(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022018731
(43)【公開日】2022-01-27
(54)【発明の名称】施設入所調整装置、方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/20 20120101AFI20220120BHJP
G06Q 10/04 20120101ALI20220120BHJP
【FI】
G06Q50/20
G06Q10/04
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020122058
(22)【出願日】2020-07-16
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-03-10
(71)【出願人】
【識別番号】500105665
【氏名又は名称】株式会社TKC
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(72)【発明者】
【氏名】飯塚 真玄
(72)【発明者】
【氏名】柏倉 紀美恵
(72)【発明者】
【氏名】相川 健一
(72)【発明者】
【氏名】奈良部 和則
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA04
5L049CC34
(57)【要約】 (修正有)
【課題】保育所のような施設への入所希望者、特に、兄弟姉妹同時入所を希望する入所希望者の入所決定や、転園を希望する入所希望者の入所決定のためになされる一連の処理を、自動的に実施する施設入所調整装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】施設入所調整装置10は、バス11によって互いに接続されたCPU、記録媒体読取部、通信部、メモリ及び記憶装置を備え、兄弟姉妹が別々の保育所への入所が許容されている場合、保育所の定員に空きがあれば、兄弟姉妹のうちの何れか1人の入所を仮確定し、兄弟姉妹のすべてに対して仮確定がなされた場合、兄弟姉妹を、対応する保育所に関連付け、関連付けられた対象者の何れかに対して、仮確定がなされていない場合、兄弟姉妹を全員を、入所待機させ、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されており、保育所の受け入れ定員に空きがない場合、別の保育所を対象して、入所が可能か否かを判定する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶装置とプロセッサとを備えた施設入所調整装置であって、
前記プロセッサは、
前記記憶装置に記憶され、保育所への入所を希望する対象者の入所希望情報が書き込まれた対象者リストから、第1の対象者の入所希望情報を読み取る第1のステップと、
前記入所希望情報に、兄弟姉妹同時入所希望が含まれている場合、前記対象者リストから、前記対象者の兄弟姉妹である1人または複数人である第2の対象者の入所希望情報を取得し、前記第1の対象者と前記第2の対象者とがすべて関連付けられた兄弟姉妹リストを作成し、前記兄弟姉妹リストを、前記記憶装置に記憶させる、第2のステップと、
前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、保育所の受け入れ定員に空きがあるのであれば、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れか1人の、前記保育所への入所を仮確定する第3のステップと、
前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対する前記仮確定が終わった訳ではない場合、前記第3のステップに進む、第4のステップと、
前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対して、前記入所の仮確定がなされた場合、前記兄弟姉妹を、対応する保育所に関連付けた入所決定リストを作成し、前記入所決定リストを、前記記憶装置に記憶させ、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れかに対して、前記入所の仮確定がなされなかった場合、前記兄弟姉妹を全員、入所を待機させるものとし、前記兄弟姉妹を、保育所に関連付けることなく、前記入所決定リストに書き込み、前記兄弟姉妹を前記対象者リストから削除する第5のステップと、
前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、前記保育所の受け入れ定員に空きがないのであれば、別の保育所を対象として、前記第3のステップを実行する、第6のステップとを実行する、施設入所調整装置。
【請求項2】
前記プロセッサはさらに、
前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹同時期に前記保育所への入所が希望されている場合、前記第1の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第2の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、前記第1の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第2の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記第2の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第1の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、および、前記第2の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第1の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記対象者リストから、前記第1の対象者の第1希望の保育所と同一の保育所を希望し、前記第2の対象者よりも優先順位が高い第3の対象者および前記第3の対象者の1人または複数人の兄弟姉妹である第4の対象者を抽出し、前記抽出した対象者が書き込まれた関連対象者リストを作成し、前記関連対象者リストを、前記記憶装置に記憶させる、第7のステップと、
前記兄弟姉妹リストに書き込まれている1人の前記第1の対象者または前記第2の対象者を対象とし、前記第1の対象者または前記第2の対象者とクラス年齢が等しく、前記第1の対象者または前記第2の対象者の第1希望の保育所が、前記第3の対象者または前記第4の対象者の希望保育所のうち何れかにある対象者を、前記関連対象者リストから取得する第8のステップと、
前記第1希望の保育所の受入定員がゼロである場合、第2希望の保育所を前記第1希望の保育所として、前記第8のステップに進む、第9のステップと、
前記第1希望の保育所の受入定員がゼロではない場合、前記第8のステップで対象とされた前記第3の対象者または前記第4の対象者との合計が、前記第1希望の保育所の受入定員以内であるか否かを判定する第10のステップと、
前記第10のステップにおいて、受入定員以内である場合、前記第8のステップで対象とした、前記第1の対象者または前記第2の対象者を、前記第1希望の保育所への入所を仮確定する第11のステップとを実行する、請求項1に記載の施設入所調整装置。
【請求項3】
前記プロセッサはさらに、
前記第11のステップの後、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了した場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定されているか否かを判定し、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了していない場合、前記第8のステップに進む、第12のステップと、
前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべての入所を確定する第13のステップとを実行する、請求項2に記載の施設入所調整装置。
【請求項4】
前記プロセッサはさらに、
前記第13のステップにおいて、入所が確定された保育所の受入定員を、前記第13のステップにおいて前記入所が確定された対象者の数だけ-1とする第14のステップと、
前記第13のステップにおいて、前記入所が確定された対象者の中に、転園者がいる場合、転園前の保育所の受入定員を+1とする第15のステップと、
前記対象者リストから、入所が確定された前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者を削除する第16のステップとを実行する、請求項3に記載の施設入所調整装置。
【請求項5】
前記プロセッサはさらに、
前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されているのであれば、この保育所を第1希望の保育所として、前記第9のステップに進む、第17のステップと、
前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されていないのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによる同時入所の希望の内容に応じて以降の処理を決定する、第18のステップと、
前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に同じ保育所に入所することを希望しているのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第19のステップと、
前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所があるのであれば、前記第1の対象者のこの保育所への入所を確定する第20のステップとを実行する、請求項4に記載の施設入所調整装置。
【請求項6】
前記プロセッサはさらに、
前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所がないのであれば、前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者のすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第21のステップを実行する、請求項5に記載の施設入所調整装置。
【請求項7】
前記プロセッサはさらに、
前記第20のステップの後、前記1人または複数の第2の対象者は、前記第1の対象者と同一の保育所への入所を希望するのであれば、待機し、別の保育所への入所を希望するのであれば、別の保育所への入所を決定し、前記第16のステップに進む、第22のステップを実行する、請求項5に記載の施設入所調整装置。
【請求項8】
前記プロセッサはさらに、
前記第10のステップにおいて、前記受入定員を超える場合、前記第1の対象者に関して指定された世帯の優先順が、前記第3の対象者または前記第4の対象者に関して指定された優先順以上である場合、前記第12のステップに進む、第23のステップと、
前記優先順以上ではない場合、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者がいないのであれば、前記第8のステップへ進み、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者で第1希望以外としている対象者がいた場合は、前記第3の対象者または前記第4の対象者の第1希望が、前記第1の対象者の希望施設の中にある場合は、前記第8のステップへ進み、ないのであれば、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者を除外して、前記第9のステップへ進む、第24のステップとを実行する、請求項3に記載の施設入所調整装置。
【請求項9】
記憶装置とプロセッサとを備えた施設入所調整装置によって実施される施設入所調整方法であって、
前記プロセッサは、
前記記憶装置に記憶され、保育所への入所を希望する対象者の入所希望情報が書き込まれた対象者リストから、第1の対象者の入所希望情報を読み取る第1のステップと、
前記入所希望情報に、兄弟姉妹同時入所希望が含まれている場合、前記対象者リストから、前記対象者の兄弟姉妹である1人または複数人である第2の対象者の入所希望情報を取得し、前記第1の対象者と前記第2の対象者とがすべて関連付けられた兄弟姉妹リストを作成し、前記兄弟姉妹リストを、前記記憶装置に記憶させる、第2のステップと、
前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、保育所の受け入れ定員に空きがあるのであれば、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れか1人の、前記保育所への入所を仮確定する第3のステップと、
前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対する前記仮確定が終わった訳ではない場合、前記第3のステップに進む、第4のステップと、
前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対して、前記入所の仮確定がなされた場合、前記兄弟姉妹を、対応する保育所に関連付けた入所決定リストを作成し、前記入所決定リストを、前記記憶装置に記憶させ、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れかに対して、前記入所の仮確定がなされなかった場合、前記兄弟姉妹を全員、入所を待機させるものとし、前記兄弟姉妹を、保育所に関連付けることなく、前記入所決定リストに書き込み、前記兄弟姉妹を前記対象者リストから削除する第5のステップと、
前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、前記保育所の受け入れ定員に空きがないのであれば、別の保育所を対象として、前記第3のステップを実行する、第6のステップとを実行する、施設入所調整方法。
【請求項10】
前記プロセッサはさらに、
前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹同時期に前記保育所への入所が希望されている場合、前記第1の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第2の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、前記第1の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第2の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記第2の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第1の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、および、前記第2の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第1の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記対象者リストから、前記第1の対象者の第1希望の保育所と同一の保育所を希望し、前記第2の対象者よりも優先順位が高い第3の対象者および前記第3の対象者の1人または複数人の兄弟姉妹である第4の対象者を抽出し、前記抽出した対象者が書き込まれた関連対象者リストを作成し、前記関連対象者リストを、前記記憶装置に記憶させる、第7のステップと、
前記兄弟姉妹リストに書き込まれている1人の前記第1の対象者または前記第2の対象者を対象とし、前記第1の対象者または前記第2の対象者とクラス年齢が等しく、前記第1の対象者または前記第2の対象者の第1希望の保育所が、前記第3の対象者または前記第4の対象者の希望保育所のうち何れかにある対象者を、前記関連対象者リストから取得する第8のステップと、
前記第1希望の保育所の受入定員がゼロである場合、第2希望の保育所を前記第1希望の保育所として、前記第8のステップに進む、第9のステップと、
前記第1希望の保育所の受入定員がゼロではない場合、前記第8のステップで対象とされた前記第3の対象者または前記第4の対象者との合計が、前記第1希望の保育所の受入定員以内であるか否かを判定する第10のステップと、
前記第10のステップにおいて、受入定員以内である場合、前記第8のステップで対象とした、前記第1の対象者または前記第2の対象者を、前記第1希望の保育所への入所を仮確定する第11のステップとを実行する、請求項9に記載の施設入所調整方法。
【請求項11】
前記プロセッサはさらに、
前記第11のステップの後、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了した場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定されているか否かを判定し、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了していない場合、前記第8のステップに進む、第12のステップと、
前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべての入所を確定する第13のステップとを実行する、請求項10に記載の施設入所調整方法。
【請求項12】
前記プロセッサはさらに、
前記第13のステップにおいて、入所が確定された保育所の受入定員を、前記第13のステップにおいて前記入所が確定された対象者の数だけ-1とする第14のステップと、
前記第13のステップにおいて、前記入所が確定された対象者の中に、転園者がいる場合、転園前の保育所の受入定員を+1とする第15のステップと、
前記対象者リストから、入所が確定された前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者を削除する第16のステップとを実行する、請求項11に記載の施設入所調整方法。
【請求項13】
前記プロセッサはさらに、
前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されているのであれば、この保育所を第1希望の保育所として、前記第9のステップに進む、第17のステップと、
前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されていないのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによる同時入所の希望の内容に応じて以降の処理を決定する、第18のステップと、
前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に同じ保育所に入所することを希望しているのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第19のステップと、
前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所があるのであれば、前記第1の対象者のこの保育所への入所を確定する第20のステップとを実行する、請求項12に記載の施設入所調整方法。
【請求項14】
前記プロセッサはさらに、
前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所がないのであれば、前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者のすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第21のステップを実行する、請求項13に記載の施設入所調整方法。
【請求項15】
前記プロセッサはさらに、
前記第20のステップの後、前記1人または複数の第2の対象者は、前記第1の対象者と同一の保育所への入所を希望するのであれば、待機し、別の保育所への入所を希望するのであれば、別の保育所への入所を決定し、前記第16のステップに進む、第22のステップを実行する、請求項13に記載の施設入所調整方法。
【請求項16】
前記プロセッサはさらに、
前記第10のステップにおいて、前記受入定員を超える場合、前記第1の対象者に関して指定された世帯の優先順が、前記第3の対象者または前記第4の対象者に関して指定された優先順以上である場合、前記第12のステップに進む、第23のステップと、
前記優先順以上ではない場合、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者がいないのであれば、前記第8のステップへ進み、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者で第1希望以外としている対象者がいた場合は、前記第3の対象者または前記第4の対象者の第1希望が、前記第1の対象者の希望施設の中にある場合は、前記第8のステップへ進み、ないのであれば、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者を除外して、前記第9のステップへ進む、第24のステップとを実行する、請求項11に記載の施設入所調整方法。
【請求項17】
記憶装置に記憶され、保育所への入所を希望する対象者の入所希望情報が書き込まれた対象者リストから、第1の対象者の入所希望情報を読み取る第1のステップを実施する機能、
前記入所希望情報に、兄弟姉妹同時入所希望が含まれている場合、前記対象者リストから、前記対象者の兄弟姉妹である1人または複数人である第2の対象者の入所希望情報を取得し、前記第1の対象者と前記第2の対象者とがすべて関連付けられた兄弟姉妹リストを作成し、前記兄弟姉妹リストを、前記記憶装置に記憶させる、第2のステップを実施する機能、
前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、保育所の受け入れ定員に空きがあるのであれば、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れか1人の、前記保育所への入所を仮確定する第3のステップを実施する機能、
前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対する前記仮確定が終わった訳ではない場合、前記第3のステップに進む、第4のステップを実施する機能、
前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対して、前記入所の仮確定がなされた場合、前記兄弟姉妹を、対応する保育所に関連付けた入所決定リストを作成し、前記入所決定リストを、前記記憶装置に記憶させ、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れかに対して、前記入所の仮確定がなされなかった場合、前記兄弟姉妹を全員、入所を待機させるものとし、前記兄弟姉妹を、保育所に関連付けることなく、前記入所決定リストに書き込み、前記兄弟姉妹を前記対象者リストから削除する第5のステップを実施する機能、
前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、前記保育所の受け入れ定員に空きがないのであれば、別の保育所を対象として、前記第3のステップを実行する、第6のステップを実施する機能、をプロセッサに実現させるためのプログラム。
【請求項18】
前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹同時期に前記保育所への入所が希望されている場合、前記第1の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第2の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、前記第1の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第2の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記第2の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第1の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、および、前記第2の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第1の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記対象者リストから、前記第1の対象者の第1希望の保育所と同一の保育所を希望し、前記第2の対象者よりも優先順位が高い第3の対象者および前記第3の対象者の1人または複数人の兄弟姉妹である第4の対象者を抽出し、前記抽出した対象者が書き込まれた関連対象者リストを作成し、前記関連対象者リストを、前記記憶装置に記憶させる、第7のステップを実施する機能、
前記兄弟姉妹リストに書き込まれている1人の前記第1の対象者または前記第2の対象者を対象とし、前記第1の対象者または前記第2の対象者とクラス年齢が等しく、前記第1の対象者または前記第2の対象者の第1希望の保育所が、前記第3の対象者または前記第4の対象者の希望保育所のうち何れかにある対象者を、前記関連対象者リストから取得する第8のステップを実施する機能、
前記第1希望の保育所の受入定員がゼロである場合、第2希望の保育所を前記第1希望の保育所として、前記第8のステップに進む、第9のステップを実施する機能、
前記第1希望の保育所の受入定員がゼロではない場合、前記第8のステップで対象とされた前記第3の対象者または前記第4の対象者との合計が、前記第1希望の保育所の受入定員以内であるか否かを判定する第10のステップを実施する機能、
前記第10のステップにおいて、受入定員以内である場合、前記第8のステップで対象とした、前記第1の対象者または第2の対象者を、前記第1希望の保育所への入所を仮確定する第11のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項17に記載のプログラム。
【請求項19】
前記第11のステップの後、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了した場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定されているか否かを判定し、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了していない場合、前記第8のステップに進む、第12のステップを実施する機能、
前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべての入所を確定する第13のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項18に記載のプログラム。
【請求項20】
前記第13のステップにおいて、入所が確定された保育所の受入定員を、前記第13のステップにおいて前記入所が確定された対象者の数だけ-1とする第14のステップを実施する機能、
前記第13のステップにおいて、前記入所が確定された対象者の中に、転園者がいる場合、転園前の保育所の受入定員を+1とする第15のステップを実施する機能、
前記対象者リストから、入所が確定された前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者を削除する第16のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項19に記載のプログラム。
【請求項21】
前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されているのであれば、この保育所を第1希望の保育所として、前記第9のステップに進む、第17のステップを実施する機能、
前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されていないのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによる同時入所の希望の内容に応じて以降の処理を決定する、第18のステップを実施する機能、
前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に同じ保育所に入所することを希望しているのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第19のステップを実施する機能、
前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所があるのであれば、前記第1の対象者のこの保育所への入所を確定する第20のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項20に記載のプログラム。
【請求項22】
前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所がないのであれば、前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者のすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第21のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項21に記載のプログラム。
【請求項23】
前記第20のステップの後、前記1人または複数の第2の対象者は、前記第1の対象者と同一の保育所への入所を希望するのであれば、待機し、別の保育所への入所を希望するのであれば、別の保育所への入所を決定し、前記第16のステップに進む、第22のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項21に記載のプログラム。
【請求項24】
前記第10のステップにおいて、前記受入定員を超える場合、前記第1の対象者に関して指定された世帯の優先順が、前記第3の対象者または前記第4の対象者に関して指定された優先順以上である場合、前記第12のステップに進む、第23のステップを実施する機能、
前記優先順以上ではない場合、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者がいないのであれば、前記第8のステップへ進み、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者で第1希望以外としている対象者がいた場合は、前記第3の対象者または前記第4の対象者の第1希望が、前記第1の対象者の希望施設の中にある場合は、前記第8のステップへ進み、ないのであれば、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者を除外して、前記第9のステップへ進む、第24のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項19に記載のプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば保育所のような施設への入所希望者の入所を調整する施設入所調整装置、方法、およびプログラムに関し、特に、兄弟姉妹同時入所の調整に係る処理を円滑に実施するための施設入所調整装置、方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば保育所のような施設への入所選考は、家庭状況をポイント化した点数によって行われる。この点数は、一般に、「指数」とも呼ばれ、「基準指数」、「調整指数」、「優先順位」からなる。
【0003】
保護者の基準指数を合算し、調整指数の加点、減点を行ったものが入所希望者の「持ち点」となり、「持ち点」が同じ点数だった入所希望者同士は、優先順位によって順位付けされ、優先順位の高い希望者から入所できる。
【0004】
基準指数とは、就労状況(例えば、フルタイム勤務か、就学かなど)や、健康状態(例えば、病気や障害など)といった、保護者の基本情報をポイント化した点数である。
【0005】
調整指数とは、家庭の状況に合わせて、加点や減点を調整するための点数である。例えば、既に同一の自治体内の認可保育園に通う兄弟姉妹がいた場合、1点の「調整指数」が加点されるという具合である。
【0006】
優先順位とは、同一指数の希望者がいた場合に、入所者を決定するための順位付けの定義である。例えば、優先順位付けにおいて有利になり得る項目としては、兄弟姉妹の保育所入所状況、就労による認可外保育所やベビーシッター等の利用実績、自治体居住歴(長い方が有利)、単身赴任世帯等がある。
【0007】
このような入所選考を行うために、入所選考担当者は、入所希望者から申告された基準指数に、調整指数を加算または減算することによって、各入所希望者の点数を計算し、各入所希望者を点数順にソートし、点数の高い順から、入所者を決定している。
【0008】
入所担当選考者は、このような計算およびソートを、手作業で行っているために、多大な手間と時間とを要している。
【0009】
また、一般に、点数が同点となるケースが多い。点数が同点となった場合、前述したように、優先順位を考慮して、順位が決定される。
【0010】
また、兄弟姉妹で同時期に同じ保育所に入所を希望する場合がある。この場合、兄弟姉妹が同じ保育所に入所が割り当てられることが出来た場合に兄弟共に入所が決定となり、兄弟の何れかが保育所に割り当てられなかった場合は、先に割り当てることができた他の兄弟の結果を破棄し、兄弟ともに第2希望の保育所で割り当てが可能かを判定することになる。
【0011】
しかしながら、このような優先順位を考慮してなされる順位の決定作業も、入所担当選考者による手作業で行われているので、やはり、多大な手間および時間を要している。このように兄弟姉妹で同時期に同じ保育所に入所を希望する場合は、単に優先順位と施設の空きだけで決定する事ができないため、入所選考担当者の多大な手間および時間を要している。
【0012】
また、先に保育所に入所している兄弟姉妹が第2希望以下の保育所に入所している場合など、別の兄弟姉妹の保育所の入所申請にあわせて転園を希望するケースがある。
【0013】
転園希望の児童の入所(転園)が決定した場合、当該児童が入所していた保育所の定員に1つ空きが出来ることになる。しかし、入所(転園)が決定しない場合は空きができない。
【0014】
このように、転園希望児童の入所が決定するかしないかにより、保育所の空き定員が変わることを考慮し、手作業で入所者を決定する点も多大な時間を要する一因となっている。
【0015】
「保育所の入所を希望する児童」と「保育所」など、2集団をマッチングする従来技術にDA(Deferred Acceptance)アルゴリズムやSD(Serial Dictatorship)メカニズム等がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0016】
【特許文献1】特開2018-133053号公報
【特許文献2】特開2018-133056号公報
【特許文献3】特開2019-067155号公報
【特許文献4】特開2019-067158号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
以上説明したように、従来は、各入所希望者の点数を計算し、点数順にソートし、点数が同点の場合は、兄弟姉妹の保育所入所状況を考慮して、優先順位付けを行い、入所者を決定するといった一連の処理が、手作業でなされている。また、従来のマッチング技術では「兄弟姉妹が同時期に同じ保育所を希望する場合」や「転園を希望する場合」を考慮したマッチングは行えない。
【0018】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、例えば保育所のような施設への入所希望者、特に、兄弟姉妹同時入所を希望する入所希望者の入所決定や、転園を希望する入所希望者の入所決定のためになされる一連の処理を、自動的に実施することが可能な施設入所調整装置、方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0019】
すなわち、請求項1の発明は、記憶装置とプロセッサとを備えた施設入所調整装置であって、前記プロセッサが、前記記憶装置に記憶され、保育所への入所を希望する対象者の入所希望情報が書き込まれた対象者リストから、第1の対象者の入所希望情報を読み取る第1のステップと、前記入所希望情報に、兄弟姉妹同時入所希望が含まれている場合、前記対象者リストから、前記対象者の兄弟姉妹である1人または複数人である第2の対象者の入所希望情報を取得し、前記第1の対象者と前記第2の対象者とがすべて関連付けられた兄弟姉妹リストを作成し、前記兄弟姉妹リストを、前記記憶装置に記憶させる、第2のステップと、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、保育所の受け入れ定員に空きがあるのであれば、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れか1人の、前記保育所への入所を仮確定する第3のステップと、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対する前記仮確定が終わった訳ではない場合、前記第3のステップに進む、第4のステップと、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対して、前記入所の仮確定がなされた場合、前記兄弟姉妹を、対応する保育所に関連付けた入所決定リストを作成し、前記入所決定リストを、前記記憶装置に記憶させ、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れかに対して、前記入所の仮確定がなされなかった場合、前記兄弟姉妹を全員、入所を待機させるものとし、前記兄弟姉妹を、保育所に関連付けることなく、前記入所決定リストに書き込み、前記兄弟姉妹を前記対象者リストから削除する第5のステップと、前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、前記保育所の受け入れ定員に空きがないのであれば、別の保育所を対象として、前記第3のステップを実行する、第6のステップとを実行する。
【0020】
請求項2の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹同時期に前記保育所への入所が希望されている場合、前記第1の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第2の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、前記第1の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第2の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記第2の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第1の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、および、前記第2の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第1の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記対象者リストから、前記第1の対象者の第1希望の保育所と同一の保育所を希望し、前記第2の対象者よりも優先順位が高い第3の対象者および前記第3の対象者の1人または複数人の兄弟姉妹である第4の対象者を抽出し、前記抽出した対象者が書き込まれた関連対象者リストを作成し、前記関連対象者リストを、前記記憶装置に記憶させる、第7のステップと、前記兄弟姉妹リストに書き込まれている1人の前記第1の対象者または前記第2の対象者を対象とし、前記第1の対象者または前記第2の対象者とクラス年齢が等しく、前記第1の対象者または前記第2の対象者の第1希望の保育所が、前記第3の対象者または前記第4の対象者の希望保育所のうち何れかにある対象者を、前記関連対象者リストから取得する第8のステップと、前記第1希望の保育所の児童が新規に入所可能な定員である受入定員がゼロである場合、第2希望の保育所を前記第1希望の保育所として、前記第8のステップに進む、第9のステップと、前記第1希望の保育所の受入定員がゼロではない場合、前記第8のステップで対象とされた前記第3の対象者または前記第4の対象者との合計が、前記第1希望の保育所の受入定員以内であるか否かを判定する第10のステップと、前記第10のステップにおいて、受入定員以内である場合、前記第8のステップで対象とした、前記第1の対象者または前記第2の対象者を、前記第1希望の保育所への入所を仮確定する第11のステップとを実行する、請求項1に記載の施設入所調整装置である。
【0021】
請求項3の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第11のステップの後、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了した場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定されているか否かを判定し、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了していない場合、前記第8のステップに進む、第12のステップと、前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべての入所を確定する第13のステップとを実行する、請求項2に記載の施設入所調整装置である。
【0022】
請求項4の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第13のステップにおいて、入所が確定された保育所の受入定員を、前記第13のステップにおいて前記入所が確定された対象者の数だけ-1とする第14のステップと、前記第13のステップにおいて、前記入所が確定された対象者の中に、転園者がいる場合、転園前の保育所の受入定員を+1とする第15のステップと、前記対象者リストから、入所が確定された前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者を削除する第16のステップとを実行する、請求項3に記載の施設入所調整装置である。
【0023】
請求項5の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されているのであれば、この保育所を第1希望の保育所として、前記第9のステップに進む、第17のステップと、前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されていないのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによる同時入所の希望の内容に応じて以降の処理を決定する、第18のステップと、前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に同じ保育所に入所することを希望しているのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第19のステップと、前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所があるのであれば、前記第1の対象者のこの保育所への入所を確定する第20のステップとを実行する、請求項4に記載の施設入所調整装置である。
【0024】
請求項6の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所がないのであれば、前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者のすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第21のステップを実行する、請求項5に記載の施設入所調整装置である。
【0025】
請求項7の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第20のステップの後、前記1人または複数の第2の対象者は、前記第1の対象者と同一の保育所への入所を希望するのであれば、待機し、別の保育所への入所を希望するのであれば、別の保育所への入所を決定し、前記第16のステップに進む、第22のステップを実行する、請求項5に記載の施設入所調整装置である。
【0026】
請求項8の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第10のステップにおいて、前記受入定員を超える場合、前記第1の対象者に関して指定された世帯の優先順が、前記第3の対象者または前記第4の対象者に関して指定された優先順以上である場合、前記第12のステップに進む、第23のステップと、前記優先順以上ではない場合、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者がいないのであれば、前記第8のステップへ進み、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者で第1希望以外としている対象者がいた場合は、前記第3の対象者または前記第4の対象者の第1希望が、前記第1の対象者の希望施設の中にある場合は、前記第8のステップへ進み、ないのであれば、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者を除外して、前記第9のステップへ進む、第24のステップとを実行する、請求項3に記載の施設入所調整装置である。
【0027】
請求項9の発明は、記憶装置とプロセッサとを備えた施設入所調整装置によって実施される施設入所調整方法であって、前記プロセッサが、前記記憶装置に記憶され、保育所への入所を希望する対象者の入所希望情報が書き込まれた対象者リストから、第1の対象者の入所希望情報を読み取る第1のステップと、前記入所希望情報に、兄弟姉妹同時入所希望が含まれている場合、前記対象者リストから、前記対象者の兄弟姉妹である1人または複数人である第2の対象者の入所希望情報を取得し、前記第1の対象者と前記第2の対象者とがすべて関連付けられた兄弟姉妹リストを作成し、前記兄弟姉妹リストを、前記記憶装置に記憶させる、第2のステップと、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、保育所の受け入れ定員に空きがあるのであれば、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れか1人の、前記保育所への入所を仮確定する第3のステップと、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対する前記仮確定が終わった訳ではない場合、前記第3のステップに進む、第4のステップと、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対して、前記入所の仮確定がなされた場合、前記兄弟姉妹を、対応する保育所に関連付けた入所決定リストを作成し、前記入所決定リストを、前記記憶装置に記憶させ、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れかに対して、前記入所の仮確定がなされなかった場合、前記兄弟姉妹を全員、入所を待機させるものとし、前記兄弟姉妹を、保育所に関連付けることなく、前記入所決定リストに書き込み、前記兄弟姉妹を前記対象者リストから削除する第5のステップと、前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、前記保育所の受け入れ定員に空きがないのであれば、別の保育所を対象として、前記第3のステップを実行する、第6のステップとを実行する、施設入所調整方法である。
【0028】
請求項10は、前記プロセッサがさらに、前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹同時期に前記保育所への入所が希望されている場合、前記第1の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第2の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、前記第1の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第2の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記第2の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第1の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、および、前記第2の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第1の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記対象者リストから、前記第1の対象者の第1希望の保育所と同一の保育所を希望し、前記第2の対象者よりも優先順位が高い第3の対象者および前記第3の対象者の1人または複数人の兄弟姉妹である第4の対象者を抽出し、前記抽出した対象者が書き込まれた関連対象者リストを作成し、前記関連対象者リストを、前記記憶装置に記憶させる、第7のステップと、前記兄弟姉妹リストに書き込まれている1人の前記第1の対象者または前記第2の対象者を対象とし、前記第1の対象者または前記第2の対象者とクラス年齢が等しく、前記第1の対象者または前記第2の対象者の第1希望の保育所が、前記第3の対象者または前記第4の対象者の希望保育所のうち何れかにある対象者を、前記関連対象者リストから取得する第8のステップと、前記第1希望の保育所の受入定員がゼロである場合、第2希望の保育所を前記第1希望の保育所として、前記第8のステップに進む、第9のステップと、前記第1希望の保育所の受入定員がゼロではない場合、前記第8のステップで対象とされた前記第3の対象者または前記第4の対象者との合計が、前記第1希望の保育所の受入定員以内であるか否かを判定する第10のステップと、前記第10のステップにおいて、受入定員以内である場合、前記第8のステップで対象とした、前記第1の対象者または前記第2の対象者を、前記第1希望の保育所への入所を仮確定する第11のステップとを実行する、請求項9に記載の施設入所調整方法である。
【0029】
請求項11の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第11のステップの後、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了した場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定されているか否かを判定し、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了していない場合、前記第8のステップに進む、第12のステップと、前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべての入所を確定する第13のステップとを実行する、請求項10に記載の施設入所調整方法である。
【0030】
請求項12の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第13のステップにおいて、入所が確定された保育所の受入定員を、前記第13のステップにおいて前記入所が確定された対象者の数だけ-1とする第14のステップと、前記第13のステップにおいて、前記入所が確定された対象者の中に、転園者がいる場合、転園前の保育所の受入定員を+1とする第15のステップと、前記対象者リストから、入所が確定された前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者を削除する第16のステップとを実行する、請求項11に記載の施設入所調整方法である。
【0031】
請求項13の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されているのであれば、この保育所を第1希望の保育所として、前記第9のステップに進む、第17のステップと、前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されていないのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによる同時入所の希望の内容に応じて以降の処理を決定する、第18のステップと、前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に同じ保育所に入所することを希望しているのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第19のステップと、前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所があるのであれば、前記第1の対象者のこの保育所への入所を確定する第20のステップとを実行する、請求項12に記載の施設入所調整方法である。
【0032】
請求項14の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所がないのであれば、前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者のすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第21のステップを実行する、請求項13に記載の施設入所調整方法である。
【0033】
請求項15の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第20のステップの後、前記1人または複数の第2の対象者は、前記第1の対象者と同一の保育所への入所を希望するのであれば、待機し、別の保育所への入所を希望するのであれば、別の保育所への入所を決定し、前記第16のステップに進む、第22のステップを実行する、請求項13に記載の施設入所調整方法である。
【0034】
請求項16の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第10のステップにおいて、前記受入定員を超える場合、前記第1の対象者に関して指定された世帯の優先順が、前記第3の対象者または前記第4の対象者に関して指定された優先順以上である場合、前記第12のステップに進む、第23のステップと、前記優先順以上ではない場合、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者がいないのであれば、前記第8のステップへ進み、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者で第1希望以外としている対象者がいた場合は、前記第3の対象者または前記第4の対象者の第1希望が、前記第1の対象者の希望施設の中にある場合は、前記第8のステップへ進み、ないのであれば、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者を除外して、前記第9のステップへ進む、第24のステップとを実行する、請求項11に記載の施設入所調整方法である。
【0035】
請求項17の発明は、記憶装置に記憶され、保育所への入所を希望する対象者の入所希望情報が書き込まれた対象者リストから、第1の対象者の入所希望情報を読み取る第1のステップを実施する機能、前記入所希望情報に、兄弟姉妹同時入所希望が含まれている場合、前記対象者リストから、前記対象者の兄弟姉妹である1人または複数人である第2の対象者の入所希望情報を取得し、前記第1の対象者と前記第2の対象者とがすべて関連付けられた兄弟姉妹リストを作成し、前記兄弟姉妹リストを、前記記憶装置に記憶させる、第2のステップを実施する機能、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、保育所の受け入れ定員に空きがあるのであれば、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れか1人の、前記保育所への入所を仮確定する第3のステップを実施する機能、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対する前記仮確定が終わった訳ではない場合、前記第3のステップに進む、第4のステップを実施する機能、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対して、前記入所の仮確定がなされた場合、前記兄弟姉妹を、対応する保育所に関連付けた入所決定リストを作成し、前記入所決定リストを、前記記憶装置に記憶させ、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れかに対して、前記入所の仮確定がなされなかった場合、前記兄弟姉妹を全員、入所を待機させるものとし、前記兄弟姉妹を、保育所に関連付けることなく、前記入所決定リストに書き込み、前記兄弟姉妹を前記対象者リストから削除する第5のステップを実施する機能、前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、前記保育所の受け入れ定員に空きがないのであれば、別の保育所を対象として、前記第3のステップを実行する、第6のステップを実施する機能、をプロセッサに実現させるためのプログラムである。
【0036】
請求項18の発明は、前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹同時期に前記保育所への入所が希望されている場合、前記第1の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第2の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、前記第1の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第2の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記第2の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第1の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、および、前記第2の対象者を優先的に前記保育所に入所させ、前記第1の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記対象者リストから、前記第1の対象者の第1希望の保育所と同一の保育所を希望し、前記第2の対象者よりも優先順位が高い第3の対象者および前記第3の対象者の1人または複数人の兄弟姉妹である第4の対象者を抽出し、前記抽出した対象者が書き込まれた関連対象者リストを作成し、前記関連対象者リストを、前記記憶装置に記憶させる、第7のステップを実施する機能、前記兄弟姉妹リストに書き込まれている1人の前記第1の対象者または前記第2の対象者を対象とし、前記第1の対象者または前記第2の対象者とクラス年齢が等しく、前記第1の対象者または第2の対象者の第1希望の保育所が、前記第3の対象者または前記第4の対象者の希望保育所のうち何れかにある対象者を、前記関連対象者リストから取得する第8のステップを実施する機能、前記第1希望の保育所の受入定員がゼロである場合、第2希望の保育所を前記第1希望の保育所として、前記第8のステップに進む、第9のステップを実施する機能、前記第1希望の保育所の受入定員がゼロではない場合、前記第8のステップで対象とされた前記第3の対象者または前記第4の対象者との合計が、前記第1希望の保育所の受入定員以内であるか否かを判定する第10のステップを実施する機能、前記第10のステップにおいて、受入定員以内である場合、前記第8のステップで対象とした、前記第1の対象者または前記第2の対象者を、前記第1希望の保育所への入所を仮確定する第11のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項17に記載のプログラムである。
【0037】
請求項19の発明は、前記第11のステップの後、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了した場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定されているか否かを判定し、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了していない場合、前記第8のステップに進む、第12のステップを実施する機能、前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべての入所を確定する第13のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項18に記載のプログラムである。
【0038】
請求項20の発明は、前記第13のステップにおいて、入所が確定された保育所の受入定員を、前記第13のステップにおいて前記入所が確定された対象者の数だけ-1とする第14のステップを実施する機能、前記第13のステップにおいて、前記入所が確定された対象者の中に、転園者がいる場合、転園前の保育所の受入定員を+1とする第15のステップを実施する機能、前記対象者リストから、入所が確定された前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者を削除する第16のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項19に記載のプログラムである。
【0039】
請求項21の発明は、前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されているのであれば、この保育所を第1希望の保育所として、前記第9のステップに進む、第17のステップを実施する機能、前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されていないのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによる同時入所の希望の内容に応じて以降の処理を決定する、第18のステップを実施する機能、前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に同じ保育所に入所することを希望しているのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第19のステップを実施する機能、前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所があるのであれば、前記第1の対象者のこの保育所への入所を確定する第20のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項20に記載のプログラムである。
【0040】
請求項22の発明は、前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所がないのであれば、前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者のすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第21のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項21に記載のプログラムである。
【0041】
請求項23の発明は、前記第20のステップの後、前記1人または複数の第2の対象者は、前記第1の対象者と同一の保育所への入所を希望するのであれば、待機し、別の保育所への入所を希望するのであれば、別の保育所への入所を決定し、前記第16のステップに進む、第22のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項21に記載のプログラムである。
【0042】
請求項24の発明は、前記第10のステップにおいて、前記受入定員を超える場合、前記第1の対象者に関して指定された世帯の優先順が、前記第3の対象者または前記第4の対象者に関して指定された優先順以上である場合、前記第12のステップに進む、第23のステップを実施する機能、前記優先順以上ではない場合、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者がいないのであれば、前記第8のステップへ進み、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者で第1希望以外としている対象者がいた場合は、前記第3の対象者または前記第4の対象者の第1希望が、前記第1の対象者の希望施設の中にある場合は、前記第8のステップへ進み、ないのであれば、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者を除外して、前記第9のステップへ進む、第24のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項19に記載のプログラムである。
【発明の効果】
【0043】
本発明によれば、例えば保育所のような施設への入所希望者、特に、兄弟姉妹同時入所を希望する入所希望者の入所決定や、転園を希望する入所希望者の入所決定のためになされる一連の処理を、自動的に実施することが可能な施設入所調整装置、方法、およびプログラムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【
図1】本発明の実施形態に係る施設入所調整方法が適用された施設入所調整装置が適用さえるネットワーク構成例を示す図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る施設入所調整方法が適用された施設入所調整装置の構成例を示す機能ブロック図である。
【
図3A】施設入所調整モジュールの処理の流れを例示するフローチャートである(1/5)。
【
図3B】施設入所調整モジュールの処理の流れを例示するフローチャートである(2/5)。
【
図3C】施設入所調整モジュールの処理の流れを例示するフローチャートである(3/5)。
【
図3D】施設入所調整モジュールの処理の流れを例示するフローチャートである(4/5)。
【
図3E】施設入所調整モジュール22の処理の流れを例示するフローチャートである(5/5)。
【
図4-1】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-2】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-3】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-4】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-5】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-6】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-7】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-8】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-9a】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-9b】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-10】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-11】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-12】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-13】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-14】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-15】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-16】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-17】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-18】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-19】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-20】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-21】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-22】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-23】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-24】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-25】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図4-26】施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【
図5】対象者リストのデータ構成例を示す図である。
【
図6】施設の受入定員を示す施設リストのデータ構成例を示す図である。
【
図7】兄弟姉妹リストのデータ構成例を示す図である。
【
図8】兄弟姉妹同時入所希望の内容分類を示す図である。
【
図9】関連対象者リストのデータ構成例を示す図である。
【
図10】入所決定リストのデータ構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0045】
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
【0046】
以下の実施形態の説明において、同一部分については、同一符号を用いて示し、重複説明を避ける。
【0047】
図1は、本発明の実施形態に係る施設入所調整方法が適用された施設入所調整装置が適用されるネットワーク構成例を示す図である。
【0048】
なお、以下の説明では、施設として保育所を例に説明するが、本明細書において施設とは、保育所に限定されるものではなく、認定こども園、地域型保育事業所、放課後児童クラブ、塾、医療施設等をも含むものであることに留意されたい。
【0049】
施設入所調整装置10は、例えばサーバのようなコンピュータによって実現され、例えばPCやタブレットのような複数の端末80と、例えば有線または無線の通信ネットワーク70を介して通信可能に接続され、端末80から、施設入所調整プログラムを実行可能にする。
【0050】
複数の端末80はそれぞれ、例えば、役所や役場等の自治体の担当部署に配置され、入所選考担当者によって使用される。
【0051】
なお、
図1に例示するようなネットワーク環境には、イーサネット(登録商標)等のLAN、あるいは公衆回線や専用回線を介して複数のLANが接続されるWAN等を含み得る。LANの場合には、必要に応じてルータを介した多数のサブネットから構成される。また、WANの場合には、公衆回線に接続するためのファイアウォール等を適宜備えているが、ここではその図示および詳細説明を省略する。
【0052】
図2は、本発明の実施形態に係る施設入所調整方法が適用された施設入所調整装置の構成例を示す機能ブロック図である。
【0053】
施設入所調整装置10の電子回路は、バス11によって互いに接続されたCPU12、記録媒体読取部14、通信部15、メモリ20、および記憶装置30を備えている。
【0054】
メモリ20は、施設入所調整装置10を実現するプログラムである施設入所調整モジュール22を記憶している。
【0055】
施設入所調整モジュール22は、メモリ20に予め記憶されていてもよいし、あるいはメモリカード等の外部記録媒体13から記録媒体読取部14を介してメモリ20に読み込まれて記憶されたものであってもよい。施設入所調整モジュール22は、書き換えできないようになっている。
【0056】
メモリ20には、このようなユーザ書き換え不可能なエリアの他に、書き換え可能なデータを記憶するエリアとして、書込可能データエリア28が確保されている。
【0057】
CPU12は、施設入所調整モジュール22を実行可能な1つまたは複数のプロセッサの一例であって、施設入所調整モジュール22に従い回路各部の動作を制御する。
【0058】
記憶装置30は、対象者リスト31、兄弟姉妹リスト32、関連対象者リスト33、入所仮確定リスト34、入所確定リスト35、および入所決定リスト36を記憶している。これら各リストのデータ構成については、後述する。
【0059】
記憶装置30は、例えばSSD(Solid State Drive)やHDD(Hard Disk Drive)等からなる。
【0060】
通信部15は、通信ネットワーク70に接続されており、通信ネットワーク70を介してなされる端末80と施設入所調整装置10との間の情報の送受信を司る。端末80と施設入所調整装置10との間では、多くの情報が送受信されるが、これらはすべて、通信部15を介してなされる。以下の説明では、端末80と施設入所調整装置10との間でなされる情報の送受信が、通信部15でなされるとの重複説明を避ける。
【0061】
図3(
図3A~
図3E)は、施設入所調整モジュールの処理の流れを例示するフローチャートである。
【0062】
施設入所調整モジュール22によってなされる処理の流れを、
図3(
図3A~
図3E)に例示するフローチャートを用いて説明する。
【0063】
図4-1~
図4-26は、施設入所調整モジュールによってなされる処理を補足説明するための図である。
【0064】
すなわち、施設入所調整モジュール22は、端末80に入力された情報から、利用調整対象者を抽出し、抽出した利用調整対象者を、対象者リスト31に書き込む(S1a)。
【0065】
図5は、対象者リストのデータ構成例を示す図である。
【0066】
図6は、施設の受入定員を示す施設リストのデータ構成例を示す図である。
【0067】
対象者リスト31は、保育所への入所を希望する対象者の入所希望情報が書き込まれたテーブル形式のリストであり、児童番号、世帯番号、年齢、第1希望から第4希望までの希望保育所、兄弟姉妹同時入所希望の有無、優先順、および世帯の優先順からなる各項目から構成される。
【0068】
施設入所調整モジュール22は、次に、対象者リスト31から、一人の対象者(第1の対象者α)の入所希望情報を読み込む(S1b)。
【0069】
ステップS1bにおける具体的な処理は、
図4-1、
図4-9b、
図4-26を用いて説明できる。
【0070】
例えば、まず、ステップS1bで読み取られる対象者は、
図4-1に示すように、優先順1の児童101であり、第1希望の保育所1の受入定員は、
図6の施設リスト40に示すように「1」である。なお、第1希望の保育所1の受入定員が「0」の場合、世帯全員(すなわち、兄弟姉妹すべて)の第2希望を第1希望にシフトする。
【0071】
優先順1の児童およびその兄弟姉妹の処理が完了した後、次に、ステップS1bで読み取られる対象者は、
図4-9bに示すように、優先順2の児童202であり、当該児童の第1希望である保育所1の受入定員は、優先順1の児童の兄弟姉妹が入所確定となったため「0」である。
【0072】
優先順1の児童およびその兄弟姉妹、優先順2の児童およびその兄弟姉妹の処理が完了した後、次にステップS1bで読み取られる対象者は、
図4-26に示すように、優先順3の児童301であり、当該児童の第1希望である保育所2の受入定員は「1」である。
【0073】
ステップS1bにおいて読み込めなかった場合(S1c:いいえ)、処理は終了し、読み込めた場合(S1c:はい)、次のステップであるステップS2aに進む(S1c)。
【0074】
ステップS2aでは、入所希望情報に、兄弟姉妹同時入所希望が含まれている場合(S2a:1以上)、対象者リスト31から、対象者の兄弟姉妹である1人または複数人である第2の対象者の入所希望情報を抽出し、第1の対象者と第2の対象者とがすべて関連付けられた兄弟姉妹リスト32を作成し、兄弟姉妹リスト32を、記憶装置30に記憶させる(S2b)。
【0075】
図7は、兄弟姉妹リストのデータ構成例を示す図である。
【0076】
兄弟姉妹リスト32は、兄弟姉妹の保育所への希望状況が、各世帯毎に記載されたテーブル形式のリストであり、それぞれ児童番号、世帯番号、年齢、第1希望から第4希望までの希望保育所、兄弟姉妹同時入所希望の有無、優先順、および世帯の優先順からなる各項目を有する。
【0077】
ステップS2bにおける具体的な処理も、前述した
図4-1、
図4-9bを用いて説明できる。
【0078】
一方、兄弟姉妹同時入所希望が含まれていない場合(S2a:0)の処理については後述する。
【0079】
ステップS2bの後、兄弟姉妹同時入所希望の内容に応じて、処理が分岐する(S2c)。
【0080】
図8は、兄弟姉妹同時入所希望の内容分類を示す図である。
【0081】
兄弟姉妹同時入所希望の内容は、「0:希望無し」、「1:兄弟姉妹同時期に同じ保育所を希望」、「2:兄弟姉妹同時期の入所(別々の保育所でも可)」、「3:当児童を優先的に入所(他の児童は待機)」、「4:当児童を優先的に入所(他の児童は別施設)」、「5:兄弟姉妹を優先的に入所(当児童は待機)」、および「6:兄弟姉妹を優先的に入所(当児童は別施設)」の7つに分類されている。
【0082】
ステップS2cにおいて、上記希望2である場合(S2c:2)、
図7に示すように、兄弟姉妹リスト32から、一人分のデータを読み込む(S3a)。そして、該保育所の受け入れ定員に空きがある(S3b:ある)のであれば、読み込まれた対象者の、該保育所への入所を仮確定し、仮確定された対象者を、入所仮確定リスト34に書き込む(S3c)。
【0083】
入所仮確定リスト34は、入所を仮確定された対象者のデータが書き込まれたテーブル形式のリストである。
【0084】
ステップS3cの後、兄弟姉妹リスト32において関連付けられた対象者のすべてに対する仮確定が終わった訳ではない場合(S4:No)、処理は、ステップ3aに戻る。
【0085】
一方、ステップS4において、兄弟姉妹リスト32において関連付けられた対象者のすべてに対して、仮確定がなされた場合(S4:Yes)、ステップS5に進む。ステップS5では、兄弟姉妹リスト32において関連付けられた対象者の兄弟姉妹の全員の入所が可能な場合(S5a:可能)、兄弟姉妹を、対応する保育所に関連付けた入所決定リスト36を作成し、記憶装置30に記憶させ(S5b)、対象者αを含めた兄弟姉妹を対象者リスト31から削除する(S5d)。
【0086】
図10は、入所決定リストのデータ構成例を示す図である。
【0087】
入所決定リスト36は、入所が確定された対象者のデータが書き込まれたテーブル形式のリストであり、それぞれ児童番号、決定区分、決定施設からなる。
【0088】
一方、ステップS5aにおいて、兄弟姉妹リスト32において関連付けられた対象者の何れかに対して、入所の仮確定がなされなかった場合(S5a:不可能)、兄弟姉妹を全員、入所を待機させ(S5c)、兄弟姉妹を、保育所に関連付けることなく、入所決定リスト36に書き込む(S5d)。
【0089】
一方、ステップS3bにおいて、該保育所の受け入れ定員に空きがない(S3b:ない)のであれば、次の希望施設情報を読み込み(S6a)、次の希望施設がある場合(S6b:ある)には、ステップS3bに戻り、ない場合(S6b:ない)には、ステップS3aに戻る。
【0090】
また、ステップS2cにおいて、
図8に示す希望1、3、4、5、6の何れかである場合(S2c:13456)、対象者リスト31から、第1の対象者(対象者α)の第1希望の保育所と同一の保育所を希望施設の何れかにしていて、第2の対象者よりも優先順位が高い第3の対象者および第3の対象者の1人または複数人の兄弟姉妹である第4の対象者を抽出し、抽出した対象者が書き込まれた関連対象者リスト33を作成し、関連対象者リスト33を、記憶装置30に記憶させる(S7)。
【0091】
図9は、関連対象者リストのデータ構成例を示す図である。
【0092】
関連対象者リスト33は、各世帯毎に記載されたテーブル形式のリストであり、それぞれ児童番号、世帯番号、年齢、第1希望から第4希望までの希望保育所、兄弟姉妹同時入所希望の有無、優先順、および世帯の優先順からなる各項目を有する。
【0093】
ステップS7における具体的な処理も、前述した
図4-1、
図4-9bを用いて説明できる。
【0094】
ステップS7の後、兄弟姉妹リスト32に書き込まれている1人の第2の対象者のデータを読み込み(S8a)、第2の対象者とクラス年齢が等しく、第1希望の保育所が、予め定められた複数の保育所のうちの何れかである第3の対象者または1人の第4の対象者を、関連対象者リスト33から読み込む(S8b)。
【0095】
ステップS8a、S8bにおける具体的な処理は、
図4-1、
図4-5、
図4-9b、
図4-11、
図4-14、
図4-18、
図4-21を用いて説明できる。
図4-1は既に説明済みであるので、以下では、ステップS8a、S8bにおける具体例なデータの流れの例を、
図4-5、
図4-9b、
図4-11、
図4-14、
図4-18、
図4-21を用いて説明する。
【0096】
図4-5に示すように、児童101の兄弟姉妹102についても同様に判定する。兄弟姉妹(児童102)の第1希望の受入定員は「1」である。なお、受入定員が「0」の場合は、仮確定の結果を破棄し、世帯全体の第2希望を第1希望にシフトする。
【0097】
図4-9bに示すように、優先順2の児童202の第1希望の受入定員が「0」の場合、
図4-10の対象者リスト31に示すように、児童202とその兄弟姉妹201の第2希望を第1希望にシフトする。
【0098】
図4-11に示すように、優先順2の児童202の第1希望の保育所の受入定員は「1」である。なお、受入定員が「0」の場合は、世帯全員の第2希望を第1希望にシフトする。
【0099】
図4-14に示すように、優先順2の児童202の兄弟姉妹201についても同様に判定する。兄弟姉妹(児童201)の第1希望の保育所の受入定員は「1」である。なお、受入定員が「0」の場合は、仮確定の結果を破棄し、世帯全員の第2希望を第1希望にシフトする。
【0100】
図4-18に示すように、優先順2の児童202の第1希望の保育所の受入定員は「1」である。なお、受入定員が「0」の場合は、世帯全員の第2希望を第1希望にシフトする。
【0101】
図4-21に示すように、児童202の兄弟姉妹201についても同様に判定する。兄弟姉妹(児童201)の第1希望の保育所の受入定員は「1」である。なお、受入定員が「0」の場合は、仮確定の結果を破棄し、世帯全員の第2希望を第1希望にシフトする。
【0102】
ステップS8bの後、第1希望の保育所の受入定員がゼロである場合(S9a:Yes)、第2希望の保育所を第1希望の保育所として(S9b)、ステップS8aに戻る。
【0103】
ステップS9aにおける具体的な処理は、前述した
図4-1、
図4-5、
図4-9b、
図4-11、
図4-14、
図4-18を用いて説明できる。
【0104】
ステップS9bにおける具体的な処理は、前述した
図4-9bを用いて説明できる。
【0105】
一方、ステップS8bの後、第1希望の保育所の受入定員がゼロではない場合(S9a:No)、ステップS8aで対象とされた第2の対象者と、ステップS8bで関連対象者リスト33から読み込まれた第3の対象者または第4の対象者との合計が、第1希望の保育所の受入定員以内であるか否かを判定する(S10)。
【0106】
ステップS10において、受入定員以内である場合(S10:以内)、ステップS8aで対象とされた第2の対象者と、ステップS8bで関連対象者リスト33から読み込まれた第3の対象者または第4の対象者との第1希望の保育所への入所を仮確定し、仮確定された対象者を、入所仮確定リスト34に書き込む(S11)。
【0107】
ステップS10における具体的な処理は、
図4-2、
図4-6、
図4-12、
図4-15、
図4-19、
図4-22を用いて説明できる。
【0108】
図4-2に示すように、受入定員が「1」以上のとき、対象者リスト31を参照して、優先順1の児童101と年齢が等しく、同じ保育所を希望する児童を探索する。
【0109】
図4-6に示すように、受入定員が「1」以上のとき、対象者リスト31を参照して、兄弟姉妹(児童102)と年齢が等しく、保育所1を希望する児童を探索する。
【0110】
図4-12に示すように、受入定員が「1」以上のとき、対象者リスト31を参照して、優先順2の児童202と年齢が等しく、同じ保育所を希望する児童を探索する。
【0111】
図4-15に示すように、受入定員が「1」以上のとき、対象者リスト31を参照して、兄弟姉妹(児童201)と年齢が等しく、保育所2を希望する児童を探索する。
【0112】
図4-19に示すように、受入定員が「1」以上のとき、対象者リスト31を参照して、優先順2の児童202と年齢が等しく、同じ保育所を希望する児童を探索する。
【0113】
図4-22に示すように、受入定員が「1」以上のとき、対象者リスト31を参照して、兄弟姉妹(児童201)と年齢が等しく、保育所4を希望する児童を探索する。
【0114】
ステップS11における具体的な処理は、
図4-13、
図4-20を用いて説明できる。ステップS11における具体例なデータの流れの例を、
図4-13、
図4-20を用いて説明する。
【0115】
図4-13に示すように、同保育所を希望する児童数「1」が受入定員「1」以内のため、児童202を保育所2で仮確定し、その結果が、入所仮確定リスト34に反映される。
【0116】
図4-20に示すように、同保育所を希望する児童数「1」が受入定員「1」以内のため、児童202を保育所4で仮確定し、その結果が、入所仮確定リスト34に反映される。
【0117】
ステップS11の後、第1の対象者と1人または複数の第2の対象者とのすべて(すなわち、兄弟姉妹のすべて)が入所仮確定されているか否かを判定し、兄弟姉妹のすべてに対する入所の仮判定が完了していない場合(S12a:No)、ステップS8aに戻る。
【0118】
一方、ステップS12aにおいて、兄弟姉妹含めた判定が終わった場合(S12a:Yes)、兄弟姉妹のすべてが入所仮確定と判定されたのであれば(S12b:Yes)、兄弟姉妹のすべての入所を確定し、確定した兄弟姉妹のデータを、入所確定リスト35に書き込む(S13)。
【0119】
ステップS13における具体的な処理は、
図4-9a、
図4-25を用いて説明できる。ステップS13における具体例なデータの流れの例を、
図4―19と
図4-25を用いて説明する。
【0120】
図4-9aに示すように、児童101と児童102との両方が仮確定となった場合、児童101と児童102とを本確定とし、その結果を、入所確定リスト35に反映する。
【0121】
図4-25に示すように、児童201と児童202との両方が仮確定となった場合、児童201と児童202とを本確定とし、その結果を、入所確定リスト35に反映する。
【0122】
ステップS13の後、入所が確定された保育所の受入定員を、ステップS13において入所が確定された対象者の数-1とする(S14)。
【0123】
ステップS14の後、ステップS13において入所が確定された対象者の中に、転園者がいる(S15a:いる)場合、転園前の保育所の受入定員を+1とする(S15b)。
【0124】
一方、ステップS15aにおいて、転園者がいない(S15a:いない)場合、および、ステップS15bの後、対象者リスト31から、入所が確定された第1の対象者および1人または複数の第2の対象者を削除する(S16)。
【0125】
ステップ12bにおいて、第1の対象者と1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合(S12b:No)、第1の対象者と1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されている(S17a:ある)のであれば、この保育所を第1希望の保育所として、この保育所の情報を読み込み(S17b)、ステップS9aに戻る。
【0126】
一方、ステップS17aにおいて、他の保育所が希望されていない(S17a:ない)のであれば、第1の対象者と1人または複数の第2の対象者とのすべてによる同時入所の希望の内容に応じて、以降の処理を決定する(S18)。
【0127】
ステップS18において、兄弟姉妹同時入所希望の内容として、
図8に示す希望1である場合(S18:1)、第1の対象者と1人または複数の第2の対象者とのすべて(すなわち、兄弟姉妹のすべて)を待機させ(S19)、ステップS16に進む。
【0128】
一方、ステップS18において、兄弟姉妹同時入所希望の内容として、
図8に示す希望3または4である場合(S18:34)であって、入所可能な保育所がある(S20a:ある)のであれば、第1の対象者(対象者α)のこの保育所への入所を確定する(S20b)。
【0129】
一方、ステップS20aにおいて、入所可能な保育所がない(S20a:ない)のであれば、第1の対象者および1人または複数の第2の対象者のすべて(すなわち、兄弟姉妹のすべて)を待機させ(S21)、ステップS16に進む。
【0130】
ステップS20bの後、1人または複数の第2の対象者(すなわち、対象者αの兄弟姉妹)が、第1の対象者(対象者α)と同一の保育所への入所を希望する(すなわち、兄弟姉妹同時入所希望の内容が、
図8に示す希望5である)(S22a:5)のであれば、兄弟姉妹は待機し(S22b)、別の保育所への入所を希望する(すなわち、
図8に示す希望6)(S22:6)であれば、別の保育所への入所を決定し(S22c)、ステップS16に進む。
【0131】
また、ステップS10において、受入定員を超える場合(S10:超える)、第1の対象者に関して指定された世帯の優先順が、関連対象者リスト33から読み込んだ他の児童と比較し、等しいかそれ以上の場合(S23a:Yes)、児童を仮確定し(S23c)、ステップS12aに進む。
【0132】
ステップS10(超える)における具体的な状態は、
図4-3、
図4-7、
図4-16,
図4-23を用いて説明できる。ステップS10(超える)における具体例なデータの流れの例を、
図4-3、
図4-7、
図4-16、
図4-23を用いて説明する。
【0133】
図4-3に示すように、希望の児童数「3」が受入定員「1」より多いため、児童101を保育所1で確定できない。
【0134】
図4-7に示すように、希望の児童数「2」が受入定員「1」より多いため、児童101を保育所1で確定できない。
【0135】
図4-16に示すように、希望の児童数「2」が受入定員「1」より多いため、児童202を保育所2で確定できない。
【0136】
図4-23に示すように、希望の児童数「2」が受入定員「1」より多いため、児童202を保育所4で確定できない。
【0137】
ステップS23aにおける具体的な処理は、
図4-4、
図4-8、
図4-17、
図4-24を用いて説明できる。ステップS23aにおける具体的なデータの流れの例を、
図4-4、
図4-8、
図4-17、
図4-24を用いて説明する。
【0138】
図4-4に示すように、保育所1を希望している児童の中で、児童101の世帯の優先順は最も高いため、児童101は保育所1で入所仮確定とする(ステップS23c)。
【0139】
図4-8に示すように、保育所1を希望している児童の中で、児童102の世帯の優先順は最も高いため、児童102は保育所1で入所仮確定とする(ステップS23c)。
【0140】
図4-17に示すように、保育所2を希望している児童の中で、児童201の世帯の優先順が最も高い場合、児童201は保育所2で入所仮確定となる。一方、世帯の優先順が最も高くない場合、救済措置が講じられる。救済措置では、保育所2を第1希望以外にしている児童がいる場合は救済可能だが、いない場合は救済不可である。保育所2を第1希望以外にしている児童がいないため、救済不可となり、児童201とその兄弟である児童202の仮確定の結果を破棄し、の結果を、入所仮確定リスト34に反映し、第2希望の保育所4を第1希望にシフトする。
【0141】
図4-24に示すように、保育所4を希望している児童の中で、児童201の世帯の優先順が最も高い場合ではない場合、救済措置が講じられる。救済措置では、保育所4を第1希望以外にしている児童がいない場合は救済不可であるが、保育所4を第1希望以外にしている児童がいる場合は、救済措置としてその児童を除いて再度判定を行う。例えば、児童(301)は児童201よりも世帯の優先順が高い。児童(301)の第1希望が児童201の入所希望の中にあるのであれば救済不可であるが、そうでないのであれば、児童(301)の第1希望での入所決定可否は児童201に影響を与えないため、児童301を除いて、保育所4を希望している児童数を判定する。その結果、保育所4を希望している児童が受入定員以内であれば、救済措置により仮確定とし、結果を入所仮確定リスト34に反映する。
【0142】
ステップS23a(Yes)における具体的な処理は、前述した
図4-4、
図4-8を用いて説明できる。
【0143】
一方、ステップS23aにおいて、優先順以上ではない場合(S23a:No)、児童本人の第1希望を、第1希望以外にしている第3の対象者(対象者β)がいる場合(S23b:いる)、ステップS24に進み、いない場合(S23b:いない)、ステップS8aに進む。
【0144】
ステップS23b(いる)における具体的な処理は、前述した
図4-24を用いて説明できる。
【0145】
また、ステップS23b(いない)における具体的な処理は、
図4-17を用いて説明できる。
【0146】
ステップS24およびステップS25における具体的な処理もまた、前述した
図4-24を用いて説明できる。
【0147】
ステップS2aにおいて、兄弟姉妹同時入所希望が含まれていない場合(S2a:0)、受入定員に空きがあれば(S26:Yes)、入所可能な施設情報を保持し、入所仮確定リスト34へ書き込み(S27)、入所決定リスト36へ格納し(S28)、対象者リスト31から対象者αを削除し(S29)、ステップS1bへ戻る。
【0148】
ステップS2a(0)における具体的な処理もまた、前述した
図4-26を用いて説明できる。
【0149】
一方、ステップS26において、受入定員に空きがなければ(S26:No)、次の希望施設情報を読み込み(S30)、次の希望施設があれば(S31:ある)、ステップS26に戻り、なければ(S31:ない)、待機し、入所決定リスト36に書き込み(S32)、ステップS29へ進む。
【0150】
上記のような本発明の実施形態に係る施設入所調整方法が適用された施設入所調整装置によれば、例えば保育所のような施設への入所希望者、特に、兄弟姉妹同時入所を希望する入所希望者の入所決定や、転園を希望する入所希望者の入所決定のためになされる一連の処理を、自動的に実施することができる。
【0151】
これによって、入所担当選考者の手作業が排除されるので、入所担当選考者の作業効率の向上を図ることができるのみならず、入所決定の判断を、迅速かつ正確に行うことが可能となる。
【0152】
以上、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例および修正例に想到し得るものであり、それら変更例および修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0153】
10 施設入所調整装置
11 バス
12 CPU
13 外部記録媒体
14 記録媒体読取部
15 通信部
20 メモリ
22 施設入所調整モジュール
28 書込可能データエリア
30 記憶装置
31 対象者リスト
32 兄弟姉妹リスト
33 関連対象者リスト
34 入所仮確定リスト
35 入所確定リスト
36 入所決定リスト
40 施設リスト
70 通信ネットワーク
80 端末
【手続補正書】
【提出日】2020-11-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶装置とプロセッサとを備えた施設入所調整装置であって、
前記プロセッサは、
前記記憶装置に記憶され、保育所への入所を希望する対象者の入所希望情報が書き込まれた対象者リストから、第1の対象者の入所希望情報を読み取る第1のステップと、
前記入所希望情報に、兄弟姉妹同時入所希望が含まれている場合、前記対象者リストから、前記対象者の兄弟姉妹である1人または複数人である第2の対象者の入所希望情報を取得し、前記第1の対象者と前記第2の対象者とがすべて関連付けられた兄弟姉妹リストを作成し、前記兄弟姉妹リストを、前記記憶装置に記憶させる、第2のステップと、
前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、保育所の受入定員がゼロではないのであれば、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れか1人の、前記保育所への入所を仮確定する第3のステップと、
前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対する前記仮確定が終わった訳ではない場合、前記第3のステップに進む、第4のステップと、
前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対して、前記入所の仮確定がなされた場合、前記兄弟姉妹を、対応する保育所に関連付けた入所決定リストを作成し、前記入所決定リストを、前記記憶装置に記憶させ、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れかに対して、前記入所の仮確定がなされなかった場合、前記兄弟姉妹を全員、入所を待機させるものとし、前記兄弟姉妹を、保育所に関連付けることなく、前記入所決定リストに書き込み、前記兄弟姉妹を前記対象者リストから削除する第5のステップと、
前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、前記保育所の受入定員がゼロであれば、別の保育所を対象として、前記第3のステップを実行する、第6のステップと、
前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹同時期に前記保育所への入所が希望されている場合、前記第1の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第2の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、前記第1の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第2の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記第2の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第1の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、および、前記第2の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第1の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記対象者リストから、前記第1の対象者の第1希望の保育所と同一の保育所を希望し、前記第2の対象者よりも優先順位が高い第3の対象者および前記第3の対象者の1人または複数人の兄弟姉妹である第4の対象者を抽出し、前記抽出した対象者が書き込まれた関連対象者リストを作成し、前記関連対象者リストを、前記記憶装置に記憶させる、第7のステップと、
前記兄弟姉妹リストに書き込まれている1人の前記第1の対象者または前記第2の対象者を対象とし、前記第1の対象者または前記第2の対象者とクラス年齢が等しく、前記第1の対象者または前記第2の対象者の第1希望の保育所が、前記第3の対象者または前記第4の対象者の希望保育所のうち何れかにある対象者を、前記関連対象者リストから取得する第8のステップと、
前記第1希望の保育所の受入定員がゼロである場合、第2希望の保育所を前記第1希望の保育所として、前記第8のステップに進む、第9のステップと、
前記第1希望の保育所の受入定員がゼロではない場合、前記第8のステップで対象とされた前記第3の対象者または前記第4の対象者との合計が、前記第1希望の保育所の受入定員以内であるか否かを判定する第10のステップと、
前記第10のステップにおいて、受入定員以内である場合、前記第8のステップで対象とした、前記第1の対象者または前記第2の対象者を、前記第1希望の保育所への入所を仮確定する第11のステップと、
前記第11のステップの後、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了した場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定されているか否かを判定し、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了していない場合、前記第8のステップに進む、第12のステップと、
前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべての入所を確定する第13のステップとを実行する、施設入所調整装置。
【請求項2】
前記プロセッサはさらに、
前記第13のステップにおいて、入所が確定された保育所の受入定員を、前記第13のステップにおいて前記入所が確定された対象者の数だけ-1とする第14のステップと、
前記第13のステップにおいて、前記入所が確定された対象者の中に、転園者がいる場合、転園前の保育所の受入定員を+1とする第15のステップと、
前記対象者リストから、入所が確定された前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者を削除する第16のステップとを実行する、請求項1に記載の施設入所調整装置。
【請求項3】
前記プロセッサはさらに、
前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されているのであれば、この保育所を第1希望の保育所として、前記第9のステップに進む、第17のステップと、
前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されていないのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによる同時入所の希望の内容に応じて以降の処理を決定する、第18のステップと、
前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に同じ保育所に入所することを希望しているのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第19のステップと、
前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所があるのであれば、前記第1の対象者のこの保育所への入所を確定する第20のステップとを実行する、請求項2に記載の施設入所調整装置。
【請求項4】
前記プロセッサはさらに、
前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所がないのであれば、前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者のすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第21のステップを実行する、請求項3に記載の施設入所調整装置。
【請求項5】
前記プロセッサはさらに、
前記第20のステップの後、前記1人または複数の第2の対象者は、前記第1の対象者と同一の保育所への入所を希望するのであれば、待機し、別の保育所への入所を希望するのであれば、別の保育所への入所を決定し、前記第16のステップに進む、第22のステップを実行する、請求項3に記載の施設入所調整装置。
【請求項6】
前記プロセッサはさらに、
前記第10のステップにおいて、前記受入定員を超える場合、前記第1の対象者に関して指定された世帯の優先順が、前記第3の対象者または前記第4の対象者に関して指定された優先順以上である場合、前記第12のステップに進む、第23のステップと、
前記優先順以上ではない場合、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者がいないのであれば、前記第8のステップへ進み、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者で第1希望以外としている対象者がいた場合は、前記第3の対象者または前記第4の対象者の第1希望が、前記第1の対象者の希望施設の中にある場合は、前記第8のステップへ進み、ないのであれば、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者を除外して、前記第9のステップへ進む、第24のステップとを実行する、請求項1に記載の施設入所調整装置。
【請求項7】
記憶装置とプロセッサとを備えた施設入所調整装置によって実施される施設入所調整方法であって、
前記プロセッサは、
前記記憶装置に記憶され、保育所への入所を希望する対象者の入所希望情報が書き込まれた対象者リストから、第1の対象者の入所希望情報を読み取る第1のステップと、
前記入所希望情報に、兄弟姉妹同時入所希望が含まれている場合、前記対象者リストから、前記対象者の兄弟姉妹である1人または複数人である第2の対象者の入所希望情報を取得し、前記第1の対象者と前記第2の対象者とがすべて関連付けられた兄弟姉妹リストを作成し、前記兄弟姉妹リストを、前記記憶装置に記憶させる、第2のステップと、
前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、保育所の受入定員がゼロではないのであれば、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れか1人の、前記保育所への入所を仮確定する第3のステップと、
前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対する前記仮確定が終わった訳ではない場合、前記第3のステップに進む、第4のステップと、
前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対して、前記入所の仮確定がなされた場合、前記兄弟姉妹を、対応する保育所に関連付けた入所決定リストを作成し、前記入所決定リストを、前記記憶装置に記憶させ、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れかに対して、前記入所の仮確定がなされなかった場合、前記兄弟姉妹を全員、入所を待機させるものとし、前記兄弟姉妹を、保育所に関連付けることなく、前記入所決定リストに書き込み、前記兄弟姉妹を前記対象者リストから削除する第5のステップと、
前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、前記保育所の受入定員がゼロであれば、別の保育所を対象として、前記第3のステップを実行する、第6のステップと、
前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹同時期に前記保育所への入所が希望されている場合、前記第1の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第2の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、前記第1の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第2の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記第2の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第1の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、および、前記第2の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第1の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記対象者リストから、前記第1の対象者の第1希望の保育所と同一の保育所を希望し、前記第2の対象者よりも優先順位が高い第3の対象者および前記第3の対象者の1人または複数人の兄弟姉妹である第4の対象者を抽出し、前記抽出した対象者が書き込まれた関連対象者リストを作成し、前記関連対象者リストを、前記記憶装置に記憶させる、第7のステップと、
前記兄弟姉妹リストに書き込まれている1人の前記第1の対象者または前記第2の対象者を対象とし、前記第1の対象者または前記第2の対象者とクラス年齢が等しく、前記第1の対象者または前記第2の対象者の第1希望の保育所が、前記第3の対象者または前記第4の対象者の希望保育所のうち何れかにある対象者を、前記関連対象者リストから取得する第8のステップと、
前記第1希望の保育所の受入定員がゼロである場合、第2希望の保育所を前記第1希望の保育所として、前記第8のステップに進む、第9のステップと、
前記第1希望の保育所の受入定員がゼロではない場合、前記第8のステップで対象とされた前記第3の対象者または前記第4の対象者との合計が、前記第1希望の保育所の受入定員以内であるか否かを判定する第10のステップと、
前記第10のステップにおいて、受入定員以内である場合、前記第8のステップで対象とした、前記第1の対象者または前記第2の対象者を、前記第1希望の保育所への入所を仮確定する第11のステップと、
前記第11のステップの後、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了した場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定されているか否かを判定し、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了していない場合、前記第8のステップに進む、第12のステップと、
前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべての入所を確定する第13のステップとを実行する、施設入所調整方法。
【請求項8】
前記プロセッサはさらに、
前記第13のステップにおいて、入所が確定された保育所の受入定員を、前記第13のステップにおいて前記入所が確定された対象者の数だけ-1とする第14のステップと、
前記第13のステップにおいて、前記入所が確定された対象者の中に、転園者がいる場合、転園前の保育所の受入定員を+1とする第15のステップと、
前記対象者リストから、入所が確定された前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者を削除する第16のステップとを実行する、請求項7に記載の施設入所調整方法。
【請求項9】
前記プロセッサはさらに、
前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されているのであれば、この保育所を第1希望の保育所として、前記第9のステップに進む、第17のステップと、
前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されていないのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによる同時入所の希望の内容に応じて以降の処理を決定する、第18のステップと、
前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に同じ保育所に入所することを希望しているのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第19のステップと、
前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所があるのであれば、前記第1の対象者のこの保育所への入所を確定する第20のステップとを実行する、請求項8に記載の施設入所調整方法。
【請求項10】
前記プロセッサはさらに、
前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所がないのであれば、前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者のすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第21のステップを実行する、請求項9に記載の施設入所調整方法。
【請求項11】
前記プロセッサはさらに、
前記第20のステップの後、前記1人または複数の第2の対象者は、前記第1の対象者と同一の保育所への入所を希望するのであれば、待機し、別の保育所への入所を希望するのであれば、別の保育所への入所を決定し、前記第16のステップに進む、第22のステップを実行する、請求項9に記載の施設入所調整方法。
【請求項12】
前記プロセッサはさらに、
前記第10のステップにおいて、前記受入定員を超える場合、前記第1の対象者に関して指定された世帯の優先順が、前記第3の対象者または前記第4の対象者に関して指定された優先順以上である場合、前記第12のステップに進む、第23のステップと、
前記優先順以上ではない場合、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者がいないのであれば、前記第8のステップへ進み、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者で第1希望以外としている対象者がいた場合は、前記第3の対象者または前記第4の対象者の第1希望が、前記第1の対象者の希望施設の中にある場合は、前記第8のステップへ進み、ないのであれば、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者を除外して、前記第9のステップへ進む、第24のステップとを実行する、請求項7に記載の施設入所調整方法。
【請求項13】
記憶装置に記憶され、保育所への入所を希望する対象者の入所希望情報が書き込まれた対象者リストから、第1の対象者の入所希望情報を読み取る第1のステップを実施する機能、
前記入所希望情報に、兄弟姉妹同時入所希望が含まれている場合、前記対象者リストから、前記対象者の兄弟姉妹である1人または複数人である第2の対象者の入所希望情報を取得し、前記第1の対象者と前記第2の対象者とがすべて関連付けられた兄弟姉妹リストを作成し、前記兄弟姉妹リストを、前記記憶装置に記憶させる、第2のステップを実施する機能、
前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、保育所の受入定員がゼロではないのであれば、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れか1人の、前記保育所への入所を仮確定する第3のステップを実施する機能、
前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対する前記仮確定が終わった訳ではない場合、前記第3のステップに進む、第4のステップを実施する機能、
前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対して、前記入所の仮確定がなされた場合、前記兄弟姉妹を、対応する保育所に関連付けた入所決定リストを作成し、前記入所決定リストを、前記記憶装置に記憶させ、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れかに対して、前記入所の仮確定がなされなかった場合、前記兄弟姉妹を全員、入所を待機させるものとし、前記兄弟姉妹を、保育所に関連付けることなく、前記入所決定リストに書き込み、前記兄弟姉妹を前記対象者リストから削除する第5のステップを実施する機能、
前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、前記保育所の受入定員がゼロであれば、別の保育所を対象として、前記第3のステップを実行する、第6のステップを実施する機能、
前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹同時期に前記保育所への入所が希望されている場合、前記第1の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第2の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、前記第1の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第2の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記第2の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第1の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、および、前記第2の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第1の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記対象者リストから、前記第1の対象者の第1希望の保育所と同一の保育所を希望し、前記第2の対象者よりも優先順位が高い第3の対象者および前記第3の対象者の1人または複数人の兄弟姉妹である第4の対象者を抽出し、前記抽出した対象者が書き込まれた関連対象者リストを作成し、前記関連対象者リストを、前記記憶装置に記憶させる、第7のステップを実施する機能、
前記兄弟姉妹リストに書き込まれている1人の前記第1の対象者または前記第2の対象者を対象とし、前記第1の対象者または前記第2の対象者とクラス年齢が等しく、前記第1の対象者または前記第2の対象者の第1希望の保育所が、前記第3の対象者または前記第4の対象者の希望保育所のうち何れかにある対象者を、前記関連対象者リストから取得する第8のステップを実施する機能、
前記第1希望の保育所の受入定員がゼロである場合、第2希望の保育所を前記第1希望の保育所として、前記第8のステップに進む、第9のステップを実施する機能、
前記第1希望の保育所の受入定員がゼロではない場合、前記第8のステップで対象とされた前記第3の対象者または前記第4の対象者との合計が、前記第1希望の保育所の受入定員以内であるか否かを判定する第10のステップを実施する機能、
前記第10のステップにおいて、受入定員以内である場合、前記第8のステップで対象とした、前記第1の対象者または第2の対象者を、前記第1希望の保育所への入所を仮確定する第11のステップを実施する機能、 前記第11のステップの後、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了した場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定されているか否かを判定し、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了していない場合、前記第8のステップに進む、第12のステップを実施する機能、
前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべての入所を確定する第13のステップを実施する機能、をプロセッサに実現させるためのプログラム。
【請求項14】
前記第13のステップにおいて、入所が確定された保育所の受入定員を、前記第13のステップにおいて前記入所が確定された対象者の数だけ-1とする第14のステップを実施する機能、
前記第13のステップにおいて、前記入所が確定された対象者の中に、転園者がいる場合、転園前の保育所の受入定員を+1とする第15のステップを実施する機能、
前記対象者リストから、入所が確定された前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者を削除する第16のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項13に記載のプログラム。
【請求項15】
前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されているのであれば、この保育所を第1希望の保育所として、前記第9のステップに進む、第17のステップを実施する機能、
前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されていないのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによる同時入所の希望の内容に応じて以降の処理を決定する、第18のステップを実施する機能、
前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に同じ保育所に入所することを希望しているのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第19のステップを実施する機能、
前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所があるのであれば、前記第1の対象者のこの保育所への入所を確定する第20のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項14に記載のプログラム。
【請求項16】
前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所がないのであれば、前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者のすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第21のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項15に記載のプログラム。
【請求項17】
前記第20のステップの後、前記1人または複数の第2の対象者は、前記第1の対象者と同一の保育所への入所を希望するのであれば、待機し、別の保育所への入所を希望するのであれば、別の保育所への入所を決定し、前記第16のステップに進む、第22のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項15に記載のプログラム。
【請求項18】
前記第10のステップにおいて、前記受入定員を超える場合、前記第1の対象者に関して指定された世帯の優先順が、前記第3の対象者または前記第4の対象者に関して指定された優先順以上である場合、前記第12のステップに進む、第23のステップを実施する機能、
前記優先順以上ではない場合、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者がいないのであれば、前記第8のステップへ進み、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者で第1希望以外としている対象者がいた場合は、前記第3の対象者または前記第4の対象者の第1希望が、前記第1の対象者の希望施設の中にある場合は、前記第8のステップへ進み、ないのであれば、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者を除外して、前記第9のステップへ進む、第24のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項13に記載のプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】
すなわち、請求項1の発明は、記憶装置とプロセッサとを備えた施設入所調整装置であって、前記プロセッサが、前記記憶装置に記憶され、保育所への入所を希望する対象者の入所希望情報が書き込まれた対象者リストから、第1の対象者の入所希望情報を読み取る第1のステップと、前記入所希望情報に、兄弟姉妹同時入所希望が含まれている場合、前記対象者リストから、前記対象者の兄弟姉妹である1人または複数人である第2の対象者の入所希望情報を取得し、前記第1の対象者と前記第2の対象者とがすべて関連付けられた兄弟姉妹リストを作成し、前記兄弟姉妹リストを、前記記憶装置に記憶させる、第2のステップと、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、保育所の受入定員がゼロではないのであれば、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れか1人の、前記保育所への入所を仮確定する第3のステップと、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対する前記仮確定が終わった訳ではない場合、前記第3のステップに進む、第4のステップと、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対して、前記入所の仮確定がなされた場合、前記兄弟姉妹を、対応する保育所に関連付けた入所決定リストを作成し、前記入所決定リストを、前記記憶装置に記憶させ、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れかに対して、前記入所の仮確定がなされなかった場合、前記兄弟姉妹を全員、入所を待機させるものとし、前記兄弟姉妹を、保育所に関連付けることなく、前記入所決定リストに書き込み、前記兄弟姉妹を前記対象者リストから削除する第5のステップと、前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、前記保育所の受入定員がゼロであれば、別の保育所を対象として、前記第3のステップを実行する、第6のステップと、前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹同時期に前記保育所への入所が希望されている場合、前記第1の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第2の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、前記第1の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第2の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記第2の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第1の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、および、前記第2の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第1の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記対象者リストから、前記第1の対象者の第1希望の保育所と同一の保育所を希望し、前記第2の対象者よりも優先順位が高い第3の対象者および前記第3の対象者の1人または複数人の兄弟姉妹である第4の対象者を抽出し、前記抽出した対象者が書き込まれた関連対象者リストを作成し、前記関連対象者リストを、前記記憶装置に記憶させる、第7のステップと、前記兄弟姉妹リストに書き込まれている1人の前記第1の対象者または前記第2の対象者を対象とし、前記第1の対象者または前記第2の対象者とクラス年齢が等しく、前記第1の対象者または前記第2の対象者の第1希望の保育所が、前記第3の対象者または前記第4の対象者の希望保育所のうち何れかにある対象者を、前記関連対象者リストから取得する第8のステップと、前記第1希望の保育所の児童が新規に入所可能な定員である受入定員がゼロである場合、第2希望の保育所を前記第1希望の保育所として、前記第8のステップに進む、第9のステップと、前記第1希望の保育所の受入定員がゼロではない場合、前記第8のステップで対象とされた前記第3の対象者または前記第4の対象者との合計が、前記第1希望の保育所の受入定員以内であるか否かを判定する第10のステップと、前記第10のステップにおいて、受入定員以内である場合、前記第8のステップで対象とした、前記第1の対象者または前記第2の対象者を、前記第1希望の保育所への入所を仮確定する第11のステップと、前記第11のステップの後、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了した場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定されているか否かを判定し、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了していない場合、前記第8のステップに進む、第12のステップと、前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべての入所を確定する第13のステップとを実行する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】
請求項2の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第13のステップにおいて、入所が確定された保育所の受入定員を、前記第13のステップにおいて前記入所が確定された対象者の数だけ-1とする第14のステップと、前記第13のステップにおいて、前記入所が確定された対象者の中に、転園者がいる場合、転園前の保育所の受入定員を+1とする第15のステップと、前記対象者リストから、入所が確定された前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者を削除する第16のステップとを実行する、請求項1に記載の施設入所調整装置である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
請求項3の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されているのであれば、この保育所を第1希望の保育所として、前記第9のステップに進む、第17のステップと、前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されていないのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによる同時入所の希望の内容に応じて以降の処理を決定する、第18のステップと、前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に同じ保育所に入所することを希望しているのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第19のステップと、前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所があるのであれば、前記第1の対象者のこの保育所への入所を確定する第20のステップとを実行する、請求項2に記載の施設入所調整装置である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】
請求項4の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所がないのであれば、前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者のすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第21のステップを実行する、請求項3に記載の施設入所調整装置である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0025】
請求項5の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第20のステップの後、前記1人または複数の第2の対象者は、前記第1の対象者と同一の保育所への入所を希望するのであれば、待機し、別の保育所への入所を希望するのであれば、別の保育所への入所を決定し、前記第16のステップに進む、第22のステップを実行する、請求項3に記載の施設入所調整装置である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0026】
請求項6の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第10のステップにおいて、前記受入定員を超える場合、前記第1の対象者に関して指定された世帯の優先順が、前記第3の対象者または前記第4の対象者に関して指定された優先順以上である場合、前記第12のステップに進む、第23のステップと、前記優先順以上ではない場合、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者がいないのであれば、前記第8のステップへ進み、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者で第1希望以外としている対象者がいた場合は、前記第3の対象者または前記第4の対象者の第1希望が、前記第1の対象者の希望施設の中にある場合は、前記第8のステップへ進み、ないのであれば、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者を除外して、前記第9のステップへ進む、第24のステップとを実行する、請求項1に記載の施設入所調整装置である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0027】
請求項7の発明は、記憶装置とプロセッサとを備えた施設入所調整装置によって実施される施設入所調整方法であって、前記プロセッサが、前記記憶装置に記憶され、保育所への入所を希望する対象者の入所希望情報が書き込まれた対象者リストから、第1の対象者の入所希望情報を読み取る第1のステップと、前記入所希望情報に、兄弟姉妹同時入所希望が含まれている場合、前記対象者リストから、前記対象者の兄弟姉妹である1人または複数人である第2の対象者の入所希望情報を取得し、前記第1の対象者と前記第2の対象者とがすべて関連付けられた兄弟姉妹リストを作成し、前記兄弟姉妹リストを、前記記憶装置に記憶させる、第2のステップと、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、保育所の受入定員がゼロではないのであれば、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れか1人の、前記保育所への入所を仮確定する第3のステップと、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対する前記仮確定が終わった訳ではない場合、前記第3のステップに進む、第4のステップと、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対して、前記入所の仮確定がなされた場合、前記兄弟姉妹を、対応する保育所に関連付けた入所決定リストを作成し、前記入所決定リストを、前記記憶装置に記憶させ、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れかに対して、前記入所の仮確定がなされなかった場合、前記兄弟姉妹を全員、入所を待機させるものとし、前記兄弟姉妹を、保育所に関連付けることなく、前記入所決定リストに書き込み、前記兄弟姉妹を前記対象者リストから削除する第5のステップと、前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、前記保育所の受入定員がゼロであれば、別の保育所を対象として、前記第3のステップを実行する、第6のステップと、前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹同時期に前記保育所への入所が希望されている場合、前記第1の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第2の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、前記第1の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第2の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記第2の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第1の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、および、前記第2の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第1の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記対象者リストから、前記第1の対象者の第1希望の保育所と同一の保育所を希望し、前記第2の対象者よりも優先順位が高い第3の対象者および前記第3の対象者の1人または複数人の兄弟姉妹である第4の対象者を抽出し、前記抽出した対象者が書き込まれた関連対象者リストを作成し、前記関連対象者リストを、前記記憶装置に記憶させる、第7のステップと、前記兄弟姉妹リストに書き込まれている1人の前記第1の対象者または前記第2の対象者を対象とし、前記第1の対象者または前記第2の対象者とクラス年齢が等しく、前記第1の対象者または前記第2の対象者の第1希望の保育所が、前記第3の対象者または前記第4の対象者の希望保育所のうち何れかにある対象者を、前記関連対象者リストから取得する第8のステップと、前記第1希望の保育所の受入定員がゼロである場合、第2希望の保育所を前記第1希望の保育所として、前記第8のステップに進む、第9のステップと、前記第1希望の保育所の受入定員がゼロではない場合、前記第8のステップで対象とされた前記第3の対象者または前記第4の対象者との合計が、前記第1希望の保育所の受入定員以内であるか否かを判定する第10のステップと、前記第10のステップにおいて、受入定員以内である場合、前記第8のステップで対象とした、前記第1の対象者または前記第2の対象者を、前記第1希望の保育所への入所を仮確定する第11のステップと、前記第11のステップの後、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了した場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定されているか否かを判定し、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了していない場合、前記第8のステップに進む、第12のステップと、前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべての入所を確定する第13のステップとを実行する、施設入所調整方法である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0030】
請求項8の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第13のステップにおいて、入所が確定された保育所の受入定員を、前記第13のステップにおいて前記入所が確定された対象者の数だけ-1とする第14のステップと、前記第13のステップにおいて、前記入所が確定された対象者の中に、転園者がいる場合、転園前の保育所の受入定員を+1とする第15のステップと、前記対象者リストから、入所が確定された前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者を削除する第16のステップとを実行する、請求項7に記載の施設入所調整方法である。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0031】
請求項9の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されているのであれば、この保育所を第1希望の保育所として、前記第9のステップに進む、第17のステップと、前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されていないのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによる同時入所の希望の内容に応じて以降の処理を決定する、第18のステップと、前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に同じ保育所に入所することを希望しているのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第19のステップと、前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所があるのであれば、前記第1の対象者のこの保育所への入所を確定する第20のステップとを実行する、請求項8に記載の施設入所調整方法である。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0032】
請求項10の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所がないのであれば、前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者のすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第21のステップを実行する、請求項9に記載の施設入所調整方法である。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0033】
請求項11の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第20のステップの後、前記1人または複数の第2の対象者は、前記第1の対象者と同一の保育所への入所を希望するのであれば、待機し、別の保育所への入所を希望するのであれば、別の保育所への入所を決定し、前記第16のステップに進む、第22のステップを実行する、請求項9に記載の施設入所調整方法である。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0034】
請求項12の発明は、前記プロセッサがさらに、前記第10のステップにおいて、前記受入定員を超える場合、前記第1の対象者に関して指定された世帯の優先順が、前記第3の対象者または前記第4の対象者に関して指定された優先順以上である場合、前記第12のステップに進む、第23のステップと、前記優先順以上ではない場合、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者がいないのであれば、前記第8のステップへ進み、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者で第1希望以外としている対象者がいた場合は、前記第3の対象者または前記第4の対象者の第1希望が、前記第1の対象者の希望施設の中にある場合は、前記第8のステップへ進み、ないのであれば、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者を除外して、前記第9のステップへ進む、第24のステップとを実行する、請求項7に記載の施設入所調整方法である。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0035】
請求項13の発明は、記憶装置に記憶され、保育所への入所を希望する対象者の入所希望情報が書き込まれた対象者リストから、第1の対象者の入所希望情報を読み取る第1のステップを実施する機能、前記入所希望情報に、兄弟姉妹同時入所希望が含まれている場合、前記対象者リストから、前記対象者の兄弟姉妹である1人または複数人である第2の対象者の入所希望情報を取得し、前記第1の対象者と前記第2の対象者とがすべて関連付けられた兄弟姉妹リストを作成し、前記兄弟姉妹リストを、前記記憶装置に記憶させる、第2のステップを実施する機能、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、保育所の受入定員がゼロではないのであれば、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れか1人の、前記保育所への入所を仮確定する第3のステップを実施する機能、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対する前記仮確定が終わった訳ではない場合、前記第3のステップに進む、第4のステップを実施する機能、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者のすべてに対して、前記入所の仮確定がなされた場合、前記兄弟姉妹を、対応する保育所に関連付けた入所決定リストを作成し、前記入所決定リストを、前記記憶装置に記憶させ、前記兄弟姉妹リストにおいて関連付けられた前記対象者の何れかに対して、前記入所の仮確定がなされなかった場合、前記兄弟姉妹を全員、入所を待機させるものとし、前記兄弟姉妹を、保育所に関連付けることなく、前記入所決定リストに書き込み、前記兄弟姉妹を前記対象者リストから削除する第5のステップを実施する機能、前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹が別々の保育所へ入所することが許容されている場合、前記保育所の受入定員がゼロであれば、別の保育所を対象として、前記第3のステップを実行する、第6のステップを実施する機能、前記第2のステップの後、前記兄弟姉妹同時入所希望において、兄弟姉妹同時期に前記保育所への入所が希望されている場合、前記第1の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第2の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、前記第1の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第2の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記第2の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第1の対象者を前記保育所に入所できるまで待機させてもよいと希望されている場合、および、前記第2の対象者の前記保育所への入所を優先的に確定し、前記第1の対象者を別の保育所に入所させてもよいと希望されている場合、前記対象者リストから、前記第1の対象者の第1希望の保育所と同一の保育所を希望し、前記第2の対象者よりも優先順位が高い第3の対象者および前記第3の対象者の1人または複数人の兄弟姉妹である第4の対象者を抽出し、前記抽出した対象者が書き込まれた関連対象者リストを作成し、前記関連対象者リストを、前記記憶装置に記憶させる、第7のステップを実施する機能、前記兄弟姉妹リストに書き込まれている1人の前記第1の対象者または前記第2の対象者を対象とし、前記第1の対象者または前記第2の対象者とクラス年齢が等しく、前記第1の対象者または第2の対象者の第1希望の保育所が、前記第3の対象者または前記第4の対象者の希望保育所のうち何れかにある対象者を、前記関連対象者リストから取得する第8のステップを実施する機能、前記第1希望の保育所の受入定員がゼロである場合、第2希望の保育所を前記第1希望の保育所として、前記第8のステップに進む、第9のステップを実施する機能、前記第1希望の保育所の受入定員がゼロではない場合、前記第8のステップで対象とされた前記第3の対象者または前記第4の対象者との合計が、前記第1希望の保育所の受入定員以内であるか否かを判定する第10のステップを実施する機能、前記第10のステップにおいて、受入定員以内である場合、前記第8のステップで対象とした、前記第1の対象者または前記第2の対象者を、前記第1希望の保育所への入所を仮確定する第11のステップを実施する機能、前記第11のステップの後、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了した場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定されているか否かを判定し、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者のすべてに対する入所の仮判定が完了していない場合、前記第8のステップに進む、第12のステップを実施する機能、前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべての入所を確定する第13のステップを実施する機能、をプロセッサに実現させるためのプログラムである。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0038】
請求項14の発明は、前記第13のステップにおいて、入所が確定された保育所の受入定員を、前記第13のステップにおいて前記入所が確定された対象者の数だけ-1とする第14のステップを実施する機能、前記第13のステップにおいて、前記入所が確定された対象者の中に、転園者がいる場合、転園前の保育所の受入定員を+1とする第15のステップを実施する機能、前記対象者リストから、入所が確定された前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者を削除する第16のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項13に記載のプログラムである。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0039】
請求項15の発明は、前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されているのであれば、この保育所を第1希望の保育所として、前記第9のステップに進む、第17のステップを実施する機能、前記第12のステップにおいて、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが入所仮確定と判定されている訳ではない場合、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによって、他の保育所が希望されていないのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてによる同時入所の希望の内容に応じて以降の処理を決定する、第18のステップを実施する機能、前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に同じ保育所に入所することを希望しているのであれば、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第19のステップを実施する機能、前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所があるのであれば、前記第1の対象者のこの保育所への入所を確定する第20のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項14に記載のプログラムである。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0040】
請求項16の発明は、前記第18のステップにおいて、前記同時入所の希望として、前記第1の対象者と前記1人または複数の第2の対象者とのすべてが同時期に入所希望ではあるが、必ずしも同じ保育所に入所することを希望している訳ではない場合であって、入所可能な保育所がないのであれば、前記第1の対象者および前記1人または複数の第2の対象者のすべてを待機させ、前記第16のステップに進む、第21のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項15に記載のプログラムである。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0041】
請求項17の発明は、前記第20のステップの後、前記1人または複数の第2の対象者は、前記第1の対象者と同一の保育所への入所を希望するのであれば、待機し、別の保育所への入所を希望するのであれば、別の保育所への入所を決定し、前記第16のステップに進む、第22のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項15に記載のプログラムである。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0042】
請求項18の発明は、前記第10のステップにおいて、前記受入定員を超える場合、前記第1の対象者に関して指定された世帯の優先順が、前記第3の対象者または前記第4の対象者に関して指定された優先順以上である場合、前記第12のステップに進む、第23のステップを実施する機能、前記優先順以上ではない場合、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者がいないのであれば、前記第8のステップへ進み、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者で第1希望以外としている対象者がいた場合は、前記第3の対象者または前記第4の対象者の第1希望が、前記第1の対象者の希望施設の中にある場合は、前記第8のステップへ進み、ないのであれば、前記第1の対象者の第1希望の保育所を、前記第3の対象者または前記第4の対象者の中で第1希望以外としている対象者を除外して、前記第9のステップへ進む、第24のステップを実施する機能、を前記プロセッサに実現させるための請求項13に記載のプログラムである。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0082】
ステップS2cにおいて、上記希望2である場合(S2c:2)、
図7に示すように、兄弟姉妹リスト32から、一人分のデータを読み込む(S3a)。そして、該保育所の
受入定員に空きがある(S3b:ある)のであれば、読み込まれた対象者の、該保育所への入所を仮確定し、仮確定された対象者を、入所仮確定リスト34に書き込む(S3c)。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0089
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0089】
一方、ステップS3bにおいて、該保育所の受入定員に空きがない(S3b:ない)のであれば、次の希望施設情報を読み込み(S6a)、次の希望施設がある場合(S6b:ある)には、ステップS3bに戻り、ない場合(S6b:ない)には、ステップS3aに戻る。