(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022187686
(43)【公開日】2022-12-20
(54)【発明の名称】固体吸着材充填方法
(51)【国際特許分類】
B01D 53/02 20060101AFI20221213BHJP
C01B 32/50 20170101ALI20221213BHJP
B01J 4/00 20060101ALI20221213BHJP
【FI】
B01D53/02 100
C01B32/50
B01J4/00 105D
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021095810
(22)【出願日】2021-06-08
(71)【出願人】
【識別番号】000000974
【氏名又は名称】川崎重工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000556
【氏名又は名称】特許業務法人 有古特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】鴨谷 圭佑
(72)【発明者】
【氏名】加納 篤
【テーマコード(参考)】
4D012
4G068
4G146
【Fターム(参考)】
4D012AA02
4D012BA01
4D012BA03
4D012CA03
4D012CC13
4D012CD02
4D012CG01
4D012CG03
4D012CK06
4D012CK07
4G068AA01
4G068AB22
4G068AC16
4G068AD16
4G068AD36
4G068AD49
4G068AF02
4G146JA02
4G146JC21
4G146JD02
(57)【要約】
【課題】固体吸着材を二酸化炭素回収システムの容器に容易に充填することができる固体吸着材充填方法を提供する。
【解決手段】
一実施形態に係る固体吸着材充填方法は、二酸化炭素を吸着する固体吸着材10を二酸化炭素回収システム1Aの容器2に充填する方法である。容器2には、固体吸着材10から放出された二酸化炭素を当該容器2から排出するための二酸化炭素配管41とその他の配管が接続されている。二酸化炭素配管41には真空ポンプ43が設けられている。容器2に、固体吸着材10が溜められたタンク11を供給管12を介して接続した後、前記その他の配管に設けられたバルブを閉じた状態で真空ポンプ43を稼働させる。これにより、供給管12を通じてタンク11から容器2内へ固体吸着材10が供給される。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
二酸化炭素を吸着する固体吸着材を二酸化炭素回収システムの容器に充填する方法であって、
前記容器には、前記固体吸着材から放出された二酸化炭素を当該容器から排出するための二酸化炭素配管とその他の配管が接続され、前記二酸化炭素配管には真空ポンプが設けられており、
前記容器に、前記固体吸着材が溜められたタンクを供給管を介して接続した後、前記その他の配管に設けられたバルブを閉じた状態で前記真空ポンプを稼働させることで、前記供給管を通じて前記タンクから前記容器内へ前記固体吸着材を供給する、固体吸着材充填方法。
【請求項2】
前記容器は、吸着塔、再生塔および乾燥塔として機能するものであり、
前記その他の配管は、対象ガスを前記容器へ供給するための第1対象ガス配管と、二酸化炭素が除去された前記対象ガスを前記容器から排出するための第2対象ガス配管と、乾燥ガスを前記容器へ供給するための第1乾燥ガス配管と、前記乾燥ガスを前記容器から排出するための第2乾燥ガス配管と、水蒸気を前記容器へ供給するための水蒸気配管を含む、請求項1に記載の固体吸着材充填方法。
【請求項3】
前記容器は再生塔であり、
前記その他の配管は、二酸化炭素を吸着した前記固体吸着材を吸着塔から前記再生塔へ移送するための第1吸着材配管と、二酸化炭素を放出した前記固体吸着材を前記再生塔から乾燥塔へ移送するための第2吸着材配管と、水蒸気を前記再生塔へ供給するための水蒸気配管を含む、請求項1に記載の固体吸着材充填方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素を吸着する固体吸着材を二酸化炭素回収システムの容器に充填する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、固体吸着材を用いて対象ガスから二酸化炭素を分離して回収する二酸化炭素回収システムが知られている。例えば、特許文献1には、固体吸着材を3つの容器(吸着塔、再生塔および乾燥塔)の間で循環させる移動層式の二酸化炭素回収システムが開示されている。
【0003】
具体的に、特許文献1に開示された二酸化炭素回収システムでは、吸着塔、再生塔および乾燥塔が上下方向に並んでおり、固体吸着材が重力を利用して吸着塔から再生塔へ移送されるとともに再生塔から乾燥塔へ移送される。乾燥塔から吸着塔へはコンベヤにより固体吸着材が移送される。
【0004】
吸着塔内では、対象ガス中の二酸化炭素が固体吸着材に吸着される。吸着塔には、対象ガスを供給するための第1対象ガス配管と、二酸化炭素が除去された対象ガスを排出するための第2対象ガス配管が接続されている。
【0005】
再生塔内では、固体吸着材から二酸化炭素が放出される。この二酸化炭素の放出には、水蒸気の凝縮熱が利用される。再生塔には、固体吸着材から放出された二酸化炭素を排出するための二酸化炭素配管が接続されている。二酸化炭素配管には、真空ポンプが設けられている。
【0006】
乾燥塔内では、固体吸着材に付着した凝縮水の蒸発が行われる。固体吸着材は、間接的または直接的に加熱される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、二酸化炭素回収システムでは、システムの設置時または固体吸着材を交換するメンテナンス時に、容器に固体吸着材を充填する必要がある。容器に固体吸着材を充填するには、容器を上部と下部に分離可能に構成し、容器の上部を取り外して、固体吸着材が溜められたタンクから容器の下部に固体吸着材を直接流し込むことが考えられる。
【0009】
しかしながら、このような作業には多くの時間と労力がかかる。特に、固体吸着材が溜められたタンクをホイストなどの機器を用いて高い位置まで持ち上げる必要がある。
【0010】
そこで、本発明は、固体吸着材を二酸化炭素回収システムの容器に容易に充填することができる固体吸着材充填方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記課題を解決するために、本発明の固体吸着材充填方法は、二酸化炭素を吸着する固体吸着材を二酸化炭素回収システムの容器に充填する方法であって、前記容器には、前記固体吸着材から放出された二酸化炭素を当該容器から排出するための二酸化炭素配管とその他の配管が接続され、前記二酸化炭素配管には真空ポンプが設けられており、前記容器に、前記固体吸着材が溜められたタンクを供給管を介して接続した後、前記その他の配管に設けられたバルブを閉じた状態で前記真空ポンプを稼働させることで、前記供給管を通じて前記タンクから前記容器内へ前記固体吸着材を供給する、ことを特徴とする。
【0012】
上記の構成によれば、真空ポンプの稼働による空気搬送によって、固体吸着材を二酸化炭素回収システムの容器に容易に充填することができる。しかも、固体吸着材が溜められたタンクを地上に設置したままで固体吸着材を容器に充填することができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、固体吸着材を二酸化炭素回収システムの容器に容易に充填することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】固定層式の二酸化炭素回収システムの概略構成図である。
【
図5】
図1に示す二酸化炭素回収システムの容器に固体吸着材を充填する方法を説明するための図である。
【
図6】移動層式の二酸化炭素回収システムの概略構成図である。
【
図7】
図6に示す二酸化炭素回収システムの容器に固体吸着材を充填する方法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(第1実施形態)
図1に、本発明の第1実施形態に係る固体吸着材充填方法の対象となる固定層式の二酸化炭素回収システム1Aを示す。このシステム1Aは、対象ガスから二酸化炭素を分離して回収するものであり、吸着塔、再生塔および乾燥塔として機能する容器2を含む。なお、容器2の数は1つであっても複数であってもよい。
【0016】
容器2内には、二酸化炭素を吸着する固体吸着材10が充填されている。固体吸着材10は、例えば、アミン化合物を担持する多孔性物質である。多孔性物質としては、活性炭、活性アルミナなどを用いることができる。
【0017】
容器2は上下方向に延びる円筒状であり、容器2の上部には、第1対象ガス配管31、第1乾燥ガス配管61および二酸化炭素配管41が接続されている。第1対象ガス配管31、第1乾燥ガス配管61および二酸化炭素配管41の容器2側の部分は互いに合流して共通の流路となっている。
【0018】
第1対象ガス配管31、第1乾燥ガス配管61および二酸化炭素配管41には、バルブ32,62,42がそれぞれ設けられている。第1対象ガス配管31は、容器2へ対象ガスを供給するためのものであり、第1乾燥ガス配管61は、容器2へ乾燥ガス(例えば、乾燥空気)を供給するためのものである。
【0019】
二酸化炭素配管41は、固体吸着材10から放出された二酸化炭素を容器2から排出するためのものである。二酸化炭素配管41には、バルブ42よりも下流側に真空ポンプ43が設けられている。
【0020】
容器2の下部には、水蒸気配管51、第2対象ガス配管33および第2乾燥ガス配管63が接続されている。第2対象ガス配管33および第2乾燥ガス配管63の容器2側の部分は互いに合流して共通の流路となっている。
【0021】
水蒸気配管51、第2対象ガス配管33および第2乾燥ガス配管63には、バルブ52,34,64がそれぞれ設けられている。水蒸気配管51は、容器2へ水蒸気を供給するためのものである。
【0022】
第2対象ガス配管33は、二酸化炭素が除去された対象ガス(CO2フリーガス)を容器2から排出するためのものであり、第2乾燥ガス配管63は、乾燥ガスを容器2から排出するためのものである。
【0023】
二酸化炭素回収システム1Aでは、対象ガス中の二酸化炭素を固体吸着材10に吸着させる吸着工程、水蒸気を用いて固体吸着材10から二酸化炭素を放出させる再生工程、および固体吸着材10に付着した凝縮水を蒸発させる乾燥工程が行われる。
【0024】
吸着工程では、
図2に示すように、バルブ42,52,62,64が閉じられるとともにバルブ32,34が開かれる。これにより、対象ガスが第1対象ガス配管31から容器2を経て第2対象ガス配管33へ流れ、対象ガス中の二酸化炭素が固体吸着材10に吸着される。
【0025】
再生工程では、
図3に示すように、バルブ32,34,62,64が閉じられるとともにバルブ42,52が開かれ、真空ポンプ43が稼働される。これにより、水蒸気が水蒸気配管51から容器2内へ供給されるとともに、真空ポンプ43によって容器2内が負圧とされる。容器2内では、水蒸気が固体吸着材10の表面に凝縮し、このときの凝縮熱によって固体吸着材10から二酸化炭素が放出される。固体吸着材10から放出された二酸化炭素は、二酸化炭素配管41を通じて図略の二酸化炭素ホルダーへ回収される。
【0026】
真空ポンプ43によって容器2内を負圧とする理由は、容器2内へ供給される水蒸気の温度を100℃未満とするためである。このような低温の水蒸気は、少ないエネルギーで生成することができる。例えば、再生工程での容器2内の圧力は、水蒸気の温度が60~80℃である場合、-81.3~-53.9kPaGである。
【0027】
乾燥工程では、
図4に示すように、バルブ32,34,42,52が閉じられるとともにバルブ62,64が開かれる。これにより、乾燥ガスが第1乾燥ガス配管61から容器2を経て第2乾燥ガス配管63へ流れ、固体吸着材10に付着した凝縮水が蒸発する。
【0028】
次に、
図5を参照して、容器2に固体吸着材10を充填する方法を説明する。
【0029】
容器2の上部には、容器2の内部と連通するノズル21が設けられている。ノズル21の先端は、通常時は蓋などにより閉塞されている。ノズル21は固体吸着材10の充填専用のものであってもよいし、内部に温度計や圧力計が配置される短管をノズル21として用いてもよい。
【0030】
容器2に固体吸着材10を充填する際は、まず、ノズル21に、固体吸着材10が溜められたタンク11を供給管12を介して接続する。その後、バルブ42を開くとともにその他のバルブ32,34,52,62,64を閉じた状態で真空ポンプ43を稼働させる。これにより、供給管12を通じてタンク11から容器2内へ固体吸着材10が供給される。このときの供給管12内の流速は、例えば10~15m/sである。
【0031】
以上説明したように、本実施形態の固体吸着材充填方法では、真空ポンプ43の稼働による空気搬送によって、固体吸着材10を二酸化炭素回収システム1Aの容器2に容易に充填することができる。しかも、固体吸着材10が溜められたタンク11を地上に設置したままで固体吸着材10を容器2に充填することができる。
【0032】
(第2実施形態)
図6に、本発明の第2実施形態に係る固体吸着材充填方法の対象となる移動層式の二酸化炭素回収システム1Bを示す。このシステム1Bは、対象ガスから二酸化炭素を分離して回収するものであり、3つの容器である吸着塔2A、再生塔2Bおよび乾燥塔2Cを含む。
【0033】
吸着塔2A、再生塔2Bおよび乾燥塔2Cは上下方向に並んでおり、固体吸着材10が重力を利用して吸着塔2Aから再生塔2Bへ移送されるとともに再生塔2Bから乾燥塔2Cへ移送される。乾燥塔2Cから吸着塔2Aへはコンベヤ15により固体吸着材10が移送される。
【0034】
吸着塔2Aと再生塔2Bの間には、二酸化炭素を吸着した固体吸着材10を吸着塔2Aから再生塔2Bへ移送するための第1吸着材配管71が設けられている。つまり、第1吸着材配管71は吸着塔2Aと再生塔2Bの双方に接続されている。第1吸着材配管71には、バルブ72が設けられている。
【0035】
再生塔2Bと乾燥塔2Cの間には、二酸化炭素を放出した固体吸着材10を再生塔2Bから乾燥塔2Cへ移送するための第2吸着材配管73が設けられている。つまり、第2吸着材配管73は再生塔2Bと乾燥塔2Cの双方に接続されている。第2吸着材配管73には、バルブ74が設けられている。
【0036】
本実施形態では、第1対象ガス配管31および第2対象ガス配管33が吸着塔2Aに接続され、水蒸気配管51および二酸化炭素配管41が再生塔2Bに接続され、第1乾燥ガス配管61および第2乾燥ガス配管63が乾燥塔2Cに接続されている。
【0037】
次に、
図7を参照して、再生塔2Bに固体吸着材10を充填する方法を説明する。
【0038】
再生塔2Bの上部には、再生塔2Bの内部と連通するノズル23が設けられている。ノズル23の先端は、通常時は蓋などにより閉塞されている。ノズル23は固体吸着材10の充填専用のものであってもよいし、内部に温度計や圧力計が配置される短管をノズル21として用いてもよい。
【0039】
再生塔2Bに固体吸着材10を充填する際は、まず、ノズル23に、固体吸着材10が溜められたタンク11を供給管12を介して接続する。その後、バルブ42を開くとともにその他のバルブ32,34,52,62,64,72,74を閉じた状態で真空ポンプ43を稼働させる。これにより、供給管12を通じてタンク11から容器2内へ固体吸着材10が供給される。このときの供給管12内の流速は、例えば10~15m/sである。
【0040】
以上説明したように、本実施形態の固体吸着材充填方法では、真空ポンプ43の稼働による空気搬送によって、固体吸着材10を二酸化炭素回収システム1Bの再生塔2Bに容易に充填することができる。しかも、固体吸着材10が溜められたタンク11を地上に設置したままで固体吸着材10を再生塔2Bに充填することができる。
【0041】
再生塔2Bへの固体吸着材10の充填後は、バルブ74を開いて固体吸着材10を再生塔2Bから乾燥塔2Cへ移送する。その後、バルブ74を閉じて、再生塔2Bへの固体吸着材10の充填を再度行う。これを繰り返して、吸着塔2A、再生塔2Bおよび乾燥塔2Cの全てに固体吸着材10を充填する。
【0042】
(その他の実施形態)
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
【0043】
(まとめ)
本発明の固体吸着材充填方法は、二酸化炭素を吸着する固体吸着材を二酸化炭素回収システムの容器に充填する方法であって、前記容器には、前記固体吸着材から放出された二酸化炭素を当該容器から排出するための二酸化炭素配管とその他の配管が接続され、前記二酸化炭素配管には真空ポンプが設けられており、前記容器に、前記固体吸着材が溜められたタンクを供給管を介して接続した後、前記その他の配管に設けられたバルブを閉じた状態で前記真空ポンプを稼働させることで、前記供給管を通じて前記タンクから前記容器内へ前記固体吸着材を供給する、ことを特徴とする。
【0044】
上記の構成によれば、真空ポンプの稼働による空気搬送によって、固体吸着材を二酸化炭素回収システムの容器に容易に充填することができる。しかも、固体吸着材が溜められたタンクを地上に設置したままで固体吸着材を容器に充填することができる。
【0045】
前記容器は、吸着塔、再生塔および乾燥塔として機能するものであり、前記その他の配管は、対象ガスを前記容器へ供給するための第1対象ガス配管と、二酸化炭素が除去された前記対象ガスを前記容器から排出するための第2対象ガス配管と、乾燥ガスを前記容器へ供給するための第1乾燥ガス配管と、前記乾燥ガスを前記容器から排出するための第2乾燥ガス配管と、水蒸気を前記容器へ供給するための水蒸気配管を含んでもよい。この構成は、固定層式の二酸化炭素回収システムに適した構成である。
【0046】
前記容器は再生塔であり、前記その他の配管は、二酸化炭素を吸着した前記固体吸着材を吸着塔から前記再生塔へ移送するための第1吸着材配管と、二酸化炭素を放出した前記固体吸着材を前記再生塔から乾燥塔へ移送するための第2吸着材配管と、水蒸気を前記再生塔へ供給するための水蒸気配管を含んでもよい。この構成は、移動層式の二酸化炭素回収システムに適した構成である。
【符号の説明】
【0047】
1A,1B 二酸化炭素回収システム
10 固体吸着材
11 タンク
12 供給管
15 コンベヤ
2 容器
2B 再生塔(容器)
21,23 ノズル
31 第1対象ガス配管
32,34,42,52,62,64 バルブ
33 第2対象ガス配管
41 二酸化炭素配管
43 真空ポンプ
51 水蒸気配管
61 第1乾燥ガス配管
63 第2乾燥ガス配管
71 第1吸着材配管
72,74 バルブ
73 第2吸着材配管