と、
前記算出工程により算出された差分と被服に対する前記ユーザの嗜好情報とに応じて、前記ユーザにとって目標となる目標体型に関する情報を提供する提供工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項9】
ユーザの体型に関する体型情報を取得する取得手順と、
前記取得手順により取得されたユーザの体型情報と、前記ユーザの属性情報に基づく体型情報の統計データとの比較に基づいて、当該統計データに基づく標準体型との差分を算出する算出手順と、
前記算出手順により算出された差分と被服に対する前記ユーザの嗜好情報とに応じて、前記ユーザにとって目標となる目標体型に関する情報を提供する提供手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。