(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022187977
(43)【公開日】2022-12-20
(54)【発明の名称】ウェイクアップテスト方法、装置、電子機器、及び読み取り可能な記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G10L 15/01 20130101AFI20221213BHJP
G10L 15/10 20060101ALI20221213BHJP
G10L 15/20 20060101ALI20221213BHJP
【FI】
G10L15/01 200
G10L15/10 200W
G10L15/20 370D
G10L15/20 380
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022064434
(22)【出願日】2022-04-08
(31)【優先権主張番号】202110637550.4
(32)【優先日】2021-06-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】522070293
【氏名又は名称】アポロ インテリジェント コネクティヴィティ (ベイジン) テクノロジー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リウ、ロン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】コストを低減し、精度を向上させるウェイクアップテスト方法及びウェイクアップテスト装置、電子機器及び読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【解決手段】方法は、複数のウェイクアップオーディオを取得するステップと、複数のウェイクアップオーディオを車両内で再生し、各ウェイクアップオーディオの再生中にノイズ環境を設置するステップと、車両中の少なくとも1つのテスト対象車載クライアントの異なるウェイクアップオーディオに対するウェイクアップ結果に基づいて、少なくとも1つのテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を取得するステップと、を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェイクアップテスト方法であって、
複数のウェイクアップオーディオを取得するステップと、
前記複数のウェイクアップオーディオを車両内で再生し、各ウェイクアップオーディオの再生中にノイズ環境を設置するステップと、
前記車両中の少なくとも1つのテスト対象車載クライアントの異なるウェイクアップオーディオに対するウェイクアップ結果に基づいて、前記少なくとも1つのテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を取得するステップと、を含む、
ウェイクアップテスト方法。
【請求項2】
前記ウェイクアップテスト方法は、以下のような方式で予め録音して前記複数のウェイクアップオーディオを取得し、
前記方式は、
静音環境で異なるウェイクアップワードに対応するオーディオデータを録音するステップと、
前記オーディオデータを前処理した後、ウェイクアップオーディオを取得するステップと、をさらに含む、
請求項1に記載のウェイクアップテスト方法。
【請求項3】
前記オーディオデータを前処理するステップは、
前記オーディオデータの音響エネルギーを取得するステップと、
前記オーディオデータの音響エネルギーを予め設定された範囲に調整するステップと、を含む、
請求項2に記載のウェイクアップテスト方法。
【請求項4】
前記複数のウェイクアップオーディオを車両内で再生するステップは、
前記車両の予め設定された位置にある擬似口(artificial mouth)によって、前記複数のウェイクアップオーディオを再生するステップを含む、
請求項1に記載のウェイクアップテスト方法。
【請求項5】
前記各ウェイクアップオーディオの再生中にノイズ環境を設置するステップは、
各ウェイクアップオーディオの再生中に同じノイズ環境を設置するステップを含む、
請求項1に記載のウェイクアップテスト方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つのテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を取得した後、複数のテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を比較するステップと、
比較結果に基づいて、各テスト対象車載クライアントのウェイクアップ性能を決定するステップと、をさらに含む、
請求項1に記載のウェイクアップテスト方法。
【請求項7】
ウェイクアップテスト装置であって、
複数のウェイクアップオーディオを取得するための取得ユニットと、
前記複数のウェイクアップオーディオを車両内で再生し、各ウェイクアップオーディオの再生中にノイズ環境を設置するための再生ユニットと、
前記車両中の少なくとも1つのテスト対象車載クライアントの異なるウェイクアップオーディオに対するウェイクアップ結果に基づいて、前記少なくとも1つのテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を取得するための処理ユニットと、を含む、
ウェイクアップテスト装置。
【請求項8】
前記ウェイクアップテスト装置は、録音ユニットをさらに含み、前記録音ユニットは、以下のような方式で予め録音して前記複数のウェイクアップオーディオを取得し、
前記方式は、
静音環境で異なるウェイクアップワードに対応するオーディオデータを録音し、
前記オーディオデータを前処理した後、ウェイクアップオーディオを取得する、ことである、
請求項7に記載のウェイクアップテスト装置。
【請求項9】
前記録音ユニットは、前記オーディオデータを前処理する時、具体的には、
前記オーディオデータの音響エネルギーを取得し、
前記オーディオデータの音響エネルギーを予め設定された範囲に調整する、
請求項8に記載のウェイクアップテスト装置。
【請求項10】
前記再生ユニットは、前記複数のウェイクアップオーディオを車両内で再生する時、具体的には、
前記車両の予め設定された位置にある擬似口によって、前記複数のウェイクアップオーディオを再生する、
請求項7に記載のウェイクアップテスト装置。
【請求項11】
前記再生ユニットは、各ウェイクアップオーディオの再生中にノイズ環境を設置する時、具体的には、
各ウェイクアップオーディオの再生中に同じノイズ環境を設置する、
請求項7に記載のウェイクアップテスト装置。
【請求項12】
前記ウェイクアップテスト装置は、比較ユニットをさらに含み、前記比較ユニットは、
前記処理ユニットが前記少なくとも1つのテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を取得した後、複数のテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を比較し、
比較結果に基づいて、各テスト対象車載クライアントのウェイクアップ性能を決定するために用いられる、
請求項7に記載のウェイクアップテスト装置。
【請求項13】
電子機器であって、
少なくとも一つのプロセッサと、
前記少なくとも一つのプロセッサに通信接続されたメモリと、を含み、
前記メモリに前記少なくとも一つのプロセッサにより実行可能な命令が記憶されており、前記命令が前記少なくとも一つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも一つのプロセッサが請求項1~6のいずれかの一つに記載のウェイクアップテスト方法を実行する、
電子機器。
【請求項14】
コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータ命令は、コンピュータに請求項1~6のいずれかの一つに記載のウェイクアップテスト方法を実行させる、
コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項15】
コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時に請求項1~6のいずれかの一つに記載のウェイクアップテスト方法を実現する、
コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、データ処理技術の分野に関し、特に、自動運転、インテリジェント交通技術の分野に関する。ウェイクアップテスト方法、装置、電子機器、及び読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術は、車両に搭載された音声ウェイクアップ機能を有する車載クライアントのウェイクアップ性能をテストする時、通常、テスターは車両においてテストを行う方式を使用して、ウェイクアップテストのコストが高く、テスト結果がテスター自身の原因の影響を受けて、テスト結果の精度が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は、ウェイクアップテストの精度を向上させ、ウェイクアップテストのコストを低減するために使用されるウェイクアップテスト方法、装置、電子機器、及び読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の第1の態様によれば、ウェイクアップテスト方法を提供し、複数のウェイクアップオーディオを取得するステップと、前記複数のウェイクアップオーディオを車両内で再生し、各ウェイクアップオーディオの再生中にノイズ環境を設置するステップと、前記車両中の少なくとも1つのテスト対象車載クライアントの異なるウェイクアップオーディオに対するウェイクアップ結果に基づいて、前記少なくとも1つのテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を取得するステップと、を含む。
【0005】
本開示の第2の態様によれば、ウェイクアップテスト装置を提供し、複数のウェイクアップオーディオを取得するための取得ユニットと、前記複数のウェイクアップオーディオを車両内で再生し、各ウェイクアップオーディオの再生中にノイズ環境を設置するための再生ユニットと、前記車両中の少なくとも1つのテスト対象車載クライアントの異なるウェイクアップオーディオに対するウェイクアップ結果に基づいて、前記少なくとも1つのテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を取得するための処理ユニットと、を含む。
【0006】
本開示の第3の態様によれば、電子機器を提供し、少なくとも一つのプロセッサと、前記少なくとも一つのプロセッサに通信接続されたメモリと、を含み、前記メモリに前記少なくとも一つのプロセッサにより実行可能な命令が記憶されており、前記命令が前記少なくとも一つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも一つのプロセッサが上記の方法を実行する。
【0007】
本開示の第4の態様によれば、コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ命令は、前記コンピュータに上記の方法を実行させる。
【0008】
本開示の第5の態様によれば、コンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時に上記の方法を実現する。
【0009】
上記の技術的解決策から分かるように、本開示車両でウェイクアップオーディオを再生する中に、ノイズ環境を設置する方式によって、車両が走行する時の異なるシナリオをリアルにシミュレーションすることができ、取得されたテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率の精度をさらに向上させ、関係者が実車テストを行う必要がないため、ウェイクアップテストのコストを低減することができる。
【0010】
本明細書で説明された内容は、本開示の実施例のキーまたは重要な特徴を特定することを意図しておらず、本開示の範囲を制限するためにも使用されないことを理解されたい。本開示の他の特徴は、以下の明細書を通じて容易に理解できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図面は、本出願をより良く理解するためのものであり、本出願を限定しない。
【
図4】本開示の実施例のウェイクアップテスト方法を実現するための電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面に基づいて、本出願の例示の実施例を説明する。理解を容易にするために、本出願の実施例の様々な詳細が含まれており、それらは単なる例示と見なされるべきである。従って、当業者は、本出願の範囲及び精神から逸脱することなく、本明細書に記載の実施形態に対して様々な変更及び修正を行うことができることを認識するはずである。同様に、簡明のために、以下の説明では、よく知られた機能と構造の説明は省略される。
【0013】
図1は本開示の第1の実施例に係る概略図である。
図1に示すように、本実施例のウェイクアップテスト方法は、具体的には、以下のようなステップを含むことができ、
S101、複数のウェイクアップオーディオを取得し、
S102、前記複数のウェイクアップオーディオを車両内で再生し、各ウェイクアップオーディオの再生中にノイズ環境を設置し、
S103、前記車両中の少なくとも1つのテスト対象車載クライアントの異なるウェイクアップオーディオに対するウェイクアップ結果に基づいて、前記少なくとも1つのテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を取得する。
【0014】
本実施例のウェイクアップテスト方法は、車両でウェイクアップオーディオを再生する中に、ノイズ環境を設置する方式によって、車両が走行する時の異なるシナリオをリアルにシミュレーションすることができ、取得されたテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率の精度をさらに向上させ、関係者が実車テストを行う必要がないため、ウェイクアップテストのコストを低減することができる。
【0015】
本実施例におけるウェイクアップテストを行う対象は車載クライアントであり、具体的には、車両に搭載される、音声ウェイクアップ機能を有するクライアントであり、本実施例におけるテスト対象車載クライアントは、車両自体の音声アシスタントのクライアントであってもよく、車両上のスマートバックミラー、ドライブレコーダなどの機器のクライアントであってもよい。
【0016】
本実施例においてS101を実行して取得された複数のウェイクアップオーディオは、具体的には、異なるウェイクアップワードに対応するオーディオデータであり、取得されたウェイクアップオーディオを使用して車両中のテスト対象クライアントをウェイクアップする。
【0017】
具体的には、本実施例においてS101を実行して取得された複数のウェイクアップオーディオは、以下のような方式で予め録音して取得し、静音環境で異なるウェイクアップワードに対応するオーディオデータを録音し、例えば、静音室または静かな会議室で、異なるテスターが異なるウェイクアップワードに対して送信したオーディオデータを録音し、録音されたオーディオデータを前処理した後、ウェイクアップオーディオを取得する。つまり、本実施例で取得されたウェイクアップオーディオは、関連するノイズをバインドしない。
【0018】
本実施例においてS101を実行して録音されたオーディオデータを前処理する時、使用できる選択可能な実現方式は、録音されたオーディオデータに対してバックグラウンドノイズ除去を行う。つまり、本実施例では車両で取得されたウェイクアップオーディオを再生する時、ウェイクアップオーディオが持っているノイズの干渉を回避し、ウェイクアップテストの精度を向上させることができる。
【0019】
本実施例においてS101を実行して録音されたオーディオデータを前処理する時、使用できる選択可能な実現方式は、録音されたオーディオデータの音響エネルギーを取得し、取得された音響エネルギーは、オーディオデータにおける人の声の大きさを表し、取得されたオーディオデータの音響エネルギーを予め設定された範囲に調整する。
【0020】
つまり、本実施例においてS101を実行して取得された複数のウェイクアップオーディオは、いずれも予め設定された範囲内の音響エネルギーを有し、すなわち異なるウェイクアップオーディオは、類似する音の大きさを有し、ウェイクアップオーディオが異なる音の大きさを有することによってウェイクアップテストの精度に影響を与える問題を回避する。
【0021】
理解できることは、本実施例においてS101を実行してオーディオデータを前処理する時、オーディオデータに対してバックグラウンドノイズ除去と音響エネルギー調整のこの2つの前処理方式を同時に行うことができる。
【0022】
本実施例においてS101を実行して複数のウェイクアップオーディオを取得した後、S102を実行して複数のウェイクアップオーディオを車両内で再生し、各ウェイクアップオーディオの再生中にノイズ環境を設置する。
【0023】
本実施例においてS102を実行して複数のウェイクアップオーディオを車両内で再生する時、使用できる選択可能な実現方式は、車両の予め設定された位置にある擬似口によって、複数のウェイクアップオーディオを再生する。
【0024】
その中、本実施例における擬似口のある予め設定された位置は、車両内の運転者の位置であってもよく、車両内の乗客の位置であってもよく、本実施例においてS102を実行して擬似口でウェイクアップオーディオを再生することによって、ウェイクアップオーディオの再生効果が実際の人間の口の会話効果により近くなり、実際のシナリオで運転者または乗客が発する音により近くなることができる。
【0025】
本実施例においてS102を実行して各ウェイクアップオーディオの再生中に設置されたノイズ環境は、エアコンの大きさ、音楽の再生と一時停止、車両走行時のノイズ、他の人の声などノイズ環境のうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0026】
本実施例においてS102を実行して各ウェイクアップオーディオの再生中にノイズ環境を設置する時、車両内の対応するインターフェースを呼び出して、車内のエアコンのオン、オフ、大きさ調整などを制御するか、または車内のオーディオのオン、オフなどを制御することによって、異なるノイズ環境を設置することができる。
【0027】
具体的には、本実施例においてS102を実行して各ウェイクアップオーディオの再生中にノイズ環境を設置する時、使用できる選択可能な実現方式は、各ウェイクアップオーディオの再生中に同じノイズ環境を設置する。
【0028】
つまり、本実施例は、異なるウェイクアップオーディオを再生する時に同じノイズ環境を設置する方式によって、ノイズ環境の違いによるウェイクアップテストへの影響を回避することができ、ウェイクアップテストを行う時の精度をさらに向上させることができる。
【0029】
本実施例においてS102を実行して複数のウェイクアップオーディオを車両内で再生し、各ウェイクアップオーディオの再生中にノイズ環境を設置した後、S103を実行して車両中の少なくとも1つのテスト対象車載クライアントの異なるウェイクアップオーディオに対するウェイクアップ結果に基づいて、少なくとも1つのテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を取得する。
【0030】
本実施例のテスト対象車載クライアントは、受信されたウェイクアップオーディオに基づいてウェイクアップ結果を生成し、生成されたウェイクアップ結果は、ウェイクアップ成功とウェイクアップ失敗とのうちの1つを含む。
【0031】
本実施例の少なくとも1つのテスト対象車載クライアントは、スマートバックミラー、ドライブレコーダ、車載音声アシスタントなどの車両に搭載された異なる機器のクライアントであってもよく、異なるバージョンの車載音声アシスタントなどの車両に搭載された同一の機器の異なるバージョンのクライアントであってもよい。つまり、本実施例は、異なる機器間のウェイクアップ比較テストを実現することができ、同一の機器の異なるバージョン間のウェイクアップ比較テストを実現することもできる。
【0032】
本実施例ではS103を実行して車両中の少なくとも1つのテスト対象車載クライアントの異なるウェイクアップオーディオに対するウェイクアップ結果に基づいて、少なくとも1つのテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を取得する時、使用できる選択可能な実現方式は、各テスト対象車載クライアントについて、当該テスト対象車載クライアントが複数のウェイクアップオーディオを処理する時のウェイクアップ成功回数とウェイクアップ総回数との間の比率を、当該テスト対象車載クライアントのウェイクアップ率とする。
【0033】
本実施例ではS103を実行して少なくとも1つのテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を取得した後、複数のテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を比較するステップと、比較結果に基づいて、各テスト対象車載クライアントのウェイクアップ性能を決定するステップと、をさらに含むことができる。
【0034】
その中、本実施例ではS103を実行して複数のテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を比較する時、ウェイクアップ率の高いものから低いものへの順序に従って、各テスト対象車載クライアントをソートし、ソート結果を各テスト対象車載クライアントのウェイクアップ性能とし、ソート結果の値が小さいほど、テスト対象車載クライアントのウェイクアップ性能が強いことを示すことができる。
【0035】
本実施例ではS103を実行して複数のテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を比較する時、複数のテスト対象車載クライアントから1つのテスト対象車載クライアントを比較対象として選択し、他のテスト対象車載クライアントと当該比較対象のウェイクアップ率との間の差を計算し、計算された差を各テスト対象車載クライアントのウェイクアップ性能とすることもできる。
【0036】
異なるテスト対象車載クライアントのウェイクアップテストを行う時に使用されるのは、同じウェイクアップオーディオであるため、本実施例は異なるテスト対象車載クライアントで比較を行う精度をさらに向上させることができる。
【0037】
図2は本開示の第2の実施例に係る概略図である。
図2は本実施例のウェイクアップテストを行う時のフローチャートである。静音環境でウェイクアップオーディオを録音し、録音されたウェイクアップオーディオに対してバックグラウンドノイズ除去と正規化(すなわちウェイクアップオーディオの音響エネルギーを予め設定された範囲に調整する)を行った後、すなわち実車テストを開始し、テストスクリプトを起動し、擬似口を使用してウェイクアップオーディオを再生し、ノイズ環境を設置し、ウェイクアップ結果を収集することを含む操作を実行し、当該ラウンドのテストが終了した後にテストデータの統計を行い、すなわちウェイクアップ結果に基づいてウェイクアップ率を取得し、他のテストグループ(すなわち他のテスト対象車載クライアント)がまだある場合、他のテストグループがないまで、テストスクリプトを起動するステップを実行してテストを行い、最後に異なるテストグループのテスト結果を比較して、さらなる結論(例えば、ウェイクアップ性能)を取得する。
【0038】
図3は本開示の第3の実施例に係る概略図である。
図3に示すように、本実施例のウェイクアップテスト装置300は、具体的には、取得ユニット301と、再生ユニット302と、処理ユニット303を含むことができ、
取得ユニット301は、複数のウェイクアップオーディオを取得するために用いられ、
再生ユニット302は、前記複数のウェイクアップオーディオを車両内で再生し、各ウェイクアップオーディオの再生中にノイズ環境を設置するために用いられ、
処理ユニット303は、前記車両中の少なくとも1つのテスト対象車載クライアントの異なるウェイクアップオーディオに対するウェイクアップ結果に基づいて、前記少なくとも1つのテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を取得するために用いられる。
【0039】
取得ユニット301によって取得された複数のウェイクアップオーディオは、具体的には、異なるウェイクアップワードに対応するオーディオデータであり、取得されたウェイクアップオーディオを使用して車両中のテスト対象クライアントをウェイクアップする。
【0040】
本実施例のウェイクアップテスト装置300は、録音ユニット304をさらに含むことができ、前記録音ユニット304は、以下のような方式で複数のウェイクアップオーディオを予め録音して取得し、静音環境で異なるウェイクアップワードに対応するオーディオデータを録音し、録音されたオーディオデータを前処理した後、ウェイクアップオーディオを取得する。つまり、録音ユニット304によって取得されたウェイクアップオーディオは、関連するノイズをバインドしない。
【0041】
録音ユニット304は、録音されたオーディオデータを前処理する時、使用できる選択可能な実現方式は、録音されたオーディオデータに対してバックグラウンドノイズ除去を行う。
【0042】
録音ユニット304は、録音されたオーディオデータを前処理する時、使用できる選択可能な実現方式は、録音されたオーディオデータの音響エネルギーを取得し、取得されたオーディオデータの音響エネルギーを予め設定された範囲に調整する。
【0043】
理解できることは、録音ユニット304は、オーディオデータを前処理する時、オーディオデータに対してバックグラウンドノイズ除去と音響エネルギー調整のこの2つの前処理方式を同時に行うことができる。
【0044】
本実施例では、取得ユニット301が複数のウェイクアップオーディオを取得した後、再生ユニット302が複数のウェイクアップオーディオを車両内で再生し、各ウェイクアップオーディオの再生中にノイズ環境を設置する。
【0045】
再生ユニット302は、複数のウェイクアップオーディオを車両内で再生する時、使用できる選択可能な実現方式は、車両の予め設定された位置にある擬似口によって、複数のウェイクアップオーディオを再生する。
【0046】
その中、本実施例における擬似口のある予め設定された位置は、車両内の運転者の位置であってもよく、車両内の乗客の位置であってもよく、再生ユニット302は、擬似口でウェイクアップオーディオを再生することによって、ウェイクアップオーディオの再生効果が実際の人間の口の会話効果により近くなり、実際のシナリオで運転者または乗客が発する音により近くなることができる。
【0047】
再生ユニット302が各ウェイクアップオーディオの再生中に設置されたノイズ環境は、エアコンの大きさ、音楽の再生と一時停止、車両走行時のノイズ、他の人の声などノイズ環境のうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0048】
再生ユニット302が各ウェイクアップオーディオの再生中にノイズ環境を設置する時、車両内の対応するインターフェースを呼び出して、車内のエアコンのオン、オフ、大きさ調整などを制御するか、または車内のオーディオのオン、オフなどを制御することによって、異なるノイズ環境を設置することができる。
【0049】
具体的には、再生ユニット302が各ウェイクアップオーディオの再生中にノイズ環境を設置する時、使用できる選択可能な実現方式は、各ウェイクアップオーディオの再生中に同じノイズ環境を設置する。
【0050】
つまり、再生ユニット302は、異なるウェイクアップオーディオを再生する時に同じノイズ環境を設置する方式によって、ノイズ環境の違いによるウェイクアップテストへの影響を回避することができ、ウェイクアップテストを行う時の精度をさらに向上させることができる。
【0051】
本実施例では、再生ユニット302が複数のウェイクアップオーディオを車両内で再生し、各ウェイクアップオーディオの再生中にノイズ環境を設置した後、処理ユニット303が車両中の少なくとも1つのテスト対象車載クライアントの異なるウェイクアップオーディオに対するウェイクアップ結果に基づいて、少なくとも1つのテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を取得する。
【0052】
処理ユニット303が車両中の少なくとも1つのテスト対象車載クライアントの異なるウェイクアップオーディオに対するウェイクアップ結果に基づいて、少なくとも1つのテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を取得する時、使用できる選択可能な実現方式は、各テスト対象車載クライアントについて、当該テスト対象車載クライアントが複数のウェイクアップオーディオを処理する時のウェイクアップ成功回数とウェイクアップ総回数との間の比率を、当該テスト対象車載クライアントのウェイクアップ率とする。
【0053】
本実施例のウェイクアップテスト装置300は、比較ユニット305をさらに含むことができ、比較ユニット305は、処理ユニット303が少なくとも1つのテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を取得した後、複数のテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を比較し、比較結果に基づいて、各テスト対象車載クライアントのウェイクアップ性能を決定するために用いられる。
【0054】
その中、比較ユニット305が複数のテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を比較する時、ウェイクアップ率の高いものから低いものへの順序に従って、各テスト対象車載クライアントをソートし、ソート結果を各テスト対象車載クライアントのウェイクアップ性能とし、ソート結果の値が小さいほど、テスト対象車載クライアントのウェイクアップ性能が強いことを示すことができる。
【0055】
比較ユニット305が複数のテスト対象車載クライアントのウェイクアップ率を比較する時、複数のテスト対象車載クライアントから1つのテスト対象車載クライアントを比較対象として選択し、他のテスト対象車載クライアントと当該比較対象のウェイクアップ率との間の差を計算し、計算された差を各テスト対象車載クライアントのウェイクアップ性能とすることもできる。
【0056】
異なるテスト対象車載クライアントのウェイクアップテストを行う時に使用されるのは、同じウェイクアップオーディオであるため、比較ユニット305が異なるテスト対象車載クライアントで比較を行う精度をさらに向上させることができる。
【0057】
本開示の実施例によれば、本開示は、電子機器、読み取り可能な記憶媒体、及びコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0058】
図4に示すように、本開示の実施例に係るウェイクアップテスト方法の電子機器のブロック図である。電子機器は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、携帯情報端末、サーバ、ブレードサーバ、大型コンピュータ、及び他の適切なコンピュータなどの様々な形式のデジタルコンピュータを表すことを目的とする。電子機器は、パーソナルデジタル処理、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、他の同様の計算デバイスなどの様々な形式のモバイルデバイスを表すこともできる。本明細書で示されるコンポーネント、それらの接続と関係、及びそれらの機能は単なる例であり、本明細書の説明及び/又は要求される本開示の実現を制限することを意図したものではない。
【0059】
図4に示すように、機器400は計算ユニット401を含み、計算ユニット401は、読み取り専用メモリ(ROM)402に記憶されているコンピュータプログラムまたは記憶ユニット408からランダムアクセスメモリ(RAM)403にロードされたコンピュータプログラムに基づいて、様々な適切な動作と処理を実行することができる。RAM403には、機器400が動作するに必要な様々なプログラムとデータも記憶することができる。計算ユニット401、ROM402、およびRAM403は、バス504を介してお互いに接続される。入出力(I/O)インターフェース405もバス504に接続される。
【0060】
機器400内の複数のコンポーネントは、I/Oインターフェース405に接続されており、キーボード、マウスなどの入力ユニット406と、様々なタイプのディスプレイ、スピーカなどの出力ユニット407と、ディスク、光ディスクなどの記憶ユニット408と、およびネットワークカード、モデム、無線通信トランシーバなどの通信ユニット409と、を含む。通信ユニット409は、機器400が、インターネットなどのコンピュータネットワーク、および/または様々な電気通信ネットワークを介して他の機器と情報/データを交換することを可能にする。
【0061】
計算ユニット401は、様々な処理と計算能力を備える汎用および/または専用の処理コンポーネントである。計算ユニット401のいくつかの例は、中央処理装置(CPU)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、様々な専用の人工知能(AI)計算チップ、様々な機械学習モデルアルゴリズムを実行する計算ユニット、デジタル信号プロセッサ(DSP)、および任意の適切なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラなどを含むが、これらに限定されない。計算ユニット401は、ウェイクアップテスト方法などの上記の様々な方法と処理を実行する。例えば、いくつかの実施例では、ウェイクアップテスト方法は、記憶ユニット408などの機械読み取り可能な媒体に有形的に含まれるコンピュータソフトウェアプログラムとして実現することができる。
【0062】
いくつかの実施例では、コンピュータプログラムの一部または全部は、ROM402および/または通信ユニット409を介して機器400にロードおよび/またはインストールされる。コンピュータプログラムがRAM403にロードされて計算ユニット401によって実行される場合、上記のウェイクアップテスト方法の一つまたは複数のステップを実行することができる。代替的に、他の実施例では、計算ユニット401は、他の任意の適切な方式(例えば、ファームウェアによって)を介してウェイクアップテスト方法を実行するように構成されることができる。
【0063】
本明細書で説明されるシステムと技術の様々な実施方式は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップシステム(SOC)、ロードプログラマブルロジックデバイス(CPLD)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせで実現することができる。これらの様々な実施方式は、一つ又は複数のコンピュータプログラムで実施されることを含むことができ、当該一つ又は複数のコンピュータプログラムは、少なくとも一つのプログラマブルプロセッサを含むプログラム可能なシステムで実行及び/又は解釈されることができ、当該プログラマブルプロセッサは、特定用途向け又は汎用プログラマブルプロセッサであってもよく、ストレージシステム、少なくとも一つの入力装置、及び少なくとも一つの出力装置からデータ及び命令を受信し、データ及び命令を当該ストレージシステム、当該少なくとも一つの入力装置、及び当該少なくとも一つの出力装置に伝送することができる。
【0064】
本開示の方法を実施するためのプログラムコードは、一つまたは複数のプログラミング言語の任意の組み合わせを使用して作成することができる。これらのプログラムコードは、プログラムコードがプロセッサまたはコントローラによって実行される時にフローチャートおよび/またはブロック図に規定された機能/動作が実施されるように、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはコントローラに提供することができる。プログラムコードは、完全に機械上で実行されたり、部分的に機械上で実行されたり、独立したソフトウェアパッケージとして部分的に機械上で実行され、部分的にリモート機械上実行されたり、または完全にリモート機械またはサーバ上で実行されたりすることができる。
【0065】
本開示の文脈において、機械読み取り可能な媒体は、命令実行システム、装置、または機器の使用、または命令実行システム、装置または機器と組み合わせて使用するプログラムを含むか、または記憶することができる有形の媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、機械読み取り可能な信号媒体または機械読み取り可能な記憶媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線、または半導体システム、装置または機器、または上記の内容の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。機械読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、一つまたは複数のワイヤに基づく電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM またはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、または上記の内容の任意の適切な組み合わせを含む。
【0066】
ユーザとのインタラクションを提供するために、コンピュータ上でここで説明されているシステム及び技術を実施することができ、当該コンピュータは、ユーザに情報を表示するためのディスプレイ装置(例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、キーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウス又はトラックボール)とを有し、ユーザは、当該キーボード及び当該ポインティングデバイスによって入力をコンピュータに提供することができる。他の種類の装置は、ユーザとのインタラクションを提供するために用いられることもでき、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形式のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよく、任意の形式(音響入力と、音声入力と、触覚入力とを含む)でユーザからの入力を受信することができる。
【0067】
ここで説明されるシステム及び技術は、バックエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバとする)、又はミドルウェアコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバー)、又はフロントエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、グラフィカルユーザインタフェース又はウェブブラウザを有するユーザコンピュータ、ユーザは、当該グラフィカルユーザインタフェース又は当該ウェブブラウザによってここで説明されるシステム及び技術の実施方式とインタラクションする)、又はこのようなバックエンドコンポーネントと、ミドルウェアコンポーネントと、フロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを含むコンピューティングシステムで実施することができる。任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によってシステムのコンポーネントを相互に接続されることができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)と、ワイドエリアネットワーク(WAN)と、インターネットと、ブロックチェーンネットワークと、を含む。
【0068】
コンピュータシステムは、クライアントとサーバとを含むことができる。クライアントとサーバは、一般に、互いに離れており、通常に通信ネットワークを介してインタラクションする。対応するコンピュータ上で実行され、互いにクライアント-サーバ関係を有するコンピュータプログラムによってクライアントとサーバとの関係が生成される。サーバは、クラウドサーバであってもよく、クラウド計算またはクラウドホストとも呼ばれ、クラウド計算サービスシステムの中の一つのホスト製品であり、従来の物理ホストとVPSサーバ(Virtual Private Server、またはVPSと呼ぶ)に、存在する管理困難度が高く、業務拡張性が弱い欠陥を解決する。サーバは、分散システムのサーバであってもよく、またはブロックチェーンを組み合わせるサーバであってもよい。
【0069】
上記に示される様々な形式のフローを使用して、ステップを並べ替え、追加、又は削除することができることを理解されたい。例えば、本開示に記載されている各ステップは、並列に実行されてもよいし、順次的に実行されてもよいし、異なる順序で実行されてもよいが、本開示で開示されている技術案が所望の結果を実現することができれば、本明細書では限定されない。
【0070】
上記の具体的な実施方式は、本開示に対する保護範囲の制限を構成するものではない。当業者は、設計要求と他の要因に基づいて、様々な修正、組み合わせ、サブコンビネーション、及び代替を行うことができる。任意の本開示の精神と原則内で行われる修正、同等の置換、及び改善などは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれなければならない。
【手続補正書】
【提出日】2022-04-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0059】
図4に示すように、機器400は計算ユニット401を含み、計算ユニット401は、読み取り専用メモリ(ROM)402に記憶されているコンピュータプログラムまたは記憶ユニット408からランダムアクセスメモリ(RAM)403にロードされたコンピュータプログラムに基づいて、様々な適切な動作と処理を実行することができる。RAM403には、機器400が動作するに必要な様々なプログラムとデータも記憶することができる。計算ユニット401、ROM402、およびRAM403は、バス
404を介してお互いに接続される。入出力(I/O)インターフェース405もバス
404に接続される。