(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022186560
(43)【公開日】2022-12-15
(54)【発明の名称】卓上・壁掛2way日めくりカレンダーケース
(51)【国際特許分類】
B42D 5/04 20060101AFI20221208BHJP
【FI】
B42D5/04 J
B42D5/04 K
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021115996
(22)【出願日】2021-06-05
(71)【出願人】
【識別番号】506257560
【氏名又は名称】有限会社手塚
(72)【発明者】
【氏名】手塚 良成
(57)【要約】
【課題】小型日めくりカレンダーを、シンプルに卓上と壁掛の2通りで使用できる機能のある卓上・壁掛2way日めくりカレンダーケース。
【解決手段】金具の付いたままの日めくりカレンダーを、卓上・壁掛共に、ケースの前面下部にスペースを空けることで、日めくりカレンダーをめくり取ることができる。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
卓上・壁掛2way日めくりカレンダーケースの作成において、
(1)卓上で使用する小型の日めくりカレンダーケースを、ポリプロピレン等樹脂系素材の切断加工のしやすい部材を用いて、
(2)前面の上部は、中身を取り出しやすくするために、U字にカットし、
(3)裏面は、ケースを立たせるために切り込みを入れて、足部分と、ストッパー部分を作り、
(4)底面は、後方に傾斜をさせたロック式で作り、
(5)ケース上部は、底面と同じく後方に傾斜させ、
(6)(2)~(5)の要件を満たしたものを、型で抜いて貼り加工を経たケースにし、
(7)ケース底のロック部分をはずし、左右のベロと前面下のミシン部分を切り取り、
(8)ふたを4で折りケースの中に入れ、
(9)日めくりカレンダーの裏面上部のツメをおこし、
(10)日めくりカレンダーをケースに入れながら、上部の2つに折った切り込みの中にツメを差し込み、折り曲げて固定し、
(11)裏面の足部分と、ストッパー部分を直角に折り、足部分にストッパー部分をはめ込み、さらに足部分の補強の為に足部分の筋を折り、
(12)壁に掛けて使用する場合は、ふたは伸ばしたまま、日めくりカレンダーをケースに入れながら、下の切り込みの中へツメを差し込み、折り曲げて固定し、
(13)中身の日めくりカレンダーを、前面下部の空いたスペースよりめくり取るところを特徴とする卓上・壁掛2way日めくりカレンダーケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、卓上・壁掛2way日めくりカレンダーケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、小型日めくりカレンダーの多くは、名入れをした台紙に穴をあけ、小型日めくりカレンダーの上部金具部分裏側のツメを、台紙の穴に通して、台紙の裏面で折り曲げて固定をして使用するか、小型日めくりカレンダーを、卓上スタンド型の台紙に壁掛の台紙と同じように上部金具部分のツメを通して固定して使用してきた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
卓上スタンド型の台紙の日めくりカレンダーの場合は、スタンド型の台紙が場所を取り、卓上のスペースが狭くなってしまい、壁掛の日めくりカレンダーの場合は、従来からの台紙に取り付ける方法、または紐を付けて壁面に鋲で止める方法しかなく、卓上・壁掛共にインテリアとして美観が欠けていた。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、金具の付いた日めくりカレンダーを卓上・壁掛2way日めくりカレンダーケースに入れることにより、卓上でスペースを取らず、さらに壁掛にも使用でき、ケースの前面下部に空きスペースを作ることで、日めくりカレンダーをめくりやすくして、前述の欠点を解決しようとするものである。
【発明の効果】
【0005】
上述のように、本発明の卓上・壁掛2way日めくりカレンダーケースは、従来の金具の付いた卓上スタンド型小型日めくりカレンダーの代わりになり、取り付け台紙が不要なために、経済的負担がかなり削減できる。また、インテリア小物としての付加価値も加わり、サイズも、コンパクトなB7サイズ内で収まり、小売販売の場合の、売り場面積は小さくなり、購入者が持ち帰えるにも便利である。さらに、壁掛にも使用ができる画期的な商品である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】日めくりカレンダーが入ったケースを、横にして斜め上から見た図面である。
【
図2】日めくりカレンダーを取り、ふたを折ったケースを斜め上から見た図面である。
【
図3】ケース裏面に日めくりカレンダーをセットした図面である。
【
図5】ケース裏面の足の筋を折り曲げた図面である。
【
図7】前面下部のケースの空いたスペースの図面である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
卓上・壁掛2way日めくりカレンダーケースは、ケース自体に立つ機能があり、卓上日めくりカレンダーケースと、壁掛日めくりカレンダーケースの2通りの使用ができ、全体としてスリムで無駄のない卓上・壁掛2way日めくりカレンダーケースである。
【符号の説明】
【0008】
1 ケース底左ベロミシン切り取り部分
2 ケース底右ベロミシン切り取り部分
3 ケース前面下部ミシン切り取り部分
4 ケースふた折り曲げ部分
5 ケース前面U字部分
6 ケース裏面ツメ部分
7 ケース裏面ストッパー部分
8 ケース裏面足部分
9 ケース裏面足の筋部分
10 壁掛使用時裏面ツメ差し込み部分
11 ケース前面下部空きスペース部分