(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022186533
(43)【公開日】2022-12-15
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/02 20120101AFI20221208BHJP
G06Q 10/00 20120101ALI20221208BHJP
【FI】
G06Q30/02 470
G06Q10/00
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021094806
(22)【出願日】2021-06-04
(71)【出願人】
【識別番号】505300841
【氏名又は名称】株式会社ZOZO
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】上田 卓矢
(72)【発明者】
【氏名】小野 健吾
(72)【発明者】
【氏名】森田 泰弘
(72)【発明者】
【氏名】安藤 文紀
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA02
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】ユーザの体型変化に基づいて、所有物の買い替えに関するサービス向上を促進すること。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、取得部と、判定部と、提供部とを備える。取得部は、ユーザの体型に関する情報を取得する。判定部は、取得部により取得されたユーザの体型に関する情報に基づいて、体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する。提供部は、判定部により、体型が所定の閾値以上変化したと判定された場合に、変化によってユーザの体型に合わなくなったユーザの所有物の代替品の購入を提案するための情報を提供する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの体型に関する情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得されたユーザの体型に関する情報に基づいて、体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する判定部と、
前記判定部により、体型が所定の閾値以上変化したと判定された場合に、当該変化によって前記ユーザの体型に合わなくなった前記ユーザの所有物の代替品の購入を提案するための情報を提供する提供部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記提供部は、
所定の電子商店街を管理するサーバから提供された前記ユーザの購買履歴に基づいて特定された前記所有物に関する情報に基づいて、前記代替品の購入を提案するための情報を提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記提供部は、
前記所有物の品目及びサイズに関する情報に基づいて、前記代替品の購入を提案するための情報を提供する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記提供部は、
前記所有物を手放すよう提案するための情報として、前記所有物を手放すことにより付与される電子ポイントへの交換を提案するための情報を提供する
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記提供部は、
前記所有物を手放すよう提案するための情報として、前記所有物のオークションへの出品を提案するための情報を提供する
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記判定部は、
前記ユーザの体型を測定可能な体型測定手段を介して測定された測定履歴に基づいて、前記ユーザの体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記判定部は、
前記ユーザの購買履歴に基づく変化に基づいて推定された前記ユーザの体型変化に関する情報に基づいて、前記ユーザの体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記判定部は、
前記ユーザの属性に基づく変化に基づいて推定された前記ユーザの体型変化に関する情報に基づいて、前記ユーザの体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記取得部は、
一のアカウントに紐づく複数ユーザの体型に関する情報を取得し、
前記一のアカウントに紐づく購買履歴に含まれる購入品の属性に基づいて、前記複数ユーザのうち、前記判定部による判定対象となる一のユーザを特定する特定部を更に有し、
前記判定部は、
前記特定部により特定された一のユーザの体型に関する情報に基づいて、一のユーザの体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定し、
前記提供部は、
前記判定部による判定結果に基づいて、前記変化によって前記一のユーザの体型に合わなくなった前記一のユーザの所有物の代替品の購入を提案するための情報を提供する
ことを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記特定部は、
前記一のアカウントに紐づく購買履歴に基づいて推定された複数ユーザの属性と前記購入品の属性との比較に基づいて、前記判定対象となる一のユーザを特定する
ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
ユーザの体型に関する情報を取得する取得工程と、
前記取得工程により取得されたユーザの体型に関する情報に基づいて、体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程により、体型が所定の閾値以上変化したと判定された場合に、当該変化によって前記ユーザの体型に合わなくなった前記ユーザの所有物の代替品の購入を提案するための情報を提供する提供工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項12】
ユーザの体型に関する情報を取得する取得手順と、
前記取得手順により取得されたユーザの体型に関する情報に基づいて、体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する判定手順と、
前記判定手順により、体型が所定の閾値以上変化したと判定された場合に、当該変化によって前記ユーザの体型に合わなくなった前記ユーザの所有物の代替品の購入を提案するための情報を提供する提供手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザに被服などの対象物を提案する技術が知られている。例えば、ユーザの身体情報から、ユーザの体型に合った対象物を提案する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、体型に合わなくなった所有物と、その所有物に対応する代替品とをペアにして買い替えに関する提案を行うことができないため、ユーザの体型変化に基づいて、所有物の買い替えに関するサービス向上を促進することができなかった。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの体型変化に基づいて、所有物の買い替えに関するサービス向上を促進することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る情報処理装置は、ユーザの体型に関する情報を取得する取得部と、前記取得部により取得されたユーザの体型に関する情報に基づいて、体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する判定部と、前記判定部により、体型が所定の閾値以上変化したと判定された場合に、当該変化によって前記ユーザの体型に合わなくなった前記ユーザの所有物の代替品の購入を提案するための情報を提供する提供部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、ユーザの体型変化に基づいて、所有物の買い替えに関するサービス向上を促進することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係る所有物情報記憶部の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係るユーザ属性記憶部の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係る測定履歴記憶部の一例を示す図である。
【
図8】
図8は、実施形態に係る管理サーバの構成例を示す図である。
【
図9】
図9は、実施形態に係る購買履歴記憶部の一例を示す図である。
【
図10】
図10は、実施形態に係る商品情報記憶部の一例を示す図である。
【
図11】
図11は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。
【
図12】
図12は、変形例に係る情報処理の一例を示す図である。
【
図13】
図13は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
(実施形態)
〔1.情報処理システムの構成〕
図1に示す情報処理システム1について説明する。
図1に示すように、情報処理システム1は、端末装置10と、情報処理装置100と、管理サーバ200とが含まれる。端末装置10と、情報処理装置100と、管理サーバ200とは所定の通信網(ネットワークN)を介して、有線または無線により通信可能に接続される。
図1は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。なお、
図1に示した情報処理システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の情報処理装置100や、複数台の管理サーバ200が含まれてもよい。
【0011】
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、実施形態における処理を実現可能であれば、どのような装置であってもよい。また、端末装置10は、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等の装置であってもよい。
図2に示す例においては、端末装置10がスマートフォンである場合を示す。
【0012】
端末装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイスであり、3G(Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。また、端末装置10は、液晶ディスプレイ等の画面であって、タッチパネルの機能を有する画面を有し、ユーザから指やスタイラス等によりタップ操作、スライド操作、スクロール操作等、コンテンツ等の表示データに対する各種の操作を受付けてもよい。
【0013】
図2の例では、端末装置10はユーザU11によって利用される。以下では、端末装置10をユーザU11と表記する場合がある。すなわち、以下では、ユーザU11を端末装置10と読み替えることもできる。
【0014】
情報処理装置100は、買い替えに関するサービス向上を実現するための情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、情報処理装置100は、ユーザの体型に関する情報に基づいて、ユーザの体型に合わなくなった所有物を手放し、買い替えを提案するための情報を提供する機能を有する。情報処理装置100は、例えば、PC、WS(Work Station)等の情報処理装置であり、管理サーバ200等からネットワークNを介して送信されてきた情報に基づいて処理を行う。
【0015】
管理サーバ200は、電子商店街を管理する情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、管理サーバ200は、電子商店街におけるユーザの購買履歴に関する情報(例えば、購入品の品目やサイズ)を提供する機能を有する。管理サーバ200は、例えば、PC、WS等の情報処理装置であり、端末装置10等からネットワークNを介して送信されてきた情報に基づいて処理を行う。
【0016】
なお、
図1では、端末装置10と情報処理装置100と管理サーバ200とが、別装置である場合を示すが、端末装置10と情報処理装置100と管理サーバ200とが一体であってもよい。また、端末装置10と情報処理装置100と管理サーバ200とのうち、任意のいずれか2つが一体であってもよい。
【0017】
〔2.情報処理の一例〕
近年、ユーザから買い取ったアイテムを中古品として販売するサービスの需要が益々増している。また、ユーザが過去に電子商店街で購入したアイテムを下取りして、新規注文時に割引価格で購入できるサービスの需要が益々増している。例えば、買い替え割と呼ばれるサービスの需要が益々増している。
【0018】
以下実施形態では、説明の便宜上、ユーザの所有物の一例として、被服を例に挙げて説明するが、この例に限られないものとする。ユーザが身に着けるものであって、ユーザの体型に応じて合うサイズが変化するものであれば、被服に限らず、どのようなものであってもよい。例えば、指輪などのジュエリーであってもよい。また、以下実施形態では、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街において、登録された一アカウントに一ユーザが紐づくものとして説明するが、この例に限られない。なお、登録された一アカウントに複数ユーザが紐づく場合の処理は、変形例で後述する。
【0019】
図2は、実施形態に係る情報処理システム1の情報処理の一例を示す図である。
図2では、端末装置10を介してユーザU11に提案を行うものとする。
【0020】
情報処理装置100は、ユーザU11の体型に関する情報を取得する(ステップS101)。なお、情報処理装置100は、ユーザU11の体型に関する情報をどのように取得してもよい。
図2では、情報処理装置100が、ユーザU11の体型に関する情報を管理サーバ200から取得する場合を示すが、この例に限られないものとする。
【0021】
情報処理装置100は、ユーザU11の体型に関する情報として、例えば、購買履歴などの所定の情報に基づいて推定された体型変化に関する情報を取得してもよい。
図2では、情報処理装置100は、所定の電子商店街でユーザU11が購入した購買履歴に関する情報である購買履歴情報KRD11を取得する。ここでは、購買履歴ID「KR11」によって識別される購入品の品目が「AA1のTシャツ」であり、サイズが「M」であり、購入時期が「2020年8月30日15時00分」であり、対象とするユーザ属性が「大人」且つ「男性」である例を示す。
【0022】
情報処理装置100は、購買履歴情報KRD11に基づいて、購入品のサイズの変化からユーザU11の体型変化を推定し、推定された体型変化に関する情報を取得する。
図2では、情報処理装置100は、ユーザU11の購入品のサイズが、「M」から「L」に変化しているので、「M」から「L」へのサイズの変化に対応して、ユーザU11の体型が大きくなったと推定する。そして、情報処理装置100は、「M」から「L」への購入品のサイズの変化に基づく体型変化に関する情報を取得する。
【0023】
情報処理装置100は、ユーザU11の体型に関する情報に基づいて、体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する(ステップS102)。例えば、情報処理装置100は、過去の体型に関する情報との比較に基づいて、体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する。
図2では、情報処理装置100は、購入品のサイズの変化に関する情報に基づいて、体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する。例えば、情報処理装置100は、「M」から「L」に変化した場合、変化が所定の閾値未満と判定し、「M」から「XL」に変化した場合、所定の閾値以上変化したと判定してもよい。
図2では、情報処理装置100が、所定の閾値以上変化したと判定したものとして後述の処理を説明する。
【0024】
情報処理装置100は、体型が所定の閾値以上変化したと判定された場合に、変化によってユーザU11の体型に合わなくなったと推定されるユーザU11の所有物を特定する(ステップS103)。例えば、情報処理装置100は、管理サーバ200にアクセスすることにより、ユーザU11の購買履歴を取得し、電子商店街でユーザU11が購入した購入品である所有物を特定する。具体的には、所有物の品目及びサイズに関する情報を特定する。そして、情報処理装置100は、特定された所有物のサイズに関する情報と、ユーザU11の体型に関する情報との比較に基づいて、ユーザU11の体型に合わなくなったと推定されるユーザU11の所有物を特定する。なお、情報処理装置100は、特定された所有物のサイズに関する情報として、所有物を購入した購入時のユーザU11の体型に関する情報との比較に基づいて、ユーザU11の体型に合わなくなったと推定されるユーザU11の所有物を特定してもよい。
【0025】
情報処理装置100は、体型変化によってユーザU11の体型に合わなくなったと推定されるユーザU11の所有物を手放すよう提案するための情報を端末装置10に送信する(ステップS104)。具体的には、情報処理装置100は、体型に合わなくなった所有物を手放し、買い替えを提案するための情報を提供する。これにより、情報処理装置100は、手放す提案と、買い替えの提案とをペアにして提案することができるため、ユーザの体型変化に基づいて、所有物の買い替えに関するサービス向上を促進することができる。また、情報処理装置100は、手放すことを提案する所有物を購入した電子商店街で購入可能なアイテムの購入を提案することで、手放す所有物の購入元と、買い替えの購入の提案先とが同一の電子商店街で共通するため、買い替えに関するサービス向上を促進することができる。
【0026】
画面UI11は、体型に合わなくなった所有物を手放し、買い替えを提案するUI画面の一例である。画面UI11は、情報処理装置100から提供された情報に基づいて表示される。画面UI11は、画像PI11及びPI12を含む。画像PI11は、手放すことを提案するユーザU11の所有物であるアイテムIT11の画像である。アイテムIT11は、例えば、購買履歴情報KRD11に含まれる品目が「AA1のTシャツ」の購入品である。画像PI11は、例えば、ユーザU11がアイテムIT11を購入した所定の電子商店街を管理する管理サーバ200から提供された画像である。
【0027】
画像PI12は、例えば、購入を提案するアイテムIT11の代替品であるアイテムIT12の画像である。アイテムIT12は、例えば、アイテムIT11を購入した所定の電子商店街で購入可能なアイテムである。画像PI12は、例えば、管理サーバ200から提供された画像である。なお、ユーザU11がアイテムIT12を購入すると、購買履歴情報KRD11にアイテムIT12が購買履歴として追加されるものとする。このように、情報処理装置100は、ユーザの所有物や体型変化に関する情報を管理することができるため、ユーザの体型変化に基づいて、所有物を手放す可能性を適切に推定し、提案につなげることができる。
【0028】
ここで、情報処理装置100が提案する買い替えに関する代替品について以下説明する。情報処理装置100は、体型に合わなくなった所有物に対応する代替品として、現在の体型に合うアイテムの購入を提案する。例えば、情報処理装置100は、体型に合わなくなった所有物と同じ品目で、現在の体型に合うサイズのアイテムの購入を提案してもよい。また、例えば、情報処理装置100は、現在の体型に合うアイテムで、且つ、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街で、人気の高いアイテムや、流行のアイテムや、在庫数の多いアイテムなどの購入を提案してもよい。また、例えば、情報処理装置100は、所定の電子商店街での在庫情報や、季節に関する情報などを加味して、手放す及び買い替えに関する両面から最適なアイテムを最適なタイミングで提案してもよい。また、例えば、情報処理装置100は、手放すことを提案する所有物以外の所有物とのコーディネートのマッチング度を加味して、最適なアイテムを提案してもよい。また、例えば、情報処理装置100は、ユーザの趣味や嗜好を加味して、最適なアイテムを提案してもよい。
【0029】
なお、上記実施形態では、情報処理装置100が、購買履歴に基づいて、ユーザの体型変化を推定する場合を示したが、この例に限られない。例えば、情報処理装置100は、ユーザ属性に基づいて、ユーザの体型変化を推定してもよい。例えば、子供の場合、年齢とともに体型が変化するが、年齢に応じた体型変化が想定される。例えば、身長や足のサイズの変化が想定される。情報処理装置100は、年齢や性別や身長などのユーザ属性に基づいて、ユーザの体型に関する情報を推定し、現在のユーザの体型に合った提案を行ってもよい。例えば、情報処理装置100は、年齢の変化に応じて、体型に合わなくなった子供服を手放すよう提案してもよい。
【0030】
なお、上記実施形態では、情報処理装置100が、ユーザの体型変化を推定する場合を示したが、実際の測定履歴に基づくユーザの体型に関する情報を取得してもよい。例えば、近年、ユーザが着用することでユーザの体型を測定可能な体型測定手段が普及している。情報処理装置100は、ユーザの体型を測定可能な体型測定手段を介して測定された測定履歴に基づいて、ユーザの体型に関する情報を取得してもよい。なお、体型測定手段は、ユーザが着用することにより測定可能な手段に限らず、どのような手段であってもよい。
【0031】
なお、上記実施形態において、情報処理装置100は、定期的にユーザU11の購買履歴に関する情報を取得して、体型変化の判定を行ってもよいし、不定期的にユーザU11の購買履歴に関する情報を取得して、体型変化の判定を行ってもよいものとする。なお、定期的に行う場合には、例えば、1ヶ月ごと、半年ごと、1年ごと、などのように予め定められた期間に基づいて行ってもよい。また、不定期的に行う場合には、例えば、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街での購入をトリガとして行ってもよい。
【0032】
なお、上記実施形態において、情報処理装置100は、手放す提案として、例えば、所有物を手放すことにより付与される電子ポイントへの交換を提案してもよい。例えば、情報処理装置100は、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街に、対象となる所有物を出品することにより、電子ポイントを付与するための処理を行ってもよい。これにより、情報処理装置100は、所定の電子商店街への出品と交換に、ポイント付与を適切に行うことができる。また、他の例として、情報処理装置100は、例えば、オークションへの出品を提案してもよい。なお、ポイント交換やオークションへの出品は一例であり、特に限定されないものとする。
【0033】
なお、上記実施形態において、情報処理装置100は、ユーザの体型に関する情報に基づいて、所有物に関してお直し可能か否かを判定し、お直し可能な場合には、お直しを提案してもよい。また、お直し可能か否かの判定は、ユーザの体型に関する情報を用いれば、どのような情報に基づいて行われてもよい。例えば、情報処理装置100は、現在のユーザの体型に関する情報と、所有物のサイズに関する情報とを比較して、所有物に関してお直し可能か否かを判定してもよい。また、例えば、情報処理装置100は、現在のユーザの体型に関する情報と、所有物を購入した購入時のユーザの体型に関する情報とを比較して、所有物に関してお直し可能か否かを判定してもよい。なお、情報処理装置100は、お直し可能であるか否かの判定結果に基づいて、お直し可能でないと判定された場合に、所有物を手放すよう提案するための処理を行ってもよい。
【0034】
〔3.端末装置の構成〕
次に、
図3を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。
図3は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。
図3に示すように、端末装置10は、通信部11と、入力部12と、出力部13と、制御部14とを有する。
【0035】
(通信部11)
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部11は、所定のネットワークNと有線又は無線で接続され、所定のネットワークNを介して、情報処理装置100等との間で情報の送受信を行う。
【0036】
(入力部12)
入力部12は、ユーザからの各種操作を受け付ける。
図2に示す例では、ユーザU11からの各種操作を受け付ける。例えば、入力部12は、タッチパネル機能により表示面を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部12は、端末装置10に設けられたボタンや、端末装置10に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
【0037】
(出力部13)
出力部13は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部13は、情報処理装置100から送信された情報を表示する。
【0038】
(制御部14)
制御部14は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、端末装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM(Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムには、端末装置10にインストールされたアプリケーションのプログラムが含まれる。例えば、この各種プログラムには、情報処理装置100から送信された情報を表示させるアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部14は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0039】
図3に示すように、制御部14は、受信部141と、送信部142とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。
【0040】
(受信部141)
受信部141は、各種情報を受信する。受信部141は、外部の情報処理装置から各種情報を受信する。受信部141は、情報処理装置100等の他の情報処理装置から各種情報を受信する。例えば、受信部141は、ユーザの体型に合わなくなった所有物を手放し、買い替えを提案するための情報を受信する。
【0041】
(送信部142)
送信部142は、外部の情報処理装置へ各種情報を送信する。送信部142は、情報処理装置100等の他の情報処理装置へ各種情報を送信する。例えば、送信部142は、ユーザにより入力されたユーザ属性などの情報を送信する。
【0042】
〔4.情報処理装置の構成〕
次に、
図4を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。
図4は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。
図4に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0043】
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、端末装置10等との間で情報の送受信を行う。
【0044】
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
図4に示すように、記憶部120は、所有物情報記憶部121と、ユーザ属性記憶部122と、測定履歴記憶部123とを有する。
【0045】
所有物情報記憶部121は、ユーザの所有物に関する情報を記憶する。例えば、所有物情報記憶部121は、購買履歴に基づいてユーザが有すると推定された所有物や、ユーザ自身によって予め登録された所有物に関する情報を記憶する。ここで、
図5に、実施形態に係る所有物情報記憶部121の一例を示す。
図5に示すように、所有物情報記憶部121は、「所有物ID」、「ユーザID」、「品目」、「サイズ」、「所有時期」、「対象属性」といった項目を有する。
【0046】
「所有物ID」は、所有物を識別するための識別情報を示す。「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「品目」は、所有物の品目を示す。「サイズ」は、所有物のサイズを示す。「所有時期」は、ユーザが所有物を購入した時期や、ユーザによって所有物を有すると入力された時期を示す。「対象属性」は、所有物が対象とするユーザ属性を示す。
【0047】
すなわち、
図5では、所有物ID「IT11」によって識別される所有物を有するユーザが「U11」であり、所有物の品目が「AA1のTシャツ」であり、サイズが「M」であり、所有時期が「2020年8月30日15:00」であり、対象属性が「大人/男性」である例を示す。
【0048】
ユーザ属性記憶部122は、ユーザ属性に関する情報を記憶する。ここで、
図6に、実施形態に係るユーザ属性記憶部122の一例を示す。
図6に示すように、ユーザ属性記憶部122は、「ユーザID」、「属性1」、「属性2」、「属性3」、「属性4」、「属性5」といった項目を有する。
【0049】
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「属性1」は、年齢を示す。「属性2」は、性別を示す。「属性3」は、身長を示す。「属性4」は、体重を示す。「属性5」は、足の大きさを示す。
【0050】
すなわち、
図6では、ユーザID「U11」によって識別されるユーザの年齢が「30才」であり、性別が「男性」であり、身長が「170cm」であり、体重が「70kg」であり、足の大きさが「27cm」である例を示す。
【0051】
測定履歴記憶部123は、ユーザの体型を実際に測定した測定履歴に関する情報を記憶する。ここで、
図7に、実施形態に係る測定履歴記憶部123の一例を示す。
図7に示すように、測定履歴記憶部123は、「測定履歴ID」、「ユーザID」、「測定時期」、「測定履歴」といった項目を有する。
【0052】
「測定履歴ID」は、測定履歴を識別するための識別情報を示す。「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「測定時期」は、測定時期を示す。「測定履歴」は、測定履歴に関する情報を示す。
図7に示す例では、「測定履歴」に「測定履歴#11」や「測定履歴#12」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、肩幅などの体型に関する情報(例えば、測定値)などが格納される。
【0053】
すなわち、
図7では、測定履歴ID「SR11」によって識別される測定を行ったユーザのユーザIDが「U11」であり、測定時期が「2020年8月」であり、測定履歴が「測定履歴#11」である例を示す。
【0054】
(制御部130)
制御部130は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0055】
図4に示すように、制御部130は、取得部131と、推定部132と、判定部133と、特定部134と、提供部135とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、
図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0056】
(取得部131)
取得部131は、各種情報を取得する。取得部131は、外部の情報処理装置から各種情報を取得する。取得部131は、管理サーバ200等の他の情報処理装置から各種情報を取得する。
【0057】
取得部131は、記憶部120から各種情報を取得する。取得部131は、所有物情報記憶部121やユーザ属性記憶部122や測定履歴記憶部123から各種情報を取得する。また、取得部131は、取得した各種情報を記憶部120に格納する。取得部131は、所有物情報記憶部121やユーザ属性記憶部122や測定履歴記憶部123に各種情報を格納する。
【0058】
取得部131は、ユーザの体型に関する情報を取得する。例えば、取得部131は、体型測定手段を介して実際に測定された測定履歴に関する情報を取得する。そして、取得部131は、測定履歴に基づくユーザの体型に関する情報を取得する。また、例えば、取得部131は、所定の電子商店街で購入した購買履歴に関する情報を取得する。そして、取得部131は、購買履歴に基づいて推定されたユーザの体型に関する情報を取得する。また、例えば、取得部131は、年齢や性別や身長などのユーザ属性に関する情報を取得する。そして、取得部131は、ユーザ属性に基づいて推定されたユーザの体型に関する情報を取得する。
【0059】
取得部131は、一アカウントに複数ユーザが紐づく場合には、複数ユーザのユーザごとに、ユーザの体型に関する情報を取得する。
【0060】
(推定部132)
推定部132は、取得部131により取得された情報に基づいて、ユーザの体型に関する情報を推定する。具体的には、推定部132は、ユーザの体型変化を推定する。例えば、推定部132は、ユーザの購買履歴に含まれる購入品のサイズの変化に基づいて、ユーザの体型変化を推定する。また、例えば、推定部132は、ユーザ属性に基づいて、年齢とともに体型が変化することを考慮して、年齢に応じた体型変化を推定する。
【0061】
推定部132は、一アカウントに複数ユーザが紐づく場合には、複数ユーザのユーザごとにユーザ属性を推定してもよい。また、推定部132は、推定結果に基づいて、家族構成などの複数ユーザの関係性を推定してもよい。
【0062】
(判定部133)
判定部133は、取得部131により取得されたユーザの体型に関する情報に基づいて、体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する。例えば、判定部133は、推定部132により推定された体型変化に基づいて、体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する。具体的な例を挙げると、判定部133は、購買履歴に含まれる購入品のサイズが2ランクアップ(例えば、MからXLサイズ、SからLサイズ)したなどの場合には、体型が所定の閾値以上変化したと判定する。
【0063】
判定部133は、ユーザの体型に関する情報と、所有物のサイズに関する情報との比較に基づいて、所有物がユーザの体型に合うか否かを判定してもよい。また、判定部133は、所有物の購入時の体型に関する情報との比較に基づいて、所有物が現在のユーザの体型に合うか否かを判定してもよい。
【0064】
判定部133は、ユーザの体型に関する情報と、所有物のサイズに関する情報との比較に基づいて、所有物に関してお直し可能か否かを判定してもよい。また、判定部133は、現在のユーザの体型に関する情報と、所有物の購入時のユーザの体型に関する情報との比較に基づいて、所有物に関してお直し可能か否かを判定してもよい。なお、判定部133は、所有物に関してお直し可能であると判定した場合には、お直しによって現在のユーザの体型に合うと判定し、お直しを提案する旨を通知すると判定してもよい。
【0065】
判定部133は、一アカウントに複数ユーザが紐づくか否かを判定してもよい。また、判定部133は、一アカウントに複数ユーザが紐づく場合には、複数ユーザのユーザごとに体型変化を判定してもよい。
【0066】
(特定部134)
特定部134は、判定部133により、体型が所定の閾値以上変化したと判定された場合に、ユーザの体型に合わなくなった所有物を特定する。具体的には、特定部134は、判定部133により、ユーザの体型に合わなくなったと判定された所有物を特定する。例えば、特定部134は、推定部132による推定結果に基づいて、ユーザの体型に合わなくなったと判定された所有物を特定する。
【0067】
特定部134は、ユーザの体型に合わなくなった所有物に対応する代替品を特定する。具体的には、特定部134は、所有物を購入した所定の電子商店街の中から、その所定の電子商店街で購入可能な代替品を特定する。
【0068】
(提供部135)
提供部135は、特定部134により特定された所有物を手放し、買い替えを提案するための情報を提供(送信)する。具体的には、提供部135は、その所有物を購入した所定の電子商店街で購入可能な代替品の購入を提案するための情報を提供する。
【0069】
〔5.管理サーバの構成〕
次に、
図8を用いて、実施形態に係る管理サーバ200の構成について説明する。
図8は、実施形態に係る管理サーバ200の構成例を示す図である。
図8に示すように、管理サーバ200は、通信部210と、記憶部220と、制御部230とを有する。なお、管理サーバ200は、管理サーバ200の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0070】
(通信部210)
通信部210は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部210は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理装置100等との間で情報の送受信を行う。
【0071】
(記憶部220)
記憶部220は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
図8に示すように、記憶部120は、購買履歴記憶部221と、商品情報記憶部222とを有する。
【0072】
購買履歴記憶部221は、ユーザの購買履歴に関する情報を記憶する。例えば、購買履歴記憶部221は、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街で購入した購買履歴に関する情報を記憶する。ここで、
図9に、実施形態に係る購買履歴記憶部221の一例を示す。
図9に示すように、購買履歴記憶部221は、「購買履歴ID」、「ユーザID」、「品目」、「サイズ」、「購入時期」、「対象属性」といった項目を有する。
【0073】
「購買履歴ID」は、購買履歴を識別するための識別情報を示す。「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「品目」は、購入品の品目を示す。「サイズ」は、購入品のサイズを示す。「購入時期」は、購入品を購入した時期を示す。「対象属性」は、購入品が対象とするユーザ属性を示す。
【0074】
すなわち、
図9では、購買履歴ID「KR11」によって識別される購買を行ったユーザが「U11」であり、購入品の品目が「AA1のTシャツ」であり、サイズが「M」であり、購入時期が「2020年8月30日15:00」であり、対象属性が「大人/男性」である例を示す。
【0075】
商品情報記憶部222は、商品情報を記憶する。例えば、商品情報記憶部222は、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街で購入可能な商品に関する情報を記憶する。ここで、
図10に、実施形態に係る商品情報記憶部222の一例を示す。
図10に示すように、商品情報記憶部222は、「商品ID」、「品目」、「サイズ」、「対象属性」といった項目を有する。
【0076】
「商品ID」は、商品を識別するための識別情報を示す。「品目」は、商品の品目を示す。「サイズ」は、商品のサイズを示す。「対象属性」は、商品が対象とするユーザ属性を示す。
【0077】
すなわち、
図10では、商品ID「IT11」によって識別される商品の品目が「AA1のTシャツ」であり、サイズが「M」であり、対象属性が「大人/男性」である例を示す。
【0078】
(制御部230)
制御部230は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、管理サーバ200内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0079】
図8に示すように、制御部230は、取得部231と、提供部232とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部230の内部構成は、
図8に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0080】
(取得部231)
取得部231は、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街におけるユーザの購買に関する情報を取得する。例えば、取得部231は、ユーザが購買を行うと、購入した商品に関する情報を取得する。
【0081】
取得部231は、管理サーバ200がユーザ属性記憶部122や測定履歴記憶部123を記憶部220に格納する場合には、ユーザ属性に関する情報や測定履歴に関する情報を取得してもよい。
【0082】
(提供部232)
提供部232は、ユーザの購買履歴に関する情報を提供する。なお、提供部232は、管理サーバ200がユーザ属性記憶部122や測定履歴記憶部123を記憶部220に格納する場合には、ユーザ属性に関する情報や測定履歴に関する情報を提供してもよい。
【0083】
〔6.情報処理のフロー〕
次に、
図11を用いて、実施形態に係る情報処理システム1による情報処理の手順について説明する。
図11は、実施形態に係る情報処理システム1による情報処理の手順を示すフローチャートである。
【0084】
図11に示すように、情報処理装置100は、ユーザの体型に関する情報を取得する(ステップS201)。
【0085】
情報処理装置100は、取得されたユーザの体型に関する情報に基づいて、体型変化を推定する(ステップS202)。
【0086】
情報処理装置100は、推定された体型変化に基づいて、体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する(ステップS203)。
【0087】
情報処理装置100は、体型が所定の閾値以上変化したと判定された場合(ステップS203;YES)、体型に合わなくなったと推定されるユーザの所有物を特定する(ステップS204)。
【0088】
情報処理装置100は、特定された所有物を手放し、代替品の購入を提案するための情報を提供する(ステップS205)。
【0089】
一方、情報処理装置100は、体型が所定の閾値以上変化していないと判定された場合(ステップS203;NO)、情報処理を終了する。
【0090】
〔7.変形例〕
上述した実施形態に係る情報処理システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理システム1の他の実施形態について説明する。
【0091】
(一アカウントに複数ユーザが紐づく場合)
上記実施形態では、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街において、登録された一アカウントに一ユーザが紐づくものとして説明したが、この例に限られない。具体的には、上記実施形態において、登録された一アカウントに複数ユーザが紐づいてもよい。例えば、ユーザに家族がいる場合には、そのユーザが家族(例えば、ユーザの子供など)のために商品を購入する場合が想定される。以下、管理サーバ200が管理する所定の電子商店街において、登録された一アカウントに複数ユーザが紐づく場合の処理を説明する。なお、
図2と同様の説明は適宜省略する。
【0092】
図12では、端末装置10を介してユーザU11に提案を行うものとするが、アカウントを有するユーザU11は、ユーザU12及びユーザU13の家族FA11を有し、ユーザU11のアカウントには、ユーザU12及びユーザU13も紐づくものとする。以下、ユーザU12は、ユーザU11の配偶者であり、ユーザU13は、ユーザU11の子供であるものとして説明する。なお、以下では、説明の便宜上、一アカウントに3人のユーザが紐づく場合を説明するが、この例に限らず、複数ユーザの数は特に限定されないものとする。
【0093】
情報処理装置100は、一アカウントに紐づく複数ユーザ(U11乃至U13)の体型に関する情報を取得する(ステップS301)。
図12では、情報処理装置100は、所定の電子商店街でユーザU11が購入した購買履歴に関する情報である購買履歴情報KRD12を取得する。購買履歴情報KRD12には、ユーザU11がユーザU12及びユーザU13のために購入した購買履歴が含まれる。
【0094】
情報処理装置100は、購買履歴情報KRD12に基づいて、購入品のサイズの変化からユーザU11乃至U13の体型変化を推定し、推定された体型変化に関する情報を取得する。具体的な処理について説明すると、特定部134は、購買履歴情報KRD12に含まれる購入品の属性に基づいて、ユーザU11乃至U13のうち、体型変化の判定対象となるユーザを特定する(ステップS302)。例えば、特定部134は、ユーザU11乃至U13のうち、ユーザU12だけが女性であるため、女性用の商品が購入された場合には、ユーザU12を判定対象として特定する。また、例えば、特定部134は、ユーザU11乃至U13のうち、ユーザU13だけが子供であるため、子供用の商品が購入された場合には、ユーザU13を判定対象として特定する。
【0095】
特定部134は、体型変化の判定対象として特定されたユーザの属性に対応した購入品を、購買履歴情報KRD12の中から特定する(ステップS303)。例えば、特定部134は、体型変化の判定対象として特定されたユーザがユーザU13である場合には、子供用の商品を購買履歴情報KRD12の中から特定する。
【0096】
判定部133は、特定部134により特定されたユーザの体型に関する情報に基づいて、特定されたユーザの体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する(ステップS304)。例えば、判定部133は、子供用の商品が購入された場合には、その商品のサイズに関する情報と、ユーザU13のために購入されたと推定される過去の購入品のサイズに関する情報との比較に基づいて、ユーザU13の体型変化を判定する。
【0097】
具体的な例を挙げると、特定部134は、購買履歴情報KRD12の中から、子供用の商品である、購買履歴ID「KR22」及び「KR28」の購入品を特定する。そして、推定部132は、購買履歴ID「KR22」及び「KR28」の購入品が、ユーザU13のために購入された商品であると推定する。そして、判定部133は、購買履歴ID「KR22」及び「KR28」の購入品のサイズに関する情報を比較して、ユーザU13の体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する。
図12では、判定部133は、ユーザU13の購入品のサイズが、「130」から「140」に変化しているので、「130」から「140」へのサイズの変化に対応して、ユーザU13の体型が大きくなったと判定する。
【0098】
提供部135は、判定部133による判定結果に基づいて、ユーザU13の体型に合わなくなったと判定された所有物を手放し、現在のユーザU13の体型に合うと推定される商品の購入を提案するための情報を提供する(ステップS305)。
【0099】
画面UI12は、ユーザU13の体型に合わなくなった所有物を手放し、買い替えを提案するUI画面の一例である。画面UI12は、画像PI21及びPI22を含む。画像PI21は、手放すことを提案するユーザU13の所有物であるアイテムIT21の画像である。画像PI22は、購入を提案するアイテムIT21の代替品であるアイテムIT22の画像である。アイテムIT22は、例えば、アイテムIT21を購入した所定の電子商店街で購入可能なアイテムである。
【0100】
なお、上記変形例では、説明の便宜上、ユーザU11の家族FA11に子供が1人だけである場合を説明したが、子供が複数いる場合も想定される。例えば、年齢が近く性別が同じ子供が2人以上いる場合である。この場合には、特定部134は、例えばユーザU11から予め受け付けられた情報(例えば、登録)に基づいて、体型変化の判定対象となるユーザを特定してもよい。例えば、ユーザU11が、購買履歴に含まれる購入品と、購入品の対象者であるユーザとを予め紐づけておくことで、特定部134は、その紐づけに基づいて、体型変化の判定対象となるユーザを特定してもよい。なお、紐づけは、ユーザU11によって定められる場合に限らず、どのように定められてもよいものとする。
【0101】
なお、上記変形例において、一アカウントに対する複数ユーザの紐づけは、ユーザU11から受け付けられた情報に基づいて行われてもよいが、この例に限られない。例えば、推定部132は、購買履歴情報KRD12に含まれる購入品に関する情報に基づいて、ユーザU11の家族構成を推定し、推定される複数ユーザのユーザ属性を推定することにより、推定される複数ユーザとの紐づけを行ってもよい。具体的には、推定部132は、ユーザU11が対象属性の異なる3つの商品を購入していた場合には、ユーザU11の家族構成が3人であると推定し、それぞれの対象属性に基づいて、推定される3人のユーザ属性を推定することにより、推定される3人のユーザと3つの商品との紐づけをそれぞれ行ってもよい。
【0102】
〔8.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、取得部131と、判定部133と、提供部135とを有する。取得部131は、ユーザの体型に関する情報を取得する。判定部133は、取得部131により取得されたユーザの体型に関する情報に基づいて、体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する。提供部135は、判定部133により、体型が所定の閾値以上変化したと判定された場合に、変化によってユーザの体型に合わなくなったユーザの所有物の代替品の購入を提案するための情報を提供する。
【0103】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、手放す提案と、買い替えの提案とをペアにして提案することができるため、ユーザの体型変化に基づいて、所有物の買い替えに関する更なるサービス向上を促進することができる。
【0104】
また、提供部135は、所定の電子商店街を管理するサーバから提供されたユーザの購買履歴に基づいて特定された所有物に関する情報に基づいて、代替品の購入を提案するための情報を提供する。
【0105】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザの所有物に関する情報を管理することができるため、ユーザの体型変化に基づいて、所有物を手放す可能性を適切に推定し、買い替えに関する提案につなげることができる。
【0106】
また、提供部135は、所有物の品目及びサイズに関する情報に基づいて、代替品の購入を提案するための情報を提供する。
【0107】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザの所有物に関する情報として、所有物の品目及びサイズに関する情報を管理することができるため、ユーザの体型変化に基づいて、所有物を手放す可能性を適切に推定し、買い替えに関する提案につなげることができる。
【0108】
また、提供部135は、所有物を手放すよう提案するための情報として、所有物を手放すことにより付与される電子ポイントへの交換を提案するための情報を提供する。
【0109】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、体型に合わなくなった所有物と交換に電子ポイントを獲得することができるため、買い替えに関するモチベーションの向上を促進することができる。
【0110】
また、提供部135は、所有物を手放すよう提案するための情報として、所有物のオークションへの出品を提案するための情報を提供する。
【0111】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、体型に合わなくなった所有物を売って現金化することができるため、買い替えに関するモチベーションの向上を促進することができる。
【0112】
また、判定部133は、ユーザの体型を測定可能な体型測定手段を介して測定された測定履歴に基づいて、ユーザの体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する。
【0113】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザの体型を測定して数値化することができるため、ユーザの体型変化に基づいて、所有物の買い替えに関するサービス向上を促進することができる。
【0114】
また、判定部133は、ユーザの購買履歴に基づく変化に基づいて推定されたユーザの体型変化に関する情報に基づいて、ユーザの体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する。
【0115】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザの購買履歴から体型変化を推定することができるため、ユーザの体型変化に基づいて、所有物の買い替えに関するサービス向上を促進することができる。
【0116】
また、判定部133は、ユーザの属性に基づく変化に基づいて推定されたユーザの体型変化に関する情報に基づいて、ユーザの体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する。
【0117】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザ属性から体型変化を推定することができるため、ユーザの体型変化に基づいて、所有物の買い替えに関するサービス向上を促進することができる。
【0118】
また、取得部131は、一のアカウントに紐づく複数ユーザの体型に関する情報を取得する。また、実施形態に係る情報処理装置100は、一のアカウントに紐づく購買履歴に含まれる購入品の属性に基づいて、複数ユーザのうち、判定部133による判定対象となる一のユーザを特定する特定部134を更に有する。また、判定部133は、特定部134により特定された一のユーザの体型に関する情報に基づいて、一のユーザの体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する。また、提供部135は、判定部133による判定結果に基づいて、変化によって一のユーザの体型に合わなくなった一のユーザの所有物の代替品の購入を提案するための情報を提供する。
【0119】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、すべてのユーザがアカウントを持つことなく各ユーザの体型変化を判定することができるため、アカウントに含まれる各ユーザに対する、所有物の買い替えに関するサービス向上を促進することができる。
【0120】
また、特定部134は、一のアカウントに紐づく購買履歴に基づいて推定された複数ユーザの属性と購入品の属性との比較に基づいて、判定対象となる一のユーザを特定する。
【0121】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、体型変化の判定対象となるユーザを特定する精度を向上することができるため、アカウントに含まれる各ユーザに対する、所有物の買い替えに関するサービス向上を促進することができる。
【0122】
〔9.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る端末装置10、情報処理装置100及び管理サーバ200は、例えば、
図13に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。
図13は、端末装置10、情報処理装置100及び管理サーバ200の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0123】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0124】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
【0125】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0126】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0127】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置10、情報処理装置100及び管理サーバ200として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部14、130及び230の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0128】
〔10.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0129】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0130】
また、上述してきた実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0131】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0132】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0133】
1 情報処理システム
10 端末装置
11 通信部
12 入力部
13 出力部
14 制御部
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 所有物情報記憶部
122 ユーザ属性記憶部
123 測定履歴記憶部
130 制御部
131 取得部
132 推定部
133 判定部
134 特定部
135 提供部
141 受信部
142 送信部
200 管理サーバ
210 通信部
220 記憶部
221 購買履歴記憶部
222 商品情報記憶部
230 制御部
231 取得部
232 提供部
N ネットワーク
【手続補正書】
【提出日】2022-10-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの体型に関する情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得されたユーザの体型に関する情報と、前記ユーザの購買履歴に基づく変化に基づいて推定された前記ユーザの体型変化に関する情報とに基づいて、体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する判定部と、
前記判定部により、体型が所定の閾値以上変化したと判定された場合に、当該変化によって前記ユーザの体型に合わなくなった前記ユーザの所有物の代替品の購入を提案するための情報を提供する提供部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記提供部は、
所定の電子商店街を管理するサーバから提供された前記ユーザの購買履歴に基づいて特定された前記所有物に関する情報に基づいて、前記代替品の購入を提案するための情報を提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記提供部は、
前記所有物の品目及びサイズに関する情報に基づいて、前記代替品の購入を提案するための情報を提供する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記提供部は、
前記所有物を手放すよう提案するための情報として、前記所有物を手放すことにより付与される電子ポイントへの交換を提案するための情報を提供する
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記提供部は、
前記所有物を手放すよう提案するための情報として、前記所有物のオークションへの出品を提案するための情報を提供する
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記判定部は、
前記ユーザの体型を測定可能な体型測定手段を介して測定された測定履歴に基づいて、前記ユーザの体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記判定部は、
前記ユーザの属性に基づく変化に基づいて推定された前記ユーザの体型変化に関する情報に基づいて、前記ユーザの体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記取得部は、
一のアカウントに紐づく複数ユーザの体型に関する情報を取得し、
前記一のアカウントに紐づく購買履歴に含まれる購入品の属性に基づいて、前記複数ユーザのうち、前記判定部による判定対象となる一のユーザを特定する特定部を更に有し、
前記判定部は、
前記特定部により特定された一のユーザの体型に関する情報に基づいて、一のユーザの体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定し、
前記提供部は、
前記判定部による判定結果に基づいて、前記変化によって前記一のユーザの体型に合わなくなった前記一のユーザの所有物の代替品の購入を提案するための情報を提供する
ことを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記特定部は、
前記一のアカウントに紐づく購買履歴に基づいて推定された複数ユーザの属性と前記購入品の属性との比較に基づいて、前記判定対象となる一のユーザを特定する
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
ユーザの体型に関する情報を取得する取得工程と、
前記取得工程により取得されたユーザの体型に関する情報と、前記ユーザの購買履歴に基づく変化に基づいて推定された前記ユーザの体型変化に関する情報とに基づいて、体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程により、体型が所定の閾値以上変化したと判定された場合に、当該変化によって前記ユーザの体型に合わなくなった前記ユーザの所有物の代替品の購入を提案するための情報を提供する提供工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項11】
ユーザの体型に関する情報を取得する取得手順と、
前記取得手順により取得されたユーザの体型に関する情報と、前記ユーザの購買履歴に基づく変化に基づいて推定された前記ユーザの体型変化に関する情報とに基づいて、体型が所定の閾値以上変化したか否かを判定する判定手順と、
前記判定手順により、体型が所定の閾値以上変化したと判定された場合に、当該変化によって前記ユーザの体型に合わなくなった前記ユーザの所有物の代替品の購入を提案するための情報を提供する提供手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。